JP2011257864A - 表示制御方法および表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の表示にかかる時間を短縮すること。
【解決手段】確保部は、表示装置の表示領域の全画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を、所定回数分以上確保する。取得部は、表示データを取得する。書き込み部は、所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、取得された表示データを所定の順番で書き込む。転送部は、一の一時記憶領域に書き込まれている表示データを、表示駆動回路へ転送する。一の表示データを形成する複数の部分表示データを順次表示装置に表示させる場合、部分表示データが取得されるごとに、当該部分表示データを最初に書き込む一時記憶領域を1つずらして、所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、当該部分表示データを所定の順番で書き込み、当該部分表示データが最初に書き込まれた一時記憶領域に書き込まれている表示データを、表示装置へ転送する。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示制御方法および表示制御装置に関する。
特許文献1には、表示面上をスタイラスペンが移動した軌跡をタッチパネルによって検出し、検出した軌跡を示す軌跡データを生成し、生成した軌跡データに応じた画像データを生成し、これを表示する表示装置が記載されている。
特開2009−129352号公報
特許文献1に記載されているような電気泳動方式を用いた表示装置においては、その構造上、一の表示データに応じた画像を表示するために、この画像の位置に対応する複数の画素のそれぞれに対して、複数回の電圧印加をおこなう必要がある。一度だけの電圧印加では所定の表示濃度を確保することができないからである。このため、上記した表示装置では、同一の表示データに対して、バッファーメモリーへの書き込み処理およびバッファーメモリーから表示装置への転送処理を複数回おこなう必要があり、1回分の上記書き込み処理および上記転送処理が終わるまで、次回分の上記書き込み処理を開始することができない。したがって、複数回分の電圧印加が行われるまで時間がかかり、結果的に、画像の表示レスポンスの悪化を招いていた。
本発明にかかる幾つかの態様は、上記課題を解決することで、表示データに応じた画像の表示にかかる時間を短縮することができる表示制御方法および表示制御装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の表示制御方法は、一の表示データに応じた画像を表示する場合に、当該画像の表示位置に対応する複数の画素のそれぞれに対して、所定回数の電圧印加をおこなう表示装置による表示を制御する表示制御方法であって、表示データを一時的に格納するバッファーメモリー上に、前記表示装置の表示領域の全画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を複数確保する確保工程と、表示データを取得する取得工程と、複数の前記一時記憶領域のうち前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、取得された前記表示データを書き込む書き込み工程と、複数の前記一時記憶領域のうち一の一時記憶領域に書き込まれている表示データを、前記表示装置へ転送する転送工程とを備え、前記確保工程によって、前記所定回数分以上の前記一時記憶領域を確保し、一の表示データが所定の書き込み時間毎の複数の部分表示データに区切られ、この複数の部分表示データを順次前記表示装置に表示させる場合、前記取得工程で前記部分表示データが取得されるごとに、前記書き込み工程によって、当該部分表示データを最初に書き込む前記一時記憶領域を1つずらして、前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、当該部分表示データを所定の順番で書き込み、前記転送工程によって、当該部分表示データが最初に書き込まれた前記一時記憶領域に書き込まれている部分表示データを、前記表示装置へ転送することを特徴とする。上記本発明に係る表示制御方法によれば、複数回分の書き込みを一つの一時記憶領域でおこなう場合のように、一時記憶領域に1回分の書き込みをおこない、これを表示装置へ転送して消去するまで、次の書き込みができない、というようなことはなく、複数回分の書き込みを連続しておこなうことができる。さらに、複数回分の書き込みデータを連続して転送することができるため、一の表示データのディスプレイ駆動回路への転送にかかる時間を短縮することができる。結果的に、一の表示データの表示にかかる時間を短縮することができる。また、複数回分の部分表示データを重ねて転送することができるため、複数回数分の部分表示データの転送回数を抑えることができ、結果的に、複数回数分の部分表示データの転送時間を短縮することができる。また、複数の部分表示データの書き込みと転送とを並列しておこなうことができるため、複数の表示データの表示にかかる時間を短縮することができる。また、複数回分の書き込みデータを一括して転送すると、表示データが段階的に表示され、ユーザーに対して違和感を与えてしまうが、このように書き込みと転送とを交互におこなうことで、複数回分の書き込みデータが徐々に転送されるので、表示データを滑らかに表示することができ、ユーザーに対して違和感を与えることもない。
上記表示制御方法において、前記確保工程では、前記表示領域を複数の部分表示領域に区分し、これに対応させて、複数の部分一時記憶領域に区分された前記一時記憶領域を、前記バッファーメモリー上に確保し、前記転送工程では、前記複数の部分一時記憶領域のうち、前記表示データが書き込まれた部分一時記憶領域については、当該部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送し、前記表示データが書き込まれなかった部分一時記憶領域については、当該部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送しないこととしてもよい。かかる構成によれば、表示データが書き込まれた一時記憶領域のデータをそのまま転送するのではなく、表示データが書き込まれた部分一時記憶領域のデータのみをディスプレイ駆動回路106へ転送することとしたので、ディスプレイ駆動回路への転送データ量を抑え、一の表示データのディスプレイ駆動回路への転送にかかる時間をより短縮することができ、結果的に、一の表示データの表示にかかる時間をより短縮することができる。
