JP2011254943A - 関節手術用受液パウチ - Google Patents

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【課題】関節鏡視下手術に代表される関節手術用の受液パウチであって、ドレープとは別体であり、かつ、患者の膝関節の周囲を包囲しつつ、多量の灌流液が使用された場合であっても、当該灌流液を含む多量の廃液が飛散することを防止することができ、かつ、当該廃液をスムーズに廃棄することが可能であり、さらに、医師や看護師などの手を煩わせることなく、ある程度、自立可能な受液パウチを提供すること。
【解決手段】関節手術用受液パウチであって、当該受液パウチを、全体としてお椀型を呈した樹脂製のパウチ本体と、当該お椀型のパウチの底周辺に位置し、パウチ内の液体を排出するための排出口と、パウチ本体の側面に位置し、患者の脚をパウチ本体の内側に挿入するための挿入口とを設け、かつ、前記お椀型を呈したパウチ本体の開口部分の縁には、その全周にわたって形状保持バーを配する。
【選択図】図1

Description

本発明は、関節、より具体的には膝、肘、肩などの手術をする際に好適に用いることができる受液パウチに関する。
従来から、膝などの関節に限らず外科手術の際には、術野から流れ出て、時には飛散する液体を受け止め、これを排出するための受液パウチが用いられることがあった(例えば、特許文献1を参照)。特に、関節鏡視下手術を行う場合、手術時に流れ出る血液や体液等によって内視鏡の観察視野が悪化することを防止するために、関節内に灌流液を常時流入させるとともに、患者の関節に排出口をあけて、血液、体液、および灌流液などの廃液を患者の関節から排出している。このような手術を行う場合、灌流液の使用量は60L程度となり、したがって廃液をスムーズに回収、排出することができる受液パウチが必要となっている。
特開2009−72445号公報
しかしながら、従来の受液パウチにあっては、患者の全部または一部を覆うためのドレープと一体となったものがほとんどであり、灌流液を多量に使用する関節鏡視下手術に適しているとは言えなかった。
また、関節鏡視下手術にあっては、患者の関節およびその周辺部分を上下左右に動かしながら手術を行うことが多く、ドレープと受液パウチとが一体となっていると、患者の関節およびその周辺部分の可動範囲が制限されてしまい、手術に支障をきたす虞もあった。
このような問題から、ドレープとは別体の受液パウチについても開発されているが、患者の関節の周囲を包み込むように包囲し、廃液が飛散することを防止しつつ、医師の手術行為の邪魔にならないように、ある程度、自立可能な(受液パウチのみで形状を保持可能な)ものは存在していなかった。
本願発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、関節鏡視下手術に代表される関節手術用の受液パウチであって、ドレープとは別体であり、かつ、患者の関節の周囲を包囲しつつ、多量の灌流液が使用された場合であっても、当該灌流液を含む多量の廃液が飛散することを防止することができ、かつ、当該廃液をスムーズに廃棄することが可能であり、さらに、医師や看護師などの手を煩わせることなく、ある程度、自立可能な受液パウチを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本願発明は、関節手術用受液パウチであって、当該受液パウチは、全体としてお椀型を呈した樹脂製のパウチ本体と、当該お椀型のパウチの底周辺に位置し、パウチ本体内の液体を排出するための排出口と、前記パウチ本体の側面に位置し、患者の関節、および当該関節から先の部分をパウチ本体の内側に挿入するための挿入口と、を有し、かつ、前記お椀型を呈したパウチ本体の開口部分の縁には、その全周にわたって、パウチ本体およびその開口部分の形状を保持するための形状保持バーが配されていることを特徴とする。
ここで、前記発明にあっては、パウチ本体の側面に、パウチ本体の内側に挿入された患者の関節から先の部分を、パウチ本体の外側に挿出するための挿出口が設けられていてもよい。
また、前記発明にあっては、パウチ本体を構成する樹脂の、当該パウチ本体の開口部分の縁の全周の長さよりも、形状保持バーの長さが短いことが好ましい。
