JP2011240458A - 研削盤 - Google Patents

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義昭 荒木
Minoru Yamada
実 山田
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Abstract

【課題】ワークの研削動作が停止された後に、回転砥石の水切り動作及びクーラント供給装置による洗浄用のクーラントの供給を設定時間だけ自動的に適正に行い、研削作業能率を向上することができる研削盤を提供する。
【解決手段】回転砥石21によるワークの研削加工が終了した後に、回転砥石21を予め設定された第1の設定時間h1だけ空回転させて、回転砥石21に含浸されているクーラントを遠心力によって外部に飛散させる。この回転砥石21が空回転を開始した後、クーラント供給装置を洗浄状態にして第2の設定時間h2だけ継続して運転し、クーラント循環経路に残留している研削屑の洗浄分離を行った後、自動的にクーラント供給処理装置の洗浄運転を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転砥石によるワークの研削が終了した後、回転砥石への冷却用のクーラントの供給を停止した状態で、回転砥石の水切り動作と、クーラント循環経路の残留研削屑を洗浄する洗浄動作とを自動的に行うようにした研削盤に関するものである。
一般に、研削盤においては、ワークの研削中に回転砥石とワークとを冷却するために、クーラントノズルによって加工部にクーラントを供給するようになっている。このため、回転砥石の内部にはクーラントが浸透する。ワークの研削終了と同時にクーラントの供給が停止された後、回転砥石の回転を直ちに停止すると、回転砥石にクーラントが含浸されたままとなる。この含浸クーラントが回転砥石の内部で自重によって下側に流動し、回転砥石の重心が下方に変位してアンバランスとなる。従って、ワークの研削を再開したとき、回転砥石の回転にブレが生じてワークの研削精度が低下する。
上記の問題を解消するため、制御装置の記憶媒体に記憶された水切り動作プログラムに基づいて、ワークの研削が停止された後に、回転砥石を所定時間だけ空回転させて、砥石の内部に含浸されていたクーラントを遠心力により外部に飛散させる動作が自動的に行われるようにされたものもある。
しかし、前記従来構成においては、クーラントノズルによるクーラントの供給が停止されても、クーラント供給配管内に残留するクーラントが回転砥石に滴下され、砥石のアンバランスを解消することができないという問題があった。この問題を解消するため、特許文献1には、クーラント供給装置に砥石アンバランス防止装置が設けられている。この防止装置は、クーラント供給源とクーラントノズルとを接続する配管の途中に設けられた開閉手段が閉状態とされることにより、該開閉手段よりも下流側の配管及びクーラントノズル内に残留するクーラントが砥石の研削面に滴下することを防ぐようになっている。
特開2008‐80427号公報(要約書参照)
上述した前者の研削盤においては、水切り動作プログラムによる砥石の空回転が停止されてから、操作盤に設けられたスイッチを手動操作することにより、クーラント供給装置や砥石軸の静圧軸受機構に油を供給するための油圧ユニットの停止を行うようになっていた。このため、作業者が手作業によって、クーラント供給装置等の運転を停止しなければならないので、研削作業能率を向上することができないという問題があった。
又、砥石の水切り動作と並行して行われるクーラント供給装置による研削屑の洗浄時間は作業者の勘によって決められていたので、洗浄時間が短いと、クーラント循環経路に残留している研削屑が適正に分離されずに、クーラントを貯留するタンク内に研削屑が過剰に堆積することになる。このため、次のワークの加工の際に、タンク内のクーラントの貯留容積が低減されて、タンクからクーラントが溢出する虞もあった。
一方、特許文献1に開示された研削盤においても、ワークの研削が終了した後のクーラント供給装置の停止は、作業者が停止ボタンを手動操作することによって行われるので、研削作業能率を向上することができないという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、ワークの研削動作が停止された後に、回転砥石の水切り動作及びクーラント供給装置による洗浄用のクーラントの供給を自動的に適正に行い、研削作業能率を向上することができる研削盤を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、クーラントを循環させて、回転砥石の研削部にクーラントを供給するクーラント供給装置を設けた研削盤において、前記回転砥石の研削部にクーラントを供給する状態と、供給しない状態とを