JP2011518614A - 冷凍アブレーション治療のための方法及びシステム - Google Patents

冷凍アブレーション治療のための方法及びシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2011518614A
JP2011518614A JP2011506388A JP2011506388A JP2011518614A JP 2011518614 A JP2011518614 A JP 2011518614A JP 2011506388 A JP2011506388 A JP 2011506388A JP 2011506388 A JP2011506388 A JP 2011506388A JP 2011518614 A JP2011518614 A JP 2011518614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid refrigerant
liquid
cooler
pump
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011506388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5595379B2 (ja
Inventor
ブイ. バブキン、アレクセイ
ジェイ. リトラップ、ピーター
ジェイ. ニダム、ウィリアム
Original Assignee
クライオメディクス、エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クライオメディクス、エルエルシー filed Critical クライオメディクス、エルエルシー
Publication of JP2011518614A publication Critical patent/JP2011518614A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5595379B2 publication Critical patent/JP5595379B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/02Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by cooling, e.g. cryogenic techniques
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00005Cooling or heating of the probe or tissue immediately surrounding the probe
    • A61B2018/00041Heating, e.g. defrosting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/02Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by cooling, e.g. cryogenic techniques
    • A61B2018/0231Characteristics of handpieces or probes
    • A61B2018/0262Characteristics of handpieces or probes using a circulating cryogenic fluid

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

冷凍外科処置のための、プローブの遠位端にある冷凍チップを冷却するシステム及びそれを使用する方法が提供される。特に生体組織に対する冷凍外科処置を実施するために、冷凍チップが液体冷媒によって低温まで冷却される。システムは閉ループ式であり、システム全体を通して液体冷媒を移動させる間、液体冷媒は常に比較的低い圧力で液体状態のままである。

