JP2011238106A - フロー図比較プログラム、フロー図比較方法およびフロー図比較装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の算出部1cは、入力受付部1aが受け付けた第1のフロー図2aと第2のフロー図2bとがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、第1のフロー図2aのステップ名と、第2のフロー図2bのステップ名との名前の類似度を算出する。第2の算出部1dは、第1のフロー図2aが有する各ステップにつき、第1のフロー図2a内での相対位置をそれぞれ算出し、第2のフロー図2bが有する各ステップにつき、第2のフロー図2b内での相対位置をそれぞれ算出する。特定部1eは、第1の算出部1cが算出した類似度と、第2の算出部1dが算出した相対位置とに基づいて、第1のフロー図2aが有するいずれかのステップに対応する第2のフロー図2bが有するステップを特定する。
【選択図】図1
Description
第1の算出手順では、入力受付手順により受け付けた第1のフロー図と第2のフロー図とがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、第1のフロー図のステップ名と、第2のフロー図のステップ名との名前の類似度を算出する。
まず、実施の形態のフロー図比較装置について説明し、その後、実施の形態をより具体的に説明する。
図1は、第1の実施の形態のフロー図比較装置の概要を示す図である。
実施の形態のフロー図比較装置(コンピュータ)1は、入力受付部1aと、記憶部1bと、第1の算出部1cと、第2の算出部1dと、特定部1eとを有している。
第1のフロー図2aと第2のフロー図2bは、データの流れ(フロー)を視覚的に表現する図である。
記憶部1bは、入力受付部1aが受け付けた第1のフロー図2aと第2のフロー図2bを格納する。
レーベンシュタイン距離の算出方法は、既知のレーベンシュタイン距離のアルゴリズムを用いることができるため詳しい説明を省略するが、一例を挙げると、“見積回答”を“見積書発送”に変形する場合には、以下に示すように最低でも3回の手順が必要とされるので、2文字列間のレーベンシュタイン距離は3となる。
第1の算出部1cは、全てのステップ名間の類似度を算出する。具体的には、第1の算出部1cは、第1のフロー図2aのステップ名Aについて、第2のフロー図2bのステップ名A、ステップ名Ba、ステップ名Bb、ステップ名C、・・・、ステップ名Zとの類似度をそれぞれ算出する。また、第1のフロー図2aのステップ名Bについて、第2のフロー図2bのステップ名A、ステップ名Ba、ステップ名Bb、ステップ名C、・・・、ステップ名Zとの類似度をそれぞれ算出する。
具体的には、図1に示すように、第1のフロー図2aが有するステップ名Aのステップに対応する第2のフロー図2bが有するステップ名Aのステップを対応するステップであると特定する。
このフロー図比較装置1によれば、入力受付部1aにより、それぞれが複数のステップを有する第1のフロー図2aと第2のフロー図2bの入力が受け付けられる。
<第2の実施の形態>
図2は、第2の実施の形態のフロー図比較装置のハードウェアの一構成例を示す図である。
RAM102は、フロー図比較装置10の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
フロー図比較装置10は、フロー図読込部11と、第1モデル情報記憶部12と、第2モデル情報記憶部13と、同一ノード候補ペア抽出部14とを有している。
フロー図A、および、フロー図Bは、例えば、ユーザがキーボード105aやマウス105bを操作することにより作成したものや、光ディスク200に記憶され、光学ドライブ装置106が読み取ることにより取得したもの等が挙げられる。
図4に示すフロー図A、および、フロー図Bは、開始から終了に至るまでの処理を示す名前(プロセス名)が付けられたノードが、処理の遷移を示す矢印で接続されている。
フロー図Bは、受付、受付承諾、見積書発送、見積書回答、注文伝票、在庫チェック、発注伝票、発送、確認の順に処理が遷移し、その後、終了する。
また、フロー図読込部11は、フロー図A、および、フロー図Bを読み込むと、読み込んだフロー図を解析し、フロー図Aの各処理の接続関係を示す情報(モデル情報)、および、フロー図Bの接続情報を作成する。