また、前記発明にあっては、形状保持バーがポリエチレンからなるチューブであることが好ましい。
また、前記発明にあっては、排出口に管体が接続されていてもよい。
本願発明にかかる関節手術用受液パウチによれば、パウチ本体が、全体としてお椀型を呈しており、前記パウチ本体の側面に、患者の関節、および関節から先の部分をパウチ本体の内側に挿入するための挿入口と、を有しているため、当該挿入口から関節およびその先の部分を入れることにより、ちょうど関節の部分(たとえば膝)を、お椀型のパウチ本体の内側に位置させることができ、これにより、飛散する液体をお椀型のパウチ本体で受け止めることができる。
また、当該関節手術用受液パウチは、ドレープとは別体となっており、かつ前述のように、挿入口によって患者の関節部分にしっかりと固定されているため、手術中に患者の関節およびその周辺を動かしても、患者の関節と当該受液パウチとの相対的な位置関係は変化せず、よって飛散する液体を受け止めることができる。
さらに、本願発明の関節手術用受液パウチは、パウチ本体の開口部分の縁に、その全周にわたって形状保持バーが配されているため、当該形状保持バーの適度な剛性により、パウチ全体が開口した状態で、お椀型を呈したままで自立することが可能となり、その結果、医師や看護師が常に開口部を抑えておく必要なく、広い術野を確保することができる。
ここで、本発明の関節手術用受液パウチにおいて、パウチ本体の側面に、パウチ本体の内側に挿入された患者の関節から先の部分をパウチ本体の外側に挿出するための挿出口を設けることにより、当該パウチを患部である関節およびその周辺とをよりしっかりと固定でき、パウチと患部である関節との相対的な位置関係を一定とすることができる。
また、本願発明の関節手術用受液パウチにおいて、前記パウチ本体を構成する樹脂の、当該パウチ本体の開口部分の縁の全周の長さよりも、前記形状保持バーの長さを短くすることにより、パウチ本体の開口部分の縁には、パウチ本体を構成する樹脂が余っている状態、つまり「マチ」が形成された状態となる。これにより、パウチ本体の全体の形状をより大きなお椀型とすることができ、多量の灌流液が使用された場合であっても、これを受け止めることができるとともに、スムーズに排出することができる。
また、本願発明の関節手術用受液パウチにおいて、前記形状保持バーをポリエチレンからなるチューブにより構成することにより、形状保持バーに要求される適度な剛性を充分に担保することができると共に、軽量で丈夫なバーを提供することができる。
また、本願発明の関節手術用受液パウチにおいて、排出口に管体を接続することにより、多量の灌流液が使用された場合であってもスムーズに排出することができる。
本願発明にかかる、関節手術用受液パウチ、より具体的には、肩または肘関節手術用受液パウチの使用状態を示す斜視図である。 図1に示す肩または肘関節手術用受液パウチを分解した斜視図である。 本願発明にかかる、関節手術用受液パウチの別の実施形態、より具体的には膝関節手術用受液パウチの使用状態を示す斜視図である。 図3に示す膝関節手術用受液パウチを分解した斜視図である。
(第1実施形態)
図1は、本願発明にかかる、関節手術用受液パウチ、より具体的には、肩または肘関節手術用受液パウチの使用状態を示す斜視図である。
また、図2は、図1に示す肩または肘関節手術用受液パウチを分解した斜視図である。
図1や図2に示すように、本願発明の肩または肘関節手術用受液パウチ10は、全体としてお椀型を呈した樹脂製のパウチ本体11と、当該お椀型のパウチ本体11の底周辺に位置し、パウチ本体11内の液体を排出するための排出口12と、前記パウチ本体11の側面に位置し、患者の関節および当該関節から先の部分(この図においては、患者Pの肩および腕の部分)をパウチ本体11の内側に挿入するための挿入口13と、を有している。そして、パウチ本体11の開口部分15の縁には、その全周にわたって形状保持バー16としてのポリエチレンからなるチューブが配されている(特に、図2を参照)。
