JP2011250629A - 電圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが電圧制御装置の整定値を設定しなくても、調整対象の電圧を正確に推定することが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】電圧制御装置1は、変圧器16と、電圧・電力計測器10と、計測データを記憶する計測データベース12と、回帰分析部13と、制御実行部15とを備える。回帰分析部15は、計測データに重回帰分析を行うことにより、自端電圧Vsから補償点電圧V(i)までの電圧降下と、自端通過有効電力P及び自端通過無効電力Qとの相関係数たる整定値k1(i),k2(i)を算出する。制御実行部15は、補償点電圧V(i)が得られない場合に、整定値k1(i),k2(i)を用いて補償点電圧の推定値Vn(i)を取得し、当該推定値が運用範囲内に収まるように変圧器16の電圧を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配電系統の電圧を調整する電圧制御装置に関するものである。
現在、配電系統に使用される電圧制御装置として、例えば、変電所に設けられるLRT(Load Ratio control Transformer:負荷時タップ切替変圧器)や、配電線上に設けられるSVR(Step Voltage Regulator:ステップ式自動電圧調整器)などの電圧調整器が知られている。これら電圧調整器は、電圧調整用の変圧器を有し、当該変圧器のタップ位置(タップ値)を切替えて変圧比を変更することにより、当該変圧器における負荷側の電圧(二次側電圧)を制御する。
典型的なタップ位置の切替方法としては、電圧調整器の通過電力または通過電流の計測値と電圧調整器の二次側電圧の計測値とから得られる演算値に基づいてタップ位置(変圧比)を切替えるLDC(Line Drop Compensator:線路電圧降下補償)方式と、所定の時刻に所定のタップ位置に切替えるスケジュール方式とがある。
例えば、SVRのLDC方式では、SVRから離れた「負荷中心点」と呼ばれる電圧制御目標点が仮想的に想定されている。そして、SVRにおいて自端電圧Vs、自端通過有効電力P、及び、自端通過無効電力Qが計測されて次式(1)に代入されることにより、SVRから離れた負荷中心点の電圧Vcが推定される。
Figure 2011250629
この式(1)において、SVRから負荷中心点までの線路抵抗R及び線路リアクタンスXは、予め設定された定数であり、いわゆる一種の「整定値(制御パラメータ)」である。特許文献1では、系統シミュレータ等を用いた解析によって配電系統の電圧分布を推定し、その結果をもとに整定値を決定している。また、特許文献2では、LRTのLDC方式について、配電系統で実測した電流・電圧を用いてシミュレーションし、整定値を算出している。ただし、その算出方法は、様々な整定値の組合せがユーザにより指定され、組合せごとにシミュレーションし、そのシミュレーション結果で電圧分布が最良となる整定値の組合せが選択される。
特開2000−69668号公報 特開2008−228428号公報
以上のようなLDC方式の電圧制御装置においては、負荷中心点の推定電圧が運用範囲に収まるようにSVRのタップ位置が変更されることから、推定電圧を求めるための整定値が正しく設定されていないと、負荷中心点の推定電圧に誤差が生じてしまい、配電系統の実電圧が規定の上限下限を逸脱する可能性がある。つまり、整定値がいかに適正に設定されるかが、配電系統の電圧が適正に維持されるか否かの分かれ目となっている。
ここで、特許文献1に記載されている技術のように、ユーザが系統解析シミュレーションを実施する電圧制御装置においては、現実の負荷分布が細かく実測されないので、ユーザが配電系統内の負荷分布を正確に推定する必要がある。しかし、太陽光発電など分散型電源が普及するにつれ、配電系統の電圧分布は多岐多様となっていることから、全てを網羅して推定し解析することは難しくなっている。しかも、実際の配電系統の負荷分布は時々刻々と変化するため、ユーザが設定した整定値が現実に即さなくなる場合が多い。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、ユーザが電圧制御装置の整定値を設定しなくても、調整対象の電圧を正確に推定することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る電圧制御装置は、配電系統の所定の計測点における電圧である計測点電圧を調整する電圧制御装置であって、前記所定の計測点と電気的に接続された電圧調整用の変圧器と、前記変圧器における、自端電圧、自端通過有効電力及び自端通過無効電力を計測する計測器と、複数時点に計測される、前記計測点電圧、前記自端電圧、前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力を含む計測データを記憶する計測データベースとを備える。