JP2011242848A - 電子機器、表示制御方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子書籍におけるレイアウトの確認と、表示されているページに含まれる文章の確認とを、簡単な操作で実現可能な電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器1は、電子書籍の一部分を第1領域11に表示させるとともに、当該一部分に含まれる文章の一部分を第2領域12に表示させる。電子機器1は、第1領域11に電子書籍の一部分として第1の部分J10を表示させるとともに第2領域12に当該第1の部分に含まれる文章の一部分J40を表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、ページめくり処理を行なって第1領域11に表示させる電子書籍の一部分を第1の部分J10から第2の部分J20に切り換える。電子機器1は、上記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、第2領域12においてスクロール表示をさせる。
【選択図】図1
【解決手段】電子機器1は、電子書籍の一部分を第1領域11に表示させるとともに、当該一部分に含まれる文章の一部分を第2領域12に表示させる。電子機器1は、第1領域11に電子書籍の一部分として第1の部分J10を表示させるとともに第2領域12に当該第1の部分に含まれる文章の一部分J40を表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、ページめくり処理を行なって第1領域11に表示させる電子書籍の一部分を第1の部分J10から第2の部分J20に切り換える。電子機器1は、上記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、第2領域12においてスクロール表示をさせる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器、表示制御方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、電子書籍を表示可能な電子機器、当該電子機器における表示制御方法、プログラム、および当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、電子書籍を表示可能な電子機器が知られている。当該電子機器は、ユーザからのページめくり操作を受け付けることにより、たとえば次のページを表示することができる。
また、新聞が電子化されている。このため、電子化された新聞の購読者は、自身のコンピュータ等により当該新聞の記事等を読むことできる。しかしながら、コンピュータの画面に比べて新聞の紙面の面積は大きいため、購読者は、紙面全体における記事等のレイアウトの確認は困難である。このため、特許文献1には、実紙面と同様の新聞イメージ画像を表示する電子新聞表示装置が開示されている。
しかしながら、実紙面と同様の新聞イメージ画像を表示しても記事等の文字は非常に小さく表示されるため、記事等の内容を確認することは困難である。このような問題点は、たとえば、雑誌を含む、ページの面積が大きい各種の本にも当てはまる。
本願発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、電子書籍におけるレイアウトの確認と、表示されているページに含まれる文章の確認とを、簡単な操作で実現可能な電子機器、表示制御方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明のある局面に従うと、電子機器は、電子書籍を画面に表示する電子機器である。電子機器は、電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて格納する記憶装置と、電子書籍の一部分を画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる文章の一部分を文章データに基づいて画面の第2の表示領域に表示させる表示制御手段と、第1の入力と、第2の入力とを受け付ける入力受付手段とを備える。表示制御手段は、電子書籍の一部分を第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる文章の一部分を第2の表示領域に表示させた表示状態において、第1の入力を入力受付手段が受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行ない、上記表示状態において第2の入力を入力受付手段が受け付けたことに基づき、第2の表示領域において画面をスクロールさせる。
好ましくは、表示制御手段は、ページめくり処理によって、第1の表示領域に表示させる電子書籍の一部分を第1の部分から第2の部分に切り換え、上記表示状態において第1の入力を入力受付手段が受け付けたことに基づき、さらに、第2の表示領域に表示させる文章を第1の部分に含まれる文章の一部分から第2の部分に含まれる文章の一部分に切り換える。
好ましくは、第1の部分および第2の部分は、電子書籍における各ページまたは当該電子書籍における各見開きページである。
好ましくは、第1の入力および第2の入力のいずれか一方は、画面に対する左右方向の移動を指示する入力であり、他方は、画面に対する上下方向の移動を指示する入力である。
好ましくは、表示制御手段は、第2の表示領域において文章を横書き表示し、第2の入力は、上下方向の移動を指示する入力である。
好ましくは、記憶装置は、電子書籍に含まれている文章のタイトルを示したタイトルデータを電子書籍と関連付けてさらに格納している。入力受付手段は、第3の入力をさらに受け付ける。表示制御手段は、第3の入力を入力受付手段が受け付けたことに基づき、タイトルのうち予め定められた規則に基づいて決定される数のタイトルを、第1の表示領域および第2の表示領域の少なくともいずれかに重畳させた状態で表示させる。表示制御手段は、タイトルを画面に表示させた状態において、第2の入力を入力受付手段が受け付けたことに基づき、重畳させたタイトルの表示領域において画面をスクロールさせる。表示制御手段は、画面に表示されたタイトルにおいて1つのタイトルの選択が確定したことに基づき、選択されたタイトルに関連する、電子書籍の一部分を、第1の表示領域に表示させる。
好ましくは、電子書籍の各ページまたは各見開きページを、単位ページとすると、記憶装置は、単位ページ毎のサムネイル画像をさらに格納している。入力受付手段は、第4の入力をさらに受け付ける。表示制御手段は、第4の入力を入力受付手段が受け付けたことに基づき、第1の表示領域に表示させている電子書籍の一部分に対応するサムネイル画像を含んだ複数のサムネイル画像を、当該電子書籍の当該一部分または当該一部分に含まれる文章の一部分に重畳して表示させる。表示制御手段は、画面に表示されたサムネイル画像において1つのサムネイル画像の選択が確定したことに基づき、選択されたサムネイル画像に対応する、電子書籍の一部分を、第1の表示領域に表示させる。
好ましくは、表示制御手段は、複数のサムネイル画像が表示された状態において第1の入力を入力受付手段が受け付けたことに基づき、サムネイル画像をスクロール表示させる。
本発明の他の局面に従うと、表示制御方法は、電子書籍を画面に表示する電子機器における表示制御方法である。表示制御方法は、電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて記憶装置に格納するステップと、電子書籍の一部分を画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる文章の一部分を文章データに基づいて画面の第2の表示領域に表示させるステップと、電子書籍の一部分を第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる文章の一部分を第2の表示領域に表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行なうステップと、上記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、第2の表示領域において画面をスクロールさせるステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、電子書籍を画面に表示する電子機器を制御するためのプログラムである。プログラムは、電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて記憶装置に格納するステップと、電子書籍の一部分を画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる文章の一部分を文章データに基づいて画面の第2の表示領域に表示させるステップと、電子書籍の一部分を第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる文章の一部分を第2の表示領域に表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行なうステップと、上記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、第2の表示領域において画面をスクロールさせるステップとを電子機器に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、電子書籍を画面に表示する電子機器を制御するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。