JP2011508864A - 無炎熱酸化装置および方法 - Google Patents

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Abstract

熱酸化装置は、プロセス流中のオフ‐ガスを、実質的に酸化チャンバの内部容積内で、熱的に酸化することを提供する。本発明の熱酸化装置は、炎の存在無し、または、炎中で燃焼させられる燃料のマイナー部分だけで処理される。

Description

発明の背景
本発明は、一般的に、プロセス流における酸化有機化合物が用いられる熱酸化装置、特に、有機化合物を分解するために無炎熱酸化反応を用いる熱酸化装置を操作する方法および装置に関する。
熱酸化装置は、一般的に、プロセス流が大気開放される前に、高温に1種類以上のガスまたは気体をさらすことによって、プロセス流におけるそれらを酸化するために用いられていた。プロセス流におけるガスは、一般的に、オフ‐ガスを指し、通常、揮発性有機化合物 、半揮発性有機化合物、および/または有害大気汚染物質で成る。オフ‐ガスを含むプロセス流は、しばしば、産業、工業、またはパワー生成処理の副生物となる。
一般的な熱酸化装置において、オフ‐ガスは、酸素を含むガス流と共にプロセス流が結合し、次いで、火炎を通過する結合流や天然ガスのような燃料源が燃焼することにより生産される燃焼ガスを通過することによって、二酸化炭素や水を生成するために酸化される。
しかしながら、熱酸化装置において化合物の熱分解を起こす火炎の使用は、結果として、NOxやCOのような大気汚染物質の好ましくないレベルの生成を引き起こす。NOxは、高温の微小領域の結果として生成され、COは、熱酸化装置における分解処理中に発生する燃焼ガスの不完全燃焼の結果である。
化合物の熱分解中に生産されるNOxやCOのレベルを減少させるための取り組みにおいて、熱酸化装置において、無炎酸化処理を用いることが知られている。そのような無炎酸化処理の一例が、U.S Patent No. 5,165,884に開示されている。この特許においては、空気や酸素と共にあるガスや気体の混合物を、混合物の発火温度以上の温度に予熱された固形の耐熱材料のベッドマトリックス中に流している。混合物は、自身の内側で自律反応波を形成するベッドマトリックスにおいて、燃やされて、発熱的に反応する。この処理は、大気中にプロセス流を解放する前に、プロセス流中の特定のガスや気体が消滅する間に、不完全燃焼のNOx、CO、および他の生成物の生成を最小限にするために用いられている。ミリオンBTU当たりのNOx(例えば、二酸化窒素)が0.007blより少ない熱窒化物の放出レベルや10ppmより少ないCOのレベルは、記載されている方法を用いて得ることができると述べられている。
上述のU.S Patent No. 5,165,884におけるベッドマトリックスは、燃焼処理中の反応波を最後にして安定させるのに好ましい。しかしながら、ベッドマトリックスは、処理装置の内側容積の大部分を占めるため、プロセス流が流れるために使用可能なオープンスペースが減少する。反応器におけるオープンスペースの減少は、プロセス流の与えられた稼働率における与えられた反応器のサイズに対して、利用可能な残留時間が減少し、有害な産業廃棄物の消滅のために使用可能な時間が減少する。さらに、ベッドマトリックスは、処理装置に入る前に、プロセス流が増大された圧力にさらされなければならないので、処理の操作コストを加える膨大な圧力低下を生み出す。この圧力低下は、プロセス流からの微粒子からなる物質がベッドマトリックスに蓄積、または、ベッドの材料がサーマルショックによって劣化するので、少しずつ増加する傾向にある。最終的に、ベッドマトリックスを横切る圧力低下の増大は、ベッドの材質を置き換える必要が生じるかもしれない。
従って、上述のような欠点が無く、NOxやCOを低いレベルで生産する熱酸化装置を開発する必要がある。
発明の概要
本発明は、流動体流中における成分の熱酸化を引き起こすのに十分な熱を伝達する内面ライナを有する酸化チャンバにおいて、流動体流中に含まれる熱酸化成分に関する方法を提供する。この方法は、前記酸化チャンバのライナを初期加熱し、次いで、前記酸化チャンバのライナからの熱伝達の結果として、前記成分の熱酸化を始める条件下で、前記酸化チャンバに成分を配送する。前記酸化チャンバのライナを初期加熱するステップは、流動体流における成分の熱酸化を開始するために十分な熱を、放射状に広げる、もしくは、送るために十分な予め選択された温度にライナを加熱することから成る。耐熱性のライナが、予め選択された温度に加熱された後、1以上の燃料を含む成分は、流動体流において、前記酸化チャンバに配送される。前記流動体流中の状態は、耐熱性のライナの熱伝達の結果として、前記流動体流における成分の無炎熱酸化を引き起こすことを制御する。従って、本発明の方法は、ベッドマトリックス、燃料流および/または燃焼空気流の予備加熱、または、一般的な無炎酸化処理に必要とされる燃料ガスの循環の必要がなく、無炎熱酸化を開始し維持するために、耐熱性のライナからの熱伝達を頼りにする。
一実施形態においては、1以上の流動体流における燃焼化合物は、耐熱性のライナの内部加熱を、予め選択した温度にするために、可視炎において燃焼させられる。前記流動体流における燃料化合物の全体の濃度は、このスタートアップモード中に可燃範囲内である。他方、結果として拡散または特に予混合された炎となるように、前記流動体流に存在する燃焼大気と共に、流動体流を完全に混合しないことにより、その結果、可燃性の混合物が生じるけれども、燃料化合物の全体の濃度は、可燃性の範囲外にある。無炎熱酸化モードに変化する間、前記流動体流における炎は、バーナ中の可視炎における混合物の燃焼を避けるために、可燃範囲外の燃料化合物の局所濃度を動かすための燃料または可燃性大気の混合を増大することによって、消される。可燃範囲外の燃料化合物の局所濃度を変化させるために、他の方法を用いることができる。
揮発性有機化合物、半揮発性有機化合物、および/または有害大気汚染物質は、流動体流中に、付加的な成分として存在する可能性があり、無炎熱酸化モード中に、熱酸化される。これらの付加的な成分は、一般的に、産業、工業、またはパワー生成処理からのプロセス流中から生じ、プロセス流が大気に解放される前に動かさなければならない。プロセス流は、プロセス中に必要とされる燃焼空気をいくらか、すべて供給すること、または、全く供給することができない。
