JP2011516977A - 結合ユニットマニフェストファイル - Google Patents

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Abstract

読み取り可能コンテンツを含むデータファイルと、このデータファイルに対応する制御情報を含む制御ファイルとを記憶するための記憶ユニットと、ファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルを使用して、記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)名に変換し、ディスクの記憶データと記憶ユニットの記憶データとを含むVFSを構築し、データ読み取り処理を行うように構成されたデータ処理ユニットとを備えた情報処理装置であって、データ処理ユニットが、制御ファイルに記憶された制御情報と記憶ユニットに記憶されたデータとを比較し、ファイル名変換テーブルを読み取り及び/又は更新して、制御ファイルに記憶された制御情報と記憶ユニット内の記憶データとを一致させる。
【選択図】図1

Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、「結合ユニットマニフェストファイル」という名称の同時係属中米国仮特許出願第61/041,134号の優先権の利益を主張するものである。この仮出願には、上記仮出願の英語翻訳及びこの翻訳が正確であるという報告書が添付されている。上記仮出願の開示内容及びこの仮出願の翻訳は、引用により本明細書に組み入れられる。
本発明は、仮想ファイルシステムに関し、より具体的には、このような仮想ファイルシステムで使用されるファイル名変換テーブルを生成及び更新することに関する。
例えば、Blu−ray Disc(商標)又はデジタル多用途ディスク(DVD)などの情報記録媒体上には、音楽などのオーディオデータ、映画などのビデオデータ、ゲームプログラム、様々な種類のアプリケーションプログラムなど、及び様々な種類のソフトウェアデータ(以下、「コンテンツ」と呼ぶ)を記憶することができる。青色レーザを使用するBlu−ray Disc(商標)は、大容量の映画コンテンツなどの高解像度データを記録することができる高密度記録可能ディスクである。
通常、音楽データ又はビデオデータなどの多くの種類のコンテンツでは、制作者又は販売者により配信権などが所有されている。従って、この種のコンテンツをユーザに提供する場合、通常、その使用に対して特定の制限が存在する。すなわちコンテンツは、認可ユーザにしかコンテンツの使用が許可されないような形になっている。具体的には、無許可の複製を防ぐために(符号化処理などの)制御が行われる。例えばBlu−ray Disc(商標)は、ディスク上に記憶されるコンテンツがコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)に分割されるような規格を有しており、対応する使用制御情報(「使用規則」)により、各ユニットごとに制御が行われる。1つのCPSユニットに属するコンテンツの使用は、そのコンテンツが属するCPSユニットに関連する使用制御情報(使用規則)により定められる範囲内で許可される。
使用制御情報(使用規則)は、コンテンツとともにディスク上に記録される。コンテンツを読み取る際には、読み取られるコンテンツが属するCPSユニットに関連する使用制御情報を読み取り装置が読み出し、この使用制御情報に従ってコンテンツが使用される。使用制御情報(使用規則)は、例えばコンテンツのコピー制御情報(CCI)を含み、コンテンツをコピーできるか否か、及び使用が許可されるモード又は許可されないモードなどの情報を有する。
CPSユニットに属するコンテンツが暗号化コンテンツである場合、このユニットに対応する暗号鍵であるCPSユニット鍵との関連付けが成される。暗号化コンテンツを読み取る際には、CPSユニット鍵を使用して復号処理が行われる。なお、ディスク上には、CPSユニット鍵を記憶するCPSユニット鍵ファイルも記録される。Blu−ray Disc(商標)上に記憶されたコンテンツは、この種の厳密な使用制御下で使用され制御される。さらに、Blu−ray Disc(商標)規格はまた、サーバからダウンロードする際の後続データとしてのデータ、字幕又は代替のサウンドトラックデータなどの、ディスク上に記録されたコンテンツに対応する附属データ、或いはコンテンツに対応するその他のサービスデータ、又はビデオ又は静止画像コンテンツなどの使用及び制御も規定する。
コンテンツを使用するためのシステムにおいて、後続データをサーバなどから取得し、ハードディスクなどのローカル記憶ユニットに記録して、ディスク上に記憶されたコンテンツとともに読み取ることが、例えば、特許引用文献1(日本国特許第3959735号)、及び特許引用文献2(日本国未審査特許出願公開第2003−140662号)に開示されている。Blu−ray Disc(商標)において指定される規格には、ディスク上に記録されたコンテンツの使用及び制御に関する規格のみならず、上述したようにローカル記憶ユニットに記憶される後続データの使用及び制御に関する規格も存在する。例えば、この後続データは、AACS(Advanced Access Content System)に従って制御される。ハードディスクなどのローカル記憶ユニットに記録された後続データを、例えばBlu−ray Disc(商標)などのディスク上に記憶されたコンテンツとともにユーザ装置上で読み出す場合、ディスク上に記憶されたコンテンツをハードディスクなどのローカル記憶ユニット上に記憶されたコンテンツと統合する仮想ファイルシステム(VFS)の構築を通じて読み取り処理が行われる。このVFSに基づく読み取り処理により、単一媒体からの読み取り処理と同じ方法で読み取り処理を行うことが可能となる。
このVFS構築処理の時点で、ローカル記憶ユニットに記憶された後続データのファイル名をVFS設定のためのファイル名に変更する処理が行われる。ローカル記憶ユニットには、様々なコンテンツプロバイダサーバからの様々な後続データが記憶される。これらの後続データファイルがVFS内で構築される場合、VFS内に冗長性が存在しないことを確実にするとともに信頼性の高いファイル識別を確実にするために、VFSのためのファイル名を設定する必要がある。
日本国特許第3959735号 日本国未審査特許出願第2003−140662号 米国仮特許出願第61/041,134号
ローカル記憶ユニット内のファイル名をVFS上のファイル名に変換するための処理が必要とされている。ユーザ装置は、このファイル名変換処理のためのファイル名変換テーブルを保持する。このファイル名変換テーブルは、マニフェストファイル又は結合ユニットマニフェストファイル(BUMF)と呼ばれることもある。
上述したAACS(Advanced Access Content System)では、(Binding Unit Signature File(BUSF)などの)ファイル改ざん検証データが署名設定ファイルであり、BUMFを構築するデータに、後続データを提供するためのサーバ秘密鍵を与えて、後続データの厳密な使用制御が行われることを可能にする。
後続データを使用するユーザ装置は、まずファイル改ざん検証データ(BUSF)の署名検証を通じてマニフェストファイル(BUMF)の有効性を確認する。この確認を条件に、マニフェストファイル(BUMF)を使用して、ローカル記憶ユニットに記憶された後続データにファイル名変換を行ってVFSを構築する。しかしながら、ユーザ装置のローカル記憶ユニットには様々なコンテンツ提供サーバからの様々な後続データが次々に記憶され、この種の後続データを取得する度にマニフェストファイル(BUMF)及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を更新することが必要となる。後続データを定期的に取得する装置は、これらのファイルに対して頻繁に更新処理を行わねばならず、従ってこれらのファイルを生成及び更新するための処理効率を高めることが必要とされている。
本発明は、例えば上述した状況に基づいて企図するものであり、その目的は、DVD、Blu−ray Disc(商標)などの媒体に記憶されたコンテンツに対応する、サーバからダウンロードしたデータなどの後続データを、使用のためにハードディスクなどのローカル記憶ユニットに記憶する構造において、マニフェストファイル(BUMF)の更新及びファイル改ざん検証データ(BUSF)の更新を効率的に行うことができる情報処理装置、情報処理システム、情報記録媒体、並びに情報処理方法及びプログラムを提供することである。
本発明の第1の態様は、読み取り可能コンテンツを含むデータファイルと、このデータファイルに対応する制御情報を含む制御ファイルとを記憶するための記憶ユニットと、ファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルを使用して、記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のためのVFSファイル名に変換し、ディスクの記憶データと記憶ユニットの記憶データとを含む仮想ファイルシステム(VFS)を構築し、データ読み取り処理を行うためのデータ処理ユニットとを備えた情報処理装置であり、データ処理ユニットは、制御ファイルの記憶データと記憶ユニットの記憶データとを比較するための処理と、ファイル名変換テーブルを生成又は更新するための処理とを行って、制御ファイルの記憶データと記憶ユニットの記憶データとを一致させる。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットがファイル名変換テーブルに対して読み取り処理又は更新処理を行った場合、このデータ処理ユニットが、生成又は更新したファイル名変換テーブルをサーバへ送信し、ファイル名変換テーブルの構造データに関して生成されたサーバの署名データを受信して、記憶ユニットに記憶する処理を行うように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、記憶ユニットが、サーバから取得したテーブルデータであるダウンロードコンテンツテーブルデータを制御ファイルとして保持し、データ処理ユニットが、ダウンロードコンテンツテーブルデータの記憶データと記憶ユニットの記憶データとの比較を行い、不一致が検出された場合、ファイル名変換テーブルを生成又は更新する処理を行うように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、ダウンロードコンテンツテーブルデータが、サーバから取得したデータを記憶する記憶ユニットのディレクトリ情報を記憶するデータであり、データ処理ユニットが、ダウンロードコンテンツテーブルデータの記憶ディレクトリと記憶ユニットの設定ディレクトリとの比較を行い、不一致が検出された場合、ファイル名変換テーブルを生成又は更新する処理を行うように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットがファイル名変換テーブルに対して生成処理又は更新処理を行った場合、このデータ処理ユニットが、ダウンロードコンテンツテーブルデータに対しても生成処理又は更新処理を行うように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、記憶ユニットが、記憶ユニットに記憶されたデータの記憶ファイル名を記憶するダウンロードファイルローカル制御情報を制御データとして保持し、データ処理ユニットが、ダウンロードファイルローカル制御情報の記憶ファイルと記憶ユニットの記憶ファイルとの比較を行い、不一致が検出された場合、ファイル名変換テーブルを生成又は更新する処理を行うように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットがファイル名変換テーブルに対して生成処理又は更新処理を行った場合、このデータ処理ユニットが、ダウンロードファイルローカル制御情報に対しても生成処理又は更新処理を行うように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットが、記憶ユニットに記憶するデータをサーバから取得する場合、ダウンロード処理情報ファイルをサーバから受信し、取得したファイルの種類を、受信したダウンロード処理情報ファイルに記憶されたファイルタイプ情報に従って識別し、[取得したファイルを]記憶ユニットに記憶するように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットが記憶ユニットの記憶データに関して追加処理、削除処理、又は使用ステータス変更処理を行った場合、このデータ処理ユニットが、ファイル名変換テーブルに対して生成処理又は更新処理を行うように構築される。
また、本発明に記載する情報処理装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットが、ディスク上に記憶されたプログラムの実行を通じてファイル名変換テーブルに対して生成処理又は更新処理を行うように構築される。
また、本発明の第2の態様は、ユーザ装置の記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のためのVFSファイル名に変換するためのファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルをユーザ装置から受信するための通信ユニットと、ファイル名変換テーブルを構築するデータに関するサーバ秘密鍵として付与される署名データを生成するためのデータ処理ユニットと、データ処理ユニットにより生成された署名データをユーザ装置へ送信するための通信ユニットとを備えたサーバ装置である。
また、本発明の第3の態様は、ユーザ装置の所定のコンテンツ情報をユーザ装置から受信するための通信ユニットと、ユーザ装置に提供できるコンテンツ情報を記録したコンテンツリストを所定のコンテンツ情報を使用して生成するためのデータ処理ユニットと、コンテンツリストをユーザ装置へ送信するための通信ユニットとを備えたサーバ装置にある。
また、本発明に記載するサーバ装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットが、ユーザ装置に提供できるデータに対応するデータファイルのための識別情報と、ダウンロードコンテンツIDに対応するコンテンツリストとを生成するように構築される。
また、本発明に記載するサーバ装置の実施形態の1つの形は、通信ユニットがユーザ装置からデータ取得要求を受信し、このデータ取得要求に応答して、データ処理ユニットが、データファイルと、データファイルのファイルタイプ情報を記憶する処理情報ファイルとを生成し、通信ユニットを通じて[これらのファイルを]ユーザ装置へ送信するように構築される。
また、本発明に記載するサーバ装置の実施形態の1つの形は、データ処理ユニットが、ユーザ装置に提供できるコンテンツを設定するコンテンツリストをユーザ側の記録媒体に応じて生成するように構築される。
