JP2011239875A - 球技用のボール - Google Patents

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【課題】非力な女性等でも容易に空気を注入することができ、異物の入り込みも効果的に防ぐことができる、扱い易い球技用のボールを提供する。
【解決手段】袋状のボール本体1に空気注入用のバルブ2が取り付けられた球技用のボールである。バルブ2は、ホルダ3とムムシ4とを含む。ホルダ3は、ムシ4が圧入される支持孔31を有するホルダ本体32と、ホルダ本体32の基端部の周りから張り出してボール本体1の内面に取り付けられるベース部33と、支持孔31の中間に大径に形成された溝部34とを有し、ムシ4は、溝部34に嵌り込む鍔部44と、外端面4aに形成された球面状の凹部41と、内端面4bに形成された筒状の空洞部42とを有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、サッカーボールやバレーボール等、圧縮空気を封入して使用する球技用のボールに関する。
この種のボールには、空気をボール内部に注入するために、空気注入針を差し込む空気注入口を有するバルブが設けられている。このバルブは、通常、ムシ(密栓)と、ムシをボールに支持固定するホルダなどで構成されていて、空気注入針をムシの基端部から差し込んでボールに空気を注入するようになっている。また、ムシの基端部には、空気注入針を挿入するための細孔が形成され、この細孔に連なってムシの先端部まで切り込みが形成されているのが一般的である。
しかし、この細孔に砂粒等の異物が入り込むと、空気注入針を差し込む際に、異物が押し込まれて切り込みの間に詰まってしまうおそれがある。そうなると、密封性が損なわれたり空気注入針を差し込めなくなったりするため、異物が入り込まないように様々な提案が行われている(特許文献1、2)。例えば、特許文献1では、細孔に着脱自在な密栓を装着し、細孔を塞いでしまうことが提案されている。また、特許文献2では、細孔を無くして切り込みだけにすることが提案されている。
特開平11−244421号公報 実用新案登録第3043771号公報
しかしながら、細孔に密栓を装着する場合、ボールには絶えず強い力が加えられるため、使用中に密栓が外れるおそれがあるし、密栓を別途設ける分だけ製造コストも高くなる。また、切り込みだけにすると、空気注入針を適切に差し込むのが難しくなるため、扱い辛い難点がある。
更に、この種のボールでは、空気注入針をバルブの空気注入口に差し込む際には、ムシから強い抵抗力を受けるため、空気の注入は、非力な女性や子供等にとって腕力のいる難しい作業となっている。
そこで本発明の目的は、非力な女性等でも容易に空気を注入することができ、異物の入り込みも効果的に防ぐことができる、扱い易い球技用のボールを提供することにある。
本発明では、密閉性を確保しながら上記課題が解決できるように、バルブの形状を工夫した。
具体的には、本発明の球技用のボールは、貫通孔を有する袋状の空気保持体を含むボール本体と、前記貫通孔の部分に取り付けられる空気注入用のバルブと、を備えた球技用のボールである。前記バルブは、前記ボール本体の内面に取り付けられるホルダと、前記貫通孔から挿入されて、前記ホルダに支持される略円柱状のムシと、を含む。前記ホルダは、前記ムシが圧入される支持孔を有する略円筒状のホルダ本体と、前記ホルダ本体の基端部の周りから張り出して、前記ボール本体の内面に取り付けられるベース部と、前記支持孔の中間に、該支持孔よりも大径に形成された溝部と、を有している。前記ムシは、前記溝部に嵌り込むように形成された鍔部と、前記ボール本体の外側に臨む外端面に形成された球面状の凹部と、前記ボール本体の内側に臨む内端面から前記凹部に向かって延びるように形成された筒状の空洞部と、前記凹部の最深部と前記空洞部とに連なる切り込み部とを有している。
