JP2011239325A - 動きベクトル補正装置及び方法、並びに、映像信号処理装置及び方法 - Google Patents

動きベクトル補正装置及び方法、並びに、映像信号処理装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動きベクトルが比較的大きい場合に誤検出が発生した場合でも補間画像の視覚的な違和感を軽減することができる動きベクトル補正装置を提供する。
【解決手段】動きベクトル検出部2は、入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な動きベクトルMV1を検出する。動きベクトル補正部4は、動きベクトルMV1の大きさが所定の閾値を越えた場合に動きベクトルMV1の大きさを減衰させるよう補正して動きベクトルMV3として出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動きベクトルの誤検出による補間画像の視覚的な違和感を軽減することができる動きベクトル補正装置及び方法、並びに、映像信号処理装置及び方法に関する。
液晶パネルを用いた画像表示装置で動画像を表示すると残像が生じやすい。そこで、残像を低減させるため、映像信号の実フレーム間に補間フレームを内挿してフレーム数を増大させ、例えば垂直周波数60Hzのフレームレートを2倍の120Hzまたはそれ以上の垂直周波数に変換して画像表示することが行われている。フレームレート変換を行う映像信号処理装置においては、画像の動きベクトルを検出し、動きベクトルを用いて各補間画素を生成し、実フレーム間に内挿する補間フレームを生成する。
動きベクトルは、例えば連続した2フレームという限られたフレーム内の限られた範囲の画素データに基づいて生成される。従って、動きベクトルの誤検出を完全になくすことは難しい。そこで、動きベクトルの誤検出を低減するための技術改善が行われている。一例として特許文献1には、動きベクトルの誤検出を低減することができる動きベクトル検出装置を備えたフレームレート変換装置が記載されている。
特開2006−331136号公報
動きベクトル検出装置を備えた映像信号処理装置において、動きベクトルの誤検出による補間画像の視覚的な違和感を軽減することが求められる。特に、検出した動きベクトルが比較的大きい場合に誤検出が発生すると、補間画像の視覚的な違和感が大きく目立ってしまう。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、動きベクトルが比較的大きい場合に誤検出が発生した場合でも補間画像の視覚的な違和感を軽減することができる動きベクトル補正装置及び方法、並びに、映像信号処理装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部(2)と、前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正部(4)と、を備えることを特徴とする動きベクトル補正装置を提供する。
上記の構成において、前記動きベクトル補正部は、前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制部(41)と、前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換部(42)と、を備えることが好ましい。
好適な例として、前記動きベクトル値抑制部は、m,nをm<nである自然数としたとき、前記第2の動きベクトルを、前記第1の動きベクトルの大きさ×m/n+前記第1の閾値×(n−m)/nなる計算式で求める。
前記動きベクトル値変換部は、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることが好ましい。
好適な例として、前記動きベクトル値変換部は、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第3の閾値を越えた場合、前記第3の動きベクトルを、2×前記第2の閾値+(前記第3の閾値−前記第2の閾値)−前記第2の動きベクトルの大きさなる計算式で求める。
画面内での前記第1の動きベクトルの発生状態を判定して状態判定値を生成して出力する動きベクトル状態判定部(3)を備え、前記動きベクトル補正部は、前記状態判定値に応じて前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させる減衰特性を可変することが好ましい。
好適な例として、前記動きベクトル状態判定部は、画面内で前記第1の動きベクトルがどの程度発生したかを示す動きベクトルの発生量を示す状態判定値を生成する。他の好適な例として、記動きベクトル状態判定部は、画面内で前記第1の動きベクトルの方向が揃っているかばらついているかの程度を示す動きベクトルの分布状態を示す状態判定値を生成する。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データと、上記のいずれかの動きベクトル補正装置によって補正された動きベクトルとを用いて補間画素データを生成する補間画素データ生成部(5)を備えることを特徴とする映像信号処理装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正ステップと、を含むことを特徴とする動きベクトル補正方法を提供する。
