JP2011242290A - 圧力印加方法および圧力印加装置 - Google Patents

圧力印加方法および圧力印加装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被印加物に短時間で精度よく圧力を印加でき、かつ、装置の構成を簡素化することが可能な圧力印加方法および圧力印加装置を提供すること。
【解決手段】被検体100に検査時に必要な所定の第2圧力を印加する際には、まず、圧力センサ30が検出する検出圧力に係わらず、ピストン22を変位させて被検体100に第1圧力を印加し、次に、圧力センサ30が検出する検出圧力に応じてピストン22を変位させて、ピストン装置20で被検体100に印加する圧力を所定の第2圧力に調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば圧力を印加して行う検査等のために、被印加物に所定の圧力を印加する圧力印加方法および圧力印加装置に関する。
従来技術として、例えば下記特許文献1に開示された圧力印加装置を備える検査装置がある。この検査装置は、圧力源からの空気圧力を調節する圧力コントローラ、圧力コントローラが圧力調節した空気を蓄えるエアタンク、エアタンクへの印加圧力を計測する圧力インジケータ、圧力インジケータの計測値に基づいて圧力コントローラをフィードバック制御する制御部等を備えている。これにより、被検体に空気圧力を印加して検査を行う際には、エアタンクから被検体に短時間で精度よく圧力が印加できるようになっている。
特開2001−208637号公報
しかしながら、上記従来技術の検査装置の圧力印加装置では、エアタンク内に予め精度よく圧力調節した空気を大量に蓄える必要があるため、装置の構成が複雑であるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、被印加物に短時間で精度よく圧力を印加でき、かつ、装置の構成を簡素化することが可能な圧力印加方法および圧力印加装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の圧力印加方法では、
シリンダおよびシリンダ内に変位可能に配設されたピストンを有するピストン装置と、被印加物に印加される圧力を検出する圧力検出手段とを用いて、被印加物に圧力を印加する圧力印加方法であって、
圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず、被印加物に第1圧力を印加する第1工程と、
第1工程の後に、圧力検出手段が検出する検出圧力に応じてピストンを変位させて、ピストン装置で被印加物に所定の第2圧力を印加する第2工程と、を備えることを特徴としている。
これによると、第1工程で圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず被印加物に第1圧力を印加した後に、第2工程で圧力検出手段が検出する検出圧力に応じてピストンを変位させて、ピストン装置で被印加物に所定の第2圧力を印加することができる。したがって、第1工程では、被印加物に暫定的に第1圧力を印加し、第2工程では、被印加物に印加する圧力をピストン装置で第1圧力から所定の第2圧力へ調節することができる。このようにして、比較的構成が簡素なピストン装置を採用して、被印加物に短時間で精度よく圧力を印加することができる。
また、請求項2に記載の発明の圧力印加方法では、第1工程では、ピストン装置で被印加物に第1圧力を印加することを特徴としている。これによると、第1工程および第2工程のいずれにおいても、ピストン装置を圧力源とすることができる。したがって、装置の構成を一層簡素化することができる。
また、請求項3に記載の発明の圧力印加方法では、第1工程では、ピストン装置とは異なる圧力源から被印加物に第1圧力を印加することを特徴としている。これによると、第1圧力の圧力源をピストン装置とは別にすることで、ピストン装置のピストンのストロークを比較的短くしても所定の第2圧力の印加が可能となり、ピストン装置を小型化することが可能である。
また、請求項4に記載の発明の圧力印加方法では、第2工程では、第2圧力を変化させることを特徴としている。これによると、ピストン装置のピストンを変位させるだけで被印加物に複数の所定の第2圧力を印加することができる。
また、請求項5に記載の発明の圧力印加方法では、第2工程では、第2圧力を連続的に変化させることを特徴としている。これによると、ピストン装置のピストンを連続的に変位させるだけで被印加物に連続的に変化する所定の第2圧力を印加することができる。
また、請求項6に記載の発明の圧力印加方法では、第2工程では、第2圧力を段階的に変化させることを特徴としている。これによると、ピストン装置のピストンを段階的に変位させるだけで被印加物に段階的に変化する所定の第2圧力を印加することができる。
また、請求項7に記載の発明の圧力印加装置では、
シリンダおよびシリンダ内に変位可能に配設されたピストンを有するピストン装置と、
被印加物に印加される圧力を検出する圧力検出手段と、
ピストン装置の作動制御を行う制御手段と、を備え、