Description

本願は、2008年4月24日出願の米国仮特許出願第61/047,496号の利益を主張するものである。
本発明は、一般に冷凍外科処置を実施するためのシステム及び方法に関する。より詳細には、本発明は、生体組織を低温まで冷却するための冷凍チップを有するプローブを用いたシステム及び方法に関する。本発明は特に、但し排他的にではないが、液体冷媒をその供給源とプローブの冷凍チップとの間でシステムを通して循環させるときに液体冷媒が液体状態のままである閉ループ式のシステムとして有用である。
冷凍外科療法に用いられるプローブは、生体組織の選択的な冷却を実施するのに最適な小型形状及びサイズを有するように設計しなければならない。冷凍外科システムはまた、冷凍プローブ(すなわち冷凍チップ)の、治療するターゲットの生体組織と直接熱接触する部分を、確実に冷却するように設計されなければならない。
多くの低温治療の用途では、−90℃未満の温度が望ましく、いくつかの周知の冷凍外科システムは、窒素、アルゴン、亜酸化窒素、二酸化炭素、様々な炭化水素/炭化フッ素などの液体冷媒を使用する。液体窒素は、約−200℃という極めて望ましい低温を有するが、冷凍プローブの凍結域に導入されると、そこで周囲の暖かい生体組織と熱接触してその温度は沸点(−196℃)より高く上昇する。したがって、液体窒素が蒸発し、大気圧で数百倍の体積に膨張して、プローブ先端部から熱を急速に吸収する。この膨大な体積の増加により、冷凍プローブの小型ニードルが気体窒素によって「妨害される」と、「ベーパー・ロック」効果が生じる。さらに、こうしたシステムでは、気体窒素は通常、大気に直接排出される。これにより、手術室内の大気中の水分に曝されると凝縮物ガス状体が発生し、また液体窒素の貯蔵タンクを頻繁に補充若しくは交換することが必要になる。
複数の液体窒素システムが提案されている。例えば、液体窒素をプローブ先端部に供給するための改善された冷凍外科システム及び方法が、共にBaust等に発行された米国特許第5,520,682号及び米国特許第7,192,426号に開示されている。さらに、液体窒素をプローブ先端部に直接的及び/又は間接的に送達するためのシステムが、Rubinsky等に発行された米国特許第5,334,181号に開示されている。こうしたシステム及び他の同様のタイプのシステムに対して、冷凍外科のプラクティスは、小型プローブ先端部を冷却する手段として液体窒素を使用することに基づく現行の冷却システム及び方法が実際上は利用できないことを示している。これは主に、液体窒素が急速に気体状態に移り、その後、避けることができない「ベーパー・ロック」が生じるためである。
亜酸化窒素及び二酸化炭素のシステムでは、通常、加圧された気体を、小さいオリフィス、スロットル、又は冷凍プローブの端部先端に配設された他のタイプの流れ構造などのジュール・トムソン膨張用の要素を通して膨張させることにより冷却が得られる。例えば、典型的な亜酸化窒素システムは、気体を約5〜5.5MPaまで加圧し、約0.1MPaの圧力で約−85〜−65℃を下回らない温度に達するようにする。二酸化炭素の場合、同じ0.1MPaの圧力における約−76℃の温度は、約5.5MPaの初期圧力によって得られる。しかし、亜酸化窒素及び二酸化炭素の冷却システムでは、液体窒素システムによってもたらされる温度及び冷却能力を得ることができない。他方において、亜酸化窒素及び二酸化炭素の冷却システムは、気体がプローブ先端部のジュール・トムソン型のスロットリング構成要素又は他の膨張装置に達するとき、室温の高圧気体の入口はシステムの断熱を不要としていることから、いくつかの利点を有している。しかし、十分に低くはない動作温度を比較的高い初期圧力と組み合わせるため、冷凍外科の用途は厳しく制限される。さらに、圧縮した気体を膨張させることによって必要な温度降下を得るために、ジュール・トムソン・システムは、通常は熱交換器を使用して、入ってくる高圧気体を出て行く膨張した気体によって冷却する。換言すれば、こうした熱交換器システムは、直径が少なくとも3mm未満でなければならない、所望のプローブ先端部の小型サイズとの適合性がない。
冷凍外科処置を実施するために、複数の混合ガス冷却システム(例えばジュール・トムソン・システム)が提案されている。特に、すべてDobak、III等に発行された米国特許第5,787,715号、米国特許第5,956,958号及び米国特許第6,530,234号は、混合ガス冷却システムを有する装置を用いた低温処置について開示している。冷媒が液体から気体へ遷移する他のシステム(例えばジュール・トムソン効果)には、Li等に発行された米国特許第6,074,572号、及びLentz等に発行された米国特許第6,981,382号に開示されたシステムが含まれる。
再考すると、小型プローブ・チップを冷却する手段として液体窒素を用いるシステムは、「ベーパー・ロック」を受ける。他方において、ジュール・トムソン効果を得るために高圧化した気体混合物を使用するシステムは、約−90℃より低い動作温度をもたらすことができない。したがって、そうしたシステムは、多くの冷凍外科処置にとって望ましいものではない。
