以下に説明される本開示には多くの異なる態様が存在し、各態様は、本開示の範囲に関して非限定的である。「態様」および「実施形態」という用語は、「態様」または「実施形態」という用語が、本明細書においてどこで示されるかに関わらず、非限定的であることが意図される。本明細書で使用する「含む(comprising)」という移行語は、「含む(including)」、「含有する(containing)」、もしくは「〜を特徴とする(characterized by)」と同義的であり、包含的、または変更、追加可能であって、説明されていない追加の要素または方法のステップを除外しない。
本明細書における実施形態のいずれかが、式I、IB、IC、IDもしくはIEの化合物に言及する場合、これは、この実施形態が、式I、IB、IC、IDもしくはIEの各々を個別に、または、互いとの任意の組み合わせで含むことを意味することを意図する。例えば、本明細書における実施形態のいずれかが、式I、IB、IC、IDもしくはIEの化合物に言及する場合、これは、式Iを有する化合物のみ、または式IBを有する化合物のみ、または式ICを有する化合物のみ、または式IDを有する化合物のみ、または式IEを有する化合物のみ、または式I、IB、IC、IDもしくはIEのうちのいずれか2つの組み合わせ(例えば、式IBもしくはICの化合物、または式IDもしくはIEの化合物(L1、R1およびR3のすべての変数は、式Iに定義するとおりである)等)、または式I、IB、IC、IDもしくはIEのうちのいずれか3つの組み合わせ、または式I、IB、IC、IDもしくはIEのうちのいずれか4つの組み合わせ、または式I、IB、IC、IDおよびIEのすべてを含むものと解釈され得る。
別途明記しない限り、本明細書に開示する化合物は、これが、本開示における化合物の遊離塩基形態の代替実施形態として明示されているかどうかに関わらず、これらの化合物の薬剤として許容可能な塩を含むことを意味する。
本明細書における実施形態のいずれかが、式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)の化合物に言及する場合、これは、この実施形態が、式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)の各々を個別に、または互いとの任意の組み合わせで含むことを意味することを意図する。例えば、本本明細書における実施形態のいずれかが、式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)の化合物に言及する場合、これは、式(G)を有する化合物のみ、または式(H)を有する化合物のみ、または式(I)を有する化合物のみ、または式(K)を有する化合物のみ、または式(L)を有する化合物のみ、または式(N)を有する化合物のみ、または式(P)を有する化合物のみ、または式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)のうちのいずれか2つの組み合わせ、または式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)のうちのいずれか3つの組み合わせ、または式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)のうちのいずれか4つの組み合わせ、または式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)のうちのいずれか5つの組み合わせ、または式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)もしくは(P)のうちのいずれか6つの組み合わせ、または式(G)、(H)、(I)、(K)、(L)、(N)および(P)のすべてを含むものと解釈され得る。
表IおよびIIの化合物は、国際純正・応用化学連合(International Union of Pure and Applied Chemistry:IUPAC)、国際生化学・分子生物学連合(International Union of Biochemistry and Molecular Biology:IUBMB)、およびケミカル・アブストラクト・サービス(Chemical Abstracts Service:CAS)によって合意された命名規約の系統的適用に従い命名される。名称は、ACD/Labs命名ソフトウェア8.00リリース、製品バージョン8.08を使用して生成した。
表Iの化合物の各々の活性は、A、B、CおよびDの文字によって表される。これらの文字は、表Iの化合物の各々の隣に、その化合物の各々と同じ行に記載される。これらの文字の各々に関連する活性を、以下に定義する。
Aは、500nM未満のHSP90 IC50値を表す。
Bは、500nM〜999nMの範囲のHSP90 IC50値を表す。
Cは、1000nM〜1999nMの範囲のHSP90 IC50値を表す。
Dは、2000nM〜10,000nMの範囲のHSP90 IC50値を表す。
HSP90発現および活性は、頻繁に腫瘍細胞において上方制御され[5〜8]、特に乳癌における予後不良に関連する[9、10]。さらに、腫瘍細胞内のHSP90は、正常細胞に見られる大部分の潜在的形態と比較して、HSP90阻害に対して極めて感受性が高い、高アデノシン三リン酸加水分解酵素活性を伴う過剰活性化状態で存在すると考えられる[11]。この過剰活性化状態は、HSP90阻害剤が、正常組織への影響を比較的低くして、腫瘍細胞を選択的に標的化することができることを示唆する。多くのHSP90クライアントタンパク質が、腫瘍成長および進行の種々の態様に関与する[6、7、12、13]。HSP90は、細胞上での自主的な成長を与える多くの発癌性タンパク質(例えば、EGFRおよびErbB2[14〜17]、B−Raf[18、19]ならびにステロイドホルモン受容体[20])の折り畳みおよび/または安定化を促進し、また、腫瘍細胞の生存を促進する複数のタンパク質(例えば、IGF 1受容体[21]、PDK1およびAkt[22、23]、RIP[24]、IκB[24、25]ならびにサバイビン[26])を調節する。また、HSP90は、Cdk4、Cdk6およびサイクリンD[27]、Cdk2、ならびにPlk1[28、29]を安定化することにより、異常な細胞周期進行を促進し得る。反対に、HSP90阻害剤は、細胞周期チェックポイントキナーゼChk1を下方制御し、種々の形態の化学療法に対して腫瘍を感作し得る[30、31]。HSP90阻害はまた、低酸素誘導因子(HIF−1α)および血管内皮成長因子(VEGF)受容体チロシンキナーゼが、HSP90クライアントであることにより、腫瘍血管新生を弱め得る[32]。また、細胞運動性、細胞移動、および細胞進入を刺激する、受容体チロシンキナーゼMetは、直接的の、およびHIF−1αの阻害による、HSP90阻害に応答して下方制御される[33、34]。細胞シャペロンとしての役割だけでなく、HSP90αはまた、マトリックスメタロプロテイナーゼMMP2の活性化(および恐らく安定化)による、細胞外マトリックスの分解および腫瘍細胞の侵入にも関連付けられている[35、36]。HSP90の欠乏または阻害は、テロメア浸食およびアポトーシスを促進し[37]、また、準安定突然変異体の増殖を可能にすることにより、異質性、転移性かつ薬物耐性がある表現型の進化を可能にし得る[38、39]。HSP90は、小胞体ストレス応答(UPR、[40、41])の活性化に関連付けられている。UPR不全(例えば、HSP90の阻害による)は、ERストレス信号およびアポトーシスをもたらす。したがって、HSP90阻害剤は、UPRを崩壊させることによって間接的に、ならびに直接的に生存促進因子を標的とすることによって、間接的に腫瘍細胞死を促進し得る。
癌に加え、いくつかの他の疾患に、HSP90阻害剤を使用した治療を行える。神経変性および感染性疾患を治療する上でのHSP90阻害剤の役割を裏付ける相当なデータが存在する。他の可能なHSP90の非腫瘍適応症としては、炎症性疾患、自己免疫障害、脳卒中、虚血、心障害、敗血症、線維増殖性障害(例えば、強皮症、多発性筋炎、全身性狼瘡、関節リウマチ、肝硬変、ケロイド形成、間質性腎炎、嚢胞性線維症および肺線維症)ならびに代謝性疾患が挙げられる。
アルツハイマー病(AD)および前側頭葉型痴呆症を含む、いくつかの神経変性疾患(「タウオパシー」)は、高リン酸化型または突然変異型の微小管関連タンパク質Tauの蓄積を特徴とする[42]。HSP90阻害剤は、2つの相補的機構を介して、異常なTauタンパク質を分解することができ得る。第1に、HSP90は、p35(異常なTauリン酸化に関与する神経タンパク質)および突然変異(しかしながら、野生型ではない)Tauタンパク質を安定化すると考えられる[43]。第2に、HSP90阻害によって、HSP70の発現を誘導し、HSP70は、Tauの生産的折り畳み[44]、および/または異常なTauタンパク質の選択的分解を促進し得る[45]。さらに、ADに罹患する能組織から単離されたHSP90は、正常な能組織からのHSP90と比較して、HSP90阻害剤に対して、顕著に高い親和性を示し[45]、腫瘍細胞での同様の観察と一致した[11]。
宿主生命体でのHSP90発現は、マイナス鎖RNAウイルスおよびインフルエンザウイルス[46〜48]、B型肝炎[49]、C型肝炎[50、51]ならびに単純ヘルペスウイルス1型[52]を含む、広範なウイルス性病原体の感染および複製の両方の媒介に関連付けられている。重要なことに、HSP90の薬理学的阻害は、薬物耐性がある突然変異体の出現を選択することなく、RNAの複製を弱めることが認められた[53]。HSP90はまた、病原性酵母の成長および生存を促進するが、この場合は、内因性真菌性酵素が関与する。ゲルダナマイシンは、カンジダおよびアスペルギルス種の他の抗生物質に対する感受性を増加させ[54]、近年、酵母HSP90に対する抗体(Mycograb)が、無作為化二重盲検試験において、アンフォテリシンBの活性を著しく強化することを示した[55]。また、真菌性HSP90は、薬物耐性を促進するのに役立ち得る[54]。また、近年、HSP90阻害は、急性敗血症のマウスモデルにおいて、肺障害および炎症を改善することが示され[56]、感染性および炎症性疾患を治療する上でのHSP90阻害剤のより広い役割を示唆した。
ベンゾキノンアンサマイシンゲルダナマイシンは、HSP90の阻害剤として確認され[57]、いくつかのゲルダナマイシンアナログが、臨床試験において抗癌剤として評価され、活性の何らかの証拠が示されている。しかしながら、これらの薬剤の製剤化および投与は、依然として困難である。経口で利用可能なHSP90の阻害剤は、広範な悪性腫瘍および潜在的に他の疾患の治療における幅広い実用性があるであろう。
HSP90阻害剤は、種々の化学療法と組み合わせた場合、腫瘍細胞成長および生存に対する相乗効果を示したことが報告されている。例としては、HSP90阻害剤と、多発性骨髄腫ではプロテオソーム阻害剤(例えば、ボルテゾミブ)と、悪性グリオーマではEGFR(例えば、イレッサ)もしくはPI3K(例えば、LY294002)阻害剤と、白血病および小児腫瘍ではDNA損傷剤(例えば、エトポシドもしくはシスプラチン)、ならびに子宮頸部、前立腺、グリオーマおよび膵臓を含む種々の腫瘍では放射との組み合わせが挙げられる。観察された相乗作用が、特異的なHSP90クライアントタンパク質の安定性の損失によるものであると仮定され得る一方で、これはまた、細胞の全般的なストレス緩衝能力の損失によるものでもあり得る。
さらに、いくつかの薬物耐性がある突然変異タンパク質は、それらの安定化および活性に関し、HSP90に依存することが示され、これは、ある種の薬物耐性腫瘍に対するHSP90阻害剤の使用のための概念研究および臨床試験設計の生体内での立証の道を開くものである。例としては、GIST(消化管間質腫瘍)におけるイマニチブ耐性c−KIT突然変異体、NSCLにおけるゲフィチニブおよびエルロチニブ耐性EGFR(L858R/T790M)突然変異体、ならびにCMLにおけるイマニチブ耐性BCR−ABL(T315I)突然変異体が挙げられる。実際、17−AAG関連のHSP90阻害剤であるIPI−504が近年、高い反応率が、第I相試験に登録したGleevec耐性のGIST患者に認められた後、GISTに対するオーファンドラッグの資格が与えられた。
さらに、HSP90の阻害は、近年FDAの認可を受けたヒストンデアセチラーゼ阻害剤Vorinostat(ヒドロキサミン酸サブエロイルアニリド、すなわちSAHA)の抗腫瘍活性に一部関与し得る。HSP90活性は、シャペロンの直接的なアセチル化によって、負に調整されることが報告されており、HDAC阻害剤は、不活性なアセチル化HSP90タンパク質の蓄積、およびHSP90クライアントタンパク質の分解の増加をもたらすことが示され、HSP90機能の正の制御におけるHDAC機能を示唆する。したがって、HDAC阻害剤単独または組み合わせの作用の臨床機構は、場合によっては、HSP90機能の阻害によるものであり得る。
宿主有機体におけるHSP90発現は、広い範囲のウイルス性病原体の感染および複製の両方の媒介に関連付けられている。HSP90阻害剤であるゲルダナマイシンおよびラディシコールは、ウイルスRNAポリメラーゼを不安定化させることによって、マイナス鎖RNAウイルスおよびインフルエンザウイルスの複製を弱め、ゲルダナマイシンはまた、C型肝炎ウイルスの複製も阻害する。また、HSP90は、DNAポリメラーゼの折り畳み、および、その単純ヘルペスウイルス1型からの細胞内局在を管理し、B型肝炎逆転写酵素活性に必要である。HSP90の薬理学的阻害は、薬物耐性がある突然変異体の出現を選択することなく、細胞培養物および感染動物においてRNAウイルスの複製を弱めることが認められた。実際、HSP90は、以下に述べるように、微生物における薬物耐性の発達において広く関与し得る。
HSP90はまた、病原性酵母の成長および生存を促進するが、この場合は、内因性真菌性酵素が関与する。ゲルダナマイシンは、カンジダおよびアスペルギルス種の他の抗生物質に対する感受性を増加させ、近年、酵母HSP90に対する抗体(Mycograb)が、無作為化二重盲検試験において、アンフォテリシンBの活性を著しく強化することを示した。腫瘍細胞の場合と同様に、HSP90は、複数の機序を介して作用し得るが、恐らく、最も特筆すべきは、真菌性HSP90が薬物耐性を促進する可能性である。内因性HSP90は、薬物耐性を与える突然変異タンパク質の発現を支持し得、HSP90阻害剤は、急性の選択条件下で薬物耐性を阻害すると考えられるが、抗生物質の存在下で、より段階的な選択により得られる耐性にはより少ない効果をもたらす。したがって、HSP90阻害剤には、耐性突然変異体が出現する機会を得る前に、真菌感染症の治療における初期段階での実用性があり得る。興味深いことに、HSP90の薬物耐性誘導効果は、マラリア原虫プラスモジウム・ファルシパルム(Plasmodium falciparum)におけるシクロスポリンA耐性およびゲルダナマイシン活性の両方にも関与する、カルシニューリンによって媒介される。
また、近年、HSP90阻害は、急性敗血症のマウスモデルにおいて、肺障害および炎症を改善することが示され、感染性および炎症性疾患を治療する上でのHSP90阻害剤のより広い役割を示唆している。
癌に加え、いくつかの他の疾患に、HSP90阻害剤を使用した治療を行え得る。これらには、神経変性障害および感染性疾患が含まれる。アルツハイマー病(AD)および前側頭葉型痴呆症を含む、いくつかの神経変性疾患は、高リン酸化型または突然変異型の微小管関連タンパク質Tauの蓄積を特徴とする。これらの病原性Tauタンパク質は、神経原線維変化として知られる細胞内凝集体を形成し、これは、疾患において原因としての役割を担うことが提唱されているが、代替として、毒性のある、可溶型Tauに対する細胞保護機構を表し得る。したがって、異常なTauタンパク質の選択的分解は、新規の治療戦略を表し得る。HSP90阻害剤は、2つの相補的機序を介して、この分解を達成し得る。第1に、HSP90は、p35(異常なTauリン酸化に関与する神経タンパク質)および突然変異(しかしながら、野生型ではない)Tauタンパク質を安定化すると考えられる。したがって、これらの病原性タンパク質の活性は、HSP90阻害によって低減される。第2に、HSP90阻害によって、HSP70の発現を誘導し、Tauの生産的折り畳み、および/または異常なTauタンパク質の選択的分解を促進し得る。さらに、ADに罹患する能組織から単離されたHSP90は、正常な能組織からのHSP90と比較して、HSP90阻害剤に対して、顕著に高い親和性を示し、腫瘍細胞での同様の観察と一致した。
本開示の別の実施形態は、式I、IB、IC、ID、IEの化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤とを含む、医薬組成物に関する。
本開示の別の実施形態は、細胞においてHSP90を阻害する方法に関し、HSP90の阻害が所望される細胞を、式I、IB、IC、IDもしくはIEの化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と接触させるステップを含む。
本開示の別の実施形態は、細胞においてHSP90を阻害する方法に関し、HSP90の阻害が所望される細胞を、式I、IB、IC、IDもしくはIEの化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤とを含む医薬組成物と接触させるステップを含む。
本開示の別の実施形態は、HSP90に関与する疾患もしくは状態を治療する方法に関し、前記治療を必要とする動物に、式I、IB、IC、IDもしくはIEの化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を投与するステップを含む。
本開示の別の実施形態は、HSP90に関与する疾患もしくは状態を治療する方法に関し、前記治療を必要とする動物に、式I、IB、IC、IDもしくはIEの化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤と含む医薬組成物を投与するステップを含む。さらなる実施形態において、治療される疾患もしくは状態は、癌である。
別の実施形態において、式I、IB、IC、IDもしくはIEのHSP90阻害化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を、乳癌、CML、直腸結腸癌、グリオーマ、メラノーマ、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、腎細胞癌、小細胞肺癌、およびUPR(小胞体ストレス応答)より選択される1つ以上の疾患もしくは状態を治療するために使用することができることが企図される。
別の実施形態において、式I、IB、IC、IDもしくはIEのHSP90阻害化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を、神経変性疾患、感染性疾患、炎症性疾患、自己免疫障害、脳卒中、虚血、心障害、敗血症、線維増殖性障害(例えば、強皮症、多発性筋炎、全身性狼瘡、関節リウマチ、肝硬変、ケロイド形成、間質性腎炎、嚢胞性線維症および肺線維症)ならびに代謝性疾患より選択される1つ以上の疾患もしくは状態を治療するために使用することができることが企図される。
本開示の別の実施形態は、表Iからの1つ以上の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤を含む医薬組成物に関する。
本開示の別の実施形態は、細胞においてHSP90を阻害する方法に関し、HSP90の阻害が所望される細胞を、表Iからの1つ以上の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と接触させるステップを含む。
本開示の別の実施形態は、細胞においてHSP90を阻害する方法に関し、HSP90の阻害が所望される細胞を、表Iからの1つ以上の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤を含む医薬組成物と接触させるステップを含む。
本開示の別の実施形態は、HSP90に関与する疾患もしくは状態を治療する方法に関し、前記治療を必要とする動物に、表Iからの1つ以上の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を投与するステップを含む。
本開示の別の実施形態は、HSP90に関与する疾患もしくは状態を治療する方法に関し、前記治療を必要とする動物に、表Iからの1つ以上の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩と、薬剤として許容可能な担体、賦形剤、もしくは希釈剤とを含む医薬組成物を投与するステップを含む。さらなる実施形態において、治療される疾患もしくは状態は、癌である。
別の実施形態において、表IからのHSP90阻害化合物、またはその薬剤として許容可能な塩は、乳癌、CML、直腸結腸癌、グリオーマ、メラノーマ、多発性骨髄腫、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、腎細胞癌、小細胞肺癌、およびUPR(小胞体ストレス応答)より選択される1つ以上の適応症を治療することができることが企図される。
表Iからの1つ以上の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩のHSP90阻害化合物はまた、神経変性疾患、感染性疾患、炎症性疾患、自己免疫障害、脳卒中、虚血、心障害、敗血症、線維増殖性障害(例えば、強皮症、多発性筋炎、全身性狼瘡、関節リウマチ、肝硬変、ケロイド形成、間質性腎炎、嚢胞性線維症および肺線維症)ならびに代謝性疾患より選択される1つ以上の疾患もしくは状態を治療することができるものとして有用であることが企図される。
アルツハイマー病(AD)および前側頭葉型痴呆症を含む、いくつかの神経変性疾患(「タウオパシー」)は、高リン酸化型または突然変異型の微小管関連タンパク質Tauの蓄積を特徴とする。本明細書に開示するHSP90阻害化合物は、2つの相補的機構を介して異常なTauタンパク質を分解することができることが企図される。第1に、HSP90は、p35(異常なTauリン酸化に関与する神経タンパク質)および突然変異(しかしながら、野生型ではない)Tauタンパク質を安定化すると考えられる。第2に、HSP90阻害によって、HSP70の発現を誘導し、HSP70は、Tauの生産的折り畳み、および/または異常なTauタンパク質の選択的分解を促進し得る。
また、本明細書に開示するHSP90阻害化合物は、マイナス鎖RNAウイルスおよびインフルエンザウイルス、B型肝炎、C型肝炎ならびに単純ヘルペスウイルス1型を含む広範なウイルス性病原体からの感染を媒介および治療することができることも企図される。
別の実施形態において、式I、IB、IC、IDもしくはIEのHSP90阻害化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を、高リン酸化型または突然変異型の微小管関連タンパク質Tauの蓄積を特徴とする神経変性疾患を治療するために使用することができることが企図される。
別の実施形態において、式I、IB、IC、ID、IEのHSP90阻害化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を、請求項1に記載の化合物を動物に投与するステップを含む、動物において異常なTauタンパク質を分解する方法に使用することができることが企図される。
別の実施形態において、表IからのHSP90阻害化合物、またはその薬剤として許容可能な塩のうちの1つ以上を、高リン酸化型または突然変異型の微小管関連タンパク質Tauの蓄積を特徴とする神経変性疾患を治療するために使用することができることが企図される。
別の実施形態において、表IからのHSP90阻害化合物、またはその薬剤として許容可能な塩のうちの1つ以上を、請求項1に記載の化合物を動物に投与するステップを含む、動物における異常なTauタンパク質を分解する方法に使用することができることが企図される。
他の実施形態において、本明細書に記載する疾患もしくは状態のいずれかを治療する上記の方法のいずれかは、放射治療、または、カンプトテシン、トポテカン、9−ニトロカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、カレニテシン、イリノテカン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、アムサクリン、ラゾキサン、デキスラゾキサン、メクロレタミン、シクロホスファミド、イフォスファミド、クロランブシル、メルファラン、チオテパ、トレニモン、トリエチレンメラミン、ジアンヒドロガラクチトール、ジブロモズルシトール、ブスルファン、硫酸ジメチル、クロロエチルニトロソ尿素、カルムスチン、ロムスチン、メチル−ロムスチン、ストレプトゾトシン、クロロゾトシン、プレドニムスチン、エストラムスチン、プロカルバジン、ダカルバジン、ヘキサメチルメラミン、ペンタメチルメラミン、テモゾロマイド、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ミトラマイシン、ラパマイシン、マイトマイシンC、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、メトトレキサート、エダトレキサート、トリメトプリム、ノラトレキセド、ラルチトレキシド、ヒドロキシウレア、5−フルオロウラシル、フトラフール、カペシタビン、フルツロン、エニルラシル、ara−C、5−アザシチジン、ゲムシタビン、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、アンチセンスDNA、アンチセンスRNA、アンチセンスDNA/RNAハイブリッド、リボザイム、紫外線放射、ビンクリスチン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ドセタキセル、L−アスパラギナーゼ、キナーゼ阻害剤、イマニチブ、ミトタン、アミノグルテチミド、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール、タモキシフェン、アナストロゾール、プロピオン酸テストステロン、フルオキシメステロン、フルタミド、リュープロライド、プレドニゾン、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、インターフェロン−アルファ、およびインターロイキンより選択される1つ以上の治療薬を投与するステップをさらに含む。
略称および定義
本明細書で使用する際、以下の用語および句は、それらが使用される文脈が別途示すか、またはそれらが異なるものを意味することが明確に定義される場合を除き、概して、以下に記載される意味を有することを意図する。
化学構造が示されるまたは説明される場合、別途明記されない限り、すべての炭素は、4つの原子価に一致するように、水素置換を有すると想定される。例えば、以下の図の左側の構造において、9つの水素が存在することが示唆される。9つの水素は、右側の構造に示される。構造内の特定の原子が、置換(明確に定義された水素)として水素(単数または複数)を有するものとして文字による式に記載される場合もある(例えば、−CH2CH2−)。前述の記述法は、本来なら複雑な構造の説明に簡潔性および単純性を提供するために、化学分野においては一般的であることを、当業者は理解する。
本開示の化合物(すなわち、本明細書に記載する式I、IIもしくはIIIの化合物)に関して「投与」およびその変形(例えば、化合物を「投与すること」)は、該化合物、または該化合物のプロドラッグを、治療を必要とする動物の系に導入することを意味する。本開示の化合物、そのプロドラッグが、1つ以上の他の活性薬剤(例えば、外科手術、放射、および化学療法等)と組み合わせて提供される場合、「投与」およびその変形には、各々、該化合物またはそのプロドラッグおよび他の薬剤の同時および連続導入が含まれることが理解される。
「シクロアルキル」とは、5〜10個の炭素原子、または5〜7個の炭素環原子を含む、約3〜約14個の炭素原子を含む、非芳香族の単環もしくは多環系を意味する。単環シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等が挙げられる。多環シクロアルキルの非限定的な例としては、1−デカリン、ノルボルニル、アダマンチル等が挙げられる。シクロアルキルは、縮合または架橋環系またはスピロ環系であり得る。
「シクロアルキルアルキル」とは、本明細書に定義する「アルキル」基に付着した、本明細書に定義する「シクロアルキル」基を意味し、該アルキル基は、親部分に付着される。
「1つ以上のハロおよびヒドロキシで置換されたアルキル」とは、1、2、もしくは3個のヒドロキシ、または1、2もしくは3個のハロで置換されたアルキル基を意味する。
「アルキレン」は、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、n−ブチレン等といった、炭素および水素原子のみから成り、不飽和を含有せず、1〜10個の炭素原子を有する、直鎖または分岐鎖の二価基を指す。アルキレンは、アルキルのサブセットであり、アルキルと同一の残基を指すが、2つの付着点を有し、具体的には、完全に飽和している。アルキレンの例としては、エチレン(−CH2CH2−)、プロピレン(−CH2CH2CH2−)、ジメチルプロピレン(−CH2C(CH3)2CH2−)、およびシクロヘキシルプロピレン(−CH2CH2CH(C6H13))が挙げられる。
「アルケニレン」は、炭素および水素原子のみから成り、2〜10個の炭素原子を有する、直鎖または分岐鎖の不飽和二価基を指す。アルケニレンは、アルキルのサブセットであり、アルキルと同一の残基を指すが、2つの付着点を有し、具体的には、二重結合で不飽和である。存在する不飽和は、少なくとも1つの二重結合を含む。
「アルキニレン」は、例えば、プロピリド−2−イニル、n−ブチリド−1−イニル等といった、炭素および水素原子のみから成り、2〜10個の炭素原子を有する、直鎖または分岐鎖の不飽和二価基を指す。アルキリジンは、アルキルのサブセットであり、アルキルと同一の残基を指すが、2つの付着点を有し、具体的には、三重結合で不飽和である。存在する不飽和は、少なくとも1つの三重結合を含む。
上記の基「アルキレン」、「アルケニレン」および「アルキニレン」はいずれも、任意に置換された場合、それ自身が不飽和を含有する、アルキル置換を含有し得る。例えば、2−(2−フェニルエチニル−ブタ−3−エニル)−ナフタレン(IUPAC名)は、該基の2位にビニル置換基を有するn−ブチリド−3−イニル基を含有する。
「アルコキシ」または「アルコキシル」は両方とも、−O−アルキル基を指し、「アルキル」という用語は、上に定義するとおりである。例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ等が挙げられる。
「アリール」とは、一価の6〜14員の単環もしくは多環を意味し、単環は芳香族であり、多環の環の少なくとも1つは芳香族である。1つのみのアリール環を含有する多環は、アリールの定義内に含まれることが意図される。また、アリールは、6〜10員、または6員であり得る。アリールの代表的で非限定的な例としては、フェニル、ナフチル等が挙げられる。
「アリールアルキル」とは、上に定義するアリール部分が、アルキルの1つ(すなわち、アルキレン、アルケニレン、もしくはアルキニレン)を介して、親構造に付着する、残基を意味する。例としては、ベンジル、フェネチル、フェニルビニル、フェニルアリル等が挙げられる。基の「アルキル」部分は、1〜10個の炭素であり得、別の実施形態においては、1〜6個の炭素であり得、後者は、C1−6アリールアルキルとも称され得る。ある基が、「−(C1−C6)アルキルアリール」と称されるか、またはそれである場合、アリール部分は、アルキレン基を介して親構造に付着される。例としては、ベンジル、フェネチル等が挙げられる。
一部の例において、当業者に理解されるように、芳香族系上の2つの隣接基は、ともに縮合され、環構造を形成し得る。縮合環構造は、ヘテロ原子を含有し得、1つ以上の基で任意に置換され得る。かかる縮合基(すなわち、飽和環構造)の飽和炭素は、2つの置換基を含有し得ることにさらに留意されたい。
「縮合多環」または「縮合環系」は、架橋または縮合環を含有する多環系を指し、つまり、2つの環がそれらの環構造において複数の共有原子を有する。本出願において、縮合多環および縮合環系には、非芳香族および芳香族系が含まれる。典型的には、縮合多環は、例えば、ナフタレンまたは1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレンといった、隣接した1組の原子を共有するが、必ずしもそうではない。スピロ環系は、本定義では縮合多環ではないが、本明細書に開示する化合物の縮合多環系は、それ自身が、縮合多環の単一の環原子を介して、それらに付着するスピロ環を有し得る。
「ハロアルキル」(最高8個のハロゲンで任意に置換されたアルキルを含む)および「ハロアリール」は、一般に、それぞれ1つ以上のハロゲンで置換されるアルキルおよびアリール基を指す。「ハロアルキル」の非限定的な例としては、3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル、2−メチル−1−(トリフルオロメチル)プロピル、−CH2F、−CHCl2および−CF3が挙げられる。
「ヘテロ原子」は、O、S、N、またはPを指す。別の例において、ヘテロ原子は、OまたはNである。別の例において、ヘテロ原子はOである。別の例において、ヘテロ原子はNである。
「ヘテロシクリル」は、炭素原子と、窒素、リン、酸素および硫黄から成る群より選択される、1〜5個のヘテロ原子と、から成る安定した3〜15員環置換基を指す。本開示の目的上、ヘテロシクリル置換基は、単環、二環、三環系であり得、縮合または架橋環系ならびにスピロ環系も含み得る。「ヘテロシクロアルキル」および「ヘテロアリール」という用語は、上位語「ヘテロシクリル」によって包含される基である。ヘテロシクリル基の窒素、リン、炭素または硫黄原子は、種々の酸化状態まで任意に酸化され得る。特定の例において、基−S(O)0−2−は、それぞれ−S−(硫化物)、−S(O)−(スルホキシド)、および−SO2−(スルホン)を指す。便宜上、窒素、これに限定されないが、特に環状芳香族窒素として定義されるものは、具体的な例にはそのように明確に定義されていないが、それらの対応するN−オキシド形態を含むことが意図される。したがって、例えば、ピリジル環を有する本開示の化合物に関して、対応するピリジル−N−オキシドは、本開示の別の化合物として含まれることが意図される。加えて、環状窒素原子は、任意に四級化され得、環置換基は、部分的または完全に飽和しているか芳香族であり得る。ヘテロシクリル基の例としては、アゼチジニル、アクリジニル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンソフラニル、カルバゾイル、シンノリニル、ジオキソラニル、インドリジニル、ナフチリジニル、パーヒドロアゼピニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタルアジニル、プテリジニル、プリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリニル、イソキノリニル、テトラゾイル、テトラヒドロイソキノリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、ピロリル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ジヒドロピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、トリアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリル、チアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、キヌクリジニル、イソチアゾリジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、キノリル、イソキノリル、デカヒドロイソキノリル、ベンゾイミダゾリル、チアジアゾリル、ベンゾピラニル、べンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、フリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、チエニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、ジオキサホスホラニル、オキサジアゾリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、およびテトラヒドロキノリニルが挙げられるが、これらに限定されない。
「ヘテロシクロアルキル」は、安定した4〜12員の単環もしくは多環を指し、該環の少なくとも1つは、少なくとも1つのヘテロ原子を含有し、芳香環は存在しない。ヘテロシクロアルキルは、1つの環がヘテロ原子を含有し、別の環はヘテロ原子を含有しない、多環を含むことが意図される。
「ヘテロシクロアルキルアルキル」は、本明細書に定義する「アルキル」を介して、親部分に付着する、本明細書に定義するヘテロシクロアルキルを指す。ヘテロシクロアルキルの1つの非限定的な例としては、ピペラジニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、ピペラジニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、フラニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、ピロリジニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、モルホリニルが挙げられる。
「アルキルアミノ」は、−NH(アルキル)を指し、ここで、「アルキル」は上に定義するとおりであり、親部分は、窒素原子に付着する。一例において、アルキルアミノは、(1R)−1,2−ジメチルプロピルアミノである。別の例において、アルキルアミノは、(1S)−1,2−ジメチルプロピルアミノである。別の例において、アルキルアミノは、プロピルアミノである。別の例において、アルキルアミノは、(1R)−1−メチルプロピル]アミノである。別の例において、アルキルアミノは、(1S)−1−メチルプロピル]アミノである。別の例において、アルキルアミノは、(1R)−1,2,2−トリメチルプロピルアミノである。別の例において、アルキルアミノは、(1S)−1,2,2−トリメチルプロピルアミノである。別の例において、アルキルアミノは、2−メチル−1−(1−メチルエチル)プロピルアミノである。
「Gem−ジシクロアルキルアルキル」は、2つのシクロアルキル基が、アルキル基上の同一の炭素原子に結合し、アルキル基が、親部分に付着する、基を指す。gem−ジシクロアルキルの1つの非限定的な例は、以下の構造を有するジシクロプロピルメチルである。
」ヘテロアリール」は、5〜12員の単環芳香族ヘテロシクリル(ヘテロシクリルは本明細書に定義される)または二環ヘテロシクリル環系(二環系の環の少なくとも1つが芳香族である)を意味し、ここで、単環および二環系の環の少なくとも1つは、窒素、酸素、リン、および硫黄より選択される、1、2、3、4、もしくは5個のヘテロ原子を含有する。ヘテロ原子を含有する環は、芳香族または非芳香族であり得る。代表的な例としては、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンズジオキソリル、ベンソフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタルアジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、べンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、およびフロピリジニルが挙げられる。縮合、架橋、およびスピロ部分もまた、本定義の範囲内に含まれる。
「アルコキシカルボニル」は、基「−C(O)アルコキシ」を指し、ここで、アルコキシは上に定義するとおりであり、親部分は、カルボニルに付着する。非限定的な例としては、−C(O)−OC(CH3)3が挙げられる。
「ヒドロキシアルキニル」は、親部分が、アルキニル基に結合し、ヒドロキシル基が、アルキニルに付着する基を指す。非限定的な例としては、4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イルが挙げられる。
用語の一部(「アリールアルキル」の「アルキル」部分等)が、上に定義する、または本明細書に定義するとおりであると言及される場合、これは、この部分が本明細書内のこの用語の定義と同一の意味を有することを意味する。
「本開示の化合物(the compounds in this disclosure)」、本開示の化合物(the compounds in the disclosure)、本明細書に開示する化合物、本開示の化合物(compounds of this disclosure)という句、ならびに「化合物」および「開示」という両方の用語を含む同様の句は、式I、IIもしくはIIIの化合物、およびこれら3つの化合物の各々に関する実施形態のすべてを意味することを意図する。
表IおよびIIにおいて、本表に列記される化合物のいずれかに関し、酸素もしくは窒素の空の原子価であると考えられるものが存在し、構造の名称が、空の原子価が水素で充填されることを要する場合、欠損する原子価は、これらの例の各々に関し、水素で充填されることが想定される。
「任意」または「任意に」とは、その後に説明される事象もしくは状況が生じ得る、または生じ得ないこと、ならびにその説明が、前記事象もしくは状況が生じる事例、およびそれが生じない事例を含むことを意味する。当業者は、1つ以上の任意の置換基を含有するとして説明されるいかなる分子に関しても、立体的に実用となる、および/または合成的に実現可能な化合物のみが含まれることを理解するであろう。「任意に置換された」は、用語内のすべてのその後の修飾語句に言及する。したがって、例えば、「任意に置換されたアリールアルキル」という用語において、この分子の「アルキル」部分および「アリール」部分の両方が、置換されてもされなくてもよい。
別途明記しない限り、「任意に置換された」という用語は、その直後の化学的部分に該当する。例えば、可変基(R等)が、アリール、任意に置換されたアルキル、またはシクロアルキルとして定義される場合、アルキル基のみが任意に置換されたものである。
「飽和架橋環系」は、芳香族ではない、二環または多環式環系を指す。かかる系は、単離もしくは共役された不飽和を含有するが、その中核構造において芳香族またはヘテロ芳香族環を含有しない(しかしながら、その上に芳香族置換を有し得る)。例えば、ヘクサヒドロ−フロ[3,2−b]フラン、2,3,3a,4,7,7a−ヘクサヒドロ−1H−インデン、7−アザ−ビシクロ[2.2.1]−ヘプタン、および1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−ナフタレンはすべて、「飽和架橋環系」の部類に含まれる。
「スピロシクリル」または「スピロ環」は、別の環の特定の環状炭素に由来する環を指す。例えば、以下に説明するとおり、橋頭原子ではなく、飽和架橋環系(環BおよびB’)の環原子は、飽和架橋環系とそこに付着したスピロシクリル(環A)との間の共有原子であり得る。スピロシクリルは、炭素環式または複素脂環式であり得る。
本開示の化合物のうちのいくつかは、芳香族ヘテロシクリル系外にイミノ、アミノ、オキソまたはヒドロキシ置換基を有し得る。本開示の目的上、かかるイミノ、アミノ、オキソまたはヒドロキシ置換基は、それぞれ、それらの対応する互変異性型、すなわち、アミノ、イミノ、ヒドロキシまたはオキソに存在し得ることを理解されたい。
本開示の目的上の「動物」としては、ヒト(治療を受ける患者を含む)および他の動物、特に哺乳類、ならびに他の生命体が挙げられる。したがって、当該方法は、ヒトの治療および獣医学的用途の両方に適用可能である。好ましい実施形態において、患者は哺乳類であり、最も好ましい実施形態においては、患者はヒトである。
「キナーゼ依存性疾患もしくは状態」は、1つ以上のタンパク質キナーゼの活性に依存する病状を指す。キナーゼは、直接的または間接的に、増殖、癒着、転移、分化、および浸潤を含む、種々の細胞活性の信号変換経路に関与する。キナーゼ活性に関連する疾患としては、固形腫瘍成長を支援し、眼疾患(糖尿病性網膜症、加齢性黄斑変性症等)および炎症(乾癬、関節リウマチ等)等、過剰な局所的血管新生を伴う他の疾患に関連する病的新血管新生である腫瘍成長が挙げられる。
理論に束縛されることは望まないが、ホスファターゼもまた、キナーゼの同族として、「キナーゼ依存性疾患もしくは状態」に関与し得る。つまり、キナーゼが例えば、タンパク質基質をリン酸化し、ホスファターゼが脱リン酸化する。したがって、本開示の化合物は、本明細書に記載のとおり、キナーゼ活性を調節しつつ、直接的または間接的に、ホスファターゼ活性も調節し得る。この追加の調整は、存在する場合、関連する、ないしは相互依存するキナーゼまたはキナーゼファミリーに対する本開示の化合物の活性に相乗的(またはそうでない)であり得る。いずれの場合においても、先に述べたとおり、本開示の化合物は、異常なレベルの細胞増殖(すなわち、腫瘍成長)、プログラム細胞死(アポトーシス)、細胞転移および浸潤、ならびに腫瘍成長に関連する血管形成を一部特徴とする、疾患の治療に有用である。
「治療有効量」は、患者に投与した際、疾患の症状を改善する、本開示の化合物の量である。「治療有効量」を成す本開示の化合物の量は、化合物、疾患状態、およびその重篤性、治療される患者の年齢等に応じて変わる。治療有効量は、知識および本開示を考慮する当業者によって、日常的に決定され得る。
化合物の「薬剤として許容可能な塩」とは、薬剤として許容可能であり、かつ親化合物の所望の薬理学的活性を有する塩を意味する。薬剤として許容可能な塩は非毒性であることを理解されたい。好適な薬剤として許容可能な塩に関する追加情報は、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 17th ed.,Mack Publishing Company,Easton,PA,1985(参照することによって、本明細書に組み込まれる)、またはS.M.Berge,et al.,“Pharmaceutical Salts,”J.Pharm.Sci.,1977;66:1−19(両者は、参照することによって、本明細書に組み込まれる)に見出すことができる。
薬剤として許容可能な酸付加塩の例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸で形成されるもの、ならびに酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第3級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸等の有機酸で形成されるものが挙げられる。
薬剤として許容可能な塩基付加塩の例としては、親化合物に存在する酸性プロトンが、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム塩等の金属イオンによって置き換わる際に形成されるものが挙げられる。好ましい塩は、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、およびマグネシウム塩である。薬剤として許容可能な有機非毒性塩基に由来する塩としては、第1級、第2級、および第3級アミン、自然発生型置換アミンを含む置換アミン、環状アミンおよび塩基イオン交換樹脂の塩が挙げられるが、これらに限定されない。有機塩基の例としては、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、トロメタミン、N−メチルグルカミン、ポリアミン樹脂等が挙げられる。例示的な有機塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン、およびカフェインである。
「プロドラッグ」は、例えば、血液中の加水分解によって、(通常、迅速に)生体内で変換され、上記の式の親化合物を生成する化合物を指す。一般的な例としては、カルボン酸部分を担持する活性形態を有する、エステルおよびアミド形態の化合物が挙げられるが、これに限定されない。本開示の化合物の薬剤として許容可能なエステルの例としては、アルキルエステル(例えば、約1〜約6個の炭素を有する)が挙げられるが、これに限定されず、このアルキル基は、直鎖または分岐鎖である。許容可能なエステルとしてはまた、ベンジル等(これに限定されない)のシクロアルキルエステルおよびアリールアルキルエステルが挙げられる。本開示の化合物の薬剤として許容可能なアミドの例としては、第1級アミド、第2級および第3級アルキルアミド(例えば、約1〜約6個の炭素を有する)が挙げられるが、これらに限定されない。本開示の化合物のアミドおよびエステルは、従来の方法に従って調製することができる。プロドラッグの完全な考察は、T.Higuchi and V.Stella,“Pro−drugs as Novel Delivery Systems,”Vol.14 of the A.C.S.Symposium Series、およびBioreversible Carriers in Drug Design,ed.Edward B.Roche,American Pharmaceutical Association and Pergamon Press,1987に提供されており、これらの両方は、あらゆる目的で参照することにより、本明細書に組み込まれる。
「代謝物」は、動物またはヒト体内における代謝または生体内変換によって産生された化合物またはその塩の分解または最終産物を指す(例えば、酸化、還元、または加水分解による、より極性の分子、または共役体への生体内変換(生体内変換の考察については、Goodman and Gilman,“The Pharmacological Basis of Therapeutics”8.sup.th Ed.,Pergamon Press,Gilman et al.(eds),1990を参照のこと))。本明細書で使用する際、本開示の化合物、またはその塩の代謝物は、体内において、当該化合物の生物学的に活性な形態であり得る。一例において、プロドラッグは、生物学的に活性な形態の代謝物が生体内で放出されるように使用され得る。別の例において、生物学的に活性な代謝物は、思いがけなく発見される。つまり、プロドラッグ設計が、本質的に試みられなかった場合である。本開示の化合物の代謝物の活性に関するアッセイは、本開示を踏まえると当業者に既知である。
本開示の化合物はまた、式I、IIまたはIIIの化合物のN−オキシド誘導体および保護誘導体を含む。例えば、式Iの化合物が、被酸化性窒素原子を含有する場合、窒素原子は、当該技術分野で公知の方法によってN−オキシドに変換され得る。式Iの化合物が、ヒドロキシ、カルボキシ、チオール、もしくは窒素原子(複数を含む)を含有する任意の基等の基を含有する場合、これらの基は、好適な「保護基(protecting groupまたはprotective group)」で保護され得る。好適な保護基の包括的一覧は、T.W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons, Inc. 1991に見出すことができ、この開示は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。式Iの化合物の保護誘導体は、当該技術分野で公知の方法によって調製することができる。
本明細書で使用する、疾患、障害、または症候群の「治療すること」または「治療」には、(i)疾患、障害、または症候群がヒトにおいて発症するのを予防すること、すなわち、疾患、障害、または症候群に曝露またはそれに罹患しやすいが、疾患、障害、または症候群の症状を未だ経験または呈していない動物において、疾患、障害、または症候群の臨床症状を発症させないこと、(ii)疾患、障害、または症候群を阻害すること、すなわち、その発症を抑制すること、および(iii)疾患、障害、または症候群を軽減すること、すなわち、疾患、障害、または症候群を後退させること、が含まれる。当該技術分野で既知のとおり、局所送達対全身送達、年齢、体重、健康全般、性別、食事、投与時間、薬物の相互作用、および状態の重篤性に対して、調節が必要となり得、かつ当業者によって日常の実験により解明可能であろう。
当業者は、ある種の結晶化タンパク質−配位子錯体、特にHSP90−配位子錯体、およびそれらの対応するx線構造座標を使用して、本明細書に記載のキナーゼの生物学的活性を理解するのに有用な、新たな構造情報を明らかにすることができることを理解するであろう。また、前述のタンパク質の重要な構造特長、特に、配位子結合部位の形状は、キナーゼの選択的モジュレータを設計または特定するための方法、および同様の特長を有する他のタンパク質の構造の解析において有用である。それらの配位子成分として本開示の化合物を有する、かかるタンパク質−配位子錯体は、本開示の一態様である。
また、当業者は、かかる好適なx線特性結晶が、キナーゼに結合し、キナーゼの活性を調節することが可能な候補薬剤を特定する方法の一部として使用することができることを理解するであろう。かかる方法は、以下の態様を特徴とし得る。a)好適なコンピュータプログラムに、配座におけるキナーゼの配位子結合ドメインを定義する情報(例えば、上に記載の好適なx線特性結晶より得られるx線構造座標によって定義される)を導入するステップであって、当該コンピュータプログラムは、配位子結合ドメインの3次元構造のモデルを作成する、ステップと、b)コンピュータプログラムに候補薬剤の3次元構造のモデルを導入するステップと、c)配位子結合ドメインのモデルに、候補薬剤のモデルを重ね合わせるステップと、d)候補薬剤モデルが配位子結合ドメインに空間的に適合するかどうかを評価するステップ。a〜dの態様は、必ずしも前述の順序で行う必要はない。かかる方法は、3次元構造のモデルで合理的薬物設計を行うステップと、コンピュータモデリングと併せて潜在的な候補薬剤を選択するステップと、をさらに伴い得る。
さらに、当業者は、かかる方法が、そのように決定された候補薬剤を採用して、キナーゼ調節のための生物学的活性アッセイにおいて、配位子結合ドメインに空間的に適合させるステップと、アッセイにおいて前記候補薬剤がキナーゼ活性を調節するかどうかを判定するステップと、をさらに伴い得ることを理解するであろう。かかる方法はまた、キナーゼ活性を調整すると判定された候補薬剤を、上に記載するもの等のキナーゼ調節によって治療可能な状態に罹患する哺乳類に投与するステップを含み得る。
また、当業者は、本明細書に開示する化合物が、キナーゼの配位子結合ドメインを含む分子または分子錯体と関連付ける、試験薬剤の能力を評価する方法において使用することができることを理解するであろう。かかる方法は、以下の態様を特徴とする。a)キナーゼの好適なx線特性結晶より得られた構造座標を使用して、キナーゼ結合ポケットのコンピュータモデルを作成するステップと、b)計算アルゴリズムを採用して、試験薬剤と結合ポケットのコンピュータモデルとの間の適合操作を行うステップと、c)適合操作の結果を分析して、試験薬剤と結合ポケットのコンピュータモデルとの間の関連性を定量化するステップ。
一般投与
ある種の他の好ましい実施形態において、投与は、好ましくは、経口経路によって行われ得る。本開示の化合物、またはそれらの薬剤として許容可能な塩の、純粋形態または適切な医薬組成物における投与は、認められた投与形態、または同様の用途を果たすための薬剤のうちのいずれかを介して行われ得る。したがって、投与は、例えば、経口、経鼻、非経口(静脈内、筋肉内、または皮下)、局所、経皮、膣内、膀胱内、槽内、または直腸内に、固体、半固体、凍結乾燥粉末形態、または液体用量形態で、例えば、錠剤、坐剤、ピル、軟弾性および硬ゼラチンカプセル、粉末、溶液、またはエアロゾル等、好ましくは、正確な用量の単純な投与に好適な単位用量形態で、行われ得る。
アジュバントは、保存剤、湿潤剤、懸濁剤、甘味剤、香味剤、着香剤、乳化剤、および調剤を含む。微生物の作用の予防は、種々の抗菌剤および抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸等によって確実とし得る。また、等張剤、例えば、糖、塩化ナトリウム等を含むことが望ましい場合もあり得る。注入可能な医薬形態の持続的吸収は、吸収を遅延する薬剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンの使用によってもたらされ得る。
所望に応じて、本開示の化合物の医薬組成物は、少量の補助物質(湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤、抗酸化剤等、例えば、クエン酸、ソルビタンモノラウレート、オレイン酸トリエタノールアミン、ブチル化ヒドロキシトルエン等)を含有し得る。
製剤の選択は、薬物投与形態(例えば、経口投与には、錠剤、ピル、またはカプセル形態の製剤が好ましい)、ならびに製剤原料のバイオアベイラビリティ等の、種々の要因に依存する。近年、バイオアベイラビリティが、表面積を増加させることによって、すなわち、粒径を減少させることによって、増加させることができるという原理に基づき、特に、乏しいバイオアベイラビリティを示す薬物に対して、医薬製剤が開発されている。例えば、米国特許第4,107,288号は、活性材料が巨大分子の架橋マトリックス上に支持される、10〜1,000nmの粒径を有する医薬製剤を説明する。米国特許第5,145,684号は、医薬製剤の産生を説明し、ここでは、表面改変剤の存在下で、製剤原料がナノ粒子に粉砕され(平均粒径400nm)、次いで、液体媒体に分散されて、顕著に高いバイオアベイラビリティを呈する医薬製剤を得る。
非経口注入に好適な組成物は、生理学的に許容可能な滅菌水溶液または非水溶液、分散液、懸濁液、またはエマルション、および滅菌された注入可能な溶液または分散液への再構成のための、滅菌粉末を含み得る。好適な水性および非水性担体、希釈剤、溶媒またはビヒクルの例としては、水、エタノール、ポリオール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール等)、これらの好適な混合物、植物油(オリーブオイル等)、およびオレイン酸エチル等の注入可能な有機エステルが挙げられる。適切な流動性は、例えば、レシチン等のコーティングの使用、分散液の場合の所要の粒径の維持、および界面活性物質の使用によって、維持することができる。
経口投与用の固体用量形態としては、カプセル、錠剤、ピル、粉末、および顆粒が挙げられる。かかる固体用量形態において、活性化合物は、クエン酸ナトリウムもしくは第二リン酸カルシウム等の少なくとも1つの不活性の通常の賦形剤(もしくは担体)、または(a)例えば、澱粉、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸等の増量剤もしくは拡張剤、(b)例えば、セルロース誘導体、澱粉、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、およびアカシアゴム等の結合剤、(c)例えば、グリセロール等の湿潤剤、(d)例えば、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモもしくはタピオカ澱粉、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、複合ケイ酸塩、および炭酸ナトリウム等の崩壊剤、(e)パラフィン等の溶液抑制剤、(f)例えば、第4級アンモニウム化合物等の吸収促進剤、(g)例えば、セチルアルコール、およびモノステアリン酸グリセロール、ステアリン酸マグネシウム等の湿潤剤、(h)例えば、カオリンおよびベントナイト等の吸着剤、ならびに(i)例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、またはこれらの混合物等の滑剤と混合される。カプセル、錠剤、およびピルの場合、用量形態は、緩衝剤も含み得る。
上に説明する固体用量形態は、腸溶コーティング等のコーティングおよびシェル、ならびに当該技術分野で公知の他のもので調製することができる。それらは、安定化剤を含有し得、遅延様態で腸管のある部分において活性化合物(複数を含む)を放出するようなかかる組成物でもあり得る。使用することができる組み込まれる組成物の例は、高分子物質またはろうである。活性化合物はまた、適切な場合、上述の賦形剤のうちの1つ以上を有するマイクロカプセル化形態であり得る。
経口投与の液体用量形態としては、薬剤として許容可能なエマルション、溶液、懸濁液、シロップ、およびエリキシル剤が挙げられる。かかる用量形態は、例えば、本開示の化合物(複数を含む)、またはその薬剤として許容可能な塩、任意の医薬アジュバントを、例えば、水、食塩水、水性デキストロース、グリセロール、エタノール等の担体、可溶化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、ベンジル安息香酸エステル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油、特に、綿実油、グランドナッツ油、トウモロコシ胚芽油、オリーブオイル、ヒマシ油、およびゴマ油、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、またはこれらの物質の混合物等に、溶解、分散すること等によって調製し、それによって、溶液または懸濁液を形成する。
懸濁液は、活性化合物に加え、懸濁剤、例えば、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微結晶性セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天およびトラガカント、またはこれらの物質の混合物等を含有し得る。
直腸投与用の組成物は、例えば、本開示の化合物を、通常温度では固体だが、体温では液体であるため、好適な体腔においては融解し、その中の活性成分を放出する、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコール、もしくは坐剤ろう等の好適な非刺激性賦形剤または担体と混合することによって調製することができる坐剤である。
本開示の化合物の局所投与用の用量形態としては、軟膏、粉末、噴霧液、および吸入剤が挙げられる。活性成分は、滅菌条件下で、生理学的に許容可能な担体、および必要とされ得る任意の保存料、緩衝剤、または促進剤と混合される。眼科製剤、眼軟膏剤、粉末、および溶液もまた、本開示の化合物に企図される。
一般的に、意図する投与形態に依存して、薬剤として許容可能な組成物は、約1重量%〜約99重量%の本開示の化合物(複数を含む)、またはその薬剤として許容可能な塩、および99重量%〜1重量%の好適な医薬賦形剤を含有する。一例において、当該組成物は、約5重量%〜約75重量%が本開示の化合物(複数を含む)、またはその薬剤として許容可能な塩であり、残りは好適な医薬賦形剤である。
かかる用量形態を調製する実際の方法は、当業者に既知であるか、または明らかであり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Ed.,(Mack Publishing Company,Easton, Pa.,1990)を参照されたい。投与される組成物は、いずれの場合も、本開示の教示に従う、疾患状態の治療のための、治療有効量の本開示の化合物、またはその薬剤として許容可能な塩を含有する。
本開示の化合物、またはそれらの薬剤として許容可能な塩は、採用される特定の化合物の活性、化合物の代謝的安定性および作用の長さ、年齢、体重、健康全般、性別、食事、投与形態および時間、排出速度、薬物の組み合わせ、特定の疾患状態の重篤性、ならびに治療受容者を含む種々の要因に依存して変動する、治療有効量において投与される。本開示の化合物は、1日約0.1〜約1,000mgの範囲の用量レベルで患者に投与することができる。体重が約70キログラムの正常なヒト成体の場合、1日体重1キログラム当たり約0.01〜約100mgの範囲の用量が一例である。しかしながら、使用される特定の用量は変化し得る。例えば、用量は、患者の要件、治療される状態の重篤性、および使用される化合物の薬理学的活性を含む、いくつかの要因に依存し得る。特定の患者に対する最適な用量の決定は、当業者に公知である。
当該組成物は、従来の医薬担体もしくは賦形剤と、活性薬剤としての本開示の化合物と、を含み、加えて、他の医学的薬剤および薬学的薬剤を含み得る。本開示の化合物の組成物は、抗癌剤および/または一般的に、癌治療、例えば、外科手術、放射および/または化学治療薬(複数を含む)を受ける患者に投与される他の薬剤と併用することができる。癌を治療する上で、式Iの化合物と併せた投与に有用であり得る化学治療薬としては、アルキル化剤、白金含有薬剤が挙げられる。
固定用量として製剤化する場合、かかる組み合わせ製品は、上記の用量範囲内の本開示の化合物、およびその認可された用量範囲の他の医薬活性薬剤(複数を含む)を採用する。本開示の化合物は、代替として、組み合わせ製剤が不適切な場合、既知の薬剤として許容可能な薬剤(複数を含む)とともに連続して使用することができる。
本明細書に開示する化合物、およびそれらの薬剤として許容可能な塩は、単一の立体異性体、ラセミ体として、ならびにエナンチオマーおよびジアステレオマーの混合物として存在し得る。本明細書に開示する化合物はまた、幾何異性体としても存在し得る。すべてのかかる単一の立体異性体、ラセミ体、およびそれらの混合物、ならびに幾何異性体は、本明細書に開示する化合物の範囲内であることが意図される。
化合物を構築する目的上、本明細書に開示する化合物の一般説明を考慮すると、かかる構築は、安定した構造の形成をもたらすことが想定される。つまり、当業者は、理論上、一部の構築物は、通常、安定した化合物(つまり、立体的に実用的および/または合成的に実現可能、上記参照)と見なされないことを認識するであろう。
立体異性体のラセミ混合物もしくは非ラセミ混合物からの単一の立体異性体の調製および/または分離および単離のための方法は、当該技術分野で公知である。例えば、光学活性(R)および(S)異性体は、キラルシントンまたはキラル試薬を使用して調製され得るか、または従来技術を使用して分解され得る。エナンチオマー(RおよびS異性体)は、例えば、以下のもの等の、当業者に既知の方法によって分離され得る。例えば、晶出等によって分離され得るジアステレオマー塩または錯体の形成、例えば、晶出等によって分離され得るジアステレオマー誘導体の形成、1つのエナンチオマーとエナンチオマー特異的試薬との選択的反応、例えば、酵素的酸化もしくは還元、その後の修飾および非修飾エナンチオマーの分離、またはキラル環境、例えば、結合キラル配位子を有するシリカ等のキラル支持体上、もしくはキラル溶媒の存在下でのガス液体もしくは液体クロマトグラフィである。所望のエナンチオマーが、上記の分離手順のうちの1つによって、別の化学物質に変換される場合、所望のエナンチオマー形態を解放させるために、さらなるステップが必要とされ得ることを理解されよう。代替として、特定のエナンチオマーは、光学活性試薬、物質、結晶、もしくは溶媒を使用した不斉合成によって、または不斉転換によってあるエナンチオマーを他に変換することによって、合成することができる。特定のエナンチオマーに富化されたエナンチオマーの混合物について、主な構成要素のエナンチオマーは、再結晶によってさらに富化され得る(収量の同時損失を伴う)。
加えて、本開示の化合物は、非溶媒和、ならびに水、エタノール等の薬剤として許容可能な溶媒とともに溶媒和形態で存在し得る。一般に、本開示の化合物の目的上、溶媒和形態は、非溶媒和形態と同等であると見なされる。
加えて、本開示は、組み合わせ化学を含む標準的な有機合成技術を使用して、または細菌消化、代謝、酵素的変換等の生物学的方法によって作製される化合物を対象とすることが意図される。
以下の実施例およびスキームは、本明細書に開示する化合物の一般合成手順を示す。本明細書に開示する化合物の合成は、これらの実施例およびスキームに限定されない。当業者は、他の手順を使用して、本明細書に開示する化合物を合成することができること、および当該実施例およびスキームに記載される手順が、かかる手順のうちの1つの過ぎないことが分かるであろう。以下の説明において、当業者は、特定の反応条件、添加される試薬、溶媒、および反応温度が、本開示の範囲内にある特定の化合物の合成のために修正され得ることを認識するであろう。
スキーム1は、実施例1に列記される化合物(複数を含む)のすべての合成を説明するものであり、式中、R1およびR3は、本明細書に定義するとおりである。
スキーム1において、化合物(B)は、適切な反応条件下で化合物(A)に添加され、芳香族求核置換反応を受け、化合物(C)に達する。次いで、化合物(C)は、HCl等の酸性条件下で脱保護され、BOCを除去し、化合物(D)に達する。化合物(D)では、R1COOHを適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬とともに添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。次いで、化合物(E)のカルボキシレートを塩基性条件下で加水分解し、化合物(F)のカルボン酸を得る。次いで、R3NH2を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬とともに化合物Fに添加し、縮合して、化合物(G)内にアミド結合を形成する。
実施例1:6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−({4−[4−(2−メチルプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}メチル)ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:1,1−ジメチルエチル8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イルカルバメート塩酸塩(試薬調製1の方法に従って合成)(10.44g、40mmol)、エチル6−クロロニコチン酸塩(7.4g、40mmol)およびトリエチルアミン(22.4mL、160mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(40mL)に添加し、得られた懸濁液を、密閉した管容器内で、125℃で24時間加熱した。室温まで冷却してから、混合物を、酢酸エチル(200mL)で希釈し、その後、水(200mL)で洗浄した。有機層を、10%クエン酸水溶液(2×100mL)、食塩水で2回洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、固体残渣物を得、その後、エチルエーテル中で懸濁させた。固体を、濾過により収集し、その後、追加のエチルエーテルで洗浄し、エチル6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(6.78g、収率45%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.63(s,1H),7.90(d,1H),6.90(br s,1H),6.73(d,1H),4.53(br s,2H),4.24(q,2H),3.43(br s,1H),2.14−2.10(m,2H),2.00−1.90(m,4H),1.75(br d,2H),1.39(s,9H),1.28(tr,3H)。
ステップ2:エタノール(20mL)中のエチル6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(2.83g、7.54mmol)の溶液に、ジオキサン(20mL)中の4N塩酸の溶液を添加し、反応混合物を2分間還流した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和炭酸ナトリウム水溶液を、水層がpH10に達するまで添加した。層を分離し、水層を、酢酸エチル(2×50mL)でさらに抽出し、混合した有機層を、食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、エチル6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(1.88g、収率90%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.65(d,1H),7.98(dd,1H),6.69(d,1H),5.59(br s,2H),4.30(q,2H),3.00(m,1H),2.30−2.05(m,6H),1.58(d,2H),1.35(t,3H);C15H21N3O2に対してMS(EI):276(MH+)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(20mL)中のエチル6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(2.63g、9.55mmol)、3−メトキシ−2−メチル安息香酸(1.59g、9.55mmol)、HATU(3.63g、9.55mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(3.70g、28.65mmol)の溶液を、室温で4日間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(150mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(50mL)、5%塩化リチウム水溶液(2×50mL)、および食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、粗エチル6−[3−エンド−({[2−メチル−3−メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(4.73g)を得た。C24H29N3O4に対してMS(EI):424(MH+)。
ステップ4:メタノール(90mL)および水(30mL)中、粗エチル6−[3−エンド−({[2−メチル−3−メチルオキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}ピリジン−3−カルボキシレート(4.72g、最大9.55mmol)および水酸化カリウム(1.07g、19.10mmol)の懸濁液を、60℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、メタノールの一部を蒸発させ、得られた混合物に水を添加し、1N塩酸水溶液を用いて、pHを5に調整した。沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、6−[3−エンド−({[2−メチル−3−メチルオキシ]フェニル}カルボニル)アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(3.14g、2ステップにわたり収率83%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):12.45(s,1H),6.83(br s,1H),8.64(d,1H),8.24(d,1H),7.91(dd,1H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.75(d,1H),4.60(br s,2H),3.86(m,1H),3.80(s,3H),2.21(m,2H),2.14(s,3H),2.07(m,2H),1.97(m,2H),1.87(d,2H);C22H25N3O4に対してMS(EI):396(MH+)。
ステップ5:ジメチルホルムアミド(5mL)中のtert−ブチル4−[4−(アミノメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(223mg、0.77mmol)、6−[3−エンド−({[2−メチル−3−メチルオキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(324mg、0.77mmol)、HATU(291mg、0.77mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(302mg、2.34mmol)の溶液を、室温で24時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(25mL)、5%塩化リチウム水溶液(2×25mL)、および食塩水(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、1,1−ジメチルエチル4−(4−{[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ]メチル}フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(498mg、収率97%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.58(d,1H),7.90(dd,1H),7.28(m,1H),7.21(t,1H),6.92(m,4H),6.53(d,1H),6.19(d,1H),6.13(t,1H),4.61(br s,2H),4.55(d,2H),4.25(m,1H),3.85(s,3H),3.57(m,4H),3.12(m,4H),2.34(m,2H),2.29(s,3H),2.21(m,2H),2.00(m,2H),1.82(d,2H),1.48(s,9H);C38H48N6O5に対してMS(EI):669(MH+)。
ステップ6:メタノール(5mL)中の1,1−ジメチルエチル4−(4−{[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ]メチル}フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(495mg、0.74mmol)の溶液に、ジオキサン(5mL)中の4N塩酸の溶液を添加し、反応混合物を2分間還流した。濃縮および分取HPLC(0.1%酢酸アンモニウム水溶液−アセトニトリル)による精製により、6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(4−ピペラジン−1−イルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド酢酸塩(45mg、収率9%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.60(d,1H),7.97(dd,1H),7.27(d,2H),7.23(t,1H),6.99(m,3H),6.90(d,1H),6.75(d,1H),4.60(br s,2H),4.47(s,3H),3.99(m,1H),3.84(s,3H),3.25(m,4H),2.29(m,2H),2.21(s,3H),2.19(m,2H),1.92(s,6H),1.90(m,2H);C33H40N6O3に対してMS(EI):569(MH+)。
ステップ7:ジメチルホルムアミド(4mL)中の6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(4−ピペラジン−1−イルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド(276mg、0.30mmol)、1−ヨード−2−メチルプロパン(62mg、0.34mmol)、および炭酸セシウム(500mg、1.50mmol)の混合物を、室温で18時間撹拌した。分取HPLC(0.1%酢酸アンモニウム水溶液−アセトニトリル)による精製により、6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−({4−[4−(2−メチルプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}メチル)ピリジン−3−カルボキサミド酢酸塩(17mg、収率8%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.60(d,1H),7.97(dd,1H),7.23(m,3H),7.00(d,1H),6.95(m,1H),6.90(d,1H),6.75(d,1H),4.59(br s,2H),4.46(s,2H),3.99(m,1H),3.84(s,3H),3.17(m,4H),2.62(m,4H),2.29(m,2H),2.23(m,5H),2.12(m,2H),1.90(m,4H),0.94(d,6H);C37H48N6O3に対してMS(EI):625(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[1(A)〜1(FC)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
1(B):N−シクロプロピル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、シクロプロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C25H30N4O3に対してMS(EI):435(MH+)。
1(C):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[2−(メチルオキシ)エチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、メトキシエチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C25H32N4O4に対してMS(EI):453(MH+)。
1(D):N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(ジメチルアミノ)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C26H35N5O3に対してMS(EI):466(MH+)。
1(E):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(モルホリン−4−イル)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H37N5O4に対してMS(EI):507.99(MH+)。
1(F):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(ピリジン−3−イルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−アミノメチルピリジンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H31N5O3に対してMS(EI):485.97(MH+)。
1(G):N−シクロペンチル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、シクロペンチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H34N4O3に対してMS(EI):463.02(MH+)。
1(H):N−[(2−クロロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−クロロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H31ClN4O3に対してMS(EI):519.99(MH+)。
1(I):N−[(4−クロロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−クロロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H31ClN4O3に対してMS(EI):519.93(MH+)。
1(J):N−{2−[3,4−ビス(メチルオキシ)フェニル]エチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3,4−ジメトキシフェネチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C32H38N4O5に対してMS(EI):558.94(MH+)。
1(K):N−(フラン−2−イルメチル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、フルフリルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H30N4O4に対してMS(EI):474.97(MH+)。
1(L):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、イソブチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C26H34N4O3に対してMS(EI):451.01(MH+)。
1(M):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−メトキシベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H34N4O4に対してMS(EI):514.97(MH+)。
1(N):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[3−(メチルオキシ)プロピル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−メトキシプロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C26H34N4O4に対してMS(EI):497.00(MH+)。
1(O):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(4−メチルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−メチルベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H34N4O3に対してMS(EI):498.98(MH+)。
1(P):N−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、ピペロニルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H32N4O5に対してMS(EI):528.94(MH+)。
1(Q):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−プロパ−2−イン−1−イルピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、プロパルギルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C25H28N4O3に対してMS(EI):432.98(MH+)。
1(R):N−{[3,4−ビス(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3,4−ジメトキシベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C31H36N4O5に対してMS(EI):544.96(MH+)。
1(S):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H42N6O3に対してMS(EI):535.03(MH+)。
1(T):N−[2−(エチルチオ)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(エチルチオ)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C26H34N4O3Sに対してMS(EI):482.97(MH+)。
1(U):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1S,2S)−2−[(フェニルメチル)オキシ]シクロペンチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1S,2S)−2−(ベンジルオキシ)シクロペンチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C34H40N4O4に対してMS(EI):568.98(MH+)。
1(V):N−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(6−クロロピリジン−3−イル)メチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H30ClN5O3に対してMS(EI):520.92(MH+)。
1(W):N−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−クロロ−6−フルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H30ClFN4O3に対してMS(EI):537.90(MH+)。
1(X):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[2−(メチルチオ)エチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(メチルチオ)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C25H32N5O3Sに対してMS(EI):469.45(MH+)。
1(Y):N−ブチル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]−カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、ブチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C26H34N4O3に対してMS(EI):451.08(MH+)。
1(Z):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(3−モルホリン−4−イルプロピル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(モルホリン−4−イル)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H39N5O4に対してMS(EI):522.08(MH+)。
1(AA):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(2−ピリジン−4−イルエチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(ピリジン−4−イル)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H33N5O3に対してMS(EI):500.45(MH+)。
1(AB):N−{2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H36N4O4に対してMS(EI):481.07(MH+)。
1(AC):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(2−ピリジン−3−イルエチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(ピリジン−3−イル)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H33N5O3に対してMS(EI):499.99(MH+)。
1(AD):N−[4,4−ビス(メチルオキシ)ブチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4,4−ビス(メチルオキシ)ブチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H38N4O5に対してMS(EI):511.04(MH+)。
1(AE):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(5−メチルピラジン−2−イル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(5−メチルピラジン−2−イル)メチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H32N6O3に対してMS(EI):501.57(MH+)。
1(AF):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[3−(プロピルオキシ)プロピル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(プロピルオキシ)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H38N4O4に対してMS(EI):495.05(MH+)。
1(AG):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[3,4,5−トリス(メチルオキシ)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3,4,5−トリス(メチルオキシ)ベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C32H38N4O6に対してMS(EI):575.32(MH+)。
1(AH):N−{[3,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3,5−ビス(メチルオキシ)ベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C31H36N4O5に対してMS(EI):544.97(MH+)。
1(AI):N−[(1S)−1−(4−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−({4−[(1S)−1−アミノエチル]フェニル}オキシ)−N,N−ジエチルエタンアミン(試薬調製4に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.59(d,1H),7.97(dd,1H),7.31(m,2H),7.23(t,1H),6.99(d,1H),6.90(m,3H),6.74(d,1H),5.18(q,1H),4.59(br s,2H),4.08(t,2H),3.99(m,1H),3.84(s,3H),2.90(t,2H),2.67(q,4H),2.29(m,2H),2.21(s,3H),2.19(m,2H),2.12(m,2H),1.90(d,2H),1.53(d,3H),1.09(t,6H);C36H47N5O4に対してMS(EI):614(MH+)。
1(AJ):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−({4−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}メチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−トリフルオロメトキシベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H31F3N4O4に対してMS(EI):569.59(MH+)。
1(AK):N−(シクロプロピルメチル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、シクロプロピルメチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C26H32N4O3に対してMS(EI):499.39(MH+)。
1(AL):N−{[2,4−ビス(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,4−ビス(メチルオキシ)ベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C31H36N4O5に対してMS(EI):545.66(MH+)。
1(AM):N−[(4−ブロモフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−ブロモベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H31BrN4O3に対してMS(EI):564(MH+)。
1(AN):N−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H36N4O5に対してMS(EI):509(MH+)。
1(AO):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(3S)−1−(フェニルメチル)ピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−1−ベンジルピロリジン−3−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C33H39N5O3に対してMS(EI):554(MH+)。
1(AP):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(3R)−1−(フェニルメチル)ピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(R)−1−ベンジルピロリジン−3−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C33H39N5O3に対してMS(EI):554(MH+)。
1(AQ):N−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(ジエチルアミノ)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H41N5O3に対してMS(EI):508(MH+)。
1(AR):N−{3−[(1−メチルエチル)オキシ]プロピル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(1−メチルエチルオキシ)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H38N4O4に対してMS(EI):495(MH+)。
1(AS):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−プロピルピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C25H32N4O3に対してMS(EI):437(MH+)。
1(AT):N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(ジエチルアミノ)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H39N5O3に対してMS(EI):494(MH+)。
1(AU):N−(3−メチルブチル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−メチルブチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H36N4O3に対してMS(EI):465(MH+)。
1(AV):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(3−メチルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−メチルベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H34N4O3に対してMS(EI):499(MH+)。
1(AW):N−[(3−フルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−フルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H31FN4O3に対してMS(EI):503(MH+)。
1(AX):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(2−メチルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−メチルベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H34N4O3に対してMS(EI):499(MH+)。
1(AY):N−[(3−クロロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−クロロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H31ClN4O3に対してMS(EI):520(MH+)。
1(AZ):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、テトラヒドロフルフリルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H34N4O4に対してMS(EI):479(MH+)。
1(BA):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[3−(2−オキソピロリジン−1−イル)プロピル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(2−オキソピロリジン−1−イル)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H37N5O4に対してMS(EI):520(MH+)。
1(BB):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H39N5O3に対してMS(EI):506(MH+)。
1(BC):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(2−ピペリジン−1−イルエチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−(ピペリジン−1−イル)エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H39N5O3に対してMS(EI):506(MH+)。
1(BD):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[2−(メチルオキシ)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−メトキシベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H34N4O4に対してMS(EI):515(MH+)。
1(BE):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−メトキシベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H34N4O4に対してMS(EI):515(MH+)。
1(BF):N−[(2−フルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−フルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H31FN4O3に対してMS(EI):503(MH+)。
1(BG):N−[(4−フルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−フルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H31FN4O3に対してMS(EI):503(MH+)。
1(BH):N−[(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−アミノ−(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H36N4O3に対してMS(EI):489(MH+)。
1(BI):N−(3,3−ジメチルブチル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3,3−ジメチルブチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H38N4O3に対してMS(EI):479(MH+)。
1(BJ):N−{[2,3−ビス(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,3−ジメトキシベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C31H36N4O5に対してMS(EI):545(MH+)。
1(BK):N−{[2−(エチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−エトキシベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C31H36N4O4に対してMS(EI):529(MH+)。
1(BL):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[1−(フェニルメチル)ピペリジン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−ベンジル−4−アミノピペリジンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C34H41N5O3に対してMS(EI):463(MH+)。
1(BM):エチル4−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート。ステップ5において、エチル4−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H39N5O5に対してMS(EI):550(MH+)。
1(BN):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(2−チエニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−アミノメチルチオフェンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H30N4O3Sに対してMS(EI):491(MH+)。
1(BO):N−シクロブチル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、シクロブチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C26H32N4O3に対してMS(EI):449(MH+)。
1(BP):N−[3−(エチルオキシ)プロピル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(エチルオキシ)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H36N4O4に対してMS(EI):481(MH+)。
