JP2011251785A - 検出部材及び排出装置並びに画像形成装置 - Google Patents

検出部材及び排出装置並びに画像形成装置 Download PDF

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泰宏 上條
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Abstract

【課題】排出部に排出された記録媒体の積載高さを検出する検出部材の位置精度の向上を図る。
【解決手段】排出装置本体20Aに回転可能に支持される支点部材112と、支点部材112に支持され、排出部94に排出されて積載された記録媒体に接触する接触部材114と、接触部材114を支点部材112側へ押し付ける弾性部材116と、支点部材112及び接触部材114の少なくとも一方に設けられ、弾性部材116によって押し付けられた接触部材114を支点部材112に対して位置決めする位置決め手段と、を有する検出部材96とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、検出部材及び排出装置並びに画像形成装置に関する。
積載トレイに載置されたシートの積載高さ、即ち最も上側のシートに接触し、所定の高さまでシートが積み重ねられたことを検出するアクチュエーターを備えたシート積載装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−225062号公報
本発明は、排出部に排出された記録媒体の積載高さを検出する検出部材の位置精度の向上が図れる検出部材及び排出装置並びに画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の検出部材は、排出装置本体に回転可能に支持される支点部材と、前記支点部材に支持され、排出部に排出されて積載された記録媒体に接触する接触部材と、前記接触部材を前記支点部材側へ押し付ける弾性部材と、前記支点部材及び前記接触部材の少なくとも一方に設けられ、前記弾性部材によって押し付けられた前記接触部材を前記支点部材に対して位置決めする位置決め手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項2に記載の検出部材は、請求項1に記載の検出部材において、前記位置決め手段が、前記接触部材に形成された凹部に嵌合する凸部、又は前記接触部材に形成された凸部に嵌合する凹部であることを特徴としている。
また、請求項3に記載の検出部材は、請求項2に記載の検出部材において、前記凹部及び前記凸部は、上下方向が長手方向とされていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の検出部材は、請求項3に記載の検出部材において、前記凹部及び前記凸部の互いに接触する接触面が、平面視半円弧状に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る請求項5に記載の排出装置は、記録媒体を排出部へ排出可能に画像形成装置本体に設けられる排出装置本体と、前記排出装置本体から前記排出部の上方に向かって突出するように、かつ上下方向に揺動可能に該排出装置本体に設けられ、前記排出部に積載された記録媒体に接触して該記録媒体の積載高さを検出する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の検出部材と、を有することを特徴としている。
また、本発明に係る請求項6に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の排出装置が設けられた画像形成装置本体と、前記排出装置本体を含む前記画像形成装置本体に設けられ、前記排出装置本体から排出された記録媒体が積載される排出部と、を有し、前記排出部は、少なくとも前記検出部材の突出方向及び上下方向と交差する方向から前記記録媒体を取り出し可能に構成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、弾性部材によって支点部材側に押し付けられた接触部材を、その支点部材に対して位置決めする位置決め手段が設けられていない構成に比べて、排出部に排出された記録媒体の積載高さを検出する検出部材の位置精度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、位置決め手段が、凹部と凸部との嵌合とされていない構成に比べて、検出部材の位置精度が高い状態を維持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、凹部と凸部とが、上下方向が長手方向とされていない構成に比べて、検出部材の捩れに対する位置精度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、凹部と凸部の互いに接触する接触面が、平面視半円弧状に形成されていない構成に比べて、支点部材に対して接触部材が適正な姿勢に戻りやすい。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の記録媒体積載高さ検出部材を有していない構成に比べて、排出部に排出された記録媒体の積載高さを検出する検出部材の位置精度を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、少なくとも検出部材の突出方向及び上下方向と交差する方向から記録媒体を取り出し可能とされている場合において、請求項5に記載の排出装置を有していない構成に比べて、排出部に排出された記録媒体の積載高さを検出する検出部材の位置精度を向上させることができる。
