JP2011246919A - 連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
間仕切りなどの比較的簡易な構造物を組み立てる際、棒材同士の連結に用い、柔軟性や作業性などに優れ、しかも後の撤去にも考慮された連結具を提供すること。
【解決手段】
雌ネジ15を設けた平面11を複数有する中心体10と、取付ボルト29を介して中心体10と一体化する内方具21と、この内方具21と対になりネジ釘49等を介して個々の棒材51、52と一体化する外方具41と、対になった内方具21と外方具41とを一体化する固定ボルト30などの固定手段と、で連結具を構成する。そして内方具21と外方具41が対になれるよう、内方具21と外方具41には、差込溝25、45などの受け部と、これに嵌まり込むピン47、27などの掛け部を設ける。施工の際は、内方具21を中心体10に固定して、外方具41を棒材51、52に固定した後、内方具21と外方具41を対にして、固定ボルト30などの固定手段を取り付けるだけで棒材51、52同士の連結が完了する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、間仕切りなどの比較的簡易な構造物を組み立てる際、棒材同士を連結するために用いる連結具に関する。
木造建築物の骨格を構成する柱や梁などの部材は、建物の強度を確保する上で極めて重要であり、部材同士の連結部についても、十分な剛性を確保する必要がある。そのため、連結部にホゾや仕口を加工するなどの対策が古くから講じられているが、最近では、現地での作業時間の短縮や、部材の断面欠損を抑制するなどの目的で、各種金物を使用することも多い。この場合、金物を差し込むための溝や穴などを部材に加工する必要があるが、この作業は通常、プレカット工場で実施される。そのため精度に優れており、連結部の剛性を確保しやすい。
本願発明に関連のある技術として、次の特許文献1などが挙げられる。この文献には、主幹部材と結合部材を丁字状に接合する金具が開示されており、木材の経年変形による金具のズレを防止するため、金具の正面に位置決めのための突起部を設けたことなどを特徴としている。
特開平10−331260号公報
文献1で示される金具は、建物の強度を確保する上で極めて重要な箇所に使用される。そのため金具を取り付けるための溝や穴などは、精度良く加工する必要がある。ただし多くの建物は、柱や梁などの骨格だけで完成する訳ではなく、室内を区画する間仕切りなど、比較的簡易な構造物も多数必要になる。このような簡易な構造物は、骨格に比べて要求される強度は厳しくないものの、施工中でも突発的に設計変更される場合があるなど、特有の課題を有しており、プレカットを前提とすることなく、現地で柔軟に対応できることが好ましい。
また個人の住宅などは、室内空間を細かく仕切ることが多く、当然ながら簡易な構造物の施工量も増大する。そのため作業を効率よく進めて、時間や費用をできるでけ抑制する必要がある。また間仕切りなどは、居住者の生活環境などに応じて改修されることも多く、単に据え付けるだけではなく、後の解体作業にも考慮すべきである。
本発明はこうした実情を基に開発されたもので、間仕切りなどの比較的簡易な構造物を組み立てる際、棒材同士の連結に用い、柔軟性や作業性などに優れ、しかも後の解体にも考慮された連結具の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、二本以上の棒材を一体化するための連結具であって、雌ネジを設けた平面を複数有する中心体と、前記雌ネジに螺合する取付ボルトを介して前記中心体と一体化する内方具と、該内方具と対になりネジ釘等を介して個々の棒材と一体化する外方具と、対になった前記内方具と前記外方具とを一体化する固定手段と、を備え、前記内方具と前記外方具が対になるため、内方具と外方具のいずれか一方には受け部を設けて、他方には該受け部に嵌め込まれる掛け部を設けていることを特徴とする連結具である。
本発明は、二本またはそれ以上の棒材を連結するためのものだが、複数の棒材を直に接触させて一体化するものではなく、棒材同士の連結に中心体と内方具と外方具を介在させる構成である。中心体は、一箇所の連結部に対して一個だけが組み込まれ、また内方具と外方具は、一個ずつで一対を構成しており、この一対が一本の棒材と中心体との間に介在する。したがって内方具と外方具のいずれも、締結される棒材と同じ数量を使用する。
