JP2011521243A - 時計機構および該時計機構を備えるモジュール - Google Patents
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Abstract
本発明は、時計機構、およびムーブメントの底部プレートから独立した構成簡単かつコンパクトな構成の時計モジュールに関する。この時計機構は、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能に取り付けた制御ステム(3)と、この制御ステム(3)とともに回転するよう取り付けた制御ピニオン(11;13)と、制御ステムが軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、制御ピニオン(11;13)と係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材(15,24;30)と、を備える。制御ピニオン(11;13)は、制御ステム(3)が2か所の位置のうち一方から他方に移動するとき、この制御ステム(3)と一緒に並進移動可能に制御ステムに連結する。モジュールは、上記機構を収容するケース(2)を備える。
Description
本発明は、回動するように取り付ける制御真または制御ステム(control stem)であって、少なくとも2ヶ所の軸方向位置間で移動可能な制御ステムと、この制御ステムと共に回動するように取り付ける制御ピニオン(control pinion)と、制御ステムが軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、制御ピニオンと係合するように構成した少なくとも1個の作動部材(actuating organ)と、を備える時計機構に関する。本発明は、このような機構を備えるモジュールにも関する。
このタイプの機構は、例えば、従来、巻き真または巻ステム(winding stem)を備える巻き上げおよびセット機構(winding and setting mechanism)であって、きち車(castle wheel)は、この巻ステムと共に回転して、巻き位置とセット位置との間をスライドすることができる巻き上げおよび設定機構である。巻き位置では、きち車は、巻きピニオン(winding pinion)によって形成する第1作動部材と係合し、セット位置では、きち車は、第2作動部材を構成する適当な中間ホイール(intermediate wheel)と係合する。異なる部品を、巻きステム上に次の順序、すなわち、巻きピニオン、きち車、セット用中間ホイールの順序で、ムーブメントの外側から中心に向けて配置する。一方の位置から他方の位置への遷移は、巻ステムおよびレバーと係合する引抜部品を使用して行い、該レバーの端部は、きち車に設けた切欠き(notch)に収納する。これら引抜部品およびレバーは、機構の構造および動作を複雑にするという欠点を有する。
この巻き上げおよびセット機構を、時計ムーブメントのフレームから分離することができる別個のモジュールの形式で製作することが知られている。このようなモジュールは、例えば、特許文献1(スイス国特許第081927号)に記載されており、この特許は、全てのコンポーネントを2個のプレート間で固定して着脱可能モジュールを形成する巻き上げおよびセット機構を提案している。特許文献2(スイス国特許第017991号)では、時計のプレート上に固定した着脱可能なブリッジで形成するモジュールについても記載しており、巻き上げおよびセット機構を構成する全てのコンポーネントをこの時計のプレート上に配置する。しかし、これらモジュールは、引抜部品およびレバーが存在するために、従来の巻き上げおよびセット機構が直面する欠点と同様の欠点を有している。
特許文献3(スイス国特許第609516号)から、3か所の軸方向位置間で移動可能な1個のステムと、ロッドと共に回動する2個のピニオンであって、ロッドが動作している間は一体に並進(平行)移動する2個のピニオンを備える時計機構も知られており、これらピニオンは、それぞれ、単一の作動部材と係合して、単一の機能、すなわち、日付のセットおよび操作を実施する。制御ステムは、ムーブメントのプレートに直接固定するブラケットに取り付ける。制御ステムに取り付ける制御ピニオンが、制御ステムの周りに配置する作動部材と正確に係合するように、ステムの位置決めは精密に行わなければならない。さらに、ムーブメントのフレーム内で制御ステムの位置を変更したい場合、制御ステムに配置する制御ピニオンと係合する作動部材の位置を変更する必要もある。したがって、一般に、ムーブメント全体の設計を変更しなければならなくなる。
本発明の目的の一つは、したがって、セットおよび巻き上げ機構を備えるモジュールを提案することによって、さらにより一般には、時計のムーブメント機能を作動させるために、構造および動作の簡素化を可能にすることによって、上述の欠点を補うことにある。
