JP2011252950A - 撮像装置および撮像プログラム - Google Patents

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智子 小林
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スボボダ ミロソラフ
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Abstract

【課題】簡易に各チャンネルの画像の明るさを調整する。
【解決手段】光学系を介して対象物に波長の異なる複数の光を照射する発光部10と、光学系を介して対象物から出射された光を受光し、受光した光を波長毎の輝度情報に変換する受光部30と、輝度情報を表示する表示部105と、発光部10が照射する光の光量のパラメータまたは受光部30が受光する感度のパラメータを制御する制御部102と、を備え、制御部102は、パラメータを変更する入力がされた場合、パラメータが変更された波長の輝度情報のみを表示部105に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、および撮像プログラムに関する。
生物、医学の研究において現在、生きた細胞の生理現象の解明が進められている。この分野の研究に広く用いられている観察手法の1つとして、観察対象の細胞が有する特定の物(例えば、たんぱく質、DNAなど)に蛍光色素分子を特異的に結合させ、蛍光色素分子からの蛍光を捉えるという技術がある。この蛍光を捉える際に、蛍光顕微鏡が使用されている。
一般的に、蛍光顕微鏡において、ある特定の波長の光が照射されると、その光の波長より長い波長の光を発する蛍光色素を利用し、その蛍光色素を発光させるための励起光を照射するための光源と、それにより発光した蛍光を観察する光学顕微鏡と、その蛍光を捉える受光装置とを備える。
観察したい細胞内の構造に蛍光色素を結合させ、所定波長の光をその蛍光色素分子に照射すると、蛍光色素が蛍光を発することにより、ユーザは蛍光色素が結合した細胞内の構造を認識することができる。ユーザは蛍光の観察には対象に応じて、対物レンズを切り替えて倍率の調整を行い、光源の光量値や撮像デバイスの受光素子のゲイン値などを調整することで、画像の明るさを調整する。
またこのような蛍光サンプルの観察において重要な装置となっているものに共焦点顕微鏡がある。この顕微鏡では、光源に1本以上のレーザを用いて所定波長を励起するそれぞれのレーザ光により細胞内に導入した蛍光色素を励起し、それぞれの蛍光を集光する。顕微鏡は、ダイクロイックミラーおよびフィルタを用いて、それぞれの蛍光を波長域ごとに分光する。顕微鏡に備えられた1本以上の光電子増倍管(以下、フォトマルと言う)が分光された光を検出する。
またその特徴として、結像位置と光学的に共役な位置にピンホールが配置されており、このピンホールによって焦点の合った試料である観察対象サンプル(以下、対象物という)面からの光のみを通す。そして、それ以外の光はピンホールの壁に遮られて焦点面以外からの光が除去される。このことにより、焦点の合った対象物の蛍光分子の蛍光のみを検出することができる(特許文献1参照)。
特開2005−189774号公報
ところで、観察対象が複数の蛍光色素を含むサンプルの場合は、蛍光色素ごとに光源の光量、および蛍光を取得する受光素子の輝度情報の信号のレベル調整を行う必要がある。
一般的な明るさ調整の基本的な操作の流れとしては、はじめにユーザは合焦させ易い低倍対物レンズを観察光学系にセットし、顕微鏡画像を確認しながら光源の光量調整、および観察対象からの光を受光する受光素子のゲイン、受光素子のオフセットの調整を行う。
このときに複数の蛍光色素がサンプルに含まれている場合は、蛍光色素ごとに明るさの調整を必要とする。例えば、3つの蛍光色素を含むサンプルでは、光源の光量、受光素子が受光した光を電気信号に変換後に、その電気信号を増幅する際の増幅率(ゲイン)および受光素子が受光する光を輝度情報に変換する際のオフセットの調整を3回繰り返す必要がある。
顕微鏡は、1つのチャンネルの受光素子が取得した輝度情報を1つのチャンネル画像とし、受光素子数分のチャンネルから構成される画像を形成する。例えば、3つの受光素子を用いて計測した画像は、3チャンネルの輝度情報が示された画像となる。
しかしながら、他のチャンネルの輝度情報が1つの画像に重ね合わせて表示されていると、他のチャネルの輝度情報が邪魔になって、ユーザが所望のチャネルの輝度情報を調整しづらいという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、簡易に各チャンネルの画像の明るさを調整することを課題とする。
上記問題を解決するために、本発明は、光学系を介して対象物に波長の異なる複数の光を照射する発光部と、前記光学系を介して前記対象物から出射された光を受光し、前記受光した光を各波長の輝度情報に変換する受光部と、前記輝度情報を表示する表示部と、前記発光部が照射する光の光量のパラメータまたは前記受光部が受光する感度のパラメータを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記パラメータを変更する入力がされた場合、該変更する入力がされたパラメータに対応する前記波長の輝度情報のみを前記表示部に表示させることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明は、光学系を介して対象物に異なる複数の波長の光を照射する発光部と、前記光学系を介して前記対象物から放出された光を波長毎に受光し、前記受光した光を前記波長毎に輝度情報に変換する受光部と、前記輝度情報を表示する表示部と、前記発光部から出射される複数の波長毎に順に光を照射して、波長毎に輝度情報に変換する場合において、複数の前記輝度情報の中から輝度情報を選択する入力がされたときに、前記パラメータが変更された波長に対応する光を前記発光部から照射させ、前記受光部から輝度情報を取得する制御部と、を備えることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明は、受光部により受光された波長毎の光が変換された各波長の輝度情報を表示部に表示させる第1のステップと、発光部が照射する光の光量のパラメータまたは前記受光部が受光する感度のパラメータを変更する入力がされた場合、該変更する入力がされたパラメータに対応する前記波長の輝度情報のみを表示部に表示させる第2のステップと、をコンピュータに実行させるための撮像プログラムである。
