JP2011247791A - 炉内作業用架台 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料交換などの取替作業を含むオペレーティングフロア上の作業と、炉内作業を並行して実施可能な炉内作業用架台を提供する。
【解決手段】原子炉ウェルの上方においてオペレーティングフロア3から作業用架台本体1が設置され、原子炉圧力容器の上方に作業用架台本体1の開口部が形成されている。作業用架台本体1は、複数の架台ユニット4,5,6,7に分離および組み合せ可能に構成され、複数の架台ユニット4,5,6,7のうち、燃料交換機9の移動経路に配置された架台ユニット7を取外し可能としたものである。
【選択図】図2
【解決手段】原子炉ウェルの上方においてオペレーティングフロア3から作業用架台本体1が設置され、原子炉圧力容器の上方に作業用架台本体1の開口部が形成されている。作業用架台本体1は、複数の架台ユニット4,5,6,7に分離および組み合せ可能に構成され、複数の架台ユニット4,5,6,7のうち、燃料交換機9の移動経路に配置された架台ユニット7を取外し可能としたものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、原子炉ウェルの上方に設置される炉内作業用架台に関する。
昨今の化石燃料価格の高騰により、比較的安価に電力を発電することの可能な原子力発電所に対する発電需要が年々高まっている。その一方で日本国では、13ヶ月の運転期間を経た後は、プラントの運転を停止し、定期検査を行うことが定められている。そのため、海外の原子力発電所のように定期検査期間を短くすることで、発電所の稼働率を向上させることが至上命題となっている。
国内の原子力発電所における沸騰水型原子炉では、定期検査毎に原子炉を開放し、燃料の交換およびシャフリング(燃料配置替え)を行う必要がある。また、原子炉内構造物の健全性を確認するため、水中カメラなどを用いて定期的な周期で目視検査を実施する必要がある。
そこで、例えば特許文献1に記載された技術では、炉内作業と、オペレーティングフロア上の他の作業を並行して実施することにより、定期検査期間を大幅に短縮することが可能であるため、プラント稼働率の向上に貢献することができる。
具体的には、特許文献1に記載された技術は、原子炉ウェルに水張りした状態で、原子炉ウェル上方に円形の作業架台を設置し、燃料交換機がその作業架台を跨いで走行することにより、炉内作業などのルーチン外作業と、燃料交換機による燃料移動などのルーチン作業を並行して実施することが可能となる。
ところで、上述した背景技術では、以下のような課題がある。
すなわち、第1の課題としては、炉内作業などのルーチン外作業を実施する際、通常は原子炉ウェルの上方に作業台車を移動し、水中カメラ、作業ポールなどを用いて炉内点検や炉内作業を実施することとなる。
しかしながら、作業台車と燃料交換機は、同じ走行レールを使用するため、移動経路上で互いに干渉することとなり、燃料貯蔵プール内に設置された燃料ラックへの燃料の出し入れなどの作業を、炉内作業と並行して実施することが困難となる。その結果、それぞれの作業を別の日程で実施する必要があり、定期検査期間の短縮化への妨げとなる。
第2の課題としては、炉内構造物であるジェットポンプなどの目視点検作業において、作業台車を用いた点検方法では、作業台車上における作業スペースが限られており、また対象とする点検箇所の上方に作業台車を停止させるため、その他の点検箇所に対しては真上から点検箇所を捉えることができない。水中カメラなどを用いる現状の点検方法では、点検箇所まで水中カメラを誘導することができないため、複数の点検箇所を同時に作業することは困難である。これにより、点検作業を順次完了させる必要があるため、作業時間を長くさせる要因となる。
第3の課題としては、定期検査におけるルーチン作業である燃料交換中に、炉内作業などのルーチン外作業を並行して実施することができれば、定期検査期間の短縮化に大きく貢献することができる。
しかしながら、燃料交換中のオペレーティングフロア上の作業では、燃料交換機のマストが原子炉ウェル上に設置された作業台車に干渉することとなり、炉内作業との並行作業は困難となる。そのため、炉心上から燃料貯蔵プールカナルを通過し、燃料貯蔵プールまで燃料が移動する経路を確保する必要があり、作業架台自体に燃料交換機のマストが通過するスリットが必要となる。
第4の課題としては、定期検査におけるルーチン作業である局部出力領域モニタ(以下、LPRMという)、起動領域中性子モニタ(以下、SRNMという)および制御棒(以下、CRという)の取替作業を、並行して実施することで定期検査期間の短縮に貢献することができるが、上述した第3の課題と同様に、LPRM、SRNMおよびCR自体が作業架台と干渉し、炉内作業との並行作業は困難となる。そのため、炉心上から機器貯蔵プールまでの移動経路を確保する必要があり、作業架台自体にLPRM、SRNMおよびCRを通過させるスリットが必要となる。
