JP2011250321A - 立体映像表示装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Takamasa Shimizu
隆匡 清水
Hiroshi Uchiki
寛 打木
Kazunori Yoshizawa
和徳 吉澤
Yoichi Eguchi
洋一 江口
Kenji Yanagihara
謙志 柳原
Mitsufumi Onuma
充史 大沼
Ryuji Matsui
龍司 松井
Tadamichi Atsumi
忠道 渥美
Dohiro Ogasawara
堂裕 小笠原
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Abstract

【課題】使い勝手の良好な立体映像表示装置を得る。
【解決手段】3DTV1は、立体映像用メガネを使用して鑑賞される立体映像を表示する。3DTV1は、点灯動作および消灯動作を行い、点灯動作により前記立体映像用メガネを使用すべき状態であることを示す立体映像視聴状態表示手段と、映像信号を入力し、立体の出力映像信号もしくは平面の出力映像信号を出力する出力用映像信号生成部122と、立体映像視聴状態表示手段の点灯動作および消灯動作を制御し、少なくとも、前記出力用映像信号生成部からの出力映像信号が立体の出力映像信号である場合に、前記立体映像視聴状態表示手段を点灯動作させるCPU118とを備える。これにより、視聴者は、立体映像視聴状態表示手段の点灯状態を確認して、立体映像用メガネを使用すべき状態であることを容易に知ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、立体映像を表示する立体映像表示装置、立体映像表示方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、現在広く普及している平面映像(以下、2D映像と称する)を表示するテレビジョン技術に対して、例えば特許文献1に示すように、立体映像(以下、3D映像と称する)を表示するテレビジョン技術が開発され、実現されている。この種の3D技術としては、フレームパッキング(Frame Packing)方式、サイドバイサイド(Side By Side)方式、トップアンドボトム(Top And Bottom)方式および2D→3D変換方式が知られている。
フレームパッキング方式は、左目用の映像信号(L用映像信号)と右目用の映像信号(R用映像信号)とを交互に送信し、テレビジョン受信機(以下、単にTV受信機と称する)において、それら両映像信号を交互に表示するものである。
サイドバイサイド方式は、TV受信機の画面を左右に2分割するL用映像信号とR用映像信号とを使用する。具体的には、TV受信機において画面を左右に2分割し、L用映像信号とR用映像信号とを引き伸ばして交互に表示する。
トップアンドボトム方式は、TV受信機の画面を上下に2分割するTop用映像信号とBottom用映像信号とを使用する。具体的には、TV受信機において画面を上下に2分割し、Top用映像信号とBottom用映像信号とを引き伸ばして交互に表示する。
2D→3D変換方式は、2D映像信号を3D映像信号に変換して表示する擬似的3D方式である。
特開2008−245293号公報(平成20年10月09日公開)
上記特許文献1に記載の構成によれば、3D映像を表示可能となっている。しかしながら、3D映像を表示する上での細部の構成について十分検討されておらず、3D映像を表示する上での使い勝手の改善が不十分である。したがって、本発明は、使い勝手の良好な立体映像表示装置、プログラムおよび記録媒体の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の立体映像表示装置は、立体映像用メガネを使用して鑑賞される立体映像を表示する立体映像表示装置において、点灯動作および消灯動作を行い、点灯動作により前記立体映像用メガネを使用すべき状態であることを示す立体映像視聴状態表示手段と、映像信号を入力し、立体の出力映像信号もしくは平面の出力映像信号を出力する出力用映像信号生成部と、立体映像視聴状態表示手段の点灯動作および消灯動作を制御し、少なくとも、前記出力用映像信号生成部からの出力映像信号が立体の出力映像信号である場合に、前記立体映像視聴状態表示手段を点灯動作させる制御部とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、少なくとも、出力用映像信号生成部からの出力映像信号が立体の出力映像信号である場合には、立体映像視聴状態表示手段が点灯動作される。これにより、視聴者は、立体映像視聴状態表示手段の点灯状態を確認して、立体映像用メガネを使用すべき状態であることを容易に知ることができる。
上記の立体映像表示装置は、視聴者により選択される処理のメニューを含むメニュー画像を生成するメニュー画像を生成し、このメニュー画像を入力映像信号と合成して前記出力用映像信号生成部に供給するメニュー画像合成部を備え、前記出力用映像信号生成部は、前記メニュー画像が合成された映像信号については平面の出力映像信号として出力し、前記制御部は、前記メニュー画像が合成された映像信号についての平面の出力映像信号が出力された場合に、前記立体映像視聴状態表示手段を点灯動作させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、立体映像視聴状態表示手段は、出力用映像信号生成部からメニュー画像が合成された映像信号についての平面の出力映像信号が出力された場合にも、点灯状態となる。これにより、立体映像の表示中に、一時的にメニュー画像の表示によって立体映像の表示が中断された場合に、視聴者に対して立体映像用メガネの取り外しを促してしまう事態を防止することができる。
上記の立体映像表示装置において、前記立体映像視聴状態表示手段は、画面周りのフレーム部分に設けられ、立体映像を示すアイコンまたは文字を表示するように形成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、立体映像視聴状態表示手段は、立体映像を示すアイコンまたは文字を表示するように形成されているので、視聴者は立体映像視聴状態表示手段の点灯動作によって、立体映像用メガネを使用すべき状態であることを容易に理解することができる。
以上のように、本発明の構成によれば、視聴者は、立体映像視聴状態表示手段の点灯状態を確認して、立体映像用メガネを使用すべき状態であることを容易に知ることができる。
