JP2011512938A - 延長ワイヤをガイドワイヤに結合するための方法およびシステム - Google Patents

延長ワイヤをガイドワイヤに結合するための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

延長ワイヤ(200)の先端末端部分をガイドワイヤの基端末端部分に可逆的に結合するために、複数の金属製ワイヤから巻き付けてユニバーサル・コネクタの形にした、らせん形構造を使用する、方法およびシステムが提供される。ユニバーサル・コネクタは、ガイドワイヤの基端末端部分をコネクタの内部)中に受け入れるように構成され、延長ワイヤをガイドワイヤから切り離すようにし勝ちである増加する離脱力に耐えるように構築された単一成形ユニットとして製作される。ユニバーサル・コネクタは、市販のガイドワイヤ基端末端部の異なる構成に結合するように適合する。

Description

本発明の実施形態は、延長ワイヤをガイドワイヤに結合するための接続手段に関し、具体的には、コネクタが、延長ワイヤをガイドワイヤから切り離す傾向がある増加する離脱力に耐えるように構築された一体成形のユニットとして構成される、方法およびシステムに関する。
延長ワイヤをガイドワイヤに結合するための接続手段は、本来よく知られている。かかる接続手段は、通常、単一のスプリング・ワイヤから巻き付けられ、ある種のチューブと共同して動作し、次の特許および特許出願に述べられているようなスプリング・コイルを含む。
Lorenzoの欧州特許出願第EP 0 799 625号に、ガイドワイヤと延長ワイヤを接続する渦巻状に巻かれたスプリング、および渦巻状に巻かれたスプリングの上に配置されたチューブが述べられている。チューブは、延長ワイヤの上を摺動して、チューブが係合されるように取り付けられる。チューブは、コイルを広げてワイヤを切り離すように摺動することができる。
Sasamine他の欧州特許出願第EP 0 799 624号に、ガイドワイヤ、ハイポチューブが恒久的に添えられた延長ワイヤ、およびスプリング・コイルが述べられている。ハイポチューブは、スプリング・コイルが恒久的に添えられた舌状部を有する。スプリング・コイルは、摩擦嵌めで延長ワイヤを受け入れるように構成される。
Lanardに与えられた米国特許第5,421,348号に、ガイドワイヤ、延長ガイドワイヤ、および延長ガイドワイヤ上に取り付けられる接続アセンブリを含むガイドワイヤ延長システムが述べられている。接続アセンブリは、最初のガイドワイヤおよびハイポチューブを受け入れ、それらと組み合ってロックするように配置された、ハイポチューブ中に緩やかに受け入れられる渦巻状に巻かれたスプリングを含む。渦巻状に巻かれたスプリングは、一方末端部がチューブに固定され、他方が自由末端部である。チューブを回転させて渦巻状に巻かれたスプリングを引っ張り出し、ガイドワイヤから延長ワイヤを切り離す。
Frassica他に与えられた米国特許第5,197,486号に、ガイドワイヤと、延長ガイドワイヤと、渦巻状に巻かれたスプリング、直径が小さいチューブおよびガイドワイヤとチューブの間に配置された回転可能な接続部を含む接続アセンブリとを備えたガイドワイヤ延長システムが述べられている。
Jahrmarkt他に与えられた米国特許第5,113,872号に、延長ガイドワイヤと、ガイドワイヤと、延長ワイヤと、渦巻状に巻かれたスプリングを含む接続アセンブリと、渦巻状に巻かれたスプリングに関連付けられた直径が小さいチューブとを備えたガイドワイヤ延長システムが述べられている。
さらなる例には、His他に与えられた米国特許第5,415,178号、Sasamine他に与えられた米国特許第5,701,911号、Lorenzoに与えられた米国特許第5,788,653号、およびPalmer他に与えられた米国特許第5,117,838号が含まれ、そのすべては、共通して、単一スプリング・ワイヤから巻き付けられたコイル・スプリングと、ある種のチューブとを有する。
しかし、単一スプリング・ワイヤは、それに加えられる、制限された力だけに耐えることが可能である。背景技術の開示のいずれも、約1ニュートン、すなわち1Nほどの小さい引きに応答して、接続手段がガイドワイヤの把持を切り離すようなことを防止するような大きい離脱力を保証していない。これは、比較的小さい引き離し力を加えると、延長ワイヤからガイドワイヤが切り離されることを意味する。大きい離脱力に対する抵抗を増加させることは、単一スプリング・ワイヤから巻き付けられたコイル・スプリングによって得られない。
小さな離脱力に限定されず、市販のシステムの小さな保持力を超える引き離し離脱力もたらすように、好ましくは、直径がより大きい接続手段に関する国際規格によって要求される引き離し離脱力よりはるかに大きい引き離し離脱力を有するように構成された接続手段を有する延長ワイヤを提供することは、有利であるはずである。
さらに、ガイドワイヤに結合するために、支持チューブなどのさらなる装置(1つまたは複数)を備えない、ワイヤをむき出しで支持せず巻き付けた構造として構成された接続手段を有する延長ワイヤを提供することは、有利であるはずである。
さらに、ユニバーサル・コネクタを使用して、ガイドワイヤ基端端末のいずれもの既存の構成に、または市販のガイドワイヤの少なくとも大多数に結合することが可能な延長ワイヤを提供することは、有利であるはずである。
単一のスプリング・ワイヤから巻き付けられた既存の小型コイル・スプリング・コネクタに関する1つの問題は、接続が失われ、それによってガイドワイヤと延長ワイヤの間で切り放されて分離が生じる引き離し力が、比較的小さいことである。牽引力が小型コイル・スプリングに対して使われたとき、最初に、比較的小さな力で引っ張ってさえ、コイルが弾性限界を越えて広がり、永久的な塑性変形状態になされる。実際、小さい力による引っ張りは、最初に、ヘリカル・コイル・スプリングのコネクタが作られた細いワイヤのループが塑性的に広げられ、次に、把持が切り放され、それによって接続が失われて、ガイドワイヤが延長ワイヤから切り離されるのに十分である。