一方、特許文献1に記載された作業架台は、架台の高さをオペレーティングフロアに立設された手摺より低く設計しているため、オペレーティングフロア上を走行する燃料交換機が作業架台を跨いで走行することが可能であり、燃料貯蔵プールにおける燃料移動作業と炉内作業を並行して実施することができる架台である。また、炉心円周の上方に作業スペースを確保することができるため、ジェットポンプなどの点検作業においては、複数個所の同時作業が可能となり、工程短縮に貢献することができる。
しかしながら、特許文献1に記載された作業架台は、第3の課題および第4の課題で説明したように燃料交換中、LPRM、SRNMおよびCR取替作業中の炉内作業においては、燃料交換機マスト、LPRM、SRNMおよびCRが作業架台と干渉するため、並行作業は困難となる。
本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、燃料交換などの取替作業を含むオペレーティングフロア上の作業と、炉内作業を並行して実施可能な炉内作業用架台を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る炉内作業用架台は、原子炉ウェルの上方においてオペレーティングフロアから作業用架台本体が設置され、原子炉圧力容器の上方に前記作業用架台本体の開口部が形成された炉内作業用架台であって、前記作業用架台本体は、複数の架台ユニットに分離および組み合せ可能に構成され、前記複数の架台ユニットのうち、燃料交換機の移動経路に配置された架台ユニットを取外し可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、燃料交換などの取替作業を含むオペレーティングフロア上の作業と、炉内作業を並行して実施することができるため、定期検査期間を大幅に短縮させ、プラントの稼働率を向上させることができる。
以下に、本発明に係る炉内作業用架台の各実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
(構成)
図1は本発明に係る炉内作業用架台の第1実施形態の設置状態を一部切り欠いて示す斜視図である。図2は図1の炉内作業用架台を示す平面図である。図3は図2の架台ユニットの接合状態を示す部分拡大断面図である。図4は図2の架台ユニットを支持する支持アームを示す斜視図である。図5は図2の架台ユニットを押える押え部材を示す斜視図である。
(構成)
図1は本発明に係る炉内作業用架台の第1実施形態の設置状態を一部切り欠いて示す斜視図である。図2は図1の炉内作業用架台を示す平面図である。図3は図2の架台ユニットの接合状態を示す部分拡大断面図である。図4は図2の架台ユニットを支持する支持アームを示す斜視図である。図5は図2の架台ユニットを押える押え部材を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、作業用架台本体としての作業用架台1は、原子炉ウェル2の上方においてオペレーティングフロア3上から設置される。作業用架台1は、独立した板状の4つの架台ユニット4,5,6,7に分離可能に構成され、これらが組み合わされて全体として図2に示すように平面略円環状に形成される。具体的には、作業用架台1は、設置状態において原子炉ウェル2の上方に図示しない原子炉圧力容器と同位置となるように開口部1aが形成されることで、平面略円環状に形成される。開口部1aの径は、上記原子炉圧力容器の内径と略同寸法に設定されている。
また、作業用架台1の外形寸法は、オペレーティングフロア3上に敷設された走行レール8,8の間隔より小さく設定されている。つまり、作業用架台1は、走行レール8,8に沿って移動する燃料交換機9と干渉しないような外形寸法および高さに設定されている。
燃料交換機9は、例えば燃料貯蔵プール10内の図示しない燃料貯蔵ラックへの燃料の出し入れや、LPRM、SRNMおよびCRの取替作業の他、機器貯蔵プール11内の図示しないドライヤ、セパレータの点検などの作業に用いられる。
4つの架台ユニット4,5,6,7は、図3に示すようにそれぞれの接合部分に段差部が形成されている。例えば、架台ユニット5と架台ユニット7とは、段差部5a,7aが形成され、これらの段差部5a,7a同士を接合することにより組み合わされる。架台ユニット4,5,6,7におけるその他の組み合わせも同様に接合される。
架台ユニット4,5,6は、支持部材12および押え部材18によりオペレーティングフロア3上に固定されている一方、架台ユニット7は、オペレーティングフロア3上に固定されておらず、架台ユニット4,5,6に対して着脱可能に取り付けられている。この架台ユニット7は、図6に示すように燃料交換機9のマスト9aの走行(移動)経路に配置されている。
