JP2011521282A - サッカーゴール近傍に位置する広告用の柔軟倒壊性丸角フレーム - Google Patents

Abstract

本発明は、丸角コーナーを備えた柔軟倒壊性フレームに関するものであり、サッカーゴールに近傍における広告メッセージの表示手段として使用されることを意図したものである。このフレームは、衝突の際にプレイヤーに危険を生じさせることなく、初期位置に自動的に戻るように作られ、衝突又は衝撃を受けた後には倒れる。このフレームは、型成形による単一部材のフレーム本体と、フレーム本体の内側に設けられて広告メッセージが表示される支持体とにより、両側の側部柱部に係るバネ部を組み込み、該バネ部は側部柱部と側部柱部をペグに連結する部分との間に連結されて、該ペグは地面にねじ入れられるように設計され、それぞれのバネ部は弾性かつ柔軟性の保護スリーブにより覆われる。
【選択図】 図１

Description

明細書の表題に掲げたように、本発明は柔軟性と倒壊（倒込）性を有するフレームに関するものであり、サッカーゴールの横近く又はサッカーゴールの後部分に設置することが可能となるように、型手段による単一部品により形成され、材料はポリエチレン、ポリウレタン、ラバー材、又は柔軟性を備えた任意の材料を用い、さらに、スプリング手段により倒れ得るようにしたことにより、プレイヤーが前記フレームに倒れ込み又は衝突した場合に曲がりうるものである。また、前記フレームにより、広告を留めおくことが可能である。さらに、この倒壊性フレームは、ＦＩＦＡ規則に準拠するように設計される。すなわち、他の固定された支持体を設置してプレイヤーや審判に危険が生じたり、衝突した際に事故を引き起こしうるので、プレイヤーや審判に危険を生じさせるものを設置してはいけないとの規則である。

さらに、この柔軟性かつ倒壊性を備えたフレームは、布、ナイロン、メッシュ、紙、ビニール、プラスチック、又は印刷可能なあらゆる素材に対して、印刷、スクリーンプリント、又はペイントによる広告を、該フレームにより留めおくことが可能なように設計される。

本願発明の技術領域は、広告用装置及び支持体の製品の分野に属する。

現代サッカー界においては、競技のフィールドの周囲に広告支持体が位置するものであるが、それらは堅いか、あるいは柔軟な支持体であっても硬直的であって倒壊（倒込）性のないものであり、丸角コーナーを有するものではなかった。従って、それらは、その硬直さと堅さとによって、サッカーゴールの近傍に設けることができなかった。広告支持体の硬直さや堅さは、プレイヤーや審判にとって危険を生じさせるから、ゴール近接位置への広告の設置は、サッカーの専門家から禁止されていた。このような理由により、柔軟性かつ倒壊性を備え、丸角を有する、新規な支持体が設計された。

これまで知られているように、スペイン実用新案U-200600523には、柔軟な支持体が示され、好ましくはサッカーゴールに近接した位置に広告メッセージを表示することが示されており、ある実施例によると、該支持体は、柔軟な材料による支持体により構成され、単一部材フレームの様式であり、単一の型で形成され、該フレームには広告用のメッシュが公知の適切な方法で結合され、該フレームは個別の円錐状部分によって、前記広告用フレームの側部柱部の対応する端部に受けられるように準備された芝や地面等に差し込まれて地面に固定されている。

スペイン実用新案Ｕ−２００６００５２３

上記の目的を達成し、前述の欠点を防ぐため、本発明は、フレーム又は支持体に、柔軟性に加えて倒壊（倒込）性を備えて、該フレームは単一部材により形成すると共に丸角（角の丸まったコーナー）により構成するものであり、優先権及び請求の範囲に記載された本願発明の特徴において、理想的な方法を達成するための柔軟性という特性が追加的に供されることにより、本発明によるフレームはプレイヤーが傷付くことのない完全な解決法を提供する。本発明の好適実施例において、ショアＤ硬度６０と同程度のショアＡ硬度９８のポリエチレン系エラストマーにより、直径２５ｍｍにフレームが製造される。これは、単一部材を用いた型成形によるものであり、これにより端部が丸みを帯びたものとなると共に、プレイヤーや審判に危険を生じさせるような接合部、接着部又は溶接部もなく、それぞれの側部柱部の下側端部にバネ部を含み、その両側の支柱と予め芝に打ち込まれたそれぞれのペグとを調整することで結果的に生じる倒壊性という特性を伴うものである。このバネ部は、ラバースリーブで覆われ、このラバースリーブは、倒壊性という特性に影響を及ぼすことなくプレイヤーの衝突からバネ部を保護するものである。