前記動きベクトル補正ステップは、前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制ステップと、前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換ステップと、を含むことが好ましい。
好適な例として、前記動きベクトル値抑制ステップは、m,nをm<nである自然数としたとき、前記第2の動きベクトルを、前記第1の動きベクトルの大きさ×m/n+前記第1の閾値×(n−m)/nなる計算式で求める。
前記動きベクトル値変換ステップは、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることが好ましい。
好適な例として、前記動きベクトル値変換ステップは、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第3の閾値を越えた場合、前記第3の動きベクトルを、2×前記第2の閾値+(前記第3の閾値−前記第2の閾値)−前記第2の動きベクトルの大きさなる計算式で求める。
画面内での前記第1の動きベクトルの発生状態を判定して状態判定値を生成する動きベクトル状態判定ステップを含み、前記動きベクトル補正ステップは、前記状態判定値に応じて前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させる減衰特性を可変することが好ましい。
好適な例として、前記動きベクトル状態判定ステップは、画面内で前記第1の動きベクトルがどの程度発生したかを示す動きベクトルの発生量を示す状態判定値を生成する。他の好適な例として、前記動きベクトル状態判定ステップは、画面内で前記第1の動きベクトルの方向が揃っているかばらついているかの程度を示す動きベクトルの分布状態を示す状態判定値を生成する。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データと、上記のいずれかの動きベクトル補正方法によって補正された動きベクトルとを用いて補間画素データを生成する補間画素データ生成ステップを含むことを特徴とする映像信号処理方法を提供する。
本発明の動きベクトル補正装置及び方法、並びに、映像信号処理装置及び方法によれば、動きベクトルが比較的大きい場合に誤検出が発生した場合でも補間画像の視覚的な違和感を軽減することができる。
本発明の一実施形態を示すブロック図である。 図1における動きベクトル状態判定部3の動作の第1の例を説明するための図である。 図1における動きベクトル状態判定部3の動作の第2の例を説明するための図である。 図1における動きベクトル補正部4の具体的構成例を示すブロック図である。 図4における動きベクトル値抑制部41の動作を説明するための図である。 図4における動きベクトル値変換部42の動作を説明するための図である。 図1における動きベクトル補正部4の動作の第1の例を説明するための図である。 図1における動きベクトル補正部4の動作の第2の例を説明するための図である。 図1における動きベクトル補正部4の動作の第3の例を説明するための図である。
以下、本発明の動きベクトル補正装置及び方法、並びに、映像信号処理装置及び方法について、添付図面を参照して説明する。図1に示す本発明の一実施形態は、映像信号処理装置の一例として、映像信号の実フレーム間に補間フレームを内挿して、フレームレートを2倍に変換するフレームレート変換装置を示している。フレームレートを3倍以上に変換するフレームレート変換装置であってもよい。本発明の映像信号処理装置は、フレームレート変換装置に限定されるものではなく、動きベクトル検出装置を備えたフィルムジャダ除去装置であってもよい。本発明は、動きベクトル検出装置を備えた任意の映像信号処理装置に適用可能である。
図1において、60Hzのフレーム周波数を有する映像信号Sinの各画素データは、フレームメモリ1,動きベクトル検出部2,補間画素データ生成部5,フレーム周波数変換部6に順次入力される。フレームメモリ1は入力された画素データを1フレーム遅延して出力する。入力された映像信号Sinの現在フレームをF0、フレームメモリ1より出力された現在フレームより1フレーム前のフレームをF1とする。現在フレームF0及びフレームF1は実フレームである。フレームF1の各画素データは、動きベクトル検出部2及び補間画素データ生成部5に順次入力される。
動きベクトル検出部2は、例えばマッチング法を用い、現在フレームF0とフレームF1の画素データを用いて、現在フレームF0とフレームF1との間に内挿する補間フレームの各補間画素データを生成するための動きベクトルMV1を検出する。動きベクトルMV1は画素データ単位で検出してもよいし、複数の画素データよりなるブロック単位で検出してもよい。特に図示しないが、動きベクトル検出部2は複数のラインメモリと画素遅延器、画素データの差分を求める減算器等を含んで構成される。動きベクトルMV1は、動きベクトル状態判定部3及び動きベクトル補正部4に入力される。現在フレームF0とフレームF1に加えて、フレームF1よりも過去のフレームを用いて動きベクトルMV1を検出してもよい。