市販タイプのコネクタとここに主張する本発明のユニバーサル・コネクタの間で比較試験を実施し、それについての詳細は、下記の表1に列挙する。
第1のセットの引っ張り強さ試験は、単一の304ステンレス鋼ワイヤから巻き付けられた同じ頑丈な市販のコイル・スプリング・コネクタの5個のサンプルについて行い、そのコネクタは、ガイドワイヤの短い部分を延長ワイヤの短い部分に結合する。単一ワイヤのコイル・コネクタは、外径が0.0134”±0.0005”、すなわち約0.340mm±0.000127mmであり、ピッチが0.1mmであり、単一スプリング・ワイヤの長方形の断面が0.1×0.05mmであった。試験は、米国ニューヨーク州CedarhurstのElectromatic Equipment社製、モデルFGS50PUHであるCheck Line機械的試験スタンド上で、接続が切り放されて失われるまで、40mm/分の速度で動作させて実施した。インチは、「”」で指定し、ミリメータは「mm」として示し、力のニュートンは、Nとして表す。
単一ワイヤの渦巻状に巻かれたスプリングに関する結果では、もっとも大きい、到達した切り離し力は、1.992Nであり、もっとも小さい切り離し、または結合を無くさせる力が1.049Nで生じたことが示された。平均の切り離し力は、1.483N±0.4364N、すなわちおおよそ1.5Nであった。力は、台湾の台北のLutron Electronic Entreprise社製、モデルFG5000Aのフォース・ゲージを用いて測定した。
そのような断面が小さい単一のスプリング・ワイヤは、弱すぎて、それに加えられる大きい引っ張り応力を支えることができず、したがって信頼性があるヘリカル圧縮コイル・スプリング・コネクタの実現が禁じられることが判明した。
牽引力の下で切り離し力を高めるための解決策は、複数の金属製スプリング・ワイヤから巻き付けられ、そのようにして2以上の単一ワイヤから巻き付けられたヘリカル構造の一般的な構成を有する、らせん形ワイヤ・チューブを使用することによって、もたらすことができる。そのようならせん形構造は、すべてが複数のスプリング・ワイヤを有する、様々な構成を含むことができる。
解決策は、複数のスプリング・ワイヤを有するスリーブとして、または、大ピッチで互いにギャップがない接触状態で、堅くより合わされた複数の金属製ワイヤをねじり合わせた、中空のより合わされたワイヤ・チューブとして構成されたユニバーサル・コネクタによってもたらされる。また、そのようなユニバーサル・コネクタは、図2からもっともよくわかるように、ヘリカルの中空ワイヤ体として、またはワイヤのスリーブ体として下記で呼ばれる。
第2のセットの引っ張り強さ試験は、ガイドワイヤの短い部分を延長ワイヤの短い部分に結合する、304ステンレス鋼ワイヤから製作された5個のスリーブ体について実施した。ワイヤの試験したスリーブ体は、日本国の名古屋のAsahi Intec社から供給され、外径が0.0136”±0.0003”、すなわち約0.350mm±0.00762mmであり、それに用いられた12本の左に巻き付けられたワイヤは、ピッチが1.04mm±0.1mmであり、スプリング・ワイヤの直径が0.002”、すなわち約0.05mmであった。第2の試験は、同じモータの付いた引っ張り機械上で、接続が切り放されて失われるまで、同じ40mm/分の速度で実施した。
その結果では、複数ワイヤのスリーブ体について到達したもっとも大きい切り離し力が、13.259Nであり、もっとも小さい結合が失われた力が7.031Nであることが示された。平均の切り離し力は、9.632N±3.114N、すなわち約9.6Nであった。
したがって、この比較によって、大きいピッチのワイヤのスリーブ体は、単一ワイヤのコイル・スプリングが支えることが可能である離脱力より約6倍大きい離脱力に耐えることができることが示される。
Figure 2011512938
下記に述べる実施形態の目的は、ユニバーサル・コネクタ100を使用して、延長ワイヤ200をガイドワイヤ300に切り離し可能に結合するためのシステムおよび方法を提供することである。ガイドワイヤ300は、ガイドワイヤ外径GWDと、ガイドワイヤ先端部分304を有するガイドワイヤ体302と、ガイドワイヤ外径に比べて寸法が減少されたガイドワイヤ基端遠方端308および基端先端セクション310を含むガイドワイヤ基端部分306とを含む。延長ワイヤ200は、延長ワイヤ外径XWDと、延長ワイヤ基端部分204および延長ワイヤ先端遠方端208で終わる延長ワイヤ先端部分206を含む延長ワイヤ体202とを含む。
ユニバーサル・コネクタ100は、コネクタ外径UCDを有するコネクタ長さLを含む、中空のらせん形構造のコネクタ体102と、コネクタ先端開口108を有するコネクタ先端部分104と、コネクタ基端開口110を有するコネクタ基端部分106と、ユニバーサル・コネクタの長さにわたって完全に延在するコネクタ内腔112とを含む。コネクタ先端開口108は、ガイドワイヤ基端遠方端308をコネクタ内腔112中に受け入れ、ガイドワイヤ基端遠方端308に切り離し可能に結合するように構成され、コネクタ基端部分106は、延長ワイヤ先端部分206に固定的に結合される。
