JP2011248263A - 接地用金具、およびこれを用いた画像表示装置とその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の部品に雌ねじを設けておいたり、ナットを用いたりすることなく、雄ねじを使って、回路基板に接した状態で他の部品に固定させることが可能な接地用金具を提供する。
【解決手段】電気回路が形成された回路基板と導体部材とを接続することにより、該導体部材を前記電気回路の接地点として機能させるものであって、台部と、該台部から突出するように形成された突出部と、を有し、前記台部が前記回路基板に接するように、かつ、前記突出部が前記導体部材に接するように配置されることで、該回路基板と該導体部材とを接続する接地用金具であって、前記台部には、前記回路基板を貫通させた雄ねじが捻じ込まれる、雌ねじが備えられている接地用金具とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気回路の接地に用いられる接地用金具、およびこれを用いて組み立てられる画像表示装置とその組立方法に関する。
画像表示装置などの電気機器の部品として、必要な電気回路が形成された回路基板(例えば、PWB[Printed Wiring Board])が広く利用されている。一般的に回路基板は、電気機器におけるキャビネット(筐体)の内部に設置され、衝撃などから守られるように配慮されている。
このような回路基板を用いて電気機器が組立てられる際、その電気回路の接地点(グランド)をどのように確保するかが重要な問題となる。なお特許文献1に開示されている画像表示装置は、EMC[Electro-Magnetic Compatibility]の性能を考慮して、液晶表示パネルの背面に設けられた金属板が、接地点として利用されている。
また当該画像表示装置においては、回路基板と金属板とを接続するための部品として、接地用金具(接地金具)が利用されている。接地用金具は、他の部品に設けられた雌ねじを有するボスに、ビス(雄ねじ)が捻じ込まれることによって、回路基板に接した状態で、当該他の部品に固定されるようになっている。
特開2009−9032号公報 特開2008−42134号公報 特開2000−58151号公報 特開平8−293337号公報
上述した画像表示装置のように、接地用金具を用いれば、互いに離れている回路基板と金属板を電気的に接続し、この金属板を接地点として機能させることが可能である。また当該接地用金具は、ビスを使って(つまり螺子止めによって)、回路基板に接した状態で他の部品に固定される。そのため、例えば部品同士の嵌め込みや接着剤を利用した固定に比べ、強固で信頼性の高い固定が可能である。
ところでこのような接地用金具によれば、回路基板に接した状態での他の部品への固定を実現させるべく、ビスを捻じ込むための雌ねじが必要となる。この点、特許文献1に示されているように、接地用金具を取り付ける箇所に対応して、雌ねじを有するボスを、他の部品に配置させておくことが考えられる。
しかしこのようにする場合は、他の部品に当該ボスを配置させておく必要があるため、その分、当該部品の仕様などが制約されることになる。また、当該ボスが設けられていない場合には、接地用金具を固定させることは難しくなり、接地用金具の汎用性の観点からは好ましいとは言えない。
また、当該ボスを設ける代わりに、別部品としてのナット(雌ねじ)を利用することが考えられる。しかしこの場合は、ボスの配置を省略することは可能となるが、ナットを使う分だけ部品点数が増加し、またナットについても、ビスが通るようにするための位置合わせ等が必要となる。その結果、電気機器の組立工数の増大や複雑化などが問題となる。
本発明は上述した問題に鑑み、他の部品に雌ねじを設けておいたり、ナットを用いたりすることなく、雄ねじを使って、回路基板に接した状態で他の部品に固定させることが可能な接地用金具の提供を目的とする。また当該接地用金具を用いて組み立てられる画像表示装置、およびその組立方法の提供を他の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る接地用金具は、電気回路が形成された回路基板と導体部材とを接続することにより、該導体部材を前記電気回路の接地点として機能させるものであって、台部と、該台部から突出するように形成された突出部と、を有し、前記台部が前記回路基板に接するように、かつ、前記突出部が前記導体部材に接するように配置されることで、該回路基板と該導体部材とを接続する接地用金具であって、前記台部には、前記回路基板を貫通させた雄ねじが捻じ込まれる、雌ねじが備えられている構成とする。