もし、必要であれば、酸化チャンバの外側のシェルを通って喪失する熱または流動体流の冷却効果を相殺するために、補充加熱を酸化チャンバに加えることができる。補充加熱は、例えば、可視炎で、酸化チャンバ中の別の流動体流において、1以上の燃料を燃焼することによって、継続的に付加することができる。他方、補充加熱は、例えば、初期加熱モードにおける熱酸化装置を定期的に作動させることによって断続的に付加することができる。
本発明の処理が、無炎酸化モードにおいて動作するとき、5ppm dry未満、好ましくは、2ppm dry未満、さらに好ましくは、1ppm dry未満のNOxのレベルと1ppm dry未満のCOのレベルを達成する。本明細書で用いられているように、NOxやCOは、乾燥状態を基本とした体積によって、100万分の1(ppm)で表現される。補助加熱を酸化チャンバに加えたときに、1〜12ppm dry間のレベルのNOxと1ppm dry未満のレベルのCOを達成する。
本明細書の一部を成し、本明細書と併せて読まれるべきであり、様々な図において部品を示すために参照番号が好ましく用いられる添付図面において:
図1は、詳細な構成を示すために破断された部分を持つ本発明の一実施形態による熱酸化装置の正面図である。
図2は、模式的に示される部分を持つ熱酸化装置のバーナ部の、垂直断面で取った拡大側面図である。
好適な実施形態の詳細な説明
まず、詳細な図面、図1を参照すると、流動体流における構成成分の無炎熱酸化装置に使われる熱酸化装置の一実施形態は、数字の10によって包括的に表されている。流動体流は、矢印11によって表され、一般的に、熱酸化装置10中を、連続的または断続的に流れるガスまたは気体流である。流動体流11中の酸化成分は、ガス状、液状、およびまたは、固体状の微粒子中にある。これらの成分の例は、燃料、産業廃棄物、揮発性有機化合物、半揮発性有機化合物、および/または有害大気汚染物質を含む有機化合物を含む。
熱酸化装置10は、例えば、熱酸化チャンバ12内における高作動温度および他の条件に耐えるために必要な化学的または物理的な特性を有する様々な耐火性の材質で形成された耐火性のライナ16を1以上重ね合わせた外側シェル14を有する。耐火性ライナ16は、流し込み材、プラスチック、レンガ、一面を覆うもの、繊維、その他最適なもので形成されていればよく、一般的には、酸化アルミニウム、二酸化珪素、または、酸化マグネシウムのような、高融点酸化物の化合物で製造されたセラミック材料で構成される。耐火性ライナ16は、耐火性材料であれば、他の材料で形成されてもよい。最適な耐火性材料の例は、モリブデン、タングステン、タンタル、レニウム、ニオブ、同様にこれらの金属の合金を含む。耐火性ライナ16の最内側面または‘熱面’は、外側シェル14を通って失われる熱をより抑制するために、低熱伝達ライナ17が裏張りされる。
並べられたシェル14中の内側領域は、後に詳述するように、内側で無炎熱酸化を起こす開口内部容積18で定義される。開口内部容積18は、流動体流が、特定のプロセスを実施するための所望の体積流量で、熱酸化チャンバ12を流れるために、所望の滞留時間が得られるサイズにされている。通常、滞留時間は、プロセス流中の酸化成分が、効率的に除去できる完全燃焼および/または所望の消滅を成し得るように選択される。
シェル14は、円筒形で水平方向に方向付けられているのが好ましいが、多角形またはその他の形状の断面を有し、さらに/または、垂直方向または中間地点に方向付けられていてもよい。外側シェル14は、少なくとも一部分が開放されている上流端部20と、その反対側の少なくとも一部分が開放されている下流端部22とを有する。「上流」および「下流」という文言は、熱酸化装置10の運転中に、酸化チャンバ12を通る流動体流11の流れる方向に基づいて使われている。
熱酸化装置は、さらに、オプションの遷移部26によって、熱酸化チャンバ12の上流端部20に接続されるバーナ24を有する。チャンバ12の下流端部22は、同じようなオプションの遷移部26によって、熱酸化処理の結果物である燃焼ガスの反応生成物が自身を通って大気に解放される排気ガス煙突30に接続されている。他方、チャンバ12の下流端部22は、低NOx、低CO、高温流動体流のための下流側の装置31と、流体の流れで連通していても良い。下流側の装置31の例としては、限定は無いが、エチレン熱分解ユニット、水素再形成装置のようなプロセスヒータ、ボイラ、反応炉、および、ドライヤ、ガスタービン、ヒートエクスチェンジャのようなものである。従って、熱酸化装置10は、下流側の装置の始動のために、通常の方法の一部または全てを用いる代わりに、NOxおよびCOのレベルの低い高温燃焼排ガス流を提供するために用いることができる。
バーナ24は、燃焼空気や燃料ガスの予混合処理を請合うために、強い渦巻きを発生させる通気促進バーナである。バーナ24は、水素、メタン、エタン、プロパン、ブタン、その他の炭化水素、一酸化炭素および、これらを様々に組み合わせたようなその他のガスも用いられるが、一般的には、天然ガスまたは精製燃料ガスによってガスが供給される。窒素、二酸化炭素、および/または水蒸気のような様々な添加剤や希釈剤は、加えることもできるし、ガス中にも存在する。燃料は、部分的に液体または固体の形状でもよい。他のタイプのバーナとしては、通気促進バーナ、自然促進バーナ、予混合バーナ、および、部分予混合バーナのようなバーナを用いることができる。
図2に示されるように、図示された実施形態においては、バーナ24は、外側ハウジング32と、前述のタイプの1枚以上重ねられた耐火性ライナ34とで構成される。分離ライナ35が、熱い面を有する耐火性ライナ34と外側ハウジング32の内側表面との間に配置されても良い。ハウジング32は、多角形またはそれ以外の形状の断面を有してもよいが、円筒形が好ましい。ハウジング32は、側壁36と上流側および下流側のそれぞれの端部38および40とを有する。並べられたハウジング32は、バーナ24の下流側に位置する酸化チャンバ12と流体の流れで連通する開放内部空間のアンテチャンバ42を規定する。耐火性の材料で形成されたチョーク44は、アンテチャンバ42から下流側の酸化チャンバ12まで、直径が減少した通路を提供するために、バーナのハウジング32の下流端部40に位置する。チョーク44は、図に示されるように、矩形の断面を有しても良いし、または、もっと流線型の構造を形成するために、内部に向かって傾斜する内および外側端部と共に形成されても良い。チョーク44は、実施形態によっては、省略しても良い。