このような肩または肘関節手術用受液パウチ10によれば、図1に示すように挿入口13から肩および腕を入れることにより、挿入口13は患者Pの肩の部分に固定されることとなり、患部である肩もしくは肘をお椀型のパウチ本体11の略中央部分に位置させることができる。これにより、飛散する液体をお椀型のパウチ本体11で受け止めることができる。
また、図1や図2に示すように、当該肩または肘関節手術用受液パウチ10は、ドレープと一体ではなく別個独立した形状を呈しており、かつ前述のように、挿入口13によって患者Pの肩または肘を中心として、患者Pの肩周辺にしっかりと固定されているため、手術中に患者Pの腕を動かしても、患者の肩または肘と当該受液パウチ10との相対的な位置関係は変化せず、よって飛散する液体を受け止めることができる。
さらに、図2に示すように、本発明の肩または肘関節手術用受液パウチ10は、パウチ本体11の開口部分15の縁に、その全周にわたって形状保持バー16(この図面の場合は、ポリエチレンからなるチューブ)が配されているため、当該形状記憶バー16の適度な剛性により、パウチ全体が開口した状態で、お椀型を呈したままで自立することが可能となり、その結果、医師や看護師が常に開口部15の縁を抑えておく必要なく、広い術野を確保することができる。
ここで、このような本願発明の関節手術用受液パウチ10を構成するパウチ本体11の材質にあっては、患者の血液、体液および灌流液等を受け止めることが可能な樹脂であれば特に限定されることはなく、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン等を挙げることができる。また、パウチ本体11を形成する樹脂は患者の状態をよりよく把握することを可能とするため、無色透明であることが好ましい。
パウチ本体11の側面に位置する挿入口13にあっても、本願発明は特に限定することなく、これが果たすべき役割、つまり、図1に示す受液パウチにあっては、患者の肩および腕がパウチ本体11の内側に挿入された状態でパウチ本体11を固定することが可能であれば、その形状や材質については自由に選択可能である。例えば、図1や図2に示すように、挿入口13周辺の材質を、パウチ本体11とは異なり「ゴム」としてもよい。なお、ゴムの材質としては、例えば、ポリウレタン、ニトリルゴム(ブタジエンアクリロニトリル共重合体)、ポリイソプレン、クロロプレン等の合成ゴムや、天然ゴムなどが挙げられる。図2に示すように、本願発明の関節手術用受液パウチ10にあっては、孔があけられた矩形状のゴムシート17を準備し、このゴムシート17と略同一の大きさの孔18をパウチ本体11にあけておき、当該パウチ本体11の孔18の部分にゴムシート17を接着することにより、挿入口13を形成している。このように、挿入口13の周囲をゴムとすることにより、挿入口13と、患者の肩周辺部分とがフィットし、当該部分から液漏れが生じることを防止することができる。
なお、挿入口13の大きさは、上記の説明からも分かるように、想定される患者Pの腕や肩関節部分の大きさよりも若干小さめに設定することが好ましい。
ここで、パウチ本体11の形状にあっては、患者の血液、体液、さらには手術中に用いられる灌流液を受け止めることが可能な、いわゆる「お椀型」の形状を呈していればよく、必ずしも開口部分の正面からみた形状が円形である必要はなく、また、側面からみた形状がお椀の如く半円状でなくてもよく、たとえば、側面からみた形状が三角形状となっていてもよい。
次に、本願発明の関節手術用受液パウチ10の特徴である、お椀型を呈したパウチ本体11の開口部分15の縁に全周にわたって配されている形状保持バー16について説明する。
当該形状保持バー16は、パウチ本体11が開口した状態でお椀型を呈したままで自立することが可能となるように、パウチ本体11の開口部分15に適当な剛性を与えることをその役目としており、したがって、このような役目を果たすことができればその材質等については特に限定されることはない。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン等の樹脂や、これらの発泡樹脂、さらにはアルミニウムなどの金属などを挙げることができる。
