JP2011522739A - 空力学的渦を生成する装置、ならびに空力学的渦を生成する装置を備えた調整フラップおよび翼 - Google Patents

空力学的渦を生成する装置、ならびに空力学的渦を生成する装置を備えた調整フラップおよび翼 Download PDF

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Abstract

翼、即ち調整フラップの幅方向側方端部に位置される空力学的渦生成装置において、調整フラップは翼の幅方向側方端部に調整可能に位置され、翼およびフラップはそれぞれ翼弦方向および幅方向を有する。装置は、1つ以上の翼部分から形成される。少なくとも1つの翼部分は、翼、即ち調整フラップに対してその幅方向に移動可能な部分として形成される。渦生成装置は、空洞内に翼要素を格納し、空洞内から翼要素を配置させる作動装置の他、作動装置を作動させる駆動装置を有する。翼の調整フラップ、上記空力学的渦生成装置を備えた翼、および幅方向端部に位置される側部端部に少なくとも2つの翼セグメントを有する翼。

Description

本発明は、空力学的渦を生成する装置、ならびに空力学的渦を生成する装置を備えた調整フラップおよび翼に関する。
現在、市場にて販売されている航空機は、離着陸段階において低速にて必要な揚力を生成すべく高揚力補助部を有する。公知技術により、空力学的揚力面、ならびに主翼装置および補助翼装置等の高揚力システム(高揚力装置)が、直線的または丸みを帯びるように切断された翼先端、即ちいわゆるウィングレットに取り付けられることは、周知である。翼の底面間の循環および圧力調整により、より大きな渦の強さを備えた上面の側部先端に作用する圧力は、主翼の後縁に沿った渦層に付加的に翼先端、および高揚力フラップの側面端部にて低減される。
航空機によって誘導され、翼にて生成される循環により直接的に生じる端部のこれらの渦は、誘導抵抗性を形成し、特に大型航空機の場合において、渦が作用する衝撃の角度が大きく、上記環境において比較的高く延びる補助揚力面により、非常に頑丈なものとなり、使用寿命が延びるが、課題の航空機の後方を飛行するパターンの別の航空機に対して悪影響を及ぼす。
これは、課題が空港に接近する航空機間の距離を最小限にすることにあるため不利である。特に大型の航空機の使用において、離着陸時の前後の航空機間の時間間隔を低減することにより、空港の乗客およびフライトの取り扱い性能を向上させることが要求されている。誘発される渦の生成により、揚力が低減し抵抗性が増し騒音の原因となり、さらに地上の近傍において建物の損傷の原因となる。不連続な時間間隔により揚力配分が損なわれる。
特許文献1は航空機の高揚力フラップの側部端部の空力学的渦生成装置を開示する。調整フラップの側部端部に渦生成装置は、幅方向に延びる複数の要素によって形成される。空気は調整フラップのこれらの要素間を超える。幅方向に延びる要素は、長尺状をなし、櫛に類似した形状に構成され、調整フラップの外形の深みの1つ以上の区域を超えて延びる。
特許文献2は渦生成装置を開示する。渦生成装置は、調整フラップの後部に開かれる開口部を備えた調整フラップの側部端部に沿って延びる管状要素を備え、これにより、高い揚力フラップの高い圧力の表面に収集される高気圧の空気が出力される。渦の回転の方向は、高揚力フラップの揚力の上昇または低減に応じて選択される。
特許文献3は翼のためのウィングレットを開示する。ウィングレットは、課題の飛行の制御の機能として、ウィングレットにより生じる揚力を低減すべく流れを制御する構造体を有する。この目的のために流れのチャネルがウィングレットに設けられ、これによりウィングレットの上面は、その底面に連結される。これにより、圧力調整が可能となり、ウィングレットによって生じる揚力を低減させる。流れのチャネルは幅方向に延び、ウィングレット内にて終端する。
さらに、特許文献4は航空機の揚力フラップの抵抗性を低減する装置を開示する。航空機の翼先端は前方区域および後方区域を有する。翼の前方および後方区域は、翼の幅方向に対して異なる角度をなすように設定される。
特許文献5は、乱流剪断層および渦構造体において使用される構造体を開示する。構造体は、流れ方向に延びる複数の可撓性を備えた髪状の構造体を有し、この構造体の一端の区域は本体胴体部に取り付けられる。髪状の構造体の自由端が隣接する流れによって並べられ、これにより流れのフィールドの対象物における渦の生成が低減される。
独国特許出願公開第10020177号明細書 米国特許第3596854号明細書 国際公開第03/000547号パンフレット 米国特許第6578798号明細書 独国特許出願公開第10052022号明細書
本発明の課題は、主翼すなわち翼の幅方向側部端部に位置されるか、幅方向側部端部に調整可能に位置される調整フラップに位置される空力学的渦生成装置を提供することにある。さらに、本発明の課題は、空港の離着陸時に生じる揚力を上昇させることに好適な空力学的渦生成装置を備えた上記調整フラップおよび翼を提供することにある。これらにより、空港における航空機の離着陸時間の間隔は最小限となり、且つ低レベルの資源により実施される。