本発明の他の目的は、ムーブメントのフレームとは別個の時計モジュールであって、シンプルで小型の設計を有しており、ムーブメントの設計変更をする必要なく、容易に取り外して任意のタイプのムーブメントに使用することができる時計モジュールを提案することにある。
上記目的を達成するため、本発明によれば、時計ムーブメントのフレーム上に取り付けることを意図する時計ムーブメントの要素を作動させるためのモジュールを提供し、このモジュールは、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能に取り付けた制御ステムと、該制御ステムと共に回転するように取り付けた制御ピニオンと、制御ステムが軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、制御ピニオンと係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材と、を備える機構を有し、この制御ピニオンは、やはり制御ステムが2か所の軸方向位置のうち一方から他方に移動するとき、制御ステムと一緒に並進移動するよう制御ステムに取り付ける。本発明によれば、このモジュールは、前記機構を収納する独立したケースと、ケースの外部に露出する手段であって、作動部材を、作動させるべき前記ムーブメントの要素に運動学的に連結できるよう構成し、これにより、作動部材がムーブメントのフレームにおけるモジュールの位置に関係なく要素を作動させることができるようにした、該連結手段とを備える。
本発明によるモジュールは、特に小型で、着脱可能でありまた容易に交換できる。制御ピニオンおよびその作動部材は双方ともケース内に取り付けており、モジュールの位置に関係なく両者間の係合は常に保証される。作動させるべき要素とモジュールとの間の連結は、モジュール上に存在する連結手段によって、または他の中間ホイールを単に追加することによって直接的に保証して、モジュールの位置に関係なく、モジュールに組み込んだ連結手段を介して制御ピニオンおよびその作動部材から伝わる動作伝送を簡単かつ精密に保証することができる。
特に有利には、これら連結手段は、連結手段が適正な向きに指向できるように、ケース内に取り付けることができる。
第1の他の実施形態によれば、作動させるべき要素は表示部材とし、この要素に対応する作動部材は、制御ステム上で自由に回転するよう取り付けたセットホイール、すなわち小鉄車(setting wheel)とし、制御ピニオンは、セットホイール(小鉄車)に対向する面に、セットホイール(小鉄車)の歯と係合して時刻を修正することができる歯を備えることができる。セットホイール(小鉄車)および表示部材間の連結手段は、ケース上で自由に回転するよう取り付けた少なくとも1個の中間ホイールとすることができる。
他の代案としての実施形態によれば、作動させるべき要素は、バレルばね、すなわち香箱ばね(barrel spring)とし、これに対応する作動部材は、連結手段によって該バレルばね(香箱ばね)と運動学的にかつ少なくとも一時的に連結することができるよう構成した巻きピニオンとし、この巻きピニオンは制御ステム上で自由に回転できるよう取り付け、また制御ピニオンは、巻きピニオンに対向する面に、ムーブメントの巻き上げのため巻きピニオンと係合できる歯を有する構成とする。巻きピニオンとバレルばね(香箱ばね)との間の連結手段は、ケースから突出しかつケースに対して回転移動可能に取り付けた舌状部(tongue)有し、この舌状部は、一方では巻きピニオンと噛合し、他方ではバレルばね(香箱ばね)と運動学的かつ少なくとも一時的に連結することできるよう構成した少なくとも1個の中間ホイールを支持する。
他の代案としての実施形態によれば、この機構は、少なくとも2個の作動部材であって、これら2個の作動部材のうち一方は時刻修正用、他方は巻き上げ用とした、該作動部材を備え、制御ピニオンは、制御ステム上で、外側から中心に向かって、セットホイール(小鉄車)、制御ピニオンおよび巻きピニオンの順番になるよう位置決めする。
他の代案としての実施形態によると、作動部材は、二方向性の動作において制御ステムに対して直交する方向に往復移動可能なラックとし、このラックは、作動させるべき要素と係合するよう構成した連結手段とし、また、制御ピニオンは、ラックおよびその連結手段を動かすようにラックの歯と係合可能な歯を有した構成とすることができる。
ラックの歯は、1つの位置で制御ピニオンがラックと連結して、また制御ピニオンはラックの歯を通過して他の位置に達することができるよう選択するのが好ましい。