また、本発明は、受光部により受光された波長毎の光が変換された前記波長毎の輝度情報を表示部に表示させる第1のステップと、発光部から出射される複数の波長毎に順に光を照射して、波長毎に輝度情報に変換する場合において、複数の前記輝度情報の中から輝度情報を選択する入力がされたときに、前記パラメータが変更された波長に対応する光を前記発光部から照射させ、前記受光部から輝度情報を取得する第2のステップと、をコンピュータに実行させるための撮像プログラムである。
本発明によれば、簡易に各チャンネルの画像の明るさを調整することができる。
本発明の第1の実施形態による共焦点顕微鏡システムの構成図である。 表示部に表示されるパラメータ調整用の画面を示した図である。 ゲイン変更前の画像とゲイン変更後の画像である。 共焦点顕微鏡システムの制御部による処理のフローチャートである。 共焦点顕微鏡における通常の取得モード時と、チャンネルシリーズモード時とのレーザのスキャン方法を示した図である。 通常の取得モードでの輝度値と、チャンネルシリーズモードでの輝度値とを示した図である。 本発明の第2の実施形態による顕微鏡とコンフォーカル制御部とを組み合わせた共焦点顕微鏡システムの機能ブロック図である。 第2の実施形態における共焦点顕微鏡システムによる処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による顕微鏡とカメラとを組み合わせた顕微鏡システムの機能ブロック図である。 第3の実施形態における顕微鏡システムによる処理のフローチャートである。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の第1の実施形態では、チャンネルごとの光源の光量、撮像デバイスのゲイン、撮像デバイスのオフセット(以下、総称してパラメータと言う)の調整方法を改善し、明るさの変化を確認しやすくすることで、調整作業を効率化し、サンプルへの光ダメージを軽減させる。
例えば、制御部が画像取得中に、パラメータのいずれかの値が変更された場合、そのパラメータが調整されたチャンネルの画像を認識しやすいように表示部に表示し、他のチャンネルの画像を非表示にする。
更に、表示の切り替えだけではなく、明るさ調整をしたチャンネルの画像以外は、撮影が行われないように光源からの光を遮るために、制御部が光源から出射される光を遮断するシャッタを閉める。
図1は、共焦点顕微鏡システムの構成図である。共焦点顕微鏡システム100は、顕微鏡本体101と、制御部102と、操作部103と、メモリ104と、表示部105とを備える。本実施形態では、共焦点顕微鏡システム100が、後述する第1の受光素子123aと、第2の受光素子123b と、第3の受光素子123cと、透過ディテクタの113との4チャンネルの検出器を備える場合について説明する。
顕微鏡本体101は、発光部10と、照射部20と、受光部30とを備える。顕微鏡本体101における観察対象は、ステージ119上の対象物である。
発光部10は、光源部110と、シャッタ部111と、第1のダイクロイックミラー112とを備える。発光部10は、上記対象物を照明するための発光源であり、例えば、レーザ光源が使用される。
光源部110は、第1のレーザ110aと、第2のレーザ110bとを備える。第1のレーザ110aまたは第2のレーザ110bは、それぞれシャッタ111aまたはシャッタ111bを介して、第1のダイクロイックミラー112へレーザ光を供給する。なお、便宜的に2つのレーザが図示されているが、蛍光色素の励起波長に応じて取り付けられるレーザの数は変更される。
シャッタ部111は、第1のシャッタ111aと、第2のシャッタ111bとを備える。第1のシャッタ111aは、第1のレーザ110aが発するレーザ光を通す場合には、シャッタを開き、レーザ光を通さない場合には、シャッタを閉じる。同様に、第2のシャッタ111bは、第2のレーザ110aが発するレーザ光を通す場合には、シャッタを開き、レーザ光を通さない場合には、シャッタを閉じる。
第1のダイクロイックミラー112は、光源部110から供給されたレーザ光を通し、照射部20の後述する2次元走査機構114へ導く。また、第1のダイクロイックミラーは、後述する2次元走査機構114から供給された蛍光のうち所定の波長よりも長い波長の光を受光部30の後述するミラー120へ導く。
照射部20は、透過ディテクタ113と、2次元走査機構114と、瞳投影レンズ115と、結像レンズ116と、対物レンズ保持レボルバ117と、ステージ119とを備える。
このレボルバ117には、複数の第1の対物レンズ118aと、第2の対物レンズ118bと、第3の対物レンズ118cとが取り付けられている。ここでは、便宜的に3つの対物レンズが図示されているが、一般にレボルバ117に取り付けられる対物レンズの数は任意である。