本構成によれば、他の部品に雌ねじを設けておいたり、ナットを用いたりすることなく、雄ねじを使って、回路基板に接した状態で他の部品に固定させることが可能となる。
また、備えられたパネルに画像を表示する、画像表示装置の組立てに用いられる上記構成の接地用金具において、前記パネルは、前記画像の表示面の裏側に、金属部材が露出するように形成されており、前記電気回路は、前記画像の表示に必要な動作を行うものであり、前記導体部材は、前記金属部材であってもよい。
また本発明に係る組立方法は、上記構成の接地用金具と、前記雌ねじに螺合する雄ねじと、前記パネルが取り付けられたフロントキャビネットと、前記雄ねじを貫通させる貫通穴が設けられた前記回路基板と、前記雄ねじが挿入される挿入穴が設けられたバックキャビネットと、を用い、前記フロントキャビネットと前記バックキャビネットが合わさって形成される筐体の内部に、前記回路基板および前記接地用金具が収まるように、前記画像表示装置を組立てる組立方法であって、前記雌ねじと前記貫通穴の中心軸が一致するように、前記回路基板と前記接地用金具との位置合わせを行う第1工程、前記フロントキャビネット、前記位置合わせがなされた状態の回路基板、および前記バックキャビネットを、前記挿入穴と前記貫通穴の中心軸を一致させて、順に層状にセットする第2工程、および、前記挿入穴および前記貫通穴を順に貫通するように前記雄ねじを挿入し、該雄ねじを前記雌ねじに捻じ込むとともに、前記バックキャビネットを前記フロントキャビネットに固定させる第3工程、の各工程を含んだ方法とする。
本方法によれば、上記構成の接地用金具を有効に活用しつつ、画像表示装置を組立てることが可能となる。
また上記方法としてより具体的には、前記接地用金具および前記回路基板のうち、一方には窪みが設けられ、他方には、該窪みに対応した突起が設けられており、前記第1工程における位置合わせは、前記窪みに前記突起を嵌めることによって達成される方法としてもよい。本方法によれば、当該位置合わせを容易に行うことが可能となる。
また上記方法としてより具体的には、前記バックキャビネットを前記フロントキャビネットに固定させる工程は、該フロントキャビネットに設けられている雌ねじに、該バックキャビネットを貫通させた雄ねじを捻じ込む工程である方法としてもよい。
本方法によれば、バックキャビネットをフロントキャビネットに固定させる工程を、回路基板や接地用金具をバックキャビネットに固定させる工程に準じたものとし、工程の簡略化を図ることが容易となる。
また本発明に係る画像表示装置は、上記の組立方法によって組み立てられたものであるため、上記構成の接地用金具による利点を享受することが可能である。
上述した通り、本発明に係る接地用金具によれば、他の部品に雌ねじを設けておいたり、ナットを用いたりすることなく、雄ねじを使って、回路基板に接した状態で他の部品に固定させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像表示装置の構成図(部品ごとに分離させた状態のものを表す)である。 当該画像表示装置のより模式的な構成図(部品ごとに分離させた状態のものを表す)である。 当該画像表示装置のより模式的な構成図である。 当該画像表示装置に用いられる回路基板の構成図である。 当該画像表示装置に用いられる接地用金具の構成図である。 当該画像表示装置の組立方法についてのフローチャートである。 当該画像表示装置の組立方法に関する説明図である。 当該画像表示装置の組立方法に関する説明図である。 当該画像表示装置の組立方法に関する説明図である。 当該画像表示装置の組立方法に関する説明図である。
本発明の実施形態について、電気機器の一形態である画像表示装置を例に挙げて、以下に説明する。
[画像表示装置の構成等について]
