JP2011508640A - 手動で作動されるピストンを有し且つ双子のチャンバーシステムを有する使い捨て注射器 - Google Patents

手動で作動されるピストンを有し且つ双子のチャンバーシステムを有する使い捨て注射器 Download PDF

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Abstract

本発明は、筐体;その上に配置され、且つ手動で動かせるピストンを有する円筒−ピストンユニット;及び該円筒−ピストンユニットの前に、取り外せるように搭載されている容器アダプターを含む使い捨て注射器に関する。容器アダプターは、開くことのできるプラグを用いて閉じられている容器を支える。円筒−ピストンユニットのピストンは、ポンプ棒を用いて動かすことができる。容器アダプターは、円筒−ピストンユニットの円筒の前方側を締めつけ、そして少なくとも一つのダクトを有する二重アダプターを支持する中間ベースを含む。容器は、容器アダプターにおいて後方側上で縦方向に移動できるように配置され、容器のプラグがしっかりと二重アダプターに対して置かれている。容器を開けるために、プラグを容器内に押すことによって、それが中間ベースに向けて動かすことができる。本発明に従って開発された該使い捨て注射器は、液体及び活性物質が無菌状態で別々に貯蔵されることを可能ならしめ、一方、その中で活性物質が、投与されるために、液体中に溶解され又は液体と混合される空間を供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、筐体を有し;その上に配置され且つ手動で動かせるピストンを有し、少なくとも断続的に充填できる円筒/ピストンユニットを有し;及びこの円筒/ピストンユニットの上流に搭載された取り外し可能な容器アダプターを有する使い捨て注射器に関し、ここで容器アダプターが、活性物質で少なくとも断続的に充填できて、且つ開閉式ストッパーによって閉じられる容器を支える。
特許文献1は、とりわけ、この種の注射器を開示している。凍結乾燥物で部分的に充填された容器、及び本明細書では前方で蓋を用いて、そして後方ではピストンを用いて閉じられたカートリッジである円筒/ピストンユニットの間に、双子の端部がある注射針を有する針キャリアーが容器アダプター中に座する。容器を容器アダプター内に向かって押すことにより、針の前端が容器のシールを突き通す。容器アダプターを注射器内にねじ込むことにより、針の後方端がカートリッジの蓋を突き通す。同時に針キャリアーがカートリッジに永久的に適応される。カートリッジ中の液が容器内にポンプ注入され、そこで凍結乾燥物が溶解する。次いで、溶液がカートリッジ内にポンプで引き戻される。容器アダプターを取り除いた後、この注射の準備をするために、注射器のばねに手動で張力がかけられる。
WO 00/23133号公報
本発明は、各々の場合別々に、且つ無菌状態で、液体及び活性物質を貯蔵し、且つその中で活性物質がその適用のために液体中で溶解され、又は液体と混合される空間を供するモジュラー型使い捨て注射器の開発の課題に取り組む。注射器及び容器アダプターは単純な構造構成を有し、そして取り扱いやすいことを意図している。
この課題は請求項1及び11の特徴によって解決される。
請求項1によれば、円筒/ピストンユニットのピストンがポンプ棒を介して別々に直接的に動くことができる。容器アダプターが、円筒/ピストンユニットの円筒の周りに少なくとも部分的に前方で係合する。容器アダプターが、少なくとも部分的に円筒の自由端面を圧迫し、且つ少なくとも一つの貫通溝を有する二重アダプターに対する凹部を有する中間床を有する。容器が、縦方向に移動できるように容器アダプターの後方において座し、且つデリバリー状態において、そのストッパーで二重アダプターをしっかりと圧迫し、そしてキャップによって後方に保持されて固定される。容器は、それを中間床に向けて移動させることによって、且つストッパーを容器内に押すことによって開けられる。
請求項11には、使い捨て注射器の中及び上で、溶媒及び活性物質から溶液を製造する方法が述べられている。溶液が製造される前に、溶媒は注射器側の円筒/ピストンユニット中に貯蔵され、一方、活性物質は、円筒/ピストンユニットの上流に搭載され且つストッパーによって閉じられている容器中に含まれている。それを通して伸びている孔のある二重アダプターが、円筒/ピストンユニット及びストッパーの間に配置されている。注射器側の円筒/ピストンユニットの円筒の内部及び容器の内部の間の接続を確立するために、容器が二重アダプターに向かって移動され、ストッパーを強制的に押し出す。ピストンが押し込まれたときに、溶媒が容器の内部内に流れる。そこで、活性物質が溶媒中に溶解して溶液を形成する。注射器側のピストンが引き戻されることによって、溶液が円筒/ピストンユニット内にポンプで送り込まれる。
本発明は、例えば、ばねエネルギー貯留部に張力がかけられたときに、そのピストンの手動ポンプ運動によって、その円筒/ピストンユニットが空にできる又は充填できる無針使い捨て注射器を提供する。この目的のために、ピストンがポンプ棒を用いて動かすことができるように、例えば、ポンプ棒が外側から、注射器中に配置された円筒/ピストンユニットのピストン内にカップリングされる。適切な場合、注射器が使用される前に、ポンプ棒がカップリングを外され、そして筺体から引き出される。
容器は円筒/ピストンユニットの上流に搭載され、そして注射器上に固定された容器アダプター中に移動できるように誘導される。溶媒、例えば輸液目的の水は、無菌状態で円筒/ピストンユニット中に貯蔵される。上流の容器は、同様に無菌状態で詰められた凍結乾燥された薬剤を保持する。使い捨て注射器の使用直前に、水が容器内の薬剤に運ばれ、そこで溶液、懸濁液又はエマルションを形成する。この液体は、次いで注射され得るように、注射器側の円筒/ピストンユニット内にポンプで引き戻される。移送ポンピング中、塊は、第一円筒/ピストンユニットの円筒空間内に全く入り込まないため、精密な注射流が保証される。
容器は、注射器側の円筒/ピストンユニットの水力学的に上流に搭載される。具体例によれば、それは空間的に円筒/ピストンユニットの前に座する。しかしながら、容器は注射器の側の上にも配置できる。この場合、それは円筒/ピストンユニットと並んで平行に座すであろう。
本発明の更なる詳細が、従属の請求項において且つ模式的な具体例の以下の記述において説明されている。
