JP2011252457A - 軸流圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで圧損を抑えることが可能な軸流圧縮機を提供する。
【解決手段】軸流圧縮機1Aは、流体を圧縮する流体圧縮部20と、圧縮流体が流通するディフューザ30と、中空円環形状を呈し、圧縮流体が流通する出口ケーシング40と、出口ケーシング40から送られた圧縮流体を径方向に排出する圧縮流体排出管50と、を備え、流体圧縮部20は、静翼21aを有する中央ケーシング21と、動翼22aを有するロータ22と、を備え、ディフューザ30は、出口ケーシング20内のロータ22とは逆側の端部において、流体が出口ケーシング40の径方向外側へと流れる形状を呈し、出口ケーシング40内には、出口ケーシング40と圧縮流体排出管50とが接続された部位のロータ22の回転方向上流側から、ロータ22の回転方向に進むにつれて断面積が小さくなる環状のホーン状部材60Aが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸流圧縮機に関する。
圧縮機において、圧縮された空気が流通する出口ケーシングを、圧縮空気の合流に応じて順次大きくなっていく形状とすることが行われている(特許文献1参照)。かかる圧縮機は、圧縮空気の流れをスムーズにし、圧損を抑えることができる。
実開平3−123906号公報
一方、軸流圧縮機においては、圧縮された空気が流通する出口ケーシングの形状が、一定の大きさに設計されているものが一般的であり、かかる軸流圧縮機に特許文献1に記載された技術を適用しようとすると、出口ケーシングを取り替える必要が生じてしまう。一般的に大型なものが多い軸流圧縮機において出口ケーシングを取り替えるとなると、新たな出口ケーシングの設計、製造にコストがかかる上、取り替えが大変であり、さらには、不要となった既存の出口ケーシングが廃棄物となってしまうという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決すべく創案されたものであり、低コストで圧損を抑えることが可能な軸流圧縮機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の軸流圧縮機は、流体が流入する入口ケーシングと、前記入口ケーシングから送られた前記流体を圧縮する流体圧縮部と、前記流体圧縮部によって圧縮された前記流体が流通するディフューザと、中空円環形状を呈し、前記ディフューザから送られた前記流体が流通する出口ケーシングと、前記出口ケーシングに接続され、前記出口ケーシングから送られた前記流体を前記出口ケーシングの径方向外側に排出する圧縮流体排出管と、を備え、前記流体圧縮部は、内面に立設された静翼を有する中央ケーシングと、前記中央ケーシング内に設けられ、外面に立設された動翼を有するロータと、を備える軸流圧縮機であって、前記ディフューザは、前記出口ケーシング内の前記ロータとは逆側の端部において、前記流体が前記出口ケーシングの径方向外側へと流れる形状を呈し、前記出口ケーシング内には、前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側から、前記ロータの回転方向に進むにつれて断面積が小さくなる環状のホーン状部材が設けられていることを特徴とする。
かかる構成によると、既存の軸流圧縮機の出口ケーシング内にホーン状部材を設けることによって圧縮空気の流れをスムーズにし、低コストで圧損を抑えることができる。
前記軸流圧縮機は、前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側において、前記流体が前記出口ケーシングの周方向に流れるのを遮断するように前記ホーン状部材と前記出口ケーシングとの間を塞ぐ仕切部材をさらに備える構成であってもよい。
また、前記ホーン状部材は、前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側において、前記流体が前記出口ケーシングの周方向に流れるのを遮断するように前記出口ケーシングを塞ぐ形状を呈する構成であってもよい。
また、前記課題を解決するため、本発明の軸流圧縮機は、流体が流入する入口ケーシングと、前記入口ケーシングか送られた前記流体を圧縮する流体圧縮部と、前記流体圧縮部によって圧縮された前記流体が流通するディフューザと、中空円環形状を呈し、前記ディフューザから送られた前記流体が流通する出口ケーシングと、前記出口ケーシングに接続され、前記出口ケーシングから送られた前記流体を前記出口ケーシングの径方向外側に排出する圧縮流体排出管と、を備え、前記流体圧縮部は、内面に立設された静翼を有する中央ケーシングと、前記中央ケーシング内に設けられ、外面に立設された動翼を有するロータと、を備える軸流圧縮機であって、前記ディフューザは、前記出口ケーシング内の前記ロータとは逆側の端部において、前記流体が前記出口ケーシングの径方向外側へと流れる形状を呈し、前記出口ケーシング内には、前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側において、前記流体が前記出口ケーシングの周方向に流れるのを遮断するように前記出口ケーシングを塞ぐ仕切部材が設けられていることを特徴とする。