米国仮特許出願第61/047,496号 米国特許第5,520,682号 米国特許第7,192,426号 米国特許第5,334,181号 米国特許第5,787,715号 米国特許第5,956,958号 米国特許第6,530,234号 米国特許第6,074,572号 米国特許第6,981,382号
前述のことに照らすと、本発明の目的は、液体冷媒がシステムを通過するとき、液体冷媒をその液体状態に保つ冷凍プローブを用いて冷凍外科処置を実施するための閉ループ式システムを提供することである。より具体的には、本発明の目的は、低圧(例えば0.3MPa)及び低温(例えば−100℃未満)で非蒸発性の液体冷媒を使用する、冷凍アブレーション治療を実施するためのシステム及び方法を提供することである。本発明の他の目的は、複数の異なる液体冷媒の任意のものを用いるように変更することが可能な冷凍アブレーション・システムを提供することである。本発明のさらに他の目的は、冷凍外科治療の間、冷凍プローブに付着する可能性がある凍結した生体組織を除去するための手段を組み込んだ冷凍アブレーション・システムを提供することである。本発明の他の目的は、使いやすく、製造が比較的簡単であり、且つ比較的費用効果の高い冷凍アブレーション・システムを提供することである。
生体組織の冷凍外科治療のための処置を実施するシステム及び方法は、プローブ(すなわち冷凍プローブ)、及び処置のためにプローブの先端部を冷却する液体冷媒を含む。システムは閉ループ式であり、重要なことには、液体冷媒は、システムを通して循環されるときに常に液体状態にとどまっている。本発明について考えると、冷凍プローブの先端部で低温(例えば−100℃未満)及び低圧(例えば0.3MPa程度)を得ることが可能である。
構造的には、本発明の冷凍アブレーション・システムは、液体冷媒を保持するための容器を含む。使用する特定の液体冷媒に応じて、液体冷媒は、あるベース圧力「P」及びある温度「T」で液体として容器の中に保持される。具体的には、Tは実質的に、容器が配置されている環境温度と同じ又は環境温度よりわずかに低温である。本発明の目的のためには、液体冷媒を、R124、R218、R290、R1270及びR600Aを含む冷媒の群から選択することが好ましい。
液体冷媒の容器に加えて、システムは冷凍プローブも含む。詳細には、この冷凍プローブは、近位端及び遠位端を有する中空で実質的に管形の真空シェルを含む。真空シェルの遠位端には、液密チャンバと共に形成された冷凍チップが取り付けられる。そして低温入口ラインが真空シェルを通ってその近位端からその遠位端へ延び、冷凍チップのチャンバとの流体連通を確立する。同様に、戻りラインが冷凍チップのチャンバから近位に、真空シェルを通って戻るように延び、冷凍チップのチャンバと冷凍プローブの近位端との間の流体連通を確立する。好ましくは、冷凍チップ及び真空シェルの外径は、約3mm未満である。本発明向けに企図されるとき、冷凍プローブが処置のために位置決めされている間、真空シェルは低温入口ライン及び戻りラインを周りの組織との接触から熱的に分離するように設けられる。さらに、冷凍プローブを通る液体冷媒の移動を助けるように、冷凍チップのチャンバの中に撹拌器を位置決めすることができる。
低温入口ラインに沿って順に、液体冷媒の容器と冷凍プローブの間に、液体ポンプ及び冷却器が位置決めされる。本発明では、液体ポンプは、最初に液体冷媒を容器から移動させ、その後、上昇させた動作圧力Popnでシステムを通るように用いられる。冷却器は先に言及したように位置決めされ、動作圧力Popnでポンプから液体冷媒を受け取り、次いで液体冷媒を温度Tminまで冷却する。Tmin及びPopnの例示的な値はそれぞれ、約−100℃未満の温度、及び約0.3MPa〜約5.0MPaの範囲内の圧力である。したがって液体冷媒は低温入口ラインに入り、温度Tmin及び圧力Popnで冷凍チップのチャンバへ移動する。
本発明の好ましい実施例では、システムは、付着部が存在するときにターゲットの組織から冷凍チップを分離するための手段を提供する。このために、低温入口ラインは、ポンプから液体冷媒の一部を受け入れてその液体冷媒の一部を加熱するためのヒータを含むこともできる。次いで、冷凍外科治療の間に生じている可能性がある生体組織の付着部を除去するために、加熱された又は暖められた液体冷媒が冷凍プローブまで直接移動される。この動作において、加熱された液体冷媒の温度を制御することが可能である。より具体的には、システムは、ポンプから冷却器への液体冷媒の流れを制御するために用いられる第1の滑り弁を含む。またポンプからヒータへの液体冷媒の流れを制御するための第2の滑り弁も存在する。次いで、ヒータからの液体冷媒を冷却器からの液体冷媒と混合して、付着部を除去する冷凍プローブ内の液体冷媒に対する所定の温度Tを確立するように、第1の滑り弁及び第2の滑り弁の動作を調整することができる。このためにはもちろん、TをTより大きくする必要がある。
さらに本発明の好ましい実施例では、冷却器が液体寒剤を保持するための圧力容器を含む。その場合、容器を冷凍プローブと流体連通するように接続する低温入口ラインの一部が、螺旋状に巻かれて液体寒剤に沈められる。本発明の場合、液体寒剤は、0.5〜3.0MPaの範囲内の圧力で−180℃〜−150℃の範囲内の温度を有する液体窒素であることが好ましく、それによって液体冷媒がTminまで冷却される。