また、本発明の第4の態様は、読み取り可能コンテンツを含むデータファイルと、読み取り装置の記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のVFSファイル名に変換するためのファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルに対して生成処理又は更新処理を行うためのプログラムとを記録するための情報記録媒体であり、この情報記録媒体を読み取るための読み取り装置が、上記プログラムに従ってファイル名変換テーブルを生成又は更新することができる。
また、本発明に記載する情報記録媒体の実施形態の1つの形は、プログラムが、制御データと読み取り装置の記憶ユニットに記憶されたファイルとを比較する処理を実行するためのプログラムを含むように構築される。
また、本発明に記載する情報記録媒体の実施形態の1つの形は、プログラムが、ファイル名変換テーブルの署名データをサーバから取得するためのプログラムを含むように構築される。
また、本発明の第5の態様は、データ提供処理を行うためのサーバと、サーバからのデータ受信を行うための情報処理装置とを備えた情報処理システムにあり、この情報処理システムは、情報処理装置が、読み取り可能コンテンツを含むデータファイルと、このデータファイルに対応する制御情報を含む制御ファイルとを記憶するための記憶ユニットと、ファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルを使用して、記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のためのVFSファイル名に変換し、ディスクの記憶データと記憶ユニットの記憶データとを含む仮想ファイルシステム(VFS)を構築し、データ読み取り処理を行うためのデータ処理ユニットとを備え、データ処理ユニットが、制御ファイルの記憶データと記憶ユニットの記憶データとの間の不一致を検出するための処理と、ファイル名変換テーブルを生成又は更新するための処理とを行って、制御ファイルの記憶データと記憶ユニットの記憶データとを一致させ、サーバが、署名データを生成して情報処理装置へ送信し、情報処理装置から受信したファイル名変換テーブルを構築するデータにサーバ秘密鍵が適用されるように構築される。
また、本発明の第6の態様は、情報処理装置において実行されるデータ処理方法にあり、このデータ処理方法は、データ処理ユニットが、記憶ユニットに記憶されたデータファイルと制御ファイルの記憶データとを比較する処理を行うステップと、制御ファイルの記憶データと記憶ユニットの記憶データとの間に不一致が検出された場合、データ処理ユニットが、記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のためのVFSファイル名に変換するために適用されるファイル名変換テーブルの生成処理又は更新処理を行うステップとを含む。
また、本発明の第7の態様は、情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであって、このプログラムは、記憶ユニットに記憶されたデータファイルと制御ファイルの記憶データとをデータ処理ユニットに比較させるステップと、制御ファイルの記憶データと記憶ユニットの記憶データとの間の不一致が検出された場合、記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のためのVFSファイル名に変換するために適用されるファイル名変換テーブルの生成処理又は更新処理を行うためのデータ処理を行わせるステップとを含む。
なお、本発明に記載するプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能フォーマットで提供された記録媒体を介して、又は通信媒体を介して提供される様々なプログラムコードを実行できる汎用コンピュータシステムに提供することができるコンピュータプログラムである。この種のプログラムをコンピュータ読み取り可能フォーマットで提供することにより、このプログラムに従ってコンピュータシステム上で処理を行うことができる。
本発明に記載する1つの実施形態例の構造は、DVDなどの情報記録媒体に記憶されたコンテンツに対応する後続データを使用のためにハードディスクなどのローカル記憶ユニットに記憶する構造に適用される。ディスク上に記憶されたデータと記憶ユニットに記憶されたデータとを含む、コンテンツ読み取り処理において使用する仮想ファイルシステム(VFS)を構築する場合、ファイル名変換テーブルを使用して、記憶ユニットの記憶ファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のためのVFSファイル名に変換する必要がある。本発明に記載する1つの実施形態例における構造では、ローカル記憶ユニットの記憶データと比較した制御情報を記憶する制御ファイルの記憶情報を、ローカル記憶ユニットに記憶されたデータに関して比較する処理を行い、この比較結果に従って、ファイル名変換テーブルを生成又は更新する処理がユーザ装置側で行われる。この構造は、ファイル名変換テーブルを生成するためにサーバ側に依拠する必要のない効率的な処理を実現する。
本発明の実施形態例及び添付図面に基づく以下の本発明の詳細な説明を通じて、本発明のさらなる他の目的、特徴、及び利点が理解されるであろう。なお、本明細書では、「システム」とは複数の装置からなる論理的集合構造のことであり、同じ枠組み内に存在する個々の構造装置に限定されるものではない。
本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理システムの構造を説明するための図である。 情報記録媒体に記憶されたデータ、及び情報処理装置(読み取り装置)内のコンテンツ読み取り処理を示す図である。 情報記録媒体上に記憶されたコンテンツのフォーマット例を説明するための図である。 CPSユニット鍵ファイルの特定の構造例を説明するための図である。 情報処理装置において生成される仮想ファイルシステムを説明するための図である。 後続データ検索情報に記憶されるファイル名変換テーブルの例を説明するための図である。 本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理システムのローカル記憶ユニットに記憶されたデータの構造例を説明するための図である。 本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理システムのローカル記憶ユニットに記憶されたダウンロードファイルローカル制御情報のデータ構造例を説明するための図である。 本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理システムの、仮想ファイルシステム(VFS)内に設定されるファイルとローカル記憶ユニットに記憶されるデータとを説明するための図である。 本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理システムのローカル記憶ユニットに記憶されたダウンロードコンテンツリストのデータ構造例を説明するための図である。 本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理システムにおいて実行される、サーバから後続データを取得するための処理の順序を説明するためのシーケンス図である。 サーバに提供されるコンテンツリストのデータ構造例を説明するための図である。 サーバに提供されるコンテンツリストに基づいて情報処理装置上に表示されるダウンロードメニューのデータ構造例を説明するための図である。 サーバに提供されるダウンロードデータ処理情報ファイルのデータ構造例を説明するための図である。 後続データを取得し、これをローカル記憶ユニットに記憶するための処理時に情報処理装置が行う処理の順序を説明するためのフロー図である。 新たに取得した後続データのための情報を含むファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を生成するための処理例を説明するための図である。 本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理装置において実行される、コンテンツが削除された場合にファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を更新するための処理例を説明するための図である。 本発明に記載する1つの実施形態例による情報処理装置において実行される、使用状況が変化した場合にファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を更新するための処理例を説明するための図である。 ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を生成又は更新するための処理、及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を取得するための処理の詳細を説明するための図である。 情報処理装置において実行される、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))又は制御データを生成又は更新するための処理の順序を説明するためのフロー図である。
本明細書に開示するいくつかの実施形態は、仮想ファイルシステム(VFS)で使用されるファイル名変換テーブルを(ユーザ装置上で)生成及び更新することを提供する。1つの実施形態では、VFSが、ユーザ装置に対してローカルな記憶ユニットに記憶されたデータを読み取るように構築される。
本説明を読んだ後には、本発明を様々な別の実施形態及び別の用途で実施する方法が明らかになるであろう。また一方、本明細書では本発明の様々な実施形態について説明するが、これらの実施形態は一例として提示するものにすぎず、限定的なものではないことを理解されたい。従って、この様々な別の実施形態の詳細な説明を、本発明の範囲又は幅を限定するように解釈すべきではない。
以下、本発明に記載する情報処理装置、情報処理システム、情報記録媒体、並びに情報処理方法及びプログラムについて図を参照しながら説明する。以下の項目に従って説明を行う。
1.情報処理装置における構造及び処理の概要
2.VFSを使用したコンテンツ読み取り処理、及びファイル名変換テーブル(BUMF)の概要
3.ファイル名変換テーブル(BUMF)及び制御データを生成及び更新するための処理例
1.情報処理装置における構造及び処理の概要
まず、本発明の1つの実施形態による情報処理装置における構造及び処理の概要について説明する。
図1は、(DVD又はBlu−ray Disc(商標)などの)情報記録媒体(ディスク)を読み取る処理を行う(PC又は読み取り装置などの)情報処理装置100を示すブロック図である。情報処理装置100は、データ処理ユニット101、ローカル記憶ユニット102、ドライブ103、メモリ104、通信インターフェイス105、及びディスプレイユニット106を含む。
データ処理ユニット101は、コンテンツ読み取り処理及び後続データ制御処理を実行するためのプログラム実行機能を含む。ローカル記憶ユニット102は、制御データ及び後続データを記憶するように構成される。1つの実施形態では、後続データが、ユーザにより生成されたデータ及びサーバ131及び132からダウンロードされたデータを含む。後続データは、情報記録媒体200上に記憶されたコンテンツに対応する。ドライブ103は、情報記録媒体200に対してデータの入力及び出力を行うように構成される。メモリ104は、プログラム実行領域及びパラメータ記憶領域の形で使用される読み出し専用メモリ(ROM)及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)を含む様々な種類のメモリストレージを含む。通信インターフェイス105は、ネットワークを介して通信を容易にするように構成される。ディスプレイユニット106は、コンテンツ及びコンテンツ情報を表示するように構成される。
ローカル記憶ユニット102は、例えば、ハードディスク又はフラッシュメモリなどから構築される。なお、例えば、情報記録媒体200が(R型媒体、RE型媒体、又はパーシャルROMなどの)記録可能データ領域を有するように構築される場合、この構造は、情報記録媒体200の一部をローカル記憶ユニットとして使用できるものであってもよい。
情報処理装置100は、情報記録媒体200上に記憶されたコンテンツをドライブ103を介して読み込んでコンテンツ読み取り処理を行う。この処理は、データ処理ユニット101の制御下で行われる。情報記録媒体200は、例えば、コンテンツを予め記録したROM媒体、或いはユーザがサーバからダウンロードするなどの処理を通じてコンテンツを取得して記録したデータ書き込み可能なR型媒体又はRE型媒体であってもよい。
情報記録媒体200上に記憶されたコンテンツを読み出す際には、情報処理装置100が(サーバ131、132を通じて)補助データを取得して(ローカル記憶ユニット102に)記録する。1つの例では、コンテンツが映画コンテンツの場合、補助データは、字幕データ又は代替のサウンドトラックデータである。別の例では、補助データは、コンテンツに対応するサービスデータである。さらなる例では、コンテンツがゲームプログラムの場合、補助データは、得点情報、履歴情報、及び/又はゲームを通じて得られるその他の後続データである。
ローカル記憶ユニット102に記憶されるデータは、例えば情報記録媒体200に記憶されたコンテンツのいずれかに対応して取得又は生成されるデータであり、情報記録媒体200に記憶されたコンテンツを読み出す処理の時点で、ローカル記憶ユニット102に記憶されユーザにより選択されたこれらの後続データを併せて読み取ることができる。この読み取り処理では、例えばディスク上に記憶されたコンテンツをハードディスクなどのローカル記憶ユニットに記憶されたコンテンツと組み合わせるVFS(仮想ファイルシステム)が構築されて読み取り処理が行われる。このVFSに基づく読み取り処理により、単一媒体からの読み取り処理と同じ方法で読み取り処理を行うことが可能となる。VFSに基づく読み取り処理については後程詳細に説明する。
後続データを記録する際には、データ処理ユニット101が、後続データに関する制御情報又は説明情報を必要に応じて生成又は更新し、この情報をローカル記憶ユニット102に記憶する。
データ処理ユニット101は、後続データ並びに制御情報及び/又は説明情報を、ローカル記憶ユニット102内に定められた後続データディレクトリ内に記録する。データ処理ユニット101は、結合ユニット(BU)として知られる制御ユニットにより後続データを制御する。制御ユニット(BU)は、情報記録媒体200に記憶されたコンテンツに対応して後から生成又は取得した、サーバからダウンロードしたコンテンツ、又はユーザが生成したデータなどの後続データを含むユニットとして定められる。ほどんどの後続データは、情報記録媒体200に記憶されたコンテンツの読み取りと併せて読み取って使用することができるデータである。
