JP2011508870A5

JP2011508870A5 - 高密度集束超音波を用いた腫瘍の診断システム及び治療システムの制御方法

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Publication number: JP2011508870A5
Application number: JP2010534973A
Authority: JP
Filing date: 2008-11-21
Publication date: 2012-01-26

Claims

患者の腫瘍の存在を診断する診断システムの動作を制御する方法であって、
腫瘍細胞が細胞物質を放出するように腫瘍に高密度集束超音波(HIFU)を施すステップと、
腫瘍マーカーに関して前記細胞物質を評価するステップとを含む、方法。
前記HIFUが高エネルギー高密度集束超音波(HI-HIFU)である、請求項1に記載の方法。
前記HIFUが低エネルギー高密度集束超音波(LO-HIFU)である、請求項1に記載の方法。
前記HIFUが、HI-HIFUとLO-HIFUの組み合わせとして投与される、請求項1に記載の方法。
前記腫瘍が、持続して約3から20秒間適用されるHIFUを受ける、請求項1に記載の方法。
前記腫瘍が、パルス持続時間が約1から100ミリ秒のパルスとして適用されるHIFUを受ける、請求項1に記載の方法。
前記腫瘍が、腫瘍全体にわたってHIFUの焦点を移動することによってLO-HIFUを受ける、請求項3に記載の方法。
前記腫瘍が、腫瘍全体にわたって移動するHI-HIFUを受ける、請求項2に記載の方法。
前記腫瘍が2回以上のHIFUの適用を受ける、請求項1に記載の方法。
前記腫瘍にHIFUを施す時間と細胞物質を評価する時間の間の時間が、約24から48時間である、請求項1に記載の方法。
前記HIFUが腫瘍を壊死させる、請求項1に記載の方法。
前記HIFUが腫瘍を壊死させない、請求項1に記載の方法。
前記HIFUが腫瘍の一部分を壊死させる、請求項1に記載の方法。
前記HI-HIFUが、1cm²当たり約1.3から2.0KWの量の出力を印加する、請求項2に記載の方法。
前記HI-HIFUの動作周波数が約1.0から5.0MHzである、請求項2に記載の方法。
前記HI-HIFUの動作周波数が約20KHz超且つ約100MHz未満である、請求項2に記載の方法。
前記LO-HIFUが、1cm²当たり約0.5KWの量の出力を印加する、請求項3に記載の方法。
前記LO-HIFUが、1cm²当たり約0.01から3.0KW秒の量のエネルギーを印加する、請求項3に記載の方法。
前記LO-HIFUが、持続時間約0.01から1.0秒、パルス繰返し周波数約0.5から5.0Hzのパルスで動作する、請求項3に記載の方法。
前記LO-HIFUが繰返し周波数約0.5から30.0Hzで動作する、請求項3に記載の方法。
前記HI-HIFUが繰返し周波数約0.5から30.0Hzで動作する、請求項8に記載の方法。
前記体液が血液、尿、及び唾液のうち一つである、請求項1に記載の方法。
前記腫瘍マーカーがタンパク質である、請求項1に記載の方法。
前記腫瘍マーカーの存在及びレベルのうち少なくとも一方が、前記HIFUの適用前に得られ、前記HIFUの適用後に前記腫瘍マーカーの存在及びレベルのうち少なくとも一方と比較される、請求項1に記載の方法。
前記HIFUが、体外、内腔、経皮的、ロボット、腹腔鏡、及び腫瘍に直接的な手法のうち一つの手法で適用される、請求項1に記載の方法。
前記HIFUが、強度調整及び周波数調整のうち一つ又は複数を用いて適用される、請求項1に記載の方法。
前記HIFUの周波数が、約20KHz超且つ約100MHz未満である、請求項6に記載の方法。
患者の腫瘍を治療する腫瘍治療システムの動作を制御する方法であって、
腫瘍に高密度集束超音波(HIFU)を施し、前記HIFUの適用が免疫応答を誘発するステップを含む方法。
前記HIFUが高エネルギー高密度集束超音波(HI-HIFU)である、請求項28に記載の方法。
前記HIFUが低エネルギー高密度集束超音波(LO-HIFU)である、請求項28に記載の方法。