溶媒で充填された円筒/ピストンユニット、及び活性物質で部分的に充填された付属容器を有する使い捨て注射器を示す。 図1と同じであるが、活性物質で部分的に充填された容器内にポンプ注入された溶媒を有する使い捨て注射器を示す。 図1と同じであるが、容器から円筒/ピストンユニットの円筒内に吸い戻された溶媒を有する使い捨て注射器を示す。 容器の除去、始動及び作動後の(仮定の状態)使い捨て注射器を示す。 図4と同じであるが、溶媒が吐き出された後の使い捨て注射器を示す。 溶媒で充填された円筒/ピストンユニット、及び活性物質で部分的に充填された付属容器を有する使い捨て注射器を示す。 図6に記載の使い捨て注射器の容器アダプターを示す。 容器ストッパーのレベルでの図7の断面を示す。 図7と同じであるが、円筒が空にされ、そして容器が充填された使い捨て注射器の容器アダプターを示す。 図8と同じであるが、容器の内容物が、円筒/ピストンユニットの円筒内にポンプで引き戻された使い捨て注射器の容器アダプターを示す。 容器アダプターの除去、始動及び作動後の(仮定の状態)使い捨て注射器を示す。 図10と同じであるが、溶媒が吐き出された後の使い捨て注射器を示す。 図8からの拡大された詳細を示す。 図8からの代りの拡大された詳細を示す。 ポンプ棒を有する筺体の部分斜視図を示す。 固定されたキャップ及び部分的に切り取られたバンデロールを有する容器アダプターの外部図を示す。 図15の断面を示す 図15と同じであるが、容器が押し込められた容器アダプターの外部図を示す。 図17の断面を示す。
図1から5は、永久的に投入されたばねエネルギーの貯留部、円筒/ピストンユニットの充填された円筒、及び付属の活性物質容器を有する使い捨て注射器タイプの、種々のポンピング及びトリガー状態における簡略化された模式図を示す。示された使い捨て注射器は、筺体(10)、注射溶液で事前に充填された円筒/ピストンユニット(100)、例えば、ピストン作動ラム(60)、及びばねエネルギー貯留部としての圧縮コイルばね(50)を含む。トリガーエレメント(82)及び安全エレメント(90)も、筺体(10)の上に配置されている。円筒/ピストンユニット(100)は、二重アダプター(240)との併用で容器アダプター(200)によって前方でシールされる。円筒/ピストンユニット(100)は、別のポンプ棒(140)を用いて円筒(101)中を動くことのできるピストン(111)を有する。
容器(250)は容器アダプター(200)中に縦方向に移動できるように座す。
筺体(10)は、底部で開いており、且つ頂部で床(39)を有するポット形状の中空体である。図4を参照すると、ジャケット領域(31)である中間領域において、筺体(10)は、例えば、互いに反対側に横たわっている二つの窓状の開口部(33)を有する。圧力棒(21)は、個別開口部(33)各々の下方端上に関節連結状態で搭載されている。床(39)は中心孔(38)を有する。
本明細書では、例としてのみ圧力棒(21)が、ピボットヒンンジにおいて配置され、そしてスプリングエレメント(52)を介して筺体(10)上に支持されている。図1から5を参照すると、トリガーエレメント(82)に抗して外側に少なくともほぼ半径方向に、スプリングエレメント(52)が支持棒(21)を押す。そこで、それらがカム(22)を介してトリガーエレメント(82)上に置かれている。カム(22)も、例えば、圧力棒(21)の各自由上方端の5から20ミリメーター下に位置する。もし圧力棒(21)が筺体(10)上に一体的に形成されるならば、とりわけ図6を参照すれば、それらは弾性のある屈曲梁(28)として外側に跳ねる。
図1を参照すれば、圧力をかけられた二つの圧力棒(21)は、そのラム板(73)で事前に張力をかけられたその位置においてピストン作動ラム(60)を保持する。この目的のために、圧力棒(21)は、ラム板(73)上にそれらの支持面(23)と共に置かれている。支持面(23)及びラム板(73)上の対応する部位の間の各接触面のサイズは2から20平方ミリメーターの範囲にある。
中心線(5)から離れた方向の側で、各圧力棒(21)はそのカム(22)上に接触面(24)を有する。
筺体(10)の下方領域において、円筒/ピストンユニット(100)を固定するための保持エレメントがある。
具体例において、円筒/ピストンユニット(100)は、溶媒(1)例えば輸液目的の水で満たされ、且つその中でピストン(111)が後方位置に座する透明な円筒(101)を含む。円筒(101)は、例えば、後方に向かって管状の溝中において終わる円筒内壁(109)を有する。半径方向にピストン(111)上にしっかりと圧迫するシーリングエレメント(105)が管状の溝中に座する。充填された円筒内部(110)は、無菌状態でピストン(111)及びシーリングエレメント(105)によって閉鎖される。管状の溝の後方に、後方に動かされたピストン(111)が広げられた領域の壁に触れない程度に、円筒(101)が広くなる。
その後方面上でピストン(111)は、例えば、その中にポンプ棒(140)がテーパー付きねじ山(141)を用いてねじ込まれる、中心の切頭円錐形凹部(115)を有する。ポンプ棒(140)は、最小の力でピストン(111)から解放できる。
ピストン(111)の上方に、例えば、ピストンに触れないが、例えば、円筒(101)の上方領域においてその下方端を有して横方向にそれが誘導されるように、筺体(10)中にピストン作動ラム(60)が配置される。ピストン作動ラム(60)は、例えば、それを通してポンプ棒(140)が著しい遊びを持って伸びる中心孔(63)を有する。
図1によれば、筺体(10)の下半分は、スリーブ状のトリガーエレメント(82)によって囲まれている。トリガーエレメント(82)は、筺体(10)の半径方向の外面(13)上に、縦方向に移動できるように搭載されている。それは、鋭角端(85)を有する後方で終わる。図5を参照すれば、端(85)の下に、図1から3に記載のカム(22)の外側接触面(24)が、トリガーエレメント(82)の内壁(59)と固定手段で接触する。
トリガーキャップ(81)は、トリガーエレメント(82)上に、例えば、端(85)の近くに固定され、そして筺体(10)の後方端を完全に囲む。それは、ポンプ棒(140)を通すために、そこに中心孔(87)を有する。トリガーキャップ(81)は、注射器が起動されたときに、その中にカム(22)が受け入れられる周辺拡幅領域(83)を含む。非回転対称のトリガーエレメント(82)の場合、この拡幅領域(83)も圧力棒(21)又は覆われていない開口部毎に部分的に広くなった領域によって置き換えること
ができる。
筺体(10)に関しては、トリガー手順中に後退するにつれて、外側に強制的に向けられる圧力棒(21)のカム(22)を受けることができるように、拡幅領域(83)が正確に位置合わしされ、且つ寸法取りされている。拡幅領域(83)の内部輪郭は、例えば、本明細書で注射器の中心線(5)に直角な面を表す戻り側面(84)を有する導管である。
筺体(10)中に配置されたピストン作動ラム(60)は、二つの領域に分けられる。下方の領域は、ピストンスライド(76)である。その直径は円筒(101)の後方領域の内径よりも幾分小さい。ピストンスライド(76)の下方端面はピストン(111)に直接作用する。