本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す模式図 画像形成部の構成を示す模式図 検出部材を備えた排紙装置を示す斜視図 検出部材を備えた排紙装置を示す側断面図 検出部材の分解斜視図 検出部材のコイルバネを省略して示す組立斜視図 検出部材の側断面図
以下、本発明に係る実施の形態について図面を基に詳細に説明する。なお、図1において、矢印UPを画像形成装置10の上方向とし、矢印RIを右方向とする。そして、図1で示す紙面垂直方向手前側を画像形成装置10の前側とし、正面とする。また、本実施形態では、記録媒体の一例として記録用紙Pを採用する。
図1で示すように、画像形成装置10は、下側から上側へ向けて、記録用紙Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上方に設けられ、用紙収容部12から供給される記録用紙Pに画像を形成する画像形成部14と、画像形成部14の上方に設けられ、画像が形成された記録用紙Pを排紙(排出)する排出装置の一例としての排紙装置20と、排紙装置20の上方に設けられ、原稿Gを読み取る原稿読取部16と、画像形成部14内に設けられ、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部18と、を含んで構成されている。
用紙収容部12は、第1収容部22と第2収容部24と第3収容部26と第4収容部28とを有しており、各収容部22、24、26、28には、それぞれサイズの異なる記録用紙Pが収容可能となっている。また、各収容部22、24、26、28には、収容された記録用紙Pを画像形成装置10の画像形成装置本体10A内に設けられた搬送路30に送り出す送出ロール32が設けられている。
そして、搬送路30における送出ロール32よりも下流側には、記録用紙Pを1枚ずつ搬送する一対の搬送ロール34及び搬送ロール36が設けられている。また、搬送路30における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール36よりも下流側には、記録用紙Pを一旦停止させるとともに、決められたタイミングで後述する二次転写位置Tへ送り出す位置合わせロール38が設けられている。
なお、この搬送路30は、画像形成装置10の正面視で、第4収容部28から位置合わせロール38まで上方向に向けて直線状に設けられている。また、搬送路30における二次転写位置Tよりも下流側には、トナー画像が転写された記録用紙Pに、そのトナー画像を定着させる定着装置40が設けられている。
定着装置40は、画像形成部14に設けられており、通電により発熱する熱源を有する加熱ロール42と、加熱ロール42に予め決められた圧力で接触する加圧ロール44とを含んで構成されている。そして、搬送路30における記録用紙Pの搬送方向で定着装置40よりも下流側には、トナー画像が定着された記録用紙Pを下段排紙部(第1排紙部)80又は上段排紙部(第2排紙部)90へ排紙する排紙装置20が設けられている。なお、排紙装置20については後で詳述する。
また、排紙装置20の左側には、表面に画像が形成された記録用紙Pの裏面に画像を形成する場合に、その記録用紙Pを再度画像形成部14(搬送ロール36の下流側で、かつ位置合わせロール38の上流側)へ搬送する反転部46が設けられている。すなわち、この反転部46には、画像形成部14へ向けて記録用紙Pを搬送する搬送ロール48が複数(図示のものは3個)設けられている。
なお、反転部46の下方側には、記録用紙Pを手差しで供給可能な手差し給紙部50が設けられている。すなわち、この手差し給紙部50には、各収容部22、24、26、28と同様に、搬送路30に送り出す送出ロール32と、一対の搬送ロール34及び搬送ロール36が設けられている。
また、排紙装置20の上方には、原稿読取部16が設けられている。原稿読取部16は、原稿Gを1枚ずつ自動で搬送する原稿搬送装置52と、原稿搬送装置52の下側に配置され、1枚の原稿Gが載せられるプラテンガラス54と、原稿搬送装置52によって搬送された原稿G、又はプラテンガラス54に載せられた原稿Gを読み取る原稿読取装置56とを有している。
