JP2011525969A - 通信システムにおける方法および構成 - Google Patents

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Abstract

信号の伝播遅延の値をそれぞれ送信、取得する基地局、ユーザ機器、位置決定ノードにおける方法および構成。信号はユーザ機器から基地局へ送信される。基地局およびユーザ機器は無線通信システム内に含まれる。また、基地局およびユーザ機器は無線信号を交換するものとされる。この方法は、ユーザ機器から送信された信号を受信するステップを特徴とする。この方法は、受信した信号の信号伝播遅延の値を測定するステップをさらに特徴とする。さらに、この方法は、測定した値を、ユーザ機器へ、および/または無線通信システム内に含まれた位置決定ノードへ送信するステップを特徴とする。

Description

本発明は、基地局における方法および構成、ユーザ機器における方法および構成、および/または位置決定ノードにおける方法および構成に関する。より具体的には、本発明は、信号伝播遅延値を得る機構に関する。
現在、標準化され、商業的に展開された無線アクセス技術が急増している。このような無線アクセス技術としては、GSM(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)、GPRS(General Packet Radio System)、WCDMA(Wide-band Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)システム、WLAN(Wireless Local Area Networks)、CDMA2000などが挙げられる。
上記またはその他の技術を含む通信システムにおける位置決定は、多種多様な方法で行うことができる。典型的な手法は、位置決定の要求を提供することである。位置決定情報がすでに使用可能でなければ、何らかの測定を行い、実際の位置決定を責務とするノードに位置決定データを報告することができる。
フィンガプリント位置決定アルゴリズムは、無線アクセスネットワークをカバーする細かい座標グリッドのポイントごとに無線フィンガプリントを作成することによって作用する。フィンガプリントは、例えば、グリッドポイントごとに端末が検出するセルIDや、グリッドポイントごとに端末が行う複数の無線基地局に対する量子行路損失や信号強度測定値を含んだものとすることができる。
位置要求が到着すればいつでも、最初に、測定が必要な様々なパラメータに基づいて無線フィンガプリントが計算される。その後、対応するグリッドポイントが検索され、報告される。これには、ポイントが一意であることが必要である。この手法の主な問題は、フィンガプリントデータベースを作成するには大規模な調査を行う必要があることである。一般的に、追加パラメータ測定および追加シグナリングを行わなければならない。
したがって、既存の位置決定方法の問題は、測定およびシグナリングに無線リソースをそれほど多く費やさずに、一意の無線フィンガプリントを生成することである。一般的に、追加パラメータ測定および追加シグナリングは全体的システム負荷に影響を及ぼすため、容量が低下する。
したがって、既存の位置決定方法の問題は、調査に無線リソースをそれほど多く費やさずに、一意の無線フィンガプリントを生成することである。
したがって、本発明の課題は、改善された測定機構を通信システムに提供することである。
第1の観点によれば、課題は、信号の伝播遅延の値を送信する基地局における方法によって達成される。信号はユーザ機器から基地局へ送信される。ユーザ機器は位置点に関連している。基地局およびユーザ機器は無線通信システム内に含まれる。また、基地局およびユーザ機器は無線信号を交換するものとされる。基地局がユーザ機器から信号を受信すると、受信した信号の信号伝播遅延の値が測定される。測定した値は、ユーザ機器へ、および/または無線通信システム内に含まれた位置決定ノードへ送信される。
また、第2の観点によれば、課題は基地局における構成によって達成される。この構成は、信号の伝播遅延の値をシグナリングする構成とされる。信号はユーザ機器から基地局へ送信される。ユーザ機器は位置点に関連している。基地局およびユーザ機器は無線通信システム内に含まれる。また、基地局およびユーザ機器は無線信号を交換するものとされる。この構成は、受信部と、測定部と送信部とを備える。受信部は、信号を受信するものとされ、測定部は、受信した信号の信号伝播遅延の値を測定するものとされる。測定した値は、ユーザ機器へ、および/または無線通信システム内に含まれた位置決定ノードへ、それに応じた送信部によって送信される。
第3の観点によれば、課題は、信号の伝播遅延の値を取得するユーザ機器における方法によって達成される。信号は基地局へ送信される。ユーザ機器は位置点に関連している。さらに、ユーザ機器および基地局は無線通信システム内に含まれる。ユーザ機器および基地局は無線信号を交換するものとされる。ユーザ機器は基地局へ信号を送信し、送信した信号の信号伝播遅延の値を受信する。
また、第4の観点によれば、課題はユーザ機器における構成によって達成される。この構成は、基地局へ送信された信号の伝播遅延の値を取得する構成とされる。ユーザ機器は位置点に関連している。ユーザ機器および基地局は無線通信システム内に含まれる。ユーザ機器および基地局は無線信号を交換するものとされる。この構成は、送信部と受信部とを備える。送信部は、基地局へ信号を送信するものとされ、受信部は、送信した信号の信号伝播遅延の値を受信するものとされる。
第5の観点によれば、課題は、信号の伝播遅延の値を取得する位置決定ノードにおける方法によって達成される。信号はユーザ機器から基地局へ送信される。ユーザ機器は位置点に関連している。ユーザ機器、基地局、位置決定ノードは無線通信システム内に含まれる。また、ユーザ機器、基地局、位置決定ノードは無線信号を交換するものとされる。送信された信号の信号伝播遅延の値は基地局から受信される。
また、第6の観点によれば、課題は位置決定ノードにおける構成によって達成される。この構成は、信号の伝播遅延の値を取得する構成とされる。信号はユーザ機器から基地局へ送信される。ユーザ機器は位置点に関連している。ユーザ機器、基地局、位置決定ノードは無線通信システム内に含まれる。また、ユーザ機器、基地局、位置決定ノードは無線信号を交換するものとされる。この構成は受信部を特徴とする。受信部は、送信した信号の信号伝播遅延の値を受信するものとされる。
ユーザ機器の位置点について測定される、本方法による信号伝播時間の測定、および本解決手段のいずれかによって行った測定の送信のおかげで、関係するオーバヘッドシグナリングを削減しつつ、適切で一意の無線フィンガプリントを生成できる。そのため、無線通信システムにおいて改善された測定機構が提供される。
本解決手段の効果の1つは、ユーザ機器が、フィンガプリント位置決定に基づいて、ユーザ機器の位置を精度良く決定できることである。
本解決手段の別の効果は、シグナリングオーバヘッドを削減しつつ、ユーザ機器および位置決定ノードに対して片道伝播遅延の報告ができることである。
本解決手段のさらに別の効果は、ネットワークベースのフィンガプリント位置決定で、ユーザ機器の位置を精度良く決定できることである。
ここで、同封の図面に関して、より詳細に本発明を説明する。
いくつかの実施形態に係る無線通信システムを示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態に係る無線通信システムを示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態に係る基地局の構成要素例を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態に係るユーザ機器の構成要素例を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態に係るユーザ機器を示す概略ブロック図である。ユーザ機器はセルラ電話として実施されている。 いくつかの実施形態に係る無線信号送信を示す、シグナリングおよびフローチャートを組み合せたものである。 いくつかの実施形態に係る基地局における本方法の一実施形態を示す概略フローチャートである。 いくつかの実施形態に係る基地局における一構成を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態に係るユーザ機器における本方法の一実施形態を示す概略フローチャートである。 いくつかの実施形態に係るユーザ機器における一構成を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態に係る位置決定ノードにおける本方法の一実施形態を示す概略フローチャートである。 いくつかの実施形態に係る位置決定ノードにおける一構成を示す概略ブロック図である。
