JP2011244736A - 家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システム - Google Patents

家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】家畜の異常を監視するために要するコストを低減することを課題とする。
【解決手段】家畜監視装置10は、取得部11、家畜データ記憶部12、検出部13および報知部14を有する。検出部13は、取得部11により取得された識別子に対応付けられている順位データおよび逃避距離を家畜データ記憶部12から読み出す。そして、検出部13は、順位データ、逃避距離および取得部11により取得された位置情報に基づいて、他の家畜との距離が逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する。報知部14は、検出部13によって検出された2頭の家畜について、取得部11により取得された位置情報と、家畜データ記憶部12から読み出した順位データとに基づいて、順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、上位の家畜に体調不良の可能性があることをユーザに報知する。
【選択図】図1

Description

この発明は、家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システムに関する。
牛や羊など、群れで行動する動物の畜産業を営む事業者は、放牧家畜の体調不良や逃避行動などの異常を検出するための監視を行っている。放牧家畜の体調不良などの異常が疑われる場合について以下に説明する。
例えば、群れの各家畜が0.25〜0.7メートル/秒程度の速度で移動している場合には、採食行動をとっていると判断できる。そして、家畜の採食行動時に、群れの中の順位が下位の家畜と上位の家畜とが接近した場合、通常は下位の家畜が逃避する。しかし、上位の家畜が逃避した場合には、一般的に、上位の家畜の体調不良が疑われる。よって、このような場合には、上位の個体、すなわち順位が上位である家畜の検査や治療が必要となる。
そこで、畜産業を営む事業者は、放牧家畜の中から、検査や治療が必要な家畜を早期に検出するために、多数の人手を費やして目視により家畜の監視を行っていた。
なお、上述したように、放牧家畜の体調不良などの異常を検出するための監視をするために、各家畜に対して群れ内における社会的順位の順位付けが行われる。これに関連して、例えば、特定箇所への出入り順序、他の家畜のいわゆる押しのけ行動などに基づいて群れ内の家畜の順位を決定することにより、群れの中で順位が上位である動物を特定する従来技術が提案されている。この従来技術によれば、例えば、動物の群れを所定の区画へ効率的に誘導できる。
特開2002−272299号公報
従来では、多数の人手を費やして家畜の監視を行っていたので、家畜の異常を検出するために要する人的負担やコスト負担が大きいという問題がある。なお、上述した従来技術を用いて、家畜の順位付けを行う場合には、家畜を集約させるための専用のゲートや施設等の設備が必要となるので、設備投資のためのコストを余計に要することとなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、家畜の異常を監視するために要する人的負担やコスト負担を低減することが可能な家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システムを提供することを目的とする。
本願の開示する家畜監視装置は、一つの態様において、取得部と、家畜データ記憶部と、検出部と、報知部とを有する。取得部は、複数の家畜それぞれに取り付けられた位置センサから、該家畜の位置情報と該家畜に一意に付与される識別子とを取得する。家畜データ記憶部は、各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する。検出部は、取得部により取得された識別子に対応付けられている順位データおよび逃避距離を家畜データ記憶部から読み出す。そして、検出部は、読み出した順位データおよび逃避距離と、取得部により取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が該逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する。報知部は、検出部によって検出された2頭の家畜について、取得部により取得された位置情報と、家畜データ記憶部から読み出した順位データとに基づいて、次のような処理を行う。すなわち、報知部は、順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、上位の家畜に体調不良の可能性があることをユーザに報知する。
本願の開示する技術の一つの態様によれば、家畜の異常を監視するために要する人的負担やコスト負担を低減できる。
図1は、実施例1に係る家畜監視装置を示す図である。 図2は、実施例2に係る家畜監視装置の構成を示す図である。 図3は、実施例2に係る家畜情報DBに記憶されるデータの一例を示す図である。 図4は、実施例2に係る行動パターン情報DBに記憶されるデータの一例を示す図である。 図5は、実施例2に係る社会的順位情報DBに記憶されるデータの一例を示す図である。 図6は、実施例2に係る接触条件を満足する家畜ペアのデータの一例を示す図である。 図7は、実施例2に係る全体処理の流れを示す図である。 図8は、実施例2に係る社会的順位更新処理の流れを示す図である。 図9は、実施例2に係る逃避可能性報知処理の流れを示す図である。 図10は、実施例2に係る体調不良報知処理の流れを示す図である。 図11は、家畜監視プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、本願の開示する家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システムの一実施形態について詳細に説明する。なお、本願の開示する家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システムの一実施形態として後述する実施例により、本願が開示する技術が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る家畜監視装置を示す図である。図1に示すように、実施例1に係る家畜監視装置10は、取得部11、家畜データ記憶部12、検出部13および報知部14を有する。