1(BQ):N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(ジメチルアミノ)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C27H37N5O3に対してMS(EI):480(MH+)。
1(BR):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−トリフルオロメチルベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H31F3N4O3に対してMS(EI):553(MH+)。
1(BS):N−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,4−ジフルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H30F2N4O3に対してMS(EI):521(MH+)。
1(BT):N−[(2,5−ジフルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,5−ジフルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H30F2N4O3に対してMS(EI):521(MH+)。
1(BU):N−[(2,6−ジフルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,6−ジフルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H30F2N4O3に対してMS(EI):521(MH+)。
1(BV):N−[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3,4−ジフルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C29H30F2N4O3に対してMS(EI):521(MH+)。
1(BW):N−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C28H34N6O3に対してMS(EI):503(MH+)。
1(BX):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−メチルアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.61(s,1H),8.75(s,1H),8.25(s,1H),8.05(dd,1H),7.32(d,1H),7.21(m,3H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.81(d,1H),4.58(s,2H),3.87(s,1H),3.81(s,3H),3.32(s,1H),2.23(s,3H),2.21(m,1H),2.14(s,3H),2.10(m,1H),1.99(m,2H),1.86(d,2H)。C29H32N4O3に対してMS(EI):485.6(MH+)。
1(BY):N−(3,5−ジメチルフェニル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3,5−ジメチルアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.83(s,1H),8.72(s,1H),8.25(s,1H),8.04(dd,1H),7.38(s,1H),7.24(t,1H),7.02(d,1H),6.87(d,1H),6.80(d,1H),6.72(s,1H),4.59(s,br,1H),3.86(m,1H),3.81(s,3H),2.26(s,6H),2.21(m,2H),2.15(s,3H),2.10(m,2H),1.99(m,2H),1.86(d,2H)。C30H34N4O3に対してMS(EI):499.4(MH+)。
1(BZ):N−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.90(s,1H),8.70(s,1H),8.25(s,1H),8.02(dd,1H),7.42(,s,1H),7.24(t,1H),7.14(dd,1H),7.02(d,1H),6.88(t,2H),6.80(d,1H),6.00(s,2H),4.59(s,br,2H),3.87(m,1H),3.81(s,3H),2.21(m,2H),2.14(s,3H),2.11(m,2H),1.99(m,2H),1.87(d,2H)。C29H30N4O5に対してMS(EI):515.5(MH+)。
1(CA):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−メチルアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.90(s,1H),8.72(s,1h),8.25(s,1H),8.04(dd,1H),7.63(m,2H),7.23(t,1H),7.13(d,2H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.80(d,1H),4.58(s,2H),3.87(m,1H),3.81(s,3H),2.27(m,5H),2.12(m,5H),1.99(m,2H),1.87(d,2H)。C29H32N4O3に対してMS(EI):485.8(MH+)。
1(CB):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(3−メチルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−メチルアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H34N4O3に対してMS(EI):499(MH+)。
1(CC):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[2−(メチルオキシ)フェニル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−メトキシアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.22(s,1H),8.72(s,1H),8.25(s,1H),8.03(dd,1H),7.75(dd,1H),7.23(t,1H),7.15(t,1H),7.08(d,1H),7.02(d,1H),6.95(t,1H),6.87(d,1H),6.80(d,1H),4.57(s,br,2H),3.83(m,4H),3.81(s,3H),2.17(m,2H),2.15(m,3H),2.11(m,1H),1.99(m,2H),1.87(m,3H)。C29H32N4O4に対してMS(EI):501(MH+)。
1(CD):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[3−(メチルオキシ)フェニル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−メトキシアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.93(s,1H),8.70(s,1H),8.23(s,1H),8.03(dd,1H),7.44(s,1H),7.31(s,1H),7.21(m,2H),7.00(d,1H),6.85(d,1H),6.79(d,1H),6.64(dd,1H),4.57(s,br,2H),3.85(m,1H),3.79(s,3H),3.72(s,3H),2.20(m,2H),2.13(s,3H),2.08(m,2H),1.98(m,2H),1.85(d,2H)。C29H32N4O4に対してMS(EI):501(MH+)。
1(CE):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[4−(メチルオキシ)フェニル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−メトキシアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.87(s,1H),8.71(s,1H),8.05(dd,1H),7.63(m,2H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.89(m,3H),6.80(d,1H),4.58(s,br,2H),3.86(m,1H),3.81(s,3H),3.74(s,3H),2.24(m,2H),2.11(m,5H),1.99(m,2H),1.86(d,2H)。C29H32N4O4に対してMS(EI):501(MH+)。
1(CF):N−(3−クロロフェニル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−クロロアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.14(s,1H),8.73(s,1H),8.25(s,1H),8.05(dd,1H),7.95(s,1H),7.67(d,1H),7.37(t,1H),7.24(t,1H),7.13(d,1H),7.02(1H),6.85(m,2H),4.60(s,br,2H),3.86(m,1H),3.81(s,3H),2.22(m,2H),2.15(s,3H),2.11(m,2H),1.99(m,2H),1.87(d,2H)。C28H29ClN4O3に対してMS(EI):506(MH+)。
1(CG):N−(4−フルオロフェニル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−フルオロアニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.04(s,1H),8.72(s,1H),8.25(s,1H),8.05(dd,1H),7.75(m,2H),7.18(m,3H),7.02(d,1H),6.83(m,2H),4.59(s,br,2H),3.83(m 1H),3.80(s,3H),2.21(m,2H),2.14(m,5H),1.99(m,2H),1.87(d,2H)。C28H29FN4O3に対してMS(EI):489(MH+)。
1(CH):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[1−(6−ピペラジン−1−イルピリジン−3−イル)エチル]ピリジン−3−カルボキサミド。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.76(br s,2H),9.46(d,1H),8.60(s,1H),8.42(d,1H),8.36(s,1H),8.18(d,1H),8.08(s,1H),7.44−7.38(m,2H),7.24(tr,1H),7.03(d,1H),6.88(d,1H),5.20−5.10(br m,1H),4.01(br,4H),3.92(br,2H),3.81(s,2H),3.58(s,3H),3.24(br,4H),2.35−2.28(br m,2H),2.20−2.00(br m,6H),2.15(s,3H),1.52(d,3H)。ステップ5において、tert−ブチル4−(5−(1−アミノエチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(試薬調製7に従って合成)を用い、その後、ステップ6を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。
1(CI):N−[1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタンアミン(試薬調製8に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.59(d,1H),7.88(dd,1H),7.24−7.19(m,4H),6.92(dd,1H),6.52(d,1H),6.41(d,1H),6.20(d,1H),5.38(m,1H),4.61(br,2H),4.25(q,1H),3.86(s,3H),2.36−2.31(m,2H),2.29(s,3H),2.21,(m,2H),2.01(m,2H),1.84(d,2H),1.64(br,1H),1.57(d,3H);C30H32BrFN4O3に対してMS(EI):696(MH+)。
1(CJ):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンジルアミン(試薬調製2に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.81(dd,1H),8.63(d,1H),8.22(d,1H),7.96(dd,1H),7.21(m,3H),7.01(d,2H),6.86(d,1H),6.74(d,1H),4.61(m,4H),4.23(d,1H),3.83(s,3H),3.47(q,2H),3.08(d,2H),2.51(m,1H),2.42(m,8H),2.19(m,4H),1.99(d,2H),1.92−1.80(br m,6H),1.21(m,4H)。C35H43N5O3に対してMS(EI):582(MH+)。
1(CK):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(3R)−ピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1,1−ジメチルエチル(3R)−ピロリジン−3−イルカルバメートを用い、その後、ステップ7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.48(s,1H),9.36(s,1H),9.09(s,1H),8.60(s,1H),8.33−8.38(m,2H),7.29(d,1H),7.24(t,1H),7.03(d,1H),6.88(d,1H),4.86(br s,2H),4.52−4.57(m,2H),3.91(s,1H),3.81(s,3H),3.34−3.42(m,2H),3.19−3.29(m,2H),2.30(d,2H),2.16−2.23(m,2H),2.15(s,3H),1.98−2.06(m,4H)。C26H33N5O3に対してMS(EI):464(MH+)。
1(CL):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−ピペリジン−3−イルピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1,1−ジメチルエチル−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.43(s,1H),9.17(s,1H),8.98(s,1H),8.78(s,1H),8.61(d,1H),8.39(d,1H),8.34(d,1H0,7.31(s,1H),7.24(t,2H),7.03(d,1H),6.88(d,1H),4.88(br s,2H),4.19−4.27(m,1H),3.88−3.93(s,1H),3.81(s,1H),3.27(d,1H),3.12(d,1H),2.87−2.96(m,2H),2.30(d,2H),2.15(s,4H),1.98−2.06(m,3H),1.87−1.92(m,2H),1.61−1.76(m,2H)。C27H35N5O3に対してMS(EI):478(MH+)。
1(CM):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−ピペリジン−4−イルピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1,1−ジメチルエチル−4−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.02(s,2H),8.82(s,1H),8.55(s,1H),8.35(s,2H),7.30(s,1H),7.24(t,1H),7.03(d,1H),6.88(d,1H),4.89(br s,1H),4.04−4.09(m,1H),3.91(s,1H),3.81(s,3H),3.65−3.74(m,1H),3.47−3.52(m,1H),3.31(d,2H),3.00(s,2H),2.30(d,2H),2.15(s,4H),1.94−2.10(m,5H),1.80(q,2H)。C27H35N5O3に対してMS(EI):478(MH+)。
1(CN):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(ピロリジン−3−イルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1,1−ジメチルエチル−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.31(t,2H),9.14(t,1H),8.77(br s,1H),8.54(d,1H),8.35−8.40(m,2H),7.96(s,1H),7.38(d,1H),7.24(t,1H),7.03(d,1H),6.88(s,1H),3.92(s,1H),3.81(s,2H),3.65−3.74(m,2H),3.45−3.52(m,2H),3.32−3.37(m,2H),3.18−3.28(m,2H),3.07−3.13(m,1H),2.89(s,4H),2.73(s,3H),2.31(d,2H),2.15(s,4H),1.98−2.05(m,4H0,1.63−1.70(m,1H)。C27H35N5O3に対してMS(EI):478(MH+)。
1(CO):N−シクロヘキシル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、シクロヘキシルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.21(d,1H),7.94(d,1H),7.92(d,1H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.73(d,1H),4.54(s,2H),3.80(s,4H),3.73(s,1H),3.34(s,3H),2.19(d,2H0,2.14(s,2H),2.06−2.12(m,2H),1.96−1.99(m,2H),1.72−1.85(m,5H),1.60(d,1H),1.29(t,3H),1.01−1.19(m,1H)。C28H36N4O3に対してMS(EI):477(MH+)。
1(CP):N−メチル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、メチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.47(d,1H),8.41(d,1H),8.28(d,1H),8.10(d,1H),7.23(t,1H),7.08(d,1H),7.03(d,1H),6.87(d,1H),4.64(s,2H),3.86−3.92(m,1H),3.81(s,3H),2.78(d,2H),2.23−2.28(m,2H),2.11−2.16(m,5H),1.99−2.02(m,2H),1.97(s,1H),1.93(s,1H)。C23H28N4O3に対してMS(EI):409(MH+)。
1(CQ):N−エチル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、エチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.21(t,2H),7.92(dd,1H),7.23(t,1H),7.01(d,1H),6.86(d,1H),6.74(d,1H),4.54(s,2H),3.82(s,1H),3.80(s,3H),3.34(s,3H),3.22−3.29(m,2H),2.17−2.22(m,1H),2.14(s,3H),2.07−2.12(m,2H),1.96−1.99(m,2H),1.86(s,1H),1.82(s,1H),1.10(t,3H)。C24H30N4O3に対してMS(EI):423(MH+)。
1(CR):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(1R)−1−フェニルエチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1R)−1−フェニルエタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.72(d,1H),8.57(d,1H),8.27(d,1H),8.14(d,1H),7.31−7.39(m,4H),7.20−7.25(m,2H),7.00−7.04(m,2H),6.87(d,1H),5.12−5.19(m,1H),4.63(s,2H),3.85−3.90(m,1H),3.81(s,3H),2.24(d,2H),2.14(s,4H),2.11(s,1H),2.00−2.03(m,2H),1.94(s,1H),1.91(s,1H),1.47(d,3H)。C30H34N4O3に対してMS(EI):499(MH+)。
1(CS):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(1S)−1−フェニルエチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1S)−1−フェニルエタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.55(d,1H),8.28(d,1H),8.16(d,1H),7.31−7.38(m,4H),7.21−7.25(m,2H),7.02−7.05(m,2H),6.87(d,1H),5.12−5.19(m,1H),4.63(s,2H),3.84−3.91(m,1H),3.81(s,3H),2.25(d,2H),2.14(s,4H),2.11(s,1H),2.00−2.03(m,2H),1.96(s,1H),1.92(s,1H),1.47(d,3H)。C30H34N4O3に対してMS(EI):499(MH+)。
1(CT):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(1S)−1−フェニルプロピル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1R)−1−フェニルプロパン−1−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.61(d,1H),8.57(s,1H),8.26(d,1H),8.11(d,1H),7.38(d,2H),7.32(t,2H),7.20−7.25(m,2H),7.02(d,1H),6.96(s,1H),6.87(d,1H),4.86−4.92(m,1H),4.61(s,2H),3.86(s,1H),3.81(s,3H),2.24(d,2H),2.14(s,4H),2.10(s,1H),1.97−2.02(m,2H),1.93(s,1H),1.89(s,1H),1.75−1.86(m,2H),0.90(t,3H)。C31H36N4O3に対してMS(EI):513(MH+)。
1(CU):N−[(1S)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1R)−1−(4−クロロフェニル)エタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.71(d,1H),8.57(d,1H),8.25(d,1H),8.10(d,1H),7.39(s,4H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.97(d,1H),6.87(d,1H),5.09−5.17(m,1H),4.62(s,2H),3.85−3.90(m,1H),3.81(s,3H),2.22−2.27(m,2H),2.14(s,2H),2.08−2.12(m,2H),2.00−2.02(m,2H),1.94(s,1H),1.90(s,1H),1.46(d,3H)。C30H33ClN4O3に対してMS(EI):533(MH+)。
1(CV):N−[(1S)−2−アミノ−1−メチル−2−オキソエチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、L−アラニンアミド塩酸塩を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.56(d,1H),8.44(d,1H),8.28(d,1H),8.16(d,1H),7.40(s,1H),7.23(t,1H),7.04−7.07(m,1H),7.01(d,1H),6.87(d,1H),4.65(s,2H),4.37−4.44(m,1H),3.87−3.91(m,1H),3.81(s,3H),2.89(s,1H),2.73(s,1H),2.24−2.29(m,2H),2.15(s,4H),2.09−2.13(m,1H),2.01−2.04(m,2H),1.96(s,1H),1.93(s,1H),1.32(d,3H)。C25H31N5O4に対してMS(EI):466(MH+)。
1(CW):N−ヒドロキシ−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、ヒドロキシアミン塩酸塩を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.18(s,1H),8.60(d,1H),8.23(d,1H),7.92(dd,1H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.76(d,1H),4.56(br s,2H),3.85(s,1H),3.80(s,3H),3.34(s,6H),2.20(d,1H),2.14(s,1H),2.07−2.11(m,1H),1.98(s,2H),1.84−1.87(m,2H)。C22H26N4O4に対してMS(EI):410(MH+)。
1(CX):N−{8−[5−(ヒドラジノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−3−(メチルオキシ)ベンズアミド。ステップ5において、ヒドラジン塩酸塩を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):11.11(br s,1H),8.42(d,1H),8.26(d,1H),7.95(d,1H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.96(d,1H),6.87(d,1H),4.60(s,2H),3.87(s,1H),3.81(s,3H),2.21−2.26(m,2H),2.14(s,3H),2.07−2.12(m,1H),1.98−2.00(m,2H),1.93(s,1H),1.89(s,1H)。C22H27N5O3に対してMS(EI):411(MH+)。
1(CY):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−メチルピペリジン−4−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.47(br s,1H),8.71(d,1H),8.54(d,1H),8.32(d,1H),8.25(d,1H),7.20−7.26(m,2H),1.03(d,1H),6.88(d,1H),4.81(br s,2H),3.86−3.94(m,1H),3.81(s,3H),3.43(d,2H),3.30−3.36(m,1H),2.98−3.11(m,3H),2.76(t,1H),2.71−2.74(m,3H),2.28(d,2H),2.15(s,4H),1.84−2.05(m,6H)。C28H37N5O3に対してMS(EI):492(MH+)。
1(CZ):N−(1−メチルエチル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、プロパン−2−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.22(d,1H),7.95(t,1H),7.93(d,1H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.73(d,1H),4.54(s,2H),4.05−4.10(m,1H),3.84(s,1H),3.80(s,3H),3.34(s,4H),2.17−2.22(m,2H),2.14(s,2H),2.06−2.12(m,1H),1.96−1.99(m,2H),1.85(s,1H),1.82(s,1H),1.14(d,6H)。C25H32N4O3に対してMS(EI):437(MH+)。
1(DA):2−[(1−エチルプロピル)アミノ]−N4−[8−(5−{[3R]−ピロリジン−3−イルアミノカルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)、およびステップ5において、1,1−ジメチルエチル(3R)−3−アミノピロリジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C30H41N7O3に対してMS(EI):548.4(MH+)。
1(DB):2−[(1−エチルプロピル)アミノ]−N4−{8−[5−({[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)、およびステップ5において、(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C33H47N7O3に対してMS(EI):590.4(MH+)。
1(DC):2−[(1−エチルプロピル)アミノ]−N4−{8−[5−({[(3S)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)、およびステップ5において、(3S)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C33H47N7O3に対してMS(EI):590.4(MH+)。
1(DD):2−[(1−エチルプロピル)アミノ]−N4−{8−[5−({[(3R)−1−エチルピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)、およびステップ5において、(3R)−1−エチルピロリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C33H47N7O3に対してMS(EI):590.4(MH+)。
1(DE):2−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチル−N4−{8−[5−({[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)、およびステップ5において、(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C34H49N7O3に対してMS(EI):604.4(MH+)。
1(DF):2−[(1−エチルプロピル)アミノ]−N4−{8−(5−{[(3S)−ピロリジン−3−イルアミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)、およびステップ5において、1,1−ジメチルエチル(3S)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C34H49N7O3に対してMS(EI):562.2(MH+)。
1(DG):5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチル−N4−{8−(5−({[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)、およびステップ5において、(3R)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。C35H51N7O3に対してMS(EI):618.3(MH+)。
1(DH):N−[(4−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−{4−(アミノメチル)フェニル}オキシ}−N,N−ジエチルエタンアミン(試薬調製4に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H−NMR(CD3OD):8.50(d,1H),8.35(d,1H),7.35(s,1H),7.35−7.33(m,1H),7.32(s,1H),7.23(t,1H),7.02−6.98(m,3H),6.89(d,1H),4.83(s,2H),4.51(s,2H),4.33(t,3H),4.21−418(m,1H),3.85(s,3H),3.61(t,2H),3.38−3.36(m,2H),3.30−3.29(m,4H),2.10(s,3H),2.03(s,2H),2.00(s,2H),1.36(t,6H)。C35H45N5O4に対してMS(EI):601(MH+)。
1(DI):N−[(3−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−{3−(アミノメチル)フェニル}オキシ}−N,N−ジエチルエタンアミン(試薬調製4に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H−NMR(CD3OD):8.50(s,1H),8.49(s,1H),8.21(dd,1H),7.32(t,1H),7.26(t,1H),7.16(d,1H),7.01−6.94(m,3H),6.93−6.90(m,2H),4.68(s,2H),4.55(s,2H),4.34(t,2H),4.06−4.05(m,1H),3.84(s,3H),3.59(t,2H),3.37−3.35(m,2H),3.35−2.33(m,4H),2.31(s,3H),2.28(s,2H),2.21(s,2H),1.38(t,6H)。C35H45N5O4に対してMS(EI):601(MH+)。
1(DJ):N−(8−{5−[({[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}アミノ)−カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、テレフタル酸モノアミド、およびステップ5において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。
1H−NMR(CD3OD):8.60(s,1H),8.00−7.95(m,3H),7.83(d,2H),7.25(d,2H),6.95(d,2H),6.75(s,1H),4.62(s,2H),4.47(s,2H),4.00−4.01(m,1H),3.28−3.21(m,4H),2.87−2.82(m,4),2.51(s,3H),2.31−2.16(m,8H)。C33H39N7O3に対してMS(EI):583(MH+)。
1(DK):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H−NMR(DMSO−d6):9.79(s,1H),8.71(d,1H),8.23(d,1H),8.03(d,1H),7.58(d,2H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.92−6.90(m,2H),6.80(d,1H),4.58(s,2H),3.82(s,1H),3.81(s,3H),3.09−2.98(m,4H),2.46−2.23(m,4H),2.25(s,3H),2.20(s,2H),2.15(s,3H),2.11−1.98(m,4H),1.86(d,2H)。C33H40N6O3に対してMS(EI):569(MH+)。
1(DL):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)アニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H−NMR(CD3OD):8.59(s,1H),8.45(d,1H),8.35(dd,1H),7.64(d,2H),7.28−7.23(m,3H),7.02(d,1H),6.91(d,1H),4.73(s,2H),3.85−3.82(m,1H),3.62(s,3H),3.31(s,1H),3.30(s,1H),3.15(t,2H),2.99(s,1H),2.92(s,3H),2.85(s,1H),2.36−2.34(m,4H),2.26(s,3H),2.15−2.09(m,2H),1.96−1.93(m,2H)。C34H41N5O3に対してMS(EI):569(MH+)。
1(DM):N−(4−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]アニリンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H−NMR(CD3OD):8.57(d,1H),8.46(d,1H),8.34(d,1H),7.64(s,1H),7.62(s,1H),7.24(t,2H),7.07−7.03(m,3H),6.91(d,2H),4.73(s,2H),4.36(t,2H),4.04−4.02(m,1H),3.85(s,3H),3.60(t,2H),2.99(s,6H),2.35−2.33(m,4H),2.22(s,3H),2.13−2.12(m,4H)。C32H39N5O4に対してMS(EI):559(MH+)。
1(DN):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(1S)−1−メチルプロピル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−(+)−2−ブチルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。
1H−NMR(DMSO−d6):8.49(s,1H),8.31(d,1H),8.27−8.24(m,1H),7.22(t,2H),7.04(d,1H),6.88(d,1H),4.72(s,2H),3.92−3.91(m,1H),3.81(s,3H),2.27−2.15(m,4H),2.06(s,3H),2.01−1.99(m,4H),1.52−147(m,2H),1.14(d,2H),0.88(t,2H)。C26H34N4O3に対してMS(EI):451(MH+)。
1(DO):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(3R)−1−メチルピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(3R)−1−メチルピロリジン−3−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H−NMR(CD3OD):8.51−8.50(m,1H),8.39(d,1H),7.39(d,1H),7.24(t,1H),7.03(d,1H),6.91(d,1H),4.77(s,2H),4.70(s,1H),4.11−4.07(m,1H),3.92−3.90(m,1H0,3.85(s,3H),3.81−3.78(m,1H),3.51−3.49(m,2H),3.21−3.19(m,1H),3.04(s,2H),2.98(s,3H),2.42−2.40(m,1H),2.37−2.34(m,4H),2.22(s,3H),2.19−2.15(m,4H)。C27H35N5O3に対してMS(EI):479(MH+)。
1(DP):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(3S)−1−メチルピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(3S)−1−メチルピロリジン−3−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H−NMR(CD3OD):8.47(s,1H),8.38(d,1H),7.39(d,1H),7.25(t,1H),7.03(d,1H),6.91(d,1H),4.75(s,2H),4.65−4.60(m,1H),4.11−4.01(m,2H),3.84(s,3H),3.81−3.78(m,1H),3.45−3.40(m,1H),3.22−3.20(m,1H),3.11(s,2H),2.28(s,3H),2.65−2.60(m,1H),2.44−2.40(m,4H),2.21(s,3H),2.18−2.16(m,4H)。C27H35N5O3に対してMS(EI):479(MH+)。
1(DQ):N−[(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−クロロ−3,6−ジフルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.71(br s,1H),8.51(s,1H),8.25(d,1H),8.04(d,1H),7.50−7.42(m,1H),7.35−7.29(m,2H),7.03−6.85(m,3H),4.62−4.56(m,4H),3.89−3.83(m,1H),3.80(s,3H),2.26−2.20(m,2H),2.15−1.86(m,9H)。C29H29ClF2N4O3に対してMS(EI):556(MH+)。
1(DR):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エタンアミン二塩酸塩(試薬調製3に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.99(br s,1H),9.11(d,1H),8.56(s,1H),8.38−8.33(m,2H),7.38−7.22(m,4H),7.04−6.87(m,4H),5.13−5.05(m,1H),3.94−3.89(m,1H),3.82−3.73(m,5H),3.49−3.43(m,2H),3.16−3.04(m,4H),2.79(d,3H),2.34−1.98(m,8H),1.45(d,3H)。C35H44N6O3に対してMS(EI):597(MH+)。
1(DS):N−{[4−フルオロ−3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−フルオロ−3−メトキシベンジルアミン(試薬調製6に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.95(br s,1H),8.55(s,1H),8.27(d,1H),8.13(d,1H),7.25−7.11(m,3H),7.08−7.01(m,2H),6.89−6.83(m,2H),4.63(br s,2H),4.44(d,2H),3.91−3.86(m,1H),3.83−3.79(m,6H),2.28−2.22(m,2H),2.17−2.09(m,5H),2.05−1.90(m,4H)。C30H33FN4O4に対してMS(EI):533(MH+)。
1(DT):N−{[3−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−フルオロ−4−メトキシベンジルアミン(試薬調製6に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.93(br s,1H),8.55(s,1H),8.27(d,1H),8.11(d,1H),7.26−7.21(m,1H),7.17−7.00(m,5H),6.87(d,1H),4.61(br s,2H),4.40(d,2H),3.91−3.85(m,1H),3.82−3.78(m,6H),2.28−2.20(m,2H),2.17−1.89(m,9H)。C30H33FN4O4に対してMS(EI):533(MH+)。
1(DU):N−{[2−クロロ−4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−クロロ−4−メトキシベンジルアミン(試薬調製6に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(br s,1H),8.56(s,1H),8.27(d,1H),8.14(d,1H),7.30−7.21(m,2H),7.06−7.00(m,3H),6.93−6.85(m,2H),4.63(br s,2H),4.47(d,2H),3.92−3.85(m,1H),3.81(s,3H),3.76(s,3H),2.28−2.25(m,2H),2.17−2.09(m,5H),2.04−1.90(m,4H)。C30H33ClN4O4に対してMS(EI):549(MH+)。
1(DV):N−{[2,6−ジフルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,6−ジフルオロ−4−メトキシベンジルアミン(試薬調製6に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.78(br s,1H),8.49(s,1H),8.28(d,1H),8.13(d,1H),7.26−7.21(m,1H),7.10−7.01(m,2H),6.87(d,1H),6.77−6.71(m,2H),4.64(br s,2H),4.42(d,2H),3.92−3.85(m,1H),3.81(s,3H),3.78(s,3H),2.28−2.22(m,2H),2.17−2.08(m,5H),2.04−1.91(m,4H)。C30H32F2N4O4に対してMS(EI):551(MH+)。
1(DW):N−{[2−フルオロ−6−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2−フルオロ−6−メトキシベンジルアミン(試薬調製6に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.52(br s,1H),8.47(s,1H),8.27(d,1H),8.15(d,1H),7.36−7.21(m,2H),7.10−7.00(m,2H),6.90−6.78(m,3H),4.64(br s,2H),4.46(d,2H),3.91−3.85(m,1H),3.83(s,3H),3.81(s,3H),2.28−2.20(m,2H),2.16−2.08(m,5H),2.04−1.90(m,4H)。C30H33FN4O4に対してMS(EI):533(MH+)。
1(DX):N−{[4−フルオロ−2−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−フルオロ−2−メトキシベンジルアミン(試薬調製6に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.82(br s,1H),8.54(s,1H),8.28(d,1H),8.17(d,1H),7.26−7.17(m,2H),7.11−7.01(m,2H),6.94−6.86(m,2H),6.76−6.70(m,1H),4.65(br s,2H),4.38(d,2H),3.92−3.87(m,1H),3.84(s,3H),3.81(s,3H),2.28−2.23(m,2H),2.17−2.10(m,5H),2.05−1.92(m,4H)。C30H33FN4O4に対してMS(EI):533(MH+)。
1(DY):N−[(2−クロロ−6−フルオロ−3−メチルフェニル)メチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−(2−クロロ−6−フルオロ−3−メチルフェニル)メタンアミン(試薬調製6に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.68(br s,1H),8.49(d,1H),8.27(d,1H),8.11(d,1H),7.40−7.35(m,1H),7.25−7.14(m,2H),7.03−7.00(m,2H),6.86(d,1H),4.62(br s,2H),4.57(d,2H),3.90−3.84(m,1H),3.80(s,3H),2.32(s,3H),2.28−2.21(m,2H),2.15−2.08(m,5H),2.04−1.90(m,4H)。C30H32ClFN4O3に対してMS(EI):551(MH+)。
1(DZ):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(2,3,6−トリフルオロフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,3,6−トリフルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.73−8.67(m,1H),8.58(s,1H),8.22(s,1H),7.95−7.90(d,1H),7.50−7.40(m,1H),7.25−7.19(m,1H),7.17−7.09(m,1H),7.03−6.99(d,1H),6.88−6.84(d,1H),6.75−6.71(d,1H),4.57−4.47(m,4H),3.87−3.77(m,4H),2.23−2.16(d,2H),2.14(s,3H),2.11−2.03(m,2H),2.01−1.93(m,2H),1.88−1.79(d,2H)。C29H29F3N4O3に対してMS(EI):539(MH+)。
1(EA):N−{[3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンジルアミン(試薬調製5の方法に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.79−8.73(m,1H),8.64(s,1H),8.24−8.20(m,1H),7.99−7.90(m,2H),7.26−7.20(m,1H),7.10−6.98(m,3H),6.88−6.84(d,1H),6.78−6.72(d,1H),4.61−4.50(m,2H),4.40−4.35(d,2H),3.88−3.78(m,4H),3.32−3.30(m,4H),3.11−2.96(br.s,4H),2.59(s,3H),2.24−2.16(m,2H),2.14(s,3H),2.13−2.04(m,2H),2.01−1.94(m,2H),1.89−1.79(d,2H)。C34H41FN6O3に対してMS(EI):601(MH+)。
1(EB):N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、3−アミノプロパン−1,2−ジオールを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.61(s,1H),8.23−8.18(m,2H),7.97−7.92(d,1H),7.26−7.20(m,1H),7.04−6.99(d,1H),6.88−6.84(d,1H),6.76−6.72(d,1H),4.84−4.81(d,2H),4.60−4.50(m,4H),3.88−3.78(m,4H),3.63−3.57(m,1H),3.21−3.11(m,2H),2.24−2.16(m,2H),2.14(s,3H),2.10−2.04(m,2H),2.01−1.94(m,2H),1.89−1.79(d,2H)。C25H32N4O5に対してMS(EI):469(MH+)。
1(EC):N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1S,2S)−2−アミノシクロペンタノールを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.60(s,1H),8.24−8.20(d,1H),8.00−7.90(m,2H),7.27−7.19(m,1H),7.04−6.99(d,1H),6.88−6.84(d,1H),6.77−6.71(d,1H),4.80−4.76(d,2H),4.60−4.50(br.s,2H),4.01−3.90(m,2H),3.87−3.78(m,4H),2.24−2.16(m,2H),2.14(s,3H),2.10−2.04(m,2H),2.01−1.94(m,2H),1.89−1.79(d,2H),1.70−1.60(m,4H),1.51−1.40(m,2H)。C27H34N4O4に対してMS(EI):479(MH+)。
1(ED):N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1S,2S)−2−アミノシクロヘキサノールを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.60(s,1H),8.24−8.20(d,1H),7.98−7.93(d,1H),7.88−7.84(d,1H),7.26−7.20(m,1H),7.04−6.99(d,1H),6.88−6.84(d,1H),6.77−6.71(d,1H),4.64−4.59(m,1H),4.58−4.50(br.s,2H),3.87−3.78(m,4H),3.66−3.54(m,1H),2.24−2.16(m,2H),2.14(s,3H),2.10−2.04(m,2H),2.01−1.94(m,2H),1.90−1.78(m,3H),1.69−1.59(m,4H),1.27−1.16(m,4H)。C28H36N4O4に対してMS(EI):493(MH+)。
1(EE):N−アゼチジン−3−イル−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1,1−ジメチルエチル−3−アミノアゼチジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.25(s,1H),8.98(s,2H),8.61(d,1H),8.29(d,1H),8.12(d,1H),7.24(t,1H),7.05(s,1H),7.03(d,1H),6.87(d,1H),4.75−4.84(m,2H),4.70(s,2H),4.07−4.19(m,4H),3.87(s,1H),3.81(s,3H),2.25(d,2H),2.08−2.14(m,4H),2.00−2.03(m,2H),1.95(s,1H),1.92(s,1H)。C25H31N5O3に対してMS(EI):450(MH+)。
1(EF):N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−2−アミノプロパン−1−オールを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.60(s,1H),8.25−8.20(d,1H),7.97−7.92(d,1H),7.87−7.81(d,1H),7.26−7.20(m,1H),7.04−6.99(d,1H),6.88−6.84(d,1H),6.76−6.72(d,1H),4.75−4.67(m,1H),4.60−4.50(br.s,2H),4.05−3.94(m,2H),3.87−3.78(m,4H),3.48−3.40(m,1H),2.24−2.16(m,2H),2.14(s,3H),2.10−2.04(m,2H),2.01−1.94(m,2H),1.89−1.79(d,2H),1.14−1.08(d,3H)。C25H32N4O4に対してMS(EI):453(MH+)。
1(EG):N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−1−アミノプロパン−2−オールを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.60(s,1H),8.24−8.16(m,2H),7.97−7.92(d,1H),7.26−7.20(m,1H),7.04−6.99(d,1H),6.88−6.84(d,1H),6.76−6.72(d,1H),4.76−4.73(d,1H),4.57−4.52(br.s,2H),3.87−3.79(m,4H),3.78−3.72(m,1H),3.21−3.13(m,2H),2.24−2.16(m,2H),2.14(s,3H),2.10−2.04(m,2H),2.01−1.94(m,2H),1.89−1.79(d,2H),1.07−1.03(d,3H)。C25H32N4O4に対してMS(EI):453(MH+)。
1(EH):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1S)−1−[3−(メチルオキシ)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−1−(3−メトキシフェニル)エタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.64(d,1H),8.52(d,1H),8.23(d,1H),7.98(dd,1H),7.22(t,2H),7.02(d,1H),6.94(m,2H),6.86(d,1H),6.80(m,1H),6.76(d,1H),5.12(m,1H),4.54(bs,2H),3.85(m,1H),3.82(s,3H),3.74(s,3H),2.20(m,2H),2.15(s,3H),2.08(m,2H),1.98(m,2H),1.84(m,2H),1.44(d,3H)。C31H36N4O4に対してMS(EI):529(MH+)。
1(EI):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(4−モルホリン−4−イルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(4−モルホリノフェニル)メタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.70(t,1H),8.63(d,1H),8.22(d,1H),7.96(dd,1H),7.22(t,1H),7.18(d,2H),7.02(d,1H),6.89(d,2H),6.86(d,1H),6.74(d,1H),4.54(bs,2H),4.32(d,2H),3.83(m,1H),3.80(s,3H),3.72(m,4H),3.02(m,4H),2.20(m,2H),2.15(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H)。C33H39N5O4に対してMS(EI):570(MH+)。
1(EJ):N−[(1S)−1,2−ジメチルプロピル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−3−メチルブタン−2−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.61(d,1H),8.21(d,1H),7.94(dd,1H),7.84(d,1H),7.22(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,2H),6.74(d,1H),4.52(bs,2H),3.82(m,2H),3.80(s,3H),2.20(m,2H),2.14(s,3H),2.09(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H),1.74(m,1H),1.08(d,3H),0.88(d,3H),0.86(d,3H)。C27H36N4O3に対してMS(EI):465(MH+)。
1(EK):N−[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(R)−3−メチルブタン−2−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(d,1H),8.21(d,1H),7.94(dd,1H),7.85(d,1H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,2H),6.74(d,1H),4.53(bs,2H),3.82(m,2H),3.80(s,3H),2.20(m,2H),2.15(s,3H),2.10(m,2H),1.97(m,2H),1.84(d,2H),1.74(m,1H),1.08(d,3H),0.88(d,3H),0.86(d,3H)。C27H36N4O3に対してMS(EI):465(MH+)。
1(EL):N−[(1S)−1−メチル−2−(メチルオキシ)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−1−メトキシプロパン−2−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.59(d,1H),8.21(d,1H),7.94(m,2H),7.22(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,2H),6.74(d,1H),4.54(bs,2H),4.17(m,1H),3.84(m,1H),3.80(s,3H),3.39(d,0.5H),3.37(d,0.5H),3.26(d,0.5H),3.26(s,3H),3.24(d,0.5H),2.19(m,2H),2.14(s,3H),2.09(m,2H),1.97(m,2H),1.84(d,2H),1.07(d,3H)。C26H34N4O4に対してMS(EI):467(MH+)。
1(EM):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1S)−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−1−(4−メトキシフェニル)エタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.63(d,1H),8.45(d,1H),8.21(d,1H),7.96(dd,1H),7.29(d,2H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.87(m,3H),6.74(d,1H),5.10(m,1H),4.52(bs,2H),3.80(s,3H),3.71(s,3H),3.81(m,1H),2.20(m,2H),2.14(s,3H),2.06(m,2H),1.97(m,2H),1.83(d,2H),1.42(d,3H)。C31H36N4O4に対してMS(EI):528(M)。
1(EN):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1R)−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(R)−1−(4−メトキシフェニル)エタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.63(d,1H),8.45(d,1H),8.21(d,1H),7.96(dd,1H),7.29(d,2H),7.23(t,1H),7.01(d,1H),6.86(m,3H),6.74(d,1H),5.10(m,1H),4.53(bs,2H),3.82(m,1H),3.80(s,3H),3.71(s,3H),2.19(m,2H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.97(m,2H),1.83(d,2H),1.43(d,3H)。C31H36N4O4に対してMS(EI):529(MH+)。
1(EO):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−((1−フェニルエチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−フェニルエタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.65(d,1H),8.53(d,1H),8.21(d,1H),7.98(dd,1H),7.38(m,2H),7.32(m,2H),7.22(m,2H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.75(d,1H),5.12(m,1H),4.54(bs,2H),3.82(m,1H),3.80(s,3H),2.20(m,2H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.97(m,2H),1.84(d,2H),1.45(d,3H)。C30H34N4O3に対してMS(EI):499(MH+)。
1(EP):N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−(4−クロロフェニル)エタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.63(d,1H),8.55(d,1H),8.21(d,1H),7.96(dd,1H),7.39(m,4H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.75(d,1H),5.12(m,1H),4.54(bs,2H),3.84(m,1H),3.80(s,3H),2.20(m,2H),2.13(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H),1.44(d,3H)。C30H33ClN4O3に対してMS(EI):535(MH+)。
1(EQ):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(1−フェニルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−フェニルピペリジン−4−アミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.61(d,1H),8.21(d,1H),8.03(d,1H),7.94(dd,1H),7.21(m,3H),7.02(d,1H),6.96(m,2H),6.86(d,1H),6.74(m,2H),4.54(bs,2H),3.94(m,1H),3.83(m,1H),3.80(s,3H),3.72(m,2H),2.80(m,2H),2.19(m,2H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,4H),1.64(m,2H)。C33H39N5O3に対してMS(EI):554(MH+)。
1(ER):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(4−ピロリジン−1−イルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(4−(ピロリジン−1−イル)フェニル)メタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.62(m,2H),8.21(d,1H),7.95(dd,1H),7.22(t,1H),7.11(m,2H),7.01(d,1H),6.85(d,1H),6.73(d,1H),6.47(m,2H),4.52(bs,2H),4.32(d,2H),3.83(m,1H),3.79(s,3H),3.17(m,4H),2.19(m,2H),2.13(s,3H),2.08(m,2H),1.92−1.98(m,6H),1.84(d,2H)。C33H39N5O3に対してMS(EI):553(M)。
1(ES):N−[(1S)−1−(4−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}−2−フルオロフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(S)−2−(4−(1−アミノエチル)−3−フルオロフェノキシ)−N,N−ジエチルエタンアミン(試薬調製4に従って合成)を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.64(d,1H),8.52(d,1H),8.21(d,1H),7.97(dd,1H),7.34(t,1H),7.23(t,1H),7.01(d,1H),6.86(d,1H),6.73−6.79(m,3H),5.30(m,1H),4.54(bs,2H),4.00(t,2H),3.83(m,1H),3.80(s,3H),2.74(t,2H),2.52(dd,4H),2.20(m,2H),2.13(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H)1.41(d,3H),0.96(t,6H)。C36H46FN5O3に対してMS(EI):633(MH+)。
1(ET):N−{1−[3,4−ビス(メチルオキシ)フェニル]エチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−(3,4−ジメトキシフェニル)エタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.63(d,1H),8.44(d,1H),8.21(d,1H),7.94(dd,1H),7.23(t,1H),7.02(d,s,2H),6.86(m,3H),6.74(d,1H),5.10(m,1H),4.54(bs,2H),3.83(m,1H),3.80(s,3H),3.75(s,3H),3.71(s,3H),2.19(m,2H),2.13(s,3H),2.08(m,2H),1.97(m,2H),1.84(d,2H),1.43(d,3H)。C32H38N4O5に対してMS(EI):559(MH+)。
1(EU):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)メタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.68(t,1H),8.63(d,1H),8.21(d,1H),7.96(dd,1H),7.22(t,1H),7.15(m,2H),7.02(d,1H),6.87(m,3H),6.74(d,1H),4.53(bs,2H),4.33(d,2H),3.82(m,1H),3.79(s,3H),3.06(m,4H),2.42(m,4H),2.20(s,m,5H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H)。C34H42N6O3に対してMS(EI):583(MH+)。
1(EV):N−{(1S)−1−[2−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(1S)−1−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタンアミン塩酸塩を用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz, メタノール−d4):8.60(d,1H),7.97(dd,1H),7.31(t,1H),7.23(t,1H),6.99(d,1H),6.90(d,1H),6.77−6.64(m,3H),5.43−5.35(m,1H),4.60(br s,2H),4.03−3.96(m,1H),3.84(s,3H),3.77(s,3H),2.35−2.06(m,9H),1.90(d,2H),1.52(d,3H);C31H35FN4O4に対してMS(EI):547(MH+)。
1(EW):N−{[2−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)メタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.60(d,1H),7.96(dd,1H),7.29(t,1H),7.22(t,1H),6.99(d,1H),6.90(d,1H),6.77−6.66(m,3H),4.60(br s,2H),4.52(s,2H),4.04−3.95(m,1H),3.84(s,3H),3.77(s,3H),2.35−2.07(m,9H),1.91(d,2H);C30H33FN4O4に対してMS(EI):533(MH+)。
1(EX):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(2,4,6−トリフルオロフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、(2,4,6−トリフルオロフェニル)メタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(t,1H),8.56(d,1H),8.19(d,1H),7.90(dd,1H),7.23−7.11(m,3H),6.99(d,1H),6.83(d,1H),6.70(d,1H),4.51(br s,2H),4.41(d,2H),3.85−3.74(m,4H),2.23−1.99(m,7H),1.98−1.88(m,2H),1.81(d,2H);C29H29F3N4O3に対してMS(EI):537(M−H)。
1(EY):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.61(d,1H),7.98(dd,1H),7.26−7.20(m,2H),7.02−6.97(m,2H),6.93−6.85(m,3H),6.76(d,1H),4.60(br s,2H),4.51(s,2H),4.04−3.96(m,1H),3.84(s,3H),3.39−3.22(m,4H),2.89−2.81(m,4H),2.54−2.51(m,3H),2.34−2.25(m,2H),2.23−2.08(m,7H),1.96(s,3H),1.90(d,2H);C34H42N6O3に対してMS(EI):583(MH+)。
1(EZ):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メタンアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.65−8.58(m,2H),8.16(d,1H),7.92(dd,1H),7.19−7.12(m,3H),7.07−6.93(m,3H),6.79(d,1H),6.69(d,1H),4.53−4.41(m,4H),3.82−3.75(m,1H),3.73(s,3H),2.89−2.81(m,4H),2.68−2.56(m,4H),2.31(br s,3H),2.18−1.98(m,7H),1.95−1.86(m,2H),1.78(d,2H);C34H42N6O3に対してMS(EI):583(MH+)。
1(FA):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(2,4,5−トリフルオロフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、2,4,5−トリフルオロベンジルアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.77(t,1H),8.62(d,1H),8.21(d,1H),7.94(dd,1H),7.57−7.48(m,1H),7.44−7.34(m,1H),7.20(t,1H),6.99(d,1H),6.84(d,1H),6.74(d,1H),4.53(br s,2H),4.41(d,2H),3.87−3.74(m,4H),2.25−1.75(m,11H);C29H29F3N4O3に対してMS(EI):537(M−H)。
1(FB):N−(2−ヒドロキシエチル)−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、エタノールアミンを用い、その後、ステップ6および7を省略することにより、実施例1の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.46(d,1H),8.41(d,1H),8.31(dd,1H),7.32(d,1H),7.24(t,1H),7.01(d,1H),6.91(d,1H),4.71(br s,2H),4.13−4.07(m,1H),3.85(s,3H),3.71(t,2H),3.50(t,2H),32.41−2.18(m,9H),2.14(d,2H);C24H30N4O4に対してMS(EI):439(MH+)。
1(FC):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(4−ピペラジン−1−イルフェニル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。実施例1のステップ5において、酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.60(d,1H),7.97(dd,1H),7.27(d,2H),7.23(t,1H),6.99(m,3H),6.90(d,1H),6.75(d,1H),4.60(br s,2H),4.47(s,3H),3.99(m,1H),3.84(s,3H),3.25(m,4H),2.29(m,2H),2.21(s,3H),2.19(m,2H),1.92(s,6H),1.90(m,2H);C33H40N6O3に対してMS(EI):569(MH+)。
スキーム2は、実施例2に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R1およびR3は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム2において、化合物(A)のカルボキシレートは、加水分解されて、KOHの使用等、酸性条件下で、化合物(B)を形成する。その後、R3NH2を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(B)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。その後、化合物(C)を、HClの使用等の酸性条件下で、脱保護し、BOCを除去し、化合物(D)を形成する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例2:6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:メタノール(120mL)および水(40mL)中のエチル6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(実施例1において調製)(13.56g、36.12mmol)および水酸化カリウム(4.05g、72.23mmol)の混合物を、70℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、その後、1N塩酸水溶液を用いてpH5まで酸性化した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させて、6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(11.69g、収率93%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ12.46(br s,1H),8.61(d,1H),7.89(dd,1H),6.90(br s,1H),6.71(d,1H),4.52(br s,2H),3.44(m,1H),2.12(m,2H),1.94(m,4H),1.75(d,2H),1.39(s,9H);C18H25N3O4に対してMS(EI):348(MH+)。
ステップ2:DMF(10mL)中の6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(643mg、1.85mmol)、ベンジルアミン(198mg、1.85mmol)、HATU(704mg、1.85mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(598mg、4.63mmol)の混合物を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(50mL)、5%塩化リチウム(2×50mL)、および食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。得られた固体を、酢酸エチル(10mL)と共に粉砕し、その後、乾燥させ、1,1−ジメチルエチル[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(612mg、収率76%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ8.79(t,1H),8.63(d,1H),7.96(dd,1H),7.31(m,5H),7.23(m,1H),6.87(br s,1H),6.72(d,1H),4.49(br s,2H),4.45(d,2H),3.42(m,1H),2.11(m,2H),1.95(m,4H),1.72(d,2H),1.39(s,9H);C25H32N4O3に対してMS(EI):437(MH+)。
ステップ3:メタノール(75mL)中の1,1−ジメチルエチル[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(13.49g、30.90mmol)の溶液およびジオキサン(75mL)中の4M HClを、2分間還流した。反応混合物を濃縮し、水(500mL)を添加した。水溶液を、酢酸エチル(2×150mL)で洗浄し、その後、50%水酸化ナトリウムを用いてpH11まで塩基性化した。水層を、酢酸エチル(3×250mL)で抽出し、有機抽出物を、食塩水(50mL)で洗浄した。有機溶液を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(9.40g、収率90%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ8.76(t,1H),8.62(d,1H),7.94(dd,1H),7.30(m,5H),7.23(m,1H),6.63(d,1H),4.49(br s,2H),4.45(d,2H),3.14(m,1H),2.34(m,2H),1.92(m,4H),1.57(br s,2H),1.42(d,2H)。
ステップ4:DMF(2mL)中の3−(メチルオキシ)−2−メチル安息香酸(22mg、0.13mmol)、6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(44mg、0.13mmol)、HATU(50mg、0.13mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(52mg、0.40mmol)の混合物を、室温で5時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(2×30mL)、5%塩化リチウム(20mL)、および食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。得られた固体を、アセトニトリル中で懸濁し、不溶性生成物を、濾過により収集し、その後、メタノール(3×)で洗浄し、表題化合物(19mg、収率22%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ8.80(t,1H),8.65(s,1H),8.23(d,1H),7.98(m,1H),7.31(m,4H),7.23(m,2H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.76(d,1H),4.55(br s,2H),4.46(d,2H),3.84(m,1H),3.80(s,3H),2.26(m,2H),2.14(s,3H),2.09(m,2H),1.97(m,2H),1.85(d,2H);C29H32N4O3に対してMS(EI):485(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[2(A)〜2(AU)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(2B):N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−1H−インドール−4−カルボキサミド。ステップ4において、インドール−4−カルボン酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):11.31(s,1H),8.87(s,1H),8.64(s,1H),8.12−8.03(m,2H),7.54(d,2H),7.45(t,1H),7.35−7.30(m,4H),7.24−7.19(m,1H),7.15(t,1H),6.85(br s,1H),6.78(t,1H),4.62(br s,2H),4.47(d,2H),3.94(br s,1H),2.33−2.31(m,2H),2.08−1.96(m,6H)。C29H29N5O2に対してMS(EI):478(M−)。
(2C):6−(3−エンド−{[(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):9.50(br s,1H),8.95(br s,1H),8.57(s,1H),8.22(d,1H),8.10(s,1H),7.35−7.26(m,2H),7.25−7.07(m,1H),7.01(t,1H),6.84(d,1H),6.72(d,1H),4.62(br s,2H),4.47(d,2H),3.86(br s,1H),2.26−2.24(m,2H),2.11(s,3H),2.08−1.99(m,2H),1.94−1.90(m,4H)。C28H30N4O3に対してMS(EI):471(MH+)。
(2D):6−(3−エンド−{[(3−アミノ−2−メチルフェニル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、3−アミノ−2−メチル安息香酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.80(t,1H),8.65(br s,1H),8.09(d,1H),7.99−7.96(m,1H),7.33−7.31(m,3H),7.25−7.24(m,1H),6.91(t,1H),6.75(d,1H),6.67(d,1H),6.48(d,1H),4.97(br s,2H),4.55(s,1H),4.46(d,2H),3.82(s,1H),2.21−2.08(m,2H),2.07−1.98(m,7H),1.97−1.84(m,2H)。C28H31N5O2に対してMS(EI):
468(M−)。
(2E):N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、テレフタル酸モノアミドを用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.80(t,1H),8.66(s,1H),8.32(d,1H),8.10(s,1H),8.00−7.95(m,2H),7.84−7.82(m,2H),7.53(s,1H),7.33−7.31(m,2H),6.78(d,1H),4.58(s,2H),4.46(d,2H),3.86(s,1H),2.23−2.21(m,2H),2.11−1.90(m,6H)。C28H29N5O3に対してMS(EI):484(MH+)。
(2F):2−メチル−N1−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸(試薬調製11に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.82(t,1H),8.66(s,1H),8.34(d,1H),8.01−7.98(m,2H),7.75−7.72(m,2H),7.43(s,1H),7.43−7.31(m,3H),7.29−7.14(m,2H),6.77(d,1H),6.59(s,1H),4.56(s,2H),4.46(d,2H),3.87(s,1H),2.37(s,3H),2.22−2.20(m,2H),2.12−2.08(m,2H),1.99−1.87(m,4H)。C29H31N5O3に対してMS(EI):496(M−)。
(2G):2−メチル−N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,3−ジカルボキサミド。ステップ4において、3−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸(試薬調製10に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.87(t,1H),8.62(d,1H),8.35(d,1H),8.03(dd,1H),7.76(s,1H),7.46(s,2H),7.32−7.30(m,4H),7.27(s,2H),7.12(s,2H),6.99(d,1H),4.58(s,2H),4.46(d,2H),3.87(s,1H),2.32(s,3H),2.23−2.20(m,2H),2.11−1.99(m,4H),1.97−1.86(m,2H)。C29H31N5O3に対してMS(EI):498(MH+)。
(2H):6−[3−エンド−({[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(ピリジン−3−イルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ2において、3−(アミノメチル)ピリジン、およびステップ4において、4−(ヒドロキシメチル)安息香酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,CD3OD):8.61(s,1H),8.58(s,1H),8.47(s,1H),8.21(d,1H),8.02(d,1H),7.99(d,1H),7.93−7.91(m,2H),7.50−7.45(m,3H),6.81(d,1H),4.67(s,2H),4.64(s,2H),4.60(s,2H),4.02(s,1H),2.30−2.18(m,6H),2.00−1.96(m,2H)。C27H29N5O3に対してMS(EI):472(MH+)。
(2I):N−[8−(5−{[(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、3−(アミノメチル)ピリジン、およびステップ4において、テレフタル酸モノアミドを用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,CD3OD):8.53(d,1H),8.46(s,1H),8.35(d,1H),8.27(d,1H),7.91−7.86(m,3H),7.77−7.75(m,2H),7.32(t,1H),6.71(d,1H),4.54(brs,2H),4.49(s,2H),3.92(br s,1H),2.19−2.2.10(m,6H),1.89−1.83(m,2H)。C27H28N6O3に対してMS(EI):485(MH+)。
(2J):6−[3−エンド−({[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−[(5−メチルピラジン−2−イル)メチル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ2において、2−(アミノメチル)−5−メチルピラジン、およびステップ4において、4−(ヒドロキシメチル)安息香酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,CD3OD):8.55(s,1H),8.40−8.39(m,2H),7.91(dd,1H),7.68−7.65(m,2H),7.37(d,2H),6.68(d,1H),4.58(s,2H),4.57(s,2H),4.54(s,2H),3.92(br s,1H),2.45(s,3H),2.21−2.17(m,6H),189−1.83(m,2H)。C27H30N6O3に対してMS(EI):487(MH+)。
(2K):N−{8−[5−({[(5−メチルピラジン−2−イル)メチル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、2−(アミノメチル)−5−メチルピラジン、およびステップ4において、テレフタル酸モノアミドを用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,CD3OD):8.51−8.45(m,4H),8.25(d,1H),7.98−7.96(m,2H),7.88−7.85(m,2H),7.18(d,1H),4.72(s,2H),4.68(s,2H),4.10(br s,1H),2.54(s,3H),2.38−2.24(m,6H),2.16−2.12(m,2H)。C27H29N7O3に対してMS(EI):500(MH+)。
(2L):6−(3−エンド−{[(5−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、5−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボン酸(J.Med.Chem.1997,40,18−23を参照)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.82−8.77(m,1H),8.65(s,1H),8.08(d,1H),7.98(dd,1H),7.35−7.28(m,4H),7.26−7.21(m,1H),6.81−6.74(m,3H),4.54(br s,2H),4.45(d,2H),4.30−4.22(m,4H),3.84−3.78(m,1H),3.34(s,3H),2.22−1.94(m,9H),1.87−1.80(m,2H)。C30H32N4O4に対してMS(EI):513(MH+)。
(2M):6−(3−エンド−{[(4−メチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、4−メチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−カルボン酸(J.Med.Chem.1997,40,18−23を参照。ジブロモエタンの代わりにブロモクロロメタンを用いて調製)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.82−8.77(m,1H),8.65(d,1H),8.12(d,1H),7.98(dd,1H),7.35−7.28(m,4H),7.26−7.21(m,1H),6.89(d,1H),6.82(d,1H),6.76(d,1H),6.05(s,2H),4.54(br s,2H),4.45(d,2H),3.84−3.78(m,1H),3.34(s,3H),2.24−2.17(m,5H),2.11−1.95(m,4H),1.88−1.81(m,2H)。C29H30N4O4に対してMS(EI):499(MH+)。
(2N):6−(3−エンド−{[(5−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ2において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンジルアミン、およびステップ5において、5−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボン酸(J.Med.Chem.1997,40,pp18−23)を用いることにより、実施例2の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.72−8.66(m,1H),8.63(d,1H),8.09(d,1H),7.96(dd,1H),7.15(d,2H),6.88(d,2H),6.81−6.72(m,3H),4.54(br s,2H),4.37−4.21(m,6H),3.84−3.78(m,1H),3.10−3.06(m,4H),2.45−2.41(m,4H),2.23−2.13(m,8H),2.10−1.94(m,4H),1.90−1.80(m,7H)。C35H42N6O4に対してMS(EI):611(MH+)。
(2O):6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ5において、7−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸(試薬調製15に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.82−8.78(m,1H),8.66(s,1H),8.26−8.24(m,1H),8.10(s,1H),8.00−7.97(m,1H),7.56−7.53(m,1H),7.35−7.22(m,5H),7.00(s,1H),6.79−6.75(m,1H),4.57(br s,2H),4.46(d,2H),3.98(m,1H),2.52(s,3H),2.65−2.20(m,2H),2.15−2.07(m,2H),2.03−1.98(m,2H),1.91−1.85(m,2H)。C30H30N4O3に対してMS(EI):495(MH+)。
(2P):8−メチル−N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]キノリン−7−カルボキサミド。ステップ5において、8−メチルキノリン−7−カルボン酸(US2006069144を参照)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.99(dd,1H),8.85−8.80(m,1H),8.66(d,1H),8.43(d,1H),8.38(dd,1H),8.00(dd,1H),7.88(d,1H),7.61−7.57(m,1H),7.47(d,1H),7.35−7.30(m,4H),7.26−7.21(m,1H),6.82−6.77(m,1H),4.59(br s,2H),4.46(d,2H),3.99−3.93(m,1H),2.76(s,3H),2.28−2.13(m,4H),2.03−1.98(m,2H),1.92−1.86(m,2H)。C31H31N5O2に対してMS(EI):506(MH+)。
(2Q):3−メチル−4−({[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]アミノ}カルボニル)フェニルカルバメート。ステップ4において、4−[(アミノカルボニル)オキシ]−2−メチル安息香酸(試薬調製12に従って合成)を用い、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として合成した。1H NMR(400MHz,DMSO):9.00−8.93(br s,1H),8.59−8.56(s,1H),8.33−8.29(s,1H),8.15−8.10(d,1H),7.37−7.21(m,6H),7.05−6.90(m,3H),4.67−4.59(br s,2H),4.50−4.45(d,2H),4.40−4.00(br s,2H),3.91−3.84(br s,2H),2.36−2.32(s,3H),2.31−2.23(m,2H),2.18−2.08(m,2H),2.05−1.99(m,2H),1.97−1.89(d,2H)。C29H31N5O4C2H1O2F3に対してMS(EI):514(MH+)。
(2R):2−メチル−3−({[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]アミノ}カルボニル)フェニルカルバメート。ステップ4において、3−[(アミノカルボニル)オキシ]−2−メチル安息香酸(試薬調製12に従って合成)を用い、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として合成した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.51−8.48(d,1H),8.48−8.46(s,1H),8.28−8.23(d,1H),7.38−7.12(m,8H),4.72−4.67(br s,2H),4.58−4.56(s,2H),2.39−2.05(m,11H)。C29H31N5O4C2H1O2F3に対してMS(EI):514(MH+)。
(2S):6−[3−エンド−({[4−(ヒドロキシメチル)−2−メチルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル安息香酸(試薬調製13に従って合成)を用い、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として合成した。
1H NMR(400MHz,CD3OD):8.37−8.33(d,2H),8.25−8.20(d,1H),7.28−7.13(m,8H),4.64−4.60(br s,2H),4.52.4.50(s,2H),4.49−4.47(s,2H),4.03−3.97(m,1H),2.33−2.30(s,3H),2.29−2.00(m,8H)。C29H31N5O4C2H1O2F3に対してMS(EI):485(MH+)。
(2T):6−[3−エンド−({[4−(ヒドロキシメチル)−2−メチルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(ピリジン−3−イルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ2において、(ピペリジン−3−イル)メチルアミン、およびステップ4において、4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル安息香酸(試薬調製13に従って合成)を用い、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として合成した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.86−8.81(d,1H),8.76−8.70(d,1H),8.52−8.47(m,2H),8.29−8.23(d,1H),7.99−7.93(m,1H),7.36−7.30(d,2H),7.27−7.21(m,3H),4.76−4.69(br s,4H),4.62−4.59(s,2H),4.49−4.47(s,2H),4.12−4.04(m,1H),2.83−2.80(s,3H),2.45−2.07(m,8H)。C28H31N5O3C2H1O2F3に対してMS(EI):486(MH+)。
(2U):6−{3−エンド−[({4−[アミノ(イミノ)メチル]フェニル}カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、4−アミジノ安息香酸塩酸塩を用いることにより、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.53(d,1H),8.50(d,1H),8.22(dd,1H),8.00(d,2H),7.90(d,2H),7.33(m,5H),7.26(m,1H),7.13(d,1H),4.71(br s,2H),4.57(s,2H),4.10(m,1H),2.30(m,6H),2.11(d,2H);C28H30N6O2に対してMS(EI):407(MH+)。
(2V):6−[3−エンド−({[3−(メチルオキシ)−2−プロピルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、3−メトキシ−2−プロピル安息香酸(試薬調製18に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.47(d,1H),8.39(d,1H),8.25(dd,1H),7.33(d,1H),7.27−7.16(m,3H),7.02(d,1H),6.90(d,1H),4.68(br s,2H),4.57(s,2H),4.06(m,1H),3.83(s,3H),2.67(m,2H),2.33(m,4H),2.20(m,2H),2.06(d,2H),1.57(m,2H),0.92(t,3H);C31H36N4O3に対してMS(EI):513(MH+)。
(2W):6−[3−エンド−({[3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸(試薬調製19に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.46(d,1H),8.31(d,1H),8.26(dd,1H),7.37−7.23(m,6H),7.19(d,1H),7.05(d,1H),6.94(d,1H),5.90(m,1H),4.94(m,2H),4.68(br s,2H),4.57(s,2H),4.05(m,1H),3.84(s,3H),3.51(d,2H),2.31(m,4H),2.18(m,2H),2.07(d,2H);C31H34N4O3に対してMS(EI):511(MH+)。
(2X):N4−(8−{5−[(シクロペンチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、シクロペンチルアミン、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.57(d,1H),8.14(d,1H),7.95(dd,1H),7.67(d,1H),7.13(d,1H),7.01(dd,1H),6.75(d,1H),4.62(br s,2H),4.30(m,1H),4.00(m,1H),3.81(t,2H),3.47(t,2H),3.01(s,3H),2.24(m,6H),1.97(m,4H),1.78(m,2H),1.60(m,4H);C29H38N6O5Sに対してMS(EI):538(MH+)。
(2Y):N4−(8−{5−[(シクロペンチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−[(4−トランス−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、シクロペンチルアミン、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.57(d,1H),7.96(dd,1H),7.62(d,1H),7.07(d,1H),6.89(dd,1H),6.75(d,1H),4.63(br s,2H),4.30(m,1H),4.00(m,1H),3.63(m,1H),3.41(m,1H),2.20(m,8H),1.99(m,6H),1.78(m,2H),1.60(m,4H),1.38(m,4H);C32H42N6O4に対してMS(EI):575(MH+)。
(2Z):N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−1H−インドール−6−カルボキサミド。ステップ4において、1H−インドール−6−カルボン酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):11.39(s,1H),8.81(t,1H),8.67(d,1H),8.12(d,1H),7.99(dd,1H),7.88(s,1H),7.59(d,1H),7.50(dd,1H),7.45(dd,1H),7.32(m,4.5H),7.24(m,0.5H),6.78(d,1H),6.49(m,1H),4.60(bs,2H),4.46(d,2H),3.84(m,1H),2.30(m,2H),2.06(m,4H),1.94(d,2H)。C29H29N5O2に対してMS(EI):480(MH+)。