プログラムは、電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて記憶装置に格納するステップと、電子書籍の一部分を画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる文章の一部分を文章データに基づいて画面の第2の表示領域に表示させるステップと、電子書籍の一部分を第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる文章の一部分を第2の表示領域に表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行なうステップと、上記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、第2の表示領域において画面をスクロールさせるステップとを電子機器に実行させる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子機器について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
なお、以下では、電子書籍の一例として、雑誌を例に挙げて説明する。なお、電子書籍は、雑誌に限らず、新聞、本等の電子化された書籍を含む。
[実施の形態1]
<電子機器の動作概要>
図1は、電子機器1の動作概要を説明するための図である。図1(a)は、電子機器1が電子書籍のある見開きページを表示したときの表示画面を説明するための図である。図1(a)を参照して、電子機器1は、入力装置として、トラックボール21と操作キー22とを備える。電子機器1は、表示領域10を少なくとも第1領域11と第2領域12と第3領域13とに分けて、それぞれで異なる情報を表示する。電子機器1は、電子書籍の一部分として電子書籍の見開きページJ10を、第1領域11に表示している。
<電子機器の動作概要>
図1は、電子機器1の動作概要を説明するための図である。図1(a)は、電子機器1が電子書籍のある見開きページを表示したときの表示画面を説明するための図である。図1(a)を参照して、電子機器1は、入力装置として、トラックボール21と操作キー22とを備える。電子機器1は、表示領域10を少なくとも第1領域11と第2領域12と第3領域13とに分けて、それぞれで異なる情報を表示する。電子機器1は、電子書籍の一部分として電子書籍の見開きページJ10を、第1領域11に表示している。
なお、見開きページJ10は、ページJ11とページJ12とで構成される。また、以下では、電子書籍が左開き(左綴じ)である場合を例に挙げて説明する。つまり、本を開いたとき左側のページから右側のページへとノンブル(ページ番号)が増えていく電子書籍を例に挙げて説明する。
電子機器1は、第1領域11に見開きページJ10を表示したことに基づき、見開きページJ10に含まれる文章の一部分J40(以下、「文章J40」とも称する)を第2領域12に表示する。より詳しくは、電子機器1は、見開きページJ10を表示したことに基づき、見開きページJ10に含まれる文章J40を予め指定された文字サイズで第2領域12に表示する。つまり、見開きページJ10に含まれる文章の文字数が多い場合には、当該文章全体は、一度に第2領域12に表示されない。
なお、予め指定された文字サイズとは、ユーザが少なくとも視認可能な程度の大きさの文字サイズである。なお、当該文字サイズの変更が可能となるように電子機器1が構成されていてもよい。
電子機器1は、トラックボール21の回転が矢印91の方向(以下、「上方向」とも称する)を指定する回転である場合、第2領域12における表示画面を上方向にスクロールする。なお、電子機器1は、図1(a)に示すように文章J40が見開きページJ10の先頭箇所の文章である場合には、スクロールは行なわない。また、電子機器1は、トラックボール21の回転が矢印92の方向(以下、「下方向」とも称する)を指定する回転である場合、第2領域12における表示画面を下方向にスクロールする。なお、電子機器1は、上記スクロールにおけるスクロール量を、トラックボールの回転量により決定する。
なお、「スクロール」とは、画面に表示されている部分をたとえば上下方向に移動し、画面の外にあった部分(非表示であった部分)を表示させることをいう。また、このような表示方法を、「スクロール表示」と称する。
電子機器1は、トラックボール21の回転が矢印93の方向(以下、「左方向」とも称する)を指定する回転である場合、第1領域11に表示する見開きページを、見開きページJ10から、当該見開きページJ10よりも後の見開きページに切り換える。つまり、電子機器1は、現在表示されている見開きページよりも後の見開きページを表示するためにページめくりを行なう。また、電子機器1は、トラックボール21の回転が矢印94の方向(以下、「右方向」とも称する)を指定する回転である場合、第1領域11に表示する見開きページを、見開きページJ10から、当該見開きページJ10よりも前の見開きページに切り換える。つまり、電子機器1は、現在表示されている見開きページよりも前の見開きページを表示するためにページめくりを行なう。なお、電子機器1は、上記ページめくりにおけるページめくりの量を、トラックボールの回転量により決定する。
なお、トラックボール21の左右方向の回転とページめくりの方向とは上記の関係に限定されるものではない。たとえば、トラックボール21の回転が左方向を指定する回転である場合に現在表示されている見開きページよりも前の見開きページを表示し、トラックボール21の回転が右方向を指定する回転である場合に現在表示されている見開きページよりも後の見開きページを表示するように電子機器1を構成してもよい。
なお、以下では、説明の便宜上、矢印91の方向の入力、矢印92方向の入力、矢印93方向の入力、矢印94方向の入力を、それぞれ、「上方向の入力」、「下方向の入力」、「左方向の入力」、「右方向の入力」とも称する。
図1(b)は、図1(a)の状態において電子機器1が下方向の入力を受け付けたことに基づき表示される表示画面を示した図である。図1(b)を参照して、電子機器1は、上記スクロールの結果、第2領域12に文章J41を表示する。文章J41は、第1領域11に表示されている見開ページJ10に含まれている文章の一部である。
図1(c)は、図1(a)の状態において電子機器1が左方向の入力を受け付けたことに基づき表示される表示画面の一例を示した図である。図1(c)を参照して、電子機器1は、上記ページめくりの結果、第1領域11に見開きページJ20を表示する。なお、見開きページJ20は、ページJ21と、ページJ21の次のページであるページJ22とからなる。また、電子機器1は、第1領域11に表示させた見開きページJ20に含まれる文章の一部分J50(以下、「文章J50」とも称する)を第2領域12に表示する。
以上のように、電子機器1は、左方向の入力または右方向の入力を受け付けると、第1領域11において当該受け付けた方向に基づいたページめくり処理を実行する。また、電子機器1は、上方向の入力または下方向の入力を受け付けると、第2領域12において当該受け付けた方向に基づいたスクロール表示を行なう。
したがって、電子機器1は、トラックボールの回転方向に応じた画面の変更が可能となる。それゆえ、電子機器1のユーザは、電子書籍におけるレイアウトの確認と、表示されているページに含まれる文章の確認とを、簡単な操作で実現可能となる。
なお、本実施の形態では、電子機器1が備える入力装置の一つとしてトラックボール21を挙げて説明するが、トラックボール21の代わりに、たとえば、方向キー(たとえば十字キー)、タッチパッド、タッチパネルなどの少なくとも2次元方向を指定可能なポインティングを備える構成としてもよい。後述する他の実施の形態においても同様である。
十字キーを用いた場合には、上記のように電子書籍が左開きであるとき、十字キーにおける右側部分を押すことにより、現在表示されている見開きページの後の見開きページを表示するように電子機器1を構成すればよい。また、十字キーにおける下側部分を押すことにより、第2領域12の文章が下方向にスクロールするように電子機器1を構成すればよい。
また、タッチパネルを用いる場合には、上記のように電子書籍が左開きであるとき、指をタッチパネルに接触させた状態で右から左へ移動させることにより、現在表示されている見開きページの後の見開きページを表示するように、電子機器1を構成すればよい。また、指をタッチパネルに接触させた状態で下から上へ移動させることにより、第2領域12の文章が下方向にスクロールするように電子機器1を構成すればよい。
以下、電子機器1の上記機能を実現するための具体的構成について、図2〜図5に基づき説明する。
<ハードウェア構成>
図2は、電子機器1のハードウェア構成を示した図である。図2を参照して、電子機器1は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)101と、主記憶装置102と、データを不揮発的に格納するROM(Read Only Memory)103と、フラッシュメモリ104と、VRAM(Video Random Access Memory)105と、電子機器1のユーザによる指示の入力を受ける入力装置106と、無線通信モジュール107と、電池108と、IC(Integrated Circuit)カードリーダライタ109と、モニタ110と、アンテナ111とを備える。