また、本願発明の関節手術用受液パウチ10の輸送時や保管時のスペースを考慮した場合、コンパクトに畳め、かつ手術時には所望する形状と剛性を備えた形状保持バー16であることが特に望ましく、これらを勘案すると、図1や2に示すように、チューブ状のポリエチレンから構成されていることが特に好ましい。このようなチューブ状のポリエチレンからなる形状保持バー16を有する関節手術用受液パウチ10を畳んでおく場合には、当該形状保持バー16を数字の8のようにねじってから畳むことにより、コンパクトに畳むことができる。
なお、形状保持バー16の断面形状についても特に限定することはないが、「チューブ」つまり中空であることが好ましく、その形状は円形をはじめとして楕円形、四角形などであってもよい。
ここで、形状保持バー16としてポリエチレンのチューブを用いた場合、当該チューブの肉厚は0.5〜8mm程度が好ましく、1〜4mmとすることが特に好ましい。また、当該チューブの内径にあっては0.5〜16mm程度が好ましく、2〜8mmとすることが特に好ましい。
本願発明の関節手術用受液パウチ10にあっては、排出口12に管体19を接続してもよい。
管体19は、当該お椀型のパウチ本体11の底周辺に位置する排出口から排出されるパウチ本体11内の液体を吸引もしくは流出させることにより廃棄するために用いられるものであり、当該作用効果を発揮するものであれば特に限定はされず、従来から用いられている各種管体を適宜選択して用いることができる。
ここで、本願発明の関節手術用受液パウチ10にあっては、図2に示すように、形状保持バー16(たとえばポリエチレンからなるチューブ)の長さを、パウチ本体11を構成する樹脂の、当該パウチ本体11の開口部分15の縁15’の全周の長さよりも短くしておくことが好ましい。これにより、縁15’の全周にわたって形状保持バー16を配していくに際し、パウチ本体11を構成する樹脂シートが過剰となり、その分だけ皺ができることとなる(図1の一部拡大図参照)。この皺がいわゆる「マチ」として機能し、完成されたパウチ本体の全体の形状をより大きなお椀型とすることができる。
「マチ」を形成し、お椀型とすることで、体位変換等の状況の変化にも応じて排出される液体を確実に排出させるための貯留部を形成することが可能となる。手術中に患者の体位が変わることは少なくなく、体位の変化に伴い排出口12の位置が最下端ではなくなることも考えられる。このような状況では、極端な場合、パウチ本体の側面が底面になるため、排出されるべき液体が開口部から溢れ出てしまう虞がある。これを回避するために「マチ」を形成すれば、「マチ」の皺が伸びることにより側面にもお椀型の体液を貯留するスペースとしての「貯留部」が確保できるため、液体を確実に貯留し、その後吸引もしくは流出により当該液体を排出させることができる。
例えば、パウチ本体11を構成する樹脂の、当該パウチ本体11の開口部分15の縁15’の全周の長さを1とした場合、形状保持バー16の長さを0.67〜0.90となるように設計することにより、上述のいわゆる「貯留部」を良好に形成することができ、特に0.75倍とすることが好ましい。
(第2実施形態)
図3は、本願発明にかかる、関節手術用受液パウチの別の実施形態、より具体的には膝関節手術用受液パウチの使用状態を示す斜視図である。
また、図4は、図3に示す膝関節手術用受液パウチを分解した斜視図である。
図3や図4に示すように、本願発明の膝手術用受液パウチ30は、図1や図2に示した肩または肘関節手術用受液パウチ10と同様、全体としてお椀型を呈した樹脂製のパウチ本体31と、当該お椀型のパウチ本体31の底周辺に位置し、パウチ本体31内の液体を排出するための排出口32と、から構成されている。そしてさらに、前記パウチ本体31の側面には、患者の脚Lをパウチ本体31の内側に挿入するための挿入口33と、挿入された患者の脚Lをパウチ本体31の外側に挿出するための挿出口34とを有している。また、パウチ本体31の開口部分35の縁には、その全周にわたって形状保持バー36としてのポリエチレンからなるチューブが配されている。
このような膝手術用受液パウチ30によれば、図3に示すように挿入口33から脚Lを入れ、入れた脚Lを挿出口34から出すことにより、挿入口33は患者の太腿部分に固定され、挿出口34は患者の脹ら脛部分に固定され、その結果、患部である膝が、お椀型のパウチ本体31のちょうど中央部分に位置させることができ、これにより、飛散する液体をお椀型のパウチ本体31で受け止めることができる。
