JP2011250031A - アンテナ装置およびアンテナ作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】近距離無線通信または移動体通信に利用可能な小型のアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置の筐体である金属ボックス15の上下に、送信用のスパイラルアンテナである下部アンテナ12と、受信用のスパイラルアンテナである上部アンテナ11とを、各スパイラルアンテナから放射され筐体の上下面から反射される電波によって各スパイラルアンテナのアンテナ特性が干渉されない程度の所定長離して配置し、各スパイラルアンテナの端部には電波吸収体13,14を設置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、近距離無線通信や移動体通信等に用いられるアンテナ装置およびアンテナ作製方法に関する。
近年、フェムトセルを利用した通信のように近距離無線通信が普及する傾向にある。図4は、フェムトセルを利用した通信方式を模式的に示す説明図である。フェムトセルを利用した通信では、セル内部に超小型のナノ基地局が配置される。小型基地局やナノ基地局にはリピータアンテナが設置される。小型基地局やナノ基地局が室内や移動体通信を行う移動体(例えば、自動車)に搭載される場合には、小型基地局やナノ基地局に設置されるリピータアンテナは、できるだけ小型であるほうがよい。
リピータアンテナとして、アンテナ素子が直線偏波放射特性を持つダイポールアンテナ等が用いられる場合には、放射帯域が狭く、さらに使用可能な周波数帯域も限定される。したがって、リピータアンテナが移動体に搭載される小型基地局に設置される場合には、リピータアンテナのアンテナ素子は円偏波放射特性を有することが望まれる。
一般に、アンテナ素子が広帯域に円偏波放射特性を持つアンテナとして、スパイラルアンテナが知られている。スパイラルアンテナでは、アンテナ素子とグラウンド(地板)との距離(地板間距離)によっては、地板から反射される電波の影響を受けてスパイラルアンテナのアンテナ特性が干渉されてしまうことが知られている。スパイラルアンテナでは、送受信する電波の波長をλとした場合に、(1/4)λ以上の地板間距離を保つことが必要とされる。
特許文献1には、最大外形寸法を小さくするスパイラルアンテナが記載されている。特許文献1に記載されたスパイラルアンテナでは、スパイラルアンテナの2本の渦巻き導体の終端に延長線路を接続し、ケース内の電波吸収体に差し込むことによって、スパイラルアンテナのアンテナ特性を損なわずに最大外形寸法を抑えることができる。
また、特許文献2には、高さを抑えた車載アンテナが記載されている。特許文献2に記載された車載アンテナでは、スパイラルアンテナのアームの直下にスリットを形成することによって、スパイラルアンテナに流れる進行波に対して発生する地板電流が抑制されるので、スパイラルアンテナと地板との距離を小さくすることができ、車載アンテナの高さを抑えることができる。
特開平11−163622号公報(段落0007−0008) 特開2006−13878号公報(段落0011−0015)
しかし、特許文献1に記載されたスパイラルアンテナは、スパイラルアンテナの最大外形寸法を抑えることによって、スパイラルアンテナを含むアンテナ装置における水平方向の大きさを抑えることはできるが、垂直方向の高さを抑えることはできない。
また、特許文献2に記載された車載アンテナは、垂直方向の高さを抑えることができるが、1本のアンテナしか搭載していないために、送信または受信のどちらかしか行うことができない。近距離無線通信や移動体通信で用いられるアンテナ装置は、送受信を行える必要があるが、送信用と受信用とで別々のアンテナ装置を設けると、全体のサイズが大きくなってしまう。
そこで、本発明は、近距離無線通信または移動体通信に利用可能な小型のアンテナ装置およびアンテナ作製方法を提供することを目的とする。
本発明によるアンテナ装置は、筐体の上下に送信用のスパイラルアンテナと受信用のスパイラルアンテナとが所定長離れて配置され、各スパイラルアンテナの端部に電波吸収体が設置されていることを特徴とする。
本発明によるアンテナ作製方法は、筐体の上下に送信用のスパイラルアンテナと受信用のスパイラルアンテナとを所定長離して配置し、各スパイラルアンテナの端部に電波吸収体を設けることを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ装置の高さを抑えて小型化を図りつつ、円偏波放射特性を持つスパイラルアンテナを用いることによって近距離無線通信または移動体通信に利用することができる。