また、3つの架台ユニット4,5,6は、図2に示すように支持部材12および押え部材18により固定される。なお、図2では、若干数の支持部材12および押え部材18を単に例示しただけであり、実際には、より多数のものが設置されている。
支持部材12は、図4に示すようにプレート13を有し、このプレート13は、オペレーティングフロア3上に植設したアンカーボルト14とナット15により固定される。また、プレート13には、予め屋外で溶接されたブロック16と支持アーム17が溶接されている。この支持アーム17は、3つの架台ユニット4,5,6の底面を支持し、これらの架台ユニット4,5,6を原子炉ウェル2の上方に設置している。
押え部材18は、支持部材12と同様、図5に示すようにプレート13を有し、このプレート13は、オペレーティングフロア3上に植設したアンカーボルト14とナット15により固定される。また、プレート13には、予め屋外で溶接されたブロック16と押えアーム19が溶接されている。この押えアーム19は、架台ユニット4,5,6を上面から押え込むようにして固定している。これにより、架台ユニット4,5,6は、浮き上がりが防止されることで、原子炉ウェル2内に満たされた炉水による浮力の影響を除外することができる。ここで、本実施形態における架台ユニット4,5,6は、設置状態においてそれぞれの底部が炉水に浸漬されている。
支持部材12および押え部材18のプレート13は、それぞれ四隅に長孔20が形成されている。このようにプレート13に長孔20を形成したことで、長孔20は、オペレーティングフロア3上に植設するアンカーボルト14に対する設置調整代となる。
次に、炉内作業用の各機器の構成を説明する。
図6は図2の炉内作業用架台の設置状態を示す立断面図である。図7は図6の炉内作業用架台の一部を示す拡大断面図である。図8は図7の炉内作業用架台の手摺に取り付けられるワーククレーンを示す斜視図である。
図6および図7に示すように、作業用架台1における4つの架台ユニット4,5,6,7には、それぞれ開口部1a側の内周端に作業エリア21が設置され、この作業エリア21は、原子炉ウェル2を満水状態とした場合に水没するように配置されている。しかし、作業エリア21に対する水位は、作業員が入って炉内作業を行う場合、支障とならないように設定されている。また、作業エリア21には、手摺22が取り付けられ、この手摺22は、原子炉23の上方に配置される。
作業用架台1における4つの架台ユニット4,5,6,7には、それぞれの手摺22に走行レール24を形成する円弧の一部が取り付けられ、作業用架台1の中央部の内側全周に走行レール24を敷設することができるようにしている。すなわち、4つの架台ユニット4,5,6,7は、それぞれの内周部に手摺22および走行レール24が取り付けられ、これらの走行レール24が全体として平面円形に形成されるように組み合わされる。したがって、走行レール24に張出架台25を設置することで、張出架台25は走行レール24に沿って作業用架台1の中央部内側を周回することができるようにしている。
張出架台25内には、図8に示すようなワーククレーン26が収納されている。このワーククレーン26は、使用時に張出架台25内から取り出され、作業エリア21に設置される。このワーククレーン26は、ベースプレート27と、このベースプレート27の底面に取り付けられた複数の車輪28と、ベースプレート27に立設された円柱からなる柱部29と、この柱部29に一端が固定され他端が鉤状に形成されて作業用架台1の手摺22に掛止可能な固定アーム30と、柱部29に固定され吊下げ作業を行うクレーン部31とを備えている。したがって、ワーククレーン26は、複数の車輪28によって作業エリア21を走行することで、原子炉23の全領域にアクセスすることが可能となる。
(作用)
まず、本実施形態で炉内作業を行う場合について説明する。
まず、本実施形態で炉内作業を行う場合について説明する。
走行レール24に張出架台25を設置することで、原子炉23における原子炉圧力容器内径部の円周上方からの作業に加え、シュラウド内径部の円周上方に作業者を配備することが可能となる上、張出架台25が走行レール24上を周回することで、シュラウド内径部の円周上方の全方位において作業者を配備することができる。
また、作業エリア21にワーククレーン26を設置することにより、原子炉ウェル2上方の全エリアにおいて作業ツールを配備することが可能となり、原子炉23内の全エリアに対してアクセスが可能となる。
次に、燃料交換などの取替作業を含むオペレーティングフロア3上の作業を行う場合を図9に基づいて説明する。図9は図2の炉内作業用架台において架台ユニットの一部を取り外した状態を示す平面図である。