そして、前記計測データベースに記憶されている前記計測データに重回帰分析を行うことにより、前記自端電圧から前記計測点電圧までの電圧降下と、前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力との相関係数を算出する回帰分析部と、前記変圧器の電圧を制御する制御実行部とを備える。前記制御実行部は、前記計測点電圧が得られる場合に、当該計測点電圧が運用範囲内に収まるように前記変圧器の電圧を制御し、前記計測点電圧が得られない場合に、前記計測器で計測される前記自端電圧、前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力と前記相関係数とに基づいて前記計測点電圧の推定値を取得し、当該推定値が運用範囲内に収まるように前記変圧器の電圧を制御する。
本発明によれば、計測点電圧Vが得られない場合には、計測点電圧を推定するための相関係数を自動的に求める。したがって、ユーザが相関係数を推定する作業が不要となる。また、相関係数は、計測データから得られる値であることから、配電系統の変化に追従して変化することになる。したがって、配電系統が変化しても、調整対象の計測点電圧を正確に推定することができる。
実施の形態1に係る電圧制御装置とその周辺の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る電圧制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る電圧制御装置の動作を示す図である。 実施の形態1に係る電圧制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る電圧制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る電圧制御装置とその周辺の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る電圧制御装置とその周辺の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る電圧制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る電圧制御装置の動作を示す図である。 実施の形態4に係る電圧制御装置の動作を示す図である。
<実施の形態1>
図1は本実施の形態に係る電圧制御装置とその周辺の構成を示すブロック図である。図に示すように、電圧制御装置1は、電圧・電力計測器10と、データ収集部11と、計測データベース12と、回帰分析部13と、制御パラメータ記憶部14と、制御実行部15と、電圧調整用の変圧器16とを備える。
電圧制御装置1には、その内外を跨いで配電線20が設けられている。電圧制御装置1内部における配電線20には変圧器16が接続されており、電圧制御装置1外部における配電線20には複数の電圧センサーPTOUTが設けられている。複数の電圧計測器18は、複数の電圧センサーPTOUTと接続されている。そして、各電圧計測器18は、各電圧センサーPTOUTが設けられた計測点における計測点電圧を計測する。
一般に、電圧供給源(図示せず)からの供給電圧は、配線線を通過していくにつれて減少していくことから、電圧供給源の遠隔地では供給電圧が低くなってしまう。そこで、LRTやSVRなどの電圧制御装置は、自身の変圧器で生じる電圧を制御することによって、遠隔地において供給電圧が低くなるのを抑制している。本実施の形態では、電圧制御装置1は、配電系統の補償範囲内に存在する計測点において計測される計測点電圧が、ユーザにより設定された運用範囲内に収まるようにすることで、供給電圧が低くなるのを抑制している。
なお、以下の説明において、補償範囲内に存在する計測点を「補償点」と呼び、その計測点電圧を「補償点電圧」と呼ぶこととする。また、以下、補償点が複数存在するものとし、複数の補償点のうち任意の補償点をi(=1,2,・・・)と表記することもあり、任意の補償点の補償点電圧をV(i)と表記することもある。
本実施の形態において、補償点電圧V(i)を計測する電圧計測器18は通信機能を有している。当該電圧計測器18は、通信線19を介して、自身が計測した補償点電圧V(i)を電圧制御装置1に送信することが可能となっている。