本発明によるアンテナ装置の一実施形態を示す断面図である。 図1に示すアンテナ装置を上方から見た状態を示す平面図である。 電波吸収体が設けられていないアンテナ装置を示す断面図である。 フェムトセルを利用した通信方式を模式的に示す説明図である。
図1は、本発明によるアンテナ装置の一実施形態を示す断面図である。図2は、図1に示すアンテナ装置を上方から見た状態を示す平面図である。図1および図2を参照して、本発明によるアンテナ装置の一実施形態の構成を説明する。
図1に示すアンテナ装置は、上部アンテナ11、下部アンテナ12、電波吸収体13,14、および金属ボックス15を備える。
上部アンテナ11は、受信用のスパイラルアンテナである。上部アンテナ11のアーム部分は、アンテナ素子として機能するように、例えば銅線によって、スパイラル形状に形成されている。上部アンテナ11の中心部は、電力を供給する給電部Pとなっている。上部アンテナ11のアームの直径はDで示されている。上部アンテナ11は、金属ボックス15の上方に、所定の距離Hだけ離れて設置される。所定の距離Hは、すなわち、地板間距離Hである。
下部アンテナ12は、送信用のスパイラルアンテナである。下部アンテナ12のアーム部分は、アンテナ素子として機能するように、例えば銅線によって、スパイラル形状に形成されている。下部アンテナ12の中心部には、例えば、50Ωのインピーダンスに調整される整合回路Rが繋がれている。下部アンテナ12のアームの直径もDである。下部アンテナ12は、金属ボックス15の下方に、所定の距離Hだけ離れて設置される。所定の距離Hは、すなわち、地板間距離Hである。
電波吸収体13は、地板(図1に示す金属ボックス15の上面に相当)に向かって放射される電波を吸収し、上部アンテナ11のアンテナ特性を向上させる。電波吸収体13は、上部アンテナ11のアームのスパイラル形状の最外周部分であるアームの終端部分と、金属ボックス15との間に配置される。電波吸収体13は、上部アンテナ11のアームの終端部分に接触するか、上部アンテナ11のアームの終端部分を覆う状態で配置される。以下、簡略のために、電波吸収体13は上部アンテナ11に装着されると記述する。
電波吸収体14は、地板(図1に示す金属ボックス15の下面に相当)に向かって放射される電波を吸収し、下部アンテナ12のアンテナ特性を向上させる。電波吸収体14は、下部アンテナ12のアームのスパイラル形状の最外周部分であるアームの終端部分と、金属ボックス15との間に配置される。電波吸収体14は、下部アンテナ12のアームの終端部分に接触するか、下部アンテナ12のアームの終端部分を覆う状態で配置される。以下、簡略のために、電波吸収体14は下部アンテナ12に装着されると記述する。
金属ボックス15は、外周を金属で覆われた箱であって、内側に内部回路16を含む。内部回路16は、上部アンテナ11および下部アンテナ12で送受信される電波を増幅する高周波回路である。金属ボックス15において、上部アンテナ11と平行関係を示す上面および下部アンテナ12と平行関係を示す下面が、それぞれ地板に相当する。金属ボックス15の大きさは、(縦,横,高さ)=(Lx,Ly,Lz)で示される。
図1に示すアンテナ装置では、例えば、周波数3GHzの電波を取り扱う。周波数3GHzの電波の波長λは10mmとなる。
このとき、上部アンテナ11および下部アンテナ12のそれぞれに装着された電波吸収体13,14の効果によって、アンテナ性能が向上した結果、図1に示すアンテナ装置において、地板間距離Hを0.07λ、すなわち、7mmとすることができた。
また、金属ボックス15の大きさは、具体的には、(Lx,Ly,Lz)=(150mm,150mm,50mm)とする。その結果、(2H+Lz)で示される図1に示すアンテナ装置の高さは、64mmとなる。
ここで、電波吸収体が設けられていないアンテナ装置の一例を挙げて比較する。図3は、電波吸収体が設けられていないアンテナ装置を示す断面図である。図3に示すアンテナ装置は、上部アンテナ21、下部アンテナ22、および金属ボックス25を備え、それぞれの機能および大きさは、上部アンテナ11、下部アンテナ12、および金属ボックス15のそれぞれと同じである。
このとき、図3に示すアンテナ装置では、電波吸収体が設けられていないので、スパイラルアンテナ(上部アンテナ21または下部アンテナ22)から放射され地板(金属ボックス25の上面または下面)から反射される電波によって上部アンテナ21および下部アンテナ22のアンテナ特性が干渉されないように、地板間距離H’を少なくとも(1/4)λ、すなわち、25mmとする必要がある。その結果、(2H’+Lz)で示される図3に示すアンテナ装置の高さは、100mmとなる。