取得部11は、複数の家畜それぞれに取り付けられたセンサから、家畜の位置情報と家畜に一意に付与される識別子とを取得する。家畜データ記憶部12は、各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する。
検出部13は、取得部11により取得された識別子に対応付けられている順位データおよび逃避距離を家畜データ記憶部12から読み出す。そして、検出部13は、読み出した順位データおよび逃避距離と、取得部11により取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する。報知部14は、検出部13によって検出された2頭の家畜について、取得部11により取得された位置情報と、家畜データ記憶部12から読み出した順位データとに基づいて、次の処理を行う。すなわち、報知部14は、順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、上位の家畜に体調不良の可能性があることをユーザに報知する。
実施例1に係る家畜監視装置10は、家畜の群における社会的順位を予め記憶しておき、各家畜の順位と各家畜に取り付けた位置センサにより取得される位置情報とに基づいて、各家畜の異常を検出して報知する。このようなことから、家畜の異常を監視するために要する人的負担やコスト負担を低減できる。なお、上述した逃避距離は各家畜ごとに異なるので、家畜データ記憶部12には、各家畜の識別子ごとの逃避距離が記憶してあるが、処理の簡略化のため、各家畜に共通の逃避距離を記憶させておき、いずれの家畜についても他の家畜との距離がこの共通の逃避距離内であるか否かを監視するようにすることも可能である。
[システムの構成(実施例2)]
図2は、実施例2に係る家畜監視装置の構成を示す図である。図2に示すように、実施例2に係る家畜監視装置200は、図2に示すように、無線LAN(Local Area Network)などの移動体通信ネットワークを介して、家畜センサ100やユーザ端末300と情報の送受信を行う。
家畜センサ100は、家畜の位置情報などを家畜監視装置200に送信する装置であり、複数の家畜それぞれに取り付けられる。家畜センサ100は、GPS(Global Positioning System)モジュールや無線通信モジュールなどを有し、GPSモジュールにより家畜の位置情報を取得する。さらに、家畜センサ100は、GPSモジュールにより取得した位置情報の経時的な変化に基づいて、家畜の進行方向および移動速度を割り出す。そして、家畜センサ100は、無線通信モジュールを用いて、家畜の位置情報および移動速度を家畜監視装置200に送信する。なお、家畜センサ100に速度計測モジュールを搭載してもよい。
ユーザ端末300は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末であり、家畜の放牧を行うユーザがそれぞれ所持する。ユーザ端末300は、例えば、家畜の体調不良や逃避の可能性がある旨の通知を家畜監視装置200から受信する。
家畜監視装置200は、図2に示すように、家畜情報DB(Data Base)210、行動パターン情報DB220、社会的順位情報DB230を有する。さらに、家畜監視装置200は、図2に示すように、家畜情報取得部240、行動パターン判定部250、接触判定部260、家畜異常報知部270および社会的順位更新部280を有する。
なお、家畜情報DB210および社会的順位情報DB230は、例えば、実施例1に係る家畜データ記憶部12に対応する。また、家畜情報取得部240は、例えば、実施例1に係る取得部11に対応する。また、接触判定部260は、例えば、実施例1に係る検出部13に対応する。また、家畜異常報知部270は、例えば、実施例1に係る報知部14に対応する。
家畜情報DB210は、家畜センサ100から受信した家畜の位置情報および移動速度に関するデータを記憶する。家畜情報DB210は、例えば、家畜IDに対応付けて、家畜の位置情報および移動速度を記憶する。なお、家畜IDは、各家畜に一意に付与される識別子である。位置情報は、緯度および経度の位置データである。移動速度はメートル毎秒単位の速度データである。
図3は、実施例2に係る家畜情報DBに記憶されるデータの一例を示す図である。例えば、図3に示すように、家畜情報DB210は、家畜ID「1111」に対応付けて、位置情報「(x1,y1)」および移動速度「A」を記憶する。また、例えば、図3に示すように、家畜情報DB210は、家畜ID「2222」に対応付けて、位置情報「(x2,y2)」および移動速度「B」を記憶する。また、例えば、図3に示すように、家畜情報DB210は、家畜ID「3333」に対応付けて、位置情報「(x3,y3)」および移動速度「C」を記憶する。
行動パターン情報DB220は、家畜の群れの行動パターンを判定するためのデータを記憶する。例えば、行動パターン情報DB220は、行動パターンの各カテゴリに対応付けて、群れの最小移動速度および最大移動速度を記憶する。最小移動速度および最大移動速度は、メートル毎秒単位の速度データである。
図4は、実施例2に係る行動パターン情報DBに記憶されるデータの一例を示す図である。例えば、図4に示すように、行動パターン情報DB220は、行動パターン「休息」に対応付けて、最小移動速度「0」および最大移動速度「0.25」を記憶する。また、例えば、図4に示すように、行動パターン情報DB220は、行動パターン「採食」に対応付けて、最小移動速度「0.26」および最大移動速度「0.75」を記憶する。また、例えば、図4に示すように、行動パターン情報DB220は、行動パターン「移動」に対応付けて、最小移動速度「0.76」および最大移動速度「−」を記憶する。なお、最大移動速度「−」は、0.76メートル毎秒よりも大きな速度の全てに該当する。
社会的順位情報DB230は、家畜の社会的順位および個体空間を予め記憶する。例えば、社会的順位情報DB230は、家畜IDに対応付けて、該当家畜よりも社会的順位が上位である上位家畜IDと、該当家畜よりも社会的順位が下位である下位家畜IDと、該当家畜の固体空間とを記憶する。なお、社会的順位とは、群れを形成して生活する社会的動物の優劣を示す順位であり、群れにおける家畜個体間の力関係、例えば、体格や体力により決定される。また、個体空間とは、群れを形成する各家畜個体の月齢などに応じて決定される排他的な領域である。一般的に、個体空間が重複した場合には、社会的順位が低い動物が逃避行動をとる。なお、個体空間は、例えば、個体の重心を中心とする半径数メートルの円の領域で表すことができる。