動きベクトル状態判定部3は、それぞれのフレーム内の動きベクトルの状態を判定して判定信号D1を出力する。動きベクトル状態判定部3の具体的な動作については後に詳述する。判定信号D1は動きベクトル補正部4に入力される。動きベクトル補正部4は、判定信号D1に応じて動きベクトルMV1の大きさを減衰させるよう補正して動きベクトルMV3を出力する。動きベクトル補正部4の具体的な構成及び動作については後に詳述する。動きベクトルMV3は補間画素データ生成部5に入力される。
特に図示しないが、補間画素データ生成部5は、現在フレームF0の画素データを水平方向及び垂直方向に遅延させ、現在フレームF0内の所定の水平方向及び垂直方向の範囲の画素データを生成する複数のラインメモリ及び画素遅延器と、フレームF1の画素データを水平方向及び垂直方向に遅延させ、フレームF1内の所定の水平方向及び垂直方向の範囲の画素データを生成する複数のラインメモリ及び画素遅延器とを備える。また、補間画素データ生成部5は、動きベクトルMV3に応じて、現在フレームF0内の画素データとフレームF1内の画素データとを選択して平均値化して補間画素データを生成する平均値化部を備える。
本実施形態では2つの実フレーム内の画素データを用いて補間画素データを生成しているが、3つ以上の実フレーム内の画素データを用いて補間画素データを生成してもよい。
フレーム周波数変換部6には、フレームF0の画素データと補間画素データ生成部5より出力された補間画素データとが順次入力される。フレーム周波数変換部6は時系列変換メモリによって構成することができる。フレーム周波数変換部6は、順次入力されるフレームF0の画素データに基づいて実フレームであるフレームF0の画像データと、補間画素データ生成部5から順次入力される補間画素データに基づいて補間フレームである補間フレームFiの画像データとを生成する。
そして、フレーム周波数変換部6は、フレームF0の画像データと補間フレームFiの画像データとを周波数120Hzで交互に選択して、120Hzのフレーム周波数を有する映像信号Soutを出力する。
次に、動きベクトル状態判定部3の具体的な動作について説明する。まず、図2を用いて動きベクトル状態判定部3の動作の第1の例について説明する。なお、図2は第1の例で行う動作を概念的に示している。動きベクトル状態判定部3は、1フレームの画面を複数の領域に区切る。1フレームの画面をいくつの領域に分割するかは適宜設定すればよい。図2(A)は1つの領域ARを示している。1つの領域ARには複数の画素が含まれる。1つの領域ARに含まれる画素の数は領域ARの数によって決まる。動きベクトルMV1を画素データ単位で検出する場合、領域AR内には画素数分の動きベクトルMV1が発生することになる。動きベクトルMV1を複数の画素データよりなるブロック単位で検出する場合、領域AR内にはブロック数分の動きベクトルMV1が発生することになる。
動きベクトル状態判定部3は、領域AR内で動きベクトルMV1の検出単位毎に動きベクトルMV1が発生したか否かを判定して、動きベクトルMV1が発生した場合に1を設定し、発生しなかった場合に0を設定する。そして、動きベクトル状態判定部3は、領域AR内で1を総和することによって動きベクトルMV1が発生した数をカウントする。さらに、動きベクトル状態判定部3は、領域AR内で動きベクトルMV1が発生した数(カウント値)が所定の閾値を越えたら、図2(A)の矢印の右側に示すように領域ARに対して領域毎の判定値として1を設定し、所定の閾値を越えなかったら領域毎の判定値として0を設定する。例えば半数を閾値として過半数であれば1を設定する。
図2(B)は、画面内の領域AR00,AR01,AR02,AR03…,AR10,AR11,AR12,AR13…に対して領域毎の判定値である0または1を設定した状態を示している。動きベクトル状態判定部3は、画面内のそれぞれの領域ARで設定した領域毎の判定値を総和することによって、領域毎の判定値として1を設定した領域ARの数をカウントする。そして、動きベクトル状態判定部3は、カウント値に応じて例えば0〜7の8段階の状態判定値である判定信号D1を出力する。
以上のように、動きベクトル状態判定部3の動作の第1の例では、1フレーム(画面)内でどの程度動きベクトルMV1が発生したかを示す判定信号D1を生成する。即ち、第1の例では、動きベクトルMV1の方向は考慮せず、1フレーム内での動きベクトルMV1の発生量を示す判定信号D1を生成する。動きベクトルMV1の発生量が多いほど状態判定値が大きくなる。状態判定値が大きいほど動きベクトルMV1が安定していると言える。
引き続き、図3を用いて動きベクトル状態判定部3の動作の第2の例について説明する。図3は、1フレーム内で動きベクトルMV1の検出単位毎に動きベクトルMV1がどのように発生したかを概念的に示している。黒丸は動きベクトルMV1が検出されなかった状態(動き0)であり、図2(A)の矢印左側の図の値0に相当する。図3の例では、それぞれ矢印にて示すように、右方向の動きベクトルMV1と、上方向の動きベクトルMV1と、右上方向の動きベクトルMV1が発生している。