したがって、図1に示すアンテナ装置は、各アンテナに電波吸収体13,14が装着されることによって、図3に示すアンテナ装置よりも、アンテナ装置の高さを36mm(100mm−64mm)抑えることができ、アンテナ装置全体の小型化を実現することができる。
また、図1に示すアンテナ装置は、受信用のスパイラルアンテナである上部アンテナ11と、送信用のスパイラルアンテナである下部アンテナ12とを備えているので、1台のアンテナ装置で電波を送受信することができる。
さらに、図1に示すアンテナ装置では、上部アンテナ11および下部アンテナ12は、スパイラルアンテナによる円偏波放射特性を有するので、移動体通信における移動体に搭載される小型基地局やナノ基地局に設置するアンテナ装置としての適性を有する。
なお、図1に示すアンテナ装置が取り扱う電波の周波数は、3GHzに限定されるものではなく、例えば、携帯電話機による移動体通信で用いられる1.5GHz帯の電波にも適用可能であり、広い放射帯域を有するアンテナ装置を実現することができる。
また、上部アンテナ11が金属ボックス15の下方に設置され、下部アンテナ12が金属ボックス15の上方に設置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、以下の(1)〜(3)に示すようなアンテナ装置も開示されている。
(1)筐体(例えば、図1に示す金属ボックス15に相当)の上下に送信用のスパイラルアンテナ(例えば、図1に示す下部アンテナ12に相当)と受信用のスパイラルアンテナ(例えば、図1に示す上部アンテナ11に相当)とが所定長(例えば、地板間距離H)離れて配置され、各スパイラルアンテナの端部に電波吸収体(例えば、図1に示す電波吸収体13,14に相当)が設置されていることを特徴とするアンテナ装置。
(2)筐体は、受信用のスパイラルアンテナで受信された電波にもとづく信号を増幅する回路部分(例えば、図1に示す内部回路16に相当)を含むアンテナ装置。
(3)電波吸収体が各スパイラルアンテナのアームの最外周に装着されているアンテナ装置。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)筐体の上下に送信用のスパイラルアンテナと受信用のスパイラルアンテナとが所定長離れて配置され、前記各スパイラルアンテナの端部に電波吸収体が設置されていることを特徴とするアンテナ装置。
(付記2)筐体は、受信用のスパイラルアンテナで受信された電波にもとづく信号を増幅する回路部分を含む付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)電波吸収体が各スパイラルアンテナのアームの最外周に装着されている付記1または付記2記載のアンテナ装置。
(付記4)請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のアンテナ装置が用いられたリピータアンテナ。
(付記5)筐体の上下に送信用のスパイラルアンテナと受信用のスパイラルアンテナとを所定長離して配置し、前記各スパイラルアンテナの端部に電波吸収体を設けることを特徴とするアンテナ作製方法。
(付記6)各スパイラルアンテナのアームの最外周に電波吸収体を装着する付記5記載のアンテナ作製方法。
本発明を、フェムトセルを利用した通信で用いられるリピータアンテナ等に適用可能である。
11,21 上部アンテナ
12,22 下部アンテナ
13,14 電波吸収体
15,25 金属ボックス
16 内部回路

Claims (6)

  1. 筐体の上下に送信用のスパイラルアンテナと受信用のスパイラルアンテナとが所定長離れて配置され、
    前記各スパイラルアンテナの端部に電波吸収体が設置されている
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 筐体は、受信用のスパイラルアンテナで受信された電波にもとづく信号を増幅する回路部分を含む
    請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 電波吸収体が各スパイラルアンテナのアームの最外周に装着されている
    請求項1または請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のアンテナ装置が用いられたリピータアンテナ。
  5. 筐体の上下に送信用のスパイラルアンテナと受信用のスパイラルアンテナとを所定長離して配置し、
    前記各スパイラルアンテナの端部に電波吸収体を設ける
    ことを特徴とするアンテナ作製方法。
  6. 各スパイラルアンテナのアームの最外周に電波吸収体を装着する
    請求項5記載のアンテナ作製方法。
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