中心体は、立方体や直方体などのブロック状のもので、文字通り連結部の中心に位置しており、その表面には内方具を取り付けるための雌ネジを設けている。なお中心体の形状に制限はなく、例えば三角柱状とすると、その三箇所の側面から放射状に棒材が突出することになる。また中心体は、重量軽減などのため、鋼板などを組み合わせた箱状としても構わない。そのほか中心体の材質は限定されないが、雌ネジを設けることから金属製が最適である。
内方具と外方具は、中心体と棒材の間に介在しており、一個ずつで一対を構成しており、内方具は、連結部の中心寄りに位置しているものを指しており、中心体と接触する。対する外方具は、連結部の外縁寄りに位置しているものを指しており、棒材と接触する。内方具は、中心体と面接触できる形状になっており、この接触面に孔を設けている。この孔から中心体の雌ネジに向けて取付ボルトを差し込んで締め上げると、中心体と内方具が一体化する。また外方具は、棒材の端面や側面と面接触できる形状になっており、この面にネジ釘などを挿通するための孔を設けている。なお棒材の材質は限定されないが、仮に木材であれば、外方具の固定にネジ釘を使用すればよい。ただし棒材が鋼鉄やアルミニウム合金などの場合、これらに雌ネジを形成して、外方具の固定にボルトを使用する。
一対の内方具と外方具は、必要に応じて一体化できる必要があり、これを実現するため、内方具と外方具のいずれか一方に受け部を設けて、他方に掛け部を設けている。受け部は、何らかの凹状の部分で、掛け部は、この凹状の部分に嵌まり込む凸条の部分だが、これらの具体的な形状は自在である。掛け部が受け部に嵌まり込むことで、内方具と外方具が対になる。ただし、内方具と外方具が対になっただけでは、双方は容易に分割できる。そこで内方具と外方具を完全に一体化するため、別途に固定手段を使用する。
固定手段は、対になった内方具と外方具を一体化するためのもので、具体的な構成は自在だが、一例として単純なボルトでもよい。この場合、内方具と外方具が重なる箇所で、双方を貫くように孔を設けて、孔の手前側は単純な丸孔として、孔の奥側は雌ネジとして、丸孔から雌ネジに向けてボルトを差し込んで締め上げればよい。なお固定手段は、単に内方具と外方具を単に一体化できればよいのではなく、その後、固定手段を取り外して、内方具と外方具を分割できるものとする。仮に固定手段としてボルトを用いた場合、これを取り外せば、内方具と外方具は容易に分割できる。
一対の内方具と外方具について、受け部と掛け部は二組以上設ける必要がある。仮に受け部と掛け部が一組だけでは、受け部と掛け部の中心を支点として、内方具と外方具が自在に揺動する恐れがあるためである。また二組以上設けることで、垂直荷重や曲げモーメントなどに対する強度が向上する。さらに一組の受け部と掛け部が嵌合している際は、他の全ての受け部と掛け部も嵌合しているものとする。
このように中心体と内方具と外方具を介して棒材同士を連結することで、施工の際、内方具と外方具を対にして、固定手段で内方具と外方具を完全に一体化するだけで棒材同士を連結できる。外方具を棒材に固定する作業は、事前に足場のよい場所で実施でき、実際に棒材同士を連結する際は、内方具と外方具を組み合わせてボルトを締め上げるだけであり、作業性に優れている。また固定手段を取り外すことで、連結部の解体も容易である。
請求項2記載の発明は、固定手段などの具体的構成を示すもので、掛け部は棒状のピンで、また受け部は該ピンが嵌まり込む切り欠き状の差込溝であり、且つ固定手段は、該差込溝の中間部分を塞ぐことのできる可動式のフックであり、該フックは、付勢具によって差込溝を塞ぐ方向に付勢され、差込溝に嵌まり込んだピンを離脱不能に保持でき、差込溝に入り込むピンに接触することでフックを差込溝から離れる方向に押し戻すため、フックには、ピンの差し込み方向に対して交角を有する誘導面を設けたことを特徴とする。
本発明では、掛け部と受け部の構成を限定しており、掛け部は、細長い棒状のピンとしている。また差込溝は、このピンが嵌まり込む溝であり、この奥にピンが収容されることで、内方具と外方具が対になる。さらに固定手段としてフックを用いている。フックは、差込溝に嵌まり込んだピンを離脱不能に保持するもので、これによって内方具と外方具が完全に一体化する。
フックは可動式として、必要に応じて差込溝の中間部分を塞ぐことができるものである。具体例なフックの構成については、支点を中心とする揺動式や、直線的に移動するスライド式など自在に選択できる。ただし差込溝を塞いだ際、その下にピンが収容できる空間を確保して、ピンを離脱不能に保持できるものとする。また付勢具は、フックに何らかの反力を作用させて、差込溝を常時塞ぐためのものである。付勢具は、単純な板バネやコイルバネなどを使用でき、その組み込み方法についても自在である。