発光部10から出射された照明光は、2次元走査機構114に導かれる。2次元走査機構114は、導かれた照明光を反射する方向を変更することで、ステージ119上の対象物上でスポット光を2次元(X−Y)方向に走査する。2次元走査機構114としては、例えば、ガルバノミラーが使用される。
2次元走査機構114によりX−Y走査された照明光は、瞳投影レンズ115および結像レンズ116を通過して、この図1の場合、対物レンズ118bに導かれる。対物レンズの切り替えはレボルバ117を回転させて、照明光の光路上に配される対物レンズを変更することにより行われる。なお、レボルバ117の回転は電動で行ってもよく、手動で行ってもよい。
このとき、2次元走査機構114によりX−Y走査された照明光は、対物レンズ118bの瞳位置を常に通過するよう上記レンズの位置が決められている。これにより対物レンズ118bを通過した照明光は、対物レンズ118bによりステージ119の対象物上に集光されてスポット光となり、そのスポット光がステージ119上の対象物上をX−Y方向に走査される。
透過ディテクタ113は、ステージ119上の対象物を透過した光を受光する。透過ディテクタ113は、受光した光の輝度情報を検出し、電気信号に変換して出力する。
次に、受光部30について説明する。受光部30は、光源110からの照明光がステージ119上の対象物に照射し、当該対象物から出射される光を検出する。本実施形態では、第1のダイクロイックミラー122a、第2のダイクロイックミラー122bと2つ用意し、蛍光波長ごとに受光する第1の受光素子123a、第2の受光素子123b 、第3の受光素子123cと3つに振り分けている。これによって、受光部30は、前記光源110から出射される複数の波長の光に対応して対象物から出射される複数の波長の光の強度を、その波長毎に輝度情報に変換することができる。
受光部30は、ミラー120と、ピンホール121と、第1のダイクロイックミラー122aと、第2のダイクロイックミラー122bと、第1の受光素子123aと、第2の受光素子123bと、第3の受光素子123cとを備える。
ミラー120は、ダイクロイックミラー112から入射した光を、ピンホール121へ導く。
ピンホール121は、対物レンズの焦点位置と共役な位置(像位置)に円形の開口をもつピンホールを配置することで、ミラー120から入射された光のうち焦点位置以外からの余分な光を排除する。これによって、ピンホール121は、焦点のあった位置のみの光を検出することができる。ピンホール121は、その焦点のあった位置のみの光を第1のダイクロイックミラー122aへ供給する。
第1のダイクロイックミラー122aは、ピンホール121から入射された光のうち第1の所定の波長以下の光を第1の受光素子123aへ導く。また、第1のダイクロイックミラー122aは、ピンホール121から入射された光のうち、その第1の所定の波長よりも長い光を第2のダイクロイックミラー122bへ導く。
第1の受光素子123aは、第1のダイクロイックミラー122aから導かれた光の強度に応じた輝度情報を検出し、電気信号に変換する。そして、第1の受光素子123aは、変換した電気信号を画像信号として制御部102へ供給する。
第2のダイクロイックミラー122bは、第1のダイクロイックミラー122aから導かれた光のうち第2の所定の波長以下の光を第2の受光素子123bへ導く。ここで、第2の所定の波長は、第1の所定の波長よりも長い。また、第1のダイクロイックミラー122aは、ピンホール121から入射された光のうち、その第2の所定の波長よりも長い光を第3の受光素子123cへ導く。
第2の受光素子123bは、第2のダイクロイックミラー122bから導かれた光の強度に応じた輝度情報を検出し電気信号に変換する。そして、第2の受光素子123bは、変換した電気信号を画像信号として制御部102へ供給する。
同様に、第3の受光素子123cは、第3のダイクロイックミラー122bから導かれた光の強度に応じた輝度情報を検出し電気信号に変換する。そして、第3の受光素子123cは、変換した電気信号を画像信号として制御部102へ供給する。
ここで、第1の受光素子123a、第2の受光素子123b、および第3の受光素子123cを総称して、受光素子と称す。
上記の受光素子としては、例えば、フォトマル、フォトダイオード、またはCCDカメラ等が使用される。フォトマルの場合は、その印加電圧によって感度を調節することで、出力される電気信号のゲインが決定される。また、フォトダイオードの場合は、内蔵された増幅回路を調節することで、出力される電気信号のゲインが決定される。
対象物の蛍光色素から出射された蛍光は、対物レンズ118b、結像レンズ116、瞳投影レンズ115、2次元走査機構114に順に導かれ、ダイクロイックミラー112に到達する。このとき、ダイクロイックミラー112は、その蛍光のうち所定の波長以上の光をミラー120の方へと導く。ここで、蛍光の強さは、光源110の光量を調整することで決定される。例えば、本実施形態では、蛍光の強さは、レーザパワーを調整することにより、決定される。
制御部102は、上記受光素子から供給された画像信号を表示部105の画面上に表示するよう制御する。このとき、受光素子から供給された画像信号の大きさは、受光素子のゲインおよびオフセットの設定により、表示部105に表示される顕微鏡画像の明るさが決定される。
また、制御部102は、透過ディテクタ113から供給された電気信号を画像データに変換し、顕微鏡画像として表示部105の画面上に表示するよう、画像データを表示部105へ供給する。
制御部102は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置(コンピュータ)のCPU(Central Processing Unit)に相当し、メモリ104にはROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)が含まれる。