ノズルアッセンブリ46は、アンテチャンバ42に可燃性燃料と空気との混合物を供給するために、バーナハウジング32の上流側の端部38に配置される。一実施形態においては、ノズルアッセンブリ46は、長く伸びて、中央に位置し、導管52によって燃料源50から燃料が供給される燃料ガン48で構成される。最適な流量調整装置54は、燃料ガン48に対する燃料の体積流量を調整する。燃料ガン48は、アンテチャンバ42中に放出される、矢印57によって指し示される燃料流が通る(図示しない)開口部を有する燃料先端56に接続される。燃料ガン48は、後に詳述するように、燃料先端56の位置と、減少する断面領域を有し、燃料先端の回りを取り囲んでいるスロート構造58との位置関係を変更できるように、垂直方向に移動可能にしても良い。他方、燃料ガン48、またはもうひとつの燃料ガン(図示しない)の第2の燃料先端は、スロート構造58との関係が異なる位置で燃料を噴射可能なように、第1の燃料先端56と置き換えることができる。
燃料ガン48は、たくさんの渦巻きを有する翼板が、自身の外周に伸びるリング状の開口部に位置するキャニスタ59によって取り囲まれている。リング状の開口部の付近のキャニスタ59に距離をあけて固定された部分リング63aおよび63bに載置されている。燃料先端56の近くに位置するリング63aは、燃料先端56に向かう方向において、キャニスタ59内の流動体流の流れを妨げないように、実質的に、キャニスタ59の内径と同じ内径を有する。もうひとつのリング63bは、燃料先端56から離れる方向において、キャニスタ59の流動体流の流れを妨げることを操作するために、キャニスタ59の内径より小さい内径を有する。酸素を含有する燃焼空気流または矢印61によって示されるその他の酸化剤は、渦巻き状の翼板60を通って、キャニスタ59まで流れ、次いで、アンテチャンバ42に流れる。渦巻き状の翼板60は、燃料先端56から補給された燃料流と燃焼空気との混合を助けるために、燃焼空気流に対して猛烈な旋回運動をする。燃焼空気は、燃焼空気源64から導管62によってキャニスタ59に供給され、体積流量は、流量調整装置65によって調整される。燃焼空気流61と燃料流57とを所望に混合するために、その他のメカニズムを用いてもよい。そのようなメカニズムの1例として、燃焼空気に旋回運動を付与するために、傾いた供給ノズルで、燃焼空気流61を、キャニスタ59中に送ってもよい。燃料流57と燃焼空気流61とを実質的に混合するために、沢山の乱流が別に生成される限り、旋回運動を、燃料流57または燃焼空気流61に付与する必要は無いと理解される。
燃焼空気流61および/または燃料流57は、周辺温度で、バーナ24によって供給されてもよい。他方、燃焼空気流61および/または燃料流57は、熱が、熱酸化装置10中の燃焼プロセス、または、最適な供給源から供給されるヒートエクスチェンジャ66によって、予備加熱されてもよい。燃焼空気流61および燃料流57は、好ましくは再循環無しに、流動体流11が酸化チャンバ12に向かって流れるように力を加えるために、十分な圧力条件下で、バーナ24に供給される。
燃焼空気流61の発生源84は、揮発性有機化合物 、半揮発性有機化合物、および/または有害大気汚染物質を含む産業廃棄物、有機化合物を有するプロセス流68の一部または全てから構成されても良い。これらの化合物および汚染物の一例は、炭化水素、イオウ化合物、塩素溶媒、ハロゲン化炭化水素溶液、ダイオキシン、および、ポリ塩化ビフェニルを含む。従って、プロセス流68は、オフ‐ガス、または、産業、工業、またはパワー発生プロセスの副生物でもよい。プロセス流68の特定の天然および酸素成分によっては、燃焼空気流の発生源64は、大気または酸素の付加的な発生源を構成してもよい。特に、プロセス流68の一部または全ては、燃焼空気が充満した空間59に通してもよいし、例えば、噴射ポート70、71、および/または72を通って、下流側にあるアンテチャンバ42および/または酸化チャンバ12に供給してもよい。噴射ポート70、71、および/または72の数および位置は、特定の実施形態に応じて、適切に変えてもよい。流量調整器73a〜73cは、プロセス流68の様々な位置における流速の調整をするために配置されている。最適なプロセス制御装置74は、様々な燃料、燃焼空気、プロセス流57、61、および68の体積流量速度をモニターおよび調整するために用いられる。プロセス制御装置74は、自動仕様において、1つ以上の流量調整器54、65、および73a〜73cを制御することによって、流速を調整することができる。一方、1つ以上の流量調整器54、65、および73a〜73cを、マニュアルで調整してもよい。
スロート構造58は、実施形態においては、アンテチャンバ42の上流端部38に位置し、両端から断面積が減少したスロート78まで、内側に集中し先細りになる環状の壁76で構成されている。スロート構造58は、アンテチャンバ42に入る前に、渦巻き状の翼板60を通って供給される燃焼空気流61が、自身を必ず通るように、渦巻き状の翼板60の下流側に配置される。スロート78の内径は、通常、渦巻き状の翼板60に載置するリング63bの内径と同じであればよい。
スタートアップモードの間、燃料先端56は、燃料流57が、スロート78の中央線から下流側に位置する第1地点において、燃料先端56から供給されるように配置される。燃焼空気流61は、2つの流れがスロート78の下流側で、まず混合されるように、燃料流57の第1地点から上流側に予め選択された距離を空けた第2地点において、渦巻き状の翼板60から供給される。予め選択された燃焼空気と燃料との割合において、スロート78の端より下流側での燃料先端56の位置決めは、燃料と燃焼空気との完全混合に制限され、かつ、燃料がアンテチャンバ42内の火炎で燃焼するように、局所的な燃料の濃度を可燃範囲内にさせる。流れの状態によって、火炎は、アンテチャンバ42から酸化チャンバ12の上流側に伸びてもよい。酸化チャンバ12の耐火性ライナ16は、高温の燃焼ガスが酸化チャンバ12を通って流れるため、酸化チャンバ12を流れる特定の燃料と空気との混合物の無炎熱酸化に適切に行うことができるように、予め選択された温度に加熱される。天然ガスが、燃料源として用いられる場合には、本発明の方法は、約1900゜Fから約2400゜Fの間の予め選択された温度内において完璧に動作することが証明された。