本方法は、大ピッチ間隔116でより合わされ、互いに堅くギャップなく接触するようにねじり合わされた、所定の長さの複数の金属製ワイヤ114からユニバーサル・コネクタ100を構成する工程を含むことを特徴とする。コネクタ先端部分104は、複数の金属製ワイヤ114が相互に関連して動作する、拘束されない片持ちの自立型ユニットとして構成される。それによって、ガイドワイヤ300がユニバーサル・コネクタ100に結合されたとき、ユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ300を引き抜くように作動する離脱力に逆らう、大きい引き離し抵抗力が、複数の金属製ワイヤによってもたらされる。
また、下記に述べる実施形態の目的は、複数の金属製ワイヤが、単一ワイヤのヘリカル・コイル・スプリングを含むように構成されたコネクタがもたらす引き離し抵抗力に比べて、大きい引き離し抵抗力をもたらすユニバーサル・コネクタを提供することである。
下記に述べる実施形態の別の目的は、大ピッチ間隔が、ユニバーサル・コネクタの少なくとも外径に等しいユニバーサル・コネクタを提供することである。さらに、大ピッチ間隔は、ユニバーサル・コネクタの長さにわたって一定である、または変化する。
さらに、下記に述べる実施形態の目的は、ユニバーサル・コネクタの外径が、ガイドワイヤの外径より小さい、それに等しい、およびそれより大きい直径からなる群から選択されるユニバーサル・コネクタを提供することである。
下記に述べる実施形態のさらなる目的は、複数の金属製ワイヤ114中の各金属製ワイヤ114が、円形、正方形、長方形、台形および長円形の断面形状からなる群から選択されるワイヤ断面形状118を有するユニバーサル・コネクタを提供することである。さらに、複数の金属製ワイヤ114中の各金属ワイヤ114は、同じワイヤ断面形状118または異なるワイヤ断面形状を有することができ、同じ材料から、または異なる材料から製作することができる。
下記に述べる実施形態のさらにまた別の目的は、基端コネクタ部分が延長ワイヤの先端部分に固定的に結合されるユニバーサル・コネクタを提供することである。
また、下記に述べる実施形態の目的は、基端コネクタ部分が、延長ワイヤの先端部分に固定的に結合されるユニバーサル・コネクタを提供することである。さらに、ユニバーサル・コネクタは、中空のヘリカル・ワイヤ体・スリーブとして構成される。
下記に述べる実施形態のまた別の目的は、コネクタ先端開口108およびコネクタ内腔112が、切り離し可能に確実に保持するために、異なる基端先端セクション310の構成を有するガイドワイヤ基端部分306をその中に受け入れるのに適合するユニバーサル・コネクタを提供することである。
下記に述べる実施形態のさらに別の目的は、材料が柔軟フィルムであるスリーブ122が、装置のその上の滑らかな通過を高めるために、ユニバーサル・コネクタの少なくとも長さを被覆するユニバーサル・コネクタを提供することである。コネクタ体102の長さ(L)は、装置のその上の滑らかな通過を高めるために、潤滑剤の被膜122によって被覆することが好ましい。
下記に述べる実施形態のさらにもう1つの目的は、ユニバーサル・コネクタ100の柔軟性が制御されるユニバーサル・コネクタを提供することである。
本発明の限定的でない実施形態は、例示の実施形態の次の記述を参照し、図と併せて述べる。図は、一般に、尺度に合わせて示されず、いずれもの寸法は、例示するためだけの意味であり、必ずしも限定するものではない。図では、2つ以上の図に現れる同一の構造、要素または部品は、それらが現れるすべての図中で、同じまたは同様の番号で示されることが好ましい。
ガイドワイヤが存在する状態で、延長ワイヤ上に配置されたユニバーサル・コネクタを示す概略図である。 ユニバーサル・コネクタをより詳細に示す図である。 延長ワイヤ先端部分、ユニバーサル・コネクタ、およびガイドワイヤ基端部分の細部を示す図である。 ユニバーサル・コネクタと直接結合した延長ワイヤ先端部分の別の実施形態を示す図である。 コネクタ・スリーブまたはコネクタ被膜の例を示す図である。
図1に、ユニバーサル・コネクタ100の例示の実施形態を示し、図2に、ユニバーサル・コネクタだけを示す。
ユニバーサル・コネクタ100は、一般に、柔軟な中空のらせん形構造として、または中空のヘリカル・ワイヤ体・スリーブとして説明することができ、それは、延長ワイヤ200に結合され、延長ワイヤ200をガイドワイヤ300に切り離し可能に結合するようにおおよそ構成される。図1では、ガイドワイヤ300は、ユニバーサル・コネクタ100に対して先端に配置され、それは、同様に、延長ワイヤ200に対して先端に配置される。
先端または先端方向、および基端または基端方向は、図中、それぞれDおよびPで示す矢印によって示されている。
図2に、ユニバーサル・コネクタ100を示し、それは、一般に中空のらせん形構造のものであり、ヘリカルで中空のワイヤ体として、または堅く互いに巻き付けられた複数の金属製ワイヤを有する、ワイヤをより合わせた中空チューブとして説明することができる。
柔軟なユニバーサル・コネクタ100は、コネクタ先端部分104を有するコネクタ体102と、コネクタ基端部分106と、コネクタ長さLと、コネクタ外径UCDとを含むことができる。コネクタ先端部分104は、コネクタ先端開口108を有し、コネクタ基端部分106は、コネクタ基端開口110を有する。コネクタ内腔112が、コネクタ先端開口108からコネクタ基端開口110まで、ユニバーサル・コネクタ100の長さLにわたって完全に延在する。
柔軟なユニバーサル・コネクタ100は、大ピッチ間隔116によってより合わされ、互いに対して堅くギャップなしで接触するように予めストレスをかけられてねじり合わされた、複数の長さの金属製ワイヤ114を含むことができる。コネクタ先端部分104は、複数の金属製ワイヤ114が互いに関連して動作する、拘束されない片持ちの自立型ユニットとして実際に構成される。