制御部102は、メモリ104を利用して制御プログラムを実行することにより、顕微鏡本体101を制御し、画像の明るさ調整のために必要な処理を行う。
制御部102が使用するプログラムおよびデータは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、ハードディスクドライブ(HDD))を介して、メモリ104にロードすることができる。また、これらのプログラムおよびデータを、外部の装置から通信ネットワークを介してメモリ104にロードすることも可能である。この場合、その外部の装置は、プログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、通信ネットワークを介して制御部102へ送信する。
操作部103は、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、タッチパネル等の入力装置である。
表示部105は、制御部102から供給された画像データと操作画面とを表示する。
図2は、表示部に表示されるパラメータ調整用の画面(操作画面)を示した図である。同図において、画像データは、GUI(Graphical User Interface)40のImage Window41上に表示され、一つのWindow上に取得チャンネル数分の画像が重なって表示される。また、この例ではImage Window41下のタブを切り替えることで選択したチャンネル画像のみをImage Window41へ表示することも出来る。その際に、その他のチャンネル画像は非表示となる。
各チャネルには、各チャネルのパラメータ値(レーザパワー(Laser)、受光素子のゲイン(Gain)およびオフセット(Offset))が示されている。スライダ42は、ゲイン(Gain)の値を調整するために表示されている。スライダの位置43は、過去のゲインの値を示し、スライダの位置44は、現在のゲインの値を示している。
操作部103は、表示部105に表示される図2に示すようなGUIを介して、スライダ42を制御する。制御部102は、スライダが変更されると、その変更を検知する。このようにして、制御部102にパラメータが入力される。
そして、制御部102は、操作部103から受信した信号に応じて、光源110と受光素子とを制御する。例えば、操作部103の操作によりスライダによる光源110のパワーの設定値が変更されると、制御部102は光源110のパワーをその設置値に変更する。また、操作部103の操作によりスライダによる受光素子のゲインまたはオフセットの設定値が変更されると、制御部102は受光素子のゲインまたはオフセットをその設置値に変更する。
続いて、GUI上でゲインが変更された場合の、制御部102の処理について説明する。
図3は、ゲイン変更前の画像とゲイン変更後の画像である。図3(a)は、ゲイン変更前にImage Window41に表示される画像である。同図において、3つのチャンネル分の画像が重なって表示されている。
図3(b)は、ゲイン変更後にImage Window41に表示される1チャネル分の画像である。同図において、図3(a)のうちの1チャンネル分の画像が、パラメータの変更により明るさが変更された画像が示されている。
制御部102は、表示部105に表示されたスライダの位置43を、新たなスライダの位置44へ変更するよう指示する信号を操作部105から受信する。そして、制御部102は、Image Window41に表示される画像を、3つのチャンネル分の画像が重なって表示されている画像から、そのゲインが変更されたチャンネルである第1チャンネルの画像のみを表示するよう、表示部105へ画像データを送信する。
また、制御部102は、第1の受光素子123aのゲインを変更するよう指示する信号を第1の受光素子へ供給する。
そして、第1の受光素子123aは、その指示する信号に基づいて、ゲインを変更する。
図4は、共焦点顕微鏡システムの制御部102による処理のフローチャートである。まず制御部102は、操作部105から供給された画像取得開始を示す情報を受け取ると、受光素子123から画像データを取得するよう制御する(ステップS101)。
次に、制御部102は、操作部105から供給された各種調整(ピント調整、ズーム調整等)の情報を受け取ると、共焦点顕微鏡システム100を制御する(ステップS102)。例えば、制御部102は、ステージ119を上下に移動させることによって、対象物に対して垂直方向のピントを調整することができる。また、制御部102は、リボルバー117に取り付けられた対物レンズを変更することによって、ズームを調整することができる。
次に、制御部102は、操作部105から供給されたあるチャンネルの明るさ調整(ゲイン調整、光量調整、オフセット調整)の情報を受け取ると、そのチャンネルに対応する光源110の光量、もしくはその受光素子のゲインまたはオフセットを制御する。
次に、制御部102は、明るさが調整されたチャンネル以外に対応する光源110からの光を遮断するか否かという現在の設定値に基づいて、シャッタ111によって、明るさが調整されたチャンネル以外に対応する光源110からの光を遮断するか否か判定する(ステップS104)。
明るさが調整されたチャンネル以外に対応する光を遮断する場合(ステップS104 YES)、制御部102は、明るさが調整されたチャンネルに対応する光源のシャッタを開くよう指令する信号をシャッタ111へ供給する(ステップS105)。そして、制御部102は、その他のチャンネルに対応する光源のシャッタを閉じるよう指令する信号をシャッタ111へ供給する(ステップS106)。これによって、その他のチャンネルに対応する光源110の光が対象物に照射されないようにすることができる。