ピストン作動ラム(60)の上方領域、つまりラム板(73)は、少なくとも幾つかの領域において円筒状である、且つその外径がジャケット領域(31)における筺体(10)の内径よりも二、三十分の1ミリメーターだけ小さい平らなディスクである。下方端面は、ピストンスライド(76)の周りに配置された鍔面(75)を有する。それは、その頂角が約100から130度、好ましくは120度である切頭円錐形のジャケットの形を有する。切頭円錐形のジャケットの想定上の先端はピストンスライド(76)の領域中の中心線(5)の上に位置する。鍔面(75)も球状に曲がったものにできる。
ピストンスライド(76)も勿論ラム板(73)から分離された部品として設計できる。この目的のために、次いでそれは筺体(10)の内壁上に誘導される。
圧縮コイルばね(50)は、筺体(10)のラム板(73)及び上方床(39)の間に、事前に張力をかけられて座する。圧縮コイルばね(50)のばねの力は、ラム板(73)を介して圧力棒(21)に伝えられる。鍔面(75)が傾斜している故に、圧力棒(21)はスプラインギアのやり方で半径方向に外側に強制的に向けられる。トリガースリーブ(82)はこの半径方向の力を永久に支持する。
トリガーエレメント(82)の下方に位置付けられて、ストッパー(257)を用いて閉じられ、且つその中で部分的に、例えば、凍結乾燥物で充填された容器(250)が配置される容器アダプター(200)がある。容器(250)は、キャップ(230)及び引き剥がしバンデロール(260)を介して、容器アダプター(200)の上に固定される。それを通って伸びている孔を有する二重アダプター(240)が容器(250)及び円筒(101)の間に座する。
引き剥がしバンデロール(260)及びキャップ(230)を取り除いた後、ストッパー(257)を容器(250)内に強制的に押し込むために、容器(250)が二重アダプター(240)に向かって移動される。ここで、溶媒(1)を容器(250)内に強制的に押し込むために、ピストン(111)が、手動で作動されるポンプ棒(140)を用いて円筒(101)内に押し込むことができる。溶液(3)が後者の中に形成される。図3によれば、この溶液がポンプ棒(140)の引っ張り上げによって円筒(101)内にポンプで戻される。
吸引操作を完了するために、円筒(101)内に吸引され得た気泡が、公知の方法で、例えば、ピストン(111)を少し引き戻すことによって、除かれる。次いで、例えば、平滑なポンプ棒(140)が、ピストン(111)の凹部(115)から、ねじをゆるめて外され、そして筺体(10)から引き抜かれる。
注射器を始動するために、容器アダプター(250)及びトリガーエレメント(82)の間の接着接続が破られるように、引き剥がしバンデロール(94)が引っ張り取られる。容器アダプター(250)は引っ張り取られる。使い捨て注射器は注射側に位置合わせされる。図4を参照すると、ここで、円筒/ピストンユニット(100)の方向にトリガーエレメント(82)が移動できる。この手順において、トリガーエレメント(82)は筺体(10)の外壁(13)の下方に直線的に、つまり注射側の方向に滑る。圧力棒(21)の接触面(24)は端(85)の上を滑り、そしてスプリングエレメント(50)の力の下で拡幅領域(83)内に半径方向に外側へ跳ねる。図5を参照すれば、ピストン作動ラム(60)は、何の障害もなく下方に飛び出す。円筒(100)は空になる。
筺体(10)上のトリガーエレメント(82)の直線的な滑り運動の代わりに、らせん運動も供することができる。この場合、トリガーエレメント(82)及び筺体(10)が、例えば、スライドブロック及びスロットを介して互いに誘導される。適切な場合、筺体(10)及びトリガーエレメント(82)の間の純粋な旋回運動によっても起動が達成できる。この場合、旋回軸は中心線(5)であろう。
図6から11は、図1から5において述べられた原理の実施例を示す。本明細書では、耐荷重部品は一体形筺体(10)である。それは、例えば、射出成形によるガラス繊維強化ポリアミドでできている。筺体(10)は、実質的にチューブ状の形を有し、そして二つの機能領域に分かれており、つまり、一方が上方ジャケット領域(31)、そしてもう一方が下方固定領域(41)である。
実質的にチューブ状のジャケット領域(31)は、図10を参照すれば、例えば、一体化された孔(38)を有する平面状床(39)によって頂部でシールされる。ジャケット領域(31)の下半分中に位置付けられて、互いに反対に位置する二つの一体的に形成された圧力棒(21)がある。圧力棒(21)は、固定領域(41)の真上の位置で、その上に一体的に形成される。各圧力棒(21)の形成のために、狭い、少なくともほぼU−形の隙間が、ジャケット領域(31)の下方領域にあり、そして両側にそして頂部で個々の圧力棒を囲む。その長さの約80%に沿って、圧力棒(21)が筺体(10)の壁の壁厚及び曲率を有する。この領域は、なかでも、跳ね返るように弾性のある屈曲梁(28)の機能も有する。それは三日月の形をした断面を有する。
適切な場合、この屈曲梁(28)の一部にも、屈曲梁の端部領域において、使用中に生じる曲げ応力を減らすために、長方形の断面を備えることができる。図8において、圧力棒(21)が変形されていない状態で示されている。
本明細書で、個々の圧力棒(21)の上方自由端が半径方向に外側に突き出ているカム(22)によって形成される。後者は、少なくとも一つの支持面(23)及び一つの接触面(24)を有する。図10によれば、張力をかけられた使い捨て注射器のラム板(73)が、支持面(23)の上にその鍔面(75)と共に位置する。ここで、楔面の機能を果たす支持面(23)は、120度の頂を有する切頭円錐形のジャケットの形体を持つ。
適切な場合、圧力棒(21)又は鍔面(75)は、少なくとも接触領域においてセラミックの鎧装を有する。適切な場合、鍔面(75)は例えば、切頭円錐形の、貼り付けられたワッシャーによって強化される。
図11を参照すれば、カム(22)の接触面(24)は、その最大径が、例えば、筺体(10)の外径よりも3から4ミリメーター大きい円錐の部分である。使い捨て注射器に張力がかけられたときに、接触面(24)は、スリーブ状のトリガーエレメント(82)の内壁(59)に触れる。適切な場合、表面圧を最小化するために、図10を参照すれば、接触面(24)は内壁(59)に対応する曲率を有する。
圧力棒(21)に対する代替として、図11を参照すれば、引っ張りフックを使用することも可能である。これらの引っ張りフック(21)は、筺体の上方領域において一体的に形成される。ばねエネルギー貯留部(50)に張力がかけられるとき、それらはピストン作動ラム(60)のラム板(73)の周りに上方から係合する。注射器の作動時に、外側に旋回する引っ張りフック(21)に対して十分な自由空間を供するために、この変形例においてはトリガーキャップ(81)が少なくとも幾つかの領域において切頭円錐形のジャケットとして構成される。