かかる構成によれば、まず、ムシの外端面に凹部が形成されているため、空気注入針をバルブに差し込む際、凹部が目印になり、差し込み位置を簡単に決めることができる。そして、凹部は球面状に形成されているので、この凹部のいずれかに空気注入針の先端を押し付けるだけで、その先端を凹部の最深部に案内することができるので、空気注入針を適切に切り込み部に差し込むことができる。凹部に案内されて空気注入針の押し付ける力に勢いがつくため、容易に切り込み部に空注入針を差し込むことができる。凹部は球面状に形成されているので、砂粒等の異物が凹部に詰まり難いうえ、詰まったとしても容易に取り除くことができる。
更に、ムシの内端面から凹部に向かって延びるように筒状の空洞部が形成されているので、切り込み部に沿ってムシに空気注入針を深く差し込んでいくと、その途中で空洞部に突き出す。空洞部を形成した分、空気注入針とムシとの接触量が少なくなり、抵抗力が小さくなる。しかも、詳細は後述するが、ムシの内端面側は相対的に抵抗力が強いため、そこに空洞部を形成することで、効果的に抵抗力を低減することができる。ホルダ本体にムシが圧入され、特にムシの内端面側の部分がホルダ本体に密着するように構成されているので、密閉性を安定して確保することができる。
少なくとも前記ムシにおける前記鍔部から前記内端面側の部分の外径は、当該部分が嵌り込む前記支持孔の部分の内径よりも大きく形成するのが好ましい。
そうすれば、ムシはホルダ本体に圧着して、しっかりと固定することができる。なお、内端面側は空洞部の存在により、ムシの内端面側が圧入されていても差し込み後期の強い抵抗力を受けないようにできる。
前記空洞部の内径寸法は2.4mm以上に設定するのが好ましい。
一般的な空気注入針の外径寸法は、2.4mm以下であるため、空洞部の内径寸法を2.4mm以上に設定しておけば、特殊な場合を除いて空気注入針と空洞部との間の接触抵抗を受けずに済むため、汎用的に差し込み後期の抵抗力を軽減できる。
前記凹部の内径寸法は、深さ寸法よりも大きく設定するのが好ましい。そうすれば、凹部は底浅な球面状となるため、砂粒等が凹部に詰まることが無い。また、空気注入針の先端が凹部表面を滑り易くなって、空気注入針を効率よく安定して最深部に案内することができる。
前記空洞部の先端は、前記鍔部の近傍に位置しているのが好ましい。
そうすれば、ホルダ本体の鍔部から内端面側の部分は変形し易くなるため、ムシとの密着性を向上させることができ、安定した密閉性を得ることができる。
前記ムシにおける前記鍔部から前記外端面側の部分は、前記外端面側に向かうに従って外径が次第に小さくなるように形成するのが好ましい。
空気注入針をムシに差し込む際には、上述したように、摩擦抵抗力等の強い抵抗力を受けるが、その部分が先窄まり形状になっていれば、差し込み初期にムシがよりいっそう拡がり易くなるため、ホルダから受ける締付け抵抗を更に効果的に軽減することができる。
以上説明したように、本発明の球技用のボールによれば、空気注入針を適切に差し込むことができるし、強い力を加えなくても空気注入針を差し込むことができる。更に、異物の入り込みも効果的に防ぐことができる。従って、扱い易い球技用のボールを提供できる。
本実施形態の球技用のボールの概略斜視図である。 球技用のボールの要部を表した概略断面図である。 ムシの概略斜視図である。 ホルダの概略図である。(a)は平面図、(b)は断面図である。 空気注入針をバルブに差し込む時に生じる抵抗力の変化を表した概略図である。 各実施例を示す表である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
図1に、本発明を適用した球技用のボールを示す。このボールは、内部に袋状の空気保持体を含むボール本体1と、バルブ2とを備え、ボール本体1の内部に空気を圧入し、球形に膨らまして使用する。ボール本体1の周面の1箇所に、内外に貫通する小さな丸孔(貫通孔1a)が貫通形成されていて、その貫通孔1aの部分に、空気注入口を有する空気注入用のバルブ2が取り付けられている。
図2に、バルブ2が取り付けられている部分の断面構造を示す。同図に示すように、ボール本体1は、ブチルゴム等の弾性部材からなる内層11と、繊維を含み、内層11の外側に設けられる補強層12と、複数のパネル状の皮革片からなり、補強層12の外側に設けられる表皮層13と、を積層して形成されている。なお、Sは空気入れの空気注入針である。