ローカル記憶ユニット102に記憶された後続データを、情報記録媒体(ディスク)200に記憶されたコンテンツと併せて読み取る場合、データ処理ユニット101がVFS(仮想ファイルシステム)を構築し、その後上述したように読み取り処理を行い、このときデータ処理ユニット101は、ローカル記憶ユニット102に記憶された後続データに対してファイル名変換処理を行う。この変換処理に使用されるテーブルは、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))として知られている。マニフェストファイルは、制御ユニット(結合ユニット(BU))による後続データ制御情報を記憶し、「結合ユニットマニフェストファイル(BUMF)」としても知られている。
基本的に、1つの制御ユニット(BU)に対して1つのマニフェストファイル(BUMF)が定められるが、複数の制御ユニットに関する制御情報を1つのマニフェストファイル(BUMF)に記憶することもできる。特定のマニフェストファイル(BUMF)例、及びその使用例については後程説明する。
次に、情報記録媒体に記憶されるデータの例、及び情報処理装置におけるコンテンツ読み取り処理について図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、情報記録媒体200に記憶されたデータ、及び情報処理装置(読み取り装置)100におけるコンテンツ読み取り処理を示す図である。ここでは、コンテンツを記憶したディスクとして、ROMディスク上に情報を記憶した例を示している。情報処理装置100は、PC又は専用再生装置などの様々な情報処理装置からなるものであってもよく、情報記録媒体200からデータを読み取る処理を実行するためのドライブ103を有する。
情報記録媒体(ディスク)200としてのROMディスクは、例えばBlu−ray Disc(商標)又はDVDなどの情報記録媒体であってもよく、例えば、コンテンツに対する法的権利の所有者の認可によりディスク製造工場で製造された合法コンテンツを記憶する情報記録媒体である。
図2に示すように、情報記録媒体(ディスク)200には、コンテンツ201と、ブロードキャスト暗号化方法の一種として知られている階層的鍵配信方法に基づいて生成された暗号鍵ブロックとしてのMKB(メディアキーブロック)202と、情報記録媒体200に記憶されたコンテンツの合法性等を証明するためのコンテンツ証明書(CC)、コンテンツ識別子としてのコンテンツID、各個々の情報記録媒体ごとの、又は所定数の情報記録媒体からなる各グループごとの識別子として定められるボリュームID、ディスクなどに一意の識別情報としての媒体IDに相当するPMSN(Prerecorded Media Serial Number)を含む処理制御ファイル203と、例えば、コンテンツコピー/読み取り制御情報としてのCCI(コピー制御情報)を含む使用制御情報(使用規則)204と、コンテンツ使用制御用ユニットとしての各個々のコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)ごとに定められた暗号鍵であるCPSユニット鍵を記憶するCPSユニット鍵ファイルとが記録され、これらのデータが全て情報記録媒体(ディスク)200上に記憶される。
なお、この例では、コンテンツ201には、以下で説明するサーバからコンテンツをダウンロードする処理に使用されるプログラム情報として後続データ読み取り制御プログラム206が含まれる。後続データ読み取り制御プログラムは、例えばJavs[sic−−"Java"?](商標)アプリケーションから構築されたプログラムであり、BD−Jアプリケーションとしても知られている。以下、情報記録媒体200上に記憶される情報の概要について説明する。
(1)コンテンツ201
情報記録媒体(ディスク)200上には様々なコンテンツが記憶される。例えば、HD(高品位)映画コンテンツなどの映画コンテンツのAV(オーディオビジュアル)ストリーム、又はゲームプログラム、画像ファイル、オーディオデータ、テキストデータ、Java(商標)アプリケーションプログラムなどのコンテンツである。
これらのコンテンツのうちで、映画コンテンツなどの主要コンテンツは特定のAVフォーマットで記憶されたデータであり、コンテンツ著作権保護技術の規格であるAACS(Advanced Access Content System)規格に従って暗号化されたデータとして記録される。すなわち、コンテンツがユニット(CPSユニット)に分割され、各ユニットに対応するユニット鍵(CPSユニット鍵)が適用される暗号化コンテンツとしてディスク上に記録される。コンテンツの記録フォーマットに関する詳細については、図3を参照しながら後程説明する。
このコンテンツ201は、サブコンテンツとして記憶されるJava(商標)アプリケーションプログラム、ゲームプログラム、グラフィックスファイル、オーディオデータ、及びテキストデータなどをさらに含む。場合によっては、サブコンテンツは、AVデータフォーマットに従わないデータである。
主要コンテンツ及びサブコンテンツの両方には、コンテンツの種類として、オーディオデータ、映画、静止画像などのグラフィックデータ、ゲームプログラム、及びウェブコンテンツなどの様々なコンテンツが含まれ、これらのコンテンツには、情報記録媒体200からのデータによってのみ使用できるコンテンツ情報、及び情報記録媒体200からのデータをネットワークに接続されたサーバから提供されるデータと併せて使用できるコンテンツ情報などを含む様々な種類の情報が含まれる。
(2)メディアキーブロック(MKB)
MKB202は、ブロードキャスト暗号化方法の一種として知られている階層的鍵配信方法に基づいて生成される暗号鍵ブロックである。MKB202は、有効なライセンスを有するユーザ情報処理装置に記憶された装置鍵(Kd)のみに基づく処理(暗号解読)を通じてコンテンツを暗号解読するために必要なメディアキー(Km)の取得を可能にする鍵情報ブロックである。MKB202は、ユーザ装置(情報処理装置)が有効なライセンスを有している場合にのみメディアキー(Km)の取得を可能にする階層的ツリー構造に従う情報配信方法のアプリケーションであり、(取り消し処理を通じて)無効にされたユーザ装置ではメディアキー(Km)を取得することができない。
MKBの制御を行う制御センターは、鍵情報を暗号化する際に使用される装置鍵を変更することにより、特定のユーザ装置に記憶された装置鍵を使用して復号できない構造、換言すれば、コンテンツ暗号解読に必要なメディアキーを取得できない構造を有するMKBを生成することができる。この結果、いずれかの時点で非合法的な装置を排除する(無効にする)ことができ、有効なライセンスを有する装置に対してのみ暗号解読可能な暗号化コンテンツを提供できるようになる。
(3)処理制御ファイル
処理制御ファイル203は、例えば、ディスク上に記憶されたコンテンツの正当性を証明するための証明書であるコンテンツ証明書(CC)と、情報記録媒体200上に記憶されたコンテンツの識別子であるコンテンツIDと、各個々の情報記録媒体ごとの識別子、又は所定数の情報記録媒体からなる各グループごとの識別子として定められるボリュームIDと、ディスクに一意の識別情報である媒体IDに相当するPMSN(Prerecorded Media Serial Number)などのデータを含む。
これらに加えて、情報記録媒体200の識別情報としてディスクIDが含まれ、情報記録媒体200に記憶されたコンテンツを編集したスタジオの識別子としてスタジオIDが含まれ、情報記録媒体200を製造したユニットとしてのパッケージ識別子としてパッケージIDが含まれる。なお、パッケージIDは「ディスクID」と呼ばれることもある。
(4)使用制御情報(使用規則)
使用制御情報(使用規則)204は、例えばコピー/読み取り制御情報(CCI)を含む。すなわち、使用制御情報(使用規則)204は、情報記録媒体200上に記憶された暗号化コンテンツ201、又は後でサーバから取得したコンテンツなどに対応する使用制御をコピーすることを制御するための情報、又は使用制御を読み取ることを制御するための情報である。このコピー/読み取り制御情報(CCI)は、コンテンツ制御ユニットとして定められた個々のCPSユニットに情報として提供したり、又は複数のCPSユニットに対応して提供したりなどの様々な方法で提供することができる。
(5)CPSユニット鍵ファイル
上述したように、情報記録媒体200に記憶された暗号化コンテンツは、コンテンツ制御ユニットとして定められるCPSユニットに分割され、個々のユニット用の暗号鍵を使用して暗号化される。読み取り処理を行う情報処理装置は、読み取るコンテンツに属するCPSを識別する必要があり、識別したCPSユニットに対応する暗号解読鍵としてのCPSユニット鍵を使用して暗号解読処理を行う必要がある。このCPSユニット鍵を取得するために必要なデータを記憶するファイルがCPSユニット鍵ファイルである。なお、コンテンツを読み取る際には、CPSユニット鍵のみならず、その他の様々な鍵情報、及び鍵生成情報などを適用する必要がある。
図2は、情報記録媒体200上に記憶されたデータの詳細を示しており、また情報記録媒体200上に記憶されたコンテンツを、後でサーバから取得したコンテンツのような、ローカル記憶ユニット102に記憶されたコンテンツと併せて読み取るための、情報処理装置100における処理を概略的に示している。この情報処理装置は、情報記録媒体上に記憶されたデータを読み取る処理を行うためのドライブ103を有する。
まず、ステップS11において、情報処理装置100のデータ処理ユニット101が、VFS(仮想ファイルシステム)を構築する処理を行う。すなわち、VFS(仮想ファイルシステム)は、情報記録媒体(ディスク)200上に記憶されたコンテンツと、ハードディスクなどのローカル記憶ユニット102に記憶されたコンテンツとを組み合わせて構築される。このVFSに基づく読み取り処理により、単一媒体からの読み取り処理と同じ方法で読み取り処理を行うことが可能となる。その後、ステップS12〜S13において、コンテンツ暗号解読処理を行って復号処理(MPEG復号等)を行うことによりコンテンツが読み取られる。
メモリ104は、プログラム実行領域及びパラメータ記憶領域などの形で使用されるROM[及び/又は]RAMから構築されるメモリであり、コンテンツ暗号解読処理に使用される装置鍵(Kd)、及び様々な処理を行うプログラムなどを記憶する。コンテンツを暗号解読する際には、情報処理装置100がコンテンツの暗号解読に使用すべき鍵を、上記メモリ104に記憶されたデータ及び情報記録媒体200から読み取ったデータに基づいて生成し、読み取る暗号化コンテンツに対して暗号解読処理を行う。
次に、情報記録媒体上に記憶されたコンテンツのフォーマット例について図3を参照しながら説明する。各ユニットごとに異なる使用制御を行うために、各個々のユニットごとに異なる鍵を割り当てた後に暗号化処理が行われ、その後情報記録媒体上に記憶されたコンテンツの少なくとも一部が記憶される。すなわち、コンテンツがコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)に分割され、この各々に暗号化処理を行って各々に使用制御を行う。
暗号化コンテンツを読み取ったりしてコンテンツを使用する際には、まず各ユニットに割り当てられたCPSユニット鍵を取得する必要があり、その後、他の必要な鍵及び鍵生成情報を使用し、所定の暗号解読処理シーケンスに基づいてデータ処理を行うことにより読み取りが行われる。コンテンツ制御ユニット(CPSユニット)を提供する形について図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、コンテンツは、(A)インデックス210、(B)映画オブジェクト220、(C)再生リスト230、及び(D)クリップ240という階層構造を有する。読み取りアプリケーションによってアクセスするタイトルなどのインデックスが指定されると、例えばこのタイトルに関連する読み取りプログラムが指定され、指定された読み取りプログラムのプログラム情報に従って、コンテンツを読み取る順序を指定する再生リストが選択される。
再生リストは、読み取るデータを指定する情報である再生項目を含む。再生リストに含まれる再生項目によって指定される、読み取るセグメントであるクリップ情報に応じて、AVストリーム及びコマンドなどが実際のコンテンツデータとして選択的に読み取られ、AVストリームを読み取ってコマンドを実行するための処理が行われる。なお、再生リスト及び再生項目は複数存在し、各々が識別情報として再生リストID及び再生項目IDにそれぞれ関連付けられる。
なお、図3に示すフォーマットは、AACS規格に従って暗号化されたコンテンツのためのフォーマットであり、ディスク上に記憶されるコンテンツ201の全てが必ずしもこのフォーマットに従うデータというわけではない。このフォーマットに従って記憶される暗号化データに加え、商用コンテンツ、サービスコンテンツ、Java(商標)プログラムコンテンツ、及びその他のコンテンツをディスク上に記憶することもできる。これらのコンテンツをディスク上に非暗号化コンテンツとして記録することもでき、この種のコンテンツを読み取る際にも再生リストを同様に使用することができる。
すなわち、図3に示す再生リストの提供は、全てが暗号化データであるAVストリームのみの読み取りを指定する再生リストの例を示しているが、これらの再生リストに加え、AACS規格に従うAVストリームを使用するための再生リスト、及び非暗号化データのようなコンテンツを読み取るための再生リストを提供することもできる。なお、コンテンツを読み取る際には、ユーザがタイトルを指定した後にコンテンツが読み取られるが、ユーザによるタイトルの指定を通じて選択された読み取りプログラムによって選択された再生リスト、及びこの読み取りプログラムによって選択された再生リストにより、読み取る1又はそれ以上のコンテンツを選択して順に読み取ることができる。
図3は、ディスク200上に記録されたコンテンツ201に含まれる暗号化コンテンツ内の2つのCPSユニットを示している。これらのCPSユニットは、情報記録媒体上に記憶されたコンテンツの一部を構成する。第1のCPSユニット271及び第2のCPSユニット272は各々、インデックスとしてのタイトルと、読み取りプログラムファイルとしての映画オブジェクトと、再生リストと、実際のコンテンツのデータとしてのAVストリームファイルを含むクリップとを含むユニットとして定められたCPSユニットである。
第1のコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)271は、第1のタイトル211、第2のタイトル212、読み取りプログラム221及び222、再生リスト231及び232、クリップ241及びクリップ242を含み、2つのクリップ241及び242に含まれる実際のコンテンツのデータであるAVストリームデータファイル261及び262は少なくとも暗号化を受けるデータであり、このデータは原則として、第1のコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)271に関連して定められた暗号鍵であるCPSユニット鍵(Ku1)を使用することにより暗号化されたデータである。