本方法は、基地局における方法および構成、ユーザ機器における方法および構成、位置決定ノードにおける方法および構成として定められるものであり、以下説明する実施形態において実現できる。しかしながら、本発明は多種多様な形態でも実現可能であり、ここに記載の実施形態に限定されるものと考えるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的で完全なものとなり、当業者に本発明の範囲を完全に理解してもらえるよう提供するのである。
その他の本発明の課題および特徴も、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて考慮すれば明らかとなろう。しかしながら、図面は例示のみを目的として描いたものであり、本発明の範囲を記載したものではなく、本発明の範囲については添付の特許請求の範囲を参照すべきである、ということを理解されたい。また、図面は、寸法どおりである旨の表記がない限り、必ずしも寸法どおりに描いたものではなく、単に、ここで説明する構造や手続きを概念的に示すことを意図したものである、ということを理解されたい。
図1は、いくつかの実施形態に係る無線通信システム例100を示す概略ブロック図である。無線通信システム100は、1または複数の第1ノード110と、1または複数の第2ノード120、130と、ネットワーク135とを含む。無線通信システム100は、選択的に、ネットワーク135に接続された位置決定ノード140および地理情報システム(GIS:Geographic Information System)サーバ150を含んだものとすることもできる。
図1に示す構成要素の数は純粋に例示的なものであると了解されよう。他にも、構成要素を多くした構成、構成要素を少なくした構成、構成要素を異なるものとした構成を実施することができる。さらに、実施形態によっては、図1の1または2以上の構成要素が、図1の1または2以上の他の構成要素によって行われるものとして説明するタスクを行うこともできる。
第1ノード110は、例えば使用する無線アクセス技術および用語に応じて、例えば基地局、アクセスポイント、NodeB、発展型NodeB(eNodeB)、および/または基地送受信局、アクセスポイント基地局、基地局ルータなどということがある。以降の説明では、本方法および構成の理解を容易にするために、「基地局」という用語を第1ノード110に使用する。図1では、第1ノード110を、基地局110−1、110−2、110−3、110−4、110−5、……、110−nで表す。
第2ノード120、130は、例えばユーザ機器、無線通信端末、移動セルラ電話、パーソナルコミュニケーションシステム端末、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、ラップトップ、コンピュータ、または、ネットワーク135内の基地局110との無線通信が可能な無線リソースを管理できる他種の装置で表せる。パーソナルコミュニケーションシステム端末は、データ処理機能、ファクシミリ機能、データ通信機能をセルラ無線電話に組み合わせることができる。PDAは、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセスデバイス、ウェブブラウザ、オーガナイザ、カレンダおよび/または全地球測位システム(GPS:global positioning system)レシーバを含むことができる。第2ノード120、130の1または2以上の例は「普及計算(pervasive computing)」デバイスといえる。いくつかの実施形態では、第2ノード120、130は、公共交換電話網に接続された電話で表せる。しかしながら、以降の説明では、本方法および構成の理解を容易にするために、一貫して「ユーザ機器」という用語を第2ノード120、130に使用する。図1では、第2ノード120、130は、第1ユーザ機器120と第2ユーザ機器130とで表す。第1ユーザ機器120は、無線通信システム100におけるネットワーク135を介して、第2ユーザ機器130や図示していない他の装置など、その他の装置と通信できる。
一実施形態では、第1ユーザ機器120は、第1ユーザ機器120と第2ユーザ機器130との間の中間装置として動作する1または2以上の他のノードを介して第2ユーザ機器130と通信できる。例えば、図1に示すように、基地局110−1は、無線基地局機能を備えたものとすることが可能で、ネットワーク135の中間構成要素としておいて、ユーザ機器120、130と、例えば位置決定ノード140やGISサーバ150との間のエンドツーエンド通信を容易にするために使用することができる。追加基地局110−2〜110−Nをネットワーク135に含むこともできる。
基地局110−1〜110−nは、それぞれのユーザ機器120、130とインタフェースできる。例えば基地局110−1が、それぞれの無線リンクを介して第1ユーザ機器120とインタフェースし、とりわけ、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)および無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)の機能を行うことができる。
位置決定ノード140は、無線通信システム100におけるユーザ機器120、130の位置を決定できる。位置決定ノード140は、例えばE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)および/またはIRAT(Inter-Radio Access Technology)測定データから得られた無線フィンガプリントを記憶する無線フィンガプリントデータベース160に関連されることができる。データベース160は、位置決定ノード140の内部にあるものとすることも、外部にあるものとすることも可能であり、実施形態によっては、位置決定ノード140にリモート接続したものとすることもできる。E−UTRANおよび/またはIRAT測定データは、例えばGPS地理位置データなど、E−UTRANおよび/またはIRAT測定が行われた地理位置と同じ位置で得られた精密な地理位置データと併せて、位置決定ノード140に提供できる。また、位置決定ノード140は、同一または同様の無線フィンガプリントを有するクラスタに精密な地理位置データを編成できる。位置決定ノード140は、さらに、各クラス他のクラスタ境界を決定し、無線フィンガプリントに関連したクラスタ境界情報と精密な地理位置データを無線フィンガプリントデータベース160に記憶できる。位置決定ノード140は、第1ユーザ機器120および/または第2ユーザ機器130からE−UTRANおよび/またはIRAT無線フィンガプリント測定データを続いて受信し、無線フィンガプリントデータベース160の検索を行い、受信したE−UTRANおよび/またはIRAT無線フィンガプリント測定データと整合するデータベース160に記憶された無線フィンガプリントを識別し、整合した無線フィンガプリントに対応するデータベース160に記憶された精密な地理位置を取り出すことができる。あるいは、関連するクラスタ境界情報を取り出す。位置決定ノード140は、この地理位置を、無線フィンガプリント測定データを送信したユーザ機器120、130へ、または例えば緊急コールセンタや警察コールセンタなどの他の宛先へ提供できる。
GISサーバ150は、地理マッピングサービスや関連マッピングサービスを提供する1または2以上のサーバ体を備えることができる。GISサーバ150は、位置決定ノード140またはユーザ機器120、130から、ユーザ機器120、130に関する地理位置データを受信し、受信した地理位置データを物理座標または物理アドレスにマッピングしたり、地理位置データに関する他のマッピング関連サービスを行ったりすることができる。
ネットワーク135は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network)やPLMN(Public Land Mobile Network)などの電話網、衛星ネットワーク、イントラネット、インターネットなど、または以上のネットワークやその他のネットワークの組合せを含む、いかなる種類のネットワークでも、1または2以上含むことができる。PLMNは、例えばGPRS(General Packet Radio Service)、CDPD(Cellular Digital Packet Data)、モバイルIPネットワークなどのパケット交換サブネットワークをさらに含むことができる。