バルブ2は、ブチルゴム等の弾性部材からなるホルダ3と、潤滑材を含む天然ゴムで形成されたムシ4とで構成されている。ホルダ3は、ボール本体1における貫通孔1aが形成されている部分の内面に取り付けられていて、ムシ4は、貫通孔1aからボール本体1の内部に挿入されて、ホルダ3に支持されている。
ムシ4は、図3にも示すように、略円柱形状をしており、ホルダ3に支持されたときに、ボール本体1の外側に臨む一方の端面(外端面4a)の略中央には、球面状に窪む凹部41が形成されている。一方、ボール本体1の内側に臨む他方の端面(内端面4b)の略中央には、凹部41に向かって真っ直ぐ延びるように筒状の空洞部42が形成されている。凹部41と空洞部42との間には、両者に連なるように切り込まれた切り込み部43が形成されている。そして、ムシ4の外端面4a寄りの部分には、ひとまわり大径な円環状の鍔部44が直径方向の外側に張り出すように形成されている。
詳しくは、凹部41は、空気注入針Sをバルブ2部に差し込む際に針先を所定位置に案内するために設けられていて、その最深部に切り込み部43の一端が連なっている。凹部41は、断面劣弧状の底浅に形成されていて、その開口縁における内径寸法Cは最大深さ寸法Dよりも大きく設定されている。
凹部41をこのように底浅の球面状に形成することで、砂粒等が凹部41に詰まることがなくなるため、異物がムシ4内に入り込むのを効果的に防ぐことができる。凹部41は空気注入針Sの差し込み位置を示す目印にもなるため、誤って差し込むのを防ぐことができる。また、凹部41を球面状に形成したことで、針先を広く凹部41に受け入れて切り込み部43に適切に導くことができる。
ムシ4における鍔部44から外端面4a側の部分(受入部45ともいう)は、外端面4a側に向かうに従って外径が次第に小さくなるように形成されている(先窄まり形状)。
空気注入針Sが、切り込み部43に入り込むと、受入部45は、入り込んだ空気注入針Sの太さ分だけ太くなる。従って、従来のボールのように、受入部45と貫通孔1aとが密着していると、空気注入針Sが切り込み部43に入り込むためには、ムシ4を強く圧縮するためにより大きな力が必要となる。その結果、空気注入針Sは強い抵抗力を受ける。
図2に示すように、受入部45を先窄まり形状にすることで、外側に行けば行くほど、受入部45と、ボール本体1の径方向と略平行な内周面を有する貫通孔1aとの間が大きくなってムシ4の増大を受け入れる余地が形成されるので、抵抗力をよりいっそう軽減することができる。
一方、ムシ4における鍔部44から内端面4b側の部分(シール部46ともいう)は、ほぼ真っ直ぐ延びるように形成されている。ムシ4をホルダ3に圧入し易くするために、内端面4bの縁の部分は先窄まり状に面取りされている。
空洞部42は、その先端が鍔部44の近傍に位置するようにシール部46の略全域わたって形成されている。空洞部42の先端は凹部41側に窪む球面状に形成されていて、その最先端部が切り込み部43に連なっている。つまり、切り込み部43は、ムシ4の強度を損なわずに、その長さが最短となるように形成されている。ムシ4に差し込まれた空気注入針Sが空洞部42に突き出たときに、空気注入針Sがシール部46の内壁と接触しないように、空洞部42の内径は、空気注入針Sの外径よりも大きく形成されている。
競技用ボールの一般的な空気注入針の太さは、2.0〜2.4mmである。従って、空洞部42の内径寸法は2.4mm以上に設定するのが好ましい。そうすれば、特殊な場合を除いて空気注入針Sと空洞部42との間の接触抵抗を受けずに済む。
ホルダ3は、図4にも示すように、中心部を貫通して支持孔31が形成された略円筒状のホルダ本体32と、ホルダ本体32の基端部の周りから円環状に大きく張り出すベース部33と、を有している。ホルダ本体32の先端部には、先端側に向かって次第に径が小さくなるテーパー部32aと、このテーパー部32aの先端側に連続する小径の小径部32bとが形成されている。
