JP2011502314A - 複数同時タッチを検出するためのタッチスクリーンドライバおよびその使用方法 - Google Patents

Abstract

抵抗膜方式タッチスクリーン（２２５）とともに使用され得るタッチスクリーンドライバ（２７５）は、タッチスクリーンの複数の入出力ポートのうちの少なくとも１つに少なくとも１つの入力信号を供給し、且つ該少なくとも１つの入力信号に応じて、少なくとも１つの制御信号に従い、少なくとも１つの出力信号を生成する入出力モジュール（２０４）を備える。コントローラモジュール（２１０）は、少なくとも１つの制御信号を生成し、並びに抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチに従い検出位置を表す位置信号を生成する。

Description

本発明は、ハンドヘルド装置などの装置で使用されるタッチスクリーンドライバ、タッチスクリーン、およびこれらの関連方法に関する。

タッチ入力可能な表示スクリーンまたはタッチスクリーンは、携帯装置、すなわちハンドヘルド装置など様々な電子装置において使用されている。このようなハンドヘルド装置には、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ＣＤプレイヤ、ＭＰ３プレイヤ、ＤＶＤプレイヤ、ＡＭ／ＦＭラジオ、ポケットベル、および携帯電話などが含まれる。これらのハンドヘルド装置のそれぞれは、その装置の機能を提供すべく１つ以上の集積回路を備える。

特定のタッチスクリーン（たとえば、抵抗膜方式タッチスクリーン）は、シングルタッチの位置を検出（ｒｅｓｏｌｖｅ）できるように設計されている。マルチタッチの特定の位置情報を検出するために、静電容量式タッチスクリーンを改変することは可能である。しかし、これらのタッチスクリーンのドライバはより複雑であり、実装をするにはよりコスト高となり得る。

集積回路への実装が効率的に行え、タッチスクリーンのマルチタッチの位置を検出可能にするタッチスクリーンドライバが必要とされている。

本発明の一実施形態に係るハンドヘルドオーディオシステムの概略図。 本発明の一実施形態に係る多機能携帯装置の概略図。 本発明の一実施形態に係る携帯情報端末の概略図。 本発明の一実施形態に係るコンピュータの概略図。 本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンドライバのブロック図。 本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの拡大側面図。 本発明の一実施形態に係るタッチ要素の概略図。 本発明の一実施形態に係る表示要素の概略図。 本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図。 本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図。 本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図。 本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図。 本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンのマルチタッチ間の時間的関係を示すタイミング図。 本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャート。

本発明の実施形態は、従来技術に対して幾つかの利点をもたらす。抵抗膜方式タッチスクリーンドライバは、タッチスクリーンのマルチタッチの中心、該マルチタッチ間の距離、および／または該マルチタッチの位置の検出を可能にし、たとえば集積回路への実装が簡単に行える。別の実施形態において、タッチスクリーンドライバは、時間差に基づきマルチタッチを検出することができ、抵抗膜方式タッチスクリーンまたは静電容量式タッチスクリーンへの適用が可能である。

図１は、本発明の一実施形態に係るハンドヘルドオーディオシステムの概略図である。特に、図に示すハンドヘルドオーディオシステム８０は、無線信号を受信する。本発明の一実施形態において、無線信号には、放送周波数変調（ＦＭ）無線信号、インバンド・オンチャネル（ＩＢＯＣ）デジタル無線信号、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）信号、放送振幅変調（ＡＭ）無線信号、放送衛星無線信号、および放送ケーブル信号のうちの１つ以上が含まれる。

動作時、ハンドヘルドオーディオシステム８０は、ヘッドホン８２または他のスピーカシステムによって、ユーザへの音声出力を生成する。受信した無線信号から音声出力を生成することに加え、ハンドヘルドオーディオシステム８０は、保存されたＭＰ３ファイル、保存されたＷＭＡファイル、および／または保存された他のデジタル音声ファイルを随意に処理して、ユーザへの音声出力を生成することができる。ハンドヘルドオーディオシステム８０は、さらにビデオ特性を有してもよい。ハンドヘルドオーディオシステム８０は、装置を制御するためのユーザインタフェースを提供するタッチスクリーン２００を備える。ハンドヘルドオーディオシステム８０は、タッチスクリーンドライバ２７５、および／または本明細書に記載する本発明の１つ以上の実施形態に係る特徴と機能を実施する１つ以上の集積回路（ＩＣ）を更に備える。

図２は、本発明の一実施形態に係る多機能携帯装置の概略図である。特に、多機能携帯装置１５０は、ＰＯＴＳ（ｐｌａｉｎ ｏｌｄ ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ ｓｅｒｖｉｃｅ）ネットワーク１０４とデータネットワーク１０６とに操作可能に接続される長距離無線ネットワーク１００において通信を行う。多機能携帯装置１５０はまた、短距離無線ネットワーク１０２を通じてデータネットワーク１０６と通信を行える。本発明の一実施形態において、長距離ネットワーク１００は、無線電話ネットワーク（たとえば、セルラ方式の情報通信サービス（ＰＣＳ）、汎用パケット無線通信システム（ＧＰＲＳ）、ＧＳＭ（ｇｌｏｂａｌ ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ）、およびｉＤＥＮ（ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ ｄｉｇｉｔａｌ ｅｎｈａｎｃｅｄ ｎｅｔｗｏｒｋ））、または通話の送受信を可能にする他の無線通信ネットワークを含む。また、データネットワーク１０６はインターネットを含み、短距離無線ネットワーク１０２は、無線周波数通信リンク（たとえば、８０２．１１ｘ、Ｗｉｍａｘ、他の通信リンクの無線ローカルエリアネットワーク接続）を介して多機能携帯装置１５０と通信を行うアクセスポイントを含む。このように多機能携帯装置１５０は、通話、テキストメッセージ（たとえば、電子メール）、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）メッセージ、ページ、並びにマルチメディアの添付（たとえば、文書、音声ファイル、ビデオファイル、イメージ、および他のグラフィックス）を含み得る他のデータメッセージの発信および受信を行える。

多機能携帯装置１５０は、静止画および／またはビデオイメージを撮像するためのカメラ１２４と、増設メモリおよびリムーバブルストレージを設けるための取り外し可能なメモリカード１００と、ホスト装置（たとえば、コンピュータ）に直接情報のアップロードおよびダウンロードを行うためのホストインタフェース１８とを随意に含む。

多機能携帯装置１５０は、内部音声入力装置（たとえば、マイクロホン１２２）と、内部音声出力装置（たとえば、スピーカ１１２）とを含む。またヘッドホン１１６は、ヘッドホンジャック１１５を介して随意に接続可能である。無線ヘッドセット１１４は、音声入力装置と音声出力装置とを更に含み、この音声入力装置と音声出力装置とは、赤外線リンク（たとえば、ＩｒＤＡ）を用いる短距離無線通信リンクによって、またはブルートゥース規格に準拠する無線周波数通信リンクによって無線ヘッドセット１５０に接続される。多機能携帯装置１５０のユーザインタフェースには、キーパッド１１８と表示装置（たとえば、タッチスクリーン２００）とが含まれる。この表示装置は、グラフィックスおよびテキストを表示し、並びにソフトキー、および／またはグラフィックス入力、および／または手書き文字認識に対する追加のタッチセンサ式インタフェースを提供する。多機能携帯装置１５０は、本明細書に記載する本発明の１つ以上の実施形態に係る特徴と機能を実施する、タッチスクリーンドライバ２７５および／または１つ以上の集積回路（ＩＣ）を備える。