電圧・電力計測器10は、変圧器16における、自端電圧Vs、自端通過有効電力P及び自端通過無効電力Qを計測する。本実施の形態では、電圧センサーPTIN及び電力センサーCTが、電圧制御装置1内において変圧器16から二次側(補償点側)の配電線20に設けられている。電圧・電力計測器10は、電圧センサーPTIN及び電力センサーCTと接続されており、これらが設けられた箇所の電圧、有効電力及び無効電力を、自端電圧Vs、自端通過有効電力P及び自端通過無効電力Qとして計測する。以下、簡単のため、自端通過有効電力P及び自端通過無効電力Qをまとめて、「自端通過電力P,Q」と呼ぶこともある。
データ収集部11は、複数時間断面(複数時点)において、複数の電圧計測器18から通信線19を介して補償点iごとに補償点電圧V(i)を収集する。そして、データ収集部11は、同複数時間断面において電圧・電力計測器10から自端電圧Vs、自端通過電力P,Qも収集する。データ収集部11は、複数時間断面において収集した補償点電圧V(i)、自端電圧Vs、自端通過電力P,Qを含む計測データを、計測データベース12に出力する。
計測データベース12は、一定期間内の複数時間断面に収集(計測)された、補償点電圧V(i)、自端電圧Vs、自端通過電力P,Qを含む計測データを記憶する。
回帰分析部13は、計測データベース12に記憶された複数時間断面の計測データに重回帰分析を行うことにより、自端電圧Vsから補償点電圧V(i)までの電圧降下(電圧差)と、自端通過電力P,Qとの相関係数である整定値(制御パラメータ)を補償点ごとに算出する。そして、回帰分析部13は、算出した整定値を制御パラメータ記憶部14に出力する。
制御パラメータ記憶部14は、回帰分析部13から出力される、整定値を記憶する。
制御実行部15は、補償点電圧V(i)が正常に計測・収集されている平常時においては、当該補償点電圧V(i)が、運用範囲内に収まるように、変圧器16に電圧上げ指令または電圧下げ指令を出す。
また、制御実行部15は、補償点電圧V(i)が正常に計測・収集されない異常時においては、電圧・電力計測器10で計測される自端電圧Vsn及び自端通過電力Pn,Qnと、制御パラメータ記憶部14に記憶されている整定値とに基づいて、補償点電圧V(i)の推定値Vn(i)を推定する。なお、自端電圧Vsn及び自端通過電力Pn,Qnは、制御実行部15で用いられる値であることを表しているに過ぎず、自端電圧Vs、自端通過電力P,Qと同じ値である。制御実行部15は、推定値Vn(i)が運用範囲内に収まるように、変圧器16に電圧上げ指令または電圧下げ指令を出す。
変圧器16は、補償点と電気的に接続されており、制御実行部15から出される電圧上げ指令及び電圧下げ指令に基づいて、タップ位置を制御することにより、二次側の配電線20において供給される電圧、つまり、補償点電圧V(i)を制御する。
次に、データ収集部11、回帰分析部13及び制御実行部15の動作について説明する。
図2は、データ収集部11の動作を示すフローチャートである。まず、データ収集部11の動作について説明する。データ収集部11は、1分から数十分程度の短周期で起動される。本実施の形態では、データ収集部11は、1分周期で起動されているものとする。
データ収集部11は起動すると、ステップs1にて、自端電圧Vs、自端通過電力P,Q及び補償点電圧V(i)の計測値を収集する。そして、ステップs2にて、データ収集部11は、これら計測値一式に、図3に示される現在の日時・曜日情報を付加することにより、1つの時間断面における、計測値一式及び日時・曜日情報を含む計測データを生成する。なお、曜日情報は、日曜日から土曜日までの7つに区分されていてもよいし、図3に示されるように、平日と休日との2つに区分されていてもよい。ステップs3にて、データ収集部11は、計測データを計測データベース12に登録して終了する。
平常時の複数時間断面において以上のようなステップs1〜s3の動作が繰り返されることから、複数時間断面の計測データが計測データベース12に記憶される。
図4は、回帰分析部13の動作を示すフローチャートである。次に、図4を用いて回帰分析部13の動作について説明する。回帰分析部13は、1日から1ヶ月程度の長期間で起動される。本実施の形態では、回帰分析部13は、1日周期で起動されているものとする。
回帰分析部13は起動すると、ステップs11にて、重回帰分析が完了していない未処理の補償点があるかを判断する。ステップs11において未処理の補償点があると判断した場合にはステップs12に進み、そうでない場合には終了する。
ステップs12にて、回帰分析部13は、未処理の補償点に着目する。なお、後述するステップs13からステップs11に戻って再びステップs12が行われる場合には、未処理の補償点のうち先に着目した補償点以外の補償点に着目するものとする。以下の説明では、i=jの補償点が着目されたものとして説明する。