図2は、電子機器1のハードウェア構成を示した図である。図2を参照して、電子機器1は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)101と、主記憶装置102と、データを不揮発的に格納するROM(Read Only Memory)103と、フラッシュメモリ104と、VRAM(Video Random Access Memory)105と、電子機器1のユーザによる指示の入力を受ける入力装置106と、無線通信モジュール107と、電池108と、IC(Integrated Circuit)カードリーダライタ109と、モニタ110と、アンテナ111とを備える。
フラッシュメモリ104は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ104は、電子機器1が生成したデータ、電子機器1の外部装置から取得したデータ等の各種データを揮発的に格納する。VRAM105は、モニタ110に表示される内容を保持するメモリである。モニタ110は、VRAM105が保持する内容を表示する。
無線通信モジュール107は、電子機器1が外部の通信装置と無線通信を行なうための信号処理を行なう。無線通信モジュール107は、アンテナ111を介したデータ送受信を行なう。
各構成要素101〜109は、相互にデータバスによって接続されている。ICカードリーダライタ109には、メモリカード191が装着される。
電子機器1における処理は、各ハードウェアおよびCPU101により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ104に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、メモリカード191その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、ICカードリーダライタ109その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IFを介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ104に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU101によってフラッシュメモリ104から読み出され、さらにフラッシュメモリ104に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU101は、そのプログラムを実行する。
同図に示される電子機器1を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、フラッシュメモリ104、メモリカード191その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、電子機器1の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<データ>
電子機器1は、フラッシュメモリ104に、コンテンツである電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて格納している。電子機器1は、電子書籍および文章データを、たとえば無線通信モジュールによりサーバ装置(図示せず)から取得する。あるいは、電子書籍および文章データはメモリカード191に格納されており、電子機器1は、ICカードリーダライタ109を介して当該電子書籍および文章データを取得する。なお、電子書籍のファイル形式としては、たとえば、PDF(登録商標)(Portable Document Format)、XMDF(登録商標)(Mobile Document Format)、EPUBが挙げられる。また、このようなファイル形式以外にも、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、GIF(Graphics Interchange Format)、EPS(Encapsulated Post Script)等の各種形式がある。文章データのファイル形式としては、たとえばテキスト形式が挙げられる。
電子機器1は、フラッシュメモリ104に、コンテンツである電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて格納している。電子機器1は、電子書籍および文章データを、たとえば無線通信モジュールによりサーバ装置(図示せず)から取得する。あるいは、電子書籍および文章データはメモリカード191に格納されており、電子機器1は、ICカードリーダライタ109を介して当該電子書籍および文章データを取得する。なお、電子書籍のファイル形式としては、たとえば、PDF(登録商標)(Portable Document Format)、XMDF(登録商標)(Mobile Document Format)、EPUBが挙げられる。また、このようなファイル形式以外にも、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、GIF(Graphics Interchange Format)、EPS(Encapsulated Post Script)等の各種形式がある。文章データのファイル形式としては、たとえばテキスト形式が挙げられる。
サーバ装置から電子書籍を取得する場合、電子機器1は、1つの電子書籍に含まれる全てのデータをサーバ装置から一度に取得する構成であってもよいし、当該全てのデータを一部分(たとえば、見開きページ)を、電子機器1から要求信号を送信する都度取得する構成であってもよい。また、文章データについても、同様である。
電子機器1は、電子書籍から当該文章データを生成する構成であってもよい。
なお、電子機器1が格納する電子書籍の数はいくらであってもよい。以下では、説明の便宜上、電子機器1が1冊の電子書籍を格納している場合を例に挙げて説明する。
なお、電子機器1が格納する電子書籍の数はいくらであってもよい。以下では、説明の便宜上、電子機器1が1冊の電子書籍を格納している場合を例に挙げて説明する。
<機能的構成>
図3は、電子機器1の機能的構成を示したブロック図である。図3を参照して、電子機器1は、入力装置106、フラッシュメモリ104、VRAM105、およびモニタ110の他に、制御部200を備える。制御部200は、入力受付部210と、表示制御部220とを備える。表示制御部220は、入力判定部221を含む。なお、制御部200および制御部200に含まれる各部は、CPU101がプログラムを実行することにより実現される機能ブロックである。
図3は、電子機器1の機能的構成を示したブロック図である。図3を参照して、電子機器1は、入力装置106、フラッシュメモリ104、VRAM105、およびモニタ110の他に、制御部200を備える。制御部200は、入力受付部210と、表示制御部220とを備える。表示制御部220は、入力判定部221を含む。なお、制御部200および制御部200に含まれる各部は、CPU101がプログラムを実行することにより実現される機能ブロックである。
入力受付部210は、入力装置106からの入力を受け付ける。入力受付部210は、入力装置106の一つとしてトラックボール21からの入力を受け付ける。また、入力受付部210は、入力装置106の一つとして操作キー22からの入力を受け付ける。入力受付部210は、受け付けた各入力を表示制御部220に送る。なお、以下では、操作キー22の一つが、決定キーとして機能する場合を例に挙げて説明する。
表示制御部220は、画像をモニタ110に表示させる制御を行なう。具体的には、表示制御部220は、VRAM105に画像データを書き込むことにより、モニタ110に当該画像データに基づいた画像を表示させる。なお、「画像」とは、テキスト、写真、図形等の画面に表示されているものをいう。つまり、画面に表示されているものは全て画像である。
表示制御部220は、電子書籍の見開きページを第1領域11に表示させるとともに、当該見開きページに含まれる文章の一部分を文章データに基づいて第2領域12に表示させる(たとえば図1(a))。なお、以下では、このように文章の一部分が第2領域に表示されている状態を、「文章データ表示状態」と称する。
入力判定部221は、入力受付部210が受け付けた入力の種類を判定する。入力判定部221は、受け付けた入力が、たとえば、上方向の入力、下方向の入力、右方向の入力、左方向の入力、または決定キーによる決定のための入力のいずれであるかを判定する。
表示制御部220は、入力判定部221による判定結果に応じて、モニタ110に表示させる内容を変更する。
表示制御部220は、上述した文章データ表示状態において、左方向の入力または右方向の入力を受け付けたと判定した場合、第1領域11に表示させる電子書籍の一部分を、現在表示している部分(以下、「第1の部分」とも称する)から、入力の方向に基づいた部分(以下、「第2の部分」)に切り換える。さらに、表示制御部220は、第2領域12に表示させる文章を上記第1の部分に含まれる文章の一部分から上記第2の部分に含まれる文章の一部分に切り換える。当該2つの切り換え処理により、表示制御部220は、モニタ110の表示内容を、たとえば図1(a)の表示内容から図1(c)の表示内容に切り換える。