図３と図４は、本発明の一実施形態に係る携帯情報端末（ＰＤＡ）とコンピュータとの概略図である。上記の開示は、ハンドヘルドオーディオシステム８０および／または多機能携帯装置１５０と関連して用いられるタッチスクリーンドライバ２７５に関するが、本発明の一実施形態において、タッチスクリーンドライバ２７５は単独でまたはチップ集積回路上にシステムを含む他の集積回路の一部として実装されてもよい。集積回路の一部またはチップ集積回路上のシステムの一部として実装される場合、このタッチスクリーンドライバ２７５は様々な電子装置（たとえば、携帯情報端末８４）において、コンピュータ８６において、またはタッチスクリーンを備える他の様々な電子装置において使用可能である。

図５は、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンドライバのブロック図である。特に、タッチスクリーンドライバ２７５は、入出力モジュール２０４を含み、この入出力モジュール２０４は、タッチスクリーン２２５（たとえば、４線式抵抗膜方式タッチスクリーン）に接続されている。タッチスクリーンドライバ２７５はまた、コントローラモジュール２１０からの制御信号２１２に応じて、入出力ポート２０６，２０８のうちの１つ以上に入力信号を供給する。また、制御信号２１２に従い入力信号に応じて、並びにタッチスクリーンのタッチ（たとえば、複数の同時タッチ）に応じて、少なくとも１つの出力信号２１７を生成する。図には４線式のタッチスクリーン２００を示しているが、他のタッチスクリーン構成（たとえば、５線式、７線式、８線式）、または他の同様の構成が実装されてもよい。

本発明の一実施形態において、入出力モジュール２０４は、スイッチマトリックスと、１つ以上の電圧もしくは電流の供給部と、あるいは入出力ポートＸ＋、Ｘ−、Ｙ＋、Ｙ−のうちの１つ以上に対して電圧、電流、もしくは他の入力信号の供給を選択的に行える他の信号生成器とを含む。動作時、入出力モジュール２０４はこれらの入力信号に応じて、ラインＸ＋、Ｘ−、Ｙ＋、Ｙ−から得られる１つ以上の電気的特性（たとえば、電圧、電流、またはインピーダンス）を測定する。入出力モジュール２０４は、アナログディジタル変換器（ＡＤＣ）モジュール２０５を含み、このモジュール２０５は、入出力ポート２０６，２０８から得られる電圧または電流のサンプリングおよびデジタル化を行うように、並びに対応する出力信号２１７をコントローラモジュール２１０に供給するように動作可能である。

コントローラモジュール２１０は、選択した入力信号を生成するように入出力モジュール２０４に命令する制御信号２１２を生成し、更に、抵抗膜方式タッチスクリーン２００の複数の同時タッチに従い検出位置を表す位置信号２１４を、出力信号２１７に基づき生成する。この位置信号２１４は、コントローラモジュール２１０によって内部で使用可能であり、あるいはホスト装置のプロセッサによって処理可能である。ホスト装置の例としては、ハンドヘルドオーディオシステム８０、多機能携帯装置１５０、携帯情報端末８４、またはコンピュータ８６があり、これらはタッチスクリーン入力による位置信号２１４を用いるアプリケーションにおいて、該アプリケーションのユーザインタフェースの一部として機能する。本発明の一実施形態において、タッチスクリーンドライバ２７５は、位置信号２１４を生成し、この位置信号２１４は、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチの中心に対応する検出位置を示す。また位置信号２１４は、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチ間の距離に対応する検出位置を示してもよい。更に位置信号２１４は、位置（たとえば、タッチスクリーンの複数のタッチのｘ−ｙ座標）をそのまま示してもよい。

本発明の一実施形態において、コントローラモジュール２１０は、１つの処理装置または複数の処理装置であってもよい。このような処理装置は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、中央処理装置、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルロジックデバイス、状態マシン、論理回路、アナログ回路、デジタル回路、および／または操作命令に基づく信号（アナログ信号および／またはデジタル信号）を操作する任意の装置であってもよい。メモリは、１つのメモリデバイスまたは複数のメモリデバイスであってもよい。このようなメモリデバイスは、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、スタティックメモリ、ダイナミックメモリ、フラッシュメモリ、キャッシュメモリ、および／またはデジタル情報を保存する装置であってもよい。処理モジュールが状態マシン、アナログ回路、デジタル回路、および／または論理回路を介して１つ以上の機能を実施する場合、対応する操作命令を保存するメモリは、状態マシン、アナログ回路、デジタル回路、および／または論理回路を含む回路の内部または外部に組み込まれてもよいことに留意されたい。タッチスクリーンドライバ２７５は、単独でまたは他の回路部品（たとえば、チップ集積回路上のシステム）と関連して、集積回路に実装されてもよいことに留意されたい。

幾つかの代替実施形態を含む本発明の他の特徴および実施について、図６〜図１７を参照して以下に更に説明する。
図６は、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの拡大側面図である。特に、タッチスクリーン２２５（たとえば、タッチスクリーン２００）は、間隙２５４によって分離される透明なタッチ要素２５０と表示要素２５２（たとえば、液晶ディスプレイ）とを備える抵抗膜方式タッチスクリーンである。特に、タッチ要素２５０と表示要素２５２とはそれぞれ抵抗シートを備える。ユーザがタッチスクリーン２２５の特定のｘ−ｙ座標または領域においてタッチ要素２５０を押すと、タッチ要素２５０の抵抗素子は表示要素２５２の抵抗素子と接触し、図７〜図９に関連して記載するように閉回路となる。

図７と図８は、本発明の一実施形態に係るタッチ要素と表示要素との概略図である。特に、タッチ要素２５０と表示要素２５２とのそれぞれの抵抗シートは、１組の電極によって入出力ポートＸ＋、Ｘ−、Ｙ＋、Ｙ−に接続される。ユーザがタッチスクリーン２２５に触れると、抵抗シートは互いに接触して抵抗分圧器をなす。この抵抗分圧器は、触れられたｘ−ｙ座標または領域を確認するのに使用されてもよい。

図７と図８にはｘ軸がタッチ要素２５０上に含まれ、ｙ軸が表示要素２５２上に含まる構成を示すが、他の構成も同様に可能である。また、図に示す構成は４線式であるが、本発明の広い範囲内において、５線式またはそれ以上の線式の他の構成も同様に可能である。

図９は、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図である。特に、スクリーンに１つのポイントで触れた場合のタッチスクリーン２２５に相当する回路を示す。この触れた特定のｘ−ｙ座標または位置は、入力電圧を含む入力信号で入出力ポート２０６を駆動し、入出力ポート２０８から得られる出力電圧を測定することによって、また入力電圧を含む入力信号で入出力ポート２０８を駆動し、入出力ポート２０６から得られる出力電圧を測定することによって決定されてもよい。本発明の一実施形態において、入力信号と出力信号は、入出力ポート２０６または２０８の正極または負極から得られる差動モード信号またはコモンモード信号であってもよい。