(2AA):1−メチル−N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−1H−インドール−4−カルボキサミド。ステップ4において、1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.81(t,1H),8.66(d,1H),8.10(d,1H),7.99(dd,1H),7.61(d,1H) 7.42(d,1H),7.38(d,1H),7.32(m,4H),7.24(m,2H),6.78(m,2H),4.60(bs,2H),4.46(d,2H),3.86(m,1H),3.81(s,3H),2.28(m,2H),2.06(m,4H),1.94(d,2H)。C30H31N5O2に対してMS(EI):494(MH+)。
(2AB):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸(試薬調製16に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩形態に単離した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.02(m,1H),8.55(d,1H),8.18(m,2H),7.32(m,4H),7.25(m,1H),7.10(m,2H),6.81(d,1H),4.65(broad s,2H),4.53(t,2H),4.47(d,2H),3.87(m,1H),3.20(t,2H),2.27(m,2H),2.14(s,3H),2.11(m,2H),2.02(m,2H),1.97(d,2H)。C30H32N4O3に対してMS(EI):497(MH+)。
(2AC):6−(3−エンド−{[(8−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−7−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、8−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−7−カルボン酸(Sawada,Y.et al,Pest Management Science,2003,59(1),36−48.)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.79(t,1H),8.63(d,1H),8.10(d,1H),7.91(dd,1H),7.28(m,4H),7.21(m,1H),6.92(d,1H),6.72(t,2H),4.52(broad s,2H),4.44(d,2H),4.16(t,2H),3.81(m,1H),2.72(t,2H),2.18(m,2H),2.07(s,3H),2.04(m,2H),1.96(m,2H),1.92(m,2H),1.84(d,2H)。C31H34N4O3に対してMS(EI):511(MH+)。
(2AD):4−メチル−N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボキサミド。ステップ3において、7−メチル−1H−ベンゾイミダゾール6−カルボン酸(試薬調製23に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.81(m,1H),8.66(dd,1H),8.23(m,1H),8.14(broad s,1H),7.98(m,1H),7.31(m,4H),7.23(m,1H),6.76(dd,1H),4.57(broad s,2H),4.46(t,2H),3.88(m,1H),2.62(m,2H),2.27(m,1H),2.14(m,2H),2.07(m,2H),1.90(m,2H),1.64(d,2H)。C29H30N6O2に対してMS(EI):495(MH+)。
(2AE):N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボキサミド。ステップ3において、1H−ベンゾイミダゾール5−カルボン酸を用いることにより、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として単離した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.07(m,1H),8.60(m,1H),8.21(m,2H),7.96(m,2H),7.34(m,4H),7.26(m,1H),7.15(m,1H),4.71(broad s,2H),4.49(d,2H),3.95(m,1H),2.79(m,2H),2.35(m,1H),2.15(m,1H),2.08(m,4H)。C28H28N6O2に対してMS(EI):481(MH+)。
(2AF):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−({[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、(R)−1−イソプロピルピロリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(d,1H),8.32−8.24(m,2H),8.17(d,1H),7.96(dd,1H),7.93(br s,1H),7.67(d,1H),7.30(br s,1H),6.98(d,1H),6.89(dd,1H),6.78(d,1H),4.58(br s,2H),4.48−4.35(m,1H),3.85−3.78(m,1H),3.65−2.55(m,7H),3.03(dd,2H),2.25−2.12(m,2H),2.12−1.97(m,4H),1.95−1.86(m,2H),1.29−1.04(m,7H),0.54−0.49(m,2H),0.27−0.22(m,2H);C32H43F3N7O3に対してMS(EI):574(MH+)。
(2AG):5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−N−{8−[5−({[(1−エチルピロリジン−2−イル)メチル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、1−(エチルピロリジン−2−イル)メタンアミン、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.58(d,1H),8.28(d,1H),8.16(t,1H),8.04(d,1H),7.92(dd,1H),7.84(br s,1H),7.48(s,1H),7.16(br s,1H),6.74(d,1H),6.56(s,1H),4.54(br s,2H),3.82(br s,1H),3.28−3.18(m,1H),3.06−2.96(m,2H),2.88−2.77(m,1H),2.58−2.50(m,1H),2.30−2.20(m,3H),2.18(s,3H),2.16−1.94(m,5H),1.92−1.83(m,3H),1.82−1.72(m,1H),1.68−1.42(m,7H),1.04(t,3H),0.88(t,6H);C34H49N7O3に対してMS(EI):604(MH+)。
(2AH):N4−(8−{5−[(シクロペンチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−{[3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、シクロペンチルアミン、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−{[3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}安息香酸(試薬調製40における方法に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.56(d,1H),7.94(dd,1H),7.72(d,1H),7.43(d,1H),7.05−7.02(m,2H),6.98−6.93(m,2H),6.72(d,1H),4.57(br s,2H),4.36(m,3H),3.93(m,1H),3.86(s,3H),3.42 (m,2H),2.89(s,6H),2.21(m,2H),2.09(br s,2H),2.00(m,2H),1.94(s,3H),1.88(d,2H),1.77(m,2H),1.67−1.52(m,4H);C37H47N7O5に対してMS(EI):670(MH+)。
(2AI):6−[3−エンド−({[2−ヨード−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、2−ヨード−3−メトキシ安息香酸(試薬調製21に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.95(br.s,1H),8.57(s,1H),8.38−8.34(d,1H),8.16−8.09(d,1H),7.42−7.22(m,4H),7.05−6.97(m,2H),6.88−6.84(d,2H),4.66−4.59(m,2H),4.50−4.45(d,2H),3.92−3.83(m,4H),2.36−2.28(m,2H),2.19−2.10(m,2H),2.02−1.89(m,4H)。C28H29IN4O3に対してMS(EI):597(MH+)。
(2AJ):2,6−ジメチル−N1−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−2,6−ジメチル安息香酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.83−8.77(m,1H),8.66(s,1H),8.41−8.37(d,1H),8.01−7.96(d,1H),7.92(s,1H),7.56(s,2H),7.36−7.21(m,6H),6.78−6.74(d,1H),4.59−4.53(m,2H),4.48−4.44(d,2H),3.96−3.91(m,1H),2.26(s,6H),2.21−2.11(m,4H),2.00−1.91(m,2H),1.83−1.75(m,2H)。C30H33N5O3に対してMS(EI):512(MH+)。
(2AK):2−[(4−トランス−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−N4−{8−[5−({[1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−アミン、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.63−8.60(d,1H),8.24−8.16(m,3H),8.00−7.87(m,2H),7.68−7.63(d,1H),7.31−7.25(br.s,1H),6.96(s,1H),6.85−6.80(d,1H),6.78−6.73(d,1H),4.64−4.51(m,3H),4.39−4.29(m,2H),3.86−3.80(m,1H),2.84−2.87(m,2H),2.70−2.61(m,2H),2.47−2.40(m,2H),2.38−2.30(m,2H),2.28−2.20(m,2H),2.12−1.92(m,4H),1.79−1.69(m,2H),1.37−1.17(m,6H),1.06−0.99(m,6H),0.97−0.93(m,2H)。C34H47N7O4に対してMS(EI):618(MH+)。
(2AL):6−[3−エンド−({[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、4−(ヒドロキシメチル)安息香酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.62(d,1H),7.99(dd,1H),7.79−7.74(m,2H),7.48−7.44(m,2H),7.37−7.28(m,4H),7.27−7.20(m,1H),6.77(d,1H),4.67(s,2H),4.62(br s,2H),4.55(s,2H),4.05−3.97(m,1H),2.35−2.09(m,6H),1.96(d,2H);C28H30N4O3に対してMS(EI):471(MH+)。
(2AO):6−(3−エンド−{[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)アセチル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−酢酸を用いることにより、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.45(d,1H),8.39(d,1H),8.25(dd,1H),8.07(s,1H),7.18(d,1H),4.67(br s,2H),3.99−3.91(m,1H),3.33−3.28(s,2H),2.38−2.16(m,6H),1.99(d,2H);C27H28ClN9O2に対してMS(EI):456(MH+)。
(2AP):6−[3−エンド−({[2−メチル−3,4−ビス(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、3,4−ジメトキシ−2−メチル安息香酸(試薬調製17に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.42(d,1H),8.36−8.29(m,2H),7.38−7.23(m,5H),6.94(s,1H),6.84(s,1H),4.72(br s,2H),4.57(s,2H),4.12−4.05(m,1H),3.85−3.83(m,6H),2.45−2.20(m,9H),2.14(d,2H);C30H34N4O4に対してMS(EI):515(MH+)。
(2AQ):6−[3−エンド−({[2−ブロモ−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、2−ブロモ−3−メトキシ安息香酸(試薬調製20に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.80(t,1H),8.65(d,1H),8.38(d,1H),7.98(dd,1H),7.39(t,1H),7.36−7.28(m,4H),7.27−7.20(m,1H),7.14(dd,1H),6.91(dd,1H),6.76(d,1H),4.54(br s,2H),4.46(d,2H),3.90−3.80(m,4H),2.30−2.20(m,2H),2.15−2.04(m,2H),2.00−1.89(m,2H),1.83(d,2H);C28H29BrN4O3に対してMS(EI):547(M−H)。
(2AR):4−メチル−N−(8−{5−[({[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボキサミド。ステップ4において、7−メチル−1H−ベンゾイミダゾール6−カルボン酸(試薬調製23に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):9.38(s,1H),8.58(d,1H),8.49(d,1H),8.22(dd,1H),7.72(d,1H),7.59(d,1H),7.32−7.28(m,2H),7.16(d,1H),7.02−6.98(m,2H),4.71(br s,2H),4.49(s,2H),4.20−4.09(m,1H),3.87−3.78(m,2H),3.64−3.55(m,2H),3.29−3.20(m,2H),3.07−2.94(m,5H),2.69(s,3H),2.43−2.16(m,6H),2.09(d,2H);C34H40N8O2に対してMS(EI):593(MH+)。
(2AS):N4−(8−{5−[(シクロペンチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−アミノカルボニル−3−(シクロプロピルメチル)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.59(d,1H),8.25(t,1H),8.15(d,1H),8.01(d,1H),7.96−7.90(m,2H),7.67(d,1H),7.28(br s,1H),6.98(s,1H),6.88(dd,1H),6.75(d,1H),4.55(br s,2H),4.23−4.16(m,1H),3.85−3.78(m,1H),3.04(t,2H),2.25−1.79(m,10H),1.76−1.43(m,6H),1.17−1.05(m,1H),0.54−0.48(m,2H),0.27−0.22(m,2H);C30H38N6O3に対してMS(EI):531(MH+)。
2(AT):6−(3−エンド−{[(2,3−ジメチルフェニル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、2,3−ジメチル安息香酸を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.81−8.79(m,1H),8.65(d,1H),8.23(d,1H),7.97(dd,1H),7.33−7.24(m,3H),7.23−7.07(m,3H),6.76(d,1H),4.55(br s,2H),4.47(s,2H),3.85(br s,1H),2.22(s,3H),2.20(s,2H),2.11(s,3H),2.09−2.08(m,2H),1.98−1.97(m,2H),1.87−1.84(m,2H)。C29H32N4O2に対してMS(EI):469(MH+)。
2(AU):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−[8−(5−{[メチル(メチルオキシ)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、N,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例2の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.55(d,1H),7.93(dd,1H),7.63(d,1H),7.05(d,1H),6.91(dd,1H),6.75(d,1H),4.63(br s,2H),4.00(m,1H),3.64(s,3H),3.35(s,3H),3.08(d,2H),2.24(m,6H),1.97(d,2H),1.15(m,1H),0.58(m,2H),0.29(m,2H);C27H34N6O4に対してMS(EI):507(MH+)。
スキーム3は、実施例3に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム3において、アンモニアを、好適な反応条件下で、化合物(A)に添加し、化合物(B)を形成する。その後、化合物(B)を、HClの使用等の酸性条件下で、脱保護し、BOCを除去し、化合物(C)を形成する。
化合物(C)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(D)内にアミド結合を形成する。
実施例3:6−[3−エンド−({[2−フルオロ−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:THF(100mL)中の6−(3−エンド−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)ニコチン酸(実施例2において調製)(4.43g、12.8mmol)に、トリエチルアミン(2.69ml、19.2mmol)およびクロロギ酸イソブチル(1.67ml、13.4mmol)を添加した。混合物を、0℃で1時間撹拌し、この時点で28%の濃縮アンモニア水溶液(20mL)を添加した。反応混合物を、3時間撹拌し、その後、体積を、真空中で減少させた。得られた混合物を、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、tert−ブチル8−(5−カルバモイルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−エンド−イルカルバメート(1.85g、収率42%)を得、これを、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(s,1H),7.94−7.88(d,1H),7.71(s,1H),7.09(s,1H),6.86(s,1H),6.72−6.67(d,1H),4.52−4.40(m,2H),3.45−3.39(m,1H),2.15−2.07(m,2H),2.02−1.87(m,2H),1.86−1.87(m,2H),1.75−1.66(m,2H),1.39(s,9H)。C18H26N4O3に対してMS(EI):347(MH+)。
ステップ2:メタノール(20mL)中のtert−ブチル8−(5−カルバモイルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−エンド−イルカルバメート(1.85g、5.3mmol)に、ジオキサン(2.65mL)中の4N塩化水素溶液を添加し、反応混合物を5分間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を、濃縮し、乾燥させ、塩酸塩として、6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)ニコチンアミド(1.31g、収率100%)を得た。C13H18N4Oに対してMS(EI):247(MH+)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(0.5mL)中のtert−ブチル8−(5−カルバモイルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−エンド−イルカルバメート塩酸塩(0.050g、0.157mmol)、2−フルオロ−3−メトキシ安息香酸(0.027g、0.157mmol)、HOAt(0.314ml、ジメチルホルムアミド中の0.5M溶液、0.157mmol)、HATU(0.060g、0.157mmol)、およびN−メチルモルホリン(0.069ml、0.628mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を、水(2ml)に注ぎ、得られた沈殿物を、濾過により収集した。濾過ケーキを、水(2×1mL)で洗浄し、乾燥させ、6−[3−エンド−({[2−フルオロ−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(0.038g、収率61%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(d,1H),8.41(d,1H),7.94(dd,1H),7.74(br s,1H),7.36(t,1H),7.20(dd,1H),7.12(br s,1H),6.95(dd,1H),6.73(d,1H),4.54(br s,2H),3.90−3.82(m,4H),2.28−2.18(m,2H),2.14−2.03(m,2H),2.00−1.88(m,2H),1.83(d,2H);C21H23ClN4O3に対してMS(EI):415(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(3B)〜(3Q)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(3B):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、2−メチル−3−メトキシ安息香酸を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.62(d,1H),8.22(d,1H),7.94(dd,1H),7.74(br s,1H),7.23(t,1H),7.12(br s,1H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.73(d,1H),4.54(br s,2H),3.84(m,1H),3.80(s,3H),2.20(m,2H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H);C22H26N4O3に対してMS(EI):395(MH+)。
(3C):6−[3−エンド−({[2−クロロ−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、2−クロロ−3−メトキシ安息香酸を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(d,1H),8.38−8.34(m,1H),7.94(dd,1H),7.74(br s,1H),7.31−7.25(m,1H),7.23−7.16(m,1H),7.12(br s,1H),7.09−7.03(m,1H),6.73(d,1H),4.55(br s,2H),3.87(s,3H),2.28−2.17(m,2H),2.12−1.90(m,4H),1.84(d,2H);C21H23FN4O3に対してMS(EI):399(MH+)。
(3D):6−(3−エンド−{[(4−アミノ−2−メチルフェニル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、4−アミノ−2−メチル安息香酸を用いることにより、実施例3の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.62(s,1H),8.01−7.96(d,1H),7.18−7.14(d,1H),6.77−6.73(d,1H),6.55−6.50(m,2H),4.64−4.58(br. s,2H),4.00−3.93(m,1H),2.32(s,3H),2.31−2.11(m,6H),1.91(s,3H),1.90−1.88(m,2H)。C21H25N5O2に対してMS(EI):380(MH+)。
(3E):6−[3−エンド−({[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、4−(ヒドロキシメチル)安息香酸を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(d,1H),8.15(d,1H),7.95(dd,1H),7.79−7.70(m,3H),7.41(d,2H),7.12(br s,1H),6.75(d,1H),5.32(t,1H),4.62−4.52(m,4H),3.88−3.82(m,1H),2.26−2.16(m,2H),2.13−1.86(m,6H);C21H24N4O3に対してMS(EI):379(M−H)。
(3F):N−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、テレフタル酸モノアミドを用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.54(br s,1H),8.16(d,1H),8.12−8.04(m,1H),7.90(br s,1H),7.47(d,2H),7.41(d,2H),7.38−7.26(m,2H),6.99(br s,1H),4.64(br s,2H),4.53(s,2H),3.92−3.85(m,1H),3.83(s,3H),2.30−2.20(m,2H),2.18−1.92(m,6H);C22H26N4O4に対してMS(EI):409(M−H)。
(3G):6−[3−エンド−({[4−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、4−(ヒドロキシメチル)−3−メトキシ安息香酸(試薬調製24に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(d,1H),8.32(d,1H),8.10(br s,1H),7.98−7.92(m,3H),7.86−7.80(m,2H),7.75(br s,1H),7.53(br s,1H),7.13(br s,1H),6.75(d,1H),4.57(br s,2H),3.91−3.83(m,1H),2.28−2.17(m,2H),2.14−1.96(m,4H),1.91(d,2H);C22H23N5O3に対してMS(EI):392(M−H)。
(3J):6−[3−エンド−({[2−(4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)−3−(メチルオキシ)フェニル]−カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、2−(4−ヒドロキシブタ−1−インイル)−3−メトキシ安息香酸(試薬調製28に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO:8.61(d,1H),8.21(d,1H),7.95(dd,1H),7.74(br s,1H),7.33(t,1H),7.15−7.06(m,2H),6.94(d,1H),6.73(d,1H),4.83(br s,1H),4.55(br s,2H),3.89−3.84(m,1H),3.82(s,3H),3.58−3.52(m,2H),2.55(t,2H),2.26−2.20(m,2H),2.15−2.05(m,2H),1.97−1.92(m,2H),1.83(d,2H);C25H28N4O4に対してMS(EI):449(MH+)。
(3K):N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[2−(メチルオキシ)エチル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−アミノカルボニル−3−(2−メトキシエチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−MeOH):8.53(d,1H),7.89(dd,1H),7.54(d,1H),7.80(d,1H),6.84(dd,1H),6.66(d,1H),4.54(br,2H),3.91(tr,1H),2.55(tr,2H),3.30(tr,2H),3.29(s,3H),2.20−2.09(m,7H),1.89(m,2H);C24H30N6O4に対してMS(EI):467(MH+)。
(3L):N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(2−モルホリン−4−イルエチル)オキシベンゼン−1,4−ジカルボキシレート。ステップ3において、4−アミノカルボニル−3−(2−モノホリノエトキシ)安息香酸(試薬調製27に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−MeOH):8.50(d,1H),8.40(d,1H),8.23(dd,1H),7.68(d,1H),7.62(s,1H),7.55(d,1H),7.15(d,1H),4.72(s,2H),4.61(s,2H),4.09−3.99(m,4H),3.62−3.60(m,4H),2.37−2.26(m,6H),2.15(d,2H)。C27H34N6O5に対してMS(EI):523(MH+)。
(3M):N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.62(d,1H),8.20(m,2H),7.95(dd,1H),7.91(br s,1H),7.75(br s,1H),7.66(d,1H),7.27(br s,1H),7.12(br s,1H),7.06(br s,1H),6.96(s,1H),6.83(d,1H),6.75(d,1H),4.60(d,1H),4.57(br s,2H),3.83(m,1H),3.48(m,1H),2.24(m,2H),2.10−1.81(m,10H),1.25(m,4H);C27H34N6O4に対してMS(EI):507(MH+)。
(3N):2−(アセチルアミノ)−N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、3−(アセチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)安息香酸(試薬調製29に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−MeOH):8.68(d,1H),8.53(d,1H),7.89(dd,1H),7.73(d,1H),7.42(dd,1H) 6.67(d,1H),4.54(br,2H),3.93(tr,1H),2.18(m,5H),2.10(s,3H),2.08(m,3H),1.86(m,2H);C23H26N6O4に対してMS(EI):451(MH+)。
(3O):N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−1H−インドール−4,7−ジカルボキサミド。ステップ3において、7−カルバモイル−1H−インドール−4−カルボン酸(試薬調製30に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):11.28(s,1H),8.64(s,1H),8.59(d,1H),8.22(d,1H),8.18(bs,1H),8.00(dd,1H),7.74(d,1H),7.52(bs,1H),7.42(s,1H),7.32(m,2H),6.78(bs,1H),6.76(d,1H),4.54(bs,2H),3.84(m,1H),2.28(m,2H),2.08(m,4H),1.96(m,2H)。C23H24N6O3に対してMS(EI):432(MH+)。
(3P):N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.64(d,1H),8.32(t,1H),8.19(d,1H),7.95(m,2H),7.75(br s,1H),7.69(d,1H),7.36(br s,1H),7.12(br s,1H),7.01(s,1H),7.01(s,1H),6.95(d,1H),6.75(d,1H),4.57(br s,2H),3.84(m,1H),3.66(m,2H),3.46(t,2H),3.03(s,3H),2.21(m,2H),2.08(m,2H),2.00(m,2H),1.90(d,2H);C24H30N6O5Sに対してMS(EI):515(MH+)。
(3Q):N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−(シクロブチルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロブチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例3の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO:8.62(d,1H),8.31(d,1H),8.18(d,1H),7.98−7.92(m,2H),7.74(br s,1H),7.67(d,1H),7.32(br s,1H),7.12(br s,1H),6.89(d,1H),6.85(s,1H),6.75(d,1H),4.57(br s,2H),4.01−3.91(m,1H),3.86−3.79(m,1H),2.44−2.33(m,2H),2.26−2.16(m,2H),2.13−1.70(m,10H);C25H30N6O3に対してMS(EI):463(MH+)。
スキーム4は、実施例4に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム4において、化合物(B)を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。化合物(C)のカルボキシレートは、LiOH等の塩基を用いて加水分解されて、化合物(D)を形成する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、HOBTおよびEDCI等の好適なカップリング試薬と共に、R3NH2を添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例4:N−(1−エチルアゼチジン−3−イル)−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:DMF(25mL)中の7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸(試薬調製16において合成)(1.72g、9.63mmol)、HATU(3.66g、9.63mmol)、およびDIEA(6.70mL、38.5mmol)の溶液に、エチル6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(実施例1において合成)(2.68g、9.63mmol)を添加した。混合物を、30℃で22時間撹拌し、この時点でそれを、酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウムとに分けた。有機層を分離し、塩化リチウム、次いで、食塩水で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、その後、真空中で濃縮し、エチル6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(5.39g、129%)を得、これを、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.67−8.64(s,1H),8.18−8.13(s,1H),7.98−7.89(d,1H),7.13−7.07(d,1H),6.83−6.73(m,2H),4.64−4.50(m,4H),4.29−4.21(m,2H),3.88−3.81(m,1H),3.25−3.15(m,2H),2.26−2.18(d,2H),2.16−2.12(s,3H),2.10−1.85(m,6H),1.32−1.26(m,3H)。C25H29N3O4に対してMS(EI):436(MH+)。
ステップ2:メタノール(100mL)中のエチル6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(4.19g、9.63mmol)の溶液に、2M水酸化リチウム(24.0mL、48.0mmol)を添加した。混合物を、50℃で24時間撹拌し、この時点でその体積を、真空中で減少させ、1N塩酸を用いてpHを5に調整し、酢酸エチルで抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボン酸(3.27g、83%)を得、これを、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):12.65−12.34(br.s,1H),8.64−8.61(s,1H),8.16−8.12(d,1H),7.93−7.89(d,1H),7.13−7.07(d,1H),6.82−6.79(d,1H),6.76−6.72(d,1H),4.62−4.50(m,4H),3.88−3.81(m,1H),3.25−3.15(m,2H),2.26−2.18(d,2H),2.15−2.12(s,3H),2.10−1.85(m,6H)。C23H25N3O4に対してMS(EI):408(MH+)。
ステップ3:DMF(3mL)中の6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボン酸(236mg、0.580mmol)、HOBT(94mg、0.696mmol)、N−メチルモルホリン(127μL、1.16mmol)、およびEDCI(133mg、0.696mmol)の溶液に、tert−ブチル3−アミノアゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.696mmol)を添加した。反応混合物を、室温で5時間撹拌し、この時点でそれを、真空中で濃縮し、その後、フラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン溶離液中の5%メタノール)により精製し、白色粉末として1,1−ジメチルエチル3−({[6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]カルボニル}アミノ)アゼチジン−1−カルボキシレート(270mg、83%)を得た。C31H39N5O5に対してMS(EI):560(M−H)。
ステップ4:アセトニトリル(5mL)中の1,1−ジメチルエチル3−({[6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]カルボニル}アミノ)アゼチジン−1−カルボキシレート(270mg、0.480mmol)の溶液に、塩化水素溶液(ジオキサン中4.0M、500μL)を室温で添加し、15時間撹拌した。白色懸濁液を、濾過し、生成物をジエチルエーテルで洗浄し、N−アゼチジン−3−イル−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド塩酸塩(233mg、97%)を得た。C26H31N5O3に対してMS(EI):462(MH+)。
ステップ5:メタノール(1mL)およびテトラヒドロフラン(1mL)中のN−アゼチジン−3−イル−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド塩酸塩(50mg、0.100mmol)の溶液に、0℃のアセトアルデヒド(11μL、0.200mmol)を添加した。反応混合物を、0°Cで20分間撹拌し、この時点でシアノ水素化ホウ素ナトリウム(13mg、0.200mmol)を添加し、その後、室温で5時間撹拌した。反応混合物を、1N塩酸水溶液で反応停止させ、その後、水で希釈した。溶液を、分取HPLC(0.1%酢酸アンモニウム水溶液−アセトニトリル)により精製し、白色粉末として表題化合物(11.7mg)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.59(d,1H),8.47(d,1H),8.12(d,1H),7.94(dd,1H),7.10(d,1H),6.80(d,1H),6.74(d,1H),4.55−4.51(m,4H),4.45−4.40(m,1H),3.85−3.79(br m,1H),3.51(t,2H),3.20(t,2H),2.87(t,2H),2.42−2.37(m,2H),2.22−2.17(m,2H),2.13(s,3H),2.10−2.04(m,2H),1.99−1.96(m,2H),1.86−1.83(m,2H),0.87(t,3H)。C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(4A)〜(4AC)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発試薬は、市販のものを入手した。
(4B):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[3−(メチルオキシ)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−(4−メトキシフェニル)エタンアミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.72(m,1H),8.60(d,1H),8.18(d,1H),8.13(m,1H),7.22(t,1H),7.11(d,1H),6.98(m,1H),6.94(m,2H),6.80(m,2H),5.12(m,1H),4.66(bs,2H),4.52(m,2H),3.86(m,1H),3.74(s,3H),3.20(m,2H),2.24(m,2H),2.16(s,3H),2.09(m,2H),2.02(m,2H),1.94(m,2H),1.46(d,3H)。C32H36N4O4に対してMS(EI):541(MH+)。
(4C):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)メタンアミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.70(t,1H),8.63(d,1H),8.13(d,1H),7.96(dd,1H),7.15(d,2H),7.11(d,1H),6.88(m,2H),6.80(d,1H),6.74(d,1H),4.58(m,4H),4.34(d,2H),3.82(m,1H),3.20(m,2H),3.08(m,4H),2.43(m,4H),2.21(s,3H),2.20(m,2H),2.13(s,3H),2.07(m,2H),1.97(m,2H),1.84(d,2H)。C35H42N6O3に対してMS(EI):595(MH+)。
(4D):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。塩酸塩として単離した。ステップ4において、アンモニアを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.44(d,1H),8.36(d,1H),8.32(dd,1H),7.29(d,1H),7.10(d,1H),6.85(d,1H),4.71(br s,2H),4.56(t,2H),4.07(m,1H),3.23(t,2H),2.34(m,4H),2.23(m,2H),2.21(s,3H),2.13(d,2H);C23H26N4O3に対してMS(EI):407(MH+)。
(4E):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)エタンアミン(試薬調製3に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,10%CD3ODを含むCDCl3):8.59(d,1H),7.88(dd,1H),7.27(d,1H),7.06(d,1H),6.83(dd,4H),6.57(d,1H),5.18(m,1H),4.57(t,3H),4.06(m,1H),3.26(t,2H),3.12(dd,4H),2.70(s,4H),2.55(dd,4H),2.35−2.20(br m,8H),2.19−2.04(br m,4H),1.83(br d,2H),1.51(d,3H),1.41(s,2H)。C36H44N6O3に対してMS(EI):609(MH+)。
(4F):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルメチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンジルアミン(試薬調製2に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.41(d,1H),8.37(dd,1H),7.38(d,1H),7.31(dd,4H),7.10(d,1H),6.85(d,1H),4.75(br s,2H),4.57(t,2H),4.55(s,2H),4.09(t,1H),3.60(br d,2H),3.21(br m,6H),2.91(s,4H),2.88(s,2H),2.40−1.85(br m,11H)。C36H43N5O3に対してMS(EI):593(MH+)。
(4G):N−[(4−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)メチル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、2−[4−(アミノメチル)フェノキシ]−N,N−ジエチルエチルアミン(試薬調製4に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.40(d,1H),8.39(dd,1H),7.39−7.33(m,3H),7.11(d,1H),7.01−6.99(m,2H),6.86(d,1H),4.59(s,2H),4.56−4.36(m,4H),4.34−4.33(m,2H),4.09(t,1H),3.60(q,2H),3.32−3.31(m,3H),3.23(t,2H),2.38−2.33(m,4H),2.32−2.24(m,8H),1.38(s,2H),1.37(s,2H),1.35(s,2H);C36H45N5O4に対してMS(EI):612(MH+)。
(4H):N−(シクロプロピルメチル)−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド塩酸塩。ステップ4において、シクロプロピルメタンアミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.70−8.60(br.s,1H),8.52−8.47(s,1H),8.27−8.16(d,2H),7.22−7.09(m,2H),6.84−6.79(d,1H),4.78−4.65(br.s,2H),4.59−4.49(m,2H),3.93−3.88(m,1H),3.25−3.10(m,4H),2.32−2.24(d,2H),2.18−1.97(m,9H),1.07−0.97(m,1H),0.47−0.40(m,2H),0.26−0.19(m,2H)。C27H32N4O3に対してMS(EI):461(MH+)。
(4I):N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。塩酸塩として単離した。ステップ4において、N,N−ジエチルエタン−1,2−ジアミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):9.08(br s,1H),8.60(s,1H),8.30−8.20(m,2H),7.25−7.10(m,2H),6.81(d,1H),4.77(br s,2H),4.54(t,2H),3.87(br s,1H),3.66−3.61(m,2H),3.25−3.15(m,8H),2.30−1.95(m,11H),1.25−1.21(t,6H)。C29H39N5O3に対してMS(EI):506(MH+)。
(4J):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3R)−1−メチルピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(R)−1−メチルピロリジン−3−アミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.50(s,1H),8.40(s,1H),7.38(d,1H),7.11(d,1H),6.08(d,1H),4.80(s,2H),4.65(s,1H),4.55(t,2H),4.08−4.03(m,2H),3.98−3.88(m,1H),3.77−3.75(m,2H),3.49−3.41(m,2H),3.34(t,4H),3.05(s,1H),2.98(s,2H),2.72−2.61(m,1H),2.38−2.19(m,8H),2.18(s,3H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(4K):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3S)−1−メチルピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−メチルピロリジン−3−アミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.50(s,1H),8.40(s,1H),7.38(d,1H),7.10(d,1H),6.85(d,1H),4.76(s,2H),4.66−4.60(m,1H),4.57(t,3H),4.10−4.08(m,2H),3.80−3.77(m,2H),3.46−3.40(m,1H),3.23(t,3H),3.18(s,2H),3.05(s,2H),2.70−2.60(m,1H),2.38−2.19(m,8H),2.26(s,3H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(4L):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、1−メチルピペリジン−4−アミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.62−8.58(s,1H),8.15−8.11(d,1H),8.05−8.00(d,1H),7.95−7.90(d,1H),7.13−7.09(d,1H),6.82−6.78(d,1H),6.76−6.72(d,1H),4.58−4.48(m,4H),3.87−3.78(m,1H),3.24−3.15(m,2H),3.00−2.91(m,1H),2.39−2.30(br.s,4H),2.25−2.17(d,2H),2.15−2.12(s,3H),2.11−2.03(m,2H),2.01−1.95(m,2H),1.93−1.90(s,3H),1.87−1.77(m,4H),1.68−1.55(m,2H)。C27H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(4M):N−[(1S)−1−(4−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)エチル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−2−[4−(1−アミノエチル)フェノキシ]−N,N−ジエチルエチルアミン(試薬調製4に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.59(d,1H),7.97(dd,1H),7.35(d,2H),7.09(d,1H),6.97(d,2H),6.84(d,1H),6.75(d,1H),5.22−5.14(m,1H),4.64−4.52(m,4H),4.30−4.26(m,2H),4.01−3.94(m,1H),3.51−3.43(m,2H),3.27−3.15(m,6H),2.33−2.09(m,9H),1.89(d,2H),1.53(d,3H),1.31(t,6H);C37H47N5O4に対してMS(EI):626(MH+)。
(4N):7−メチル−N−(8−{5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−カルボキサミド。ステップ4において、1−メチルピペラジンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.29(d,1H),7.61(dd,1H),7.05(d,1H),6.81(d,1H),6.54(d,1H),6.22(d,1H),4.60(m,4H),4.24(q,1H),3.39(br s,3H),3.24(t,2H),2.45(br s,3H),2.37−2.12(br m,7H),2.05−1.95(br m,3H),1.81(br d,2H),1.25(s,3H)。C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(4O):N−(1−エチルピペリジン−3−イル)−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、1−エチルピペリジン−3−アミンを用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.64(br s,1H),7.96(br s,1H),7.05(d,1H) 6.87(d,1H),6.54(d,1H),6.23(d,1H),4.58(m,2H),4.36−4.22(br m,2H),3.24(t,2H),2.75−2.15(br m,11H),2.07−1.95(br m,2H),1.80(br d,4H),1.60(br s,2H),1.25(s,1H),1.09(br s,2H)。C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(4P):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(R)−1−イソプロピルピロリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.61(d,1H),8.27(br s,1H),8.13(d,1H),7.95(dd,1H),7.11(d,1H),6.80(d,1H),6.76(d,1H),4.56−4.51(m,4H),4.41(br m,1H),3.82(br m,1H),3.20(t,2H),2.23−2.17(m,2H),2.13(s,3H),2.11−2.04(m,2H),2.01−1.96(m,2H),1.87−1.82(m,2H),1.13(br m,6H)。C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(4Q):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3S)−1−メチルピペリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−メチルピペリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(s,1H),8.13(d,1H),7.93(dd,1H),7.11(d,1H),6.80(d,1H),6.76(d,1H),4.56−4.51(m,4H),3.84−3.79(br m,2H),3.20(t,4H),2.22−2.17(m,2H),2.13(s,3H),2.10−2.04(m,2H),2.01−1.96(m,2H),1.87−1.81(m,4H)。C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(4R):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3S)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−イソプロピルピロリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.64(d,1H),7.95(dd,1H),7.05(d,1H),6.80(d,1H),6.52(d,1H),6.23(d,1H),4.74(br s,1H),4.60(br s,1H),4.59(t,3H),4.23(q,1H),3.24(t,2H),3.18(br s,1H),2.98(br d,1H),2.73(dd,1H),2.59 m,1H),2.47−2.32(br m,3H),2.24(s,3H),2.25−2.19(br m,2H),2.01(q,2H),1.82(d,3H),1.19(t,6H)。C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(4S):N−[(3S)−1−エチルピロリジン−3−イル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−エチルピロリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.60(d,1H),7.92(d,1H),7.08(d,1H),6.87(d,1H),6.53(d,1H),6.40(d,1H),6.24(d,1H),4.62(m,4H),4.23(q,1H),3.24(t,2H),2.97(m,1H),2.76(br m,1H),2.55−2.45(br m,3H),2.43−2.26(br m,6H),2.25−2.18(br m,2H),2.02(m,3H),1.82(br d,2H),1.72(m,1H),1.12(t,3H)。C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(4T):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]−アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[1−(1−メチルエチル)ピペリジン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、1−(1−メチルエチル)ピペリジン−4−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.53(d,1H),7.91(d,1H),7.05(d,1H),6.87(d,1H),6.53(d,1H),6.21(d,1H),5.77(d,d,1H),4.60(m,4H),4.22(q,1H),3.98(m,1H),3.24(t,2H),2.81(d,2H),2.74(m,1H),2.32(m,8H),2.22(m,2H),2.11−1.98(br m,4H),1.82(br m,4H),1.67(br s,2H),1.52(m,2H),1.05(d,6H)。C31H41N5O3に対してMS(EI):532(MH+)。
(4U):N−[1−エチルピペリジン−4−イル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、1−エチルピペリジン−4−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.56(d,1H),7.91(d,1H),7.04(d,1H),6.86(d,1H),6.53(d,1H),6.22(d,1H),5.86(d,1H),4.60(m,4H),4.22(q,1H),4.01(m,1H),3.24(t,2H),2.93(br d,2H),2.47(q,2H),2.37−2.28(br m,5H),2.27−1.96(br m,6H),1.81(br d,2H),1.61(m,2H),1.11(t,3H)。C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(4V):N−[(3R)−1−エチルピペリジン−3−イル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(R)−1−メチルピペリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(s,1H),8.13(d,1H),7.93(dd,1H),7.11(d,1H),6.80(d,1H),6.75(d,1H),4.56−4.51(m,4H),3.82(br m,1H),3.20(t,2H),2.22−2.17(m,2H),2.14(s,3H),2.10−2.04(m,2H),2.00−1.96(m,2H),1.87−1.81(m,4H),1.07(br m,3H)。C30H39N5O3に対してMS(EI):516(M−H)。
(4W):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[1−(1−メチルエチル)アゼチジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ6において、アセトンを用いることにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(d,1H),8.50(br s,1H),8.13(d,1H),7.94(dd,1H),7.11(d,1H),6.80(d,1H),6.75(d,1H),4.56−4.51(m,4H),4.40(br m,1H),3.82(br m,1H),3.61(br s,1H),3.22−3.18(m,2H),2.21−2.19(m,2H),2.14(s,3H),2.11−2.04(m,2H),2.00−1.96(m,2H),1.87−1.82(m,2H),0.91(d,6H)。C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(4X):N−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、1−メチルアゼチジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(d,1H),8.48(d,1H),8.13(d,1H),7.94(dd,1H),7.11(d,1H),6.80(d,1H),6.74(d,1H),4.56−4.51(m,4H),4.43−4.38(m,1H),3.82(br m,1H),3.56−3.52(m,2H),3.22−3.18(m,4H),2.94−2.91(m,2H),2.34−2.32(m,1H),2.24(s,3H),2.14(s,3H),2.10−2.05(m,2H),1.99−1.95(m,2H)。C27H33N5O3に対してMS(EI):476(MH+)。
(4Y):N−[(3R)−1−エチルピロリジン−3−イル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(R)−1−エチルピロリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(4Z):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(R)−1−イソプロピルピペリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.60(s,1H),7.93(d,1H),7.04(d,1H),6.86(d,1H),6.54(d,1H),6.31(d,1H),4.59(m,4H),4.21(m,2H),3.23(t,2H),2.75(m,1H),2.70−2.50(br m,3H),2.40−1.45(br m,8H),1.01(dd,6H)。C31H41N5O3に対してMS(EI):532(MH+)。
(4AA):N−[(3S)−1−エチルピペリジン−3−イル]−6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−エチルピペリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(4AB):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3S)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(S)−1−イソプロピルピペリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.60(d,1H),7.93(d,1H),7.04(d,1H),6.88(d,1H),6.54(d,1H),6.30(d,1H),4.59(m,4H),4.21(m,2H),3.23(t,2H),2.79−2.42(br m,4H),2.39−2.30(br m,6H),2.28−2.11(br m,2H),2.03(m,2H),1.92−1.44(br m,6H),1.01(dd,6H)。C31H41N5O3に対してMS(EI):532(MH+)。
(4AC):6−(3−エンド−{[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]−アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−[(3R)−1−メチルピペリジン−3−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、(R)−1−メチルピペリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例4の方法に従って調製した。C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
スキーム5は、実施例5に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明する。
スキーム5において、化合物(A2)を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A1)に添加し、縮合して、化合物(B)内にアミド結合を形成する。化合物(B)のカルボキシレートは、KOH等の塩基を用いて加水分解されて、化合物(C)を形成する。化合物(C)に、適切な反応条件下で、NH3を添加し、化合物(D)を形成する。
実施例5:6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:DMF(5mL)中のエチル6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(191mg、0.69mmol、実施例1のステップ2において合成)、7−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸(試薬調製15において合成)(122mg、0.69mmol)、HATU(262mg、0.69mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(267mg、2.07mmol)の溶液を、室温で23時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(50mL)、5%塩化リチウム水溶液(2×20mL)、および食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、乾燥させ、エチル6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(329mg)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.66(d,1H),8.26(d,1H),8.09(d,1H),7.93(dd,1H),7.54(d,1H),7.25(d,1H),6.99(d,1H),6.78(d,1H),4.61(br s,2H),4.25(q,2H),3.91(m,1H),2.53(s,3H),2.26(m,2H),2.10(m,2H),2.01(m,2H),1.91(d,2H),1.29(t,3H);C25H27N3O4に対してMS(EI):434(MH+)。
ステップ2:メタノール(9mL)および水(3mL)中のエチル6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキシレート(324mg、0.75mmol)および水酸化カリウム(84mg、1.50mmol)の懸濁液を、60℃で3時間撹拌した。室温まで冷却した後、メタノールの一部を、蒸発させ、得られた混合物に水を添加し、1N塩酸水溶液を用いてpHを5に調整した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させ、6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボン酸(204mg、収率67%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):12.47(br s,1H),8.64(d,1H), 8.26(d,1H),8.09(d,1H),7.92(dd,1H),7.55(d,1H),7.25(d,1H),7.00(d,1H),6.77(d,1H),4.60(br s,2H),3.91(m,1H),2.25(m,2H),2.10(m,2H),2.01(m,2H),1.90(d,2H);C23H23N3O4に対してMS(EI):406(MH+)。
ステップ3:DMF(3mL)中の6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボン酸(70mg、0.17mmol)およびHATU(66mg、0.17mmol)の溶液に、15分間アンモニアを吹き込み、反応混合物を、室温で80分間撹拌した。その後、アンモニアの導入を、さらに15分間繰り返し、22時間、室温での撹拌を継続した。混合物を、水に注ぎ、沈殿生成物を、濾過により収集し、その後、分取逆相HPLC(0.1%水性トリフルオロ酢酸−アセトニトリルの溶離液)によりさらに精製した。純粋な画分を濃縮し、1N塩酸水溶液から残渣物を凍結乾燥し、6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド塩酸塩(28mg、収率37%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.47(d,1H),8.44(d,1H),8.35(dd,1H),7.86(d,1H),7.53(d,1H),7.35(d,1H),7.27(d,1H),6.87(d,1H),4.75(br s,2H),4.15(m,1H),2.59(s,3H),2.38(m,4H),2.26(m,2H),2.19(d,2H);C23H24N4O3に対してMS(EI):405(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(5B)〜(5D)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発試薬は、市販のものを入手した。
(5B):6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、(1S)−1−[4−(4−メチルピペリジン−1−イル)フェニル]エタンアミン(試薬調製3に従って合成)を用いることにより、実施例5の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.56(d,1H),7.86(d,1H),7.71(d,1H),7.45(d,1H),7.27(m,1H),6.90(d,2H),6.78(d,1H),6.51(d,1HH),6.32(d,1H),6.14(1H),5.25(m,1H),4.61(br s,2H),4.25(q,1H),3.47(s,2H),3.21(m,4H),2.41−2.29(br m,5H),2.27−2.18(br m,2H),2.09−1.98(br m,2H),1.56(d,3H)。C36H42N6O3に対してMS(EI):606(MH+)。
(5C):6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンジルアミン(試薬調製2に従って合成)を用いることにより、実施例5の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.25(d,1H),8.82(t,1H),8.65(d,1H),8.25(d,1H),8.09(d,1H),7.98(d,1H),7.54(m,1H),7.54(d,1H),7.38−7.17(br m,5H),7.00(d,1H),6.76(d,1H),4.56(s,2H),4.42(d,2H),4.11(br s,1H),3.88(br s,1H),3.47(d,2H),3.17(s,3H),3.04(br s,2H),2.52(s,3H),2.25(d,1H),2.16−1.81(br m,6H)。C36H41N5O3に対してMS(EI):592(MH+)。
(5D):6−(3−エンド−{[(7−メチル−1−ベンゾフラン−6−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンジルアミンを用いることにより、実施例5の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.95(br s,1H),9.32(br s,1H),8.53(s,1H),8.38−8.32(m,2H),8.10(s,1H),7.55(d,2H),7.36(d,1H),7.27−7.21(m,3H),7.00−6.95(m,3H),4.56(br s,2H),3.96(br s,1H),3.77(d,2H),3.45(d,2H),3.17−3.02(m,4H),2.79(s,3H),2.53(2,3H),2.36−2.32(m,2H),2.24−2.01(m,6H)。C35H40N6O3に対してMS(EI):593(MH+)。
スキーム6は、実施例6に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R1は、本明細書に定義されるとおりである。
化合物(A)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(B)を添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。化合物(C)を、HClの使用等の酸性条件下で、脱保護し、化合物(D)を形成する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例6:6−(3−エンド−{[(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:ジメチルホルムアミド(3mL)中の6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(実施例2において調製)(164mg、0.47mmol)、(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エタンアミン二塩酸塩(試薬調製3に従って合成)(140mg、0.47mmol)、HATU(180mg、0.47mmol)、およびN−メチルモルホリン(516μl、4.7mmol)の溶液を、40℃で15時間加熱した。室温まで冷却してから、溶液を、酢酸エチルで希釈し、その後、5%塩化リチウム水溶液、0.5N水酸化ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により橙色の残渣物を得、ジクロロメタン中の5〜10%メタノールで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製した。純粋な画分を、プールし、濃縮し、黄色の発泡体として192mg、0.35mmol(74%)の1,1−ジメチルエチル(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)カルバメートを得た。C31H44N6O3に対してMS(EI):549(MH+)。
ステップ2:メタノール(5mL)中の1,1−ジメチルエチル(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)カルバメート(192mg、0.35mmol)の溶液に、ジオキサン(2mL)中の4N塩化水素の溶液を添加し、反応混合物を2分間還流した。室温まで冷却した後、混合物を、酢酸エチルで希釈し、pHが10に達するまで、1N水酸化ナトリウム水溶液を用いて塩基性にした。層は、分離され、水層を、酢酸エチルを用いて、さらに抽出した。混合した有機層を、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、無色の残渣物を得、クロロホルム中の5〜10%のメタノール中の10%濃縮アンモニア水溶液で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製された。純粋な画分を、プールし、濃縮し、白色発泡体として、6−(3−エンド−[アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミドを得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.53(d,1H),7.84(dd,1H),7.29(s,1H),6.90(d,2H),6.47(d,1H),6.01(d,1H),5.28−5.21(m,1H),4.51(br s,2H),3.26−3.18(m,5H),2.58−2.55(m,4H),2.35(s,3H),2.33−2.28(m,2H),2.19−2.13(m,2H),2.09−2.04(m,2H),1.56(d,3H),1.48−1.44(m,2H)。C26H36N6O1に対してMS(EI):449(MH+)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(1mL)中の6−(3−エンド−[アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド、3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(8.5mg、0.06mmol)、HATU(22mg、0.06mmol)、およびN−メチルモルホリン(18μl、0.17mmol)の溶液を、40℃で15時間撹拌した。反応混合物を、分取逆相HPLC(酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル溶出)により精製し、17mg、0.03mmol(50%)の6−(3−エンド−{[(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド酢酸塩を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.48(s,1H),8.62(s,1H),8.43(d,1H),8.16(d,1H),7.96(dd 1H),7.22(d,2H),7.06−7.02(m,1H),6.91−6.83(m,3H),6.75−6.70(m,2H),5.11−5.04(m,1H),4.53(br s,2H),4.53(d,2H),3.81(br s,1H),3.71−3.10(m,4H),2.67−2.56(m,2H),2.37−2.31(m,2H),2.25−2.17(m,2H),2.11−1.82(m,12H),1.42(d,3H)。C34H42N6O3に対してMS(EI):583(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(6B〜6U)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(6B):N−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)−カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−1,3−ベンゾチアゾール−5−カルボキサミド。ステップ3において、ベンゾチアゾール−5−カルボン酸を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.51(s,1H),8.64(d,1H),8.52(d,1H),8.44(d,1H),8.41(d,1H),8.28(d,1H),7.99(dd,1H),7.91(dd,1H),7.22(d,2H),6.88(d,2H),6.77(d,1H),5.05−5.12(m,1H),4.59(br s,2H),3.90(br s,1H),3.08(t,4H),2.43(t,4H),2.24−2.29(m,2H),2.21(s,3H),2.10−2.15(m,2H),2.03−2.05(m,2H),1.98(s,1H),1.94(s,1H),1.43(d,3H)。C34H39N7O2Sに対してMS(EI):610(MH+)。
(6C):6−(3−エンド−{[(8−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−7−イル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、8−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−7−カルボン酸(Sawada,Y.et al,Pest Management Science,2003,59(1),36−48.)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(d,1H),8.42(d,1H),8.11(d,1H),7.96(dd,1H),7.20(d,2H),6.94−6.86(m,1H),6.73(d,2H),5.10−5.04(m,1H),4.53(br s,2H),4.20−4.16(m,2H),3.80(br s,1H),3.10−3.06(m,4H),2.76−2.73(m,2H),2.44−2.41(m,4H),2.20−2.02(m,10H),2.00−1.81(m,9H),1.41(d,3H)。C37H46N6O3に対してMS(EI):623(MH+)。
(6D):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルチオ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、2−メチル−3−(メチルチオ)安息香酸(試薬調製33に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.56(d,1H),7.87(dd,1H),7.32−7.27(m,3H),7.22−7.18(m,1H),7.13−7.11(m,1H),6.93(d,2H),6.52(d,1H),6.18(d,1H),6.06(d,1H),5.30−5.22(m,1H),4.60(br s,2H),4.27−4.22(m,1H),3.22−2.96(m,4H),2.66(s,3H),2.60−2.55(m,4H),2.42(s,3H),2.35−2.30(m,5H),2.24−2.18(m,2H),2.02−1.94(m,2H),1.84−1.78(m,2H),1.56(d,3H)。C35H44N6O2Sに対してMS(EI):613(MH+)。
(6E):2−メチル−3−(メチルオキシ)−N−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸(試薬調製34に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.71(d,1H),8.56−8.48(m,2H),8.17(d,1H),7.69(d,1H),7.33(d,2H),7.19(d,1H),7.08−7.00(m,3H),5.19−5.13(m,1H),4.66(br s,2H),4.10−4.03(m,1H),3.87−3.78(m,4H),3.63−3.55(m,2H),3.04−2.94(m,4H),2.38−2.15(m,8H),2.06−1.99(m,2H),1.54(d,3H),1.34−1.26(m,2H)。C36H45N7O4に対してMS(EI):640(MH+)。
(6F):6−{3−エンド−[({3−[(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]フェニル}−カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸(試薬調製37に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.63(d,1H),8.43(d,1H),8.02(d,1H),7.97(dd,1H),7.21(d,2H),7.13(t,1H),6.84−6.89(m,4H),6.75(d,1H),6.67−6.70(m,1H),5.64(d,1H),5.04−5.11(m,1H),4.56(br s,2H),3.81(br s,1H),3.34(s,5H),3.08(t,4H),2.49−2.51(m,6H),2.21(s,5H),1.82−2.02(m,6H),1.62(s,1H),1.42(d,3H),1.12−1.31(m,3H)。C39H51N7O3に対してMS(EI):666(MH+)。
(6G):N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−(フェニルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−(フェニルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って調製した。C14H12N2O3に対してMS(EI):257(MH+);1HNMR(400MHz,d4−メタノール):8.49,(d,1H),7.85(dd,1H),7.63(dd,1H),7.55(d,1H),7.25−7.15(m,6H),6.97(m,2H),6.86(d,2H),6.61(d,1H),5.06(q,1H),4.47(br,2H),3.85(tr,1H),3.14(br,4H),2.73(br,4H),2.41(s,3H),2.13−1.97(m,6H),1.81(d,2H),1.42(d,3H);C40H46N8O3に対してMS(EI):689(MH+)。
(6H):1,4−ジメチル−N−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボキサミド。ステップ3において、1,4−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボン酸(試薬調製35に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1HNMR(400MHz,d4−メタノール):8.60(d,1H),8.18(s,1H),7.96(dd,1H),7.45(d,1H),7.35(d,1H),7.29(d,2H),6.95(d,2H),6.74(d,1H),5.17(q,1H),4.61(br,2H),4.04(tr,1H),3.90(s,3H),3.22(br,4H),2.78(br,4H),2.68(s,3H),2.47(s,3H),2.35−2.10(m,5H),1.95(br,1H),1.93(s,3H),1.92(br,1H),1.52(d,3H);C36H44N8O2に対してMS(EI):621(MH+)。
(6I):4−メチル−N−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−カルボキサミド。ステップ3において、4−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−5−カルボン酸(試薬調製22に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.63(d,1H),8.43(d,1H),8.26(d,1H),7.97(dd,1H),7.71(d,1H),7.31(d,1H),7.21(d,2H),6.88(d,2H),6.75(d,1H),5.08(m,1H),4.56(broad s,2H),3.90(m,1H),3.08(m,4H),2.69(s,3H),2.43(m,4H),2.24(d,2H),2.21(s,3H),2.13(m,2H),2.01(m,2H),1.84(m,6H),1.42(d,3H)。C34H41N9O2に対してMS(EI):608(MH+)。
(6J):2−(メチルオキシ)−N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−(メチルオキシ)安息香酸(試薬調製26に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って調製した。1H NMR(CD3OD):8.60(s,1H),8.46(d,1H),8.03−7.96(m,2H),7.52(s,1H),7.44(d,1H),7.40(d,1H),6.99−6.97(m,2H),6.78(d,1H),5.18−5.16(m,1H),4.04(s,2H),4.03−4.00(m,4H),3.05(s,3H),2.31−2.16(m,6H),1.97−1.93(m,2H),1.53(d,3H)。C35H43N7O4に対してMS(EI):626(MH+)。
(6K):2−(シクロブチルオキシ)−N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロブチルオキシ)安息香酸(試薬調製25に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(CD3OD):8.46(d,1H),8.23(d,1H),8.28(d,1H),8.04(d,1H),7.43(d,1H),7.34−7.32(m,3H),7.23(d,1H),7.01−6.99(m,1H),5.18−5.17(m,1H),4.73(s,2H),4.08(s,1H),3.84(d,2H),3.58(d,2H),3.29−3.25(m,4H),3.06−2.98(m,4H),2.58−2.54(m,2H),2.37−2.26(m,4H),2.17(d,2H),1.95−1.93(m,1H),1.92−1.81(m,1H),1.78−1.53(m,3H)。C38H47N7O4に対してMS(EI):666(MH+)。
(6L):6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルアミノ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、2−メチル−3−(メチルアミノ)安息香酸(試薬調製31に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.63(s,1H),8.44−8.40(d,1H),8.10(s,1H),7.99−7.94(d,1H),7.24−7.18(d,2H),7.09−7.04(m,1H),6.91−6.85(d,2H),6.76−6.71(d,1H),6.55−6.49(m,2H),5.19−5.16(br.s,1H),5.11−5.02(m,1H),4.58−4.50(br.s,2H),3.85−3.77(m,1H),3.16(s,3H),3.11−3.05(m,4H),2.75−2.71(m,2H),2.46−2.40(m,2H),2.23−2.16(m,5H),2.12−2.00(m,5H),1.99−1.94(m,2H),1.89−1.81(m,5H),1.44−1.39(d,3H)。C35H45N7O2に対してMS(EI):596(MH+)。
(6M):6−[3−エンド−({[3−(ジメチルアミノ)−2−メチルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、3−(ジメチルアミノ)−2−メチル安息香酸(試薬調製32に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.63(s,1H),8.44−8.40(d,1H),8.21(s,1H),7.99−7.94(d,1H),7.25−7.17(m,3H),7.13−7.09(d,1H),6.95−6.91(d,1H),6.91−6.85(d,2H),6.76−6.71(d,1H),5.11−5.02(m,1H),4.58−4.50(br.s,2H),3.87−3.80(m,1H),3.16(s,3H),3.11−3.05(m,4H),2.63(s,6H),2.46−2.40(m,4H),2.26−2.18(m,5H),2.15−2.05(m,2H),2.02−1.93(m,2H),1.89−1.81(m,5H),1.44−1.39(d,3H)。C36H47N7O2に対してMS(EI):610(MH+)。
(6N):N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}−アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−(ピリジン−4−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキシレート。ステップ3において、4−アミノカルボニル−3−(ピリジン−4−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.42(d,1H),8.38(d,1H),8.18−8.10(m,3H),7.81−7.71(m,3H),7.26−7.22(m,2H),7.11−7.06(m,3H),6.94−6.88(m,2H),5.11−5.04(m,1H),4.64(br s,2H),4.00(br s,2H),3.77−3.68(m,2H),3.55−3.46(m,2H),3.21−3.12(m,2H),2.99−2.85(m,5H),2.31−1.98(m,8H),1.45(d,3H);C39H45N9O3に対してMS(EI):688(MH+)。
(6O):N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}−アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−アミノカルボニル−3−(1−メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.50(d,1H),7.88(dd,1H),7.57(d,1H),7.22−7.17(m,2H),7.02(br s,1H),6.89−6.82(m,3H),6.66(d,1H),5.11−5.04(m,1H),4.53(br s,2H),3.93−3.86(m,1H),3.61−3.47(m,2H),3.16−3.09(m,4H),3.02−2.92(m,2H),2.76(s,3H),2.70−2.63(m,4H),2.36(s,3H),2.25−1.99(m,8H),1.91−1.79(m,3H),1.63−1.46(m,2H),1.43(d,3H);C40H53N9O5Sに対してMS(EI):772(MH+)。
(6P):2−(シクロブチルアミノ)−N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−アミノカルボニル−3−(シクロブチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従ってトリフルオロ酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.45(d,1H),8.34−8.28(m,2H),7.64(d,1H),7.35−7.31(m,2H),7.28−7.23(m,1H),7.03−6.98(m,2H),6.96−6.93(m,1H),6.92−6.90(m,1H),5.20−5.14(m,1H),4.73(br s,2H),4.11−3.98(m,2H),3.86−3.78(m,2H),3.64−3.54(m,2H),3.29−3.21(m,2H),3.07−2.94(m,5H),2.54−2.11(m,8H),2.00−1.80(m,4H),1.54(d,3H);C38H48N8O3に対してMS(EI):665(MH+)。
(6Q):N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−{[3,4,5−トリス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−アミノカルボニル−3−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.58(d,1H),7.95(dd,2H),7.72(d,1H),7.54(d,2H),7.31−7.27(m,1H),7.08(dd,2H),6.98−6.93(m,2H),6.72(d,1H),6.55(s,2H),5.19−5.12(m,1H),4.57(br s,2H),3.97−3.90(m,1H),3.81(s,6H),3.74(s,3H),3.27−3.21(m,4H),2.89−2.82(m,4H),2.52(s,3H),2.26−2.16(m,2H),2.09(br s,4H),1.96(s,3H),1.89(d,2H),1.52(d,3H);C43H52N8O6に対してMS(EI):777(MH+)。
(6R):3−(エチルアミノ)−2,5−ジメチル−N1−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−(エチルアミノ)−2,5−ジメチル-安息香酸(試薬調製36に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.59(d,1H),7.97(dd,1H),7.29(d,2H),6.96(d,2H),6.76(s,1H),6.75(d,1H),5.17(q,1H),4.60(br,2H),3.99(t,1H),3.28−3.19(m,4H),3.11(q,2H),2.79−2.74(m,4H),2.45(s,3H),2.34−2.26(m,2H),2.32(s,3H),2.23−2.09(m,4H),2.22(s,3H),1.93−1.86(m,2H),1.52(d,3H),1.17(t,3H);C38H50N8O3に対してMS(EI):667(MH+)。
(6S):2−[(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.60(d,1H),7.97(dd,1H),7.62(d,1H),7.31(d,2H),7.07(s,1H),6.98(d,2H),6.89(dd,2H),6.75(d,1H),5.16(m,1H),4.63(br s,2H),3.99(m,1H),3.63(m,1H),3.41(m,1H),3.03(m,4H),2.70(s,3H),2.30−2.12(m,8H),1.98(m,4H),1.53(d,3H),1.50−1.26(m,4H);C40H52N8O4に対してMS(EI):709(MH+)。
(6T):N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}−アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.63(d,1H),8.43(d,1H),8.32(m,1H),8.19(d,1H),7.98(m,2H),7.69(d,1H),7.36(br s,1H),7.21(d,2H),7.01(s,1H),6.95(d,1H),6.88(d,2H),6.76(d,1H),5.08(m,1H),4.57(br s,2H),3.83(br s,1H),3.66(m,2H),3.46(t,2H),3.07(m,4H),3.03(s,3H),2.43(m,4H),2.22(m,2H),2.20(s,3H),2.08(m,2H),2.01(m,2H),1.91(s,3H),1.87(m,2H),1.42(d,3H);C37H48N8O5Sに対してMS(EI):717(MH+)。
(6U):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例6の方法に従って酢酸塩として調製した。1HNMR(400MHz,d4−メタノール):8.59,(d,1H),7.96(dd,1H),7.62(dd,1H),7.29(d,2H),7.05(br s,1H),6.98−6.89(m,3H),6.75(d,1H),5.20−5.14(m,1H),4.62(br s,2H),4.01−3.95(m,1H),3.28−3.22(m,4H),3.08(d,2H),2.92−2.87(m,4H),2.56(s,3H),2.30−2.14(m,6H),1.98−1.92(m,3H),1.52(d,3H),1.20−1.11(m,1H),0.60−.055(m,2H),0.31−0.26(m,2H);C38H48N8O3に対してMS(EI):665(MH+)。
スキーム7は、実施例7に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3、R4a、およびR4bは、本明細書に定義されるとおりである。このスキームは、R4aおよびR4bが同一である場合、適用できる。
スキーム7において、化合物(A)を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(B)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。化合物(C)に、適切な反応条件下で、NH3を添加し、化合物(D)を形成する。化合物(D)のカルボキシレートは、その後、LiOH等の塩基を用いて加水分解されて、化合物(E)を形成する。化合物(E)に、適切な反応条件下で、R3NH2、ならびにHOBTおよびEDCI等の好適なカップリング剤を添加し、化合物(F)を形成する。
実施例7:2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド
ステップ1:N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボン酸(1.14g、5.86mmol)、2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(2.23g、5.86mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.7mL、27mmol)の溶液を、室温で30分間撹拌した。その後、エチル6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボン酸塩酸塩(実施例1において調製)(1.66g、5.32mmol)を添加し、得られた溶液を、50℃で12時間撹拌した。室温まで冷却してから、溶液を真空中で濃縮した。残渣物を、2分量に分割し、両方の分量を、10mLのN,N−ジメチルホルムアミドに入れ、2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(1.11g、2.93mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.3mL、13mmol)を、それぞれに添加した。溶液を、50℃まで温め、溶液に、20分間アンモニア(ガス)を吹き込んだ。溶液を混合し、その後、溶媒を、真空中で除去した。粗物質を、水とジクロロメタン中の10%メタノールとに分けた。層を分離し、水層を抽出した(2×100mLジクロロメタン)。混合した有機層を、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。粗固体を、メタノール/ヘキサン/酢酸エチルと共に粉砕し、濾過により固体を収集し、エチル6−[3−エンド−({[4−(アミノカルボニル)−2,5−ジメチルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(1.79g、収率75%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.58(d,1H),8.28(d,1H),8.01(dd,1H),7.70(br s,1H),7.40(br s,1H),7.24(s,1H),7.13(s,1H),6.93(d,1H),4.64(broad s,2H),4.27(q,2H),3.88(m,1H),2.32(s,3H),2.30(s,3H),2.24(m,2H),2.13(m,2H),2.01(m,2H),1.93(d,2H),1.30(t,3H)。C25H38N4O4に対してMS(EI):451(MH+)。
ステップ2:メタノール(6.0mL)およびテトラヒドロフラン(6.0mL)中のエチル6−[3−エンド−({[4−(アミノカルボニル)−2,5−ジメチルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(1.00g、2.21mmol)の溶液に、3.0mLの2.0M水酸化リチウム(水溶液)を添加し、得られた溶液を、50℃まで1時間温めた。有機溶媒を、真空中で除去し、残りの水溶液を、濃縮塩酸水溶液を用いて、pH2とした。このようにして形成した固体を、濾過により収集し、真空中で乾燥させ、1.18g(収率70%)の所望の6−[3−エンド−({[4−(アミノカルボニル)−2,5−ジメチルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸を得、これを、ステップ3において、さらに精製することなく使用した。