図9に示すように、作業用架台1の架台ユニット7を他の架台ユニット4,5,6から分離して取り外すことにより、原子炉23の内径上方から燃料貯蔵プール10まで空間が形成される。このとき、走行レール24および張出架台25は、作業用架台1の中央部内側には配備されていないこととする。
燃料交換機9が燃料交換を行うとき、燃料交換機9のマスト9aは、燃料貯蔵プールカナル10aを通過し、燃料貯蔵プール10と原子炉9の上方エリアとの間を往復する。作業用架台1は、架台ユニット7が取り外され、燃料貯蔵プール10側に空間を有しているため、燃料交換中の燃料交換機9のマスト9aとの干渉を未然に回避することができる。
作業用架台1を構成する架台ユニット4,5,6を独立した構造とすることで、オペレーティングフロア3上に容易に搬入することができ、原子炉ウェル2の上方にて組立てが可能となる。
また、燃料交換機9のオペレーティングフロア3との間隔が120cmであり、手摺22の高さが100cmであり、作業エリア21は、図7に示すようにオペレーティングフロア3から低い位置に配置されていることにより、燃料交換機9との干渉を回避するとともに、作業エリア21に作業者がいる条件でも、燃料交換機9が移動することによる作業への影響を除外することができる。
(効果)
このように本実施形態によれば、作業用架台1は、架台ユニット7が取り外され、燃料貯蔵プール10側に空間を有しているため、燃料交換中の燃料交換機9のマスト9aとの干渉を回避することができる。これにより、燃料交換中に架台ユニット4,5,6からの原子炉23の内側壁面へのアクセスが可能となる。以上のことから、燃料交換などの取替作業を含むオペレーティングフロア3上の作業と、炉内作業を並行して実施することが可能となり、定期検査期間を大幅に短縮することができる。
このように本実施形態によれば、作業用架台1は、架台ユニット7が取り外され、燃料貯蔵プール10側に空間を有しているため、燃料交換中の燃料交換機9のマスト9aとの干渉を回避することができる。これにより、燃料交換中に架台ユニット4,5,6からの原子炉23の内側壁面へのアクセスが可能となる。以上のことから、燃料交換などの取替作業を含むオペレーティングフロア3上の作業と、炉内作業を並行して実施することが可能となり、定期検査期間を大幅に短縮することができる。
また、本実施形態によれば、ワーククレーン26が作業エリア21を走行し、張出架台25を走行レール24に沿って作業用架台1の中央部内側を周回することができるようにしているので、原子炉23内の全エリアにアクセスすることが可能となる。そして、原子炉23内への複数のアクセスポイントを有することで、炉内作業を同時並行に作業することが可能となり、定期検査期間を大幅に短縮することができる。
(第2実施形態)
図10は本発明に係る炉内作業用架台の第2実施形態において段付部を示す部分断面拡大図である。図11は図10の走行レールを示す部分拡大図である。なお、前記第1実施形態と同一の構成には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図10は本発明に係る炉内作業用架台の第2実施形態において段付部を示す部分断面拡大図である。図11は図10の走行レールを示す部分拡大図である。なお、前記第1実施形態と同一の構成には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
(構成)
図10および図11に示すように、本実施形態では、機器貯蔵プールカナル11aに走行レール35が配備されている。この走行レール35は、機器貯蔵プールカナル11aの壁面と、オペレーションフロア3の開口縁に形成された段付部36に配置される。車輪37は、図10に示すように作業用架台1の外周側面と、外周端底部とに取り付けられる。作業用架台1は、前記第1実施形態のように支持部材12および押え部材18により支持されるのではなく、上記段付部36に車輪37を介して支持される。
図10および図11に示すように、本実施形態では、機器貯蔵プールカナル11aに走行レール35が配備されている。この走行レール35は、機器貯蔵プールカナル11aの壁面と、オペレーションフロア3の開口縁に形成された段付部36に配置される。車輪37は、図10に示すように作業用架台1の外周側面と、外周端底部とに取り付けられる。作業用架台1は、前記第1実施形態のように支持部材12および押え部材18により支持されるのではなく、上記段付部36に車輪37を介して支持される。
また、作業用架台1は、図示しない駆動機構を駆動させることにより、全体が走行レール35に沿って原子炉ウェル2の中央を中心として周方向に回転可能となる。なお、作業用架台1の詳細な構造は、前記第1実施形態に示した構造と同様とする。
(作用および効果)
走行レール35と作業用架台1に設けた複数の車輪37を用いて図9に示した作業用架台1を、図示しない駆動機構を駆動させて周方向に180度回転させることにより、燃料貯蔵プール10側に配置されていた空間部が、機器貯蔵プール11側に移動することとなる。