図1に本実施形態に係る画像表示装置の構成図を、図2および図3に当該画像表示装置のより模式的な構成図を、それぞれ示す。但し図1および図2は、当該画像表示装置の部品構成を理解容易とするため、部品ごとに分離させた状態のものを表している。なお図2および図3において、左側へ向かう向きが前方(観察者の居る側)であり、右側へ向かう向きが後方であるとする。
これらの図に示すように、当該画像表示装置1は、フロントキャビネット11、バックキャビネット12、パネル13、回路基板14、接地用金具15、およびビス16などから形成されている。
フロントキャビネット11およびバックキャビネット12は、例えばプラスチック材料によって形成されている。これらは互いに合わさって、パネル13や回路基板14などが収められる筐体を形成する。なおフロントキャビネット11は、各図に示されているように、パネル13を取り付けることが可能となっている。
更にフロントキャビネット11は、全体的に枠状となっており、パネル13が取り付けられたときに、その表示面13aを外部に露出させるようになっている。なお、パネル13をフロントキャビネット11に取付ける手法としては、嵌め込みによる固定やねじ止めの他、種々の手法が採用され得る。
またフロントキャビネット11には、ビス16と螺合する雌ねじ11aが設けられており、バックキャビネット12には、雌ねじ11aに対応する位置に、ビス16が挿入される挿入穴12aが設けられている。フロントキャビネット11とバックキャビネット12は、挿入穴12aを貫通したビス16が雌ねじ11aに捻じ込まれることによって、互いに固定されている。なおバックキャビネット12には、回路基板14や接地用金具15を固定するためのビス16が挿入される、挿入穴12bも設けられている。
パネル13は、例えばプラズマディスプレイパネル或いは液晶パネルといった、画像表示用のパネルである。なお、パネルの前側には画像の表示面13aが、パネルの後側には金属で形成された金属板13b(金属部材)が、それぞれ露出している。つまりパネル13は、画像の表示面13aの裏側に、金属板13bが露出するように形成されている。またパネル13には、画像信号に基づいて当該パネルを駆動させるドライバ13cも設けられている。
回路基板14は、電気回路(以下、単に「回路」と称することがある)が形成された基板(例えば、PWB)である。また回路基板14に形成された回路は、パネル13に画像を表示させるために必要な動作を行うものであり、各種の回路部品や、回路基板14に形成された配線パターンおよびグランドパターン等によって具現化されている。当該回路が行う動作には、アンテナ(不図示)によって受信されたテレビ放送の信号に所定の処理を施し、画像信号を生成する動作が含まれる。
また回路基板14に形成された回路は、不図示の信号線を介して、パネル13が有するドライバ13cに接続されている。当該回路によって生成された画像信号は、この信号線を用いてドライバ13cに送出され、パネル13における画像表示に用いられる。
また回路基板14には、図4(回路基板の実装面に向かって見た図であり、回路部品などの表示は省略している)に示すように、貫通穴14aおよび窪み14bが設けられている。貫通穴14aは、バックキャビネット12における挿入穴12bに対応する位置に設けられており、ビス16を貫通させることが可能な大きさに形成されている。また窪み14bは、回路基板14と接地用金具15との位置合わせに利用されるものであり、どのように利用されるかは、後述の説明で明らかとなる。
接地用金具15は、金属によって一体的に形成されており、回路基板14と金属板13bとを電気的に接続することにより、金属板13bを回路の接地点として機能させるものである。
図5は、接地用金具15の構成を示したものである。なお図5では、断面図を中央に示すとともに、左側から見た図を左側に、右側から見た図を右側に、それぞれ示している。本図に示すように、接地用金具15は、全体的に見て、台部15aと突出部15bからなっている。
台部15aは、回路基板14(特にグランドパターンの部分)に接するよう配置される部分であり、雌ねじ15cおよび突起15dが設けられている。雌ねじ15cは、ビス16と螺合するように、かつ、中心軸が台部15aの底面(回路基板14に接する面)15eに対して垂直となるように形成されている。