ユニバーサル・コネクタ100のピッチ間隔は、2つの隣接した金属製ワイヤの中心から中心までの間隔として考えられる。ユニバーサル・コネクタ100について、大ピッチ間隔116は、ユニバーサル・コネクタ100の外径UCDに少なくとも等しい間隔として見なすことができる。しかし、大ピッチ間隔は、好ましくは、たとえば外径UCDの3倍または5倍など、外径UCDより1倍より大きいピッチを用いても実用的であることができる。大ピッチ間隔116は、ユニバーサル・コネクタ100の長さLにわたって一定である、または変化することができる。
複数の金属製ワイヤ114中の各ワイヤ114は、ワイヤ断面形状118を有する。ワイヤ断面形状118の形状は、所望のいずれもの幾何的形状として、好ましくは市販のワイヤから選択することができるが、描くことができる、いずれもの断面形状が、実現可能である。たとえば、ワイヤ断面形状118は、円形、正方形、長方形、台形、長円形、または他の断面形状のものとして選択することができる。しかし、複数の金属製ワイヤ114中の各金属製ワイヤ114は、同じワイヤ断面形状118、異なるワイヤ断面形状、または断面形状の組み合わせを有するように選択することができる。
コネクタ先端開口における複数の金属製ワイヤ114は、図2でコネクタ自由端120として示され、互いに結合されることによって巻き戻されないように防止される。ユニバーサル・コネクタ100のより線、または金属製ワイヤ114のそのような結合は、レーザ溶接によって行い、溶接材料の薄い層を形成し、それによってコネクタ自由端120で互いに対して堅くギャップなしで接触するようにねじり合わされた金属製ワイヤのまさに遠方端がしっかりと保持されることが好ましい。
金属製ワイヤ114は、同じ材料から製作された、または異なる材料から製作されたワイヤとして選択することができる。たとえば、そのような材料は、オーステナイト系ステンレス鋼、形状記憶合金、およびニチノールなどの超弾性合金ステンレス鋼ワイヤを含むことができる。金属製ワイヤ114は、ユニバーサル・コネクタ100の外周に沿って、ワイヤの単一層として配置され、図2に示すように中心のコネクタ内腔112を残すことが好ましい。金属製ワイヤ114の数は、ユニバーサル・コネクタの外径UCDに依存して、たとえば6本から20本の範囲内に、好ましくは18本、より好ましくは12本とすることができる。さらに、複数の金属製ワイヤ114の巻き付け方向は、時計周り方向または反時計周り方向を選択することができる。
図1では、延長ワイヤ200は、延長ワイヤ外径XWDと、延長ワイヤ基端部分204、および延長ワイヤ先端遠方端208で終わる延長ワイヤ先端部分206を有する延長ワイヤ体202とを含み、その延長ワイヤ先端遠方端208に、ユニバーサル・コネクタ100が固定的に結合されるように表現されている。
延長ワイヤ基端部分204は、たとえば突き合わせ結合、ステム結合、ステムおよび支持結合、それらだけ、またはそれらのいずれもの実用的な組み合わせなど、この技術分野で知られたいずれもの手段によって、延長ワイヤ先端部分206に結合することができる。さらにコネクタ100の延長ワイヤ200への確実でしっかりとした固定は、たとえば溶接、ろう付け、はんだ付け、接着剤付けまたは焼き嵌めなど、この技術分野で知られた手段によって実施することができる。
さらに図1では、ガイドワイヤ300は、ガイドワイヤ外径GWDと、ガイドワイヤ先端部分304およびガイドワイヤ基端部分306を有するガイドワイヤ体302とを含み、そのガイドワイヤ基端部分306は、ガイドワイヤ外径に比べて寸法が減少するガイドワイヤ基端遠方端308で終わり、そしてガイドワイヤ基端先端セクション310で終わるように示されている。これは、ガイドワイヤ基端遠方端308が、ガイドワイヤ体302に比べて外径が減少し、その外径が基端先端セクション310に向けて徐々に小さくなることを意味する。
一度、ガイドワイヤ300がユニバーサル・コネクタ100に結合されると、ユニバーサル・コネクタの複数ワイヤで大ピッチのらせん形構成によって、ユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ300を引き抜くように作動する離脱力に逆らう、大きい引き離し抵抗力がもたらされることになる。言い換えると、複数の金属製ワイヤ114によって、単一のスプリング・ワイヤを用いて巻き付けられたヘリカル・スプリング・コイルを含むように構成された背景技術の接続手段がもたらす引き離し抵抗力に比べて、大きい引き離し抵抗力がもたらされる。
上記に既に述べたように、延長ワイヤ基端部分204は、たとえば突き合わせ結合、ステム結合、ステムおよび支持結合、それぞれで、またはそれらのいずれもの実用的な組み合わせなど、この技術分野で知られたいずれもの手段によって、延長ワイヤ先端部分206に結合することができる。図3に、柔軟なユニバーサル・コネクタ100を延長ワイヤ200にしっかりと固定するための、可能な結合の実施形態の例を示す。
図3では、延長ワイヤ先端末端部分に、中空でない、または中空の延長ワイヤ先端付属物210、または同軸の延長ワイヤ先端支持部212において先端で終わる中空チューブを設けることができる。延長ワイヤ先端支持部212は、コネクタ内腔112とかみ合ってコネクタ基端開口110中に挿入されて、コネクタ基端部分106がその上に当接する延長ワイヤ先端付属物との段部を形成して、それによってユニバーサル・コネクタ100の延長ワイヤ200への結合を強化する。延長ワイヤ先端支持部212は、円筒形とする、または、製造、組立および使用など、いずれものプロセスを容易にするのに適した、他のいずれもの所望の形状を有することができる。