倒壊性を備えたことにより、ふたつの重要な目的にかなうものとなった。ひとつは、プレイヤーがこの支持体に衝突した場合に、プレイヤーが怪我をしないということであり、もうひとつは、プレイヤーがこの支持体に衝突した場合又は支持体にボールがぶつかった場合に、操作者により元の状態に戻す必要なしに支持体がそれ自身で元の状態に戻ることである。これにより、これまでのサッカー界では見られなかったような広告効果という革新を提供するものである。

上述のように、この支持体は、芝に打ち込むことなく埋設するためのねじ山を有する２本の中空ペグにより競技フィールドに固定される。このようにして、支持体のずれや変形を防ぐ。

添付された一連の図面は、本発明を説明的に描写するものであり特性を制限するものではなく、本発明の重要な部分を示して明細書の理解を助けるためのものである。
本発明の目的である、丸角を有する柔軟倒壊性フレームの正面図である。 図１と同等物であるが、両側のバネ部が前記フレームのラバー材の内側に組み込まれている特徴を示す。

図示される符号を参照し、本発明の好適実施例を以下に示す。すなわち、サッカーゴール近傍の広告に位置し、丸角を有する柔軟倒壊性フレームの実施例は、以下により好適に実施される。

柔軟倒壊性フレームをショアＡ硬度９８（ショアＡ）のポリウレタンエラストマーで作成し、これはショアＣ硬度６０（ショアＤ）かつ直径２５ｍｍと同等である。前記フレームは成形型手段で単一部材により製造され、図において１の符号により示される。前記フレームは、シーム手段、溶接手段、又は接着手段によって、メッシュ、布、又は他のあらゆる素材により作成される支持体２に結合され、支持体上に印刷、スクリーン印刷、又はペイント等が可能な広告体を盛り込むことができる。広告体が支持体２に組み入れられると、それぞれのバネ部３は前記フレーム１のそれぞれの側部柱部に組み込まれて、該バネ部は、同一の材料により製造され、フレームを結合する部分６を伴ってフレーム１のそれぞれのサイドとの接続及び組立機能を有するものであり、それらを円筒状ペグ５に導入し、該円筒状ペグは、円筒状フォーム（発泡体）又はラバースリーブ４によりバネ部３を保護した後で、サッカーフィールドの芝に埋め入れられる。この組立体によると、サッカープレイヤーが支持体１に対して正面又は側面衝突した場合に、バネ部３の作用による結果、前記支持体は力が加わったのと同じ方向に転倒し、その柔軟倒壊性の機能によりプレイヤーは怪我をしない。また、サッカープレイヤーがバネ部に衝突した場合は、保護スリーブ４の作用による結果、サッカープレイヤーは怪我を負うこともなく、バネ部３にぶつかることもない。さらに、フレームのどの角に対してぶつかった場合にも、フレームが丸角であるので、サッカープレイヤーがコーナーのへりに起因する怪我を負うことはない。

Claims (2)

1. サッカーゴールの近傍に広告を配置するために柔軟倒壊性を有する丸角フレームであって、前記フレームはポリエチレン、ポリウレタン、ラバー又は他の柔軟性材料を用いて型成形手段により作成された単一部品要素により形成され、前記フレームはメッシュ、布、ナイロン、紙、又は、他の適合する技術手段によるメッセージプリントを含む他のあらゆる適合材料により作成された支持体２を備え、前記支持体２は、前記フレームの側部柱部１間に広げられて、シーム手段、溶接手段、又は接着手段により一体的に結合され、さらに、前記フレームは側部柱部１にそれぞれ係るバネ部３を組み込み、これにより倒壊性が提供され、前記バネ部は両側の側部柱部でそれぞれの柱部１と結合部分６との間に配置されて、地面に固定されるように設計されたペグ５と結合され、両側部柱部のそれぞれのバネ部はさらに弾性の柔軟性スリーブ４により覆われたことを特徴とする、サッカーゴールの近傍に位置する広告用の柔軟倒壊性フレーム。
2. 請求項１において、それぞれの円筒状ペグ５は中空体で構成され、該中空体がペグに設けられたネジ部分により地面にねじ入れらることを特徴とする柔軟倒壊性フレーム。

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