戻りラインには、冷凍プローブと容器の間に、熱交換器及び逆止弁が位置決めされる。機能的には、この熱交換器は戻りラインの中に、液体冷媒をTまで加熱するように位置決めされる。そして、逆止弁は戻りラインの中に、液体冷媒の圧力をPまで低下させるように位置決めされる。したがって液体冷媒は実質的に温度T、圧力Pで容器に戻される。
本発明の冷凍外科プローブの動作において、液体冷媒は、最初に所定の温度及び圧力(T及びP)で液体として容器の中に保持される。次いで、液体ポンプが液体冷媒を動作圧力(Popn)まで加圧するが、液体冷媒は実質的にその温度(T)のままである。次に冷却器が液体冷媒の温度を(T)から(Tmin)まで低下させる。次いで、冷やされ加圧された液体冷媒は真空シェルを通り、冷凍外科処置に使用される冷凍チップへ移される(Tmin及びPopn)。
液体冷媒は冷凍チップを通過した後、熱交換器によって所定の温度(T)まで暖められる。さらに、逆止弁が液体冷媒の圧力を(P)まで低下させる。ここでの目的は2つある。1つには、冷媒が冷凍チップ、したがってシステムを通して液相にとどまることを保証することである。もう1つには、次いで液体冷媒を再循環のために初期温度及び圧力(T及びP)で容器に戻すことを可能にすることである。
冷凍プローブの別の実施例では、先に言及したように、液体冷媒を冷凍外科処置の終わりに加熱して、生じている可能性がある生体組織との付着部からプローブの冷凍チップを取り外すことができる。より具体的には、この中程度の加熱によって液体冷媒を冷凍チップ内で所定の温度(T)まで高め、付着部を冷凍チップから除去する。さらに、この処置における冷媒の温度が60℃より高く維持される場合には、それを用いて、出血をなくす局所的な組織の凝血をもたらすことができる。詳細には、この加熱は、冷却器を迂回し、しかし冷凍チップに導入される前に加熱される液体冷媒によってもたらされる。次いで、先に開示したように、液体冷媒を実質的にTまで冷却することができる。
本発明の新規な特徴、並びに本発明自体は、いずれもその構造及びその動作について、添付の記述と共に取り上げる添付図面から最もよく理解されるであろう。図中、同様の参照符号は同様の部分を指す。
本発明による冷凍プローブ・システムの概略図である。 冷凍プローブ・システムと共に使用するための冷却器の別の実施例を示す図である。 冷凍外科処置の完了後、冷凍プローブ・システムの冷凍チップを生体組織から解放する際に使用するヒータと組み合わせて示される、冷凍プローブ・システムと共に使用するための冷却器のさらに他の実施例を示す図である。 R124冷媒を用いた冷凍プローブ・システムの動作サイクル中の液体冷媒の圧力及び温度の変化を示す、例示的な液体冷媒に対する状態図である。
最初に図1を参照すると、本発明に従って冷凍外科処置を実施するためのシステムが示され、全体として10で示してある。示されるように、システム10は、本質的に液体容器12及び冷凍プローブ14を含む。詳細には、冷凍プローブ14は、遠位端18及び近位端20を有する実質的に管形の真空シェル16を含む。以下にさらに詳しく開示する目的のために、近位端20は別個の近位端20a及び20bに分岐させることができる。いずれにしても、冷凍プローブ14が、真空シェル16の遠位端18でプラグ24に取り付けられた冷凍チップ22も含む。構造的には、冷凍チップ22は液密チャンバ26と共に形成され、液密チャンバ26の内部に撹拌器28を位置決めすることができる。図1に示すように、冷凍プローブ14の外径30は、真空シェル16と冷凍チップ22の両方と実質的に同じであり、3mm未満であることが好ましい。
図1はまた、システム10が、液体容器12から冷凍チップ22の液密チャンバ26と流体連通するように延びる低温入口ライン32を含むことを示している。容器12と冷凍プローブ14の近位端20aとの間の低温入口ライン32には、液体ポンプ34及び冷却器36が組み込まれている。さらに図1は、システム10が、冷凍チップ22の液密チャンバ26から真空シェル16の近位端20bを通り、容器12と流体連通するように延びる戻りライン38を含むことを示している。重要なことには、図1に示す真空シェル16の近位端20a及び20bの誇張した分岐によって強調されるように、低温入口ライン32及び戻りライン38は互いに熱的に分離する必要がある。先に言及したプラグ24は、これを実施するのを助けるために設けられる。具体的には、プラグ24は、液体冷媒44を液密チャンバ26の内部に収容するように液密チャンバ26と真空シェル16の間に配置される。したがって、真空シェル16の内部は冷凍チップ22から分離され、それによって、低温入口ライン32及び戻りライン38を液密チャンバ26から断熱する。さらに、真空シェル16の内部では、真空シェル16内の真空が、低温入口ライン32を戻りライン38から熱的に分離する。
本発明のシステム10向けに企図されるとき、液体冷媒44は動作サイクルの間、常にその液体状態にとどまる。さらに、液体冷媒44が比較的低い圧力(例えばR124冷媒に適用するときには、約0.3MPa〜1.5MPaの範囲内)で約−100℃未満の温度を得ることが可能であることが重要である。複数の市販の液体冷媒44がこの能力を有しており、本発明と共に使用するための好ましい冷媒44を以下の表に示す。
Figure 2011518614