表示制御部220は、上記文章データ表示状態において、上方向の入力または下方向の入力を受け付けたと判定した場合、第2領域12において、当該入力に基づいた方向へのスクロールを行なう。具体的には、表示制御部220は、上方向の入力を受け付けたと判定した場合には、第1領域11に表示されている見開きページに含まれている文章のうち、第2領域12で表示されているよりも先の箇所の文章をモニタ110に表示させる。表示制御部220は、下方向の入力を受け付けたと判定した場合には、第1領域11に表示されている見開きページに含まれている文章のうち、第2領域12で表示されているよりも後の箇所の文章をモニタ110に表示させる。
したがって、上述したように、電子機器1のユーザは、電子書籍におけるレイアウトの確認と、表示されているページに含まれる文章の確認とを、簡単な操作で実現可能となる。
<制御構造>
図4は、電子機器1における処理の流れを示したフローチャートである。ステップS2において、電子機器1は、電子書籍(ファイル)をオープンする。ステップS4において、電子機器1は、デフォルトの見開きページを第1領域11に表示し、当該見開きページに含まれている文章の一部分を第2領域12に表示する。なお、デフォルトの見開きページの代わりに、ユーザが当該電子書籍を前回見たときに、最後に開いた見開きページを第1領域11に表示してもよい。ステップS6において、電子機器1は、入力装置106を介して、表示画面を遷移させる入力を受け付けたか否かを判断する。
図4は、電子機器1における処理の流れを示したフローチャートである。ステップS2において、電子機器1は、電子書籍(ファイル)をオープンする。ステップS4において、電子機器1は、デフォルトの見開きページを第1領域11に表示し、当該見開きページに含まれている文章の一部分を第2領域12に表示する。なお、デフォルトの見開きページの代わりに、ユーザが当該電子書籍を前回見たときに、最後に開いた見開きページを第1領域11に表示してもよい。ステップS6において、電子機器1は、入力装置106を介して、表示画面を遷移させる入力を受け付けたか否かを判断する。
電子機器1は、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS6においてYES)、ステップS8において、当該入力に応じた表示処理を実行する。電子機器1は、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS6においてNO)、処理をステップS10に進める。
ステップS10において、電子機器1は、電子書籍をクローズする入力を受け付けたか否かを判断する。電子機器1は、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS10においてYES)、一連の処理を終了する。電子機器1は、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS10においてNO)、処理をステップS6に進める。
図5は、図4のステップS8の詳細を示したフローチャートである。図5を参照して、電子機器1は、ステップS102において、受け付けた入力が左方向の入力であるか否かを判断する。電子機器1は、左方向の入力であると判断した場合(ステップS102においてYES)、ステップS110において、第1領域11に次の見開きページを表示する。電子機器1は、左方向の入力でないと判断した場合(ステップS102においてNO)、ステップS104において、受け付けた入力が右方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1は、右方向の入力であると判断した場合(ステップS104においてYES)、ステップS112において、第1領域11に1つ前の見開きページを表示する。電子機器1は、右方向の入力でないと判断した場合(ステップS104においてNO)、ステップS106において、受け付けた入力が下方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1は、下方向の入力であると判断した場合(ステップS106においてYES)、ステップS114において、第2領域12の文章を下方向にスクロールする。電子機器1は、下方向の入力ではないと判断した場合(ステップS106においてNO)、ステップS108において、受け付けた入力が上方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1は、上方向の入力であると判断した場合(ステップS108においてYES)、ステップS116において、第2領域12の文章を上方向にスクロールする。電子機器1は、上方向の入力でないと判断した場合(ステップS108においてNO)、ステップS8の処理を終了する。
[実施の形態2]
本実施の形態の電子機器1Aは、電子書籍のインデックスを表示する点、および当該インデックスに含まれるタイトルが選択されたことに基づき表示内容を切り換える点において、実施の形態1の電子機器1とは異なる。
本実施の形態の電子機器1Aは、電子書籍のインデックスを表示する点、および当該インデックスに含まれるタイトルが選択されたことに基づき表示内容を切り換える点において、実施の形態1の電子機器1とは異なる。
なお、本実施の形態に係る電子機器1Aは、電子機器1と同様のハードウェア構成を有する(図2参照)。したがって、電子機器1Aのハードウェア構成の説明については、繰り返さない。
<概要>
図6は、電子機器1Aの動作概要を説明するための図である。図6(a)は、電子機器1Aが電子書籍のある見開きページを表示した後に、当該電子書籍のインデックスを表示した状態を示した図である。
図6は、電子機器1Aの動作概要を説明するための図である。図6(a)は、電子機器1Aが電子書籍のある見開きページを表示した後に、当該電子書籍のインデックスを表示した状態を示した図である。
図6(a)を参照して、電子機器1Aは、電子機器1と同様に、第1領域11に見開きページJ10を表示したことに基づき、見開きページJ10に含まれる文章の一部分J40を第2領域12に表示する。電子機器1Aは、見開きページJ10および文章J40を表示した状態(つまり、文章データ表示状態)において操作キー22を介した所定の入力を受け付けた場合、当該電子書籍のインデックス310を、第2領域12において文章J40に重畳させて表示する。
電子機器1Aは、インデックス310において、タイトルのうち予め定められた規則に基づいて決定される数のタイトルを表示する。たとえば、図6(a)では、1つのタイトルを1行に表示し、かつ5つのタイトルを表示している。なお、タイトルの表示し方は図6(a)に限定されず、電子機器1Aは、各タイトルを複数行を用いて表示させてもよい。この際、電子機器1Aは、表示するタイトル数を、タイトルの長さに応じて変化させてもよい。
なお、インデックス310を第1領域11において見開きページJ10に重畳させて表示するように電子機器1Aを構成してもよい。あるいは、インデックス310を文章第J40と見開きページJ10との両方に重畳させて表示するように電子機器1Aを構成してもよい。
図6(b)は、図6(a)の状態において電子機器1Aが下方向の入力(つまり、矢印92方向の入力)を受け付けたことに基づき表示される表示画面を示した図である。図6(b)を参照して、電子機器1Aは、インデックス310(タイトルの表示領域)において、トラックボール21の回転量に応じたスクロール表示を行なう。
なお、トラックボール21の回転に応じて、選択状態のタイトルが順次、下のタイトルへと移動する。そして、たとえば5番目のタイトル(図6(a)参照)が選択状態となると、スクロール表示により、その次は6番目のタイトルが選択状態となる。なお、図6(b)では、トラックボール21の回転により、7番目のタイトル314が選択状態となっている。
図6(c)は、図6(b)の状態において7番目のタイトル314の選択を決定した場合に表示される表示画面を示した図である。図6(c)を参照して、電子機器1Aは、7番目のタイトル314を含む見開きページJ30を第1領域11に表示するとともに、見開きページJ30に含まれる文章の一部分J60を第2領域12に表示する。また、電子機器1Aは、インデックス310を非表示とする。
以下、電子機器1Aの上記機能を実現するための具体的構成について、図7〜図12に基づき説明する。
<データ>
図7は、電子機器1Aにおけるレイヤ管理を説明するための図である。図7(a)は、レイヤ管理データ400の構成を示した図である。なお、電子機器1Aは、レイヤ管理データ400をフラッシュメモリ104に格納している。また、電子機器1Aは、入力装置106からの入力等に基づきレイヤ管理データ400の内容を更新する。なお、当該更新処理は、後述するレイヤ管理部222(図8参照)により行なわれる。
図7は、電子機器1Aにおけるレイヤ管理を説明するための図である。図7(a)は、レイヤ管理データ400の構成を示した図である。なお、電子機器1Aは、レイヤ管理データ400をフラッシュメモリ104に格納している。また、電子機器1Aは、入力装置106からの入力等に基づきレイヤ管理データ400の内容を更新する。なお、当該更新処理は、後述するレイヤ管理部222(図8参照)により行なわれる。