一方、明るさが調整されたチャンネル以外に対応する光を遮断しない場合(ステップS104 NO)、制御部102はステップS107に処理を進める。次に、制御部102は、明るさが調整中のチャンネルのみを表示する(ステップS107)。
次に、制御部102は、操作部105から供給される信号に基づいて、選択されたチャンネルの明るさ調整を完了するか否か判定する(ステップS108)。明るさ調整を完了しない場合(ステップS108 NO)、制御部102はステップS103に処理を進める。
一方、明るさ調整を完了する場合(ステップS108 YES)、制御部102は受光素子からの画像信号の取得を停止する(ステップS109)。以上で、本フローチャートの処理は終了する。
以上により、簡易に各チャンネルの画像の明るさを調整することができる。また、画像の明るさの調整にかかる時間を短縮することができるので、サンプルへ光を照射する時間が短縮することができる。その結果、サンプルへの光ダメージを抑えることができ、また蛍光色素の褪色を小さくすることができる。
また、上記に示す方法で、明るさ調整がすべてのチャンネルにおいて行われる。また、この明るさ調整方法は、透過ディテクタの画像の明るさ調整に適用することができる。
なお、本実施形態では、画像のチャンネルごとの表示と非表示の切り替えをWindowのタブ切り替えで行っているが、明るさ調整を行ったチャンネルの画像がその他のチャンネルの画像によって確認が邪魔されず、認識しやすくなれば他の表示方法でもよい。
また、本実施形態では、4チャンネルの場合について説明したが、これに限らず、複数のチャネルであればよい。
また、本実施形態では、共焦点顕微鏡システムにおいては光源部はレーザ、受光素子はフォトマルとしているが、これに限定されるものではない。光源部が水銀ランプで受光素子がCCDカメラなどの非共焦点光学系において、複数チャンネル画像を取得する際に、本発明を適用してもよい。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。一般に共焦点顕微鏡において、複数レーザで複数チャンネルの画像を取得する場合、複数レーザを同時に照射して複数チャンネルで同時に画像取得する方法(通常取得モード)と、チャンネルごとに割り当てられたレーザのみを順次照射して画像取得する方法(チャンネルシリーズモード)がある。
図5は、共焦点顕微鏡における通常の取得モード時と、チャンネルシリーズモード時とのレーザのスキャン方法を示した図である。図5(a)は、共焦点顕微鏡における通常の取得モード時のレーザのスキャン方法を示した図である。矢印は、レーザの照射方向を示している。同図において、4本のレーザが一度に照射され、チャンネル1(Ch1)、チャンネル2(Ch2)、チャンネル3(Ch3)およびチャンネル4(Ch4)の4チャンネルのフォトマルがそれぞれのレーザにより励起された蛍光を検出する。
図5(b)は、共焦点顕微鏡におけるチャンネルシリーズモード時のレーザのスキャン方法を示した図である。矢印は、レーザの照射方向を示している。同図の一番左の図において、Ch1に対応するレーザが照射され、Ch1のフォトマルがそのレーザが励起した蛍光を検出するスキャン方法が示されている。一例として、Ch1のスキャン完了後、Ch2のスキャンをし、Ch2のスキャン完了後、Ch3のスキャンをし、そして、Ch3の完了後、Ch4のスキャンをする。その際、各チャンネルに対応するレーザが照射され、各チャンネルのフォトマルがそれぞれのレーザが励起した蛍光を検出する。
図6は通常の取得モードでの輝度値と、チャンネルシリーズモードでの輝度値とを示した図である。ここで、輝度値とは、フォトマルで検出された光の強度を表す値である。図6(a)は、通常の取得モードでの輝度値を示した図である。縦軸は輝度値、横軸は波長である。太い線は、検出された輝度値を示し、太い線はチャネル毎に検出される輝度値を表す細い線によって合成される。
図6(b)は、チャンネルシリーズモードでの輝度値を示した図である。縦軸は輝度値、横軸は波長である。各チャンネルで検出される蛍光が、重ならずに示されている。チャンネルシリーズモードでは、レーザ毎に励起した蛍光を検出することができるので、異なる蛍光分子から発せられる蛍光同士によるクロストークが発生しない。そのため、精度良く目的とする蛍光を検出することができる。
このチャンネルシリーズモードで画像を取得する際の準備段階で、各チャンネルの画像の明るさを調製する際、各チャンネルの画像を順次取得するため、画像の明るさの調整に時間がかかるという問題があった。
そこで、本発明の第2の実施形態では、チャンネルシリーズモードにおいて、簡易に各チャンネルの画像の明るさを調整する1例について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態による顕微鏡とコンフォーカル制御部とを組み合わせた共焦点顕微鏡システムの機能ブロック図である。
共焦点顕微鏡システム50は、制御部51と、コンフォーカル制御部52と、レーザ部53と、スキャナヘッド部54と、顕微鏡本体部55と、検出部56と、表示部57とを備える。
制御部51は、コンフォーカル制御部52に制御信号を供給し、コンフォーカル制御部52を制御する。また、制御部51は、コンフォーカル制御部52から供給された蛍光強度が変換された電気信号を画像信号に変換し、その画像信号を表示部57へ供給する。
コンフォーカル制御部52は、制御部51から供給された制御信号に基づいて、レーザ部53の出射とそのパワーとを制御するよう、レーザ用の制御信号をレーザ部53へ供給する。コンフォーカル制御部52は、検出部56から供給された蛍光強度が変換された電気信号を制御部51へ供給する。