動作時、コントローラモジュール２１０は、制御信号２１２を生成し、この制御信号２１２は、入出力ポート２０６を駆動するための入力信号を生成するように、並びに入出力ポートから得られる出力信号２１７を生成するように入出力モジュール２０４に命令する。また、この動作の前後のいずれかの時、入出力ポート２０８を駆動するための入力信号を生成するように、並びに別の出力信号２１７を生成するように入出力モジュール２０４に命令する。また、コントローラモジュール２１０は、上記のように生成した出力信号２１７をアルゴリズム、ルックアップ、あるいは他の技術を通じて処理して、タッチスクリーン２２５上のタッチ位置に対応するｘ座標とｙ座標を決定する。シングルタッチのｘ座標は、Ｘ＋ポートとＸ−ポートにおける電位を生じさせて、Ｙ＋ポートまたはＹ−ポートのいずれかの電圧を測定することによって検出できる。同様に、シングルタッチのｙ座標は、Ｙ＋ポートとＹ−ポートにおける電位を生じさせて、Ｘ＋ポートまたはＸ−ポートのいずれかの電圧を測定することによって検出できる。

これはタッチスクリーン２２５に１つのポイントで触れた状況において有効であるが、同時マルチタッチを検出するには別の技術を用いなければならない。同時マルチタッチの位置を検出する場合のタッチスクリーンドライバ２７５の動作について、図１０〜図１７に関連して以下に詳細に説明する。

図１０は、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図である。特に、図に示すタッチスクリーン２２５はタッチスクリーンドライバ２７５とともに使用されるものであり、タッチポイント３００，３０２において同時に触れられている。この実施形態において、位置信号２１４は、中心点３０４のｘ座標とｙ座標を表すＸ位置とＹ位置を示す。この例において、中心点３０４はタッチポイント３００，３０２の重心であるが、他の中心点も同様に検出され得る。

動作時、コントローラモジュール２１０は、入出力ポート２０６を駆動するように、並びにＹ＋ポートとＹ−ポートから複数の出力信号２１７を生成するように入出力モジュール２０４に命令する第１制御信号２１２を生成する。またコントローラモジュール２１０は、入出力ポート２０８を駆動するように、並びにＸ＋ポートとＸ−ポートから複数の第２出力信号２１７を生成するように入出力モジュール２０４に命令する第２制御信号２１２を生成する。次いでコントローラモジュール２１０は、複数の第１出力信号の平均に基づきＹ位置を生成し、複数の第２出力信号の平均に基づきＸ位置を生成する。

たとえば、コントローラモジュール２１０からの制御信号に応じて、入出力モジュール２０４はＹ＋の電圧または電流を生じさせて、Ｙ−を接地する。入出力モジュール２０４はＸ＋とＸ−の両方の電圧を読み込む。次いでコントローラモジュール２１０は、Ｘ＋の電圧とＸ−の電圧の平均に基づき、中心点３０４のＹ位置を決定できる。同様に、コントローラモジュール２１０からの制御信号に応じて、入出力モジュール２０４はＸ＋の電圧または電流を生じさせて、Ｘ−を接地する。入出力モジュール２０４はＹ＋とＹ−の両方の電圧を読み込む。次いでコントローラモジュール２１０は、Ｙ＋の電圧とＹ−の電圧の平均に基づき、中心点３０４のＸ位置を決定できる。これは中心点３０４の位置がどのように検出できるかについての一例にすぎないことに留意されたい。他の実施形態において、入出力モジュール２０４は電圧または電流を生じさせてもよく、正極、負極、または両極を駆動してもよく、他のポートの正極と負極の他の電気的特性などを測定してもよい。

図１１は、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図である。特に、図に示すタッチスクリーン２２５は、タッチスクリーンドライバ２７５とともに使用されるものであり、タッチポイント３００，３０２において同時に触れられている。この実施形態において、位置信号２１４は、タッチポイント３００，３０２間の距離を表すＸ距離３１０とＹ距離３１２とを含む。この例においてはタッチポイント３００，３０２間の距離を表すのにデカルト（Ｃａｒｔｅｓｉａｎ）距離を用いるが、代替実施形態において、２つのタッチポイント間の直線距離または他の距離尺度を同様に用いてよい。

本発明の実施形態において、位置信号２１４は、Ｘ距離３１０とＹ距離３１２とを示す。動作時、コントローラモジュール２１０は、入出力ポート２０６を駆動するように、並びに入出力ポート２０６から１つの第１出力信号２１７を生成するように入出力モジュール２０４に命令する第１制御信号２１２を生成する。またコントローラモジュール２１０は、入出力ポート２０８を駆動するように、並びに入出力ポート２０８から１つの第２出力信号２１７を生成するように入出力モジュール２０４に命令する第２制御信号２１２を生成する。次いでコントローラモジュール２１０は、第１出力信号２１７に基づきＸ距離３１０を生成し、第２出力信号２１７に基づきＹ距離３１２を生成する。中心点３０４、Ｘ距離３１０、およびＹ距離３１２の測定は、ともにワンパスで行えることに留意されたい。たとえば、入出力モジュール２０４は、Ｙ＋ポート／Ｙ−ポートを駆動して中心点３０４のｙ座標とＹ距離３１２とを測定することができ、次いでＸ＋ポート／Ｘ−ポートを駆動して中心点３０４のｘ座標とＸ距離３１０とを測定することができる。

たとえば、第１出力信号２１７は入出力ポート２０６におけるインピーダンスに対応してもよく、第２出力信号は入出力ポート２０８におけるインピーダンスに対応してもよい。これらのインピーダンスは、電流を生じさせて電圧を測定すること、電圧を生じさせて電流を測定することなどによって生成されてもよい。コントローラモジュール２０４は、第１出力信号の線形関数または非線形関数に基づきＸ距離を、第２出力信号の線形関数または非線形関数に基づきＹ距離を順次生成する。Ｘ＋／Ｘ−のインピーダンスはＸ距離の単調減少関数であり、Ｙ＋／Ｙ−のインピーダンスはＹ距離の単調減少関数であることに留意されたい。Ｘ距離とＹ距離は、アルゴリズムもしくは他の計算、有限要素モデル、区分線形モジュール、ルックアップテーブルに基づき決定されてもよく、あるいはタッチスクリーン２２５のＸ寸法とＹ寸法の両方について、タッチポイント３００，３０２の測定可能な値間の実際の距離に、測定したインピーダンスを相関させる他の技術に基づき決定されてもよい。この例においてはインピーダンスを用いているが、代替として他の電気的特性（たとえば、電流や電圧）をそのまま用いてタッチポイント３００，３０２間の距離を検出してもよい。また上記の技術は、Ｘ＋／Ｘ−のインピーダンスに基づきＸ距離３１０を生成し、Ｙ＋／Ｙ−のインピーダンスに基づきＹ距離３１２を生成するものであるが、これらの距離それぞれについてＸ＋／Ｘ−のインピーダンスとＹ＋／Ｙ−のインピーダンスとの両方を用いることによって、これらの測定の精度を向上させてもよい。特に、Ｘ距離３１０を、Ｘ＋／Ｘ−のインピーダンスとＹ＋／Ｙ−のインピーダンスとの両方の線形関数または非線形関数として決定してもよく、Ｙ距離３１２を、Ｘ＋／Ｘ−のインピーダンスとＹ＋／Ｙ−のインピーダンスとの両方の線形関数または非線形関数として決定してもよい。