挿入できる円筒/ピストンユニット(100)を受けるための固定領域(41)は、図10を参照すれば、ジャケット部分(31)の下方に位置付けられる。固定領域(41)は、例えば、中心線(5)と平行に一列に並べられた8つのばねフック(42)を含む。ばねフック(42)は、適切な場合、円筒/ピストンユニット(100)を遊び無しで受けるために、各々少なくとも、二つの側面の後方係合を有する。図10によれば、後方係合(42)の互いに対向する側面(43、44)は、例えば、127度の角度を形成する。下方の側面(44)は端面(17)の下方、ノズル(106)の方向に見て、その円錐頂部が中心線(5)の上に位置する、45度の円錐角度を有する。ばねフック(42)の長さ及びばね定数は、円筒(101)がばねフック(42)の塑性変形無しで挿入できるようなレベルである。
組み立てた際に、トリガーエレメント(82)中にスプリングエレメント(50)及びピストン作動ラム(60)と共に、筺体(10)を確実に固定することを可能ならしめるために、図9を参照すれば、筺体(10)はカム(22)の間の領域において、それを介して筺体(10)がトリガーエレメント(82)の端(85)を圧迫する、レンズ形状をした仰角(16)を有する。
図10を参照すれば、円筒(101)は、例えば、少なくとも部分的に円筒状のその外壁が、例えば、寸法的に安定な状態で、ばねフック(42)の後方グリップの側面(43、44)を圧迫する周辺ロックリブ(102)を支える透明で肉厚のポットである。円筒(101)の後方端面の領域において、シーリングエレメント(105)を受けるための鍔(119)が円筒内壁(109)の上方端上に据え付けられる。適切な場合、鍔は、ぴったり合うシーリングエレメント(105)の部分を囲む、半径方向の環状の折り込まれた溝でもあり得る。或いは又、シーリングエレメント(105)は円筒に接着接合できる。具体例においてシーリングエレメント(105)はO−リングとして描かれている。しかしながら、それはクアッドリング(quad ring)、リップシール又は他の同等のシールエレメントでもあり得る。
その円筒状の床が前方ピストン端面の輪郭と少なくとも概略で一致する円筒(101)の孔の中心に位置付けられて、短い円筒状で、ノズル状の孔(106)がある。その直径は約0.1から0.5ミリメーターである。この孔(106)は、その直径の1から5倍長い。それは、円筒(101)の外部端面(103)の床側の円筒状又は円錐状の凹部(107)中に終わる。凹部(107)は、少なくとも概略で、ルアーテーパー孔の前方の1から2ミリメーターを構成する。この端面(103)は、使用の安全性を向上させるために、接着リング(104)を用いて追加的にはめ込むことができる。
円筒(101)は、例えば、非晶性の熱可塑性シクロオレフィン共重合体(COC)でできている。この材料は実質的に水蒸気に不浸透性のため、注射溶液の長期間の保存を可能とする。
棒無ピストン(111)は、例えば、円筒(101)の円筒状又は円錐状の孔中に座する。少なくとも概略で円錐形のその前方端面で、例えば、テフロン(登録商標)誘導体であるテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロエチレン共重合体(FEP)製のピストン(111)は、シールリング(114)又は永久的に弾性のあるシーリング配合物を受けるための軸方向の環状溝(112)を有する。ピストン(111)の長さは、図8又は11を参照すれば、挿入されたピストン(111)が円筒の後方頂部端を少なくとも1ミリメーター超えて突き出るように選ばれる。ピストン(111)の中間領域は狭くなっている。周辺が狭くなった領域は、ピストンの全長の約30%に対応する長さを有する。狭くなった領域は、溶液を受ける円筒内部(110)の領域において、円筒の最大内径よりも16から20%小さい直径を有する。狭くなった領域及び前方、つまりこの場合は底、の間に位置する前方移行部では、ピストン領域が、例えば、35から40度の円錐角度を有する。他方の後方移行部は、35から90度の円錐角度を有する。
図12を参照すれば、ピストン(111)の後方の、例えば、切頭円錐形の端面(113)において、ポンプ棒(140)をカップリングするための床(118)を有する、中心の円錐ピストン凹部(115)がある。ピストン凹部(115)の円錐角度は、例えば、1度である。とりわけ図12によれば、その下方端で、ポンプ棒(140)はピストン(111)にカップリングするための円錐形のV−ねじ山(141)を有する。V−ねじ山(115)の円錐角度は、例えば、6度である。ポンプ棒(140)がピストン凹部(115)内に進路を向けるとき、V−ねじ山(141)のねじ山ピッチが、必要な逆ねじ山の中に押し進む。ポンプ棒(140)の前端が、切頭円錐形の端面(145)の狭い先端を有する床(118)と接触するとき、折れ込み操作が完了する。
図13は、ポンプ棒(140)及びピストン(111)の間のカップリングとして、その中に少なくとも一つの部分ピッチ(116)又はカムが配置されているピストン凹部(115)中に係合する円錐状台形のねじ山(142)を示す。示された部分ピッチ(116)は、断面において、つまり中心線(5)に直角に、30から60度に亘って伸びている。ポンプ棒(140)からピストン(111)に伝えられるべき軸方向の力は、部分ピッチ(116)を介してのみ伝達される。生産工学の理由から、長方形の穴(117)が部分ピッチの下方に位置付けられている。
カップリング目的のために使用される両方の分離されたねじ山(141、142)には、最小のねじ込み力及びねじはずし力のみが要求される。例えば鍵/鍵穴システム又は単純な捕捉システム等の他の解除可能なカップリングも勿論使用できる。
ポンプ棒(140)は、例えば、その全長の大部分に沿って、一定の断面及び平滑な表面を有する。具体例におけるその最大直径は約2ミリメーターである。それは、例えば、ガラス繊維で強化されたポリアミドでできている。とりわけ図14を参照すれば、トリガーキャップ(81)の孔(87)から突き出るその後方端で、それは二つの異なる目盛を刻んだスケール(148)及び(149)を有する。スケール(148)は、その円筒(101)が7ミリメーターの平均内径を有する円筒/ピストンユニット(100)に対するものであり、一方、他のスケール(149)は、6ミリメーターの内径を有する円筒(101)に対するものである。異なるサイズを有する円筒(101)は注射器内に交替に挿入できる。
両方のスケール(148、149)は、各々水平分割マークを有する。これらの分割マークは、中心線(5)に対して直角に向いた面に位置する。各分割マークは、例えば、ポンプ棒の周囲の半分の長さを有する。一つのスケール(148、149)の分割マークは、全て互いの上に位置する。それらは、例えば、着色された黒又は白の分割マークであり得て、又はポンプ棒における切り欠きとして形成できる。分割マークの代わりに、ドット又は数字も使用できる。
適切な場合、ポンプ棒(140)の後方端に、そのグリップを改善するための構造、例えば、横方向又は縦方向の溝、溝削り等を供することができる。その断面も、軽量化のために平らな領域であり得て、又はピストン作動ラム(60)を通って伸びる領域よりも大きな直径を有し得る。