ステップs13にて、回帰分析部13は、着目している補償点jに関し、日時・曜日情報で区分される時間帯のうち、重回帰分析が行われていない未処理の時間帯があるかを判断する。時間帯は、上述の曜日ごとに区分されてもよいし、午前0時から毎正時ごとに区分されてもよいし、一般的な人の生活スタイルに合わせて、朝(6時から8時)、昼(8時から17時)、夕方(17時から23時)、夜間(23時から翌日6時)などのように区分されてもよい。あるいは、1月から12月まで月ごとに区分されてもよいし、春、夏、秋、冬というように季節ごとに区分されてもよい。
ステップs13にて未処理の時間帯があると判断した場合にはステップs14に進み、そうでない場合にはステップs11に戻る。
ステップs14にて、回帰分析部13は、重回帰分析が完了していない未処理の時間帯に着目する。そして、ステップs15にて、回帰分析部13は、計測データベース12に記憶されている過去一定期間の計測データのうち、未処理の時間帯に該当する複数の計測データを取得する。過去一定期間は、例えば、現在から過去1ヶ月以上5年以下までの期間とすればよい。
ステップs16にて、回帰分析部13は、ステップs15にて取得した同一時間帯の複数の計測データを、次式(2)に時間断面ごとに代入することにより、自端電圧Vsから補償点電圧V(j)までの電圧降下ΔV(j)を時間断面ごとに算出する。
Figure 2011250629
同一時間帯の各時間断面においては、電圧降下ΔV(j)と自端通過電力P,Qとの間に、次式(3)に示されるような相関があると想定される。そこで、ステップs17にて、回帰分析部13は、複数時間断面の電圧降下ΔV(j)及び自端通過電力P,Qに重回帰分析を行うことにより、整定値k1(j),k2(j)を算出する。つまり、回帰分析部13は、各時間断面において、電圧降下ΔV(j)と自端通過電力P,Qとの間に次式(3)がほぼ成り立つような整定値k1(j),k2(j)を算出する。
Figure 2011250629
ステップs18にて、回帰分析部13は、重回帰分析の結果たる整定値k1(j),k2(j)、つまり、制御パラメータを制御パラメータ記憶部14に記憶する。その後、ステップs13に進む。以上のような、ステップs11及びステップs13を含むループ処理が行われることにより、全ての補償点及び時間帯について整定値k1(i),k2(i)が求められ、制御パラメータ記憶部14に記憶される。
図5は、異常時における制御実行部15の動作を示すフローチャートである。制御実行部15は、一つの補償点電圧V(i)が取得できなかった際に平常時の動作から異常時の動作に移行するものであってもよいし、補償点電圧V(i)が予め定められた数以上取得できなかった際に平常時の動作からい常時の動作に移行するものであってもよい。以下、図5を用いて制御実行部15の異常時の動作について説明する。なお、異常時において、制御実行部15は、数十ミリ秒から数分程度の短周期で起動される。本実施の形態では、制御実行部15は、1秒周期で起動されているものとする。
制御実行部15は起動すると、ステップs21にて、電圧・電力計測器10で計測される自端電圧Vsn及び自端通過電力Pn,Qnを取得する。
ステップs22にて、制御実行部15は、複数の補償点のうち、推定値Vn(i)が取得されていない未処理の補償点があるかを判断する。ステップs22において未処理の補償点があると判断した場合には、ステップs23に進み、そうでない場合には終了する。
ステップs23にて、制御実行部15は、未処理の補償点に着目する。なお、後述するステップs28からステップs22に戻って再びステップs23が行われる場合には、未処理の補償点のうち先に着目した補償点以外の補償点に着目するものとする。以下の説明では、i=j1の補償点が着目されたものとして説明する。
ステップs24にて、制御実行部15は、補償点j1に関し、現在の時刻に該当する時間帯の整定値k1(j1),k2(j1)を制御パラメータ記憶部14から取得する。そして、ステップs25にて、制御実行部15は、自端電圧Vsn、自端通過電力Pn,Qnと、制御パラメータ記憶部14から取得した整定値k1(j1),k2(j1)を次式(4)に代入することにより、補償点電圧V(j1)の推定値Vn(j1)を算出する。
Figure 2011250629
この式(4)における整定値k1(j1),k2(j1)は、上述した式(3)をほぼ成り立たせることができることから、推定値Vn(j1)は補償点電圧V(j1)とほぼ一致することになる。
ステップs26にて、制御実行部15は、推定値Vn(j1)が運用範囲の上限値Vmaxより大きいかを判断する。ステップs26において、推定値Vn(j1)が運用範囲の上限値Vmaxより大きいと判断された場合にはステップs27に進み、そうでない場合にはステップs28に進む。