切り換える切換手段を設け、ワークの研削が終了した後、前記切換手段を作動させて、回転砥石の研削部にクーラントを供給しない状態に切り換えるとともに、前記回転砥石を予め記憶された第1の設定時間だけ空回転させ、さらに前記クーラント供給装置を予め記憶された第2の設定時間だけ作動させて、回転砥石を避けるようにしてクーラント循環経路に残留する研削屑を洗浄させる制御装置を備えていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記制御装置には、ワークの研削量と、クーラント供給装置の供給能力とに基づいて、第2の設定時間を演算する機能が付与されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記回転砥石の回転軸は、静圧軸受機構によって支持されるとともに、油圧モータ又は電動モータによって回転されるように構成され、前記制御装置には、前記回転砥石の回転が停止された後、前記静圧軸受機構及び油圧モータへの圧油の供給を停止させる機能が付与されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記第1の設定時間は、入力装置からの指示に基づいて制御装置によって調整可能に構成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記切換手段は、回転砥石にクーラントを供給するクーラントノズルの上流側の配管に設けられた切換弁であって、該切換弁又は該切換弁の上流側の配管に接続された分岐配管には、回転砥石へ指向しないように加工室内に残留する研削屑を洗浄する洗浄ノズルが接続されていることを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、ワークの研削が終了した後、切換手段によりクーラント供給装置が回転砥石に冷却用のクーラントを供給しない状態に切り換えられる。その後、制御装置により砥石が予め記憶された第1の設定時間だけ空回転され、砥石に含浸されたクーラントが遠心力により飛散され、回転砥石の水切り動作が行われる。この水切り動作と並行して、前記クーラント供給装置が予め記憶された第2の設定時間だけ作動され、洗浄用のクーラントがクーラント循環経路に供給され、該循環経路に残留する研削屑が洗浄され、クーラントから研削屑が分離される。
この発明によれば、回転砥石の水切り動作と、クーラント循環経路への洗浄用のクーラントの供給とを自動的に適正に行うことができ、研削作業能率を向上することができる。
この発明の研削盤の研削動作を説明するためのタイムチャート。 研削盤の制御装置を示すブロック回路図。 研削盤の縦断面図。 研削盤の平断面図。
以下、本発明を具体化した研削盤の一実施形態を図面に従って説明する。
図4に示すように、ベッド11の上面には、ワークWの両端部を把持してそのワークWをモータ13によって回転させるための左右一対のワーク支持装置12が装着されている。
図3及び図4に示すように、前記ベッド11の上面には、砥石台ユニット15が装着されている。この砥石台ユニット15は、X軸方向に往復動されるX軸サドル16と、該X軸サドル16の上面にY軸方向に往復動される砥石台17とを備えている。又、砥石台ユニット15は、前記砥石台17の上面に装着された油圧モータ18と、静圧軸受機構19を介して支持された回転軸20と、該回転軸20に連結された回転砥石21と、前記油圧モータ18と前記回転軸20との間に設けられたベルト伝動機構22とを備えている。図4に示すように、前記油圧モータ18には油タンク23から油ポンプ24によって作動油が供給されるようになっている。又、前記静圧軸受機構19には、前記油タンク23から油ポンプ25によって圧油が供給されるようになっている。
前記ベッド11の外周に装着された固定カバー26と、その内部の伸縮カバー28とによって、ワークWの加工室29が区画形成されている。前記加工室29の内部には、図3に示すようにワークWに対する回転砥石21の研削部21aの斜め上方に位置するように、該研削部21aを冷却したり、研削によって生じた研削屑kを流したりするためのクーラントCを供給するクーラントノズル30が配置されている。
研削盤の底部には、図3に示すように、回収樋31が配設され、その一端が加工室29の底部に接続されると共に、他端が回収タンク32に接続されている。
前記回収タンク32には、フレキシブルダクト34を介してミストコレクター35が接続され、このミストコレクター35の吸引力によって回収樋31を介して加工室29内のミスト状クーラントCを吸引するようになっている。