これらの課題は独立請求項の特徴により解決される。実施例のさらなる態様は、独立請求項に従属する従属請求項にて特定される。
本発明は、課題の翼すなわち調整フラップの両端に、羽または指状の1つ以上の翼要素が翼および/または調整フラップに格納且つ延伸するように位置されることをベースとする。本発明において設けられる少なくとも1つの翼要素によって、1つの誘発される横断方向の先端渦に代えて、複数の先端渦が生成される。先端渦は調整フラップすなわち翼すなわち主翼から退出する渦巻きを形成する。渦巻きは、多数の個別の渦から構成されるが、これは迅速に消散し、揚力が同一に保持される間に抵抗性を低減する。
誘発される抵抗性の変化および消散の増加によりもっとも高い効果が得られる。公知の中央部の先端渦を渦巻きに分解することで、消散の増加により渦の存続時間および周囲の速度が低減される。上述したように前後に飛行する航空機間の最小距離間隔が低減される。さらに、抵抗性に対する揚力の比が大きく上昇する。翼に作用する負荷の分布による制約におけるさらなる効果は、少なくとも1つの翼要素の延伸により得られる好適なレバーアームによる突風の制御および飛行運動の制御性である。先端渦の高速な分解、およびより大きな消散は、本発明により実施される。
本発明において、各場合において翼弦方向および幅方向を有する主翼、即ち翼の幅方向側部端部に位置されるか、幅方向側部端部に調整可能に位置される可動フラップに位置される空力学的渦生成装置が特に設けられ、可動フラップは、幅方向側部端部に調整可能に位置される。ここで渦生成装置は、1つまたは2つの翼要素を有する。
少なくとも1つの翼要素は、その幅方向において翼、即ち調整フラップに対して移動可能な部分として形成される。
翼、即ち調整フラップの幅方向各端部において、凹部が翼要素を収容すべく形成される。渦生成装置は、翼要素を凹部内に格納し且つ凹部から延伸させる作動装置を有し、さらに作動装置を操作する駆動装置を有する。
渦生成装置は、複数の翼要素から形成され、翼要素が翼、即ち調整フラップに対して幅方向に相互に移動可能な部分となるように構成される。翼要素の延伸状態において、上記部分の外側端部区域は、翼、即ち調整フラップの厚み方向において相互に離間する。翼、即ち調整フラップの各幅方向端部に翼要素を収容する凹部が形成される。渦生成装置は、凹部内への翼要素の格納および凹部内からの延伸のための作動装置、およびこの作動装置を操作するための駆動装置を有する。ここで、格納状態において、少なくとも1つの翼要素は、完全に翼、即ち調整フラップの外形内に位置されるか、少なくとも1つの翼要素の複数の区域は、翼、即ち調整フラップの外形内に位置される。
さらに、渦生成装置は、延伸状態の翼要素の外側端部区域が翼、即ち調整フラップの厚み方向において相互に離間するように、且つ/または延伸状態の翼要素の外側端部区域が翼、即ち調整フラップの翼弦方向にて視認して相互に離間するように構成される。
翼要素は、翼要素の延伸した状態において翼要素の外側端部における端部区域が翼、即ち調整フラップの翼弦方向に前後に位置されるように作動装置によって案内される。翼要素は、翼要素の延伸した状態において翼要素の端部区域が翼、即ち調整フラップの翼弦方向に上下に位置されるように作動装置によって特に案内される。
作動装置は、少なくとも1つの翼要素を線形に格納および延伸させるための線形の案内装置を有するか、そのように設計される。ここで、線形案内装置は、摺動トラック運動部を有する。翼要素は、翼要素の延伸した状態において翼要素の端部区域が翼、即ち調整フラップの翼弦方向に前後に位置されるように線形案内装置によって案内される。
これに代えて、作動装置は回転固定装置を有し、これにより少なくとも1つの翼要素が格納位置および延伸位置の間を回転可能に支持される。複数の翼要素が使用される場合に、翼要素は同じ回転軸に位置される。これに代えて、複数の翼要素は対応する回転軸にそれぞれ位置されてもよい。
実施例の態様において、駆動装置が各場合において翼要素にそれぞれ設けられてもよい。
本発明において、翼の調整フラップに、調整フラップの幅方向側部端部に位置される空力学的渦生成装置がさらに設けられる。渦生成装置には、実施例の一態様における1つ以上の翼要素が設けられる。調整フラップは、特に翼の高揚力フラップであってもよい。
渦生成装置の作動装置は、翼要素を線形に格納および延伸させる摺動トラック運動部、あるいは翼要素を格納位置および延伸位置間にて支持する回転固定装置を有してもよい。翼要素の位置決めのための作動装置は、位置決めした状態の少なくとも1つの翼要素を位置決めした状態の調整フラップに連結するように特に構成される。調整フラップの格納状態において、少なくとも1つの翼要素は格納状態とされ、調整フラップの延伸した状態において、少なくとも1つの翼要素は延伸した状態とされる。