ステップ3:N,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)中の6−[3−エンド−({[4−(アミノカルボニル)−2,5−ジメチルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(0.050g、0.12mmol)、(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9において合成)(0.14mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.019g、0.14mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.027g、0.14mmol)、および4−メチルモルホリン(0.05mL、0.5mmol)の溶液を、室温で12時間撹拌した。溶液を、その後、水で希釈し、HPLC(逆相、0.1%酢酸アンモニウムを含むアセトニトリル/水)により精製した。真空中の濃縮および水からの凍結乾燥により、0.034g(収率54%)の所望の2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミドを酢酸塩として得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.61(d(1H),8.22(dd(1H)(7.98(dd(1H)(7.70(broad s(1H)(7.40(broad s(1H)(7.24(s(1H)(7.12(s(1H)(6.74(d(1H)(4.55(broad s(2H)(4.35(m(1H)(3.84(m(1H)(2.81(t(1H)(2.67(t(1H)(2.44(m(1H)(2.34(s(3H)(2.30(s(3H)(2.19(m(2H)(2.10(m(4H)(1.98(m(2H)(1.91(s(3H)(1.83(m(2H)(1.73(m(2H)(1.02(t(6H)。C30H40N6O3に対してMS(EI):533(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(7B)〜(7S)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発試薬は、市販のものを入手した。
(7B):2,5−ジメチル−N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(実施例2において合成)を用い、その後、ステップ2および3を省略することにより、実施例7の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(s,1H),8.71(s,1H),8.31(d,1H),8.07(d,1H),7.76(s,1H),7.46(s,1H),7.41−7.28(m,6H),7.19(s,1H),6.86(d,1H),4.64(br s,2H),4.53(d,2H),3.92(br s,1H),2.41(s,3H),2.36(s,3H),2.30−1.90(m,8H)。C30H33N5O3に対してMS(EI):512(MH+)。
(7C):2,5−ジクロロ−N−[8−(5−{[(フェニルメチル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、2,5−ジクロロテレフタル酸および6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(実施例2において合成)を用い、その後、ステップ2および3を省略することにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.83−8.78(m,1H),8.67−8.64(d,1H),8.57−8.54(d,1H),8.03−7.96(m,2H),7.80−7.77(s,1H),7.59(s,1H),7.53(s,1H),7.36−7.29(m,4H),7.26−7.21(m,1H),6.26−6.21(m,1H),4.59−4.53(br.s,2H),4.48−4.44(d,2H),3.92−3.84(m,1H),2.26−2.18(m,2H),2.15−2.07(m,2H),2.01−1.93(m,2H),1.86−1.78(d,2H)。C28H27Cl2N5O3に対してMS(EI):553(MH+)。
(7D):2,5−ジメチル−N−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド(実施例6において合成)を用い、その後、ステップ2および3を省略することにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.66−8.61(s,1H),8.47−8.41(d,1H),8.25(s,1H),8.01−7.94(d,1H),7.70(s,1H),7.40(s,1H),7.27−7.21(m,3H),7.12(s,1H),6.95−6.88(d,2H),6.79−6.71(d,1H),5.13−5.03(m,1H),4.59−4.53(br.s,2H),3.86−3.79(m,1H),3.27−3.15(br.s,4H),2.93−2.81(br.s,4H),2.52(s,3H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.24−2.16−(d,2H),2.15−2.07(m,2H),2.02−1.95(m,2H),1.87−1.80(d,2H),1.46−1.39(d,3H)。C36H45N7O3に対してMS(EI):624(MH+)。
(7E):N−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド(実施例3において合成)を用い、その後、ステップ2および3を省略することにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.51(s,1H),8.26(s,1H),8.06(d,1H),7.90−7.83(br.s,1H),7.68(s,1H),7.38(s,1H),7.33−7.26(br.s,1H),7.25−7.17(d,1H),7.13−7.04(d,1H),6.93(s,1H),4.66−4.55(br.s,2H),3.89−3.82(m,1H),2.33(s,3H),2.28(s,3H),2.26−2.19(m,2H),2.15−2.07(m,2H),2.03−1.96(m,2H),1.93−1.86(d,2H)。C28H27N5O3に対してMS(EI):422(MH+)。
(7F):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3S)−1−メチルピペリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3S)−1−メチルピペリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.93(m,2H),7.70(broad s,1H),7.40(broad s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.55(broad s,2H),3.90(m,2H),2.82(m,1H),2.68(m,1H),2.34(s,3H),2.30(s,3H),2.19(m,4H),2.12(m,2H),1.99(m,2H),1.91(s,3H),1.83(m,4H),1.78(m,2H),1.71(m,2H),1.53(m,1H),1.27(m,2H)。C30H40N6O3に対してMS(EI):519(MH+)。
(7G):N−{8−[5−({[(3R)−1−エチルピペリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3R)−1−エチルピペリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.60(d,1H),8.23(d,1H),7.92(m,2H),7.70(broad s,1H),7.40(broad s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.55(broad s,2H),3.88(m,3H),2.88(m,1H),2.76(m,1H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.19(m,2H),2.10(m,2H),1.99(m,1H),1.91(s,3H),1.80(m,4H),1.68(m,2H),1.49(m,2H),1.32(m,2H),1.01(t,3H)。C30H40N6O3に対してMS(EI):533(MH+)。
(7H):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3R)−1−メチルピペリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3R)−1−メチルピペリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.93(m,2H),7.70(broad s,1H),7.40(broad s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.55(broad s,2H),3.89(m,3H),2.79(m,1H),2.64(m,1H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.18(m,2H),2.10(m,2H),1.99(m,2H),1.91(s,3H),1.80(m,4H),1.68(m,2H),1.50(m,2H),1.27(m,2H)。C29H38N6O3に対してMS(EI):519(MH+)。
(7I):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3R)−1−メチルピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3R)−1−メチルピロリジン−3−アミンを用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.60(d,1H),8.23(dd,1H),7.96(d,1H),7.70(broad s,1H),7.40(broad s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.73(d,1H),4.54(broad s,2H),4.37(m,1H),3.83(m,1H),2.68(m,1H),2.57(m,1H),2.39(m,2H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.25(s,3H),2.21(m,2H),2.12(m,4H),1.98(m,2H),1.91(s,3H),1.83(m,2H),1.72(m,1H)。C28H36N6O3に対してMS(EI):505(MH+)。
(7J):2,5−ジメチル−N−[8−(5−{[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、1−メチルピペリジン−4−アミンを用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.94(m,2H),7.69(broad s,1H),7.39(broad s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.55(broad s,2H),3.85(m,1H),3.70(m,1H),2.76(m,2H),2.35(s,3H),2.29(s,3H),2.19(m,2H),2.10(m,2H),2.00(m,2H),1.92(m,4H),1.91(s,3H),1.72(m,2H),1.54(m,2H)。C29H38N6O3に対してMS(EI):519(MH+)。
(7K):N−[8−(5−{[(1−エチルピペリジン−4−イル)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、1−エチルピペリジン−4−アミン(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.94(m,2H),7.70(broad s,1H),7.40(broad s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.55(broad s,2H),3.83(m,1H),3.71(m,1H),2.86(m,2H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.19(m,2H),2.10(m,2H),1.99(m,2H),1.91(s,3H),1.90(m,4H),1.75(m,2H),1.52(m,2H),1.00(t,3H)。C30H40N6O3に対してMS(EI):533(MH+)。
(7L):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[1−(1−メチルエチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、1−(1−メチルエチル)ピペリジン−4−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.93(m,2H),7.70(broad s,1H),7.40(broad s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.54(broad s,2H),3.84(m,1H),3.67(m,1H),2.79(m,2H),2.69(m,1H),2.34(s,3H),2.30(s,3H),2.13(m,6H),2.00(m,2H),1.91(s,3H),1.82(m,2H),1.49(m,2H),0.96(d,6H)。C31H42N6O3に対してMS(EI):547(MH+)。
(7M):N−{8−[5−({[(3S)−1−エチルピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3S)−1−エチルピロリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,10%CD3ODを含むCDCl3):8.68(d,1H),8.00(dd,1H),7.28(s,1H),7.16(s,1H),6.58(d,1H),4.84(br s,1H),4.61(br s,1H),3.66(br s,1H),3.51 d,1H),3.12−2.94(m,3H),2.85(q,1H),2.53−2.42(m,1H),2.43(s,3H),2.43(s,3H),2.35−2.24(m,2H),2.22−2.07(m,4H),1.91(br d,2H),1.33(t,3H)。C29H38N6O4に対してMS(EI):519(MH+)。
(7N):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3R)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3R)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.94(dd,1H),7.89(d,1H),7.70(s,1H),7.40(s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.55(br s,2H),3.84(br s,2H),2.81(dd,1H),2.65−2.75(m,2H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.17−2.22(m,2H),1.97−2.13(m,7H),1.76−1.82(m,2H),1.66−1.69(m,1H),1.41−1.51(m,1H),1.24−1.34(m,1H),0.96(d,6H)。C31H42N6O3に対してMS(EI):547(MH+)。
(7O):N−{8−[5−({[(3S)−1−エチルピペリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3S)−1−エチルピペリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.90−7.95(m,2H),7.70(s,1H),7.40(s,1H),7.24(s,1H),7.12(S,1H),6.74(d,1H),4.55(br s,2H),3.83−3.92(m,2H),2.87(dd,1H),2.75(dd,1H),2.35(s,4H),2.32(d,1H),2.30(s,4H),2.17−2.22(m,2H),2.08−2.13(m,2H),1.98−2.00(m,2H),1.76−1.82(m,5H),1.66−1.70(m,1H),1.44−1.53(m,1H),1.25−1.35(m,1H),0.99(t,3H)。C30H40N6O3に対してMS(EI):533(MH+)。
(7P):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3S)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3S)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(d,1H),8.24(d,1H),7.94(dd,1H),7.89(d,1H),7.70(s,1H),7.40(s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.74(d,1H),4.55(br s,2H),3.84(br s,2H),2.81(d,1H),2.65−2.75(m,2H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.17−2.22(m,2H),2.07−2.13(m,3H),1.97−2.04(m,3H),1.76−1.82(m,2H),1.66−1.70(m,1H),1.41−1.50(m,1H),1.24−1.34(m,1H),0.96(d,6H)。C31H42N6O3に対してMS(EI):547(MH+)。
(7Q):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3S)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(S)−1−イソプロピルピロリジン−3−アミン(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,10%CD3ODを含むCDCl3):8.64(d,1H),7.97(d,1H),7.29(s,1H),7.17(s,1H),6.61(d,1H),4.69−6.60(br m,3H),4.13(m,1H),3.13(d,1H),3.15(m,2H),2.92(d,1H),2.68(t,2H),2.58−2.03(br m,10H),1.92(d,2H),1.09(dd,6H)。C30H40N6O3に対してMS(EI):533(MH+)。
(7R):2,5−ジメチル−N−{8−[5−({[(3S)−1−メチルピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3S)−1−メチルピロリジン−3−アミンを用いることにより、実施例7の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.63(s,1H),7.95(dd,1H),7.46(d,1H),9.29(s,1H),7.17(s,1H),6.60(d,1H),4.75(m,1H),3.36(m,3H),3.15(q,1H),2.85(br d,1H),2.66(m,1H),2.49−2.27(br m,12H),2.25−2.05(br m,3H),1.93−1.75(br m,3H),1.72(m,1H),1.11(t,1H)。C28H36N6O3に対してMS(EI):505(MH+)。
(7S):N−{8−[5−({[(3R)−1−エチルピロリジン−3−イル]アミノ}カルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、(3R)−1−エチルピロリジン−3−アミン塩酸塩(試薬調製9に従って合成)を用いることにより、実施例7の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):11.60(br d,1H),8.63(dd,1H),8.32(d,1H),7.70(s,1H),7.40(s,1H),7.25(s,1H),7.13(s,1H),4.78(br s,1H),4.65(br s,1H),3.95−3.05(br m,9H),2.45−1.90(br m,14H),1.25(dt,3H)。C29H38N6O3に対してMS(EI):519(MH+)。
スキーム9は、実施例9に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、X2、R4a、およびR4bは、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム9において、化合物(B)を、適切な反応条件下で、好適な溶媒と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。その後、化合物(C)を、HCl等の酸で脱保護し、BOCを除去し、化合物(D)を形成する。その後、化合物(D)は、還元的アルキル化条件で、X2による処理により(E)に変換され、式中、X2は、シアノ水素化ホウ素ナトリウム等の好適な還元剤の存在下で、(D)と反応することを可能にする、アルデヒドあるいはケトン試薬のいずれかであり、X2は、メチル基、あるいはそうでなければ、メチレンリンカーを介してアゼチジニル基に付着されるアルキル基のいずれかである。
実施例10:N−{(1S)−2−アミノ−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:ジメチルホルムアミド(5mL)中の(S)−メチル2−アミノ−2−(4−メトキシフェニル)トリフルオロ酢酸塩(試薬調製38に従って合成)(0.30g、1.00mmol)、6−[3−エンド−({[2−メチル−3−メチルオキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}ピリジン−3−カルボン酸(実施例1のステップ4において調製)(0.43g、1.00mmol)、HOBt(0.16g、1.20mmol)、EDCI(0.23g、1.20mmol)、および4−メチルモルホリン(0.88mL、8.00mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(100mL)と食塩水(50mL)とに分けた。有機層を分離し、食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶媒を濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:酢酸エチル 4:1〜3:2)に付し、メチル(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタノエート(0.51g、収率89%)を得た。C32H36N4O6に対してMS(EI):573(MH+)。
ステップ2:メタノール(10mL)、テトラヒドロフラン(5mL)、および水(5mL)中のメチル(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタノエート(0.48g、0.84mmol)の溶液および4M水酸化カリウム水溶液(0.42mL、1.68mmol)を、50℃で30分間撹拌した。室温まで冷却した後、溶媒を蒸発させ、濃縮塩酸水溶液を用いてpHを2に調整した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させ、(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタン酸(0.42g、89%)を得た。C31H34N4O6に対してMS(EI):557(M−H)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(3mL)中の(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタン酸(0.10g、0.18mmol)、メタノール(0.18mL、0.36mmol)中の2Mアンモニア溶液、HOBt(0.027g、0.20mmol)、EDCI(0.042g、0.22mmol)、および4−メチルモルホリン(0.10mL、0.90mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌した。溶媒を真空中で濃縮し、残渣物を、分取逆相HPLC(含水アセトニトリルを移動相とした0.1%酢酸アンモニウム)により精製し、N−{(1S)−2−アミノ−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(17mg、収率11%)を得た。C31H35N5O5に対してMS(EI):558(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(9B)〜(9E)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(9B):メチル(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]−エタノエート。実施例10のステップ1において調製した。C32H36N4O6に対してMS(EI):573(MH+)。
(9C):(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]−エタン酸。実施例10のステップ2において調製した。C31H34N4O6に対してMS(EI):557(M−H)。
(9D):N−{(1S)−2−(メチルアミノ)−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、メチルアミンを用いることにより、実施例10の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.65(d,1H),8.51(d,1H),8.22(d,1H),8.11(m,1H),8.01(dd,1H),7.38(m,2H),7.22(t,1H),7.01(d,1H),6.90(m,2H),6.86(d,1H),6.73(d,1H),5.54(d,1H),4.54(bs,2H),3.82(m,1H),3.79(s,3H),3.72(s,3H),2.60(d,3H),2.20(m,2H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H)。C32H37N5O5に対してMS(EI):572(MH+)。
(9E):N−{(1S)−2−(エチルアミノ)−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、エチルアミンを用いることにより、実施例10の方法に従って調製した。C33H39N5O5に対してMS(EI):586(MH+)。
スキーム10は、実施例10に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R5は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム10において、化合物(B)を、適切な反応条件下で、EDCIおよびHOBT等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内でアミド結合を形成する。その後、化合物(C)におけるエステルは、KOH等の塩基を用いて加水分解されて、化合物(D)を形成する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、EDCIおよびHOBT等の好適なカップリング試薬と共に、R5NH2を添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例10:N−{(1S)−2−アミノ−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:ジメチルホルムアミド(5mL)中の(S)−メチル2−アミノ−2−(4−メトキシフェニル)トリフルオロ酢酸塩(試薬調製38に従って合成)(0.30g、1.00mmol)、6−[3−エンド−({[2−メチル−3−メチルオキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(実施例1のステップ4において調製)(0.43g、1.00mmol)、HOBt(0.16g、1.20mmol)、EDCI(0.23g、1.20mmol)、および4−メチルモルホリン(0.88mL、8.00mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(100mL)と食塩水(50mL)とに分けた。有機層を分離し、食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶媒を濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィ(ヘキサン:酢酸エチル 4:1〜3:2)に付し、メチル(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタノエート(0.51g、収率89%)を得た。C32H36N4O6に対してMS(EI):573(MH+)。
ステップ2:メタノール(10mL)、テトラヒドロフラン(5mL)、および水(5mL)中のメチル(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタノエート(0.48g、0.84mmol)の溶液および4M水酸化カリウム水溶液(0.42mL、1.68mmol)を、50℃で30分間撹拌した。室温まで冷却した後、溶媒を蒸発させ、濃縮塩酸水溶液を用いてpHを2に調整した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させ、(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタン酸(0.42g、89%)を得た。C31H34N4O6に対してMS(EI):557(M−H)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(3mL)中の(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタン酸(0.10g、0.18mmol)、メタノール(0.18mL、0.36mmol)中の2Mアンモニア溶液、HOBt(0.027g、0.20mmol)、EDCI(0.042g、0.22mmol)、および4−メチルモルホリン(0.10mL、0.90mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌した。溶媒を真空中で濃縮し、残渣物を、分取逆相HPLC(含水アセトニトリルを移動相とした0.1%酢酸アンモニウム)により精製し、N−{(1S)−2−アミノ−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(17mg、収率11%)を得た。C31H35N5O5に対してMS(EI):558(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(10B)〜(10E)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(10B):メチル(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタノエート。実施例10のステップ1において調製した。C32H36N4O6に対してMS(EI):573(MH+)。
(10C):(2S)−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ][4−(メチルオキシ)フェニル]エタン酸。実施例10のステップ2において調製した。C31H34N4O6に対してMS(EI):557(M−H)。
(10D):N−{(1S)−2−(メチルアミノ)−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、メチルアミンを用いることにより、実施例10の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.65(d,1H),8.51(d,1H),8.22(d,1H),8.11(m,1H),8.01(dd,1H),7.38(m,2H),7.22(t,1H),7.01(d,1H),6.90(m,2H),6.86(d,1H),6.73(d,1H),5.54(d,1H),4.54(bs,2H),3.82(m,1H),3.79(s,3H),3.72(s,3H),2.60(d,3H),2.20(m,2H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.96(m,2H),1.84(d,2H)。C32H37N5O5に対してMS(EI):572(MH+)。
(10E):N−{(1S)−2−(エチルアミノ)−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ3において、エチルアミンを用いることにより、実施例10の方法に従って調製した。C33H39N5O5に対してMS(EI):586(MH+)。
スキーム11は、実施例11に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3およびR16は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム11において、化合物(B)を、適切な反応条件下で、HOBT等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。その後、化合物(C)は、過酸化水素等の好適な酸化剤の存在下で、炭酸カリウム等の塩基による処理による芳香族ニトリルの加水分解により、化合物(D)に変換され、芳香族カルボキサミド(D)に達する。
実施例11:N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド
ステップ1:ジクロロメタン(1.5mL)およびメタノール(1.5)中のメチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(200mg、0.83mmol)の溶液に、1.0N水酸化ナトリウム水溶液(1.7mL、1.7mmol)を添加した。混合物を、室温で2時間、激しく撹拌した。その後、揮発性溶媒を、真空中で除去した。水性残渣物を、1N塩酸水溶液を用いて酸性化し、その後、酢酸エチルで抽出した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−ブロモ−4−シアノ安息香酸(190mg、0.83mmol、定量的収率)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.42(d,1H),8.15(dd,1H),7.80(d,1H)。
ステップ2:アセトン(30mL)中の3−ブロモ−4−シアノ安息香酸(1.51g、6.69mmol)の溶液に、炭酸セシウム(4.4g、13.4mmol)および臭化ベンジル(790μL、6.69mmol)を添加した。混合物を、15時間還流撹拌し、この時点で、さらに臭化ベンジルを添加した(200μL、1.68mmol)。混合物を、さらに2時間還流撹拌し、その後、室温まで冷却した。水および酢酸エチルを添加し、層を分離した。その後、水相は、塩化リチウムで飽和され、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、混合し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(4:1 ヘキサン:酢酸エチル)により精製し、黄色オレンジの油として、フェニルメチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(957mg、3.03mmol、収率45%)を得、ゆっくりと固化した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.35(d,1H),8.09(dd,1H),7.73(d,1H),7.46−7.35(m,5H),5.35(s,2H)。
ステップ3:磁気撹拌棒を含有する圧力容器を、フェニルメチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(100mg、0.32mmol)、1,1−ジメチルエチル(トランス−4−アミノシクロヘキシル)カルバメート(69mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(125mg、0.38mmol)、キサントフォス(XANTPHOS)(19mg、0.032mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15mg、0.016mmol)、およびジオキサン(1.5mL)で充填した。容器を、次いで、密閉し、95℃まで加熱した。懸濁液を、その温度で、約24時間撹拌し、その後、室温まで冷却した。懸濁液を水に注ぎ、得られた水性混合物を、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を、混合し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣物を、その後、カラムクロマトグラフィ(4:1 ヘキサン:酢酸エチル)により精製し、黄色粉末として、不純なフェニルメチル4−シアノ−3−{[トランス−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−アミノ)シクロヘキシル]アミノ}安息香酸エステル(71.8mg、0.16mmol)を得た。この物質を、さらに精製することなく、次のステップに供した。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.45−7.28(m,8H),5.37(s,2H),4.47(m,1H),3.40(m,1H),2.12(m,4H),1.46(s,9H),1.31(m,4H)。
ステップ4:デグッサ(Degussa)タイプの10重量%のパラジウム炭素(50mg)を、酢酸エチル(3mL)およびメタノール(400uL)中のフェニルメチル4−シアノ−3−{[トランス−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)シクロヘキシル]アミノ}安息香酸エステル(71.8mg、0.16mmol)の溶液に添加した。混合物を、1気圧の水素に70分間曝した。その後、セライトを通して濾過することにより、触媒を除去した。得られた濾液を濃縮し、4−シアノ−3−{[トランス−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)シクロヘキシル]アミノ}安息香酸(55.8mg、0.16mmol)を得、これを、さらに精製することなく次のステップに供した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.47(d,1H),7.37(s,1H),7.24(d,1H),3.47−3.21(m,2H),2.09(m,2H),1.98(m,2H),1.88(m,2H),1.43(s,9H),1.24(m,2H);C19H25N3O4に対してMS(EI):304(MH+−tert−ブチル)。
ステップ5:4−シアノ−3−{[トランス−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)シクロヘキシル]アミノ}安息香酸(55.8mg、0.16mmol)の溶液に、HATU(59mg、0.16mmol)を添加した。得られた混合物を、室温で2.5時間撹拌した。その後、HATU(60mg、0.16mmol)をさらに添加し、混合物を、室温でさらに40分間撹拌した。この時に、6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボキサミド(実施例3において合成)(45mg、0.16mmol)、およびそれに続いて、ジイソプロピルエチルアミン(167uL、0.96mmol)を添加した。溶液を、室温で45分間撹拌し、その後、水を添加した。水性混合物を、その後、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を、混合し、10%塩化リチウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中の5%メタノール)に付し、1,1−ジメチルエチル[トランス−4−({5−[({8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}アミノ)カルボニル]−2−シアノフェニル}アミノ)シクロヘキシル]カルバメート(50.8mg、0.061mmol)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H),7.94(dd,1H),7.44(d,1H),7.15(s,1H),6.80(d,1H),6.62(d,1H),6.56(d,1H),4.65(br s,2H),4.53(d,1H),4.47(br d,1H),4.22(m,1H),3.55−3.36(m,2H),2.39−2.25(m,4H),2.18−2.02(m,6H),1.86(d,2H),1.45(s,9H),1.37−1.22(m,4H);C32H41N7O4に対してMS(EI):588(MH+)。
ステップ6:DMSO(1mL)中の1,1−ジメチルエチル[トランス−4−({5−[({8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}アミノ)カルボニル]−2−シアノフェニル}アミノ)シクロヘキシル]カルバメート(40.7mg、0.069mmol)の溶液に、炭酸カリウム(19mg、0.138mmol)、続いて、水性過酸化水素(30%、2滴)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌した。その後、過酸化水素(4滴)をさらに添加し、混合物を、45℃でさらに35分間撹拌した。室温まで冷却した後、溶液を、アセトニトリル:水(2.5:1)で、全容積2mLに希釈し、混合物を、分取逆相HPLCにより精製し、1,1−ジメチルエチル[トランス−4−({2−(アミノカルボニル)−5−[({8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}アミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)シクロヘキシル]カルバメート(17.6mg、0.029mmol、収率42%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.64(d,1H),7.99(dd,1H),7.63(d,1H),7.06(s,1H),6.88(dd,1H),6.76(d,1H),4.64(br s,2H),4.00(m,1H),3.37(m,2H),2.30−2.12(m,8H),2.02−1.93(m,4H),1.43(s,9H),1.35(m,4H)。
ステップ7:1,1−ジメチルエチル[トランス−4−({2−(アミノカルボニル)−5−[({8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}アミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)シクロヘキシル]カルバメート(17.6mg、0.029mmol)を含有するフラスコに、2.0M塩酸水溶液(2mL、4mmol)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、その後、得られた溶液を、凍結乾燥させ、塩酸塩としてN4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミドを得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.45(d,1H),8.38(dd,1H),8.13(d,1H),8.03(d,1H),7.96(dd,1H),7.40(d,1H),4.82(br s,2H),4.15(br s,1H),3.77(m,1H),3.20(m,1H),2.49(m,2H),2.43−2.24(m,6H),2.17(m,4H),1.71(m,2H),1.56(m,2H);C27H35N7O3に対してMS(EI):506(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(11B)〜(11C)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(11B):N4−{8−[5−(アミノカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)アニリン(Gaster et al.J.Med Chem.1998,41,1218−1235)を用い、その後、ステップを省略することにより、実施例11の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.42(d,1H),8.37(dd,1H),7.74(d,1H),7.48(d,1H),7.36(d,1H),7.08−6.99(m,3H),6.95(d,1H),4.75(br s,2H),4.34(m,2H),4.06(m,1H),3.88(s,3H),3.58(m,2H),3.02(s,6H),2.33−2.15(m,8H);C32H39N7O5に対してMS(EI):602(MH+)。
(11C):N4−(8−{5−[({(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)−2−[(2−モルホリン−4−イルエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}ピリジン−3−カルボキサミド(実施例6において合成)および3−ブロモ−4−シアノ安息香酸(上記のステップ1において合成)を用いて、ステップ5に直接進み、その後、2−モルホリン−4−イルエタンアミンを用いてステップ3、ならびにステップ6を行うことにより、実施例11の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.60(d,1H),7.97(dd,1H),7.63(d,1H),7.29(d,2H),7.08(s,1H),6.96(d,2H),6.93(d,1H),6.75(d,1H),5.17(q,1H),4.62(br s,2H),3.98(m,1H),3.73(m,4H),3.35(t,2H),3.24(m,4H),2.84(m,4H),2.68(t,2H),2.54(m,4H),2.51(s,3H),2.30−2.12(m,6H),1.97(m,2H),1.94(s,6H),1.52(d,3H);C40H53N9O4に対して(EI):724.6(MH+)。
スキーム12は、実施例12に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、X1、R1、および(i)は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム12において、化合物(B)を、適切な反応条件下で、EDCIおよびHOBT等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。臭化アリール(C)を、その後、好適な反応条件下で、適切なパラジウム触媒の存在下で、ボロン酸エステル(D)により処理し、化合物(E)に達する。化合物(E)は、10%パラジウム木炭等の還元剤で還元し、化合物(F)に達する。化合物(F)を、その後、HCl等の酸の存在下で、脱保護し、BOCを除去し、化合物(G)に達する。
実施例12:N−[1−(2,6−ジフルオロ−4−ピペリジン−4−イルフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:エタノール(10mL)中の1−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)エタノン(450mg、0.91mmol)、チタンイソプロポキシド(1.14mL、4.61mmol)の混合物に、エタノール(4.8mL、9.6mmol)中の2Mアンモニア溶液を添加し、得られた混合物を、室温で撹拌した。18時間後、水素化ホウ素ナトリウム(115mg、3.48mmol)を添加し、室温で3時間撹拌を継続した。反応混合物を、2M水酸化アンモニウム水溶液(100mL)に注ぎ、その後、濾過した。濾液を、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、混合した抽出物を、水(100mL)、次いで、食塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、1−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)エタンアミン(236mg、収率62%)を得た、C8H8BrF2Nに対してMS(EI):237(MH+)。
ステップ2:N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]−カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(実施例1において合成)(276mg、0.70mmol)、EDCI(95mg、0.70mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(95mg、0.70mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.37mL、2.1mmol)の混合物を、室温で15分間撹拌した。この混合物に、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の1−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)エタンアミン(165mg、0.70mmol)の溶液を添加し、18時間撹拌を継続した。反応混合物を、酢酸エチル(30mL)で希釈し、5%塩化リチウム水溶液(2×10mL)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィ(65〜95%酢酸エチル−ヘキサン)により精製し、N−[1−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(348mg、収率81%)を得た。1HNMR(400MHz,CDCl3):8.58(d,1H),7.86(dd,1H),7.20−7.17(dd,1H),7.08(s,1H),7.06(s,1H),6.95(dd,2H),6.70(br,1H),6.36−6.35(br,1H),6.69−6.67(m,1H),4.50(br,2H),4.22−4.20(m,1H),3.86(s,3H),2.29−2.27(m,2H),2.28(s,3H),2.20−2.17(m,2H),2.00(d,2H),1.85−1.81(d,2H),1.58−1.57(d,3H);C30H31BrF2N4O3に対してMS(EI):614(MH+)。
ステップ3:N−[1−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(348mg、0.57mmol)、3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−tert−ブトキシカルボニル−4−ボロン酸ピナコールエステル(228mg、0.74mmol)、ジクロロメタン(28mg、5mol%)との[1,1′−ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体、炭酸カリウム(234mg、1.7mmol)、およびN,N−ジメチルホルムアミド(4.5mL)の混合物を、まず、10分間窒素で脱気し、その後、80℃で18時間撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、酢酸エチル(45mL)で希釈し、5%塩化リチウム水溶液(2×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の65〜95%酢酸エチル)により精製し、1,1−ジメチルエチル4−(3,5−ジフルオロ−4−{1−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ]エチル}フェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(290mg、収率71%)を得た。1HNMR(400MHz,CDCl3):8.59(d,1H),7.90(dd,1H),7.21(dd,1H),6.94−6.88(m,4H),6.60(d,1H),6.53(d,1H),6.20(d,1H),6.06(br,1H),5.78−5.74(m,1H),4.61(br,2H),4.27(q,1H),4.07(br,2H),3.85(s,3H),3.62(tr,2H),2.42(br,2H),2.36−2.31(m,2H),2.29(s,3H),2.22−2.20(m,2H),2.03−1.97(m,2H),1.85(br,1H),1.81(br,1H),1.62(d,3H),1.49(s 9H);C40H47F2N5O5に対してMS(EI):716(MH+)。
ステップ4:1,1−ジメチルエチル4−(3,5−ジフルオロ−4−{1−[({6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}カルボニル)アミノ]エチル}フェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(133mg、0.19mmol)、10%パラジウム木炭(デグッサタイプ、100mg)、酢酸(100uL、1.0mmol)、およびメタノール(20mL)の混合物を、Parr水素化装置内で、30psiにて6時間振とうさせた。反応混合物を濾過し、濃縮し、ジオキサン中のメタノールおよび4M塩化水素の1:1 混合物(6mL)中に再溶解し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を、メタノール中の2Mアンモニアで塩基性化し、濃縮し、分取逆相HPLC(酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル溶出)により精製した。画分を含有する生成物を混合し、凍結乾燥して固体(58mg、0.094mmol)を得、ジオキサン(49uL、0.20mmol)中の4M塩化水素を含有するメタノール(4mL)中に溶解し、その後、乾燥するまで蒸発させ、N−[1−(2,6−ジフルオロ−4−ピペリジン−4−イルフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド塩酸塩を得た(65mg、収率51%)。1HNMR(400MHz,d4−メタノール):8.40(d,1H),8.34(dd,1H),7.37(d,1H),7.23(dd,H),7.01(d,1H),6.94−6.90(m,3H),5.48(q,1H),4.80(br,2H),(4.10(tr,1H),3.84(s,3H),3.47(br,2H),3.16(m,2H),3.93(m,2H),2.37−2.33(m,4H),2.24−2.15(m,2H),2.20(s,3H),2.06(d,2H),1.94−1.89(m,2H),1.65(d,2H);C35H41F2N5O3に対してMS(EI):618(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、化合物(12B)を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(12B):N−[1−(2−フルオロ−4−ピペリジン−4−イルフェニル)エチル]−6−[3−エンド−({[2−メチル−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ1において、4−ブロモ−2−フルオロアセトフェノンから始めることにより、実施例12の方法に従って塩酸塩として調製した。1H−NMR(400MHz,d4−メタノール):8.44(s,1H),8.38(d,1H),7.40(m,2H),7.24(dd,1H),7.19(d,1H),7.02(dd,2H),6.91(d,1H),5.41(q,1H),4.79(br,2H),4.11(tr,1H),3.84(s,3H),3.48(d,2H) 3.14(m,2H),2.90(m,2H),2.38−2.35(m,4H),2.24−2.15(m,4H),2.21(s,3H),2.10−2.20(m,2H),1.92−1.87(m,2H),1.57(d,3H);C35H42FN5O3に対してMS(EI):600(MH+)。
スキーム13は、実施例13に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム13において、化合物(B)を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。化合物(C)は、その後、ヒドロホウ素化により中間体(D)に変換される。故に、(C)は、まず、THF中のボランにより処理され、次いで、水酸化ナトリウム等の好適な塩基の存在下で、過酸化水素との反応を行う。化合物(D)のカルボキシレートは、その後、KOH等の塩基を用いて加水分解されて、化合物(E)に達する。その後、R3NH2を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(E)に添加し、縮合して、化合物(F)内にアミド結合を形成する。
実施例13:6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)-フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:DMF(10mL)中のエチル6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−カルボン酸塩酸塩(実施例1において合成)(2.60g,6.69mmol)、3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸(試薬調製19において合成)(1.28g、6.69mmol)、HATU(2.54g、6.69mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(3.46g、26.76mmol)の溶液を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(250mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(100mL)、5%塩化リチウム(2×100mL)、および食塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、茶色油として、粗エチル6−[3−エンド−({[3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(3.52g)を得た。C26H31N3O4に対してMS(EI):450(MH+)。
ステップ2:THF(5mL)中のエチル6−[3−エンド−({[3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(213mg、0.40mmol)の溶液に、0℃のTHF(0.40mL、0.40mmol)中の1.0M溶液のボランTHF錯体を添加した。氷浴を除去した後、混合物を、室温で4時間撹拌した。THF(0.40mL、0.40mmol)中の1.0M溶液のボランTHF錯体をさらに添加し、18時間撹拌を継続した。さらに、THF(0.40mL、0.40mmol)中の1.0M溶液のボランTHF錯体を添加し、混合物をさらに24時間撹拌した。その後、水(1.0mL)、およびそれに続いて、10%水酸化ナトリウム(1.0mL)、および30%過酸化水素(2.2mL)を添加した。反応混合物を、室温でさらに90分間撹拌し、その後、0℃まで冷却し、チオ硫酸ナトリウム(3.40g、21.5mmol)を慎重に添加した。氷浴を除去し、混合物を、室温で30分間撹拌した。混合物を、1N塩酸を用いて、pH3まで酸性化し、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。有機層を、食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗エチル6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)-フェニル]-カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(258mg)を得た。C26H33N3O5に対してMS(EI):468(MH+)。
ステップ3:メタノール(6mL)および水(2mL)中のエチル6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(240mg、0.51mmol)および水酸化カリウム(58mg、1.02mmol)の懸濁液を、60℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、得られた混合物に水を添加し、1N塩酸水溶液を用いてpHを5に調整した。酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮することにより、粗6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(120mg、収率53%)を得た。C24H29N3O5に対してMS(EI):440(MH+)。
ステップ4:ジメチルホルムアミド(1mL)中の6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(35mg、0.08mmol)、N−メチルモルホリン(26μl、0.24mmol)、ベンジルアミン(10μl、0.08mmol)、およびHATU(30mg、0.08mmol)の溶液を、40℃で15時間撹拌した。混合物を、室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機部分を、5%塩化リチウム水溶液、20%クエン酸水溶液、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させし、濾過し、濃縮した。分取逆相HPLC(0.1%トリフルオロ酢酸を緩衝化した含水アセトニトリル溶出)により精製し、トリフルオロ酢酸塩(17mg、収率38%)として、6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミドを得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.98(br s,1H),8.56(s,1H),8.30(d,1H),8.14(d,1H),7.35−7.31(m,5H),7.26−7.21(m,2H),7.05−7.02(m,2H),6.85(d,1H),4.63(br s,2H),4.47(d,2H),3.90−3.83(m,1H),3.80(s,3H),3.35(t,2H),2.64−2.59(m,2H),2.28−1.90(m,8H),1.68−1.60(m,2H)。C31H36N4O4に対してMS(EI):529(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、化合物(13B)を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(13B):6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。ステップ4において、アンモニアを用いることにより、実施例13の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−MeOH):8.62(d,1H),8.34−8.31(m,1H),7.99(dd,1H),7.25(t,1H),7.03(d,1H),6.91(d,1H),6.76(d,1H),4.61(br s,2H),4.04−3.97(m,1H),3.84(s,3H),3.51(t,2H),2.75(t,2H),2.35−2.07(m,6H),1.92(d,2H),1.85−1.76(m,2H);C24H30N4O4に対してMS(EI):439(MH+)。
スキーム14は、実施例14に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3は、本明細書に定義されるとおりであり、Rxは、アルキルである。
スキーム14において、MsClを、適切な反応条件下で、化合物(A)に添加し、化合物(B)に達する。化合物(B)に、適切な反応条件下で、RxNH2を添加し、化合物(C)に達する。化合物(C)のカルボキシレートは、その後、塩基を用いて加水分解されて、化合物(D)に達する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R3NH2を添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例14:6−[3−エンド−({[2−{3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:ジクロロメタン(5mL)中のエチル6−[3−エンド−({[2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(実施例13において合成)(90mg、0.19mmol、実施例13、ステップ2)、トリエチルアミン(51mg、0.50mmol)、および塩化メシル(29mg、0.26mmol)の溶液を、室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、イソプロピルアミン(5mL)を添加した。得られた混合物を、50℃で17時間撹拌し、その後、濃縮した。残渣物を、酢酸エチル(50mL)と飽和重炭酸ナトリウム(50mL)とに分けた。層を分離し、有機層を、食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、黄色油として、粗エチル6−[3−エンド−({[2−{3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(87mg、収率89%)を得た。C29H40N4O4に対してMS(EI):509(MH+)。
ステップ2:メタノール(3mL)および水(1mL)中のエチル6−[3−エンド−({[2−{3−[(1−メチルエチル)アミノ]−プロピル}−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(83mg、0.16mmol)および水酸化カリウム(18mg、0.32mmol)の懸濁液を、60℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、メタノールの一部を蒸発させ、得られた混合物に水を添加し、1N塩酸水溶液を用いてpHを7に調整した。得られた混合物を濃縮し、分取HPLC(0.1%トリフルオロ酢酸−含水アセトニトリル)により精製し、無色油として、6−[3−エンド−({[2−{3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩(39mg、収率41%)を得た。C27H36N4O4に対してMS(EI):481(MH+)。
ステップ3:DMF(2mL)中の6−[3−エンド−({[2−{3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩(39mg、0.08mmol)、ベンジルアミン(10mg、0.09mmol)、HATU(31mg、0.08mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(26mg、0.20mmol)の溶液を、室温で5時間撹拌した。反応混合物を、分取逆相HPLC(0.1%トリフルオロ酢酸−含水アセトニトリル)により精製し、6−[3−エンド−({[2−{3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(25mg、収率45%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.57(d,1H),8.46(d,1H),8.26(dd,1H),7.35(m,5H),7.26(m,1H),7.19(d,1H),7.14(d,1H),7.02(d,1H),4.70(br s,2H),4.57(s,2H),4.10(m,1H),3.88(s,3H),3.25(m,1H),2.88(t,2H),2.81(t,2H),2.39−2.20(m,6H),2.10(m,2H),1.26(d,6H);C34H43N5O3に対してMS(EI):570(MH+)。
スキーム15は、実施例15に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム15において、化合物(A)は、パラジウム炭素等の好適な触媒の存在下で、水素バルーン下、または水素雰囲気下で圧力容器中に置かれるような水素化により、化合物(B)に達する。
実施例15:6−[3−エンド−({[2−(4−ヒドロキシブチル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:メタノール(20mL)中の6−[3−エンド−({[2−(4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(実施例3において合成)(0.069g、0.152mmol)を、水素バルーン下で、室温で一晩撹拌した。混合物を、セライトを通して濾過し、濾過ケーキを、酢酸エチル(2×10mL)ですすいだ。濾液を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶液を濃縮した。固体残渣物を、分取逆相HPLC(0.1%酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル移動相)により精製し、混合した純粋な画分を凍結乾燥し、白色粉末として、6−[3−エンド−({[2−(4−ヒドロキシブチル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(0.047g;収率68%)を得た。1H NMR(400MHz,d4−MeOH):8.56(d,1H),8.34(d,1H),8.10(dd,1H),7.24(t,1H),7.02(d,1H),6.96−6.88(m,2H),4.65(br s,2H),4.06−3.99(m,1H),3.53(t,2H),2.73(t,2H),2.37−2.10(m,6H),1.98(d,2H),1.66−1.50(m,4H);C25H32N4O4に対してMS(EI):453(MH+)。
スキーム16は、実施例16に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3は、本明細書に定義されるとおりであり、X3およびX4はそれぞれ独立して、Hまたはアルキルである。
スキーム16において、MsClを、適切な反応条件下で、化合物(A)に添加し、化合物(B)に達する。化合物(B)に、適切な反応条件下で、NHX3X4を添加し、化合物(C)に達する。
実施例16:6−{3−エンド−[({2−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]−3−(メチルオキシ)フェニル}カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:ジクロロメタン(3ml)中の6−[3−エンド−({[2−(4−ヒドロキシブチル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(実施例15において合成)(0.038g、0.0823mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.034ml、0.250mmol)、次いで、塩化メタンスルホニル(0.008ml;0.110mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。トリエチルアミン(0.034ml、0.250mmol)および塩化メタンスルホニル(0.008ml;0.110mmol)を、さらに該溶液に添加し、混合物を、室温でさらに2時間撹拌した。混合物を回転蒸発させ、残渣物に、ジメチルアミン(4ml、テトラヒドロフラン中の2M溶液、2mmol)を添加した。得られた溶液を、密閉した管容器内で、60℃で2時間撹拌し、室温まで冷却し、濃縮した。残渣物を、分取逆相HPLC(含水アセトニトリルを移動相とした0.1%酢酸アンモニウム)により精製し、混合した純粋な画分を凍結乾燥し、6−{3−エンド−[({2−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]−3−(メチルオキシ)フェニル}カルボニル)アミノ]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル}ピリジン−3−カルボキサミド(0.006g;収率15%)を得た。1H NMR(400MHz,d4−MeOH):8.62(d,1H),8.01(dd,1H),7.28(t,1H),7.05(d,1H),6.94(d,1H),6.78(d,1H),4.62(br s,2H),4.05−3.95(m,1H),3.24−3.17(m,2H),3.11(t,2H),2.85(s,6H),2.37−2.08(m,6H),1.91(d,2H),1.80−1.60(m,4H);C27H37N5O3に対してMS(EI):480(MH+)。
スキーム17は、実施例17に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム17において、化合物(A)を、適切な反応条件下で、四酸化オスミウム等の酸化剤を用いてヒドロキシル化し、化合物(B)を形成する。その後、化合物(B)のカルボキシレートは、KOH等の塩基を用いて加水分解されて、化合物(C)を形成する。このようにして形成されたカルボン酸は、アミンR3NH2、または選択されたR3が水素である場合にはアンモニアによる処理により、HATU等の好適なカップリング剤の存在下で、カルボキサミド(D)に変換される。
実施例17:6−[3−エンド−({[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド。
ステップ1:アセトン(0.8ml)と水(0.2ml)の混合物中のエチル6−[3−エンド−({[3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イルフェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(実施例13において合成)(0.210g、0.470mmol)および4−メチルモルホリンN酸化物(0.137g;1.17mmol)の撹拌溶液に、触媒量の四酸化オスミウム(0.020mL、4重量%水溶液)を添加した。反応混合物を、40℃で5時間撹拌し、その後、亜硫酸水素ナトリウム(0.5mL)の10%水溶液を添加することにより反応停止させた。水相を、酢酸エチル(2×2ml)で抽出し、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮し、エチル6−[3−エンド({[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(0.191g;収率85%)を得た。C26H33N3O6に対してMS(EI):484(MH+)。
ステップ2:メタノール(4.5ml)中のエチル6−[3−エンド({[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(0.191g、0.395mmol)の撹拌溶液に、水(1.5ml)中の水酸化カリウム(0.044g; 0.79mmol)を添加し、反応混合物を60℃で3時間撹拌した。溶媒を一部蒸発させ、溶液を1.5M塩酸水溶液を添加することにより、pH4に酸性化した。水相を酢酸エチル(2×5ml)で抽出し、混合した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過および濃縮により、6−[3−({[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(0.117 g; 収率65%)を得た。C24H29N3O6に対してMS (EI):454 (M−H)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド中の6−[3−({[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(0.117g、0.257mmol)およびHATUの撹拌溶液を、0.5時間NH3(g)で飽和し、反応混合物を、密閉した管内で、室温で一晩撹拌した。粗混合物を、分取逆相HPLC(0.1%酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル溶出)により精製し、混合した純粋な画分を凍結乾燥し、6−[3−エンド−({[2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(メチルオキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(0.047g、収率40%)を得た。1H NMR(400MHz,d4−MeOH):8.89−8.85(m,1H),8.62(d,1H),7.98(dd,1H),7.30(t,1H),7.07(d,1H),7.03(d,1H),6.74(d,1H),4.60(br s,2H),4.07−3.94(m,2H),3.87(s,3H),3.56−3.52(m,2H),3.03(dd,1H),2.71−2.63(m,1H),2.36−1.92(m,8H);C24H30N4O5に対してMS(EI):454(MH+)。
スキーム18は、実施例18に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム18において、化合物(B)を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。化合物(C)を、その後、適切な反応条件下で、四酸化オスミウム等の酸化剤を用いてヒドロキシル化し、化合物(D)を形成する。
実施例18:6−[3−エンド−({[4−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェニル]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド
ステップ1:ジメチルホルムアミド(1ml)中の4−ビニル安息香酸(0.036mg;0.244mmol)およびN−メチルモルホリン(0.098g、0.976mmol)の撹拌溶液に、HOAt(0.490mL;ジメチルホルムアミド中の0.5M溶液、0.244mmol)、HATU(0.093g、0.244mmol)、および6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(実施例2において合成)(0.100g、0.244mmol)を添加した。反応混合物を、室温で一晩撹拌し、次いで、水(3ml)を添加し、得られた固体を、濾過により収集し、真空中で乾燥させ、6−(3−エンド{[(4−エテニルフェニル)カルボニル]アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(0.081;収率71%)を得た。C29H30N4O2に対してMS(EI):467(MH+)。
ステップ2:アセトン(0.5mL)と水(0.13ml)の混合物中の6−(3−エンド{[(4−エテニルフェニル)カルボニル]−アミノ}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(0.081g、0.174mmol)および4−メチルモルホリンN酸化物(0.053g;0.452mmol)の撹拌溶液に、触媒量の四酸化オスミウム(0.010mL、4重量%水溶液)を添加した。反応混合物を、40℃で一晩撹拌し、その後、亜硫酸水素ナトリウム(0.5mL)の10%水溶液を添加することにより反応停止させた。水相を、酢酸エチル(2×2ml)で抽出し、有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。残渣物を、分取逆相HPLC(0.05%トリフルオロ酢酸を緩衝化した含水アセトニトリル移動相)により精製し、混合した純粋な画分を凍結乾燥し、トリフルオロ酢酸塩として、6−[3−エンド−({[4−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェニル]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]−N−(フェニルメチル)ピリジン−3−カルボキサミド(0.052g;収率49%)を得た。C29H32N4O4に対してMS(EI):499(M−H)。
スキーム19は、実施例19に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3およびR1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム19において、CH3ONHCH3.HCl N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(B)内に形成する。化合物(B)に、適切な反応条件下で、R3MgX(グリニャール試薬)(式中、Xは、ハロゲンを表す)を添加し、化合物(C)に達する。化合物(C)を、その後、HCl等の酸で脱保護し、BOCを除去し、化合物(D)に達する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例19:N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1−エチルピペリジン−4−イル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。
ステップ1:DMF(50mL)中の6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボン酸(7.96g、22.91mmol、実施例2、ステップ1)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.23g、22.91mmol)、HATU(8.71g、22.91mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(11.84g、91.64mmol)の混合物を、室温で3時間撹拌した。反応混合物を水(250mL)に注ぎ、濾過し、濾過ケーキを水(2×100mL)で洗浄し、その後、乾燥させ、1,1−ジメチルエチル[8−(5−{[メチル(メチルオキシ)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(8.55g、収率96%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.46(d,1H),7.79(dd,1H),6.88(br s,1H),6.69(d,1H),4.49(br s,2H),3.60(s,3H),3.44(m,1H),3.22(s,3H),2.12(m,2H),1.98(m,2H),1.90(m,2H),1.74(d,2H),1.39(s,9H)。C20H30N4O4に対してMS(EI):391(MH+)。
ステップ2:THF(70mL)中の1,1−ジメチルエチル[8−(5−{[メチル(メチルオキシ)アミノ]-カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(3.97g、10.17mmol)の懸濁液に、0℃のエーテル(17mL、51.00mmol)中の3M溶液の臭化メチルマグネシウムを滴下した。氷浴を除去し、該溶液を1時間撹拌した。溶液を、飽和塩化アンモニウム(200mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を、食塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ヘキサン:酢酸エチル 1:1)により、1,1−ジメチルエチル[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(2.55g、収率73%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.71(d,1H),8.03(dd,1H),6.71(d,1H),4.60(br s,2H),3.59(m,1H),2.49(s,3H),2.20−2.04(m,6H),1.81(d,2H),1.44(s,9H)。
ステップ3:メタノール(5mL)中の1,1−ジメチルエチル[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(2.00g、5.79mmol)の溶液に、ジオキサン(5mL)中の4N塩酸の溶液を添加し、反応混合物を2分間還流した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮し、飽和重炭酸ナトリウムで中和させ、酢酸エチル(7×50mL)で抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]エタノン(1.11g、収率78%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.70(d,1H),8.01(dd,1H),6.70(d,1H),4.62(br s,2H),3.01(m,1H),2.48(s,3H),2.29−2.06(m,6H),1.60(d,2H)。C14H19N3Oに対してMS(EI):246(MH+)。
ステップ4:DMF(5mL)中の1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]エタノン(135mg、0.55mmol)および4−(アミノカルボニル)−3−[(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピペリジン−4−イル)アミノ]安息香酸(200mg、0.55mmol)の溶液に、HATU(418mg、1.1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(142mg、1.1mmol)を室温で添加した。反応混合物を、室温で30分間撹拌した。溶液を飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、1,1−ジメチルエチル(4−{[5−({[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]アミノカルボニル}−2−(アミノカルボニル)フェニル)アミノ]−ピペリジン−1−カルボキシレート(285mg、収率87%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.70(d,1H),8.01(d,1H),7.96(s,3H),7.65(d,1H),7.1(s,1H),6.9(d,1H),6.70(d,1H),4.65(s,1H),4.0(m,3H),3.65(m,1H),3.1(br s,2H),2.48(s,3H),2.39−2.0(m,10H),1.50(s,9H)。C32H42N6O5に対してMS(EI):591(MH+)。
ステップ5:メタノール(2mL)中の1,1−ジメチルエチル(4−{[5−({[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]アミノカルボニル}−2−(アミノカルボニル)フェニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(285mg、0.483mmol)の溶液に、ジオキサン溶液(2M、0.6mL)中の塩化水素を室温で添加した。反応混合物を、45℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮した。残渣物を、酢酸エチルと共に粉砕し、その後、乾燥させ、塩酸塩として、N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(ピペリジン−4−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミドを得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.55(s,1H),8.30(m,2H),7.70(d,2H),7.65(d,1H),7.22(d,1H),7.18(s,1H),7.00(d,1H),4.06(s,1H),3.92(s,1H),3.48(m,2H),3.24(m,2H),2.39−2.18(m,12H),1.70(m,2H);C27H34N6O3に対してMS(EI):491(MH+)。
ステップ6:メタノール中のN4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(ピペリジン−4−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(130mg、0.28mmol)の溶液に、アセトアルデヒド(12mg、0.28mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(18mg、0.28mmol)、および酢酸(17mg、0.28mmol)を室温で添加した。反応混合物を、室温で2時間撹拌した。その後、反応混合物を水(250mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、10mLの容積まで濃縮した。このようにして形成された沈殿物を、濾過により収集し、N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1−エチルピペリジン−4−イル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(16mg、収率12%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.70(s,1H),8.06(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=8.2Hz,1H),7.14(s,1H),6.98(d,J=8.2Hz,1H),6.77(d,J=9.2Hz,1H),4.70(br,s,2H),4.02(m,1H),3.82−3.45(m,2H),3.20−3.05(m,6H),3.00(s,6H),2.53(s,3H),2.40−2.1(m,10H),2.05(m,2H),1.34(t,J=7.2Hz,3H)。C29H38N6O3に対してMS(EI):519(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(19B)〜(19(BE)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(19B):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(ピペリジン−4−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。実施例19のステップ5において調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.55(s,1H),8.30(m,2H),7.70(d,2H),7.65(d,1H),7.22(d,1H),7.18(s,1H),7.00(d,1H),4.06(s,1H),3.92(s,1H),3.48(m,2H),3.24(m,2H),2.39−2.18(m,12H),1.70(m,2H)。C27H34N6O3に対してMS(EI):491(MH+)。
(19C):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−({2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチル}アミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−({2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチル}アミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)8.73(d,1H),8.32(t,1H),8.20(d,1H),7.95(dd,1H),7.91(br s,1H),7.68(d,1H),7.32(br s,1H),7.01(s,1H),6.91(d,1H),6.76(d,1H),4.65(br s,2H),3.82(br s 1H),3.58(m,3H),3.25(m,2H),2.43(s,3H),2.20(m,2H),2.18(m,6H),1.08(d,6H)。C27H35N5O4に対してMS(EI):494(MH+)。
(19D):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1−メチルエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−メチルエチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.75(s,1H),8.20(dd,1H),8.14(dd,1H),7.98(dd,1H),7.92(bs,1H),7.67(d,1H),7.27(s,1H),7.00(s,1H),6.86(dd,1H),6.79(dd,1H),4.64(bs,2H),3.85(bs,1H),3.69(m,1H),2.46(s,3H),2.23(d,2H),2.09−1.95(m,6H),1.20(d,6H)。C25H31N5O3に対してMS(EI):450(MH+)。
(19E):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1−エチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.74(d,1H),8.26(d,1H),8.23(d,1H),7.96(dd,1H),7.92(bs,1H),7.66(d,1H),7.26(bs,1H),6.95(s,1H),6.81(dd,2H),4.63(bs,1H),3.85(bs,1H),3.32(m,1H),2.44(s,3H),2.25(dd,2H),2.04(m,6H),1.97(m,1H),1.54(m,4H),0.90(t,6H)。C27H35N5O3に対してMS(EI):478(MH+)。
(19F):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(2−メチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.74(d,1H),8.39(t,1H),8.21(d,1H),7.96(dd,1H),7.95(bs,1H),7.65(dd,1H),7.30(bs,1H),6.96(s,1H),6.87(d,1H),6.79(d,1H),4.64(bs,1H),3.85(bs,1H),2.99(t,2H),2.46(s,3H),2.25(d,2H),2.04(m,4H),1.97(m,4H),0.95(d,6H)。C26H33N5O3に対してMS(EI):464(MH+)。
(19G):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(2,2−ジメチルプロピル)−アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.73(s,1H),8.51(bs,1H),8.19(d,1H),7.98(m,2H),7.69(dd,1H),7.31(bs,1H),7.02(s,1H),6.87(dd,1H),6.83(dd,1H),4.65(bs,2H),3.84(bs,1H),2.95(s,2H),2.46(s,3H),2.23(d,2H),2.02(m,6H),0.98(s,9H)。C27H35N5O3に対してMS(EI):478(MH+)。
(19H):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.49(s,1H),8.30(d,1H),8.24(d,1H),7.95(bs,1H),7.70(dd,1H),7.46(s,1H),7.32(s,2H),7.20(s,1H),7.05(s,1H),6.92(d,1H),4.06(m,1H),3.91(bs,1H),3.79(m,1H),3.71(m,1H),3.66(m,1H),3.49(m,1H),3.30(m,1H),3.18(m,1H),2.55(s,3H),2.34(d,2H),2.13(m,6H),1.99(m,1H),1.85(m,2H),1.65(m,1H)。C27H33N5O4に対してMS(EI):492(MH+)。
(19I):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(2−アミノエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−{[2−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)エチル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.74(d,1H),8.23(m,2H),7.96(dd,2H),7.68(dd,1H),7.32(bs,1H),7.02(s,1H),6.91(dd,1H),6.80(dd,1H),4.65(bs,2H),3.90(bs,1H),3.20(m,2H),2.85(t,2H),2.45(s,3H),2.22(d,2H),2.05(m,4H),1.96(m,2H)。C24H30N6O3に対してMS(EI):451(MH+)。
(19J):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1−メチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−メチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.74(d,1H),8.21(m,2H),7.97(dd,1H),7.92(bs,1H),7.66(d,1H),7.27(bs,1H),6.97(s,1H),6.84(dd,1H),6.79(dd,1H),4.64(bs,2H),3.85(bs,1H),3.50(m,1H),2.45(s,3H),2.25(d,2H),2.04(m,4H),1.96(m,2H),1.54(m,2H),1.16(d,3h),0.98(t,3H)。C26H33N5O3に対してMS(EI):464(MH+)。
(19K):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1−プロピルブチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−プロピルブチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.48(d,1h),8.40(d,1H),7.88(d,1H),7.52(s,1H),7.40(m,2H),4.81(bs,2H),4.13(m,1H),3.62(q,1H),2.57(s,3H),2.43(m,2H),2.31(m,6H),1.60(m,4H),1.43(m,4H),0.94(t,6H);C29H39N5O3に対してMS(EI):506(MH+)。
(19L):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1,2−ジメチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1,2−ジメチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.51(d,1H),8.39(dd,1H),8.08(d,1H),7.90(s,1H),7.81(dd,1H),7.39(d,1H),4.14(m,1H),3.74(m,1H),2.57(s,3H),2.44(m,2H),2.37(m,2H),2.31(m,4H),2.21(m,1H),1.11(m,9H);C27H35N5O3に対してMS(EI):478(MH+)。
(19M):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(1,2,2−トリメチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1,2,2−トリメチルプロピル)−アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.74(d,1H),8.06(dd,1H),7.64(d,1H),7.12(s,1H),6.84(d,1H),6.76(d,1H),4.70(bs,2H),4.01(t,1H),3.45(quar,1H),2.51(s,3H),2.26(m,4H),2.19(m,2H),2.01(d,2H),1.15(d,3H),1.00(s,9H)。C28H37N5O3に対してMS(EI):492(MH+)。
(19N):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−({1−[(メチルオキシ)メチル]プロピル}アミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−({1−[(メチルオキシ)メチル]プロピル}アミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.74(d,1H),8.06(dd,1H),7.63(d,1H),7.11(s,1H),6.90(d,1H),6.76(d,1H),4.70(bs,2H),4.01(t,1H),3.61(m,1H),3.52(dd,1H),3.42(dd,1H),3.36(s,3H),2.51(s,3H),2.26(m,4H),2.18(m,2H),2.01(m,2H),1.76(m,1H),1.59(m,1H),1.00(t,3H)。C27H35N5O4に対してMS(EI):494(MH+)。
(19O):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−{[(1S)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1S)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.74(d,1H),8.24(d,1H),8.06(dd,1H),7.63(d,1H),7.06(s,1H),6.88(dd,1H),6.76(d,1H),4.69(bs,2H),4.01(m,1H),3.56(m,1H),2.50(s,3H),2.26(m,4H),2.19(m,2H),2.00(m,2H),1.61(m,2H),1.22(m,3H),0.98(t,3H)。C26H33N5O3に対してMS(EI):464(MH+)。
(19P):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−({3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}アミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−({3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}アミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.74(d,1H),8.06(dd,1h),7.67(d,1H),7.12(s,1H),6.97(d,1H),6.77(d,1H),4.70(bs,2H),4.01(m,1H),3.38(t,2H),3.08(t,2H),2.51(s,3H),2.23(m,6H0,1.99(m,4H),1.89(s,3H),1.31(d,6H);C28H38N6O3に対してMS(EI):507(MH+)。
(19Q):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.74(d,1H),8.27(m,2H),7.97(dd,1H),7.91(br s,1H),7.66(d,1H),7.27(br s,1H),6.96(s,1H),6.83(d,1H),6.79(d,1H),4.64(br s,2H),4.60(d,1H),3.85(br s,1H),3.48(m,1H),2.45(s,3H),2.26(m,2H),2.02(m,9H),1.84(m,2H),1.25(m,4H)。C28H35N5O4に対してMS(EI):506(MH+)。
(19R):N−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−メチル−3−(メチルオキシ)ベンズアミド。ステップ4において、2−メチル−3−メトキシ安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.74(d,1H),8.25(d,1H),7.96(dd,1H),7.23(t,1H),7.02(d,1H),6.86(d,1H),6.78(d,1H),4.62(br s,2H),3.86(m,1H),3.80(s,3H),2.45(s,3H),2.22(m,2H),2.14(s,3H),2.08(m,2H),1.98(m,2H),1.89(d,2H)。C23H27N3O3に対してMS(EI):394(MH+)。
(19S):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.74(d,1H),8.26(t,1H),8.18(d,1H),7.96(dd,1H),7.93(br s,1H),7.67(d,1H),7.29(br s,1H),6.99(d,1H),6.89(dd,1H),6.79(d,1H),4.64(br s,2H),3.84(m,1H),3.03(m,2H),2.45(s,3H),2.22(m,2H),2.11−1.92(m,6H),1.11(m,1H),0.52(m,2H),0.24(m,2H)。C26H31N5O3に対してMS(EI):462(MH+)。
