JP2001095079A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2001095079A
JP2001095079A JP26567299A JP26567299A JP2001095079A JP 2001095079 A JP2001095079 A JP 2001095079A JP 26567299 A JP26567299 A JP 26567299A JP 26567299 A JP26567299 A JP 26567299A JP 2001095079 A JP2001095079 A JP 2001095079A
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武 中村
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計が容易で、十分な音響増幅効果を有する
スピーカを得る。 【解決手段】 スピーカ10は、振動板12を含む。振
動板12の中央部に、半球状の振動子14を取り付け
る。振動子14を中心として、振動板12上に複数の共
鳴用円筒22,24,26,28を同心円状に配置す
る。このとき、振動子14に近い部分に短い共鳴用円筒
22を配置し、外側に向かうにしたがって長い共鳴用円
筒24,26,28を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスピーカに関し、
特にたとえば、振動子によって放射される音に不足する
周波数域を補完する音響増幅器を有するスピーカに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカにおいて、音響増幅器と
しては、たとえばメガホン、フロントロードホーン、バ
ックロードホーンなどがある。ホーンの形状としては、
たとえば図4に示すようなストレートホーンなどがある
が、これ以外にもエクスポーネンシャルホーンやハイパ
ブリックホーンなどがある。このようなホーン1のスロ
ート部2に振動子が配置され、振動子の振動によって放
射される音響エネルギがホーン1の軸上に集中し、それ
によって音圧が高められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなホーンを用いたスピーカでは、ホーンの形状などの
設計および製作が難しい。また、外圧の変化がホーンの
スロート部に集中し、この部分に配置された振動子が破
損しやすい。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、設
計が容易で、十分な音響増幅効果を有するスピーカを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動子と、
振動子によって振動させられる振動板と、振動板の上に
配置される共鳴用円筒とを含むスピーカであって、振動
子を中心として気柱共鳴周波数の異なる複数の共鳴用円
筒を同心円状に配置した、スピーカである。このような
スピーカにおいて、振動子に近い部分に気柱共鳴周波数
の高い共鳴用円筒を配置し、振動子から遠ざかるにした
がって気柱共鳴周波数の低い共鳴用円筒を配置した構造
とすることができる。
【0006】共鳴用円筒の気柱共鳴周波数は、円筒の長
さと音速によって求められる。したがって、複数の共鳴
用円筒の長さを変えることにより、複数の気柱共鳴周波
数を組み合わせた特性を得ることができる。このような
特性を得るために、振動子に近い部分に気柱共鳴周波数
の高い共鳴用円筒、すなわち短い共鳴用円筒が配置さ
れ、振動子から遠い部分に気柱共鳴周波数の低い共鳴用
円筒、すなわち長い共鳴用円筒が配置される。
【0007】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明のスピーカの一例
を示す斜視図であり、図2はその断面図である。スピー
カ10は、振動板12を含む。振動板12の中央部に
は、振動子14が取り付けられる。振動子14は圧電体
で形成された半球状の振動体16を含み、その両面に電
極18,20が形成されている。振動体16は、電極1
8側から電極20側に向かって分極される。もちろん、
振動体16は、電極20側から電極18側に向かって分
極されてもよい。
【0009】振動板12上には、複数の共鳴用円筒2
2,24,26,28が取り付けられる。これらの共鳴
用円筒22〜28は、それぞれ異なる直径を有するよう
に形成される。そして、振動子14を中心として、同心
円状になるように、共鳴用円筒22〜28が配置され
る。共鳴用円筒22〜28は、それぞれ異なる長さとな
るように形成される。そして、振動子14に近い部分に
短い共鳴用円筒22が配置され、振動子14から遠ざか
るにしたがって、徐々に長い共鳴用円筒24,26,2
8が配置される。
【0010】このスピーカ10では、振動子14の電極
18,20に信号を与えることにより、半球状の振動体
16が全体的に膨張したり縮小したりするような呼吸振
動をする。このような振動により、振動子12の表面か
ら音が放射され、それにともなって振動板16も振動す
る。このとき、各共鳴用円筒22,24,26,28で
は、それぞれの気柱共鳴周波数で共鳴する。
【0011】一端開放型の円筒の気柱共鳴周波数fは、
f=C/4Lで求められる。ここで、Cは音速であり、
Lは円筒の長さである。したがって、円筒の長さが短い
場合に気柱共鳴周波数が高く、円筒の長さが長い場合に
気柱共鳴周波数が低くなる。つまり、図1に示すスピー
カ10では、内側の共鳴用円筒22の気柱共鳴周波数が
最も高く、外側の共鳴用円筒28の気柱共鳴周波数が最
も低い。
【0012】このスピーカ10の音圧特性が、図3に示
されている。図3からわかるように、半球状の振動子1
4のみの場合には、ある周波数における音圧が高く、1
つの山のような特性となっている。ところが、最も内側
にある長さL1の共鳴用円筒22によって、振動子14
による音圧のピークより少し低い周波数にピークが形成
される。同様に、長さL2,L3,L4を有する共鳴用
円筒24,26,28によって、低い周波数にピークが
形成される。したがって、スピーカ10全体としては、
それぞれのピークを合成したほぼフラットな音圧特性を
得ることができる。
【0013】このように、このスピーカ10では、広い
周波数域において、ほぼフラットな音圧特性を得ること
ができる。しかも、音響増幅を行うために、複雑な形状
のホーンを形成する必要がなく、円筒の長さを調整する
だけでよく、設計および製作が容易である。また、この
ような構造では、振動子14に与えられる外圧の影響が
小さく、振動子14が破損しにくい。
【0014】なお、振動子14としては、半球状の圧電
振動子に限らず、たとえばボイスコイルとマグネットと
を用いて振動板を振動させる振動子のような、他の種類
の振動子を用いることができる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、広い周波数域におい
て、ほぼフラットな音圧特性を得ることができ、しかも
設計および製作が容易なスピーカを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスピーカの一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示すスピーカの断面図である。
【図3】図1に示すスピーカの音圧特性を示すグラフで
ある。
【図4】従来のスピーカに用いられるホーンの一例を示
す図解図である。
【符号の説明】
10 スピーカ 12 振動板 14 振動子 16 振動体 18,20 電極 22,24,26,28 共鳴用円筒
フロントページの続き Fターム(参考) 5D004 AA03 BB00 CC02 CD06 DD07 FF01 FF07 5D012 AA03 BA02 BB01 BD07 CA02 FA02 GA01 5D016 AA08 AA14 CA01 DA02 EC00 FA01 5D018 AE02 AE15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子、 前記振動子によって振動させられる振動板、および前記
    振動板の上に配置される共鳴用円筒を含むスピーカであ
    って、 前記振動子を中心として気柱共鳴周波数の異なる複数の
    前記共鳴用円筒を同心円状に配置した、スピーカ。
  2. 【請求項2】 前記振動子に近い部分に気柱共鳴周波数
    の高い前記共鳴用円筒を配置し、前記振動子から遠ざか
    るにしたがって気柱共鳴周波数の低い前記共鳴用円筒を
    配置した、請求項1に記載のスピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006027860A1 (ja) * 2004-09-09 2006-03-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. スピーカ
JP2016024796A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 新コスモス電機株式会社 可搬型ガス検知器
WO2021221054A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 秀毅 和田 スピーカ、ヘッドホン、補聴器

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