傾斜面は、フックの外縁のうち、差込溝に入り込む途中のピンに接触する位置に形成してあり、ピンの進入方向に対して直角ではなく、概ね45度以下の交角となっている面である。傾斜面にピンが接触することで、ピンの進行方向に対して直交する方向に分力が発生して、差込溝を開く方向にフックを移動させることができる。なお差込溝の奥に嵌まり込んだピンがフックに接触した場合、フックが差込溝を開く方向に移動しないよう、周辺の形状に配慮を要する。
本発明では、受け部と掛け部を二組以上設けることを前提としているが、フックについては各組に設ける必要はなく、いずれか一組だけに設ければよく、他の組については、ピンと差込溝以外の形態としても構わない。またフックは、内方具と外方具のいずれに設けても構わない。このように固定手段として可動式のフックを用いることで、内方具と外方具を対にするだけで双方を分割不能に一体化でき、作業性が改善する。
請求項1記載の発明のように、中心体と内方具と外方具などからなる連結具を用いて棒材同士を一体化することで、施工の際、内方具を中心体に固定して、外方具を棒材に固定した後、内方具と外方具を対にして、固定ボルトなどの固定手段を取り付けるだけで棒材同士の連結が完了する。本発明は、外方具をネジ釘などで棒材に固定するため、棒材にあらかじめ溝や穴などを加工する必要がなく、突発的な設計変更にも柔軟に対応できる。また内方具を中心体に固定する作業や、外方具を棒材に固定する作業は、取付ボルトやネジ釘などを締め上げるだけであり、時間短縮や手間の削減を実現する。しかも内方具や外方具の固定は、棒材同士を連結する前に、安定性のよい場所で実施できる。
また中心体を用いることで、L字状や丁字状や十字状など、様々な連結部を自在に構成でき、この点でも柔軟性に優れている。さらに水平に延びる棒材を高所に架設する際、内方具と外方具を対にするだけで棒材を仮置きでき、その後に固定ボルトを締め付けるだけで作業が完了する。そのほか連結部を解体する際は、固定ボルトを取り外すだけで内方具と外方具を分割でき、棒材や中心体を素早く撤去できる。
請求項2記載の発明のように、固定手段として可動式のフックを用いることで、内方具と外方具を対にするだけで自動的に双方が一体化する。そのため棒材の据え付け作業が著しく簡素化され、手間や時間の大幅な削減が期待できる。なお後に棒材を取り外す際は、ドライバーなどの工具でフックを後退させればよく、解体作業にも問題はない。
本発明による連結具の形状例とその使用状態を示す斜視図である。 図1に示す各構成要素を一体化する過程を示す斜視図である。 中心体の形状例を示す斜視図である。 固定手段として可動式のフックを用いた形態の斜視図と、その連結の過程を示す断面図である。 内方具と外方具の他の形状例を示す斜視図である。
図1は、本発明による連結具の形状例とその使用状態を示している。この連結具は、中心体10を介して二本の棒材51、52を直角に連結しており、中心体10と個々の棒材51、52との間には、内方具21と外方具41が介在している。中心体10は、鋼材を立方体に切り出したもので、各平面11に雌ネジ15を形成している。また内方具21と外方具41は、いずれも鋼板をコの字状に折り曲げたもので、一個の内方具21と一個の外方具41で対をなし、中心体10と棒材51、52を一体化している。なおこの図では、二本の棒材51、52を連結するため、内方具21と外方具41を計二組使用しているが、いずれの組とも同じ形状で、その姿勢だけが異なっている。
内方具21は、中心体10に接触する前板22と、この前板22の両側面から直角に突出する側板23と、からなり、取付ボルト29で中心体10に固定する。そのため前板22には、中心体10の雌ネジ15に対応した位置に取付孔28を設けている。また側板23は左右とも同一形状で、端面に切り欠き状の差込溝25を設けてあり、この反対側に二枚の側板23を貫通するピン27を設けている。なお内方具21のピン27は、側板23からある程度突出させている。さらに側板23のほぼ中央には、雌ネジ状のネジ孔26を設けている。
外方具41は、内方具21とほぼ同じ形状で、棒材51、52の端面に接触する前板42と、この前板42の両側面から突出する側板43と、からなり、内方具21と同様に差込溝45とピン47を設けている。ただし外方具41は、内方具21よりも幅広になっており、内方具21と外方具41を対にした際は、外方具41の中に内方具21が収容される。また外方具41の側板43のほぼ中心には、単純な丸孔46を設けている。そのほか外方具41は、ネジ釘49で棒材51、52に固定する。そのため前板42には、ネジ釘49を挿通するための取付孔48を設けている。