本発明の実施の形態の立体映像表示装置としての3D方式のテレビジョン受信機(3DTV)を備えたシステムの構成を示す斜視図である。 図1に示した3DTVの構成を示すブロック図である。 図2に示した出力用映像信号生成部の構成を示すブロック図である。 図1に示した3DTVの正面図である。 図4に示した3D視聴状態表示部の点灯を制御するための構成を示すブロック図である。 図1に示したリモコン2のボタン配置を具体的に示す正面図である。 図2に示したLCDに表示されるメニュー画面、およびメニュー画面に含まれる3D設定を選択した場合の画面の遷移を示す説明図である。 図8(a)はフレームパッキング方式の本明細書にて使用するマークを示す説明図、図8(b)はサイドバイサイド方式の本明細書にて使用するマークを示す説明図、図8(c)はトップアンドボトム方式の本明細書にて使用するマークを示す説明図である。 図2に示した3DTVにおける、2D映像視聴状態から、3D自動切換設定により3D視聴状態に遷移する場合の動作を示すフローチャートである。 図9のフローチャートに示した3DTVの動作の説明図である。 図2に示した3DTVにおける、2D映像視聴状態から、手動による3D表示設定により3D映像視聴状態に遷移する場合の動作を示すフローチャートである。 図12(a)は図11のフローチャートに示した3DTVの動作の説明図、図12(b)は、3D映像信号が入力した場合に行われるチャンネルコールの表示状態を示す説明図である。 図2に示した3DTVにおける、3D映像視聴状態から、手動操作により2D映像視聴状態に切り替える場合の動作を示すフローチャートである。 図2に示した3DTVにおける、3D映像視聴状態から、入力映像信号が2D映像信号となった場合の動作を示すフローチャートである。 図13のフローチャートおよび図14のフローチャートに示した3DTVの動作の説明図である。 図2に示した3DTVにおける、入力映像信号の自動判別が不可である場合において、2Dの入力映像信号を3D映像信号に変換する場合の動作を示すフローチャートである。 図2に示した3DTVにおける、入力映像信号の自動判別が不可である場合に、入力映像信号が3D映像信号である場合の動作を示すフローチャートである。 図16のフローチャートおよび図17のフローチャートに示した3DTVの動作の説明図である。 図2に示した3DTVにおける、3D表示信号生成部が入力映像信号を判別できない場合において、表示している映像信号を2D映像信号(3D表示信号生成部での処理前の映像信号)に戻して表示する場合の動作を示す説明図である。 図20(a)は、図2に示した3DTVが3D自動判別できる入力映像信号を3D表示している場合において、3D表示設定ボタンが操作された場合に表示される3Dメニュー(タイプA)を示す説明図である。図20(b)は、図2に示した3DTVが3D自動判別できない入力映像信号を3D表示している場合において、3D表示設定ボタンが操作された場合に表示される3Dメニュー(タイプB)を示す説明図である。 図21(a)は、図2に示した3DTVが自動判別できない入力映像信号を表示中に、3D2D選択表示画面において「3Dで視聴する」が選択された場合に表示される3Dメニュー(タイプC)を示す説明図である。図21(b)は、図2に示した3DTVが自動判別できない入力映像信号を表示中に、3D2D選択表示画面において「2Dで視聴する」が選択された場合に表示される3Dメニュー(タイプd)を示す説明図である。 図2に示した3D表示信号生成部からの出力映像信号と、図4に示した3D視聴状態表示部(3Dイルミネーション)の点灯/消灯と、3D用メガネの要否との関係を示す説明図である。 図2に示した3DTVへの各種入力信号と3DTVからの3D出力映像信号との対応関係を示す説明図である。 図24(a)は、図2に示した3DTVにおける、フレームパッキング方式におけるSoCの出力イメージを示す説明図、図24(b)は、同3DTVにおける、サイドバイサイド方式におけるSoCの出力イメージを示す説明図、図24(c)は、同3DTVにおける、トップアンドボトム方式におけるSoCの出力イメージを示す説明図である。 図2に示した3DTVでのサイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式における、入力映像信号に対応した映像信号とホームメニューとを同時に表示する処理の説明図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
図1は、本実施の形態の立体映像表示装置としての3D方式のテレビジョン受信機1(以下、単に3DTVと称する)を備えたシステムの構成を示す斜視図である。本実施の形態において、3DTV1は、リモートコントローラ(以下、単にリモコンと称する)2および3D用メガネ(立体映像用メガネ)3とともに使用される。
3DTV1は3D映像を表示するものである。この場合、3DTV1は、3D表示用の映像信号を受信して、その映像信号に基づき3D映像を表示する。あるいは、2D表示用の映像信号を受信し、これを3D映像に変換して3D映像を表示する。
リモコン2は、3DTV1と無線通信を行い、ユーザの操作に応じ3DTV1に対して各種の指示入力を行う。3D用メガネ3は、3D映像を視聴する場合にユーザが使用するものであり、3DTV1と無線通信を行う。3D用メガネ3は、左右のレンズがシャッター機能を有し、この左右のレンズのシャッター機能は、3DTV1のL用映像信号およびR用映像信号の表示と同期するように、3DTV1によって制御される。本実施の形態において、3DTV1とリモコン2および3D用メガネ3との通信は赤外線通信である。なお、3D用メガネ3の電源は電池である。
図2は3DTV1の構成を示すブロック図である。3DTV1は、図2に示すように、3つのHDMI(High-Definition Multimedia Interface、登録商標)入力端子11a〜11c、HDMIスイッチ11d、HDMIレシーバ100、映像入力端子101a、音声入力端子101b、BDドライブ102、チューナ103、IP(Internet Protocol)放送チューナ104、衛星放送チューナ105、OSD(On-Screen Display)生成部(メニュー画像合成部)106、映像セレクタ107、映像処理回路108、LCDコントローラ109、LCD(Liquid Crystal Display)110、音声セレクタ111、音声処理回路112、デジタルアンプ113、スピーカ114、イーサネット(登録商標)I/F115、ROM116、RAM117、CPU118、赤外線受光部119、カメラ120、人感センサ121、出力用映像信号生成部122、メガネ制御部123および赤外線発光部124を備えている。図2においては、映像信号の経路を実線で、音声信号の経路を1点鎖線で、データや制御信号の経路(バス)を太線で示している。
図3は図2に示した出力用映像信号生成部122の構成を示すブロック図である。図3に示すように、出力用映像信号生成部122は、処理判別部131、2D→3D変換部132および3D処理部133を備えている。
図2において、(1)HDMIレシーバ100が受信した映像、(2)映像入力端子101aから入力された映像、(3)BDドライブ102がBD(Blu-ray Disc)から読み出した映像、(4)(地上波デジタル放送用)チューナ103が受信した映像、(5)IP放送チューナ104が受信した映像、および(6)衛星放送チューナ105が受信した映像は、それぞれ、映像セレクタ107に供給される。また、(1)HDMIレシーバ100が受信した音声、(2)音声入力端子101bから入力された音声、(3)BDドライブ102がBDから読み出した音声、(4)チューナ103が受信した音声、(5)IP放送チューナ104が受信した音声、および(6)衛星放送チューナ105が受信した音声は、それぞれ、音声セレクタ111に供給される。
なお、(a)HDMIレシーバ101が何れのHDMI入力端子から入力されるコンテンツを受信するか、すなわち、HDMIスイッチ11dが何れのHDMI入力端子から入力されたコンテンツをHDMIレシーバに供給するか、(b)チューナ103が何れのチャンネルを介して伝送されたコンテンツを受信するか、(c)IP放送チューナ104が何れのサーバから配信されたコンテンツを受信するか、(d)衛星放送チューナ105が何れのチャンネルを介して伝送されたコンテンツを受信するかを決める選択制御は、CPU118によって行われる。また、(e)BDドライブ102における再生、停止、早送り、巻戻し、チャプタ遷移などの再生制御も、CPU118によって行われる。