突起15dは、回路基板14に設けられた窪み14bに対応して設けられており、回路基板14との位置合わせに用いられる。より具体的には、突起15dが窪み14bに嵌め込まれると、貫通穴14aと雌ねじ15cの中心軸が一致するように、回路基板14と接地用金具15との位置合わせが達成される。なお当該位置合わせのなされた状態では、台部15aが、回路基板14に形成されたグランドパターンに接するようになっている。
また突起15dの寸法や形状は、突起15dが窪み14bに嵌め込まれることによって、接地用金具15が回路基板14に軽く固定される程度に設定されている。これにより、位置合わせのなされた状態を保ったまま、接地用金具15を回路基板14に仮止めすることが可能となっている。
突出部15bは、台部15aから、底面15eに対して垂直方向に突出するように設けられている。また突出部15bは、弾性的に変形するバネ(バネ板)となるよう形成されているとともに、突出方向が変わるように(例えば約30度の角度がつくように)屈曲させた屈曲部15fが、途中に設けられている。
そして底面15eから突出部15bの先端までの長さLは、金属板13bと回路基板14とのギャップ(間隔)よりも、やや長くなるように設定されている。これにより接地用金具15は、このギャップに合わせて弾性的に変形し、突出部15bの先端を金属板13bへ付勢させた状態となる。
このようにして突出部15bが金属板13bに接触することにより、回路基板14に形成された回路のグランドパターンが、接地用金具15を介して金属板13bに接続される。その結果、金属板13bを、当該回路の接地点として機能させることが可能となっている。
またビス16は、例えば金属によって形成された、一般的な雄ねじである。なおビス16のうち、フロントキャビネット11に設けられた雌ねじ11aに螺合するものと、接地用金具15に設けられた雌ねじ15cに螺合するものとは、同じ仕様となっていても良く、異なる仕様となっていても良い。
[画像表示装置の組立方法について]
次に、各部品を用いて画像表示装置1を組立てる方法(組立方法)について、図6に示すフローチャート参照しながら、工程ごとに説明する。
先ず図7に示すように、回路基板14に、接地用金具15を仮止めする(ステップS1)。この仮止めは、手作業あるいは機械を用いて、回路基板14の窪み14bに、接地用金具15の突起15dを嵌めることによって実現される。また先述したように、この仮止めがなされた状態では、貫通穴14aと雌ねじ15cの中心軸が一致するように、位置合わせも達成されている。
なお、回路基板14に接地用金具15を仮止めする手法としては、上述したように突起と窪みを利用する手法の他、種々の手法が採用され得る。また後述するように、回路基板14と接地用金具15は、最終的にはビス16を用いたビス止めによって、接続固定されることになる(ステップS3を参照)。
次に、図8に示すように、パネル13が取付けられたフロントキャビネット11、接地用金具15が仮止めされた回路基板14、およびバックキャビネット12を、この順に層状にセットする(ステップS2)。この工程は、手作業あるいは機械を用いることにより実現される。
より具体的には、パネル13の表示面13aが下を向くようにして(換言すれば、金属板13bが上を向くようにして)、フロントキャビネット11が、作業台などの上に置かれる。このとき、雌ねじ11aの挿入口は上を向いている。
そして次に、回路基板14を挟むように、バックキャビネット12がフロントキャビネット11の上に乗せられる。このとき回路基板14は、接地用金具15が仮止めされている実装面が、下を向くように(金属板13bと向い合うように)される。また更にこのとき、雌ねじ11aと挿入穴12aの中心軸が一致するように、かつ、貫通穴14aと挿入穴12bの中心軸が一致するように、各部品同士の水平方向の位置合わせもなされる。なお図9に示すように、バックキャビネット12に、位置合わせのための誘い込みリブ12cを設けておくことも考えられる。このようにしておけば、回路基板14を誘い込みリブ12c同士の間に誘い込むようにし、バックキャビネット12と回路基板14との位置合わせを、より容易に実現させることが可能となる。