ステップs27にて、制御実行部15は、変圧器16に電圧を下げるように指令する。変圧器16が電圧を下げると、自端電圧Vsn、自端通過電力Pn,Qnが全体的に下がることから、現実の補償点電圧V(j1)とほぼ一致する推定値Vn(j1)を、運用範囲の上限値Vmax以下にすることができる。ステップs27の後、処理が終了する。
ステップs28にて、制御実行部15は、推定値Vn(j1)が運用範囲の下限値Vminより小さいかを判断する。ステップs28において、推定値Vn(j1)が運用範囲の下限値Vminより小さいと判断された場合にはステップs29に進み、そうでない場合にはステップs22に戻る。
ステップs29にて、制御実行部15は、変圧器16に電圧を上げるように指令する。変圧器16が電圧を上げると、自端電圧Vsn、自端通過電力Pn,Qnが全体的に上がることから、現実の補償点電圧V(j1)とほぼ一致する推定値Vn(j1)を、運用範囲の下限値Vmin以上にすることができる。ステップs29の後、処理が終了する。
以上の動作において、仮に、制御実行部15が、ステップs22〜s26、s28からなるループ処理を何度も行った場合には、全ての補償点に対して推定値Vn(i)を求めることができる。この場合には、求めた全ての推定値Vn(i)が運用範囲内にあることになる。
一方、例えば、制御実行部15が、全ての補償点の推定値Vn(i)を推定する前に、ある補償点j2に対する図5に係る処理においてステップs27またはステップs29に進んだ場合には、以降の補償点に対して推定値Vn(i)を求めずに終了する。しかし、当該補償点j2の推定値Vn(j2)は、ステップs27またはステップs29の動作により運用範囲内に収まっている可能性が高いことから、その状態で、次の1秒後に再び制御実行部15が起動すると、当該推定値Vn(j2)に対する図5に係る処理において、ステップs28からステップs22に戻ると考えられる。したがって、補償点j2以降の補償点においても同様の処理が行われていくことになるから、全ての推定値Vn(i)を運用範囲内に収めることができる。
なお、ここでは、実測値としての補償点電圧V(i)が取得されているか否かにかかわらず、全ての補償点iに対して図5に示されるフローを行ったが、これに限ったものではない。例えば、補償点電圧V(i)を取得できた補償点に対しては通常時の動作を行い、補償点電圧V(i)を取得できなかった補償点に対して図5に示されるフローを行うように、両者を組合せるものであってもよい。
以上のような本実施の形態に係る電圧制御装置1によれば、補償点電圧V(i)が得られない場合には、補償点電圧V(i)を推定するための整定値k1(i),k2(i)を自動的に求める。したがって、ユーザが整定値k1(i),k2(i)を推定する作業が不要となる。また、整定値k1(i),k2(i)は、計測データから得られる値であることから、配電系統の変化に追従して変化することになる。したがって、配電系統が変化しても、調整対象の補償点電圧V(i)を正確に推定することができる。
また、本実施の形態では、補償点電圧V(i)を推定する際には、その時間帯の整定値k1(i),k2(i)を用いることから、補償点電圧V(i)をより正確に推定することができる。
なお、本実施の形態では、補償点i(=1,2,・・・)は複数存在するものとしたが、これに限ったものではなく、補償点は1つだけ存在するものであってもよい。
<実施の形態2>
実施の形態1では、自端通過電力P,Qを用いて整定値k1(i),k2(i)を求め、自端通過電力Pn,Qn等を用いて推定値Vn(i)を求めた。本実施の形態では、自端通過電力P,Q,Pn,Qnの代用として自端通過電流I,Inを使用することが可能となっている。以下、本実施の形態に係る電圧制御装置1について説明する。
本実施の形態に係る電圧制御装置1のブロック構成は、図1に示される実施の形態1に係る電圧制御装置1のブロック構成と同じである。以下、本実施の形態に係る電圧制御装置1について、実施の形態1に係る電圧制御装置1と共通する部分については同じ符号を付し、実施の形態1と異なる点を中心に以下説明する。
本実施の形態に係る電圧・電力計測器10は、変圧器16における自端通過電力P,Qの代わりに自端通過電流Iを計測する。
データ収集部11は、自端通過電力P,Qの代わりに自端通過電流Iを計測データに含めて、当該計測データを計測データベース12に出力する。電圧降下ΔV(j)と自端通過電流Iとの間に次式(5)に示されるような相関があると想定される。そこで、回帰分析部13は、計測データベース12に記憶された計測データに重回帰分析を行うことにより、電圧降下ΔV(i)と、自端通過電流Iとの相関係数である整定値k3(i)を補償点ごとに算出する。そして、回帰分析部13は、算出した整定値k3(i)を計測データベース12に記憶する。