図5は、実施例2に係る社会的順位情報DBに記憶されるデータの一例を示す図である。例えば、図5に示すように、社会的順位情報DB230は、家畜ID「1111」に対応付けて、上位家畜ID「−」と、下位家畜ID「2222,3333,・・・」と、個体空間「7」とを記憶する。また、例えば、図5に示すように、社会的順位情報DB230は、家畜ID「2222」に対応付けて、上位家畜ID「1111,3333」と、下位家畜ID「・・・」と、個体空間「5」とを記憶する。また、例えば、図5に示すように、社会的順位情報DB230は、家畜ID「3333」に対応付けて、上位家畜ID「1111」と、下位家畜ID「2222,・・・」と、個体空間「7」とを記憶する。
なお、図5に示すデータによれば、群れを形成する家畜の社会的順位が「1111→3333→2222,・・・」の順に並んでいることが分かる。なお、図5では、社会的順位として相対的なデータを記憶する場合を示しているが、例えば、1位、2位、3位などのように、家畜IDごとに絶対的な社会的順位のデータを記憶するようにしてもよい。
家畜情報取得部240は、各家畜の位置情報および移動速度を取得する。家畜情報取得部240は、家畜センサ100から家畜ID、位置情報および移動速度を受信すると、家畜IDに対応付けて位置情報および移動速度を家畜情報DB210にそれぞれ格納する。
行動パターン判定部250は、家畜の群れの行動パターンを判定する。例えば、行動パターン判定部250は、家畜情報取得部240から各家畜の移動速度を取得する。次に、行動パターン判定部250は、家畜情報取得部240により取得された各家畜の移動速度を用いて群れの移動速度を算出する。例えば、行動パターン判定部250は、各家畜の移動速度の平均を群れの移動速度として算出する。そして、行動パターン判定部250は、行動パターン情報DB220を参照して、群れの移動速度に対応する群れの行動パターンを判定する。
例えば、行動パターン判定部250は、群れの移動速度が「毎秒0メートル以上0.25メートル以下」である場合には、行動パターン情報DB220を参照して、群れの行動パターンを「休息」と判定する。また、例えば、行動パターン判定部250は、群れの移動速度が「毎秒0.26メートル以上0.75メートル以下」である場合には、行動パターン情報DB220を参照して、群れの行動パターンを「採食」と判定する。また、例えば、行動パターン判定部250は、群れの移動速度が「毎秒0.76メートル以上」である場合には、行動パターン情報DB220を参照して、群れの行動パターンを「移動」と判定する。
行動パターン判定部250は、群れの行動パターンを「採食」であると判定した場合には、接触判定部260に対して接触条件の判定を行うように指示する。また、行動パターン判定部250は、群れの行動パターンを「移動」であると判定した場合には、社会的順位更新部280に社会的順位の更新を行うように指示する。
接触判定部260は、行動パターン判定部250により家畜の群れの行動パターンが採食であると判定された場合に、所定の接触条件を満足する家畜ペアが群れに存在するか否かを判定する。ここで、所定の接触条件とは、個体空間の重複が一定時間継続するか否かであり、単なる家畜のすれ違いを除外する。
例えば、接触判定部260は、行動パターン判定部250から接触条件の判定を行うように指示を受けると、各家畜IDと、家畜IDに対応付けられた最新の位置情報を家畜情報DB210からそれぞれ取得する。また、接触判定部260は、家畜情報DB210から取得した家畜IDごとに、家畜IDに対応付けられている上位家畜ID、下位家畜IDおよび個体空間を社会的順位情報DB230からそれぞれ取得する。なお、接触判定部260は、各家畜IDと、家畜IDに対応付けられた最新の位置情報を家畜情報取得部240から直接取得するようにしてもよい。
そして、接触判定部260は、採食中の家畜の群れの中に、他の家畜との距離が逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜、すなわち個体空間の重複が一定時間継続した家畜のペアが存在するか否かを判定する。例えば、接触判定部260は、家畜の位置情報および個体空間に基づいて、採食中の家畜の群れの中に個体空間が重複している家畜のペアが存在するか否かを判定する。
判定の結果、個体空間が重複している家畜ペアが存在する場合には、接触判定部260は、該当する各家畜ペアの位置情報を家畜情報取得部240から一定時間継続して取得する。そして、接触判定部260は、取得した位置情報をモニタすることにより、個体空間の重複が解除されることなく、一定時間継続する家畜ペアを抽出する。そして、接触判定部260は、個体空間の重複が一定時間継続した家畜ペアごとに、家畜IDの組合せと、上位家畜IDと、下位家畜IDと、各家畜IDに対応する位置情報とを家畜異常報知部270に送る。
図6は、実施例2に係る接触条件を満足する家畜ペアのデータの一例を示す図である。例えば、図6に示すように、家畜ペアのデータの一例として、ペア家畜ID「1111,2222」と、上位家畜ID「1111」と、下位家畜ID「2222」と、位置情報「(x7−1,y7−1),(x7−2,y7−2)」とが対応付けられている。なお、位置情報の左側のデータ「(x7−1,y7−1)」は、上位家畜ID「1111」に対応する位置情報である。また、位置情報の右側のデータ「(x7−2,y7−2)」は、下位家畜ID「2222」に対応する位置情報である。
家畜異常報知部270は、接触条件を満足する家畜ペアのデータを接触判定部260から受け取ると、例えば、内部的に有するメモリなどの記憶部から放牧区間の位置情報を取得する。次に、家畜異常報知部270は、接触条件を満足する家畜ペアのデータを一つ取得する。続いて、家畜異常報知部270は、放牧区間の位置情報と家畜ペアの位置情報とを比較して、放牧区画と放牧区画外との放牧境界近傍に家畜ペアが位置するか否かを判定する。判定の結果、放牧境界近傍に家畜のペアが位置する場合には、家畜異常報知部270は逃避可能性報知処理を実行する。
一方、判定の結果、放牧境界近傍に家畜のペアが位置しない場合には、家畜異常報知部270は体調異常報知処理を実行する。そして、家畜異常報知部270は、接触条件を満足する家畜ペアの全てのデータについて処理を完了したか否かを判定し、処理を完了していない残りのデータについて同様の処理を実行する。
ここで、家畜異常報知部270により実行される逃避可能性報知処理について説明する。家畜異常報知部270は、接触条件を満足する家畜ペアのデータに含まれる上位家畜IDおよび下位家畜IDに基づいて社会的順位を特定する。そして、家畜異常報知部270は、社会的順位が下位である家畜の位置情報を参照して、下位の家畜が放牧境界側に位置する場合には、下位の家畜に逃避の可能性がある旨の通知をユーザ端末300に送信する。