他の代案としての実施形態によれば、前記機構は、セット(設定)および巻き上げ用の第1制御ピニオン、およびラックと係合して時計ムーブメントの他の要素を作動させるよう構成した第2制御ピニオンを備え、第1および第2の制御ピニオンは、制御ステム上で外側から中心に向かって、第2制御ピニオン、セットホイール(小鉄車)、第1制御ピニオンおよび巻きピニオンの順番となるよう位置決めし、制御ステムは、3か所の軸方向位置間で移動とし、第1位置では第1制御ピニオンが巻きピニオンと噛合し、第2位置では第2制御ピニオンがセットホイール(小鉄車)と噛合し、第3位置では第1制御ピニオンがセットホイール(小鉄車)と噛合し、このとき第2制御ピニオンは、ラックの歯を通過する構成とする。
機構は、制御ステムおよび前記制御ステムの前記位置を規定する位置決め部材に係合するセレクタばねも備えるのが好ましい。
有利には、制御ステムは、着脱可能な第1要素およびケース内に収納する第2要素を有した構成とすることができる。
本発明は、上述のような作動モジュールに使用可能な時計ムーブメント機構にも関し、作動モジュールは、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能取り付けた制御ステムと、この制御ステムとともに回転するよう取り付けた制御ピニオンと、制御ステムが軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、制御ピニオンと係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材と、を備え、制御ピニオンは、やはり制御ステムが2か所の位置のうち一方から他方に移動するとき、この制御ステムと一緒に並進移動するよう制御ステムに取り付ける。作動部材は、時計ムーブメントの表示部材と運動学的に連結するよう構成し、さらに制御ステム上で自由に回転可能に取り付けたセットホイール(小鉄車)を備え、また制御ピニオンは、セットホイール(小鉄車)に対向する面に、時刻修正用のセットホイール(小鉄車)の歯と係合する歯を有した構成とする。
本発明は、上述のモジュールに使用可能な時計ムーブメント機構にも関し、モジュールは、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能取り付けた制御ステムと、この制御ステムとともに回転するよう取り付けた制御ピニオンと、制御ステムが軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、制御ピニオンと係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材と、を、制御ピニオンは、やはり制御ステムが2か所の位置のうち一方から他方に移動するとき、制御ステムと共に並進移動するよう制御ステムに取り付ける。作動部材は、時計ムーブメントのバレルばねと運動学的にかつ少なくとも一時的に連結できるよう構成した巻きピニオンを備え、この巻きピニオンは、前記制御ステム上で自由に回転するよう制御ステムに取り付け、またこの制御ピニオンは、巻きピニオンに対向する面に、巻きピニオンと係合してムーブメントを巻き上げることが可能な歯を有した構成とする。
有利には、この機構は、少なくとも2個の作動部材を備え、2個の作動部材のうち一方は時間調整用、他方の作動部材は巻き上げ用とし、制御ピニオンは、制御ステム上で、外側から中心に向かって、セットホイール(小鉄車)、制御ピニオンおよび巻きピニオンの順番になるよう位置決めする。
本発明は、上述のモジュールに使用可能な時計ムーブメント機構にも関し、モジュールは、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能に取り付けた制御ステムと、制御ステムとともに回転するよう取り付けた制御ピニオンと、制御ステムが軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、制御ピニオンと係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材と、を備え、前記制御ピニオンは、制御ステムが2か所の軸方向位置のうち一方から他方に移動するとき、この制御ステムと共に並進移動するよう制御ステムに取り付ける。作動部材は、制御ステムに対して直交する方向に往復移動可能なラックを備え、このラックは、作動されるべき要素と係合可能となるよう構成した連結手段を備え、制御ピニオンは、ラックおよび連結手段を動かすようラックの歯と係合可能な歯を有した構成とする。
代案としての一実施形態では、機構は、調整および巻き上げ用の第1制御ピニオン、およびラックと係合して時計ムーブメントの他の要素を作動させるよう構成した第2制御ピニオン、を備え、第1および第2の制御ピニオンは、制御ステム上で、外側から中心に向かって、第2制御ピニオン、セットホイール(小鉄車)、第1制御ピニオンおよび巻きピニオンの順番となるように位置決めし、制御ステムは3か所の軸方向位置間で移動可能とし、第1位置では第1制御ピニオンが巻きピニオンと噛合し、第2位置では第2制御ピニオンがラックと噛合し、第3位置では第1ピニオンがセットホイール(小鉄車)と噛合し、このとき第2制御ピニオンはラックの歯を通過する構成とする。