ここで、作動装置は、より小さな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素の少なくとも1つが延伸し、より大きな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素のうち別の少なくとも1つが延伸するように構成される。より小さな延伸位置による調整の範囲は、調整フラップの完全な延伸の範囲の0%乃至50%にある。位置決めした状態の翼要素を位置決めした状態の調整フラップに連結するために、機械的連結装置が設けられる。
本発明において、フィードバック機構がさらに調整フラップに設けられるか、調整フラップと一体的に形成される。フィードバック機構は、延伸した位置の調整フラップを延伸した状態の翼要素に機械的に連結する。ここで、作動装置がさらに設けられ、調整フラップが格納される場合にフィードバック機構を作動させる。フィードバック機構は、フラップ位置決め運動部に機械的に連結されるか、別の態様において、位置決めトラック、即ち位置決めされた状態のフラップ位置決め運動部がフィードバック機構によって使用され、少なくとも1つの翼要素または複数の個別の翼要素の延伸した位置を調整する。
複数の翼要素が使用される場合に、個別の翼要素のそれぞれの駆動装置は、フラップ位置決め運動機構に機械的に連結されるか、あるいは別の態様において、複数の翼要素の複数の駆動装置は相互に連結されるため、翼要素の駆動装置の1つのみがフラップ位置決め運動機構に連結され、複数の翼要素の延伸した状態を調整する。
さらなる実施例において、作動装置は、制御モジュールを有し、これにより作動装置の駆動装置を作動させる。制御モジュールは、航空機全体のための飛行制御装置に機能的に連結され、作動装置の駆動装置を操作すべく駆動装置の指令信号を受信する機能を有する。
さらに、本発明において、航空機の翼、即ち主翼が設けられ、その幅方向端部に本発明の上述した実施例による空力学的渦生成装置を有する。渦生成装置の作動装置は、摺動トラック運動部や、回転固定装置を有してもよい。調整フラップは、特に本発明の上述した実施例による翼に位置されてもよい。
特に翼要素の位置決めのための作動装置は、位置決めされた状態の翼要素が位置決めされた状態の調整フラップに連結されるように構成され、調整フラップの格納状態において、翼要素は格納状態とされ、調整フラップの延伸した状態において、翼要素は延伸した状態とされる。
さらなる実施例において、作動装置は、より小さな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素の少なくとも1つが延伸し、より大きな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素のうち別の少なくとも1つが延伸するように構成される。これにより、翼要素の受動的位置決めが調整フラップの位置により可能となる。ここで、より小さな延伸位置による調整の範囲は、調整フラップの完全な延伸の範囲の0%乃至50%にある。
位置決めされた状態の翼要素を位置決めされた状態の調整フラップに連結させるために、機械的連結装置が設けられる。本発明の上述した実施例において、調整フラップにフィードバック機構が設けられ、且つ/またはフィードバック機構が調整フラップと一体的に形成され、特に延伸した位置の調整フラップを延伸した状態の翼要素に機械的に連結する。さらに、作動装置が設けられ、且つ/または一体的に形成され、調整フラップが格納される場合にフィードバック機構を作動させる。
作動装置は、制御モジュールを有してもよく、これにより作動装置の駆動装置を作動させる。制御モジュールは、航空機全体のための飛行制御装置に機能的に連結され、飛行制御装置から指令信号を受信する機能と、作動装置の駆動装置を操作すべく駆動装置の指令信号を生成する機能とを有する。これにより、翼要素の動的位置決めが実施される。
本発明において、翼がさらに設けられる。翼は幅方向端部に位置される側部端部に少なくとも2つの翼セグメントを有する。
幅方向にて視認して翼セグメントは、各場合において翼の後方に前後に位置される。翼セグメントの外形は、翼セグメントが主翼に幅方向に連続して完全な翼となるように形成される。翼要素は共通の回転軸を中心として回転するように支持される。
各セグメントは各場合において駆動装置に連結され、これにより各セグメントは各場合において他のセグメントとは独立して位置決めされる。
さらに、セグメントの大部分は、調整フラップに、特に高揚力フラップに位置される。本発明において、調整フラップがさらに対応して設けられる。調整フラップはその幅方向端部の少なくとも1つの側部端部に少なくとも2つの翼セグメントを有する。
幅方向にて視認して翼セグメントは、各場合において調整フラップの後方に前後に位置される。翼セグメントの外形は、翼セグメントが主翼の外形に幅方向に連続して完全な翼となるように形成される。翼要素は共通の回転軸を中心として回転するように支持される。
各セグメントは各場合において駆動装置に連結され、これにより各セグメントは各場合において他のセグメントとは独立して位置決めされる。