Figure 2011250629
制御実行部15は、補償点電圧V(i)が正常に計測・収集されない異常時に、電圧・電力計測器10で計測される自端電圧Vsn、自端通過電流Inと、制御パラメータ記憶部14に記憶されている整定値k3(i)とを次式(6)に代入して、補償点電圧V(i)の推定値Vn(i)を求める。なお、自端電圧Vsn、自端通過電流Inは、制御実行部15で用いられる値であることを表しているに過ぎず、自端電圧Vs、自端通過電流Iと同じ値である。
Figure 2011250629
制御実行部15は、式(6)で求めた推定値Vn(i)が、運用範囲内に収まるように、変圧器16に電圧上げ指令または電圧下げ指令を出す。
以上のような本実施の形態に係る電圧制御装置1によれば、実施の形態1よりも補償点電圧V(i)の推定精度は劣るものの、計算処理の負担を減らすことができる。また、実施の形態1と同様、ユーザが整定値k3(i)を推定する作業が不要となり、また、配電系統が変化しても、補償点電圧V(i)を正確に推定することができる。
<実施の形態3>
図6は、本実施の形態に係る電圧制御装置1aとその周辺の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態に係る電圧制御装置1aについて、実施の形態1に係る電圧制御装置1と共通する部分については同じ符号を付すものとし、実施の形態1と異なる点を中心に以下説明する。
図6に示されるように、本実施の形態に係る電圧制御装置1aは、互いに離れた電圧制御実行部31と電圧制御データ処理部32とから構成されている。
電圧制御実行部31は、配電系統、つまり現地に設けられており、電圧・電力計測器10と、制御実行部15と、電圧調整用の変圧器16と、パラメータ受信部39と、上述の制御パラメータ記憶部14と同様に整定値k1(i),k2(i)を記憶する制御パラメータ記憶部40とを実装している。この電圧制御実行部31は、変圧器16の電圧制御を実行する機能を有する。
電圧制御データ処理部32は、通信機能を有する計算機、例えば、コンピュータなどの中央演算装置であり、データ収集部11と、計測データベース12と、回帰分析部13と、上述の制御パラメータ記憶部14と同様に整定値k1(i),k2(i)を記憶する制御パラメータ記憶部35と、パラメータ送信部36とを実装している。この電圧制御データ処理部32は、計測データにデータ処理を行うことにより、電圧制御実行部31が電圧制御を実行するための整定値k1(i),k2(i)を算出する機能を有する。
電圧制御実行部31の電圧・電力計測器10と、電圧制御データ処理部32のデータ収集部11と、複数の電圧計測器18とは、上り用の通信線19aを介して互いに接続されている。そして、電圧制御実行部31のパラメータ受信部39と、電圧制御データ処理部32のパラメータ送信部36とは、下り用の通信線19bを介して互いに接続されている。なお、図6においては、上り用の通信線19a及び下り用の通信線19bは互いに異なるものとしているが、これに限ったものではなく、互いに同一の通信線であってもよい。
電圧制御実行部31は、電圧・電力計測器10で計測される自端電圧Vs、自端通過電力P,Qを、通信線19aを介してデータ収集部11に定期的に送信する。データ収集部11は、電圧制御実行部31から送信された自端電圧Vs、自端通過電力P,Qを、実施の形態1と同様に計測データベース12に定期的に記憶することから、自端電圧Vs、自端通過電力P,Qは、電圧・電力計測器10から通信線19a及びデータ収集部11を介して計測データベース12に定期的にアップロードされている。
電圧制御データ処理部32の回帰分析部12は、実施の形態1と同様に、計測データベースに記憶されている計測データから整定値k1(i),k2(i)を求め、制御パラメータ記憶部35に定期的に記憶する。パラメータ送信部36は、回帰分析部13と同周期で起動し、制御パラメータ記憶部35に記憶された整定値k1(i),k2(i)を、通信線19bを介して、電圧制御実行部31のパラメータ受信部39に定期的に送信する。パラメータ受信部39は、パラメータ送信部36からの整定値k1(i),k2(i)を受信し、制御パラメータ記憶部40に定期的に記憶する。そして、制御実行部15は、制御パラメータ記憶部40に記憶されている整定値k1(i),k2(i)を用いて補償点電圧V(i)の推定値Vn(i)を求める。
以上のことから、整定値k1(i),k2(i)は、回帰分析部13から、制御パラメータ記憶部35、パラメータ送信部36、通信線19b、パラメータ受信部39及び制御パラメータ記憶部40を介して、制御実行部15に定期的にダウンロードされている。
以上のような本実施の形態に係る電圧制御装置1aによれば、計算処理の負担が大きいデータ収集、蓄積及び分析を計算機上において行うことから、電圧制御装置1a全体のコストを低減することができる。