上記表示制御方法において、前記転送工程において前記部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送した時点では、当該部分一時記憶領域に書き込まれている古い部分表示データを消去せず、前記転送工程において前記部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送した後、前記書き込み工程において当該部分一時記憶領域に対して新たな部分表示データを書き込む際に、当該部分一時記憶領域に書き込まれている古い部分表示データを消去することとしてもよい。かかる構成によれば、部分表示データを消去する処理を必要最小限にとどめることができるうえ、既に転送した表示データを再び転送してしまうこともない。
また、本発明の第2の態様の表示制御装置は、一の表示データに応じた画像を表示する場合に、当該画像の表示位置に対応する複数の画素のそれぞれに対して、所定回数の電圧印加をおこなう表示駆動回路による表示を制御する表示制御装置であって、表示データを一時的に格納するバッファーメモリー上に、前記表示装置の表示領域の全画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を複数確保する確保部と、表示データを取得する取得部と、複数の前記一時記憶領域のうち前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、取得された前記表示データを書き込む書き込み部と、複数の前記一時記憶領域のうち一の一時記憶領域に書き込まれている表示データを、前記表示駆動回路へ転送する転送部とを備え、前記確保部によって、前記所定回数分以上の前記一時記憶領域を確保し、一の表示データが所定の書き込み時間毎の複数の部分表示データに区切られ、この複数の部分表示データを順次前記表示装置に表示させる場合、前記取得部が前記部分表示データを取得するごとに、前記書き込み部によって、当該部分表示データを最初に書き込む前記一時記憶領域を1つずらして、前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、当該部分表示データを所定の順番で書き込み、前記転送部によって、当該部分表示データが最初に書き込まれた前記一時記憶領域に書き込まれている部分表示データを、前記表示装置へ転送することを特徴とする。上記本発明に係る表示制御装置によれば、複数回分の書き込みを一つの一時記憶領域でおこなう場合のように、一時記憶領域に1回分の書き込みをおこない、これを表示装置へ転送して消去するまで、次の書き込みができない、というようなことはなく、複数回分の書き込みを連続しておこなうことができる。さらに、複数回分の書き込みデータを連続して転送することができるため、一の表示データのディスプレイ駆動回路への転送にかかる時間を短縮することができる。結果的に、一の表示データの表示にかかる時間を短縮することができる。また、複数回分の部分表示データを重ねて転送することができるため、複数回数分の部分表示データの転送回数を抑えることができ、結果的に、複数回数分の部分表示データの転送時間を短縮することができる。また、複数の部分表示データの書き込みと転送とを並列しておこなうことができるため、複数の表示データの表示にかかる時間を短縮することができる。また、複数回分の書き込みデータを一括して転送すると、表示データが段階的に表示され、ユーザーに対して違和感を与えてしまうが、このように書き込みと転送とを交互におこなうことで、複数回分の書き込みデータが徐々に転送されるので、表示データを滑らかに表示することができ、ユーザーに対して違和感を与えることもない。
端末装置100の外観を示す。 端末装置100のハードウェア構成を示す。 表示制御回路300の機能構成を示す。 バッファーメモリー108上に確保された一時記憶領域の一例を示す。 表示制御回路300による表示制御処理の手順の一例を示す。 一時記憶領域に対して部分表示データが書き込まれていく様子を示す。 一時記憶領域に対して部分表示データが書き込まれていく様子を示す。 一時記憶領域に対して部分表示データが書き込まれていく様子を示す。 一時記憶領域に対して部分表示データが書き込まれていく様子を示す。 一時記憶領域に対して部分表示データが書き込まれていく様子を示す。
図1は、実施形態に係る端末装置100の外観を示す。端末装置100は、各種情報の表示および入力が可能な情報処理装置である。端末装置100は、本発明にかかる情報処理装置の一例である。端末装置100としては、たとえば電子ブック、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、携帯音楽再生装置、携帯動画再生装置、携帯ナビゲーション装置などが挙げられる。
端末装置100は、筐体110、ディスプレイ120、およびタッチパネル130を備える。筐体110は、後述する表示制御回路300、CPU102、メモリー104、ディスプレイ駆動回路106、バッファーメモリー108、ディスプレイ120、タッチパネル130、電源、電源制御回路、通信インターフェースなど、端末装置100が有する各種ハードウェアを収容する。
ディスプレイ120は、筐体110の正面(ユーザーがディスプレイ120の表示画面を平面視する際にユーザーと対向する面)に形成されている開口部から表示面を露出するように、筐体110の内部に設けられている。ディスプレイ120は、各種情報を表示する。たとえば、ディスプレイ120は、タッチパネル130に対して手書き入力された文字や図形を表示することもできる。ディスプレイ120は、文字、図形、画像、管理情報、ボタン、アイコンなどを表示することができる。
ディスプレイ120は、本発明にかかる表示装置の一例である。すなわち、ディスプレイ120は、一の表示データに応じた画像を表示する場合に、当該一の表示データの表示位置に対応する複数の画素のそれぞれに対して、この表示に必要な所定回数分(以下、「必要電圧印加回数」と示す。)の電圧印加をおこなう表示装置である。たとえば、本実施形態の端末装置100は、ディスプレイ120として、一の表示データに応じた画像を表示する際に、当該一の表示データに対応する複数の画素のそれぞれに対して4回の電圧印加をおこなう、電気泳動方式を利用した表示装置を用いている。このディスプレイ120では、あるデータに応じた画像を表示する際に、たとえば、1回目の電圧印加では25%の濃度で表示され、2回目の電圧印加では50%の濃度で表示され、3回目の電圧印加では75%の濃度で表示され、4回目の電圧印加では100%の濃度で表示される。以降の説明においては、このようにディスプレイ120の必要電圧印加回数が4回であるものとして説明するが、これに限定するものではない。なお、本実施形態では、ディスプレイ120と、このディスプレイ120を駆動するディスプレイ駆動回路106とを区別して説明する。このため、表示制御回路300から表示データが転送されるのはディスプレイ駆動回路106としている。本実施形態のように、ディスプレイ120と、このディスプレイ120を駆動するディスプレイ駆動回路106とを区別するような場合、本発明にかかる表示装置(すなわち、転送部による表示データの転送先)は、ディスプレイ駆動回路106も含むこととなる。