図7(a)を参照して、電子機器1Aは、表示領域10における各領域をナンバリングすることにより管理している。また、各領域は、被操作方向を示す情報と、レイヤ番号とが対応付けられている。第1領域11は、No.1の表示領域である。第2領域12は、No.2の表示領域である。No.3の表示領域は、インデックスの表示領域である(図6(a),(b)参照)。
被操作方向は、各ナンバーの表示領域が、上方向の入力、下方向の入力、右方向の入力、および下方向の入力のうち、いずれの入力を受け付けるかを示している。「左右」の場合には、右方向の入力と下方向の入力との入力を受け付けることを示している。「上下」の場合には、上方向の入力と下方向の入力との入力を受け付けることを示している。
レイヤ番号は、被操作方向が同一となる表示領域における階層の順位を示している。また、レイヤ番号が大きいほど、階層が上位であることを示している。なお、電子機器1Aは、被操作方向が同一となる表示領域に関しては、階層が上位の表示領域を当該表示領域よりも階層が下位の表示領域に重畳させて表示する。たとえば、電子機器1Aは、レイヤ番号“2”の表示領域をレイヤ番号“1”の表示領域に重畳させて表示する。
図7(b)は、図7(a)に示した各ナンバーの表示領域を、表示領域10において示した図である。なお、第3領域13(図1(a)参照)については、図7(b)では示していない。
<機能的構成>
図8は、電子機器1Aの機能的構成を示したブロック図である。図8を参照して、電子機器1Aは、入力装置106、フラッシュメモリ104、VRAM105、およびモニタ110の他に、制御部200Aを備える。制御部200Aは、入力受付部210と、表示制御部220Aとを備える。表示制御部220Aは、入力判定部221とレイヤ管理部222とを含む。なお、制御部200Aおよび制御部200Aに含まれる各部は、CPU101がプログラムを実行することにより実現される機能ブロックである。
図8は、電子機器1Aの機能的構成を示したブロック図である。図8を参照して、電子機器1Aは、入力装置106、フラッシュメモリ104、VRAM105、およびモニタ110の他に、制御部200Aを備える。制御部200Aは、入力受付部210と、表示制御部220Aとを備える。表示制御部220Aは、入力判定部221とレイヤ管理部222とを含む。なお、制御部200Aおよび制御部200Aに含まれる各部は、CPU101がプログラムを実行することにより実現される機能ブロックである。
電子機器1Aは、フラッシュメモリ104に、電子書籍と、文章データと、タイトルデータと、レイヤ管理データとを含む。タイトルデータは、電子書籍に含まれている文章のタイトルを示したデータである。電子機器1Aは、タイトルデータと文章データと電子書籍とを、互いに関連付けて格納している。
電子機器1Aは、表示制御部220Aがレイヤ管理部222を含む点において、レイヤ管理部222を含まない実施の形態1の電子機器1と異なる。また、電子機器1Aは、フラッシュメモリ104に、タイトルスデータおよびレイヤ管理データを格納している点において、これらのデータを格納していない実施の形態1の電子機器1と異なる。
レイヤ管理部222は、表示する画面同士の階層(レイヤ)管理を行なう。レイヤ管理部222は、図7(a)に示したレイヤ管理データを用いたレイヤ管理を行なう。レイヤ管理部222は、詳しくは後述するが、被操作方向が上下方向の最上位レイヤの確認と、被操作方向が左右方向の最上位レイヤの確認とを行なう。表示制御装置は、当該確認結果に応じた処理を実行する。なお、レイヤ管理部222による具体的処理については、後述する(図12)。
以下では、表示制御部220Aについて、実施の形態1における電子機器1の表示制御部220と異なる点を主として説明し、同じ点については説明を繰り返さない。
表示制御部220Aは、予め定められた入力を受け付けた場合、電子書籍の全タイトルのうち予め定められた規則に基づいて決定される数のタイトルを含むインデックスを、第2領域12に重畳させた状態で表示させる。表示制御部220Aは、タイトルデータと、インデックスの画像を表示するための所定の描画用データとを用いて、インデックスを生成する。なお、描画用データは予めフラッシュメモリ104に格納されている。
なお、上述したように、インデックスを第1領域11に表示させるように表示制御部220Aを構成してもよい。あるいは、インデックスを第1領域11および第2領域12の両方に重畳させた状態で表示させるように表示制御部220Aを構成してもよい。
表示制御部220Aは、インデックスを画面に表示させた状態(以下、「インデックス表示状態」とも称する)において、上方向の入力または下方向の入力を受け付けたと判定した場合、重畳させたタイトルの表示領域においてスクロール表示させる。つまり、表示制御部220Aは、インデックス内でタイトルのスクロール表示を行なう(図6(b)参照)。
表示制御部220Aは、画面に表示されたタイトルから1つのタイトルが選択された場合、選択されたタイトルに関連する、電子書籍の一部分を、第1領域11に表示させる(図6(c)参照)。また、表示制御部220Aは、第1領域11に表示させた電子書籍に含まれる文章の少なくとも一部分を第2領域12に表示させる。
表示制御部220Aは、インデックス表示状態において、右方向の入力または左方向の入力を受け付けたと判定した場合、第1領域11に表示している見開きページを上述したように入力方向に応じた見開きページに切り換える。
したがって、電子機器1Aのユーザは、電子書籍におけるレイアウトの確認と、表示されているページに含まれる文章の確認とを、簡単な操作で実現可能となる。さらに、ユーザは、インデックスにおいてタイトルが表示された状態において、トラックボールを上下方向に回転させることによりタイトルの選択が可能となる。つまり、第2領域12に表示されている文章をスクロールするときと同じ方向のトラックボール21の操作により、タイトルの選択が可能となる。さらに、タイトルの選択を確定することにより、ユーザは、確定したタイトルに対応した見開きページと、当該見開きページにおける文章の少なくとも一部を視認可能となる。
<制御構造>
図9は、電子機器1Aにおける処理の流れを示したフローチャートである。ステップS22において、電子機器1Aは、電子書籍(ファイル)をオープンする。ステップS24において、電子機器1Aは、デフォルトの見開きページを第1領域11に表示し、当該見開きページに含まれている文章の一部分を第2領域12に表示する。ステップS26において、電子機器1Aは、入力装置106を介して、インデックスを表示する入力を受け付けたか否かを判断する。
図9は、電子機器1Aにおける処理の流れを示したフローチャートである。ステップS22において、電子機器1Aは、電子書籍(ファイル)をオープンする。ステップS24において、電子機器1Aは、デフォルトの見開きページを第1領域11に表示し、当該見開きページに含まれている文章の一部分を第2領域12に表示する。ステップS26において、電子機器1Aは、入力装置106を介して、インデックスを表示する入力を受け付けたか否かを判断する。
電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS26においてYES)、ステップS27において、電子機器1Aは、レイヤ管理データ400に、インデックス用のレイヤ情報を追加する。当該レイヤ情報は、たとえば、図7(a)における「No.3」の情報である。電子機器1Aは、レイヤ番号の欄に、同じ被操作方向の表示領域のうち最も大きいレイヤ番号よりも更に1つ大きな番号(図7(a)の場合は“2”)を記録する。電子機器1Aは、ステップS28において、レイヤ管理データ400に基づき、インデックスを第2領域12に表示している文章に重畳させて表示する。その後、電子機器1Aは、処理をステップS30に進める。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS26においてNO)、ステップS30において、表示画面を遷移させる入力を受け付けたか否かを判断する。
電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS30においてYES)、ステップS32において、入力に応じた表示処理を実行する。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS30においてNO)、処理をステップS34に進める。
ステップS34において、電子機器1Aは、電子書籍をクローズする入力を受け付けたか否かを判断する。電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS34においてYES)、一連の処理を終了する。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS34においてNO)、処理をステップS26に進める。
図10は、図9のステップS32の詳細を示したフローチャートである。図10を参照して、ステップS202において、被操作方向が上下方向である最上位レイヤを確認する。ステップS204において、電子機器1Aは、最上位レイヤはインデックスであるか否かを判断する。
電子機器1Aは、インデックスであると判断した場合(ステップS204においてYES)、ステップS206において、インデックスに含まれるタイトルの選択を確定する入力を受け付けたか否かを判断する。電子機器1Aは、インデックスでないと判断した場合(ステップS204においてNO)、処理を図11に示すステップS252に進める。