無線通信システム100内の無線通信に使用する無線アクセス技術は、例えばCDMA(Code division multiple access)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、HSDPA(High Speed Downlink Packet Data Access)、HDR(High Data Rate)などの技術を含むことができるが、単にいくつかの例を挙げただけである。
ここで使用するように、無線通信システム100は、本発明の教示から逸脱することなく、様々な無線アクセス技術を参照できる。これらの無線アクセス技術は、例えば、LTE、EDGE、GPRS、GSM、HSPA、UMTSなどの無線アクセス技術、および/または、WiFi(Wireless Fidelity)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、BluetoothなどのWLANを含み、あるいはその他のいかなる無線通信規格にしたがったものであってもよい。
図2は、図1の無線通信システム100の一例を示しており、無線通信システム100はPLMNを含んでいる。PLMNは、LTEシステムアーキテクチャを実装可能である。図2に示すように、ユーザ機器120、130は、PLMNを介して互いに通信しているセルラ無線電話を含むことができる。PLMNは、複数の基地局110−1〜110−Nおよびその関連アンテナアレイと、1または2以上のゲートウェイ210とを含むことができる。ゲートウェイ210は、システム100のパケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)220にさらに接続できる。PDN220は、選択的な位置決定ノード140および選択的なGISサーバ150にさらに接続できる。PDN220は、例えばインターネットなど、いかなる種類のパケット交換ネットワークも含むことができる。
基地局110−1〜110−Nは、それぞれのユーザ機器120、130とインタフェースできる。例えば、基地局110−1が、それぞれの無線リンクを介してユーザ機器120とインタフェースし、とりわけ、媒体アクセス制御(MAC)および無線リンク制御(RLC)の機能を行うことができる。例えば、基地局110−1は、第1ユーザ機器120からデータ信号を受信し、これらのデータ信号をゲートウェイ210に転送できる。ゲートウェイ210は、それぞれの基地局110から受信したデータ信号を、別の基地局110へ、またはPDN220を介して位置決定ノード140やGISサーバ150へルーティングできる。ゲートウェイ210は、さらに、位置決定ノード140やGISサーバ150から受信したデータ信号を、宛先ユーザ機器120、130に関連したそれぞれの基地局110−1〜110−Nへルーティングできる。図2では位置決定ノード140がPDN220によってPLMNに接続されるように示してあるが、他の実施形態では、位置決定ノード140をPLMNの構成要素として、PLMNに内的に接続させ、PDN220を横切るメッセージングが必要ないものとすることもできる。
図3は、基地局110−1の一実施形態例を示している。基地局110−2〜110−Nは同様に構成可能である。また、選択的な位置決定ノード140および選択的なGISサーバ150も同様に構成可能であるが、位置決定ノード140およびGISサーバ150は、いくつかの実施形態によって、送受信部305を備えていないものとすることができる。基地局110−1は、例えば送受信部305と、処理部310と、記憶部315と、インタフェース320と、バス325とを備えることができる。さらに、基地局110は、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を測定して取得する構成を備えることが可能であり、後に図7を参照しながら詳細に説明する。
送受信部305は、1または2以上のアンテナを介して無線周波数信号を使用してシンボルシーケンスの送信および/または受信を行う送受信回路を備えることができる。1または2以上のアンテナは、単一アンテナまたはアンテナアレイを備えることが可能であり、指向性および/または無指向性アンテナを備えることが可能である。加えて、送受信部305は、例えば、基地局110−1におけるE−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)ダウンリンク参照信号送(DLRS:Downlink Reference Signal transmit)電力の測定など、1または2以上の多種多様なE−UTRAN無線フィンガプリント測定を行うことができる測定回路を備えることができる。
処理部310は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、または命令の解釈および実行が可能な処理回路を含むことができる。さらに、処理部310は、基地局110−1に対する全データ処理機能を行うこともできる。記憶部315は、処理部310がデバイス処理機能を行う際に使用するデータおよび命令の永久的、順永久的、または一時的にはたらくストレージを提供できる。また、記憶部315は、プロセッサレジスタ、キャッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)などの1次ストレージメモリユニットとすることができる。しかしながら、記憶部315は、実施形態によっては、読出専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、ハードディスクドライブなどの2次メモリユニットとすることもできる。しかしながら、記憶部315は、実施形態によっては、オフラインストレージメモリユニット、フラッシュメモリ、USBメモリ、メモリカードなどとすることもできる。さらに、記憶部315は、実施形態によっては、NAS(Network-attached storage)とすることも可能であり、実際、などの他の適切な媒体、および/または光記録媒体およびその対応のドライブ、または他のディスク、テープ、または機械読出可能データを保持できる媒体とすることが可能である。
インタフェース320は、ゲートウェイ210に接続するリンクとインタフェースする回路を備えることができる。バス325は、基地局110−1の様々な構成要素を相互接続させて、構成要素が互いに通信できるようにすることが可能である。
図3に示す基地局110−1の構成要素の構成は、例示のみを目的としている。他にも、構成要素を多くした構成、構成要素を少なくした構成、構成要素を異なるものとした構成が実施できる。
図4Aは、一実施形態例による第1ユーザ機器120を示している。第2ユーザ機器130は同様に構成できる。第1ユーザ機器120は、例えば送受信部405と、処理部410と、記憶部415と、入力デバイス420と、出力デバイス425と、バス430とを備えることができる。さらに、第1ユーザ機器120は、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を測定して取得する構成を備えることが可能であり、後に図9を参照しながら詳細に説明する。
送受信部405は、1または2以上のアンテナを介して無線周波数信号を使用してシンボルシーケンスの送信および/または受信を行う送受信回路を備えることができる。送受信部405は、例えばRAKEレシーバやGRAKEレシーバを備えることができる。加えて、送受信部405は、限定はしないが以下の1または2以上に基づいて1または2以上の多種多様なE−UTRAN無線フィンガプリント測定を行うことができる測定回路を備えることができる。信号伝播測定、信号伝播遅延、往復時間測定、E−UTRA参照信号受電力(RSRP:Reference Signal Received Power)。E−UTRAキャリア受信信号強度インジケータ(E-UTRA carrier RSSI)。E−UTRA参照信号受信品質(RSRQ)。広帯域符号分割多元アクセス(WCDMA)UTRA周波数分割二重(FDD:Frequency Division Duplex)共通パイロットチャネル(CPICH:Common Pilot Channel)受信信号符号電力(RSCP:Received Signal Code Power)。WCDMA UTRA FDDキャリアRSSI。帯域における電力濃度によって分割されたチップごとの受エネルギーに対応するWCDMA UTRA FDD CPICH Ec/No。GSMキャリアRSSI。時分割二重(TDD:Time division duplex)モードUTRA TDDキャリアRSSI。UTRA TDD1次共通制御物理チャネル(P-CCPCH:Primary Common Control Physical Channel)RSCP。CDMA2000 1倍無線送信技術(1xRRT:1 times Radio Transmission Technology)パイロット強度。および/またはCDMA2000高速パケットデータ(High Rate Packet Data)パイロット強度。