かかる構成によると、既存の軸流圧縮機の出口ケーシング内に仕切部材を設けることによって圧縮空気の流れをスムーズにし、低コストで圧損を抑えることができる。
本発明によれば、既存の軸流圧縮機を活かし、低コストで圧損を抑えることができる。
本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機を模式的に示す断面図である。 本発明の第一の実施形態に係る本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内に設けられたホーン状部材及び仕切部材を説明するための図であり、(a)は一部破断斜視図、(b)は図1のX1方向から見た断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第一の実施形態に係る出口ケーシング内の断面形状を説明するための図であり、(a)は図2のX2方向から見た断面図、(b)は図2のX3方向から見た断面図、(c)は図2のX4方向から見た断面図である。(d)は、比較例に係る出口ケーシング内の断面形状を説明するための図である。 本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内における圧縮流体の流れを説明するための図であり、図1のX1方向から見た断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内に設けられた仕切部材を説明するための図であり、(a)は仕切部材を示す斜視図、(b)は図1のX1方向から見た断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内における圧縮流体の流れを説明するための図であり、図1のX1方向から見た断面図である。 本発明の第三の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内に設けられたホーン状部材を説明するための図であり、図1のX1方向から見た断面図である。 本発明の第一の実施形態に係るホーン状部材の固定手法を説明するための図であり、図2のX2方向から見た断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る仕切部材の変形例を説明するための図であり、図1のX1方向から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同様の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
<第一の実施形態>
まず、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機について、図1から図4を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機を模式的に示す断面図である。図2は、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内に設けられたホーン状部材及び仕切部材を説明するための図であり、(a)は一部破断斜視図、(b)は図1のX1方向から見た断面図である。図3(a)〜(c)は、本発明の第一の実施形態に係る出口ケーシング内の断面形状を説明するための図であり、(a)は図2のX2方向から見た断面図、(b)は図2のX3方向から見た断面図、(c)は図2のX4方向から見た断面図である。図3(d)は、比較例に係る出口ケーシング内の断面形状を説明するための図である。図4は、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内における圧縮流体の流れを説明するための図であり、図1のX1方向から見た断面図である。なお、図2及び図4において、ディフューザ30は省略されている。
≪軸流圧縮機1Aの基本構成≫
図1に示すように、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aは、入口ケーシング10と、流体圧縮部20と、ディフューザ30と、出口ケーシング40と、圧縮流体排出管50と、を備える。
入口ケーシング10は、圧縮すべき流体が流入する中空部材であり、入口スクロールとも呼ばれる。入口ケーシング10を流通した流体は、流体圧縮部20へ送られる。