原稿搬送装置52は、一対の搬送ロール53が複数配置された自動搬送路55を有しており、自動搬送路55の一部は記録用紙Pがプラテンガラス54上を通るように配置されている。すなわち、原稿読取装置56は、プラテンガラス54の左端部に静止した状態で原稿搬送装置52によって搬送された原稿Gを読み取り、又は右方向に移動しながらプラテンガラス54に載せられた原稿Gを読み取るようになっている。
本実施形態に係る画像形成装置10は、所謂タンデム式のフルカラープリンターであり、その画像形成部14は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の現像剤によって画像を形成するようになっている。そして、潜像を保持する像保持体としての各感光体60C、60M、60Y、60Kが、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応して設けられている。なお、感光体60C〜60Kは、一方向(図2における反時計方向)へ回転するようになっている。
図2で示すように、各感光体60C〜60Kの周囲には、各感光体60C〜60Kの回転方向に沿って順に、中間転写体としての中間転写ベルト62、クリーニング部材としてのブラシロール64、帯電部材としての帯電ロール66、露光装置としてのLEDアレイヘッド68、現像装置70がそれぞれ配置されている。なお、中間転写ベルト62、ブラシロール64、帯電ロール66は、それぞれ各感光体60C〜60Kの表面(周面)に接触している。
中間転写ベルト62は、無端状に形成されており、図2で示すように、二次転写位置Tに配置された駆動ロール72と、駆動ロール72よりも中間転写ベルト62の回転方向下流側(二次転写位置Tとは反対側である右側)に配設された従動ロール74と、駆動ロール72よりも中間転写ベルト62の回転方向上流側(二次転写位置Tよりも搬送路30の上流側)に配設された搬送ロール76とに巻き掛けられて支持されている。
そして、各感光体60C〜60Kが接触し、トナー画像が一次転写される中間転写ベルト62の一次転写面(外周面)62Aは、図1で示すように、左斜め下方側から右斜め上方側に向かって傾斜配置されている。また、中間転写ベルト62を挟んで各感光体60C〜60Kの反対側には、一次転写ロール78C、78M、78Y、78Kが配設されており、中間転写ベルト62は、一次転写ロール78C〜78Kによって各感光体60C〜60Kに押し付けられるようになっている。
したがって、記録用紙Pへ二次転写するトナー画像は、次のようにして中間転写ベルト62に一次転写される。すなわち、まず各感光体60C〜60Kの表面が、帯電ロール66により一様に帯電される。そして、その各感光体60C〜60Kの各表面が各LEDアレイヘッド68によって露光され、画像データに応じた静電潜像が、各表面にそれぞれ形成される。
各感光体60C〜60Kに形成された静電潜像は、各現像装置70C〜70Kによって現像され、各感光体60C〜60K上にトナー画像が形成される。そして、その現像装置70C〜70Kによって現像された各色のトナー画像は、中間転写ベルト62が1周する間に、順次その中間転写ベルト62の一次転写面62A上に重ね合わされる。これにより、中間転写ベルト62上にトナー画像が一次転写される。
中間転写ベルト62にトナー画像が一次転写されたら、二次転写位置Tにて、記録用紙Pに、その一次転写されたトナー画像が二次転写される。ここで、中間転写ベルト62を挟んで駆動ロール72の反対側には、二次転写バックアップロール58が配設されている。つまり、駆動ロール72と二次転写バックアップロール58とのニップ部に中間転写ベルト62が挟み込まれている。
したがって、記録用紙Pが、そのニップ部を通過する際に、中間転写ベルト62に一次転写されたトナー像が、記録用紙Pに二次転写される。なお、記録用紙Pに二次転写されたトナー画像は、記録用紙Pが定着装置40に搬送されることによって、その記録用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された記録用紙Pは、排紙装置20によって、下段排紙部80又は上段排紙部90に排紙(排出)される。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にその排紙装置20について、詳細に説明する。この排紙装置20は、画像形成装置10の搬送路30における定着装置40よりも下流側(画像形成装置10の左側)に設けられており、図3で示すように、その排紙装置本体20Aは、画像形成装置本体10Aと一体に形成されている。
そして、この排紙装置本体20A(排紙装置20)は、トナー画像が定着された記録用紙Pを排紙する排紙口を上下に(2つ)有している。すなわち、この排紙装置本体20Aは、下側に形成された下段排紙口82と、上側に形成された上段排紙口92とを有しており、各排紙口82、92は、各収容部22、24、26、28の何れかに収容された最大サイズの記録用紙Pを排紙できるように、その開口長さ(画像形成装置本体10Aの前後方向における長さ)及び開口幅(上下方向における幅)が決められている。