また、図3に示すように、当該膝関節手術用受液パウチ30は、図1や図2に示した肩または肘関節手術用受液パウチ10と同様に、ドレープと一体ではなく別個独立した形状を呈しており、かつ前述のように、挿入口33と挿出口34とによって患者の膝を中心として、患者の脚Lにしっかりと固定されているため、手術中に患者の脚Lを動かしても、患者の脚Lと当該受液パウチ30との相対的な位置関係は変化せず、よって飛散する液体を受け止めることができる。
さらに、膝手術用受液パウチ30にあっても、図1や図2に示した肩または肘関節手術用受液パウチ10と同様、パウチ本体31の開口部分35の縁に、その全周にわたって形状保持バー36が配されているため、当該形状保持バー36の適度な剛性により、パウチ全体が開口した状態で、お椀型を呈したままで自立することが可能となり、その結果、医師や看護師が常に開口部を抑えておく必要なく、広い術野を確保することができる。
ここで、このような本願発明の膝手術用受液パウチ30を構成するパウチ本体31の材質にあっては、上記で説明した肘関節手術用受液パウチ10と同様であるため、説明を省略する。また、パウチ本体31の側面に位置する挿入口33と挿出口34の詳細についても上記で説明した肘関節手術用受液パウチ10と同様であるため、説明を省略する。さらに、パウチ本体31の形状にあっても上記で説明した肘関節手術用受液パウチ10と同様であるため、説明を省略する。
さらに、本願発明の膝関節手術用受液パウチ30の特徴でもある、お椀型を呈したパウチ本体31の開口部分35の縁に全周にわたって配されている形状保持バー36についても、その詳細は上記で説明した肘関節手術用受液パウチ10と同様である。また、本願発明の膝節手術用受液パウチ30の排出口32に接続される管体39についても上記で説明した肘関節手術用受液パウチ10と同様であるため、説明を省略する。
また、本願発明の膝関節手術用受液パウチ30にあっても、上記で説明した肘関節手術用受液パウチ10と同様で、図4に示すように、形状保持バー36の長さを、パウチ本体31を構成する樹脂の、当該パウチ本体31の開口部分35の縁35’の全周の長さよりも短くしておくことが好ましい。
10、30 肩または肘関節手術用受液パウチ
11、31 パウチ本体
12、32 排出口
13、33 挿入口
34 挿出口
15、35 パウチ本体の開口部分
16、36 形状保持バー
17、37 ゴムシート
18、38 パウチ本体に形成された孔
19、39 管体

Claims (5)

  1. 関節手術用受液パウチであって、
    当該受液パウチは、
    全体としてお椀型を呈した樹脂製のパウチ本体と、
    当該お椀型のパウチ本体の底周辺に位置し、パウチ本体内の液体を排出するための排出口と、
    前記パウチ本体の側面に位置し、患者の関節、および当該関節から先の部分をパウチ本体の内側に挿入するための挿入口と、を有し、
    かつ、前記お椀型を呈したパウチ本体の開口部分の縁には、その全周にわたって、パウチ本体およびその開口部分の形状を保持するための形状保持バーが配されていることを特徴とする関節手術用受液パウチ。
  2. 前記パウチ本体の側面には、パウチ本体の内側に挿入された患者の関節から先の部分を、パウチ本体の外側に挿出するための挿出口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の関節手術用受液パウチ。
  3. 前記パウチ本体を構成する樹脂の、当該パウチ本体の開口部分の縁の全周の長さよりも、前記形状保持バーの長さが短いことを特徴とする請求項1または2に記載の関節手術用受液パウチ。
  4. 前記形状保持バーが、ポリエチレンからなるチューブであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の関節手術用受液パウチ。
  5. 前記排出口に管体が接続されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の関節手術用受液パウチ。
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