(19T):N4−{8−[5−(シクロペンチルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、シクロペンチル塩化マグネシウム、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.77(d,1H),8.26(t,1H),8.13(d,1H),8.00(dd,1H),7.94(br s,1H),7.67(d,1H),7.30(br s,1H),6.99(d,1H),6.89(dd,1H),6.79(d,1H),4.64(br s,2H),3.85(m,1H),3.70(m,1H),3.03(m,2H),2.22(m,2H),2.12−1.92(m,6H),1.85(m,2H),1.72(m,2H),1.60(m,4H),1.11(m,1H),0.51(m,2H),0.24(m,2H)。C30H37N5O3に対してMS(EI):516(MH+)。
(19U):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(ブチルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、3−(ブチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(s,1H),8.27−8.20(m,2H),7.97(dd,1H),7.94(br s,1H),7.67(d,1H),7.30(d,1H),6.97(d,1H),6.87(dd,1H),6.79(d,1H),4.63(br s,2H),3.87−3.81(m,1H),3.16(q,2H),2.45(s,3H),2.27−2.20(m,2H),2.10−1.92(m,6H),1.62−1.54(m,2H),1.44−1.33(m,2H),0.93(t,3H)。C26H33N5O3に対してMS(EI):464(MH+)。
(19V):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−({4−(メチルオキシ)−3−[(2−モルホリン−4−イルエチル)オキシ]フェニル}アミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−({4−(メチルオキシ)−3−[(2−モルホリン−4−イルエチル)オキシ]フェニル}−アミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.93(s,1H),8.73(d,1H),8.20(d,1H),8.13(br s,1H),7.95(dd,1H),7.76(d,1H),7.56(br s,1H),7.41(d,1H),7.00(dd,1H),6.92(d,1H),6.85−6.81(m,2H),6.76(d,1H),4.59(br s,2H),4.06(t,2H),3.83−3.77(m m,1H),3.74(s,3H),3.56(t,4H),3.50(s,1H),2.68(t,2H),2.44(s,3H),2.34−2.31(m,1H),2.14−2.07(m,2H),2.04−1.85(m,7H),1.23(br s,1H)。C35H42N6O6に対してMS(EI):643(MH+)。
(19W):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−メチルブタノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、臭化イソブチルマグネシウム、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルメチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.75(s,1H),8.29−8.24(m,1H),8.19(s,1H),8.01−7.91(m,2H),7.70−7.65(d,1H),7.35−7.26(br.s,1H),6.99(s,1H),6.92−6.86(d,1H),6.81−6.76(d,1H),4.71−4.53(br.s,2H),3.88−3.81(m,1H),3.06−3.00(m,2H),2.77−2.71(d,2H),2.26−2.19(m,2H),2.17−1.91(m,7H),1.15−1.06(m,1H),0.95−0.90(d,6H),0.55−0.48(m,2H),0.28−0.21(m,2H)。C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(19X):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、臭化トリフルオロプロピルマグネシウム、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルメチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.78(s,1H),8.29−8.24(m,1H),8.19(s,1H),8.04−8.00(d,1H),7.94(s,1H),7.69−7.65(d,1H),7.29(s,1H),6.99(s,1H),6.91−6.87(d,1H),6.82−6.78(d,1H),4.73−4.55(br.s,2H),3.88−3.81(m,1H),3.23−3.16(m,2H),3.06−3.01(m,2H),2.68−2.55(m,2H),2.27−2.19(m,2H),2.11−1.93(m,6H),1.15−1.06(m,1H),0.55−0.48(m,2H),0.27−0.21(m,2H)。C28H32F3N5O3に対してMS(EI):544(MH+)。
(19Y):N4−[8−(5−ブタノルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、臭化プロピルマグネシウム、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルメチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.53(s,1H),8.29−8.24(m,1H),7.74−7.70(d,1H),7.33−7.27(d,1H),7.09(s,1H),7.02−6.97(d,1H),4.86−4.75(br.s,2H),3.98−3.92(m,1H),3.09−3.06(d,2H),2.97−2.92(m,2H),2.39−2.32(m,2H),2.24−2.09(m,6H),1.71−1.61(m,2H),1.18−1.06(m,1H),0.99−0.92(m,3H),0.58−0.51(m,2H),0.31−0.24(m,2H)。C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(19Z):N4−{8−[5−(シクロブチルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、臭化シクロブチルマグネシウム、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルメチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.64(s,1H),8.28−8.23(m,1H),8.18(s,1H),7.95−7.81(m,2H),7.70−7.65(d,1H),7.33−7.26(br.s,1H),6.98(s,1H),6.90−6.87(d,1H),6.81−6.76(d,1H),4.70−4.55(br.s,2H),4.05−3.95(m,1H),3.89−3.81(m,1H),3.06−3.00(m,2H),2.27−2.15(m,6H),2.12−1.91(m,6H),1.83−1.73(m,2H),1.14−1.06(m,1H),0.55−0.48(m,2H),0.28−0.21(m,2H);C29H35N5O3に対してMS(EI):502(MH+)。
(19AA):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(シクロヘキシルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロヘキシルアミノ)安息香酸(試薬調製40に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.74(d,1H),8.05(dd,1H),7.62(d,1H),7.07(d,1H),6.87(dd,1H),6.75(d,1H),4.69(br s,2H),4.01(m,1H),3.44(m,1H),2.50(s,3H),2.30−2.14(m,6H),2.09−1.96(m,1H),1.82−1.75(m,2H),1.68−1.61(m,1H),1.50−1.26(m,5H)。C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(19AB):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(シクロペンチルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロペンチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.74(d,1H),8.06(dd,1H),7.63(d,1H),7.09(d,1H),6.89(dd,1H),6.76(d,1H),4.69(br s,2H),4.01(m,1H),3.91(m,1H),2.51(s,3H),2.30−2.15(m,6H),2.10−1.96(m,4H),1.81−1.52(m,6H)。C27H33N5O3に対してMS(EI):476(MH+)。
(19AC):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(エチルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(エチルアミノ)安息香酸(試薬調製40に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.17(d,1H),8.09(t,1H),7.96(dd,1H),7.91(br s,1H),7.67(d,1H),7.28(br s,1H),6.98(d,1H),6.89(dd,1H),6.79(d,1H),4.64(br s,2H),3.85(m,1H),3.18(m,2H),2.45(s,3H),2.25−2.20(m,2H),2.11−1.94(m,6H),1.21(t,3H)。C24H29N5O3に対してMS(EI):436(MH+)。
(19AD):N−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.57(br s,1H),8.37(d,1H),8.16(d,1H),7.88(br s,1H),7.51(s,1H),7.18(m,2H),6.59(s,1H),4.42(m,2H),3.89(m,1H),3.23(m,1H),2.52(m,2H),2.36−2.31(m,2H),2.19(s,3H),2.15−2.01(m,4H),2.08(s,3H),1.52(m,4H),0.88(t,6H)。C28H37N5O3に対してMS(EI):492(MH+)。
(19AE):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−{[3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−{[3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−安息香酸(試薬調製40に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.49(d,0.5H),8.37(dd,0.5H),7.97(dd,0.5H),7.87(d,0.5H),7.74(d,1H),7.45(s,1H),7.34(dd,1H),7.09−6.96(m,4H),4.81(br s,1H),4.70(br s,1H),4.34(m,2H),4.05(m,1H),3.88(s,3H),3.58(m,3H),3.02(s,6H),2.56(s,1.5H),2.32−2.12(m,8H),1.54(s,1.5H)。C33H40N6O5に対してMS(EI):601(MH+)。
(19AF):N−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−フルオロベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−2−フルオロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸(試薬調製45に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.54(m,1H),8.47(d,1H),8.39(dd,1H),7.59(d,1H),7.37(d,1H),7.15(d,1H),4.79(br s,2H),4.18(m,1H),3.37(m,1H),2.57(s,3H),2.46−2.18(m,8H),1.72−1.51(m,4H),0.95(t,6H)。C27H34FN5O3に対してMS(EI):496(MH+)。
(19AG):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(ピペリジン−1−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(ピペリジン−1−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.79(d,1H),8.33(d,1H),8.05(dd,1H),7.80(d,1H),7.42(d,1H),6.99(dd,1H),6.72(d,1H),6.55(d,1H),4.71(br s,2H),4.28(q,1H),2.74(br s,4H),2.52(s,3H),2.38−2.25(m,4H),2.22−2.15(m,2H),1.95−1.87(m,2H),1.73−1.63(m,6H)。C27H34N6O3に対してMS(EI):491(MH+)。
(19AH):N−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−メチル−5−(ペンチルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(ペンチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.64(d,1H),8.49(d,1H),8.39(dd,1H),7.74(s,1H),7.36(d,1H),7.16(s,1H),4.79(br s,2H),4.15(q,1H),3.30(m,2H 溶媒により遮蔽),2.57(s,3H),2.43−2.33(m,7H),2.30−2.17(m,4H),1.77−1.70(m,2H),1.46−1.36(m,4H),0.95(t,3H);C28H37N5O3に対してMS(EI):492(MH+)。
(19AI):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−2−(ピロリジン−3−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−3−イル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ6を省略することにより、実施例19の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.74(d,J=2.0Hz,1H),8.06(dd,J=2.0,9.2Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.08(s,1H),7.05(dd,J=1.2,8.0Hz,1H),6.77(d,J=9.2Hz,1H),4.70(s,1H),4.33(m,1H),4.02(s,1H),3.58−3.40(m,4H),2.51(s,3H),2.40(m,1H),2.12−2.36(m,4H),2.10−1.98(m,2H)。C26H32N6O3に対してMS(EI):479(MH+)。
(19AJ):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−2−[(ピペリジン−3−イルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピペリジン−3−イル)メチル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.50(s,1H),8.39(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=8.4Hz,1H),7.37(d,J=9.2Hz,1H),7.14(s,1H),7.00(m,1H),4.80(br,s,1H),4.10(br,s,1H),3.72(m,2H),3.50−3.10(m,6H),2.99−2.76(m,4H),2.43−2.0(m,4H)。C28H36N6O3に対してMS(EI):505(MH+)。
(19AK):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−2−[(ピロリジン−3−イルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−3−イル)メチル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.50(s,1H),8.39(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=8.4Hz,1H),7.38(d,J=9.2Hz,1H),7.19(s,1H),7.00(m,1H),4.82(br,s,1H),4.07(br,s,1H),3.72(m,1H),3.50−3.30(m,6H),3.05(m,1H),2.78(m,1H),2.60(s,3H),2.42−2.20(m,8H),1.85(m,1H),1.40(m,2H)。C27H34N6O3に対してMS(EI):491(MH+)。
(19AL):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]−2−[(3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−[(3−{[(2−ジメチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って酢酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.70(s,1H),8.29(s,1H),8.11(d,J=6.0Hz,1H),7.73(m,2H),7.38−6.6(m,6H),4.70(br,s,2H),4.46(br,s,1H),4.07(m,1H),3.82−3.45(m,3H),3.05(m,2H),3.00(s,6H),2.86(m,2H),2.53(s,3H),2.20(m,4H),2.05(m,2H)。C32H38N6O4に対してMS(EI):571(MH+)。
(19AM):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−[8−(5−プロパノイルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、エチルマグネシウムクロリド、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルメチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1HNMR(400MHz,DMSO−d6):8.76(s,1H),8.27−8.18(m,1H),7.99−7.93(m,1H),7.68−7.66(d,1H),7.23(s,1H),6.98(s,1H),6.89(d,1H),6.78(d,1H),4.64(s,2H),3.84(s,1H),3.05(t,2H),2.92(t,2H),2.22−2.21(m,2H),2.08−1.97(m,6H),1.11−1.04(m,5H),0.53−0.49(m,2H),0.26−0.24(m,2H)。C27H33N5O3に対してMS(EI):476(MH+)。
(19AN):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(2−メチルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、イソプロピルマグネシウムクロリド、およびステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルメチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1HNMR(400MHz,DMSO−d6):8.63(s,1H),8.25(d,1H),8.16(d,1H),7.96(s,1H),7.70−7.68(m,1H),7.32−7.30(m,1H),7.12−7.10(m,1H),6.93(s,1H),6.90(d,1H),4.77(s,2H),3.89(s,1H),3.16−3.01(m,2H),2.28(s,6H),2.11−2.07(m,2H),2.05−2.04(m,6H),1.12(s,1H),1.08−1.06(m,4H),0.53−0.5(m,2H),0.27−0.24(m,2H)。C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(19AO):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(エチルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ3において、4−シアノ−5−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いて、実施例19の方法に従い、次いで、実施例11のステップ6に記載されるように、ニトリル加水分解することにより、調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.28(d,1H),7.98−7.95(m,2H),7.83(br s,1H),7.47(s,1H),7.16(br s,1H),6.78(d,1H),6.61(s,1H),4.64(br s,2H),4.57(d,1H),3.87−3.82(m,1H),3.51−3.42(m,1H),3.26−3.17(m,1H),2.45(s,3H),2.32−2.26(m,2H),2.19(s,3H),2.08−1.91(m,8H),1.86−1.80(m,2H),1.32−1.15(m,4H)。C29H37N5O4に対してMS(EI):520(MH+)。
(19AP):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(シクロプロピルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルアミノ)安息香酸(試薬調製40に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.32(br,1H),8.25(d,1H),7.97(dd,2H),7.68(d,1H),7.41(d,1H),7.34(br,1H),6.93(dd,1H),6.79(d,1H),4.64(br,2H),3.87(br,1H),2.45(s,3H),2.32−2.23(m,2H),2.12−1.92(m,7H),0.79−0.73(m,2H),0.50−0.43(m,2H)。C25H29N5O3に対してMS(EI):448(MH+)。
(19AQ):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.75(d,1H),8.38(d,1H),8.23(d,1H),8.01−7.94(m,2H),7.70(d,1H),7.36(br s,1H),6.97(s,1H),6.92(dd,1H),6.80(d,1H),4.64(br s,2H),4.18−4.10(m,1H),3.94−3.72(m,4H),3.56(dd,1H),2.45(s,3H),2.30−2.19(m,3H),2.12−1.92(m,6H),1.82−1.72(m,1H)。C26H31N5O4に対してMS(EI):478(MH+)。
(19AR):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.72−8.60(m,2H),8.28(d,1H),8.14−8.07(m,2H),7.74(d,1H),7.51(br s,1H),7.20(s,1H),7.12−7.03(m,1H),7.03(dd,1H),4.78(br s,2H),4.28(br t,2H),3.90(br s,1H),2.51(s,3H),2.35−2.24(m,2H),2.18−1.97(m,6H)。C25H26F5N5O3に対してMS(EI):540(MH+)。
(19AS):N−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−メチル−5−{[4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシルアミノ)安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.54(d,1H),8.29(d,1H),7.96(dd,1H),7.90(br s,1H),7.52(s,1H),7.25(br s,1H),6.78(d,1H),6.60(s,1H),4.62(br s,2H),3.88−3.81(m,1H),3.77−3.70(m,1H),2.45(s,3H),2.40−2.30(m,1H),2.29−2.21(m,2H),2.19(s,3H),2.12−1.95(m,4H),1.95−1.85(m,4H),1.77−1.57(m,4H),1.54−1.40(m,2H)。C30H36F3N5O3に対してMS(EI):572(MH+)。
(19AT):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.67(t,1H),8.24(d,1H),8.09(br s,1H),7.97(dd,1H),7.74(d,1H),7.51(s,1H),7.19(s,1H),7.03(dd,1H),6.79(d,1H),4.65(br s,2H),4.32(td,2H),3.87(br s,1H),2.46(s,3H),2.29−2.20(m,2H),2.13−1.90(m,6H)。C26H26F7N5O3に対してMS(EI):588(MH+)。
(19AU):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−アミノベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−アミノ安息香酸(試薬調製43に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.16(d,1H),7.96(dd,1H),7.84(br s,1H),7.60(d,1H),7.22(br s,1H),7.07(d,1H),6.80(m,4H),4.63(br s,2H),3.84(s,1H),2.45(s,3H),2.24(m,2H),2.09−1.91(m,6H)。C22H25N5O3に対してMS(EI):408(MH+)。
(19AV):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.31(d,1H),8.23(d,1H),7.98−7.95(m,2H),7.69(d,1H),7.32(br s,1H),7.00(s,1H),6.87(dd,1H),6.79(d,1H),4.63(br s,2H),3.88−3.86(m,3H),3.66−3.56(m,1H),3.45(t,2H),2.46(s,3H),2.24(d,2H),2.07−1.92(m,8H),1.46−1.36(m,2H)。C27H33N5Oに対してMS(EI):492(MH+)。
(19AW):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(フェニルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(フェニルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.13(br s,1H),8.64(s,1H),8.31(d,1H),8.19(s,1H),8.07(d,1H),7.80(d,1H),7.65(s,1H),7.64(s,1H),7.35−7.31(m,2H),7.25(d,2H),7.11(dd,1H),7.04−7.00(m,2H),4.71(br s,2H),3.84(br s,1H),2.49(s,3H),2.22(d,2H),2.09−2.00(m,6H)。C28H29N5O3に対してMS(EI):484(MH+)。
(19AX):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(フェニルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、3−(フェニルメチル)−4−(アミノカルボニル)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):10.13(br s,1H),8.72−8.68(m,2H),8.13(br s,1H),7.99−7.94(m,2H),7.69(d,1H),7.37(br s,1H),7.32(br s,4H),7.24(br s,1H),6.91−6.88(m,2H),6.77(d,1H),4.59(br s,2H),4.48(d,2H),3.79(br s,1H),2.44(s,3H),2.09(d,2H),2.02−1.88(m,6H)。C29H31N5O3に対してMS(EI):498(MH+)。
(19AY):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、(S)−4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.59(s,1H),8.29(s,1H),8.14(d,1H),8.00(br s,1H),7.72(d,1H),7.37(br s,1H),7.13(d,1H),6.97(s,1H),6.93(d,1H),4.81(br s,2H),4.16(br s,1H),3.90−3.75(m,4H),3.57(d,1H),2.52(s,3H),2.35−2.19(m,4H),2.09(br s,6H),1.76(m,1H)。C26H31N5O4に対してMS(EI):478(MH+)。
(19AZ):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.64(s,2H),8.24(d,1H),8.12−8.05(m,2H),7.73(d,1H),7.51(br s,1H),7.23(s,1H),7.04(d,2H),4.74(br s,2H),4.26−4.15(m,2H),3.89(br s,1H),2.51(s,3H),2.31−2.22(m,2H),2.16−1.99(m,6H)。C27H33N5Oに対してMS(EI):490(MH+)。
(19BA):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、(R)−4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.50(s,1H),8.34(d,1H),8.23(d,1H),8.02(br s,1H),7.72(d,1H),7.36(br s,1H),7.33(d,1H),6.98(s,1H),6.94(d,1H),4.87(br s,2H),4.19−4.13(m,1H),3.92−3.87(m,2H),3.86−3.73(m,2H),3.59(dd,1H),2.55(s,3H),2.38−2.21(m,4H),2.18−2.07(m,6H),1.82−1.73(m,1H)。C26H31N5O4に対してMS(EI):478(MH+)。
(19BB):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−(プロピルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(プロピルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(s,1H),8.39(s,1H),8.22−8.15(m,1H),7.98(br s,1H),7.74−7.67(m,1H),7.34(br s,1H),7.25(br s,1H),7.01(s,1H),6.94−6.88(m,1H),4.54(br s,2H),3.90(s,1H),3.18−3.10(m,2H),2.54(s,3H),2.35−2.27(m,2H),2.15−2.06(m,6H),1.65−1.56(m,2H),0.99−0.92(m,3H)。C25H31N5O3に対してMS(EI):450(MH+)。
(19BC):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−アゼチジン−1−イルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、3−(アゼチジン−1−イル)−4−(アミノカルボニル)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.62(s,1H),8.39(s,1H),8.22−8.15(m,1H),7.98(br s,1H),7.74−7.67(m,1H),7.34(br s,1H),7.25(br s,1H),7.01(s,1H),6.94−6.88(m,1H),4.54(br s,2H),3.90(s,1H),3.18−3.10(m,2H),2.54(s,3H),2.35−2.27(m,2H),2.15−2.06(m,6H),1.65−1.56(m,2H),0.99−0.92(m,3H)。C25H29N5O3に対してMS(EI):448(MH+)。
(19BD):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−ブロモベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、3−ブロモ−4−(アミノカルボニル)安息香酸(試薬調製44に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.37(d,1H),8.02(d,1H),7.98−7.95(m,2H),7.82(dd,1H),7.70(br s,1H),7.50(d,1H),6.80(d,1H),4.65(br s,2H),3.89−3.83(m,1H),2.46(s,3H),2.20−2.19(m,2H),2.14−1.92(m,6H)。C22H23BrN4O3に対してMS(EI):471,473(MH+)。
(19BE):N4−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2−[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ4において、4−(アミノカルボニル)−3−(3,3,3−トリフルオロプロピルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用い、その後、ステップ5および6を省略することにより、実施例19の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.74(d,1H),8.38−8.34(m,1H),8.26(d,1H),7.99−7.95(m,2H),7.70(d,1H),7.36(br s,1H),6.97(s,1H),6.93(dd,1H),6.89(d,1H),4.64(br s,2H),3.89−3.83(m,1H),3.48(q,2H),2.68−2.58(m,2H),2.45(s,3H),2.28−2.21(m,2H),2.11−1.91(m,6H)。C25H28F3N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
スキーム20は、実施例20に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R3およびR1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム20において、CH3ONHCH3.HCl N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(B)内にアミド結合を形成する。化合物(B)に、適切な反応条件下で、R3Liを添加し、化合物(C)に達する。化合物(D)に、第三リン酸カリウム等の弱塩基の存在下、および適切な反応条件で、化合物(C)を添加し、芳香族求核置換反応を行い、化合物(E)に達する。化合物(E)を、その後、HCl等の酸で脱保護し、BOCを除去し、化合物(F)に達する。化合物(F)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(G)内にアミド結合を形成する。
実施例20:N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。
ステップ1:ジクロロメタン(100mL)中の6−クロロニコチン酸クロリド(2g、11.4mmol)およびジエチルイソプロピルアミン(5mL、28.5mmol)の溶液に、0℃のN,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(1.22g、12.5mmol)を添加した。溶液を室温まで温め、その後、48時間撹拌した。混合物を、20%クエン酸水溶液(2×100mL)、1N水酸化ナトリウム水溶液(2×100mL)、食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、黄色油として、6−クロロ−N−メチル−N−(メチルオキシ)ピリジン−3−カルボキサミド(2.05g、収率92%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.65(d,1H),8.08(dd,1H),7.63(d,1H),3.67(s,3H),3.30(s,3H);C8H9ClN2O2に対してMS(EI):201(MH+)。
ステップ2:THF(10mL)中の臭化シクロプロピル(1.24g、10.24mmol)の溶液に、ヘキサン(4.0mL、10.00mmol)中の2.5M n−ブチルリチウム溶液を−78℃で滴下し、反応混合物をこの温度で1時間撹拌した。その後、THF(5mL)中の6−クロロ−N−メチル−N−(メチルオキシ)ピリジン−3−カルボキサミド(1.00g、4.98mmol)の溶液を、−78℃で迅速に添加し、冷却槽を除去した。1時間撹拌を継続し、その後、溶液を、飽和塩化アンモニウム(100mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を、食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ヘキサン:酢酸エチル 9:1〜8:2)により、(6−クロロピリジン−3−イル)(シクロプロピル)メタノン(0.62g、収率68%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):9.04(d,1H),8.22(dd,1H),7.46(d,1H),2.61(m,1H),1.32(m,2H),1.15(m,2H)。
ステップ3:ジエチレングリコールジメチルエーテル(5mL)中の1,1−ジメチルエチル8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イルカルバメート塩酸塩(試薬調製1において合成)(795mg、3.03mmol)および(6−クロロピリジン−3−イル)(シクロプロピル)メタノン(500mg、2.75mmol)の溶液に、第三リン酸カリウム水溶液(1.75g、水5mL中の8.25mmol)を添加した。二相混合物を、125℃で60時間撹拌した。混合物を、室温まで冷却し、水(25mL)で希釈した。このようにして形成した沈殿物を濾過し、数回水、次いで、高温のヘキサンで洗浄し、乾燥させ、1,1−ジメチルエチル{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(943mg、収率96%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.85(d,1H),8.00(dd,1H),6.89(br s,1H),6.73(d,1H),4.53(br s,2H),3.44−3.40(m,1H),2.80−2.73(m,1H),2.15−2.08(m,2H),2.00−1.87(m,4H),1.78−1.71(m,2H),1.37(s,9H),0.94−0.88(m,4H);C21H29N3O3に対してMS(EI):372(MH+)。
ステップ4:ジオキサン(18mL)中の1,1−ジメチルエチル{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(1.00g、2.69mmol)の溶液に、濃硫酸(2.0mL)を添加し、混合物を、室温で30分間撹拌した。混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(300mL)に慎重に注ぎ、クロロホルム(3×100mL)中の10%メタノールで抽出した。混合した有機層を、水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル](シクロプロピル)メタノン(0.71g、収率97%)を得た。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.80(d,1H),8.07(dd,1H),6.72(d,1H),4.63(br s,2H),3.02(m,1H),2.70(m,1H),2.30−2.06(m,7H),1.60(d,2H),1.08(m,2H),1.02(m,2H)。
ステップ5:DMF(3mL)中の[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル](シクロプロピル)メタノン(100mg、0.37mmol)、HATU(210mg、0.55mmol)、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製41において合成)(138mg、0.55mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(256μl、1.47mmol)の溶液を、室温で2時間撹拌した。濃縮およびシリカ上のカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン:メタノール 100:0、その後95:5)、次いで、酢酸エチルを用いて混合した純粋な画分の濃縮において得られた残渣物の粉砕により、淡黄色粉末として、N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(179mg、収率96%)を得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(d,1H),8.11(dd,1H),7.45(s,1H),6.78(d,1H),6.68(s,1H),4.68(br s,2H),4.02(t,2H),3.77−3.67(m,1H),3.25−3.19(m,2H),2.76−2.70(m,1H),2.32−2.25(m,7H),2.18−2.14(m,2H),1.97(br s,1H),1.70−1.59(m,1H),1.60−1.50(m,1H),1.25−1.18(m,4H),1.12−1.09(m,2H),1.06−1.01(m,2H),0.97(t,3H);C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(20B)〜(20BF)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(20B):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(d,1H),8.26(t,1H),8.18(d,1H),8.05(dd,1H),7.93(br s,1H),7.67(d,1H),7.29(br s,1H),6.99(d,1H),6.89(dd,1H),6.81(d,1H),4.64(br s,2H),3.85(m,1H),3.03(m,2H),2.80(m,1H),2.22(m,2H),2.12−1.93(m,6H),1.11(m,1H),0.95(m,4H),0.51(m,2H),0.24(m,2H);C28H33N5O3に対してMS(EI):588(MH+)。
(20C):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(1−エチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.61(d,1H),8.45(dd,1H),8.42(d,1H),7.73(d,1H),7.39(d,1H),7.23(s,1H),7.06(d,1H),4.81(br s,2H),4.12(m,1H),3.44(m,1H),2.74(m,1H),2.46−2.23(m,8H),1.74−1.53(m,4H),1.16(m,4H),0.97(t,6H);C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(20D):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−(ピリジン−4−イルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−(ピリジン−4−イルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.64(d,1H),8.55(d,1H),8.42(dd,1H),8.22(d,2H),7.88(m,3H),7.32(d,1H),7.18(d,2H),4.81(br s,2H),4.14(m,1H),2.74(m,1H),2.43−2.20(m,8H),1.15(m,4H);C29H30N6O3に対してMS(EI):511(MH+)。
(20E):2−(シクロペンチルアミノ)−N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロペンチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.76(s,1H),8.29(d,1H),8.22(d,1H),7.96(br s,1H),7.69(d,1H),7.31(br s,1H),7.15(br d,1H),7.02(s,1H),6.87(d,1H),4.80(br s,2H),3.90(m,1H),3.85(m,1H),2.86(m,1H),2.31(m,2H),2.09(m,6H),1.98(m,2H),1.65(m,4H),1.46(m,2H),1.02(d,4H);C29H35N5O3に対してMS(EI):502(MH+)。
(20F):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(シス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−[(シス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.88(d,1H),8.23(d,2H),8.06(dd,1H),7.92(br s,1H),7.67(d,1H),7.29(br s,1H),6.97(s,1H),6.83(d,2H),4.66(br s,2H),3.85(br s,1H),2.80(m,1H),2.26(m,2H),2.03(m,7H),1.77(m,2H),1.57(m,4H),1.39(m,2H),1.13(s,3H),0.96(m,4H);C31H39N5O4に対してMS(EI):546(MH+)。
(20G):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.85(d,1H),8.11(dd,1H),7.97(d,1H),7.64(d,1H),7.07(s,1H),6.86(d,1H),6.78(d,1H),4.70(br s,2H),4.02(m,1H),3.53(m,1H),2.73(m,1H),2.31−2.16(m,6H),2.02(m,2H),1.90(m,1H),1.16(d,3H),1.10(m,2H),1.04(m,2H),1.01(d,3H),0.96(d,3H);C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(20H):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−({2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチル}アミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−({2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチル}アミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。C29H37N5O4に対してMS(EI):520.6(MH+)。
(20I):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[1−(トリフルオロメチル)プロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[1−(トリフルオロメチル)プロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。C29H34F3N5O3に対してMS(EI):558(MH+)。
(20J):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−[(3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。C29H34F3N5O3に対してMS(EI):558(MH+)。
(20K):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。C28H34BrN5O3に対してMS(EI):568(MH+)。
(20L):5−(シクロブチルアミノ)−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(シクロブチルアミノ)−2−メチル安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(s,1H),8.32(s,1H),8.05(m,1H),8.04(m,1H),7.84(br,s,1H),7.50(s,1H),7.22(s,1H),6.80(d,J=9.2Hz,1H),6.46(s,1H),4.64(br s,2H),3.89(m,2H),2.80(m,1H),2.30(m,4H),2.10−1.90(m,10H);C29H35N5O3に対してMS(EI):502(MH+)。
(20M):N5−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]−6−メチルピリジン−2,5−ジカルボキサミド。ステップ5において、6−(アミノカルボニル)−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチルピリジン−3−カルボン酸(試薬調製49に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(s,1H),8.11(d,J=8.80Hz),7.97(s,2H),7.09(s,1H),6.78(d,J=8.80Hz,1H),4.69(br,s,2H),4.04(br,s,1H),3.32(m,1H),2.73(m,1H),2.43(s,3H),2.30−2.06(m,6H),2.03−1.98(m,2H),1.80−1.50(m,4H),1.30(m,2H),1.12−1.01(m,4H),0.96(t,J=7.2Hz,6H);C29H38N6O3に対してMS(EI):519(MH+)。
(20N):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1S)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(d,1H),8.11(dd,1H),7.63(d,1H),7.06(s,1H),6.87(dd,1H),6.78(d,1H),4.69(bs,2H),4.02(t,1H),3.55(q,1H),2.73(m,1H),2.27(m,4H),2.20(m,2H),2.01(m,2H),1.62(m,2H),1.23(d,3H),1.10(m,2H),1.04(m,2H),0.99(t,3H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(20O):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(1−メチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−[(1−メチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(d,1H),8.11(dd,1H),7.63(d,1H),7.06(s,1H),6.87(dd,1H),6.78(d,1H),4.71(bs,2H),4.03(t,1H),3.56(q,1H),2.72(m,1H),2.27(m,4H),2.20(m,2H),2.01(m,2H),1.62(m,2H),1.23(d,3H),1.10(m,2H),1.04(m,2H),0.99(t,3H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(20P):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(d,1H),8.11(dd,1H),7.63(d,1H),7.06(s,1H),6.84(dd,1H),6.78(d,1H),4.71(bs,2H),4.02(m,1H),3.56(m,1H),2.73(m,1H),2.27(m,4H),2.20(m,2H),2.00(m,2H),1.62(m,2H),1.23(d,3H),1.10(m,2H),1.04(m,2H),0.99(t,3H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(20Q):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(s,1H),8.27(d,1H),8.19(t,1H),8.04(dd,1H),7.86(bs,1H),7.49(s,1H),7.19(bs,1H),6.79(d,1H),6.57(s,1H),4.63(bs,2H),3.85(m,1H),3.32(m,1H),2.93(t,2H),2.80(m,1H),2.27(m,2H),2.19(s,3H),2.04(m,4H),1.93(m,2H),0.94(m,10H);C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(20R):5−[(シクロペンチルメチル)アミノ]−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(シクロペンチルメチル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(d,1H),8.26(d,1H),8.12(t,1H),8.04(dd,1H),7.84(bs,1H),7.48(s,1H),7.17(bs,1H),6.79(d,1H),6.58(s,1H),4.64(bs,2H),3.85(m,1H),3.32(m,1H),3.02(m,2H),2.26(m,2H),2.19(s,3H),2.04(m,4H),1.92(m,2H),1.73(m,2H),1.60(m,2H),1.52(m,2H),1.24(m,2H),0.95(m,4H);C31H39N5O3に対してMS(EI):530(MH+)。
(20S):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[1−(1−メチルシクロプロピル)エチル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[1−(1−メチルシクロプロピル)エチル]アミノ}安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(d,1H),8.27(d,1H),8.17(d,1H),8.04(dd,1H),7.85(s,1H),7.47(s,1H),7.17(bs,1H),6.79(d,1H),6.56(s,1H),4.63(bs,1H),3.85(m,1H),3.09(t,1H),2.81(m,1H),2.27(m,2H),2.18(s,3H),2.03(m,4H),1.93(m,2H),1.15(d,3H),1.07(s,3H),0.95(m,4H),0.37(m,2H),0.26(m,2H);C31H39N5O3に対してMS(EI):530(MH+)。
(20T):2−クロロ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製46に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.71(d,1H),8.59(d,1H),8.45(dd,1H),7.68(s,1H),7.38(d,1H),6.76(s,1H),4.77(br s,2H),4.17−4.12(m,1H),2.77−2.71(m,1H),2.50−2.17(m,8H),1.70−1.48(m,4H),1.21−1.10(m,4H),0.94(t,6H);C29H36ClN5O3に対してMS(EI):538(MH+)。
(20U):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−(プロピルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−(プロピルアミノ)安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.42(d,1H),8.33−8.28(m,1H),8.04(dd,2H),7.84(s,1H),7.35(br s,1H),6.79(d,1H),6.59(s,1H),4.63(br s,2H),3.90−3.83(m,1H),3.12−3.05(m,2H),2.84−2.76(m,1H),2.34−2.26(m,2H),2.15−2.05(m,2H),2.02−1.87(m,4H),1.64−1.52(m,2H),1.00−0.90(m,2H);C29H34F3N5O3に対してMS(EI):554,556(MH+)。
(20V):2−(ブチルアミノ)−N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−(ブチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.25−8.20(m,2H),8.05(dd,1H),7.94(br s,1H),7.68(d,1H),7.30(br s,1H),6.97(d,1H),6.87(dd,1H),6.81(d,1H),4.65(br s,2H),3.86(br s,1H),3.17(q,2H),2.85−2.76(m,1H),2.28−2.20(m,2H),2.13−1.92(m,6H),1.63−1.53(m,2H),1.45−1.34(m,2H),0.99−0.90(m,7H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(20W):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[2−メチル−1−(トリフルオロメチル)プロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[2−メチル−1−(トリフルオロメチル)プロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(d,1H),8.30(d,1H),8.11(dd,1H),7.53(s,1H),6.87(s,1H),6.78(d,1H),4.69(br s,2H),4.14−4.00(m,2H),2.76−2.69(m ,1H),2.34−2.12(m,9H),2.01−1.93(m,2H),1.12−1.01(m,10H);C30H36F3N5O3に対してMS(EI):572(MH+)。
(20X):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(d,1H),8.58(t,1H),8.40(d,1H),8.04(m,2H),7.85(s,1H),7.35(s,1H),6.79(d,1H),6.63(s,1H),4.62(br s,2H),3.89−3.84(m,1H),3.17(d,1H),2.90(d,1H),2.84−2.77(m,1H),2.34−2.28(m,2H),2.14−1.87(m,6H),0.99−0.92(m,13H);C29H36BrN5O3に対してMS(EI):582,584(MH+)。
(20Y):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−{[2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エチル]アミノ}−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−{[2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エチル]アミノ}−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(d,1H),8.37(d,1H),8.28(d,1H),8.04(dd,1H),7.94(s,1H),7.53(s,1H),6.80(d,1H),6.73(s,1H),4.69−4.48(m,6H),4.15−3.99(m,1H),3.90−3.84(m,1H),2.83−2.77(m,1H),2.30−2.19(m,5H),2.14−1.87(m,6H);C28H33F2N5O3に対してMS(EI):526(MH+)。
(20Z):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(トランス−4−ピペリジン−1−イルシクロヘキシル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−[(トランス−4−(ピペリジン−1−イルシクロヘキシル)アミノ)安息香酸(試薬調製47に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.78(s,1H),8.28(s,1H),8.24−8.20(d,1H),7.69−7.65(d,1H),7.13(s,1H),7.00−6.91(m,1H),4.77−4.70(br.s,2H),4.10−4.02(m,1H),3.54−3.44(m,4H),3.27−3.24(m,1H),3.09−3.01(m,1H),2.76−2.69(m,1H),2.37−2.26(m,4H),2.26−2.14(m,2H),2.14−2.04(d,2H),2.03−1.96(d,2H),1.88−1.66(m,4H),1.58−1.47(m,2H),1.44−1.32(m,4H),1.17−1.10(m,4H),1.09−1.03(m,2H);C35H46N6O3に対してMS(EI):599(MH+)。
(20AA):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[(1S)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1S)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(s,1H),8.40−8.34(d,1H),8.23(s,1H),8..07−8.02(d,1H),7.96−7.89(s,1H),7.70−7.63(d,1H),7.31−7.24(br.s,1H),6.97(s,1H),6.85−6.78(m,2H),4.72−4.53(br.s,2H),3.88−3.81(m,1H),3.52−3.43(m,1H),2.85−2.77(m,1H),2.31−2.19(m,4H),2.12−1.92(m,6H),1.91−1.82(m,1H),1.12−1.05(d,3H),0.99−0.92(m,5H),0.91−0.85(d,2H);C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(20AB):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(1−シクロプロピルエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−(1−シクロプロピルエチルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(s,1H),8.14−8.09(d,1H),7.65−7.60(d,1H),7.08(s,1H),6.92−6.86(d,1H),6.81−6.75(d,1H),4.76−4.64(br. s,2H),4.05−3.98(m,1H),3.28−3.20(m,1H),2.77−2.68(m,1H),2.33−2.15(m,6H),2.05−1.96(d,2H),1.30−1.26(d,3H),1.14−1.07(m,2H),1.06−0.95(m,3H),0.55−0.45(m,2H),0.37−0.22(m,2H);C29H35N5O3に対してMS(EI):502(MH+)。
(20AC):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(s,1H),8.14−8.09(d,1H),7.45(s,1H),6.80−6.75(d,1H),6.68(d,1H),6.81−6.75(d,1H),4.75−4.63(br. s,2H),4.05−3.98(m,1H),3.47−3.40(m,1H),2.77−2.68(m,1H),2.34−2.21(m,7H),2.20−2.11(m,2H),2.04−1.86(m,3),1.17−1.12(d,3H),1.11−1.08(m,2H),1.06−1.02(m,2H),1.01−0.98(d,3H),0.96−0.92(d,2H);C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(20AD):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[2−メチル−1−(1−メチルエチル)プロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[2−メチル−1−(1−メチルエチル)プロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(s,1H),8.15−8.07(d,1H),7.45(s,1H),6.82−6.73(m,2H),4.75−4.63(br.s,2H),4.05−3.98(m,1H),3.38−3.34(m,3H),3.12−3.05(m,1H),2.74−2.67(m,1H),2.35−2.11(m,6H),2.04−1.86(m,2),1.14−1.00(m,7H),0.99−0.85(m,12H);C32H45N5O3に対してMS(EI):546(MH+)。
(20AE):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(ジシクロプロピルメチル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−(ジシクロプロピルメチルアミノ)−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(s,1H),8.31−8.26(d,1H),8.09−7.95(m,2H),7.84(s,1H),7.48(s,1H),7.19(s,1H),6.82−6.76(d,1H),6.57(s,1H),5.54−5.44(m,1H),5.13−5.03(m,1H),4.73−4.53(m,2H),3.89−3.81(m,1H),3.14−3.08(m,1H),2.85−2.77(m,1H),2.31−2.23(m,4H),2.19(s,3H),2.13−1.98(m,6H),1.96−1.88(m,2H),1.40−1.31(m,1H),0.99−0.92(m,4H),0.66−0.59(m,2H),0.35−0.28(m,2H);C32H39N5O3に対してMS(EI):542(MH+)。
(20AF):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−(3,3,3−トリフルオロプロピルアミノ)安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.84(s,1H),8.15−8.07(d,1H),7.84(s,1H),6.82−6.75(d,2H),6.73(s,1H),4.74−4.61(br.s,2H),4.08−4.00(m,1H),3.53−3.46(m,2H),2.76−2.68(m,1H),2.61−2.47(m,2H),2.37−2.25(m,4H),2.17−2.07(m,2H),2.03−1.94(d,2H),1.14−1.07(m,2H),1.06−0.99(m,2H);C27H29BrN5O3に対してMS(EI):609(MH+)。
(20AG):2−ブロモ−5−(シクロブチルアミノ)−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−(シクロブチルアミノ)安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(s,1H),8.46−8.43(d,1H),8.40−8.36(d,1H),8.07−8.02(d,2H),7.85(s,1H),7.42−7.37(br. s,1H),6.82−6.77(d,1H),6.47(s,1H),4.72−4.54(br.s,2H),3.95−3.83(m,2H),2.84−2.76(m,1H),2.43−2.26(m,4H),2.13−2.04(m,2H),2.03−1.96(m,2H),1.93−1.87(d,2H),1.85−1.71(m,4H),1.00−0.91(m,4H);C28H32BrN5O3に対してMS(EI):567(MH+)。
(20AH):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[(1R)−1,2,2−トリメチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[(1R)−1,2,2−トリメチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(d,1H),8.32(s,1H),8.30(t,1H),8.04(dd,1H),7.85(s,1H),7.48(s,1H),7.16(s,1H),6.80(d,1H),6.61(s,1H),4.63(br s,1H),3.82−3.88(m,1H),3.35(s,3H),3.22−3.28(m,1H),2.77−2.84(m,1H),2.28(d,2H),2.19(t,3H),2.00−2.10(m,4H),1.90−1.95(m,2H),1.05(d,3H),0.94(s,12H);C31H41N5O3に対してMS(EI):532(MH+)。
(20AI):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−メチルエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(1−メチルエチル)アミノ]安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(d,1H),8.44(d,1H),8.19(d,1H),8.04(dd,2H),7.83(s,1H),7.35(s,1H),6.79(d,1H),6.61(s,1H),3.85−3.88(m,1H),3.60−3.64(m,2H),2.78−2.82(m,1H),2.31(d,2H),1.88−2.11(m,6H),1.12−1.18(m,7H),0.93−0.97(m,4H);C27H32BrN5O3に対してMS(EI):555(MH+)。
(20AJ):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(d,1H),8.45(d,1H),8.31(d,1H),8.04(dd,2H),7.83(s,1H),7.33(broad s,1H),6.79(d,1H),6.60(s,1H),4.60(broad s,2H),3.85(m,1H),3.28(m,1H),2.80(m,1H),2.30(m,2H),2.10(m,2H),1.99(m,2H),1.93(d,2H),1.50(m,4H),0.95(m,4H),0.89(t,6H);C29H36N5O3Brに対してMS(EI):584(MH+)。
(20AK):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(d,1H),8.44(d,1H),8.26(d,1H),8.04(dd,2H),7.83(s,1H),7.34(broad s,1H),6.79(d,1H),6.60(s,1H),4.60(broad s,2H),3.87(m,1H),3.45(m,1H),2.81(m,1H),2.32(m,2H),2.10(m,2H),1.99(m,2H),1.93(d,2H),1.50(m,2H),1.12(d,3H),0.89(m,7H);C28H34N5O3に対してMS(EI):570(MH+)。
(20AL):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO− d6):8.85(d,1H),8.42(m,2H),8.06(d,1H),8.02(d,1H),7.83(s,1H),7.31(bs,1H),6.78(d,1H),6.62(s,1H),4.62(bs,2H),3.86(m,1H),3.40(m,1H),2.81(m,1H),2.32(m,2H),2.08(m,2H),1.98(m,2H),1.90(m,2H),1.83(m,1H),1.06(d,3H),0.94(m,7H),0.87(m,3H);C29H36BrN5O3に対してMS(EI):584(MH+)。
(20AM):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−アミノカルボニル−2−メチル−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(d,1H),8.31(d,1H),8.07−8.02(m,2H),7.85(br s,1H),7.48(s,1H),7.17(br s,1H),6.79(d,1H),6.57(s,1H),4.62(br s,2H),3.88−3.82(m,1H),3.27−3.18(m,1H),2.84−2.76(m,1H),2.32−2.23(m,2H),2.18(s,3H),2.13−1.88(m,6H),1.62−1.41(m,4H),0.99−0.92(m,4H),0.88(t,6H);C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(20AN):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.65(br s,1H),8.41−8.34(m,2H),7.72(d,1H),7.28(br s.,1H),7.25(br s,1H),7.10(dd,1H),4.78(br s,2H),4.19−4.08(m,3H),2.78−2.70(m,1H),2.44−2.16(m,8H),1.20−1.08(m,4H);C27H28F5N5O3に対してMS(EI):566(MH+)。
(20AO):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−フルオロベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−アミノカルボニル−2−フルオロ−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸(試薬調製45に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(d,1H),8.37(d,1H),8.07−8.01(m,2H),7.98(br s,1H),7.56(d,1H),7.40(br s,1H),6.80(d,1H),6.72(d,1H),4.63(br s,2H),3.93−3.86(m,1H),3.29−3.20(m,1H),2.84−2.76(m,1H),2.30−2.21(m,2H),2.12−1.86(m,6H),1.61−1.37(m,4H),0.99−0.91(m,4H),0.87(t,6H);C29H36FN5O3に対してMS(EI):522(MH+)。
(20AP):5−アミノ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、5−アミノ−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸(試薬調製43に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.87(d,1H),8.28(d,1H),8.07(dd,1H),7.79(br s,1H),7.43(s,1H),7.16(br s,1H),6.85(d,1H),6.67(s,1H),4.65(br s,2H),3.88−3.81(m,1H),2.85−2.77(m,1H),2.29−2.22(m,2H),2.17(s,3H),2.14−1.86(m,6H),0.99−0.93(m,4H);C25H29N5O3に対してMS(EI):448(MH+)。
(20AQ):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[(1S)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−3−{[(1S)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.85(d,1H),8.12(dd,1H),7.45(s,1H),6.78(d,1H),6.69(s,1H),4.69(br s,2H),4.02(t,1H),3.51−3.43(m,1H),2.76−2.70(m,1H),2.33−2.25(m,7H),2.19−2.14(m,2H),2.01−1.95(m,3H),1.69−1.62(m,1H),1.59−1.52(m,1H),1.22(d,3H),1.13−1.09(m,2H),1.06−1.02(m,2H),0.98(t,3H);C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(20AR):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−シクロプロピルエチル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−(1−シクロプロピルエチルアミノ)−2−メチル安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.85(d,1H),8.12(dd,1H),7.45(s,1H),6.79(d,1H),6.69(s,1H),4.69(brs,2H),4.02(t,1H),3.20−3.13(m,1H),2.77−2.70(m,1H),2.33−2.13(m,9H),2.01−1.95(m,3H),1.27(d,3H),1.12−0.95(m,5H),0.52−0.47(m,2H),0.33−0.24(m,2H);C30H37N5O3に対してMS(EI):515(MH+)。
(20AS):2−ブロモ−5−(シクロペンチルアミノ)−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−(シクロペンチルアミノ)安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(DMSO−d6):8.89(s,1H),8.44(d,1H),8.33(d,1H),8.06−8.05(m,2H),7.83(s,1H),7.34(s,1H),6.79(s,1H),6.63(s,1H),4.63(s,2H),3.88(s,1H),3.88−3.77(m,1H),2.95−2.93(m,1H),2.41(d,2H),2.21−1.98(m,8H),1.66−1.59(m,4H),1.46−1.41(m,2H),0.95−0.93(m,4H);C29H34BrN5O3に対してMS(EI):581(MH+)。
(20AT):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−(プロピルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(プロピルアミノ)安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(DMSO−d6):8.89(s,1H),8.30(d,1H),8.07(t,2H),7.87(s,1H),7.49(s,1H),7.21(s,1H),6.82(d,1H),6.58(s,1H),4.64(s,2H),3.86−3.85(m,1H),3.09(t,2H),2.83−2.82(m,1H),2.20−2.18(m,2H),2.16(s,3H),2.09−1.94(m,6H),1.62−1.57(m,2H),0.98−0.91(m,7H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(20AU):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(試薬調製51に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(d,1H),8.82(d,1H),8.50(d,1H),8.20(br s,1H),8.04(dd,1H),7.96(d,1H),7.40(br s,1H),6.79(d,1H),6.64(s,1H),4.63(br s,2H),3.89−3.81(m,1H),3.45−3.33(m,1H),2.84−2.76(m,1H),2.30−2.20(m,2H),2.14−1.92(m,4H),1.88(d,2H),1.66−1.43(m,4H),0.99−0.92(m,4H),0.89(t,6H);C30H36F3N5O3に対してMS(EI):572(MH+)。
(20AV):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(3,3,3−トリフルオロプロピルアミノ)安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(d,1H),8.32(d,1H),8.16(t,1H),8.04(dd,1H),7.89(br s,1H),7.52(s,1H),7.26(br s,1H),6.80(d,1H),6.60(s,1H),4.62(br s,2H),3.91−3.83(m,1H),3.43(q,2H),2.85−2.76(m,1H),2.69−2.53(m,2H),2.32−2.23(m,2H),2.21(s,3H),2.15−1.96(m,4H),1.91(d,2H),1.00−0.91(m,4H);C28H32F3N5O3に対してMS(EI):544(MH+)。
(20AW):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(試薬調製52に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(d,1H),8.78(d,1H),8.49(d,1H),8.19(br s,1H),8.04(dd,1H),7.96(s,1H),7.41(br s,1H),6.80(d,1H),6.65(s,1H),4.63(br s,2H),3.89−3.82(m,1H),3.58−3.49(m,1H),2.85−2.76(m,1H),2.28−2.20(m,2H),2.14−2.03(m,2H),2.03−1.95(m,2H),1.88(d,2H),1.63−1.47(m,2H),1.17(d,3H),0.99−0.88(m,7H);C29H34F3N5O3に対してMS(EI):558(MH+)。
(20AX):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−エチル−2−メチルプロピル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1−エチル−2−メチルプロピル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3 20重量%メタノール−d4):8.87(d,1H),8.09(dd,1H),7.34(s,1H),7.21(m,1H) 6.66(d,1H),6.62(d,1H),4.67(br s,2H),4.15(m,1H),3.16(m,1H),2.61(m,1H),2.40−2.10(br m,8H),1.92(br d,2H),1.63(m,1H),1.45(m,1H),1.21(m,2H),1.06(m,2H),0.95(m,9H);C31H41N5O3に対してMS(EI):554(M+Na)。
(20AY):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1−シクロプロピルプロピル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1−シクロプロピルプロピル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.28(d,1H),8.04(m,2H),7.83(br s,1H),7.47(s,1H),7.30(br s,1H),6.80 d,1H),6.56(s,1H),4.63(br s,2H),3.88(s,1H),2.94(m,1H),2.81(m,1H),22.228(d,2),2.13−1.97(br m,4H),1.92(br d,2H),1.60(m,2H),0.98−0.85(br m,5H),0.44−.35(br m,2H),0.20(m,2H);C31H39N5O3に対してMS(EI):530(MH+)。
(20AZ):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って塩酸塩として調製した。遊離塩基の1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.30(d,1H),8.15(d,1H),8.04(dd,1H),7.90(br s,1H),7.51(s,1H),7.25(br s,1H),6.80(d,1H),6.57(s,1H),4.63(br s,2H),4.09−4.02(m,1H),3.89−3.71(m,4H),3.58(dd,1H),2.84−2.77(m,1H),2.30−2.15(m,6H),2.12−1.98(m,4H),1.96−1.88(m,2H),1.83−1.74(m,1H),0.99−0.91(m,4H);C29H35N5O4に対してMS(EI):518(MH+)。
(20BA):N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−(プロピルアミノ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−3−(プロピルアミノ)安息香酸(試薬調製39に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.83(d,1H),8.24(d,1H),8.12(dd,1H),7.94(br s,1H),7.68(d,1H),7.31(br s,1H),6.98(d,1H),6.95(br s,2H),6.88(dd,1H),4.71(br s,2H),3.90−3.84(m,1H),3.13(s,1H),2.88−2.80(m,2H),2.30−2.23(m,2H),2.12−1.99(m,6H),1.66−1.56(m,2H),1.00−0.93(m,2H);C27H33N5O3に対してMS(EI):476(MH+)。
(20BB):5−アミノ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、5−アミノ−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸(試薬調製48に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.32(d,1H),8.04(dd,1H),7.75(br s,1H),7.40(s,1H),7.11(br s,1H),7.79(d,1H),6.64(s,1H),6.52(s,2H),4.63(br s,2H),3.87−3.80(m,1H),2.84−2.76(m,1H),2.16(s,3H),2.12−1.97(m,4H),1.93−1.85(m,2H),0.98−0.89(m,4H);C24H29N5O3に対してMS(EI):448(MH+)。
(20BC):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−[(1−メチルエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1−メチルエチル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.90(d,1H),8.29(d,1H),8.04(dd,1H),7.92(d,1H),7.84(br s,1H),7.48(s,1H),7.18(br s,1H),6.80(d,1H),6.59(s,1H),4.63(br s,2H),3.89−3.82(m,1H),3.64−3.56(m,1H),2.84−2.76(m,1H),2.30−2.23(m,2H),2.19(s,3H),2.12−1.98(m,4H),1.98−1.89(m,2H),1.18(s,1H),1.17(s,1H),1.00−0.91(m,4H);C28H35N5O3に対してMS(EI):490(MH+)。
(20BD):5−(シクロペンチルアミノ)−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−(シクロペンチルアミノ)−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.29(d,1H),8.05−8.02(m,2H),7.85(br s,1H),7.48(s,1H),7.18(br s,1H),6.79(d,1H),6.62(s,1H),4.63(br s,2H),3.88−3.83(m,1H),3.78−3.71(m,1H),2.84−2.24(m,1H),2.32−2.24(m,2H),2.19(s,3H),2.11−1.90(m,8H),1.73−1.53(m,4H),1.50−1.41(m,2H),0.99−0.92(m,4H);C30H37N5O3に対してMS(EI):516(MH+)。
(20BE):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.29(t,1H),8.24(d,1H),8.04(dd,1H),7.87(br s,1H),7.49(s,1H),7.18(br s,1H),6.79(d,1H),6.59(s,1H),4.63(br s,2H),3.88−3.82(m,1H),2.89(d,2H),2.84−2.77(m,1H),2.29−2.22(m,2H),2.18(s,3H),2.14−1.97(m,4H),1.95−1.88(m,2H),1.98−0.90(m,13H);C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(20BF):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.89(d,1H),8.24(d,1H),8.05−8.03(m,2H),7.85(br s,1H),7.48(s,1H),7.19(br s,1H),6.78(d,1H),6.57(s,1H),4.63(br s,2H),3.88−3.82(m,1H),2.89(t,2H),2.84−2.74(m,1H),2.28−2.21(m,2H),2.19(s,3H),2.13−1.98(m,4H),1.95−1.87(m,2H),1.15−1.06(m,1H),0.98−0.90(m,4H),0.52−0.46(m,4H),0.24−0.19(m,2H);C29H35N5O3に対してMS(EI):502(MH+)。
(20BG):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(2,2−ジフルオロ−1−メチルエチル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(2,2−ジフルオロ−1−メチルエチル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製42に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(s,1H),8.24(m,2H),8.06(m,1H),7.94(s,1H),7.52(s,1H),7.30(s,1H),6.81(d,1H),6.73(s,1H),6.11(t,1H),4.63(bs,2H),4.01(m,1H),3.86(s,1H),2.79(m,1H),2.25(m,1H),2.20(s,3H),2.08(m,2H),2.00(m,2H),1.92(m,2H),1.21(m,3H),0.96(m,5H);C28H33F2N5O3に対してMS(EI):526.3(MH+)。
(20BH):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(d,1H),8.52(d,1H),8.48(s,1H),8.03−8.06(m,2H),7.82(s,1H),7.36(s,1H),6.78−6.80(m,2H),4.63(broad s,2H),3.82−3.85(m,1H),3.34(s,3H),2.77−2.83(m,1H),2.31(d,2H),1.92−2.09(m,6H),1.35(s,9H),0.94−0.97(m,3H)。C28H34BrN5O3に対してMS(EI):569(MH+)。
(20BI):5−アミノ−2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、5−アミノ−4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.85(d,1H),8.42(d,1H),8.04(dd,1H),7.79(s,1H),7.26(bs,1H),6.85(bs,2H),6.79(d,1H),6.69(s,1H),4.62(bs,2H),3.86(m,1H),2.82(m,1H) 2.30(m,2H),2.10(m,2H),2.00(m 2H),1.88(m,2H),0.96(m,4H)。C24H26BrN5O3に対してMS(EI):514(MH+)。
(20BJ):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−{[(1S)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−{[(1S)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.85(d,1H),8.42(m,2H),8.02(2d,2H),7.81(s,1H),7.30(bs,1H),6.78(d,1H),6.61(s,1H),4.60(bs,2H),3.87(m,1H),3.40(m,1H),2.80(m,1H),2.31(m,2H),2.08(m,2H),1.98(m,2H),1.90(m,2H),1.82(m,1H),1.06(d,3H),0.94(m,7H),0.87(d,3H)。C29H36BrN5O3に対してMS(EI):584(MH+)。
(20BK):2−ブロモ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.95−8.88(s,1H),8.45−8.38(d,1H),8.35−8.28(m,1H),8.12−8.00(d,1H),7.88−7.81(s,1H),7.40−7.31(s,1H),6.83−6.77(d,1H),6.63−6.58(s,1H),4.77−4.53(br.s,2H),3.93−3.83(m,1H),3.05−2.95(m,2H),2.85−2.76(m,1H),2.38−2.26(d,2H),2.20−1.84(m,6H),1.18−1.04(m,1H),1.03−0.91(m,4H),0.57−0.46(m,2H),0.29−0.19(m,2H)。C28H32BrN5O3に対してMS(EI):567(MH+)。
(20BL):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]−2−メチル安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.88−8.83(s,1H),8.17−8.08(d,1H),7.47−7.44(s,1H),6.98−6.95(s,1H),6.83−6.76(d,1H),4.66−4.59(m,2H),4.07−4.00(m,1H),2.77−2.70(m,1H),2.34−2.24(m,5H),2.22−2.09(m,2H),2.07−1.86(m,4H),2.85−2.76(m,4H),1.43−1.37(s,9H),1.30−1.00(m,4H)。C29H37N5O3に対してMS(EI):504(MH+)。
(20BM):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−(2−メチルプロピル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(2−メチルプロピル)安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89(s,1H),8.26−8.25(d,1H),8.06−8.03(m,1H),7.73(s,1H),7.38(s,1H),7.21(s,1H),7.08(s,1H),6.80(d,1H),4.62(br.s,2H),3.87−3.82(m,1H),3.32−3.33(m,3H),2.85−2.77(m,1H),2.63−2.62(d,2H),2.31(s,3H),2.23−2.21(m,2H),2.15−1.89(m,7H),0.97−0.94(m,4H),0.86−0.82(d,2H)。C29H36N4O3に対してMS(EI):489(MH+)。
(20BN):2−クロロ−N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−3−[(1−シクロプロピルエチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−3−[(1−シクロプロピルエチル)アミノ]安息香酸(試薬調製46に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.87(d,1H),8.44(d,1H),8.04−8.01(m,2H),7.58(s,1H),7.45(d,1H),6.82(d,1H),6.78(d,1H),6.40(d,1H),4.59(s,2H),3.84(s,1H),2.75−2.70(m,1H),2.42(d,2H),2.01−1.91(m,4),1.80(d,2H),1.06(d,3H),0.93−0.91(m,4H),0.79−0.74(m,2H),0.28−0.25(m,2H),0.03−0.02(m,2H);C29H34ClN5O3に対してMS(EI):537(MH+)。
(20BO):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−(メチルオキシ)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.62(s,1H),8.32(s,1H),8.03−8.02(d,1H),7.64(s,1H),7.62(s,1H),7.59(s,1H),6.98(s,1H),7.80−6.76(d,1H),4.63(b,2H),4.04(s,2H),3.88(b,4H),3.80−2.75(m,1H),2.26(s,3H),2.24−2.20(q,1H),2.15−1.95(m,3H),2.26(s,3H),1.89(s,1H),1.86(s,1H),0.96−0.89(m,4H);C26H30N4O4に対してMS(EI):463(MH+)。
(20BP):5−ブロモ−3−クロロ−N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−6−ブロモ−2−クロロ−3−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,CD3OD):8.96(s,1H),8.64(s,1H),8.40(dd,1H),7.69(s,1H),7.31(d,1H),4.77(s,2H),4.16(t,1H),3.57−3.37(m,1H),2.74−2.67(m,1H),2.54−2.34(m,3H),2.19−2.09(m,6H),1.66−1.57(m,1H),1.54−1.44(m,1H),1.32−1.21(m,1H),1.26−1.11(m,6H),1.00(t,2H);C28H33BrClN5O3に対してMS(EI):603(MH+)。
(20BQ):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−(メチルオキシ)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−(メチルオキシ)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.92−8.89(s,1H),8.68−8.63(d,1H),8.08−8.02(m,2H),7.67−7.62(d,1H),7.38−7.33(s,2H),7.13−7.10(s,1H),6.82−6.77(d,1H),4.77−4.55(br.s,2H),4.08−4.01(m,1H),3.91−3.88(s,3H),3.42−3.32(m,1H),2.84−2.77(m,1H),2.22−2.06(m,6H),1.87−1.78(d,2H),1.55−1.42(m,2H),1.13−1.09(d,3H),0.98−0.93(m,4H),0.91−0.86(m,3H)。C29H37N5O4に対してMS(EI):520(MH+)。
(20BR):3−クロロ−N4−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−メチル−2−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−6−メチル−3−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,CD3OD):8.49(d,1H),8.62(d,1H),8.42(dd,1H),7.58(s,1H),7.32(dd,1H),4.78(s,2H),4.22(t,1H),3.62(q,1H),2.71−2.60(m,1H),2.50−2.37(m,4H),2.27(s,3H),2.25−2.08(m,6H),1.75−1.61(m,2H),1.57−1.47(m,1H),1.22−1.08(m,6H),1.00−0.9(m,2H);C29H36ClN53に対してMS(EI):539(MH+)。
(20BS):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}チオフェン−2,5−ジカルボキサミド。ステップ5において、5−(アミノカルボニル)チオフェン−2−カルボン酸を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,CD3OD):8.83(s,1H),8.31(d,1H),8.22−8.12(m,2H),7.73−7.69(m,2H),7.61(s,1H),6.99(d,1H),4.72(s,2H),3.88(s,1H),2.82−2.78(m,1H),2.31−1.97(m,8H),1.00−0.95(m,4H);C22H24N4O3Sに対してMS(EI):425(MH+)。
(20BT):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−(エチルアミノ)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−(エチルアミノ)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.92−8.89(s,1H),8.45−8.41(s,1H),8.08−8.02(d,2H),7.95−7.90(s,1H),7.26−7.15(m,2H),6.91−6.90(s,1H),6.82−6.77(d,1H),6.76−6.75(s,1H),6.70−6.66(s,1H),5.98−5.92(m,1H),4.72−4.57(m,2H),3.92−3.84(m,1H),3.09−3.01(m,2H),2.85−2.77(m,1H),2.30−2.24(m,1H),2.09−1.99(m,2H),1.97−1.90(m,2H),1.77−1.71(m,2H),1.63−1.53(m,2H),1.48−1.39(m,2H),1.18−1.11(m,6H),0.98−0.87(m,5H)。C30H40N6O3に対してMS(EI):533(MH+)。