重要なことには、先の表に示す様々な液体冷媒44を選択的に使用することが可能である。具体的には、先の表から選択される液体冷媒44の粘性及び温度/圧力パラメータに応じて、システム10を特定の冷凍外科処置に合わせて効果的に変更することができる。
冷却器36の好ましい実施例を図2に示す。低温入口ライン32が、液体窒素などの液体寒剤48に浸されたコイル46と共に形成されることが理解されるであろう。この場合、液体寒剤48は、0.5〜3.0MPaの範囲内の圧力において−180℃〜−150℃の範囲内の温度で冷却器36の中に保持される。さらに、この冷却器36の好ましい実施例では、液体寒剤48が冷却器36内で沸騰する可能性があるため、液体寒剤48を保持する条件を制御するのを助けるために逃がし弁50が設けられる。図2を図1と相互参照することによって理解されるように、図2に示す冷却器36は、それぞれの点52及び54で低温入口ライン32と接続することによって、システム10に組み込まれる。
低温の入口戻りライン32の別の実施例を図3に示す。図3では、冷却器36に加えて、システム10の低温入口ライン32が、熱交換器56を組み込むことが可能であることが理解される。この実施例では、滑り弁58を用いて、容器12から冷却器36の周りを流れる液体冷媒44を、バイパス・ライン60を介して迂回させることができる。同時に、滑り弁62を操作して、液体冷媒44の冷却器36への流れを制御することができる。したがって本質的には、冷却器36を完全に又は部分的に迂回させることが可能である。ここでの目的は、生じる可能性がある生体組織との付着部から冷凍チップ22を取り外す(分離する)ために、冷媒44を暖めることである。これは、滑り弁58及び62を協調及び調整して使用することによって実施される。先に図2の冷却器36について開示した接続と同様に、図3に示す冷却器36の実施例は、それぞれの点52及び54で低温入口ライン32と接続することによってシステム10に組み込まれる。
(動作)
本発明のシステム10の動作は、図1に戻って相互参照しながら図4を参照することによって、最もよく理解されるであろう。図4を図1と相互参照するために、状態図(図4)上の英文字は、システム10(図1)に示す同じ英文字で表される点における液体冷媒44の温度及び圧力の状態に対応している。例えば、図4の状態図に示す英文字「A」は、図1のシステム10に示す位置「A」に現れる液体冷媒44の温度及び圧力を示している。概略的には、システム10の動作は、システム10を通して液体冷媒44を連続的に再循環させる、液体冷媒44の閉ループ式の操作を伴うものである。重要なことに、液体冷媒44は各サイクル全体を通して、その液体状態にとどまっている。
開始するには、液体冷媒44を選択し(表参照)、温度T(すなわち、システム10の環境温度)及び圧力Pで容器12の中に保持する。これは図4に示す点Aに相当し、ここでは、液体冷媒44は低温入口ライン32(図1参照)に導入されるため、その液体状態にある。液体冷媒44が容器12を出た後、液体ポンプ34が液体冷媒44に対する圧力を増加させる。この圧力増加は、実質的に一定の温度Tで、PからPopnまで(すなわち、図4の点Aから点Bまで)実施される。次に、低温入口ライン32の中で、液体冷媒44に対する圧力を実質的に一定のPopnに維持しながら、液体冷媒44の温度を冷却器36によって低下させる。この低下は、本質的な環境温度Tから操作上の冷凍アブレーションの温度Tminまでである。図4及び図1では、これは点B(T、Popn)から点C(Tmin、Popn)への変化として表される。液体冷媒44は、点C(Tmin、Popn)の条件下で、冷凍外科処置を実施するために冷凍チップ22を通過する。
冷凍外科処置の間、冷凍チップ22は、冷凍アブレーションを行う組織(図示せず)に接するように位置決めされる。組織からの熱伝達の結果として、冷凍外科処置によって液体冷媒44が冷凍チップ22の内部で暖められる。この加温にもかかわらず、冷凍チップ22が組織に付着する(すなわち凍結する)可能性がある。これが起こるときには、冷凍チップ22と組織の間に生じる可能性がある付着を克服するために、システム10は、冷凍外科処置が完了した後、冷凍チップ22をさらに暖めることができる。具体的には、この追加の加温は、実質的には図3に示すように、システム10の低温入口ライン32に組み込まれた熱交換器56によって行われる。
機能的には、熱交換器56によって行われる液体冷媒44の追加の加温の量は、それぞれの滑り弁58及び62の協調した動作によって制御することができる。例えば操作上の極端な状態において、冷凍外科処置は、滑り弁58を開き、滑り弁62を閉じた状態で実施される可能性がある。他方において、滑り弁58を閉じ、滑り弁62を開いているときには、冷却器36を完全に迂回させることができる。当業者には理解されるように、弁58及び62の選択的な動作により、所望されるように冷凍チップ22に対してより暖かい液体冷媒44が供給される。いずれにしても図4は、液体冷媒44が、冷凍チップ22を通過する間に名目温度Tまで暖められる(すなわち、液体冷媒44が図4の点Cから点Dに移る)ことを示している。その後、液体冷媒44は冷凍チップ22を出た後、熱交換器40を通過し、そこで環境温度T(すなわち、図4の点E)まで暖められる。次いで、液体冷媒44が容器12に戻るように、逆止弁42が液体冷媒44に対する圧力を圧力Pまで戻す(図4の点F参照)。次いで、所望されるように、液体冷媒44を再循環させることができる。
本明細書に詳しく示し、開示した冷凍アブレーション治療のための特定の方法及びシステムによって、目的を達成すること、及び本明細書でこれまでに言及した利点を提供することが十分に可能であるが、それは本発明の現在の好ましい実施例を説明するためのものにすぎず、添付の特許請求の範囲の記載以外によって、本明細書に示した構造又は設計の細部に制限を加えることを意図するものではないことを理解されたい。