図16によれば、より大きな円筒に割り当てられる前方スケール(148)は、割り当てを明確にするため、円筒(146)の半分だけ長くされる。床(86)のレベル上に直接位置付けられる二つの下方分割マークは、各円筒(101)の公称容量を印す。各場合において、上方分割マークは、ピストン(111)が円筒(101)内に完全に押し込まれることを示す。スケール(148、149)の他の分割マークの各々は、例えば、0.1ミリリッターを表す。
使い捨て注射器のばねエネルギー貯留部(50)又は駆動ユニットはピストン(111)及び床(39)の間に配置される。
ばねエネルギー貯留部(50)は、ラム板(73)を有するピストン作動ラム(60)の上に配置された圧縮コイルばねである。それは、スペーサースリーブ(19)の介在を用いて筺体(10)の上方床(39)上に支持される。ばね仕掛けのピストン作動ラム(60)は、ラム板(73)を用いて筺体(10)の圧力棒(21)の上に支持される。
ラム板(73)の上方で、ピストン作動ラム(60)は誘導ピン(62)を有する。後者は圧縮コイルばね(50)を誘導し、又はそれによって誘導される。誘導ピン(62)の延長部においてラム板(73)の下方中心部に位置付けられて、使い捨て注射器が作動されたときに、ピストン(111)上に作用するピストンスライド(76)がある。なかでも図10を参照すれば、ピストンスライド(76)は切頭円錐形の前方に曲がった端面(77)を有する。この端面(77)を用いて、それはピストン(111)の適合するように成形した端面と接触する。両方の円錐は少なくとも概略、同じ円錐角度を有する。
具体例において、ピストンスライド(76)はピストン111)の上方、例えば2から4ミリメーターで終わる。ピストン作動ラム(60)は、その上半分が実質的に円筒状であり、一方、その下半分が底に向かって円錐的に狭くなる貫通孔(63)を有する。下方端面(77)の領域において、孔はピストン棒の外径よりも十分の1から二十分の1ミリメーターだけ大きい。
図6及び8から11は、ほとんど完全に筺体を囲むトリガーユニット(80)を有する圧力棒注射器を示す。トリガーユニット(80)の部分としてのトリガーエレメント(82)も、本明細書ではトリガースリーブである。例えばABSで作られる実質的に円筒状のトリガーエレメント(82)は、内側に位置する端(85)を有する戻り側面(84)をその端面として有する。筺体(10)の後方端を囲むトリガーキャップ(81)は、トリガーエレメント(82)の上に固定されている。この目的のために、トリガーキャップ(81)は、トリガーエレメント(82)の後方端に亘って押されている。
戻り側面(84)の直接上方に、拡幅領域(83)がトリガーキャップ(81)の中に位置付けられる。拡幅領域(83)の上方に、トリガーキャップ(81)が筺体(10)の外壁(13)を滑ることができるように圧迫する。
トリガーエレメント(82)の上にトリガーキャップ(81)を固定するために、トリガーエレメント(82)は、例えば、その内に周辺ウエブ又はトリガーキャップ(81)のロックカム(55)が係合する環状溝(56)を有する。適切な場合、組み立てを容易にするために、トリガーキャップ(81)の部分に縦方向のスリットが、例えば、二つ供される。
図11を参照すれば、トリガーエレメント(82)の下方領域に位置付けされて、その外壁において、数個の円周の導管(57)、又は他の同程度の構造がある。導管(57)は、例えば、互いから等距離にあり、そしてトリガーエレメント(82)の長さの10から30ミミリメーターに亘って伸びている。
円筒状のトリガーエレメント(82)は、その全長に沿って、粘着ラベル(91)によって鞘に納められている。粘着ラベル(91)そのものは、例えば、幾つかの領域において、片側上が接着剤で塗布された、紙及び/又はフィルム細片である。フィルム細片は、例えば、単層において、容器アダプター(200)及びトリガーエレメント(82)の組み合わせを一旦取り囲む。それは、開封明示シール(90)として、穿孔(96)を介して互いから各々取り外すことができる3枚の分離された細片で構成されている。上方の細片は主要部分(92)であり、中間の細片は、2から3センチメーターの長さの引き剥がしタブ(95)を有する引き剥がしバンデロール(94)であり、そして下方の細片はアダプター部分(93)である。主要部分(92)及びアダプター部分(93)は、それを用いてそれらがトリガーエレメント(82)上に固定される接着層を支える。
円筒/ピストンユニット(100)の円筒(101)上に中心がある容器アダプター(200)は、トリガーエレメント(82)の下方端面(58)を圧迫する。容器アダプター(200)の少なくとも幾つかの領域でほぼ円筒状の外面は、その端面(58)の近くにおいて、トリガーエレメント(82)の同様の円筒状外面と同じ外径を有する。
容器アダプター(200)は、容器領域(221)において、移動可能に搭載された、閉じた容器(250)及び二重アダプター(240)、例えば、貫通溝を有するルアーロックストッパー、を受けるポット状部品である。同時に、それは、円筒(101)の上に中心があるときに、それを用いてそれが筺体(10)の上に支持されるスリーブ状のアダプター領域(201)を有する。
アダプター領域(201)は、円筒(101)の少なくとも下四分の一の周りにしっかりとはめ込まれていて、そして円筒(101)の端面(103)の前で、中間床(211)中で終わるビーカーである。それは、端面(58)の方に向いた上方支持区域(202)、及び中間床(211)の方に向き、且つ透明アダプター材料の場合は省略もできる窓区域(205)を有する。
トリガーエレメント(82)に同一平面上で接合された支持区域(202)は、例えば、中心線(5)に向かって半径方向に内側に突き出て、且つ円筒(101)の外壁までも伸びる3から5個の接触ウエブ(203)を有する。接触ウエブ(203)は筺体(10)の端面(17)に接触している。
狭くなった窓区域(205)は、円筒(101)の円筒状外壁をしっかりと圧迫する。互いに反対に位置する二つのほぼ長方形の窓(206)は、該窓区域(205)中に配置されている。窓(206)は、ピストン(111)の少なくとも直径に対応する幅を有する。また図9を参照すれば、窓の中心は、円筒床(108)の高さにある。そこに示された使い捨て注射器ピストンにおいて、窓(206)の助けを借りて、注射溶液(3)に泡がないことを透過光によってチェックすることができる。
例えば、中間床(211)は、フィルムによって保護されたその接着リング(104)で、そして例えば、半環状体表面を有する環状ウエブ(214)を介して、円筒(101)の端面(103)と接触する。ウエブ(214)は中間床(211)の中心凹部(212)を取り囲む。中間床の厚みの少なくとも3倍まで支持チューブ(213)によって長くされている中心凹部(212)は、少なくともその内壁の部分としてルアーテーパー状の円錐を有する。