また、同一ノード候補ペア抽出部14は、フロー図Aの比較対象ノードのプロセス名に対する類似度が同じプロセス名が、フロー図Bに複数存在する場合は、フロー図Aの比較対象ノードの位置に対するフロー図Bのノードの位置(相対位置)の近さを利用して同一ノード候補ペアを抽出する。なお、相対位置の決定方法は、後述する。
図5は、第2の実施の形態の同一ノード候補ペア抽出部の処理を示すフローチャートである。
[ステップS2] 同一ノード候補ペア抽出部14は、フロー図の各ノードの組み合わせ毎のレーベンシュタイン距離を算出する。
(1)プロセス名が、1文字も一致しないノードの組み合わせ(レーベンシュタイン距離が「プロセス名が長いほうの文字列長以上」のノード)。
(2)フロー図中のノードを複数のグループに分けて、離れた位置であると予め定めたグループに存在するノードの組み合わせ。例えば、前・中・後の3グループに分けた場合は、前と後の組み合わせとなるノードの組み合わせを有効ではないノードの組み合わせであると判断する。
<ノードのグループ分け>
まず、ステップS1のフロー図の各ノードのグループ分けを説明する。
図6(a)は、フロー図Aのノードのグループ分けを行う際に使用するテーブルT1を示す図である。図6(b)は、フロー図Bのノードのグループ分けを行う際に使用するテーブルT2を示す図である。
図6は、フロー図の各ノードについて、前・中・後の3グループに分ける例を示しているが、グループの数は、3つに限定されず、2つ、または、4つ以上でもよい。また、グループの数は、例えば、ノードの数に応じて決定することができる。
プロセス名の欄には、フロー図の各ノードのプロセス名が格納されている。
ノード位置=終了から対象ノードへの最小ルートの遷移数−開始から対象ノードへの最小ルートの遷移数・・・(1)
グループの欄には、ノード位置に基づいて決定されたグループを識別する名前(前・中・後)が格納されている。
グループは、以下に示す算出方法で決定する。
[ステップS1a] 同一ノード候補ペア抽出部14は、次式(2)でグループ幅を算出する。
その後、ステップS1bに遷移する。
[ステップS1b] 同一ノード候補ペア抽出部14は、次式(3)で前グループのノード位置の閾値を算出する。
その後、ステップS1cに遷移する。
[ステップS1c] 同一ノード候補ペア抽出部14は、次式(4)で中グループのノード位置の閾値を算出する。
その後、ステップS1dに遷移する。
以下、図6に示すテーブルT1、T2のノード位置の算出方法、および、グループの決定方法の具体例を説明する。
グループ幅は、前述した式(2)を用いる。グループ幅=(最大ノード位置−最小ノード位置)/3=(10−(−10))/3=6.67となる。
従って、前グループのノードは、ノード位置の値が、3.33以上のノードになる。フロー図Aでは、ノード位置の値が「10」のプロセス名「開始」、ノード位置の値が「8」のプロセス名「引合」、ノード位置の値が「6」のプロセス名「見積書送付」、ノード位置の値が「4」のプロセス名「見積回答」のノードが前グループになる。
次に、ステップS2のノードの組み合わせ毎のレーベンシュタイン距離の算出を説明する。
図8に示すテーブルT3は、フロー図Aの各ノードのプロセス名について、フロー図Bの各ノードのプロセス名とのレーベンシュタイン距離の算出結果を示している。
なお、図8では、有効ではないノードの組み合わせを「−」で表記している。また、プロセス名「開始」、「終了」は、処理の簡略化のため、ノードの比較対象から除外する。
次に、ステップS4の同一ノード候補ペアの抽出を説明する。
図8に示すレーベンシュタイン距離では、「1」が最も小さい。従って、フロー図Aのプロセス名「見積回答」のノードのレーベンシュタイン距離が「1」のフロー図Bのプロセス名「見積書回答」のノードを、同一ノード候補に決定する。そして、フロー図Aのプロセス名「見積回答」のノードと、フロー図Bのプロセス名「見積書回答」のノードとを同一ノード候補ペアとして抽出する。
レーベンシュタイン距離が「1」の同一ノード候補は、フロー図Aのプロセス名「見積回答」のノードと、フロー図Bのプロセス名「見積書回答」のノードの1つだけである。従って、この同一ノード候補ペアを、モニタ104aに表示する対象に確定する。
具体的には、レーベンシュタイン距離が「1」のノードの組み合わせについて同一ノード候補ペアを抽出し、確定したので、次に、レーベンシュタイン距離が小さい「2」のノードの組み合わせについて同一ノード候補ペアを抽出する。図9に示すテーブルT3では、以下に示す複数の同一ノード候補ペアが存在する。
(2)フロー図Aのプロセス名「在庫確認」のノードと、フロー図Bのプロセス名「確認」のノードの同一ノード候補ペア、並びに、プロセス名「入荷確認」のノードと、フロー図Bのプロセス名「確認」のノードの同一ノード候補ペア