第2のコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)217は、第1のアプリケーション213、読み取りプログラム224、再生リスト233、及びクリップ243をインデックスとして含み、クリップ243に含まれる実際のコンテンツのデータであるAVストリームデータファイル263は、第2のコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)272に関連して定められた暗号鍵である暗号鍵であるCPSユニット鍵(Ku2)を使用することにより暗号化される。
例えば、ユーザが、第1のコンテンツ制御ユニット271に対応するアプリケーションファイル又はコンテンツ読み取り処理を実行するためには、第1のコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)271に関連して定められた暗号鍵であるユニット鍵Ku1を取得した後に暗号解読処理を実行する必要がある。第2のコンテンツ制御ユニット272に対応するアプリケーションファイル又はコンテンツ読み取り処理を実行するためには、第2のコンテンツ制御ユニット(CPSユニット)272に関連して定められた暗号鍵であるユニット鍵Ku2を取得した後に暗号解読処理を実行する必要がある。
CPSユニット鍵ファイルの特定の構造例を図4に示す。図4は、CPSユニット鍵ファイルの構造を表の形で示している。図4に示すように、CPSユニット鍵ファイルは、タイトルなどの個々のインデックス情報ごとに区分化され、暗号解読されたCPSユニット鍵(Kun)がコンテンツ制御ユニット番号(CPSユニット番号)に関連付けられ、これが個々のインデックスに関連付けられたデータ構造を有する。
コンテンツの読み取りを行う情報処理装置は、個々のCPSユニット内に定められたユニット番号(CPSユニット番号)に基づいて対応するCPSユニット鍵を取得した後に、暗号化コンテンツであるCPSユニットの暗号解読処理を行う。
2.VFSを使用したコンテンツ読み取り処理及びファイル名変換テーブル(BUMF)の概要
上述したように、ローカル記憶ユニット102に記憶された後続データを情報記録媒体(ディスク)200に記憶されたコンテンツと併せて読み取る場合、読み取り処理を行う情報処理装置100のデータ処理ユニット101がVFS(仮想ファイルシステム)を構築し、その後読み取り処理を行う。この時点で、ローカル記憶ユニット102に記憶された後続データに関してファイル名変換処理が行われる。この変換処理に適用されるテーブルがファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))である。以下、VFSを使用したコンテンツ読み取り処理及びファイル名変換テーブル(BUMF)の概要について説明する。
ハードディスクなどのローカル記憶ユニット102に記憶された後続データを、情報記録媒体(ディスク)200上に記憶されたコンテンツと併せて読み取る際に構築されるVFS(仮想ファイルシステム)について図5を参照しながら説明する。例えば、情報記録媒体(ディスク)200に記憶されたコンテンツがフランス語の映画コンテンツであり、ハードディスクなどのローカル記憶ユニット102に記憶された後続データがこの映画コンテンツに対応する日本語の字幕データである場合、これらの両方を同時に読み取ることにより日本語字幕付きで映画を再生することができる。
この種の複合コンテンツを読み取る場合、情報処理装置100は、ローカル記憶ユニット102の後続データ制御ファイルを含むディレクトリ及びファイルと、情報記録媒体(ディスク)200のディレクトリ及びファイルとを仮想的に組み合わせる。すなわち、VFS(仮想ファイルシステム)が作成される。このVFS(仮想ファイルシステム)を構築するための処理は、ディスク上のデータファイルとローカル記憶ユニット内の対応する後続データファイルとを単一の仮想ディレクトリ内に設定する。この処理は、異なる記録媒体上に記憶されたファイルへの高速アクセスを可能にする。(0084)図5に示すアプリケーションプログラム320は、情報処理装置100において映画オブジェクトの読み取りなどの処理及び後続データ読み取り制御プログラム(BD−Jアプリケーション)などを実行するためのアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラム320は、情報記録媒体(ディスク)200上に記憶されたファイルと、ローカル記憶ユニット102に記憶されたファイルとを、仮想ファイルシステムを介して処理する。アプリケーションプログラム320は、ローカル記憶ユニット102内に記録されたファイルの検索情報である後続データ検索情報321を使用することにより、仮想ファイルシステムを介して必要な後続データファイルを取得する。
仮想ファイルシステムは、記録媒体(ファイルシステム)間の相違をアプリケーションプログラム320から隠す役割を果たす。この結果、アプリケーションプログラム320は、ファイルを記憶した記録媒体の相違に気付くことなく、同じAPIなどを使用して、両記録媒体上に記憶されたファイルを処理し終えることができる。
例えば、ディスクを装置内に読み込む場合、又はアプリケーションプログラムを立ち上げる場合、ディスク上のファイルシステムとローカル記憶ユニット102上のファイルシステムとを統合することにより仮想ファイルシステムが生成され、この生成された仮想ファイルシステム(VFS)が情報処理装置100のメモリに記憶される。この場合、VFS(仮想ファイルシステム)は、例えばファイル書き込みなどにより、ローカル記憶ユニット102に記憶されたディレクトリ又はファイルに変更がある度に更新される。
このようにして、ローカル記憶ユニット102に記憶された後続データが、情報記録媒体(ディスク)200に記憶されたコンテンツと併せて読み取られる場合、VFS(仮想ファイルシステム)を作成する必要がある。
VFS(仮想ファイルシステム)を作成する処理の時点で、ローカル記憶ユニット102に記憶された後続データにファイル名変換処理を行う必要がある。このファイル名変換処理に適用されるテーブルがファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))である。ファイル名変換テーブル(BUMF)の構造について図6を参照しながら説明する。
ファイル名変換テーブル(BUMF)が、サーバから取得した後続データとともにローカル記憶ユニット102に記憶され、仮想ファイルシステムであるVFSを生成するための処理が行われる場合、情報処理装置100は、ファイル名変換テーブルを参照して、ローカル記憶ユニット内のファイル名をVFS内のファイル名に変換し、これをVFSに入れ込む。
図6に示すファイル名変換テーブル(BUMF)は、ローカル記憶ユニット内のファイル名、スタジオID、パッケージID、及び変換後のファイル名のための個々のエントリ間に関連性が定められるような構造を有する。すなわち、ファイル名変換テーブル(BUMF)は、ローカル記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を、仮想ファイルシステム(VFS)内のVFSファイル名に変換するための情報を含む。
ローカル記憶ユニット内のファイル名は、後続データを記憶するローカル記憶ユニット102内に記録する際の実際のファイル名である。冗長性を防ぐために、例えばスタジオ名を追加してファイル名を設定する。
ファイル名変換処理は、例えば、読み取りコンテンツに対応するパッケージID及びスタジオIDによって決定される。読み取り処理が行われる場合、後続データ及び情報記録媒体(ディスク)200上のデータに対して結合処理が行われる。スタジオID及びパッケージIDは全て、使用する後続データに関して定められた関連性を有しており、コンテンツ読み取り処理を行う情報処理装置が、読み取るコンテンツのスタジオID及びパッケージIDを取得し、これらのIDに基づいて、ファイル名変換テーブルを使用することにより変換後のファイル名を取得し、この取得したファイル名を仮想ファイルシステム内のファイル名として設定する。
例えば、ローカル記憶ユニット102上のファイル名が、「studioA.STREAM.00001.m2ts」であり、読み取るコンテンツのスタジオIDが1であり、読み取るコンテンツのパッケージIDが1、2、及び3である場合、変換後のファイル名は「BDMV/STREAM/00001.m2ts」となる。この「BDMV/STREAM/00001.m2ts」という変換後のファイル名は、読み取りアプリケーションが使用できるファイル名である。
このようにして、ファイル名変換テーブル(BUMF)を適用してファイル名の変換を行うことにより、ローカル記憶ユニット102内のディレクトリ内でファイル名を自由に設定できるようになり、冗長性を伴わずにファイル名を自由に作成できるようになる。
なお、図6に示すファイル名変換テーブル(BUMF)内の2番目及び3番目のエントリは、両方ともローカル記憶ユニット内のファイル名として「studioC.STREAM.00002.m2ts」を有しているが、スタジオID=1でありパッケージID=1、2、又は3である場合、変換後のファイル名は「BDMV/STREAM/00002.m2ts」となるのに対し、スタジオID=2でありパッケージID=4、5、又は6である場合には、変換後のファイル名は「BDMV/STREAM/00012.m2ts」となり、従ってこの構造は、スタジオID及びパッケージIDの値によって異なるファイル名となる変換の構造である。このようにして、ファイル名変換テーブルを適用してファイル名変換処理を行うことにより、例えば異なる読み取りアプリケーションにおいて適用すべき異なるファイルを設定できるようになる。
なお、情報処理装置100のローカル記憶ユニット102にはファイル改ざん検証データ(BUSF:Binding Unit Signature File)が記憶されて、後続データの厳密な使用制御を可能にする。このファイル改ざん検証データ(BUSF)は、BUMFを構築するデータに対し、制御サーバ(例えば、後続データ提供サーバ)の秘密鍵を付与した署名を提供するファイルである。
後続データを使用するユーザ装置は、まず、ファイル改ざん検証データ(BUSF)の署名検証を通じてマニフェストファイル(BUMF)の有効性を確認する。この確認を条件として、マニフェストファイル(BUMF)を使用してローカル記憶ユニットに記憶された後続データにファイル名変換を行い、VFSを構築する。
3.ファイル名変換テーブル(BUMF)及び制御データを生成及び更新するための処理例
次に、ファイル名変換テーブル(BUMF)及び制御データを生成及び更新するための処理例について説明する。情報処理装置100のローカル記憶ユニット102には、様々なコンテンツプロバイダサーバからの様々な後続データが次々に記憶される。
この種の後続データを取得する度に、マニフェストファイル(BUMF)及び制御データを生成又は更新するための処理、及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を生成又は更新するための処理が必要となる。すなわち、図1に示す情報処理装置100のデータ処理ユニット101は、ローカル記憶ユニット102に記憶されたデータとローカル記憶ユニット102に記憶された制御ファイルの記憶データとの比較処理を行い、ファイル名変換テーブルを生成又は更新する処理を行って、制御ファイルに記録された情報とローカル記憶ユニット102に記録された情報とを一致させるようにする。
後続データを定期的に取得する装置は、これらのファイルを作成又は更新する処理を頻繁に行う必要があり、従ってこれらの処理効率を高めることが必要とされている。以下、本発明による実施形態例に記載するマニフェストファイル(BUMF)、制御データ、及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を作成及び更新するための処理例について説明する。
まず、ユーザ側情報処理装置100のローカル記憶ユニット102に後続データが書き込まれる場合のディレクトリの例について図7を参照しながら説明する。図7に示すローカル記憶ユニット102内のディレクトリの例は、後続データを提供したスタジオ(Org:Organization)ユニットによって区分化したディレクトリの例であり、これはスタジオが提供するディスク(=パッケージ)ユニット(Disc_id)によってさらに区分化される。
図7に示すディレクトリ内に提供される後続データ401、402、及び403は、このディレクトリのスタジオ(Org)に対応するコンテンツ提供サーバによって受信された後続データに対応する。上述したように、ディスク上に記憶されたコンテンツが映画コンテンツである場合、後続データ401〜403は、例えば字幕データなどを含む。ほとんどの場合、後続データも、図3を参照しながら既に説明したデータフォーマットに従うデータ構造を有し、すなわちほとんどの場合、後続データは、インデックス、映画オブジェクト、再生リスト、及びクリップなどを含む。
個々の後続データ401〜403に対応して、ダウンロードファイルローカル制御情報411〜413が提供される。これらのダウンロードファイルローカル制御情報411〜413の例を図8に示す。ダウンロードファイルローカル制御情報はサーバからダウンロードされ、ローカル記憶ユニットに記憶されるデータの記憶ファイル名を記録する。
図8に示すダウンロードファイルローカル制御情報は、後続データを含むファイルの種類であるファイルタイプ、ファイルID、ローカル記憶ユニット内のファイルのパス名、及び仮想パッケージ内のファイル名、並びにこれらに対応するデータを含む。
なお、「仮想パッケージ」は、上述したVFS(仮想ファイルシステム)と同じ意味であり、図6を参照しながら上述したファイル名変換テーブルであるマニフェストファイル(BUMF)の変換後ファイル名を構築するデータ内の最後のファイル名が仮想パッケージ内のファイル名となる。
図6を参照しながら説明したファイル名変換テーブルであるマニフェストファイル(BUMF)の変換後ファイル名を構築するデータは、以下で説明するように構築される。例えば、図6に示すマニフェストファイル(BUMF)の変換後ファイル名の先頭列にあるファイル名は、「BDMV/STREAM/00001.m2ts」の「BDMV」及び「STREAM」が、仮想ファイルシステム(VFS)内に定められたディレクトリ構造により定義され、「00001.m2ts」が、「BDMV」及び「STREAM」の下に定められるファイル名となるようなファイル名として設定される。このファイル名は、図8に示すダウンロードファイルローカル制御情報における仮想パッケージ内のファイル名に対応する。
ローカル記憶ユニット102内に後続データを追加する場合の、ローカル記憶ユニットに記憶されたデータの変更例、及びファイル名変換テーブルであるマニフェストファイル(BUMF)を適用することにより作成される仮想ファイルシステム(VFS)内の後続データのファイル設定の移行例について図9を参照しながら説明する。