Claims (20)

  1. 冷凍アブレーション・システムであって、
    液体冷媒をベース圧力P及び環境温度Tで保持するための容器と、
    前記液体冷媒を、上昇させた動作圧力Popnで前記容器から前記システムを通して移動させるための液体ポンプと、
    前記液体冷媒を前記ポンプから受け取り、また前記液体冷媒を前記動作圧力で温度Tminまで冷却するための冷却器と、
    冷凍アブレーション処置に使用するために前記液体冷媒を前記冷却器から受け取るための冷凍プローブと、
    液体冷媒を前記冷凍プローブから前記容器に戻すための戻りラインと
    を有するシステム。
  2. 前記戻りラインの中に位置決めされて前記液体冷媒をTまで加熱する熱交換器と、
    前記戻りラインの中に位置決めされる逆止弁であって、前記液体冷媒を実質的に前記温度T及び前記圧力Pで前記容器に戻すために、前記液体冷媒に対する圧力をPまで低下させる逆止弁と
    をさらに有する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記冷凍プローブが、
    液密チャンバと共に形成される冷凍チップと、
    前記冷却器を前記冷凍チップの前記チャンバに接続する低温入口ラインと、
    遠位端を有する中空で実質的に管形の真空シェルと
    を有し、
    前記真空シェルの前記遠位端は、前記低温入口ラインを前記冷却器と前記冷凍チップの間で前記真空シェル内に封入するように前記冷凍チップに取り付けられており、前記戻りラインは前記冷凍チップの前記チャンバから前記熱交換器まで延びており、また前記真空シェルは、前記戻りラインを前記冷凍チップと前記熱交換器の間で該真空シェルの内部に封入している請求項2に記載のシステム。
  4. 前記液体冷媒の一部を前記ポンプから受け取り、該液体冷媒の一部を加熱して前記冷凍プローブまで直接移送するためのヒータと、
    前記ポンプから前記冷却器への前記液体冷媒の流れを制御するための第1の滑り弁と、
    前記ポンプから前記ヒータへの前記液体冷媒の流れを制御するための第2の滑り弁と、
    前記冷凍プローブ内の液体冷媒のための所定の温度Tであって、Tに等しい又はTより大きい温度Tを確立するように、前記第1の滑り弁及び前記第2の滑り弁の動作を調整するための手段と
    をさらに有する請求項1に記載のシステム。
  5. 前記冷却器が、
    液体寒剤を保持するための圧力容器と、
    螺旋状に巻かれた部分を有する管であって、該管は前記容器を前記冷凍プローブと流体連通するように接続しており、また前記螺旋状に巻かれた部分は前記液体寒剤に沈められている管と
    を有する請求項1に記載のシステム。
  6. 前記液体寒剤が、0.5〜3.0MPaの範囲内の圧力で−180℃〜−150℃の範囲内の温度を有する液体窒素であり、それによって前記液体冷媒をTminまで冷却する請求項5に記載のシステム。
  7. 前記ベース圧力Pが約0.3MPa〜1.5MPaの範囲内であり、Tminが約−100℃未満であり、Popnが約0.3MPa〜5.0MPaの範囲内である請求項1に記載のシステム。
  8. 前記液体冷媒が、R124、R218、R290、R1270及びR600Aからなる群から選択される請求項1に記載のシステム。
  9. 冷凍アブレーション・システムであって、
    冷凍プローブと、
    液体冷媒をベース圧力P及び環境温度Tで内部に保持するための容器と、
    液体冷媒を、上昇させた動作圧力Popn、及び所定の温度Tminで前記容器から前記冷凍プローブへ送達するための第1の液体移動組立体と、
    前記液体冷媒を、前記ベース圧力P及び前記環境温度Tで前記冷凍プローブから前記容器へ戻すための第2の液体移動組立体と
    を有するシステム。
  10. 前記第1の液体移動組立体が、
    前記液体冷媒を、上昇させた動作圧力Popnで前記容器から前記システムを通して移動させるための液体ポンプと、
    前記液体冷媒を前記ポンプから受け取り、前記液体冷媒を前記動作圧力で温度Tminまで冷却するための冷却器と
    を有している請求項9に記載のシステム。
  11. 前記第2の液体移動組立体が、
    前記液体冷媒をTまで加熱する熱交換器と、
    前記液体冷媒を実質的に前記温度T及び前記圧力Pで前記容器に戻すために、前記液体冷媒に対する圧力をPまで低下させる逆止弁と
    を有している請求項10に記載のシステム。
  12. 前記冷凍プローブが、
    液密チャンバと共に形成される冷凍チップと、
    前記冷却器を前記冷凍チップの前記チャンバに接続する低温入口ラインと、
    遠位端を有する中空で実質的に管形の真空シェルと
    を有し、
    前記真空シェルの前記遠位端は、前記低温入口ラインを前記冷却器と前記冷凍チップの間で前記真空シェル内に封入するように前記冷凍チップに取り付けられており、前記戻りラインは前記冷凍チップの前記チャンバから前記熱交換器まで延びており、また前記真空シェルは、前記戻りラインを前記冷凍チップと前記熱交換器の間で該真空シェルの内部に封入している請求項11に記載のシステム。
  13. 前記液体冷媒の一部を前記ポンプから受け取り、該液体冷媒の一部を加熱して前記冷凍プローブまで直接移送するためのヒータと、
    前記ポンプから前記冷却器への前記液体冷媒の流れを制御するための第1の滑り弁と、
    前記ポンプから前記ヒータへの前記液体冷媒の流れを制御するための第2の滑り弁と、
    前記冷凍プローブ内の液体冷媒のための所定の温度Tであって、Tに等しい又はTより大きい温度Tを確立するように、前記第1の滑り弁及び前記第2の滑り弁の動作を調整するための手段と
    をさらに有する請求項12に記載のシステム。
  14. 前記冷却器が、
    液体寒剤を保持するための圧力容器と、
    螺旋状に巻かれた部分を有する管であって、該管は前記容器を前記冷凍プローブと流体連通するように接続しており、また前記螺旋状に巻かれた部分は前記液体寒剤に沈められている管と
    を有する請求項13に記載のシステム。
  15. 前記ベース圧力Pが約0.3MPa〜1.5MPaの範囲内であり、Tminが約−100℃未満であり、Popnが約0.3MPa〜5.0MPaの範囲内である請求項14に記載のシステム。
  16. 前記液体冷媒が、R124、R218、R290、R1270及びR600Aからなる群から選択される請求項15に記載のシステム。
  17. 組織の冷凍アブレーションを行うための方法であって、
    システムを提供するステップであって、前記システムは、液体冷媒をベース圧力P及び環境温度Tで保持するための容器と、前記液体冷媒を、上昇させた動作圧力Popnで前記容器から前記システムを通して移動させるための液体ポンプと、前記液体冷媒を前記ポンプから受け取り、また前記液体冷媒を前記動作圧力で温度Tminまで冷却するための冷却器と、冷凍アブレーション処置に使用するために前記液体冷媒を前記冷却器から受け取るための冷凍プローブと、液体冷媒を前記冷凍プローブから前記容器に戻すための戻りラインとを有しているステップ、
    前記冷凍プローブを前記組織に接するように位置決めするステップ、及び
    前記組織の冷凍アブレーションのために、前記液体冷媒が前記システムを通って移動するように前記液体ポンプを動作させるステップ
    を含む方法。
  18. 前記ベース圧力Pが約0.3MPa〜1.5MPaの範囲内であり、Tminが約−100℃未満であり、Popnが約0.3MPa〜5.0MPaの範囲内である請求項17に記載の方法。
  19. 前記冷却器が、
    液体寒剤を保持するための圧力容器と、
    螺旋状に巻かれた部分を有する管であって、該管は前記容器を前記冷凍プローブと流体連通するように接続しており、また前記螺旋状に巻かれた部分は前記液体寒剤に沈められている管と
    を有している請求項18に記載の方法。
  20. 前記システムが、前記液体冷媒の一部を前記ポンプから受け取り且つ該液体冷媒の一部を加熱して前記冷凍プローブまで直接移送するためのヒータと、前記ポンプから前記冷却器への前記液体冷媒の流れを制御するための第1の滑り弁と、前記ポンプから前記ヒータへの前記液体冷媒の流れを制御するための第2の滑り弁とをさらに有し、また前記方法が、前記冷凍プローブ内の液体冷媒のための所定の温度Tであって、Tに等しい又はTより大きい温度Tを確立するように、前記第1の滑り弁及び前記第2の滑り弁の動作を調整するステップをさらに含む請求項19に記載の方法。
JP2011506388A 2008-04-24 2009-04-21 冷凍アブレーション治療のための方法及びシステム Expired - Fee Related JP5595379B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4749608P 2008-04-24 2008-04-24
US61/047,496 2008-04-24
US12/425,938 US8814850B2 (en) 2008-04-24 2009-04-17 Method and system for cryoablation treatment
US12/425,938 2009-04-17
PCT/US2009/041207 WO2009131978A2 (en) 2008-04-24 2009-04-21 Method and system for cryoablation treatment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011518614A true JP2011518614A (ja) 2011-06-30
JP5595379B2 JP5595379B2 (ja) 2014-09-24