映像セレクタ107は、上記(1)〜(6)の映像のうちの何れか1つを選択する。映像セレクタ107によって選択された映像は、映像処理回路108に供給される。なお、映像セレクタ107が何れの映像を選択するかは、CPU118によって制御される。
映像処理回路108は、映像セレクタ107から供給された映像の画質を調整する。また、映像処理回路108は、映像セレクタ107から供給された映像をスケーリングする。ここで、画質の調整とは、例えば、輝度、シャープネス、およびコントラストの少なくとも何れかを変化させることを指す。また、スケーリングとは、表示すべき映像本来のアスペクト比を保ったままサイズを縮小することを指す。映像処理回路108によって画質調整とスケーリングとを施された映像は、出力用映像信号生成部122に供給される。なお、映像処理回路108が画質をどのように変化させるか、および映像をどの程度縮小するかは、CPU118によって制御される。
OSD生成部106は、OSD画像を生成するものである。OSD生成部106が生成したOSD画像は、映像処理回路108から供給された映像に重ねられて、出力用映像信号生成部122に供給される。なお、映像処理回路108から供給される映像がサイドバイサイド方式、トップアンドボトム方式などの3D映像である場合、OSD生成部106は、当該方式に応じたOSD画像を生成する。また、どのようなOSD画像を生成するかは、CPU118によって制御される。
映像処理回路108とOSD生成部106とから出力された映像信号(画像信号)は加算器(メニュー画像合成部)125にて合成され、出力用映像信号生成部122に入力される。
出力用映像信号生成部122は、3D表示が選択されている場合において、映像処理回路108から供給された映像信号(入力映像信号)を判別し、その映像信号に応じた3D表示のための処理を行う。一方、3D表示が選択されていない場合において、入力映像信号が3D映像信号である場合には、その入力映像信号に対して2D表示のための処理を行う。また、3D表示が選択されていない場合において、入力映像信号が2D映像信号である場合には、入力映像信号を処理することなく、LCDコントローラ109に送る。
LCDコントローラ109は、出力用映像信号生成部122から供給された2D映像信号または3D映像信号に基づき、その映像信号が表示されるようにLCD110を駆動する。
メガネ制御部123は、LCD110において3D映像信号を表示する場合に、LCD110でのL用映像信号の表示とR用映像信号の表示との切り替えと、3D用メガネ3のL用レンズとR用レンズとのシャッター動作とが同期するように、3D用メガネ3の上記シャッター動作を制御する。このための制御信号は、赤外線発光部124によって赤外線の信号に変換され、3D用メガネ3に送信される。3D用メガネ3は、上記赤外線の信号を受信すると、その信号の指示にしたがってL用レンズとR用レンズとのシャッター動作を行う。
音声セレクタ111は、上記(1)〜(6)の音声のうちの何れか1つを選択する。音声セレクタ111によって選択された音声は、音声処理回路112に供給される。なお、音声セレクタ111が何れの音声を選択するかは、CPU118によって制御される。ただし、映像セレクタ107における映像の選択と、音声セレクタ111における音声の選択とは連動しており、例えば、映像セレクタ107がHDMIレシーバ100から供給された映像を選択しているときには、音声セレクタ111もHDMIレシーバ100から供給された音声を選択する。
音声処理回路112は、音声セレクタ111から供給された音声の音量及び音質を調整する。ここで、音質の調整とは、音声セレクタ111から供給された音声の周波数特性を変化させること(例えば、低域の強調や高域の強調など)を指す。音声処理回路112によって音量及び音質を調整された音声は、デジタルアンプ113に供給される。なお、音声処理回路112によって音量及び音質をどのように変化させるかは、CPU118によって制御される。
デジタルアンプ113は、音声処理回路112から供給された音声が出力されるようにスピーカ114を駆動する。これにより、音声セレクタ111により選択された音声がスピーカ114から出力される。
CPU118は、赤外線受光部119が受信したリモコン信号、カメラ120が撮像した画像、および人感センサ121が出力する出力信号に応じて上記各部を制御する。人感センサ121の出力信号は、その感知範囲内に視聴者が存在するか否かを示す2値信号である。赤外線受光部119を用いた制御としては、例えば、チューナ104にて選択するチャンネルをリモコン信号に応じて切り替える制御や、映像セレクタ107及び音声セレクタ111にて選択する映像及び音声をリモコン信号に応じて切り替える制御などが挙げられる。また、カメラ120を用いた制御としては、例えば、映像処理回路108において画質をどのように調整するかを、撮像した画像に基づいて特定した視聴者に応じて切り替える制御などが挙げられる。また、人感センサ121を用いた制御としては、例えば、LCD110のバックライトを点灯するか消灯するかを、感知結果に応じて切り替える制御などが挙げられる。
また、CPU118は、HDMIレシーバ100が外部装置(例えば携帯電話端末)から受信したCEC(Consumer Electronics Control)コマンドを実行したり、HDMIレシーバ100が外部装置に送信するCECコマンドを生成したりすることによって、外部装置との連携動作を実現する。
ROM116は、CPU118によって実行されるプログラムなどの固定データが格納されるメモリである。OSD画像を生成するためにOSD生成部106が参照するJPEGデータやSVG(Scalable Vector Graphics)データなども、このROM116に格納される。一方、RAM117は、CPU118が演算のために参照するデータ、およびCPU118が演算によって生成したデータなどの可変データが格納される、読み出し可能かつ書き込み可能なメモリである。
イーサネットI/F115は、3DTV1をネットワークに接続するためのインターフェースである。上述したIP放送チューナ105は、このイーサネットI/F115を介してインターネット上のサーバにアクセスする。
次に、出力用映像信号生成部122の処理について具体的に説明する。
3DTV1では、リモコン2からの操作により3D自動切換設定を行えるようになっている。この設定は、CPU118により確認され、例えばRAM117に保持される。
図3に示す処理判別部131は、3D自動切換設定が行われているかどうかを判別し、3D自動切換設定が行われている場合には、入力された映像信号(入力映像信号)が3D映像信号と2D映像信号とのいずれであるかを判別する。さらに、入力映像信号が3D映像信号である場合に、フレームパッキング方式、サイドバイサイド方式あるいはトップアンドボトム方式のうちのいずれであるかを判別する。
また、処理判別部131は、3D自動切換設定が行われていない場合に、手動にて3D表示設定が行われているかどうかを判別し、手動にて3D表示設定が行われている場合には、入力映像信号が3D映像信号と2D映像信号とのいずれであるかを判別する。さらに、入力映像信号が3D映像信号である場合に、フレームパッキング方式、サイドバイサイド方式あるいはトップアンドボトム方式のうちのいずれであるかを判別する。