そして、ミスト状クーラントCがミストコレクター35内において、液化されて空気から分離される。ミストコレクター35にはクーラントタンク37を介してマグネットセパレータ38が接続されている。該マグネットセパレータ38には研削屑kが混ざった使用済のクーラントCaが回収タンク32から吸引ポンプ33を介して流入されるとともに、ミストコレクター35からのクーラントCが流入される。そして、このマグネットセパレータ38において、研削屑kが磁力により吸着分離され、清澄なクーラントCがクーラントタンク37に貯留されるようになっている。クーラントタンク37にはクーラント供給配管41が接続され、その中間部にはクーラントポンプ42が接続されている。クーラント供給配管41の先端部には前記クーラントノズル30が接続されている。
前記クーラント供給配管41の途中には、複数(1本のみ図示)本の分岐配管43が設けられ、該分岐配管43の先端部には、回転砥石21へ指向しないように加工室29の内壁面に残留しようとする研削屑kを洗浄して回収樋31側へ導くための洗浄ノズル44が接続されている。前記クーラント供給配管41と分岐配管43の分岐点の下流側には、切換手段としての電磁式の切換弁45が接続されている。該切換弁45が前記クーラントノズル30にクーラントを供給する開路ポートから閉路ポートに切り換えられると、前記クーラントノズル30による冷却用のクーラントの供給が停止される。さらに、クーラントが前記分岐配管43を介して回転砥石21を避けるようにして洗浄ノズル44から加工室29内に洗浄用のクーラントとして供給されるようになっている。
次に、図2に基づいて、研削盤の各種の動作を制御する制御装置51について説明する。
上記制御装置51は中央演算処理装置(CPU)52を備え、該CPU52には各種の動作プログラムを記憶した読み出し専用のリードオンリーメモリ(ROM)53が接続されるとともに、各種のデータを記憶した読み出し書き込み可能なランダムアクセスメモリ(RAM)54が接続されている。又、前記CPU52には図示しないインターフェイスを介して例えばキーボード等の入力装置55が接続され、各種のデータを表示可能な表示装置56が接続されている。
前記CPU52には図示しないインターフェイス及び駆動機構を介して前記油ポンプ24の駆動モータM1が接続されるとともに、油ポンプ25の駆動モータM2が接続され、さらにクーラントポンプ42を駆動する駆動モータM3が接続されている。又、前記CPU52には図示しないインターフェイス及び駆動機構を介して前記切換弁45を作動する電磁ソレノイドSOLが接続されている。
ワークWの研削が終了した後、回転砥石21を空回転させて砥石21の水切り動作が行われる。前記CPU52には上記水切り動作を行う第1の設定時間h1を調整する設定時間調整部61が設けられている。そして、前記入力装置55を操作することにより、回転砥石21の直径や体積等の相違に基づいて、適正な第1の設定時間h1を決定し、その第1の設定時間h1をRAM54あるいは図示しないハードディスク等の記憶媒体に予め記憶するようにしている。
前記CPU52には、ワークWの単位時間当りの研削量Vを設定するための研削量設定部62が設けられるとともに、クーラント供給装置の供給能力Pc(研削屑の処理能力でもある)を設定するための供給能力設定部63が設けられている。クーラント供給装置の供給能力Pcは研削条件に応じて調整する必要がある。このため、前記入力装置55を操作することにより、供給能力設定部63によってクーラント供給能力Pcが設定され、この供給能力PcがRAM54あるいはハードディスク等の記憶媒体に予め記憶される。さらに、前記CPU52には、クーラント供給装置の前述した洗浄用のクーラントのみを循環供給する第2の設定時間h2を演算する設定時間演算部64が設けられている。そして、前記研削量設定部62によって設定されたワークWの研削量Vと、供給能力設定部63によって予め設定されたクーラント供給能力Pcとに基づいて、前記設定時間演算部64が前記第2の設定時間h2を演算するようになっている。さらに詳述すると、前記入力装置55を操作することにより、ワークWの研削量V(研削屑の発生量でもある)及びクーラント供給能力Pcの値が記憶媒体に予め設定されると、前記設定時間演算部64によって、適正な第2の設定時間h2が演算される。例えば、ワークWの研削量V及びクーラント供給能力Pcに応じた洗浄時間(第2の設定時間h2に相当)の実験データを収集することができる。このため、実験データに基づいて、第2の設定時間h2を求める方程式を作成し、この方程式を予めRAM54等の記憶媒体に記憶させ、この方程式、研削量V及び供給能力Pcによって前記第2の設定時間h2が演算される。演算された第2の設定時間h2はRAM54等の記憶媒体に記憶される。
次に、以上のように構成された研削盤の作用について説明する。