Family

ID=41215708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011506388A Expired - Fee Related JP5595379B2 (ja) 2008-04-24 2009-04-21 冷凍アブレーション治療のための方法及びシステム

Country Status (8)

Country Link
US (2) US8814850B2 (ja)
EP (1) EP2273945B1 (ja)
JP (1) JP5595379B2 (ja)
CN (1) CN102014777B (ja)
AU (1) AU2009239539B2 (ja)
CA (1) CA2722294C (ja)
ES (1) ES2437601T3 (ja)
WO (1) WO2009131978A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014534828A (ja) * 2011-09-08 2014-12-25 ユニバーシティ カレッジ カーディフ コンサルタンツ リミテッド 凍結治療用プローブ
JP2017523901A (ja) * 2014-08-14 2017-08-24 クリオメディックス、エルエルシー 全液体凍結アブレーション・カテーテル

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010075305A1 (en) 2008-12-23 2010-07-01 Cryomedix Llc Isotherm-based tissue ablation control system and method
US20100256621A1 (en) * 2009-04-06 2010-10-07 Cryomedix Llc Single phase liquid refrigerant cryoablation system with multitubular distal section and related method
US8888768B2 (en) * 2009-04-30 2014-11-18 Cryomedix, Llc Cryoablation system having docking station for charging cryogen containers and related method
US8647337B2 (en) * 2009-06-23 2014-02-11 Stc Consulting, Llc Devices and methods for dispensing a cryogenic fluid
US20110152850A1 (en) * 2009-06-23 2011-06-23 Niedbala R Sam Devices and methods for dispensing a cryogenic fluid
US9402676B2 (en) 2010-08-26 2016-08-02 Cryomedix, Llc Cryoablation balloon catheter and related method
US9095320B2 (en) 2010-09-27 2015-08-04 CyroMedix, LLC Cryo-induced renal neuromodulation devices and methods
EP2632372A4 (en) 2010-10-27 2015-04-01 Cryomedix Llc CRYOABLATION DEVICE WITH EXTENDED HEAT EXCHANGE RANGE AND CORRESPONDING METHOD
KR102072322B1 (ko) 2011-01-19 2020-02-03 프랙틸 래브러토리스 인코포레이티드 조직의 치료를 위한 장치 및 방법
JP2015500675A (ja) 2011-11-15 2015-01-08 アイスキュア メディカル リミテッド 閉ループ低温外科圧力及び流動調節型システム
EA019253B1 (ru) * 2012-01-26 2014-02-28 Вячеслав Юрьевич СЕМЕНОВ Способ подачи криоагента к криоинструменту
EA019280B1 (ru) * 2012-01-26 2014-02-28 Вячеслав Юрьевич СЕМЕНОВ Криохирургический аппарат
US20150126987A1 (en) * 2012-01-26 2015-05-07 Vyacheslav Yuryevich Semenov Method for feeding a cryogenic agent to a cryogenic instrument and cryosurgical apparatus for implementing same
WO2015077571A1 (en) 2013-11-22 2015-05-28 Fractyl Laboratories, Inc. Systems, devices and methods for the creation of a therapeutic restriction in the gastrointestinal tract
KR102086184B1 (ko) 2012-02-27 2020-03-06 프랙틸 래브러토리스 인코포레이티드 조직의 치료를 위한 열 절제 시스템,장치 및 방법
KR102231179B1 (ko) 2012-04-19 2021-03-22 프랙틸 래브러토리스 인코포레이티드 조직 팽창 디바이스들, 시스템들, 및 방법들
EP2879605A4 (en) 2012-07-30 2016-04-06 Fractyl Lab Inc ELECTRICITY CONTROL SYSTEMS, DEVICES AND METHOD FOR TREATMENT OF TISSUE
US9101343B2 (en) 2012-08-03 2015-08-11 Thach Buu Duong Therapeutic cryoablation system
US9078733B2 (en) 2012-08-08 2015-07-14 Galil Medical Inc. Closed-loop system for cryosurgery
EP2882362B1 (en) 2012-08-09 2024-01-03 Fractyl Health, Inc. Ablation systems, devices and methods for the treatment of tissue
WO2014055997A1 (en) 2012-10-05 2014-04-10 Fractyl Laboratories Inc. Methods, systems and devices for performing multiple treatments on a patient
US8989708B2 (en) * 2013-05-21 2015-03-24 Verizon Patent And Licensing Inc. Network device access ID assignment and management
WO2014197632A2 (en) 2013-06-04 2014-12-11 Fractyl Laboratories, Inc. Methods, systems and devices for reducing the luminal surface area of the gastrointestinal tract
CN104248469B (zh) * 2013-06-28 2017-05-10 上海微创电生理医疗科技有限公司 冷盐水灌注消融导管系统
US11986235B2 (en) 2013-09-12 2024-05-21 Fractyl Health, Inc. Systems, methods and devices for treatment of target tissue
FR3018443B1 (fr) * 2014-03-11 2018-05-25 Miravas Dispositif pour generer de la vapeur a injecter dans un vaisseau humain ou animal
US10959774B2 (en) 2014-03-24 2021-03-30 Fractyl Laboratories, Inc. Injectate delivery devices, systems and methods
WO2016011269A1 (en) 2014-07-16 2016-01-21 Fractyl Laboratories, Inc. Methods and systems for treating diabetes and related diseases and disorders
US11185367B2 (en) 2014-07-16 2021-11-30 Fractyl Health, Inc. Methods and systems for treating diabetes and related diseases and disorders
US9757535B2 (en) 2014-07-16 2017-09-12 Fractyl Laboratories, Inc. Systems, devices and methods for performing medical procedures in the intestine
BR112017009586B1 (pt) * 2014-11-13 2022-09-20 Adagio Medical, Inc. Sistema de crioablação
WO2017095756A1 (en) 2015-11-30 2017-06-08 Adagio Medical, Inc. Ablation method for creating elongate continuous lesions enclosing multiple vessel entries
EP3570768A4 (en) 2017-01-17 2020-10-21 Corfigo, Inc. DEVICE FOR ABLATION OF TISSUE SURFACES AND RELATED SYSTEMS AND METHODS
CN111132628B (zh) * 2017-07-17 2023-11-03 弗拉克泰尔健康公司 肠道导管装置和系统
RU2713947C2 (ru) * 2018-08-07 2020-02-11 Общество с ограниченной ответственностью "КРИОИНЖИНИРИНГ" Аппарат для лечения холодом
WO2020061202A1 (en) * 2018-09-18 2020-03-26 Meital Mazor Thermal devices and methods of visceral fat reduction
CN109674525B (zh) * 2018-12-21 2021-04-06 海杰亚(北京)医疗器械有限公司 一种用于医用冷冻球囊的治疗设备
CN110215275A (zh) * 2019-07-16 2019-09-10 孙悦 一种治疗耳前瘘管的冷冻器
US11633224B2 (en) 2020-02-10 2023-04-25 Icecure Medical Ltd. Cryogen pump
CN113842203B (zh) * 2021-10-09 2023-01-24 海杰亚(北京)医疗器械有限公司 冷热循环装置及高低温复合治疗系统

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06500940A (ja) * 1990-09-26 1994-01-27 クリオメデイカル・サイエンシーズ・インコーポレーテツド 凍結外科用器械及びシステムと凍結手術法
JPH07136180A (ja) * 1993-11-17 1995-05-30 Mayekawa Mfg Co Ltd 液体冷媒の供給・排出方法及びその装置
JP2000516696A (ja) * 1996-07-23 2000-12-12 エンドケア・インコーポレイテッド クライオプローブ
JP2005040588A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Cryocor Inc 凍結切除カテーテルの改良型遠位端
JP2006517118A (ja) * 2003-01-15 2006-07-20 クライオダイナミクス, エルエルシー. 寒冷療法プローブおよびシステム
WO2006137887A2 (en) * 2004-09-27 2006-12-28 Cryodynamics, Llc. Methods and systems for cryogenic cooling
US7303554B2 (en) * 1999-01-25 2007-12-04 Cryocath Technologies Inc. Closed loop catheter coolant system