内方具21と外方具41を接近させて、内方具21を外方具41で挟み込んでいくと、やがて外方具41のピン47が内方具21の差込溝25に嵌まり込み、同時に内方具21のピン27が外方具41の差込溝45に嵌まり込み、外方具41が内方具21で載置された状態になる。この際、丸孔46とネジ孔26が同心になり、これに向けて固定ボルト30(固定手段)を差し込んで締め上げると、内方具21と外方具41が分割不能に一体化する。
中心体10に各棒材51、52を連結する際は、まず中心体10の平面11に内方具21の前板22を接触させて、その取付孔28と雌ネジ15を同心に揃える。次に二枚の側板23の間から取付ボルト29を差し込んで雌ネジ15に螺合して締め上げると、内方具21と中心体10が一体化する。また棒材51、52の端面に外方具41の前板42を接触させて、さらに二枚の側板43の間からネジ釘49を差し込んで棒材51、52に打ち込むと、外方具41と棒材51、52が一体化する。ここまでの作業は、事前に足場のよい場所で実施可能で作業性に優れており、精度の向上や時間短縮などの効果が得られる。
図2は、図1に示す各構成要素を一体化する過程を示している。中心体10には二個の内方具21が固定されており、さらに二本の棒材51、52のそれぞれには、外方具41が固定されている。この状態で、内方具21と外方具41を接近させていき、外方具41のピン47を内方具21の差込溝25に嵌め込み、同時に内方具21のピン27を外方具41の差込溝45に嵌め込むと、ピン27、47は、差込溝45、25から抜け出す方向以外には移動できず、内方具21と外方具41が対になる。この際、内方具21のネジ孔26と外方具41の丸孔46が同心になり、ここに固定ボルト30を差し込んで締め上げると、内方具21と外方具41が一体化して、中心体10と二本の棒材51、52も一体化する。
なお、中心体10の各平面11に雌ネジ15が形成してあり、中心体10の六面全てに棒材を取り付けることもできる。さらに中心体が正三角形断面の柱状であれば、120度間隔で三本の棒材を放射状に突出させることもできる。
図3は、中心体10の形状例を示している。中心体10は強度を確保するため、鋼製とすることが多く、重量の増加によって取り扱いが難しくなる場合がある。そこでこの図のように、中心体10を中空状とすることもある。この中心体10は、十字体12とこれを囲む側壁板16やフタ板19を組み合わた構成である。十字体12は、中心から外側に延びる胴部13が90度間隔で並んでおり、文字通りの十字状断面であり、個々の胴部13の先端には、左右両側に突出する爪14を設けている。また胴部13の先端面には雌ネジ15を形成している。
対する側壁板16は、十字体12の側部を取り囲むように計四個使用され、十字体12の爪14を差し込むため、内面中央にアリ溝17を形成している。また隣接する側壁板16同士が干渉しないよう、左右両側を斜めに切り落としている。さらに中央には、取付ボルト29を差し込むため、雌ネジ15と同心となる位置にキリ孔18を設けている。そのほか十字体12の上下を塞ぐため、フタ板19も使用している。フタ板19は単純な鋼板であり、十字体12の上下面の雌ネジ15と同心となる位置に、キリ孔18を設けている。
このような中心体10を使用する際は、まず十字体12に側壁板16を差し込んで、さらに側壁板16の移動を拘束するため、上下にフタ板19を取り付ける。フタ板19は、原則として、内方具21を固定する取付ボルト29で十字体12と一体化するが、内方具21を取り付けない場合、フタ板19から雌ネジ15に向けてボルトを差し込む。このように中心体10を中空状とすることで、軽量化が実現するほか、内部に電気配線などを収容することもできる。そのほか、この図に示す十字体12は、側壁板16やフタ板19を組み込むことなく、単独で中心体10として使用することもできる。
図4は、固定手段として可動式のフック32を用いた形態を示している。フック32は、鋼板をコの字状に折り曲げた形状で、支点軸34を介して内方具21に取り付けられ、さらに支点軸34を中心として自在に揺動可能である。またフック32の上部は三角形状であり、その上面は斜めに延びる誘導面35として、その下面はほぼ水平に延びる拘束面36としている。さらにフック32が組み込まれる本体31はコの字状で、フック32を内部に収容可能な幅を有しており、上下に二組の差込溝25、38を設けている。対する外方具41は、内方具21を内部に収容できるよう幅広のコの字状で、左右の側板43を貫通するピン37、47を上下に設けている。