(3)フロー図Aのプロセス名「発注伝票入力」のノードと、フロー図Bのプロセス名「発注伝票」のノードの同一ノード候補ペア
(1)と(3)は、フロー図Aのノードに対するフロー図Bのノードの組み合わせが1つだけであるため、抽出した同一ノード候補ペアをモニタ104aに表示する対象として確定する。
2つの同一ノード候補ペアのうち、各フロー図中における各ノードの相対位置が、より近いペアを選択する。
フロー図中におけるノードの相対位置=開始から対象ノードまでの最短遷移数/(開始から対象ノードまでの最短遷移数+対象ノードから終了までの最短遷移数)・・・(5)
図10は、各フロー図中における各ノードの相対位置の計算式および計算結果を示す図である。
図11は、抽出したノードの組み合わせを丸印で囲い、同一ノード候補ペアの抽出対象から除外したノードの組み合わせを斜線で示したテーブルを示す図である。
テーブルT6は、フロー図A、フロー図Bの同一ノード候補ペアの確定結果を示している。
なお、図12では、同一ノード候補ペアの確定結果のみを表示したが、これに限らず、同一ノード候補ペアのレーベンシュタイン距離も併せて表示してもよい。例えば、プロセス名「見積回答」のノードと、フロー図Bのプロセス名「見積書回答」のノードのレーベンシュタイン距離が「1」であることを併せて表示してもよい。
次に、第3の実施の形態のフロー図比較装置について説明する。
以下、第3の実施の形態のフロー図比較装置について、前述した第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
フロー図Cは、図4に示すフロー図Aのプロセス名「在庫確認」をプロセス名「確認」に変更したフローである。本実施の形態では、フロー図Cとフロー図Bの同一ノード候補ペアを抽出する。
[ステップS11] 同一ノード候補ペア抽出部14は、ステップS1と同様の方法で、フロー図の各ノードをグループ分けする。その後、ステップS12に遷移する。
図15は、フロー図Cの各ノードについて、前・中・後の3グループに分けるための、ノード位置を数値で表したものとグループ分け結果を示す図である。
図16に示すテーブルT8は、フロー図Cの相対位置を示している。
前述したように、フロー図Cは、図4のフロー図Aのノード「在庫確認」を「確認」に変更したフローであり、ノードの数はフロー図Aと変化していない。このため、テーブルT8の相対位置の値は、フロー図Aと同じになる。
図17に示すテーブルT9は、フロー図Cの各ノードのプロセス名について、フロー図Bの各ノードのプロセス名とのレーベンシュタイン距離の算出結果を示している。
差分は、以下の式(6)で算出する。
例えば、フロー図Cのプロセス名「引合」のノードの相対位置の値は0.1であり、フロー図Bのプロセス名「受付」のノードの相対位置の値は0.1である。
また、他の例として、フロー図Cのプロセス名「引合」のノードの相対位置の値は0.1であり、フロー図Bのプロセス名「受付承諾」のノードの相対位置の値は0.2である。
図19は、フロー図の各ノードについて、プロセス名と相対位置の差分の加算結果を示す図である。
同一ノード候補ペア抽出部14は、テーブルT11に格納されている値を、値が小さい順に抽出する。ここで、テーブルT11にて最も小さい値は、「2」である。
テーブルT11では、以下に示す複数のノードの組み合わせが存在する。
(2)フロー図Cのプロセス名「入荷確認」のノードと、フロー図Bのプロセス名「確認」のノード
同一ノード候補ペア抽出部14は、フロー図Cのプロセス名「発注伝票入力」のノードと、フロー図Bのプロセス名「注文伝票」のノードを同一ノード候補ペアとして抽出する。そして、抽出した同一ノード候補ペアをモニタ104aに表示する対象として確定する。また、フロー図Cのプロセス名「入荷確認」のノードと、フロー図Bのプロセス名「確認」のノードを同一ノード候補ペアとして抽出する。そして、抽出した同一ノード候補ペアをモニタ104aに表示する対象として確定する。
テーブルT12は、フロー図C、フロー図Bの同一ノード候補ペアの確定結果を示している。
この第3の実施の形態のフロー図比較装置10によれば、第2の実施の形態のフロー図比較装置10と同様の効果が得られる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、フロー図比較装置10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
(付記1) コンピュータに、