処理部410は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、プロセッサ、マイクロプロセッサ、または命令の解釈および実行が可能な処理回路を備えることができる。処理部410は、データバッファリングを含むデータの解釈、出力、処理のための全データ処理機能と、コール処理制御やユーザインタフェース制御などのデバイス制御機能とを行うことができる。
記憶部415は、処理部410がデバイス処理機能を行う際に使用するデータおよび命令の永久的、順永久的、または一時的にはたらくストレージを提供できる。記憶部415は、ROM、RAM、磁気および/または光記録媒体などの大容量ストレージデバイス、および/または他の種類のメモリデバイスを含むことができる。入力デバイス420は、ユーザ機器120、130へデータを入力する機構を備えることができる。キーパッドは、ユーザ機器120、130へのデータのマニュアルユーザ入力を可能とする。マイクロフォンは、音声入力を電気信号に変換する機構を備えることができる。表示部は、例えばグラフィカルユーザインタフェースなど、ユーザがデバイス機能を選択するのに使用できるユーザインタフェースを提供可能なスクリーンディスプレイを備えることができる。表示部のスクリーンディスプレイは、いかなる種類のビジュアルディスプレイを含んでもよく、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマスクリーンディスプレイ、発光ダイオード(LED:Light-Emitting Diode)ディスプレイ、ブラウン管(CRT:Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどが挙げられる。
出力デバイス425は、オーディオフォーマット、ビデオフォーマット、および/またはハードコピーフォーマットでデータを出力する機構を備えることができる。例えば、出力デバイス425は、電気信号を音声出力へ変換する機構を備えたスピーカを備えることができる。出力デバイス425は、ユーザに出力データを表示する表示部をさらに備えることもできる。例えば、表示部は、ユーザに出力データを表示するグラフィカルユーザインタフェースを提供できる。バス430は、ユーザ機器120の様々な構成要素を相互接続させて、構成要素が互いに通信できるようにすることが可能である。
図4Aに示す基地局120の構成要素の構成は、例示のみを目的としている。他にも、構成要素を多くした構成、構成要素を少なくした構成、構成要素を異なるものとした構成が実施できる。例えば、実施形態によっては、ユーザ機器120、130は、GPS位置測定デバイスを備えたものとしてもよく、あるいは付属のGPS位置測定デバイスに接続されたものとしてもよい。
図4Bは、ユーザ機器120、130の実施形態例を示しており、ユーザ機器120、130はセルラ無線電話を含んでいる。図4Bに示すように、ユーザ機器120、130は、例えばユーザ機器120にオーディオ情報を入力する入力デバイス420のマイクロフォン435と、例えば無線電話からオーディオ出力を提供する出力デバイス425のスピーカ440と、例えばデータのマニュアル入力や電話機能の選択のための入力デバイス420のキーパッド445と、例えばユーザにデータを視覚的に表示可能な、および/またはユーザがキーパッド445と併せてデータ入力や電話機能選択に使用できるユーザインタフェースを提供可能な入力デバイス420や出力デバイス425のディスプレイ450とを備えることができる。
図5は、ネットワーク135のセルにおけるユーザ機器120、130から基地局110への信号510の送信を示すシグナリングおよびフローチャートを組み合せたものである。ユーザ機器120、130は、セルにおけるある位置点で信号510を送信することが可能であり、信号510は基地局110によって受信される。この信号510を使用して、ユーザ機器120、130から基地局110へ送信された信号510の信号伝播時間を推定する。
ユーザ機器120と基地局110との間で送信された信号520の片道伝播遅延は、測定520で基地局110において測定できる。アップリンクにもダウンリンクにも同一の伝播遅延を利用可能である。
実施形態によっては、例えばUTRANシステムでは、WCDMAおよびUTRA TDDの両方において、片道伝播遅延はPTRACH伝播遅延で定めることができる。したがって、片道伝播遅延は、ランダムアクセス処理中に基地局110で測定できる。WCDMAにおけるこの測定520の目的としては、行路サーチのレシーバウィンドウを調節することがあり得る。これは、この測定のおかげで基地局110は行路の到着時間にしたがってウィンドウを配置することによって狭いサーチャを使用できるため、範囲が拡大したセルで特に有用であることがある。
いくつかの他の実施形態によれば、例えばE−UTRANでは、以下でさらに説明するスケジューリング許可を要求するために、物理ランダムアクセスチャネルPRACHやE−UTRANのPUCCHなどの物理アップリンク制御チャネルでユーザ機器が信号を送信する際に、片道伝播遅延を基地局110で測定520できる。
ユーザ機器120、130は、実施形態によっては、アイドルモードから接続モードへ移行するために、初期アクセス中にPRACHを送信できる。加えて、ユーザ機器120、130は、ターゲットセルで接続モードでもPRACHを送信し、ハンドオーバ中に同期を取得できる。どちらにせよ、PRACH送信は、セルのダウンリンクフレームタイミングに関係して固定時間に発生する。この固定時間の関係のため、 片道伝播遅延には固定時間に加えてタイミング誤差がある。基地局110は、PRACHを受信中に、これを便利に測定520できる。ターゲットセルのフレームタイミングは、セルサーチ手続中に、ユーザ機器120、130によって取得できる。
E−UTRANでは、アイドルおよび接続という2つの無線リソース制御(RRC:radio resource control)状態しかないことにも留意されたい。いくぶんか動きがなければ、その後、接続モードのユーザ機器12、130はアイドルモードになる。しかし、通常のランダムアクセス送信によって接続モードに再び戻る。つまり、実施形態によっては、アイドルモードから接続モードへの遷移ではすべて、ネットワーク135は片道伝播遅延を測定することがある。
E−UTRANは、パケット指向性システムであるが、ユーザ機器120、130は、接続モードではデータや制御シグナリングを連続的に送信または受信しないことがある。また、ユーザ機器120、130は、接続モードにおいて非連続(DRX:discontinuous)モードで動作することもある。例示として言うだけであるが、パケットデータ受信時に1.28秒のDRXサイクルを使用できる。さらにE−UTRANでは、ネットワーク135は、オンデマンドでアップリンク送信に対してユーザ機器120、130に無線リソースを割り当てる。アップリンク送信の無線リソースへの高速アクセスを可能とするために、ユーザ機器120、130はいつでもスケジューリング許可を要求できる。例えば、ユーザ機器120、130は、そのバッファにおけるデータ到着のオンセットの許可を要求できる。ユーザ機器120、130は、アップリンク制御チャネルすなわち物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のスケジューリング要求を送信できる。PUCCHでの送信は、セルのダウンリンクフレームタイミングに関係する固定時間に行うことができる。したがって、PRACH送信の場合と同様に、いくつかの実施形態によって、ユーザ機器120、130がPUCCHを送信する場合、基地局110が片道伝播遅延も測定520できる。この一方的PUCCH送信の間、基地局110は往復伝播遅延を推定できない。一方、通常のアップリンクおよびダウンリンクの送信レジュームのとき測定可能である。