耐火性ライナ16が予め選択された温度に到達した後、プロセスは、酸化チャンバ12に運ばれた燃料流11の成分が熱酸化される無炎熱酸化モードにスタートアップモードから切り替わる。スタートアップモードから無炎熱酸化モードに変化する間に、燃料流11において火炎を消すために、様々な方法を用いてもよい。図の実施形態において、スタートアップモードから無炎熱酸化モードへの切り替えは、スロート78から上流側に燃料先端56を動かすことにより達成される。この燃料先端56の動きは、燃料先端56を出てくる燃料がバーナスロート78に衝突する第2地点において、燃料流57が燃料先端56から排出されるようにする。従って、燃料流57と渦巻き状の燃焼空気流61とは、混合物がスロート78を通過する前に、スロート78から上流の位置において、燃料流57と燃焼空気流61とがより完全に混合されるために、互いに接触して運び込まれる。燃料流57および燃焼空気流61をさらに完全に混合した結果、混合物中の燃料と空気との割合は、可燃範囲の下限より低くなり、可視炎は、アンテチャンバ42において消える。もう一方の方法として、噴射ポート70を通って供給される燃料を、スタートアップモードに用いることができる。この実施形態において、燃料先端56は、スロート78の上流側の位置に固定され、(図示しない)燃料バルブが、予め選択された温度に到達した後、噴射ポート70から燃料先端56に燃料を切り替える。他の例では、燃料および燃焼空気の混合物は、酸化チャンバ12中の耐火性ライナからの熱伝達の結果として酸化チャンバ12中の火炎無しに、燃料ガスの再循環、燃料流、燃焼空気流および/またはプロセス流57、61または68の予備加熱、および/または、従来技術のプロセスで必要とされていた酸化チャンバ12中のベッドマトリックスの使用を必要とすることなく、熱的に酸化され続ける。可視炎が消えた後、COのレベルが上昇することなく、燃料ガス中のNOxのレベルが、5ppm dryより少なく、2ppm dryより少なく、1ppm dry以下に劇的におちる。燃料のステージングを行わない時は、2ppm dryより低いNOxのレベルおよび1ppm dryより低いCOのレベルは、2380゜Fまでの運転温度において確実に達成される。可視炎における14.4%の燃料のステージングでさえ、1990゜Fの運転温度において、6〜12ppm dryのNOxのレベルおよび1ppm dry未満のCOのレベルが達成される。流動体流11の燃料および他の成分の熱酸化物は、熱を放出し、逆に、耐火性ライナ16は加熱され続ける。特定のプロセス条件や成分によっては、放出された熱は、プロセスが無炎熱酸化モードにおいて動作可能なように拡散する。ある条件や成分においては、プロセスは、ある一定時間、熱酸化モードにおいて自動運転することを信頼されている。
可燃範囲内での濃度の局所化を防止するために、燃料流57および可燃空気流61の混合を増やすことによって、スタートアップモードから無炎酸化モードへの切り替えが、他の方法でも達成できることは知られている。例えば、前述したように、1つの軸方向に動く燃料ガン48を使用するよりむしろ、第1の燃料先端56から水平方向に置き換えられたら第2の燃料先端は、燃料流57が、スロート構造58に関連する異なる水平方向の位置、および、燃焼空気流61のための供給位置で噴射されるように用いられてもよい。スタートアップモードの間、燃料流57は、燃料流57および燃焼空気流61の混合を避けるために、スロート構造58に近い燃料先端から噴射される。燃料流57は、無炎熱酸化モードの間、燃料流57および燃焼空気流61の混合をさらに完全にするために他の燃料先端へ送られる。
さらに、一方で、燃料流57および燃焼空気流61の混合が増加するまで、部分的な燃焼空気と燃料との割合は、燃焼空気流61に対する燃料流57の相対的な流量速度を単純に変えることによって、スタートアップモードから無炎熱酸化モードに変える間に、変えることができる。スタートアップモードの間、局所的な燃焼空気と燃料との割合は、可燃範囲内になる。無炎熱酸化モードに変えると、燃焼空気と燃料との割合は、スタートアップモード中に用いられる可視炎を消すために、可燃範囲のかなり外側にある。
乱流火炎速度を超えることは、無炎熱酸化モードに変える間に、可視炎を消すための一般的な方法である。スタートアップモードの間、燃料流57および燃焼空気流61の流速は、乱流火炎速度の上限未満に維持される。無炎熱酸化中、燃料流57および燃焼空気流61の一方または両方の流速は、混合物が乱流火炎速度より大きい流速で流れるように増加し、それによって火炎が消され、耐火性ライナ16からの熱伝達の結果として酸化チャンバ12内の燃料および燃焼空気の混合物の熱酸化を引き起こす。別の例では、乱流火炎速度より大きな速度まで燃料および燃焼空気の混合物の流速を増加させる代わりに、乱流火炎速度を燃焼および燃焼空気の混合物の流速未満まで低減させることができる。これは、様々な方法で達成される。例えば、バーナ24の内部の流れは、例えば、前述したような方法で、スタートアップモードから無炎酸化モードまでの間に、燃料噴射ポートの場所を動かすことによって変えることができる。別の例では、スタートアップモードの間に火炎を安定させるために、火炎保持構造体(図示しない)をアンテチャンバ42中に備えてもよい。火炎保持構造体は、もはや火炎を安定させないように、無炎酸化モードに切り替える間、乱流火炎速度を低減するために、動かすまたは変えることができる。
耐火性ライナ16が、流動体流11中の成分の無炎熱酸化を維持するために必要な温度未満に冷却される状況において、酸化チャンバ12中に補助加熱が要求されるときのように、プロセスは予め選択された間隔をあけて、スタートアップモードと無炎酸化モードとをくりかえしてもよい。この冷却は、酸化チャンバ12の外側シェル14を通って失われる熱から、または、燃料、熱燃焼空気および/またはプロセス流57、61および68の冷却効果からの結果である。
特定のプロセスの状態および使用される装置によって、無炎熱酸化装置は、無期限も含めて、例えば、1時間やそれ以上のような一定時間、自動運転させることができる。上述したような他の出願においては、無炎酸化が起こるより低い温度において、バーナ24または酸化チャンバ12に供給される燃料、燃焼空気、および/またはプロセス流57、61、および68の冷却効果、および、外側シェル14を通って熱の損失を埋め合わせるために、供給熱を酸化チャンバ12に加える必要がある。補充熱は、例えば、連続的または断続的に燃料、燃焼空気、および/または、プロセス流を予備加熱し、プロセス流68の一部を伴うまたは伴わない噴射ポート71および/または噴射ポート72のような1つ以上の噴射ポートを通って、酸化チャンバ12内に補充燃料を導くことによって、火炎モードの補充燃料を燃焼することによって、電気抵抗加熱要素を用いることによって、および/または、初期加熱モードにおいて断続的にバーナ24を操作することによって、加えることができた。可視炎を伴う燃料の燃焼によって、この補充熱を加えることは、NOxやCOのレベルの増加を引き起こすかもしれないが、全体的なレベルは、可視炎の燃料の連続的な燃焼による熱酸化装置10の運転からの結果より大幅に少なくなる。