また、下段排紙口82よりも下側の画像形成装置本体10Aには、下段排紙台84が形成されている。そして、下段排紙口82の上側で、かつ上段排紙口92の下側の排紙装置本体20Aには、上段排紙トレイ94が片持ち支持されており、その上段排紙トレイ94は、排紙装置本体20Aから下段排紙台84の上方へ(右側へ)向かって延在されている。
なお、少なくとも下段排紙口82と下段排紙台84とを含んで、第1排紙部としての下段排紙部80が構成され、少なくとも上段排紙口92と上段排紙トレイ94とを含んで、第2排紙部としての上段排紙部90が構成されている。また、下段排紙部80及び上段排紙部90における搬送路30には、それぞれ搬送手段の一例としての一対の排紙ロール83、93が設けられている。
また、図3で示すように、下段排紙部80及び上段排紙部90には、ゴム等の弾性体を含んで構成された細長い一対の押さえ部材100が、それぞれ画像形成装置本体10Aの前後方向を軸として、排紙装置本体20Aに回転自在(上下方向に揺動可能)に支持されている。この押さえ部材100は、下段排紙部80及び上段排紙部90において共通の部材であるため、ここでは上段排紙部90側を例に採って説明する。
排紙装置本体20Aには、予め決められた間隔を隔てて設けられた一対のブラケット108により、それぞれ図示しない支軸が画像形成装置本体10Aの前後方向に軸架されており、押さえ部材100の上端部に取り付けられた支持部材106が、各支軸に回転自在に取り付けられている。押さえ部材100は、樹脂製のフィルム部材102にゴム等の弾性体104が取り付けられて構成されており、そのフィルム部材102の上端部が支持部材106に固着されている。
なお、この押さえ部材100は、上段排紙トレイ94上に記録用紙Pが積載されていないときには、図3で示すように、自重(弾性体104の重さ)によって垂れ下がる構成である。そして、上段排紙トレイ94上に記録用紙Pが排紙されたら、その最も上側の記録用紙Pを上方から自重によって押さえ付ける構成である。
また、各押さえ部材100の間には、下段排紙台84及び上段排紙トレイ94に積載された記録用紙Pの積載高さを検出する検出部材(アクチュエーター)86、96が設けられている。各検出部材86、96も、それぞれ画像形成装置本体10Aの前後方向を軸として、排紙装置本体20Aに回転自在(上下方向に揺動可能)に支持されている。
なお、各検出部材86、96は、下段排紙部80及び上段排紙部90において共通の部材であり、主に異なる点は、下段の検出部材86では、コイルバネ116(後述)に樹脂製で筒状のカバー体118(図3参照)が装着される点であるため、ここでは上段の検出部材96を例にとって説明する。
検出部材96は、図3〜図7で示すように、排紙装置本体20Aに、画像形成装置本体10Aの前後方向を軸方向として回転自在に支持される回転軸112Aと、その回転軸112Aの軸方向中央部で、かつ、その回転軸112Aの軸方向と直交する方向に一体に突出する円柱状の本体部112Bと、その本体部112Bとは略反対側から一体に突出し、排紙装置本体20Aに設けられた光学的センサー110の発光部から照射された光を、受光部で受光されないように遮る遮蔽部112Cと、を備えた支点部材112を有している。
この遮蔽部112Cは、上段排紙口92から排紙(排出)され、上段排紙トレイ94上に積載された記録用紙Pが、後述する接触部材114を上方へ向けて予め設定された位置まで回転移動させた(持ち上げた)ときに、下方へ向けて回転移動し、発光部から照射された光を受光部で受光させるようになっており、それによって、上段排紙トレイ94上の記録用紙Pが予め設定された積載高さまで積載されたことを検出するようになっている。
なお、上段排紙口92から記録用紙Pが排紙(排出)される際、その記録用紙Pは接触部材114に当たって、それを持ち上げるが、上段排紙トレイ94上における記録用紙Pの積載高さが少ない場合は、接触部材114は予め決められた時間以内に自重によって元の位置に戻り(下方へ回転し)、遮蔽部112Cも元の位置に戻る(上方へ回転する)。
つまり、この検出部材96は、遮蔽部112Cが回転移動し、発光部から照射された光が受光部で受光されても、予め決められた時間以内に、遮蔽部112Cが元の位置に復帰し、再度発光部からの光を遮るようであれば、上段排紙トレイ94上に排紙されて積載された記録用紙Pが予め設定された積載高さに達していないと制御部18で判断されるようになっている。
そして、この検出部材96では、遮蔽部112Cが回転移動し、予め決められた時間を超えて、発光部から照射された光が受光部で受光され続けているときには、上段排紙トレイ94上に排紙されて積載された記録用紙Pが予め設定された積載高さに達したと制御部18で判断されるようになっている。
また、この検出部材96は、上段排紙トレイ94上に排紙され、押さえ部材100によって押さえられつつ積載された最も上側の記録用紙Pに接触する接触部材114を有している。この接触部材114は、支点部材112に支持される本体部114Bと、記録用紙Pに実際に接触する平板状の接触部114Aとを有している。