流体圧縮部20は、入口ケーシング10から送られた流体を圧縮し、圧縮流体を生成する。生成された圧縮流体は、ディフューザ30へ送られる。より詳細には、流体圧縮部20は、中央ケーシング21と、ロータ22と、を備える。
中央ケーシング21は、中空円筒形状を呈しており、その内面には、複数の静翼21aが立設されている。中央ケーシング21の上流側端部は、入口ケーシング10に接続されており、中央ケーシング21の下流側端部は、ディフューザ30を介して出口ケーシング40に接続されている。
ロータ22は、中央ケーシング21内に設けられており、円柱形状を呈している。その外面には、複数の動翼22aが立設されている。複数の動翼22aと前記した複数の静翼21aは、互いに対向するように交互に設けられており、入口ケーシング10から送られた流体は、これら静翼21aと動翼22aとの間を流通する。かかるロータ22は、制御装置(図示せず)の制御によって駆動されて回転する。動翼22aを有するロータ22が回転することにより、静翼21aと動翼22aとの間を流通する流体が圧縮され、圧縮流体が生成される。圧縮流体の圧縮の程度は、制御装置が静翼可変機構(図示せず)を駆動制御して静翼21aを変位させることにより制御される。生成された圧縮流体は、ディフューザ30へ送られる。
ディフューザ30は、生成された圧縮流体が流通する部材である。かかるディフューザ30は、出口ケーシング40の径方向内側に設けられており、出口ケーシング40内のロータ22とは逆側の端部において、圧縮流体が出口ケーシング40の径方向外側へと流れる形状を呈する。すなわち、ディフューザ30は、上流側から下流側に向けて拡径するテーパ形状を呈する部材である。ディフューザ30を流通した圧縮流体は、出口ケーシング40へ送られる。
出口ケーシング40は、中空円環形状を呈し、ディフューザ30から送られた圧縮流体が流通する部材であり、出口スクロールとも呼ばれる。出口ケーシング40を流通した圧縮流体は、圧縮流体排出管50へ送られる。
圧縮流体排出管50は、円筒形状を呈する管であって、出口ケーシング40に接続され、出口ケーシング40から送られた圧縮流体を出口ケーシング40の径方向外側に排出する管である。本実施形態において、圧縮流体排出管50は、出口ケーシング40の下端部に接続され、出口ケーシング40から送られた圧縮流体を下方に排出する。
≪ホーン状部材60A及び仕切部材70≫
図1及び図2に示すように、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aは、ホーン状部材60Aと、仕切部材70と、をさらに備える。
ホーン状部材60Aは、出口ケーシング40内のディフューザ30の出口近傍に配設されており、図3(a)〜(c)に示すように、出口ケーシング40と圧縮流体排出管50とが接続された部位のロータ22の回転方向Rの上流側から、ロータ22の回転方向Rに進むにつれて断面積が小さくなる環状部材である。かかるホーン状部材60Aは、例えば、仕切部材70上に載置されるとともに、ディフューザ30に対してボルトによって固定される。
仕切部材70は、出口ケーシング40と圧縮流体排出管50とが接続された部位のロータ22の回転方向Rの上流側において、圧縮流体が出口ケーシング40の周方向に流れるのを遮断するようにホーン状部材60Aと出口ケーシング40との間を塞ぐ板状部材である。かかる仕切部材70は、例えば、出口ケーシング40に対して溶接によって固定される。
なお、ホーン状部材60Aが設けられていない場合には、図3(d)に示すように、ディフューザ30から出口ケーシング40へと送られた圧縮空気(図3(d)の矢印)が、ディフューザ30の出口近傍(図3(d)の網掛け部分)において渦流を発生させてしまい、圧損が生じてしまう。これに対して、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aは、ホーン状部材60Aを備えているので、ディフューザ30の出口近傍における渦流の発生を防ぎ、圧損を抑えることができる。
図4における点線は、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aの出口ケーシング40内における圧縮流体の流れである。本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aは、ホーン状部材60Aを備えており、出口ケーシング40内の圧縮流体の流路形状は、ロータ22の回転方向Rに進むにつれて断面積が大きくなるように構成されている。すなわち、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aは、ロータ22の回転方向Rに進むにつれて合流していく圧縮空気の量に合わせて圧縮空気の流路形状が大きくなっていくため、圧縮空気の流れをスムーズにし、圧損を抑えることができる。