次に、家畜異常報知部270により実行される体調不良報知処理について説明する。家畜異常報知部270は、接触条件を満足する家畜ペアのデータに含まれる上位家畜IDおよび下位家畜IDに基づいて社会的順位を特定する。次に、家畜異常報知部270は、群れの移動速度を行動パターン判定部250から取得し、取得した群れの移動速度のモニタを開始する。これと同時に、家畜異常報知部270は、家畜ペアの位置情報を家畜情報取得部240から一定時間継続して取得し、取得した位置情報のモニタを開始する。なお、家畜異常報知部270は、家畜ペアの位置情報を家畜情報DB210から取得するようにしてもよい。
そして、家畜異常報知部270は、群れの移動速度のモニタ結果および家畜ペアの位置情報のモニタ結果に基づいて、群れの移動が始まる前に上位の家畜による逃避行動が発生したかどうかを判定する。例えば、家畜異常報知部270は、群れの移動速度が移動に対応する速度になる前に、上位の家畜の位置情報のみが下位の家畜の位置情報から離れる方向に変化した場合には、群れの移動が始まる前に上位の家畜による逃避行動が発生したものと判定する。
判定の結果、群れの移動が始まる前に上位の家畜による逃避行動が発生した場合には、家畜異常報知部270は、逃避行動をとった家畜に体調不良の可能性がある旨の通知をユーザ端末300に送信する。そして、家畜異常報知部270は、この家畜ペアにおいて、逃避行動をとった家畜の順位と逃避行動をとらなかった家畜の順位とを入れ替えて社会的順位情報DB230を更新する。
社会的順位更新部280は、行動パターン判定部250により家畜の群れの行動パターンが移動であると判定された場合には、社会的順位更新処理を実行する。
例えば、社会的順位更新部280は、行動パターン判定部から社会的順位の更新を行うように指示を受けると、各家畜IDと、家畜IDに対応付けられた最新の位置情報を家畜情報DB210から継続的に取得する。次に、社会的順位更新部280は、家畜情報DB210から取得した位置情報の推移に基づいて、家畜の群れが完全な移動状態に移行しているか否かを判定する。例えば、社会的順位更新部280は、家畜の群れを形成する各家畜が他の家畜との間におよそ一定の距離を保って移動し続けている場合には、家畜の群れが完全な移動状態に移行したものと判定する。
家畜の群れが完全な移動状態に移行したものと判定した場合には、社会的順位更新部280は、群れを形成して移動中である各家畜の家畜IDの並び順を特定する。次に、社会的順位更新部280は、群れを形成する各家畜の家畜IDに対応付けられた社会的順位を社会的順位情報DB230から取得し、各家畜の家畜IDを社会的順序に応じて並び替える。続いて、社会的順位更新部280は、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と、社会的順序に従って並び替えた家畜IDの並び順とが一致するか否かを判定する。
判定の結果、社会的順位更新部280は、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と、社会的順序に従って並び替えた家畜IDの並び順とが一致する場合には、そのまま社会的順位更新処理を終了する。一方、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と、社会的順序に従って並び替えた家畜IDの並び順とが一致しない場合には、社会的順位更新部280は、社会的順位情報DB230に記憶されている社会的順位を更新する。例えば、社会的順位更新部280は、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と一致するように、社会的順位情報DB230に記憶されている社会的順位を更新する。
一般的に、群れで移動する家畜は、社会的順位が上位のものほど、下位の家畜よりも前を移動する傾向がある。よって、社会的順位更新部280は、家畜の群れが完全な移動状態に移行すると、家畜は自然と社会的順位に従って整列して移動するので、移動順序に基づいて社会的順位を更新できる。なお、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と、社会的順序に従って並び替えた家畜IDの並び順とが一致しない場合としては、家畜間の力関係の変化や新たな家畜の群れへの参入などが考えられる。新たな家畜を群れに放つ場合には、一意な家畜IDを付与した家畜センサ100を取り付けられるものとする。
なお、家畜監視装置200の家畜情報取得部240、行動パターン判定部250、接触判定部260、家畜異常報知部270および社会的順位更新部280は、例えば、電子回路や集積回路を有する。電子回路としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)がある。また、集積回路としては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などがある。
[家畜監視装置による処理(実施例2)]
図7〜図10を用いて、実施例2に係る家畜監視装置による処理の流れを説明する。
[全体処理]
まず、図7を用いて、実施例2に係る全体処理の流れを説明する。図7は、実施例2に係る全体処理の流れを示す図である。図7に示すように、行動パターン判定部250は、群れの行動パターンを「採食状態」であると判定した場合には(ステップS701,YES)、接触判定部260に対して接触条件の判定を行うように指示する。
接触判定部260は、行動パターン判定部250から接触条件の判定を行うように指示を受けると、所定の接触条件を満足する家畜のペアが群れに存在するか否かを判定する(ステップS702)。判定の結果、所定の接触条件を満足する家畜のペアが群れに存在する場合には(ステップS702,YES)、家畜異常報知部270は、例えば、内部的に有するメモリなどの記憶部から放牧区間の位置情報を取得する(ステップS703)。
次に、家畜異常報知部270は、接触判定部260から受け取った接触条件を満足する家畜ペアのデータの中から一つのペアのデータを取得する(ステップS704)。続いて、家畜異常報知部270は、家畜ペアの位置情報と放牧区画の位置情報とを比較して、この家畜ペアが放牧境界近傍に位置するか否かを判定する(ステップS705)。なお、家畜異常報知部270が接触判定部260から受け取るデータには、接触条件を満足する家畜ペアの家畜IDの組合せ、上位家畜ID、下位家畜ID、各家畜IDに対応する位置情報が含まれている。