制御手段は、
圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらずピストンを変位させて、ピストン装置で被印加物に第1圧力を印加する第1圧力印加制御と、
第1圧力印加制御の後に、圧力検出手段が検出する検出圧力に応じてピストンを変位させて、ピストン装置で被印加物に所定の第2圧力を印加する第2圧力印加制御と、を行うことを特徴としている。
これによると、請求項1に記載の発明の圧力印加方法を行うことができる。また、第1圧力印加制御時および第2圧力印加制御時のいずれにおいても、ピストン装置を圧力源とすることができ、装置の構成を一層簡素化することができる。
また、請求項8に記載の発明の圧力印加装置では、
シリンダおよびシリンダ内に変位可能に配設されたピストンを有するピストン装置と、
被印加物に印加される圧力を検出する圧力検出手段と、
被印加物に印加される圧力の伝搬経路を、ピストン装置からの経路とピストン装置とは異なる圧力源からの経路との間で選択的に切り替える圧力伝搬経路切替手段と、
ピストン装置の作動制御および圧力伝搬経路切替手段の切替制御を行う制御手段と、を備え、
制御手段は、
被印加物に印加される圧力の伝搬経路を圧力伝搬経路切替手段で圧力源からの経路として、圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず、被印加物に第1圧力を印加する第1圧力印加制御と、
第1圧力印加制御の後に、被印加物に印加される圧力の伝搬経路を前記圧力伝搬経路切替手段でピストン装置からの経路に切り替えて、圧力検出手段が検出する検出圧力に応じてピストンを変位させて、被印加物に所定の第2圧力を印加する第2圧力印加制御と、を行うことを特徴としている。
これによると、請求項1に記載の発明の圧力印加方法を行うことができる。また、第1圧力印加制御時にはピストン装置とは別の圧力源を用い、第2圧力印加制御時にはピストン装置を圧力源とすることができ、ピストン装置を小型化することが可能である。
本発明を適用した第1の実施形態における圧力印加装置1の概略構成を示す模式図である。 第1の実施形態における制御装置90の概略制御動作を示すフローチャートである。 圧力印加装置1の圧力印加作動例を示すグラフである。 第2の実施形態における圧力印加装置1の概略構成を示す模式図である。 第2の実施形態における制御装置90の概略制御動作を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した第1の実施形態における圧力印加装置1の概略構成を示す模式図であり、図2は、圧力印加装置1の制御装置90が行う概略制御動作を示すフローチャートである。
図1に示す圧力印加装置1は、圧力が印加される被印加物に相当する被検体(被検査体)100に圧力を印加して検査を行う検査装置に適用された例を示しており、圧力印加装置1により圧力を印加した際に被検体100の特性検査を行う検査装置部の図示は省略している。
図1に示すように、圧力印加装置1は、装着部10、ピストン装置(シリンダ−ピストン装置)20、圧力センサ30、配管40、制御装置90等により構成されている。
装着部10は、例えば、金属製の有底筒状の容器体であり、被検体100を図示上方の開口端側から装着可能となっている。本実施形態の被検体100は、例えば圧力検出装置である圧力スイッチや圧力センサであり、実使用時の装着部におけるシールおよび係止のために、シール部材であるOリング100aおよび係止部である雄ねじ部100b(ねじ山の図示は省略)を有している。
詳細な図示は省略しているが、被検体100の上記した構成に対応して、装着部10には、筒状部の内面にOリング100aに圧接するシール面や雄ねじ部100bに螺着して係止するための雌ねじ部が形成されている。すなわち、装着部10の筒状部の内面は、実使用時の装着部と同様の構成となっている。
これにより、装着部10に被検体100を装着した場合には、被検体100が装着部10に確実に係止され、装着部10の内部空間と外部空間との気密が保たれるようになっている。なお、装着部10と被検体100との係止構造は、上述した螺着構造に限定されず、例えば、被検体100の着脱を容易とするために、装着部10に雌ねじ部を設けずに、被検体100のフランジ部等を装着部10側に押さえ込む係着体等を利用してもかまわない。
本実施形態のピストン装置20は、シリンダ21と、シリンダ21内に変位可能に配設されたピストン22と、ピストン22のロッド部に接続されてピストン22を変位させる電動式の駆動機構23(例えばリニアサーボ機構)とにより構成されている。シリンダ21内の空間(具体的には、シリンダ21とピストン22とにより形成されるシリンダ21内の閉塞空間)は、配管40により、装着部10の内部と連通している。
配管40には、配管40内の圧力を検出する圧力センサ30が装着されている。圧力センサ30は、配管40と連通する装着部10内の圧力を検出するものであり、配管40ではなく装着部10に直接取り付けられるものであってもよい。圧力センサ30は、被検体100に印加される圧力を検出する圧力検出手段に相当する。