電子機器1Aは、選択を確定する入力を受け付けたと判断した場合(ステップS206においてYES)、ステップS220において、インデックスを非表示とする。ステップS221において、電子機器1Aは、レイヤ管理データ400からインデックス用のレイヤ情報を削除する。電子機器1Aは、ステップS222において、確定したタイトルが含まれている見開きページを第1領域11に表示するとともに、当該見開きページに含まれる文章の一部を第2領域12に表示して、ステップS32の処理を終了する。
電子機器1Aは、選択を確定する入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS206においてNO)、ステップS208において、受け付けた入力が左方向の入力であるか否かを判断する。電子機器1Aは、左方向の入力であると判断した場合(ステップS208においてYES)、ステップS224において、第1領域11に次の見開きページを表示する。電子機器1Aは、左方向の入力でないと判断した場合(ステップS208においてNO)、ステップS210において、受け付けた入力が右方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1Aは、右方向の入力であると判断した場合(ステップS210においてYES)、ステップS226において、第1領域11に1つ前の見開きページを表示する。電子機器1Aは、右方向の入力でないと判断した場合(ステップS210においてNO)、ステップS212において、受け付けた入力が下方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1Aは、下方向の入力であると判断した場合(ステップS212においてYES)、ステップS228において、インデックスに含まれるタイトルを下方向にスクロールする。電子機器1Aは、下方向の入力ではないと判断した場合(ステップS212においてNO)、ステップS214において、受け付けた入力が上方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1Aは、上方向の入力であると判断した場合(ステップS214においてYES)、ステップS230において、インデックスに含まれるタイトルを上方向にスクロールする。電子機器1Aは、上方向の入力でないと判断した場合(ステップS214においてNO)、ステップS216において、インデックスを非表示にする入力を受け付けたか否かを判断する。
電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS216においてYES)、ステップS218においてインデックスを非表示とする。電子機器1Aは、ステップS219においてレイヤ管理データ400からインデックス用のレイヤ情報を削除し、ステップS32の処理を終了する。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS216においてNO)、処理をステップS206に進める。
図11は、図10のステップS204において、上下方向の最上位レイヤはインデックスでないと判断された場合における電子機器1Aの処理を示したフローチャートである。図11の各ステップS252〜S266は、図5に示したステップS102〜S116と同一である。このため、図11の説明は繰り返さない。
図12は、図10のステップS202の詳細を示したフローチャートである。なお、図12に示したフローチャートでは、被操作方向が上下方向である最上位レイヤを確認する処理と、被操作方向が左右方向である最上位レイヤを確認する処理とを行なうことができる。なお、被操作方向が左右方向である最上位レイヤの確認結果を利用する構成については、後述する「<変形例>」において説明する(図13〜図15)。
図12を参照して、ステップS1002において、電子機器1Aは、各変数の初期化を行なう。具体的には、電子機器1Aは、変数iの値を“1”とする。また、左右方向の最上位領域の番号、左右方向の最上位レイヤのレイヤ番号、上下方向の最上位領域の番号、および上下方向の最上位レイヤのレイヤ番号を、それぞれ、“0”とする。
ステップS1004において、電子機器1Aは、領域No.i(i番目の領域)が存在するか否かを判断する(図7(a)参照)。電子機器1Aは、存在すると判断した場合(ステップS1004においてYES)、ステップS1006において、領域No.iの被操作方向は左右方向であるか否かを、レイヤ管理データ(図7(a))に基づいて判断する。電子機器1Aは、存在しないと判断した場合(ステップS1004においてNO)、ステップS202の処理を終了する。
電子機器1Aは、左右方向であると判断した場合(ステップS1006においてYES)、ステップS1008において、領域No.iのレイヤ番号が左右方向の最上位レイヤ番号よりも大きいか否かを判断する。電子機器1Aは、大きいと判断した場合(ステップS1008においてYES)、ステップS1010において、左右方向の最上位領域番号を“i”とし、左右方向の最上位レイヤを領域No.iのレイヤとする。次いで、電子機器1Aは、ステップS1012において、iの値を“1”増加させる。
電子機器1Aは、領域No.iのレイヤ番号が左右方向の最上位レイヤ番号よりも大きくないと判断した場合(ステップS1008においてNO)、処理をステップS1012に進める。
電子機器1Aは、領域No.iの被操作方向は左右方向でないと判断した場合(ステップS1006においてNO)、ステップS1014において、領域No.iのレイヤ番号が上下方向の最上位レイヤ番号よりも大きいか否かを判断する。電子機器1Aは、大きいと判断した場合(ステップS1014においてYES)、ステップS1016において、上下方向の最上位領域番号を“i”とし、上下方向の最上位レイヤを領域No.iのレイヤとする。次いで、電子機器1Aは、ステップS1012において、iの値を“1”増加させる。
電子機器1Aは、領域No.iのレイヤ番号が上下方向の最上位レイヤ番号よりも大きくないと判断した場合(ステップS1016においてNO)、処理をステップS1012に進める。
以上により、電子機器1Aは、ステップS202において、被操作方向が上下方向である最上位レイヤを確認することができる。
<変形例>
(1)電子機器1Aが、ページ毎(1ページ毎)のサムネイル画像を表示可能とする構成について説明する。なお、サムネイル画像は、ページ毎の画像に限定されるものではなく、見開きページ毎の画像であってもよい。また、サムネイル画像は、電子機器1Aが生成してもよいし、サーバ装置から取得してもよい。なお、電子機器1Aは、各サムネイル画像を対応するページと関連付けてフラッシュメモリ104に格納している。
(1)電子機器1Aが、ページ毎(1ページ毎)のサムネイル画像を表示可能とする構成について説明する。なお、サムネイル画像は、ページ毎の画像に限定されるものではなく、見開きページ毎の画像であってもよい。また、サムネイル画像は、電子機器1Aが生成してもよいし、サーバ装置から取得してもよい。なお、電子機器1Aは、各サムネイル画像を対応するページと関連付けてフラッシュメモリ104に格納している。
図13は、サムネイル画像を表示可能な電子機器1Aの動作概要を説明するための図である。図13(a)は、電子機器1Aが電子書籍のページを表示した後に、当該電子書籍のページのサムネイル画像を表示した状態を示した図である。
図13(a)を参照して、電子機器1Aは、見開きページJ10および文章J40を表示した状態(つまり、文章データ表示状態)において操作キー22を介した所定の入力を受け付けた場合、当該表示しているページJ11,J12のサムネイル画像を少なくとも含む複数のサムネイル画像を表示する。具体的には、電子機器1Aの表示制御部220Aは、予め定められた数のサムネイル画像を、第1領域11において見開きページJ10に重畳させて表示する。同図においては、サムネイル画像504は、ページJ11のサムネイル画像である。
なお、サムネイル画像を表示する領域は、第2領域12であってもよい。また、見開きページJ10および文章J40を表示した状態において上記所定の入力を受け付けた場合、電子書籍の最初の見開きページから順に複数の見開きページのサムネイル画像を表示するように、電子機器1を構成してもよい。この場合、当該表示しているページJ11,J12のサムネイル画像は、必ずしも画面に表示されるものではない。
図13(b)は、図13(a)の状態において電子機器1Aが右方向の入力(つまり、矢印94方向の入力)を受け付けたことに基づき表示される表示画面を示した図である。図13(b)を参照して、表示制御部220Aは、トラックボール21の回転量に応じたスクロール表示を行なう。具体的には、表示制御部220Aは、トラックボール21の回転に応じて、アクティブなサムネイル画像504を、サムネイル画像504から順に後のページのサムネイル画像に切り換える。図13(b)では、トラックボール21の回転により、アクティブなサムネイル画像がサムネイル画像509となっている状態を示している。
図13(c)は、サムネイル画像509の選択を確定した後の状態を示した図である。図13(c)を参照して、表示制御部220Aは、サムネイル画像509に関連付けされたページJ31を含む見開きページJ30を第1領域11に表示させる。なお、見開きページJ30は、ページJ31の次のページであるページJ32も含む。さらに、表示制御部220Aは、見開きページJ30に含まれる文章の一部分J60を第2領域12に表示させる。