ベース部33は、ホルダ本体32の外周面に連なる裾面33aと、ホルダ本体32の基端面に連なる接合面33bとを有している。裾面33aは傾斜を有する傾斜面となっており、ベース部33は外周側に近づくに従って次第に厚みが薄くなるように形成されている。支持孔31の内径は、ボール本体1の貫通孔1aの内径とほぼ同じかそれよりも小さく形成されている。ホルダ3は、支持孔31が貫通孔1aに連続するように配置された状態で、ベース部33の接合面33bをボール本体1の内面に接着することにより、ボール本体1に一体に接合されている。
支持孔31における受入部45が嵌り込む部分の内径は、受入部45の外径と同じかそれよりも僅かに小さく形成されている。
支持孔31の中間には、ムシ4の鍔部44に対応して、ひとまわり大径の溝部34が形成されている。溝部34におけるムシ4が挿入される方向の長さは、鍔部44の同方向の長さよりも大きく設定されている。溝部34の内径は鍔部44の外径よりも小さく形成されている。従って、図2に示すように、ムシ4をホルダ3に挿入した状態では、鍔部44は溝部34と強く密着する。
支持孔31におけるシール部46が嵌り込む部分の内径は、シール部46の外径よりも小さく形成されている。従って、シール部46はホルダ本体32に圧着し、しっかりと固定することができる。
ベース部33の接合面33bは、ボール本体1に空気が入っていない低負荷の状態では、図4の(b)に示すように、平らに拡がる平面状に形成されている。しかし、空気が入れられてボール本体1が球形になると、同図に仮想線で示すように、ボール本体1に沿って曲面状に変形する。
それに伴い、略円筒状のホルダ本体32もベース部33を介して力が作用するため、同図に矢印で示すように、支持孔31のベース部33側は径が拡がる方向に力が作用し、支持孔31の他方の側は径が狭まる方向に力が作用する。従って、ボール本体1に空気が圧入されている状態では、鍔部44及び溝部34を基点にして、ムシ4とホルダ3との密着力は、内端面4b側(シール部46)が外端面4a側(受入部45)と比べて相対的に大きくなり易く、特にムシ4のシール部46とホルダ本体32の先端部側とがよく密着する。
更に、ボール本体1内に封入された圧縮空気により、ホルダ3は、そのボール本体1内に露出している部分の全体が圧迫される。また、ムシ4は、貫通孔1aから押し出されないように、溝部34によって鍔部44が受け止められる。従って、ホルダ本体32はムシ4の鍔部44によってベース部33側に引っ張られる力が作用するため、圧縮空気によっても、支持孔31のベース部33側は径が拡がる方向に力が作用し、支持孔31の他方の側は径が狭まる方向に力が作用する。
ホルダ本体32の基端部側は、ボール本体1に接合されるベース部33が一体に設けられていて構造的に強化されているが、ホルダ本体32の先端部側は、相対的に変形し易い構造となっているため、その先端部側に位置するムシ4のシール部46とホルダ本体32とはよく密着する。従って、ムシ4に空洞部42が形成されていても、ホルダ3と圧縮空気の作用により、密閉性を安定して確保することができる。
ムシ4に空気注入針Sを差し込む際には、上述したように、ホルダ3と圧縮空気の作用により、外端面4a側の受入部45よりも内端面4b側のシール部46の方が大きい抵抗力を受ける。そのため、本実施形態のムシ4では、抵抗力の大きいシール部46側に、差し込まれた空気注入針Sがムシ4と接触しないように空洞部42が形成されている。従って、空気注入針Sは大きな抵抗力を受けずに済む。
一方、受入部45は、構造的に、ホルダ3と圧縮空気から受ける抵抗力が小さくなるように設定されている。そのため、そこに形成されている切り込み部43に空気注入針Sを差し込む際には、比較的弱い力で差し込むことができる。従って、非力な女性等でも容易に空気を注入することができるようになり、扱い易いボールを提供することができる。
(実施例)
図5に、本実施形態のボールと、従来のボールとで空気注入針Sを差し込む際に生じる抵抗力を比較した結果を示す。従来のボールには、上述した引用文献2に開示されているような、ムシ4に切り込み部43だけが設けられたボールを用いた。空気圧等その他の条件は同じに設定した。同図において、縦軸は抵抗力を、横軸は経過時間をそれぞれ表している。実線は本実施形態のボールであり、2点鎖線は従来のボールである。