無炎酸化モードにおける熱酸化装置10の運転中、燃料および燃焼空気流57および61、さらに、プロセス流68を有する流動体流11は、処理される特定の態様において、所望の作動運転条件のために選択された燃焼空気と燃料との割合と共に、予混合された混合物として、酸化チャンバ12に配送される。燃焼空気と燃料との割合および燃焼空気流61および燃料流57のそれぞれの流速は、通常、所望の時間において、熱酸化プロセスを維持するための燃料および他の流動体流11の成分の熱酸化の結果として、十分な熱を供給するために調節されている。さらに、局所的な燃焼空気と燃料との割合、または、流動体流11中の局所的な燃料の濃度は、特定の燃料または利用される燃料の混合物または流動体流11、燃焼空気流61の流速のために、可燃範囲の下限より小さくするべきであり、そして、燃料流57は、流動体流11中の燃料またはその他の可燃性成分にとって、自身の流速が、乱流火炎速度より大きいように制御される。例えば、燃料として約95%のメタンを有する天然ガスを用いた場合、約20対1またはそれ以上の燃焼空気と燃料との割合を用いてもよい。燃焼空気および燃料の濃度が、アンテチャンバ12中の混合温度において、可燃範囲外に位置し、酸化チャンバ12を通って流れる流動体流11中で完全に予混合される間、結果として、酸化チャンバ12中の熱酸化は無炎になる。例えば、窒素、二酸化炭素、および/または水蒸気のような過剰な空気およびまたは希釈液を、燃料の濃度をより低くするために、アンテチャンバ42中に噴射することができ、従って、アンテチャンバ42中の所望しない火炎の逆流の機会を減らすために、可燃範囲の下限より低くする。本発明は、さらに、アンテチャンバ42から酸化チャンバ12に流れる流動体流11の速度を増加させること、および、酸化チャンバ12から生じる放射エネルギからアンテチャンバ42を保護することによって、火炎の逆流の機会を減らす。希釈剤の存在は、無炎化プロセスにおいては、燃焼空気流中で、低酸素含有量で作動することができように、燃料を効果的に改良するのに好ましい。
上述の無炎プロセスにおいて熱酸化される流動体流11の成分は、揮発性有機化合物 、半揮発性有機化合物、および/または様々の種類の有害大気汚染物質を含む、燃料、産業廃棄物、有機化合物のような熱酸化をうけることができるいかなる成分でもよい。熱酸化装置10を単にバーナとして作動させる状況においては、燃料は、熱酸化物が受ける流動体流11中の成分となる。言い換えれば、本発明は、下流側の装置31中のように、他の用途のために熱燃料ガスを供給する低NOxおよび低COのバーナとしての役割を果たすが、熱酸化装置10がプロセス流から汚染物質を取り除くために作動しないプロセスを網羅する。
バーナ24は、酸化チャンバ12を予備加熱し、その後に、酸化チャンバ12に配送する前に燃料や燃焼ガスを予混合するための好適なメカニズムを提供する。しかしながら、酸化チャンバ12は、バーナ24を加える代わりに、他の熱源によって予め加熱されてもよい。さらに、燃料および燃焼空気は、これらが酸化チャンバ12に入る前または入ると同時に他のメカニズムによって予め加熱されてもよい。従って、本発明は、バーナ24を用いる必要はなく、さらに、他の方法で熱が供給されるプロセスや、ドラフトバーナ、天然ドラフトバーナ、予混合バーナ、部分予混合バーナを用いるプロセスも網羅している。
本発明のプロセスは、米国特許No.5,165,884中に用いられるタイプのベッドマトリクスを用いる必要は無い。したがって、酸化チャンバ12の開口内部容積18全てまたは殆ど全ては、無炎熱酸化装置を経る流動体流11の流れに利用できる。結果として、前述したベッドマトリクスの欠点は、きわめて低いNOxおよびCOを達成することができるにもかかわらず、本発明のプロセスにおいて回避された。本発明の無炎熱酸化プロセスにおいて、ベッドマトリクスが必要ない一方、ある態様においては、流動体流11の混合を促進するため、および/または、炎を消すために、酸化チャンバ12中に構造物や他の混合デバイスを有してもよいし、もし、必要であれば、補充熱を供給してもよい。構造物や他の混合デバイスは、アンテチャンバ42において、火炎を維持する構造体として用いてもよい。前述のように、火炎を維持する構造体を変えるまたは動かすことで、燃料が酸化チャンバの耐火性ライナ16を初期加熱または再加熱するために可視炎中で燃焼されるモードと、燃料が耐火性ライナ16からの熱伝達によって火炎無しで熱酸化されるモードとの間で、変化を促進させるために、流動体流11中の燃料の乱流火炎速度を変えてもよい。
酸化チャンバ12に存在する燃料ガス反応生成物は、大気に解放するために、排気ガス煙突30に供給されてもよい。燃料ガスは、酸化チャンバ12に配送される前に、流動体流11の成分を予備加熱するための熱交換媒体として用いてもよい。さらに、高温の燃焼排ガスは、プロセスヒータ、ボイラ、エチレンクラッキングユニットや水素再生装置のような反応炉のような下流側の装置31において用いてもよい。
次の実施例を、図面を用いて提供するが、本発明の全範囲における限定は変わらない。
(実施例1)
室温において空気の形態をしている燃焼空気は、114,000scf/hrの流速で渦巻き状の板60を通ってアンテチャンバ42中に配送された。室温において天然ガスの形態をしている燃料は、5,550scf/hrの流速で燃料先端56を通過してアンテチャンバ42中に注入された。燃料と燃焼空気の混合物は、酸化チャンバ12が、1,880゜Fの温度に到達するまで、可視炎を伴って燃焼した。まず、酸化チャンバ12を以下の方法で予備加熱した。バーナの火炎は、バーナスロート78を混合物が通過する前に燃料および燃焼空気をさらに完全に混合させるために、燃料先端56をバーナスロート79の中心線から約3.5インチ後ろに引くことによって消された。燃料および燃焼空気の流速は、殆ど不変のままであり、燃料および燃焼空気の予混合流は、可視炎が存在することなく、また、消失した火炎モードにおける燃料の燃焼を伴って起こった燃焼音無しに、バーナスロート78を通ってアンテチャンバ42内に入った。燃料は、酸化チャンバ12の予備加熱された耐火性ライナ16からの熱伝達の結果として、安定な無炎酸化プロセスにおいて酸化を続けた。無炎酸化プロセスは、おおよそ平衡状態にあり、1ppm dry未満のNOxレベルおよび1ppm dry未満のCOのレベルが測定された。プロセスを8.5時間行い、バーナ24のちょうど下流にある酸化チャンバ12内の温度が、酸化チャンバ12の外側シェル14を通る熱損失および周囲温度でバーナ24に配送された燃料および燃焼空気の冷却効果の結果として、1,500゜Fまで冷却された時、シャットダウンされた。酸化チャンバ12の外側温度は、プロセスがシャットダウンされたとき、まだ1,880゜Fだった。