制御手段に相当する制御装置90は、圧力センサ30からの圧力情報信号を入力するとともに、駆動機構23に駆動指令信号を出力し、駆動機構23から駆動位置情報信号を入力するようになっている。制御装置90は、例えば、プログラマブルコントローラであって、図示を省略した操作盤のスタートスイッチが操作されると、圧力センサ30からの圧力情報に基づいて駆動機構23に信号を出力し、ピストン装置20の作動制御を行うようになっている。
次に、上記構成に基づき圧力印加装置1の作動について説明する。
図2に示すように、制御装置90は、装着部10に被検体100が装着され、図示を省略した操作盤のスタートスイッチが操作されると、まず、ステップS110で駆動機構23を所定量作動させ、ピストン22を所定量変位させる。これに伴い、シリンダ21内、配管40内、および装着部10内が昇圧する。
ステップS110を実行したときの到達圧力値は、被検体100を検査する際の印加圧力値に近似していることが好ましく、検査時の印加圧力値よりも若干低いことがより好ましい。ステップS110では、上述したような到達圧力値となるように、駆動機構23の作動量を予め設定している。ステップS110を実行して被検体100に印加される圧力が第1圧力に相当する。
ステップS110を実行したら、ステップS120へ進んで、圧力センサ30からの入力情報に基づいて、被検体100に印加されている圧力を検出し、ステップS121で検出した圧力が所定圧(検査時の印加圧力値、第2圧力に相当)であるか否か判断する。ステップS121において、検出圧力値が所定圧に一致していないと判断した場合には、ステップS122へ進んで、駆動機構23を1単位(最低作動単位)作動させ、ステップS120へリターンする。
ステップS121において、検出圧力値が所定圧に一致していると判断した場合には、制御を終了する。このとき、制御装置90は、例えば、検査装置部の制御装置に、印加圧力調節が完了した旨の信号を出力する。
ステップS110による工程が、本実施形態において、圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず、被印加物に第1圧力を印加する第1工程に相当し、ステップS120〜S122による工程が、第1工程の後に、圧力検出手段が検出する検出圧力に応じてピストンを変位させて、ピストン装置で被印加物に所定の第2圧力を印加する第2工程に相当する。
なお、ステップS122では、駆動機構23を1単位(最低作動単位)作動させていたが、ステップS121で判定する検出圧力と検査時の印加圧力値(第2圧力)との乖離度合に応じて、乖離が大きいときほ作動量が大きくなるように駆動機構23を作動させてもよい。
上述の構成および作動によれば、被検体100に検査時に必要な所定の第2圧力を印加する際には、まず、圧力センサ30が検出する検出圧力に係わらず、ピストン22を変位させて被検体100に第1圧力を印加し、次に、圧力センサ30が検出する検出圧力に応じてピストン22を変位させて、ピストン装置20で被検体100に所定の第2圧力を印加する。したがって、ピストン装置20で被検体100に対し速やかかつ暫定的に第1圧力を印加した後に、ピストン装置20で印加圧力を第1圧力から所定の第2圧力へ調節することができる。このようにして、比較的構成が簡素なピストン装置20を採用して、被検体100に短時間で精度よく圧力を印加することができる。
本実施形態の圧力印加装置1によれば、図3に例示するように、速やかに第1圧力まで昇圧した後に、所定の第2圧力に調節することができ、例えば、スタート時から図2に示したステップS120〜S122を繰り返した場合の昇圧と比較して、極めて短時間で所定の第2圧力を得ることができる。
また、第1圧力の印加および第2圧力への調整をいずれもピストン装置20で行っており、他の圧力源を必要としない。したがって、他の圧力源を利用した場合よりも、圧力印加装置1の構成をより簡素化することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図4および図5に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、第1圧力を得るための圧力源をピストン装置20とは別に設定した点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図4は、本発明を適用した第2の実施形態における圧力印加装置1の概略構成を示す模式図であり、図5は、圧力印加装置1の制御装置90が行う概略制御動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、本実施形態では、配管40と空圧源101(ピストン装置20とは異なる圧力源に相当)とを配管50が接続している。配管40の配管50接続点よりもシリンダ21側の部位には、配管40内の経路(圧力伝搬経路)を開閉する開閉弁41が配設されている。一方、配管50には、配管50内の経路(圧力伝搬経路)を開閉する開閉弁51が配設されている。