ネットワーク135は、ユーザ機器120、130にタイミングアドバンスをシグナリングすることによって、PUCCHを含むアップリンクチャネルのタイミングを調整できる。しかし、パケットモードおよびDRXオペレーションのため、PUCCHは、長らく動きがなかった後に送信できる。そのうち、片道伝播遅延も変化することがある。したがって、PUCCHの受信時間におけるオフセットは、ネットタイミングアドバンスまたはネット調整時間に加え、追加の伝播遅延がある。
したがって、まとめると、E−UTRANのパケット指向性の特徴として、常に連続的なアップリンク送信およびダウンリンク送信をすることはできない。これはつまり、ネットワーク135が片道伝播遅延の連続測定520を行うことを防ぐ。しかし、一方で、比較的により頻繁なPRACH、および例えばPUCCH信号などの一方的アップリンク制御チャネルによって、ネットワーク135はより頻繁に片道伝播遅延の測定520を行うことができよう。
基地局110において信号伝播時間測定520を行った後、基地局110は、いくつかの実施形態によって、測定した信号伝播時間の値をユーザ機器120、130へ送信530する。
いくつかの実施形態によれば、信号伝播時間測定は、WCDMAシステムにおける無線リソース制御(RRC)プロトコルすなわちレイヤ3を介してユーザ機器120、130へシグナリングされる。あるいは、媒体アクセス制御(MAC)すなわちレイヤ2を介してシグナリングすることもできる。さらに、ユーザプレーンにマッピングされたアプリケーションでこの測定値を送信することも可能である。
いくつかの実施形態によれば、測定した信号伝播時間は、位置決定ノード140に報告540できる。
図6は、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値をシグナリングする基地局110における方法を示すフローチャートである。ユーザ機器120は、ある位置点に関連している。基地局110およびユーザ機器120は無線通信システム100内に含まれる。さらに、基地局110およびユーザ機器120は、無線信号を交換するものとされる。
伝播遅延の値を適切にシグナリングするために、この方法は、多くのステップ601〜603を含むことができる。しかしながら、説明する方法ステップのいくつかの部分は、選択的であり、いくつかの実施形態内にのみ含まれるものであることに留意されたい。また、この方法ステップ601〜603は、任意の時系列で行うことが可能であり、このうちいくつか、例えばステップ602およびステップ603や、または全てのステップは、同時に行うことも可能であり、あるいは変更した時系列、任意に再構成した時系列、分解したり、または完全に反対にしたりした時系列で行うことも可能である、ということにも留意されたい。この方法は以下のステップを含む。
ステップ601
ユーザ機器120から送信された信号が受信される。
ステップ602
受信した信号の信号伝播遅延の値が測定される。測定は基地局110において行われる。受信した信号の信号伝播遅延を測定するために、信号を送信した時点、および信号を受信した時点が取得できる。
ステップ603
測定した値は、無線通信システム100内に含まれたユーザ機器120および/または位置決定ノード140へ送信される。
測定した信号伝播遅延の値は、無線リソース制御プロトコルまたは媒体アクセスプロトコルのうち1つのプロトコルを使用して送信できる。
報告は、送信オーバヘッドを削減できるが、同時に、必要に応じてこの測定が使用可能であることを確証できる手段である。したがって、ユーザ機器120および/または位置決定ノード140への伝播遅延の最適な配信の設定を図る。本方法による送信は、周期的報告、イベント誘発報告、またはイベント誘発周期的報告という3つの原理のいずれに基づいたものとしてもよい。これら3つの報告方法原理について、以下でさらに詳細に説明する。
周期的報告
伝播遅延は、周期的報告を使用する場合、定期的間隔で報告できる。典型的に、いくつかの実施形態によれば、基地局110は、ユーザ機器120がアップリンクで例えばPRACHや他のチャネルを送信すると、片道伝播遅延を測定できる。しかし、基地局110も、閉ループオペレーション中は伝播遅延を推定できる。
周期的報告における報告レートの決定は、例えばセルサイズ、ユーザ機器120の位置変動、ユーザ機器120のスピードなど、様々なパラメータに基づくことができる。したがって、いくつかの実施形態によれば、測定した信号伝播の送信は周期的に行うことができる。送信の周期性は、ユーザ機器120の位置変動の大きさ、ユーザ機器120のスピード、不連続受信サイクルDRXの周期性というグループの性質に基づいて決定できる。
いくつかの実施形態によれば、ネットワーク135は、例えばセルサイズに応じて、何らかの固定の周期的送信レートを設定できる。したがって、大きなセルでは、ユーザ機器120がより高速に動くと想定すると、シグナリングはより頻繁に行われる場合があるし、その逆も真である。
しかしながら、いくつかの実施形態によれば、報告レートは位置の変動の関数として設定できる。これらの実施形態によれば、ネットワーク135は、最後のモニタリング期間にわたるユーザ機器120の位置の変動に応じて報告レートを調整または修正できる。例えば、ユーザ機器120が時間とともに大きく位置を変動しなかった場合、送信レートは、すなわち伝播遅延のシグナリングは、低下することがある。ネットワーク135は、以前に送信された伝播遅延サンプルおよび目下測定されている伝播遅延サンプルを比較することによって、ダブルチェックを行うこともできる。ユーザ機器120の位置が大きく変動していなければ、両測定サンプルは同一レンジであろう。しかしながら、その逆は必ずしも真ではない。ユーザ機器120の位置が時間にわたって変動していたとしても、依然として伝播遅延が同一レンジにあることもある。
この手法は、ユーザ機器120の位置決定を必要な精度でトラッキングしつつも、シグナリングオーバヘッドを低下できる。
いくつかの実施形態によれば、報告レートはユーザ機器120のスピードの関数とすることができる。いくつかの実施形態によれば、ネットワーク135は、ユーザ機器120のスピードに応じて、報告レートを調整または修正できる。伝播遅延に関する送信は、ユーザ機器120のスピード、つまり地理位置の変動が高い場合、より頻繁に行うことができる、と想定できる。
いくつかの実施形態によれば、報告レートはDRXサイクルの関数とすることができる。DRXが使用される場合、ネットワーク135は、多くとも、各DRXに一度、ユーザ機器120へ伝播遅延をシグナリングできる。したがって、DRXモードでは、接続モードでも採用できるが、ネットワーク135は、ある程度効果的に、周期的報告レートをDRXサイクルの関数として調整できる。
DRXが使用されるか否かにかかわらず、いくつかの実施形態によれば、アップリンク送信が発生すればいつでも、基地局110は片道伝播遅延測定を行うことができる。アップリンク送信はDRXサイクルに独立で行うことが可能であるということに留意されたい。したがって、ネットワーク135は、オペレーション中のDRXサイクルに関係ないレートで位置決定ノード140へ伝播遅延をシグナリングできる。
イベント誘発方式
しかしながら、いくつかの実施形態によれば、送信はイベント誘発方式で行うこともできる。したがって、伝播遅延は、発生するイベントに応じてシグナリングできる。イベントは、例えば伝播遅延の測定の後、またはユーザ機器120の位置変動がある閾値を超えたときとすることができる。
イベントは基地局110で発生することがあり、基地局110は片道伝播遅延測定を行う。UTRANでは、基地局110、すなわちイベントによって測定値を受信するユーザ機器120および位置決定ノード140における測定値を送信するNodeBにおけるこのようなイベントをRNCが構成できる。E−UTRANでは、これは、eNodeB110における内的イベントとなることがある。つまり、イベントによって測定値を受信するユーザ機器120および位置決定ノード140も構成できる。
いくつかの実施形態によれば、伝播遅延は、伝播遅延の測定後に、ユーザ機器120および/または位置決定ノード140へシグナリングできる。これらの実施形態によれば、基地局110が伝播遅延測定を行うときはいつでも、特にアップリンクでPRACHや他の一方的制御チャネルを受信中に、伝播遅延を送信できる。