2D→3D変換部132は、手動にて3D表示設定が行われている場合において、入力映像信号が2D映像信号である場合に、2D映像から擬似的3D映像を生成するために、2D映像を3D映像に変換する。
3D処理部133は、入力映像信号の3D方式に応じて入力映像信号を処理し、3D映像信号を生成し、LCDコントローラ109へ出力する。また、3D自動切換設定も手動による3D表示設定も行われていない場合に、入力映像信号が3D映像信号である場合には、3D映像信号を2D表示するための処理を行う。なお、手動による3D表示設定が行われていない場合に、入力映像信号が2D映像信号である場合には、その入力映像信号に対して2D→3D変換部132および3D処理部133での処理は行われない。
図4は、図1に示した3DTV1の正面図である。3DTV1は、画面周りのフレームにおける例えば左下の位置に、3D視聴状態を示す3D視聴状態表示部151を備えている。この3D視聴状態表示部151は、例えばLEDからなり、「3D」の文字(ロゴ)を示すように点灯し、点灯した状態(点灯状態)によってユーザに3D用メガネ3を使用すべき状態であることを示すものである。なお、3D視聴状態表示部151の点灯状態は、3DTV1において3D表示が行われている場合を含み、一時的に3D表示が中断される場合、例えばチャンネル切り替えや設定切り替えのためのメニューが表示されている場合も維持される。これは、一時的な3D表示の中断の際に、ユーザに対して3D用メガネ3の取り外しを促してしまう事態を防止するためである。
図5は、図4に示した3D視聴状態表示部151の点灯を制御するための構成を示すブロック図である。3D視聴状態表示部151の点灯/消灯は、例えば出力用映像信号生成部122からの情報に基づいて、CPU118によって制御される。具体的には、たとえば、出力用映像信号生成部122は、LCDコントローラ109への出力映像信号が、2D映像信号、3D(3Dの種類を含む)映像信号のいずれであるかの情報、およびメニュー表示状態の有無を示す情報を、出力映像信号が変化するごとにCPU118へ出力する。CPU118はその情報をRAM117に格納し、適宜参照する。このようにして、CPU118は、LCD110での3D表示状態およびメニュー表示状態を知り、3D視聴状態表示部151の点灯/消灯を制御することができる。
図6は図1に示したリモコン2のボタン配置を具体的に示す正面図である。リモコン2には、手動にて3D表示設定を行うための3D表示設定ボタン141、およびLCD110にメニューを表示させるためのホーム選択ボタン142、処理や表示の終了を指示する終了ボタン143等、多数のボタンを備えている。
図7はLCD110に表示されるメニュー画面、およびメニュー画面に含まれる3D設定を選択した場合の画面の遷移を示す説明図である。
図6に示すリモコン2のホーム選択ボタン142が操作されると、図7の左側に示すメニュー画面がLCD110に表示される。さらに、メニュー画面に含まれる3D設定を選択した場合には、3D設定に関する設定画面が表示される。この中には、3Dイルミネーション、すなわち3D視聴状態表示部151の設定をする/しないの選択画面が含まれている。その選択画面において「する」を選択した場合、3D視聴状態表示部151は、点灯による上記報知動作を行うことができる。なお、工場出荷時の初期設定では、「する」に設定されている。
上記の構成において、本発明の実施の形態の3DTV1の動作について詳細に説明する。
3DTV1は、3D方式として、フレームパッキング方式、サイドバイサイド方式、トップアンドボトム方式および2D→3D変換方式に対応しており、これら方式による3D表示が可能となっている。なお、以下の説明において、フレームパッキング方式については図8(a)のマーク、サイドバイサイド方式については図8(b)のマーク、トップアンドボトム方式については図8(c)のマークによって適宜示す。次に、3DTV1における3D表示を行う場合の動作について説明する。
(1)3D切替遷移1(3D自動切換設定「する」の場合)
3D自動切換設定「する」となっている場合、HDMI1.4などでは入力映像信号に、識別信号が付加されているので、入力映像信号の種類についての判別および自動切換設定が可能である。
図9は、2D映像視聴状態から、3D自動切換設定により3D視聴状態に遷移する場合の3DTV1の動作を示すフローチャートであり、図10はその動作の説明図である。
図9および図10に示すように、出力用映像信号生成部122の処理判別部131(図3参照)は入力映像信号が3D映像か否かを判別し(S11)、3D映像であれば画面をミュート状態(黒表示状態)にする(S12)。画面のミュート状態(黒表示状態)は出力用映像信号生成部122からの指示を受けてLCDコントローラ109によって行われる。
次に、3D処理部133では、入力映像信号の3D方式(FP、SBSもしくはTAB)に応じて、3D表示用の出力信号を生成するために、入力映像信号を処理する(S13)。なお、FPはフレームパッキング方式、SBSはサイドバイサイド方式、TABはトップアンドボトム方式を示す。
次に、LCD110の駆動周波数を2D表示用の2倍(2倍速)から3D表示用の4倍(4倍速)にする(S14)。なお、2倍(2倍速)、4倍(4倍速)は、通常の毎秒60フレーム相当の映像信号を基準としたものである。すなわち、たとえば2倍速では60フレーム相当の映像信号を120フレーム相当の映像信号に変換し、120HzでLCD110を駆動する。また、3D表示用の駆動周波数は2D表示用の駆動周波数を基準とすれば2倍(2倍速)となっている。3D表示用の駆動周波数が2D表示用の駆動周波数に対して2倍(2倍速)となるのは、左目用の映像信号(L用映像信号)と右目用の映像信号(R用映像信号)とを交互に表示するためである。
次に、3D表示用の出力信号の生成が完了すると、画像のミュート状態(黒表示状態)を解除し(S15)、ユーザに3D用メガネ3の使用を促すコーション表示を行う(S16)。このコーション表示は、3D映像に重畳された状態でたとえば10秒間行われる。なお、このコーション表示は、OSD生成部106によって生成される。また、コーション表示においては、上記の表示に加えて、3Dのロゴマークの表示を行ってもよい。
次に、コーション表示が行わている間に、リモコン2の終了ボタン143(図6参照)が操作されるか、コーション表示の表示時間(10秒間)が終了すると(S17)、コーション表示を終了する(S18)。これにより、3DTV1において3D表示が行われる。
(2)3D切替遷移2(3D自動切換設定「しない」の場合)
3D自動切換設定「しない」となっている場合において、3D映像信号と自動判別できる入力映像信号が入力されると、3D映像が入力されていることを示すコーション表示を行う。このコーション表示により、ユーザに対して手動による3D表示設定への切り替えを促す。なお、3D自動切換設定「しない」という設定は、たとえば食事中において3DTV1を視聴する場合に選択される。
図11は、2D映像視聴状態から、手動による3D表示設定により3D映像視聴状態に遷移する場合の3DTV1の動作を示すフローチャートであり、図12(a)はその動作の説明図である。また、図12(b)は、3D映像信号が入力した場合に行われるチャンネルコールの表示状態を示す説明図である。
図11および図12(a)に示すように、出力用映像信号生成部122では、入力映像信号が3D映像か否かを判別する(S21)。この判別の結果、3D映像であれば、その3D映像信号を2D映像信号に変換して表示し(S22)、さらに、その映像に重畳してたとえば10秒間のコーション表示を行う(S23)。