動きベクトル状態判定部3は、1フレーム内で動きベクトルMV1がどのように分布しているかを判定する。一例として、動きベクトルMV1を水平方向及び垂直方向の向きで次の9種類に分類する。水平方向及び垂直方向に動きがない場合を[0,0]、右方向に動きがあり垂直方向には動きがない場合を[+,0]、左方向に動きがあり垂直方向には動きがない場合を[−,0]とする。水平方向に動きがなく、上方向に動きがある場合を[0,+]、水平方向に動きがなく、下方向に動きがある場合を[0,−]とする。右方向及び上方向に動きがある場合を[+,+]、右方向及び下方向に動きがある場合を[+,−]、左方向及び上方向に動きがある場合を[−,+]、左方向及び下方向に動きがある場合を[−,−]とする。
動きベクトル状態判定部3は、検出単位毎の動きベクトルMV1を[0,0]〜[−,−]の9種類のいずれかに分類し、それぞれの種類毎に数を総和する。これにより、動きベクトル状態判定部3は、1フレーム内の動きベクトルMV1が比較的一様な方向に発生したか種々の異なる方向に発生したかを判定することができる。動きベクトル状態判定部3は、例えば種類毎の数の総和を用いて所定の関数により1フレーム内で動きベクトルMV1の方向が揃っているかばらついているかの程度を示す状態判定値を生成する。状態判定値は第1の例と同様、0〜7の8段階とし、これを判定信号D1とする。即ち、第2の例では、動きベクトルMV1の方向を考慮して、1フレーム内での動きベクトルMV1の分布状態を示す判定信号D1を生成する。動きベクトルMV1の方向が揃うほど状態判定値が大きくなる。状態判定値が大きいほど動きベクトルMV1が安定していると言える。
次に、動きベクトル補正部4の構成及び動作について説明する。図4に示すように、動きベクトル補正部4は、動きベクトル値抑制部41と動きベクトル値変換部42とを備える。動きベクトル値抑制部41及び動きベクトル値変換部42には判定信号D1が入力される。動きベクトル値抑制部41は、動きベクトルMV1の大きさが所定の値(第1の閾値)を超えた場合に動きベクトルMV1の大きさを減少させて動きベクトルMV2として出力する。
図5は、動きベクトル値抑制部41において動きベクトルMV1の大きさを抑制する際の特性を示している。動きベクトル値抑制部41は、動きベクトルMV1の大きさが0から第1の閾値sまでの範囲では動きベクトルMV1をそのまま動きベクトルMV2とし、第1の閾値sを超えると、次の(1)式に基づいて動きベクトルMV2を生成する。
MV2=MV1×m/n+s×{(n−m)/n} …(1)
上記(1)式におけるm,nはm<nである所定の自然数であり、値は適宜設定すればよい。第1の閾値s、即ち、動きベクトルMV1を減衰させる開始点となる位置は固定でもよいが、判定信号D1の状態判定値に応じて可変させることが好ましい。状態判定値が大きくなるほど値sを大きな値とすることが好ましい。
動きベクトルMV2は動きベクトル値変換部42に入力される。図6は、動きベクトル値変換部42において動きベクトルMV2の大きさを変換する際の特性を示している。動きベクトル値変換部42は、動きベクトルMV2の大きさが0から第2の閾値rまでの範囲では動きベクトルMV2をそのまま動きベクトルMV3とする。動きベクトル値変換部42は、動きベクトルMV2の大きさが第2の閾値rから第3の閾値tまでの範囲hでは動きベクトルMV3の値を一定値rに保持させる。さらに動きベクトル値変換部42は、動きベクトルMV2の大きさが第3の閾値tを超えると、次の(2)式に基づいて動きベクトルMV3を生成する。
MV3=2×r+h−MV2 …(2)
上記(2)式により、動きベクトルMV2の大きさが第3の閾値tを超えると、動きベクトルMV3の大きさは所定の割合で減衰して0に向かうことになる。上記(2)式における第2の閾値rや範囲hは固定でもよいが、判定信号D1の状態判定値に応じて可変させることが好ましい。状態判定値が大きくなるほど値rを大きな値とし、範囲hを長くすることが好ましい。範囲hを固定にして、状態判定値が大きくなるほど値rを大きな値としてもよい。
図7〜図9は、以上説明した動きベクトル補正部4における(1)式及び(2)式による変換処理によって、動きベクトルMV1を動きベクトルMV3に補正する補正特性を示している。図7は(1)式におけるm,nを3,4とした場合の補正特性、図8はm,nを1,2とした場合の補正特性、図9はm,nを1,4とした場合の補正特性である。図7〜図9より分かるように、動きベクトルMV1の大きさが第1の閾値sを超えた部分の(1)式の変換特性によって決まる傾きを小さくするほど(減衰させるほど)、範囲hを超えた以降の(2)式の変換特性によって決まる負の傾きが緩やかになる(減衰の程度が小さくなる)。