同図に示すように、まず、空気注入針Sがムシ4に入り込む時には、空気注入針Sが切り込み部43を押し広げる力と、ムシ4と空気注入針Sとの摩擦力とが加わり、空気注入針Sがムシ4に入り込むに従い抵抗力が増加する。そうして、空気注入針Sの先端がムシ4から突き出せば、空気注入針Sとムシ4との接触量は一定になるため、抵抗力はほぼ一定になる。
従来のボールの場合、ムシ4の先端部にまで切り込みが形成されているので、抵抗力は大きく増加して11(N)まで上昇した後、最終的には約9(N)の抵抗力で安定した。一方、本実施形態のボールの場合、抵抗力が小さくなるように設定された受入部45だけに切り込み部43が形成されているため、従来のボールよりも早く抵抗力のピークに達し、最大6.5(N)まで上昇した後、最終的には約4.5(N)の抵抗力で安定した。
図6に、ムシ4等の寸法の異なる実施例1〜4を示す。同図のA等の記号は寸法の計測部位を示しており、図2や図3にその該当部位を示してある。
実施例1〜4のいずれの場合も本来の機能は維持した状態で従来のボールに比べて抵抗力を軽減することができた。
このように、本実施形態のボールによれば、従来のボールに比べて、抵抗力の総量及びその最大値のいずれもが大幅に小さくなるため、非力な女性等でも無理せず簡単に空気を注入できるようになる。
1 ボール本体
1a 貫通孔
2 バルブ
3 ホルダ
4 ムシ
4a 外端面
4b 内端面
31 支持孔
32 ホルダ本体
33 ベース部
34 溝部
41 凹部
42 空洞部
43 切り込み部
44 鍔部
C 内径寸法
D 深さ寸法
S 空気注入針

Claims (6)

  1. 貫通孔を有する袋状の空気保持体を含むボール本体と、
    前記貫通孔の部分に取り付けられる空気注入用のバルブと、
    を備えた球技用のボールであって、
    前記バルブが、
    前記ボール本体の内面に取り付けられるホルダと、
    前記貫通孔から挿入されて、前記ホルダに支持される略円柱状のムシと、
    を含み、
    前記ホルダが、
    前記ムシが圧入される支持孔を有する略円筒状のホルダ本体と、
    前記ホルダ本体の基端部の周りから張り出して、前記ボール本体の内面に取り付けられるベース部と、
    前記支持孔の中間に、該支持孔よりも大径に形成された溝部と、
    を有し、
    前記ムシが、
    前記溝部に嵌り込むように形成された鍔部と、
    前記ボール本体の外側に臨む外端面に形成された球面状の凹部と、
    前記ボール本体の内側に臨む内端面から前記凹部に向かって延びるように形成された筒状の空洞部と、
    前記凹部の最深部と前記空洞部とに連なる切り込み部と、
    を有している球技用のボール。
  2. 請求項1に記載の球技用のボールにおいて、
    少なくとも前記ムシにおける前記鍔部から前記内端面側の部分の外径は、当該部分が嵌り込む前記支持孔の部分の内径よりも大きく形成されている球技用のボール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の球技用のボールにおいて、
    前記空洞部の内径寸法が2.4mm以上に設定されている球技用のボール。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の球技用のボールにおいて、
    前記凹部の内径寸法が、深さ寸法よりも大きく設定されている球技用のボール。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の球技用のボールにおいて、
    前記空洞部の先端が、前記鍔部の近傍に位置している球技用のボール。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の球技用のボールにおいて、
    前記ムシにおける前記鍔部から前記外端面側の部分が、前記外端面側に向かうに従って外径が次第に小さくなるように形成されている球技用のボール。
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