延長ワイヤ先端支持部212は、好ましくは、ユニバーサル・コネクタ100のために支持するように、延長ワイヤ先端付属物210と一体の部分である、またはそれに取り付けられた別の部分である。あるいは、延長ワイヤ先端付属物210は、延長ワイヤ200に固定的に結合された別の部分、または延長ワイヤ200の一体部分である。
ユニバーサル・コネクタ100は、適切に構成された延長ワイヤ先端支持部212によって支持されたとき、または延長ワイヤ先端遠方端208に突き合わせ保持で結合されたとき、ガイドワイヤ外径GWDまたは延長ワイヤ外径XWDより小さい、それと等しい、またはそれより大きいユニバーサル・コネクタ外径UCDを有することができる。これは、ユニバーサル・コネクタ100、延長ワイヤ200およびガイドワイヤ300が、すべて同じ外径を有することができることを意味する。
所望なら、延長ワイヤ先端付属物210および/または延長ワイヤ先端支持部212は、延長ワイヤ内腔214または延長ワイヤ先端支持内腔216、あるいはその両方を有することができ、それは、延長ワイヤ200の内部に設けられて配置された内腔と連続し連通して配置される。さもなければ、延長ワイヤ200中に設けられた内腔は、コネクタ内腔112または延長ワイヤ先端支持内腔216、あるいはその両方と直接連通して配置することができる。さらに、ガイドワイヤ300は、完全に貫通し、ガイドワイヤ基端先端セクション310から延在して、ガイドワイヤ300の内部に設けられて配置された内腔と連続した連通を確立する、ガイドワイヤ内腔312を有することができる。これは、ガイドワイヤ300が、ガイドワイヤ基端先端セクション310の先端開口から離れて先端に延在するガイドワイヤ内腔312を有し、延長ワイヤ200が、延長ワイヤ内腔214または延長ワイヤ先端支持内腔216、あるいはその両方を有し、ガイドワイヤ先端部分304までそれを貫通して先端に延在したとき、コネクタ内腔112は、延長ワイヤ内腔からガイドワイヤ内腔までの双方向で連続した妨げられない通路のための導管になり、その逆も同様であることを意味する。言い換えると、双方向の連通は、延長ワイヤ200とガイドワイヤ300の間でコネクタ100を介して確立することができる。
さらに、コネクタ100の延長ワイヤ200への確実なしっかりとした固定は、たとえば溶接、ろう付け、はんだ付け、接着剤付けまたは焼き嵌めなど、この技術分野で知られた手段によって行うことができる。
ユニバーサル・コネクタ100は、ガイドワイヤ300と延長ワイヤ200の間の確実で信頼できる結合が、コネクタ内腔112中に挿入されるガイドワイヤ基端先端セクション310の構成および形状にかかわりなく、達成することができるという意味で自在である。たとえば、ユニバーサル・コネクタ100は、たとえば図3に示すように末端部にネジが切られた、または図1に示すように末端部にニップルが付けられた、様々なタイプのガイドワイヤ基端先端セクション310に適合することになる。したがって、コネクタ先端開口108およびコネクタ内腔112は、切り離し可能に確実に保持するために、異なる基端先端セクション310構成を有するガイドワイヤ基端部分306をその中に受け入れるのに適合する。
一般に、ガイドワイヤ基端末端部分は、ガイドワイヤ外径GWDに、またはコネクタ内腔112に比べて外径が減少する特徴を有するガイドワイヤ基端遠方端308を有することができ、それは、ガイドワイヤ基端先端セクション310中で終わる。外径の減少は、徐々であり、たとえば0.355mm、すなわち0.014インチのガイドワイヤの公称外径GWDから減少して0.152mm、すなわち0.006インチまで、単調に減少させることができる。時には、ガイドワイヤ基端先端セクション310は、ネジで終わる、またはガイドワイヤ外径GWDに、またはコネクタ内腔112に比べて直径が小さい、いずれもの他のタイプの付属物の形で終わる。
ユニバーサル・コネクタ100の柔軟性は、所望によって、より固く、または従順に、したがって剛性がより小さいように制御することができる。柔軟性は、延長ワイヤ先端遠方端208およびガイドワイヤ基端先端セクション310がコネクタ体102の一部分によって支持され離れて分離された状態で保持されているとき、金属製ワイヤ114の材料に、その断面形状118に、またはその両方の組み合わせに依存する。したがって、ユニバーサル・コネクタ100の柔軟性は、制御することができる。
しかし、ガイドワイヤ基端先端セクション310は、コネクタ内腔112を完全に貫通し、コネクタ基端開口110を介して抜け出し、延長ワイヤ内腔214中に付き通るのに十分、細いように構成することが可能である。ガイドワイヤ基端先端セクション310が延長ワイヤ内腔214中に位置付けられたとき、ユニバーサル・コネクタ100の剛性に加えられるのは、ガイドワイヤ基端部分306の剛性であり、それによってより固いユニバーサル・コネクタがもたらされる。
所望なら、ユニバーサル・コネクタ100の長さLだけ、または延長ワイヤ先端部分206およびガイドワイヤ基端部分306の両方の一方、あるいはその両方の一部分も、たとえば合成樹脂から製作された薄いコネクタ・スリーブ122によって被覆することができる。
図5に、コネクタ・スリーブ122を示し、それは、尺度から外れて大幅に誇張された寸法で示されている。コネクタ・スリーブ122は、たとえばポリマーなどの材料の薄い柔軟フィルムとして実現することができ、それは、ワイヤの上の装置がユニバーサル・コネクタ100の上およびそのまわりを滑らかに移行して通過するのを助けるために、少なくともユニバーサル・コネクタを被覆する。なお、コネクタ体102の長さLは、ワイヤの上の装置がその上を滑らかに移行して通過するのを助けるために、テフロンなどの固体潤滑剤の摩擦を減少させる被膜によって被覆することもできることに注意する。テフロンは、登録商標である。コネクタ・スリーブ122よって、ほんの0.0001”、すなわち0.0254mmだけがユニバーサル・コネクタ外径UCDに加えられることがあるだけである。