本発明は、上述のモジュールを備える時計にも関する。
本発明の他の特徴は、以下添付図面につき説明する以下の記載を読むことによって、より明確に理解されるであろう。
本発明による機構および時計モジュールの実施形態につき、別途添付の図面を参照して説明すると、機構およびモジュールは、2個の制御ピニオンと、3個の作動部材、すなわち、巻きピニオン、セットホイール(小鉄車)および他の機能を作動させるためのラック、を備え、さらに制御ステムは、3個の位置をとることができるようにする。
図1および図2は、ケース2および時計ムーブメントの要素を作動させるための機構を備える本発明のモジュール1を示す。
図5では、本発明による機構は、ケース2内に取り付ける制御ステム3であって、時計の平面内で回転し、また3か所の軸方向位置間で並進移動可能な制御ステム3を備える。この制御ステム3は、第1要素4およびほぼケース2内に収納する第2要素5を備える。第1要素4は、容易に分解できるよう第2要素5内に着脱可能に構成し、この構成により、ケース内からムーブメントを容易に取り外すことが可能となる。ステムのこれら要素4および5は、ねじ6を使用して固定する。要素4および5を任意な他の分割ステム(broken stem)装置と交換することができることは明らかである。制御ステム3の第2要素5は、円形溝孔8を備える第1円筒形領域7を有しており、この円形溝孔8の動作に関しては以下に説明する。さらに、要素5は、矩形断面部(square)9、および第2円筒形領域10を有する。この矩形断面部9に第1制御ピニオン11を取り付けるので、第1制御ピニオン11は、制御ステム3と共に回転する。さらに、リング12を制御ステム3の要素5上に乗り上がるように設け、さらに、制御ステム3が3か所の軸方向位置間で移動するとき、制御ピニオン11が制御ステム3と一緒に並進移動するよう制御ステム3に固定されるように、制御ピニオン11をリング12と接触した状態に維持するよう構成した螺旋ばね44を設ける。歯付きソケット部13を、制御ステム3の要素5の円筒形領域7において駆動し、この歯付きソケット部13は、制御ステム3と一緒に回転し、また制御ステム3と一緒に並進移動可能に制御ステム3に固定した第2制御ピニオンを構成する。
第1作動部材は、巻きピニオン15によって形成する。この巻きピニオン15は、時計ムーブメント(図示せず)の側において制御ステム3の要素5上に、自由に回転するよう取り付けて、また適切な形状の軸受部45を使用して並進を阻止し、またケース2において駆動する。巻きピニオン15は、ムーブメントのバレルばね(図示せず)と運動学的にまた少なくとも一時的に連結することができるように構成する。この目的のため、図1または図2で示すように、ケース2から突出する舌状部(tongue)16を巻きピニオン15の一方の側面に設け、またこの舌状部16をケース2の回動軸(pivot)17の周りで自由に回転するように取り付ける。この舌状部16は2個の中間ホイール、すなわち巻きピニオン15の歯19と噛合するよう構成した第1中間ホイール18、およびバレルばねと運動学的にまた少なくとも一時的に連結することができるように構成した第2中間ホイール20支持する。自動巻き上げムーブメントにおいて、舌状部16はバレルのラチェットから中間ホイール20を傾動させて釈放し、これにより、自動巻き上げ中には、制御ステム3から離脱し、制御ステム3の回転を回避することができる。
巻きピニオン15および制御ピニオン11の互いに対向する面には、ブルゲ歯(Breguet toothing)21を設け、制御ステム3が巻き位置にあるとき、制御ピニオン11が巻きピニオン15と係合してムーブメントを巻き上げることができる。このブルゲ歯によって、制御ステム3を巻き上げ方向に回したときのみ、制御ピニオン11および巻きピニオン15間の係合が生じる。反対方向では、制御ピニオン11は、巻きピニオン15を駆動することなく回転することができる。
制御ピニオン11の反対側の面には、セットホイール(小鉄車)24のコントレート歯23に対向して、コントレート歯部23と係合することができるコントレート歯22を設ける。セットホイール24は、制御ステム3の要素5の歯付きソケット13上で自由に回転するよう取り付け、時刻を修正する第2作動部材を構成する。このために、セットホイール24は歯25を備え、この歯25は、ケース2上で自由に回転するよう取り付けた中間ホイール26と係合するよう位置決めし、この中間ホイール26自体は、やはりケース2上で自由に回転するよう取り付けた中間車27であって、時計ムーブメントの表示部材(図示せず)と運動学的に連結した中間車27と噛合する。