接触部114Aは、接触部材114が自重によって下方へ回転移動するように、その先端部側が本体部114B側よりも大きく、かつ遮蔽部112Cよりも大きく形成されている。そして、その先端部側は、記録用紙Pを傷付けることがないように画像形成装置本体10Aの正面視(図4参照)で円弧状に形成されている。
なお、この接触部材114の接触部114Aには、複数の貫通孔114Cが形成されており、接触部材114の軽量化が図られている。これにより、更に記録用紙Pを傷付けることがない構成である。また、本体部114Bには、上下(厚さ)方向略中央にスリット部114Eが形成されており、そのスリット部114Eの奥側(接触部114A側)には、後述するコイルバネ116のフック部116Bを係止する引掛部114Dが形成されている。
また、この検出部材96は、接触部材114を支点部材112側へ押し付けるための弾性部材の一例としての引っ張りコイルバネ116を有している。すなわち、このコイルバネ116の一端部及び他端部には、それぞれ略リング状のフック部116A、116Bが形成されている。
そして、図7で示すように、その一端部側のフック部116Aが、支点部材112の本体部112Bと遮蔽部112Cとの間で、かつ下部側に形成された引掛部112Dに係止され、その他端部側のフック部116Bが、上記引掛部114Dに係止されることで、接触部材114が、コイルバネ116の引っ張り弾性力によって、支点部材112に押し付けられた状態で支持されるようになっている。
また、このとき、接触部材114を支点部材112に対して位置決めする位置決め手段120が、その支点部材112及び接触部材114に設けられている。すなわち、支点部材112における本体部112Bの接触部材114側を向く端部には、上下方向が長手方向とされた平面視略半円弧状の凸部122が形成されている。そして、接触部材114における本体部114Bの支点部材112側を向く端部には、上下方向が長手方向とされ、凸部122に嵌合可能な平面視略半円弧状の凹部124が形成されている。
したがって、この位置決め手段120(凹部124及び凸部122)とコイルバネ116の復元力(弾性力)により、接触部材114が支点部材112に対して捩れる(検出部材96の突出方向を軸として回転する)ようなことがあっても、常時適正な姿勢、即ち最も上側の記録用紙Pの記録面(表面又は裏面)に対して、接触部材114の円弧状とされた接触部114Aを垂直に接触させることが可能な姿勢に戻れる構成である。
なお、本実施形態に係る画像形成装置10では、搬送路30の幅方向中央に記録用紙Pを位置決めする所謂センターレジを採用しているため、検出部材86、96及び押さえ部材100は、各排紙口82、92の長手方向中央部(開口長さにおける中央部)に配置されている。これにより、記録用紙Pのサイズが異なっても、検出部材86、96及び押さえ部材100を機能させられる構成である。
以上のような構成の排紙装置20において、次にその作用について説明する。定着装置40によってトナー画像が定着された記録用紙Pは、排紙装置20によって、下段排紙台84又は上段排紙トレイ94に排紙される。
例えば上段排紙口92から記録用紙Pが排紙(排出)されると、押さえ部材100は、記録用紙Pに押されて支軸を中心に上方へ回転し、その記録用紙Pが上段排紙トレイ94に排紙されると、自重により、その記録用紙Pを上方から押さえる。また、このとき、検出部材96の接触部材114も、記録用紙Pに押されて回転軸112Aを中心に上方へ回転する。
そして、予め決められた時間以内に接触部材114が自重によって下方へ回転し、遮蔽部112Cが元の位置に回転して戻った(光を遮った)場合には、上段排紙トレイ94上に積載されている記録用紙Pが予め設定された積載高さに達していないと制御部18で判断され、上段排紙トレイ94上への排紙が継続される。
上段排紙トレイ94上への排紙が継続され、記録用紙Pが、その上段排紙トレイ94上へ更に積載されて行くと、接触部材114は、その接触部114Aが最も上側の記録用紙Pに接触した状態で上方へ回転移動する。つまり、接触部材114は記録用紙Pによって、初期位置から徐々に上方へ持ち上げられる。
そして、遮蔽部112Cが、回転軸112Aを中心に徐々に下方へ回転移動し、光学的センサー110の発光部から照射された光が、予め決められた時間を超えて受光部で受光され続けると、それ以上の記録用紙Pの積載が不適切である(予め設定された積載高さに達した)ことが検出され、この検出結果を基に、例えば上段排紙トレイ94への記録用紙Pの排紙が一旦停止される。
ここで、この画像形成装置10には原稿読取部16が設けられているため、ユーザーは、上段排紙トレイ94上に積載された記録用紙Pの束を取り出したり、上段排紙口92での紙詰まりを除去するときには、主に画像形成装置本体10Aの前方側(検出部材96の突出方向及び上下方向と交差する方向)から行うことになる。したがって、そのときに、過って検出部材96に接触し、その接触部材114に対して前後方向に力を作用させ、その接触部材114を支点部材112に対して捩ってしまうおそれがある。
