JP2011524741A5

JP2011524741A5 -

Info

Publication number: JP2011524741A5
Application number: JP2011511785A
Authority: JP
Filing date: 2009-05-27
Publication date: 2012-06-28

Claims

ＩＬ−１０受容体アルファタンパク質に特異的に結合し、かつＩＬ−１０受容体アルファタンパク質への１３６Ｃ５抗体、１３６Ｃ８抗体、又は配列番号２９もしくは３１の重鎖可変領域配列および配列番号３０もしくは３２の軽鎖可変領域配列を含む抗体の結合を減少、阻害又は競合するヒト若しくはヒト化抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、ＩＬ−１０の存在下で、ｉｎｖｉｔｒｏでリポ多糖類（ＬＰＳ）によって処理された、ヒト、チンパンジー又はマカクＰＢＭＣによるＴＮＦ−アルファ、ＩＬ−６、ＩＬ−１β又はＩＦＮ−ガンマ発現又は分泌を上昇させる請求項１に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、全ての既知のＩＬ−１０受容体アルファタンパク質のＳＮＰ変異体に結合する請求項１又は２に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、立体構造エピトープに結合又はそれを認識し、直線状エピトープに結合又はそれを認識しない請求項１〜３のいずれか１項に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、ＩＬ−１０Ｒα変異体Ｒ２１２Ｅ（配列番号６９）に対する１３６Ｄ２９、３Ｆ９、ＳＰＭ４６６又は３７６０７の結合よりも高い親和性でＩＬ−１０Ｒα変異体Ｒ２１２Ｅ（配列番号６９）に結合する請求項１〜４のいずれか１項に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又は部分配列が、配列番号２９又は３１として示したいずれか１の重鎖可変領域配列と少なくとも９５％一致する配列と、配列番号３０又は３２として示したいずれか１の軽鎖可変領域配列と少なくとも９５％一致する配列とを含むＩＬ−１０受容体アルファタンパク質に特異的に結合する請求項１〜５のいずれか１項に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又は部分配列が、配列番号２９又は３１の重鎖可変領域配列と、配列番号３０又は３２の軽鎖可変領域配列とを含み、前記抗体又はその部分配列が、配列番号２９又は３１、および配列番号３０又は３２の１つ以上のアミノ酸付加、欠失又は置換を有するＩＬ−１０受容体アルファタンパク質に特異的に結合する請求項１〜６のいずれか１項に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、ＩＬ−１０シグナル伝達活性を減少又は阻害する請求項１〜７のいずれか１項に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、ＩＬ−１０の存在下で、ＰＢＭＣ又はＮＫＴ細胞によるＴＮＦ−アルファ又はＩＦＮ−ガンマ発現を上昇又は誘発し、ＩＬ−１０の存在下でＨＬＡ−ＤＲＭＨＣクラスＩＩ分子の発現を少なくとも部分的に修復し、又はＳＴＡＴ３のＩＬ−１０誘発リン酸化を阻害若しくは減少する請求項１〜８のいずれか１項に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、ＬＰＳによって処理したヒトＰＢＭＣによりＴＮＦアルファ発現又は分泌のＩＬ−１０阻害を逆転又は阻害する請求項１〜９のいずれか１項に記載の抗体又はその部分配列。
前記ＩＬ−１０受容体アルファタンパク質が、ヒト、チンパンジー又はマカクＩＬ−１０受容体アルファタンパク質である請求項１に記載の抗体又はその部分配列。
前記抗体又はその部分配列が、ＩＬ−１０受容体アルファタンパク質の細胞外ドメインに結合する請求項１１に記載の抗体又はその部分配列。
抗体又はその部分配列が、（ｉ）ＣＤＲｌ（ＳＹＳＭＮ）、ＣＤＲ２（ＹＩＳＴＧＳＳＴＩＹＹＡＤＳＶＫＧ）およびＣＤＲ３（ＥＮＹＹＧＳＧＳＹＥＤＹＦＤＹ）を有する重鎖可変領域配列並びに、ＣＤＲｌ（ＲＡＳＱＳＶＳＳＹＬＡ）、ＣＤＲ２（ＤＡＳＮＲＡＴ）およびＣＤＲ３（ＱＱＲＳＮＷＰＩＦＴ）を有する軽鎖可変領域配列を含む；、又は（ｉｉ）ＣＤＲｌ（ＳＹＳＭＮ）、ＣＤＲ２（ＹＩＳＴＲＳＳＴＩＹＹＡＤＳＶＫＧ）およびＣＤＲ３（ＥＮＹＹＧＳＧＳＹＥＤＹＦＤＹ）を有する重鎖可変領域配列並びに、ＣＤＲｌ（ＲＡＳＱＳＶＳＳＹＬＡ）、ＣＤＲ２（ＤＡＳＮＲＡＴ）およびＣＤＲ３（ＱＱＲＳＮＷＰＩＦＴ）を有する軽鎖可変領域配列を含む、ＩＬ−１０受容体アルファタンパク質に特異的に結合する請求項１に記載の抗体又はその部分配列。