レーザ部53は、コンフォーカル制御部52により供給されたレーザ用の制御信号に基づいて、レーザ光のパワーを変更し、レーザ光をスキャナヘッド部54へ導く。
スキャナヘッド部54は、レーザ部53から導かれたレーザ光を顕微鏡本体部55へ導く。また、スキャナヘッド部54は、顕微鏡本体部55から供給された蛍光を検出部56へ導く。
顕微鏡本体部55は、スキャナヘッド部54から導かれたレーザ光を対象物に照射する。顕微鏡本体部55は、対象物内の蛍光色素から放出された蛍光をスキャナヘッド部54へ導く。
検出部56は、スキャナヘッド部54から導かれた蛍光の光の強度を検出し、光の強度に応じた電気信号へ変換する。そして、検出部56は、変換した電気信号をコンフォーカル制御部52へ供給する。
表示部57は、制御部51から供給された画像信号を表示する。
続いて、共焦点顕微鏡システム50の処理について、1例を用いて説明する。
4種の蛍光色素(例えば、DAPI、Acridine Orange、Alexa568、Alexa647)で着色された対象物を使用し、4種のレーザ(例えば、波長408nm、488nm、561nm、640nm)で励起し、4チャンネルの共焦点顕微鏡画像を取得することを想定する。
チャンネル毎の励起レーザが以下のように割り当てられているとする。チャンネル1(Ch1)において、受光素子はDAPIの蛍光を検出するために、波長408nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。チャンネル2(Ch2)において、受光素子はAcridine Orangeの蛍光を検出するために、波長488nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。チャンネル3(Ch3)において、受光素子はAlexa568の蛍光を検出するために、波長561nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。チャンネル4(Ch4)において、受光素子はAlexa647の蛍光を検出するために、波長640nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。
図8は、第2の実施形態における共焦点顕微鏡システムによる処理のフローチャートである。ここでは、選択された1つのチャンネルに対応するレーザ光のみを出射するチャンネルシリーズセットアップモードに、既に遷移していることを前提に説明する。この段階では、4つのチャンネルの全ての画像が図2に示すようなImage Window41に表示されている。
まず、制御部51は、不図示の操作部から選択されたチャンネルの情報とレーザ割当の情報とを受信する(ステップS201)。次に、制御部51は、その選択されたチャンネルの情報とレーザ割当の情報とをコンフォーカル制御部52へ供給する(ステップS202)。
次に、コンフォーカル制御部52は、制御部51から供給されたレーザ割当の情報に基づいて、選択されたチャンネルに対応するレーザのみを出射するようにレーザ部53を制御する。これによって、レーザ部53は、選択されたチャンネルのレーザのみを出射する(ステップS203)。
次に、制御部51は、コンフォーカル制御部52から供給された選択されたチャンネルの電気信号のみを画像信号へ変換し、選択されたチャンネルの画像のみを表示部57へ表示させる(ステップS204)。
次に、制御部51は、不図示の操作部から供給されたレーザパワーの変更情報に基づいて、レーザパワーを変更するよう指令する信号をコンフォーカル制御部52へ供給する(ステップS205)。そして、コンフォーカル制御部52は、レーザ部53のレーザパワーを変更するよう制御する。
次に、制御部51は、不図示の操作部から供給されたゲインの変更情報に基づいて、検出部56のゲインを変更するよう指令する信号をコンフォーカル制御部52へ供給する(ステップS206)。そして、コンフォーカル制御部52は、検出部56のゲインを変更するよう制御する。
次に、制御部51は、不図示の操作部から供給されたオフセットの変更情報に基づいて、検出部56のオフセットを変更するよう指令する信号をコンフォーカル制御部52へ供給する(ステップS207)。そして、コンフォーカル制御部52は、検出部56のオフセットを変更するよう制御する。以上で、本フローチャートの処理を終了する。
以上、第2の実施形態によれば、チャンネルを選択することにより、制御部は、選択されたチャンネルに対応する波長のレーザのみを出射させ、それによって選択されたチャネルの輝度情報のみを取得することができる。これにより、ユーザは、チャネルシリーズモード時に、全ての波長の光を照射して、全ての輝度情報を取得する必要がなくなるので、画像の明るさの調整時間を短縮することができる。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の第3の実施形態では、チャンネルシリーズモードにおいて、簡易に各チャンネルの画像の明るさを調整する別の1例について説明する。図9は、本発明の第3の実施形態による顕微鏡とカメラとを組み合わせた顕微鏡システム機能ブロック図である。
顕微鏡システム70は、制御部51bと、撮像部58と、レーザ部53bと、顕微鏡本体部55bと、表示部57bとを備える。
制御部51bは、撮像部58に制御信号を供給し、撮像部58を制御する。また、制御部51bは、撮像部58から供給された蛍光強度が変換された電気信号を画像信号に変換し、その画像信号を表示部57へ供給する。また、制御部51bは、不図示の操作部から供給された選択されたレーザ割当の情報をレーザ部53bへ供給し、レーザ部53bを選択された波長のレーザ光を出射するよう制御する。