内方具21の組み立てを終えると、支点軸34は、側板23に打ち込まれて本体31と一体化しており、左右の側板23の間にフック32が収容されている。フック32は、支点軸34を中心として自在に揺動可能で、しかも支点軸34の中央部分にコイルバネ状の付勢具33を組み込んでおり、フック32が起き上がる方向に弾性力を発生している。この状態において、内方具21を側面から見た場合、フック32が差込溝38の中間部分を塞いでおり、さらに拘束面36の下には、ピン37を収容できる隙間が確保されている。また差込溝38に隣接して誘導面35が並んでいる。誘導面35を上方から押圧すると、その分力によってフック32が後退して、差込溝38の中間部分が開放される。
図の下方は、フック32を組み込んだ内方具21の連結の過程を断面で示している。内方具21の上に外方具41を配置して、外方具41を徐々に下降していくと、やがて外方具41のピン37がフック32の誘導面35に接触する。これによってフック32が後退していき、その後、ピン37が誘導面35の下に到達する。この際、ピン37はフック32から離れるため、フック32は付勢具33によって元の状態に復元する。そのためピン37は、差込溝38の奥に嵌まり込み、しかも上方を拘束面36で塞がれるため、完全に移動ができなくなり、内方具21と外方具41が分割不能に一体化する。なおこの際、外方具41の下方のピン47も、差込溝25に嵌まり込んでいる。そのほか、この図では内方具21にフック32を組み込んでいるが、外方具41に組み込むこともできる。
図5は、内方具21と外方具41の他の形状例を示している。他の形状例1のように、内方具21をブロック状として、外方具41は、内方具21を取り囲むコの字状としてもよい。また形状例2のように、内方具21と外方具41のいずれも棒状として、その一端にクサビ面54を設けて、他端に帯板55を設けて、帯板55の中にクサビ面54を嵌め込むことで、内方具21と外方具41を対にする構成も可能である。この図のように、内方具21と外方具41は、形状を自在に決めることができる。
10 中心体
11 平面
12 十字体
13 胴部
14 爪
15 雌ネジ
16 側壁板
17 アリ溝
18 キリ孔
19 フタ板
21 内方具
22 前板
23 側板
25 差込溝(受け部)
26 ネジ孔
27 ピン(掛け部)
28 取付孔
29 取付ボルト
30 固定ボルト(固定手段)
31 本体
32 フック(固定手段)
33 付勢具
34 支点軸
35 誘導面
36 拘束面
37 ピン
38 差込溝
39 軸孔
41 外方具
42 前板
43 側板
45 差込溝(受け部)
46 丸孔
47 ピン(掛け部)
48 取付孔
49 ネジ釘
51 棒材
52 棒材
54 クサビ面
55 帯板

Claims (2)

  1. 二本以上の棒材(51、52)を一体化するための連結具であって、
    雌ネジ(15)を設けた平面(11)を複数有する中心体(10)と、前記雌ネジ(15)に螺合する取付ボルト(29)を介して前記中心体(10)と一体化する内方具(21)と、該内方具(21)と対になりネジ釘(49)等を介して個々の棒材(51、52)と一体化する外方具(41)と、対になった前記内方具(21)と前記外方具(41)とを一体化する固定手段(30)と、を備え、
    前記内方具(21)と前記外方具(41)が対になるため、内方具(21)と外方具(41)のいずれか一方には受け部(25、45)を設けて、他方には該受け部(25、45)に嵌め込まれる掛け部(47、27)を設けていることを特徴とする連結具。
  2. 前記掛け部は棒状のピン(37)で、また前記受け部は該ピン(37)が嵌まり込む切り欠き状の差込溝(38)であり、
    且つ前記固定手段は、該差込溝(38)の中間部分を塞ぐことのできる可動式のフック(32)であり、該フック(32)は、付勢具(33)によって差込溝(38)を塞ぐ方向に付勢され、差込溝(38)に嵌まり込んだピン(37)を離脱不能に保持でき、
    前記差込溝(38)に入り込むピン(37)に接触することでフック(32)を差込溝(38)から離れる方向に押し戻すため、フック(32)には、ピン(37)の差し込み方向に対して交角を有する誘導面(35)を設けたことを特徴とする請求項1記載の連結具。
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