なお、トラックボール21の左右方向の回転とスクロール方向とは上記の関係に限定されるものではない。たとえば、図13(a)の状態において電子機器1Aが左方向の入力(つまり、矢印93方向の入力)を受け付けたことに基づき図13(b)に示す表示画面を表示するように、電子機器1Aを構成してもよい。
図14は、サムネイル画像を表示可能な電子機器1Aにおける処理の流れを示したフローチャートである。ステップS42において、電子機器1Aは、電子書籍(ファイル)をオープンする。ステップS44において、電子機器1Aは、デフォルトの見開きページを第1領域11に表示し、当該見開きページに含まれている文章の一部分を第2領域12に表示する。ステップS46において、電子機器1Aは、入力装置106を介して、サムネイル画像を表示する入力を受け付けたか否かを判断する。
電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS46においてYES)、ステップS47において、電子機器1Aは、レイヤ管理データ400に、サムネイル画像用の新たなレイヤ情報を追加する。ステップS48において、電子機器1Aは、サムネイル画像を第2領域12に表示している文章に重畳させて表示する。その後、電子機器1Aは、処理をステップS50に進める。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS46においてNO)、ステップS50において、表示画面を遷移させる入力を受け付けたか否かを判断する。
電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS50においてYES)、ステップS52において、入力に応じた表示処理を実行する。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS50においてNO)、処理をステップS54に進める。
ステップS54において、電子機器1Aは、電子書籍をクローズする入力を受け付けたか否かを判断する。電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS54においてYES)、一連の処理を終了する。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS54においてNO)、処理をステップS46に進める。
図15は、図10のステップS52の詳細を示したフローチャートである。図15を参照して、ステップS202において、被操作方向が左右方向である最上位レイヤを確認する。ステップS304において、電子機器1Aは、左右方向の最上位レイヤはサムネイル画像であるか否かを判断する。なお、ステップS202における処理は、図12における処理と同一であるため、説明は繰り返さない。
電子機器1Aは、サムネイル画像であると判断した場合(ステップS304においてYES)、ステップS306において、サムネイル画像の選択を確定する入力を受け付けたか否かを判断する。電子機器1Aは、サムネイル画像でないと判断した場合(ステップS304においてNO)、処理を図11に示すステップS252に進める。
電子機器1Aは、選択を確定する入力を受け付けたと判断した場合(ステップS306においてYES)、ステップS320において、サムネイル画像を非表示とする。ステップS321において、電子機器1Aは、レイヤ管理データ400からサムネイル画像用のレイヤ情報を削除する。電子機器1Aは、ステップS322において、確定したタイトルが含まれている見開きページを第1領域11に表示するとともに、当該見開きページに含まれる文章の一部を第2領域12に表示して、ステップS52の処理を終了する。
電子機器1Aは、選択を確定する入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS306においてNO)、ステップS308において、受け付けた入力が左方向の入力であるか否かを判断する。電子機器1Aは、左方向の入力であると判断した場合(ステップS308においてYES)、ステップS324において、サムネイル画像を前方向にスクロール表示する。電子機器1Aは、左方向の入力でないと判断した場合(ステップS308においてNO)、ステップS310において、受け付けた入力が右方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1Aは、右方向の入力であると判断した場合(ステップS310においてYES)、ステップS326において、サムネイル画像を後方向にスクロール表示する。電子機器1Aは、右方向の入力でないと判断した場合(ステップS310においてNO)、ステップS312において、受け付けた入力が下方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1Aは、下方向の入力であると判断した場合(ステップS312においてYES)、ステップS328において、第2領域12の文章を下方向にスクロールする。電子機器1Aは、下方向の入力ではないと判断した場合(ステップS312においてNO)、ステップS314において、受け付けた入力が上方向の入力であるか否かを判断する。
電子機器1Aは、上方向の入力であると判断した場合(ステップS314においてYES)、ステップS330において、第2領域12の文章を上方向にスクロールする。電子機器1Aは、上方向の入力でないと判断した場合(ステップS314においてNO)、ステップS316において、サムネイル画像を非表示にする入力を受け付けたか否かを判断する。
電子機器1Aは、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS316においてYES)、ステップS318においてサムネイル画像を非表示とする。電子機器1Aは、ステップS319においてレイヤ管理データ400からサムネイル画像用のレイヤの情報を削除し、ステップS52の処理を終了する。電子機器1Aは、入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS316においてNO)、処理をステップS306に進める。
このような電子機器1Aでは、ユーザは、サムネイル画像が表示された状態において、トラックボールを左右方向に回転させることによりサムネイル画像の選択が可能となる。つまり、第1領域11に表示される見開きページのページめくりを行なう方向(左右方向)と同じ方向のトラックボール21の操作により、サムネイル画像の選択が可能となる。さらに、サムネイル画像の選択を確定することにより、ユーザは、確定したサムネイル画像に対応した見開きページと、当該見開きページにおける文章の少なくとも一部を視認可能となる。
(2)トラックボール21の代わりにタッチパネルを用いて、上述した上下方向の入力、および左右方向の入力を行なう場合には、各入力は、当該タッチパネルにおける第1領域11および第2領域12の少なくともいずれかに対するタッチ操作であればよい。
(3)実施の形態1の電子機器1を、上記のように、サムネイル画像の表示可能な構成としてもよい。
(4)上記においては、電子書籍が横書きかつ左開き(左綴じ)である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。電子書籍が横書きかつ右開き(右綴じ)である場合、電子書籍が縦書きかつ左開きである場合、および電子書籍が縦書きかつ右開きである場合にも適用できる。なお、右開きの場合と左開きの場合とでは、ページめくりの方向が異なる。
(5)なお、電子機器1,1Aは、第1領域11および第2領域12をウィンドウ形式で表示してもよい。この場合、見開きページが表示される領域の位置および大きさと、当該見開きページに含まれる文章の一部を表示する領域との位置および大きさとを、ユーザの操作に基づいて変更可能となる。
(6)図1,6,13に示すとおり、第1領域11においては1つの見開きページの全体を表示しているが、ユーザの操作に応じて当該見開きページの拡大と縮小とを行なうように電子機器1,1Aを構成してもよい。
(7)電子機器1,1Aは、たとえば、携帯型電話機、PDA(Personal Digital Assistants)といった電子書籍を表示可能な機器に適用可能である。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A 電子機器、10 表示領域、11 第1領域、12 第2領域、13 第3領域、21 トラックボール、22 操作キー、104 フラッシュメモリ、106 入力装置、110 モニタ、200,200A 制御部、210 入力受付部、220,220A 表示制御部、221 入力判定部、222 レイヤ管理部、310 インデックス、314 タイトル、504,509 サムネイル画像。
Claims (11)
- 電子書籍を画面に表示する電子機器であって、
前記電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて格納する記憶装置と、
前記電子書籍の一部分を前記画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記文章データに基づいて前記画面の第2の表示領域に表示させる表示制御手段と、