判定の結果、家畜ペアが放牧境界近傍に位置する場合には(ステップS705,YES)、家畜異常報知部270は、逃避可能性報知処理を実行する(ステップS706)。一方、判定の結果、家畜ペアが放牧境界近傍に位置しない場合には(ステップS705,NO)、家畜異常報知部270は、体調異常報知処理を実行する(ステップS707)。
ステップS706あるいはステップS707の処理を実行した後、家畜異常報知部270は、接触判定部260から受け取った接触条件を満足する家畜ペアのデータの全てについて処理を実行したか否かを判定する(ステップS708)。判定の結果、家畜ペアのデータの全てについて処理を実行した場合には(ステップS708,YES)、家畜異常報知部270は、図7の処理を終了する。一方、判定の結果、家畜ペアのデータの全てについて処理を実行していない場合には(ステップS708,NO)、家畜異常報知部270は、上述したステップS704に戻り、上述したステップS705〜ステップS707までの処理を行う。
ここで、ステップS701の説明に戻る。行動パターン判定部250は、群れの行動パターンを「採食状態」ではないと判定した場合には(ステップS701,NO)、群れの行動パターンが「移動状態」であるか否かを判定する(ステップS709)。判定の結果、群れの行動パターンが「移動状態」である場合には(ステップS709,YES)、行動パターン判定部250は、社会的順位更新部280に社会的順位の更新を行うように指示する。
社会的順位更新部280は、行動パターン判定部から社会的順位の更新を行うように指示を受けると、社会的順位更新処理を実行し(ステップS710)、図7に示す処理を終了する。
ここで、ステップS709の説明に戻る。行動パターン判定部250は、判定の結果、群れの行動パターンが「移動状態」ではない場合には(ステップS709,NO)、図7に示す処理を終了する。
[社会的順位更新処理]
次に、図8を用いて、実施例2に係る社会的順位更新処理の流れを説明する。図8は、実施例2に係る社会的順位更新処理の流れを示す図である。図8に示すように、社会的順位更新部280は、行動パターン判定部から社会的順位の更新を行うように指示を受けると、家畜の群れが完全に移動状態となってから群れを形成して移動中である各家畜の家畜IDの並び順を特定する(ステップS801)。例えば、社会的順位更新部280は、家畜の群れを形成する各家畜が他の家畜との間におよそ一定の距離を保って移動し続けている場合には、家畜の群れが完全な移動状態に移行したものと判定する。
次に、社会的順位更新部280は、群れを形成する各家畜の家畜IDに対応付けられた社会的順位を社会的順位情報DB230から取得し、各家畜の家畜IDを社会的順序に応じて並び替える(ステップS802)。そして、社会的順位更新部280は、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と、社会的順序に従って並び替えた家畜IDの並び順とが一致するか否かを判定する(ステップS803)。
判定の結果、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と、社会的順序に従って並び替えた家畜IDの並び順とが一致する場合には(ステップS803,YES)、社会的順位更新部280は、そのまま社会的順位更新処理を終了する。一方、判定の結果、移動中である各家畜の家畜IDの並び順と、社会的順序に従って並び替えた家畜IDの並び順とが一致しない場合には(ステップS803,NO)、社会的順位更新部280は、次の処理を行う。すなわち、社会的順位更新部280は、移動中の各家畜の家畜IDの並び順に従って社会的順位を更新する(ステップS804)。そして、社会的順位更新部280は社会的順位更新処理を終了する。
[逃避可能性報知処理]
続いて、図9を用いて、実施例2に係る逃避可能性報知処理の流れを説明する。図9は、実施例2に係る逃避可能性報知処理の流れを示す図である。図9に示すように、家畜異常報知部270は、接触条件を満足する家畜ペアのデータに基づいて、現在処理対象としている家畜ペアの社会的順位を特定する(ステップS901)。そして、家畜異常報知部270は、社会的順位が下位である家畜の位置情報を参照して、下位の家畜が放牧境界側に位置するか否かを判定する(ステップS902)。
判定の結果、下位の家畜が放牧境界側に位置する場合には(ステップS902,YES)、家畜異常報知部270は、下位の家畜に逃避の可能性がある旨の通知をユーザ端末300に送信する(ステップS903)。一方、判定の結果、下位の家畜が放牧境界側に位置しない場合には(ステップS902,NO)、家畜異常報知部270は、逃避可能性報知処理を終了する。
[体調不良報知処理]
次に、図10を用いて、実施例2に係る体調不良報知処理の流れを説明する。図10は、実施例2に係る体調不良報知処理の流れを示す図である。図10に示すように、家畜異常報知部270は、接触条件を満足する家畜ペアのデータに基づいて、現在処理対象としている家畜ペアの社会的順位を特定する(ステップS1001)。次に、家畜異常報知部270は、群れの移動速度および家畜ペアの位置情報のモニタを開始する(ステップS1002)。
そして、家畜異常報知部270は、群れの移動速度のモニタ結果および家畜ペアの位置情報のモニタ結果に基づいて、群れの移動が始まる前に上位の家畜による逃避行動が発生したかどうかを判定する(ステップS1003)。例えば、家畜異常報知部270は、群れの移動速度が移動に対応する速度になる前に、上位の家畜の位置情報のみが下位の家畜の位置情報から離れる方向に変化した場合には、群れの移動が始まる前に上位の家畜による逃避行動が発生したものと判定する。
判定の結果、群れの移動が始まる前に上位の家畜による逃避行動が発生した場合には(ステップS1003,YES)、家畜異常報知部270は、逃避行動をとった家畜に体調不良の可能性がある旨の通知をユーザ端末300に送信する(ステップS1004)。そして、家畜異常報知部270は、この家畜ペアにおいて、逃避行動をとった家畜の順位と逃避行動をとらなかった家畜の順位とを入れ替えて社会的順位情報DB230を更新する(ステップS1005)。
ここでステップS1003の説明に戻る。判定の結果、群れの移動が始まる前に上位の家畜による逃避行動が発生しなかった場合には(ステップS1003,NO)、家畜異常報知部270は、体調不良報知処理を終了する。
[実施例2による効果]
上述してきたように、家畜監視装置200は、家畜の群における社会的順位を予め記憶しておき、各家畜の順位と各家畜に取り付けたセンサにより取得される位置情報とに基づいて、各家畜の異常を自動的に検出して報知する。よって、実施例2によれば、多くの人手を費やして目視により家畜を監視する必要が無く、家畜の異常を監視するために要する人的負担やコスト負担を低減できる。