図9は、(a1)記憶ユニットに記憶されたデータ(追加の後続データ取得前)、(a2)VFS(仮想ファイルシステム)設定(追加の後続データ取得前)、(b1)記憶ユニットに記憶されたデータ(追加の後続データ取得後)、(b2)VFS(仮想ファイルシステム)設定(追加の後続データ取得後)のためのファイル設定の例を示している。
ローカル記憶ユニットに最初に記憶された、(a1)記憶ユニットに記憶されたデータ(追加の後続データ取得前)の状態にあるデータは、(b1)記憶ユニットに記憶されたデータ(追加の後続データ取得後)の状態に移行する。
取得した追加データは、(b1)記憶ユニットに記憶されたデータ(追加の後続データ取得後)に示す3つのファイルを含む。
AVストリームファイル:「studioA.STREAM.10002.m2ts」
クリップ情報ファイル:「studioA.CLIPINF.10002.dpi」
再生リストファイル:「studioA.PLAYLIST.10002.mpls」
これらの追加ファイルをローカル記憶ユニットに記憶する場合、図9(b1)に示すようにスタジオ名などを付与して、これらのファイルを冗長性を伴わずにローカル記憶ユニット内に設定できるようにする。
読み取り時には、例えば図6に示すファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を使用して、上述したようにファイル名を変更し、VFS内で設定されるファイル名を定める。この結果、ローカル記憶ユニット側のVFSを構築するディレクトリ構成は、図9に示す(a2)及び(b2)のディレクトリとなる。
図9の(a2)及び(b2)に示すように、VFS(仮想ファイルシステム)内では、全てのファイルが、Blu−ray Disc(商標)で指定されるBDMVディレクトリ内に設定される。BDMVディレクトリの下には、図3を参照しながら既に説明したフォーマットのサブディレクトリ、すなわち(A)インデックス、(B)映画オブジェクト、(C)再生リスト、(D)クリップ、及び(E)ストリームのためのサブディレクトリが構成され、それぞれのサブディレクトリ内にそれぞれのデータファイルが置かれる。
なお、図9にはローカル記憶ユニット側のデータしか示していないが、ともに作成された、情報記録媒体(ディスク)200側に記憶されるコンテンツからのそれぞれのファイルもこれらの同じディレクトリに記憶される。読み取り処理は、読み取り処理を行うアプリケーションプログラム320を通じて行われ、図5を参照しながら既に説明したVFSを使用して、ローカル記憶ユニット側のファイル及び情報記録媒体(ディスク)200側のファイルが、図9の(a2)及び(b2)に示すVFS内に取得される。
このようにして、VFSを構築する処理では、ローカル記憶ユニットのファイルを設定するような処理が、Blu−ray Disc(商標)で指定されるBDMVディレクトリに従って行われる。このVFSの構築を通じて作成される仮想ファイルシステムを使用することにより、図5に示すアプリケーションプログラム320が、ファイルを記憶した記録媒体の相違に気付くことなく、同じAPIなどを使用して、両記録媒体上に記憶されたファイルを処理し終えることができるようになる。
なお、図8に示すダウンロードファイルローカル制御情報は、ローカル記憶ユニットのダウンロードユニットにより(ダウンロードIDにより)制御され、ユーザ側情報処理装置により生成され、ローカル記憶ユニット102に記憶されるファイルを含む。
図7に示すディレクトリ内に示す「disc_ID_status.meta」は、例えば図10に示す構造のダウンロードコンテンツリスト情報ファイルである。図10に示すように、このファイルは、ダウンロードコンテンツIDと記憶ディレクトリとの間の関係を定めるデータ構造を有する。
図7に示すディレクトリ内に示す「bumf.xml」ファイルはファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))であり、「bumf.bsf」というファイルはファイル改ざん検証データ(BUSF)である。上述したように、ファイル改ざん検証データ(BUSF)は、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を構築するデータのための、サーバ(後続データを提供するコンテンツサーバ)の秘密鍵に依存する署名データを含むファイルである。
次に、ユーザ情報処理装置100が、後続データを提供するコンテンツサーバから後続データを取得する処理シーケンスについて図11を参照しながら説明する。まず、ステップS101において、ユーザ側情報処理装置が、情報記録媒体(ディスク)200及びローカル記憶ユニット102の検索を通じてユーザ情報処理装置100内のコンテンツのリスト情報(ファイル名リスト)を生成又は取得する。
後続データを提供するサーバは、ユーザ側で所有されるコンテンツに応じて、ユーザに提供すべき後続データを決定する。この結果、ユーザ側情報処理装置では、例えば、図10を参照しながら上述したダウンロードコンテンツテーブルを使用して、ローカル装置上に所有されるコンテンツのための情報が生成される。ステップS102において、この情報がサーバへ送信され、所有されるコンテンツに応じて提供できる後続データのリスト(すなわちコンテンツリスト)が要求される。
サーバは、ユーザ情報処理装置から受信した所有されるコンテンツに関する情報を参照し、ユーザに提供できるコンテンツに対応するコンテンツリストを生成し、次にステップS103において、このリストをユーザ側情報処理装置へ送信する。サーバから送信されるコンテンツリストの例を図12に示す。
図12に示すように、コンテンツリストは、ダウンロードコンテンツID、コンテンツ名、コンテンツ説明テキスト、ジャンル、…、ダウンロードデータ処理情報ファイルID、ダウンロードデータファイルID、(ダウンロードファイルをチェックするための)チェックサム、及びこれらのデータに対応するデータから構築される。ダウンロードデータ処理情報ファイルは、例えば後続データのファイルタイプをリストしたファイルであり、この詳細については後述する。
このようにして、所有コンテンツ情報がユーザ情報処理装置から通信ユニットを介してサーバにより受信され、この受信した所有コンテンツ情報がサーバのデータ処理ユニットで使用されて、ユーザ装置に提供できるコンテンツのための情報を記録した図12に示すコンテンツリストが生成され、このリストが通信ユニットを介してユーザ装置に提供される。なお、図12に示すような、サーバにより生成されるコンテンツリストは、ユーザ装置に提供できるデータに対応するデータファイルの識別情報をダウンロードコンテンツIDに関連付けたコンテンツのリストであり、これらの情報をユーザ側の記録媒体に応じて定めたリストである。
また、ユーザ側情報処理装置100が実際に後続データをダウンロードし終えた時に、図12に示すコンテンツのダウンロードコンテンツIDに対応する特別なディレクトリが設定される。情報処理装置100は、ダウンロードした後続データなどをこの設定したディレクトリに記憶する。なお、このデータ記録処理では、ファイル名がダウンロードコンテンツIDと同一である必要はない。図9の(a1)及び(b1)を参照しながら既に説明したように、ストレージは、スタジオ名などを使用したファイル名構成を使用することができる。ダウンロードコンテンツIDとローカル記憶ユニット102内の実際の記憶ディレクトリとの間の対応は、図10を参照しながら既に説明したダウンロードコンテンツリストデータに記録される。
図11のシーケンス図に戻って説明を続ける。ステップS103において、サーバが、ユーザ情報処理装置から受信した所有されるコンテンツに関する情報を参照し、ユーザに提供できるコンテンツに対応するコンテンツリスト(例えば、図12に示すリスト)を生成し、その後このリストをユーザ側情報処理装置へ送信する。
ユーザ側情報処理装置は、サーバからコンテンツリストを受信すると、受信したコンテンツリストに基づいて、例えば図13に示すようなコンテンツを選択するための表示データ(ダウンロードメニュー)を生成し、ディスプレイユニット上にこの表示データを表示し、ユーザによりコンテンツ選択処理が行われる。
図13は、図12に示すコンテンツリストに基づいてユーザ側情報処理装置のディスプレイユニット上に表示された、コンテンツを選択するための表示データ(ダウンロードメニュー)の例を示す図である。図13に示すダウンロードメニューは、ジャンルにより分類されたコンテンツで構築される。さらに、このメニューは、ダウンロードするコンテンツをダウンロード先の媒体の種類別に(すなわち、HD又はSDなどのローカル記憶ユニットの種類別に)選択できるダウンロードメニューである。
ユーザは、例えば図13に示すダウンロードメニューから所望の後続データを選択し、選択したコンテンツの「ダウンロード開始」ボタンをクリックする。この処理により、サーバへコンテンツ取得要求が送信される。図11に示すステップS105において、コンテンツ取得要求がコンテンツ選択命令としてサーバへ送信される。
ステップS106において、サーバは、指定されたコンテンツに対応するデータをユーザ側情報処理装置へ送信する。具体的には、図12を参照しながら上述したコンテンツリスト内のダウンロードデータファイルIDにより選択されたダウンロードデータ(字幕などの後続データ自体、例えば、AVStream、Clipinfo、又はPlayListファイルなど)及びダウンロードデータ処理情報ファイル(ダウンロードデータ処理情報ファイルIDにより選択された後続データの処理状態を記述するファイル)がユーザ側情報処理装置へ送信される。
ダウンロードデータファイルIDを介して選択されるダウンロードデータは、図3を参照しながら既に説明したデータフォーマットに従って構築され、インデックス、映画オブジェクト、再生リスト、及びクリップなどの複数のデータファイルから構築される。ダウンロードデータ処理情報ファイルは、例えばこれらの後続データを構築するファイルの各々のファイルタイプをリストしたファイルである。
図4は、ダウンロードデータ処理情報ファイルのデータ構造例を示している。図14に示すように、ダウンロードデータ処理情報ファイルには、サーバから受信するダウンロードデータファイルのファイルIDを示すダウンロードデータファイルID、及び各個々のファイルがクリップ情報(ClipInfo)ファイルであるか、クリップAVストリーム(ClipAVStream)ファイルであるか、又は再生リスト(PlayList)ファイルであるかを示す対応データファイルタイプ情報が提供される。
このようにして、サーバは、ユーザ側情報処理装置から通信ユニットを介してデータ取得要求を受信し、このデータ取得要求に応答して、データファイルのファイルタイプ情報を記憶するデータファイル及び処理情報ファイルを生成し、これらのファイルを通信ユニットを介してユーザ装置へ送信する。
図11に示すシーケンス図のステップS107において、ユーザ側情報処理装置のデータ処理ユニットが、サーバから送信された後続データを構築する個々のファイルの種類をダウンロードデータ処理情報ファイル内の記録に従って判断し、各個々のファイルをローカル記憶ユニット102の所定のディレクトリの指定領域内に入れることによりデータを記録する。
ユーザ側情報処理装置は、例えばAVStream、ClipInfo、PlayListなどの後続データ自体のファイルを記憶し、その後ダウンロードファイルローカル制御情報及びダウンロードコンテンツリストなどの制御データを生成又は更新する処理を行う。
ユーザ側情報処理装置によって行われるステップS107のデータ記録処理は、
(1)ローカル記憶ユニット内で未だ使用されていない独自の番号(「AAAAAAA」など)をディレクトリ名として有するディレクトリを作成し、ここにデータを記憶するステップと、
(2)現在の仮想ファイルシステム(VFS(仮想パッケージ))内で使用されていないクリップ番号を新規クリップのためのVFS内ファイル名として割り当てるステップと、
(3)現在の仮想ファイルシステム(VFS(仮想パッケージ))内で使用されていない再生リスト番号を新規再生リストのためのVFS内ファイル名として割り当て、クリップに割り当てられているクリップ番号をこの再生リスト内のクリップ番号指定情報で上書きするステップと、
(4)ダウンロードファイルローカル制御情報内の各ファイルに関する情報にローカル記憶ユニット内のファイル名及び仮想ファイルシステム(VFS(仮想パッケージ))内のファイル名を追加して、ダウンロードデータローカル制御情報(AAAAAAAA.meta)として記憶するステップと、
(5)作成したディレクトリ名をダウンロードコンテンツリストに追加するステップと、
を含む。
なお、上述のローカル記憶ユニット内のファイルシステムでは個々のファイルのファイル名を自由に設定することができるが、クリップ情報(ClipInfo)ファイル、クリップAVストリーム(ClipAVStream)ファイル、再生リスト(PlayList)ファイルのような個々のファイルのファイルタイプの各々では、ファイル名を決定するための特別な操作規則が存在すると思われ、未だ使用されていないファイル名がこれらの規則に従って検索され、その後使用されると考えられる。また、コンテンツ読み取り処理の時点で構築される仮想ファイルシステム(VFS)で設定されるファイル名は、図6を参照しながら説明したファイル名変換名前テーブル(BUMF)を参照して決定される。
次に、図11に示すシーケンス図のステップS104〜S107における、後続データを取得してこの後続データをローカル記憶ユニット102に記憶する処理時に情報処理装置100によって行われる詳細な処理シーケンスについて、図15に示すフロー図を参照しながら説明する。図15に示すフローは、図1に示す情報処理装置100のデータ処理ユニット101によって行われる。データ処理ユニット101は、例えば情報記録媒体200上に既に記憶されているプログラム(例えばBD−Jアプリケーション)を読み出し、図15に示すフローに従って処理を行う。
各ステップにおける処理について詳細に説明する。ステップS201において、ダウンロードが、ダウンロードの実行に適用される情報記録媒体(ディスク)のパッケージID(=ディスクID)に対応する最初のダウンロードである場合、空白のダウンロードコンテンツリストデータが生成されるが、ダウンロードコンテンツリストデータが既に存在する場合はこのリストデータが取得される。図10を参照しながら既に上述したように、ダウンロードコンテンツリストデータは、ダウンロードコンテンツIDと記憶ディレクトリとの間の対応を定義するデータ構造を有する。
次にステップS202において、サーバからのデータを要求する際に使用する(図12に示す)コンテンツリスト内の各ダウンロードコンテンツIDのために固有のディレクトリが作成される。図7に示すように、このディレクトリは、OrgID又はDiscIDの中に作成される。
次にステップS203おいて、コンテンツリスト内にリストされるダウンロードデータ処理情報ファイルのファイルIDを使用して、サーバから(図14に示す)ダウンロードデータ処理情報ファイルが取得される。