この技術は、不正なタッチ（たとえば、幅の大きすぎるタッチ、不測のタッチ、またはタッチペンもしくは他の適切なポインティングデバイス以外の物によるタッチスクリーンへの接触）を拒絶するのに使用できることに留意されたい。特に、Ｘ距離および／またはＹ距離を、１つの閾値または許容不可能なタッチ幅に対応する互いに異なるＸ閾値およびＹ閾値と比較してもよい。Ｘ距離またはＹ距離と対応する閾値との比較が好ましくない場合（たとえば、これらの距離のいずれかが大きすぎる場合）、タッチは拒絶され得る。同様に、この目的のためにＸ＋／Ｘ−のインピーダンスとＹ＋／Ｙ−のインピーダンスとをそのまま用いて、対応するインピーダンス閾値と比較してもよい。これらのインピーダンスのいずれかと対応する閾値との比較が好ましくない場合（たとえば、これらのインピーダンスのいずれかが小きすぎる場合）、タッチは拒絶され得る。

図１２は、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンの概略図である。特に、図に示すタッチスクリーン２２５は、タッチスクリーンドライバ２７５とともに使用されるものであり、タッチポイント３００，３０２において同時に触れられている。この実施形態において、位置信号２１４は、タッチポイント３００，３０２のｘ座標とｙ座標を示す。デカルト座標が記載されているが、タッチポイント３００，３０２のタッチ位置を示すのに他の座標系を同様に用いてよい。

本発明の一実施形態において、検出位置は、タッチポイント３００，３０２に対応する位置を含む。図１０に関連して記載するように、動作時、コントローラモジュール２１０は、中心（たとえば、中心３０４の座標）を決定する。コントローラモジュール２１０はまた、タッチポイント３００，３０２間の距離（たとえば、図１１に関連して記載するＸ距離３１０やＹ距離３１２）を決定する。この情報によって、可能なタッチポイントは（３００と３０２）または（３２０と３２４）、すなわちボックス３０６の対向する頂点に絞り込まれる。コントローラ２１０は、決定した中心および距離に基づき、更にタッチポイント３００を含む候補ポイント（ボックス３０６の対向する頂点の組）を決定する明確化処置に基づき、タッチ３００の位置を生成する。同様に、コントローラモジュール２１０は、決定した中心および距離に基づき、更に該明確化処置に基づきタッチ３０２の位置を決定する。

たとえば、図１０と図１１に関連して記載するように、中心３０４とボックス３０６の頂点間の距離とを決定した後、コントローラモジュール２１０は、２つのタッチポイントの候補ポイント３２０，３２４と候補ポイント３２２，３２６とを生成する。明確化処置は、スクリーンの角部のインピーダンスを決定することによって、この場合、インピーダンス（たとえば、Ｘ＋／Ｙ−間、Ｘ−／Ｙ−間、Ｙ＋／Ｘ−間、および／またはＸ＋／Ｙ＋間のインピーダンス）を検知することによって、タッチポイント３００，３０２の位置を検出できる。たとえば、図に示すタッチポイント３０２の場合、Ｘ−／Ｙ−のインピーダンスは、Ｙ−／Ｘ＋のインピーダンスまたはＹ＋／Ｘ−のインピーダンスのいずれかよりも低くなり、候補ポイント３２２が、候補ポイント３２０または３２４ではなくタッチポイント３０２の位置であることを示している。同様に、Ｘ＋／Ｙ＋のインピーダンスは、Ｙ−／Ｘ＋のインピーダンスまたはＹ＋／Ｘ−のインピーダンスのいずれかよりも低くなり、候補ポイント３２６が、候補ポイント３２０または３２４ではなくタッチポイント３０２の位置であることを示している。

１つの可能な明確化処置において、コントローラモジュール２１０は、入出力ポートＸ＋または入出力ポートＸ−のうちの１つと、入出力ポートＹ＋または入出力ポートＹ−のうちの１つとの間のインピーダンスに基づき、第１出力信号２１７を生成するように入出力モジュール２０４に命令する。またコントローラモジュール２１０は、（ａ）第１出力信号の生成用に選択されているＸ入出力ポート（Ｘ＋もしくはＸ−）と、第１出力信号の生成用には選択されていないＹ入出力ポート（Ｙ＋もしくはＹ−）との間のインピーダンスと、（ｂ）第１出力信号の生成用には選択されていないＸ入出力ポート（Ｘ＋もしくはＸ−）と、第１出力信号の生成用に選択されているＹ入出力ポート（Ｙ＋もしくはＹ−）との間のインピーダンスとのいずれかに基づき第２出力信号２１７を生成するように、入出力モジュール２０４に命令する。次いでこれらの第１出力信号と第２出力信号との比較を行い、第１出力信号の比較が好ましいか好ましくないか（たとえば、第２出力信号よりも小さいか大さいか）に基づき、タッチポイント３００，３０２に対応する候補ポイント（この場合、候補ポイント３２２，３２６）を決定する。

上記の明確化処置では２つの角部のインピーダンスに対応する出力信号を比較するが、同様に、４つの角部のインピーダンスをすべて計算してもよい。対向するコーナー部の計算値は追加または平均化され、各対の合計値または平均値は、他方の対の合計値または平均値と同様に比較され、明確化処置において使用されてもよい。代替としては、タッチポイントのうちの１つの位置を検出することによって、ボックス３０６の対向する頂点の候補ポイントとして、他のタッチポイントの位置が検出される。これらのインピーダンスは、電流を生じさせて電圧を測定すること、電圧を生じさせて電流を測定することなどによって測定されてもよい。この例においてはインピーダンスを用いているが、代替として他の電気的特性（たとえば、電流や電圧）をそのまま用いてタッチポイント３００，３０２間の距離を検出してもよい。

図１３は、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンのマルチタッチ間の時間的関係を示すタイミング図である。特に、タッチスクリーン（たとえば、タッチスクリーン２００）上で２つのポイントに触れるような幾つかの状況においては、これらのポイントのうちの一方に触れてから他方のポイントに触れる。図１３のタイミング図は、第１のタッチ３２８（たとえば、タッチポイント３００）は、時間ｔ_１で開始して時間ｔ_３で終了すること、並びに第２のタッチ３３０（たとえば、タッチポイント３０２）は、時間ｔ_２で開始して時間ｔ_４で終了することを示す。タッチスクリーンドライバ２７５は、第２のタッチ３３０が時間ｔ_２において開始する前に第１のタッチ３２８を検出するように代替の方法で動作してもよい。この駆動モードにおいて、タッチスクリーンドライバ２７５は、図９に関連して説明するように動作して、シングルタッチとしての第１タッチ３２８の位置を検出してもよい。次いで、第２タッチ３３０がｔ_２において生じると、図１０と図１１に関連して説明するように、タッチの中心点とタッチ間の距離とを２つのタッチについて決定できる。第１のタッチ３２８の位置が既に決定されているため、コントローラモジュール２１０は、図１２に示す明確化処置を実行せず、ボックス３０６の頂点（第１のタッチ３２８に対向する頂点）として第２タッチ３３０の位置を決定することができる。