S22の表示において、出力用映像信号生成部122の処理判別部131(図3参照)により、入力映像信号が3D映像と判別されると、3D処理部133では、左目用の映像信号(L用映像信号)と右目用の映像信号(R用映像信号)とのうち、一方の映像信号(たとえばL用映像信号)だけを出力する。具体的には、3D表示のL用映像信号の表示期間とR用映像信号の表示期間との両期間において、それぞれL用映像信号を出力する(L用映像信号の二度出し)。これにより、2D表示が行われる。
また、S23のコーション表示では、3D映像信号が入力されていること、3D映像信号の視聴を希望する場合には、リモコン2の3D表示設定ボタン141を操作して3D表示に切り替えること、および3D用メガネ3を使用することをユーザに知らせる。このコーション表示は、同様に、OSD生成部106によって生成される。
その後、リモコン2の3D表示設定ボタン141が操作されると、S25〜S31の処理が行われ、3D表示が可能となる。なお、S25〜S31の処理は、図9におけるS12〜S18の処理と同一であるので、説明は省略する。
一方、S24において、3D表示設定ボタン141が操作されることなくコーション表示の時間が経過すると(S25)、コーション表示を終了する(S26)。これにより、2D映像を表示している状態が維持される。
なお、上記の処理に加えて、3D映像信号が入力した場合には、図12(b)に示すように、チャンネルコールにおいてその旨を表示してもよい。
(3)3D切替遷移3
ここでは、3D映像信号の視聴状態から、手動操作により2D映像信号の視聴状態に切り替える場合の3DTV1の動作、ならびに3D映像信号の表示状態(視聴状態)から、入力映像信号が2D映像信号となった場合の3DTV1の動作について説明する。
図13は、3D映像視聴状態から、手動操作により2D映像視聴状態に切り替える場合の3DTV1の動作を示すフローチャートである。図14は、3D映像視聴状態から、入力映像信号が2D映像信号となった場合の3DTV1の動作を示すフローチャートである。図15は、図13のフローチャートおよび図14のフローチャートに示した動作の説明図である。
(A.3D映像信号の視聴状態から2D映像信号の視聴状態に切り替える場合)
図13および図15(上段部分)に示すように、3D映像信号の視聴状態において、リモコン2の3D表示設定ボタン141が操作されると、LCD110に3Dメニュー(タイプA)を表示する(S142)。この3DメニューはたとえばOSD生成部106にて生成される。上記3Dメニュー(タイプA)については、図20(a)に示している。
次に、3Dメニュー(タイプA)において、3D→2D変換(3D映像信号を2D映像信号に変換)が選択されると(S143)、画面をミュート状態(黒表示状態)とする(S144)。
次に、左目用の映像信号(L用映像信号)と右目用の映像信号(R用映像信号)とのうち、一方の映像信号(たとえばL用映像信号)だけを出力する。ここでは、L用映像信号を出力する(S145)。次に、LCD110の駆動周波数を3D表示用の4倍(4倍速)から2D表示用の2倍(2倍速)に変換する(S146)。
次に、2D映像信号の生成処理が完了すると、画像のミュート状態(黒表示状態)を解除し(S147)、2D映像に重畳してコーション表示を行う(S148)。このコーション表示は、3D表示から2D表示に切り替えたこと、3D用メガネ3を外すことをユーザに知らせるものである。
次に、コーション表示が行われている間に、リモコン2の終了ボタン143(図6参照)が操作されるか、コーション表示の表示時間(10秒間)が終了すると(S149)、コーション表示を終了する(S150)。これにより、3DTV1において2D映像が表示される。
一方、S143において、3D→2D変換が選択されなければ(たとえば、3D→2Dが選択されることなく所定時間を経過すれば)、3Dメニュー(タイプA)の表示を終了し、3D映像信号の表示を継続する(S151)。
(B.3D映像信号の視聴状態において、入力映像信号が2D映像信号になった場合)
図14および図15(下段部分)に示すように、3D映像信号の視聴状態において、入力映像信号が2D映像信号になった場合(S161)、画面をミュート状態(黒表示状態)とする(S162)。
次に、3D映像信号の出力処理を終了し、新たな入力映像信号に基づく2D映像信号の出力処理を行う(S163)。また、LCD110の駆動周波数を3D表示用の4倍(4倍速)から2D表示用の2倍(2倍速)に変換する(S164)。
次に、2D映像信号の生成処理が完了すると、画像のミュート状態(黒表示状態)を解除し(S1165)、2D映像に重畳してコーション表示を行う(S166)。このコーション表示は、3D表示から2D表示に切り替えたこと、3D用メガネ3を外すことをユーザに知らせるものである。
次に、コーション表示が行われている間に、リモコン2の終了ボタン143(図6参照)が操作されるか、コーション表示の表示時間(10秒間)が終了すると(S167)、コーション表示を終了する(S168)。これにより、3DTV1において2D映像が表示される。
なお、3D表示(3D映像信号の視聴状態)が解除される条件としては、上記A,Bの場合の他、ユーザによる選局、入力切替および電源オフなどの操作が挙げられる。さらに、入力映像信号が3D映像信号である場合の3D→2D変換を行った場合や、入力映像信号が2D映像信号である場合の2D→3D変換から、元の2D表示への3D→2D変換を行った場合などが挙げられる。
(4)3D切替遷移4
ここでは、出力用映像信号生成部122が入力映像信号を判別できない場合に、ユーザが3D表示設定ボタン141を操作して、入力映像信号に適した3D方式を選択することにより、3D表示を行う場合の3DTV1の動作について説明する。なお、インターネットを経由した入力映像信号など、2D→3D変換のみにより3D表示が可能な入力映像信号の場合、その他の処理方式(「2Dで視聴する」やSBS、TAB)については、ハッチングする。
図16は、入力映像信号の自動判別が不可である場合において、2Dの入力映像信号を3D映像信号に変換する場合の3DTV1の動作を示すフローチャートである。図17は、入力映像信号の自動判別が不可である場合に、入力映像信号が3D映像信号である場合の3DTV1の動作を示すフローチャートである。図18は、図16のフローチャートおよび図17のフローチャートに示した動作の説明図である。
(A.入力映像信号の自動判別が不可である場合において、2Dの入力映像信号を3D映像信号に変換する場合)
図16および図18に示すように、2Dの入力映像信号を3D映像信号に変換する場合において、リモコン2の3D表示設定ボタン141が操作されると(S181)、LCD110に3D2D選択表示画面を表示する(S182)。この3D2D選択表示画面においては、図18のS182に示すコーション表示が行われる。なお、3D2D選択表示画面はたとえばOSD生成部106にて生成される。
次に、上記3D2D選択表示画面において、「3Dで視聴する」が選択されると(S183)、3Dメニュー(タイプC)を表示する(S184)。この3DメニューはたとえばOSD生成部106にて生成される。上記3Dメニュー(タイプC)については、図21(a)に示している。
次に、3Dメニュー(タイプC)において、2D→3D変換(2D映像信号を3D映像信号に変換)が選択されると(S185)、画面をミュート状態(黒表示状態)とする(S186)。