なお、以上、本実施の形態が、実施の形態1に適用される場合について説明したが、同様に実施の形態2に適用されてもよい。
<実施の形態4>
以上の実施の形態では、推定値Vn(i)を運用範囲内に収めているが、補償点電圧V(i)と推定値Vn(i)との間には誤差が多少存在する。したがって、推定値Vn(i)が運用範囲内であっても、実際の補償点電圧V(i)が運用範囲から少し出てしまうことが稀にある。そこで、本実施の形態では、運用範囲よりも狭い適切な目標範囲を取得し、推定値Vn(i)がその目標範囲内に収めるようにすることで、実際の補償点電圧V(i)が運用範囲から出てしまうのを抑制している。
図7は、本実施の形態に係る電圧制御装置とその周辺の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態に係る電圧制御装置1について、実施の形態1に係る電圧制御装置1と共通する部分については同じ符号を付している。図に示すように、本実施の形態に係る電圧制御装置1は、実施の形態1に係る電圧制御装置1に誤差推定部50を加えたものとなっている。
この誤差推定部50は、実測された補償点電圧V(i)と、その推定値Vn(i)との誤差から、補償点電圧V(i)と推定値Vn(i)との間に生じると想定される誤差(以下、「想定誤差」と呼ぶ)を取得し、その想定誤差を元に、推定値Vn(i)を収めるべき目標範囲を取得する範囲取得処理を行う。
図8は、誤差推定部50の動作を示すフローチャートである。誤差推定部50は、回帰分析部13と同じ周期で、回帰分析部13の起動後に起動する。本実施の形態では、誤差推定部50は、1日周期で起動されているものとする。
誤差推定部50は起動すると、ステップs31にて、範囲取得処理が完了していない未処理の補償点があるかを判断する。ステップs31において未処理の補償点があると判断した場合にはステップs32に進み、そうでない場合には終了する。
ステップs32にて、誤差推定部50は、未処理の補償点に着目する。なお、後述するステップs33からステップs31に戻って再びステップs32が行われる場合には、未処理の補償点のうち先に着目した補償点以外の補償点に着目するものとする。以下の説明では、i=mの補償点が着目されたものとして説明する。
ステップs33にて、誤差推定部50は、着目している補償点mに関し、日時・曜日情報で区分される時間帯のうち、範囲取得処理が行われていない未処理の時間帯があるかを判断する。ステップs33にて未処理の時間帯があると判断した場合にはステップs34に進み、そうでない場合にはステップs31に戻る。
ステップs34にて、誤差推定部50は、範囲取得処理が行われていない未処理の時間帯に着目する。そして、ステップs35にて、誤差推定部50は、補償点mに関し、未処理の時間帯の整定値k1(m),k2(m)を制御パラメータ記憶部14から取得する。そして、ステップs36にて、誤差推定部50は、計測データベース12に記憶されている過去一定期間内の計測データのうち、未取得の時間帯に該当する複数の自端電圧Vs及び複数の自端通過電力P,Qを取得する。なお、過去一定期間はユーザにより定められる。
ステップs37にて、誤差推定部50は、取得した整定値k1(m),k2(m)、複数の自端電圧Vs及び複数の自端通過電力P,Qから、ステップs25(図5)と同様にして、補償点電圧V(m)の推定値Vn(m)を時間断面ごとに算出する。
これらと並行して、ステップs38にて、誤差推定部50は、計測データベース12に記憶されている上述の過去一定期間内のうち、未取得の同時間帯に該当する複数の補償点電圧V(m)を取得する。
ステップs39にて、誤差推定部50は、複数の実測値である複数の補償点電圧V(m)と、それに対応する複数の推定値Vn(m)との間の差分を推定誤差として時間断面ごとに求める。
これにより求められた複数時間断面の推定誤差についての確率分布を図9に示す。この図に示されるように、推定誤差は、その平均値において発生確率が高く、平均値から離れた値においては発生確率が低くなっている。そして、推定誤差は、平均値−2σ(σは推定誤差の標準偏差)〜平均値+2σの範囲の値となる可能性はあるが、それ以外の範囲の値となる可能性は非常に0に近いものとなっている。つまり、統計的に見て、想定誤差が「平均値+2σ」以上となる可能性は非常に0に近いものとなっている。
そこで、ステップs40にて、誤差推定部50は、複数時間断面の推定誤差の平均値及び標準偏差σを算出する統計処理を行い、「平均値+2σ」を上述の想定誤差として取得する。そして、ステップs41にて、誤差推定部50は、取得した想定誤差を元に、推定値Vn(i)を収めるべき目標範囲を取得する。具体的には、図10に示されるように、誤差推定部50は、運用範囲の上限値Vmaxから想定誤差を減算して得られる値を上限値とし、運用範囲の下限値Vminから想定誤差を加算して得られる値を下限値とする目標範囲を取得する。その後、ステップs33に戻る。