タッチパネル130は、ディスプレイ120の表示面に重ねて設けられており、端末装置100は、このタッチパネル130によって、スタイラスペン115などによる情報入力を受け付ける。たとえば、タッチパネル130により、手書きの文字を表す文字データや手書きの図形を表す図形データを入力することができる。端末装置100は、タッチパネル130の代わりにディスプレイ120の表示面の下に設けた電磁誘導センサーボード等によって、スタイラスペン115などによる情報入力を受け付けてもよい。
図2は、端末装置100のハードウェア構成を示す。図2に示すように、端末装置100は、図1で説明したディスプレイ120およびタッチパネル130に加えて、CPU102、メモリー104、ディスプレイ駆動回路106、バッファーメモリー108、および表示制御回路300を備える。これ以外にも、端末装置100は、電源、ハードディスク、電源制御回路、通信インターフェース等を有しているが、これらは本実施形態の説明に必要ないため、図示および説明を省略する。
CPU102は、各種処理をおこなう。メモリー104は、CPU102が使用する各種データおよび各種プログラムを格納する。CPU102は、処理に必要なプログラムおよびデータをメモリー104から読み出し、メモリー104から読み出したデータを用いて、メモリー104から読み出したプログラムを実行することにより、所定の処理をおこなう。
CPU102によっておこなわれた処理が処理結果の表示を伴う場合、CPU102は、処理結果を示す表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ送る。ディスプレイ駆動回路106は、本発明の表示駆動回路の一例であって、CPU102から受け取った表示データに応じた画像をディスプレイ120に表示させる。具体的には、CPU102は、上記表示データを、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などのバッファーメモリー108へ一時的に記憶させる。ディスプレイ駆動回路106は、バッファーメモリー108に記憶されている表示データを読み取る。ディスプレイ駆動回路106は、ディスプレイ120を駆動し、読み取った表示データに応じた画像をディスプレイ120に表示させる。
たとえば、タッチパネル130によって手書きの文字データや手書きの図形データが入力された場合、CPU102は、タッチパネル130によって入力されたデータ(以下、「入力データ」と示す。)をタッチパネル130から受け取る。具体的には、入力データとは、タッチパネル130の入力検出面における入力位置(座標)を示すものである。手書き文字や手書き図形などが入力された場合には、入力データには、文字または図形の軌跡上において時系列に連なった複数の入力位置が示される。CPU102は、いわゆるレンダリング処理をおこなうことにより、受け取った入力データから、この入力データに応じた画像を表示するための表示データを生成する。さらに、CPU102は、生成した表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ送る。ディスプレイ駆動回路106は、ディスプレイ120を駆動し、読み取った表示データに応じた画像をディスプレイ120に表示させる。このようにして、タッチパネル130によって入力された手書きの文字データや手書きの図形データに応じた画像がディスプレイ120に表示される。
表示制御回路300は、CPU102が設けられている主回路とは別の制御回路であり、CPU102からディスプレイ駆動回路106への表示データの転送経路上に設けられている。表示制御回路300は、CPU102から供給された表示データを受け取り、この表示データのディスプレイ駆動回路106への転送を制御する。ディスプレイ120は、ディスプレイ駆動回路106が表示データを受け取ったことに応じて、この表示データに応じた画像を表示する。このため、表示制御回路300は、ディスプレイ駆動回路106への表示データの転送を制御することで、結果的に、ディスプレイ120による表示データの表示を制御することになる。表示制御回路300による制御内容を簡単に説明すると、一の表示データをディスプレイ120に表示させるためには、上述したとおり、この表示データのディスプレイ駆動回路106へ転送処理(すなわち、書き込み処理)を4回おこなう必要があるが、この4回分の転送データを並列に処理することで、表示データの転送処理を効率的におこなう。表示制御回路300による具体的な制御方法については、以降において説明する。
まず、図3を参照して、表示制御回路300の機能構成について説明する。図3は、表示制御回路300の機能構成を示す。図3において、表示制御回路300は、確保部302、取得部304、書き込み部306、および転送部308を備える。
確保部302は、ディスプレイ120に表示させる表示データを一時的に格納するバッファーメモリー108上に、ディスプレイ120の表示領域の全画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を、複数確保する。具体的には、確保部302は、バッファーメモリー108上に、上記一時記憶領域を、必要電圧印加回数分以上確保する。たとえば、ディスプレイ120の表示領域の画像解像度がQuad−XGA(Extended Graphics Array)であり、必要電圧印加回数が4回であれば、確保部302は、バッファーメモリー108上に、2048×1536画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を、4つ以上確保する。ここで、確保部302は、確保した複数の一時記憶領域に対する表示データの書き込み順序が常に所定の順序に保たれるように、確保した複数の一時記憶領域に対し、シーケンス番号を付与する。
取得部304は、前記表示領域に表示させる表示データを取得する。本実施形態では、上述したとおり、CPU102から表示データが供給されてくるため、取得部304は、このCPU102から供給されてきた表示データを取得する。
書き込み部306は、確保部302がバッファーメモリー108上に確保した複数の一時記憶領域のうちの、必要電圧印加回数分の一時記憶領域のそれぞれに対し、取得部304が取得した表示データを書き込む。転送部308は、必要電圧印加回数分の一時記憶領域のうちの、一の一時記憶領域に書き込まれている表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ転送する。転送部308は、この転送処理を繰り返し複数回(必要電圧印加回数分)おこなうことで、書き込み部306によって必要電圧印加回数分の一時記憶領域に書き込まれている表示データのそれぞれを、ディスプレイ駆動回路106へ転送する。たとえば、必要電圧印加回数が4回であれば、書き込み部306は、バッファーメモリー108上に確保された4つの一時記憶領域のそれぞれに対して、取得部304が取得した表示データを書き込む。そして、転送部308は、この4つの一時記憶領域に書き込まれている表示データのそれぞれを、順次、ディスプレイ駆動回路106へ転送する。
ここで、書き込み部306は、複数の一時記憶領域に対し、常に所定の順序で表示データを書き込む。これに応じて、転送部308は、必要電圧印加回数分の一時記憶領域に書き込まれている表示データのそれぞれを、書き込まれた順にディスプレイ駆動回路106へ転送することで、常に所定の順序でディスプレイ駆動回路106へ転送する。たとえば、上述したとおり、確保部302によって確保された複数の一時記憶領域には、確保部302により、シーケンス番号が付与されている。書き込み部306は、常にシーケンス番号の昇順または降順に表示データを書き込む。また、シーケンス番号の昇順に表示データを書き込む場合は、終端のシーケンス番号に達した場合には、先頭のシーケンス番号に戻り、シーケンス番号の降順に表示データを書き込む場合は、先頭のシーケンス番号に達した場合には、終端のシーケンス番号に戻る、といったことを繰り返すことで、複数の一時記憶領域に対し、常に所定の順序で表示データを書き込む。これに応じて、転送部308は、複数の一時記憶領域に書き込まれている表示データを、常に所定の順序でディスプレイ駆動回路106へ転送する。
また、確保部302は、ディスプレイ120の表示領域を複数の部分表示領域に区分し、これに対応させて、複数の部分一時記憶領域に区分された一時記憶領域を、バッファーメモリー108上に確保する。たとえば、確保部302は、ディスプレイ120の表示領域を、n×m画素またはn×n画素を有する複数列および複数行のブロックに区分し、これに対応させて、n×m画素またはn×n画素分のデータを格納することができる複数列および複数行の部分一時記憶領域に区分された一時記憶領域を、バッファーメモリー108上に確保する。
このように、確保部302が複数の部分一時記憶領域に区分された一時記憶領域を確保するので、転送部308は、一時記憶領域の全領域分のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送することなく、一時記憶領域のうちの必要な部分一時記憶領域、すなわち、表示データが書き込まれた部分一時記憶領域のデータのみを、ディスプレイ駆動回路106へ転送することができる。具体的には、転送部308は、表示データが書き込まれた一時記憶領域が有する複数の部分一時記憶領域のうち、表示データが書き込まれた部分一時記憶領域については、当該部分一時記憶領域のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送し、表示データが書き込まれなかった部分一時記憶領域については、当該部分一時記憶領域のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送しない。
図4は、バッファーメモリー108上に確保された一時記憶領域の一例を示す。たとえば、図4に示す例では、バッファーメモリー108上には、確保部302により、5つの一時記憶領域502A〜Eが確保されている。これら5つの一時記憶領域502A〜Eに対し、確保部302により、シーケンス番号「1」〜「5」が付与されている。ここで、ディスプレイ120の表示領域は、6列×7行の42個のブロックに区分されており、一のブロックはn×n個の画素を有している。これに対応して、一時記憶領域502A〜Eのそれぞれは、6列×7行の42個の部分一時記憶領域504に区分されており、一の部分一時記憶領域504はn×n画素分のデータを格納することができる。
次に、表示制御回路300により、複数の部分表示データをディスプレイ120に表示させる場合について説明する。一の表示データが複数の部分表示データに区切られ、この複数の部分表示データを順次ディスプレイ120に表示させる場合がある。ここでいう「部分表示データ」とは、一の表示データを所定の書き込み時間毎に分割して得られる複数のデータのうち一のデータを意味する。たとえば、タッチパネル130によって手書きの文字や図形など、ある程度の書き込み時間を要して入力データがされた場合には、タッチパネル130は、この入力データを所定時間ごとの部分入力データに区切ってCPU102へ供給する。CPU102は、部分入力データが供給されるごとに、供給された部分入力データから表示データを生成する。このようにして生成された表示データは、一の表示データが所定の書き込み時間毎に区切られた表示データであるといえる。したがって、本実施形態では、このような表示データを、「部分表示データ」という。
この場合、表示制御回路300では、CPU102から部分表示データが一つずつ送られてくると、取得部304が部分表示データを取得するごとに、書き込み部306は、当該部分表示データを最初に書き込む一時記憶領域を1つずらして、必要電圧印加回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、当該部分表示データを所定の順番で書き込む。そして、転送部308は、当該部分表示データが最初に書き込まれた一時記憶領域に書き込まれている部分表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ転送する。
たとえば、図4に示したように一時記憶領域502A〜Eが確保された場合、1番目の部分表示データを取得部304が取得すると、書き込み部306は、この部分表示データを、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502Dの順に書き込み、転送部308は、一時記憶領域502Aに書き込まれている部分表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ転送する。
つぎに、2番目の部分表示データを取得部304が取得すると、書き込み部306は、この部分表示データを、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502D、一時記憶領域502Eの順に書き込み、転送部308は、一時記憶領域502Bに書き込まれている部分表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ転送する。
さらに、3番目の部分表示データを取得部304が取得すると、書き込み部306は、この部分表示データを、一時記憶領域502C、一時記憶領域502D、一時記憶領域502E、一時記憶領域502Aの順に書き込み、転送部308は、一時記憶領域502Cに書き込まれている部分表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ転送する。
書き込み部306が最初に部分表示データを書き込む一時記憶領域は、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502Dの組み合わせに限らない。また、書き込み部306が最初に部分表示データを書き込む一時記憶領域の順序は、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502Dの順に限らない。
図5は、表示制御回路300による表示制御処理の手順の一例を示す。図6〜図10は、一時記憶領域に対して部分表示データが書き込まれていく様子を示す。以降においては、図5を参照して、表示制御回路300による表示制御処理の手順を説明しながら、適宜図6〜図10を参照して、一時記憶領域に対して部分表示データが書き込まれていく様子を説明する。
まず、確保部302が、バッファーメモリー108上に、ディスプレイ120の表示領域の全画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を、必要電圧印加回数分以上確保し、確保した一時記憶領域の各々にシーケンス番号「1」〜「5」を付与する(ステップS702)。既に説明したように、本実施形態では、必要電圧印加回数が4回であるから、ここでは、図4に示したとおり、5つの一時記憶領域502A〜Eを確保したこととする。ここで、表示制御回路300は、書き込み対象の一時記憶領域および転送対象の一時記憶領域を特定する際に用いるカウント変数「buffer_cnt」を「1」に初期化しておく(ステップS704)
つぎに、取得部304が、CPU102から部分表示データを取得すると(ステップS706)、書き込み部306は、確保部302が確保した5つの一時記憶領域502A〜Eのうちの、カウント変数「buffer_cnt」の値に対応するシーケンス番号を有する一時記憶領域を最初に書き込む一時記憶領域として、シーケンス番号が連続する4つ(必要電圧印加回数分)の一時記憶領域のそれぞれに対し、取得部304が取得した部分表示データを書き込む(ステップS708)。たとえば、図6に示す例では、表示制御回路300においては、取得部304により、部分表示データ800が取得されている。これにより、バッファーメモリー108上に確保された5つの一時記憶領域502A〜Eのうちの、カウント変数「buffer_cnt」の値「1」に対応するシーケンス番号「1」を有する一時記憶領域502Aを最初に書き込む一時記憶領域として、シーケンス番号が連続する4つ(必要電圧印加回数分)の一時記憶領域である一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502Dのそれぞれに対し、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502Dの順に、部分表示データ800が書き込まれている。
図5に戻り、このように書き込み部306が一つの部分表示データを4つ(必要電圧印加回数分)の一時記憶領域のそれぞれに書き込むごとに、転送部308は、カウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域を対象として、当該一時記憶領域に書き込まれている部分表示データを、ディスプレイ駆動回路106へ転送する(ステップS710)。ここでは、転送部308は、当該一時記憶領域の全てのデータをディスプレイ駆動回路106へ転送するのではなく、ステップS708で部分表示データが書き込まれた部分一時記憶領域のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。なお、ステップS708による初回の書き込み時(すなわち、図6に示した状態の時)は、カウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域(図6に示す例では、一時記憶領域502E)には、部分表示データが書き込まれていないため、上記転送処理をおこなわない。
ここで、表示制御回路300は、部分一時記憶領域のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送した後、データを転送した部分一時記憶領域に残されている部分表示データを消去しないでそのまま残しておく。その代わり、データを転送した部分一時記憶領域に対して、新たな部分表示データを書き込む際に、当該部分一時記憶領域に残されている部分表示データを消去してから、当該部分一時記憶領域に対して、新たな部分表示データを書き込む。このようにすることで、バッファーメモリー108に記憶されているデータを消去する処理を必要最小限にとどめることができるうえ、既に転送した表示データを再び転送してしまうこともない。なお、表示制御回路300は、部分一時記憶領域に部分表示データを書き込んだ後、当該部分一時記憶領域に対して、データを転送していない旨を識別するフラグを立てておき、部分一時記憶領域のデータを転送した後、当該部分一時記憶領域に対して、データを転送済みである旨を識別するフラグを立てておくことにより、当該部分一時記憶領域に対して新たな部分表示データを書き込む際に、当該部分一時記憶領域に既に書き込まれている部分表示データを消去すれば良いのか否かを判断することができる。
図5に戻り、その後、表示制御回路300においては、新たな部分表示データがCPU102から供給されてくれば、(ステップS712:Yes)、その度に、カウント変数「buffer_cnt」の値を「1」増やし(ステップS714)、新たに供給されてきた部分表示データを取得し(ステップS706)、この部分表示データを書き込み(ステップS708)、カウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域の部分表示データを転送する(ステップS710)。
一方で、新たな部分表示データがCPU102から供給されてこなければ、(ステップS712:No)、カウント変数「buffer_cnt」の値を「1」増やし(ステップS716)、ステップS710と同様にカウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域の部分表示データを転送し(ステップS718)、全ての部分表示データが転送されるまで、ステップS716およびステップS718を繰り返す。
たとえば、図7では、部分表示データ800に続く部分表示データ900がCPU102から供給されており、このときの、カウント変数「buffer_cnt」は「2」である。これにより、一時記憶領域502A〜Eのうちの、カウント変数「buffer_cnt」の値「2」に対応するシーケンス番号「2」を有する一時記憶領域502Bを最初に書き込む一時記憶領域とする、シーケンス番号が連続する4つの一時記憶領域である一時記憶領域502B〜Eのそれぞれに対し、書き込み部306により、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502D、一時記憶領域502Eの順に、部分表示データ900(便宜上点線で示す)が書き込まれている。そして、このように部分表示データ900が書き込まれた後、カウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域に対応するシーケンス番号「1」を有する一時記憶領域502Aに書き込まれている部分表示データが、転送部308によりディスプレイ駆動回路106へ転送される。このとき、転送部308は、一時記憶領域502Aの全てのデータをディスプレイ駆動回路106へ転送するのではなく、複数の部分一時記憶領域504のうち、書き込まれている部分表示データがまだ転送されていない部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。図7の例では、転送部308は、一時記憶領域502Aのうち、部分表示データ800が書き込まれている部分一時記憶領域504である、2列目の4行目、2列目の5行目、および3列目の4行目の、3つの部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。
また、図8では、部分表示データ900に続く部分表示データ1000がCPU102から供給されており、このときの、カウント変数「buffer_cnt」は「3」である。これにより、一時記憶領域502A〜Eのうちの、カウント変数「buffer_cnt」の値「3」に対応するシーケンス番号「3」を有する一時記憶領域502Cを最初に書き込む一時記憶領域とする、シーケンス番号が連続する4つの一時記憶領域である一時記憶領域502C、一時記憶領域502D、一時記憶領域502E、一時記憶領域502Aのそれぞれに対し、書き込み部306により、一時記憶領域502C、一時記憶領域502D、一時記憶領域502E、一時記憶領域502Aの順に、部分表示データ1000(便宜上点線で示す)が書き込まれている。ここで、一時記憶領域502Aにおいては、部分表示データ1000が書き込まれるべき複数の部分一時記憶領域504のうち、2列目5行目の部分一時記憶領域504には、部分表示データ800の一部が残っている。また、一時記憶領域502Aに残っている部分表示データ800は、図7で説明したように既に転送されている。そこで書き込み部306は、部分表示データ800のうち2列目5行目の部分一時記憶領域504に残っている部分を消去した後に、部分表示データ1000を一時記憶領域502Aに書き込む。このとき、書き込み部306は、部分表示データ800が残っている他の部分一時記憶領域504に対しては、部分表示データ800を消去しないが、消去するようにしても構わない。このように部分表示データ1000が書き込まれた後、カウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域に対応するシーケンス番号「2」を有する一時記憶領域502Bに書き込まれている部分表示データが、転送部308によりディスプレイ駆動回路106へ転送される。このとき、転送部308は、一時記憶領域502Bの全てのデータをディスプレイ駆動回路106へ転送するのではなく、書き込まれている部分表示データがまだ転送されていない部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。図8の例では、転送部308は、一時記憶領域502Bのうち、部分表示データ800、900が書き込まれている部分一時記憶領域504である、2列目の4行目と5行目、3列目の3〜5行目、および4列目の3行目と4行目の、7つの部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。
また、図9では、部分表示データ1000に続く部分表示データ1100がCPU102から供給されており、このときの、カウント変数「buffer_cnt」は「4」である。これにより、一時記憶領域502A〜Eのうちの、カウント変数「buffer_cnt」の値「4」に対応するシーケンス番号「4」を有する一時記憶領域502Dを最初に書き込む一時記憶領域とする、シーケンス番号が連続する4つの一時記憶領域である一時記憶領域502D、一時記憶領域502E、一時記憶領域502A、一時記憶領域502Bのそれぞれに対し、書き込み部306により、一時記憶領域502D、一時記憶領域502E、一時記憶領域502A、一時記憶領域502Bの順に、部分表示データ1100(便宜上点線で示す)が書き込まれている。そして、このように部分表示データ1100が書き込まれた後、転送部308により、カウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域に対応するシーケンス番号「3」を有する一時記憶領域502Cに書き込まれている部分表示データが、ディスプレイ駆動回路106へ転送される。このとき、転送部308は、一時記憶領域502Cの全てのデータをディスプレイ駆動回路106へ転送するのではなく、書き込まれている部分表示データがまだ転送されていない部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。図9の例では、転送部308は、一時記憶領域502Cのうち、部分表示データ800、900、1000が書き込まれている部分一時記憶領域504である、2列目の4〜6行目、3列目の3〜6行目、および4列目の3行目と4行目の、9つの部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。
また、図10では、部分表示データ1100に続く部分表示データ1200がCPU102から供給されており、このときの、カウント変数「buffer_cnt」は「5」である。これにより、一時記憶領域502A〜Eのうちの、カウント変数「buffer_cnt」の値「5」に対応するシーケンス番号「5」を有する一時記憶領域502Eを最初に書き込む一時記憶領域とする、シーケンス番号が連続する4つの一時記憶領域である一時記憶領域502E、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502Cのそれぞれに対し、書き込み部306により、一時記憶領域502E、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502Cの順に、部分表示データ1200(便宜上点線で示す)が書き込まれている。そして、このように部分表示データ1200が書き込まれた後、転送部308により、カウント変数「buffer_cnt」−1番目の一時記憶領域に対応するシーケンス番号「4」を有する一時記憶領域502Dに書き込まれている部分表示データが、ディスプレイ駆動回路106へ転送される。このとき、転送部308は、一時記憶領域502Dの全てのデータをディスプレイ駆動回路106へ転送するのではなく、書き込まれている部分表示データがまだ転送されていない部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。図10の例では、転送部308は、一時記憶領域502Dのうち、部分表示データ800、900、1000、1100が書き込まれている部分一時記憶領域504である、1列目の2〜6行目、2列目の4〜6行目、3列目の3〜6行目、および4列目の3行目と4行目の、14つの部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。
これ以降、新たな部分表示データがCPU102から供給されてこなければ、転送部308は、書き込み部306による書き込みを待たずに、一時記憶領域502E、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502Cの順に、部分表示データが書き込まれている部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送する。この場合も、転送部308は、書き込まれている部分表示データがまだ転送されていない部分一時記憶領域504のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送し、既に転送された部分表示データが残っている部分一時記憶領域504のデータについては、ディスプレイ駆動回路106へ転送しない。
このように、本実施形態の表示制御回路300によれば、複数の一時記憶領域のそれぞれに対して表示データを書き込み、これらを順次ディスプレイ駆動回路106へ転送することとした。これにより、複数回分の書き込みを一つの一時記憶領域でおこなう場合のように、1回分の書き込みデータを転送して消去するまで、次の書き込みができない、というようなことはなく、複数回分の書き込みデータの書き込みを並列しておこなうことができ、複数回分の書き込みを連続しておこなうことができる。よって、一の表示データのディスプレイ駆動回路106への転送にかかる時間を短縮することができる。結果的に、一の表示データの表示にかかる時間を短縮することができる。
また、本実施形態の表示制御回路300によれば、表示データが書き込まれた一時記憶領域のデータをそのまま転送したり、ライン単位(画素行単位)で転送したりするのではなく、表示データが書き込まれた部分一時記憶領域のデータのみをディスプレイ駆動回路106へ転送することとしたので、ディスプレイ駆動回路106への転送データ量を抑え、一の表示データのディスプレイ駆動回路106への転送にかかる時間をより短縮することができる。結果的に、一の表示データの表示にかかる時間をより短縮することができる。
また、本実施形態によれば、複数の部分表示データを順次ディスプレイ120に表示させることで一の表示データをディスプレイ120に表示させる場合、書き込み部306により、複数の部分表示データごとに、当該部分表示データを最初に書き込む一時記憶領域を1つずつずらして、必要電圧印加回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、当該部分表示データを書き込むこととした。たとえば、図6のように最初の部分表示データを、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502Dに書き込み、図7のように2番目の部分表示データを、一時記憶領域502B、一時記憶領域502C、一時記憶領域502D、一時記憶領域502Eに書き込み、図8のように3番目の部分表示データを、一時記憶領域502C、一時記憶領域502D、一時記憶領域502E、一時記憶領域502Aに書き込み、図9のように4番目の部分表示データを、一時記憶領域502D、一時記憶領域502E、一時記憶領域502A、一時記憶領域502Bに書き込み、図10のように5番目の部分表示データを、一時記憶領域502E、一時記憶領域502A、一時記憶領域502B、一時記憶領域502Cに書き込む、といった具合である。これにより、複数の部分表示データを重ねて転送することができるため、複数の部分表示データの転送回数を抑えることができ、結果的に、複数の部分表示データの転送時間を短縮することができる。たとえば、従来の方法では、5つの部分表示データを転送する場合、5(部分表示データ数)×4(必要電圧印加回数)=20回分の転送を必要としていた。本実施形態の方法によれば、5回分の部分表示データを転送する場合、4(必要電圧印加回数)+(5(部分表示データ数)−1)=8回の転送をおこなえばよく、従来の方法と比べて、転送回数を大幅に削減することができる。
また、本実施形態によれば、一つの部分表示データを必要電圧印加回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して書き込むごとに、一つの一時記憶領域の部分表示データをディスプレイ駆動回路106へ転送することとした。これにより、複数の部分表示データの書き込みと転送とを並列しておこなうことができるため、複数の表示データの表示にかかる時間を短縮することができる。また、複数回分の書き込みデータを一括して転送すると、表示データが段階的に表示され、ユーザーに対して違和感を与えてしまうが、本実施形態のように書き込みと転送とを交互におこなうことで、複数回分の書き込みデータが徐々に転送されるので、表示データを滑らかに表示させていくことができ、ユーザーに対して違和感を与えることもない。
また、本実施形態によれば、部分一時記憶領域のデータをディスプレイ駆動回路106へ転送した後、データを転送した部分一時記憶領域に残されている部分表示データを消去しないでそのまま残しておく。その代わり、データを転送した部分一時記憶領域に対して、新たな部分表示データを部分一時記憶領域に書き込む際に、当該部分一時記憶領域に残されている部分表示データを消去してから、当該部分一時記憶領域に対して、新たな部分表示データを書き込むこととした。このようにすることで、バッファーメモリー108に記憶されているデータを消去する処理を必要最小限にとどめることができるうえ、既に転送した表示データを再び転送してしまうこともない。
本発明の表示制御方法および表示制御装置は、本実施形態の端末装置100に限らず、一の表示データに応じた画像を表示させるために複数回の書き込みを必要とする様々な表示装置、およびこのような表示装置による表示を制御する表示制御装置に適用することができる。
100 端末装置、102 CPU、104 メモリー、106 ディスプレイ駆動回路、108 バッファーメモリー、110 筐体、115 スタイラスペン、120 ディスプレイ、130 タッチパネル、300 表示制御回路、302 確保部、304 取得部、306 書き込み部、308 転送部

Claims (4)

  1. 一の表示データに応じた画像を表示する場合に、当該画像の表示位置に対応する複数の画素のそれぞれに対して、所定回数の電圧印加をおこなう表示装置による表示を制御する表示制御方法であって、
    表示データを一時的に格納するバッファーメモリー上に、前記表示装置の表示領域の全画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を複数確保する確保工程と、
    表示データを取得する取得工程と、
    複数の前記一時記憶領域のうち前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、取得された前記表示データを書き込む書き込み工程と、
    複数の前記一時記憶領域のうち一の一時記憶領域に書き込まれている表示データを、前記表示装置へ転送する転送工程と
    を備え、
    前記確保工程によって、
    前記所定回数分以上の前記一時記憶領域を確保し、
    一の表示データが所定の書き込み時間毎の複数の部分表示データに区切られ、この複数の部分表示データを順次前記表示装置に表示させる場合、前記取得工程で前記部分表示データが取得されるごとに、
    前記書き込み工程によって、
    当該部分表示データを最初に書き込む前記一時記憶領域を1つずらして、前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、当該部分表示データを所定の順番で書き込み、
    前記転送工程によって、
    当該部分表示データが最初に書き込まれた前記一時記憶領域に書き込まれている部分表示データを、前記表示装置へ転送する
    ことを特徴とする表示制御方法。
  2. 前記確保工程では、
    前記表示領域を複数の部分表示領域に区分し、これに対応させて、複数の部分一時記憶領域に区分された前記一時記憶領域を、前記バッファーメモリー上に確保し、
    前記転送工程では、
    前記複数の部分一時記憶領域のうち、前記表示データが書き込まれた部分一時記憶領域については、当該部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送し、前記表示データが書き込まれなかった部分一時記憶領域については、当該部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御方法。
  3. 前記転送工程において前記部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送した時点では、当該部分一時記憶領域に書き込まれている古い部分表示データを消去せず、
    前記転送工程において前記部分一時記憶領域のデータを前記表示装置へ転送した後、前記書き込み工程において当該部分一時記憶領域に対して新たな部分表示データを書き込む際に、当該部分一時記憶領域に書き込まれている古い部分表示データを消去する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御方法。
  4. 一の表示データに応じた画像を表示する場合に、当該画像の表示位置に対応する複数の画素のそれぞれに対して、所定回数の電圧印加をおこなう表示駆動回路による表示を制御する表示制御装置であって、
    表示データを一時的に格納するバッファーメモリー上に、前記表示装置の表示領域の全画素分のデータを一時的に記憶することができる一時記憶領域を複数確保する確保部と、
    表示データを取得する取得部と、
    複数の前記一時記憶領域のうち前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、取得された前記表示データを書き込む書き込み部と、
    複数の前記一時記憶領域のうち一の一時記憶領域に書き込まれている表示データを、前記表示駆動回路へ転送する転送部と
    を備え、
    前記確保部によって、
    前記所定回数分以上の前記一時記憶領域を確保し、
    一の表示データが所定の書き込み時間毎の複数の部分表示データに区切られ、この複数の部分表示データを順次前記表示装置に表示させる場合、前記取得部が前記部分表示データを取得するごとに、
    前記書き込み部によって、
    当該部分表示データを最初に書き込む前記一時記憶領域を1つずらして、前記所定回数分の一時記憶領域のそれぞれに対して、当該部分表示データを所定の順番で書き込み、
    前記転送部によって、
    当該部分表示データが最初に書き込まれた前記一時記憶領域に書き込まれている部分表示データを、前記表示装置へ転送する
    ことを特徴とする表示制御装置。
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