JP2011245528A - クラッド圧延方法 - Google Patents

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寿伸 吉貝
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Abstract

【課題】圧延条件の設定が容易であり、芯材と皮材とが確実に接合されるクラッド圧延方法を提供する。
【解決手段】芯材30aの片面または両面に少なくとも1種の皮材30bを圧延圧着するクラッド圧延方法であって、芯材30aおよび皮材30bの組み合わせパターンを複数設定しておくとともに、芯材30aと皮材30bとを接合する圧着パスにおける1パスあたりの圧下量、圧延速度および圧着パス数を、前記組み合わせパターンに応じて設定しておく。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クラッド圧延方法に関する。
従来、単一の金属(合金)で満足することが難しい多様な特性(強度、耐食性、耐摩耗性、熱伝導性、外観等)を同時に満たすために、複数の金属(合金)を貼り合わせて接合した複合材料であるクラッド材が用いられている。クラッド材は、特許文献1に記載のように、芯材と皮材とを重ね合わせた素材を、所定のギャップを形成して並ぶ圧延ロール間で往復させて圧延することにより圧接するクラッド圧延によって製造することができる。
クラッド圧延においては、クラッド材に対する曲げ加工や絞り加工時の芯材と皮材との剥離を防止するために、芯材と皮材とが確実に接合されなければならない。このため、圧延温度、芯材および皮材の表面の清浄度、各圧着パスでの圧下量および圧延速度等を適切にして圧延することが求められる。
特開2005−298914号
しかしながら、クラッド材の芯材および皮材には様々な材料が用いられ、また接合される材料の層数も様々である。このため、材料の組み合わせや層数の異なるクラッド材を圧延する都度、適切な圧延条件を設定する作業は煩雑であり、生産性の低下を招いていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、圧延条件の設定が容易であり、芯材と皮材とが確実に接合されるクラッド圧延方法を提供することを目的とする。
本発明に係るクラッド圧延方法は、芯材の片面または両面に少なくとも1種の皮材を圧延圧着するクラッド圧延方法であって、前記芯材および前記皮材の組み合わせパターンを複数設定しておくとともに、前記芯材と前記皮材とを接合する圧着パスにおける1パスあたりの圧下量、圧延速度および圧着パス数を、前記組み合わせパターンに応じて設定しておく。
この発明によれば、クラッド圧延において、製造するクラッド材の芯材と皮材との組み合わせパターンを変えた場合に、確実な接合が可能な圧下量、圧延速度および圧着パス数を迅速に設定できる。
このクラッド圧延方法において、前記皮材がろう材であってもよい。この場合、皮材の片面または両面にろう材を接合するために最適な圧下量、圧延速度および圧着パス数が、それぞれ予め設定される。
また、このクラッド圧延方法において、前記皮材が犠牲材であってもよい。この場合、皮材の片面または両面に犠牲材を接合するために最適な圧下量、圧延速度および圧着パス数が、それぞれ予め設定される。
さらに、このクラッド圧延方法において、前記皮材が前記芯材の両面にそれぞれ接合され、これら皮材の一方がろう材、他方が犠牲材であってもよい。この場合、皮材の両面にろう材と犠牲材とを接合するために最適な圧下量、圧延速度および圧着パス数が、それぞれ予め設定される。
このクラッド圧延方法において、前記圧下量は1パスあたり0.5mm以上20mm以下であることが好ましい。圧下量をこの範囲に設定することにより、皮材を確実に芯材に接合することができる。
また、前記圧延速度は1m/分以上30m/分以下であることが好ましい。圧延速度をこの範囲に設定することにより、皮材を確実に芯材に接合することができる。
また、このクラッド圧延方法において、前記圧着パス数は2〜12であることが好ましい。圧着パス数をこの範囲に設定することにより、皮材を確実に芯材に接合することができる。
本発明に係るクラッド圧延方法によれば、芯材と皮材との組み合わせパターンに応じて適切な圧下量、圧延速度および圧着パス数を迅速に設定できるので、クラッド材の接合性を確保し、生産性を向上させることができる。
本発明に係るクラッド圧延方法の一実施形態を示す模式図である。
以下、本発明に係るクラッド圧延方法の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、圧延材の製造装置を示す。圧延機10は、上下に一対の圧延ロール11と、これら両圧延ロール11の背部に接触する大径のバックアップロール12とを備え、いわゆる4段圧延機を構成している。各圧延ロール11は、圧延ロール回転駆動モータ13によりそれぞれ正逆両方向に駆動される。また、この圧延機10の前後に、圧延材を搬送する複数のローラを有するテーブルロール20がそれぞれ設けられている。
圧延機10において、上側のバックアップロール12には、これを押圧する圧下用スクリュー14A、及びこの圧下用スクリュー14Aを移動させて圧延ロール11間の距離を設定する位置制御モータ14B等からなる圧下手段14が設けられている。また、下側のバックアップロール12には、圧延ロール11から素材への圧延荷重を検出するロードセル等の圧延荷重検出手段15が設けられている。
両圧延ロール11の近傍には、クーラント(圧延油)を供給するクーラント吐出手段16が設けられている。
圧延ロール11の圧延ロール回転駆動モータ13には、圧延ロール回転検出器13Aが備えられている。圧下用スクリュー14Aの位置制御モータ14Bにはロールギャップ位置検出器14C、テーブルロール20のローラ駆動モータ21にはローラ回転検出器21Aが、それぞれ備えられている。