走行レール35と作業用架台1に設けた複数の車輪37を用いて図9に示した作業用架台1を、図示しない駆動機構を駆動させて周方向に180度回転させることにより、燃料貯蔵プール10側に配置されていた空間部が、機器貯蔵プール11側に移動することとなる。
そのため、LPRM、SRNMおよびCRの取替作業では、原子炉23の内部から取り出したLPRM、SRNMおよびCRは、原子炉23の上方から機器貯蔵プール11までを移動経路とするが、作業用架台1が機器貯蔵プール11側に空間部を有していることにより、LPRM、SRNMおよびCRの取替時に、作業架台ユニット4,5,6からの原子炉23の内側壁面へのアクセスが可能となる。
このように本実施形態によれば、作業用架台1に車輪37を複数取り付け、作業用架台1全体を原子炉ウェル6の中央を中心として周方向に回転可能に構成したことにより、LPRM、SRNMおよびCRの取替時に炉内作業を並行して実施することが可能となり、定期検査期間を大幅に短縮することができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば、上記第2実施形態では、作業用架台1を周方向に180度回転させ、燃料貯蔵プール10側に配置されていた空間部を機器貯蔵プール11側に移動させるようにしたが、これに限らず機器貯蔵プール11側に面した架台ユニットを取外し可能に構成すれば、作業用架台1を周方向に回転させることがなくなる。
1…作業用架台、2…原子炉ウェル、3…オペレーティングフロア、4…架台ユニット、5…架台ユニット、6…架台ユニット、7…架台ユニット、8…走行レール、9…燃料交換機、9a…マスト、10…燃料貯蔵プール、10a…燃料貯蔵プールカナル、11…機器貯蔵プール、11a…機器貯蔵プールカナル、12…支持部材、13…プレート、14…アンカーボルト、15…ナット、16…ブロック、17…支持アーム、18…押え部材、19…押えアーム、20…長孔、21…作業エリア、22…手摺、23…原子炉、24…走行レール、25…張出架台、26…ワーククレーン、27…ベースプレート、28…車輪、29…柱部、30…固定アーム、35…走行レール、36…段付部、37…車輪。
Claims (7)
- 原子炉ウェルの上方においてオペレーティングフロアから作業用架台本体が設置され、原子炉圧力容器の上方に前記作業用架台本体の開口部が形成された炉内作業用架台であって、
前記作業用架台本体は、複数の架台ユニットに分離および組み合せ可能に構成され、前記複数の架台ユニットのうち、燃料交換機の移動経路に配置された架台ユニットを取外し可能とした、
ことを特徴とする炉内作業用架台。 - 前記複数の架台ユニットは、前記オペレーティングフロアに取り付けられた支持部材により支持されていることを特徴とする請求項1に記載の炉内作業用架台。
- 前記複数の架台ユニットは、前記オペレーティングフロアに取り付けられた押え部材により押え付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の炉内作業用架台。
- 前記複数の架台ユニットは、前記開口部側の内周端に作業エリアが設置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の炉内作業用架台。
- 前記複数の架台ユニットは、前記開口部側に全周に亘って走行レールを設置可能であるとともに、この走行レールに張出し架台を設置可能としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の炉内作業用架台。
- 前記複数の架台ユニットは、前記開口部側に手摺が設置され、この手摺に移動式ワーククレーンを設置可能としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の炉内作業用架台。
- 前記作業用架台本体の外周部に車輪を取り付け、前記作業用架台本体を前記原子炉ウェルの中央を中心として周方向に回転可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の炉内作業用架台。
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JP2014163762A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 新燃料用貯蔵設備 |
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- 2010-05-28 JP JP2010122274A patent/JP2011247791A/ja not_active Withdrawn
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