本発明によれば、モジュール1には、ほぼ円筒形のラック30によって形成する第3作動部材を備える。このラック30は、制御ステム3に対して直交する方向に、往復運動することができ、またケース2の両側で固定した2個の細条片ばね31によって維持する(図2参照)。このラックには、歯付きソケット13の歯33と係合することができる歯32を設ける。ラックの歯32はピラミッド形状にし、後述するように、制御ステム3が移動して第3位置をとるとき、歯付きソケット13の歯33がなんら衝突することなく歯32を通過できる。
図示の実施形態では、ラック30の作動手段は、ラック円筒形本体に設けた2個の作動フィンガ(actuating finger)34によって形成する。これらの作動フィンガは、ケース2から突出し、ケース2は、作動フィンガ34が往復移動できる2個のチャネル35を設ける。作動フィンガ34は、時計ムーブメントの機構(図示せず)と係合するよう構成し、時計ムーブメントの機構とは、例えば、カレンダーの日付修正機構、分リピータ(minute repeater)作動機構、ストップウォッチ用トリガ機構等とすることができる。
ラックの作動手段は、逆のシステム、すなわちラック本体に設ける溝孔であって、時計ムーブメントの機構と係合するピンが移動可能なように構成する溝孔とすることもできる。
制御ピニオン11および歯付きソケット13は制御ステム3上に位置決めし、この位置決めは、制御ステム3上で、外側から中心に向かって、歯付きソケット13、セットホイール24、制御ピニオン11、および巻きピニオン15の順番になるように行い、また、制御ステム3が第1巻き上げ位置をとるときラック30が歯付きソケット13の手前に位置し、また制御ステム3が第3セット位置をとるとき、ラック30がセットホイール24と歯付きソケット13との間に位置するように制御ステム3上に位置決めする。
制御ステム3の異なる位置を規定するために、2個のピン41に固定してセレクタばね40を設け、これら2個のピン41は制御ステム3の要素5の溝孔8内に突入し、このセレクタばね40が制御ステム3の並進移動に追従することができるようにする。セレクタばね40の端部43は、位置決め部材42と係合するように構成し、この位置決め部材42は3個のインデックス要素を備え、これらインデックス要素上で、セレクタばね40の端部43が係合して、制御ステム3の3か所の位置を規定することができる。
上記機構の全ての要素は、ケース2に収納できるように寸法決めおよび位置決めをし、また特にコンパクトな機構およびモジュールを構成する。
上記機構の全ての要素は、同一のモジュール内で一緒にグループ化し、このモジュール1は、時計ムーブメントの残りの部分とは独立したものとし、容易に取り外して交換することができる。
図9につき説明すると、モジュール1は、このとき、フレーム、例えばプレート48上に位置決めし、作動させるムーブメントの要素に係合できる適切な位置に配置する。
ほとんどの場合、機構は、図3および図4に示す第1巻き上げ位置にある。この第1位置では、制御ステム3は、ケース2の底部に向けて押し戻され、制御ピニオン11は巻きピニオン15に押けられる。制御ピニオン11はセットホイール(小鉄車)24とは係合せず、歯付きソケット13はラック30と係合しない。セレクタばね40の端部43は、位置決め部材42の第1インデックス要素に係合して、制御ステムを第1位置に維持する。制御ステム3を時計回りに回転させることによって、制御ステム3に固定した制御ピニオン11が回転し、ブルゲ歯21を介して巻きピニオン15を駆動する。巻きピニオン15の歯19は、このとき中間ホイール18と噛合し、この中間ホイール18自体は、巻き上げ用のバレル心棒(barrel arbor)に固定したラチェットと運動学的に連結する中間ホイール20に噛合する。回転移動可能な舌状部16によって、モジュール1をラチェットと最も上手く係合でき、また、自動巻きの場合には離脱させて、制御ステムが回転駆動されないようにすることができる。制御ステム3を反対方向に回転させるとき、制御ピニオン11は巻きピニオン15から離脱する。
図5および6につき説明すると、制御ステム3を引くとき、制御ステムの溝孔8に収納するピン41によって作動されるセレクタばね40が、その端部43で位置決め部材42の第2インデックス要素と係合するまで引っ張り方向に移動し、これによって、ムーブメントの機構の作動に対応する第2位置が規定される。制御ステム3の並進移動中に、螺旋ばね44によって押圧されまたリング12によって押される制御ピニオン11、および制御ステムに並進移動可能に取り付けた歯付きソケット13は、第2位置をとるまで同一方向に移動する。この第2位置では、制御ピニオン11は非作動状態にあり、巻きピニオン15またはセットホイール24に係合しない。歯付きソケット13の歯33は、ラック30の歯32と係合する。制御ステム3を交互運動で回転させることによって、ラック30および作動フィンガ34は、制御ステム3に対して直交する方向に移動し、交互動作で、適切な機構を作動させる。歯の数を選択することで、ラック30および作動フィンガ34に対してより長いまたはより短い運動を付与することができる。細条片ばね31は、復帰ばねのように作用する。さらに、当業者は、交互動作の代わりに制御ステム3を連続動作で回転できるようにするのに適したラックの選択方法を知ることであろう。