次に、2D映像信号を3D映像信号に変換する、擬似的3D映像信号の生成処理を行い(S187)、LCD110の駆動周波数を2倍(2倍速)から4倍(4倍速)に変換する(S188)。
次に、3D映像信号の生成処理が完了すると、画像のミュート状態(黒表示状態)を解除し(S189)、3D映像に重畳してコーション表示を行う(S190)。このコーション表示は、2D表示から3D表示に切り替えたこと、3D用メガネ3を使用することをユーザに知らせるものである。
次に、コーション表示が行われている間に、リモコン2の終了ボタン143が操作されるか、コーション表示の表示時間(10秒間)が終了すると(S191)、コーション表示を終了する(S192)。これにより、3DTV1において擬似的3D映像が表示される。
一方、S183において、2D→3D変換が選択されず、リモコン2の終了ボタン143が操作されると(S193)、3D2D選択表示画面の表示を終了し(S194)、2D映像信号の表示を継続する。
(B.入力映像信号の自動判別が不可である場合に、入力映像信号が3D映像信号である場合)
図17および図18に示すように、入力映像信号が3D映像信号である場合において、リモコン2の3D表示設定ボタン141が操作されると(S201)、LCD110に3D2D選択表示画面を表示する(S202)。この3D2D選択表示画面においては、図18のS202(S182)に示すコーション表示が行われる。
次に、上記3D2D選択表示画面において、「3Dで視聴する」が選択されると(S203)、図21(c)に示す3Dメニュー(タイプC)を表示する(S204)。
次に、3Dメニュー(タイプC)において、SBSまたはTABが選択されると(S205)、画面をミュート状態(黒表示状態)とする(S206)。
次に、SBSまたはTABの選択にしたがって、3Dの入力映像信号に対して3D映像信号の生成処理を行い(S207)、LCD110の駆動周波数を2倍(2倍速)から4倍(4倍速)に変換する(S208)。
次に、3D映像信号の生成処理が完了すると、画像のミュート状態(黒表示状態)を解除し(S209)、3D映像に重畳してコーション表示を行う(S210)。このコーション表示は、2D表示から3D表示に切り替えたこと、3D用メガネ3を使用することをユーザに知らせるものである。
次に、コーション表示が行われている間に、リモコン2の終了ボタン143が操作されるか、コーション表示の表示時間(10秒間)が終了すると(S211)、コーション表示を終了する(S212)。これにより、3DTV1においてSBS方式もしくはTAB方式による3D映像が表示される。
一方、S203において、「2Dで視聴する」が選択されると、2Dメニュー(3Dメニュー(タイプD))を表示する(S213)。上記3Dメニュー(タイプD)については、図21(b)に示している。このメニューでは、SBS→2D変換(SBS方式の映像信号を2D映像信号に変換する処理)、もしくはTAB→2D変換(TAB方式の映像信号を2D映像信号に変換する処理)を選択可能となっている。
次に、上記いずれかの変換処理が選択されると、その方式についての2D変換処理を行う(S214)。これにより、3DTV1においてたとえばL用映像信号による2D表示が行われる。
なお、入力映像信号にたとえば3D信号の種類についての識別信号がなく、出力用映像信号生成部122において自動判別が不可な場合であっても、ユーザは、たとえば次のようにして入力映像信号の種類を判別することができる。
たとえば、サイドバイサイド方式の3Dの映像信号を2D表示の設定で視聴した場合、映像が左右に分かれる。これにより、ユーザは、入力映像信号がBSB方式の3D映像信号と判断できる。あるいは、2D表示の設定において、3Dの映像信号が入力されてくると、3D映像信号が入力している旨のコーション表示が行われる(ただし、3D映像信号の種類については判別不可)。そこで、ユーザは、複数の3D方式を順次選択することにより、適合する3D方式を見つけ出すことができる。
(5)3D切替遷移5
ここでは、出力用映像信号生成部122が入力映像信号を判別できない場合において、表示している映像信号を2D映像信号にて表示する場合の処理について説明する。
図19は、出力用映像信号生成部122が入力映像信号を判別できない場合において、表示している映像信号を2D映像信号(出力用映像信号生成部122での処理前の映像信号)に戻して表示する場合の3DTVの動作を示す説明図である。
3D映像信号または3D→2D変換映像信号を表示している場合において(S251)、ユーザにより3D表示設定ボタン141が操作されると(S252)、3Dメニュー(タイプB)を表示する(S253)。この3Dメニュー(タイプB)については、図20(b)に示している。この3Dメニュー(タイプB)では、表示している映像信号を元の映像信号に戻すことを選択することができる。
上記3Dメニュー(タイプB)において、表示している映像信号を元の映像信号に戻すことが選択されると(S254)、画面をミュート状態(黒表示状態)とし(S255)、3D映像信号については、2D映像信号に戻す処理を行う。これにより、LCD110での表示は、元の映像信号が2D方式の映像信号である場合には通常の2D表示に、元の映像信号がSBS方式の3D映像信号である場合には左右の映像が左右に分かれた表示に、元の映像信号がTAB方式の3D映像信号である場合には上下の映像が上下に分かれた表示になる(S256)。この場合にも、2D映像に切り替わったこと、3D用メガネ3を外すことをユーザに知らせるコーション表示が行われる。
なお、3D表示設定ボタン141の操作に基づき、表示しているたとえば3D映像信号を2D映像信号に切り替える処理は、3D映像信号から2D映像信号への直接的な切り替え処理は行えない。すなわち、3D映像信号を一旦元の映像信号に戻した後、ユーザの選択により映像信号の変換を行う。これは、3D映像信号を自動判別できない場合には、ユーザからの3D映像信号の種類を示す入力が必要となり、その場合に、SBS方式やTAB方式の3D方式の映像信号は、一旦元の映像信号(出力用映像信号生成部122での処理前の映像信号)に戻さなければ、ユーザが映像信号の3Dの方式を判別できないためである。
ここで、リモコン2の3D表示設定ボタン141が操作された場合に表示される各3Dメニューについて説明する。図20(a)は、3D自動判別できる入力映像信号を3D表示している場合において、3D表示設定ボタン141が操作された場合に表示される3Dメニュー(タイプA)を示す説明図である。図20(a)に示す3Dメニュー(タイプA)では、3D→2D変換を選択可能となっている。なお、3Dメニュー(タイプA)の下部には、左から右へ、青ボタン、赤ボタン、黄ボタンが並んでいる。青ボタンは明るさ調整のボタンであり、赤ボタンは3Dサラウンド調整のボタンであり、黄ボタンは3D設定へ処理をジャンプするボタンである。
図20(b)は、3D自動判別できない入力映像信号を3D表示している場合において、3D表示設定ボタン141が操作された場合に表示される3Dメニュー(タイプB)を示す説明図である。図20(b)に示す3Dメニュー(タイプB)では、表示している映像信号を元の映像信号に戻す選択が可能である。なお、3Dメニュー(タイプB)の下部には、左から右へ、青ボタン、赤ボタン、緑ボタン、黄ボタンが並んでいる。緑ボタンは、3D効果調整用のボタンであり、2D→3D変換時のみ表示される。他のカラーボタンについては、上記のとおりである。