次にステップS204において、ダウンロードデータ処理情報ファイル内にリストされるファイルID及びファイルタイプを参照して、ステップS202で作成されたディレクトリ内にダウンロードデータが記憶される。
次にステップS205において、ディスク上のファイルと、(図6に示す)ファイル名変換テーブル(BUMF(bumf.xml))とをチェックして、既に使用済みのVFSファイル名をチェックする。
次にステップS206において、ファイル名変換テーブル(BUMF(bumf.xml))内にリストされていない未使用のファイル名が、受信した後続データを構築するファイル(クリップ情報(ClipInfo)ファイル、クリップAVストリーム(ClipAVStream)ファイル、再生リスト(PlayList)ファイルなど)の各々に対応するVFSファイル名として割り当てられる。
次にステップS207において、3種類の情報を参照して、(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報を生成又は更新する。
(1)ローカル記憶ユニットに記憶されたファイル
(2)各ファイルに割り当てられたVFSファイル名
(3)ダウンロードデータ処理情報ファイルに含まれる(a)ファイルID及び(b)ファイルタイプ
次にステップS208において、(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報(AAAAA.meta)が、ダウンロードコンテンツIDに対応して作成されたディレクトリと同じディレクトリ内に記憶される。
最後にステップS209において、ダウンロードコンテンツID及びこのダウンロードコンテンツIDのために作成されたディレクトリが(図10に示す)ダウンロードコンテンツリストデータ内に記録されることにより、ダウンロードコンテンツリストデータが更新される。
図15のフローに従うこの処理は、図11に示すシーケンス図のステップS104〜S107における、後続データを取得してこの後続データをローカル記憶ユニット102に記憶するための処理時に情報処理装置100によって行われる。
図11に示すシーケンス図のステップS107において、ローカル記憶ユニット102に後続データを記憶するための処理が完了すると、ステップS108において、ユーザ側情報処理装置は、取得した後続データのためのファイル名変換情報を含むファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を生成又は更新するための処理を行う。
図6を参照しながら既に説明したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))は、ローカル記憶ユニット内のファイル名をVFS内のファイル名に変換するためのテーブルであり、ローカル記憶ユニット内のファイル名と、スタジオIDと、パッケージIDと、変換後のファイル名との間の関係を定める構造を有する。
新たに取得した後続データのための情報を含むファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を生成するための処理例について図16を参照しながら説明する。
図16(a)は、更新前のファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))であり、(b)は、更新後のファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))である。図16(b)のファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))のデータ部分451は、サーバから新たに取得した後続データのためのファイル変換情報を追加した部分である。新たに取得した後続データのファイルのための変更情報を含むこの種のファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))は、情報処理装置において生成される。
図11に示すシーケンス図のステップS108において、新たに取得した後続データのための情報を含むファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))が生成されると、ステップS109において、この生成されたBUMFがサーバへ送信される。ステップS110において、サーバが、ユーザ側情報処理装置から受信したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を構築するデータにサーバ独自の秘密鍵を適用して署名データを生成し、この署名データを含むファイル改ざん検証データ(BUSF)を生成する。次にステップS111において、生成したファイル改ざん検証データ(BUSF)がユーザ側情報処理装置へ送信される。
ステップS112において、ユーザ側情報処理装置が、サーバから受信したファイル改ざん検証データ(BUSF)を、生成又は更新したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))とともにローカル記憶ユニットに記憶する。
最後にステップS113において、情報処理装置が、最新のファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及びファイル改ざん検証データ(BUSF)から仮想ファイルシステム(VFS)を構築し、その後コンテンツを読み取るステップへ進む。なお、コンテンツ読み取り処理が行われない場合、ステップS113の処理は省略される。ステップS113の処理は、コンテンツ(後続データ)を読み取る場合に行われる。
図11に示すシーケンスにおけるS108〜S113の処理、すなわちファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を生成又は更新するための処理の詳細については、図19及びそれ以降を参照しながら後程説明する。
図11に示すシーケンスは、サーバから後続データを取得するための処理のシーケンスであり、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を生成又は更新するための処理は、これらの新たな後続データを取得するための処理時のみならず、以下のような処理を行う際にも必要となる。
(1)既に取得済みの後続データをユーザ側情報処理装置から削除する場合。
(2)ディスクAに関して既に取得した後続データが、異なるディスクBに関する後続データとしても使用できるデータとして検出された場合。
これらの場合には、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を更新するための処理も同様に行う必要がある。
上述した(1)及び(2)の場合にユーザ側情報処理装置とサーバとの間で実行される処理シーケンスについて図17及び図18のシーケンス図を参照しながら説明する。
(1)まず、既に取得済みの後続データをユーザ側情報処理装置から削除する場合では、図17に示すシーケンス図を使用して、既に取得済みの後続データをユーザ側情報処理装置から既に削除する際にユーザ側情報処理装置とサーバとの間で行われる処理シーケンスについて説明する。
まずステップS311において、ユーザが、情報処理装置100のローカル記憶ユニット102に既に記憶済みの後続データの少なくとも一部を削除する。次にステップS312において、ユーザ側情報処理装置100が、情報記録媒体(ディスク)200及びローカル記憶ユニット102を検索してコンテンツのためのリスト情報(ファイル名リスト)を生成又は取得する。
次にステップS313において、(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報などを使用して、ダウンロードコンテンツリストを、ローカル記憶ユニット上に存在するディレクトリ及びファイルのリストと比較して検証する。すなわち、様々な制御ファイルと実際に記憶されているデータとの間の不一致をチェックする。
次にステップS314において、(図10に示す)ダウンロードコンテンツリスト及び(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報が、ステップS313のチェック結果に基づいて更新される。すなわち、削除された後続データが、様々な制御データに記憶されたデータから削除される。これに続き、これらの制御データの更新後、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))から削除されたデータに関するファイル名変換データを削除することによりBUMFが更新される。
図6を参照しながら既に説明したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))は、ローカル記憶ユニット内のファイル名をVFS内のファイル名に変換するためのテーブルであり、ローカル記憶ユニット内のファイル名と、スタジオIDと、パッケージIDと、変換後のファイル名との間の関係を定める構造を有する。削除されたデータに対応するエントリは、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))から削除されている。
ステップS314においてファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))が更新されると、ステップS315において、更新済みのBUMFがサーバへ送信される。ステップS316において、サーバが、ユーザ側情報処理装置から受信したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を構築するデータにサーバ独自の秘密鍵を適用して署名データを生成し、この署名データを含むファイル改ざん検証データ(BUSF)を生成する。次にステップS317において、生成されたファイル改ざん検証データ(BUSF)がユーザ側情報処理装置へ送信される。
ステップS318において、ユーザ側情報処理装置が、サーバから受信したファイル改ざん検証データ(BUSF)を、生成又は更新したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))とともにローカル記憶ユニットに記憶する。
最後にステップS319において、情報処理装置が、最新のファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及びファイル改ざん検証データ(BUSF)から仮想ファイルシステム(VFS)を構築し、その後コンテンツを読み取るステップへ進む。なお、コンテンツ読み取り処理が行われない場合、ステップS319の処理は省略される。ステップS319の処理は、コンテンツ(後続データ)を読み取る場合に行われる。
このようにして、後続データが削除された場合、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))の更新がユーザ側情報処理装置自体によって行われる。情報処理装置が、更新済みのファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))をサーバへ送信し、サーバからファイル改ざん検証データ(BUSF)を受信して、これらのファイルを記憶し終えると処理が完了する。
次に、ディスクAに関して既に取得済みの後続データが、異なるディスクBの後続データとして使用できるデータであることが検出された場合にユーザ側情報処理装置とサーバとの間で行われる処理シーケンスについて、図18に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
この場合、ディスクBを読み込んだ情報処理装置が、ディスクAの後続データとして既に取得済みの後続データをディスクBの後続データとして追加する処理を行う。
まず、情報処理装置100のローカル記憶ユニット102内に既にユーザによって記憶済みの後続データのうち、特定のディスクAに関して既に取得済みの後続データであるデータが、異なるディスクBの後続データとしても使用できるデータとして検出される。ステップS321において、この後続データをディスクBの後続データとして追加するための処理が開始される。
次にステップS322において、ユーザ側の情報処理装置100が、情報記録媒体(ディスク)200及びローカル記憶ユニット102を検索してコンテンツのためのリスト情報(ファイル名リスト)を生成又は取得する。
次にステップS323において、(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報などを使用して、ダウンロードコンテンツリストを、ローカル記憶ユニット上に存在するディレクトリ及びファイルのリストと比較して検証する。すなわち、様々な制御ファイルと実際に記憶されているデータとの間の不一致をチェックする。
次にステップS324において、(図10に示す)ダウンロードコンテンツリスト及び(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報が、ステップS323のチェック結果に基づいて更新される。すなわち、後続データを使用する状況を更新した後に、後続データがこの使用状況とともに個々の制御データに記憶される。これに続き、これらの制御データの更新後、ファイル名変換データを、後続データの使用状況と一致するようにファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))に関して更新することによりBUMFが更新される。
図6を参照しながら既に説明したように、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))は、ローカル記憶ユニット内のファイル名をVFS内のファイル名に変換するためのテーブルであり、ローカル記憶ユニット内のファイル名と、スタジオIDと、パッケージIDと、変換後のファイル名との間の関係を定める構造を有する。ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))は、エントリを後続データの使用状況と一致するように修正することにより修正される。
ステップS324においてファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))が更新されると,ステップS325において、更新済みのBUMFがサーバへ送信される。ステップS326において、サーバが、ユーザ側情報処理装置から受信したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を構築するデータにサーバ独自の秘密鍵を適用して署名データを生成し、この署名データを含むファイル改ざん検証データ(BUSF)を生成する。次にステップS327において、生成されたファイル改ざん検証データ(BUSF)がユーザ側情報処理装置へ送信される。
ステップS328において、ユーザ側情報処理装置が、サーバから受信したファイル改ざん検証データ(BUSF)を、生成又は更新したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))とともにローカル記憶ユニットに記憶する。