図7および図8につき説明すると、制御ステム3を再び引くと、制御ステムの溝孔8に収納したピン41によって作動するセレクタばね40は、その端部43で位置決め部材42の第3インデックス要素と係合するまで引っ張り方向に移動し、これによって、第3時刻修正位置を規定する。制御ステム3の並進移動中、螺旋ばね44によって押圧されまたリング12によって押される制御ピニオン11、および制御ステム3に並進移動可能に取り付けた歯付きソケット13は、第3時刻修正位置をとるまで同一方向に移動する。この第3位置では、制御ピニオン11は巻きピニオン15と係合せず、また歯付きソケット13の歯33はラック30の歯を通過し、これにより、制御ピニオン11はセットホイール24と係合する。制御ステム3を回すことによって、制御ステム3に一体の制御ピニオン11は回転するとともに、コントレート歯2および23を介してセットホイール24を駆動する。セットホイール24の歯25は、このとき、中間ホイール26に噛合し、この中間ホイール26自体は中間ホイール27と噛合し、また中間ホイール27は表示部材と運動学的に連結して時刻を修正する。
位置決め部材24は、制御ステム3を押すことによって、機構が、第2中間位置を経由することなく第1位置に復帰できるように構成する。
本発明による機構およびモジュールは、上述の制御ピニオンおよび作動部材の組み合わせとは異なる組み合わせにすることができることは明らかである。例えば、ムーブメントの異なる要素をそれぞれ作動させる、異なるラックと係合するよう構成した制御ステムと一体化した1個または複数の歯付きソケットを備える機構およびそのモジュールを設けることができる。この機構は、巻きピニオンおよび/またはセットホイール(小鉄車)と係合することができる制御ピニオンを設ける、または設けないようにすることができる。上述の説明と同様ではあるが、巻きピニオンおよび/またはセットホイールと係合できる制御ピニオンのみを備える巻き上げおよびセット(設定)機構ならびにそのモジュールを提供することもできる。例えば、2個の作動部材、すなわち一方の作動部材は時刻を修正し、他方の作動部材は巻き上げ用とする作動部材か、またはムーブメントの異なる要素をそれぞれ作動する2個のラックと係合する単一の制御ピニオンを設けることができる。
Claims (18)
- 時計ムーブメントのフレーム上に取り付けることを意図する時計ムーブメントの要素を作動させるためのモジュール(1)であって、前記モジュールは、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能に取り付けた制御ステム(3)と、前記制御ステム(3)とともに回転するよう取り付けた制御ピニオン(11;13)と、前記制御ステムが前記軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、前記制御ピニオン(11;13)と係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材(15,24;30)と、を備える機構を有し、前記制御ピニオン(11;13)は、やはり前記制御ステム(3)が前記2か所の位置のうち一方から他方に移動するとき、前記制御ステム(3)と一緒に並進移動するよう前記制御ステムに取り付けた、該モジュール(1)において、前記モジュールは、さらに、前記機構を収納する独立したケース(2)と、前記ケースの外部に露出する連結手段(18,20,26,27,34)であって、前記作動部材(15,24;30)を、作動させるべき前記ムーブメントの前記要素に運動学的に連結できるよう構成し、これにより、前記作動部材(15,24;30)が、前記ムーブメントの前記フレームにおける前記モジュールの位置に関係なく、前記要素を作動させることができるようにした、該連結手段(18,20,26,27,34)とを備えた、ことを特徴とするモジュール。
- 請求項1に記載のモジュールにおいて、前記連結手段(18,20)は、前記連結手段(18.20)が適正な向きに指向できるように、前記ケース(2)に取り付けたモジュール。
- 請求項1に記載のモジュールにおいて、作動させるべき前記要素は表示部材とし、前記要素に対応する前記作動部材は、前記制御ステム(3)とともに自由に回転するよう取り付けたセットホイール(24)とし、また前記制御ピニオン(11)は、前記セットホイール(24)に対向する面に、前記セットホイール(24)の歯(23)と協働できる歯(22)を有する構成としたモジュール。