図21(a)は、自動判別できない入力映像信号を表示中に、3D2D選択表示画面において「3Dで視聴する」が選択された場合に表示される3Dメニュー(タイプC)を示す説明図である。図21(a)に示す3Dメニュー(タイプC)では、2D→3D変換(左側のボタン)、サイドバイサイド方式(中央のボタン)およびトップアンドボトム方式(右側のボタン)を選択可能となっている。
図21(b)は、自動判別できない入力映像信号を表示中に、3D2D選択表示画面において「2Dで視聴する」が選択された場合に表示される3Dメニュー(タイプD)を示す説明図である。図21(b)に示す3Dメニュー(タイプD)では、サイドバイサイド方式→2D変換(左側のボタン)およびトップアンドボトム方式→2D変換(右側のボタン)を選択可能となっている。
次に、図2に示した出力用映像信号生成部122からの出力映像信号と、図4に示した3D視聴状態表示部151(3Dイルミネーション)の点灯/消灯と、3D用メガネ3のシャッター駆動の有無との関係について説明する。
図22において、出力用映像信号生成部122からの出力映像信号の種類は、2D/3Dモードおよびユースケースとして示されている。視聴状態表示部151(3Dイルミネーション)は、2Dモード(出力映像信号が2D映像信号の場合)には消灯、3Dモード(出力映像信号が3D映像信号の場合)には点灯となる。
また、図22において、3D二度出しモードは、3D表示のL用映像信号の表示期間とR用映像信号の表示期間との両期間において、それぞれL用映像信号を出力する(L用映像信号の二度出し)ものである。このモードにおいて、フレームパッキング方式では消灯となる。また、サイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式では、3D表示中にホームメニューを表示したときも、点灯が維持される。これは、前述したように、ホームメニューの表示による一時的な3D表示の中断の際に、ユーザに対して3D用メガネ3の取り外しを促してしまう事態を防止するためである。
上記の説明からわかるように、3D視聴状態表示部151は、少なくとも3D表示が行われるときには点灯される。これに加えて、3D視聴状態表示部151は、3D二度出しによる実質的な2D表示の場合であっても、入力映像信号に対応する映像とホームメニューとを表示する場合(すなわち、一時的にホームメニューを表示するような場合)には、点灯となる。
なお、3D視聴状態表示部151の点灯/消灯を制御するために、出力用映像信号生成部122からの出力映像信号(ユースケースを含む)と、3D視聴状態表示部151(3Dイルミネーション)の点灯/消灯との関係を示す情報、たとえばテーブルが記憶装置(たとえばROM116)に保持されている。したがって、CPU118は、記憶装置に保持されている上記情報(たとえばテーブル)と、RAM117に格納されている、出力用映像信号生成部からLCDコントローラ109への出力映像信号の種類を示す情報とを参照して3D視聴状態表示部151の点灯/消灯を制御する。
次に、3DTV1への各種入力信号と3DTV1からの3D出力映像信号との対応関係を図23に示す。なお、同図において、「×」は対応可能を意味している。
次に、3DTV1における各3Dの入力映像信号に対するSoC(System-on-a-chip)の出力イメージを図24(a)〜図24(c)に示す。本実施の形態において、上記SoCは、少なくとも映像処理回路108、OSD生成部106およびそれらの後段の加算器を含んでいる。
図24(a)は、フレームパッキング方式におけるSoCの出力イメージ、図24(b)はサイドバイサイド方式におけるSoCの出力イメージ、図24(c)はトップアンドボトム方式におけるSoCの出力イメージを示す説明図である。
入力映像信号に「音量」というOSD出力を重畳する場合に、各SoCの出力イメージにおいて、フレームパッキング方式では、入力映像信号に「音量」が一つ重畳される。一方、サイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式では、左側および右側の映像信号あるいは上側および下側の各映像信号画像それぞれに「音量」が重畳される。したがって、サイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式では、出力用映像信号生成部122において、左側および右側の映像信号あるいは上側および下側の各映像信号画像と「音量」とが引き伸ばされて出力映像信号が生成される。
次に、サイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式において、入力映像信号に対応した映像信号とホームメニューとを同時に表示する処理について説明する。図25は、サイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式における、入力映像信号に対応した映像信号、およびホームメニューを同時に表示する処理の説明図である。
本実施の形態の3DTV1では、ホーム選択ボタン142(図6参照)を操作してホームメニュー(図7参照)を表示する場合、サイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式では、出力用映像信号生成部122において、3D表示のための映像のスケーリングができない構成となっている。一方、前述の3D二度出し方式の場合は、映像のスケーリングが可能である。
そこで、図25に示すように、サイドバイサイド方式では、左側および右側の入力映像信号のうちの一方(図25の例では左側の入力映像信号)のみを使用し、メインSoC出力を生成する。このメインSoC出力には、左側の入力映像信号と左側のホームメニューおよび右側用のホームメニューが含まれている。次に、出力用映像信号生成部122では、メインSoC出力に含まれる左側の入力映像信号と左側のホームメニューとを3D二度出し処理し、入力映像信号およびホームメニューを含む出力映像信号を生成する。出力映像信号では、ホームメニューと入力映像信号による映像とを互いに重なることなく並べて表示するようになっている。
同様に、トップアンドボトム方式では、上側および下側の入力映像信号のうちの一方(図25の例では上側の入力映像信号)のみを使用し、メインSoC出力を生成する。このメインSoC出力には、上側の入力映像信号と上側のホームメニューおよび下側用のホームメニューが含まれている。次に、出力用映像信号生成部122では、メインSoC出力に含まれる上側の入力映像信号と上側のホームメニューとを3D二度出し処理し、入力映像信号およびホームメニューを含む出力映像信号を生成する。
詳細には、図25の左端に示されるように、サイドバイサイド方式およびトップアンドボトム方式の入力映像信号で示される映像には、L用映像信号の映像に対応するL用映像領域と、R用映像信号の映像に対応するR用映像領域とがある。そこで、OSD生成部106は、L用映像領域およびR用映像領域の2つの領域の各々について、OSD画像であるメニュー画像を生成する。例えば、図25の中央に示されるように、L用映像領域およびR用映像領域の各々について、背景が黒であるメニュー画像が生成される。
ここで、メニュー画像のサイズは、L用映像領域およびR用映像領域よりも小さいサイズであるとする。