動作に関し、すなわちガイドワイヤ300を延長ワイヤ200に切り離し可能に結合することについて、延長ワイヤ200は、基端部で捉えられ、ガイドワイヤ300に対して所定の場所に保持される。それは、ガイドワイヤ基端部分306を開いたコネクタ先端開口108中に、その中にしっかりと位置付けされて保持されるまで、手作業で導入して平行移動させることで十分である。
言い換えると、ガイドワイヤ基端部分306は、基端側への平行移動によってユニバーサル・コネクタ100中に導入され、コネクタ内腔内部124中での金属製ワイヤ114との相互接触が行われる。次いで、ガイドワイヤ基端部分306は、さらにコネクタ内腔112中にさらに基端側に押し込まれ、摩擦が、接触した金属製ワイヤ114と接触したガイドワイヤ基端部分306の間で生み出される。ガイドワイヤ基端部分306のその中への導入に応答して、ユニバーサル・コネクタ100を圧迫することができ、それによって、コネクタ内腔112がわずかに膨らみ、さらに平行移動がもう可能でなくなるまで、ガイドワイヤ基端部分306をさらに基端側にその中に導入することを可能にすることができる。
また、延長ワイヤ200の結合およびガイドワイヤ300の結合は、相互の相対的な平行移動および回転によって、手作業で実施することができる。たとえば、延長ワイヤ200は、ガイドワイヤ300上に向けて平行移動させ回転させることができ、それによって、ユニバーサル・コネクタ100も、回転することになる。回転は、ユニバーサル・コネクタ100の金属製ワイヤ114の巻き戻し方向で実施することができる。それによって、摩擦力が、ガイドワイヤ基端部分306とコネクタ内腔112の内部の間で生み出され、その摩擦力によって、ユニバーサル・コネクタ100が、その中で平行移動をさらに進めることができなくなるまで、わずかに膨らまされ、それによってガイドワイヤ基端部分306がさらに良く捉えられる。
この段階で、延長ワイヤ200は、ガイドワイヤ300にしっかりと結合される。ユニバーサル・コネクタからガイドワイヤ300を引き抜くように作動する離脱力または引き離し力を単に行使することによる、ユニバーサル・コネクタ100からのガイドワイヤ300の切り離しは、可能でない。これは、ユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ300を引き抜くように作動する離脱力に逆らう、大きい引き離し抵抗力が、複数の金属製ワイヤによってもたらされることを意味する。言い換えると、複数の金属製ワイヤ114によって、単一ワイヤのヘリカル・コイル・スプリングを有する接続手段によってもたらされた引き離し抵抗力に比べて、離脱力に逆らう、大きい引き離し抵抗力がもたらされる。
ガイドワイヤ300が、基端部で所定の場所にまだ保持されていて、ユニバーサル・コネクタ100から引き抜くために、離れるように先端側に引っ張られたとき、摩擦力によってユニバーサル・コネクタがわずかに伸ばされるが、ガイドワイヤ300に対するしっかリとした把持は、失われることはない。コネクタ内腔内部124は、わずかに収縮することができ、さらによりよく捉えて、ガイドワイヤ基端部分306をしっかりとコネクタ内腔内部中に保持する力を増加させる。
ユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ200を取り出すために、コネクタ先端開口108においてユニバーサル・コネクタを捉えて、次いでユニバーサル・コネクタ100を圧迫することが必要である。それによって、コネクタ内腔112の内部がわずかに膨らむことができ、ガイドワイヤ基端部分306を切り離して、ユニバーサル・コネクタ100から離れるように先端側に平行移動する引っ張りで、引き出すことが可能になる。
したがって、ユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ基端部分306を切り離すために、慎重な手作業による指示に従った制御された行為が求められるが、対照的に、たとえば、Kontos他の詳説によると、切り離しには、単に引き離すことが必要であり、その引き離し分離は、不注意で、または偶然に起こり得る。
背景技術の接続手段と比べると、上記の表1によるように、金属製ワイヤの大ピッチによるスリーブ体100、すなわちユニバーサル・コネクタ100として構成された、らせん形構造は、単一ワイヤのコイル・スプリングが耐えることが可能な離脱力より約6倍だけ大きい離脱力に耐える。
別の方法でユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ300を切り離すことも可能である。
ユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ基端部分306を切り離すために、ガイドワイヤ基端部分を所定の位置でしっかりと手で保持し、その上ユニバーサル・コネクタの巻き戻し方向で延長ワイヤ200をそれに対して相対的に回転させ、同時にガイドワイヤ300から離して先端側にユニバーサル・コネクタを引き抜くことで十分である。
延長ワイヤ先端部分206を、ユニバーサル・コネクタ100の巻き付け方向に対して反対方向でガイドワイヤ基端部分306に相対的に回転させたとき、摩擦力は、金属製ワイヤ114を巻き戻す傾向があり、それによって、コネクタ内腔内部124は、わずかに膨らむことができ、それによって平行移動によって引き抜きおよび切り離しを可能にすることができる。