- 請求項3に記載のモジュールにおいて、前記セットホイール(24)と前記表示部材との間における前記連結手段は、前記ケース(2)上で自由に回転可能に取り付けた少なくとも1個の中間ホイール(26,27)を有する構成としたモジュール。
- 請求項1または2に記載のモジュールにおいて、作動させるべき前記要素は、バレルばねによって形成し、前記要素に対応する作動部材は、前記連結手段によって前記バレルばねに運動学的にかつ少なくとも一時的に連結できるよう構成した巻きピニオン(15)とし、該巻きピニオン(15)は、前記制御ステム(3)上で自由に回転できるよう取り付け、また、前記制御ピニオン(11)は、前記巻きピニオン(15)に対向する面に、前記ムーブメント巻き上げのため前記巻きピニオン(15)と係合できる歯(21)を有する構成としたモジュール。
- 請求項5に記載のモジュールにおいて、前記巻きピニオン(15)と前記バレルばねとの間における前記連結手段は、前記ケース(2)から突出しかつ前記ケース(2)に対して回転移動可能に取り付けた舌状部(16)を有し、該舌状部(16)は、一方では前記巻きピニオン(15)と噛合し、他方では前記バレルばねと運動学的にかつ少なくとも一時的に連結できるよう構成した少なくとも1個の中間ホイール(18,20)を支持するモジュール。
- 請求項3または5に記載のモジュールにおいて、前記機構は、少なくとも2個の作動部材(15,24)であって、該2個の作動部材のうち一方は時刻修正用、他方は巻き上げ用とした、該作動部材(15,24)を備え、前記制御ピニオン(11)は、前記制御ステム(3)上で、外側から中心に向かって、前記セットホイール(24)、前記制御ピニオン(11)および前記巻きピニオン(15)の順番となるように位置決めしたモジュール。
- 請求項1に記載のモジュールにおいて、前記作動部材は、前記制御ステム(3)に対して直交する方向に、往復移動可能なラック(30)とし、前記ラック(30)は、作動させるべき前記要素と係合するよう構成した前記連結手段(34)とし、また前記制御ピニオン(13)は、前記ラック(30)およびその連結手段(34)を動かすよう前記ラック(30)の歯(32)と係合可能な歯(33)を有する構成としたモジュール。
- 請求項8に記載のモジュールにおいて、前記ラック(30)の前記歯(32)は、一つの位置で前記制御ピニオン(13)が前記ラック(30)と協働し、また前記制御ピニオン(13)は、前記ラック(30)の前記歯(32)を通過して、他の位置に達することができるよう選択したモジュール。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のモジュールにおいて、前記機構は、設定および巻き上げ用の第1制御ピニオン(11)、およびラック(30)と係合して前記時計ムーブメントの他の要素を作動させるよう構成した第2制御ピニオン(13)を備え、前記第1制御ピニオン(11)および第2制御ピニオン(13)は、前記制御ステム(3)上で、前記外側から前記中心に向かって、前記第2制御ピニオン(13)、前記セットホイール(24)、前記第1制御ピニオン(11)および前記巻きピニオン(15)の順番となるよう位置決めし、前記制御ステム(3)は3か所の軸方向位置間で移動可能とし、第1位置では、前記第1制御ピニオン(11)が前記巻きピニオン(15)と噛合し、第2位置では、前記第2制御ピニオン(13)が前記ラック(30)と噛合し、第3位置では、前記第1制御ピニオン(11)が前記セットホイール(24)と噛合し、このとき前記第2制御ピニオン(13)は、前記ラック(30)の前記歯(32)を通過する構成としたモジュール。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のモジュールにおいて、前記機構は、さらに、前記制御ステム(3)および前記制御ステム(3)の前記位置を規定する位置決め部材(42)に協働するセレクタばね(40)を備えたモジュール。
- 請求項1〜11のいずれか一項に記載のモジュールにおいて、前記制御ステム(3)は、着脱可能な第1要素(4)および前記ケース(2)内に収納する第2要素(5)を有する構成としたモジュール。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の作動モジュールであって、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能に取り付けた制御ステム(3)と、前記制御ステム(3)とともに回転するよう取り付けた制御ピニオン(11)と、前記制御ステムが前記軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、前記制御ピニオン(11)と係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材(24)と、を備え、前記制御ピニオン(11)は、やはり前記制御ステム(3)が前記2か所の位置のうち一方から他方に移動するとき、前記制御ステム(3)と一緒に並進移動するよう前記制御ステムに取り付けた、該作動モジュールに使用可能な時計ムーブメント機構において、前記作動部材は、時計ムーブメントの表示部材と運動学的に連結するよう構成し、さらに、前記制御ステム(3)上で自由に回転可能に取り付けたセットホイール(24)を備え、また、前記制御ピニオン(11)は、前記セットホイール(24)に対向する面に、前記時刻修正用のセットホイール(24)の歯(23)と係合する歯(22)を有する構成とした、時計ムーブメント機構。