チューブ状の容器領域(221)において、支持チューブ(213)が、例えば、各々が120度に分布している、半径方向に配置された3つのロックウエブ(222)によって囲まれている。図7及び7Aを参照すれば、容器(250)を引続き固定するために、ロックウエブ(222)が、一方で軸接合点(223)を、そして他方でロック後方の係合(224)を形成する。ロックウエブ(222)の間に位置付けられて、それらの各々の上流に配置された折り畳むことのできるロッキングフック(226)を有する3つのスライド凹部(227)がある。図6及び7によると、容器(250)のフランジ端(252)の後部と係合する、少なくともほぼ三角形の折り畳むことのできるロッキングフック(226)が、容器領域(221)の縦方向溝(228)中に各々配置される。図7Aによると、それらは、折り畳みが解かれたときに内側に突き出て、各々の場合、それらの側面の一つが、容器ストッパー(257)に対して接線方向の仮想的面の中に位置する。図8を参照すれば、折り畳まれた状態において、折り畳まむことのできるロッキングフック(226)は、それらが容器(250)によって保持される縦方向溝(228)内にぴったりとフィットされる。
スライド凹部(227)は、無菌状態で、例えば、気密で弾性のあるバルブチューブ(265)によって覆われている。
図7によれば、その内径が容器(250)の最大外径よりも少しだけ大きい容器領域(221)が、容器(250)の下方三分の一まで伸びる。そこで、それが、例えば平滑端面(229)中で終わる。適切な場合、弾性のあるシールリング(225)が端面(229)の上方で環状溝中に据え付けられ、そして容器(250)及び容器領域(221)の内壁の間の接合部の無菌封鎖を供する。
端面(229)は、例えば、容器(250)の後方領域を完全に囲むキャップ(230)によって隣接されている。中心線(5)を横切って測定されたキャップの断面は、環状溝(228)を除いて、容器領域(221)の断面に対応する。キャップ(230)は、キャップの半径方向の外輪郭を超えて2,3ミリメーター突き出ることができる床(231)を有する。適切な場合、キャップ(230)は格子体又は単なるクリップでもあり得る。
図7によれば、キャップ(230)は引き剥がしバンデロール(260)を介して容器領域に接続されている。開封明示シールである引き剥がしバンデロール(260)は、容器領域(221)及びキャップ(230)の円筒状の外壁の少なくとも下方部を覆う。端面(229)の領域において、引き剥がしバンデロール(260)は、所定の破断点として役立つ周囲穿孔(262)又は切り欠きを有する。キャップ(230)の領域において、引き剥がしバンデロール(260)は引き剥がしタブ(261)として設計される。後者がキャップ(230)から接着に抗してほどかれ、そして穿孔(262)が切断されたとき、キャップ(230)を容器から引き出すことができる。この過程で、折り畳みできるロッキングフック(226)は容器(250)が容器アダプター(200)から引き出されることを防ぐ。
代替法として、バルブチューブ(265)及びシールリング(225)がなくて済むように、引き剥がしバンデロール(260)がスライド凹部(227)も覆うことができる。この場合、図6、8及び9を参照すれば、引き剥がしバンデロール(260)はスライド凹部(227)を気密状態且つ無菌状態で閉じなければならない。
容器(250)は、例えばガラスバイアル又は狭くなった首(251)及びフランジ端(252)を有する凍結乾燥物バイアルである。フランジ端(252)は首(251)から突き出る。しかしながら、その外径は容器の最大外径よりも小さい。首(251)及び容器(250)の円筒状外壁の間の移行部は、例えば容器の壁厚の2倍に相当する大きな半径を有して丸くなっている。
容器(250)の開口部(253)は、例えば、ゴムでできた容器ストッパー(257)によって閉じられる。その頂上面上で、容器ストッパー(257)は中心の切頭円錐形シールノブ(258)を有する。
例えば、ゴム又はエラストマーでできた二重アダプター(240)が容器(250)及び中間床(211)の間に配置されている。図7によれば、それを通して縦方向に伸びている少なくとも一つの貫通溝(241)を有する二重アダプター(240)が、一方では、その容器部分(245)を部分的に容器開口部(253)中に有して、且つ他方では、そのルアーロック部分(242)を中間床(211)のルアーロック状のテーパー円錐凹部(212)中に有して座する。
二重アダプター(240)の容器部分(245)は、シールされたはめ込みを得るために、その直径が開口部(253)の内径よりも少し大きな円筒状の形を有する。円筒状の外輪郭は追加的に周辺ウエブ(246)を有する。図7によれば、開口部の端部は、輸送の安全のために、この周辺ウエブ(246)を圧迫する。容器ストッパー(257)の方に向かう二重アダプター(240)の端面(247)は、その内に貫通溝(241)が開いていて、且つその内に容器ストッパー(257)のシールノブ(258)がシールするように突き出る円錐くぼみ(248)をその中心部に有する。
図8を参照すれば、くぼみ(248)の周りに、端面(247)がヒルト鋸歯に相当する構造を有する。横方向のリブ、ノブ等としても形成できるこの構造は、大きな表面積に亘って、容器ストッパー(257)が二重アダプター(240)に付着することを防ぐよう意図されている。更に、この構造は、図9を参照すれば、溶液(3)がポンプで引き戻されたときに、貫通溝(241)がうっかり閉じられることも防ぐ。代替法として、ストッパー(257)もそのような構造を有ることができる。もし、両方の部品(240、257)がある構造を有するとしても、それらは相容れるものであってはならない。
切頭円錐形のルアーロック部分(242)の先端のほとんどすべての表面は、円筒(101)の凹部(107)とシールされるように係合している。このように、円筒内部(110)及び貫通溝(241)は、無菌状態で閉じ込められる中空空間を形成する。
使い捨て注射器を使用可能にするために、活性物質(2)、例えば、容器(250)中に貯蔵された凍結乾燥物は、液体(1)、例えば、円筒/ピストンユニット(100)の円筒(101)中に存在する注射目的の水、又は生理食塩水中に溶解されなければならない。この目的のために、液体(1)が容器(250)内にポンプ注入されることになる。
第一工程において、引き剥がしタブ(261)がキャップ(230)から取り除かれ、そのことによって穿孔(262)が切断され、そしてキャップ(230)が容器(250)の後方部から引き外すされる。