(20BU):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−[(1−メチルプロピル)オキシ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(1−メチルプロピル)オキシ]安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.89−8.87(s,1H),8.36−8.33(s,1H),8.04−8.00(d,1H),7.69−7.67(s,1H),7.66−7.54(d,2H),6.98−6.96(s,1H),6.80−6.76(d,1H),4.69−4.49(m,3H),3.91−3.84(m,1H),2.81−2.74(m,1H),2.28−2.20(m,5H),2.13−1.95(m,4H),1.92−1.85(d,2H),1.79−1.60(m,4H),1.32−1.27(d,3H),0.96−0.88(m,5H)。C29H36N4O4に対してMS(EI):505(MH+)。
(20BV):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−エチル−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−エチル−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸(試薬調製50に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(d,1H),8.32(d,1H),8.01−8.06(m,2H),7.88(s,1H),7.49(s,1H),7.17(s,1H),6.79(d,1H),6.53(s,1H),4.63(broad s,2H),3.86(s,1H),3.39−3.42(m,1H),2.77−2.83(m,1H),2.55(d,2H),2.27(d,2H),2.02−2.09(m,4H),1.93(d,2H),1.46−1.61(m,2H),1.09−1.16(m,6H),0.88−0.97(m,7H)。C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(20BW):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−5−エチル−2−メチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−5−エチル−2−メチル安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(d,1H),8.32(d,1H),8.03(dd,1H),7.88(s,1H),7.49(s,1H),7.20(s,1H),7.17(s,1H),6.81(d,1H),4.63(broad s,2H),3.85−3.91(m,1H),3.35(s,5H),2.77−2.84(m,1H),2.73(q,2H),2.31(s,3H),2.24(d,2H),2.08−2.14(m,2H),2.00−2.04(m,2H),1.91(d,2),1.16(t,3H),0.93−0.98(m,4H)。C27H32N4O3に対してMS(EI):461(MH+)。
(20BX):N−{8−[5−(シクロプロピルカルボニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−メチル−5−{[2−(メチルオキシ)エチル]オキシ}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ5において、4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[2−(メチルオキシ)エチル]オキシ}安息香酸(試薬調製41に従って合成)を用いることにより、実施例20の方法に従って調製した。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.90(d,1H),8.34(d,1H),8.03(dd,1H),7.72(s,1H),7.71(s,1H),7.65(s,1H),7.04(s,1H),6.80(d,1H),4.63(broad s,2H),4.26−4.28(m,2H),3.89−3.91(m,1H),3.72−3.74(m,2H),3.33(d,10H),2.77−2.84(m,1H),2.29(s,3H),2.21−2.27(m,2H),2.10−2.16(m,2H),2.00−2.02(m,2H),1.91(s,1H),1.87(s,1H),0.93−0.98(m,4H)。C28H34N4O5に対してMS(EI):507(MH+)。
スキーム21は、実施例21に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R5およびR1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム21において、R5CHOおよびリチウムジイソプロピルアミド等の強塩基を、適切な反応条件下で、化合物(A)に添加し、化合物(B)を形成する。化合物(B)に、適切な反応条件下で、MsClを添加し、化合物(C)に達する。化合物(C)に、適切な反応条件下で、DBUを添加し、化合物(D)に達する。化合物(E)は、適切な反応条件下で、10%パラジウム木炭等の適切な還元剤で還元し、化合物(E)に達する。化合物(E)を、HCl等の酸性条件下で脱保護し、BOCを除去し、化合物(F)に達する。適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(G)内にアミド結合を形成する。
実施例21:2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[3−(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド酢酸塩。
ステップ1:リチウムジイソプロピルアミド(0.87mL、テトラヒドロフラン中の2.0M、1.74mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン中の1,1−ジメチルエチル[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(300mg、0.87mmol)の混合物に−78℃で滴下した。10分間撹拌した後、テトラヒドロフラン中のフェニルメチル4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(322mg、1.30mmol)の溶液を、滴下し、−78℃で2時間撹拌した。反応混合物を、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、混合した抽出物を、水(50mL)、次いで、食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、その後、濃縮した。残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の55%〜75%酢酸エチル)により精製し、フェニルメチル4−(3−{6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}−1−ヒドロキシ−3−オキソプロピル)ピペリジン−1−カルボキシレート(360mg、収率70%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.75(d,1H),7.99(dd,1H),7.37−7.30(m,5H),6.49(dd,1H),5.13(s,2H),4.97(br,1H),4.63(br,1H),4.26(br,2H),3.96(br,1H),3.79(br,1H),3.56(br,1H),3.08(d,1H),2.89(dd,1H),2.77(2H),2.26−2.02(m,6H),1.93(m,1H),1.79(br,1H),1.76(br,1H),1.73−1.59(m,3H),1.45(s,9H),1.34(m,2H);C33H44N4O6に対してMS(EI):593(MH+)。
ステップ2:塩化メタンスルホニル(29μL、0.72mmol)を、0℃のジクロロメタン(20mL)中のフェニルメチル4−(3−{6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}−1−ヒドロキシ−3−オキソプロピル)ピペリジン−1−カルボキシレート(213mg、0.36mmol)およびトリエチルアミン(51μL、0.72mmol)の混合物に添加した。反応混合物を、室温までゆっくりと温めた。18時間撹拌した後、それを、水(20mL)、次いで、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の25%〜55%酢酸エチル)により精製し、フェニルメチル4−(3−{6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}−1−[(メチルスルホニル)オキシ]−3−オキソプロピル)ピペリジン−1−カルボキシレート(212mg、収率89%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.75(d,1H),7.97(dd,1H),7.37−7.33(m,5H),6.49(dd,1H),5.22(s,1H),5.13(br,2H),4.97(br,1H),4.26(br,2H),3.79(br,1H),3.36(dd,1H),3.04(d,1H),3.00(s,3H),2.77(br,2H),2.25−2.04(m,9H),1.78(m,2H),1.73−1.59(m,3H),1.69(br,1H),1.45(s,9H),1.34(m,2H);C34H46N4O8Sに対してMS(EI):671(MH+)。
ステップ3:1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(82μL、0.27mmol)を、ジクロロメタン(20mL)中のフェニルメチル4−(3−{6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}−1−[(メチルスルホニル)オキシ]−3−オキソプロピル)ピペリジン−1−カルボキシレート(183mg、0.27mmol)の溶液に添加し、得られた混合物を、室温で1時間撹拌した。混合物を、飽和塩化アンモニウム水溶液(2×20mL)、食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、その後、濃縮した。残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の25%〜55%酢酸エチル)により精製し、フェニルメチル4−[(1E,Z)−3−{6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}−3−オキソプロパ−1−エン−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(147mg、収率94%)を得た。C33H42N4O5に対してMS(EI):575(MH+)。
ステップ4:酢酸エチル(50mL)中のフェニルメチル4−[(1E,Z)−3−{6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−イル}−3−オキソプロパ−1−エン−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(107mg、0.19mmol)、10%パラジウム木炭(デグッサ(Degussa)タイプ、110mg)、および酢酸(23μL、0.37mmol)の混合物を、1気圧にて18時間水素化した。混合物を、濾過し、濃縮し、酢酸塩として1,1−ジメチルエチル {8−[5−(3−ピペリジン−4−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(91mg、収率97%)を得た。C25H38N4O3に対してMS(EI):443(MH+)。
ステップ5:ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(96mg、0.45mmol)を、テトラヒドロフラン(5mL)中の1,1−ジメチルエチル{8−[5−(3−ピペリジン−4−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンドイル}カルバメート酢酸塩(91mg、0.18mmol)、ホルムアルデヒド(73μL、37%水溶液、0.91mmol)および酢酸(55μL、0.92mmol)の混合物に室温で添加した。1時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)を添加し、5分間撹拌した。反応混合物を、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、混合した抽出物を、水(50mL)、次いで、食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、その後、濃縮し、1,1−ジメチルエチル(8−{5−[3−(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)カルバメート(68mg、収率82%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.76(d,1H),8.01(dd,1H),6.49(d,1H),4.99(br,1H),4.63(br,2H),3.78(br,1H),3.53(d,2H),2.89(t,2H),2.76(s,3H),2.66(tr,2H),2.25−2.04(m,6H),2.00−1.87(m,4H),1.83−1.71(m,3H),1.45(s,9H),1.28(m,2H);C26H40N4O3に対してMS(EI):457(MH+)。
ステップ6:ジオキサン中の1,1−ジメチルエチル(8−{5−[3−(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)カルバメート(60mg、0.13mmol)、メタノール(1mL)、および塩化水素(4M、1mL)の混合物を、60℃で20分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、白色固体を得、それをヘキサンで洗浄し、乾燥させ、1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパン−1−オン塩酸塩(51mg、収率39%)を得た。C21H32N4Oに対してMS(EI):357(MH+)。
ステップ7:N,N−ジイソプロピルエチルアミン(101μL、0.66mmol)を、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチル尿素ヘキサフルオロリン酸塩(53mg、0.14mmol)、および4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−安息香酸(試薬調製39に従って合成)(31mg、0.13mmol)の混合物に添加し、得られた混合物を、室温で30分間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパン−1−オン塩酸塩(51mg、0.13mmol)の溶液を添加し、18時間撹拌を継続した。反応混合物を、メタノール(1.5mL)で希釈し、分取逆相HPLC(酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル溶出)により精製し、酢酸塩として、2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[3−(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(54mg、収率66%)を得た。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.65(d,1H),7.97(dd,1H),7.54(d,1H),6.96(d,1H),6.82(dd,1H),6.67(d,1H),4.57,(Br,2H),3.89(tr,1H),3.04(m,2H),2.95(d,2H),2.87(tr,2H),2.44(s,3H),2.37(tr,2H),2.21−2.01(m,6H),1.91(br,1H),1.88(br,1H),1.80(s,3H),1.78(m,1H),1.58(q,4H),1.38(br,1H),1.22(m,2H),1.02(m,1H),0.47(m,2H),0.20(m,2H);C33H44N6O3に対してMS(EI):573(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(21B)〜(21H)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(21B):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−ヒドロキシ−4−メチルペンタノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、2−メチルプロパノールを用い、その後、ステップ2乃至5を省略することにより、実施例21の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.67(d,1H),8.00(dd,1H),7.55(d,1H),6.97(d,1H),6.84(dd,1H),6.68(d,1H),4.60,(Br,2H),3.90(m,1H),3.83(m,1H),2.95(d,2H),2.93(m,1H),2.82(dd,1H),2.21−2.01(m,6H),1.93(br,1H),1.89(br,1H),1.66(m,1H),1.07(m,1H),0.90(d,6H),0.49(m,2H),0.20(m,2H)。C30H39N5O4に対してMS(EI):534(MH+)。
(21C):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−フェニルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、ベンズアルデヒドを用い、その後、ステップ5を省略することにより、実施例21の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.67(d,1H),7.97(dd,1H),7.56(d,1H),7.08(m,5H),6.98(d,1H),6.84(dd,1H),6.67(d,1H),4.59,(Br,2H),3.90(m,1H),3.93(tr,1H),3.15(tr,2H),3.00(d,2H),2.92(tr,2H),2.18−2.11(m,6H),1.93(br,1H),1.90(br,1H),1.66(m,1H),1.07(m,1H),0.51(m,2H),0.22(m,2H);C33H37N5O3に対してMS(EI):552(MH+)。
(21D):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−ヒドロキシ−3−フェニルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、ベンズアルデヒドを用い、その後、ステップ2乃至5を省略することにより、実施例21の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.64(d,1H),7.97(dd,1H),7.55(d,1H),7.34(m,2H),7.25(m,2H),7.17(m 1H),6.96(d,1H),6.84(dd,1H),6.65(d,1H),5.18(dd,1H),4.60,(br,2H),3.92(m,1H),3.31(dd,1H),3.06(dd,1H),3.00(d,2H),2.18−2.09(m,6H),1.93(br,1H),1.90(br,1H),1.86(br,1H),1.66(m,1H),1.04(m,1H),0.48(m,2H),0.19(m,2H);C33H37N5O4に対してMS(EI):568(MH+)。
(21E):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(4−メチルペンタノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、2−メチルプロパノールを用い、その後、ステップ5を省略することにより、実施例21の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.67(d,1H),8.01(dd,1H),7.55(d,1H),6.98(d,1H),6.83(dd,1H),6.68(d,1H),4.60,(br,2H),3.93(m,1H),3.00(d,2H),2.83(dd,1H),2.18−2.05(m,7H),1.93(br,1H),1.90(br,1H),1.59−1.46(m,3H),1.05(m,1H),0.87(d,6H),0.49(m,2H),0.20(m,2H);C30H39N5O3に対してMS(EI):518(MH+)。
(21F):N4−{8−[5−(3−シクロヘキシルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}−2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、シクロヘキサンカルバルデヒドを用い、その後、ステップ5を省略することにより、実施例21の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.67(d,1H),7.99(dd,1H),7.57(d,1H),6.99(d,1H),6.86(dd,1H),6.68(d,1H),4.61,(br,2H),3.91(m,1H),3.01(d,2H),2.83(dd,1H),2.12−2.10(m,6H),1.95(br,1H),1.91(br,1H),1.76−1.59(m,5H),1.51(q,2H),1.05(m,5H),0.87(d,2H),0.51(m,2H),0.23(m,2H);C33H43N5O3に対してMS(EI):558(MH+)。
(21G):5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−メチル−N−(8−{5−[3−(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ7において、4−アミノカルボニル−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸(試薬調製42に従って調製)を用いることにより、実施例21の方法に従って塩酸塩として調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):8.56(d,1H),8.42(dd,1H),7.93(s,1H),7.48(s,1H),7.39(d,1H),4.88−4.81(m,2H),4.21−4.12(m,1H),3.60−3.48(m,3H),3.15−2.93(m,4H),2.86(s,3H),2.53−2.16(m,9H),2.06(d,2H),1.88−1.61(m,7H),1.55−1.39(m,2H),1.01(t,6H);C35H50N6O3に対してMS(EI):604(MH+)。
(21H):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−ピペリジン−4−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ1において、フェニルメチル4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレートを用い、その後、ステップ5を省略することにより、実施例21の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.65(s,1H),8.33−8.29(s,1H),8.26−8.19(d,1H),7.68−7.63(d,1H),7.10−7.03(d,1H),6.97−6.92(d,1H),4.77−4.70(m,2H),4.08−4.02(m,1H),3.45−3.35(m,2H),3.11−3.07(d,2H),3.05−2.92(m,4H),2.35−2.19(m,6H),2.14−2.07(d,2H),2.05−1.96(d,2H),1.75−1.66(m,2H),1.45−1.32(m,2H),1.21−1.09(m,1H),0.62−0.55(m,2H),0.32−0.26(m,2H),0.11−0.08(m,1H)。C32H42N6O3に対してMS(EI):559(MH+)。
スキーム22は、実施例22に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R5およびR1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム22において、臭化ビニルマグネシウム等の適切なグリニャール試薬を、適切な反応条件下で、化合物(A)に添加し、化合物(B)を形成する。化合物(B)に、適切な反応条件下で、R5NH2を添加し、化合物(C)に達する。化合物(C)を、ジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸等の酸で脱保護し、化合物(D)を形成する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例22:2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−ピペリジン−1−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド
ステップ1:臭化ビニルマグネシウム(テトラヒドロフラン中の1.0M、6.5mL)の溶液を、0℃のテトラヒドロフラン(20mL)中の1,1−ジメチルエチル[8−(5−{[メチル(メチルオキシ)アミノ]カルボニル}ピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(実施例19のステップ1に従って合成)(0.5g、1.3mmol)の溶液に添加し、得られた混合物を、0℃で1時間撹拌した。混合物を、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、混合した抽出物を、水(50mL)、食塩水(20mL)で洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の50%〜65%酢酸エチル)により精製し、1,1−ジメチルエチル[8−(5−アクリロイルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(180mg、収率39%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.81(d,1H),8.09(dd,1H),7.13(dd,1H),6.55(d,1H),6.43(d,1H),5.85(dd,1H),4.97(br,1H),4.63(b,2H),3.93(m,1H),2.28−2.05(m,6H),1.78(d,2H),1.45(s,9H);C20H27N3O3に対してMS(EI):358(MH+)。
ステップ2:テトラヒドロフラン(2mL)中の1,1−ジメチルエチル[8−(5−アクリロイルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(45mg、13mmol)の溶液に、ピペリジン(13μL、13mmol)を添加し、得られた混合物を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン中の10%メタノール)により精製し、1,1−ジメチルエチル{8−[5−(3−ピペリジン−1−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(41mg、収率74%)を得た。C25H38N4O3に対してMS(EI):443(MH+)。
ステップ3:1:1 トリフルオロ酢酸ジクロロメタン(1mL)中の1,1−ジメチルエチル{8−[5−(3−ピペリジン−1−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(41mg、0.093mmol)の溶液を、室温で15分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣物を、ヘキサン(3×2mL)と共に粉砕し、真空中で乾燥させ、トリフルオロ酢酸塩として、1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]−3−ピペリジン−1−イルプロパン−1−オン(42mg、収率100%)を得た。C20H30N4Oに対してMS(EI):343(MH+)。
ステップ4:N,N−ジイソプロピルエチルアミン(192μL、0.46mmol)を、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチル尿素ヘキサフルオロリン酸塩(38mg、0.10mmol)、および4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)(22mg、0.093mmol)の混合物に添加し、得られた混合物を、室温で30分間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]−3−ピペリジン−1−イルプロパン−1−オン トリフルオロ酢酸塩(42mg、0.093mmol)の溶液を添加し、18時間撹拌を継続した。反応混合物を、メタノール(1.5mL)で希釈し、分取逆相HPLC(酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル溶出)により精製し、酢酸塩として、2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−ピペリジン−1−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(4.6mg、収率12%)を得た。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.67(d,1H),7.97(dd,1H),7.54(d,1H),6.96(d,1H),6.82(dd,1H),6.67(d,1H),4.60(br,2H),3.89(tr,1H),3.07(tr,3H),2.98(d,2H),2.84(br,3),2.16−2.10(m,6H),1.84(m,3H),1.67(m,4H),1.50(m,2H),1.07(m,1H),0.48(m,2H),0.18(m,2H);C32H42N6O3に対してMS(EI):559(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物[(22B)〜(22I)]を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(22B):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(N,N−ジメチル−ベータ−アラニル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、ジメチルアミンを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.67(d,1H),7.99(dd,1H),7.54(d,1H),6.95(d,1H),6.82(dd,1H),6.68(d,1H),4.61(br,2H),3.90(tr,1H),3.43−3.38(m,4H),2.98(d,2H),2.84(s,6H),2.17−2.10(m,6H),1.92(m,3H),1.09(m,1H),0.47(m,2H),0.19(m,2H);C29H38N6O3に対してMS(EI):519(MH+)。
(22C):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[3−(メチルオキシ)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、メタノールを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.67(d,1H),7.98(dd,1H),7.55(d,1H),6.97(d,1H),6.83(dd,1H),6.68(d,1H),4.61(br,2H),3.90(tr,1H),3.69(tr,2H),3.25(s,3H),3.06(tr,2H),3.00(d,2H),2.21−2.02(m,6H),1.91(m,2H),1.04(m,1H),0.49(m,2H),0.20(m,2H);C28H35N5O4に対してMS(EI):506(MH+)。
(22D):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[3−(エチルオキシ)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、エタノールを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.81(d,1H),8.06(dd,1H),7.93(b,1H),7.45(d,1H),7.09(d,1H),6.75(dd,1H),6.58(d,1H),6.54(d,1H),5.70(br,1H),4.70(br,2H),4.23(q,1H),3.86(tr,1H),3.54(q,2H),3.14(tr,2H),3.07(tr,2H),2.39−2.23(m,4H),2.09(m,2H),1.89(d,2H),1.20(tr,3H),1.13(m,1H),0.59(m,2H),0.28(m,2H);C29H37N5O4に対してMS(EI):520(MH+)。
(22E):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[N−(4−フルオロフェニル)−ベータ−アラニル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、4−フルオロアニリンを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.74(d,1H),8.06(dd,1H),7.63(b,1H),7.06(d,1H),6.92(dd,1H),6.86(m,21H),6.75(d,1H),6.65(m,2H),4.57(br,2H),3.90(tr,1H),3.34(m,2H),3.07(tr,2H),3.02(m,2H),2.98(d,2H),2.21−2.02(m,5H),1.91(m,3H),1.03(m,1H),0.57(m,2H),0.29(m,2H);C33H37FN6O3に対してMS(EI):585(MH+)。
(22F):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−モルホリン−4−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、モルホリンを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.67(d,1H),7.98(dd,1H),7.54(d,1H),6.96(d,1H),6.82(dd,1H),6.68(d,1H),4.60(br,2H),3.90(tr,1H),3.61(tr,4H),3.05(tr,2H),3.00(d,2H),2.71(tr,2H),2.47(br,4H),2.22−2.04(m,6H),1.91(d,2H),1.06(m,1H),0.48(m,2H),0.19(m,2H);C31H40N6O4に対してMS(EI):561(MH+)。
(22G):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、1−メチルピペラジンを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.69(d,1H),7.99(dd,1H),7.57(d,1H),6.99(d,1H),6.85(dd,1H),6.70(d,1H),4.63(br,2H),3.93(tr,1H),3.21(m,1H),3.09(tr,2H),3.02(d,2H),2.71(tr,2H),2.47(br,4H),2.42(s,3H),2.26−2.04(m,7H),1.98−1.84(m,4H),1.08(m,1H),0.51(m,2H),0.22(m,2H);C32H43N7O3に対してMS(EI):574(MH+)。
(22H):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(3−ピロリジン−1−イルプロパノイル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、ピロリジンを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.69(d,1H),8.00(dd,1H),7.54(d,1H),6.96(d,1H),6.82(dd,1H),6.70(d,1H),4.61(br,2H),3.90(tr,1H),3.06−2.97(m,6H),2.71(tr,2H),2.47(br,4H),2.42(s,3H),2.19−2.08(m,6H),1.82(br,2H),1.06(m,1H),0.48(m,2H),0.20(m,2H);C31H40N6O3に対してMS(EI):545(MH+)。
(22I):2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−(8−{5−[3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)プロパノイル]ピリジン−2−イル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル)ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。ステップ2において、1−フェニルピペラジンを用いることにより、実施例22の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,D4−メタノール):8.80(d,1H),8.10(dd,1H),7.63(d,1H),7.27(m,2H),7.06(d,1H),7.02(d,2H),6.91(m,2H),6.79(d,1H),4.72(br,2H),4.00(tr,1H),3.47−3.32(m,11H),3.08(d,2H),2.32−2.15(m,6H),2.02(m,3H),1.14(m,1H),0.58(m,2H),0.29(m,2H);C37H45N7O3に対してMS(EI):636(MH+)。
スキーム23は、実施例23に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R5およびR1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム23において、クロロヨードメタンを、適切な反応条件下で、リチウムジイソプロピルアミド等の塩基と共に化合物(A)に添加し、化合物(B)を形成する。化合物(B)に、適切な反応条件下で、R5NH2を添加し、化合物(C)に達する。化合物(C)を、ジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸等の酸で脱保護し、化合物(D)を形成する。化合物(D)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(E)内にアミド結合を形成する。
実施例23:2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(ピペリジン−1−イルアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。
ステップ1:リチウムジイソプロピルアミド(0.36mL、テトラヒドロフラン中2.0M、0.72mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン(2mL)中のメチル6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(実施例1の方法に従って合成)(52mg、0.14mmol)およびクロロヨードメタン(42μL、0.56mmol)の混合物に−78℃で滴下した。10分間撹拌した後、反応混合物を、水(10mL)で反応停止させ、酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、混合した抽出物を水(15mL)、次いで、食塩水(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の25%〜65%酢酸エチル)により精製し、1,1−ジメチルエチル{8−[5−(クロロアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(45mg、収率82%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.78(d,1H),8.01(dd,1H),6.53(d,1H),4.95(br,1H),4.85(br,1H),4.55(s,2H),3.80(br,1H),2.27−2.04(m,6H),1.85−1.75(m,2H),1.43(s,9H);C19H26ClNO3に対してMS(EI):380(MH+)。
ステップ2:テトラヒドロフラン(2mL)中の{8−[5−(クロロアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(44mg、0.12mmol)の溶液に、ピペリジン(13μL、13mmol)を添加し、得られた混合物を、室温で18時間撹拌した。混合物を、酢酸エチル(10mL)で希釈し、水(10mL)、次いで、食塩水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機溶液を、濾過し、濃縮し、その後、真空中で乾燥させ、1,1−ジメチルエチル{8−[5−(ピペリジン−1−イルアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(50mg、収率100%)を得た;C24H36N4O3に対してMS(EI):429(MH+)。
ステップ3:1:1 トリフルオロ酢酸ジクロロメタン(1mL)中の1,1−ジメチルエチル{8−[5−(ピペリジン−1−イルアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(50mg、0.12mmol)の溶液を、室温で15分間撹拌した。反応混合物を、濃縮し、残渣物を、ヘキサン(3×2mL)と共に粉砕し、その後、真空中で乾燥させ、トリフルオロ酢酸塩(51mg、収率99%)として、1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]−2−ピペリジン−1−イルエタノンを得た。C19H28N4Oに対してMS(EI):329(MH+)。
ステップ4:N,N−ジイソプロピルエチルアミン(78μL、0.58mmol)を、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチル尿素ヘキサフルオロリン酸塩(47mg、0.12mmol)、および4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)(22mg、0.093mmol)の混合物に添加し、得られた混合物を、室温で30分間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]−2−ピペリジン−1−イルエタノントリフルオロ酢酸塩(42mg、0.093mmol)の溶液を添加し、18時間撹拌を継続した。反応混合物を、メタノール(1.5mL)で希釈し、分取逆相HPLC(酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル溶出)により精製し、酢酸塩として、2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(ピペリジン−1−イルアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(24.4mg、収率39%)を得た。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):8.69(d,1H),7.98(dd,1H),7.54(d,1H),6.96(d,1H),6.83(dd,1H),6.67(d,1H),4.55(br,2H),3.90(br,3H),2.98(d,2H),2.62(m,4H),2.20−2.07(m,6H),1.92(m,2H),1.61(m,4H),1.45。
スキーム24は、実施例24に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R1は、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム24において、LiAlH4を、好適な反応条件下で、化合物(A)に添加し、化合物(B)を形成する。化合物(B)は、デスマーチンペルヨージナン等の適切な酸化剤による処理により、アルデヒドへの第一級アルコールの酸化を受け、化合物(C)を形成する。その後、TMS−CF3を、適切な反応条件下で、化合物(C)に添加し、化合物(D)を形成する。化合物(D)は、デスマーチンペルヨージナン等の適切な酸化剤による処理により、ケトンへの第二級アルコールのへ酸化を受け、化合物(E)を形成する。化合物(E)を、HCl等の酸で脱保護し、化合物(F)を形成する。化合物(F)に、適切な反応条件下で、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、R1COOHを添加し、縮合して、化合物(G)内にアミド結合を形成する。
実施例24:2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(トリフルオロアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。
ステップ1:THF(25mL)中のエチル6−[3−エンド−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]ピリジン−3−カルボキシレート(実施例1において合成)(1.47g、3.92mmol)の懸濁液に、0℃の水素化アルミニウムリチウム(1.96ml、THF中の2M溶液、3.92mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を、0℃で4時間撹拌し、その後、水(0.15mL)、次いで、15%水酸化ナトリウム水溶液(0.15mL)、水(0.45mL)を順次添加することにより反応停止させた。0.5時間室温で撹拌した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濃縮した。シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン:メタノール 30:1〜15:1)により、1,1−ジメチルエチル{8−[5−(ヒドロキシメチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(0.72g、収率55%)を得た。C18H27N3O3に対してMS(EI):334(MH+)。
ステップ2:ジクロロメタン(5mL)中の1,1−ジメチルエチル{8−[5−(ヒドロキシメチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(105mg、0.31mmol)およびデスマーチンペルヨージナン(147mg、0.35mmol)の懸濁液を、室温で90分間撹拌した。10%チオ硫酸ナトリウム溶液(5mL)、次いで、飽和重炭酸ナトリウム(5mL)を添加し、30分間撹拌を継続した。層を分離し、水層を、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。混合した有機層を、飽和重炭酸ナトリウム(20mL)および食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、無色の発泡体として、粗1,1−ジメチルエチル[8−(5−ホルミルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(100mg、収率96%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):9.76(s,1H),8.55(d,1H),7.92(dd,1H),6.54(d,1H),4.97(d,1H),4.60(br s,2H),3.81(m,1H),2.20(m,4H),2.08(d,2H),1.80(d,2H)。
ステップ3:DMF(1.5mL)中の1,1−ジメチルエチル[8−(5−ホルミルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]カルバメート(72mg、0.22mmol)の溶液に、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(154mg、1.09mmol)および炭酸セシウム(85mg、0.26mol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。酢酸エチル(30mL)を添加し、混合物を、水(3×10mL)および食塩水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン:メタノール 95:5)により、1,1−ジメチルエチル{8−[5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(45mg、収率52%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.17(d,1H),7.59(dd,1H),6.55(d,1H),4.98(br s,1H),4.91(m,1H),4.51(br s,2H),3.78(m,1H),2.51(d,1H),2.24(m,2H),2.16(m,2H),2.03(m,2H),1.70(d,2H),1.45(s,9H);C19H26F3N3O3に対してMS(EI):402(MH+)。
ステップ4:ジクロロメタン(2mL)中の1,1−ジメチルエチル{8−[5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(41mg、0.10mmol)およびデスマーチンペルヨージナン(52mg、0.12mmol)の懸濁液を、室温で3.5時間撹拌した。10%チオ硫酸ナトリウム溶液(2mL)、次いで、飽和重炭酸ナトリウム(2mL)を添加し、30分間撹拌を継続した。層を分離し、水層を、ジクロロメタン(2×10mL)で抽出した。混合した有機層を、食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、無色として、粗1,1−ジメチルエチル{8−[5−(トリフルオロアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(40mg、収率98%)を得た。C19H24F3N3O3に対してMS(EI):400(MH+)。
ステップ5:メタノール(2mL)中の1,1−ジメチルエチル{8−[5−(トリフルオロアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}カルバメート(38g、0.10mmol)の溶液に、ジオキサン(2mL)中の4N塩化水素溶液を添加し、反応混合物を2分間還流した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮し、真空中で乾燥させた。残渣物に、4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸(試薬調製39に従って合成)(23mg、0.10mmol)、HATU(38mg、0.10mmol)、DMF(1mL)、およびジイソプロピルエチルアミン(76mg、0.58mmol)を添加し、混合物を室温で16時間撹拌した。分取HPLC(0.1%酢酸アンモニウムを緩衝化した含水アセトニトリル移動相)により精製し、2−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−N4−{8−[5−(トリフルオロアセチル)ピリジン−2−イル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル}ベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(18mg、収率37%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.77(s,1H),8.26(t,1H),8.23(d,1H),7.99(dd,1H),7.94(br s,1H),7.67(d,1H),7.30(br s,1H),6.99(d,1H),6.91(m,2H),4.96 (br s,1H),4.56(br s,1H),3.89(m,1H),3.03(t,2H),2.26(m,2H),2.06(m,6H),1.11(m,1H),0.52(m,2H),0.25(m,2H);C26H28F3N5O3に対してMS(EI):516(MH+)。
スキーム25は、実施例25に列記される化合物のすべての合成を一般的に説明し、式中、R4aおよびR4bは、本明細書に定義されるとおりである。
スキーム25において、化合物(B)を、HATU等の好適なカップリング試薬と共に、化合物(A)に添加し、縮合して、化合物(C)内にアミド結合を形成する。このスキームは、R4aおよびR4bが同一である場合、適用できる。化合物(C)に、適切な反応条件下で、NH3(g)を添加し、化合物(D)を形成する。
実施例25:N−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド。
ステップ1:2,5−ジメチルテレフタル酸(200mg、1.03mmol)を、DMF(5mL)中に溶解し、HATU(392mg、1.03mmol)を添加し、混合物を周囲温度で15分間撹拌した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.7mL,3.99mmol)を添加し、5分後、1−[6−(3−エンド−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)ピリジン−3−イル]エタノン(実施例19のステップ3において調製)(250mg、1.02mmol)を添加し、混合物を50℃で15時間撹拌した。混合物を、周囲温度まで冷却し、HATU(392mg、1.03mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、1.14mmol)を添加し、混合物を、周囲温度で15分間撹拌した。アンモニアガスを、溶液に吹き込み、濃い沈殿物を形成した。混合物を、50℃で0.5時間撹拌し、その後、周囲温度まで冷却し、濃縮した。残渣物を、1N塩酸水溶液(約2mL)およびDMSOにより処理した。水を添加し、沈殿物を濾過により収集し、その後、逆相HPLCによりさらに精製した。純粋な画分を混合し、水性残渣物まで濃縮した。水性残渣物を、飽和重炭酸ナトリウムで塩基性化し、酢酸エチル(2×)で抽出した。混合した有機部分を、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、N−[8−(5−アセチルピリジン−2−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エンド−イル]−2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジカルボキサミド(77mg、0.183mmol、収率18%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ8.74(d,1H),8.28(d,1H),7.97(dd,1H),7.71(br s,1H),7.41(br s,1H),7.24(s,1H),7.12(s,1H),6.79(d,1H),4.62(br s,2H),3.87(br s,1H),2.45(s,3H),2.35(s,3H),2.30(s,3H),2.27−2.18(m,2H),2.15−1.94(m,4H),1.89(d,2H);C24H28N4O3に対してMS(EI):421(MH+)。
試薬調製:
上記の実施例において言及される以下の試薬は、以下のように作製された。下記の試薬番号は、上記の実施例に言及される試薬番号に対応する。
試薬調製1:tert−ブチル8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−エンド−イルカルバメート:
ステップ1:5Lの丸底フラスコに、8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−エンド−アミン(432g、3.1mol)、2Lの無水1,4−ジオキサン、675mLの脱イオン水および468gの乾燥トリエチルアミンを添加した。二炭酸ジ−tert−ブチル(1.2Lのジオキサン溶液)を、撹拌した溶液に室温で16時間にわたり滴下した。反応混合物を濃縮し、得られた残渣物を、2.5Lの塩化メチレン中で懸濁し、その後、1Lの水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、揮発性有機物を、回転蒸発させることにより除去し、617g(83%)のtert−ブチル8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルカルバメート(融点79〜81℃)を得た。
ステップ2:5Lの丸底フラスコに、480g(2.0mol)のtert−ブチル8−メチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−エンド−イルカルバメート、2Lのトルエン、および69g(0.5mol)の炭酸カリウムを添加した。2,2,2−クロロギ酸トリクロロエチル(347mL、2.4mol)を、室温で6時間にわたり滴下し、反応物を還流温度で8時間加熱した。溶液を室温まで冷却させた後、1.2Lの水を反応溶液に添加し、0.5時間撹拌した。有機層を分離し、1Lの食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、混濁した油を得た。油を、700mLの3:2 エチルエーテル/ヘキサン溶液で滴定し、280gの2,2,2−トリクロロエチル3−エンド−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(融点131〜135℃)を得、これを濾過により収集した。母液を濃縮し、さらに滴定し、Troc保護されたジアミン(129g、融点116〜118℃)の純度の低い試料を得た。
ステップ3:5Lの丸底フラスコに、360g(0.9mol)の2,2,2−トリクロロエチル3−エンド−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート、2.8Lのメタノール、および675g(12.6mol)の塩化アンモニウムを添加した。溶液を加熱還流し、387g(7.5mol)の亜鉛末を、0.5時間にわたり慎重に少量ずつ添加した。亜鉛末の添加を完了してから、反応物を、還流温度で2時間加熱し、その後、室温まで冷却した。反応物を、薄パッドのセライト545を通して濾過し、メタノールを回転蒸発により除去した。得られた固体を、800mLの塩化メチレン中に溶解し、600mLの濃縮水酸化アンモニウムとともに0.5時間撹拌した。有機層を分離し、600mLの水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、油を得た。残渣物を、200mLの塩化メチレンおよび1Lのエチルエーテル中に溶解し、その後、濾過した。得られた溶液を、0℃まで冷やし、215mLのジオキサン中の4N塩化水素を、0.5時間にわたりゆっくりと滴下し、反応溶液温度がほぼ0℃に確実に維持されるようにした。添加を完了した後、200mLの塩化メチレンおよび1.4Lのエチルエーテルを冷却した溶液に添加し、淡白色の沈殿物を形成した。得られた固体を、濾過により収集し、173g(85%)のtert−ブチル8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−エンド−イルカルバメート塩酸塩を得た。
試薬調製2:4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンジルアミン:
ステップ1:ジクロロメタンとメタノールの混合物(2:1、6mL)中の4−ピペリジン−4−イルベンズアミド(200mg、1.00mmol)、37%ホルムアルデヒド水溶液(162μL、2.00mmol)、および酢酸(86μL、1.5mmol)の溶液に、15分間にわたりナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(318mg、1.5mmol)を少しずつ添加し、室温で2時間撹拌を継続した。その後、反応を、水で停止させ、2N水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH9まで調整し、その後、ジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。有機抽出物を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンズアミド(190mg、87%)を得た。C13H18N2Oに対してMS(EI):218(MH+)。
ステップ2:テトラヒドロフラン(5mL)中の4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンズアミド(190mg、0.87mmol)の氷冷溶液に、テトラヒドロフラン(1.79mL、1.79mmol)中の1.0M水素化アルミニウムリチウムを添加し、室温で一晩撹拌を継続した。反応混合物は、ガス発生がおさまるまで、硫酸ナトリウム十水和物を添加することにより反応停止させた。懸濁液を、セライトを通して濾過し、濾過ケーキを、酢酸エチルとクロロホルムの混合物(2:1、50mL)で洗浄した。濾液を、濃縮し、油として、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンジルアミン(130mg、71%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.23(dd,4H),3.86(s,3H),2.98(m,2H),2.49(m,1H),2.11(m,2H),1.83(m,4H)。
試薬調製3:(S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチルアミン:
ステップ1:ジクロロメタン(80mL)中の(1S)−1−(4−ブロモフェニル)エチルアミン(10g、50mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(13g、60mmol)の溶液を、室温で15時間撹拌した。反応混合物の濃縮により固体残渣物を得、その後、ジエチルエーテル(100mL)中で懸濁させた。混合物を、ヘキサン(100mL)で希釈し、固体を、濾過により単離し、その後、ヘキサンで洗浄し、乾燥させ、14.4g、48mmol(96%)の1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−(4−ブロモフェニル)エチル]カルバメートを得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.46−7.42(m,2H),7.19−1.76(m,2H),5.29(s,1H),4.71(br s,1H),1.43−1.39 (m,12H)。C13H18BrNO2に対してMS(EI):301(MH+)。
ステップ2:エチレングリコールジメチルエーテル(120mL)中の1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−(4−ブロモフェニル)−エチル]カルバメート(14.4g、48mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(4.6g、4.8mmol)、N−メチルピペラジン(22mL、200mmol)、BINAP(1.4g、4.8mmol)、および第三リン酸カリウムの混合物を、15時間還流した。室温まで冷却してから、混合物を、酢酸エチル(100mL)で希釈した。有機混合物を、1N塩酸水溶液(3×100mL)を用いて抽出した。混合した水性部分のpHを、10に調整し、酢酸エチル(3×100mL)を用いて抽出した。混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により茶色の残渣物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製した。酢酸エチル中の0〜20%メタノールで溶出し、精製された留分を、プールし、濃縮し、12.9g、40.5mmol(84%)の1,1−ジメチルエチル{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}カルバメートを得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.16(d,2H),6.84(d,2H),4.54(m,1H),3.07(m,4H),2.42(m,4H) 2.21(s,3H),1.38(s,9H),1.25(d,3H)。C18H29N3O2に対してMS(EI):320(MH+)。
ステップ3:メタノール(5mL)中のジオキサン(5mL)中の1,1−ジメチルエチル{(1S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチル}カルバメート(2g、6.3mmol)および4N塩化水素の溶液を、2分間還流した。室温まで冷却した後、混合物を、濃縮し、ベンゼンから回転蒸発させ、さらに真空中で乾燥させ、1.7g、5.9mmol(95%)の(S)−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]エチルアミン二塩酸塩を得た。C13H21N3に対してMS(EI):220(MH+)。
試薬調製4:(S)−2−[4−(1−アミノエチル)フェノキシ]−N,N−ジエチルエチルアミン:
ステップ1:ジクロロメタン(30mL)中の(S)−1−(4−メトキシフェニル)エタンアミン(3.10g、20.5mmol)の溶液を−78℃まで冷却し、ジクロロメタン(15mL)中の三臭化ホウ素(3.88ml、41mmol)の溶液を、滴下した。反応混合物を、-78℃で2時間、次いで、室温で2時間撹拌した。その後、溶液を0℃まで冷却し、水(15mL)、次いで、炭酸ナトリウム飽和水溶液をpH8になるまで添加した。混合物を、回転蒸発により部分的に濃縮し、その後、テトラヒドロフラン(50mL)、次いで、二炭酸ジ−tert−ブチル(4.47g、20.5mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。水相を、酢酸エチル(2×150ml)で抽出し、混合した有機層を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。残渣物を、溶離剤として、ヘキサン:酢酸エチル4:1〜3:1を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]カルバメート(2.90g、収率60%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.10(br s,2H),6.73(d,2H),6.07(br s,1H),4.91−4.51(m,2H),1.56−1.25(m,12H)。
ステップ2:ジメチルホルムアミド(25mL)中の1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]カルバメート(2.90g、12.2mmol)の溶液に、炭酸セシウム(11.9g、36.6mmol)および2−ブロモ−N,N−ジエチルアミン臭化水素酸塩(3.18g、12.2mmol)を添加し、反応混合物を、60℃で24時間撹拌した。混合物を、酢酸エチル(150mL)と水(75mL)とに分け、有機層を、1M水酸化ナトリウム水溶液(50mL)、5%塩化リチウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、黄色油として、1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−(4−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)エチル]カルバメート(0.920g、収率22%)を得た。C19H32N2O3に対してMS(EI):337(MH+)。
ステップ3:ジオキサン(5mL)およびメタノール(5mL)中の4N塩化水素中の1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−(4−{[2−(ジエチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)エチル]カルバメート(0.912g、2.7mmol)の溶液を、2分間還流した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮し、塩酸塩として、(S)−2−[4−(1−アミノエチル)フェノキシ]−N,N−ジエチルエチルアミン(0.830g、収率99%)を得た。C14H24N2Oに対してMS(EI):237(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の試薬を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
2−[4−(アミノメチル)フェノキシ]−N,N−ジエチルエチルアミン:
ステップ1において、4−(アミノメチル)フェノールを用い、試薬調製4の方法に従って合成した。1H NMR(CD3OD):7.45(d,2H),7.10(d,2H),4.40(t,2H),4.06(s,2H),3.70(s,2H),3.65(t,2H),3.32(t,2H),1.39−1.36(m,6H)。C13H22N2Oに対してMS(EI):223。
(S)−2−[4−(1−アミノエチル)−3−フルオロフェノキシ]−N,N−ジエチルエチルアミン:
ステップ1において、(S)−4−(1−アミノエチル)−3−フルオロフェノールを用い、試薬調製4の方法に従って合成した。C14H23FN2Oに対してMS(EI):255(MH+)。
2−[3−(アミノメチル)フェノキシ]−N,N−ジエチルエチルアミン:
ステップ1において、3−(アミノメチル)フェノールを用い、試薬調製4の方法に従って合成した。1H NMR(DMSO−d6):6.05(t,2H),5.85(s,2H),5.75−5.72(m,2H),3.05−3.03(m,2H),2.28(s,2H),2.28−2.01(m,2H),1.95−1.93(m,10H)。C13H22N2Oに対してMS(EI):223。
試薬調製5:[3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]ベンジルアミン:
ステップ1:メタノール(12ml)中の4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸(2.00g、9.13mmol)に、硫酸(500μl)を添加し、80℃まで18時間加熱し、その後、室温まで冷却し、濃縮した。残渣物を、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、その後、濃縮し、メチル4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸エステル(2.07g、97%)を得、これを、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.80−7.73(m,3H),3.91(s,3H)。C8H6BrFO2に対してMS(EI):234(MH+)。
ステップ2:トルエン(15mL)中の1−メチルピペラジン(980μl、8.80mmol)に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(201mg、0.22mmol)、BINAP(550mg、0.88mmol)、および炭酸セシウム(4.30g、13.2mmol)を添加した。混合物を、30分間撹拌した後、メチル4−ブロモ−3−フルオロ安息香酸エステル(2.05g、8.80mmol)を添加した。その後温度が105℃まで上昇し、さらに18時間撹拌した。混合物を冷却し、セライトを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、得られた濾液を真空中で濃縮し、橙色の油を得た。残渣物を、ジクロロメタン中の5%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィにより精製した。純粋な画分を、濃縮し、無色油として、メチル3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)安息香酸エステル(1.80g、81%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.78−7.73(d,1H),7.64−7.59(d,1H),7.09−7.03(m,1H),3.86(s,3H),3.26−3.20(m,4H),2.65−2.59(m,4H),2.35(s,3H)。C13H17FN2O2に対してMS(EI):253(MH+)。
ステップ3:メタノール(40mL)中のメチル3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)安息香酸エステル(1.80g、7.13mmol)に、1M水酸化ナトリウム(25mL、25.0mmol)を添加した。溶液を、50℃で3時間撹拌し、この時点で、混合物を濃縮した。残渣物を、水(10mL)で希釈し、1N塩酸を用いてpHを6に調整した。得られた沈殿物を、濾過により収集し、真空中で乾燥させ、3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)安息香酸(733mg、43%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.73−7.68(d,1H),7.62−7.57(d,1H),7.03−6.97(m,1H),3.26−3.20(m,4H),2.83−2.76(m,4H),2.47(s,3H)。C12H15FN2O2に対してMS(EI):239(MH+)。
ステップ4:THF(10mL)中の3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)安息香酸(250mg、1.05mmol)に、トリエチルアミン(221μl、1.58mmol)およびクロロギ酸イソブチル(145μl、1.10mmol)を添加した。混合物を、0℃で1時間撹拌し、この時点で濃縮アンモニア水溶液(3ml)を添加した。反応混合物を、3時間撹拌し、その後、体積を真空中で減少させた。残渣物を、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、その後、濃縮し、3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド(30.0mg、12%)を得、これを、さらに精製することなく使用した。C12H16FN3Oに対してMS(EI):238(MH+)。
ステップ5:THF(10mL)中の3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド(300mg、1.33mmol)に、水素化ホウ素ナトリウム(252mg、6.67mmol)を添加し、次いで、5分間にわたり三フッ化ホウ素エーテル(2.28ml、8.65mmol)をさらに滴下した。混合物を、70℃で16時間撹拌し、この時点で混合物を冷却し、1N塩酸水溶液で反応停止させ、その後、THFを回転蒸発により除去した。混合物を、水(10mL)で希釈し、1N水酸化ナトリウムを用いてpHを10に調整し、酢酸エチルで抽出し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、[3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]ベンジルアミン(221mg、75%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.23−7.11(m,3H),4.05(s,2H),3.49−3.40(m,2H),3.26−3.20(m,2H),3.17−3.08(m,2H),2.99−2.91(m,2H),2.68(s,3H)。C12H18FN3に対してMS(EI):224(MH+)。
試薬調製6:3−フルオロ−4−メトキシベンジルアミン:
ステップ1:ジメチルホルムアミド(7mL)中の3−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸(500mg、3.2mmol)、炭酸セシウム(3.1g、9.6mmol)、およびヨードメタン(440μl、7.0mmol)の混合物を、室温で4時間撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈し、5%塩化リチウム水溶液、1N水酸化ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、534mg、2.9mmol(92%)のメチル3−フルオロ−4−(メチルオキシ)安息香酸エステルを得た。C9H9FO3に対してMS(EI):185(MH+)。
ステップ2:35%水酸化カリウム:メタノールの水溶液(1:4、10mL)中のメチル3−フルオロ−4−(メチルオキシ)安息香酸エステル(534mg、2.9mmol)の溶液を、1時間還流で撹拌した。溶液を室温まで冷却し、メタノールを蒸発させた。濃塩酸を用いて、水性部分のpHを2にした。形成した沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、400mg、2.4mmol(83%)の3−フルオロ−4−メトキシ安息香酸を得た。C8H7FO3に対してMS(EI):169(M−H)。
ステップ3:0℃まで冷却したテトラヒドロフラン(10mL)中の3−フルオロ−4−メトキシ安息香酸(400mg、2.4mmol)およびトリエチルアミン(560μl、3.5mmol)の溶液に、クロロギ酸イソブチル(320μl、2.4mmol)を添加し、混合物を、0℃で1時間撹拌した。溶液を室温まで温め、アンモニアガスで飽和させ、その後、室温で15時間撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈し、その後、20%クエン酸水溶液、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、および食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、280mg、1.7mmol(70%)の3−フルオロ−4−(メチルオキシ)ベンズアミドを得た。C8H8FNO2に対してMS(EI):170(MH+)。
ステップ4:テトラヒドロフラン(5mL)中の3−フルオロ−4−(メチルオキシ)ベンズアミド(100mg、0.60mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(115mg、3.0mmol)を添加し、次いで、テトラヒドロフラン(3mL)中の三フッ化ホウ素エーテル(48%BF3 ca.、475μl、3.8mmol)の溶液をさらに滴下した。混合物を、15時間還流で撹拌し、その後、室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機部分を、20%クエン酸水溶液で抽出した。固体飽和重炭酸ナトリウムを用いて、水性部分をpH8にし、その後、酢酸エチルを用いて数回抽出した。混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、黄色の残渣物を得、これを、溶離剤として、ジクロロメタン中の10%メタノールを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製した。精製された画分を、プールし、濃縮し、無色の残渣物として、56mg、0.36mmol(61%)の3−フルオロ−4−メトキシベンジルアミンを得た。C8H10FNOに対してMS(EI):156(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の中間試薬を調製した。代替出発試薬は、市販のものを入手した。
4−フルオロ−3−メトキシベンジルアミン:
ステップ1および2を省略し、ステップ3において、2−フルオロ−6−メトキシ安息香酸を用いることにより、試薬調製6の方法に従って調製した。C8H10FNOに対してMS(EI):156(MH+)。
2−クロロ−6−フルオロ−3−メチルベンジルアミン:
ステップ1および2を省略し、ステップ3において、2−クロロ−6−フルオロ−3−メチル安息香酸を用いることにより、試薬調製6の方法に従って調製した。C8H9ClFNに対してMS(EI):178(MH+)。
2−フルオロ−6−メトキシベンジルアミン:
ステップ1および2を省略し、ステップ3において、2−フルオロ−6−メトキシ安息香酸を用いることにより、試薬調製6の方法に従って調製した。C8H10FNOに対してMS(EI):156(MH+)。
2,6−ジフルオロ−4−メトキシベンジルアミン:
ステップ1および2を省略し、ステップ3において、2,6−ジフルオロ−4−メトキシ安息香酸を用いることにより、試薬調製6の方法に従って調製した。C8H9F2NOに対してMS(EI):174(MH+)。
2−クロロ−4−メトキシベンジルアミン:
ステップ1において、2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸を用いることにより、試薬調製6の方法に従って調製した。C8H10ClNOに対してMS(EI):173(MH+)。
4−フルオロ−2−メトキシベンジルアミン:
ステップ1において、4−フルオロ−2−ヒドロキシ安息香酸を用いることにより、試薬調製6の方法に従って調製した。C8H10FNOに対してMS(EI):156(MH+)。
試薬調製7:tert−ブチル4−(5−(1−アミノエチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート:
ステップ1:DME(15mL)中のエチル6−クロロニコチン酸塩(2.67g、14.4mmol)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(2.5g、13.4mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.5mL、20mmol)の混合物を、120℃で12時間加熱した。その後、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルと10%クエン酸水溶液とに分けた。有機層を、2回10%クエン酸水溶液、次いで、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮、次いで、3:1 ヘキサン:酢酸エチルから100%酢酸エチルを用いて、残渣物のシリカゲルフラッシュクロマトグラフィにより、tert−ブチル4−(5−(エトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3.65g)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.81(s,1H),8.04(d,1H),6.58(d,1H),4.33(q,2H),3.70−3.67(m,4H),3.56−3.53(m,4H),1.49(s,9H),1.37(tr,3H)。
ステップ2:tert−ブチル4−(5−(エトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3.65g、10.9mmol)を、メタノール(40mL)中に取り入れ、次いで、1M水酸化ナトリウム水溶液(15mL)およびTHF(15mL)を添加し、混合物を50℃で1時間加熱した。その後、追加分の1M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を添加し、さらに2時間加熱を継続した。その後、混合物を室温まで冷却し、濃縮し、有機溶媒を除去した。水性残渣物を、エチルエーテルを用いて分け、有機層を廃棄した。水相を、1M塩酸水溶液の添加により、慎重にpH5〜6にし、濃厚な白色の懸濁液を得た。固体を、濾過により収集し、乾燥させ、6−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)ニコチン酸(2.0g)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):12.57(br s,1H),8.64(s,1H),7.95(d,1H),6.86(d,1H),3.67−3.62(m,4H),3.45−3.40(m,4H),1.43(s,9H)。
ステップ3:6−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)ニコチン酸(2.0g、6.5mmol)を、DMF(10mL)中に取り入れ、次いで、HATU(2.48g、6.5mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.5mL、14.1mmol)、およびN,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(652mg、6.7mmol)を添加し、混合物を室温で12時間にわたり撹拌した。得られた溶液を、酢酸エチルおよび水を用いて分け、その後、有機相を、水(3×)、10%クエン酸水溶液(2×)、次いで、0.5M水酸化ナトリウム水溶液、および食塩水で洗浄した。有機溶液を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、その後、溶離液として、エチルエーテルを用いてシリカゲルフラッシュクロマトグラフィにより精製し、tert−ブチル4−(5−(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.45g)を得た。C17H26N4O4に対してMS(EI):351(MH+)。
ステップ4:tert−ブチル4−(5−(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.45g、4.1mmol)を、THF(20mL)中に取り入れ、溶液を、窒素雰囲気下で、0℃まで冷却した。臭化メチルマグネシウム(エチルエーテル中の3.0M、3.5mL)を、少しずつ添加し、混合物を10分間撹拌させ、次いで、さらに1.5mLのアリコートを添加し、その後、混合物を室温まで温めた。その後、溶液を、エチルエーテルおよび水を用いて分け、有機相を、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、メタノール(25mL)中に取り入れ、次いで、10分間にわたり水素化ホウ素ナトリウム固体(250mg)を少量ずつ添加した。混合物を、室温でさらに10分間撹拌させ、その後、濃縮した。残渣物を、エチルエーテルおよび水を用いて分け、水相をエチルエチルエーテル(2×)で抽出した。混合した有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、tert−ブチル4−(5−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.48g)を得、これを、さらに精製することなく次のステップに進めた。
ステップ5:ステップ4において得られたtert−ブチル4−(5−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.48g)を、DMF(10mL)中に取り入れ、次いで、アジ化ナトリウム(580mg、8.9mmol)、DPPA(1.6g、5.7mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.72mL、4.2mmol)を添加し、混合物を60℃で12時間加熱した。その後、追加のアリコートのアジ化ナトリウムおよびDPPAを、反応混合物に添加し、さらに12時間、温度を75℃まで上昇させた。その後、混合物を室温まで冷却し、エチルエーテルおよび水を用いて分けた。有機層を、水(2×)、0.5M水酸化ナトリウム水溶液(2×)、次いで、10%クエン酸水溶液で洗浄し、1M塩酸水溶液を用いてpH1にした。有機相を廃棄し、少量ずつの固体飽和重炭酸ナトリウムおよび50%水酸化ナトリウム水溶液の添加により、酸性水相を、pH7まで迅速に塩基性化した。中和された水相を、エチルエーテルで1回抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、tert−ブチル4−(5−(1−アジドエチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.21g)を得た。
ステップ6:ステップ5において得られたtert−ブチル4−(5−(1−アジドエチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.21g)を、10%パラジウム炭素(390mg)の存在下、1気圧の水素下で、メタノール(50mL)中で6時間水素化した。その後、混合物を濾過し、濃縮し、tert−ブチル4−(5−(1−アミノエチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.1g)を得た。
試薬調製8:1−(4−ブロモフェニル)エチルアミン:
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノンを用いることにより、実施例12のステップ1の方法に従って合成した。C8H9BrFNに対してMS(EI):219(MH+)。
試薬調製9:(3S)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−イル−アミン:
アセトン(0.5mL、6.80mmol)中の1,1−ジメチルエチル(3S)−ピロリジン−3−イルカルバメート(500mg、2.68mmol)の溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.50g、7.07mmol)を添加した。15分間撹拌した後、追加のナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(750mg、3.53mmol)を添加し、混合物を、室温で一晩撹拌した。酢酸エチル(15mL)を、反応混合物に添加し、有機層を、0.5M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、濾過し、濃縮した。残渣物を、アセトニトリル(15mL)で希釈し、ジオキサン(5mL)中の4M塩化水素を添加した。混合物を、40℃で2時間撹拌し、その後、濃縮し、真空中で乾燥させ、表題化合物の塩酸塩(384mg、72.0%)を得た。1H NMR(400MHz,d4−メタノール):4.00−4.30(m,1H),3.50−3.90(m,4H),3.30(m,1H),2.50−2.70(m,1H),2.15(m,1H),1.45(d,6H)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の試薬を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(3R)−1−(1−メチルエチル)ピロリジン−3−アミン:
1,1−ジメチルエチル (3R)−ピロリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C7H16N2に対してMS(EI):129(MH+)。
(3S)−1−エチルピロリジン−3−アミン:
アセトアルデヒドを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C6H14N2に対してMS(EI):115(MH+)。
(3R)−1−エチルピロリジン−3−アミン:
アセトアルデヒドおよび1,1−ジメチルエチル(3R)−ピロリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C6H14N2に対してMS(EI):115(MH+)。
(3R)−1−メチルピペリジン−3−アミン:
ホルムアルデヒド水溶液および1,1−ジメチルエチル(3R)−ピペリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C6H14N2に対してMS(EI):115(MH+)。
(3R)−1−エチルピペリジン−3−アミン:
アセトアルデヒドおよび1,1−ジメチルエチル(3R)−ピペリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C7H16N2に対してMS(EI):129(MH+)。
(3R)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−アミン:
1,1−ジメチルエチル(3R)−ピペリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C8H18N2に対してMS(EI):143(MH+)。
(3S)−1−メチルピペリジン−3−アミン:
ホルムアルデヒド水溶液および1,1−ジメチルエチル(3S)−ピペリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C6H14N2に対してMS(EI):113(M−H)。
(3S)−1−エチルピペリジン−3−アミン:
アセトアルデヒドおよび1,1−ジメチルエチル(3S)−ピペリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C7H16N2に対してMS(EI):131(MH+)。
(3S)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−3−アミン:
1,1−ジメチルエチル(3S)−ピペリジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C8H18N2に対してMS(EI):143(MH+)。
1−メチルアゼチジン−3−アミン:
ホルムアルデヒドおよび1,1−ジメチルエチルアゼチジン−3−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。
1−(1−メチルエチル)ピペリジン−4−アミン:
アセトンおよび1,1−ジメチルエチルピペリジン−4−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C8H18N2に対してMS(EI):143(MH+)。
1−エチルピペリジン−4−アミン:
アセトアルデヒドおよび1,1−ジメチルエチルピペリジン−4−イルカルバメートを用いることにより、試薬調製9の方法に従って合成した。C7H16N2に対してMS(EI):131(MH+)。
試薬調製10:3−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸:
ステップ1:4mlのジメチルアミン中のメチル3−ブロモ−2−メチル安息香酸(0.646g、2.8mmol)の溶液に、Pd(OAc)2(0.5mol%)、炭酸ナトリウム(0.3g、2.8mmol)、K4[Fe(CN)6]3H2O(0.262g、0.62mmol)を添加した。混合物を、120℃まで加熱し、この温度で4時間、次いで、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、30mLの酢酸エチルで希釈し、得られたスラリーを、セライトを通して濾過した。濾液を、水(2×15mL)、次いで、5%水酸化アンモニウム水溶液(1×15mL)で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、メチル3−シアノ−2−メチル安息香酸(0.248g、収率50%)を得た(S.Weissman, D. Zewge, C. Chen; J. Org. Chem. 2005, 70, 1508−1510)。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):8.09(d,1H),8.04(d,1H),7.53(t,1H),3.87(s,3H),2.66(s,3H)。
ステップ2:3mlのt−ブタノール中のメチル3−シアノ−2−メチル安息香酸(0.111g、0.63mmol)の溶液に、水酸化カリウム(0.29g、5.1mmol)を添加した。混合物を、6時間還流し、室温で48時間撹拌した。混合物を、乾燥するまで回転蒸発させ、残渣物を水中に溶解し、その後、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。水層を、濃縮塩酸水溶液を用いて、pH1〜2まで酸性化し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。酢酸エチル層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、3−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸(86mg)を得た。
試薬調製11:4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸:
ステップ1:1mlのトルエン中の4−ブロモ−3−メチルベンゾニトリル(0.48g、2.43mmol)の溶液に、1mlのトルエン中の2.6M n−BuLiを−78℃で添加し、次いで、ドライアイス(0.5g、12.5mmol)で反応停止させた。反応混合物を、室温まで温め、その後、水中に取り入れ、酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。水層を、濃縮塩酸水溶液の添加により、pH1〜2まで酸性化し、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、4−シアノ−2−メチル安息香酸(0.08g、収率20%)を得た。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):13.10(br s,1H),7.92(d,1H),7.84(m,1H),7.76(d,1H),2.53(s,3H)。
ステップ2:2mlのt−ブタノール中の4−シアノ−2−メチル安息香酸(0.071g、0.44mmol)に、水酸化カリウム(0.13g、2.15mmol)を添加した。反応混合物を、30分間還流し、室温まで冷却した。反応混合物に、10mLの食塩水を添加し、反応混合物を、酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。水層を、濃縮塩酸水溶液を用いて、pH1〜2まで酸性化し、白色の沈殿物を得た。固体を、濾過により収集し、水(3×15mL)で数回洗浄し、真空中で乾燥させ、4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸(0.038g、収率49%)を得た。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):13.10(br s,1H),8.07(s,1H),7.87(d,1H),7.78−7.72(m,2H),7.50(s,1H),2.54(s,3H)。
試薬調製12:4−[(アミノカルボニル)オキシ]−2−メチル安息香酸:
ステップ1:4−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(550mg、3.60mmol)、塩化ベンジル(458mg、3.60mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(465mg、3.6mmol)の溶液を、70℃で22時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウムの溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を、分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(SiO2、ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、フェニルメチル4−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(687mg、79%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO):10.21−10.18(br.s,1H),7.84−7.77(d,1H),7.48−7.31(m,5H),6.71−6.64(br.s,2H),5.26(s,2H),2.47(s,3H)。C15H14O3に対してMS(EI):243(MH+)。
ステップ2:ジクロロメタン(8ml)中のフェニルメチル4−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(687mg、2.82mmol)の溶液に、0℃のクロロスルホニルイソシアナート(1.20g、8.50mmol)を添加した。反応物を、25℃まで温め、20時間撹拌した。反応混合物を、濃縮し、その後、酢酸エチル中に取り入れ、水で洗浄した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(SiO2、ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、フェニルメチル4−[(アミノカルボニル)オキシ]−2−メチル安息香酸(356mg、89%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO):7.91−7.87(d,1H),7.49−7.29(m,5H),7.11−7.00(m,4H),5.31(s,2H),2.52(s,3H)。C16H15NO4に対してMS(EI):286(MH+)。
ステップ3:フェニルメチル4−[(アミノカルボニル)オキシ]−2−メチル安息香酸(356mg、1.25mmol)、5%パラジウム炭素(50mg)、およびエタノール(10mL)の混合物を、Parr装置を用いて、10psiにて水素化した。水素化が完了した後、混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。得られた粗4−[(アミノカルボニル)オキシ]−2−メチル安息香酸(14mg、6%)を、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,DMSO):12.86−12.69(br.s,1H),7.87−7.81(d,1H),7.34−7.27(br.s,1H),7.07−6.98(m,3H),2.52(s,3H)。C9H9NO4に対してMS(EI):196(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の試薬を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
3−[(アミノカルボニル)オキシ]−2−メチル安息香酸:
3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸から始めて、試薬調製12の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,DMSO):12.87−12.70(br.s,1H),7.65−7.60(d,1H),7.35−7.19(m,3H),7.00−6.93(br.s,1H),2.30(s,3H)。C9H9NO4に対してMS(EI):196(MH+)。
試薬調製13:4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル安息香酸:
ステップ1:無水THF(90mL)中で懸濁された4−ブロモ−2−メチル安息香酸(2.50g、11.6mmol)に、−78℃でn−ブチルリチウム(9.8ml、ヘキサン中の2.5M)およびジメチルホルムアミド(2.0mL)を添加した。反応物を、−78℃で1時間撹拌し、その後、25℃まで温め、さらに1時間反応させた。反応を、1N塩酸水溶液で停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を、1N水酸化ナトリウム水溶液で抽出し、水層を分離し、1N塩酸水溶液を用いてpHを調整した。水相を、酢酸エチルで抽出し、その後、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗4−ホルミル−2−メチル安息香酸(900mg、47%)を得、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,CD3OD):10.02−10.00(s,1H),8.04−8.01(d,1H),7.81−7.76(m,2H),2.66−2.63(s,3H)。C9H8O3に対してMS(EI):163(M−)。
ステップ2:メタノール(5mL)中の4−ホルミル−2−メチル安息香酸(75mg、0.46mmol)に、水素化ホウ素ナトリウム(26mg、0.69mmol)を添加した。溶液を、25℃で1時間撹拌した。反応を、飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させ、2N塩酸水溶液を用いてpHを2に調整し、その後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗4−(ヒドロキシメチル)−2−メチル安息香酸(37mg、76%)を得、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,DMSO):12.73−12.68(s,1H),7.82−7.77(d,1H),7.24−7.19(m,2H),5.32−5.27(m,1H),4.53−4.48(d,2H),2.53−2.49(s,3H)。C9H10O3に対してMS(EI):167(MH+)。
試薬調製14:2−[3−(アミノカルボニル)フェニル]酢酸:
トリフルオロ酢酸(1ml)および濃硫酸(0.5mL)の混合物中の3−シアノフェニル酢酸(0.2g、1.24mmol)の溶液を、室温で16時間撹拌した。その後、反応混合物を、氷冷水に注ぎ、得られた固体を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させ、2−[3−(アミノカルボニル)フェニル]酢酸(0.167g、収率75%)を得た。C9H9NO3に対してMS(EI):178(M−H)。