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5520682A (en) * 1991-09-06 1996-05-28 Cryomedical Sciences, Inc. Cryosurgical instrument with vent means and method using same
US5281215A (en) * 1992-04-16 1994-01-25 Implemed, Inc. Cryogenic catheter
US5787715A (en) * 1995-10-12 1998-08-04 Cryogen, Inc. Mixed gas refrigeration method
US6530234B1 (en) * 1995-10-12 2003-03-11 Cryogen, Inc. Precooling system for Joule-Thomson probe
US7220257B1 (en) * 2000-07-25 2007-05-22 Scimed Life Systems, Inc. Cryotreatment device and method
US5868735A (en) * 1997-03-06 1999-02-09 Scimed Life Systems, Inc. Cryoplasty device and method
US6635053B1 (en) * 1999-01-25 2003-10-21 Cryocath Technologies Inc. Cooling system
US6432102B2 (en) * 1999-03-15 2002-08-13 Cryovascular Systems, Inc. Cryosurgical fluid supply
US6074572A (en) * 1999-04-06 2000-06-13 Cryogen, Inc. Gas mixture for cryogenic applications
US7004936B2 (en) * 2000-08-09 2006-02-28 Cryocor, Inc. Refrigeration source for a cryoablation catheter
US7097641B1 (en) * 1999-12-09 2006-08-29 Cryocath Technologies Inc. Catheter with cryogenic and heating ablation
US7192426B2 (en) * 2001-05-31 2007-03-20 Endocare, Inc. Cryogenic system
JP2005503227A (ja) * 2001-09-27 2005-02-03 ガリル メディカル リミテッド 乳房の腫瘍の冷凍外科治療のための装置および方法
US20030088240A1 (en) * 2001-11-02 2003-05-08 Vahid Saadat Methods and apparatus for cryo-therapy
US6893433B2 (en) * 2002-12-11 2005-05-17 Cryocor, Inc. System and method for performing a single step cryoablation
US7083612B2 (en) * 2003-01-15 2006-08-01 Cryodynamics, Llc Cryotherapy system
CN1935097A (zh) * 2005-09-22 2007-03-28 上海导向医疗系统有限公司 氮气预冷节流肿瘤超低温治疗系统

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06500940A (ja) * 1990-09-26 1994-01-27 クリオメデイカル・サイエンシーズ・インコーポレーテツド 凍結外科用器械及びシステムと凍結手術法
JPH07136180A (ja) * 1993-11-17 1995-05-30 Mayekawa Mfg Co Ltd 液体冷媒の供給・排出方法及びその装置
JP2000516696A (ja) * 1996-07-23 2000-12-12 エンドケア・インコーポレイテッド クライオプローブ
US7303554B2 (en) * 1999-01-25 2007-12-04 Cryocath Technologies Inc. Closed loop catheter coolant system
JP2006517118A (ja) * 2003-01-15 2006-07-20 クライオダイナミクス, エルエルシー. 寒冷療法プローブおよびシステム
JP2005040588A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Cryocor Inc 凍結切除カテーテルの改良型遠位端
WO2006137887A2 (en) * 2004-09-27 2006-12-28 Cryodynamics, Llc. Methods and systems for cryogenic cooling

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014534828A (ja) * 2011-09-08 2014-12-25 ユニバーシティ カレッジ カーディフ コンサルタンツ リミテッド 凍結治療用プローブ
JP2017523901A (ja) * 2014-08-14 2017-08-24 クリオメディックス、エルエルシー 全液体凍結アブレーション・カテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
CA2722294C (en) 2015-09-22
US9345527B2 (en) 2016-05-24
US8814850B2 (en) 2014-08-26
AU2009239539B2 (en) 2014-04-03
AU2009239539A1 (en) 2009-10-29
CN102014777B (zh) 2014-04-02
WO2009131978A2 (en) 2009-10-29
EP2273945B1 (en) 2013-10-09
JP5595379B2 (ja) 2014-09-24
US20120053575A1 (en) 2012-03-01
CN102014777A (zh) 2011-04-13
ES2437601T3 (es) 2014-01-13
EP2273945A2 (en) 2011-01-19
CA2722294A1 (en) 2009-10-29
EP2273945A4 (en) 2011-07-20
WO2009131978A3 (en) 2010-01-14
US20090270851A1 (en) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5595379B2 (ja) 冷凍アブレーション治療のための方法及びシステム
JP5490218B2 (ja) 多管の遠位部を有する単相液体冷媒冷凍アブレーション・システム及び関連する方法
AU2015302253B2 (en) All-liquid cryoablation catheter
US6585729B1 (en) Vented cryosurgical system with backpressure source
CA2460739C (en) Malleable cryosurgical probe
US20150265330A1 (en) Cryoprobe for Low Pressure Systems
US20080114344A1 (en) Closed Loop Cryosurgical System
US20080125764A1 (en) Cryoprobe thermal control for a closed-loop cryosurgical system
JP2022527172A (ja) クライオプローブ
US6991630B2 (en) Non-charging pre-cooling system
US20080114347A1 (en) Closed Loop Cryosurgical System
US20070149958A1 (en) Cryoprobe with exhaust heater
JP5804414B2 (ja) 凍結手術装置およびその温度制御方法
Radebaugh Heat transfer issues in cryogenic catheters

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140715

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5595379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees