JP2011255068A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】臓器内で炭酸ガスが発生する等の臓器内の環境変化に起因するバルーンの過膨張等を防止することができるカテーテルを提供すること。
【解決手段】カテーテル10は、カテーテル本体11が導入チューブ20と、該導入チューブ20が延設されたカテーテルヘッド30とから構成し、導入チューブ20は、先端部に拡張収縮可能なバルーン50を装備するとともに、流動食等を臓器内に送るメインルーメン21と、バルーン50へ流体を導通させるサブルーメン25とを形成し、カテーテルヘッド30は、メインルーメン21に通じる注入口15と、サブルーメン25に連通する連通路32と、該連通路32に開閉可能に接続され、該連通路32に流体を注入するためのシリンジIを挿着したときに開く流体導通栓部31とを設け、連通路32とカテーテルヘッド30の外部とを調圧路35で連通してバルーン50内に発生した過剰圧力を逃がす。
【選択図】図1

Description

本発明は、導入チューブの先端部に抜け防止のための拡張収縮可能なバルーンが装備され、体内に挿入した状態で臓器の内部に流動食ないし栄養剤等を導入するカテーテルに関する。
従来の技術としては、例えば本出願人が提案した特許文献1に示すようなものがある。
すなわち、カテーテルの導入チューブの先端部に装備された抜け防止のためのバルーンを収縮させた状態で臓器内に通じる瘻孔に挿入し、その後、シリンジを流体導通栓部に挿着してシリンジ内の流体を注入することで、バルーンを膨張させて臓器から抜けないように留置するものである。そして、流動食や栄養剤等を臓器内に導入するときは、カテーテルヘッドの注入口からメインルーメンを通して流動食や栄養剤等を導入するようにしたものである。
特開2009−125251号公報
しかしながら、このような従来の技術において、バルーンをシリコーンゴム製としたものでは、気体の透過性が良いので、例えば胃瘻にカテーテルを留置した場合、胃内で発生した炭酸ガス等の気体がバルーン内に侵入して、バルーンが過膨張してしまうことが稀にあった。
また逆に、バルーンが収縮して、留置しておいたカテーテルが抜けてしまうこともあり得る。このため、カテーテルを留置してある臓器内に環境変化が起こっても、該環境変化に起因するバルーンの過膨張や収縮が起こらないようなものが望まれていた。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、臓器内で炭酸ガス等の気体が発生する等の臓器内の環境変化に起因するバルーンの過膨張を防止することができるカテーテルを提供することを目的とし、さらには、臓器内の環境変化に起因するバルーンの収縮を防止することができるカテーテルを提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 導入チューブ(20)の先端部に抜け防止のための拡張収縮可能なバルーン(50)が装備され、体内に挿入した状態で臓器の内部に流動食ないし栄養剤等を導入するためのカテーテル(10)において、
前記導入チューブ(20)と、該導入チューブ(20)が延設されたカテーテルヘッド(30)と、から成るカテーテル本体(11)を備え、
前記導入チューブ(20)は、前記カテーテルヘッド(30)から注入される前記流動食ないし栄養剤等を臓器の内部に送るためのメインルーメン(21)と、前記バルーン(50)へ流体を導通させるサブルーメン(25)とが形成され、
前記カテーテルヘッド(30)は、前記メインルーメン(21)に通じる注入口(15)と、前記サブルーメン(25)に連通する連通路(32)と、該連通路(32)に開閉可能に接続され、該連通路(32)に前記流体を注入するためのシリンジ(I)を挿着したときに開く流体導通栓部(31)とを有し、前記連通路(32)と前記カテーテルヘッド(30)の外部とを連通して前記バルーン(50)内の過剰圧力を逃がす調圧路(35)を設けたことを特徴とするカテーテル(10)。
[2] 前記カテーテルヘッド(30)は、少なくとも前記調圧路(35)が形成される部分がシリコーンゴムから成り、
前記調圧路(35)は、前記カテーテル本体(11)を体内に挿入してバルーン(50)を拡張させた通常使用時には、カテーテルヘッド(30)の素材であるシリコーンゴムの弾性力によって閉じており、前記バルーン(50)内と外部環境との間で過剰な圧力差が生じたときには、高い方の圧力が前記シリコーンゴムの弾性力に抗して前記調圧路(35)を開通させて、前記バルーン(50)の過膨張をおよび収縮を防止することを特徴とする項[1]に記載のカテーテル(10)。
[3] 前記カテーテルヘッド(30)は、前記調圧路(35)の出口(35a)を外部から塞いで閉じる閉塞手段を備えることを特徴とする項[1]または[2]に記載のカテーテル(10)。
[4] 前記カテーテルヘッド(30)は、径の異なる複数の調圧路(35)を設けたことを特徴とする項[1]から[3]のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
前記本発明は次のように作用する。
カテーテル(10)は、臓器の内部に流動食ないし栄養剤等の流体物を導入するためのものであり、胃瘻や腸瘻等の瘻孔から臓器内に導入チューブ(20)のメインルーメン(21)を通して流動食ないし栄養剤等の流体物を注入することができる。
カテーテル(10)を臓器内に挿入するときは、導入チューブ(20)の先端に装備されたゴム風船状のバルーン(50)を収縮させておく。バルーン(50)は、流体導通栓部(31)に挿着したシリンジ(I)を用いて、導入チューブ(20)に設けられたサブルーメン(25)を介してバルーン(50)内の流体を抜くことによって速やかに収縮し、空気の抜けたゴム風船のような状態になる。
次に、シリンジ(I)を流体導通栓部(31)から外して、導入チューブ(20)の先端部(27)を胃瘻や腸瘻の瘻孔から臓器内に挿通することによって円滑に優しく挿入することができる。したがって、患者に掛かる負担が軽減される。
このようにして、カテーテル本体(11)の先端部(27)が胃瘻や腸瘻の瘻孔から臓器内に挿入された後に、バルーン(50)を、胃瘻や腸瘻より大きく拡張させる。そのために、シリンジ(I)を再び流体導通栓部(31)に挿着し、連通路(32)およびサブルーメン(25)を介してバルーン(50)内に流体を注入する。
流体が満たされてバルーン(50)が拡張した後、シリンジ(I)を流体導通栓部(31)から抜き取る。流体導通栓部(31)は、シリンジ(I)を装着したときにのみサブルーメン(25)および連通路(32)を外部環境に導通させるので、シリンジ(I)を抜き取っても流体が逆流して流体導通栓部(31)からカテーテル(10)の外部に出てしまうことはない。このようにして拡張させたバルーン(50)は、導入チューブ(20)が瘻孔から抜けることを防止できる。
例えば、カテーテル(10)を胃瘻に挿入して留置した状態で、胃内に生じた炭酸ガス等の気体がバルーン(50)に侵入して過膨張が起ころうとすると、バルーン(50)内に侵入した炭酸ガス等がサブルーメン(25)を通って連通路(32)に至り、連通路(32)から調圧路(35)を通ってカテーテルヘッド(30)の外部に抜ける。これにより、バルーン(50)は過膨張をすることなく、正常な使用状態が維持される。
逆に、バルーン(50)が不要に収縮しようとすると、外部の空気が調圧路(35)から入ってくるので不要な収縮を防止することができる。なお、バルーン(50)を瘻孔から抜き取る際には、シリンジ(I)でバルーン(50)内の流体を抜き取ってバルーン(50)を収縮させるが、調圧路(35)を微小径とすることにより、調圧路(35)からバルーン(50)内に入り込む単位時間当たりの空気の量はシリンジ(I)で抜き取る単位時間当たりの空気の量に比して極僅かとなる。したがって、カテーテル(10)を瘻孔から抜き取る時間、バルーン(50)を十分に収縮した状態に維持しておくことができる。
カテーテルヘッド(30)の少なくとも調圧路(35)が形成される部分がシリコーンゴムから成る場合は、調圧路(35)は、カテーテル本体(11)を体内に挿入してバルーン(50)を拡張させた通常使用時には、カテーテルヘッド(30)の素材であるシリコーンゴムの弾性力によって閉じている。これがバルーン(50)内と外部環境との間で過剰な圧力差が生じたときには、高い方の圧力がシリコーンゴムの弾性力に抗して調圧路(35)を開通させるので、バルーン(50)の過膨張や収縮を防止することができる。
また、調圧路(35)の出口(35a)を外部から塞いで閉じる閉塞手段を備えるものでは、閉塞手段によって調圧路(35)の出口(35a)を外部から塞いだときは、過膨張や収縮を防止する作用効果が働かないようにすることができる。例えば、カテーテル(10)を瘻孔から抜き取るときなどが挙げられる。
また、カテーテルヘッド(30)に径の異なる複数の調圧路(35)を設けることにより、さまざまな条件に対応することができる。
留置してあるカテーテル(10)を交換等するために瘻孔から外す場合は、前もってバルーン(50)内の流体を抜き取ってバルーン(50)を縮小するように潰す。バルーン(50)内から流体を抜くときは、シリンジ(I)内に流体を吸い込むようにしてバルーン(50)を縮小するように潰すことができる。したがって、この状態でカテーテル(10)を瘻孔から抜くことにより、患者に掛かる負担や苦痛を軽減することができる。
本発明にかかるカテーテルによれば、カテーテルヘッドの連通路には、該連通路とカテーテルヘッドの外部とを連通する調圧路が設けてあるので、バルーンの内部は調圧路によってカテーテルヘッドの外部と連通しており、これによってカテーテルを留置した臓器内の環境変化が起こってバルーン内の圧力が高くなっても、調圧路を通じて流体が外部に出るのでバルーンが過膨張することを防止できる。また、逆にバルーンが不要に収縮することを防止することができる。
本発明の一実施の形態に係るカテーテルの構成を示す正面図である。 図1におけるカテーテルの構成を示す説明図である。 図1における挿入補助棒の構成を示す正面図である。 図3の挿入補助棒の平面図である。 図1におけるカテーテルのバルーンに設けた受け部に挿入補助棒を挿入して、バルーンを細く伸ばした状態を示す説明図である。 図5の状態でガイドワイヤーを挿入補助棒に挿入した状態を示す説明図である。 図6における破線の円で囲んだ部分の拡大図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
図1は、カテーテル10の構造を示す正面図であり、図2は、カテーテル10にシリンジIをセットした状態を説明する図である。また、図3は、挿入補助棒60の構成を示す正面図であり、図4は、図3に示す挿入補助棒60の平面図である。図に示すように、カテーテル10は、導入チューブ20の先端に抜け防止のための拡張収縮可能なバルーン50が装備されて成り、臓器の内部に流動食ないし栄養剤を導入するためのものである。
カテーテル10は、導入チューブ20とバルーン50とから成るカテーテル本体11に、カテーテルヘッド30を取り付けたものである。このカテーテルヘッド30は、例えばシリコーンゴムを素材として形成されている。
カテーテルヘッド30には、導入チューブ20の入口側に漏斗状に拡径した注入口15が形成されている。カテーテルヘッド30は、注入口15の下端部が導入チューブ20の入口に連通するようにカテーテル本体11に取付けられている。カテーテル10を用いて体内に注入する流動食ないし栄養剤等は、注入口15からカテーテル本体11を介して体内に注入される。
また、カテーテルヘッド30には、後述するシリンジIを装着するための流体導通栓部31と前記の注入口15を塞ぐことができる蓋33が設けられている。この蓋33は、カテーテルヘッド30から延びるベルト34に設けられている。
カテーテル本体11の導入チューブ20には、メインルーメン21と、バルーン50内へ空気や滅菌蒸留水等の流体を導通させるサブルーメン25とが形成されている。メインルーメン21は、一端が前記の導入チューブ20の入口であり、もう一方の端部は導入チューブ20の先端部27の出口となっている。
また、サブルーメン25は、流体を通すことが出来る程度の極めて細い管路として形成されており、導入チューブ20の入口側から出口側までメインルーメン21に並行して延びている。このサブルーメン25は、導入チューブ20の入口側ではカテーテルヘッド30に形成された連通路32に連通している。この連通路32は、前記の流体導通栓部31に連通している。
流体導通栓部31は、シリンジIをセットしたときにのみサブルーメン25を外部に導通させるよう構成されている。例えば、流体導通栓部31は、逆止弁が組み込まれており、シリンジIを差し込むと逆止弁が開いて流体が流通し、シリンジIを抜き取ると連通路32と外部環境との連通が閉じられるようになっている。
連通路32には、カテーテルヘッド30の外部まで通じる微小径の調圧路35が貫通形成されている。この調圧路35は、次に説明するバルーン50を拡張させてカテーテル10を瘻孔に取り付けた通常の使用状態では、カテーテルヘッド30の素材であるシリコーンゴムの弾性力によって閉じているような微小径に形成されている。
調圧路35は、例えば先端部がテーパー状の針をカテーテルヘッド30の外部から連通路32まで通すことによって形成することができる。使用する針の太さは、31G(0.28mm)、30G(0.30mm)、29G(0.33mm)、28G(0.35mm)、27G(0.40mm)、26G(0.45mm)、25G(0.51mm)、24G(0.55mm)、23G(0.63mm)、22G(0.71mm)、21G(0.81mm)、20G(0.88mm)、19G(1.06mm)、18G(1.26mm)、17G(1.48mm)、16G(1.61mm)、15G(1.81mm)、14G(2.11mm)等から選択すれば良い。これらの太さの針の中で、好適には27G〜31Gのものである。さらに、29G〜30Gのものがより好適である。
このように、調圧路35は、通常の使用状態では閉じているが、例えばカテーテル10を胃瘻に挿入してある場合、胃内に炭酸ガス等の気体が発生して該炭酸ガス等がバルーン50内に侵入してバルーン50が過膨張するような圧力上昇が生じたときは、胃内のガスの圧力がカテーテルヘッド30の弾性力に抗して調圧路35を開通する。これにより、バルーン50は過膨張することなく、通常の使用状態に維持される。調圧路35の小径は、このような大きさに形成されている。
カテーテル本体11のバルーン50は、ゴム風船状であり、導入チューブ20の先端部27に、該先端部27から先に伸びるように装着されている。すなわち、バルーン50の弾性薄膜がメインルーメン21の先端部27を内外から挟むように接合され、流体が抜かれたとき、先端部27を輪状に取り巻いたドーナツをつぶした様な形状をしている。バルーン50は導入チューブ20の先に全体として錐状に伸びるよう変形可能である。バルーン50は、その内部が外部環境と通じている状態では、すなわち、バルーン50の内部と外部との圧力差がないときは、図1に示したようにドーナツ状に拡張した形状となるように形成されている。
図1から分かるように、バルーン50は、拡張したとき、導入チューブ20の先端の導出口28より先に位置したドーナツ形となり、導出口28が連通する導出管路51が中央部に形成されるようになっている。バルーン50は、柔軟性があり、弾性変形可能な材質から成り、例えばシリコーンゴムによって作られている。このため、前記のように胃内に発生した炭酸ガス等の気体が侵入することがある。
図1、図2および図7に示すように、バルーン50の収縮したときの外周部52には、導入チューブ20のメインルーメン21から挿通される挿入補助棒60の受け部500が設けられている。
図3に示すように、挿入補助棒60は、ロッド部61の末端側を把持頭部62に嵌入させて固定部64で固定したものである。先端部63は受け部500に嵌まり込む形状となっている。把持頭部62からロッド部61の先端部63までは、ガイドワイヤーWを挿通可能なガイドワイヤー導入路65が貫通している。これに対し、受け部500は、挿入補助棒60の先端部63を受け止め、図5から分かるように角度的に変位しても外れない形状に形成されている。
この受け部500は、図1および図2に示すように、バルーン50を膨らませたときに導出管路51に干渉しない位置に設けられている。受け部500は、バルーン50と一体に成形されているので、材質はバルーン50と同じであり、柔軟性を有し、弾性変形が可能なものであれば良い。本実施の形態では、材質は上記のようにシリコーンゴムである。
受け部500は、挿入補助棒60の先端部63が嵌まり込む嵌入部510(内部)と、受け部500の外部と該嵌入部510とが通じるように形成されたガイドワイヤー通路520とを有している。このガイドワイヤー通路520は、ガイドワイヤーWを通すためのものである。これにより、ガイドワイヤーWを受け部500の外部からこのガイドワイヤー通路520に通し、さらに嵌入部510に嵌入した挿入補助棒60の先端部63からガイドワイヤー導入路65に通すことができる。
嵌入部510は、横断面の形状が挿入補助棒60の先端部63の横断面の形状と相似形になっている。例えば、円形や楕円形であり、挿入補助棒60の先端部63の横断面が円形であれば、嵌入部510は、内径が挿入補助棒60の先端部63の外径よりも僅かに大きい円形である。なお、嵌入部510の横断面の形状は、挿入補助棒60の先端部63の横断面の形状と相似形でなくてもよく、例えば、先端部63が嵌入可能な多角形でも良い。
嵌入部510の入口である嵌入口511からやや奥に入ったところから嵌入部510の突き当たりまでには、補強部512が設けられている。この補強部512は、嵌入部510の内壁面を硬化処理して形成しても良いし、嵌入部510よりも硬度の高い別部材を取り付けても良い。
嵌入部510の突き当たりからは、受け部500の終端で外部に抜ける前記のガイドワイヤー通路520が形成されている。このガイドワイヤー通路520は、ガイドワイヤーWの径よりも大きい径の貫通孔である。これにより、ガイドワイヤーWは、カテーテル10の導入チューブ20に挿入補助棒60を挿入した状態で、挿入補助棒60のガイドワイヤー導入路65と挿入補助棒60のガイドワイヤー導入路65に挿通されたガイドワイヤー通路520を通って受け部500の外部に延び出ることができる。
図5は、挿入補助棒60の把持頭部62を押して先端部63を突き出すようにした状態を示している。この状態では、受け部500の終端が引っ張られて尖端状になっている。また、バルーン50も図1において捲れ上がっている反対側も引かれているので全体として先の尖った錐状になる。この状態で受け部500の外からガイドワイヤー通路520にガイドワイヤーWを挿入すると、図6に示すようにガイドワイヤーWは、受け部500から挿入補助棒60の先端部63を通ってガイドワイヤー導入路65内を延び、把持頭部62から先端が延び出た状態にすることができる。
次に本実施の形態に係るカテーテルの作用を説明する。
カテーテル10は、臓器の内部に流動食ないし栄養剤等を導入するためのものであり、胃瘻や腸瘻等の瘻孔から臓器内に導入チューブ20を通して流動食ないし栄養剤等を注入する。カテーテル10は、カテーテルヘッド30よりも下の導入チューブ20およびバルーン50が臓器内に挿入される。臓器内にカテーテル10を挿入するに先立って、カテーテル10を挿入しようとする胃瘻や腸瘻にはガイドワイヤーWが挿入されている。
導入チューブ20の先端に装備されたゴム風船状のバルーン50は、カテーテル10の装着時には収縮され、導入チューブ20の先端部27より先に伸びるよう押し伸ばして、先端の細い錐状の状態で、ガイドワイヤーWを通した状態にしてからカテーテル10の先端部27が瘻孔から臓器内に挿入される。挿入後にバルーン50は胃瘻や腸瘻より大きく拡張されて、導入チューブ20の抜けを防止する。
図2に示すように、カテーテル10を患者に装着する前に、シリンジIをカテーテルヘッド30の流体導通栓部31に差し込み、導入チューブ20にメインルーメン21と併設されたサブルーメン25からバルーン50内の流体を完全に抜く。これにより、バルーン50が収縮して流体の抜けたゴム風船のような状態になる。バルーン50は中心部に導出管路51を形成するので、ドーナツをつぶしたような形状になる。バルーン50内の流体を抜くときは、シリンジIを用い流体を吸い込むようにしてバルーン50が縮小するようつぶれるまで流体を抜く。
バルーン50内への流体の入出は、導入チューブ20の注入端部側の流体導通栓部31を通して行なわれる。バルーン50へ流体を導通させるサブルーメン25の端部に接続した流体導通栓部31は、シリンジIをセットしてシリンジIを差し込んだときのみサブルーメン25を外部に導通させる。
バルーン50から流体を抜いた状態で、導入チューブ20のメインルーメン21に挿入補助棒60を挿通すると、挿入補助棒60の先端部63は、バルーン50の外周部52の受け部500に嵌め込んで受け止められる。挿入補助棒60を押し進めると、バルーン50は、導入チューブ20の先端部27より先に伸びるよう押し伸ばされ、先端の細い錐状の状態に変形する。
この状態で予め臓器内に挿入してあるガイドワイヤーWに沿って導入チューブ20の先端部27を胃瘻や腸瘻の瘻孔から臓器内に挿通すると円滑に優しく挿入することができ、装着が容易で患者に負担を掛けることがなく、医療事故の発生の心配もなくなる。
図5は、挿入補助棒60を突き出した状態であり、バルーン50の一部は挿入補助棒60のロッド部61の先端部63に沿って、全体として先端のとがった形状となる。
前記のように、この状態にしたカテーテル10を予め臓器内に挿入してあるガイドワイヤーWに沿わせて通す。カテーテル10に通す方のガイドワイヤーWの端部は、体外に出ており図7に示すように、カテーテル10の受け部500の終端からガイドワイヤー通路520に通す。
受け部500の内部では、挿入補助棒60のロッド部61の先端部63が嵌入部510の突き当たりに当接しているので、ガイドワイヤー通路520は、ロッド部61の先端部63側で挿入補助棒60のガイドワイヤー導入路65と連通している。このため、ガイドワイヤー通路520を通したガイドワイヤーWは、スムーズに挿入補助棒60のガイドワイヤー導入路65に通すことができる。
ガイドワイヤーWの端部が挿入補助棒60の把持頭部62から延び出た状態が図6に示されている。この図6に示した状態にしてからガイドワイヤーWに沿って導入チューブ20の先端部27を胃瘻や腸瘻の瘻孔から臓器内に挿通することにより、確実に、円滑に、かつ、優しくカテーテル本体11を臓器内に挿入することができる。
図6の状態でカテーテル10の導入チューブ20を臓器内に挿入したら、挿入補助棒60およびガイドワイヤーWを抜き出し、図2に示すように、流体導通栓部31にシリンジIをセットして、バルーン50内にサブルーメン25から流体を注入し、バルーン50を膨らませる。バルーン50が膨らんだらシリンジIを流体導通栓部31から取り外す。このようにして膨らんだバルーン50は、図1に示すように中心部に導出管路51を形成したドーナツ形状をしている。カテーテルヘッド30の注入口15には栄養管等を接続して、臓器内に流動食や栄養剤等を導入することができる。