(実施例2)
実施例1のテストが、パラメータを以下のように変えて繰り返された:(1)燃焼空気の流速が100,200scf/hrに減らされた、かつ(2)アンテチャンバ42を通過する燃料の流速が燃料をステージングすることによって減らされた。全体の燃料の流速は、5,500scf/hrであり、アンテチャンバ42中に注入される前に、燃焼空気流全てと予混合された燃料の85.6%と、バーナ24の下流側にある酸化チャンバ12中に位置する2つの燃料ガス先端72から注入された燃料の残り14.4%とに分割された。酸化チャンバ12中に燃料ガス先端から注入された燃料は、可視炎を伴って燃焼し、酸化チャンバ12内の無炎酸化プロセスを安定させるために、耐火性ライナ16の直接加熱を行った。この増大した熱を加えた結果として、酸化チャンバ12の最高温度は、1,990゜Fだった。燃料の一部は、可視炎を伴って燃焼したので、NOxのレベルが増大し、6ppm dryから12ppm dryまで変化した。COのレベルは、1ppm dry未満に留まった。テストは、プロセスが自動運転された44.5時間の運転でおおよそ終わらせた。
次のテストは、約2,000゜F、2,100゜F、2,200゜F、2,300゜F、および2,400゜Fの高い作動温度でさえ、バーナ24の下流側にあるガス頂点に燃料をステージングすることによって、アンテチャンバ42中において可燃性の範囲の限界を超えること無く達成できることを示した。酸化チャンバ12にステージングされた燃料と共に、流動体流11の本質的な混合を引き起こす流速では、約2,000゜Fでさえ、1ppm dry未満のNOxおよびCOが得られた。
(実施例3)
実施例3の実験のテスト条件は、耐火性ライナ16の予備加熱の後、アンテチャンバ42において空気/燃料の混合物の可燃性の範囲の下限を上回る範囲で無炎作動させるために、乱流火炎速度を超える場合を実証するものである。燃焼空気の流速は、245,640scf/hr、天然ガスの流速は、18,357scf/hr、熱酸化装置の運転温度は、2,381゜Fだった。燃焼空気および天然ガスは、周囲の温度の可燃範囲の下限(5vol%)を超えた予混合された燃料化合物の5.87vol%を占めるように、アンテチャンバ42において予混合された。減少した内径の通路45を通る乱流火炎速度が超過したことを示し、酸化プロセスは、チャンバ42中にフラッシュバックすることがなかった。このプロセス条件のためのNOxの排出は、検出されなかったCO(1ppm dry未満)と共に、1.3ppm dryであった。
(実施例4)
低い酸素と燃焼空気との混合は、20,820scf/hrのCOと62,280scf/hrの新鮮な空気とを混合することによって生成され、14.5vol%の酸素含有の結果となった。低酸素の燃焼空気は、渦巻状の板60を通過して、アンテチャンバ42中に配送された。室温の自然状態の燃料は、5,475scf/hrの流速において、燃料先端56を通ってアンテチャンバ42内に注入された。燃料および低酸素の燃焼空気は、アンテチャンバ42中で混合され、燃料が無炎の状態で酸化される熱酸化チャンバ12中に放出された。酸化の結果として、最終的な燃料ガスの酸素濃度は、2vol%、COの濃度は、検出されず、燃料ガスのNOxの濃度は、1.2vol%、運転温度は、1,941°Fだった。この実施例は、低酸素の燃焼空気流、燃料ガスの再生流、および/または低加熱値の廃棄流と共に作動する熱酸化装置10の能力を実証する。テストは、無炎プロセスが従来の火炎タイプバーナと比較して燃焼空気中の低酸素濃度で作動することも示した。低酸素燃焼空気源が用いられたとき、低酸素含有流れにあまり新しい空気を加える必要がないので、熱効率を得ることができる。従来のバーナは、安定作動をさせるためには、一般的に、周囲温度の燃焼空気中において18vol%の酸素より多くの酸素を必要とするが、これに対し、このテストは、燃焼空気中において14.5vol%の酸素で安定作動を示す。
前述のことから、この発明は、構造に固有の他の利点と共に前述した全ての目的及び課題とを達成するのに良く適用されるものであることが分かるであろう。
特徴部分およびサブコンビネーションは、有効であり、他の特徴およびサブコンビネーションを参照することなく使用され得ると理解されよう。これは、本発明の範囲により、および、本発明の範囲内において予期される。
多くの実施可能な形態は、請求の範囲から離れること無く、本発明においてなされたので、前述のまたは添付の図面に示される全ての事項は、図示され、また限定的ではなく説明されていることが理解されるべきである。

Claims (54)

  1. 内面ライナを有する酸化チャンバ内の成分を熱酸化する方法であって、
    前記方法は、
    (a)前記酸化チャンバのライナを初期加熱するステップと、
    (b)次いで、前記加熱した酸化チャンバのライナからの熱伝達の結果として、前記成分の熱酸化を始める条件下で、前記酸化チャンバに成分を配送するステップと、を有することを特徴とする熱酸化方法。
  2. 前記酸化チャンバに前記成分を配送するステップは、流動体流中において、前記酸化チャンバに前記成分を配送するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
  3. 前記成分の前記熱酸化の間、または、前記成分の前記熱酸化に続いて、前記酸化チャンバを通過させて前記流動体流を流すステップを有することを特徴とする請求項2に記載の熱酸化方法。
  4. 前記流動体流中の前記成分間に1以上の燃料を供給するステップと、前記流動体流が前記酸化チャンバを通過している間、前記酸化チャンバのライナからの前記熱伝達の結果として、前記流動体流中の前記1以上の燃料を熱酸化するために、前記酸化チャンバ中における条件を維持するステップとを有することを特徴とする請求項3に記載の熱酸化方法。