本発明の一実施形態において、入出力モジュール２０４は、タッチスクリーン２００の複数の入出力ポートのうちの少なくとも１つに、複数の入力信号を供給し、少なくとも１つの制御信号２１２に従い、複数の入力信号に応じて複数の出力信号２１７を生成する。コントローラモジュール２１０は、少なくとも１つの制御信号２１２を生成し、第１のタッチ３２８の位置を表す第１位置信号２１４と、第２のタッチ３３０を表す第２位置信号２１４とを生成する。上記のように、第１のタッチ３２８は第２のタッチ３３０の開始前に始まり、第１のタッチ３２８は第２のタッチ３３０の少なくとも一部において継続している。またコントローラモジュール２１０は、第２のタッチ３３０の開始前に生成された複数の出力信号２１７のうちの第１出力信号に基づき、第１位置信号２１４を生成する。またコントローラモジュール２１０は、第２のタッチ３３０の開始後に生成された複数の出力信号２１７のうちの第２出力信号に基づき、第２位置信号２１４を生成する。

抵抗膜方式タッチスクリーン（たとえば、タッチスクリーン２２５）における複数のタッチの時間的検出を用いる場合を中心に説明してきたが、本発明の一実施形態に係るタッチスクリーンドライバ２７５において、静電容量式タッチスクリーン２００の可能なタッチポイントの複数組を明確化するために、代替として時間的検出を用いてもよい。静電容量式タッチスクリーンを適用する場合、この時間的検出を２タッチ〜３タッチまたはそれ以上のタッチに拡大適用してもよい。

また本発明は、タッチスクリーンの２つの同時タッチポイントの検出に主眼を置いているが、本明細書に記載する技術を、タッチスクリーン２００または２２５の３つ以上のタッチポイントの検出に同様に適用してもよい。

４線式タッチスクリーン構成の回路実装について説明してきたが、タッチ要素２５０と表示要素２５２との両方において別個のｘ軸とｙ軸を備える代替のタッチスクリーン構成（たとえば、８線式構成）において、ｘ軸とｙ軸への入力信号を同時に供給してもよい。

図１４〜図１７には、図１〜図１３に関連して説明する本発明の１つ以上の機能と特徴に関連して用いられる方法を示す。
図１４は、本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャートである。ステップＳ４００において、少なくとも１つの入力信号を、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の入出力ポートのうちの少なくとも１つに対して生成する。ステップＳ４０２において、少なくとも１つの入力信号に応じて、少なくとも１つの出力信号を生成する。ステップＳ４０４において、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチに従い検出位置を表す位置信号を、少なくとも１つの出力信号に基づき生成する。

本発明の一実施形態において、検出位置は、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチの中心に対応する。位置信号はＸ位置とＹ位置を含んでもよく、複数の入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートを含んでもよい。ステップＳ４００は、複数のＸパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第１入力信号を生成することを含んでもよく、ステップＳ４０２は、複数のＹパネルポートから複数の第１出力信号を生成することを含んでもよい。ステップＳ４００は、複数のＹパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第２入力信号を生成することを更に含んでもよく、ステップＳ４０２は、複数のＸパネルポートから複数の第２出力信号を生成することを更に含んでもよい。ステップＳ４０４は、複数の第１出力信号の平均に基づきＸ位置を生成すること、並びに複数の第２出力信号の平均に基づきＹ位置を生成することを更に含んでもよい。

本発明の一実施形態において、検出位置は、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチ間の距離に対応する。位置信号はＸ距離とＹ距離を含んでもよく、複数の入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含んでもよい。ステップＳ４００は、複数のＸパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第１入力信号を生成することを含んでもよく、ステップＳ４０２は、複数のＸパネルポートのうちの少なくとも１つから、１つの第１出力信号を生成することを含んでもよい。ステップＳ４０４は、複数のＹパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第２入力信号を生成することを更に含んでもよく、ステップＳ４０２は、複数のＹパネルポートのうちの少なくとも１つから、１つの第２出力信号を生成することを更に含んでもよい。ステップＳ４０４は、第１出力信号に基づきＸ距離を生成すること、並びに第２出力信号に基づきＹ距離を生成することを含んでもよい。またステップＳ４０４は、第１出力信号と第２出力信号とに基づきＸ距離を生成すること、並びに第１出力信号と第２出力信号とに基づきＹ距離を生成することを含んでもよい。

第１出力信号は、複数のＸパネルポートにおけるインピーダンスに対応してもよく、第２出力信号は、複数のＹパネルポートにおけるインピーダンスに対応してもよい。Ｘ距離の生成は、第１出力信号および／または第２出力信号の線形関数または非線形関数に基づきＸ距離を生成することを含んでもよく、また、Ｙ距離の生成は、第１出力信号および／または第２出力信号の線形関数または非線形関数に基づきＹ距離を生成することを含んでもよい。

本発明の一実施形態において、検出位置は、複数の同時タッチのうちの第１のタッチの位置と、複数の同時タッチのうちの第２のタッチの位置とを含む。ステップＳ４０４は、第１のタッチおよび第２のタッチの間の中心を生成することと、第１のタッチおよび第２のタッチの間の距離を生成することと、該中心と該距離に基づき、更に明確化処置に基づき第１のタッチの位置を生成することと、該中心と該距離に基づき、更に明確化処置に基づき第２のタッチの位置を決定することとを含んでもよい。

複数の入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含んでもよく、ステップＳ４０２は、複数のＸパネルポートのうちの第１ポートと、複数のＹパネルポートのうちの第２ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの第１出力信号を生成することを含んでもよい。ステップＳ４０２は、（ａ）複数のＸパネルポートのうちの第１ポートと複数のＹパネルポートのうちの第３ポートとの間のインピーダンスに基づき、第２出力信号を生成することと、（ｂ）複数のＸパネルポートのうちの第３ポートと複数のＹパネルポートのうちの第２ポートとの間のインピーダンスに基づき、第２出力信号を生成することとのうちの少なくとも１つを更に含んでもよい。

上記の明確化処置は、第１のタッチの位置の第１の候補および第２の候補を生成することと、第１出力信号と第２出力信号との比較を行うことと、第１出力信号と第２出力信号との比較が好ましくない場合に第１のタッチの位置についての第１の候補を選択することと、第１出力信号と第２出力信号との比較が好ましい場合に第１のタッチの位置についての第２の候補を選択することとを含んでもよい。上記の明確化は、第２のタッチの位置についての第３の候補および第４の候補を生成することと、第１出力信号と第２出力信号との比較を行うことと、第１出力信号と第２出力信号との比較が好ましくない場合に第２のタッチの位置についての第３の候補を選択することと、第１出力信号と第２出力信号との比較が好ましい場合に第２のタッチの位置についての第４の候補を選択することとを更に含んでもよい。