例えば、家畜監視装置200は、それぞれ個体空間が重複する家畜ペアのうち上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったか否かを判定する。そして、上位の家畜が逃避行動をとった場合には、家畜監視装置200は、上位の家畜に体調不良の可能性がある旨の通知をユーザ端末200に自動送信する。したがって、実施例2によれば、家畜に体調不良の可能性がある旨を報知するための人的負担やコスト負担を低減できる。
また、上述したように、家畜監視装置200は、それぞれ個体空間が重複する家畜ペアのうち逃避行動をとった家畜の順位が下位となるように、家畜ペアの社会的順位を入れ替えて社会的順位情報DB230に記憶されている社会的順位を更新する。したがって、実施例2によれば、家畜の体調不良に応じて社会的順位を簡易に更新できる。
また、採食行動時に、放牧区画の端、つまり柵の近傍に居る順位が下位である家畜は、上位の家畜に威嚇されて行き場を失った場合、一般的に、錯乱状態となり放牧区画外に逃げ出すことが多い。つまり、上位の家畜に威嚇されて順位の低いが家畜が放牧区画外に逃避する可能性が高い場合、すなわち下位の家畜放牧区画の境界側に位置する場合には下位の家畜の捕獲が必要となる。
そこで、家畜監視装置200は、それぞれ個体空間が重複する家畜ペアのうち下位の家畜が放牧境界側に位置するか否かを判定し、下位の家畜が放牧境界側に位置する場合には、下位の家畜に逃避の可能性がある旨の通知をユーザ端末300に自動送信する。よって、実施例2によれば、家畜に逃避の可能性がある旨を報知するための人的負担やコスト負担を低減できる。
また、群れを形成する家畜が移動状態となった時の家畜の移動の順番と、群れを形成する家畜の社会的順位の序列との比較結果に基づいて、社会的順位情報DB230に記憶されている社会的順位を更新する。つまり、家畜の群れが完全に移動状態となるのを待つことにより、家畜間の力関係の変化や新たな家畜の群れへの参入などによる各家畜の社会的順位が自動的に確定する。よって、実施例2によれば、家畜の移動順番と社会的順位の序列とを比較するだけで簡易に社会的順位を更新できる。
なお、上述した実施例2では、群れを形成する家畜が移動状態となるのを待って社会的順位の更新を行ったが、これに限定されるものではない。例えば、家畜が移動し始めると同時に、各家畜の社会的順位を仮決めし、群れの移動状態が確定した後に仮決めした社会的順位を更新してもよい。
なお、上述した実施例2において、家畜の移動速度をモニタし、移動速度が所定の基準値よりも低下している家畜を検出した場合には、この家畜の体調不良の可能性をユーザに報知するようにすることもできる。
なお、上述した実施例2では、家畜センサ100を家畜に取り付けて、家畜の位置情報を取得する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、WEBカメラにより撮影した家畜の映像をネットワークを介して取得し、取得した映像を解析して家畜の位置情報を把握するようにしてもよい。
以下、本願の開示する家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システムの他の実施形態を説明する。
(1)装置構成等
例えば、図2に示した家畜監視装置200の構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、図2に示す家畜情報取得部240、行動パターン判定部250、接触判定部260、家畜異常報知部270および社会的順位更新部280を機能的または物理的に統合してもよい。つまり、実施例2に係る家畜監視装置200の全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合することができる。
(2)家畜監視プログラム
また、上述の実施例2にて説明した家畜監視装置200により実行される各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータなどの電子機器で実行することによって実現することもできる。なお、家畜監視装置200により実行される各種の処理については、例えば、図7〜10等を参照されたい。
そこで、以下では、図11を用いて、上述の実施例2にて説明した家畜監視装置200により実行される処理と同様の機能を実現する家畜監視プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図11は、家畜監視プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図11に示すように、家畜監視装置200により実行される処理と同様の機能を実現するコンピュータ400は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)410を有する。また、コンピュータ400は、ユーザからデータの入力を受け付ける入力装置420および出力装置430を有する。
なお、入力装置420は、例えば、キーボードやマウスなどに該当する。また、出力装置430は、モニタやディスプレイなどに該当する。なお、入力装置420がマウスを有する場合には、出力装置430が有するモニタと協働して、ポインティングデバイス機能を実現することもできる。また、入力装置420がタッチパッドなどの他の入力デバイスを有する場合にも、マウスの場合と同様にポインティングデバイス機能を実現できる。
また、コンピュータ400は、図11に示すように、記憶媒体からプログラム等を読取る媒体読取装置440と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うネットワークインターフェース装置450を有する。また、コンピュータ400は、図11に示すように、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)460と、ハードディスク装置470とを有する。そして、各装置410〜470は、バス480に接続される。
なお、上述したCPU410の代わりに、例えば、MPU(Micro Processing Unit)などの電子回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を用いることもできる。また、RAM460の代わりに、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子を用いることもできる。
