JP2011244050A - ホーンスピーカ - Google Patents
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Abstract
【課題】放音方向に対して凹状に湾曲された振動板を有するホーンスピーカの再生周波数特性を平坦にする。
【解決手段】フェイズプラグ16の背後には振動板17が支持されている。振動板17が振動すると、振動板17とフェイズプラグ16の間の音発生空間OS内の空気がフェイズプラグ16のスリット21,22に押し出され、ホーン14から音波が放射される。フェイズプラグ16の外周面42は隔離板50がある。隔離板50は、音発生空間OSと、フェイズプラグ16、ポールピース10、バックプレート31、環状マグネット32、トッププレート33、スペーサリング34、およびエッジ40により囲まれた空間ASとを隔離する。
【選択図】図2
Description
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態であるホーンスピーカ5の縦断面図である。図2は、図1におけるホーン14の一部を除いた残りの部分の拡大図である。図2に示すように、ポールピース10の外形は、小径の筒体と大径の筒体とを連結させたような形状をなしている。ポールピース10の中心には導音孔11が穿設されている。図1に示すように、ポールピース10の一端面における導音孔11の開口部13にはホーン14のスロート部55が連結されており、ポールピース10とホーン14とが一体となって、本発明のホーンスピーカ5のホーンを構成している。ポールピース10の他端面にはフェイズプラグ16が固定されている。フェイズプラグ16の背後には湾曲面であるドーム状の振動板17がある。この振動板17は、音波の放射面である凹面をフェイズプラグ16に向けて支持されている。この振動板17を支持する構成の詳細は、後述する。
図4は、この発明の第2実施形態であるホーンスピーカ5Aにおけるホーン14の一部を除いた残りの部分の拡大図である。このホーンスピーカ5Aのホーン14の形状は、第1実施形態のホーンスピーカ5のホーン14の形状(図1)と同じである。図4において、第1実施形態のホーンスピーカ5と同じ要素には同一の符号を付してある。第1実施形態では、隔離板50がフェイズプラグ16の外周面42に設けられていた。しかし、本実施形態におけるホーンスピーカ5Aでは外周面42に隔離板50を設けない。その代わりに、このホーンスピーカ5Aでは、エッジ40が、振動板17の外周部を支持する機能と第1実施形態における隔離板50の機能とを併有する。
(1)第1実施形態において、図5に示すように、フェイズプラグ16の外周面42とボイスコイルボビン39の間の隙間に設けられた隔離板50をボイスコイルボビン39の内側に固定してもよい。この場合、隔離板50は、エッジ40と同じように、振動板17の振動を阻害しないように適度な柔軟性や可撓性を持った部材(例えば、柔軟な樹脂や樹脂を含浸した織物、柔軟な蛇腹構造を持った部材)で構成するとよい。また、ボイスコイルボビン39の内側に固定した隔離板50によりエッジ40を代用してもよい。この実施形態では、図6に示すように、ボイスコイルボビン39の外周面71とスペーサリング34の内周壁41の間にエッジ40を設けず、隔離板50の先端をボイスコイルボビン39の内周面72に固定する。そして、この隔離板50によってボイスコイルボビン90を内側から支持する。この場合も図5の場合と同様に、隔離板50は、振動板17の振動を阻害しないように適度な柔軟性や可撓性を持った部材で構成するとよい。
Claims (4)
- 音波を空間に放射するホーンと、ドーム状の振動板と、前記振動板によって覆われ、前記振動板から発した音波を前記ホーンのスロート部に導入するフェイズプラグとを有するホーンスピーカにおいて、
前記振動板を外側から取り囲んで支持するエッジと、
前記エッジを外側から取り囲み、前記エッジを介して前記振動板を支持する振動板保持部材と、
前記フェイズプラグから前記ホーンの側に向かって延在するようにして前記振動板の外周部に固定されたボイスコイルボビンと、
前記ボイスコイルボビンを収容する磁気ギャップを有する磁気回路と、
前記フェイズプラグの外周部から前記ボイスコイルボビンに向かって突出した隔離板であって、前記振動板の音波の放射する面と前記フェイズプラグの表面との間の空間である音発生空間と当該隔離板を挟んで前記音発生空間の反対側にある空間とを隔離する隔離板と
を具備することを特徴とするホーンスピーカ。 - 前記振動板は前記隔離板を介して前記フェイズプラグに支持されていることを特徴とする請求項1に記載のホーンスピーカ。
- 音波を空間に放射するホーンと、ドーム状の振動板と、前記振動板によって覆われ、前記振動板から発した音波を前記ホーンのスロート部に導入するフェイズプラグとを有するホーンスピーカにおいて、
前記振動板の外周部に固定されたボイスコイルボビンであって、前記振動板の外周部における当該ボイスコイルボビンが固定された部分から前記ホーンの反対側の方に向かって折り返すように延在するボイスコイルボビンと、
前記ボイスコイルボビンを収容する磁気ギャップを有する磁気回路と、
前記振動板の外周部を取り囲むようにして前記振動板の外周部に固定された環状の隔離板と、
前記フェイズプラグを包囲する環状のプレートであって、前記隔離板を収容し、かつ、前記磁気ギャップと連通する空間を内包する凹部を内周壁に有するプレートとを具備し、
前記隔離板の外周端は、前記凹部の内周壁に固定され、前記凹部に内包される空間は、前記隔離板によって、前記振動板の音波を放射する面と前記フェイズプラグの表面との間の空間である音発生空間に連通する第1の空間と、前記磁気ギャップに連通する第2の空間とに隔離され、前記音発生空間及び前記第1の空間が、断面の厚みが均一な空間を構成することを特徴とするホーンスピーカ。 - 前記隔離板は前記プレートの凹部の内周壁に固定されており、前記振動板は前記隔離板を介して前記プレートに支持されていることを特徴とする請求項3に記載のホーンスピーカ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022065548A1 (ko) * | 2020-09-24 | 2022-03-31 | 엘지전자 주식회사 | 스피커 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56116399A (en) * | 1980-02-19 | 1981-09-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Horn speaker |
JPS56140799A (en) * | 1980-04-01 | 1981-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Horn speaker |
JPS62196494U (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-14 |
-
2010
- 2010-05-14 JP JP2010111776A patent/JP5573346B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2022065548A1 (ko) * | 2020-09-24 | 2022-03-31 | 엘지전자 주식회사 | 스피커 |
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