最後にステップS329において、情報処理装置が、最新のファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及びファイル改ざん検証データ(BUSF)から仮想ファイルシステム(VFS)を構築し、その後コンテンツを読み取るステップへ進む。なお、コンテンツ読み取り処理が行われない場合、ステップS329の処理は省略される。ステップS329の処理は、コンテンツ(後続データ)を読み取る場合に行われる。
このようにして、後続データを使用する状況が変化した場合、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))の更新がユーザ側情報処理装置自体によって行われる。情報処理装置が、更新済みのファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))をサーバへ送信し、サーバからファイル改ざん検証データ(BUSF)を受信して、これらのファイルを記憶し終えると処理は完了する。
図11、図17、及び図18のシーケンス図をそれぞれ使用して、情報処理装置とサーバとの間の処理シーケンスについて、
(1)後続データを新たに取得した場合(図11)、
(2)既に取得済みの後続データを削除する場合(図17)、
(3)既に取得済みの後続データの使用状況が変化した場合(図18)、
に関して説明した。
これらの場合の全てにおいて、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を生成又は更新するための処理が必要となる。さらに、生成又は更新されたファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))に対応するファイル改ざん検証データ(BUSF)をサーバから取得するための処理も必要となる。
(0177)以下、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を生成又は更新するための処理、及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を取得するための処理について図19及び図20を参照しながら説明する。
図19は、ユーザ側情報処理装置100及びサーバ131を示している。情報処理装置100内には、ハードディスクなどから構築されるローカル記憶ユニット102を示している。サーバ131は、後続データを提供するための処理を行うとともに、情報処理装置100において生成又は更新されたファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を受信し、ファイル改ざん検証データ(BUSF)を生成し、このファイル改ざん検証データ(BUSF)を情報処理装置100へ送信するための処理を行う。サーバ131は、通信ユニット601及びデータ処理ユニット602を有する。図19は、ユーザ側情報処理装置100内に装備された情報記録媒体(ディスク)200をさらに示している。
ローカル記憶ユニット102には、ダウンロードコンテンツデータ502が後続データとして記憶され、既に説明したように、(図10に示す)ダウンロードコンテンツリストデータ501、(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報503、(図6に示す)ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))504、及びファイル改ざん検証データ(BUSF)505のデータが制御データとして記憶される。
図19に示すステップS401〜S407の処理は、情報処理装置100の(図1に示す)データ処理ユニット101によって行われる処理である。情報処理装置100のデータ処理ユニット101は、情報記録媒体(ディスク)200上に記録されたプログラム(Java(商標)アプリケーションであるBD−Jアプリケーションなどの)を実行することにより、ステップS401〜S407の処理の各々を行う。このプログラムの処理は、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を更新するための処理、及びファイル改ざん検証データ(BUSF)を取得するための処理を行う。
情報記録媒体(ディスク)200上には、(a)ダウンロードコンテンツ照合プログラム521、(b)BUMF及び制御データ生成/更新プログラム522、(c)ファイル改ざん検証データ(BUSF)処理プログラム523、及び(d)仮想ファイルシステム(VFS)生成プログラム524が記録される。なお、説明を目的として、図にはプログラムを別個のものとして示しているが、この構造は、これらのプログラムが別々に処理を実行する個別プログラムであるような構造であってもよく、又は一連の処理を行う単一のプログラムを提供した構造であってもよい。
情報処理装置100の情報処理装置101によって行われる処理ステップS401〜S407について説明する。まず、ステップS401〜S402の処理は、(a)ダウンロードコンテンツ照合プログラム521を使用して行われることに留意されたい。
ステップS401において、ローカル記憶ユニット104に記憶された(図10に示す)ダウンロードコンテンツリストデータ501が取得され、ローカル記憶ユニット102内に提供されるディレクトリと、ダウンロードコンテンツリストデータ501内にリストされたデータ内の既存のディレクトリとしてリストされるディレクトリとの間の比較が行われる。
ローカル記憶ユニット102内に存在するディレクトリと、ダウンロードコンテンツリストデータ501内にリストされるデータ内に存在するディレクトリとしてリストされるディレクトリとの間に不一致が検出された場合、処理はステップS403へ進む。不一致が検出されなかった場合、処理はステップS402へ進む。
ステップS402において、ローカル記憶ユニット104に記憶された(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報503内にリストされるファイルを、ローカル記憶ユニット102内に実際に記憶されたダウンロードコンテンツデータ502と比較するための処理が行われる。
(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報503内にリストされるファイルとダウンロードコンテンツデータ502との間に不一致が検出された場合、処理はステップS403へ進む。不一致が検出されなかった場合、処理はステップS406へ進む。
ステップS403は、ステップS401においてディレクトリ不一致が検出されるか、或いはステップS402においてファイル不一致が検出された場合の処理であり、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を生成又は更新するための処理、及びローカル記憶ユニットに記録されたその他の制御データを生成又は更新するための処理を行うステップである。このステップS403は、(b)BUMF&制御データ生成/更新プログラム522を使用して行われる。なお、制御データは、ローカル記憶ユニット102に記憶された(図10に示す)ダウンロードコンテンツリストデータ501及び(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報503を含む。
ステップS403の処理の詳細な順序について、図20に示すフロー図を参照しながら説明する。ステップS501において、コンテンツが追加されたか否かに関して判定が行われる。すなわち、ローカル記憶ユニット102に実際に記憶されたファイルとの比較が行われ、制御データである(図10に示す)ダウンロードコンテンツリストデータ内にリストされるファイルの方が少ないか否かに関して判定が行われる。
この判定が「はい」であり、コンテンツを削除するための処理などが過去ユーザによって行われたことが示される場合、コンテンツリスト制御データ又はダウンロードファイルローカル制御情報は制御されずに、処理はS511へ進む。判定が「いいえ」であり、コンテンツを追加するための処理などが過去ユーザによって行われたことが示される場合、コンテンツリスト制御データ又はダウンロードファイルローカル制御情報は制御されずに、処理はS502へ進む。なお、ステップS501の処理は、図19のステップS401又はステップS402における判定が「いいえ」である場合にのみ行われる。従って、ステップS501の処理は、ローカル記憶ユニットに記憶されたデータと制御データとの間に不一致が生じた場合にのみ、従って追加又は削除のいずれかが行われた場合に行われる。
コンテンツを追加するための処理が行われた場合、ステップS502において、ローカル記憶ユニットに記憶されたリストされていない不明なファイルが、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))に追加される。ローカル記憶ユニット内の不明なファイル名はそのまま残され、仮想ファイルシステム(VFS)内の割り当てるファイル名が設定されリストされる。
次にステップS503において、(図10に示す)ダウンロードコンテンツリストデータ及び(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報を更新するための処理が行われる。すなわち、ローカル記憶ユニットには記憶されているものの様々な制御データ内には未だリストされていないファイルに対応するエントリを追加するための処理が行われる。
一方、ステップS501における判定が「はい」であり、コンテンツを削除するための処理が行われたことが示される場合、処理はステップS511へ進む。ステップS511において、まず様々な制御データ内にリストされている情報を優先する処理が試行される。すなわち、制御データ内にはリストされているもののローカル記憶ユニット102内には記憶されていないファイルを再ダウンロードするのに十分な空き容量がローカル記憶ユニットに存在するか否かに関してチェックが行われる。
十分な空き容量が存在すると判定された場合、処理はステップS521へ進み、ダウンロードファイルローカル制御情報などの制御データ内にはリストされているもののローカル記憶ユニット内には存在しないファイルのファイルIDをサーバへ送信し、対応するファイルを受信して、ローカル記憶ユニット1[sic−−"102"?]に記憶する。この処理は、ローカル記憶ユニットに記憶されたデータを制御データと一致させるための処理として行われる処理である。この処理が行われると、ローカル記憶ユニットに記憶されている様々な制御データ、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))、又はファイル改ざん検証データ(BUSF)を変更する必要はなくなる。
他方、ステップS511においてローカル記憶ユニットに再ダウンロードするファイルのために十分な容量が存在しないと判定された場合、処理はステップS512へ進み、制御データ及びファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))内にリストされたデータを、ローカル記憶ユニット102に記憶された実際のデータに一致させるための処理が行われる。
まずステップS502において、ローカル記憶ユニット102に記憶されていないファイルに対応するエントリをファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))から削除する処理が行われる。
次にステップS513において、(図10に示す)ダウンロードコンテンツリストデータ及び(図8に示す)ダウンロードファイルローカル制御情報を更新する処理が行われる。すなわち、様々な制御データ内にはリストされているもののローカル記憶ユニット内には記憶されていないファイルに対応するエントリを削除する処理が行われる。
なお、ステップS511における判定処理の時点で、ユーザが、ダウンロードを行うか或いはダウンロードを行わずにステップS512及びS513において制御ファイルの更新を行うかを選択できるようにするためのメッセージを表示することができる。すなわち、この構造は、ユーザの命令に応じてステップS521の処理又はステップS513及びS514の処理のいずれかを行うことができる構造であることができる。
ステップS501〜S503の処理では、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及び制御データにリストされるエントリが追加され、ステップS501〜511〜S513の処理では、リスト済みのエントリがファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))及び制御データから削除される。
このようにしてファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を更新した場合、更新したファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))をサーバへ送信してファイル改ざん検証データ(BUSF)を取得するための処理を行う必要がある。この処理は、図19に示すステップS404〜S405の処理である。
ステップS404及びS405の処理は、ファイル改ざん検証データ(BUSF)処理プログラム523に従って行われる。
まずステップS404において、更新済みのファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))がサーバ131へ送信される。サーバ131は、更新済みのファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を通信ユニット601を介して受信し、データ処理ユニット602内で、サーバが所有する秘密鍵を適用して、ファイル名変換テーブル(マニフェストファイル(BUMF))を構築するデータのための電子署名を生成する。
サーバは、通信ユニット601を介して、ファイル改ざん検証データ(BUSF)を電子署名を含むデータとして情報処理装置100へ送信する。情報処理装置100は、更新済みのBUMFのための署名データを含む更新済みのBUSFを受信し、この更新済みのBUMF及び更新済みのBUSFをローカル記憶ユニット102に記憶する。この時点で、ローカル記憶ユニットに記憶されたデータを更新するための処理は完了する。
ステップS406〜S407の処理はコンテンツを読み取るための処理であり、仮想ファイルシステム(VFS)を構築して後続データを含むコンテンツを読み取る際に行われる処理である。
ステップS406は仮想ファイルシステム(VFS)を構築するための処理であり、VFS生成プログラム524を使用して行われる。この処理は、図5を参照しながら既に説明した処理である。すなわちこの処理は、ハードディスクなどのローカル記憶ユニット102に記憶された後続データを情報記録媒体(ディスク)200上に記憶されたコンテンツとともに読み取るために、仮想ファイルシステム(VFS)を作成するための処理である。