次に、バックキャビネット12の上方から、各挿入穴(12a、12b)にビス16を挿入し、各々のビス16を雌ねじ(11a、15c)に捻じ込む(ステップS3)。これにより、図10に示すように、各部品はビス16を用いたビス止めによって接続固定される。なおこのビス止めによって、接地用金具15は回路基板14に、強固に接続固定されることとなる。ステップS3の工程が完了することにより、画像表示装置1を組立てる工程が完了する。
ここで上述したステップS3の工程に着目すると、挿入穴12bおよび貫通穴14aを貫通したビス16は、接地用金具15に設けられた雌ねじ15cに捻じ込まれることにより、各部品同士(バックキャビネット12、回路基板14、接地用金具15)を固定させることが可能となっている。つまり、ビス16を用いたこれらの部品同士の固定は、雌ねじ15cを使うことによって可能となっている。
そのため当該工程では、このような固定を実現するにあたって、雌ねじを設けたボスを他の部品(例えばパネル13)に設けておくことや、別部品としてのナットを用いることは不要となっている。また雌ねじ15cにビス16を捻じ込む工程が、接地用金具15にビス16を通す工程をも兼ねているため、これらの工程が別々に行われる場合に比べて、工数が低減させることも可能となっている。
[その他]
以上に説明した通り、接地用金具15は、回路が形成された回路基板14と金属板13b(導体部材)とを接続することにより、金属板13bを当該回路の接地点として機能させるものである。また接地用金具15は、台部15aと、台部15aから突出するように形成された突出部15bと、を有し、台部15aが回路基板14に接するように、かつ、突出部15bが金属板13bに接するように配置されることで、回路基板14と金属板13bとを接続するようになっている。
そして台部15aには、回路基板14を貫通させたビス16(雄ねじ)が捻じ込まれる、雌ねじ15cが備えられている。そのため接地用金具15によれば、他の部品に雌ねじを設けておいたり、ナットを用いたりすることなく、ビス16を使って、回路基板14に接した状態で他の部品に固定させることが可能となっている。
また画像表示装置1の組立てには、接地用金具15と、雌ねじ15cに螺合するビス16と、パネル13が取付けられたフロントキャビネット11と、ビス16を貫通させる貫通穴14aが設けられた回路基板14と、ビス16が挿入される挿入穴12bが設けられたバックキャビネット12が用いられている。
そして画像表示装置1は、フロントキャビネット11とバックキャビネット12が合わさって形成される筐体の内部に、回路基板14および接地用金具15が収まるように、組立てられている。
なお画像表示装置1の組立方法は、雌ねじ15cと貫通穴14aの中心軸が一致するように、回路基板14と接地用金具15との位置合わせを行う工程(第1工程)、フロントキャビネット11、位置合わせがなされた状態の回路基板14、およびバックキャビネット12を、挿入穴12bと貫通穴14aの中心軸を一致させて、順に層状にセットする工程(第2工程)、および、挿入穴12bおよび貫通穴14aを順に貫通するようにビス16を挿入し、ビス16を雌ねじ15cに捻じ込むとともに、バックキャビネット12をフロントキャビネット11に固定させる工程(第3工程)、の各工程を含んでいる。
また、回路基板14と接地用金具15との位置合わせは、回路基板14の窪み14bに、接地用金具15の突起15dを嵌めることによって、容易に達成される。なお、接地用金具15の方に窪みを設けるとともに、回路基板14の方に突起を設けるようにしても、同様に、当該位置合わせは容易なものとなる。
また、バックキャビネット12をフロントキャビネット11に固定させる工程は、フロントキャビネット11に設けられている雌ねじ11aに、バックキャビネット12を貫通させたビス16を捻じ込む工程となっている。そのため、バックキャビネット12をフロントキャビネット11に固定させる工程は、回路基板14や接地用金具15をバックキャビネット12に固定させる工程に準じたものとなっており、工程の簡略化が容易となっている。
なお接地用金具15は、上述したように、画像表示装置の部品として好適である。ただしこれに限定されるものではなく、接地用金具15は、回路基板と導体部材を有する各種の電気機器の部品として、利用することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明は、電気回路と導体部材を有する各種の電気機器に利用することができる。