  5. 前記流動体流中の前記1以上の燃料を熱酸化するために、前記酸化チャンバ中における条件を維持するステップは、前記流動体流が前記酸化チャンバを通過している間、可燃範囲の下限未満の局所濃度で、前記流動体流中に前記1以上の燃料を供給することを特徴とする請求項4に記載の熱酸化方法。
  6. 前記酸化チャンバ内の前記条件を変更することによって、前記流動体流中の前記1以上の燃料の燃焼を引き起こし、前記酸化チャンバのライナを再加熱するステップを有することを特徴とする請求項5に記載の熱酸化方法。
  7. 前記酸化チャンバ内の前記条件を変更するステップは、前記流動体流中の前記1以上の燃料の局所濃度を可燃範囲の下限を上回る濃度に変更することを特徴とする請求項6に記載の熱酸化方法。
  8. 前記流動体流中の前記1以上の燃料を熱酸化するために、前記酸化チャンバ中における条件を維持するステップは、前記流動体流を、前記1以上の燃料の乱流火炎速度を上回る流速で、内径が減少した通路を通過して流すことを特徴とする請求項4に記載の熱酸化方法。
  9. 前記酸化チャンバ内の前記条件を変更することによって、前記流動体流中の前記1以上の燃料の燃焼を引き起こし、前記酸化チャンバのライナを再加熱するステップを有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記酸化チャンバ内の前記条件を変更する前記ステップは、前記流動体流の流速を前記1以上の燃料の乱流火炎速度未満に変更することを特徴とする請求項9に記載の熱酸化方法。
  11. 前記酸化チャンバのライナを初期加熱するステップは、前記成分の燃焼を引き起こす条件下で前記酸化チャンバに前記成分を配送することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
  12. 前記酸化チャンバのライナを初期加熱するステップは、流動体流において、前記酸化チャンバに前記成分を配送することを特徴とする請求項11に記載の熱酸化方法。
  13. 前記酸化チャンバのライナを初期加熱するステップは、前記流動体流中の前記成分間に1以上の燃料を供給することを特徴とする請求項12に記載の熱酸化方法。
  14. 前記酸化チャンバのライナの前記初期加熱を生じさせる1以上の燃料の燃焼を引き起こす初期条件下において、前記酸化チャンバを通って前記1以上の燃料を含む流動体流を流すステップと、次いで、前記酸化チャンバのライナからの熱伝達の結果として、前記成分の前記熱酸化を引き起こす前記条件を変更するステップとを有することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
  15. 前記酸化チャンバに前記成分を配送するステップは、前記1以上の燃料を有する前記成分を配送することを特徴とする請求項14に記載の熱酸化方法。
  16. さらに、前記1以上の燃料の燃焼を引き起こす前記条件を変更し、前記酸化チャンバライナを再加熱することを含むことを特徴とする請求項15に記載の熱酸化方法。
  17. 前記成分の熱酸化ステップと前記酸化チャンバの再加熱ステップとの間を循環させるステップを有することを特徴とする請求項16に記載の熱酸化方法。
  18. 前記条件を変更するステップは、前記1以上の燃料の局所濃度を前記1以上の燃料の前記可燃範囲内から前記可燃範囲外に変更することを特徴とする請求項14に記載の熱酸化方法。
  19. 前記1以上の燃料の局所濃度を前記1以上の燃料の前記可燃範囲内から前記可燃範囲外に変更する前記ステップを引き起こすために、前記流動体流中への前記1以上の燃料の混合を増加させるステップを有することを特徴とする請求項18に記載の熱酸化方法。
  20. 前記条件を変更するステップは、前記1以上の燃料の前記乱流火炎速度未満から前記乱流火炎速度超に、前記流動体流の速度を変化することを特徴とする請求項14に記載の熱酸化方法。
  21. 前記流動体流中の前記成分として、揮発性有機化合物 、半揮発性有機化合物、および/または有害大気汚染物質を含ませるステップを有することを特徴とする請求項4に記載の熱酸化方法。
  22. プロセス流から前記流動体流に、前記揮発性有機化合物 、前記半揮発性有機化合物、および/または前記有害大気汚染物質を加えるステップを有することを特徴とする請求項21に記載の熱酸化方法。
  23. 前記酸化チャンバ内の位置において、前記流動体流に前記プロセス流の少なくとも一部を加えるステップを有することを特徴とする請求項22に記載の熱酸化方法。
  24. 前記酸化チャンバに前記流動体流を配送する前に、前記流動体流に前記プロセス流の少なくとも一部を加えるステップを有することを特徴とする請求項22に記載の熱酸化方法。
  25. 前記酸化チャンバに前記流動体流を配送する前に、前記燃料流中において燃焼空気と前記1以上の燃料の少なくとも一部とを予混合するステップを有することを特徴とする請求項5に記載の熱酸化方法。
  26. 前記酸化チャンバに補充熱を加えるために、前記酸化チャンバに前記1以上の燃料を含む他の流動体流を導入し、前記酸化チャンバ中の前記他の流動体流の前記1以上の燃料を燃焼することを特徴とする請求項25に記載の熱酸化方法。
  27. 1時間以上の一定時間の間、前記熱酸化を維持するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
  28. 前記流動体流中の前記成分間に1以上の燃料を供給するステップは、天然ガス、製油所燃料ガス、水素、メタン、エタン、プロパン、ブタン、その他の炭化水素、一酸化炭素およびこれらを混合物から成る1以上のグループから選択された燃料を供給することを特徴とする請求項4に記載の熱酸化方法。
  29. 前記流動体流に1以上の希釈剤を加えるステップを有する請求項28に記載の熱酸化方法。
  30. 前記流動体流中の前記成分間に1以上の燃料を供給するステップは、前記1以上の燃料の1つとして、天然ガスを含ませることを特徴とする請求項4に記載の熱酸化方法。
  31. 前記酸化チャンバを通過させて前記流動体流を流す前記ステップの前に、前記流動体流の少なくとも一部を予備加熱するステップを有することを特徴とする請求項3に記載の熱酸化方法。
  32. 前記酸化チャンバのライナの初期加熱ステップは、1800゜Fから3000゜Fまでの範囲内の温度に、酸化チャンバのライナを加熱することを特徴とする請求項4に記載の熱酸化方法。