図1に示す時刻t1において、研削盤の加工開始スイッチSWがONされると、回転砥石21の静圧軸受機構19の油ポンプ25の駆動モータM2が起動され、回転砥石21の回転軸20が静圧軸受機構19によって静圧支持される。又、クーラントポンプ42の駆動モータM3が起動され、クーラント供給装置が作動されて、回転砥石21の研削部21aに冷却用のクーラントが供給される。時刻t1から予め設定された所定時間が経過すると、回転砥石21(油ポンプ24)の駆動モータM1が起動されるとともに、砥石台17及び回転砥石21がワークWに向かって移動され、回転砥石21の研削部21aによってワークWの研削作業が行われる。前記クーラント供給装置の作動と同時に分岐配管43及び洗浄ノズル44によって、洗浄用のクーラントが回転砥石21を避けるようにして加工室29の底部に噴射され、残留しようとする研削屑kの洗浄が行われる。
回転砥石21のワークの研削部21aでは、クーラントCがミスト状に飛散する。回収樋31内にミストコレクター35によって吸引流が形成されているため、加工室29内に発生したミスト状クーラントCは下方の開口部から回収樋31内へと吸引され、回収タンク32へと導かれる。又、研削屑kは使用済のクーラントCaと共に、回収樋31内を回収タンク32側に流れる。回収タンク32では、研削屑kが沈降して分離されると同時に、使用済のクーラントCaによる液状のクーラントCが回収され、上層にはミスト状クーラントCが吹き込まれる。
さらに、ミスト状クーラントCはフレキシブルダクト34を経てミストコレクター35に入り、該ミストコレクター35内で液状となり落下して回収される。その後、回収タンク32内の使用済のクーラントCaとミストコレクター35で分離されたクーラントCがマグネットセパレータ38にて微細な研削屑kが除去され、クーラントタンク37に貯留される。クーラントタンク37に貯留されたクーラントCは、クーラントポンプ42によってクーラント供給配管41からクーラントノズル30へ供給され、再利用される。
ワークWの研削が所定時間行われて終了すると、作業者によって、時刻t3において、図1の加工開始スイッチSWがOFFされる。すると、切換弁45の電磁ソレノイドSOLが励磁されて、前記切換弁45が開路ポートから閉路ポートに切り換えられ、クーラントノズル30による冷却用のクーラントの回転砥石21への供給が停止される。この停止後においても、前記駆動モータM1,M2,M3は運転状態に保持され、駆動モータM1の駆動によって回転砥石21が空回転され、回転砥石21内に含浸されていたクーラントが遠心力によって外部に飛散される。又、時刻t3以降も前記クーラントポンプ42の作動が継続されるので、分岐配管43及び洗浄ノズル44から洗浄用のクーラントが加工室29内の下部に噴射され、加工室29内に残留している研削屑kが洗い流されて回収樋31へ導かれる。その後、使用済みのクーラントCa及び研削屑kは、マグネットセパレータ38によって分離され、清浄なクーラントは洗浄用のクーラントとして再利用される。時刻t3から時刻t5までのクーラント供給装置の運転は、加工室29を始めとするクーラント循環経路に残留しようとする研削屑kを洗浄して分離するため、洗浄運転状態と呼ぶことができる。
前記時刻t3から予め設定された第1の設定時間h1が経過し、時刻t4になると、駆動モータM1が制御装置51からの停止信号に基づいて停止され、回転砥石21の空回転が停止される。前記時刻t3から予め設定された第2の設定時間h2が経過し、時刻t5になると、駆動モータM3が制御装置51からの停止信号に基づいて停止され、クーラント供給装置の洗浄用のクーラントによる研削屑kの洗浄運転状態が終了する。さらに、時刻t3から予め設定された所定時間が経過して時刻t6になると、制御装置51からの停止信号に基づいて駆動モータM2が停止され、油ポンプ25が停止され、静圧軸受機構19による回転軸20の静圧が解除される。
以上の実施形態によって発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1)上記実施形態では、ワークWの研削作業が終了した後に、回転砥石21用の駆動モータM1を空回転して、回転砥石21内に含浸されているクーラントを遠心力によって外部に排出する。又、クーラント供給装置の切換弁45を切り換え動作して、クーラントノズル30による回転砥石21への冷却用のクーラントの供給を停止するとともに、クーラントポンプ42の運転を予め設定された第2の設定時間h2だけ継続して、回転砥石21を避けるようにしてクーラント循環経路に残留する研削屑kを洗浄用のクーラントにより洗浄して回収タンク32内に回収し、クーラントから研削屑kを分離するようにした。このため、作業者が研削盤の傍にいて、クーラント供給装置の停止用のボタンを手動操作によって操作する必要がなくなり、ワークWの研削能率を向上することができる。