制御装置90は、開閉弁41、51に動作指令信号を出力し、被検体100に印加される圧力の伝搬経路を、配管40を介したピストン装置20からの経路と配管50を介した空圧源101からの経路との間で選択的に切り替えるように、開閉弁41、51の開閉制御を行うようになっている。
開閉弁41、51は、本実施形態において、被印加物に印加される圧力の伝搬経路を、ピストン装置からの経路とピストン装置とは異なる圧力源からの経路との間で選択的に切り替える圧力伝搬経路切替手段に相当し、制御装置90は、圧力伝搬経路切替手段の切替制御を行う制御手段に相当する。
なお、配管50は、配管40と空圧源101とを接続するものに限らず、例えば、空圧源101と装着部10とを直接接続するものであってもよい。また、被印加物に印加される圧力の伝搬経路を、ピストン装置からの経路とピストン装置とは異なる圧力源からの経路との間で選択的に切り替える圧力伝搬経路切替手段は、開閉弁41、51に限定されず、例えば、配管40の配管50接続点に設けた通路切替弁であってもかまわない。
次に、上記構成に基づき本実施形態の圧力印加装置1の作動について説明する。
図5に示すように、制御装置90は、装着部10に被検体100が装着され、図示を省略した操作盤のスタートスイッチが操作されると、まず、ステップS210で開閉弁41を閉じ開閉弁51を開く。これに伴い、配管50内、配管40内の開閉弁41よりも装着部10側の配管40内、および装着部10内が昇圧する。
ステップS210を実行したら、ステップS220で所定時間(本例では1秒)が経過するまでこの状態を維持し、ステップS230へ進む。ステップS220は、ステップS210で形成された圧力印加状態を維持して、装着部10内の昇圧を確実に完了されるために設定されている。
ステップS210、S220を実行したときの到達圧力値は、被検体100を検査する際の印加圧力値に近似していることが好ましく、検査時の印加圧力値よりも若干低いことがより好ましい。ここでは、上述したような到達圧力値となるように、空圧源101からの供給圧力を予め設定している。ステップS210、S220を実行して被検体100に印加される圧力が第1圧力に相当する。
ステップS230では、開閉弁41を開き開閉弁51を閉じる。これに伴い、装着部10内、配管40内、およびシリンダ21内が同一圧力となり、空圧源101からの圧力伝搬が無くなる。ステップS230を実行したら、ステップS120へ進んで、以下、第1の実施形態と同様の作動制御を行う。
ステップS210、S220による工程が、本実施形態において、圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず、被印加物に第1圧力を印加する第1工程に相当し、ステップS230、S120〜S122による工程が、第1工程の後に、圧力検出手段が検出する検出圧力に応じてピストンを変位させて、ピストン装置で被印加物に所定の第2圧力を印加する第2工程に相当する。
上述の構成および作動によれば、被検体100に検査時に必要な所定の第2圧力を印加する際には、まず、圧力センサ30が検出する検出圧力に係わらず、空圧源101からの伝搬圧力を導いて被検体100に第1圧力を印加し、次に、圧力伝搬経路を切り替えて、圧力センサ30が検出する検出圧力に応じてピストン22を変位させて、ピストン装置20で被検体100に所定の第2圧力を印加する。したがって、空圧源101から被検体100に対し速やかかつ暫定的に第1圧力を印加した後に、ピストン装置20で印加圧力を第1圧力から所定の第2圧力へ調節することができる。このようにして、比較的構成が簡素なピストン装置20を採用して、被検体100に短時間で精度よく圧力を印加することができる。
また、第1圧力の印加を、ピストン装置20とは異なる空圧源101からの圧力で行い、第2圧力への調整をピストン装置20で行っている。したがって、第1圧力の印加もピストン装置20で行う場合よりも、ピストン装置20のピストン22の変位量が小さくなる。これにより、ストロークが比較的短いピストン装置20を採用することが可能である。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記各実施形態では、被検体100に印加する所定の第2圧力は、一定の圧力であったが、所定の第2圧力の値を変化させるものであってもよい。上記各実施形態の圧力印加装置1によれば、ピストン装置20のピストン22を変位させるだけで所定の第2圧力を変化させることができる。例えば、ピストン装置20のピストン22を連続的に変位させて被検体100に連続的に変化する所定の第2圧力を印加するものであってもよい。これによれば、印加圧力が変化した際の被検体100の特性変化を容易に得ることができる。
また、ピストン装置20のピストン22を段階的に(間欠的に)変位させて被検体100に段階的に変化する所定の第2圧力を印加するものであってもよい。また、昇圧と降圧とを交互に繰り返すパターンの所定の第2圧力を印加するものであってもよい。これによれば、例えば被検体100のヒステリシス特性を容易に得ることが可能である。