前記HIFUが、HI-HIFUとLO-HIFUの組み合わせとして実施される、請求項28に記載の方法。
前記腫瘍が、約3から20秒間持続して適用されるHIFUを受ける、請求項28に記載の方法。
前記腫瘍が、パルス持続時間約1から100ミリ秒のパルスとして適用されるHIFUを受ける、請求項28に記載の方法。
前記腫瘍が、腫瘍全体にわたってHIFUの焦点を移動することによってLO-HIFUを受ける、請求項30に記載の方法。
前記腫瘍が、腫瘍全体にわたって移動するHI-HIFUを受ける、請求項29に記載の方法。
前記腫瘍が、HIFUの適用以上のものを受ける、請求項28に記載の方法。
前記HIFUが腫瘍を壊死させる、請求項28に記載の方法。
前記HIFUが腫瘍を壊死させない、請求項28に記載の方法。
前記HIFUが腫瘍の一部分を壊死させる、請求項28に記載の方法。
前記HI-HIFUが、1cm²当たり約1.3から2.0KWの量の出力を印加する、請求項29に記載の方法。
前記HI-HIFUの動作周波数が約1.0から5.0MHzである、請求項29に記載の方法。
前記HI-HIFUの動作周波数が約20KHz超且つ約100MHz未満である、請求項29に記載の方法。
前記LO-HIFUが、1cm²当たり約0.5KWの量の出力を印加する、請求項30に記載の方法。
前記LO-HIFUが、1cm²当たり約0.01から3.0KW秒の量のエネルギーを印加する、請求項30に記載の方法。
前記LO-HIFUが、持続時間約0.01から1.0秒、パルス繰返し周波数約0.5から5.0Hzのパルスで動作する、請求項30に記載の方法。
前記LO-HIFUが、約0.5から30.0Hzの繰返し周波数で動作する、請求項30に記載の方法。
前記HI-HIFUが、約0.5から30.0Hzの繰返し周波数で動作する、請求項35に記載の方法。
前記HIFUが、体外、内腔、経皮的、ロボット、腹腔鏡、及び腫瘍に直接的な手法のうち一つの手法で適用される、請求項28に記載の方法。
前記HIFUは、強度調整及び周波数調整のうち一つ又は複数を用いて適用される、請求項28に記載の方法。
前記HIFUの周波数が、約20KHz超且つ約100MHz未満である、請求項33に記載の方法。
高エネルギー高密度集束超音波(HI-HIFU)の前に、低エネルギー高密度集束超音波(LO-HIFU)を投与する、請求項28に記載の方法。
前記免疫応答が、前記HIFUを受けた腫瘍以外の病変組織を対象とする、請求項28に記載の方法。
前記免疫応答が、免疫調節性の化合物を投与することによって強化される、請求項28に記載の方法。
前記免疫調節性の化合物の投与が、少なくとも一つの免疫調節分子を供給することを含む、請求項53に記載の方法。
前記免疫調節分子がサイトカインである、請求項54に記載の方法。
前記サイトカインが樹状細胞活性化サイトカインである、請求項55に記載の方法。
前記サイトカインが、GCSF及びGM-CSFから成る群から選択される、請求項55に記載の方法。
前記サイトカインが、ケモカイン、リンホカイン、及びインターロイキンから成る群から選択される、請求項55に記載の方法。
前記免疫調節性の化合物の投与が、患者の免疫系を活性化する効果的な量の組成物を患者に送達するステップを含む、請求項53に記載の方法。
前記サイトカインが、Tリンパ球活性化サイトカインである、請求項55に記載の方法。
前記Tリンパ球活性化サイトカインがIL-2又はIL-15である、請求項58に記載の方法。
前記免疫調節分子がCD40Lである、請求項54に記載の方法。
前記免疫調節分子がケモカインである、請求項54に記載の方法。
前記免疫調節分子が、調節性T細胞を下方制御する分子である、請求項54に記載の方法。
前記免疫調節分子が抗CTLA4抗体である、請求項64に記載の方法。
前記免疫調節分子が4-1BBリガンドである、請求項54に記載の方法。
前記免疫調節分子がCpGオリゴヌクレオチドである、請求項54に記載の方法。
前記組成物が抗腫瘍ワクチンを含む、請求項54に記載の方法。
前記ワクチンが自己由来の腫瘍細胞ワクチンを含む、請求項54に記載の方法。