再度言うと、ユニバーサル・コネクタ100からガイドワイヤ基端部分306を切り離すために、たとえばKontos他の場合などのように、不注意で、または偶然に起きることがある、単なる引っ張り離すけん引力とは対照的に、慎重な手作業による指示に従った制御された行為が求められる。
使用の際、実行者は、直観的に、上記の記述によるように、ガイドワイヤ300にユニバーサル・コネクタ100を接続し、それから切り離すことができる。
上記に述べたコネクタは、そのようなユニバーサル・コネクタ30であり、それは、いずれもの既存のガイドワイヤ10に、または既存のガイドワイヤの少なくとも大多数に結合することができる。というのは、コネクタ先端開口108が、広く開いており、ガイドワイヤ基端部分306をその中に受け入れるように構成されたコネクタ内腔112を有するからである。これは、ガイドワイヤ基端部分306の少なくとも基端部分が、ユニバーサル・コネクタ外径UCDに比べて、金属製ワイヤ114の太さの少なくとも2倍より小さい外形寸法を有しなければならないことを意味する。簡単に言うと、ガイドワイヤ基端部分306の少なくとも基端部分は、コネクタ先端開口108中に貫通するように、適切に必要な大きさにしなければならない。
上記に述べた本方法および本システムは、医療機器を製造する業界において実施するのに適している。
本発明は、上記に具体的に示し述べたものに限定されないことを、当業者は理解するはずである。たとえば、延長ワイヤ先端部分206およびガイドワイヤ基端部分306の機能は、互いに置き換えることができるが、ユニバーサル・コネクタ100の動作および使用は、同じままである。これは、ユニバーサル・コネクタ100を基端部分306に固定的に結合することができ、先端部分206を、ユニバーサル・コネクタ100に切り離し可能に結合するように構成することができることを意味する。
むしろ、本発明の範囲は、添付された請求項によって定義され、上記に述べた様々な特徴の組み合わせおよびサブコンビネーションの両方、さらにその上、上述の説明を読んだ際、当業者に思い浮かぶはずの、その変更態様および変形態様を含む。
100 ユニバーサル・コネクタ
102 コネクタ体
104 コネクタ先端部分
106 コネクタ基端部分
108 コネクタ先端開口
110 コネクタ基端開口
112 コネクタ内腔
114 金属製ワイヤ(1つまたは複数)
116 大ピッチ間隔
118 ワイヤ断面形状
120 コネクタ自由端
122 コネクタ・スリーブまたは被覆
200 延長ワイヤ
202 延長ワイヤ体
204 延長ワイヤ基端部分
206 延長ワイヤ先端部分
208 延長ワイヤ先端遠方端
210 延長ワイヤ先端付属物
212 延長ワイヤ先端支持部
214 延長ワイヤ内腔
216 延長ワイヤ先端支持内腔
300 ガイドワイヤ
302 ガイドワイヤ体
304 ガイドワイヤ先端部分
306 ガイドワイヤ基端部分
308 ガイドワイヤ基端遠方端
310 ガイドワイヤ基端先端セクション
312 ガイドワイヤ内腔
D 先端または先端方向
GWD ガイドワイヤ外径
L コネクタ長さL
UCD ユニバーサル・コネクタ外径
P 基端または基端方向
XWD 延長ワイヤ外径XWD

Claims (20)

  1. ユニバーサル・コネクタを使用して、延長ワイヤをガイドワイヤに切り離し可能に結合するための方法であって、
    前記方法は、
    前記ガイドワイヤに、ガイドワイヤ基端遠方端および基端先端セクションを含むガイドワイヤ基端部分を設けることと、
    固定した接続状態で前記コネクタの基端部分を延長ワイヤ先端部分に結合し、前記ガイドワイヤ基端部分をその中に受け入れるために、前記コネクタ基端部分から、コネクタ先端開口で終わるコネクタ先端部分まで延在するコネクタ内腔を開けることとを含み、
    前記方法は、
    拘束されない自立型ユニットとして前記コネクタ先端部分を片持ち梁風に構築する工程と、
    前記ガイドワイヤを、大ピッチ間隔でより合わされ、互いに固くギャップなしで接触するようにねじり合わされた、所定の長さの複数の金属製ワイヤを有する前記コネクタに結合するために、前記ガイドワイヤ基端遠方端を前記内腔中に前記コネクタ基端開口を介して導入する工程とを有し、
    それによって、前記ガイドワイヤが前記ユニバーサル・コネクタに結合されたとき、前記ユニバーサル・コネクタから前記ガイドワイヤを引き抜くように作動する離脱力に逆らう、大きい引き離し抵抗力が、前記複数の金属製ワイヤによってもたらされる、方法。
  2. 前記ガイドワイヤが前記ユニバーサル・コネクタに結合されたとき、前記複数の金属製ワイヤは、単一ワイヤのヘリカル・コイル・スプリングを含むように構成されたコネクタがもたらす引き離し抵抗力に比べて、大きい引き離し抵抗力をもたらす、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ガイドワイヤは、外径を有し、
    前記ユニバーサル・コネクタは、長さ、外径、および大ピッチ間隔を有し、
    前記大ピッチ間隔は、
    前記ユニバーサル・コネクタの少なくとも前記外径に等しく、
    前記ユニバーサル・コネクタの前記長さにわたって一定である、または変化し、
    前記ユニバーサル・コネクタの前記外径は、前記ガイドワイヤの前記外径より小さい、それに等しい、およびそれより大きい直径を含む群から選択される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数の金属製ワイヤ中の各金属製ワイヤは、
    円形、正方形、長方形、台形および長円形の断面形状を含む群から選択されるワイヤ断面形状を有するものとし、
    同じワイヤ断面形状または異なるワイヤ断面形状を有するものとし、