それぞれが複数のステップを有する第1のフロー図と第2のフロー図の入力を受け付ける入力受付手順、
前記入力受付手順により受け付けた前記第1のフロー図と前記第2のフロー図とがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前の類似度を算出する第1の算出手順、
前記第1のフロー図が有する各ステップにつき、前記第1のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、前記第2のフロー図が有する各ステップにつき、前記第2のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出する第2の算出手順、
前記第1の算出手順によって算出した前記類似度と、前記第2の算出手順によって算出した前記第1のフロー図内での相対位置および前記第2のフロー図内での相対位置とに基づいて、前記第1のフロー図が有するいずれかのステップに対応する前記第2のフロー図が有するステップを特定する特定手順、
を実行させることを特徴とするフロー図比較プログラム。
前記特定手順では、前記類似度を示す値が所定値以下であり、かつ、前記相対位置を示す値の差分値が所定値以内であるステップ同士を対応するステップであると特定することを特徴とする付記1記載のフロー図比較プログラム。
前記特定手順では、前記グループが異なるステップ同士を、前記ステップの特定対象から除外することを特徴とする付記1ないし3のいずれかに記載のフロー図比較プログラム。
前記特定手順では、前記類似度と前記相対位置を示す値の差分値との和が等しいステップ同士を対応するステップであると特定することを特徴とする付記1ないし4のいずれかに記載のフロー図比較プログラム。
それぞれが複数のステップを有する第1のフロー図と第2のフロー図の入力を受け付け、
受け付けた前記第1のフロー図と前記第2のフロー図とがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前の類似度を算出し、
前記第1のフロー図が有する各ステップにつき、前記第1のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、前記第2のフロー図が有する各ステップにつき、前記第2のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、
算出した前記類似度と、算出した前記第1のフロー図内での相対位置および前記第2のフロー図内での相対位置とに基づいて、前記第1のフロー図が有するいずれかのステップに対応する前記第2のフロー図が有するステップを特定する、
ことを特徴とするフロー図比較方法。
前記入力受付部により受け付けた前記第1のフロー図と前記第2のフロー図とがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前の類似度を算出する第1の算出部と、
前記第1のフロー図が有する各ステップにつき、前記第1のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、前記第2のフロー図が有する各ステップにつき、前記第2のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出する第2の算出部と、
前記第1の算出部が算出した前記類似度と、前記第2の算出部が算出した前記第1のフロー図内での相対位置および前記第2のフロー図内での相対位置とに基づいて、前記第1のフロー図が有するいずれかのステップに対応する前記第2のフロー図が有するステップを特定する特定部と、
を有することを特徴とするフロー図比較装置。
1a 入力受付部
1b 記憶部
1c 第1の算出部
1d 第2の算出部
1e 特定部
2a 第1のフロー図
2b 第2のフロー図
11 フロー図読込部
12 第1モデル情報記憶部
13 第2モデル情報記憶部
14 同一ノード候補ペア抽出部
T1〜T12 テーブル
Claims (7)
- コンピュータに、
それぞれが複数のステップを有する第1のフロー図と第2のフロー図の入力を受け付ける入力受付手順、
前記入力受付手順により受け付けた前記第1のフロー図と前記第2のフロー図とがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前の類似度を算出する第1の算出手順、