- 請求項5または6に記載の前記モジュールであって、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能に取り付けた制御ステム(3)と、前記制御ステム(3)とともに回転するよう取り付けた制御ピニオン(11)と、前記制御ステムが前記軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、前記制御ピニオン(11)と係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材(15)と、を備え、前記制御ピニオン(11)は、やはり前記制御ステム(3)が前記2か所の位置のうち一方から他方に移動するとき、前記制御ステム(3)と一緒に並進移動するよう前記制御ステムに取り付けた、該作動モジュールに使用可能な時計ムーブメント機構において、前記作動部材は、時計ムーブメントのバレルばねに対して運動学的にかつ少なくとも一時的に連結できるよう構成した巻きピニオン(15)を備え、前記巻きピニオン(15)は、前記制御ステム(3)上で自由に回転するように取り付け、また前記制御ピニオン(11)は、前記巻きピニオン(15)に対向する面に、前記巻きピニオン(15)と係合して前記ムーブメントを巻き上げることが可能な歯(21)を有する構成としたことを特徴とする時計ムーブメント機構。
- 請求項13または14に記載の機構において、前記機構は、少なくとも2個の作動部材(15,24)を備え、該2個の作動部材のうち一方を時刻修正用、他方を巻き上げ用とし、前記制御ピニオン(11)は、前記制御ステム(3)上で、前記外側から前記中心に向けて、前記セットホイール(24)、前記制御ピニオン(11)および前記巻きピニオン(15)の順番となるよう位置決めした機構。
- 請求項8または9に記載の前記モジュールであって、回転可能かつ少なくとも2か所の軸方向位置間で移動可能に取り付けた制御ステム(3)と、前記制御ステム(3)とともに回転するよう取り付けた制御ピニオン(13)と、前記制御ステムが前記軸方向位置のうち一方の位置をとるとき、前記制御ピニオン(13)と係合するよう構成した少なくとも1個の作動部材(30)と、を備え、前記制御ピニオン(13)は、前記制御ステム(3)が前記2か所の軸方向位置のうち一方から他方に移動するとき、前記制御ステム(3)と一緒に並進移動するよう前記制御ステムに取り付けた、該作動モジュールに使用可能な時計ムーブメント機構において、前記作動部材は、前記制御ステム(3)に対して直交する方向に往復移動可能なラック(30)を備え、前記ラック(30)は、作動されるべき前記要素と係合するよう構成した連結手段(34)を備え、前記制御ピニオン(13)は、前記ラック(30)およびその連結手段(34)を動かすよう前記ラック(30)の歯(32)と係合することが可能な歯(33)を有する構成とした時計ムーブメント機構。
- 請求項13〜16のいずれか一項に記載の機構において、前記機構は、設定および巻き上げ用の第1制御ピニオン(11)、およびラック(30)と係合して前記時計ムーブメントの他の要素を作動させるよう構成した第2制御ピニオン(13)を備え、前記第1制御ピニオン(11)および前記第2制御ピニオン(13)は、前記制御ステム(3)上で、前記外側から前記中心に向かって、前記第2制御ピニオン(13)、前記セットホイール(24)、前記第1制御ピニオン(11)および前記巻きピニオン(15)の順番となるよう位置決めし、前記制御ステム(3)は、3か所の軸方向位置間で移動可能とし、第1位置では前記第1制御ピニオン(11)が前記巻きピニオン(15)と噛合し、第2位置では前記第2制御ピニオン(13)が前記ラック(30)と噛合し、第3位置では前記第1制御ピニオン(11)が前記セットホイール(24)と噛合し、このとき前記第2制御ピニオン(13)は前記ラック(30)の前記歯(33)を通過する構成とした機構。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載のモジュールを備える時計。
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