図7〜図9に示す動きベクトル補正部4による動きベクトルMV1の補正動作によって、補間画素データ生成部5で実際に用いられる動きベクトルMV3は、動きが大きい場合に静止ベクトルに相当する0に向かって収束することになるので、動きベクトル検出部2において動きベクトルの誤検出が発生した場合でも補間画像の視覚的な違和感(補間画像の破綻)を軽減することができる。また、動きベクトルが比較的小さい場合には動きベクトルMV1は補正されずそのまま動きベクトルMV3となるので、通常の動きであれば良好な補間画像を生成することができる。
本実施形態においては、動きベクトルMV3の特性として一定値rとする期間hを設けているので、動きベクトル補正部4によって動きベクトルMV1が補正されない状態から補正された状態まで滑らかに切り換わることになる。従って、補間画像の視覚的な違和感を軽減することができる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。本発明は本実施形態で説明した装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを含むものである。これらのプログラムは、記録媒体から読み取られてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
1 フレームメモリ
2 動きベクトル検出部
3 動きベクトル状態判定部
4 動きベクトル補正部
5 補間画素データ生成部
6 フレーム周波数変換部
41 動きベクトル値抑制部
42 動きベクトル値変換部
そこで、上記課題を解決するために本発明は、以下の装置、方法を提供するものである。
(1)入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部(2)と、
前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正部(4)と、
を備え
前記動きベクトル補正部は、更に
前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制部(41)と、
前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換部(42)と、
を備え、
前記動きベクトル値変換部は、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることを特徴とする動きベクトル補正装置。
(2)入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、
前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正部と、
を備え、
前記動きベクトル補正部は、更に
前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制部と、
前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換部と、
を備え、
前記動きベクトル値抑制部は、m,nをm<nである自然数としたとき、前記第2の動
きベクトルを、
前記第1の動きベクトルの大きさ×m/n+前記第1の閾値×(n−m)/n
なる計算式で求め、
前記動きベクトル値変換部は、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることを特徴とする動きベクトル補正装置。
(3)前記動きベクトル値変換部は、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第3の閾値を越えた場合、前記第3の動きベクトルを、
2×前記第2の閾値+(前記第3の閾値−前記第2の閾値)−前記第2の動きベクトルの大きさ
なる計算式で求めることを特徴とする上記(1)または(2)記載の動きベクトル補正装置。
(4)画面内での前記第1の動きベクトルの発生状態を判定して状態判定値を生成して出力する動きベクトル状態判定部(3)を備え、
前記動きベクトル補正部は、前記状態判定値に応じて前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させる減衰特性を可変することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の動きベクトル補正装置。
(5)前記動きベクトル状態判定部は、画面内で前記第1の動きベクトルがどの程度発生したかを示す動きベクトルの発生量を示す状態判定値を生成することを特徴とする上記(4)記載の動きベクトル補正装置。
(6)前記動きベクトル状態判定部は、画面内で前記第1の動きベクトルの方向が揃っているかばらついているかの程度を示す動きベクトルの分布状態を示す状態判定値を生成することを特徴とする上記(4)記載の動きベクトル補正装置。
(7)入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データと、上記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の動きベクトル補正装置によって補正された動きベクトルとを用いて補間画素データを生成する補間画素データ生成部(5)を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