しかし、この検出部材96は、上記構成とされているため、その接触部材114は、コイルバネ116の復元力(弾性力)と凹部124及び凸部122の嵌合によって、必ず元の適正な姿勢(記録用紙Pの記録面に対して接触部114Aを垂直に接触させる姿勢)に戻れる。したがって、検出部材96において位置精度の向上が図れ、かつ、その位置精度の高い状態が維持される。
また、この凹部124及び凸部122は、上下方向が長手方向とされているので、前後方向に力が作用しても、その力をスムーズかつ確実に逃がせる。そのため、支点部材112に対して接触部材114が捩れても、検出部材96の位置精度の向上が図れる。また、凹部124と凸部122の互いに接触する接触面が、平面視略半円弧状に形成されているため、支点部材112に対して接触部材114を誘い込みやすい。
したがって、接触部材114に対して前後方向に力が作用しても、その接触部材114は適正な姿勢に戻りやすい。また、これにより、検出部材96は損傷し難く、その見栄えが損なわれるような不具合が起きることもない。なお、下段排紙部80における検出部材86も同様であることは言うまでもない。
以上、本実施形態に係る検出部材86、96について、図面に示す実施例を基に説明したが、本実施形態に係る検出部材86、96は、図示の実施例に限定されるものではない。例えば、位置決め手段120において、支点部材112側に凹部124を形成し、接触部材114側に凸部122を形成するようにしてもよい。
また、位置決め手段120は、支点部材112又は接触部材114の形状によっては、支点部材112又は接触部材114に形成される構成であってもよい。つまり、位置決め手段120は、支点部材112及び接触部材114の少なくとも一方に形成されていればよい。また、接触部材114の接触部114Aは、少なくとも記録用紙Pの記録面に接触する部位が正面視円弧状に形成されていればよい。
10 画像形成装置
10A 画像形成装置本体
20 排紙装置(排出装置の一例)
20A 排紙装置本体(排出装置本体の一例)
80 下段排紙部
82 下段排紙口
84 下段排紙台(排出部の一例)
86 検出部材
90 上段排紙部
92 上段排紙口
94 上段排紙トレイ(排出部の一例)
96 検出部材
100 押さえ部材
112 支点部材
114 接触部材
116 コイルバネ(弾性部材の一例)
120 位置決め手段
122 凸部
124 凹部
P 記録用紙(記録媒体の一例)

Claims (6)

  1. 排出装置本体に回転可能に支持される支点部材と、
    前記支点部材に支持され、排出部に排出されて積載された記録媒体に接触する接触部材と、
    前記接触部材を前記支点部材側へ押し付ける弾性部材と、
    前記支点部材及び前記接触部材の少なくとも一方に設けられ、前記弾性部材によって押し付けられた前記接触部材を前記支点部材に対して位置決めする位置決め手段と、
    を有することを特徴とする検出部材。
  2. 前記位置決め手段は、前記接触部材に形成された凹部に嵌合する凸部、又は前記接触部材に形成された凸部に嵌合する凹部であることを特徴とする請求項1に記載の検出部材。
  3. 前記凹部及び前記凸部は、上下方向が長手方向とされていることを特徴とする請求項2に記載の検出部材。
  4. 前記凹部及び前記凸部の互いに接触する接触面は、平面視半円弧状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の検出部材。
  5. 記録媒体を排出部へ排出可能に画像形成装置本体に設けられる排出装置本体と、
    前記排出装置本体から前記排出部の上方に向かって突出するように、かつ上下方向に揺動可能に該排出装置本体に設けられ、前記排出部に積載された記録媒体に接触して該記録媒体の積載高さを検出する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の検出部材と、
    を有することを特徴とする排出装置。
  6. 請求項5に記載の排出装置が設けられた画像形成装置本体と、
    前記排出装置本体を含む前記画像形成装置本体に設けられ、前記排出装置本体から排出された記録媒体が積載される排出部と、
    を有し、
    前記排出部は、少なくとも前記検出部材の突出方向及び上下方向と交差する方向から前記記録媒体を取り出し可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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JP2014106414A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Ricoh Co Ltd トナー回収装置およびこれを有する画像形成装置
JP2020142915A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 株式会社リコー 満杯検知部材、用紙搬送装置および画像形成装置

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