    同じ材料から、または異なる材料から製作されものとして選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ユニバーサル・コネクタは、中空のヘリカル・ワイヤ体・スリーブとして構成される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記コネクタ先端開口および前記コネクタ内腔は、切り離し可能に確実に保持するために、異なる基端先端セクション構成を有するガイドワイヤ基端部分をその中に受け入れるのに適合する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ユニバーサル・コネクタは、長さを有し、
    材料が柔軟フィルムであるスリーブが、装置のその上の滑らかな通過を高めるために、前記ユニバーサル・コネクタの少なくとも前記長さを被覆する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ユニバーサル・コネクタは、長さおよびコネクタ体を有し、
    前記コネクタ体の前記長さは、装置のその上の滑らかな通過を高めるために、潤滑剤の被膜によって被覆される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ユニバーサル・コネクタの柔軟性は、制御される、請求項1に記載の方法。
  10. ユニバーサル・コネクタを使用して、延長ワイヤの先端末端部分をガイドワイヤに切り離し可能に結合するためのガイドワイヤ延長システムであって、
    前記ガイドワイヤは、ガイドワイヤ外径と、ガイドワイヤ先端部分を有するガイドワイヤ体と、前記ガイドワイヤ外径に比べて寸法が減少するガイドワイヤ基端遠方端および基端先端セクションを含むガイドワイヤ基端部分とを含み、
    前記延長ワイヤは、延長ワイヤ外径と、延長ワイヤ基端部分、および延長ワイヤ先端遠方端で終わる延長ワイヤ先端部分を含む延長ワイヤ体とを含み、
    前記ユニバーサル・コネクタは、コネクタ外径を有するコネクタ長さを含む中空のらせん形構造のコネクタ体と、コネクタ先端開口を有するコネクタ先端部分と、コネクタ基端開口を有するコネクタ基端部分と、前記ユニバーサル・コネクタの前記長さにわたって完全に延在するコネクタ内腔とを含み、
    前記コネクタ先端開口は、前記ガイドワイヤ基端遠方端を前記コネクタ内腔中に受け入れ、前記ガイドワイヤ基端部分に切り離し可能に結合するように構成され、
    前記コネクタ基端部分は、前記延長ワイヤ先端部分に固定的に結合され、
    前記システムは、
    大ピッチ間隔によってより合わされ、互いに固くギャップなしで接触するようにねじり合わされた、所定の長さの複数の金属製ワイヤから構成された、前記ユニバーサル・コネクタと、
    前記複数の金属製ワイヤが相互に関連して動作する、拘束されない片持ちの自立型ユニットとして構成された、前記コネクタ先端部分とを含み、
    それによって、前記ガイドワイヤが前記ユニバーサル・コネクタに結合されたとき、前記ユニバーサル・コネクタから前記ガイドワイヤを引き抜くように作動する離脱力に逆らう、大きい引き離し抵抗力が、前記複数の金属製ワイヤによってもたらされる、システム。
  11. 前記複数の金属製ワイヤは、単一ワイヤのヘリカル・コイル・スプリングを含むように構成されたコネクタがもたらす引き離し抵抗力に比べて、大きい引き離し抵抗力をもたらす、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記ユニバーサル・コネクタの前記大ピッチ間隔は、
    前記ユニバーサル・コネクタの少なくとも前記外径に等しく、
    前記ユニバーサル・コネクタの前記長さにわたって一定である、または変化し、
    前記ユニバーサル・コネクタの前記外径は、前記ガイドワイヤの前記外径より小さい、それと等しい、およびそれより大きい直径を含む群から選択される、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記複数の金属製ワイヤ中の各金属製ワイヤは、
    円形、正方形、長方形、台形および長円形の断面形状を含む群から選択されるワイヤ断面形状を有するものとし、
    同じワイヤ断面形状または異なるワイヤ断面形状を有するものとし、
    同じ材料から、または異なる材料から製作されるものとして選択される、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記ユニバーサル・コネクタは、前記延長ワイヤに付属するワイヤから実現される、請求項10に記載のシステム。
  15. 前記ユニバーサル・コネクタは、複数の金属製ワイヤから製作されたヘリカル・ワイヤのより合わされたチューブとして構成される、請求項10に記載のシステム。
  16. 前記ユニバーサル・コネクタは、中空のヘリカル・ワイヤ体・スリーブとして構成される、請求項10に記載のシステム。
  17. 前記コネクタ先端開口および前記コネクタ内腔は、切り離し可能に確実に保持するために、異なる基端先端セクション構成を有するガイドワイヤ基端部分をその中に受け入れるのに適合する、請求項10に記載のシステム。
  18. 材料が柔軟フィルムであるスリーブが、装置のその上の滑らかな通過を高めるために、前記ユニバーサル・コネクタの少なくとも前記長さを被覆する、請求項10に記載のシステム。
  19. 前記コネクタ体の前記長さは、装置のその上の滑らかな通過を高めるために、潤滑剤の被膜によって被覆される、請求項10に記載のシステム。
  20. 前記ユニバーサル・コネクタの柔軟性は、制御される、請求項10に記載のシステム。
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