(8)入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正ステップと、
を含み、
前記動きベクトル補正ステップは、更に、
前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制ステップと、
前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換ステップと、
を含み、
前記動きベクトル値変換ステップは、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることを特徴とする動きベクトル補正方法。
(9)入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正ステップと、
を含み、
前記動きベクトル補正ステップは、更に、
前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制ステップと、
前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換ステップと、
を含み、
前記動きベクトル値抑制ステップは、m,nをm<nである自然数としたとき、前記第2の動きベクトルを、
前記第1の動きベクトルの大きさ×m/n+前記第1の閾値×(n−m)/n
なる計算式で求め、
前記動きベクトル値変換ステップは、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることを特徴とする動きベクトル補正方法。
(10)前記動きベクトル値変換ステップは、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第3の閾値を越えた場合、前記第3の動きベクトルを、
2×前記第2の閾値+(前記第3の閾値−前記第2の閾値)−前記第2の動きベクトル
の大きさ
なる計算式で求めることを特徴とする上記(8)または(9)記載の動きベクトル補正方法。
(11)画面内での前記第1の動きベクトルの発生状態を判定して状態判定値を生成する動きベクトル状態判定ステップを含み、
前記動きベクトル補正ステップは、前記状態判定値に応じて前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させる減衰特性を可変することを特徴とする上記(8)〜(10)のいずれか1項に記載の動きベクトル補正方法。
(12)前記動きベクトル状態判定ステップは、画面内で前記第1の動きベクトルがどの程度発生したかを示す動きベクトルの発生量を示す状態判定値を生成することを特徴とする上記(11)記載の動きベクトル補正方法。
(13)前記動きベクトル状態判定ステップは、画面内で前記第1の動きベクトルの方向が揃っているかばらついているかの程度を示す動きベクトルの分布状態を示す状態判定値を生成することを特徴とする上記(11)記載の動きベクトル補正方法。
(14)入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データと、上記(8)〜(13)のいずれか1項に記載の動きベクトル補正方法によって補正された動きベクトルとを用いて補間画素データを生成する補間画素データ生成ステップを含むことを特徴とする映像信号処理方法。

Claims (18)

  1. 入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、
    前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正部と、
    を備えることを特徴とする動きベクトル補正装置。
  2. 前記動きベクトル補正部は、
    前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制部と、
    前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の動きベクトル補正装置。
  3. 前記動きベクトル値抑制部は、m,nをm<nである自然数としたとき、前記第2の動きベクトルを、
    前記第1の動きベクトルの大きさ×m/n+前記第1の閾値×(n−m)/n
    なる計算式で求めることを特徴とする請求項2記載の動きベクトル補正装置。
  4. 前記動きベクトル値変換部は、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることを特徴とする請求項2または3に記載の動きベクトル補正装置。
  5. 前記動きベクトル値変換部は、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第3の閾値を越えた場合、前記第3の動きベクトルを、
    2×前記第2の閾値+(前記第3の閾値−前記第2の閾値)−前記第2の動きベクトルの大きさ
    なる計算式で求めることを特徴とする請求項4記載の動きベクトル補正装置。