一方、映像処理回路108は、入力映像信号で示される映像の中からL用映像領域に対応する映像を表示対象映像として選択する。そして、映像処理回路108は、L用映像領域の中に、メニュー画像と重なることなく上記表示対象映像が収まるように、当該表示対象映像のサイズおよび位置を調整する(縮小処理を行う)。映像処理回路108は、調整したサイズおよび位置の表示対象映像を示す映像信号を生成し、出力用映像信号生成部122に出力する。ここで、映像処理回路108がL用映像領域に対応する映像のみを表示対象映像として選択するのは、L用映像領域およびR用映像領域の各々に対応する2つの映像について、サイズおよび位置を調整する処理の負荷が大きいためである。
図25の中央では、映像処理回路108から出力された映像信号の映像(表示対象映像)と、OSD生成部106から生成されたメニュー画像とを合成した映像が示されている。
その後、3D処理部133は、2D表示させるために、L用映像領域の信号からL用映像信号のみを生成する。これにより、図25の右端のような2D映像が表示されることとなる。
次に、3DTV1における2画面表示(PinP)、静止画表示および番組表表示に関する制約事項について説明する。
2画面表示については、3D表示中における2画面表示への切り替えは禁止されている。同様に、2画面表示中における3D表示への切り替えは禁止されている。これら切り替えを行う場合には、2画面表示または3D表示を一旦解除して行う必要がある。
静止画表示に関し、3D表示中において表示している3D映像を静止画とする切り替えは禁止されている。なお、3D表示中に静止ボタンが操作された場合に、2Dモードのサイドバイサイド方式とトップアンドボトム方式の場合は、3D→2D変換のためのスケーリングを一時的に解除し、左右もしくは上下の2画面の静止画を表示する。また、3Dモードの場合には、3D二度出し方式による静止画を表示する(サイドバイサイド方式とトップアンドボトム方式の場合)。また、フレームパッキング方式の場合は、L用またはR用の映像を静止画として表示する。
番組表表示については、3D表示中における番組表表示は可能となっている。番組表はOSDフル解像度で表示される。具体的には、3D表示中に番組表ボタンが操作されると、パネル駆動4倍速(3D用メガネ3駆動あり)を保持したまま、OSDをフル解像度に切り替え、その後段のFRC(NXP)も全画面に切り替えてから番組表を表示する。なお、切り替え時には、画面をミュート状態(黒表示状態)にする。
一方、番組表の表示が解除された場合において、選局されずに番組表の表示が解除された場合には、元の3D表示状態に戻す。また、選局されて番組表の表示が解除された場合には、3D表示を解除し、オリジナル映像による2D表示に切り替える。この場合には、3D表示から2D表示に切り替えたこと、3D用メガネ3を外すことをユーザに知らせるコーション表示を行う。
なお、以上の実施の形態においては、3DTV1は、点灯動作により3D用メガネ3を使用すべき状態であることを示す3D視聴状態表示部151のみを備えた構成としてるが、これに加えて、図4に示すように、点灯動作により3Dメガネ3を使用すべき状態でないこと、すなわち2D表示中であることを示す2D視聴状態表示部152を備えていてもよい。
また、3DTV1は、周囲の照度を感知する照度センサ153(図5参照)を備えていてもよい。照度センサ153の配置位置は、3DTV1のキャビネット、あるいは画面周りのフレーム部分の適当な位置とすることができる。照度センサ153を備えた場合、照度センサ153が感知した周囲の照度に応じて、3D視聴状態表示部151と2D視聴状態表示部152との少なくとも一方の点灯時の明るさを、CPU118が制御するようにしてもよい。すなわち、3D視聴状態表示部151と2D視聴状態表示部152との少なくとも一方の点灯時の明るさを、周囲の照度が低い場合には暗く、周囲の照度が高い場合には明るくなるように制御してもよい。
さらに、3DTV1が通常モードよりも消費電力の小さい省エネモードで動作可能に構成されている場合、CPU118は、3D視聴状態表示部151と2D視聴状態表示部152との少なくとも一方の点灯時の明るさを、3DTV1が通常モードで動作しているか、省エネモードで動作しているかに応じて切り替えてもよい。これにより、3DTV1が通常モードで動作しているのか、省エネモードで動作しているのかを、3D視聴状態表示部151と2D視聴状態表示部152との少なくとも一方の明るさによって、ユーザに知らせることができる。
最後に、3DTV1の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、3DTV1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである3DTV1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記3DTV1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、3DTV1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 3DTV(立体映像表示装置)
2 リモートコントローラ
3 3D用メガネ(立体映像用メガネ)
106 OSD生成部(メニュー画像合成部)
110 LCD
118 CPU
116 ROM
117 RAM
122 出力用映像信号生成部
123 メガネ制御部
124 赤外線発光部
125 加算器(メニュー画像合成部)
131 処理判別部
132 2D→3D変換部
133 3D処理部
141 3D表示設定ボタン
142 ホーム選択ボタン
143 終了ボタン
151 3D視聴状態表示部(立体映像視聴状態表示手段)

Claims (5)

  1. 立体映像用メガネを使用して鑑賞される立体映像を表示する立体映像表示装置において、
    点灯動作および消灯動作を行い、点灯動作により前記立体映像用メガネを使用すべき状態であることを示す立体映像視聴状態表示手段と、
    映像信号を入力し、立体の出力映像信号もしくは平面の出力映像信号を出力する出力用映像信号生成部と、
    立体映像視聴状態表示手段の点灯動作および消灯動作を制御し、少なくとも、前記出力用映像信号生成部からの出力映像信号が立体の出力映像信号である場合に、前記立体映像視聴状態表示手段を点灯動作させる制御部とを備えていることを特徴とする立体映像表示装置。
  2. 視聴者により選択される処理のメニューを含むメニュー画像を生成するメニュー画像を生成し、このメニュー画像を入力映像信号と合成して前記出力用映像信号生成部に供給するメニュー画像合成部を備え、
    前記出力用映像信号生成部は、前記メニュー画像が合成された映像信号については平面の出力映像信号として出力し、
    前記制御部は、前記出力用映像信号生成部から前記メニュー画像が合成された映像信号についての平面の出力映像信号が出力された場合に、前記立体映像視聴状態表示手段を点灯動作させることを特徴とする立体映像表示装置。
  3. 前記立体映像視聴状態表示手段は、画面周りのフレーム部分に設けられ、立体映像を示すアイコンまたは文字を表示するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
  4. 請求項1または2に記載の立体映像表示装置の前記の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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