ハードディスク装置470には、上述した家畜監視装置200により実行される処理と同様の機能を発揮する家畜監視プログラム471および家畜監視用データ472が記憶されている。なお、この家畜監視プログラム471を適宜分散させて、ネットワークを介して通信可能に接続された他のコンピュータの記憶部に記憶させておくこともできる。
そして、CPU410が、家畜監視プログラム471をハードディスク装置470から読み出してRAM460に展開することにより、図11に示すように、家畜監視プログラム471は家畜監視プロセス461として機能する。家畜監視プロセス461は、ハードディスク装置470から読み出した家畜監視用データ472等の各種データを適宜RAM460上の自身に割当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。
なお、家畜監視プロセス461は、例えば、図2に示した家畜監視装置の家畜情報取得部240、行動パターン判定部250、接触判定部260、家畜異常報知部270および社会的順位更新部280にて実行される処理を含む。
なお、家畜監視プログラム471については、必ずしも最初からハードディスク装置470に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ400に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ400がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ400に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ400がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数の家畜それぞれに取り付けられたセンサから、該家畜の位置情報と該家畜に一意に付与される識別子とを取得する取得部と、
各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する家畜データ記憶部と、
前記取得部により取得された識別子に対応付けられている前記順位データおよび前記逃避距離を前記家畜データ記憶部から読み出し、該読み出した順位データおよび逃避距離と、前記取得部により取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が該逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された2頭の家畜について、前記取得部により取得された位置情報と、前記家畜データ記憶部から読み出した順位データとに基づいて、前記順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、該上位の家畜に体調不良の可能性があることをユーザに報知する報知部と
を有することを特徴とする家畜監視装置。
(付記2)前記複数の家畜が放牧される放牧区画の位置情報を記憶する放牧区画データ記憶部と、
前記放牧区画の位置情報を参照して、前記検出部によって検出された2頭の家畜が共に放牧区画と放牧区画外との境界近傍に位置するか否かを判定する判定部と
をさらに有し、
前記報知部は、前記検出部によって検出された2頭の家畜が共に放牧区画と放牧区画外との境界近傍に位置するものと前記判定部により判定され、前記順位データが下位の家畜と上位の家畜との位置関係から該下位の家畜が区画外方向に逃避する可能性がある場合には、逃避の可能性があることをさらにユーザに報知することを特徴とする付記1に記載の家畜監視装置。
(付記3)前記検出部によって検出された2頭の家畜のうち前記逃避行動をとった家畜の順位が下位となるように、該2頭の家畜の順位を入れ替えて前記家畜データ記憶部に記憶されている順位データを更新する更新部をさらに有することを特徴とする付記1に記載の家畜監視装置。
(付記4)前記更新部は、前記取得部により取得された位置情報の推移に基づいて家畜の群れが移動状態になったことを検出した場合には、該群れを形成する家畜の移動の順番と、該群れを形成する家畜の順位データの序列との比較結果に基づいて、前記家畜データ記憶部に記憶されている順位データを更新することを特徴とする付記3に記載の家畜監視装置。
(付記5)前記取得部により取得された位置情報の推移に基づいて家畜の群れが移動状態になったことを検出した場合には、該群れを形成する家畜の移動の順番に基づいて、群れ内における順位を仮決定する順位仮決定部をさらに有することを特徴とする付記1または2に記載の家畜監視装置。
(付記6)前記報知部は、前記取得部により取得された位置情報の推移から、移動速度が所定の基準値よりも低下している家畜を検出した場合には、該家畜の体調不良の可能性をユーザに報知することを特徴とする付記1に記載の家畜監視装置。
(付記7)コンピュータに、
複数の家畜それぞれに取り付けられたセンサから、該家畜の位置情報と該家畜に一意に付与される識別子とを取得する取得ステップと、
各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する家畜データ記憶部から、前記取得ステップにより取得された識別子に対応付けられている前記順位データおよび前記逃避距離を読み出し、該読み出した順位データおよび逃避距離と、前記取得ステップにより取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が該逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された2頭の家畜について、前記取得ステップにより取得された位置情報と、前記家畜データ記憶部から読み出した順位データとに基づいて、前記順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、該上位の家畜に体調不良の可能性があることをユーザに報知する報知ステップと
を実行させることを特徴とする家畜監視プログラム。
(付記8)複数の家畜それぞれに取り付けられたセンサから家畜の情報を収集することにより家畜の監視を行う家畜監視装置を有する家畜監視システムであって、
前記家畜監視装置は、
前記センサから前記家畜の位置情報と該家畜に一意に付与される識別子とを取得する取得部と、
各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する家畜データ記憶部と、