第1の入力と、第2の入力とを受け付ける入力受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記電子書籍の一部分を前記第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記第2の表示領域に表示させた表示状態において、前記第1の入力を前記入力受付手段が受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行ない、
前記表示状態において前記第2の入力を前記入力受付手段が受け付けたことに基づき、前記第2の表示領域において画面をスクロールさせる、電子機器。 - 前記表示制御手段は、
前記ページめくり処理によって、前記第1の表示領域に表示させる前記電子書籍の一部分を第1の部分から第2の部分に切り換え、
前記表示状態において前記第1の入力を前記入力受付手段が受け付けたことに基づき、さらに、前記第2の表示領域に表示させる前記文章を前記第1の部分に含まれる文章の一部分から前記第2の部分に含まれる文章の一部分に切り換える、請求項1に記載の電子機器。 - 前記第1の部分および前記第2の部分は、前記電子書籍における各ページまたは当該電子書籍における各見開きページである、請求項2に記載の電子機器。
- 前記第1の入力および前記第2の入力のいずれか一方は、前記画面に対する左右方向の移動を指示する入力であり、他方は、前記画面に対する上下方向の移動を指示する入力である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記表示制御手段は、前記第2の表示領域において前記文章を横書き表示し、
前記第2の入力は、前記上下方向の移動を指示する入力である、請求項4に記載の電子機器。 - 前記記憶装置は、前記電子書籍に含まれている前記文章のタイトルを示したタイトルデータを前記電子書籍と関連付けてさらに格納しており、
前記入力受付手段は、第3の入力をさらに受け付け、
前記表示制御手段は、
前記第3の入力を前記入力受付手段が受け付けたことに基づき、前記タイトルのうち予め定められた規則に基づいて決定される数のタイトルを、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域の少なくともいずれかに重畳させた状態で表示させ、
前記タイトルを前記画面に表示させた状態において、前記第2の入力を前記入力受付手段が受け付けたことに基づき、前記重畳させたタイトルの表示領域において画面をスクロールさせ、
前記画面に表示されたタイトルにおいて1つのタイトルの選択が確定したことに基づき、前記選択されたタイトルに関連する、前記電子書籍の一部分を、前記第1の表示領域に表示させる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記電子書籍の各ページまたは各見開きページを、単位ページとすると、
前記記憶装置は、前記単位ページ毎のサムネイル画像をさらに格納しており、
前記入力受付手段は、第4の入力をさらに受け付け、
前記表示制御手段は、
前記第4の入力を前記入力受付手段が受け付けたことに基づき、前記第1の表示領域に表示させている前記電子書籍の一部分に対応する前記サムネイル画像を含んだ複数の前記サムネイル画像を、当該電子書籍の当該一部分または当該一部分に含まれる前記文章の一部分に重畳して表示させ、
前記画面に表示されたサムネイル画像において1つのサムネイル画像の選択が確定したことに基づき、前記選択されたサムネイル画像に対応する、前記電子書籍の一部分を、前記第1の表示領域に表示させる、請求項6に記載の電子機器。 - 前記表示制御手段は、前記複数のサムネイル画像が表示された状態において前記第1の入力を前記入力受付手段が受け付けたことに基づき、前記サムネイル画像をスクロール表示させる、請求項7に記載の電子機器。
- 電子書籍を画面に表示する電子機器における表示制御方法であって、
前記電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて記憶装置に格納するステップと、
前記電子書籍の一部分を前記画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記文章データに基づいて前記画面の第2の表示領域に表示させるステップと、
前記電子書籍の一部分を前記第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記第2の表示領域に表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行なうステップと、
前記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、前記第2の表示領域において画面をスクロールさせるステップとを備える、表示制御方法。 - 電子書籍を画面に表示する電子機器を制御するためのプログラムであって、
前記電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて記憶装置に格納するステップと、
前記電子書籍の一部分を前記画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記文章データに基づいて前記画面の第2の表示領域に表示させるステップと、
前記電子書籍の一部分を前記第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記第2の表示領域に表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行なうステップと、
前記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、前記第2の表示領域において画面をスクロールさせるステップとを前記電子機器に実行させる、プログラム。 - 電子書籍を画面に表示する電子機器を制御するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは、
前記電子書籍と、当該電子書籍に含まれている文章を示した文章データとを関連付けて記憶装置に格納するステップと、
前記電子書籍の一部分を前記画面の第1の表示領域に表示させるとともに、当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記文章データに基づいて前記画面の第2の表示領域に表示させるステップと、
前記電子書籍の一部分を前記第1の表示領域に表示させるとともに当該一部分に含まれる前記文章の一部分を前記第2の表示領域に表示させた表示状態において、第1の入力を受け付けたことに基づき、当該電子書籍のページめくり処理を行なうステップと、
前記表示状態において第2の入力を受け付けたことに基づき、前記第2の表示領域において画面をスクロールさせるステップとを前記電子機器に実行させる、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010112044A JP2011242848A (ja) | 2010-05-14 | 2010-05-14 | 電子機器、表示制御方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010112044A JP2011242848A (ja) | 2010-05-14 | 2010-05-14 | 電子機器、表示制御方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
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Family
ID=45409458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010112044A Withdrawn JP2011242848A (ja) | 2010-05-14 | 2010-05-14 | 電子機器、表示制御方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011242848A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014142269A1 (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
JP7254393B1 (ja) | 2022-10-06 | 2023-04-10 | 株式会社オレンジ | 情報処理装置、方法、プログラム、およびシステム |
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2010
- 2010-05-14 JP JP2010112044A patent/JP2011242848A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014142269A1 (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
JPWO2014142269A1 (ja) * | 2013-03-14 | 2017-02-16 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
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