カテーテル10の装着状態において、ゴム風船状のバルーン50は、導入チューブ20の先端の導出口28より先に位置し、この導出口28が連通する導出管路51から流動食ないし栄養剤等を臓器内に導出する。この状態では、受け部500は、導出管路51に干渉しない位置にあるので、流動食ないし栄養剤等の導出の妨げになることはない。臓器の内壁にバルーン50が接するようなことがあっても、導入チューブ20が直接接することはなく、バルーン50が柔らかいゴム風船状であるので臓器に対して良くない作用をすることがない。
カテーテル10を体内に挿入したまま留置しておくときは、カテーテルヘッド30に設けられた蓋33で注入口15を塞いでおけば良い。これにより、導入チューブ20のメインルーメン21にほこり等が進入することを防ぐことができ、メインルーメン21内を清潔に保っておくことができる。
例えば、カテーテル10を胃瘻に挿入して留置した場合、胃内に炭酸ガス等の気体が生じることがある。バルーン50はシリコーンゴム製であることからガスの透過性が良い。このため、胃内で生じた炭酸ガス等がバルーン50内に侵入することがある。この炭酸ガス等の侵入が続くと、バルーン50が過膨張してしまう。
しかしながら、本実施の形態に係るカテーテル10においては、バルーン50の内部は、サブルーメン25を通って連通路32に通じ、さらに連通路32から調圧路35を通ってカテーテルヘッド30の外部に通じている。したがって、バルーン50内に侵入した炭酸ガス等によってバルーン50内の圧力が上がると、調圧路35まで連通している空間の圧力が上がって調圧路35の出口35aからガスが抜ける。これにより、バルーン50は過膨張をすることなく、正常な使用状態が維持される。
逆に、胃内部の環境によってはバルーン50が不要に収縮しようとすることがあり得る。この場合は、外部と調圧路35側との圧力差によって外部の空気が調圧路35の出口35aから調圧路35内に入ってくるので、調圧路35からバルーン50の内部にいたる空間に空気が満たされる。これによってバルーン50の不要な収縮を防止することができ、正常な使用状態が維持される。
留置したカテーテル10を交換する等のためにカテーテル10を瘻孔から抜く場合には、流体導通栓部31にシリンジIを挿着してバルーン50内の流体を抜き、バルーン50を収縮させた状態にして瘻孔から引き抜けば良い。これにより、患者に負荷や苦痛を与えずにバルーン50を抜き取ることができる。
このとき、シリンジIでバルーン50内の流体を抜き取るので調圧路35からバルーン50の内部に至る空間の圧力が外部の圧力よりも低くなるので、調圧路35から外部の空気が調圧路35の内部に入るが、調圧路35は微小径の孔であるので、調圧路35からバルーン50内に入り込む単位時間当たりの空気の量は、シリンジIで抜き取る単位時間当たりの空気の量に比して遥かに少量である。したがって、カテーテル10を瘻孔から抜き取る作業を行っている間、バルーン50は十分に収縮した状態に維持されている。
カテーテルヘッド30の少なくとも調圧路35が形成される部分がシリコーンゴムから成る場合は、調圧路35は、カテーテル本体11を体内に挿入してバルーン50を拡張させた通常使用時には、カテーテルヘッド30の素材であるシリコーンゴムの弾性力によって閉じている。このカテーテル10の外部環境と調圧路35からバルーン50の内部に至る空間内との間で過剰な圧力差が生じたときには、高い方の圧力がシリコーンの弾性力に抗して調圧路35を開通させるので、ガスが圧力の高い方から低い方へと抜け出る。これにより、バルーン50の過膨張や収縮を防止することができる。
また、カテーテルヘッド30に調圧路35の出口35aを外部から塞ぐ栓(閉塞手段)を設けることにより、当該栓によって調圧路35の出口35aを外部から塞いだときは、過膨張や収縮を防止する作用効果が働かないようにすることができる。例えば、収縮効果が働かないようにする場合として、カテーテル10を瘻孔から抜き取るときなどが挙げられる。