本発明の一実施形態において、明確化処置は、Ｘ＋ポートとＹ−ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの第１出力信号を生成することと、Ｘ−ポートとＹ＋ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの第２出力信号を生成することと、Ｘ＋ポートとＹ＋ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの第３出力信号を生成することと、Ｘ−ポートとＹ−ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの第４出力信号を生成することとを含む。第１出力信号と第２出力信号との合計値に基づき、第１の合計値を生成し、第３出力信号と第４出力信号との合計値に基づき、第２の合計値を生成する。第１のタッチの位置についての第１の候補および第２の候補を生成する。第１の合計値と第２の合計値との比較を行う。第１の合計値と第２の合計値との比較が好ましくない場合、第１のタッチの位置についての第１の候補を選択する。第１の合計値と第２の合計値との比較が好ましい場合、第１のタッチの位置についての第２の候補を選択する。

図１５は、本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャートである。特に、タッチスクリーンに用いられる方法を示すが、このタッチスクリーンは、抵抗膜方式タッチスクリーン、静電容量式タッチスクリーン、またはタッチスクリーンの第１のタッチとタッチスクリーンの第２のタッチとの位置を検出するための他のタッチスクリーンであってもよい。この場合、第１のタッチはタッチスクリーンの第２のタッチの前に開始し、第１のタッチは第２のタッチの少なくとも一部において継続している。ステップＳ５００において、第２のタッチの開始前に、タッチスクリーンの第１のタッチの位置を表す第１の位置信号を生成する。

図１６は、本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャートである。特に、図１５に示す方法に関連して用いられる随意のステップを示す。ステップＳ５０２において、第２のタッチの開始後および第１のタッチの継続中に、第２のタッチの位置を表す１つの第２の位置信号を生成する。

図１７は、本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャートである。特に、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを備えるタッチスクリーンのタッチを拒絶するために、該タッチスクリーンに用いられる方法を示す。ステップＳ５１０において、複数のＸパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第１入力信号を生成する。ステップＳ５１２において、複数のＸパネルポートのうちの少なくとも１つから、１つの第１出力信号を生成する。ステップＳ５１４において、複数のＹパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第２入力信号を生成する。ステップＳ５１６において、複数のＹパネルポートのうちの少なくとも１つから、１つの第２出力信号を生成する。ステップＳ５１８において、第１出力信号と第１の閾値との比較を行う。第１信号と第１の閾値との比較が好ましくない場合、ステップＳ５２０に示すようにタッチは拒絶される。ステップＳ５２２において、第２出力信号と第２の閾値との比較を行う。第２信号と第２の閾値との比較が好ましくない場合、ステップＳ５２４においてタッチは拒絶される。

本発明の回路の一実施形態において、０．５０μｍ以下のＣＭＯＳ技術を用いた様々な回路部品が実装される。他の回路技術の場合、本発明の広い範囲において、集積型または非集積型のいずれを用いてもよい。

本明細書に記載の実施形態の様々な要素とモジュールは、コンピュータプロセッサ上で動作するソフトウェアプログラムとして実装されてもよい。本発明のソフトウェア実装は、有形記憶媒体（たとえば、磁気ディスクまたは光ディスク、リードオンリーメモリまたはランダムアクセスメモリ）に保存されてもよく、製品として製造されてもよいことにも留意されたい。

当業者に理解されるように、本明細書において使用する「略」または「約」などの語は、対応する語および／またはアイテム間の相関性に対する産業上の許容値を表す。このような産業上の許容値は１パーセント未満〜２０パーセントに及び、これらに限定されないが、部品値、集積回路プロセス変動、温度変化、起動時間と終了時間、および／または熱雑音に対応する。アイテム間のこのような相対性は、数パーセントの差異から大きな差異に及ぶ。また当業者に理解されるように、本明細書において使用し得る「接続される（た）」という文言は、直接接続、および別の部品、要素、回路、またはモジュールを介する間接接続を含む。間接接続について、介在する部品、要素、回路、またはモジュールによって、信号情報は変更されないが、電流レベル、電圧レベル、および／または電力レベルは調節され得る。また当業者に理解されるように、推定接続（すなわち、推定によって１つの要素が別の要素に接続される）は、「接続される」として同様に、２つの要素間における直接接続と間接接続を含む。また当業者に理解されるように、本明細書において使用し得る「比較が好ましい」という文言は、複数の要素間、アイテム間、信号間などの比較によって所望の関係がもたらされることを表す。たとえば、信号１は信号２よりも大きいことが所望の関係であるとき、信号１が信号２よりも大きい場合、または信号２が信号１よりも小さい場合に好ましい比較がなされ得る。

モジュールという語を本発明の様々な実施形態の記載において用いる場合、モジュールは、１つ以上のモジュール機能（たとえば、出力信号を生成するための入力信号処理）を実行するハードウェア、ソフトウェア、および／またはファームウェアにおいて実装される機能ブロックを含む。本明細書において使用するように、モジュールは、モジュールとして機能するサブモジュールを含んでもよい。

上記のように、タッチスクリーンドライバを実装するための装置および方法、並びに好ましい実施形態を含む幾つかの実施形態を本明細書に記載した。本明細書に記載した本発明の様々な実施形態は、従来技術とは異なる本発明の特徴を有する。

開示の発明は数々の方法において変更可能であること、並びに特に上記の好ましい形式以外の数々の実施形態を仮定し得ることは当業者に明らかであろう。したがって、本発明の真の精神および範囲内となる本発明のすべての変形例が、添付の特許請求の範囲によって包含されるものとする。

Claims (25)