また、制御部51bは、不図示の操作部から供給された選択されたレーザパワーの変更情報をレーザ部53bへ供給し、レーザ部53bのレーザパワーを制御する。
撮像部58は、制御部51bから供給された制御信号に基づいて、レーザ部53bの出射を開始させるトリガ信号をレーザ部53bへ供給する。撮像部58は、顕微鏡本体部55bから供給された蛍光の蛍光強度を電気信号へ変換し、その電気信号を制御部51bへ供給する。
レーザ部53bは、制御部51bにより供給されたレーザ割当の情報に基づいて、制御信号で指定されたレーザ光のみを出射し、そのレーザ光を顕微鏡本体部55bへ導く。また、レーザ部53bは、制御部51bにより供給されたレーザパワーの変更情報に基づいて、レーザ光のパワーを変更する。また、レーザ部53bは、撮像部58により供給されたトリガ信号を受信すると、レーザの出射を開始する。
顕微鏡本体部55bは、レーザ部53bから導かれたレーザ光を対象物に照射する。顕微鏡本体部55bは、対象物内の蛍光色素から放出された蛍光を撮像部58へ導く。
続いて、顕微鏡システム70の処理について、1例を用いて説明する。4種の蛍光色素(例えば、DAPI、Acridine Orange、Alexa568、Alexa647)で着色された対象物を使用し、4種のレーザ(例えば、波長408nm、488nm、561nm、640nm)で順次励起し、撮像部58がその対象物内の蛍光色素から放出された蛍光の強度を検出することを想定する。
チャンネル毎の励起レーザが以下のように割り当てられているとする。チャンネル1(Ch1)において、受光素子はDAPIの蛍光を検出するために、波長408nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。チャンネル2(Ch2)において、受光素子はAcridine Orangeの蛍光を検出するために、波長488nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。チャンネル3(Ch3)において、受光素子はAlexa568の蛍光を検出するために、波長561nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。チャンネル4(Ch4)において、受光素子はAlexa647の蛍光を検出するために、波長640nmのレーザ光で励起された蛍光を検出する。
図10は、第3の実施形態における顕微鏡システムによる処理のフローチャートである。ここでは、選択された1つのチャンネルに対応するレーザ光のみを出射するチャンネルシリーズセットアップモードに、既に遷移していることを前提に説明する。この段階では、4つのチャンネルの全ての画像が図2に示すようなImage Window41に表示されている。
まず、制御部51bは、不図示の操作部から供給された選択されたレーザ割当の情報を受信する(ステップS301)。次に、制御部51bは、その選択されたレーザ割当の情報をレーザ部53bへ供給する(ステップS302)。次に、制御部51bは、撮像部58からレーザ部53bへトリガ信号を送信するよう制御する(ステップS303)。
次に、レーザ部53bは、選択された波長のレーザを対象物に照射する。そして、撮像部58は、対象物内の蛍光色素から放出された蛍光の蛍光強度を検出し、その蛍光強度を電気信号へ変換し、その電気信号を制御部51bへ供給する。次に、制御部51bは、撮像部58から供給された電気信号を画像信号へ変換し、変換した画像信号を表示部57bへ供給し、選択されたチャンネルの画像のみを表示させる(ステップS304)。
次に、制御部51bは、不図示の操作部から供給されたレーザパワーの変更情報に基づいて、レーザパワーを変更するよう指令する信号をレーザ部53bへ供給する(ステップS305)。そして、レーザ部53bは、変更するよう指令する信号に基づいて、レーザ部53のレーザパワーを変更する。
次に、制御部51bは、不図示の操作部から供給されたゲインの変更情報に基づいて、撮像部58のゲインを変更するよう指令する信号を撮像部58へ供給する(ステップS306)。そして、撮像部58は、その信号に基づいてゲインを変更する。
次に、制御部51bは、不図示の操作部から供給されたオフセットの変更情報に基づいて、撮像部58のオフセットを変更するよう指令する信号を撮像部58へ供給する(ステップS307)。そして、撮像部58は、その信号に基づいてオフセットを変更する。以上で、本フローチャートの処理を終了する。
以上、第3の実施形態によれば、チャンネルを選択することにより、制御部は、選択されたチャンネルに対応する波長のレーザのみを出射させ、それによって選択されたチャネルの輝度情報のみを取得することができる。これにより、ユーザは、チャネルシリーズモード時に、全ての波長の光を照射して、全ての輝度情報を取得する必要がなくなるので、画像の明るさの調整時間を短縮することができる。
なお、チャネルシリーズモードにおいて、上述のパラメータを変更する入力がされたときに、制御部51bが、当該パラメータが変更された波長に対応する光をレーザ部53bから照射させ、撮像部58から輝度情報を取得してもよい。
以上により、チャンネルごとの明るさ調整の具合が認識しやすく、画像取得の繰り返し回数を減らすことができるため、画像の明るさの調整を効率化することができる。また、画像の明るさの調整にかかる時間を短くすることにより、サンプルへのダメージを軽減し、蛍光色素の褪色を軽減することができる。
なお、本発明においては、複数のチャンネルによって得られた画像のうち、1つのチャンネルによって得られた画像を表示させたが、これに限らず、複数のチャンネルのうちから2つ以上のチャンネルによって得られた画像を表示させてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10 発光部