各場合において延伸状態にある内側および外側高揚力フラップを備えた、飛行方向において背面から視認される航空機の翼において、本発明による翼要素が図示のように翼に位置されていないことを示す図。 図1に示す延伸した高揚力フラップを備えた翼において、本発明の実施例の一態様における翼要素が外側高揚力フラップの外側端部領域に位置されることを示す図。 図1に示す延伸した高揚力フラップを備えた翼において、本発明の実施例のさらなる態様における翼要素が外側高揚力フラップの外側端部領域に位置されることを示す図。 本発明の実施例の一態様における渦生成装置を備え、3つの翼要素を備えた高揚力フラップの横断方向端部区域において、翼要素は、格納位置および延伸位置間を同じ回転軸を中心として回転可能に回転固定装置によって支持され、翼要素は格納された状態にあることを示す図。 本発明の実施例の一態様における図4に示す渦生成装置を備えた高揚力フラップの横断方向端部区域を示し、翼要素は延伸した状態にあることを示す図。 本発明の実施例のさらなる態様における渦生成装置を備え、3つの翼要素を備えた高揚力フラップの横断方向端部区域において、翼要素は、格納位置および延伸位置間をそれぞれ対応する回転軸を中心として回転可能に回転固定装置によって支持され、翼要素は延伸した状態にあることを示す図。 本発明の実施例のさらなる態様における渦生成装置を備え、3つの翼要素を備えた高揚力フラップの横断方向端部区域において、翼要素は、格納位置および延伸位置間を移動可能に線形案内装置によって支持され、翼要素は延伸した状態にあることを示す図。 本発明の実施例の一態様における渦生成装置を備え、3つの翼要素を備えた主翼の横断方向端部区域において、翼要素は、格納位置および延伸位置間を移動可能に回転固定装置によって支持され、翼要素は延伸した状態にあることを示す図。 本発明の実施例の一態様における渦生成装置が位置され、3つの翼要素を備えた主翼の横断方向端部区域において、翼要素は、格納位置および延伸位置間を移動可能に線形案内装置によって支持され、翼要素は延伸した状態にあることを示す図。 本発明の実施例の一態様における渦生成装置が位置され、2つの翼セグメントを備えた主翼の横断方向端部区域において、2つの翼セグメントは、共通の回転軸を中心として回転するように支持され、翼セグメントは、最初の位置またはニュートラル位置の状態にあることを示す図。 本発明の実施例の一態様における図10に示す渦生成装置を備えた高揚力フラップの横断方向端部区域を示し、区域は第1の配置状態にあることを示す図。 本発明の実施例の一態様における図10に示す渦生成装置を備えた主翼の横断方向端部区域を示し、区域はさらに、設定された状態にあることを示す図。
本発明の実施例が図面を参照して説明される。
図1は、背面から飛行方向において、即ち航空機の長手方向軸に沿って視認される胴体2および翼3を備えた航空機1を示す。この視認方向において、航空機の2つの翼の右側は、半分の幅S2が示される。図示の翼3の主翼9に、それぞれの延伸状態における内側高揚力フラップ4および外側高揚力フラップが示され、さらに2つのエンジン室6aおよび6bが示される。内側高揚力フラップ4は、胴体2に対向する内側端部4a、および胴体2から離間する、すなわち翼先端7に対向する外側端部4bを、外側高揚力フラップ5は、胴体2に対向する内側端部5a、および胴体2から離間する、すなわち翼先端7に対向する外側端部5bをそれぞれ有する。同様に、主翼9は、主翼9の胴体側端部9aの反対側に位置される外側端部9bを有する。本明細書において、用語「端部」は、高揚力フラップ4および5、すなわち主翼9の外形の幅方向端部を意味する。
本発明において、空力学的渦を生成するための装置10は、翼の幅方向側部端部に位置されるか、幅方向側部端部に調整可能に位置される調整フラップに、特に高揚力フラップ4および5に配置され、少なくとも1つの翼要素11、12、13から形成される。図2乃至7において、翼要素11、12、13は、図示のように高揚力フラップ、すなわち翼先端に対向する端部領域5bに示される。本発明における渦生成装置は、これに代えて、あるいは付加的に任意のタイプの調整フラップに、すなわち内側端部領域および/または外側端部領域に位置される。図2および3において、翼要素11、12、13からの渦が記号により示され、参照符号11’、12’、13’が付与される。図5に示すように、空力学的要素は、空力学的外形を備えた羽状流線形本体であり、これは幅方向RS1および航空機の翼弦方向RT1を有する。航空機要素は、翼形状を有し、幅方向RS1に長尺状に好適に形成される。図示のように、幅方向RS1において、航空機要素11、12、13は、直線的または湾曲した形状からなる。
図2乃至9において、渦生成装置10は、各場合において3つの翼要素を備え、これらは実施例の別の態様においても同じ参照符号が付与される。
図2乃至9において、渦生成装置10は、各場合において3つの翼要素11、12、13を備える。通常本発明による空力学的渦生成装置10は、1つの翼要素のみから形成されてもよい。1つの翼要素からの装置10の形成において、装置10は、翼に対して移動可能な部分、または幅方向の調整フラップとして構成される。