いくつかの実施形態によれば、ユーザ機器120の一の変動が閾値を越えると、ユーザ機器120および/または位置決定ノード140へ伝播遅延を送信できる。これらの実施形態によれば、ユーザ機器120の位置がある閾値レベルを超えて変動していた場合、ネットワーク135は伝播遅延を送信できる。同様に、ユーザ機器120の位置が所定の時間に変動していなかった場合、ネットワーク135は伝播遅延の値を新たに送信しないものとすることができる。ネットワーク135は、以前シグナリングされた伝播遅延サンプルと目下測定している伝播遅延サンプルを比較することによって、ダブルチェックを行うこともできる。ユーザ機器120の位置が大きく変動していなかった場合、両測定サンプルは同一レンジで発見されると予想できる。しかしながら、その逆は必ずしも真ではない。したがって、ユーザ機器120の位置が時間とともに変動していたとしても、依然として伝播遅延は同一レンジである場合もある。
イベント誘発周期的報告
いくつかの実施形態によれば、伝播遅延の報告は、あるイベントの発生後に周期的に行うことができる。誘発イベントは、例えば、ある閾値を伝播遅延の変動が超えたとき、ある閾値をユーザ機器120の位置の変動が超えたとき、ある閾値をユーザ機器120のスピードが超えたときなどとすることができる。
いくつかの実施形態によれば、測定した信号伝播遅延の値を送信するステップは、閾限界値を超えた場合に周期的に行うことができる。閾限界値を超えない場合には、イベント誘発方式で送信を行うことができる。
いくつかの実施形態によれば、閾限界値は、信号伝播遅延、ユーザ機器120の位置変動の大きさ、ユーザ機器120のスピードというグループのうちの第2ノードパラメータに関する。
いくつかの実施形態によれば、伝播遅延の変動がある閾限界値を超えると、伝播遅延の報告を行うことができる。ある所定の時間に測定された伝播遅延に大きな変化が検出された場合、いくつかの実施形態によって、ネットワーク135は信号伝播遅延の周期的報告を開始できる。
したがって、いくつかの実施形態によれば、ユーザ機器120の位置の変動がある閾限界値を超えている場合、ネットワーク135は、測定した伝播遅延の周期的報告を開始できる。閾限界値は、ネットワーク135によって予め決定しておくこと、および設定することができる。
いくつかの実施形態によれば、ネットワーク135は、ユーザ機器120の位置の変動が所定の時間に別の閾値を下回る場合、イベント報告に戻ることができる。
いくつかの実施形態によれば、ユーザ機器120のスピードが所定の時間にある閾限界値を超えた場合、ネットワーク135は伝播遅延の周期的報告を開始できる。ネットワーク135」は、ユーザ機器120のスピードの変動が所定の時間に別の閾値を下回る場合、イベント報告に戻ることができる。
ユーザ機器120のスピードは、いくつかの方法で決定できる。ユーザ機器120のスピードは、例えば、着目するユーザ機器120のドップラ周波数を測定することによって基地局110においてトラッキングできる。
UTRANのチップ数について、および/またはE−UTRANのサイクリックプレフィクスの関数として、伝播遅延を報告できる。E−UTRANにおける通常の制御プレーン(CP:Control Plane)および拡張された制御プレーンの長さは、それぞれ5および16μs程度である。伝播遅延は非常に細かいことがあり、したがってE−UTRANでは、CPの数(N)についても報告を行うことができる。しかしながら、実際の伝播遅延(D)を導出するルールを、以下のように決めることができる。
=2kxN
ここで、Nは、いかなる正負の値でもとることができる整数であり、kは定数である。別の選択肢としては、ナノ秒またはマイクロ秒のスケールで報告することがあり得る。
いくつかの実施形態によれば、伝播遅延の絶対値の報告の後に、いくつかの様々な報告を行うことができる。差分は、以前の絶対伝播遅延と目下の絶対伝播遅延との間の差、例えばE−UTRANの場合はΔNを意味する。報告された品質が絶対であるか差分であるかを示すには、1ビット必要となることがある。
いくつかの実施形態によれば、基地局110は、発展型nodeB、eNodeBであらわし、無線通信システム100は発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワークE−UTRANであらわすことができる。
しかしながら、いくつかの実施形態によれば、基地局110はnodeBであらわし、無線通信システム100はユニバーサル地上波無線アクセスネットワークUTRANであらわすこともできる。
ユーザ機器120は、いくつかの実施形態によれば、モバイル電話であらわすことができる。
上述の方法ステップを行うために、基地局110は、図7に示す構成700を備える。構成700は、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を送信する構成とされる。ユーザ機器120は、ある位置点に関連する。基地局110およびユーザ機器120は無線通信システム100内に含まれる。また、基地局110およびユーザ機器120は無線信号を交換するものとされる。
構成700は受信部701を備える。受信部701は、ユーザ機器120から送信された信号を受信するものとされる。さらに、構成700は測定部702を備える。測定部702は、受信した信号の信号伝播遅延の値を測定するものとされる。さらに、構成700はシグナリング部703を備える。シグナリング部703は、測定した値を、無線通信システム100内に含まれたユーザ機器120および/位置決定ノード140へシグナリングするものとされる。
例えば図3に示す基地局110の内部電子機器のいくつかなど、方法ステップ601〜603による本方法を行うのに必ずしも必要ない内部電子機器は、明確にするために図7では省略した、ということに留意されたい。
測定部702は、基地局110における構成700内に備えられるものであるが、処理部とすることができる。
いくつかの実施形態によれば、送信部703は、無線リソース制御プロトコルまたは媒体アクセスプロトコルのプロトコルを使用して、測定した信号伝播遅延の値を送信する構成とすることできる。
いくつかの実施形態によれば、送信部703は、測定した信号伝播遅延の値を周期的に送信する構成とすることができる。ユーザ機器120の位置変動大きさ、ユーザ機器120のスピード、不連続受信サイクルDRXの周期性のグループのうちの性質に基づいて、周期性を決めることができる。
しかしながら、いくつかの実施形態によれば、送信部703は、測定した信号伝播遅延の値の送信を、イベント誘発方式で行う構成とすることができる。誘発イベントは、例えば信号伝播遅延の測定や、ある閾値を超えたユーザ機器120の位置変動を検出したときとすることができる。
いくつかの実施形態によれば、送信部703は、測定した信号伝播遅延の値をイベント誘発周期的方式でシグナリングする構成とすることができる。
さらに、いくつかの実施形態によれば、送信部703は、閾限界値を超える場合、測定した信号伝播遅延の値を周期的にシグナリングする構成とすることもできる。あるいは、閾限界値を超えない場合、送信部703は、測定した信号伝播遅延の値をイベント誘発方式で送信する構成とすることもできる。
いくつかの実施形態によれば、閾限界値は、信号伝播遅延、ユーザ機器120の位置変動の大きさ、ユーザ機器120のスピードのグループのうちの第2ノードパラメータに関する。
基地局110における構成700内に備えられた、説明したユニット701〜703は別々の論理回路と見なされるが、必ずしも別々の物体と見なされる必要はないことに留意されたい。ユニット701〜703のいくつかまたは全ては、同一の物理ユニットに備えたり、共通構成したりすることができる。しかしながら、基地局110における構成700の機能を理解しやすくするために、備えられたユニット701〜703は、図7では別々の物理ユニットとして示している。
後者の例として、いくつかの実施形態によれば、受信部701および送信部703は、1つの物理ユニット送受信部内に備えることができる。送受信部は、送信回路と受信回路とを備えることが可能で、それぞれ、ユーザ機器120へ発信無線周波数信号を送信し、アンテナを介してユーザ機器120から着信無線周波数信号を受信する。アンテナは、本発明の範囲から逸脱することなく、内蔵アンテナ、リトラクタブルアンテナ、または当業者に周知のいかなるアンテナとすることができる。ユーザ機器120と基地局110との間で送信された無線周波数信号は、トラフィック信号も制御信号も含むことができる。例えば、着信コールに対するページング信号/メッセージが挙げられ、別のパーティとの音声コール通信の確立および維持や、別のリモートユーザ機器130とのSMS、電子メール、MMSメッセージなどのデータの送信および/受信に使用することができる。