  33. 1以上の燃料を供給するステップは、前記流動体流中の前記成分間に天然ガスを含ませるステップを有することを特徴とする請求項32に記載の熱酸化方法。
  34. 前記酸化チャンバのライナの初期加熱のステップは、前記酸化チャンバと流体の流れで連通するバーナにおいて1以上の燃料を燃焼することによって、高温の燃焼排ガスを生成するステップと、予め選択された温度に前記ライナを加熱するために、前記酸化チャンバ中に前記高温の燃焼排ガスを配送するステップとを有することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
  35. 第1の位置において、前記バーナの内側チャンバ中に、前記1以上の燃料を導入するステップと、前記酸化チャンバの前記ライナを初期加熱する前記ステップの間に、前記第1の位置から上流側に予め選択された距離にある第2の位置において、前記内側チャンバ中に、燃焼空気、または、ほかの酸化剤を導入するステップとを有することを特徴とする請求項34に記載の熱酸化方法。
  36. 前記酸化チャンバ内の前記成分の前記熱酸化を引き起こすために、前記1以上の燃料と前記燃焼空気のより完全な混合を生じさせるステップを有することを特徴とする請求項35に記載の熱酸化方法。
  37. 前記流動体流の再循環を防止するステップを有することを特徴とする請求項2に記載の熱酸化方法。
  38. 内面の耐火性ライナを有する酸化チャンバ中において、1以上の燃料を含む流動体流の成分を熱酸化する方法であって、
    (a)熱酸化可能な成分を有し、1以上の燃料および燃焼空気を含む流動体流を供給するステップと、
    (b)予め選択された温度まで、前記酸化チャンバの前記耐火性ライナを加熱するステップと、
    (c)前記流動体流の再循環無しに、前記耐火性ライナからの熱伝達の結果として、前記成分の熱酸化を引き起こす条件下で、前記酸化チャンバを通って前記流動体流を通過させるステップとを有することを特徴とする熱酸化方法。
  39. シーケンス中で、(b)のステップと(c)のステップとを繰り返すことを特徴とする請求項38に記載の熱酸化方法。
  40. 前記流動体流を供給するステップは、メタンおよび燃焼空気を有する流動体流を供給することを特徴とする請求項38に記載の熱酸化方法。
  41. 前記酸化チャンバ内の前記耐火性ライナを加熱するステップは、
    前記酸化チャンバと流体の流れで連通するバーナ中において前記1以上の燃料を燃焼することによって、高温の燃焼排ガスを生成するステップと、前記予め選択された温度に前記ライナを加熱するために、前記酸化チャンバ中に、前記高温の燃焼排ガスを配送するステップとを有する請求項38に記載の熱酸化方法。
  42. 第1の位置において、前記バーナの内側チャンバ中に、前記1以上の燃料を導入するステップと、前記酸化チャンバ中の前記ライナを加熱する前記ステップの間に、前記第1の位置から上流側に予め選択された距離にある第2の位置において、前記内側チャンバ中に燃焼空気を導入するステップとを有することを特徴とする請求項41に記載の熱酸化方法。
  43. 前記酸化チャンバの前記耐火性ライナからの熱伝達によって開始されるように、前記1以上の燃料を熱酸化させている間に、前記バーナ中の前記1以上の燃料の前記燃焼を停止させるために、前記1以上の燃料と前記燃焼空気のより完全な混合を生じさせるステップを有することを特徴とする請求項42に記載の熱酸化方法。
  44. 前記成分の熱酸化を引き起こす条件下において、前記酸化チャンバを通って前記流動体流を通過させるステップは、前記流動体流中の前記1以上の燃料の局所濃度を前記1以上の燃料の可燃範囲外となるようするステップを有することを特徴とする請求項41に記載の熱酸化方法。
  45. 前記1以上の燃料の燃焼を生じさせるために、前記1以上の燃料の前記可燃範囲内になるように、前記流動体流内の1以上の燃料の前記局所濃度を変化させることによって、前記耐火性ライナを再加熱するステップを有する請求項44に記載の熱酸化方法。
  46. 前記成分の熱酸化を引き起こす条件下において、前記酸化チャンバを通って前記流動体流を通過させるステップは、前記流動体流の流速を前記流動体流内の前記1以上の燃料の乱流火炎速度を上回るようにするステップを有することを特徴とする請求項41に記載の熱酸化方法。
  47. 前記1以上の燃料の燃焼を生じさせるために、前記流動体流の前記流速を前記乱流火炎速度未満に減らすことによって、前記耐火性ライナを再加熱するステップを有することを特徴とする請求項46に記載の熱酸化方法。
  48. 前記成分の前記熱酸化の後に、酸化チャンバから前記流動体流を移動させ、前記流動体流を下流の装置に配送するステップを有する請求項38に記載の熱酸化方法。
  49. 前記下流の装置は、プロセスヒータ、ボイラ、反応炉、エアヒータ、ドライヤ、ガスタービン、および、ヒートエクスチェンジャからなる群から選択される請求項48に記載の方法。
  50. 開口内部容積を定義し、上流端部および下流端部を持つシェルと、ライナとを有する酸化チャンバと、
    前記ライナを加熱し、前記開口内部容積内に存在する時に流動体流中の成分の熱酸化を引き起こす手段と、を有し、
    前記熱酸化は、前記ライナからの熱伝達の結果として生じることを特徴とする熱酸化装置。
  51. 前記手段は、前記シェルの上流端部にあり、前記ライナの前記加熱を生じさせるために前記流動体流中の1以上の燃料を初期燃焼させ、かつ前記1以上の成分を熱酸化するバーナを有することを特徴とする請求項50に記載の熱酸化装置。
  52. 12ppmdry未満のNOxレベルおよび1ppmdry未満のCOレベルを得るために、前記成分の前記熱酸化の間、前記条件を維持することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
  53. 5ppmdry未満のNOxレベルおよび1ppmdry未満のCOレベルを得るために、前記成分の前記熱酸化の間、前記条件を維持することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
  54. 1ppmdry未満のNOxレベルおよび1ppmdry未満のCOレベルを得るために、前記成分の前記熱酸化の間、前記条件を維持することを特徴とする請求項1に記載の熱酸化方法。
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