20 照射部
30 受光部
50 共焦点顕微鏡システム
51、51b 制御部
52 コンフォーカル制御部
53、53b レーザ部
54 スキャナヘッド部
55、55b 顕微鏡本体部
56 検出部
57、57b 表示部
58 撮像部
100 共焦点顕微鏡システム
101 顕微鏡本体
102 制御部
103 操作部
104 メモリ
105 表示部
110 光源部
111 シャッタ部
111a 第1のシャッタ
111b 第2のシャッタ
112 第1のダイクロイックミラー
113 透過ディテクタ
114 2次元走査機構
115 瞳投影レンズ
116 結像レンズ
117 対物レンズ保持レボルバ
118a 第1の対物レンズ
118b 第2の対物レンズ
118c 第3の対物レンズ
119 ステージ
120 ミラー
121 ピンホール
122a 第1のダイクロイックミラー
122b 第2のダイクロイックミラー
123a 第1の受光素子
123b 第2の受光素子
123c 第3の受光素子

Claims (11)

  1. 光学系を介して対象物に波長の異なる複数の光を照射する発光部と、
    前記光学系を介して前記対象物から出射された光を受光し、前記受光した光を各波長の輝度情報に変換する受光部と、
    前記輝度情報を表示する表示部と、
    前記発光部が照射する光の光量のパラメータまたは前記受光部が受光する感度のパラメータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記パラメータを変更する入力がされた場合、該変更する入力がされたパラメータに対応する前記波長の輝度情報のみを前記表示部に表示させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記発光部が照射する光の光量のパラメータを変更する入力がされた場合、前記光量のパラメータが変更された前記波長の輝度情報のみを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記受光部が受光する感度のパラメータを変更する入力がされた場合、前記感度のパラメータが変更された前記波長の輝度情報のみを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記感度のパラメータは、前記受光部による光の増幅率であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記感度のパラメータは、前記受光部が受光する光を輝度情報に変換する際のオフセットであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記発光部は、
    前記光学系を介して前記対象物に照射される前記複数の波長の光を出射する光源部と、
    前記光源部から出射される前記複数の波長の光を該波長毎に遮断するシャッタ部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記パラメータが変更された波長以外の光を遮断するよう前記シャッタ部を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、前記複数の光のうち前記変更する入力がされたパラメータに対応する波長以外の光の光量を前記変更する入力がされたパラメータに対応する光の光量よりも少なくするよう前記発光部を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、前記発光部から出射される複数の波長毎に順に光を照射して、波長毎に輝度情報に変換する場合において、前記パラメータを変更する入力がされたときに、前記パラメータが変更された波長に対応する光を前記発光部から照射させ、前記受光部から輝度情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 光学系を介して対象物に異なる複数の波長の光を照射する発光部と、
    前記光学系を介して前記対象物から放出された光を波長毎に受光し、前記受光した光を前記波長毎に輝度情報に変換する受光部と、
    前記輝度情報を表示する表示部と、
    前記発光部から出射される複数の波長毎に順に光を照射して、波長毎に輝度情報に変換する場合において、複数の前記輝度情報の中から輝度情報を選択する入力がされたときに、前記パラメータが変更された波長に対応する光を前記発光部から照射させ、前記受光部から輝度情報を取得する制御部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 受光部により受光された波長毎の光が変換された各波長の輝度情報を表示部に表示させる第1のステップと、
    発光部が照射する光の光量のパラメータまたは前記受光部が受光する感度のパラメータを変更する入力がされた場合、該変更する入力がされたパラメータに対応する前記波長の輝度情報のみを表示部に表示させる第2のステップと、
    をコンピュータに実行させるための撮像プログラム。
  11. 受光部により受光された波長毎の光が変換された前記波長毎の輝度情報を表示部に表示させる第1のステップと、
    発光部から出射される複数の波長毎に順に光を照射して、波長毎に輝度情報に変換する場合において、複数の前記輝度情報の中から輝度情報を選択する入力がされたときに、前記パラメータが変更された波長に対応する光を前記発光部から照射させ、前記受光部から輝度情報を取得する第2のステップと、
    をコンピュータに実行させるための撮像プログラム。
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