閉塞手段は、例えば注入口15を塞ぐものとして説明した、カテーテルヘッド30から延びるベルト34に蓋33を設けたものと同様の構造のもので良い。すなわち、カテーテルヘッド30から延びるベルト34に調圧路35の出口35aを塞ぐための蓋33を形成したようなものである。また、カテーテル10とは別体のもので、伸縮性のある幅広の輪ゴム状のものに調圧路35の出口35aを塞ぐための凸状部を形成したものであっても良い。この場合、使用時には、輪ゴム状の部分が流体導通栓部31を巻くようにし、凸状部分が調圧路35の出口35aに入り込んで塞ぐようにすれば良い。
また、カテーテルヘッド30には、径の異なる複数の調圧路35を設けても良い。これにより、さまざまな条件下においても適宜に対応することができる。
なお、嵌入部510の突き当たりから受け部500の終端で外部に抜けるガイドワイヤー通路520は、受け部500を貫通した孔としたが、受け部500の外側から切り込まれ、嵌入部510の突き当たりから受け部500の終端まで通じるように形成された溝であっても良い。
また、バルーン50と受け部500とは、上記のように一体に成形することが好ましいが、受け部500をバルーン50とは別体の部材とし、バルーン50に固着するようにしても良い。
本発明に係るカテーテルは、拡張収縮可能なバルーンを抜け防止のために用いたカテーテル一般に広く利用することができる。
I…シリンジ
W…ガイドワイヤー
10…カテーテル
11…カテーテル本体
15…注入口
20…導入チューブ
21…メインルーメン
25…サブルーメン
27…先端部
28…導出口
30…カテーテルヘッド
31…流体導通栓部
32…連通路
33…蓋
34…ベルト
35…調圧路
50…バルーン
51…導出管路
52…外周部
60…挿入補助棒
61…ロッド部
62…把持頭部
63…先端部
64…固定部
65…ガイドワイヤー導入路
500…受け部
510…嵌入部
511…嵌入口
512…補強部
520…ガイドワイヤー通路

Claims (4)

  1. 導入チューブの先端部に抜け防止のための拡張収縮可能なバルーンが装備され、体内に挿入した状態で臓器の内部に流動食ないし栄養剤等を導入するためのカテーテルにおいて、
    前記導入チューブと、該導入チューブが延設されたカテーテルヘッドと、から成るカテーテル本体を備え、
    前記導入チューブは、前記カテーテルヘッドから注入される前記流動食ないし栄養剤等を臓器の内部に送るためのメインルーメンと、前記バルーンへ流体を導通させるサブルーメンとが形成され、
    前記カテーテルヘッドは、前記メインルーメンに通じる注入口と、前記サブルーメンに連通する連通路と、該連通路に開閉可能に接続され、該連通路に前記流体を注入するためのシリンジを挿着したときに開く流体導通栓部とを有し、前記連通路と前記カテーテルヘッドの外部とを連通して前記バルーン内の過剰圧力を逃がす調圧路を設けたことを特徴とするカテーテル。
  2. 前記カテーテルヘッドは、少なくとも前記調圧路が形成される部分がシリコーンゴムから成り、
    前記調圧路は、前記カテーテル本体を体内に挿入してバルーンを拡張させた通常使用時には、カテーテルヘッドの素材であるシリコーンゴムの弾性力によって閉じており、前記バルーン内と外部環境との間で過剰な圧力差が生じたときには、高い方の圧力が前記シリコーンゴムの弾性力に抗して前記調圧路を開通させて、前記バルーンの過膨張および収縮を防止することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記カテーテルヘッドは、前記調圧路の出口を外部から塞いで閉じる閉塞手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記カテーテルヘッドは、径の異なる複数の調圧路を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカテーテル。
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