試薬調製15:7−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸:
ステップ1:メタノール(20mL)中の3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(5g、33mmol)および硫酸(500μl)の溶液を、15時間還流で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却させ、水と酢酸エチルとに分けた。水性部分を、酢酸エチルで抽出し、混合した有機部分を、飽和重炭酸ナトリウム、食塩水で洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、メチル 3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(5.46g、100%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):9.71(s,1H),7.20−7.17(m,1H),7.11−7.07(m,1H),7.01−6.97(m,1H),3.79(s,3H),2.28(s,3H)。C9H10O3に対してMS(EI):166(MH+)。
ステップ2:ジメチルホルムアミド(60mL)中の3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(5.46g、33mmol)、臭化アリル(4.33mL、50mmol)、および炭酸セシウム(21.5g、66mmol)の混合物を、60℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却させ、水と酢酸エチルとに分けた。水性部分を、酢酸エチルを用いて2回抽出し、混合した有機部分を、5%塩化リチウム水溶液、1N水酸化ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、無色油として、メチル2−メチル−3−(プロパ−2−エン−1−イルオキシ)安息香酸エステル(6.85g、100%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.33−7.30(m,1H),7.27−7.23(m,1H),7.18−7.15(m,1H),6.13−6.02(m,1H),5.35(dd,2H),4.61(d,2H),3.82(s,3H),2.35(s,3H)。C12H14O3に対してMS(EI):207(MH+)。
ステップ3:上記のメチル2−メチル−3−(プロパ−2−エン−1−イルオキシ)安息香酸エステルを、180℃で1時間加熱した。反応混合物を、室温まで冷却させ、その後、溶離液として、ヘキサン中の10〜20%酢酸エチルを用いてカラムクロマトグラフィにより精製した。混合した純粋な画分を、濃縮し、真空中で乾燥させ、メチル3−ヒドロキシ−2−メチル−4−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸エステル(1.64g、24%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.62(br s,1H),7.22(d,1H),6.99(d,1H),6.00−5.89(m,1H),5.07−5.02(m,2H),3.79(s,3H),3.40−3.35(m,2H),2.35(3H)。C12H14O3に対してMS(EI):207(MH+)。
ステップ4:メタノール(20mL)中のメチル3−ヒドロキシ−2−メチル−4−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸エステル(1.64g、8.0mmol)の溶液を、−78℃まで冷却した。反応温度を−78℃に維持しながら、反応混合物に30分間オゾンを吹き込み、次いで、硫化ジメチル(5mL)を添加した。反応混合物を、室温まで温め、その後、さらに15時間撹拌した。反応混合物を、真空中で濃縮し、ジエチルエーテルで希釈した。有機部分を、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、黄色油として、メチル7−メチル−2−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−カルボキシレート(1.59g、90%)を得た。C12H14O4に対してMS(EI):223(MH+)。
ステップ5:リン酸(3mL)中のメチル7−メチル−2−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−カルボキシレートの溶液を、室温で10分間撹拌し、その後、100℃で15分間撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、その後、水とジエチルエーテルとに分けた。水性部分を、ジエチルエーテルで3回抽出した。混合した有機部分を、水で3回、10%炭酸カリウム水溶液で2回洗浄した。塩基部分を、ジエチルエーテルで3回抽出し、混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、ヘキサン中の5%酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィにより精製された茶色の残渣物を得た。純粋な画分を、真空中で濃縮し、無色油として、メチル7−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボキシレート(371mg、54%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.21−8.18(m,1H),7.80−7.77(m,1H),7.60−7.56(m,1H),7.07−7.04(m,1H),3.86(s,3H),2.72(s,3H)。C11H10O3に対してMS(EI):191(MH+)。
ステップ6:35%水酸化カリウム水溶液/メタノール(1:3、4mL)中のメチル7−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボキシレート(370mg、1.95mmol)の溶液を、30分間還流で撹拌した。メタノールを、減圧下で除去し、得られた水性部分を、6N塩酸水溶液を用いて、pH2にした。形成された沈殿物を、濾過により収集し、真空中で乾燥させ、7−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸(258mg、75%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.17(d,1H),7.78(d,1H),7.54(d,1H),7.03(d,1H),2.72(s,3H)。C10H8O3に対してMS(EI):177(MH+)。
試薬調製16:7−メチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−カルボン酸:
無水エタノール(2.0mL)中に、7−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸(試薬調製15において合成)(0.050g、0.28mmol)を溶解し、0.050gの水酸化パラジウム(II)(20%)を添加した。この混合物を、Parr水素化装置を用いて、35psiの水素ガス下で、3時間振とうさせた。混合物を、セライトを通して濾過し、真空中で濃縮し、粗7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸(0.049g、収率97%)を得、これを、さらに精製することなく、使用した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):12.67(broad s,1H),7.33(d,1H),7.11(d,1H),4.55(t,2H),3.23(t,2H),2.32(s,3H)。
試薬調製17:3,4−ジメトキシ−2−メチル安息香酸:
テトラヒドロフラン(1ml)中の削り屑状マグネシウム(magnesium turnings)(0.059g、2.40mmol)の混合物に、テトラヒドロフラン(1ml)中の6−ブロモ−2,3−ジメトキシトルエン(0.660g、2.3mmol)の溶液を添加した。臭化メチルマグネシウムを添加するとにより反応を開始し、溶液を、窒素下で、室温で一晩撹拌した。その後、混合物に、過剰のドライアイスを添加した。添加を完了した後、水(2ml)加え、次いで、1.5M塩酸添加してpH2とした。水相を、酢酸エチル(2×5mL)で抽出し、混合した有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、3,4−ジメトキシ−2−メチル安息香酸(0.315g、収率70%)を得た。C10H12O4に対してMS(EI):195(M−H)。
試薬調製18:3−(メチルオキシ)−2−プロピル安息香酸:
ステップ1:DMF(100mL)中のメチル3−ヒドロキシ−2−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸エステル(10.3g、53.6mmol、M.A.Eissenstat et al.,J.Med.Chem.1995,38,3094−3105)、および炭酸セシウム(26.2g、80.4mmol)に、ヨウ化メチル(15.2g、102.2mmol)を添加した。反応混合物を、室温で18時間撹拌し、その後、濾過し、濃縮した。残渣物を、酢酸エチル(250mL)と水(100mL)とに分けた。層を分離し、有機層を、5%塩化リチウム(2×100mL)および食塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、淡黄色油として、メチル3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸エステル(10.3g、収率93%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.41(m,1H),7.24(m,1H),7.02(m,1H),6.97(m,1H),4.97(m,2H),3.88(s,3H),3.85(s,3H),3.73(m,2H)。
ステップ2:メタノール(2mL)中のメチル3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸エステル(100mg、0.48mmol)を、大気圧下で、5%パラジウム炭素上で15時間水素化した。反応混合物を濾過し、35%水酸化カリウム水溶液(1mL)を添加した。混合物を、1時間還流し、その後、濃縮した。6NHClを用いて、pHを2に調整した。沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させ、3−(メチルオキシ)−2−プロピル安息香酸(35mg、収率38%)を得た。C11H14O3に対してMS(EI):193(M−H)。
試薬調製19:3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸:
試薬調製18同様に処理し、ステップ2の水素化を省略することにより、3−(メチルオキシ)−2−プロパ−2−エン−1−イル安息香酸を調製した。
試薬調製20:2−ブロモ−3−(メチルオキシ)安息香酸:
0℃の10%臭化水素酸水溶液(54ml)中の2−アミノ−3−(メチルオキシ)安息香酸(4.00g、23.9mmol)に、水(17ml)中の亜硝酸ナトリウム(1.65g、23.9mmol)を添加した。この溶液に、48%臭化水素酸(22ml)中の臭化銅(I)(3.78g、26.3mmol)の溶液を滴下し、60℃まで2時間加熱した。混合物を0℃まで冷却し、得られた沈殿物を、濾過により収集し、冷水で洗浄し、水から再結晶して、純粋の2−ブロモ−3−(メチルオキシ)安息香酸(4.07g、74%)を得た。C8H7BrO3に対してMS(EI):232(MH+)。
試薬調製21:2−ヨード−3−(メチルオキシ)安息香酸:
0℃の25%塩酸水溶液(8ml)中の2−アミノ−3−メトキシ安息香酸(1.00g、5.98mmol)に、水(3ml)中の亜硝酸ナトリウム(0.45g、6.50mmol)を添加した。この溶液を、水(60mL)中のヨウ化カリウム(15.8g、59.3mmol)の溶液を滴下し、25℃まで温め、その後、16時間撹拌した。反応混合物を、pHが塩基性になるまで、1N飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応停止させた。溶液を、塩化メチレンで抽出し、有機物を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、紫色油を得た。残渣物を、ジクロロメタン中の10%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィにより精製した。純粋な画分を、濃縮し、2−ヨード−3−メトキシ安息香酸(0.623g、38%)を得た。C8H7IO3に対してMS(EI):279(MH+)。
試薬調製22:7−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−6−カルボン酸:
ステップ1:4−(アセチルアミノ)−2−メチル安息香酸(3.93g、20.3mmol)を、濃硫酸(20mL)中に入れ、温めて溶解した。その後、溶液を氷浴で冷却した。硫酸(2.0mL)中の発煙硝酸(0.86mL)を、滴下し、得られた溶液を、1時間撹拌した。その後、溶液を、水で希釈し、黄色固体を濾過により収集し、廃棄した。静置すると、橙色の固体が、濾液中で形成し、それを、濾過により収集し、4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(0.61g)を得た。その後、水性濾液を、抽出し(3×100mLの酢酸エチル中の10%メタノール)、混合した有機層を、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、さらなる4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(0.90g)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.75(d,1H),6.75(d,1H),2.41(s,3H)。C8H8N2O4に対してMS(EI):195(MH+)。
ステップ2:4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(1.87g、9.54mmol)を、メタノール(100mL)およびテトラヒドロフラン(100mL)中で溶解し、(トリメチルシリル)ジアゾメタン溶液(5.3mL、10.5mmol、ジエチルエーテル中の2.0M)により処理した。反応が完了したことが示された後、混合物を濃縮し、残渣物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、5:1 ヘキサン/酢酸エチル)を介して精製し、1.10g(収率55%)のメチル4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸エステルを得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.73(d,1H),6.75(d,1H),6.51(broad s,2H),3.75(s,3H),2.37(s,3H)。C9H10N2O4に対してMS(EI):210(MH+)。
ステップ3:テトラヒドロフラン(75mL)および水(25mL)中のメチル4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸エステル(1.10g、5.22mmol)の溶液に、ギ酸アンモニウム(6.6g、104mmol)および鉄粉(2.92g、52.2mmol)を添加した。この混合物を、12時間還流し、その後、濾過し、濾過ケーキを、酢酸エチルですすぎ。濾過層を分離し、有機層を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、0.92g(収率98%)の粗メチル3,4−ジアミノ−2−メチル安息香酸を得、これを、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.05(d,1H),6.40(d,1H),3.69(s,3H),2.29(s,3H)。C9H12N2O2に対してMS(EI):181(MH+)。
ステップ4:メチル3,4−ジアミノ−2−メチル安息香酸(0.27g、1.5mmol)を、濃硫酸(30mL)中に入れ、加熱して溶解した、その後、氷浴で冷却した。同時に、亜硝酸ナトリウム(0.14g、2.1mmol)を、加熱によって、濃硫酸(8.4mL)中に溶解した。その後、この亜硝酸ナトリウム溶液を冷却し、ジアミンの冷却した溶液に滴下した。混合物を、0℃で30分間撹拌し、その後、60℃まで15分間温めた。その後、溶液を氷に注ぎ、酢酸エチル(2×100mL)中の10%メタノールで抽出した。混合した有機層を、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、0.3gの粗メチル7−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−6−カルボキシレートを得、それを、メタノール(5mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)中に入れ、2M水酸化リチウム水溶液(5mL)により処理し、その後、70℃まで1時間加熱した。この溶液を、濃縮塩酸水溶液を用いて酸性とし、その後、酢酸エチル(2×50mL)中の10%メタノールで抽出した。混合した有機層を、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、0.26gの7−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−6−カルボン酸を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.94(d,1H),7.72(m,1H),2.95(s,3H)。C8H7N3O2に対してMS(EI):178(MH+)。
試薬調製23:7−メチル−1H−ベンゾイミダゾール6−カルボン酸:
メチル3,4−ジアミノ−2−メチル安息香酸(試薬調製22において合成)(0.18g、1.0mmol)を、ギ酸(8.0mL)中に入れ、4時間還流した。その後、溶液を、真空中で濃縮した。その物質を、メタノール(2.5mL)およびテトラヒドロフラン(5.0mL)中に入れ、2M水酸化リチウム水溶液(2.5mL)により処理し、70℃まで12時間加熱した。この溶液を、濃縮塩酸水溶液を用いて酸性とし、その後、酢酸エチル(2×50mL)中の10%メタノールで抽出した。混合した有機層を、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、0.055gの7−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−6−カルボン酸を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.34(s,1H),7.94(d,1H),7.64(d,1H),2.85(s,3H)。C9H8N2O2に対してMS(EI):177(MH+)。
試薬調製24:4−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルオキシ)安息香酸:
ステップ1:メチル4−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸エステル(1.00g、5.55mmol)、N−ブロモコハク酸イミド(1.09g、6.10mmol)、および触媒量の2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIBN)の混合物を、四塩化炭素(40mL)中で16時間還流した。反応混合物を濾過し、溶液を、食塩水(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、メチル4−(ブロモメチル)−3−(メチルオキシ)安息香酸エステル(1.4g、収率97%)を得た。
ステップ2:メチル4−(ブロモメチル)−3−(メチルオキシ)安息香酸エステル(300mg、1.15mmol)を、水(3ml)中で懸濁し、濃縮塩酸水溶液(380μl)を添加した。反応混合物を、16時間還流し、その後、室温まで冷却し、酢酸エチル(10mL)を用いて分けた。有機相を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残渣物を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン:メタノール 95:5)により精製し、4−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルオキシ)安息香酸(74mg、収率35%)を得た。C9H10O4に対してMS(EI):181(M−H)。
試薬調製25:4−(アミノカルボニル)−3−(シクロブチルオキシ)安息香酸:
ステップ1:7mlのジメチルアミン中のメチル4−ブロモ−3−ヒドロキシベンゾアート(1.01g、4.4mmol)の溶液に、Pd(OAc)2(15mg、0.5mol%)、炭酸ナトリウム(0.47g、4.4mmol)、およびフェリシアン化カリウム(0.41g、0.97mmol)を添加した。混合物を、120℃まで加熱し、この温度で4時間、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、30mLの酢酸エチルで希釈し、得られたスラリーを、セライトを通して濾過した。濾液を、水(2×15mL)および5%水酸化アンモニウム水溶液(1×15mL)で洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、メチル4−シアノ−3−ヒドロキシベンゾアート(0.26g、収率33.5%)を得た(S.Weissman,D. Zewge,C.Chen;J.Org.Chem.2005,70,1508−1510)。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.65(d,1H),7.56−7.54(m,2H),3.91(s,3H)。C9H7NO3に対してMS(EI):178(MH+)。
ステップ2:2mlのDMF中のメチル4−シアノ−3−ヒドロキシベンゾアート(0.067g、0.38mmol)の溶液に、炭酸セシウム(0.2g、0.62mmol)、ブロモシクロブタン(0.051g、0.38mmol)を添加し、反応混合物を、60℃で加熱し、この温度で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチル(3×20mL)で数回抽出した。有機溶液を、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで回転蒸発させ、その後、真空中で乾燥させ、メチル4−シアノ−3−(シクロブチルオキシ)安息香酸エステル(0.055g、63%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.74(d,1H),7.67(d,1H),7.54(s,1H),3.93(s,3H),2.57−2.52(m,2H),2.26−2.21(m,2H),1.94−1.90(m,1H),1.94−1.78(m,2H)。C13H13NO3に対してMS(EI):232(MH+)。
ステップ3:2mlのエタノール中のメチル4−シアノ−3−(シクロブチルオキシ)安息香酸エステル(0.051g、0.23mmol)の溶液に、0.5mLのDMSO、1mlの1N水酸化ナトリウム水溶液、1mlの30%過酸化水素水溶液を添加し、反応混合物を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、10mLの水で希釈し、水溶液を、酢酸エチル(20mL)で3回抽出した。水層を、塩酸水溶液を少しずつ添加することによりpH3〜4まで酸性化し、その後、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機溶液を、乾燥するまで回転蒸発させ、真空中で乾燥させ、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロブチルオキシ)安息香酸(0.026g、50%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.25(s,1H),7.80(d,1H),7.68(s,1H),7.63(s,1H),7.55(d,1H),7.41(s,1H),4.88−4.85(m,1H),2.44−2.43(m,2H),2.18−2.14(m,2H),1.99−1.73(m,2H)。C12H13NO4に対してMS(EI):236(MH+)。
試薬調製26:4−(アミノカルボニル)−3−(メトキシ)安息香酸:
ステップ2において、ヨードメタンを用い、試薬調製25の方法に従って合成した。1HNMR(400MHz,CD3OD):13.21(s,1H),7.81(d,1H),7.67(d,1H),7.59(d,1H),2.49(s,3H)。C9H9NO4に対してMS(EI):196(MH+)。
試薬調製27:4−(アミノカルボニル)−3−[(2−モルホリン−4−イルエチル)オキシ]安息香酸:
ステップ2において、4−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩を用い、試薬調製25の方法に従って合成した。C14H18N2O5に対してMS(EI):295(MH+)。
試薬調製28:4−(アミノカルボニル)−2−(4−ヒドロキシブタ−1−インイル)−3−メトキシ安息香酸:
ステップ1:メタノール(20mL)中の2−ブロモ−3−メトキシ安息香酸(718mg、3.11mmol)の溶液に、触媒量の濃硫酸を添加し、混合物を、20時間還流を行った。室温まで冷却してから、溶液を濃縮し、残渣物を、酢酸エチル中に入れ、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×)、および食塩水で洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。その後、溶液を濾過し、濃縮し、メチル 2−ブロモ−3−メトキシ安息香酸エステル(610mg、80%)を得た。C9H9BrO3に対してMS(EI):245(MH+)。
ステップ2:メチル2−ブロモ−3−メトキシ安息香酸エステル(0.4g、1.63mmol)、Pd(PPh3)2Cl2(0.057g、0.082mmol)、ヨウ化銅(I)(0.031g、0.16mmol)、および3−ブチン−1−オール(0.173ml、2.28mmol)の混合物を、80℃で20時間、トリエチルアミン(5mL)中で撹拌した。溶媒を、真空下で、濃縮し、残渣物を、酢酸エチル(15mL)と水(5mL)とに分けた。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、溶離剤として、ヘキサン:酢酸エチル2:1を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、メチル2−(4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)−3−(メチルオキシ)安息香酸エステル(0.056g、収率15%)を得た。C13H14O4に対してMS(EI):235(MH+)。
ステップ3:メチル2−(4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)−3−(メチルオキシ)安息香酸エステル(0.056g、0.24mmol)を、メタノール(2ml)中に溶解し、水(0.5mL)中の水酸化カリウム(0.027g、0.48mmol)の溶液を添加した。反応混合物を、60℃で1時間撹拌し、室温まで冷却し、1.5M塩酸を添加してpH4とした。水性混合物を、酢酸エチルで抽出し、有機層を、食塩水で洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。その後、混合物を濾過し、濃縮し、2−(4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イル)−3−(メチルオキシ)安息香酸(0.052g、収率99%)を得た。C12H12O4に対してMS(EI):219(M−H)。
試薬調製29:3−(アセチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)安息香酸:
ステップ1:N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.41mL、2.30mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中のO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(321mg、0.84mmol)および4−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−2−ニトロ安息香酸(Gao,Y.et.al 国際公開第WO2001070737号に従って調製)(205mg、0.77mmol)の混合物に添加し、反応混合物を、室温で30分間撹拌した。アンモニアを、反応混合物に吹き込み、45分間撹拌を継続した。反応混合物を、0.5M塩酸水溶液(20mL)で反応停止させ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、混合した抽出物を、水(20mL)、次いで、食塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の25〜75%酢酸エチル)により精製し、1,1−ジメチルエチル4−(アミノカルボニル)−3−ニトロ安息香酸エステル(160mg、収率78%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.55(s,1H),8.25(d,1H),7.64(d,1H),6.51(br,1H),6.26(br,1H),1.61(s 9H);C12H14N2O5に対してMS(EI):267(MH+)。
ステップ2:酢酸エチル(20mL)中の1,1−ジメチルエチル4−(アミノカルボニル)−3−ニトロ安息香酸エステル(213mg、0.80mmol)、10%パラジウム木炭(デグッサ(Degussa)タイプ、200mg)の混合物を、Parr水素化装置内で、35psiにて4時間振とうした。反応混合物を濾過し、濃縮し、1,1−ジメチルエチル3−アミノ−4−(アミノカルボニル)安息香酸エステル(180mg、収率95%)を得た。C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
ステップ3:塩化アセチル(50μL、0.32mmol)を、0℃のテトラヒドロフラン(3mL)中の1,1−ジメチルエチル3−アミノ−4−(アミノカルボニル)安息香酸エステル(126mg、0.53mmol)およびピリジン(52μL、0.64mmol)の溶液に添加し、得られた混合物を、0℃で1時間撹拌した。混合物を、氷水(10mL)で反応停止させ、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。混合した抽出物を、5%クエン酸水溶液、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、およびブライン溶液のそれぞれ15mLで洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、1,1−ジメチルエチル3−(アセチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)安息香酸エステル(140mg、収率94%)を得た。C14H18N2O4に対してMS(EI):279(MH+)。
ステップ4:トリフルオロ酢酸(2mL)中の1,1−ジメチルエチル3−(アセチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)安息香酸エステル(110mg、0.47mmol)の溶液を、室温で15分間撹拌し、濃縮し、残渣物を、ヘキサン(3×3mL)ですすぎ、真空中で乾燥させ、3−(アセチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)安息香酸(100mg、収率97%)を得た。C10H10N2O4に対してMS(EI):223(MH+)。
試薬調製30:7−(アミノカルボニル)−1H−インドール−4−カルボン酸:
ステップ1:テトラヒドロフラン(30mL)中の4−tert−ブチル1−メチル2−ニトロテレフタル酸エステル(Gao,Y. et.al WO2001070737に従って調製)(2.15g、7.64mmol)の溶液に、−40℃のテトラヒドロフラン(23.0mL)中の1M臭化ビニルマグネシウム溶液を添加し、次いで、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、1M塩化アンモニウム水溶液の溶液の添加により、反応停止させ、溶媒の有機部分を蒸発させた。得られた物質を、酢酸エチル(300mL)を用いて分け、有機層を分離し、その後、10%クエン酸水溶液(100mL)および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶媒を濃縮した。得られた粗物質を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:酢酸エチル 9:1〜7:3溶出)により精製し、4−tert−ブチル7−メチル 1H−インドール−4,7−ジカルボキシレート(0.58g、27%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):10.00(bs,1H),7.88(dd,2H),7.43(m,1H),7.19(m,1H),4.00(s,3H),1.66(s,9H)。C15H17NO4に対してMS(EI):274(M−H)。
ステップ2:メタノール(20mL)、テトラヒドロフラン(10mL)、および水(10mL)の混合物中の4−tert−ブチル7−メチル1H−インドール−4,7−ジカルボキシレート(0.58g、2.10mmol)の溶液に、2M水酸化リチウム水溶液(2.1mL、4.20mmol)を添加し、出発物質がすべて消費されるまで、反応混合物を、40℃で撹拌した。溶媒の有機部分を、蒸発させ、1M塩酸水溶液の添加により、水溶液のpHを3〜4に調整した。酸性水相を、酢酸エチル(150mL)を用いて分け、有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、4−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−インドール−7−カルボン酸(0.36g、67%)を得た。C14H15NO4に対してMS(EI):260(M−H)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−インドール−7−カルボン酸(0.36g、1.38mmol)、HATU(0.30g、1.60mmol)、4−メチルモルホリン(0.75mL、6.89mmol)、およびメタノール(1.80mL、3.45mmol)中のアンモニア溶液の2M溶液を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(150mL)で希釈し、有機層を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。溶離液として、カラムクロマトグラフィ(クロロホルム:メタノール中の10%水酸化アンモニウム 9:1)により精製し、tert−ブチル7−カルバモイル−1H−インドール−4−カルボキシレート(0.18g、50%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):10.50(bs,1H),7.83(d,1H),7.43(m,2H),7.15(m,1H),6.30(bd,2H),1.62(s,9H)。C14H16N2O3に対してMS(EI):259(M−H)。
ステップ4:ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル7−カルバモイル−1H−インドール−4−カルボキシレート(0.15g、0.58mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(10mL)を添加し、出発物質が完全に消費されるまで、混合物を加熱還流した。溶媒を蒸発させ、次いで、酢酸エチル(50mL)とトルエン(50mL)の混合物から残渣物を回転蒸発させた。手順を3回繰り返し、残渣物を真空中で乾燥させ、7−(アミノカルボニル)−1H−インドール−4−カルボン酸(0.16g、89%)を得た。C10H8N2O3に対してMS(EI):205(MH+)。
試薬調製31:2−メチル−3−(メチルアミノ)安息香酸:
ステップ1:メタノール(20mL)中の3−アミノ−2−メチル安息香酸(500mg、3.3mmol)に、硫酸(500μl)を添加し、70℃まで22時間加熱し、この時点で体積を回転蒸発により減少させた。残渣物を、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、その後、濃縮し、メチル3−アミノ−2−メチル安息香酸の黄褐色油(125mg、23%)を得、これを、さらに精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):6.99−6.93(m,1H),6.89−6.86(d,1H),6.81−6.78(d,1H),5.12−5.07(br.s,2H),3.78(s,3H),2.16(s,3H)。C9H11NO2に対してMS(EI):166(MH+)。
ステップ2:DMF(2ml)中のメチル3−アミノ−2−メチル安息香酸(125mg、0.758mmol)に、DIPEA(291μl、1.67mmol)およびヨウ化メチル(104μl,1.67mmol)を添加し、密閉した管容器内で、70℃まで6時間加熱した。混合物を、1N 水酸化カリウム水溶液(3ml)で希釈し、酢酸エチルで直ちに抽出した。得られた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘキサン中の15%酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィにより精製された茶色の残渣物を得た。純粋な画分を濃縮し、メチル3−(ジメチルアミノ)−2−メチル安息香酸(30mg)から成る高速の溶出画分およびメチル2−メチル−3−(メチルアミノ)安息香酸エステル(125mg)から成る低速の溶出画分を得た。1H NMR メチル2−メチル−3−(メチルアミノ)安息香酸エステル(400MHz,DMSO−d6):7.14−7.08(m,1H),6.91−6.87(d,1H),6.67−6.62(d,1H),5.34−5.27(br.s,1H),3.78(s,3H),2.76−2.71(d,3H),2.17(s,3H)。C10H13NO2に対してMS(EI):180(MH+)。1H NMR メチル3−(ジメチルアミノ)−2−メチル安息香酸(400MHz,DMSO−d6):7.40−7.36(d,1H),7.28−7.22(m,2H),3.81(s,3H),2.63(s,6H),2.39(s,3H)。C11H15NO2に対してMS(EI):194(MH+)。
ステップ3:メタノール(7ml)中のメチル2−メチル−3−(メチルアミノ)安息香酸エステル(125mg、0.698mmol)を、2M水酸化リチウム水溶液(1.8ml、3.63mmol)に添加し、溶液を、25℃で3時間撹拌し、この時点で体積を回転蒸発により減少させた。水性混合物を、水(3ml)で希釈し、1N塩酸を用いてpHを5に調整した。得られた沈殿物を、濾過により収集し、真空中で乾燥させ、2−メチル−3−(メチルアミノ)安息香酸(50mg、42%)を得た。C9H11NO2に対してMS(EI):166(MH+)。
試薬調製32:3−(ジメチルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ3において、メチル3−(ジメチルアミノ)−2−メチル安息香酸(試薬調製31のステップ2)を用いることにより、試薬調製31の方法に従って合成した。C10H13NO2に対してMS(EI):180(MH+)。
試薬調製33:2−メチル−3−(メチルチオ)安息香酸:
ステップ1:0℃まで冷却したメタノール(5mL)中の3−アミノ−2−メチル安息香酸(500mg、3.3mmol)の溶液に、濃塩酸(1mL)、次いで、水(2mL)中の亜硝酸ナトリウム(275mg、4.0mmol)の溶液を添加した。混合物を、0℃で30分間撹拌し、その後、室温まで温め、さらに30分間撹拌した。溶液を、ジエチルエーテルで希釈し、固体残渣物を得て、濾過により収集し、その後、追加のジエチルエーテルで洗浄し、700mgの中間体のジアゾニウム塩を得た。その後、ジアゾニウム塩を、固体炭酸ナトリウムを少量ずつ添加することにより、pHを8に維持しながら、水(5mL)中のエチルキサントゲン酸カリウム(635mg、4.0mmol)の温溶液(55℃)に移した。溶液を、55℃で30分間撹拌し、その後、室温まで冷却し、6N塩酸水溶液(30mL)に注いだ。形成された沈殿物を、濾過により収集し、水、次いで、ジエチルエーテルで洗浄し、270mg、1.05mmol(32%)の3−{[(エチルオキシ)カルボノチオイル]チオ}−2−メチル安息香酸を得た。C11H12S2O3に対してMS(EI):257(MH+)。
ステップ2:1N水酸化ナトリウム水溶液(3mL)中の3−{[(エチルオキシ)カルボノチオイル]チオ}−2−メチル安息香酸(270mg、1.05mmol)を、15時間還流で撹拌した。混合物を、室温まで冷却し、濃縮塩酸水溶液を用いて、pHを2に調整した。水性混合物を、ジクロロメタンを用いて、2回抽出し、混合した有機溶液を、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、180mg、1.05mmol(99%)の3−メルカプト−2−メチル安息香酸を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.87(d,1H),7.47(d,1H),7.16−7.11(m,1H),3.43(s,1H),2.62(s,3H)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(3mL)中の3−メルカプト−2−メチル安息香酸(180mg、1.05mmol)、炭酸セシウム(690mg、2.1mmol)、およびヨードメタン(132μl、2.10mmol)の混合物を、室温で2時間撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈し、その後、5%塩化リチウム水溶液、1N水酸化ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、138mg、0.62mmol(58%)のメチル2−メチル−3−(メチルチオ)安息香酸エステルを得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.58(d,1H),7.41(d,1H),7.21−7.16(m,1H),4.09(s,3H),2.83(s,3H),2.58(s,3H)。C10H12SO2に対してMS(EI):197(MH+)。
ステップ4:35%水酸化カリウム水溶液:メタノール(1:3、4mL)中のメチル2−メチル−3−(メチルチオ)安息香酸エステル(138mg、0.62mmol)の溶液を、80℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、メタノールを蒸発させた。水(4mL)を添加し、濃縮塩酸水溶液を用いて、得られた混合物のpHを2に調整した。形成された沈殿物を、濾過により収集し、水、次いで、ジエチルエーテルで洗浄し、85mg、0.43mmol(70%)の2−メチル−3−(メチルチオ)安息香酸を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.76(d,1H),7.37(d,1H),7.29−7.25(m,1H),2.65(s,3H),2.49(s,3H)。C9H10SO2に対してMS(EI):181(M−H)。
試薬調製34:4−(アミノカルボニル)−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸:
ステップ1:メタノール(300mL)中の3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(5g、33mmolおよび濃硫酸(3mL)の溶液を、48時間還流で撹拌した。混合物を、室温まで冷却し、固体飽和重炭酸ナトリウムを用いて、pHを7に調整した。一部のメタノールを、蒸発させ、残渣物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルとに分けた。有機部分を、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、5.3g、32mmol(97%)のメチル3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.41(d,1H),7.13−7.09(m,1H),6.94(d,1H),3.89(s,3H),2.46(s,3H)。C9H10O3に対してMS(EI):167(MH+)。
ステップ2:ジクロロメタン(100mL)中のtert−ブチルアミン(1.6mL、15mmol)の溶液に、−78℃で30分間にわたり臭素溶液(773μl、15mLのジクロロメタン中の15mmol)を滴下した。溶液を、−78℃で30分間撹拌した。温度を−78℃に維持しながら、メチル3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(2.5g、15mLのジクロロメタン中の15mmol)の溶液を、30分間にわたり滴下した反応混合物に添加した。混合物を室温まで温め、その後、15時間撹拌した。混合物を、20%クエン酸水溶液、次いで、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により茶色の残渣物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製した。ヘキサン中の10%ジエチルエーテルで溶出し、精製された画分を、プールし、濃縮し、無色油として、612mg、2.5mmol(17%)のメチル4−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.37−7.29(m,2H),5.71(s,1H),3.81(s,3H),2.53(s,3H)。C9H9BrO3に対してMS(EI):245(MH+)。
ステップ3:ジメチルホルムアミド(5mL)中のメチル4−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸(610mg、2.5mmol)、炭酸セシウム(1.22g、3.7mmol)、およびヨードメタン(162μl、2.6mmol)の溶液を、室温で15時間撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈し、その後、5%塩化リチウム水溶液、次いで、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、橙色の残渣物を得、これを、シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製した。ヘキサン中の15%ジエチルエーテルで溶出し、精製された画分を、プールし、濃縮し、無色の残渣物として、455mg、1.76mmol(71%)のメチル4−ブロモ−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸エステルを得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.52(d,1H),7.43(d,1H),3.88(s,3H),3.80(s,3H),2.55(s,3H)。C10H11BrO3に対してMS(EI):260(MH+)。
ステップ4:密閉した管容器内に、メチル4−ブロモ−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸エステル(280mg、1.08mmol)、シアン化銅(I)(97mg、1.08mmol)およびジメチルホルムアミド(2mL)を加えた。混合物を、150℃で24時間加熱し、その後、室温まで冷却し、セライトパッドを通して濾過した。酢酸エチルを用いてセライトを洗浄した後、混合した濾液を、5%塩化リチウム水溶液、および食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により茶色の残渣物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製した。ヘキサン中の10%酢酸エチルで溶出し、精製された画分を、プールし、濃縮し、150mg、0.73mmol(68%)のメチル4−シアノ−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸エステルを得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.61(d,1H),7.47(d,1H),3.99(s,3H),3.93(s,3H),2.49(s,3H)。C11H11NO3に対してMS(EI):206(MH+)。
ステップ5:35%水酸化カリウム水溶液:メタノール(1:3、4mL)の溶液中のメチル4−シアノ−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸エステル(150mg、0.73mmol)を、60℃で1時間撹拌した。混合物を、室温に冷却し、メタノールを、回転蒸発により除去した。水(4mL)を混合物に添加し、濃縮塩酸水溶液を用いて、pHを2に調整した。形成された沈殿物を、濾過により収集し、水、次いで、ヘキサンで洗浄し、86mg、0.45mmol(62%)の4−シアノ−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.72(d,1H),7.60(d,1H),3.90(s,3H),2.40(s,3H)。C10H9NO3に対してMS(EI):190(M−H)。
ステップ6:DMSO:エタノール(1:4、1mL)中の4−シアノ−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸(80mg、0.42mmol)の溶液に、1N水酸化ナトリウム水溶液(1mL)、および過酸化水素(水中の30重量%、1mL)を添加した。混合物を、室温で72時間撹拌し、その後、1N水酸化ナトリウム水溶液と酢酸エチルとに分け、有機層を廃棄した。1N塩酸水溶液を用いて、水性部分のpHを7に調整した。水性部分を、酢酸エチルを用いて、数回抽出し、混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮により、55mg、0.26mmol(63%)の4−(アミノカルボニル)−2−メチル−3−(メチルオキシ)安息香酸を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.77(br s,1H),7.60(br s,1H),7.54(d,1H),7.41(d,1H),3.72(s,3H),2.41(s,3H)。C10H9NO3に対してMS(EI):190(M−H)。
試薬調製35:1,4−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸:
ステップ1:4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(試薬調製22のステップ1において合成)(500mg、2.6mmol)、メタノール(25mL)および濃硫酸(1.25mL)の混合物を、60℃で18時間撹拌した。反応混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(50mL)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×30mL)、食塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、メチル4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸エステル(400mg、収率75%)を得た、C9H10N2O4に対してMS(EI):211(MH+)。
ステップ2:ヨードメタン(125μL、2.0mmol)を、0℃のテトラヒドロフラン(10mL)中のメチル4−アミノ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸エステル(400mg、1.9mmol)および水酸化ナトリウム(60%油分散、84mg、2.1mmol)の混合物に添加した。反応混合物を、室温までゆっくりと温め、18時間撹拌した。反応混合物を、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止させ、酢酸エチルで抽出した。混合した抽出物を、水(2×30mL)、食塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、その後、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の25%酢酸エチル)により精製し、メチル2−メチル−4−(メチルアミノ)−3−ニトロ安息香酸エステル(308mg、収率72%)を得た。1HNMR(400MHz,CDCl3):7.94(d,1H),6.63(d,1H),5.68(br,1H),3.86(d,2H),2.58(s,3H);C10H12N2O4に対してMS(EI):225(MH+)。
ステップ3:メチル2−メチル−4−(メチルアミノ)−3−ニトロ安息香酸エステル(90mg、0.4mmol)、10%パラジウム木炭(デグッサ(Degussa)タイプ、90mg)、酢酸(124μL、1.5mmol)、および酢酸エチル(20mL)の混合物を、Parr水素化装置内で、40psiにて18時間振とうした。その後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残渣物をギ酸中に溶解し、100℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、氷水(15mL)で反応停止させ、少量ずつの飽和重炭酸ナトリウムの添加により、pHを塩基性に調整し、その後、酢酸エチルで抽出した。混合した抽出物を、水(2×30mL)、食塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、メチル1,4−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボキシレート(78mg、収率95%)を得た。C11H12N2O2に対してMS(EI):205(MH+)。
ステップ4:メタノール(2mL)中のメチル1,4−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボキシレート(78mg、0.38mmol)および5%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)の混合物を、60℃で1時間撹拌した。反応混合物を、濃縮し、水(10mL)で希釈し、pHを4に調整し、その後、固体塩化ナトリウムで飽和した。水性混合物を、酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、混合した抽出物を、水(15mL)、食塩水(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、1,4−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾール5−カルボン酸(46mg、収率63%)を得た。C10H10N2O2に対してMS(EI):191(MH+)。
試薬調製36:4−(アミノカルボニル)−3−(エチルアミノ)−2,5−ジメチル安息香酸:
ステップ1:2,5−ジメチルテレフタル酸(3g、15.5mmol)を、エーテル(30mL)およびメタノール(10mL)中で懸濁し、氷浴中で冷却した。(トリメチルシリル)ジアゾメタン(ヘキサン中の2M溶液;16mL)を、滴下した。混合物を、周囲温度で0.5時間撹拌し、その後、酢酸(2mL)で反応停止させ、濃縮した。残渣物を、酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液とに分けた。有機部分を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、ジメチル2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(3.18g、14.3mmol、収率93%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.76(s,2H),3.91(s,6H),2.57(s,6H);C12H14O4に対してMS(EI):223(MH+)。
ステップ2:ジメチル2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(3.14g、14.1mmol)を、ジクロロメタン(30mL)中に溶解し、氷浴中で冷却した。発煙硝酸(7.6mL)および濃硫酸(0.92mL)を、慎重に添加し、混合物を、1.75時間撹拌した。その後、混合物を、水で反応停止させ、ジクロロメタンで希釈した。水性部分をジクロロメタンで抽出した。混合した有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して黄色油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の10〜20%酢酸エチル)により精製して、ジメチル2,5−ジメチル−3−ニトロテレフタル酸エステル(2.78g、10.4mmol、収率74%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.85(s,1H),3.94(s,3H),3.89(s,3H),2.49(s,3H),2.46(s,3H);C12H13NO6に対してGCMS:267(M+)。
ステップ3:ジメチル2,5−ジメチル−3−ニトロテレフタル酸エステル(2.27g、8.50mmol)を、1,4−ジオキサン(20mL)中に溶解し、氷浴中で冷却した。1N水酸化ナトリウム(8.5mL)を、滴下し、混合物を、周囲温度で2.25時間撹拌した。追加の1N水酸化ナトリウム(0.5mL)を、滴下し、混合物を、周囲温度でさらに1時間撹拌し、この時点でさらに1N水酸化ナトリウム水溶液の0.5mLのアリコートを添加し、さらに1時間撹拌を継続した。反応混合物を、水で希釈し、エーテルで洗浄した。水性部分を、1N塩酸を用いてpHを約2に酸性化し、その後、酢酸エチル(2×)で抽出した。混合した酢酸エチル部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、4−(メトキシカルボニル)−2,5−ジメチル−3−ニトロ安息香酸(定量的収率)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ13.8(br s,1H),7.93(d,1H),3.81(s,3H),2.38(s,3H),2.37(s,3H);C11H11NO6に対してMS(EI):252(M−H)。
ステップ4:4−(メトキシカルボニル)−2,5−ジメチル−3−ニトロ安息香酸(9.5mmol)を、ジクロロメタン(30mL)中で懸濁し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.82g、9.5mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(1.16g、9.5mmol)を添加した。混合物を、周囲温度で0.5時間撹拌した。tert−ブタノール(6mL、64mmol)を添加し、混合物を、15.5時間撹拌した。tert−ブタノール(20mL、213mmol)を添加し、混合物を1時間還流で撹拌した。ジクロロメタンを除去し、混合物を75℃で21時間撹拌した。トリエチルアミン(1.3mL、9.3mmol)およびジフェニルホスホリルクロリド(1.96mL、9.5mmol)を添加し、混合物を、75℃で6時間撹拌した。混合物を、周囲温度まで冷却し、その後、濃縮した。残渣物を、酢酸エチルと1N塩酸とに分けた。有機部分を、1N水酸化ナトリウム、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して橙色の半固体を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の5〜15%酢酸エチル)により精製して、無色油として、粗1−tert−ブチル4−メチル2,5−ジメチル−3−ニトロテレフタル酸エステル(1.98g、6.4mmol、収率68%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.69(s,1H),3.88(s,3H),2.45(s,3H),2.44(s,3H),1.60(s,9H);C15H19NO6に対してGCMS:309(M)。
ステップ5:1−tert−ブチル4−メチル2,5−ジメチル−3−ニトロテレフタル酸エステル(0.5g、1.62mmol)を、テトラヒドロフラン(4mL)中に溶解した。10重量%パラジウム炭素(デグッサ(Degussa)タイプ、50mg)を、溶液に添加し、混合物を、周囲温度で3時間、水素により処理した。10重量%パラジウム炭素(デグッサ(Degussa)タイプ、50mg)を、溶液に添加し、混合物を、周囲温度でさらに2時間、水素により処理した。10重量%パラジウム炭素(デグッサ(Degussa)タイプ、100mg)を、溶液に添加し、混合物を、周囲温度でさらに5時間、水素により処理した。混合物を濾過し、濾液を濃縮し、茶色油として、1−tert−ブチル4−メチル3−アミノ−2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(0.444g、1.59mmol,、収率98%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ6.78(s,1H),5.20(br s,2H),3.90(s,3H),2.40(s,3H),2.24(s,3H),1.59(s,9H);C15H21NO4に対してMS(EI):280(MH+)。
ステップ6:1−tert−ブチル4−メチル3−アミノ−2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(0.444g、1.59mmol)を、THF(10mL)中に溶解し、混合物を、10分間窒素でスパージした。ヨウ化銅(I)(302mg、1.59mmol)およびジヨードメタン(0.64mL、7.93mmol)、次いで、亜硝酸イソアミル(0.63mL、4.74mmol)を添加し、混合物を、20時間還流で撹拌した。混合物を、周囲温度まで冷却し、その後、酢酸エチルと1N塩酸とに分けた。水性部分を酢酸エチル(2×)で抽出した。混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の2〜10%酢酸エチル)により精製した。清浄な画分を、混合し、濃縮し、残渣物を、酢酸エチルと1:1 飽和重炭酸ナトリウム溶液:1Mチオ硫酸ナトリウムとに分けた。水性部分を酢酸エチルで抽出した。混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、黄色油として、1−tert−ブチル4−メチル3−ヨード−2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(300mg、0.769mmol、収率48%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.42(s,1H),3.96(s,3H),2.60(s,3H),2.31(s,3H),1.59(s,9H);C15H19IO4に対してGCMS:359([M−OCH3]+)。
ステップ7:1−tert−ブチル4−メチル3−ヨード−2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(300mg、0.769mmol)を、ジオキサン(3mL)中に溶解し、15分間窒素でスパージした。キサントフォス(XANTPHOS)(18mg、0.031mmol)、炭酸セシウム(326mg、1.00mmol)、エチルアミン(0.1mL)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(14mg、0.015mmol)を添加し、混合物を、密閉した管内で、95℃で19時間撹拌した。キサントフォス(XANTPHOS)(36mg、0.062mmol)、エチルアミン(0.1mL)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(28mg、0.030mmol)を添加し、混合物を、密閉した管内で、95℃でさらに20時間撹拌した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、セライトを通して濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮して、橙色油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の2〜10%酢酸エチル)により精製して、黄色油として、1−tert−ブチル4−メチル3−(エチルアミノ)−2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(158mg、0.515mmol、収率67%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.08(s,1H),3.91(s,3H),3.83(br s,1H),3.00(q,2H),2.36(s,3H),2.29(s,3H),1.59(s,9H),1.14(t,3H);C17H25NO4に対してMS(EI):308(MH+)。
ステップ8:1−tert−ブチル4−メチル3−(エチルアミノ)−2,5−ジメチルテレフタル酸エステル(142mg、0.463mmol)を、ジオキサン(2mL)中に溶解し、氷浴中で冷却した。2N水酸化リチウム(0.25mL)を添加し、混合物を16時間撹拌し、その後、メタノール(0.5mL)および2N水酸化リチウム(0.25mL)を添加し、混合物を、周囲温度で1.5時間撹拌した。混合物を、氷浴中で冷却し、1N水酸化ナトリウム(0.5mL)を添加し、混合物を、1時間撹拌し、その後、周囲温度まで温め、さらに1時間撹拌した。混合物を、50〜55℃でさらに16時間撹拌し、その後、周囲温度まで冷却し、1N塩酸を用いて、pH約4.5に酸性化した。混合物を、水で希釈し、酢酸エチル(2×)で抽出した。有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、茶色油として、4−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(エチルアミノ)−3,6−ジメチル安息香酸(115mg、0.392mmol、収率85%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.45(s,1H),2.97(q,2H),2.67(s,3H),2.46(s,3H),1.61(s,9H),1.34(t,3H);C16H23NO4に対してMS(EI):294(MH+)。
ステップ9:4−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(エチルアミノ)−3,6−ジメチル安息香酸(115mg、0.392mmol)を、テトラヒドロフラン(1mL)中に溶解し、氷浴中で冷却した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.403mmol)およびトリホスゲン(40mg、0.135mmol)を添加し、混合物を、周囲温度で0.5時間撹拌した。混合物を、水で反応停止させ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。混合した有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、tert−ブチル1−エチル−5,8−ジメチル−2,4−ジオキソ−2,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−7−カルボキシレート(109mg、0.342mmol、収率87%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.35(s,1H),4.06(q,2H),2.70(s,3H),2.46(s,3H),1.62(s,9H),1.28(t,3H);C17H21NO5に対してMS(EI):320(MH+)。
ステップ10:tert−ブチル1−エチル−5,8−ジメチル−2,4−ジオキソ−2,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−7−カルボキシレート(90mg、0.282mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中に溶解し、15分間アンモニアにより処理し、その後、周囲温度で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣物を、20%クエン酸(3mL)およびテトラヒドロフラン(1mL)中の懸濁液として、15分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで抽出した。水性部分を、飽和重炭酸ナトリウムで塩基性化し、その後、酢酸エチルで抽出した。混合した有機部分を、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、橙色の膜を得、周囲温度で2時間、トリフルオロ酢酸(1mL)により処理した。混合物を濃縮し、残渣物を1N塩酸により処理し、濃縮した。残渣物を、1N塩酸およびアセトニトリルの混合物に溶解し、その後、凍結乾燥し、4−アミノカルボニル−3−(エチルアミノ)−2,5−ジメチル安息香酸塩酸塩(定量的収率)を得た。C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
試薬調製37:3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−アミノ]安息香酸:
ステップ1:1,4−ジオキサン(25mL)中のメチル3−ブロモ安息香酸(0.43g、2.00mmol)、トランス−4−アミノシクロヘキサノール(0.35g、3.00mmol)、炭酸セシウム(1.63g、5.00mmol)、キサントフォス(XANTPHOS)(0.024g、0.02mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.010g、0.01mmol)の懸濁液を、窒素雰囲気下で、80℃で18時間、撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を、セライトのパッドを通して濾過し、酢酸エチル(200mL)で洗浄し、混合した濾液を、水を用いて分けた。有機層を分離し、1M塩酸水溶液および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶液を濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン:酢酸エチル 4:1〜3:2)により精製し、メチル3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸エステル(0.28g、56%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.18(m,2H),7.08(m,1H),6.82(m,1H),5.82(d,1H),3.84(s,3H),3.34(m,1H),2.57(m,1H),1.85(m,2H),1.71(m,2H),1.58(m,2H),1.46(m,2H)。C14H19NO3に対してMS(EI):250(MH+)。
ステップ2:メタノール(20mL)、テトラヒドロフラン(10mL)、および水(10mL)の混合物中のメチル3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸エステル(0.25g、1.00mmol)の溶液に、4M水酸化カリウム水溶液(0.5mL、2.00mmol)を添加し、反応混合物を、5分間加熱還流した。溶媒の有機部分を、蒸発させ、2M塩酸水溶液の添加により、水溶液のpHを2に調整した。水性混合物を、酢酸エチルを用いて分け、有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶液を濃縮し、3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸(40mg、17%)を得た。C13H17NO3に対してMS(EI):234(M−H)。
試薬調製38:(S)−メチル2−アミノ−2−(4−メトキシフェニル)−酢酸塩:
ステップ1:1,4−ジオキサン(20mL)と水(20mL)の混合物中のL−4−ヒドロキシフェニルグリシン(1.00g、5.98mmol)および炭酸水素ナトリウム(2.50g、29.11mmol)の溶液に、0℃で二炭酸ジ−tert−ブチル(1.40g、6.58mmol)を添加し、次いで、室温で18時間撹拌した。溶媒の有機部分を蒸発させ、反応混合物を、酢酸エチル(300mL)と0.5M塩酸水溶液(50mL)とに分けた。有機層を分離し、0.5M塩酸水溶液、水、および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶媒を濃縮し、(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸(1.6g、定量的)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.80(bs,1H),7.12(d,2H),6.62(d,2H),5.80(d,1H),5.00(d,1H),1.22(s,9H)。C13H17NO5に対してMS(EI):266(M−H)。
ステップ2:ジメチルホルムアミド(20mL)中の(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸(1.60g、5.98mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.85g、13.42mmol)を添加し、混合物を、室温で30分間撹拌し、次いで、ヨウ化メチル(0.76mL、12.20mmol)を添加した。その後、反応混合物を、室温で18時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣物を、酢酸エチル(250mL)と水(50mL)とに分けた。有機層を分離し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶媒を濃縮し、(S)−メチル2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−メトキシフェニル)酢酸塩(1.8g、定量的)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.16(d,2H),6.72(d,2H),5.68(d,1H),5.14(d,1H),3.62(s,3H),3.56(s,3H),1.24(s,9H)。C15H21NO5に対してMS(EI):294(MH−)。
ステップ3:ジクロロメタン(10mL)中の(S)−メチル2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−メトキシフェニル)酢酸塩(0.30g、1.00mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加し、混合物を、40℃まで30分間加熱した。溶媒を、蒸発させ、次いで、トルエンからの残渣物を回転蒸発させ、真空中で乾燥させ、トリフルオロ酢酸塩(0.30g、定量的)として、(S)−メチル2−アミノ−2−(4−メトキシフェニル)酢酸塩を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.18(d,2H),6.82(d,2H),5.68(d,1H),4.82(d,1H),3.78(s,3H),3.64(s,3H)。C10H13NO3に対してMS(EI):196(MH+)。
試薬調製39:4−(アミノカルボニル)−3−(シクロペンチルアミノ)−安息香酸:
ステップ1:ジオキサン(5mL)中のエチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(500mg、1.97mmol)、キサントフォス(XANTPHOS)(228mg、0.39mmol)、炭酸セシウム(1.282g、3.94mmol)、シクロペンチルアミン(233mg、2.75mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(180mg、0.20mmol)の混合物を、100℃で17時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチル(100mL)と水(50mL)とに分け、有機層を食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ヘキサン:酢酸エチル 9:1)により、茶色油として、エチル4−シアノ−3−(シクロペンチルアミノ)安息香酸エステル(366mg、収率72%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.43(m,2H),7.35(m,1H),7.27(m,1H),4.62(d,1H),4.38(q,2H),3.93(m,1H),2.10(m,2H),1.78(m,2H),1.67(m,2H),1.53(m,2H),1.39(t,3H)。C15H18N2O2に対してMS(EI):259(MH+)。
ステップ2:DMSO(1.5mL)中のエチル4−シアノ−3−(シクロペンチルアミノ)安息香酸エステル(363mg、1.41mmol)、炭酸カリウム(50mg、0.36mmol)、および30%過酸化水素水溶液(0.25mL)の溶液を、60℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加し、得られた混合物を、酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を、水(10mL)および食塩水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、エチル4−(アミノカルボニル)−3−(シクロペンチルアミノ)安息香酸エステル(333mg、収率86%)を得た。C15H20N2O3に対してMS(EI):277(MH+)。
ステップ3:メタノール(6mL)および水(2mL)中のエチル4−(アミノカルボニル)−3−(シクロペンチルアミノ)安息香酸エステル(333mg、1.21mmol)および水酸化カリウム(135mg、2.41mmol)の懸濁液を、55℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加し、1N塩酸水溶液を用いて、pHを4に調整した。得られた沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させ、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロペンチル-アミノ)安息香酸(260mg、収率87%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.02(br s,1H),8.17(d,1H),7.97(br s,1H),7.66(d,1H),7.34(br s,1H),7.21(d,1H),7.04(dd,1H),3.81(m,1H),1.99(m,2H),1.64(m,4H),1.42(m,2H)。C13H16N2O3に対してMS(EI):249(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の化合物を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
4−(アミノカルボニル)−3−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、トランス4−アミノシクロヘキサノールを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C14H18N2O4に対してMS(EI):279(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、2−アミノエチルメチルスルホン塩酸塩を用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C11H14N2O5Sに対してMS(EI):287(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、アミノメチルシクロプロパンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H14N2O3に対してMS(EI):235(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(ピリジン−4−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、4−アミノピリジンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):9.82(s,1H),8.30(d,2H),8.23(s,1H),7.97(d,1H),7.79(d,1H),7.76(s,1H),7.57(dd,1H),7.03(d,2H)。C13H11N3O3に対してMS(EI):258(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(シス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、シス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシルアミン(WO2005009966に従って合成)を用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C15H20N2O4に対してMS(EI):293(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、(R)−(−)−3−メチル−2−ブチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.03(br s,1H),8.26(d,1H),7.97(br s,1H),7.67(d,1H),7.33(br s,1H),7.20(d,1H),7.00(dd,1H),3.42(m,1H),1.79(m,1H),1.07(d,3H),0.94(d,3H),0.88(d,3H)。C13H18N2O3に対してMS(EI):249(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−3−({2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチル}アミノ)安息香酸:
ステップ1において、2−{(1−メチルエチル)オキシ}エタンアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C13H18N2O4に対してMS(EI):267(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、(±)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩酸塩を用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H14N2O4に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.1(br s,1H),8.54(t,1H),8.11(br s,1H),7.73(d,1H),7.54(br s,1H),7.42(s,1H),7.19(dd,1H),4.23(td,2H)。C11H9F5N2O3に対してMS(EI):311(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−3−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H9F7N2O3に対してMS(EI):363(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(ピペリジン−1−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、ピペリジン−1−アミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.00(d,1H),7.58(d,1H),724(dd,1H),2.71(br s,4H),1.75−1.69(m,4H),1.47(br s,2H)。C13H17N3O3に対してMS(EI):264(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピペリジン−4−イル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、1−tert−ブトキシカルボニル−4−アミノピペリジンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1HNMR(400MHz,メタノール−d4):7.63(d,J=8.0Hz,1H),7.40(s,1H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),3.93(m,2H),3.67(m,1H),3.05(m,2H),2.03(m,2H),1.46(s,9H),1.40(m,2H)。C18H25N3O5に対してMS(EI):364(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−3−イル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、1−tert−ブトキシカルボニル−3−アミノピロリジンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1HNMR(400MHz,メタノール−d4):7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.38(s,1H),7.25(d,J=8.0Hz,1H),4.20(m,1H),3.70(m,1H),3.50(m,2H),2.26(m,1H),2.28(m,1H),1.95(m,1H),1.44(s,9H)。C17H23N3O5に対してMS(EI) 250(MH+−Boc)。
4−(アミノカルボニル)−3−{(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピペリジン−3−イル)メチル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、4−アミノメチル−1−N−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1HNMR(400MHz,メタノール−d4):7.63(d,J=8.0Hz,1H),7.34(s,1H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),3.80(br,s,1H),3.14(m,2H),2.95(m,2H),1.95−1.60(m,3H),1.44(m,3H),1.40(s,9H)。C19H27N3O5に対してMS(EI) 378(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{(1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−3−イル)メチル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、tert−ブチル3−(アミノメチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1HNMR(400MHz,メタノール−d4):7.63(d,J=8.0Hz,1H),7.36(s,1H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),3.56(m,1H),3.47(m,1H),3.30(m,1H),3.12(m,1H),3.09(m,1H),2.56(m,1H),2.11(m,1H),1.74(m,1H),1.45(s,9H)。C18H25N3O5に対してMS(EI) 364(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(3−{[(2−ジメチルアミノ)エチル]オキシ}フェニル)−アミノ]安息香酸:
ステップ1において、3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリン(Bioorg. & Med.Chem.Lett.2005,15(22),4989−4993)を用いることにより、実施例39の方法に従って調製した。1HNMR(400MHz,DMSO−d6):13.18(br,s,1H),9.96(s,1H),8.23(s,1H),7.83(s,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.69(s,1H),7.31(m,2H),6.82(m,2H),6.69(d,J=8.0Hz,1H),4.34(m,2H),3.50(m,2H),2.84(s,6H)。C18H21N3O4に対してMS(EI) 344(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、4−アミノテトラヒドロピランを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):7.64(d,1H),7.41(d,1H),7.21(dd,1H),3.96(dt,2H),3.73−3.65(m,1H),3.60(td,2H),2.08−2.00(m,2H),1.58−1.48(m,2H)。C13H16N2O4に対してMS(EI):265(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(フェニルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、アニリンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):7.91(d,1H),7.71(d,1H),7.39−7.32(m,3H),3.19(d,2H),7.04(t,1H)。C14H12N2O3に対してMS(EI):257(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(ベンジルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、ベンジルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):7.63(d,1H),7.40−7.36(m,2H),7.34−7.30(m,3H),7.24(d,1H),7.21(dd,1H),4.43(s,2H)。C15H14N2O3に対してMS(EI):271(MH+)。
(S)−4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、(S)−テトラヒドロフラン−3−アミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,メタノール−d4):7.69−7.63(m,1H),7.40−7.36(m,1H),7.30−7.25(m,1H),7.30−7.25(m,1H),4.24−4.18(m,1H),4.04−3.91(m,2H),3.90−3.83(m,1H),3.73−3.67(m,1H),2.38−2.27(m,1H),1.94−1.85(m,1H)。C12H14N2O4に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、2,2,2−トリフルオロエチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C10H9F3N2O3に対してMS(EI):261(M−H)。
(R)−4−(アミノカルボニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、(R)−テトラヒドロフラン−3−アミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.04(br s,1H),8.27(br s,1H),8.02(s,1H),7.69(d,1H),7.41(s,1H),7.19(s,1H),7.09(d,1H),4.16−4.09(br s,1H),3.92−3.86(m,1H),3.84−3.72(m,2H),3.56−3.49(m,1H),2.32−2.20(m,1H),1.77−1.68(m,1H)。C12H14N2O4に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(プロピルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、n−プロピルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.01(br s,1H),8.12(t,1H),7.98(br s,1H),7.67(d,1H),7.36(br s,1H),7.17(s,1H),7.05(dd,1H),3.12−3.07(m,2H),1.64−1.56(m,2H),0.96(t,3H)。C11H14N2O3に対してMS(EI):221(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−3−(アゼチジン−1−イル)安息香酸:
ステップ1において、アゼチジンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C11H12N2O3に対してMS(EI):221(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(3,3,3−トリフルオロプロピルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、3,3,3−トリフルオロプロピルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.06(br s,1H),8.23(t,1H),8.01(br s,1H),7.69(d,1H),7.41(br s,1H),7.20(dd,1H),3.46−3.41(m,2H),2.66−2.54(m,3H)。C11H11F3N2O3に対してMS(EI):277(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−(ブチルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、n−ブチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.02(br s,1H),8.09(t,1H),7.98(br s,1H),7.67(d,1H),7.35(br s,1H),7.17(d,1H),7.05(dd,1H),3.15−3.10(m,2H),1.059−1.54(m,2H),1.42−1.37(m,2H),0.95−0.91(m,3H)。C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1−メチルエチル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、イソプロピルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C11H14N2O3に対してMS(EI):223(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、イソブチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、2−テトラヒドロフルフリルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C13H16N2O4に対してMS(EI):265(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[2−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)エチル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、N−Boc−エチレンジアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C15H21N3O5に対してMS(EI):324(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1−プロピルブチル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、4−ヘプチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C15H22N2O3に対してMS(EI):279(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1,2−ジメチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、1,2−ジメチルプロピルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1,2,2−トリメチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、1,2,2−トリメチルプロピルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C14H20N2O3に対してMS(EI):265(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−({1−[(メチルオキシ)メチル]プロピル}アミノ)安息香酸:
ステップ1において、2−アミノ−1−メトキシブタンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C13H18N2O4に対してMS(EI):267(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[(1S)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、(S)−(+)−2−ブチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、(R)−(−)−2−ブチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−({3−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル}アミノ)安息香酸:
ステップ1において、N−イソプロピル−1,3−プロパンジアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C14H21N3O3に対してMS(EI):507.2(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、ネオペンチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、3−アミノペンタンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1−メチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、2−アミノブタンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H16N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、(2R)−3−メチルブタン−2−アミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.02(s,1H),8.30−8.24(d,1H),7.98(s,1H),7.69−7.64(d,1H),7.33(s,1H),7.20(s,1H),7.03−6.98(d,1H),3.46−3.39(m,1H),1.85−1.75(m,1H),1.09−1.04(d,3H),0.97−0.93(d,3H),0.91−0.87(d,3H)。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−[(1−シクロプロピルエチル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、1−シクロプロピルエタンアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.02(br s,1H),8.14(d,1H),7.96(s,1H),7.65(d,1H),7.33(s,1H),7.18(d,1H),7.01(dd,1H),3.14(m,1H),1.18(d,3H),0.95(m,1H),0.44(m,2H),0.24(m,2H)。C13H16N2O3に対してMS(EI):247(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[3,4,5−トリス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、3,4,5−トリメトキシアニリンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C17H18N2O6に対してMS(EI):345(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−3−(シクロブチルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、シクロブチルアミンを用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C12H14N2O3に対してMS(EI):233(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、メチルスルホニル−ピペリジン−4−イルアミン塩酸塩を用いることにより、試薬調製39の方法に従って調製した。C14H19N3O5Sに対してMS(EI):340(M−H)。
試薬調製40:4−(アミノカルボニル)−3−(シクロヘキシルアミノ)安息香酸:
ステップ1:圧力容器に、実施例11(ステップ1、2)に説明されるように調製されたベンジル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(150mg、0.47mmol)、炭酸セシウム(310mg、0.95mmol)、シクロヘキシルアミン(108μL、0.95mmol)、キサントフォス(XANTPHOS)(27mg、0.047mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(21mg、0.023mmol)、およびジオキサン(3mL)を加えた。容器を密閉し、95℃まで4時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。水相を酢酸エチルで抽出した。混合した有機抽出物を、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の10%酢酸エチル)により精製し、黄色のシロップとして、ベンジル4−シアノ−3−(シクロヘキシルアミノ)安息香酸エステル(118mg、0.35mmol、収率75%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.45−7.30(m,7H),7.27(dd,1H),5.36(s,2H),4.56(d,1H),3.48−3.38(m,1H),2.08−2.01(m,2H),1.83−1.75(m,2H),1.71−1.64(m,1H),1.46−1.35(m,2H),1.31−1.20(m,3H);C21H22N2O2に対してMS(EI):333(M−H)。
ステップ2:DMSO(2mL)中のベンジル4−シアノ−3−(シクロヘキシルアミノ)安息香酸エステル(66.2mg、0.198mmol)の溶液に、炭酸カリウム(27.4mg、0.198mmol)、次いで、30%過酸化水素水溶液(5滴)を添加した。混合物を、室温で45分間撹拌し、その後、酢酸エチルで希釈した。水を添加し、その後、層を分離した。その後、水相を酢酸エチルで抽出した。混合した有機抽出物を、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の40%酢酸エチル)により精製し、黄色の膜として、ベンジル4−(アミノカルボニル)−3−(シクロヘキシルアミノ)安息香酸エステル(45.0mg、0.128mmol、収率64%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.81(d,1H),7.46−7.32(m,7H),7.16(dd,1H),5.77(br s,2H),5.36(s,2H),3.48−3.38(m,1H),2.05−1.98(m,2H),1.80−1.72(m,2H),1.66−1.59(m,1H),1.45−1.23(m,4H);C21H24N2O3に対してMS(EI):353(MH+)。