図1中、符号17はストリッパーガイドを示しており、圧延ロール11の前後に設けられる。
次に、このように構成した製造装置によりクラッド材を製造するクラッド圧延方法について説明する。クラッド圧延は、予め所定の厚さに製造された芯材30aおよび皮材30bを重ねた合わせ材30を圧延することにより、芯材と皮材とを接合してクラッド材を製造する方法である。なお、合わせ材30は、芯材30aの片面または両面に対して皮材30bを1層以上重ねたものであってもよいが、図1には1層の皮材30bを芯材30aの片面にのみ重ねたものを例示している。
合わせ材30は、例えば300〜650mmの厚さを有している。この合わせ材30を加熱炉(図示略)で圧着可能な温度(例えば400〜550℃)に加熱し、圧延機10に送り込む。圧延機10では、設定されたパススケジュールにしたがって圧延ロール11間のギャップを徐々に減少させながら両圧延ロール11間に合わせ材30を複数回通過させて圧延する圧着パスを行う。
各圧着パスの圧延ロール11の間隔や圧延ロール11の回転方向及び回転速度、圧延荷重、テーブルロール20の搬送速度等の目標値は、芯材および皮材の組み合わせパターンに応じて、パススケジュールとしてあらかじめ設定されている。この目標値に基づき、位置制御モータ14B、圧延ロール11の圧延ロール回転駆動モータ13、圧下用スクリュー14A、テーブルロール20のローラ駆動モータ21等が、圧延速度及びロールギャップ値等の出力値のフィードバックに応じて制御される。
圧着パスにおいては、まず、圧延ロール11間を当該圧着パスのロールギャップに設定して、その圧延ロール11間に合わせ材30を送り込む。合わせ材30が圧延ロール11間に噛み込まれると、圧延が開始される。合わせ材30が圧延ロール11間から抜け出したら、パススケジュールに従い、圧延ロール11及びテーブルロール20を逆転させて圧延ロール11への送り方向を変えて、次の圧着パスが実行される。
ここで、合わせ材30における芯材および皮材の組み合わせパターンに応じて設定される1パスあたりの圧下量、圧延速度および圧着パス数を例示する。なお、これらの組み合わせパターンにおいて、圧下量は0.5mm以上20mm以下、圧延速度は1m/分以上30m/分以下、圧着パス数2〜12とする。
芯材の片面に対して皮材としてろう材が接合される組み合わせパターン1について、適切な圧下量(1パスあたり)、圧延速度および圧着パス数を表1に示す。芯材は材質が3000系、厚さ385mmであり、ろう材は厚さ20mmの4000系アルミニウム合金である。パターン1は容易圧着材の一例であって、圧着パス数が少ない。
さらに、芯材の両面に対して、皮材としてろう材と犠牲材とが接合される組み合わせパターン2について、適切な圧下量(1パスあたり)、圧延速度および圧着パス数を表1に示す。芯材は材質が3000系、厚さ385mmであり、ろう材は厚さ70mmの4000系アルミニウム合金、犠牲材は厚さ70mmの7000系アルミニウム合金である。パターン2は難圧着材の一例であって、圧着パス数が多い。
Figure 2011245528
このように、芯材と皮材との組み合わせパターンに応じて適切な圧下量、圧延速度および圧着パス数を設定しておくことにより、製造するクラッド材を構成する芯材および皮材を変更した際に迅速に適切な圧延条件でのクラッド圧延が可能となり、確実に芯材と皮材とが接合されたクラッド材を効率よく製造することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10 圧延機
11 圧延ロール
12 バックアップロール
13 圧延ロール回転駆動モータ
13A 圧延ロール回転検出器
14 圧下手段
14A 圧下用スクリュー
14B 位置制御モータ
14C ロールギャップ位置検出器
15 圧延荷重検出手段(ロードセル)
16 クーラント吐出手段
17 ストリッパーガイド
20 テーブルローラー
21 ローラ回転駆動モータ
21A ローラ回転検出器
30 合わせ材
30a 芯材
30b 皮材

Claims (7)

  1. 芯材の片面または両面に少なくとも1種の皮材を圧延圧着するクラッド圧延方法であって、
    前記芯材および前記皮材の組み合わせパターンを複数設定しておくとともに、
    前記芯材と前記皮材とを接合する圧着パスにおける圧下量、圧延速度および圧着パス数を、前記組み合わせパターンに応じて設定しておくことを特徴とするクラッド圧延方法。
  2. 前記皮材がろう材であることを特徴とする請求項1に記載のクラッド圧延方法。
  3. 前記皮材が犠牲材であることを特徴とする請求項1に記載のクラッド圧延方法。
  4. 前記皮材が前記芯材の前記両面にそれぞれ接合され、これら皮材の一方がろう材、他方が犠牲材であることを特徴とする請求項1に記載のクラッド圧延方法。
  5. 前記圧下量は0.5mm以上20mm以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のクラッド圧延方法。
  6. 前記圧延速度は1m/分以上30m/分以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のクラッド圧延方法。
  7. 前記圧着パス数は2〜12であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のクラッド圧延方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018076548A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 三菱アルミニウム株式会社 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材およびその製造方法ならびに熱交換器用アルミニウム合金チューブの製造方法

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