また、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aは、仕切部材70を備えているので、圧縮空気排出管50へ図4の左右両側から圧縮空気が流れ込むことを防ぎ、圧損を抑えることができる。
また、本発明の第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aは、既存の軸流圧縮機の出口ケーシング40内にホーン状部材60A及び仕切部材70を設けることによって実現可能であるため、低コストで圧損を抑えることができる。
<第二の実施形態>
続いて、本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機について、図5及び図6を参照し、第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aとの相違点を中心に説明する。図5は、本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内に設けられた仕切部材を説明するための図であり、(a)は仕切部材を示す斜視図、(b)は図1のX1方向から見た断面図である。図6は、本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内における圧縮流体の流れを説明するための図であり、図1のX1方向から見た断面図である。なお、図5(b)及び図6において、ディフューザ30は省略されている。
図5に示すように、本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機1Bは、ホーン状部材60A及び仕切部材70に代えて、仕切部材80を備える。仕切部材80は、出口ケーシング40内に設けられており、出口ケーシング40と圧縮流体排出管50とが接続された部位のロータ22の回転方向上流側において、圧縮流体が出口ケーシング40の周方向に流れるのを遮断するように出口ケーシング40を塞ぐ部材である。かかる仕切部材80は、例えば、出口ケーシング40に対して溶接によって固定される。
仕切部材80は、ロータ22の軸線視で径方向内側から径方向外側に向かって広がるテーパ形状を呈する。仕切部材80の径方向内側端部81は、ディフューザ30の下端部に当接し、仕切部材80の径方向外側端部の一方82は、出口ケーシング40と圧縮流体排出管50との接続部位に当接している。また、仕切部材80の径方向内側端部81と径方向外側端部の一方82とを結ぶ辺、及び、仕切部材80の径方向内側端部81と径方向外側端部の他方83とを結ぶ辺は、それぞれ凹形状を呈する。仕切部材80の両辺をかかる形状とすることにより、圧縮空気の出口ケーシング40の周方向への流れ及び圧縮流体排出管50への流れをスムーズにすることができる。
図6における点線は、本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機1Bの出口ケーシング40内における圧縮流体の流れである。本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機1Bは、仕切部材80を備えているので、圧縮空気排出管50へ図6の左右両側から圧縮空気が流れ込むことを防ぎ、圧損を抑えることができる。
また、本発明の第二の実施形態に係る軸流圧縮機1Bは、既存の軸流圧縮機の出口ケーシング40内に仕切部材80を設けることによって実現可能であるため、低コストで圧損を抑えることができる。
<第三の実施形態>
続いて、本発明の第三の実施形態に係る軸流圧縮機について、図7を参照し、第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aとの相違点を中心に説明する。図7は、本発明の第三の実施形態に係る軸流圧縮機の出口ケーシング内に設けられたホーン状部材を説明するための図であり、図1のX1方向から見た断面図である。なお、図7において、ディフューザ30は省略されている。
図7に示すように、本発明の第三の実施形態に係る軸流圧縮機1Cは、ホーン状部材60A及び仕切部材70に代えて、ホーン状部材60Cを備える。ホーン状部材60Cは、第一の実施形態に係るホーン状部材60Aと異なり、出口ケーシング40と圧縮流体排出管50とが接続された部位のロータ22の回転方向Rの上流側において、圧縮流体が出口ケーシング40の周方向に流れるのを遮断するように出口ケーシング40を塞ぐ形状を呈する。かかるホーン状部材60Cは、例えば、ディフューザ30に対してボルトによって固定される。
本発明の第三の実施形態に係る軸流圧縮機1Cは、出口ケーシング40と圧縮流体排出管50とが接続された部位のロータ22の回転方向Rの最上流部において出口ケーシング40を塞ぐホーン状部材60Cを備えるので、仕切部材70が不要であり、部品点数を減らしつつ第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aと同様の効果を奏することができる。