図8は、基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を取得するユーザ機器120における方法を示すフローチャートである。ユーザ機器120は、例えばモバイル電話とすることができる。ユーザ機器120は、ある位置点に関連している。基地局110は、例えばNodeBまたはeNodeBとすることができる。基地局110およびユーザ機器120は無線通信システム100内に含まれる。無線通信システム100は、例えばUTRANやEUTRANとすることができる。さらに、基地局110およびユーザ機器120は無線信号を交換するものとされる。
伝播遅延の値を適切に取得するために、この方法は、多くのステップ801〜802を含むことができる。しかしながら、説明する方法ステップのいくつかの部分は、選択的であり、いくつかの実施形態内にのみ含まれるものであることに留意されたい。また、この方法ステップ801〜802は、任意の時系列で行うことが可能であり、ステップ801およびステップ802は、同時に行うことも可能であり、あるいは変更した時系列、任意に再構成した時系列、分解したり、または完全に反対にしたりした時系列で行うことも可能である、ということにも留意されたい。この方法は以下のステップを含む。
ステップ801
基地局110へ信号が送信される。
ステップ802
送信された信号の信号伝播遅延の値が受信される。
いくつかの実施形態によれば、信号伝播遅延の値を受信802するステップは、無線リソース制御プロトコルまたは媒体アクセスプロトコルのうち1つのプロトコルを使用して行うことができる。
図9は、ユーザ機器120における構成900の一実施形態を概略的に示している。構成900は、基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を取得する構成とされる。ユーザ機器120は、ある位置点に関連している。ユーザ機器120および基地局110は無線通信システム100内に含まれる。また、基地局110およびユーザ機器120は無線信号を交換するものとされる。
構成900は送信部901を備える。送信部901は、基地局110へ信号を送信するものとされる。さらに、構成900は受信部902を備える。受信部902は、送信した信号の信号伝播遅延を受信するものとされる。
例えば図4に示すユーザ機器120の内部電子機器のいくつかなど、方法ステップ801〜802による本方法を行うのに必ずしも必要ない内部電子機器は、明確にするために図9では省略した、ということに留意されたい。
ユーザ機器120における構成900内に備えられた、説明したユニット901および902は別々の論理回路と見なされるが、必ずしも別々の物体と見なされる必要はないことに留意されたい。送信部901および受信部902は、同一の物理ユニットに備えたり、共通構成したりすることができる。後者の例として、いくつかの実施形態によれば、送信部901および受信部902は、1つの物理ユニット送受信部内に備えることができる。送受信部は、送信回路と受信回路とを備えることが可能で、それぞれ、基地局110へ発信無線周波数信号を送信し、アンテナを介して基地局110から着信無線周波数信号を受信する。アンテナは、本発明の範囲から逸脱することなく、内蔵アンテナ、リトラクタブルアンテナ、または当業者に周知のいかなるアンテナとすることができる。ユーザ機器120と基地局110との間で送信された無線周波数信号は、トラフィック信号も制御信号も含むことができる。例えば、着信コールに対するページング信号/メッセージが挙げられ、別のパーティとの音声コール通信の確立および維持や、別のリモートユーザ機器130とのSMS、電子メール、MMSメッセージなどのデータの送信および/受信に使用することができる。
図10は、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を取得する位置決定ノード140における方法を示すフローチャートである。ユーザ機器120は、例えばモバイル電話とすることができる。基地局110は、例えばNodeBまたはeNodeBとすることができる。ユーザ機器120は、ある位置点に関連している。基地局110、ユーザ機器120、および位置決定ノード140は無線通信システム100内に含まれる。無線通信システム100は、例えばUTRANやEUTRANとすることができる。さらに、基地局110、ユーザ機器120、および位置決定ノード140は無線信号を交換するものとされる。
伝播遅延の値を適切に取得するために、この方法は方法ステップ1001を含むことができる。
ステップ1001
ユーザ機器120と基地局110との間で送信された信号の信号伝播遅延の値が、基地局110から受信される。
いくつかの実施形態によれば、信号伝播遅延の値を受信1001するステップは、無線リソース制御プロトコルまたは媒体アクセスプロトコルのうちの1つのプロトコルを使用して行うことができる。
図11は、位置決定ノード140における構成1100の一実施形態を概略的に示している。構成1100は、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を取得する構成とされる。ユーザ機器120は、例えばモバイル電話とすることができる。基地局110は、例えばNodeBまたはeNodeBとすることができる。ユーザ機器120は、ある位置点に関連している。基地局110、ユーザ機器120、および位置決定ノード140は無線通信システム100内に含まれる。無線通信システム100は、例えばUTRANやEUTRANとすることができる。さらに、基地局110、ユーザ機器120、および位置決定ノード140は無線信号を交換するものとされる。
構成1100は受信部1101を備える。受信部1101は、送信された信号の信号伝播遅延を受信するものとされる。
方法ステップ1101による本方法を行うのに必ずしも必要ない内部電子機器は、明確にするために図11では省略した、ということに留意されたい。
いくつかの具体的な実施形態
ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値をそれぞれ送信する本方法、および取得する本方法は、基地局110、ユーザ機器120、および/または位置決定ノード140における1または2以上のプロセッサによって、本方法の機能を行うコンピュータプログラムコードとともに実施できる。上述のプログラムコードは、例えばプロセッサユニットにロードされるとそれぞれの方法ステップによる方法を行うコンピュータプログラムコードをもつデータキャリアの形で、コンピュータプログラムプロダクトとして提供することもできる。データキャリアは、例えばCD ROMディスク、メモリスティック、または機械読出可能データを保持できるディスクやテープなどの他の適切な媒体とすることができる。さらに、コンピュータプログラムコードは、サーバの純粋なプログラムコードとして提供し、基地局110および/またはユーザ機器120および/または位置決定ノード140にリモートでダウンロードすることもできる。
したがって、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を送信するコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ読出可能媒体は、方法ステップ601〜603による方法を行うことができる。
また、したがって、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を送信するコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ読出可能媒体は、方法ステップ801〜802による方法を行うことができる。
また、したがって、ユーザ機器120から基地局110へ送信された信号の伝播遅延の値を送信するコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ読出可能媒体は、方法ステップ1101による方法を行うことができる。

Claims (25)

  1. 位置点に関連したユーザ機器(120)から基地局(110)へ送信された信号の伝播遅延の値を送信する前記基地局(110)における方法であって、前記基地局(110)および前記ユーザ機器(120)は無線通信システム(100)内に含まれ、無線信号を交換するものであり、前記方法は、
    前記位置点に関連した前記ユーザ機器(120)から送信された信号を受信するステップ(601)と、