ステップ3:メタノール(2mL)中のベンジル4−(アミノカルボニル)−3−(シクロヘキシルアミノ)安息香酸エステル(45mg、0.128mmol)の溶液に、パラジウム炭素(10重量%、デグッサ(Degussa)タイプ、45mg)を添加した。混合物を、1気圧の水素下で、50分間激しく撹拌した。触媒を、セライトを通して濾過することにより除去し、濾液を濃縮して、黄色粉末として、4−(アミノカルボニル)−3−(シクロヘキシルアミノ)安息香酸(25mg、0.095mmol、収率74%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.59(d,1H),7.35(s,1H),7.14(dd,1H),3.47−3.39(m,1H),2.05−1.98(m,2H),1.81−1.73(m,2H),1.68−1.60(m,1H),1.52−1.41(m,2H),1.38−1.25(m,3H)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の試薬を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
4−(アミノカルボニル)−3−(エチルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、エチルアミンを用いることにより、試薬調製40の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.99−7.95(m,2H),7.66(d,1H),7.34(br s,1H),7.17(d,1H),7.06(dd,1H),3.19−3.12(m,2H),1.20(t, 3H);C10H12N2O3に対してMS(EI):209(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−3−{[3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、3−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]オキシ}−4−(メチルオキシ)フェニルアミン(Gaster et al.J.Med Chem.1998,41(8),1218−1235)を用いることにより、試薬調製40の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.74(s,1H),7.66(d,1H),7.29(d,1H),7.02−6.97(m,2H),6.87(dd,1H),4.34−4.30(m,2H),3.86(s,3H),3.55−3.51(m,2H),2.99(s,6H)。
4−(アミノカルボニル)−3−(シクロプロピルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、シクロプロピルアミンを用いることにより、試薬調製40の方法に従って調製した。C11H12N2O3に対してMS(EI):221(MH+)。
4−(アミノカルボニル−3−[4−メトキシ−3−(2−モノホリノエトキシ)フェニルアミノ]−安息香酸:
ステップ1において、4−メトキシ−3−(2−モノホリノエトキシ)アニリン(Witty et al.Bioorg.Med.Chem.Lett.2006,16,4865−4871)を用いることにより、試薬調製40の方法に従って調製した。C21H25N3O6に対してMS(EI):414(M−H)。
試薬調製41:(R)−5−(sec−ブチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸:
ステップ1:テトラヒドロフラン(180mL)およびメタノール(45mL)中の4−ブロモ−2−メチル安息香酸(15.1g、0.070mol)の冷却した(0°C)溶液に、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(ヘキサン中の2.0M、42mL、0.084mol)をゆっくりと添加した。反応混合物を、室温まで温め、1時間撹拌し、この時点で、それを真空中で濃縮し、黄色油として、メチル4−ブロモ−2−メチル安息香酸(16g、100%)を得た。残渣物を、さらに精製することなく、次のステップに供した。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.78(d,1H),7.42(s,1H),7.38(d,1H),3.88(s,3H), 2.58(s,3H)。C9H9BrO2に対してMS(EI):230(MH+)。
ステップ2:DMF(300mL)中のメチル4−ブロモ−2−メチル安息香酸エステル(26.6g、0.116mol)の溶液に、シアン化亜鉛(8.1g、0.07mol)、次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6.7g、0.0058mol)を添加した。反応混合物を、100℃の油浴に入れ、2時間撹拌し、この時点で、それをセライト床を通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルですすいだ。濾液を、真空中で濃縮し、残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の10%酢酸エチル)により精製し、白色粉末として、メチル4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(18.1g、89%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.97(d,1H),7.55(s,1H),7.53(br m,1H),3.93(s,3H),2.62(s,3H)。
ステップ3:濃硫酸(130mL)中のメチル4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(18.1g、0.103mol)の溶液を、−10℃まで冷却した。この内部温度を維持しながら、発煙硝酸(15.6mL)を、30分間にわたりゆっくりと添加した。反応混合物を、さらに2.5時間0℃で撹拌し、この時点で、それを1.0Lの氷に注ぎ、その後、酢酸エチルを用いて分けた。有機層を、飽和重炭酸ナトリウム、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、その後、真空中で濃縮した。残渣物を、10%酢酸エチル/ヘキサンと共に粉砕し、白色粉末として、メチル4−シアノ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸エステル(14.8g、65%)を得た。表題生成物を、9:1の位置異性体混合物における、主要な異性体として単離した。1H NMR(400MHz,CDCl3),主要:8.85(s,1H),7.81(s,1H),4.00(s,3H),2.77(s,3H);副:8.07(d,1H),7.72(d,1H),3.98(s,3H),2.57(s,3H)。C10H8N2O4に対してMS(EI):238(M+H2O)。
ステップ4:酢酸(250mL)中のメチル4−シアノ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸エステル(14.8g、0.0672mol)の溶液に、鉄粉(22.5g、0.40mol)を添加した。反応混合物を、45℃まで加熱し、1時間撹拌し、この時点で、それを室温まで冷却した。反応混合物を、セライト床を通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルですすいだ。濾液の体積を半分まで減少させ、その後、水と酢酸エチルとに分けた。有機層を、10%塩化リチウム、次いで、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を、食塩水でさらに洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、ヘキサンと共に粉砕し、鮮黄色粉末として、メチル5−アミノ−4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(11.7g、91%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.28(s,1H),7.26(s,1H),4.35(br s,2H),3.89(s,3H),2.43(s,3H)。C10H10N2O2に対してMS(EI):191(MH+)。
ステップ5:THF(100mL)中のメチル5−アミノ−4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(5.0g、0.0262mol)の溶液に、ヨウ化銅(5.0g、0.0262mol)、ジヨードメタン(10.5mL、0.131mol)、および亜硝酸イソアミル(10.5mL、0.0786mol)を添加した。反応混合物を、85℃まで加熱し、3時間撹拌し、この時点で、それを室温まで冷却した。不均一混合物を、セライト床を通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルですすいだ。濾液を濃縮し、残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(100%ヘキサン〜ヘキサン中の2%ジエチルエーテル)により精製し、その後、ヘキサンと共に粉砕し、白色粉末として、メチル4−シアノ−5−ヨード−2−メチル安息香酸エステル(3.7g、76%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.39(s,1H),7.50(s,1H),3.94(s,3H),2.56(s,3H)。
ステップ6:1,4−ジオキサン(25mL)中のメチル4−シアノ−5−ヨード−2−メチル安息香酸エステル(500mg、1.66mmol)の溶液に、9,9−ジメチル−4,5−(ビス(ジフェニルフォスフィノ)キサンテン(96mg、0.166mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(76mg、0.083mmol)、炭酸セシウム(1.08g、3.32mmol)、および(R)−ブタン−2−アミン(506μL、4.98mmol)を添加した。反応混合物を、95℃まで加熱し、16時間撹拌し、この時点で、それを室温まで冷却した。不均一混合物を、セライト床を通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルですすいだ。濾液を濃縮し、残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(100%ヘキサン〜ヘキサン中の5%酢酸エチル)により精製し、鮮黄色油として、(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(300mg、73%)を得た。C14H18N2O2に対してMS(EI):247(MH+)。
ステップ7:DMSO(1.5mL)中の(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(300mg、1.22mmol)の冷却した(0°C)溶液に、30%過酸化水素溶液(258μL、8.96mmol)および炭酸カリウム(56mg、0.402mmol)を添加した。反応混合物を、室温まで温め、4時間撹拌し、この時点で、それを真空中で濃縮した。残渣物を、フラッシュクロマトグラフィ(100%ヘキサン〜ヘキサン中の10%酢酸エチル)により精製し、黄色結晶として、(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸エステル(300mg、93%)を得た。C14H20N2O3に対してMS(EI):265(MH+)。
ステップ8:メタノール(2.0mL)およびジクロロメタン(1.0mL)中の(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸エステル(300mg、1.13mmol)の溶液に、2.0M水酸化ナトリウム水溶液(2.0mL、4.0mmol)を添加した。反応混合物を、45℃まで加熱し、2時間撹拌し、この時点で、それを室温まで冷却し、すべての揮発性を回転蒸発により除去した。残渣溶液に、pH<2になるまで1.0M塩酸水溶液をゆっくりと添加した。黄色の沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、(R)−5−(sec−ブチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸エステル(210mg、65%)を得た。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の試薬を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
(R)−4−(アミノカルボニル)−5−(3,3−ジメチルブタン−2−イルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ6において、(R)−3,3−ジメチルブタン−2−アミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。C15H22N2O3に対してMS(EI):279(MH+)。
(S)−5−(sec−ブチルアミノ)−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸:
ステップ6において、(S)−ブタン−2−アミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−5−(1−シクロプロピルエチルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ6において、1−シクロプロピルエタンアミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。C14H18N2O3に対してMS(EI):263(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(1,1,1−トリフルオロ−3−メチルブタン−2−イルアミノ)安息香酸:
ステップ6において、1,1,1−トリフルオロ−3−メチルブタン−2−アミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.53(s,1H),7.37(s,1H),4.12−4.05(m,1H),2.45(s,3H),2.30−2.22(m,1H),1.07(d,3H),1.02(d,3H);C14H17F3N2O3に対してMS(EI):319(MH+)。
(S)−4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)安息香酸:
ステップ6において、(S)−テトラヒドロフラン−3−アミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):12.95(br s,1H),7.99(d,1H),7.94(br s,1H),7.53(s,1H),7.36(br s,1H),7.06(br s,1H),4.11−4.04(m,1H),3.90−3.70(m,1H),3.50(dd,1H),2.35(s,3H),2.27−2.17(m,1H),1.75−1.66(m,1H);C13H16N2O4に対してMS(EI):265(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(プロピルアミノ)安息香酸:
ステップ6において、プロパン−1−アミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。1HNMR(400MHz,CD3OD):7.45(s,1H),7.21(s,1H),3.12(t,2H),2.42(s,3H),1.69(q,2H),1.03(t,3H)。C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−5−(シクロブチルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ6において、シクロブタンアミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。1HNMR(400MHz,CD3OD):7.43(s,1H),7.04(s,1H),3.95(m,1H),2.46(m,2H),2.40(s,3H),1.85(m,4H)。C13H16N2O3に対してMS(EI):249(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(3,3,3−トリフルオロプロピルアミノ)安息香酸:
ステップ6において、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。C12H13F3N2O3に対してMS(EI):291(MH+)。
(R)−4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(3−メチルブタン−2−イルアミノ)安息香酸:
ステップ6において、(R)−3−メチルブタン−2−アミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。C14H20N2O3に対してMS(EI):265(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イルアミノ)安息香酸:
ステップ6において、1,1,1トリフルオロブタン−2−アミン塩酸塩(試薬調製53において合成)を用い、試薬調製41の方法に従って合成した。C13H15F3N2O3に対してMS(EI):305(MH+)。
4−シアノ−5−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ6において、トランス−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)シクロヘキサンアミンを用い、続いて、Greene, T.W. and Wuts, P.G.M, Protective Groups in Organic Synthesis 1999, John Wiley and Sons, Inc., New York, NYにより記載される、シリル保護基の脱保護、その後、ステップ7を省略することにより、試薬調製41の方法に従って合成した。C15H18N2O3に対してMS(EI):273(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−5−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]−2−メチル安息香酸:
ステップ6において、1,1−ジメチルエチルアミンを用い、試薬調製41の方法に従って合成した。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(2−メチルプロピル)安息香酸:
ステップ6において、イソブチルボロン酸を用い、試薬調製41の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.84(s,1H),7.39(s,1H),2.80−2.78(d,2H),2.66(s,3H),2.03−1.99(m,1H),1.00−0.99(d,6H)。C13H17NO3に対してMS(EI):236(M−H)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)安息香酸:
Chemical & Pharmaceutical Bulletin(2007),55(9),1361−1364に記載される方法に従って、ステップ6を、メチル4−シアノ−5−ヨード−2−メチル安息香酸エステルのメチル4−シアノ−5−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸エステルへの変換と差し換えて、試薬調製41の方法に従い、その後、ヨードメタンによるフェノールアルキル化、次いで、ステップ7および8を実行して合成した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.69(b,1H),7.63(b,2H),7.45(s,1H),3.88(s,3H),2.44(s,3H);C10H11NO4に対してMS(EI):210(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−6−メチル−3−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
ステップ6において、(R)−1−メチルプロピルアミンを用いて、試薬調製41の方法に従い、その後、N−クロロスクシニミドを用い、得られたアニリンを塩素化、次いで、ステップ7および8を実行して合成した。C13H17N2O3Clに対してMS(EI):285(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(1−メチルプロピル)オキシ]安息香酸:
Chemical & Pharmaceutical Bulletin(2007),55(9),1361−1364に記載される方法に従って、ステップ6を、メチル4−シアノ−5−ヨード−2−メチル安息香酸エステルのメチル4−シアノ−5−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸エステルへの変換と差し換えて、試薬調製41の方法に従い、その後、2−ブロモブタンによるフェノールアルキル化、次いで、ステップ7および8を実行して合成した。C13H17NO4に対してMS(EI):252(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−5−エチル−2−メチル安息香酸:
Synlett 1996,5,473−474に記載される方法に従って、ステップ6において、塩化エチルマグネシウムを用いて、試薬調製41の方法に従い、その後、ステップ7および8を実行して合成した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.84(s,1H),7.69(s,1H),7.59(s,1H),7.23(s,1H),3.00(s,3H),2.71(q,2H),1.14(t,3H)。C11H13NO3に対してMS(EI):208(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[2−(メチルオキシ)エチル]オキシ}安息香酸:
Chemical & Pharmaceutical Bulletin(2007),55(9),1361−1364に記載される方法に従って、ステップ6を、メチル4−シアノ−5−ヨード−2−メチル安息香酸エステルのメチル4−シアノ−5−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸エステルへの変換と差し換えて、試薬調製41の方法に従い、その後、2−ブロモエチルメチルエーテルによるフェノールアルキル化、次いで、ステップ7および8を実行して合成した。C12H15NO5に対してMS(EI):254(MH+)。
試薬調製42:4−(アミノカルボニル)−5−(イソプロピルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ1:メチル5−アミノ−4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(試薬調製41のステップ4において合成)(240mg、1.26mmol)を、1,2−ジクロロエタン(7mL)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.6mL、7.57mmol)、アセトン(0.28mL、3.79mmol)、およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(802mg、3.78mmol)により、45℃で20分間処理した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応停止させ、ジクロロメタンを用いて分けた。水性部分をジクロロメタンで抽出した。混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して黄色油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の10%ジクロロメタン)により精製して、淡黄色油として、メチル4−シアノ−5−(イソプロピルアミノ)−2−メチル安息香酸エステル(224mg、0.96mmol、収率76%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.25(s,1H),7.16(s,1H),4.28(d,1H),3.91(s,3H),3.77−3.74(m,1H),2.40(s,3H),1.27(s,3H),1.26(s,3H);C14H16N2O2に対してMS(EI):233(MH+)。
ステップ2:メチル4−シアノ−5−(イソプロピルアミノ)−2−メチル安息香酸エステル(224mg、0.96mmol)を、DMSO(2mL)中に溶解し、冷水浴中で冷却した。30%過酸化水素水溶液(0.2mL)および炭酸カリウム(42.6mg、0.31mmol)を添加し、混合物を、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチルと10%塩化リチウム水溶液とに分けた。水性部分を酢酸エチルで抽出した。混合した有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過して黄色油まで濃縮し、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の15〜30%酢酸エチル)により精製して、黄色油として、メチル4−アミノカルボニル−5−(イソプロピルアミノ)−2−メチル安息香酸エステル(202mg、0.81mmol、収率83%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.35(d,1H),7.26(d,1H),7.24−7.22(m,2H),5.70(br s,1H),3.90(s,3H),3.75−3.68(m,1H),2.42(s,3H),1.26−1.24(m,6H);C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
ステップ3:メチル4−アミノカルボニル−5−(イソプロピルアミノ)−2−メチル安息香酸エステル(202mg、0.81mmol)を、メタノール(3mL)中に溶解し、1M水酸化ナトリウム(3mL、3mmol)により、45℃で1.5時間処理した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、濃縮して水性残渣物を得、それを1N塩酸を用いてpH約3まで酸性化した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させ、4−アミノカルボニル−5−(イソプロピルアミノ)−2−メチル安息香酸エステル(99.5mg、0.42mmol、収率52%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ12.95(br s,1H),7.90(br s,1H),7.72(d,1H),7.49(s,1H),7.28(br s,1H),7.06(s,1H),3.64−3.54(m,1H),2.33(s,3H),1.15(s,3H),1.14(s,3H);C12H16N2O3に対してMS(EI):237(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の出発試薬を調製した。アルデヒドを、(ステップ1)の基質として使用した場合、概して、トリフルオロ酢酸の代わりに酢酸を用いた。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
4−(アミノカルボニル)−5−(シクロペンチルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ1において、シクロペンタノンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ12.90(br s,1H),7.92(br s,1H),7.87(d,1H),7.49(s,1H),7.28(br s,1H),7.08(s,1H),3.78−3.73(m,1H),2.34(s,3H),2.02−1.90(m,2H),1.70−1.53(m,4H),1.43−1.33(m,2H);C14H18N2O3に対してMS(EI):263(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(ネオペンチルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、ピバルアルデヒドを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ12.94(br s,1H),8.12(t,1H),7.93(br s,1H),7.51(s,1H),7.28(br s,1H),7.04(s,1H),2.87(d,2H),2.34(s,3H),0.97(m,9H);C14H20N2O3に対してMS(EI):265(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−5−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ1において、シクロプロパンカルバルデヒドを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ12.89(br s,1H),7.92(br s,1H),7.85(t,1H),7.50(s,1H),7.29(br s,1H),7.07(s,1H),2.95(t,2H),2.35(t,3H),1.07−1.04(m,1H),0.52−0.47(m,2H),0.25−0.21(m,2H);C13H16N2O3に対してMS(EI):249(MH+)。
4−アミノカルボニル−2−メチル−5−[4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシルアミノ]安息香酸:
ステップ1において、4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサノンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。C16H19F3N2O3に対してMS(EI):345(MH+)。
4−アミノカルボニル−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、ペンタン−3−オンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.44(s,1H),7.22(s,1H),3.35−3.29(m,1H 埋込),2.41(s,3H),1.68−1.46(m,4H),0.94(t,6H);C14H20N2O3に対してMS(EI):265(MH+)。
4−アミノカルボニル−2−メチル−5−(ペンチルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、n−ペンタノールを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.45(s,1H),7.20(s,1H),3.15(t,2H),2.42(s,3H),1.70−1.62(m,2H),1.47−1.34(m,4H),0.94(t,6H)。
4−アミノカルボニル−5−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ1において、1,3−ジフルオロプロパノンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.50(s,1H),7.34(s,1H),4.67−4.58(m,2H),4.56−4.46(m,2H),4.11−3.97(m,1H),2.42(s,3H);C12H14F2N2O3に対してMS(EI):265(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル)アミノ]−安息香酸:
ステップ1において、4,4,4−トリフルオロブタン−2−オンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。C13H15F3N2O3に対してMS(EI):305(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[2−メチル−1−(1−メチルエチル)プロピル]アミノ}−安息香酸:
ステップ1において、2,4−ジメチルペンタン−3−オンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ12.85(br s,1H),8.05−7.99(d,1H),7.90(br.s,1H),7.47(s,1H),7.26(br s,1H),7.18(s,1H),3.09−3.00(m,1H),2.31(s,3H),1.89−1.77(m,2H),0.91−0.79(m,12H);C16H24N2O3に対してMS(EI):293(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−5−[(ジシクロプロピルメチル)アミノ]−2−メチル安息香酸:
ステップ1において、ジシクロプロピルメタノンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。C16H20N2O3に対してMS(EI):293(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、イソブチルアルデヒドを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。C13H18N2O3に対してMS(EI):251(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−5−[(シクロペンチルメチル)アミノ]−2−メチル安息香酸:
ステップ1において、シクロペンタンカルボキサルデヒドを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。C15H20N2O3に対してMS(EI):277(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−{[1−(1−メチルシクロプロピル)−エチル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、メチル1−メチルシクロプロピルケトンを用い、試薬調製42の方法に従って合成した。C15H20N2O3に対してMS(EI):277(MH+)。
4−アミノカルボニル−2−メチル−5−(2−メチルペンタン−3−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1において、2−メチルペンタン−3−オンを用い、試薬調製42の方法に従って調製した。
4−アミノカルボニル−5−(1−シクロプロピルプロピルアミノ)−2−メチル安息香酸:
ステップ1において、1−シクロプロピルプロパン−1−オンを用い、試薬調製42の方法に従って調製した。
試薬調製43:3−アミノ−4−(アミノカルボニル)安息香酸:
ステップ1:4−(Mエトキシカルボニル)−3−ニトロ安息香酸(100g、0.44mol)を、濃縮アンモニア水溶液(37重量%、500mL)中に取り入れ、得られた黄色の溶液を、室温で12時間にわたり撹拌させた。その後、溶液を、回転蒸発により、約300mLまで体積を減少させ、溶液を、少量ずつの濃縮塩酸水溶液の添加により、pH2に酸性化した。濃い沈殿物を、濾過により収集し、真空中で乾燥させ、4−(アミノカルボニル)−3−ニトロ安息香酸(51g、収率60%)を得た。1H−NMR(d6−DMSO):8.42(d,1H),8.27(dd,1H),8.26(br s,1H),7.86(br s,1H),7.76(d,1H)。
ステップ2:4−(アミノカルボニル)−3−ニトロ安息香酸(2.00g、9.52mmol)を、水(50mL)中に懸濁し、飽和重炭酸ナトリウム(0.80g、9.52mmol)を添加した。得られた溶液を、10%パラジウム炭素(300mg)の存在下、30psiにて16時間、水素化した。その後、混合物を、セライトを通して濾過した。濾液を、濃塩酸の添加により酸性化し、得られた固体を、濾過により収集し、真空中で乾燥させ、3−アミノ−4−(アミノカルボニル)安息香酸(1.70g、収率99%)を得た。C8H8N2O3に対してMS(EI):179(M−H)。
試薬調製44:3−ブロモ−4−(アミノカルボニル)安息香酸:
ステップ1:メチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(Wang,G.T.et al.Bioorg.Med.Chem.Lett.2005,15(1),153に記載されるように調製)(130mg、0.54mmol)を、DMSO(1.5mL)中に溶解し、冷水浴中で冷却した。30%過酸化水素水溶液(0.1mL)および炭酸カリウム(23.9.0mg、0.17mmol)を添加し、混合物を、室温で18.5時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチルと10%塩化リチウム水溶液とに分けた。水性部分を酢酸エチルで抽出した。混合した有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、黄色油として、メチル3−ブロモ−4−(アミノカルボニル)安息香酸エステル(定量的収率)を得た。C9H8BrNO3に対してGCMS:257,259(M+)。
ステップ2:メチル3−ブロモ−4−(アミノカルボニル)安息香酸エステル(0.54mmol)を、メタノール(1mL)中に溶解し、45℃で3時間、1M水酸化ナトリウム水溶液(1mL)により処理した。反応混合物を、室温まで冷却し、濃縮して水性残渣物を得、1N塩酸水溶液を用いてpH約3に酸性化した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、乾燥させ、3−ブロモ−4−(アミノカルボニル)安息香酸(69.4mg、0.28mmol、全収率53%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.47(br s,1H),8.08(dd,1H),8.00(br s,1H),7.94(dd,1H),7.73(br s,1H),7.51(d,1H);C8H6BrNO3に対してMS(EI):242,244(M−H)。
試薬調製45:4−(アミノカルボニル)−2−フルオロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸:
ステップ1:0℃のTHF(24mL)およびメタノール(6mL)中の4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(2.0g、9.1mmol)の溶液に、ヘキサン(2.0M、5.46mL、10.9mmol)中の(トリメチルシリル)ジアゾメタンの溶液を添加した。黄色の溶液を、1時間にわたり室温まで徐々に温めた。揮発性物質を、除去し、残渣物を、塩酸水溶液(1M)により処理した。水性混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗メチル4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸エステル(2.7g、定量的収率)を得た。この物質を、さらに精製することなく、次のステップに使用した。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.85−7.81(m,1H),7.38−7.33(m,2H),3.93(s,3H);C8H6BrFO2に対してMS(EI):232,234(MH+)。
ステップ2:DMF(50mL)中のメチル4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸エステル(9.1mmol)の溶液に、シアン化亜鉛(641mg、5.5mmol)、次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.05g、0.91mmol)を添加した。混合物を、100℃まで加熱し、3時間撹拌した。その時点で、さらにテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(500mg、0.43mmol)を添加した。混合物を、さらに30分間撹拌し、その後、室温まで冷却した。水および酢酸エチルを添加し、不溶性固体を、セライトを通して濾過することにより除去した。その後、層を分離した。水相を、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を混合し、10%塩化リチウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の10%酢酸エチル)により精製し、メチル4−シアノ−2−フルオロ安息香酸エステル(1.36g、7.6mmol、収率84%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):8.06(dd,1H),7.53(dd,1H),7.47(dd,1H),3.98(s,3H);にC9H6FNO2対してMS(EI):179(M)。
ステップ3:メチル4−シアノ−2−フルオロ安息香酸エステル(1.61g、9.0mmol)を含有するフラスコに、発煙硝酸(15mL)、次いで、濃硫酸(4mL)を添加した。混合物を、45℃で15時間加熱してから室温まで冷却した。その後、溶液を氷水に注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで2回抽出した。混合した有機抽出物を、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、メチル4−シアノ−2−フルオロ−5−ニトロ安息香酸エステル(859mg、3.83mmol、収率43%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):8.95(d,1H),7.72(d,1H),4.04(s,3H);C9H5FN2O4に対してMS(EI):224(M)。
ステップ4:酢酸(15mL)中のメチル4−シアノ−2−フルオロ−5−ニトロ安息香酸エステル(785mg、3.5mmol)の溶液に、鉄粉(1.17g、21.0mmol)を添加した。混合物を、室温で2時間激しく撹拌した。その後、不溶性固体を、セライトを通して濾過することにより除去した。水を濾液に添加し、水性混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の30%酢酸エチル)により精製し、メチル5−アミノ−4−シアノ−2−フルオロ安息香酸エステル(463mg、2.38mmol、収率68%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.30(d,1H),7.19(d,1H),4.41(br s,2H),3.94(s,3H);C9H7FN2O2に対してMS(EI):193(M−H)。
ステップ5:THF(13mL)中のメチル5−アミノ−4−シアノ−2−フルオロ安息香酸エステル(437mg、2.2mmol)の溶液に、ヨウ化銅(I)(419mg、2.2mmol)、ジヨードメタン(890μL、11mmol)、および亜硝酸イソアミル(890μL、6.6mmol)を添加した。溶液を、4時間加熱還流し、その後、室温まで冷却した。酢酸エチルで希釈した後、水を添加し、混合物を、セライトを通して濾過した。二相濾液を分けた。有機相を、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。その後、残渣物を、カラムクロマトグラフィに付し、不純なメチル4−シアノ−2−フルオロ−5−ヨード安息香酸(452mg、純度約63%、約0.93mmol)を得た。残りの物質は、主としてメチル4−シアノ−2−フルオロ安息香酸エステルから成り、さらに精製することなく次の反応に進めた。1H NMR(400MHz,CDCl3):8.44(d,1H),7.43(d,1H),3.97(s,3H);C9H5FINO2に対してMS(EI):305(M)。
ステップ6:圧力容器に、上記のメチル4−シアノ−2−フルオロ−5−ヨード安息香酸(約0.93mmol)、炭酸セシウム(606mg、1.86mmol)、ペンタン−3−アミン(325μL、2.79mmol)、キサントフォス(XANTPHOS)(54mg、0.093mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(43mg、0.047mmol)、およびジオキサン(4mL)を加えた。容器を密閉し、95℃まで約17時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を、セライトを通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルですすいだ。その後、濾液を濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の10%酢酸エチル)に供した。所望の生成物を含有する溶出液を、収集し、濃縮し、不純残渣物を得た。この残渣物を、DMSO(6mL)中に溶解し、炭酸カリウム(111mg、0.8mmol)および30%過酸化水素水溶液(150μL)により処理した。室温で30分間撹拌した後、混合物を酢酸エチルで希釈した。有機溶液を、水と10%塩化リチウム水溶液の混合液で洗浄した。水性洗浄物を、酢酸エチルで抽出した。混合した有機抽出物を、10%塩化リチウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、勾配カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の30%酢酸エチル〜ヘキサン中の50%酢酸エチル)により精製し、メチル4−(アミノカルボニル)−2−フルオロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸エステル(73.7mg、0.26mmol、収率28%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.42(d,1H),7.18−7.15(m,2H),5.86(br s,2H),3.94(s,3H),3.37−3.29(m,1H),1.67−1.47(m,4H),0.93(t,6H)。
ステップ7:0℃のメタノール(1mL)中のメチル4−(アミノカルボニル)−2−フルオロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸エステル(73.7mg、0.26mmol)の溶液に、1N水酸化ナトリウム(520μL、0.52mmol)を添加した。混合物を、30分間0℃で撹拌し、その後、室温まで温めた。ジクロロメタン(500μL)を、溶解度を改善するために添加して、均一な溶液を、3.5時間室温で撹拌した。1N塩酸(500μL)で酸性化した後、揮発性溶媒を、回転蒸発により除去した。その後、不溶性固体物質を、濾過により、水性残渣物から単離した。固体を乾燥させ、4−(アミノカルボニル)−2−フルオロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸(61.7mg、0.23mmol、収率88%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.41(d,1H),7.16(d,1H),3.43−3.28(m,1H 埋込),1.68−1.46(m,4H),0.95(t,6H)。
試薬調製46:4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸
ステップ1:圧力容器に、エチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(500mg、1.97mmol)、炭酸セシウム(1.28g、3.94mmol)、ペンタン−3−アミン(688μL、5.90mmol)、キサントフォス(XANTPHOS)(114mg、0.20mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(90mg、0.10mmol)、およびジオキサン(3mL)を加えた。容器を密閉し、95℃まで約15時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を、セライトを通して濾過し、濾過ケーキを、酢酸エチルですすいだ。その後、濾液を濃縮し、残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の10%酢酸エチル)により精製し、黄色のシロップとして、エチル4−シアノ−3−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸エステル(315mg、1.21mmol、収率61%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.43(d,1H),7.33(s,1H),7.25(dd,1H),4.44−4.35(m,3H),3.48−3.40(m,1H),1.72−1.48(m,4H),1.40(t,3H),0.96(t,6H);C15H20N2O2に対してMS(EI):261(MH+)。
ステップ2:DMF中のエチル4−シアノ−3−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸エステル(315mg、1.21mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(162mg、1.21mmol)を添加し、溶液を、45℃まで24時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈した。その後、有機溶液を、水と10%塩化リチウム水溶液の混合物で洗浄した。水性洗浄物を、酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を、混合し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。
ステップ3:その後、上記の残渣物を、DMSO(6mL)中に溶解し、炭酸カリウム(167mg、1.21mmol)および30%過酸化水素水溶液(150μL)により、室温で5.5時間処理した。酢酸エチルで希釈した後、水を、反応混合物に添加した。層を分離し、水相を、酢酸エチルで抽出した。混合した有機抽出物を、10%塩化リチウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の30%酢酸エチル)により精製し、黄色の膜として、エチル4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸エステル(126.5mg、0.40mmol、収率33%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.73(d,1H),7.41(s,1H),7.04(s,1H),5.86(br s,2H),4.40(q,2H),3.34−3.26(m,1H),1.68−1.47(m,4H),1.41(t,3H),0.93(t,6H);C15H21ClN2O3に対してMS(EI):313(MH+)。
ステップ4:メタノール(2mL)中のエチル4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸エステル(126.5mg、0.40mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(400μL、0.80mmol)を添加した。混合物を、室温で4.5時間撹拌した。1N塩酸(800μL)で酸性化した後、揮発性溶媒を、除去した。その後、不溶性固体物質を、濾過により、水性残渣物から単離した。固体を乾燥させ、4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)安息香酸(73mg、0.26mmol、収率64%)を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.65(s,1H),7.07(s,1H),3.35−3.29(m,1H 埋込),1.69−1.47(m,4H),0.94(t,6H)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の試薬を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
4−(アミノカルボニル)−2−クロロ−3−[(1−シクロプロピルエチル)アミノ]安息香酸:
まず、ステップ2を行い、エチル3−ブロモ−2−クロロ−4−シアノ安息香酸エステルとエチル5−ブロモ−2−クロロ−4−シアノ安息香酸エステルの混合物を得、その後、1−シクロプロピルエチルアミンを用いてステップ1を実行し、次いで、ステップ3および4を行うことにより、試薬調製46の方法に従って合成した。1HNMR(400MHz,CD3OD):7.49(d,1H),7.22(d,1H),2.84(q,2H),1.17(d,3H),0.9−0.76(m,1H),0.3−0.26(m,2H),0.04−0.00(m,2H)。C13H15ClN2O3に対してMS(EI):284(MH+)。
試薬調製47:4−(アミノカルボニル)−3−[トランス−4−(ピペリジン−1−イル)シクロヘキシルアミノ]安息香酸:
ステップ1:ジオキサン(13mL)中のエチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(0.82g、3.24mmol)、1,1−ジメチルエチル(トランス−4−アミノシクロヘキシル)カルバメート(0.69g、3.24mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.148g、0.16mmol)、キサントフォス(XANTPHOS)(0.19g、0.32mmol)、および炭酸セシウム(1.48g、4.54mmol)の混合物を、15時間還流した。室温まで冷却してから、混合物を、セライトを通して濾過し、濃縮し、5:1〜4:1のヘキサン:酢酸エチルを用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、エチル4−シアノ−3−{[トランス−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)シクロヘキシル]アミノ}安息香酸エステル(0.370g、収率30%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):7.59(d,1H),7.28(s,1H),7.13(dd,1H),6.82(d,1H),6.05(d,1H),4.31(q,2H),3.46−3.37(m,1H),3.28−3.17(m,1H),1.95−1.85(m,2H),1.84−1.76(m,2H),1.46,1.22(m,16H)。
ステップ2:エチル4−シアノ−3−{[トランス−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−アミノ)シクロヘキシル]アミノ}安息香酸エステル(0.37g、0.97mmol)を、ジクロロメタン(2mL)とトリフルオロ酢酸(2mL)の混合物中で、室温で1時間、撹拌した。溶媒を、回転蒸発させ、残渣物を、真空中で乾燥させ、トリフルオロ酢酸塩として、エチル3−[(トランス−4−アミノシクロヘキシル)アミノ]−4−シアノ安息香酸エステル(0.490g、収率99%)を得た。C16H21N3O2に対してMS(EI):288(MH+)。
ステップ3:エチル3−[(トランス−4−アミノシクロヘキシル)アミノ]−4−シアノ安息香酸エステル(0.490g、0.96mmol)、炭酸カリウム(0.66g、4.78mmol)、および1,5ジブロモペンタン(0.130mL、0.96mmol)の混合物を、ジメチルホルムアミド(10mL)中で、室温で48時間撹拌した。その後、水(20mL)を、混合物に添加し、水相を、ジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。混合した有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、ジクロロメタン(5%〜10%)中のメタノールを用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、エチル4−シアノ−3−[(トランス−4−ピペリジン−1−イルシクロヘキシル)アミノ]安息香酸エステル(0.145g、収率43%)を得た。C21H29N3O2に対してMS(EI):356(MH+)。
ステップ4:DMSO(0.5mL)中のエチル4−シアノ−3−[(トランス−4−ピペリジン−1−イルシクロヘキシル)アミノ]安息香酸エステル(0.145g、0.41mmol)の溶液に、30%過酸化水素溶液(0.078mL、0.81mmol)および炭酸カリウム(0.014g、0.10mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で3時間撹拌した。その後、メタノール(1.5mL)と水(0.5mL)の混合物に続いて、水酸化カリウム(0.046g、0.81mmol)を添加し、溶液を、55℃で2時間撹拌した。混合物を、1N塩酸水溶液の添加によりpH5に酸性化し、凍結乾燥させ、粗4−(アミノカルボニル)−3−(トランス−4−(ピペリジン−1−イル)シクロヘキシルアミノ)安息香酸を得て、さらに精製することなく使用した。C19H27N3O3に対してMS(EI):346(MH+)。
試薬調製48:5−アミノ−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸:
ステップ1:メチル5−アミノ−4−シアノ−2−メチル安息香酸エステル(151mg、0.79mmol)(試薬調製41に従って合成)を、DMSO(1.5mL)中に溶解した。30%過酸化水素水溶液(0.3mL)および炭酸カリウム(35mg、0.25mmol)を添加し、混合物を、周囲温度で1.5時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチルと水とに分けた。水性部分を、酢酸エチル(2×)で抽出した。混合した有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、黄色油に濃縮して、分取逆相HPLCにより精製することにより、メチル5−アミノ−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸エステル(108mg、0.52mmol、収率66%)を得た。NMR(400MHz,CDCl3):δ7.85(s,1H),7.45(br s,1H),7.26(s,1H),7.19(br s,1H),6.48(s,2H),3.80(s,3H),2.32(s,3H);C10H12N2O3に対してMS(EI):209(MH+)。
ステップ2:メチル5−アミノ−4−(アミノカルボニル)−2−メチル安息香酸エステル(108mg、0.52mmol)を、メタノール(1.5mL)中に溶解し、1M水酸化ナトリウム(1.5mL、1.5mmol)により、1時間処理した。反応混合物を濃縮し、水性残渣物を得て、1N塩酸を用いてpH約3に酸性化した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、真空中で乾燥させ、5−アミノ−4−カルバモイル−2−メチル安息香酸エステル(60.8mg、0.31mmol、収率61%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ12.95(br s,1H),7.99(br s,1H),7.52(s,1H),7.42(br s,1H),7.35(s,1H),4.75(br s,2H),2.33(s,3H)。
試薬調製49:6−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)ニコチン酸:
ステップ1:DMF(50mL)中のエチル5−アミノ−2−メチルニコチン酸塩(Fanta,P.E.J.Am.Chem Soc.1953,75,737)(4.1g、22.78mmol)の溶液に、NBS(4.46g、25.06mmol)を添加し、反応混合物を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を、水(100mL)で希釈し、その後、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。有機層を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄した。溶媒の蒸発後、残渣物を、エタノールと共に粉砕し、エチル5−アミノ−6−ブロモ−2−メチルニコチン酸塩(5.2g、収率88%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.56(s,1H),4.40(q,J=6.8Hz,2H),4.05(br,s,2H),2.75(s,3H),1.39(t,J=6.8Hz,3H)。C9H11BrN2O2に対してMS(EI):259.1(MH+)。
ステップ2:酢酸エチル(30mL)中のエチル5−アミノ−6−ブロモ−2−メチルニコチン酸塩(1.267g、4.89mmol)の溶液に、3−ペンタノン(0.463g、5.38mmol)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.244g、5.868mmol)、およびトリフルオロ酢酸(1.15g、9.78mmol)を室温で添加した。室温で一晩撹拌した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.6g、2.83mmol)の別の分量を添加した。反応混合物を、さらに6時間撹拌した。反応混合物を、水(20mL)で反応停止させた。有機層を、飽和重炭酸ナトリウムおよび食塩水で洗浄した。溶媒の蒸発後、エチル6−ブロモ−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)ニコチン酸塩(1.20g、収率74.6%)を、溶離剤として、7%酢酸エチル/ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィにより精製した。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.35(s,1H),4.40(q,J=6.8Hz,2H),4.10(br,s,1H),3.30(m,1H),2.68(s,3H),1.8−1.5(m,4H),1.42(t,J=6.8Hz,3H),1.0(t,J=7.2Hz,6H)。C14H21BrN2O2に対してMS(EI):329.1(MH+)。
ステップ3:アセトニトリル(30mL)中のエチル6−ブロモ−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)ニコチン酸塩(1.202g、3.65mmol)の溶液に、シアン化ナトリウム(0.357g、7.3mmol)、塩化トリブチルスズ(1.306g、4.015mmol)、およびPd(dpppf)3(0.298g、0.365mmol)を添加した。反応混合物を、88℃で一晩撹拌した。反応混合物を、水(100mL)で希釈し、その後、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。有機層を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄した。溶媒の蒸発後、カラムクロマトグラフィによりエチル6−シアノ−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)ニコチン酸塩(0.59g、収率59%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.56(s,1H),4.50(q,J=6.8Hz,2H),4.35(br,s,1H),3.40(9m,1H),2.64(s,3H),1.80−1.50(m,4H),1.42(t,J=6.8Hz,3H),1.0(t,6H)。C15H21N3O2に対してMS(EI):276.2(MH+)。
ステップ4:DMSO(10mL)中の6−シアノ−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)ニコチン酸塩(0.543g、1.97mmol)の溶液に、10℃の50%過酸化水素水溶液(0.2441g、3.55mmol)および炭酸カリウム(0.068g、0.49mmol)を添加した。反応混合物を、室温で2時間撹拌し、その後、水(2ml)およびメタノール(10mL)中の水酸化カリウム(0.22g、3.94mmol)の溶液を、上記の反応混合物に添加した。さらに2時間45℃で撹拌した後、反応混合物を、室温まで冷却し、pH7に中和した。濾過および乾燥させることにより、6−(アミノカルボニル)−2−メチル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)ニコチン酸(0.453g、87%)を得た。1HNMR(400MHz,MeOH−D4):7.62(s,1H),3.35(m,1H),2.60(s,3H),1.65(m,2H),1.52(m,2H),0.95(t,J=7.20Hz,6H)。C13H20N3O3に対してMS(EI):267.2(MH+)。
試薬調製50:1:4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸:
ステップ1:ジオキサン(10mL)中のエチル3−ブロモ−4−シアノ安息香酸エステル(500mg、2.08mmol)、2−メチルプロパン−1−アミン(250μL、4.16mmol)、Pd2(dba)3(96mg、5mol%)、キサントフォス(XANTPHOS)(120mg、10mol%)、およびリン酸カリウム(959mg、4.16mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の10%酢酸エチル)により、黄色固体として、エチル4−シアノ−3−[(2−メチルプロピルアミノ)]安息香酸エステル(393mg、76.7%)を得た。C14H18N2O2に対して1MS(EI):247.1(MH+)。
ステップ2:DMF(10mL)中のエチル4−シアノ−3−[(2−メチルプロピルアミノ)]安息香酸エステル(393mg、1.60mmol)の溶液に、N−ブロモコハク酸イミド(284mg、1.60mmol)を添加した。混合物を、45℃で一晩撹拌し、その後、室温まで冷却し、水で希釈し、その後、酢酸エチルで抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィ(ヘキサン中の10%酢酸エチル)により精製し、黄色固体として、エチル2−ブロモ−4−シアノ−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸エステル(374mg、72.0%)を得た。C14H17BrN2O2に対してMS(EI):324(M)。
ステップ3:DMSO(10mL)中のエチル2−ブロモ4−シアノ−5[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸エステル(374mg、1.15mmol)の溶液に、炭酸カリウム(51mg,0.37mmol)および過酸化水素水溶液(645μl、6.31mmol)を、連続して添加した。混合物を、室温で3時間撹拌し、その後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣物を、カラムクロマトグラフィにより精製し、結晶性固体として、エチル4−(アミノ)−2−ブロモ−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸エステル(315mg、85.0%)を得た。C14H19BrN2O3に対してMS(EI):342.1(M)。
ステップ4:メタノール(20mL)中のエチル2−ブロモ−4−(アミノカルボニル)−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸エステル(315mg、0.91mmol)の溶液に、1N水酸化ナトリウム水溶液(15mL)を添加し、混合物を、45℃で2時間撹拌した。その後、混合物を、回転蒸発により濃縮し、水で希釈し、その後、1N塩酸水溶液の添加により、pH2に調整し、混合物を、室温で1時間静置した。結晶性固体を濾過により収集し、水で洗浄し、その後、乾燥させ、4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(2−メチルプロピル)アミノ]安息香酸(250mg、87.1%)を得た。C12H15BrN2O3に対してMS(EI):315.1(MH+)。
類似の合成法を用い、代替出発試薬を代用して、以下の試薬を調製した。別途示されていない限り、代替出発物質は、市販のものを入手した。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]安息香酸。
ステップ1において、ペンタン−3−アミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.40(broad s,1H),8.20(d,1H),8.06(broad s,1H),7.85(s,1H),7.40(broad s,1H),6.94(s,1H),1.55(m,2H),1.44(m,2H),0.86(t,3H)。C13H17BrN2O3に対してMS(EI):330(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸。
ステップ1において、(2R)−ブタン−2−アミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.42(broad s,1H),8.16(d,1H),8.06(broad s,1H),7.84(s,1H),7.40(broad s,1H),6.92(s,1H),3.47(m,1H),1.49(m,2H),1.10(d,3H),0.87(t,3H)。C12H15BrN2O3に対してMS(EI):317(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]安息香酸。
ステップ1において、2,2−ジメチルプロパン−1−アミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.83(s,1H),7.04(s,1H),2.94(s,2H),1.03(s,9H);C13H17BrN2O3に対してMS(EI):329,331(MH+,Br同位体)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸。
ステップ1において、(2R)−3−メチルブタン−2−アミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.36(s,1H),8.32(d,1H),8.04(bs,1H),7.84(s,1H),7.38(bs,1H),7.73(s,1H),3.43(m,1H),1.76(m,1H),1.05(d,3H),0.92(d,3H),0.87(d,3H)。C13H17BrN2O3に対してMS(EI):330(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(1−メチルエチル)アミノ]安息香酸。
ステップ1において、プロパン−2−アミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):8.07(d,2H),7.85(s,1H),7.40(s,1H),6.93(s,1H),3.61−3.69(m,1H),1.15(d,6H)。C11H13BrN2O3に対してMS(EI):303(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−(ブチルアミノ)安息香酸。
ステップ1において、プロパン−1−アミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ13.43(br s,1H),8.18(m,1H),8.07(br s,1H),7.86(s,1H),7.42(br s,1H),6.90(s,1H),3.09−3.05(m,2H),1.60−1.54(m,3H),0.94(t,2H);C11H13BrN2O3に対してMS(EI):299,301(MH+)(臭素同位体型)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−(シクロペンチルアミノ)安息香酸。
ステップ1において、シクロペンタンアミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.81(s,1H),7.06(s,1H),3.83−3.82(m,1H),2.06−2.01(m,2H),1.77−1.65(m,4H),1.54−1.50(m,2H)。C13H15BrN2O3に対してMS(EI):328(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]安息香酸。
ステップ1において、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):13.47(br.s,1H),8.28(s,1H),8.10(s,1H),7.88(d,1H),7.47(d,1H),6.97(s,1H),3.47−3.39(m,2H),2.66−2.53(m,2H)。C11H10BrF3N2O3に対してMS(EI):356(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−(シクロブチルアミノ)安息香酸。
ステップ1において、シクロブタンアミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って調製した。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.82(s,1H),6.92(s,1H),4.00−3.89(m,1H),2.50−2.41(m,2H),1.95−1.80(m,4H)。C12H13BrN2O3に対してMS(EI):314(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、1,1−ジメチルエチルアミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って合成した。C12H15BrN2O3に対してMS(EI):315(MH+)。
5−アミノ−4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ安息香酸:
1,試薬調製50の方法に従い、1−ジメチルエチル3−アミノ−4−(アミノカルボニル)安息香酸エステル(試薬調製29のステップ2)を用いて、ステップ2のみを行い、その後、標準条件下で、酸性触媒による、tert−ブチルエステル加水分解を行うことにより、合成した。Green and Wutts in Protective Groups in Organic Synthesis,Wiley−Interscience Edを参照のこと。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.14(s,1H),8.28(s,1H),8.00(bs,2H),7.80(s,1H),7.28(bs,2H)。C8H7BrN2O3に対してMS(EI):260(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−{[(1S)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}安息香酸:
ステップ1において、(1S)−1,2−ジメチルプロピルアミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って合成した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):13.36(s,1H),8.33(d,1H),8.04(bs,1H),7.82(s,1H),7.38(bs,1H),7.72(s,1H),3.42(m,1H),1.74(m,1H),1.05(d,3H),0.93(d,3H),0.88(d,3H)。C13H17BrN2O3に対してMS(EI):330(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−ブロモ−5−[(シクロプロピルメチル)アミノ]安息香酸:
ステップ1において、シクロプロピルメチルアミンを用いることにより、試薬調製50の方法に従って合成した。C12H13BrN2O3に対してMS(EI):314(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−6−ブロモ−2−クロロ−3−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
試薬調製50の方法に従い、ステップ1において、(1R)−1−メチルプロピルアミンを用い、続いて、まず、N−ブロモコハク酸イミドを用い、次いで、N−クロロスクシンイミドを用いてステップ2を繰り返し、その後、ステップ3および4を実行して、合成した。C12H14BrClN2O3に対してMS(EI):350(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−(メチルオキシ)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
試薬調製50の方法に従って、ステップ1において、(1R)−1−メチルプロピルアミンを用い、続いて、Chemical & Pharmaceutical Bulletin(2007),55(9),1361−1364に記載される方法に従って、エチル2−ブロモ−4−シアノ−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸エステルのエチル4−シアノ−2−ヒドロキシ−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸エステルへの変換によってステップ2を実行し、その後、標準条件下で、ヨードメタンを用いてメチル化、次いで、ステップ3および4を実行することにより、合成した。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):12.79−12.74(s,1H),8.03−7.95(s,1H),7.60−7.52(d,1H),7.35−7.28(s,1H),7.26−7.24(s,1H),6.85−6.81(s,1H),3.72−3.70(s,3H),3.31−3.29(s,1H),1.49−1.40(m,2H),1.08−1.05(d,3H),0.89−0.83(m,3H)。C13H18N2O4に対してMS(EI):267(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−(エチルアミノ)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
試薬調製50の方法に従い、ステップ1において、(1R)−1−メチルプロピルアミンを用い、続いて、ステップ1に記載される方法に従って、エチル2−ブロモ−4−シアノ−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸エステルのエチル4−シアノ−2−(エチルアミノ)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸エステルへの変換によりステップ2を実行し、その後、ステップ3および4を実行することにより、合成した。C14H21N3O3に対してMS(EI):280(MH+)。
4−(アミノカルボニル)−2−エチル−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸:
試薬調製50の方法に従い、ステップ1において、(1R)−1−メチルプロピルアミンを用い、続いて、Synlett 1996,5,473−474に記載される方法に従って、塩化エチルマグネシウムによる処理によるエチル2−ブロモ−4−シアノ−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸エステルのエチル4−シアノ−2−エチル−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}安息香酸エステルへの変換を行うことによりステップ2を実行し、その後、ステップ3および4を実行することにより、合成した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.94(s,1H),7.81(d,1H),7.49(s,1H),7.27(s,1H),6.98(s,1H),2.67−2.75(m,2H),1.44−1.53(m,2H),1.06−1.15(m,6H),0.89(t,3H)。
C14H20N2O3に対してMS(EI):265(MH+)。
試薬調製51:4−(アミノカルボニル)−5−[(1−エチルプロピル)アミノ]−2−(トリフルオロメチル)安息香酸:
ステップ1:4−アミノ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(10g、48.8mmol)を、THF(100mL)およびメタノール(30mL)中に懸濁し、氷浴中で冷却した。(トリメチルシリル)ジアゾメタン(ヘキサン中の2M溶液、32mL)を滴下した。混合物を、5分間撹拌し、その後、濃縮し、茶色油として、メチル4−アミノ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(定量的収率)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.78(d,1H),6.99(d,1H),6.77(d,1H),4.18(br s,2H),3.88(s,3H);C9H8F3NO2に対してGCMS:219(M)。
ステップ2:メチル4−アミノ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(約22mmol)を、THF(100mL)中に溶解し、混合物を、10分間窒素でスパージした。ヨウ化銅(I)(4.14g、21.8mmol)およびジヨードメタン(8.8mL、109mmol)、次いで、亜硝酸イソアミル(8.8mL、66.2mmol)を添加し、混合物を、4時間還流で撹拌した。混合物を、周囲温度まで冷却し、その後、酢酸エチルと1N塩酸とに分けた。水性部分を酢酸エチル(2×)で抽出した。混合した有機部分を、1:1飽和重炭酸ナトリウム溶液:1Mチオ硫酸ナトリウム(2×)および食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して、茶色油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の2〜40%ジクロロメタン)により精製して、淡黄色油として、メチル4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(5.42g、16.4mmol、2ステップにわたり収率約75%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ8.08(s,1H),7.97(dd,1H),7.52(d,1H),3.93(s,3H);C9H6F3IO2に対してGCMS:330(M+)。
ステップ3:メチル4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(1.65g、5.0mmol)を、濃硫酸(6mL)中に溶解し、氷浴中で冷却した。発煙硝酸(4mL)を滴下し、混合物を、70℃で1.5時間撹拌した。混合物を、周囲温度まで冷却し、その後、氷(約100mL)に注いだ。水性混合物を、酢酸エチル(2×)で抽出した。混合した有機部分を、飽和重炭酸ナトリウム(2×)、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、4:1の比で2つの位置異性体、メチル4−ヨード−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(主要)およびメチル4−ヨード−3−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(副)から成る(1.7g、4.53mmol、収率91%)を得た。所望の(主要)異性体に対して1H NMR(400MHz,CDCl3):δ8.42(s,1H),8.26(s,1H),3.98(s,3H);C9H5F3INO4に対してGCMS:375(M+)。
ステップ4:酢酸(20mL)中のステップ3において得られたメチル4−ヨード−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(所望)とメチル4−ヨード−3−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステルの混合物(1.7g、4.53mmol)を、45℃で2時間、鉄粉(1.5g、26.8mmol)により処理した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、セライトを通して濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣物を、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムおよび食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して、茶色油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の10〜30%酢酸エチル)により精製して、4:1の比で2つの位置異性体、メチル5−アミノ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(主要)およびメチル3−アミノ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(副)(1.484g、4.30mmol、収率95%)を得た。所望の(主要)異性体に対して1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.96(s,1H),7.06(s,1H),4.55(br s,2H),3.90(s,3H);C9H7F3INO2に対してGCMS:345(M+)。
ステップ5:ステップ4において得られたメチル5−アミノ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(所望)およびメチル3−アミノ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステルの混合物(392mg、1.14mmol)を、1,2−ジクロロエタン(12mL)中に溶解し、45℃で0.5時間、トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.73mmol)、3−ペンタノン(0.36mL、3.40mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(724mg、3.42mmol)により処理した。GCMSは、所望の異性体の必要とされる生成物への完全変換を示した。45℃でさらに0.5時間後、反応混合物を、周囲温度まで冷却し、1N水酸化ナトリウム(5mL)および飽和重炭酸ナトリウムで反応停止させ、ジクロロメタンを用いて分けた。水性部分をジクロロメタンで抽出した。混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して、黄色油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の10〜40%ジクロロメタン)により精製して、淡黄色油として、純メチル4−ヨード−5−(ペンタン−3−イルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(330mg、0.795mmol、収率70%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.95(s,1H),6.79(s,1H),4.44(d,1H),3.92(s,3H),3.44−3.34(m,1H),1.73−1.48(m,4H),0.95(t,6H);C14H17F3INO2に対してGCMS:415(M+)。
ステップ6:メチル4−ヨード−5−(ペンタン−3−イルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(401mg、0.966mmol)を、DMF(9mL)中に溶解し、混合物を、10分間窒素でスパージした。シアン化亜鉛(79mg、0.673mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(100mg、0.086mmol)を添加し、混合物を、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、セライトを通して濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチルで洗浄し、濾液を5%塩化リチウム(2×)で洗浄した。混合した水性洗浄物を、酢酸エチルで抽出し戻した。混合した有機部分を、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して、茶色半固体を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の30〜50%ジクロロメタン)により精製して、無色の結晶として、メチル4−シアノ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(262mg、0.834mmol、収率86%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.71(s,1H),6.96(s,1H),4.76(d,1H),3.94(s,3H),3.49−3.38(m,1H),1.75−1.63(m,2H),1.61−1.49(m,2H),0.96(t,6H);C15H17F3N2O2に対してGCMS:314(M+)。
ステップ7:メチル4−シアノ−5−(ペンタン−3−イルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(257mg、0.818mmol)を、DMSO(2mL)中に溶解し、冷水浴中で冷却した。30%過酸化水素水溶液(0.2mL)および炭酸カリウム(38mg、0.275mmol)を添加し、混合物を、周囲温度で1.5時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチルと水とに分けた。水性部分を酢酸エチルで抽出した。混合した有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、黄色油として、メチル4−アミノカルボニル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(定量的収率)を得た。C15H19F3N2O3に対してMS(EI):333(MH+)。
ステップ8:メチル4−アミノカルボニル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(0.818mmol)を、メタノール(2mL)中に溶解し、45℃で1.5時間、2M水酸化ナトリウム(1mL、2mmol)により処理した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、濃縮して、水性残渣物を得、それをエーテルで洗浄し、その後、氷浴中で冷却し、1N塩酸を用いてpH約3に酸性化した。沈殿物を、濾過により収集し、水で洗浄し、その後、乾燥させ、4−アミノカルボニル−5−(ペンタン−3−イルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(233mg、0.733mmol、2ステップにわたり収率90%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):δ13.5(br s,1H),8.74(d,1H),8.21(br s,1H),7.95(s,1H),7.46(br s,1H),6.94(s,1H),3.51−3.43(m,1H),1.63−1.51(m,2H),1.51−1.39(m,2H),0.87(t,6H);C14H17F3N2O3に対してMS(EI):319(MH+)。
試薬調製52:4−(アミノカルボニル)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)安息香酸:
ステップ1:4:1の比でメチル5−アミノ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(主要)とメチル3−アミノ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(副)の混合物(実施例51のステップ4において調製)(1.08g、3.13mmol)を、DMF(17mL)中に溶解し、混合物を、10分間窒素でスパージした。シアン化亜鉛(257mg、2.19mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(362mg、0.313mmol)を添加し、混合物を、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、セライトを通して濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチルで洗浄し、濾液を5%塩化リチウムで洗浄した。水性洗浄物を、酢酸エチル(2×)で抽出し戻した。混合した有機部分を、10%塩化リチウムおよび食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して、残渣物を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の30〜50%酢酸エチル)より精製して、純メチル5−アミノ−4−シアノ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(556mg、2.28mmol、収率73%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ7.76(s,1H),7.10(s,1H),4.88(br s,2H),3.93(s,3H);C10H7F3N2O2に対してGCMS:244(M+)。
ステップ2:メチル5−アミノ−4−シアノ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(250mg、1.02mmol)を、THF(6mL)中に溶解し、混合物を、10分間窒素でスパージした。ヨウ化銅(I)(195mg、1.02mmol)およびジヨードメタン(0.4mL、4.95mmol)、次いで、亜硝酸イソアミル(0.4mL、3.01mmol)を添加し、混合物を、2.5時間還流で撹拌した。混合物を、周囲温度まで冷却し、その後、酢酸エチルと1N塩酸とに分けた。水性部分を酢酸エチル(2×)で抽出した。混合した有機部分を、1:1の飽和重炭酸ナトリウム溶液:1Mチオ硫酸ナトリウム(2×)および食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して、半固体を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の20〜50%ジクロロメタン)により精製して、メチル4−シアノ−5−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(174mg、0.49mmol、収率48%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ8.33(s,1H),7.93(s,1H),3.98(s,3H);C10H5F3INO2に対してGCMS:355(M+)。
ステップ3:メチル4−シアノ−5−ヨード−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(174mg、0.49mmol)を、ジオキサン(2mL)中に溶解し、15分間窒素でスパージした。キサントフォス(XANTPHOS)(57mg、0.098mmol)、炭酸セシウム(350mg、1.07mmol)、(R)−sec−ブチルアミン(0.1mL、0.986mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(45mg、0.049mmol)を添加し、混合物を、密閉した管内で、95℃で20時間撹拌した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、セライトを通して濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮して、橙色の油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の5〜15%酢酸エチル)により精製して、黄色油として、(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−シアノ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(45mg、0.150mmol、収率31%)を得た。C14H15F3N2O2に対してGCMS:300(M+)。
ステップ4:(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−シアノ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(45mg、0.150mmol)を、DMSO(1mL)中に溶解し、周囲温度で2時間30%過酸化水素水溶液(0.05mL)および炭酸カリウム(6mg、0.043mmol)により処理した。反応混合物を、酢酸エチルと水とに分けた。水性部分を酢酸エチルで抽出した。混合した有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮して、黄色油を得、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の10〜40%酢酸エチル)により精製して、(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−アミノカルボニル−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(27mg、0.085mmol、収率57%)を得た。(R)−メチル5−(sec−ブチルアミノ)−4−アミノカルボニル−2−(トリフルオロメチル)安息香酸エステル(27mg、0.085mmol)を、メタノール(1mL)中で懸濁し、45℃で1時間、1M水酸化ナトリウム(0.2mL、0.2mmol)により処理した。ジクロロメタン(0.5mL)および1M水酸化ナトリウム(0.2mL、0.2mmol)を添加し、混合物を、45℃でさらに1.5時間撹拌した。ジクロロメタン(0.5mL)および1M水酸化ナトリウム(0.2mL、0.2mmol)を添加し、混合物を、45℃でさらに1時間、次いで、周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、水性残渣物を得、氷浴中で冷却して、1N塩酸を用いてpH約2に酸性化し、その後、酢酸エチル(2×)で抽出した。有機部分を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、その後、濾過し、濃縮し、4−(アミノカルボニル)−5−{[(1R)−1−メチルプロピル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)安息香酸
(23mg、0.076mmol、収率89%)を得た。C13H15F3N2O3に対してMS(EI):305(MH+)。
試薬調製53:1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミン:
ステップ1:水(28mL)中の1,1,1−トリフルオロブタン−2−オン(5.0g、39.9mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(3.22g、46.3mmol)の溶液に、水(14mL)中の水酸化ナトリウム(1.84g、46.0mmol)の溶液を添加し、その後、混合物を、4時間還流を行った。室温まで冷却した後、混合物を、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出し、混合した有機層を、水、食塩水で洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過および濃縮、次いで10cm Vigreuxカラム(沸点123〜124℃)を用いた蒸留により、無色液体として、(E)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−オンオキシム(2.50g、収率44.5%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):9.18(br s,1H),2.52(q,2H),1.21(t,3H)。
ステップ2:エチルエーテル(40mL)中の1M水素化アルミニウムリチウムの溶液に、室温で、エチルエーテル(25mL)中に溶解した(E)−1,1,1−トリフルオロブタン−2−オンオキシム(2.50g、17.7mmol)を添加した。反応混合物を、3時間撹拌し、その後、水の添加により慎重に反応停止させ、水溶液を、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過後、ジオキサン中の4.0M塩化水素を添加した(10mL)。その後、溶液を、体積のうちほぼ80%を回転蒸発させ、エチルエーテル(30mL)を添加して、沈殿物を得た。固体を、濾過により収集し、乾燥させ、1,1,1−トリフルオロブタン−2−アミン塩酸塩(2.46g、収率85.6%)を得た。1H NMR(400MHz,d6−DMSO):9.30(br s,2H),4.18(m,1H),1.81(q,2H),1.02(t,3H)。
HSP90アッセイ:
Hsp90の時間分解された蛍光共鳴エネルギー変換(TR−FRET)アッセイプロトコル
HSP90阻害剤のIC50値の決定は、時間分解された蛍光共鳴エネルギー変換(TR−FRET)置換結合アッセイを用いて行われた。アッセイは、ビオチン化ゲルダナマイシンプローブ(ビオチン−GM)およびHis6−標識ヒトHsp90 N末端ATP結合ドメイン(Hsp90N)を採用する。試験化合物を、DMSO中で段階希釈し、0.5μLのアリコートを、384ウェル(黒)中結合能のマイクロタイターアッセイプレート(Greiner)に移す。試薬1を、結合緩衝液(50mM Tris−HCl、pH7.5、1mM EDTA、150mM NaCl、0.1% Triton X−100、0.05% BSA、および1mM DTT)中で80nMビオチン−GM、1nM抗−His−Euキレート、および100nMストレプトアビジンアロフィコシアニン(SA−APC)を混合することにより調製し、10μLを、アッセイプレートに移す。試薬2を、結合緩衝液中に80nM HSP90Nを混合することにより調製し、10μLを、アッセイプレートのカラム3〜24に移す。結合緩衝液(10μL)を、100%の阻害対照として、カラム1〜2に添加する。プレートを、室温で180分間インキュベートする。TR−FRETシグナルを、LANCE(登録商標)アッセイ検出プロトコルを用いて、Envisionプレートリーダー(Perkin Elemer)上に測定する。IC(50)値を、可変モル濃度にて、化合物による、HSP90Nからのビオチン−GMの置換の割合として算出する。
表IおよびIIの双方にある化合物は、それらのHSP90阻害活性(IC50値)について試験され、およびこれらの化合物は、10,000nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの好ましい化合物群は、5,000nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの別の好ましい化合物群は、2,000nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの別の好ましい化合物群は、1,000nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの別の好ましい化合物群は、500nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの別の好ましい化合物群は、200nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの別の好ましい化合物群は、100nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの別の好ましい化合物群は、50nM未満のHSP90 IC50値を有する。表Iの別の好ましい化合物群は、25nM未満のHSP90 IC50値を有する。
医薬組成物の実施例
以下は、式I、IIまたはIIIの化合物を含有する代表的な医薬製剤である。
錠剤製剤
以下の含有物を、密に混合し、圧縮して単一の分割錠に成形する。
カプセル製剤
以下の含有物は、密に混合し、ハードシェルゼラチンカプセルに装填する。
懸濁製剤
以下の含有物を混合し、経口投与のための懸濁液を形成する。
注射製剤
上記の成分のすべて(水を除く)を、混合し、撹拌しながら、60℃〜70℃まで加熱する。十分な量の水を、60℃で、激しく撹拌しながら添加し、含有物を乳化し、次いで、100gまで適量の水を添加する。
坐剤製剤
全重量2.5gの坐剤は、本明細書に開示される化合物(式I、IIまたはIIIの化合物)を、Witepsol(登録商標)H−15(飽和植物脂肪酸のトリグリセリド、Riches−Nelson,Inc.,New York)と混合することにより調製し、以下の組成物を有する。
前述の開示は、例示および例として、明瞭性および理解の目的のためにいくらか詳細に記述された。本発明は、様々な具体的および好ましい実施形態ならびに技法を参照することにより説明された。しかしながら、多くの変更および修正が、本発明の精神および範囲内で成され得ることを理解されたい。変更および修正が、添付の請求項の範囲内で実行され得ることは、当業者には明らかであろう。したがって、上記の説明は、例示的なものであり、制限するものではないことを理解されよう。したがって、本発明の範囲は、上記の説明を参照して決定されるのではなく、以下の添付の請求項を参照することにより、このような請求項が権利を有する同等物の全範囲と共に決定されるべきである。