また、上記各実施形態では、被検体100への印加圧力を大気圧から所定の正圧である第2圧力まで昇圧していたが、これに限定されるものではない。例えば、所定の第2圧力は負圧であってもよいし、スタート時の圧力は大気圧以外の正圧もしくは負圧であってもかまわない。また、第1圧力は、第2圧力より高くても低くてもかまわない。
また、上記各実施形態では、圧力印加装置1の制御装置90は、検査装置部の制御装置とは別である旨の説明をしたが、これに限定されず、圧力印加装置1の制御装置90は、圧力印加装置1が組み込まれる装置、例えば検査装置の制御装置と一体(共通)であってもかまわない。
また、上記各実施形態では、制御装置90の制御動作により、第1圧力の印加および第2圧力の印加を行っていたが、少なくとも一部の動作を手動で行うものであってもよい。例えば、上記第2の実施形態の圧力伝搬経路の切り替えを手動操作で行うものであってもよい。また、例えば、上記第1、第2の実施形態のピストン22の変位を手動操作で行うものであってもよい。また、第1圧力は所定の圧力(所定圧力値)でなくてもかまわない。
また、上記各実施形態では、圧力が印加される被印加物は被検体100であったが、これに限定されるものではない。例えば、圧力印加装置1を加工装置に適用した場合には、被印加物は被加工物であってもよい。本発明は、所定の圧力を被印加物に印加して特性検査を行ったり加工を行ったりする際に広く適用することが可能である。
1 圧力印加装置
20 ピストン装置
21 シリンダ
22 ピストン
23 駆動機構
30 圧力センサ(圧力検出手段)
41、51 開閉弁(圧力伝搬経路切替手段)
90 制御装置
100 被検体(被印加物)
101 空圧源(圧力源)

Claims (8)

  1. シリンダおよび該シリンダ内に変位可能に配設されたピストンを有するピストン装置と、被印加物に印加される圧力を検出する圧力検出手段とを用いて、前記被印加物に圧力を印加する圧力印加方法であって、
    前記圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず、前記被印加物に第1圧力を印加する第1工程と、
    前記第1工程の後に、前記圧力検出手段が検出する検出圧力に応じて前記ピストンを変位させて、前記ピストン装置で前記被印加物に所定の第2圧力を印加する第2工程と、を備えることを特徴とする圧力印加方法。
  2. 前記第1工程では、前記ピストン装置で前記被印加物に前記第1圧力を印加することを特徴とする請求項1に記載の圧力印加方法。
  3. 前記第1工程では、前記ピストン装置とは異なる圧力源から前記被印加物に前記第1圧力を印加することを特徴とする請求項1に記載の圧力印加方法。
  4. 前記第2工程では、前記第2圧力を変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の圧力印加方法。
  5. 前記第2工程では、前記第2圧力を連続的に変化させることを特徴とする請求項4に記載の圧力印加方法。
  6. 前記第2工程では、前記第2圧力を段階的に変化させることを特徴とする請求項4に記載の圧力印加方法。
  7. シリンダおよび該シリンダ内に変位可能に配設されたピストンを有するピストン装置と、
    被印加物に印加される圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記ピストン装置の作動制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず前記ピストンを変位させて、前記ピストン装置で前記被印加物に第1圧力を印加する第1圧力印加制御と、
    前記第1圧力印加制御の後に、前記圧力検出手段が検出する検出圧力に応じて前記ピストンを変位させて、前記ピストン装置で前記被印加物に所定の第2圧力を印加する第2圧力印加制御と、を行うことを特徴とする圧力印加装置。
  8. シリンダおよび該シリンダ内に変位可能に配設されたピストンを有するピストン装置と、
    被印加物に印加される圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記被印加物に印加される圧力の伝搬経路を、前記ピストン装置からの経路と前記ピストン装置とは異なる圧力源からの経路との間で選択的に切り替える圧力伝搬経路切替手段と、
    前記ピストン装置の作動制御および圧力伝搬経路切替手段の切替制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記被印加物に印加される圧力の伝搬経路を前記圧力伝搬経路切替手段で前記圧力源からの経路として、前記圧力検出手段が検出する検出圧力に係わらず、前記被印加物に第1圧力を印加する第1圧力印加制御と、
    前記第1圧力印加制御の後に、前記被印加物に印加される圧力の伝搬経路を前記圧力伝搬経路切替手段で前記ピストン装置からの経路に切り替えて、前記圧力検出手段が検出する検出圧力に応じて前記ピストンを変位させて、前記被印加物に所定の第2圧力を印加する第2圧力印加制御と、を行うことを特徴とする圧力印加装置。
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