次にステップS407において、仮想ファイルシステム(VFS)を適用することによりコンテンツ読み取りが行われる。例えば、情報記録媒体(ディスク)200に記憶されたコンテンツがフランス語の映画コンテンツであり、ハードディスクなどのローカル記憶ユニット102に記憶された後続データがこの映画コンテンツに対応する日本語の字幕データである場合、これらの両方を同時に読み取ることにより日本語字幕付きで映画を再生することができる。
以上、特定の実施形態例を参照しながら本発明について詳細に説明した。しかしながら、当業者であれば、本発明の範囲又は意図から逸脱しない範囲でこれらの実施形態例において修正及び置換を行うことができることが明らかである。すなわち本発明は例示の形で開示したものであり、これらを限定的なものであると解釈すべきではない。本発明の範囲及び意図を特定するためには特許請求の範囲を考慮すべきである。
また、本明細書で説明した一連の処理を、ハードウェアにおいて、ソフトウェアにおいて、又はこれらの両方を組み合わせた構造において行うことができる。ソフトウェアにおいて処理を行う場合、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用ハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールすることにより実行することができ、或いは様々な処理を行うことができる汎用コンピュータにプログラムをインストールすることにより実行することができる。例えば、記録媒体にプログラムを予め記憶することができる。このプログラムを記録媒体からコンピュータにインストールすることができ、或いはこれをLAN(ローカルエリアネットワーク)、又はインターネットとして知られているネットワークを介して送信し、ハードドライブなどの組み込み記録媒体にインストールすることができる。
なお、本明細書で説明した様々な処理を説明に準じた時間系列で実行できるだけでなく、必要に応じて、又は処理を行う装置の処理能力に応じて、並行して又は個別に実行することもできる。さらに、本明細書では、「システム」とは複数の装置からなる論理的集合構造のことであり、同じ枠組み内に存在する個々の構造装置に限定されるものではない。
上述したように、本発明は、DVDなどの情報記録媒体に記憶されたコンテンツに対応する後続データを使用のためにハードディスクなどのローカル記憶ユニットに記憶する構造に適用される。ディスク上に記憶されたデータと記憶ユニットに記憶されたデータとを含む、コンテンツ読み取り処理において使用する仮想ファイルシステム(VFS)を構築する場合、ファイル名変換テーブルを使用して、記憶ユニットの記憶ファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)のためのVFSファイル名に変換する必要がある。本発明に記載する1つの実施形態例における構造では、ローカル記憶ユニットの記憶データと比較した制御情報を記憶する制御ファイルの記憶情報を、ローカル記憶ユニットに記憶されたデータに関して比較する処理を行い、この比較結果に従って、ファイル名変換テーブルを生成又は更新する処理がユーザ装置側で行われる。この構造は、ファイル名変換テーブルを生成するためにサーバ側に依拠する必要のない効率的な処理を実現する。
100 情報処理装置(読み取り装置)
101 データ処理ユニット
102 ローカル記憶ユニット
103 ドライブ
104 メモリ
105 通信インターフェイス
106 ディスプレイユニット
131、132 サーバ
200 情報記録媒体

Claims (21)

  1. 読み取り可能コンテンツを含むデータファイルと、該データファイルに対応する制御情報を含む制御ファイルとを記憶するための記憶ユニットと、
    ファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルを使用して、
    (1)前記記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)名に変換し、
    (2)ディスクの記憶データと前記記憶ユニットの記憶データとを含むVFSを構築し、
    (3)データ読み取り処理を行う、
    ように構成されたデータ処理ユニットと、
    を備え、前記データ処理ユニットが、
    (1)前記制御ファイルに記憶された前記制御情報と前記記憶ユニットに記憶されたデータとを比較し、
    (2)前記ファイル名変換テーブルを読み取り及び/又は更新して、前記制御ファイルに記憶された前記制御情報と前記記憶ユニット内の前記記憶データとを一致させる、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記データ処理ユニットが、前記ファイル名変換テーブルを読み取り及び/又は更新した場合、
    (1)前記ファイル名変換テーブルをサーバへ送信し、
    (2)前記ファイル名変換テーブルに関して生成された前記サーバの署名データを受信し、
    (3)前記署名データを前記記憶ユニットに記憶する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶ユニットが、サーバからダウンロードしたコンテンツテーブルデータを制御ファイルとして記憶するように構成され、
    前記データ処理ユニットが、前記ダウンロードコンテンツテーブルデータと前記記憶ユニット内の前記記憶データとを比較して、不一致が検出された場合、前記ファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記ダウンロードコンテンツテーブルデータが、前記サーバから取得したデータを記憶する前記記憶ユニットのディレクトリ情報を含み、
    前記データ処理ユニットが、
    (1)記憶ディレクトリと前記記憶ユニットの設定ディレクトリとを比較し、
    (2)不一致が検出された場合、前記ファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新する、
    ように構成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記データ処理ユニットが、該データ処理ユニットが前記ファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新する際に、前記ダウンロードコンテンツテーブルデータを生成及び/又は更新するように構成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶ユニットが、該記憶ユニットに記憶されたデータの記憶ファイル名を含むダウンロードファイルローカル制御情報を制御データとして記憶するように構成され、
    前記データ処理ユニットが、前記ダウンロードファイルローカル制御情報の記憶ファイルと前記記憶ユニットの記憶ファイルとを比較して、不一致が検出された場合、前記ファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記データ処理ユニットが、該データ処理ユニットが前記ファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新した際に、前記ダウンロードファイルローカル制御情報も生成及び/又は更新するように構成される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記データ処理ユニットが、ダウンロード処理情報ファイルをサーバから受信し、該サーバから取得するファイルの種類を識別して、該ファイルの種類に従って前記記憶ユニットに記憶するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記データ処理ユニットが前記記憶ユニットの前記記憶データに関して追加処理、削除処理、又は使用ステータス変更処理を行った場合、前記データ処理ユニットが前記ファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記データ処理ユニットが、前記ディスク上に記憶されたプログラムの実行を通じて前記ファイル名変換テーブルを生成及び又は更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. ユーザ装置の記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)ファイル名に変換するためのファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルを前記ユーザ装置から受信するように構成された通信ユニットと、
    前記ファイル名変換テーブルにサーバ秘密鍵として付与される署名データを生成するように構成されたデータ処理ユニットと、
    を備え、前記データ処理ユニットにより生成された前記署名データが、前記通信ユニットにより前記ユーザ装置へ送信される、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  12. ユーザ装置の所定のコンテンツ情報を前記ユーザ装置から受信するように構成された通信ユニットと、
    前記所定のコンテンツ情報を使用してコンテンツリストを生成するように構成されたデータ処理ユニットと、
    を備え、
    前記コンテンツリストが、前記ユーザ装置に提供される記録済みのコンテンツ情報を含み、
    前記コンテンツリストが、前記通信ユニットにより前記ユーザ装置へ送信される、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  13. 前記データ処理ユニットが、前記ユーザ装置に提供されるデータに対応するデータファイルのための識別情報、及びダウンロードコンテンツIDに対応するコンテンツリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のサーバ装置。
  14. 前記通信ユニットが、前記ユーザ装置からデータ取得要求を受信し、
    前記データ処理ユニットが、前記データ取得要求に応答して、データファイル及び該データファイルのファイルタイプ情報を記憶する処理情報ファイルを生成し、
    前記通信ユニットが、前記データファイル及び前記処理情報ファイルを前記ユーザ装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のサーバ装置。
  15. 前記データ処理ユニットが、前記ユーザ装置上の記録媒体に対応する、前記ユーザ装置に提供される設定コンテンツを含むコンテンツリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のサーバ装置。
  16. 読み取り可能コンテンツを含むデータファイルと、
    ファイル名変換テーブルの生成処理及び/又は更新処理を行うためのプログラムと、
    を含み、
    前記ファイル名変換テーブルが、読み取り装置の記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)ファイル名に変換するためのファイル名変換情報を記憶し、
    前記情報記録媒体を読み取るための前記読み取り装置が、前記プログラムに従ってファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新する、
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  17. 前記プログラムが、制御データと、前記読み取り装置の前記記憶ユニットに記憶された前記ファイルとを比較するためのプログラムを含む、
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報記録媒体。
  18. 前記プログラムが、前記ファイル名変換テーブルに関する署名データをサーバから取得するためのプログラムを含む、
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報記録媒体。
  19. データ提供処理を行うためのサーバと、該サーバからデータの受信を行うための情報処理装置とを備えた情報処理システムであって、
    読み取り可能コンテンツを含むデータファイルと、該データファイルに対応する制御情報を含む制御ファイルとを記憶するための記憶ユニットと、
    ファイル名変換情報を記憶するファイル名変換テーブルを使用して、
    (1)前記記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)ファイル名に変換し、
    (2)ディスクの記憶データと前記記憶ユニットの記憶データとを含む仮想ファイルシステム(VFS)を構築し、
    (3)データ読み取り処理を行う、
    ためのデータ処理ユニットと、
    を備え、前記データ処理ユニットが、
    (1)前記制御ファイルの記憶データと前記記憶ユニットの記憶データとの間の不一致を検出するための処理と、
    (2)前記ファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新して、前記制御ファイルの前記記憶データと前記記憶ユニットの前記記憶データとを一致させるための処理と、
    を行い、
    前記サーバが、署名データを生成して、該生成した署名データを前記情報処理装置へ送信し、
    前記ファイル名変換テーブルを構築するデータにサーバ秘密鍵が適用される、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  20. 情報処理装置において実行されるデータ処理方法であって、
    記憶ユニットに記憶されたデータファイルと制御ファイルの記憶データとを比較するステップと、
    前記制御ファイルの前記記憶データと前記記憶ユニットの前記記憶データとの間に不一致が検出された場合、前記記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)ファイル名に変換するために適用されるファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  21. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであって、
    記憶ユニットに記憶されたデータファイルと制御ファイルの記憶データとを比較するステップと、
    前記制御ファイルの前記記憶データと前記記憶ユニットの前記記憶データとの間に不一致が検出された場合、前記記憶ユニットに記憶されたファイルのファイル名を仮想ファイルシステム(VFS)ファイル名に変換するために適用されるファイル名変換テーブルを生成及び/又は更新するステップと、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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