第二工程において、容器(250)が容器アダプター(200)内に押し込まれる。容器(250)は、それが接合点(223)をフランジ端(252)で圧迫するまで、容器アダプター(200)の内壁に沿って前方に滑る。同時に、係合の後方のロック(224)が、フランジ端(252)の後方面の周りに係合し、そうすることで容器(250)の前方位置が固定される。図8を参照すれば、前方への動きの最中、容器(250)は折り畳むことのできるロッキングフック(226)を強制的に横側に動かし、そして容器(250)の開口部(253)がそれ自身を周辺ウエブ(246)に亘って、且つシールするように二重アダプター(240)の容器部分(245)上に押している。この過程において、円筒内部(110)及び容器内部(255)がここで貫通溝(241)を介して連通するように、容器ストッパー(257)が開口部(253)から内側に押されている。
容器(250)としての容器領域(221)において生じる過度の圧力は、部分的に持ち上がるバルブチューブ(265)を介して押されて逃がされる。
図8を参照すれば、第三工程において、ピストン(111)がポンプ棒(140)を用いて円筒(101)内に押し込まれ、そうすることで、ここで少し過度の圧力になっている容器内部(255)内に液体(1)を送る。この目的のために、ポンプ棒(140)が、それを操作している手の人差し指と親指の間に一般的に保持される。
凍結乾燥物(2)は液体(1)中に溶解する。容器アダプター(200)から突き出ている容器(250)が透明であるため、溶解過程は視覚的に監視できる。
図9を参照すれば、第四工程において、新しく得られた溶液(3)が、円筒内部(110)内にポンプで引き戻される。この目的のために、容器(250)の開口部(253)が重力の方向を指し示すように、注射器が保持される。ピストン(111)はポンプ棒(140)を介して後方位置内に引かれる。窓(206)を通して、気泡無しでこれが実行されたことがチェックできる。
第五工程において、使い捨て注射器が、引き剥がしタブ(95)の助けを借りて、主要部分(92)から及びアダプター部分(93)から分離されて、引き剥がしバンデロール(94)を用いて始動される。トリガーエレメント(82)の導管(57)は見ることができるようになる。図10を参照すれば、ここで容器アダプター(200)が引き下げられ、そして円筒(101)から除かれる。
最終工程において、注射器が注射側の上に取り付けられ、そしてスリーブ状のトリガーエレメント(82)が注射側の方向に押し下げられる。圧力棒(21)は、それらの実際の出発位置内に弾性的に外側に曲がる。この過程で、カム(22)が拡幅領域(83)内に端(85)に亘って滑りだす。図11を参照すれば、スプリングエレメント(50)の効果の下、円筒(101)を空にするためにピストン(111)が突然下方に動くように、もはや変形されていない圧力棒(21)が、ピストン作動ラム(60)を解放する。ピストン(111)の前方への動きの間に、狭くなったピストン領域の通過中に後方シーリングエレメント(105)がブレーキ作用に耐えないので、ピストンの摩擦がしばらく減少する。
図15から18は、代替容器アダプター(200)を示す。図7によれば、容器アダプター(200)とは対照的に、それは固定されたキャップ(230)及び3部分のバンデロール(260)を有する。
容器領域(221)は、端面(229)からアダプター領域(201)の方向に伸びる、例えば、二つ又はそれより多くの、図15から18によれば、各々の場合3つであるが、四重のロック凹部(216)を有する。四重の凹部(216)は各々二つの互いに対向する前方ロック切り欠き(217)及び二つの後方ロック切り欠き(218)を有する。図15によれば、それらの背面が互いに向き合う二つのロックフック(235、236)が、前方ロック切り欠き(217)において係合する。一対のロックフック(235、236)の間に、ロックフック(235、236)が四重の凹部(216)内に押し込まれることを可能ならしめる自由空間がある。
図15によれば、容器(250)が、やはり図7に示されている位置にある。ロックフック(235、236)及びロッキングフックの間の自由空間は、引き剥がしバンデロール(260)を用いて覆われる。引き剥がしバンデロール(260)は、部分(221)及び(230)が共に押されないようにする。
図17において、容器アダプター(200)は、互いに押されたときの状態で示されている。互いに押されることを可能にするために、最初に引き剥がしタブ(261)が容器アダプター(200)から完全に巻き戻される。次いで、ロックフック(235、236)が、後方ロック切り欠き(218)中に係合されるようにキャップ(230)と共に容器(250)が移動される。次いで、容器(250)が図8にも示されている位置に到達する。ロッッキング係合を用いて、容器(250)が容器アダプター(200)中に完全に囲まれる。
本明細書では、凍結乾燥物の溶解が観察できるように、容器アダプター(200)は透明材料でできている。
適切な場合、キャップ(230)が容器領域(221)の上に搭載されたときに、互いに関連した部分(230、221)の正確な位置合わせを必要としないで、相互ロッキング係合が可能なように、2、3個では無く非常に多くの数のロッキングフックが使用される。全ての又はいくつかのロッキングフックが容器領域(221)の上に配置され、一方、対応するロッキング凹部がキャップ中に形成されることも考えられる。
ロックフック(235、236)及びロック凹部(216)の代わりに、容器領域(221)及びキャップ(230)の間に縦方向にスロットが作られた支持リングも配置できて、そして引き剥がしバンデロールを介して支持される。ここで、支持リングを除いた後で、容器(250)を容器領域(221)内に押し込むことができる。
これら二つの変形例において、容器(250)は、適切な場合、クランプはめ込み又は接着ボンドを用いてキャップ(230)中に座する。
その中でピストン作動ラム(60)が、少なくとも筺体(10)の部分において少し遊びを持って直線的に誘導される、そしてピストン作動ラム(60)が適切な曲げ強さを有する注射器の場合、二つ又はそれ以上の圧力棒(21)の代わりに、ただ一つの圧力棒(21)が使用されることが可能である。
これらの図に示された変形例において、圧力棒(21)及びラム板(73)の間の個々の接触領域が、接触時に互いの上を滑ることができる表面(23)及び(75)として設計されている。特別な実施例において、個々の圧力棒(21)の各表面(23)は、注射器が作動されたときに、ローラーベアリングとして、従って、低い摩擦でラム板の表面(75)上を転がっていくローラーを支持できる。
スプリングエレメント(50、52)、所望ならばピストン板、及び、例えば、支持棒(21)のベアリングローラーを除いて、上記の使い捨て注射器の全ての部分がプラスチック又はプラスチック状若しくはゴム状の材料で作られる。
1 輸液目的の水、溶媒
2 凍結乾燥物、活性物質
3 注射溶液
5 注射器の中心線、縦方向
6 (82)のトリガー運動の方向、下方向への動き、方向指示器
7 移送ポンプ位置
8 ロックされた位置
9 解放位置、トリガー位置