渦生成装置10が、複数の翼要素11、12、13から形成される場合に、装置10は、翼要素11、12、13が翼、即ち調整フラップに対して幅方向に移動可能な部分となり、翼要素の延伸状態における外側端部区域が翼、即ち調整フラップの厚み方向において相互に離間するように構成される。装置10は、翼、即ち調整フラップの各幅方向端部に翼要素を収容する凹部が形成されるように構成される。渦生成装置10は、凹部内への翼要素の格納および凹部内からの延伸のための作動装置、およびこの作動装置を操作するための駆動装置を有する。
ここで渦生成装置10は、延伸状態の翼要素の外側端部区域が翼、即ち調整フラップの厚み方向において相互に離間するように、且つ/または延伸状態の翼要素の外側端部区域が翼、即ち調整フラップの翼弦方向にて視認して相互に離間するように特に構成される。
渦生成装置10、および/または調整フラップ4および5、即ち主翼9は、1つ以上の翼要素の格納および延伸のための作動装置と、この作動装置を駆動、すなわち操作する駆動装置(図示しない)を有する。作動装置は、特に位置決め装置および案内装置を有し、これらにより翼要素、即ち翼要素11、12、13の格納および延伸運動は決定される。作動装置は、特に摺動トラック運動部の態様の線形案内装置を有し、少なくとも1つの翼要素、、即ち翼要素11、12、13を線形に格納および延伸させる。これに代えて、作動装置は回転固定装置を有してもよく、ここで少なくとも1つの翼要素すなわち翼要素11、12、13は、格納位置および延伸位置の間を回動できるように支持される。
図5乃至9に示すように、複数の翼要素11、12、13からの渦生成装置10の形成において、翼要素11、12、13は線形案内装置によって、あるいは回転固定装置によって案内され、これにより、翼要素11、12、13の延伸状態において、翼要素11、12、13の端部区域21、22、23は、翼、即ち調整フラップの翼弦方向に前後に位置される。
さらに、調整フラップ4および5、即ち主翼9の各端部または端部領域から開始する部分的に、または完全に延伸した状態の翼要素は、幅方向RS1において図2に示すように上方に、あるいは図3に示すように下方に延びる。さらに、図2および3に示すように、部分的または十分に延伸した状態の翼要素11、12、13の外側端部区域21、22、23は、翼、即ち調整フラップの厚み方向において相互に離間して設けられる。
さらに、空力学的渦生成装置10は、翼要素11、12、13が作動装置によって案内され、これにより翼要素11、12、13の完全にまたは部分的に延伸した状態において翼要素の端部区域21、22、23、即ち外側端部が、図5乃至9に示すように前後に位置され、且つ/または図5、6、および8に示すように翼、即ち調整フラップの翼弦方向において上下に位置されるように構成される。
装置10が位置される主翼9および/または調整フラップ4および5は、翼要素11、12、13が内部に格納される凹み、すなわち空洞、すなわち凹部を有する。
翼要素11、12、13の位置決めのための作動装置は、位置決めされた状態の少なくとも1つの翼要素11、12、13が位置決めされた状態の調整フラップ4および5と連結されるように構成される。調整フラップの格納状態において、少なくとも1つの翼要素11、12、13が、格納状態に設けられ、調整フラップ4および5の延伸状態において、少なくとも1つの翼要素11、12、13が、延伸状態に設けられる。
ここで作動装置は、より小さな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素11、12、13の少なくとも1つが延伸し、より大きな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素11、12、13のうち別の少なくとも1つが延伸するようにさらに構成される。本実施例の態様における装置10において、少なくとも1つの翼要素の受動的延伸および格納が実施される。位置決めされた状態の翼要素11、12、13を位置決めされた状態の調整フラップ4および5に連結するために、機械的連結装置が設けられる。
本発明の実施例のさらなる態様における渦生成装置10において、フィードバック機構が調整フラップ4および5に位置され、延伸した位置の調整フラップ4および5を延伸した状態の翼要素11、12、13に機械的に連結する。ここで調整フラップ4および5が格納される場合に、フィードバック機構を作動させる作動装置がさらに設けられる。
本発明の実施例のさらなる態様における渦生成装置において、作動装置は制御モジュールを有し、作動装置の駆動装置を作動させる。制御モジュールは、航空機全体のための飛行制御装置に機能的に連結され、作動装置の駆動装置を操作すべく駆動装置のための指令信号を受信する機能を有する。上述したように、少なくとも1つの翼要素11、12、13の動的位置決めが行われる。
本発明の実施例のさらなる態様において、翼、即ち主翼9は、幅方向端部に位置される側部端部において、少なくとも2つの翼セグメント51および52を有する。