以上のようなステップs31及びステップs33を含むループ処理が行われることにより、全ての補償点及び時間帯について目標範囲が取得される。本実施の形態に係る制御実行部15は、平常時には、実測値である補償点電圧V(i)が運用範囲内に収まるようにステップs26〜s29(図5)と同様の処理を行い、その一方で、異常時には、推定値Vn(i)が目標範囲内に収まるように同ステップs26〜s29と同様の処理を行う。
以上のような本実施の形態に係る電圧制御装置1によれば、発生しうる想定誤差を元に目標範囲を取得することができる。これにより、実際の補償点電圧V(i)が運用範囲から出てしまうのを抑制することができる。
なお、以上、本実施の形態が、実施の形態1に適用される場合について説明したが、同様に実施の形態2に適用されてもよい。
1,1a 電圧制御装置、10 電圧・電力計測器、12 計測データベース、13 回帰分析部、15 制御実行部、16 変圧器、32 電圧制御データ処理部、50 誤差推定部、i 補償点。

Claims (5)

  1. 配電系統の所定の計測点における電圧である計測点電圧を調整する電圧制御装置であって、
    前記所定の計測点と電気的に接続された電圧調整用の変圧器と、
    前記変圧器における、自端電圧、自端通過有効電力及び自端通過無効電力を計測する計測器と、
    複数時点に計測される、前記計測点電圧、前記自端電圧、前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力を含む計測データを記憶する計測データベースと、
    前記計測データベースに記憶されている前記計測データに重回帰分析を行うことにより、前記自端電圧から前記計測点電圧までの電圧降下と、前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力との相関係数を算出する回帰分析部と、
    前記変圧器の電圧を制御する制御実行部と
    を備え、
    前記制御実行部は、
    前記計測点電圧が得られる場合に、当該計測点電圧が運用範囲内に収まるように前記変圧器の電圧を制御し、
    前記計測点電圧が得られない場合に、前記計測器で計測される前記自端電圧、前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力と前記相関係数とに基づいて前記計測点電圧の推定値を取得し、当該推定値が運用範囲内に収まるように前記変圧器の電圧を制御する、電圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の電圧制御装置であって、
    前記回帰分析部は、所定の時間帯ごとに前記相関係数を算出し、
    前記制御実行部は、
    前記計測点電圧が得られない場合に、前記所定の時間帯のうち現在の時刻に該当する時間帯の前記相関係数を用いて前記計測電圧の前記推定値を取得する、電圧制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電圧制御装置であって、
    前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力の代用として通過電流を使用することが可能な、電圧制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電圧制御装置であって、
    前記計測データベース及び前記回帰分析部は、通信機能を有する計算機に実装され、
    前記自端電圧、前記自端通過有効電力及び前記自端通過無効電力は、前記計測器から前記計測データベースに定期的にアップロードされ、
    前記相関係数は、前記回帰分析部から前記制御実行部に定期的にダウンロードされる、電圧制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電圧制御装置であって、
    前記計測点電圧の実測値と、それに対応する複数の前記推定値とをそれぞれ複数取得し、複数の実測値と複数の推定値との間の誤差の統計処理から所定の誤差を取得する誤差推定部
    をさらに備え、
    前記誤差推定部は、
    運用範囲の上限値から前記所定の誤差を減算して得られる値を前記目標範囲の上限値とし、前記運用範囲の下限値から前記所定の誤差を加算して得られる値を前記目標範囲の下限値とする、電圧制御装置。
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