(2)上記実施形態では、研削量設定部62によって設定されたワークWの研削量Vと、供給能力設定部63によって予め設定された供給能力Pcとに基づいて、設定時間演算部64によって、クーラント供給装置の洗浄のための第2の設定時間h2を演算するようにした。このため、クーラント循環経路に残留する研削屑kの残留量に適した第2の設定時間h2を容易に設定することができ、クーラント供給装置の研削屑kの洗浄のための無駄な運転を防止して、消費電力を低減することができる。
(3)上記実施形態では、回転砥石21の回転軸20が静圧軸受機構19によって支持され、前記制御装置51には、前記回転砥石21の水切り動作が停止され、該回転砥石21の回転が停止された後、前記静圧軸受機構19への圧油の供給を停止させる機能が付与されている。このため、静圧軸受機構19が作動停止状態で回転砥石21が回転されるのを防止することができる。
(4)上記実施形態では、回転砥石21を空(水切り)回転させる第1の設定時間h1が入力装置55からの指示に基づいて制御装置51によって調整可能に構成されている。このため、回転砥石21の直径や体積等に基づいて水切り時間を適正に設定することができる。
(5)上記実施形態では、回転砥石21にクーラントを供給するクーラントノズル30の上流側の配管41に切換手段としての切換弁45を設け、該切換弁45の上流側の配管41に接続された分岐配管43に回転砥石21へ指向しないように加工室29内に残留する研削屑kを洗浄する洗浄ノズル44を接続した。このため、洗浄ノズル44から加工室29内に噴射される洗浄用のクーラントによって研削屑kを適正に洗浄することができる。
なお、前記各実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態では切換弁45によって、クーラントCの流路を切り換えるようにしたが、前記クーラントノズル30を位置切換機構により支持し、回転砥石21の水切り動作の開始とともに、クーラントノズル30が前記回転砥石21の研削部21aを指向しないようにしてもよい。
・前記実施形態では静圧軸受機構19によって回転砥石21の回転軸20を支持するようにしたが、回転軸20をベアリングによって支持するように構成した研削盤に具体化してもよい。
・油圧モータ18に代えて、電動モータを用いてもよい。
・クーラント循環経路にフィルタを設け、クーラントから研削屑kを分離するように構成してもよい。
・前記切換弁45に分岐配管43を接続し、ワークWの研削中はクーラントが洗浄ノズル44から加工室29内に供給されないようにしてもよい。
C,Ca…クーラント、k…研削屑、V…研削量、W…ワーク、h1…第1の設定時間、h2…第2の設定時間、Pc…供給能力、18…油圧モータ、19…静圧軸受機構、20…回転軸、21…回転砥石、21a…研削部、29…加工室、30…クーラントノズル、41…配管、43…分岐配管、44…洗浄ノズル、45…切換弁、51…制御装置、55…入力装置。

Claims (5)

  1. クーラントを循環させて、回転砥石の研削部にクーラントを供給するクーラント供給装置を設けた研削盤において、
    前記回転砥石の研削部にクーラントを供給する状態と、供給しない状態とを切り換える切換手段を設け、ワークの研削が終了した後、前記切換手段を作動させて、回転砥石の研削部にクーラントを供給しない状態に切り換えるとともに、前記回転砥石を予め記憶された第1の設定時間だけ空回転させ、さらに前記クーラント供給装置を予め記憶された第2の設定時間だけ作動させて、回転砥石を避けるようにしてクーラント循環経路に残留する研削屑を洗浄させる制御装置を備えていることを特徴とする研削盤。
  2. 請求項1において、前記制御装置には、ワークの研削量と、クーラント供給装置の供給能力とに基づいて、第2の設定時間を演算する機能が付与されていることを特徴とする研削盤。
  3. 請求項1又は2において、前記回転砥石の回転軸は、静圧軸受機構によって支持されるとともに、油圧モータ又は電動モータによって回転されるように構成され、前記制御装置には、前記回転砥石の回転が停止された後、前記静圧軸受機構及び油圧モータへの圧油の供給を停止させる機能が付与されていることを特徴とする研削盤。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記第1の設定時間は、入力装置からの指示に基づいて制御装置によって調整可能に構成されていることを特徴とする研削盤。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記切換手段は、回転砥石にクーラントを供給するクーラントノズルの上流側の配管に設けられた切換弁であって、該切換弁又は該切換弁の上流側の配管に接続された分岐配管には、回転砥石へ指向しないように加工室内に残留する研削屑を洗浄する洗浄ノズルが接続されていることを特徴とする研削盤。
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