    受信した前記信号の前記信号伝播遅延の前記値を測定するステップ(602)と、
    測定した前記値を、前記ユーザ機器(120)へ、および/または前記無線通信システム(100)内に含まれた位置決定ノード(140)へ送信するステップ(603)と
    を有することを特徴とする方法。
  2. 測定した前記信号伝播遅延の前記値を送信するステップ(603)は、無線リソース制御プロトコルまたは媒体アクセスプロトコルのうちの1つのプロトコルを使用して行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 測定した前記信号伝播遅延の前記値を送信するステップ(603)は、周期的に行われる、前の請求項1〜2のいずれか1項に記載の方法。
  4. 測定した前記信号伝播遅延の前記値を送信するステップ(603)は、前記ユーザ機器(120)の位置変動の大きさ、前記ユーザ機器(120)のスピード、または不連続受信サイクルDRXの周期性のグループのうちの性質に基づいて決定される周期性で行われる、請求項3に記載の方法。
  5. 測定した前記信号伝播遅延の前記値を送信するステップ(603)は、イベント誘発方式で行われる、前の請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 誘発イベントは、信号伝播遅延の測定、または、ある閾値を超える前記ユーザ機器(120)の位置変動が検出されたときである、請求項5に記載の方法。
  7. 測定した前記信号伝播遅延の前記値を送信するステップ(603)は、イベント誘発周期的方式で行われる、前の請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 測定した前記信号伝播遅延の前記値を送信するステップ(603)は、閾限界値が超えられる場合、周期的に行われ、測定した前記信号伝播遅延の前記値を送信するステップ(603)は、前記閾値閾限界値が超えられない場合、イベント誘発方式で行われる、前の請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記閾限界値は、信号伝播遅延、前記ユーザ機器(120)位置変動の大きさ、または前記ユーザ機器(120)のスピードのグループのうちの第2ノードパラメータに関する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記基地局(110)は発展型ノードBeNodeBであらわされ、前記無線通信システム(100)は発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワークE−UTRANであらわされる、前の請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記基地局(110)はNodeBであらわされ、前記無線通信システム(100)はユニバーサル地上波無線アクセスネットワークUTRANであらわされる、前の請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記ユーザ機器(120)はモバイル電話であらわされる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 位置点に関連したユーザ機器(120)から基地局(110)へ送信された信号の伝播遅延の値を送信する前記基地局(110)における構成(700)であって、前記基地局(110)および前記ユーザ機器(120)は無線通信システム(100)内に含まれ、無線信号を交換するものであり、前記構成(700)は、
    前記位置点に関連した前記ユーザ機器(120)から送信された信号を受信する受信部(701)と、
    受信した前記信号の前記信号伝播遅延の前記値を測定する測定部(702)と、
    測定した前記値を、前記ユーザ機器(120)へ、および/または前記無線通信システム(100)内に含まれた位置決定ノード(140)へ送信する送信部(703)と
    を有することを特徴とする構成。
  14. 基地局(110)へ送信された信号の伝播遅延の値を取得する、位置点に関連したユーザ機器(120)における方法であって、前記ユーザ機器(120)および前記基地局(110)は無線通信システム(100)内に含まれ、無線信号を交換するものであり、前記方法は、
    前記基地局(110)へ信号を送信するステップ(801)と、
    送信した前記信号の前記信号伝播遅延の値を受信するステップ(802)と
    を有することを特徴とする方法。
  15. 前記信号伝播遅延の前記値を受信するステップ(802)は、無線リソース制御プロトコルまたは媒体アクセスプロトコルのうちの1つのプロトコルを使用して行われる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記基地局(110)は発展型ノードBeNodeBであらわされ、前記無線通信システム(100)は発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワークE−UTRANであらわされる、前の請求項14〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記基地局(110)はNodeBであらわされ、前記無線通信システム(100)はユニバーサル地上波無線アクセスネットワークUTRANであらわされる、前の請求項14〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記ユーザ機器(120)はモバイル電話であらわされる、請求項14〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 基地局(110)へ送信された信号の伝播遅延の値を取得するユーザ機器(120)における構成(900)であって、前記ユーザ機器(120)は位置点に関連しており、前記ユーザ機器(120)および前記基地局(110)は無線通信システム(100)内に含まれ、無線信号を交換するものであり、前記構成(900)は、
    前記基地局(110)へ信号を送信する送信部(901)と、
    送信した前記信号の前記信号伝播遅延の値を受信する受信部(902)と
    を有することを特徴とする構成。
  20. ユーザ機器(120)から基地局(110)へ送信された信号の伝播遅延の値を取得する位置決定ノード(140)における方法であって、前記ユーザ機器(120)は位置点に関連しており、前記ユーザ機器(120)、前記基地局(110)、および前記位置決定ノード(140)は無線通信システム(100)内に含まれ、無線信号を交換するものであり、前記方法は、
    送信した前記信号の前記信号伝播遅延の値を受信するステップ(1001)
    を有することを特徴とする方法。
  21. 前記信号伝播遅延の前記値を受信するステップ(1001)は、無線リソース制御プロトコルまたは媒体アクセスプロトコルのうちの1つのプロトコルを使用して行われる、請求項20に記載の方法。
  22. 前記基地局(110)は発展型ノードBeNodeBであらわされ、前記無線通信システム(100)は発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワークE−UTRANであらわされる、前の請求項20〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記基地局(110)はNodeBであらわされ、前記無線通信システム(100)はユニバーサル地上波無線アクセスネットワークUTRANであらわされる、前の請求項30〜21のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記ユーザ機器(120)はモバイル電話であらわされる、請求項20〜23のいずれか1項に記載の方法。
  25. ユーザ機器(120)から基地局(110)へ送信された信号の伝播遅延の値を取得する位置決定ノード(140)における構成(1100)であって、前記ユーザ機器(120)は位置点に関連しており、前記ユーザ機器(120)、前記基地局(110)、および前記位置決定ノード(140)は無線通信システム(100)内に含まれ、無線信号を交換するものであり、前記構成(1100)は、
    送信した前記信号の前記信号伝播遅延の値を受信する受信部(1101)
    を有することを特徴とする構成。
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