1. 抵抗膜方式タッチスクリーンとともに使用されるタッチスクリーンドライバにおいて、
   前記抵抗膜方式タッチスクリーンに接続された入出力モジュールであって、該入出力モジュールは、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の入出力ポートのうちの少なくとも１つに少なくとも１つの入力信号を供給するとともに、少なくとも１つの前記入力信号に応じて、少なくとも１つの制御信号に従い、少なくとも１つの出力信号を生成する、前記入出力モジュールと、
   前記入出力モジュールに接続されたコントローラモジュールであって、該コントローラモジュールは、少なくとも１つの制御信号を生成するとともに、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチに従い検出位置を表す位置信号を生成する、前記コントローラモジュールと、
   を含む、タッチスクリーンドライバ。
2. 前記検出位置は、前記抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチの中心に対応する、請求項１に記載のタッチスクリーンドライバ。
3. 前記位置信号はＸ位置とＹ位置とを含み、前記複数の入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含み、少なくとも１つの前記制御信号は、第１制御信号と第２制御信号とを含み、少なくとも１つの前記出力信号は、複数の第１出力信号と複数の第２出力信号とを含み、
   前記コントローラモジュールは、
   複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するように、且つ複数の前記Ｙパネルポートから複数の前記第１出力信号を生成するように前記入出力モジュールに命令する第１制御信号を生成することと、
   複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するように、且つ複数の前記Ｘパネルポートから複数の前記第２出力信号を生成するように前記入出力モジュールに命令する前記第２制御信号を生成することと、
   複数の前記第１出力信号の平均に基づき前記Ｙ位置を生成することと、
   複数の前記第２出力信号の平均に基づき前記Ｘ位置を生成することと、
   によって前記位置信号を生成する、請求項２に記載のタッチスクリーンドライバ。
4. 前記検出位置は、前記抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチ間の距離に対応する、請求項１に記載のタッチスクリーンドライバ。
5. 前記位置信号はＸ距離とＹ距離とを含み、複数の前記入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含み、少なくとも１つの前記制御信号は、第１制御信号と第２制御信号とを含み、少なくとも１つの前記出力信号は、１つの第１出力信号と１つの第２出力信号とを含み、
   前記コントローラモジュールは、
   複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するように、且つ複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つから前記第１出力信号を生成するように前記入出力モジュールに命令する前記第１制御信号を生成することと、
   複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するように、且つ複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つから前記第２出力信号を生成するように前記入出力モジュールに命令する前記第２制御信号を生成することと、
   前記第１出力信号に基づき前記Ｘ距離を生成することと、
   前記第２出力信号に基づき前記Ｙ距離を生成することと、
   によって前記位置信号を生成する、請求項４に記載のタッチスクリーンドライバ。
6. 前記第１出力信号は、複数の前記Ｘパネルポートにおけるインピーダンスに対応し、前記第２出力信号は、複数の前記Ｙパネルポートにおけるインピーダンスに対応し、前記コントローラモジュールは、前記第１出力信号と前記第２出力信号との関数に基づき前記Ｘ距離を生成し、前記コントローラモジュールは、前記第１出力信号と前記第２出力信号との関数に基づき前記Ｙ距離を生成する、請求項５に記載のタッチスクリーンドライバ。
7. 前記検出位置は、複数の同時タッチのうちの第１のタッチの位置と複数の同時タッチのうちの第２のタッチの位置とを含み、
   前記コントローラモジュールは、
   前記第１のタッチおよび前記第２のタッチの間の中心を生成することと、
   前記第１のタッチおよび前記第２のタッチの間の距離を生成することと、
   前記中心および前記距離に基づき、更に明確化処置に基づき前記第１のタッチの位置を生成することと、
   前記中心および前記距離に基づき、更に明確化処置に基づき前記第２のタッチの位置を決定することと、
   によって前記検出位置を生成する、請求項１に記載のタッチスクリーンドライバ。
8. 複数の前記入出力ポートは、複数の前記Ｘパネルポートと複数の前記Ｙパネルポートとを含み、少なくとも１つの前記制御信号は、第１制御信号と第２制御信号とを含み、少なくとも１つの前記出力信号は、１つの第１出力信号と１つの第２出力信号とを含み、
   前記コントローラモジュールによって実行される前記明確化処置は、
   複数の前記Ｘパネルポートのうちの第１ポートと複数の前記Ｙパネルポートのうちの第２ポートとの間のインピーダンスに基づき、前記第１出力信号を生成することを含み、更に、
   複数の前記Ｘパネルポートのうちの第１ポートと複数の前記Ｙパネルポートのうちの第３ポートとの間のインピーダンスに基づき、前記第２出力信号を生成することと、
   複数の前記Ｘパネルポートのうちの第３ポートと複数の前記Ｙパネルポートのうちの第２ポートとの間のインピーダンスに基づき、前記第２出力信号を生成することと、
   のうちの少なくとも１つを更に含む、請求項７に記載のタッチスクリーンドライバ。
9. 前記コントローラモジュールによって実行される前記明確化処置は、
   前記第１のタッチの位置の第１の候補および第２の候補を生成することと、
   前記第１出力信号と前記第２出力信号との比較を行うことと、
   前記第１出力信号と前記第２出力信号との比較が好ましくない場合に前記第１のタッチの位置についての前記第１の候補を選択することと、
   前記第１出力信号と前記第２出力信号との比較が好ましい場合に前記第１のタッチの位置についての前記第２の候補を選択することと、
   を更に含む、請求項８に記載のタッチスクリーンドライバ。
10. 複数の前記入出力ポートは、Ｘ＋ポートと、Ｘ−ポートと、Ｙ＋ポートと、Ｙ−ポートとを含み、少なくとも１つの前記出力信号は、１つの第１出力信号と、１つの第２出力信号と、１つの第３出力信号と、１つの第４出力信号とを含み、
    前記コントローラモジュールによって実行される前記明確化処置は、
    前記Ｘ＋ポートと前記Ｙ−ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第１出力信号を生成することと、
    前記Ｘ−ポートと前記Ｙ＋ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第２出力信号を生成することと、
    前記Ｘ＋ポートと前記Ｙ＋ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第３出力信号を生成することと、
    前記Ｘ−ポートと前記Ｙ−ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第４出力信号を生成することと、
    前記第１出力信号と前記第２出力信号との合計値に基づき、第１の合計値を生成することと、
    前記第３出力信号と前記第４出力信号との合計値に基づき、第２の合計値を生成することと、
    前記第１のタッチの位置についての第１の候補および第２の候補を生成することと、
    前記第１の合計値と前記第２の合計値との比較を行うことと、
    前記第１の合計値と前記第２の合計値との比較が好ましくない場合に前記第１のタッチの位置についての前記第１の候補を選択することと、
    前記第１の合計値と前記第２の合計値との比較が好ましい場合に前記第１のタッチの位置についての前記第２の候補を選択することと、
    を含む、請求項７に記載のタッチスクリーンドライバ。
11. タッチスクリーンとともに使用されるタッチスクリーンドライバにおいて、
    前記タッチスクリーンに接続された入出力モジュールであって、該入出力モジュールは、タッチスクリーンの複数の入出力ポートのうちの少なくとも１つに複数の入力信号を供給し、且つ少なくとも１つの制御信号に従い、複数の前記入力信号に応じて複数の出力信号を生成する、前記入出力モジュールと、
    前記入出力モジュールに接続されたコントローラモジュールであって、該コントローラモジュールは、少なくとも１つの制御信号を生成するとともに、前記タッチスクリーンの第１のタッチの位置を表す第１位置信号と、前記タッチスクリーンの第２のタッチを表す第２位置信号とを生成し、前記第１のタッチは前記第２タッチの開始前に始まり、前記第１のタッチは前記第２のタッチの少なくとも一部において継続し、前記コントローラモジュールは、前記第２のタッチの開始前に生成された複数の前記出力信号のうちの第１出力信号に基づき、前記第１位置信号を生成する、前記コントローラモジュールと、
    を含む、タッチスクリーンドライバ。