10 筺体、一体
13 外面、円筒状
16 仰角、レンズ形状をした
17 端面、前方、底
19 スペーサースリーブ

21 圧力棒、支持棒;引っ張りフック
22 カム
23 支持面
24 接触面
25 係合の後方の側面
28 屈曲梁

31 ジャケット領域
33 開口部
38 孔
39 床

41 円筒/ピストンユニットのための固定領域
42 ばねフック
43 側面、上方
44 側面、下方

50 スプリングエレメント、圧縮コイルばね、ばねエネルギー貯留部
51 ワッシャー、平面状
52 (21)上のスプリングエレメント
55 ロックカム
56 (82)の環状溝
57 (82)の導管
58 (82)の端面
59 (82)の内壁

60 ピストン作動ラム
62 誘導ピン
63 孔、貫通孔

73 ラム板
75 鍔面、円錐
76 ピストンスライド
77 ピストンスライドの端面、円錐状

80 トリガーユニット
81 トリガーキャップ
82 トリガーエレメント
83 拡幅領域
84 戻り側面
85 端、鋭角
86 キャップ床
87 孔

90 開封明示シール、バンデロール、安全エレメント
91 粘着ラベル
92 (91)の主要部分
93 (91)のアダプター部分
94 引き剥がしバンデロール
95 引き剥がしタブ
96 穿孔、所定の破断点

100 円筒/ピストンユニット
101 円筒
102 ロックリブ
103 端面
104 接着リング
105 シーリングエレメント
106 孔、ノズル
107 端面における凹部
108 円筒床
109 円筒内壁
110 円筒内部

111 ピストン
112 環状溝
113 端面、後方;円錐
114 シールリング、シール、シールエレメント
115 ピストン凹部、孔
116 部分ピッチ、カム
117 長方形の穴
118 (115)の凹端
119 (101)の上の鍔

140 ポンプ棒
141 テーパー付きねじ山、V−ねじ山
142 特別なねじ山、テーパー付きねじ山
145 端面、切頭円錐形
146 円筒の半分
147 肩(小さな円筒用)
148 マーキング、大きな円筒用の半切り欠き
149 マーキング、小さな円筒用の半切り欠き

200 容器アダプター
201 アダプター領域
202 支持区域
203 接触ウエブ
205 窓区域、狭くなっている
206 窓、両側上

211 中間床
212 凹部、中心
213 固定具、支持チューブ
214 ウエブ、環状、半環状体
216 四重のロック凹部
217 ロック切り欠き、前方
218 ロック切り欠き、後方
221 容器領域
222 ロックウエブ
223 接合点
224 係合の後方のロック
225 シールリング
226 折り畳むことのできるロッキングフック、接合点
227 スライド凹部
228 縦方向溝
229 端面

230 キャップ
231 床
232 端
235 ロックフック、左
236 ロックフック、右

240 二重アダプター、エラスチック
241 貫通溝
242 ルアーロック部分

245 容器部分
246 周辺ウエブ
247 端面
248 くぼみ
249 ヒルト鋸歯

250 容器、アンプル
251 首
252 フランジ端
253 開口部
255 容器内部

257 容器ストッパー、ストッパー、弾性のある
258 シールノブ、弾性のある

260 引き剥がしバンデロール
261 引き剥がしタブ
262 穿孔、所定の破断点
263 端部、後方
264 端部、前方
265 バルブチューブ、弾性のある

Claims (12)

  1. 筐体(10)を有し;その上に配置され且つ手動で動かせるピストン(111)を有し、少なくとも断続的に充填できる円筒/ピストンユニット(100)を有し;及びこの円筒/ピストンユニット(100)の上流に搭載された取り外し可能な容器アダプター(200)を有する使い捨て注射器であって、ここで容器アダプター(200)が、活性物質で少なくとも断続的に充填できて、且つ開閉式ストッパー(257)によって閉じられる容器(250)を支え:
    −円筒/ピストンユニットのピストン(111)が、ポンプ棒(140)を介して別々に直接に動くことができる;
    −容器アダプター(200)が、円筒/ピストンユニット(100)の円筒(101)の周りで少なくとも部分的に前方で係合する;
    −容器アダプター(200)が、円筒(101)の自由端面(103)の上を少なくとも部分的に圧迫し、且つ少なくとも一つの貫通溝(241)を有する二重アダプター(240)に対して凹部(212)を有する中間床(211)を有する;
    −容器(250)が、容器アダプター(200)の後方において縦方向に移動できるように座し、且つ送達状態において、そのストッパー(257)で二重アダプター(240)をしっかりと圧迫する;
    −容器(250)が、それを中間床(211)に向けて移動させることによって、且つストッパー(257)を容器(250)内に押すことによって開けられる;
    ことを特徴とする使い捨て注射器。
  2. 容器アダプター(200)が、各々の移動位置を固定する二つの接合点(223)及び(226)の間で容器(250)を支えることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  3. 接合点(226)が、一方向にそれらを通過させることを可能ならしめるために、横方向側に折り畳むことができることを特徴とする、請求項2に記載の使い捨て注射器。
  4. 円筒(101)の円筒内部(110)が二重アダプター(240)の貫通溝(241)と通じていることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  5. 二重アダプター(240)が、液体(1)及び(3)の移送ポンピング中、無菌状態で、且つそれらが環境から遮断されるように、円筒(101)及び容器(250)を接続する弾性体であることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  6. 容器アダプター(200)が、床(108)の領域において、互いに反対向きに位置する二つの窓(126)を有するか、又は透明材料で作られていることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  7. ポンプ棒(140)が、容器アダプター(200)から使い捨て注射器を通して遠方の端部に伸びており、且つ組み立てられた状態において、筺体(10)の後方端から突き出ることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  8. ポンプ棒(140)が取りはずせるように、ピストン(111)に又はピストン(111)のピストン棒にカップリングできることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  9. ピストン(111)に又はピストン棒にカップリングされたポンプ棒(140)が、ピストン(111)又はピストン棒の後で平滑面を有し、且つ注射器の内部で、それがそこを通過する全ての構造部品上で遊びを持って誘導されることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  10. 容器アダプター(200)が、筺体(10)の上に、又は引き剥がしバンデロール(260)を介して筺体(10)上に搭載されたトリガーエレメント(82)の上に一時的に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨て注射器。
  11. 使い捨て注射器の中及び上で、溶媒(1)及び活性物質(2)から溶液(3)を製造する方法であって:
    −溶液(3)が製造されるに先立って、溶媒(1)が円筒/ピストンユニット(100)の注射器側中に貯蔵され、一方、活性物質(2)が、円筒/ピストンユニット(100)の上流に搭載され、且つストッパー(257)によって閉じられている容器(250)中に含まれ;
    −孔がそれを通して伸びている二重アダプター(240)が、円筒/ピストンユニット(100)及びストッパー(257)の間に配置され;
    −円筒(101)の円筒内部(110)及び容器(250)の内部(255)の間の接続を確立するために、容器(250)が二重アダプター(240)に向かって移動させられ、且つストッパー(257)を強制的に押し出し;
    −溶媒(1)が、ピストン(111)の直接押しこみによって容器(250)の内部(255)内に流れ、且つ活性物質(2)がそこで溶媒(1)中に溶解して溶液(3)を形成し;及び
    −溶液(3)が、ピストン(111)の直接引き戻しによって円筒/ピストンユニット(100)内にポンプで送り込まれる;
    ことを特徴とする方法。
  12. 溶液(3)が懸濁液又はエマルションであることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
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