前記第1のフロー図が有する各ステップにつき、前記第1のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、前記第2のフロー図が有する各ステップにつき、前記第2のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出する第2の算出手順、
前記第1の算出手順によって算出した前記類似度と、前記第2の算出手順によって算出した前記第1のフロー図内での相対位置および前記第2のフロー図内での相対位置とに基づいて、前記第1のフロー図が有するいずれかのステップに対応する前記第2のフロー図が有するステップを特定する特定手順、
を実行させることを特徴とするフロー図比較プログラム。 - 前記第1の算出手順では、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前が似ているほど、前記類似度を小さく算出し、
前記特定手順では、前記類似度を示す値が所定値以下であり、かつ、前記相対位置を示す値の差分値が所定値以内であるステップ同士を対応するステップであると特定することを特徴とする請求項1記載のフロー図比較プログラム。 - 前記特定手順では、前記第1のフロー図に対する前記第2のフロー図の前記類似度が同じ組み合わせが複数存在する場合、前記相対位置を示す値の差分値が最も少ない組み合わせのステップ同士を対応するステップであると特定することを特徴とする請求項1または2に記載のフロー図比較プログラム。
- 前記コンピュータに、さらに、前記各フロー図内での前記ステップの位置に基づいて、前記第1のフロー図と前記第2のフロー図それぞれにつき、前記ステップが属するグループを少なくとも2つ設定する設定手順を実行させ、
前記特定手順では、前記グループが異なるステップ同士を、前記ステップの特定対象から除外することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のフロー図比較プログラム。 - 前記第1の算出手順では、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前が似ているほど、前記類似度を小さく算出し、
前記特定手順では、前記類似度と前記相対位置を示す値の差分値との和が等しいステップ同士を対応するステップであると特定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のフロー図比較プログラム。 - コンピュータが、
それぞれが複数のステップを有する第1のフロー図と第2のフロー図の入力を受け付け、
受け付けた前記第1のフロー図と前記第2のフロー図とがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前の類似度を算出し、
前記第1のフロー図が有する各ステップにつき、前記第1のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、前記第2のフロー図が有する各ステップにつき、前記第2のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、
算出した前記類似度と、算出した前記第1のフロー図内での相対位置および前記第2のフロー図内での相対位置とに基づいて、前記第1のフロー図が有するいずれかのステップに対応する前記第2のフロー図が有するステップを特定する、
ことを特徴とするフロー図比較方法。 - それぞれが複数のステップを有する第1のフロー図と第2のフロー図の入力を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部により受け付けた前記第1のフロー図と前記第2のフロー図とがそれぞれ有するステップのステップ名を参照し、前記第1のフロー図のステップ名と、前記第2のフロー図のステップ名との名前の類似度を算出する第1の算出部と、
前記第1のフロー図が有する各ステップにつき、前記第1のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出し、前記第2のフロー図が有する各ステップにつき、前記第2のフロー図内での相対位置をそれぞれ算出する第2の算出部と、
前記第1の算出部が算出した前記類似度と、前記第2の算出部が算出した前記第1のフロー図内での相対位置および前記第2のフロー図内での相対位置とに基づいて、前記第1のフロー図が有するいずれかのステップに対応する前記第2のフロー図が有するステップを特定する特定部と、
を有することを特徴とするフロー図比較装置。
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