前記取得部により取得された識別子に対応付けられている前記順位データおよび前記逃避距離を前記記憶部から読み出し、該読み出した順位データおよび逃避距離と、前記取得部により取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が該逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された2頭の家畜について、前記取得部により取得された位置情報と、前記家畜データ記憶部から読み出した順位データとに基づいて、前記順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、該上位の家畜に体調不良の可能性がある旨の情報をユーザ端末に報知する報知部と
を有することを特徴とする家畜監視システム。
10 家畜監視装置
11 取得部
12 家畜データ記憶部
13 検出部
14 報知部
100 家畜センサ
200 家畜監視装置
210 家畜情報DB(Data Base)
220 行動パターン情報DB(Data Base)
230 社会的順位情報DB(Data Base)
240 家畜情報取得部
250 行動パターン判定部
260 接触判定部
270 家畜異常報知部
400 コンピュータ
410 CPU
420 入力装置
430 出力装置
440 媒体読取装置
450 ネットワークインターフェース装置
460 RAM
461 家畜監視プロセス
470 ハードディスク装置
471 家畜監視プログラム
472 家畜監視用データ

Claims (6)

  1. 複数の家畜それぞれに取り付けられたセンサから、該家畜の位置情報と該家畜に一意に付与される識別子とを取得する取得部と、
    各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する家畜データ記憶部と、
    前記取得部により取得された識別子に対応付けられている前記順位データおよび前記逃避距離を前記家畜データ記憶部から読み出し、該読み出した順位データおよび逃避距離と、前記取得部により取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が該逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された2頭の家畜について、前記取得部により取得された位置情報と、前記家畜データ記憶部から読み出した順位データとに基づいて、前記順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、該上位の家畜に体調不良の可能性があることをユーザに報知する報知部と
    を有することを特徴とする家畜監視装置。
  2. 前記複数の家畜が放牧される放牧区画の位置情報を記憶する放牧区画データ記憶部と、
    前記放牧区画の位置情報を参照して、前記検出部によって検出された2頭の家畜が共に放牧区画と放牧区画外との境界近傍に位置するか否かを判定する判定部と
    をさらに有し、
    前記報知部は、前記検出部によって検出された2頭の家畜が共に放牧区画と放牧区画外との境界近傍に位置するものと前記判定部により判定され、前記順位データが下位の家畜と上位の家畜との位置関係から該下位の家畜が区画外方向に逃避する可能性がある場合には、逃避の可能性があることをさらにユーザに報知することを特徴とする請求項1に記載の家畜監視装置。
  3. 前記検出部によって検出された2頭の家畜のうち前記逃避行動をとった家畜の順位が下位となるように、該2頭の家畜の順位を入れ替えて前記家畜データ記憶部に記憶されている順位データを更新する更新部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の家畜監視装置。
  4. 前記更新部は、前記取得部により取得された位置情報の推移に基づいて家畜の群れが移動状態になったことを検出した場合には、該群れを形成する家畜の移動の順番と、該群れを形成する家畜の順位データの序列との比較結果に基づいて、前記家畜データ記憶部に記憶されている順位データを更新することを特徴とする請求項3に記載の家畜監視装置。
  5. コンピュータに、
    複数の家畜それぞれに取り付けられたセンサから、該家畜の位置情報と該家畜に一意に付与される識別子とを取得する取得ステップと、
    各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する家畜データ記憶部から、前記取得ステップにより取得された識別子に対応付けられている前記順位データおよび前記逃避距離を読み出し、該読み出した順位データおよび逃避距離と、前記取得ステップにより取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が該逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップによって検出された2頭の家畜について、前記取得ステップにより取得された位置情報と、前記家畜データ記憶部から読み出した順位データとに基づいて、前記順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、該上位の家畜に体調不良の可能性があることをユーザに報知する報知ステップと
    を実行させることを特徴とする家畜監視プログラム。
  6. 複数の家畜それぞれに取り付けられたセンサから家畜の情報を収集することにより家畜の監視を行う家畜監視装置を有する家畜監視システムであって、
    前記家畜監視装置は、
    前記センサから前記家畜の位置情報と該家畜に一意に付与される識別子とを取得する取得部と、
    各家畜の識別子ごとの群れ内部での順位データと、他の家畜からの逃避行動をとる逃避距離とを記憶する家畜データ記憶部と、
    前記取得部により取得された識別子に対応付けられている前記順位データおよび前記逃避距離を前記記憶部から読み出し、該読み出した順位データおよび逃避距離と、前記取得部により取得された位置情報とに基づいて、他の家畜との距離が該逃避距離内であった時間が一定時間継続した2頭の家畜を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された2頭の家畜について、前記取得部により取得された位置情報と、前記家畜データ記憶部から読み出した順位データとに基づいて、前記順位データが上位の家畜が下位の家畜からの逃避行動をとったと判定された場合には、該上位の家畜に体調不良の可能性がある旨の情報をユーザ端末に報知する報知部と
    を有することを特徴とする家畜監視システム。
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