図示の幅方向の翼セグメント51および52は、各場合において翼の後方にて前後に位置され、その外形は主翼の外形に幅方向に連続して完全な翼となるように形成される。翼セグメント51および52は、共通の回転軸53を中心として回転するように支持される。
各セグメント51および52は、各場合において駆動装置に連結され、これにより、各セグメントは、他のセグメントとは独立して配置される。
図10は、本発明の実施例の一態様において、2つの翼セグメント51および52を備えた渦生成装置50が配置される主翼9の横断方向端部区域を示す。2つの翼セグメント51および52は、共通の回転軸53を中心として回転するように支持される。翼セグメントは、最初の位置またはニュートラル位置の状態に設けられる。図11は、さらに位置決めされた状態のセグメント51および52を示し、図12は、さらに位置決めされた状態のセグメント51および52を示す。
同様に、上述した翼セグメントの構造体は、調整フラップ、特に高揚力フラップに位置されてもよい。従って、本発明において、調整フラップは、その幅方向における両端のうち少なくとも一方の側部端部に少なくとも2つの翼セグメントを有する。ここで、図示のような幅方向における翼セグメント51および52は、各場合において前後に、且つ調整フラップ4および5の後方に位置される。これらの外形は、幅方向にて主翼の外形に連続して完全な翼をなすように形成される。翼セグメント51および52は、共通の回転軸53を中心として回転するように支持される。さらに、各セグメント51および52は、各場合において駆動装置に連結され、これにより各セグメント51および52は、他方の各セグメント52および51とは独立して位置される。

Claims (35)

  1. 翼(3)の幅方向側部端部(12、32)に位置されるか、同幅方向側部端部(12、32)に調整可能に位置される調整フラップ(4、5)に位置され、且つ少なくとも1つの翼要素から形成される空力学的渦生成装置(10)であって、
    該少なくとも1つの翼要素は、その幅方向において翼、即ち調整フラップ(4、5)に対して移動可能な部分として構成されることと、
    翼、即ち調整フラップ(4、5)の幅方向各端部において、凹部が翼要素(11、12、13)を収容すべく形成されることと、該渦生成装置(10)は、翼要素を凹部内に格納し且つ凹部から延伸させる作動装置を有することとを特徴とする渦生成装置(10)。
  2. 前記渦生成装置(10)は複数の翼要素(11、12、13)から形成されることと、該渦生成装置(10)は、翼要素(11、12、13)が翼、即ち調整フラップ(4、5)に対して幅方向に、且つ相互に対して移動可能な部分として形成されるように構成され、翼要素(11、12、13)の延伸した状態における翼要素の外側端部区域が翼、即ち調整フラップの厚み方向に相互に離間するように構成されることと、翼、即ち調整フラップ(4、5)の幅方向各端部に、翼要素(11、12、13)を収容するべく凹部が設けられることと、該渦生成装置(10)は、凹部内に翼要素(11、12、13)を格納し、凹部から翼要素(11、12、13)を延伸させる作動装置と、同作動装置を操作する駆動装置とを有することとを特徴とする請求項1に記載の渦生成装置(10)。
  3. 前記渦生成装置(10)は、複数の翼要素(11、12、13)から形成されることと、該渦生成装置(10)は、延伸した状態の翼要素(11、12、13)の外側端部区域が翼、即ち調整フラップ(4、5)の厚み方向に相互に離間するように且つ延伸した状態の翼要素(11、12、13)の外側端部区域が翼、即ち調整フラップ(4、5)の翼弦方向に相互に離間するようにあるいはそのいずれかに構成されることとを特徴とする請求項1または2に記載の渦生成装置(10)。
  4. 前記渦生成装置(10)は、格納状態において少なくとも1つの翼要素が翼、即ち調整フラップの外形内に完全に位置されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  5. 前記渦生成装置(10)は、格納状態において少なくとも1つの翼要素の複数の区域が翼、即ち調整フラップの外形内に位置されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  6. 前記翼要素(11、12、13)は、翼要素(11、12、13)の延伸した状態において翼要素の外側端部の端部区域(21、22、23)が翼、即ち調整フラップ(4、5)の翼弦方向に前後に位置されるように作動装置によって案内されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  7. 前記翼要素(11、12、13)は、翼要素(11、12、13)の延伸した状態において翼要素の端部区域(21、22、23)が翼、即ち調整フラップ(4、5)の翼弦方向に上下に位置されるように作動装置によって案内されることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  8. 前記作動装置は、少なくとも1つの翼要素(11、12、13)を線形に格納および延伸するための線形案内装置(L)を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  9. 前記線形案内装置は、摺動トラック運動部を有することを特徴とする請求項8に記載の渦生成装置。