  6. 画面内での前記第1の動きベクトルの発生状態を判定して状態判定値を生成して出力する動きベクトル状態判定部を備え、
    前記動きベクトル補正部は、前記状態判定値に応じて前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させる減衰特性を可変することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の動きベクトル補正装置。
  7. 前記動きベクトル状態判定部は、画面内で前記第1の動きベクトルがどの程度発生したかを示す動きベクトルの発生量を示す状態判定値を生成することを特徴とする請求項6記載の動きベクトル補正装置。
  8. 前記動きベクトル状態判定部は、画面内で前記第1の動きベクトルの方向が揃っているかばらついているかの程度を示す動きベクトルの分布状態を示す状態判定値を生成することを特徴とする請求項6記載の動きベクトル補正装置。
  9. 入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データと、請求項1〜8のいずれか1項に記載の動きベクトル補正装置によって補正された動きベクトルとを用いて補間画素データを生成する補間画素データ生成部を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  10. 入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データを用いて、前記2つの実フレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する際に必要な第1の動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
    前記第1の動きベクトルの大きさが第1の閾値を越えた場合に前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させるよう補正する動きベクトル補正ステップと、
    を含むことを特徴とする動きベクトル補正方法。
  11. 前記動きベクトル補正ステップは、
    前記第1の閾値を越えた前記第1の動きベクトルの大きさを所定の割合で減少させて第2の動きベクトルとして出力する動きベクトル値抑制ステップと、
    前記第2の動きベクトルの大きさが第2の閾値を越えた場合に前記第2の動きベクトルの大きさが増加しないように減衰させて第3の動きベクトルとして出力する動きベクトル値変換ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項10記載の動きベクトル補正方法。
  12. 前記動きベクトル値抑制ステップは、m,nをm<nである自然数としたとき、前記第2の動きベクトルを、
    前記第1の動きベクトルの大きさ×m/n+前記第1の閾値×(n−m)/n
    なる計算式で求めることを特徴とする請求項11記載の動きベクトル補正方法。
  13. 前記動きベクトル値変換ステップは、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第2の閾値から前記第2の閾値より大きい第3の閾値までの範囲では第3の動きベクトルの大きさを一定とし、前記第3の閾値を越えた場合に第3の動きベクトルの大きさを所定の割合で減衰させることを特徴とする請求項11または12に記載の動きベクトル補正方法。
  14. 前記動きベクトル値変換ステップは、前記第2の動きベクトルの大きさが前記第3の閾値を越えた場合、前記第3の動きベクトルを、
    2×前記第2の閾値+(前記第3の閾値−前記第2の閾値)−前記第2の動きベクトルの大きさ
    なる計算式で求めることを特徴とする請求項13記載の動きベクトル補正方法。
  15. 画面内での前記第1の動きベクトルの発生状態を判定して状態判定値を生成する動きベクトル状態判定ステップを含み、
    前記動きベクトル補正ステップは、前記状態判定値に応じて前記第1の動きベクトルの大きさを減衰させる減衰特性を可変することを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の動きベクトル補正方法。
  16. 前記動きベクトル状態判定ステップは、画面内で前記第1の動きベクトルがどの程度発生したかを示す動きベクトルの発生量を示す状態判定値を生成することを特徴とする請求項15記載の動きベクトル補正方法。
  17. 前記動きベクトル状態判定ステップは、画面内で前記第1の動きベクトルの方向が揃っているかばらついているかの程度を示す動きベクトルの分布状態を示す状態判定値を生成することを特徴とする請求項15記載の動きベクトル補正方法。
  18. 入力された映像信号における少なくとも2つの実フレーム内の画素データと、請求項10〜17のいずれか1項に記載の動きベクトル補正方法によって補正された動きベクトルとを用いて補間画素データを生成する補間画素データ生成ステップを含むことを特徴とする映像信号処理方法。
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