12. 前記コントローラモジュールは、前記第２のタッチの開始後に生成された複数の前記出力信号のうちの第２出力信号に基づき、前記第２位置信号を生成する、請求項１１に記載のタッチスクリーンドライバ。
13. 抵抗膜方式タッチスクリーンとともに使用される方法であって、
    前記抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の入出力ポートのうちの少なくとも１つに対し、少なくとも１つの入力信号を生成する工程と、
    少なくとも１つの前記入力信号に応じて少なくとも１つの出力信号を生成する工程と、
    前記抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチに従い検出位置を表す位置信号を、少なくとも１つの前記出力信号に基づき生成する工程と、
    を含む、方法。
14. 前記検出位置は、前記抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチの中心に対応する、請求項１３に記載の方法。
15. 前記位置信号はＸ位置とＹ位置とを含み、複数の前記入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含み、
    少なくとも１つの入力信号を生成する工程は、複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第１入力信号を生成する工程を含み、少なくとも１つの出力信号を生成する工程は、複数の前記Ｙパネルポートから複数の第１出力信号を生成する工程を含み、
    少なくとも１つの前記入力信号を生成する工程は、複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第２入力信号を生成する工程を更に含み、少なくとも１つの出力信号を生成する工程は、複数の前記Ｘパネルポートから複数の第２出力信号を生成する工程を更に含み、
    前記位置信号を生成する工程は、
    複数の前記第１出力信号の平均に基づき前記Ｘ位置を生成する工程と、
    複数の前記第２出力信号の平均に基づき前記Ｙ位置を生成する工程と、
    を含む、請求項１３に記載の方法。
16. 前記検出位置は、抵抗膜方式タッチスクリーンの複数の同時タッチ間の距離に対応する、請求項１３に記載の方法。
17. 前記位置信号はＸ距離とＹ距離とを含み、複数の前記入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含み、
    前記少なくとも１つの入力信号を生成する工程は、複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第１入力信号を生成する工程を含み、少なくとも１つの出力信号を生成する工程は、複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つから１つの第１出力信号を生成する工程を含み、
    前記少なくとも１つの入力信号を生成する工程は、複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第２入力信号を生成する工程を更に含み、少なくとも１つの出力信号を生成する工程は、複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つから１つの第２出力信号を生成する工程を更に含み、
    前記位置信号を生成する工程は、
    前記第１出力信号に基づき前記Ｘ距離を生成する工程と、
    前記第２出力信号に基づき前記Ｙ距離を生成する工程と、
    を含む、請求項１６に記載の方法。
18. 前記第１出力信号は、複数の前記Ｘパネルポートにおけるインピーダンスに対応し、前記第２出力信号は、複数の前記Ｙパネルポートにおけるインピーダンスに対応し、前記Ｘ距離を生成する工程は、前記第１出力信号と前記第２出力信号との関数に基づき前記Ｘ距離を生成する工程を含み、前記コントローラモジュールは、前記第１出力信号と前記第２出力信号との関数に基づき前記Ｙ距離を生成する、請求項１７に記載の方法。
19. 前記検出位置は、複数の同時タッチのうちの第１のタッチの位置と、複数の同時タッチのうちの第２のタッチの位置とを含み、
    前記位置信号を生成する工程は、
    前記第１のタッチおよび前記第２のタッチの間の中心を生成する工程と、
    前記第１のタッチおよび前記第２のタッチの間の距離を生成する工程と、
    前記中心および前記距離に基づき、更に明確化処置に基づき前記第１のタッチの位置を生成する工程と、
    前記中心および前記距離に基づき、更に明確化処置に基づき前記第２のタッチの位置を生成する工程と、
    を含む、請求項１３に記載の方法。
20. 複数の前記入出力ポートは、複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含み、
    少なくとも１つの前記出力信号を生成する工程は、複数の前記Ｘパネルポートのうちの第１のポートと複数の前記Ｙパネルポートのうちの第２のポートとの間のインピーダンスに基づき、第１出力信号を生成する工程を含み、
    前記少なくとも１つの出力信号を生成する工程は、
    複数の前記Ｘパネルポートのうちの第１ポートと複数の前記Ｙパネルポートのうちの第３ポートとの間のインピーダンスに基づき、前記第２出力信号を生成する工程と、
    複数の前記Ｘパネルポートのうちの第３ポートと複数の前記Ｙパネルポートのうちの第２ポートとの間のインピーダンスに基づき、前記第２出力信号を生成する工程と、
    のうちの少なくとも１つを更に含む、請求項１９に記載の方法。
21. 前記明確化処置は、
    前記第１のタッチの位置についての第１の候補および第２の候補を生成する工程と、
    前記第１出力信号と前記第２出力信号との比較を行う工程と、
    前記第１出力信号と前記第２出力信号との比較が好ましくない場合に前記第１のタッチの位置についての前記第１の候補を選択する工程と、
    前記第１出力信号と前記第２出力信号との比較が好ましい場合に前記第１のタッチの位置についての前記第２の候補を選択する工程と、
    を含む、請求項２０に記載の方法。
22. 複数の前記入出力ポートは、Ｘ＋ポートと、Ｘ−ポートと、Ｙ＋ポートと、Ｙ−ポートとを含み、少なくとも１つの前記出力信号は、１つの第１出力信号と、１つの第２出力信号と、１つの第３出力信号と、１つの第４出力信号とを含み、
    前記明確化処置は、
    前記Ｘ＋ポートと前記Ｙ−ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第１出力信号を生成する工程と、
    前記Ｘ−ポートと前記Ｙ＋ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第２出力信号を生成する工程と、
    前記Ｘ＋ポートと前記Ｙ＋ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第３出力信号を生成する工程と、
    前記Ｘ−ポートと前記Ｙ−ポートとの間のインピーダンスに基づき、１つの前記第４出力信号を生成する工程と、
    前記第１出力信号と前記第２出力信号との合計値に基づき、第１の合計値を生成する工程と、
    前記第３出力信号と前記第４出力信号との合計値に基づき、第２の合計値を生成する工程と、
    前記第１のタッチの位置についての第１の候補および第２の候補を生成する工程と、
    前記第１の合計値と前記第２の合計値との比較を行う工程と、
    前記第１の合計値と前記第２の合計値との比較が好ましくない場合に前記第１のタッチの位置についての前記第１の候補を選択する工程と、
    前記第１の合計値と前記第２の合計値との比較が好ましい場合に前記第１のタッチの位置についての前記第２の候補を選択する工程と、
    を含む、請求項１９に記載の方法。
23. タッチスクリーンの第１のタッチとタッチスクリーンの第２のタッチとの位置を検出するためにタッチスクリーンとともに使用される方法であり、前記第１のタッチは前記タッチスクリーンの前記第２のタッチの前に開始し、前記第１のタッチは前記第２のタッチの少なくとも一部において継続している方法であって、
    前記第２のタッチの開始前に、前記タッチスクリーンの前記第１のタッチの位置を表す第１位置信号を生成する工程を含む、方法。
24. 前記第２のタッチの開始後および前記第１のタッチの継続中に、前記第２のタッチの位置を表す１つの第２位置信号を生成する工程を更に含む、請求項２３に記載の方法。
25. 複数のＸパネルポートと複数のＹパネルポートとを含むタッチスクリーンのタッチを拒絶するためにタッチスクリーンとともに使用される方法であって、
    複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するために１つの第１入力信号を生成する工程と、
    複数の前記Ｘパネルポートのうちの少なくとも１つから、１つの第１出力信号を生成する工程と、
    複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つを駆動するように１つの第２入力信号を生成する工程と、
    複数の前記Ｙパネルポートのうちの少なくとも１つから、１つの第２出力信号を生成する工程と、
    前記第１出力信号と第１の閾値との比較を行う工程と、
    前記第１信号と前記第１の閾値との比較が好ましくない場合にタッチを拒絶する工程と、
    前記第２出力信号と第２の閾値との比較を行う工程と、
    前記第２信号と前記第２の閾値との比較が好ましくない場合にタッチを拒絶する工程と、
    を含む、方法。

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