  10. 複数の翼要素(11、12、13)からの前記渦生成装置(10)の形成において、該翼要素は、翼要素の翼要素(11、12、13)端部区域が翼、即ち調整フラップ(4、5)の翼弦方向に前後に位置されるように線形案内装置によって案内されることを特徴とする請求項8または9に記載の渦生成装置(10)。
  11. 前記作動装置は、少なくとも1つの翼要素が格納位置および延伸位置間を回転するように支持される回転固定装置(D)を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  12. 複数の翼要素(11、12、13)からの前記渦生成装置(10)の形成において、該複数の翼要素(11、12、13)は、同じ回転軸(30)に位置されることを特徴とする請求項11に記載の渦生成装置(10)。
  13. 前記複数の翼要素(11、12、13)はそれぞれ対応する回転軸(31、32、33)に位置されることを特徴とする請求項11に記載の渦生成装置(10)。
  14. 駆動装置が各翼要素に設けられることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  15. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載の空力学的渦生成装置(10)を備えた翼の調整フラップ(4、5)であって、該渦生成装置(10)は調整フラップ(4、5)の幅方向側部端部(12、32)に位置されることと、該渦生成装置(10)は複数の翼要素(11、12、13)と組み合わせて形成されることとを特徴とする調整フラップ(4、5)。
  16. 前記調整フラップ(4、5)は翼の高揚力フラップであることを特徴とする請求項15に記載の調整フラップ(4、5)。
  17. 前記渦生成装置(10)の作動装置は、該翼要素(11、12、13)を線形に格納および延伸するための摺動トラック運動部を有し、該調整フラップ(4、5)は、同調整フラップ(4、5)の横断方向端部に設けられ幅方向に延びる空洞を有し、同空洞内に翼要素(11、12、13)が格納されることを特徴とする請求項15または16に記載の調整フラップ(4、5)。
  18. 前記作動装置は回転固定装置として設計され、該翼要素(11、12、13)は、格納位置および延伸位置の間を回転できるように同回転固定装置に支持されることと、該調整フラップ(4、5)は、その外側端部にポケットを有し、該ポケット内に格納状態の翼要素(11、12、13)が収容されることとを特徴とする請求項15または16に記載の調整フラップ(4、5)。
  19. 前記翼要素(11、12、13)の位置決めのための作動装置は、位置決めされた状態の少なくとも1つの翼要素(11、12、13)が位置決めされた状態の調整フラップ(4、5)に連結されるように構成されることと、調整フラップ(4、5)の格納状態において少なくとも1つの翼要素(11、12、13)は格納状態とされることと、調整フラップ(4、5)の延伸した状態において少なくとも1つの翼要素(11、12、13)は延伸された状態とされることとを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記載の調整フラップ(4、5)。
  20. 前記作動装置は、より小さな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、前記翼要素(11、12、13)の少なくとも1つが延伸し、より大きな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素(11、12、13)のうち別の少なくとも1つが延伸するように構成されることを特徴とする請求項19に記載の調整フラップ(4、5)。
  21. 前記より小さな延伸位置による調整の範囲は、調整フラップの完全な延伸の範囲の0%乃至50%にあることを特徴とする請求項20に記載の渦生成装置(10)。
  22. 前記位置決めされた状態の翼要素(11、12、13)を位置決めされた状態の調整フラップ(4、5)に連結すべく機械的連結装置が設けられることを特徴とする請求項19、20、および21のいずれか一項に記載の渦生成装置。
  23. 前記調整フラップ(4、5)に位置され、延伸した位置の調整フラップ(4、5)を延伸した状態の翼要素(11、12、13)に機械的に連結するフィードバック機構と、該調整フラップ(4、5)が格納される場合に該フィードバック機構を作動させる作動装置とをさらに備えることを特徴とする請求項19乃至22のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  24. 前記作動装置は作動装置の駆動装置を作動させるべく制御モジュールを有し、同制御モジュールは、航空機全体のための飛行制御装置に機能的に連結され、且つ作動装置の駆動装置を操作すべく駆動装置のための指令信号を受信する機能を有することを特徴とする請求項19、20、および21のいずれか一項に記載の渦生成装置(10)。