1 画像表示装置
11 フロントキャビネット
11a フロントキャビネットに設けられた雌ねじ
12 バックキャビネット
12a 雌ねじ11aに対応した挿入穴
12b 雌ねじ15cに対応した挿入穴
12c 誘い込みリブ
13 パネル
13a 表示面
13b 金属板
13c ドライバ
14 回路基板
14a 貫通穴
14b 窪み
15 接地用金具
15a 台部
15b 突出部
15c 接地用金具に設けられた雌ねじ
15d 突起
15e 台部の底面
15f 屈曲部
16 ビス(雄ねじ)

Claims (6)

  1. 電気回路が形成された回路基板と導体部材とを接続することにより、該導体部材を前記電気回路の接地点として機能させるものであって、
    台部と、該台部から突出するように形成された突出部と、を有し、
    前記台部が前記回路基板に接するように、かつ、前記突出部が前記導体部材に接するように配置されることで、該回路基板と該導体部材とを接続する接地用金具であって、
    前記台部には、
    前記回路基板を貫通させた雄ねじが捻じ込まれる、雌ねじが備えられていることを特徴とする接地用金具。
  2. 備えられたパネルに画像を表示する、画像表示装置の組立てに用いられる請求項1に記載の接地用金具であって、
    前記パネルは、
    前記画像の表示面の裏側に、金属部材が露出するように形成されており、
    前記電気回路は、
    前記画像の表示に必要な動作を行うものであり、
    前記導体部材は、
    前記金属部材であることを特徴とする接地用金具。
  3. 請求項2に記載の接地用金具と、
    前記雌ねじに螺合する雄ねじと、
    前記パネルが取り付けられたフロントキャビネットと、
    前記雄ねじを貫通させる貫通穴が設けられた前記回路基板と、
    前記雄ねじが挿入される挿入穴が設けられたバックキャビネットと、を用い、
    前記フロントキャビネットと前記バックキャビネットが合わさって形成される筐体の内部に、前記回路基板および前記接地用金具が収まるように、前記画像表示装置を組立てる組立方法であって、
    前記雌ねじと前記貫通穴の中心軸が一致するように、前記回路基板と前記接地用金具との位置合わせを行う第1工程、
    前記フロントキャビネット、前記位置合わせがなされた状態の回路基板、および前記バックキャビネットを、前記挿入穴と前記貫通穴の中心軸を一致させて、順に層状にセットする第2工程、および、
    前記挿入穴および前記貫通穴を順に貫通するように前記雄ねじを挿入し、該雄ねじを前記雌ねじに捻じ込むとともに、前記バックキャビネットを前記フロントキャビネットに固定させる第3工程、
    の各工程を含んだことを特徴とする組立方法。
  4. 前記接地用金具および前記回路基板のうち、一方には窪みが設けられ、他方には、該窪みに対応した突起が設けられており、
    前記第1工程における位置合わせは、
    前記窪みに前記突起を嵌めることによって、達成されることを特徴とする請求項3に記載の組立方法。
  5. 前記バックキャビネットを前記フロントキャビネットに固定させる工程は、
    該フロントキャビネットに設けられている雌ねじに、該バックキャビネットを貫通させた雄ねじを捻じ込む工程であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の組立方法。
  6. 請求項3から請求項5の何れかに記載の組立方法によって、組み立てられたことを特徴とする画像表示装置。
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JP2014224866A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 シャープ株式会社 表示装置、及び、テレビジョン受像器
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CN113554944A (zh) * 2021-07-01 2021-10-26 东莞市豪顺精密科技有限公司 一种超薄显示面板组件及其制造方法

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