また、本発明の第三の実施形態に係る軸流圧縮機1Cは、既存の軸流圧縮機の出口ケーシング40内にホーン状部材60Cを設けることによって実現可能であるため、低コストで圧損を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、第一の実施形態に係る軸流圧縮機1Aにおいて仕切部材70を省略することができる。また、ホーン状部材60A,60C及び仕切部材70,80の材料は適宜変更可能である。また、ホーン上部材60A,60Cに関しては、軽量化のため、中空状とすることもできる。
なお、ホーン状部材60Aのディフーザ30に対する固定手法に関しては、図8に示すように、ホーン状部材60Aの形状をディフューザ30の端部に沿うような形状とし、ディフューザ30に形成された貫通孔を介してホーン状部材60Aに形成されたネジ穴にボルトBを螺合させることによって、ホーン状部材60Aをディフーザ30に固定することができる。
また、仕切部材80に関しては、図9に示すように、曲面形状を呈する2枚の板状部材80a,80bを組み合わせることによって図5に示す仕切部材80と同様の外形を構成してもよい。
1A,1B,1C 軸流圧縮機
10 入口ケーシング
20 流体圧縮部
21 中央ケーシング
21a 静翼
22 ロータ
22a 動翼
30 ディフューザ
40 出口ケーシング
50 圧縮流体排出管
60A,60C ホーン状部材
70,80 仕切部材

Claims (4)

  1. 流体が流入する入口ケーシングと、
    前記入口ケーシングから送られた前記流体を圧縮する流体圧縮部と、
    前記流体圧縮部によって圧縮された前記流体が流通するディフューザと、
    中空円環形状を呈し、前記ディフューザから送られた前記流体が流通する出口ケーシングと、
    前記出口ケーシングに接続され、前記出口ケーシングから送られた前記流体を前記出口ケーシングの径方向外側に排出する圧縮流体排出管と、
    を備え、
    前記流体圧縮部は、内面に立設された静翼を有する中央ケーシングと、前記中央ケーシング内に設けられ、外面に立設された動翼を有するロータと、を備える軸流圧縮機であって、
    前記ディフューザは、前記出口ケーシング内の前記ロータとは逆側の端部において、前記流体が前記出口ケーシングの径方向外側へと流れる形状を呈し、
    前記出口ケーシング内には、前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側から、前記ロータの回転方向に進むにつれて断面積が小さくなる環状のホーン状部材が設けられている
    ことを特徴とする軸流圧縮機。
  2. 前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側において、前記流体が前記出口ケーシングの周方向に流れるのを遮断するように前記ホーン状部材と前記出口ケーシングとの間を塞ぐ仕切部材をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸流圧縮機。
  3. 前記ホーン状部材は、前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側において、前記流体が前記出口ケーシングの周方向に流れるのを遮断するように前記出口ケーシングを塞ぐ形状を呈する
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸流圧縮機。
  4. 流体が流入する入口ケーシングと、
    前記入口ケーシングか送られた前記流体を圧縮する流体圧縮部と、
    前記流体圧縮部によって圧縮された前記流体が流通するディフューザと、
    中空円環形状を呈し、前記ディフューザから送られた前記流体が流通する出口ケーシングと、
    前記出口ケーシングに接続され、前記出口ケーシングから送られた前記流体を前記出口ケーシングの径方向外側に排出する圧縮流体排出管と、
    を備え、
    前記流体圧縮部は、内面に立設された静翼を有する中央ケーシングと、前記中央ケーシング内に設けられ、外面に立設された動翼を有するロータと、を備える軸流圧縮機であって、
    前記ディフューザは、前記出口ケーシング内の前記ロータとは逆側の端部において、前記流体が前記出口ケーシングの径方向外側へと流れる形状を呈し、
    前記出口ケーシング内には、前記出口ケーシングと前記圧縮流体排出管とが接続された部位の前記ロータの回転方向上流側において、前記流体が前記出口ケーシングの周方向に流れるのを遮断するように前記出口ケーシングを塞ぐ仕切部材が設けられている
    ことを特徴とする軸流圧縮機。
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