  25. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載の空力学的渦生成装置(10)をその幅方向端部に有する航空機のための翼。
  26. 前記渦生成装置(10)の作動装置は、該翼要素(11、12、13)を線形に格納および延伸するための摺動トラック運動部を有し、該翼は、翼の横断方向端部に設けられ幅方向に延びる空洞を有し、同空洞内に翼要素(11、12、13)が格納されることを特徴とする請求項25に記載の翼。
  27. 前記作動装置は回転固定装置として設計され、該翼要素(11、12、13)は、格納位置および延伸位置の間を回転できるように同回転固定装置に支持されることと、該調整フラップ(4、5)は、その外側端部にポケットを有し、該ポケット内に格納状態の翼要素(11、12、13)が収容されることとを特徴とする請求項25に記載の翼。
  28. 調整フラップ(4、5)が前記翼に位置されることと、前記翼要素(11、12、13)の位置決めのための作動装置は、位置決めされた状態の翼要素(11、12、13)が位置決めされた状態の調整フラップ(4、5)に連結されるように構成されることと、調整フラップ(4、5)の格納状態において翼要素(11、12、13)は格納状態とされることと、調整フラップ(4、5)の延伸した状態において翼要素(11、12、13)は延伸された状態とされることとを特徴とする請求項25乃至27のいずれか一項に記載の翼。
  29. 前記作動装置は、より小さな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、前記翼要素(11、12、13)の少なくとも1つが延伸し、より大きな延伸位置による調整範囲内に調整フラップを位置決めした状態において、翼要素(11、12、13)のうち別の少なくとも1つが延伸するように、すなわち受動的に位置決めされるように構成されることを特徴とする請求項28に記載の翼。
  30. 前記より小さな延伸位置による調整の範囲は、調整フラップの完全な延伸の範囲の0%乃至50%にあることを特徴とする請求項29に記載の渦生成のための翼。
  31. 前記位置決めされた状態の翼要素(11、12、13)を位置決めされた状態の調整フラップ(4、5)に連結すべく機械的連結装置が設けられることを特徴とする請求項28、29、および30のいずれか一項に記載の渦生成のための翼。
  32. 前記調整フラップ(4、5)に位置され、延伸した位置の調整フラップ(4、5)を延伸した状態の翼要素(11、12、13)に機械的に連結するフィードバック機構と、該調整フラップ(4、5)が格納される場合に該フィードバック機構を作動させる作動装置とをさらに備えることを特徴とする請求項28乃至31のいずれか一項に記載の渦生成のための翼。
  33. 前記作動装置は作動装置の駆動装置を作動させるべく制御モジュールを有し、同制御モジュールは、航空機全体のための飛行制御装置に機能的に連結され、且つ同飛行制御装置からの指令信号を受信する機能および作動装置の駆動装置を操作すべく、すなわち動的に位置決めすべく駆動装置のための指令信号を生成する機能を有することを特徴とする請求項25乃至30のいずれか一項に記載の渦生成のための翼。
  34. その幅方向端部の側部端部に少なくとも2つの翼セグメント(51、52)を有する翼(3、9)であって、
    幅方向から視認される翼セグメント(51、52)は、各場合において翼の後方にて前後に位置され、該翼セグメント(51、52)の外形は、主翼の外形に幅方向に連続して完全な翼となるように形成され、該翼セグメント(51、52)は、共通の回転軸(53)を中心として回転するように支持されることと、
    各セグメント(51、52)は、各場合において駆動装置に連結され、これにより、各セグメント(51、52)は、他の各セグメント(52、51)とは独立して配置されることとを特徴とする翼(3、9)。
  35. その幅方向両端部の少なくとも一方の側部端部に少なくとも2つの翼セグメント(51、52)を有する調整フラップ(4、5)であって、
    幅方向から視認される翼セグメント(51、52)は、各場合において調整フラップ(4、5)の後方にて前後に位置され、該翼セグメント(51、52)の外形は、主翼の外形に幅方向に連続して完全な翼となるように形成され、該翼セグメント(51、52)は、共通の回転軸(53)を中心として回転するように支持されることと、
    各セグメント(51、52)は、各場合において駆動装置に連結され、これにより、各セグメント(51、52)は、他の各セグメント(52、51)とは独立して配置されることとを特徴とする調整フラップ(4、5)。
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