JP2011237997A - 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行する装置および方法を提供する。
【解決手段】低解像度画像を入力し、高解像度化としての超解像処理を実行する構成において、ノイズ低減処理も併せて実行する。入力画像を、高い解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行し、アップサンプル画像と、第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する。この動き補償画像とアップサンプル画像、または動き補償画像とアップサンプル画像をブレンドしたブレンド画像とアップサンプル画像を入力し、例えば統合フィルタ処理と演算処理によって超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行した画像を生成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。特に、画像の解像度を高める超解像処理に併せてノイズ低減処理を実行する画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。
低解像度の画像から高解像度の画像を生成する手法として超解像処理(SR:Super Resolution)が知られている。超解像処理(SR)は低解像度の画像から高解像度の画像を生成する処理である。
超解像処理の一手法として、例えば、低解像度の画像の撮影画像に基づいて、「レンズ、大気散乱によるボケ」、「被写体、カメラ全体の動き」、「撮像素子によるサンプリング」等の撮影条件を示すパラメータを導き出して、これらのパラメータを用いて理想的な高解像度の画像を推定する再構成型超解像手法がある。
この超解像処理の手法について開示した従来技術としては、例えば、特許文献1(特開2008−140012号公報)がある。
この再構成型超解像手法の手順の概要は以下の通りである。
(1)ボケ、動き、サンプリング等を考慮した画像撮影モデルを数式で表現する。
(2)上記の数式モデルで表現した画像撮影モデルから、コスト算出式を求める。この際、ベイズ理論を用いて事前確立等の正則化項を追加する場合もある。
(3)コストを最小とする画像を求める。
これらの処理によって、高解像度画像を求める手法である。この再構成型超解像手法によって得られる高解像度画像は入力画像に依存するものの、超解像効果(解像度復元効果)は高い。
超解像処理を実行する回路構成例を図1に示す。図1は超解像処理装置10の回路構成例を示している。
超解像処理装置10には、解像度を高める処理の対象となる低解像度画像(g)31がアップサンプル部11に入力され、解像度変換(高解像度化)がなされる。アップサンプル部11では、生成予定の高解像度画像(SR処理画像f32)に解像度を合わせる処理を行う。例えば1画素を複数画素に分割する処理(拡大処理)を行う。
動き推定/動き補償画像生成部12は、前フレームの処理において生成された高解像度画像fn−1、アップサンプリングした低解像度画像(g)31間の動きの大きさを検出する。具体的には動きベクトルを計算する。さらに、検出した動きベクトルを利用して、高解像度画像fn−1に対する動き補償処理を行う。これにより高解像度画像fn−1に動き補償処理が施され、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された動き補償画像が生成される。
動き判定部13では、動き補償(MC)処理により生成された動き補償高解像度画像、及びアップサンプルした低解像度画像を比較して、動き補償(MC)がうまく適用できていない領域を検出する。例えば被写体自身が動いている場合、動き補償失敗領域が発生する。
高解像度画像fn−1の動き補償画像と、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された領域を動き補償成功領域とし、同じ位置に設定されなかった領域を動き領域失敗領域として区別した動き領域情報(αマップ[0:1])を生成して出力する。動き領域情報(αマップ[0:1])は、動き補償成功領域〜動き補償失敗領域の信頼度に応じて1〜0の範囲の値を設定したマップである。簡易的に例えば動き補償成功領域を1、動き補償失敗領域を0として設定したマップとして設定することも可能である。
ブレンド処理部14は、動き推定/動き補償画像生成部12の生成した高解像度画像fn−1に対する動き補償結果画像、
アップサンプリング部11で低解像度画像gに対してアップサンプリングされたアップサンプル画像、
動き領域情報(αマップ[0:1])、
これらを入力する。
ブレンド処理部14は、これらの入力情報を利用して、以下の式に基づいてブレンド結果としてのブレンド画像を出力する。
ブレンド画像=(1−α)(アップサンプル画像)+α(動き補償結果画像)
このブレンド処理により、動き補償成功領域については動き補償結果画像のブレント比率が高まり、動き補償失敗領域については動き補償結果画像のブレント比率が低められたブレンド画像が生成される。
ボケ付加部15は、ブレンド処理部14の生成したブレンド画像を入力して空間解像度の劣化をシミュレーションする処理を行う。例えば、あらかじめ測定しておいた点広がり関数(Point Spread Function)をフィルタとして画像へ畳み込みを行う。
ダウンサンプル部16では、高解像度画像を入力画像と同じ解像度までダウンサンプリング処理を実行する。その後、差分器17では、ダウンサンプル部16、低解像度画像gの画素毎の差分値を計算する。差分値は、アップサンプル部18でアップサンプル処理が実行される。さらに、逆ボケ付加部19で、ボケの付加処理と逆の処理を行う。動作としては、ボケ付加部15で用いた点広がり関数(PSF:Point Spread Function)との相関の計算に相当する処理を行う。
逆ボケ付加部19の出力は、乗算器20において予め設定した帰還係数γと乗算後、加算器21に出力され、プレンド処理部14の出力するブレンド画像と加算され、出力される。
この加算器21の出力が入力画像g31を高解像度化した画像(SR処理画像32)となる。
この図1に示す超解像処理装置10の実行する処理を式で示すと以下のように表現することが可能である。
Figure 2011237997
・・・(式1)
なお、上記式(式1)において、各パラメータは以下のパラメータである。
n:フレーム番号(n−1フレームとnフレームは例えば動画の連続フレーム)
:入力画像(nフレームの低解像度画像)
SR:フレームnの超解像処理結果画像(=高解像度画像)
n−1 SR:フレームn−1の超解像処理結果画像(=高解像度画像)
:フレームnのフレームn−1に対する動き情報(動きベクトルまたは行列など)
H:ボケ付加処理(ボケフィルタ行列)
D:ダウンサンプル処理(ダウンサンプル処理行列)
(Wn−1 SR)':ブレンド処理部の出力するブレンド画像
γSR:帰還係数
:Hの転置行列
:Dの転置行列
図1に示す超解像処理回路10による超解像手法では、実効的に以下の処理が行われている。
(a)入力画像の折り返し成分(エイリアシング)に基づいて、高周波成分(ナイキスト周波数以上)の成分を推定
(b)低域成分内(ナイキスト周波数以下)の折り返し成分(エイリアシング)を除去、高周波成分(ナイキスト周波数以上)の復元
このような処理を実行している。
しかし、超解像を行うために指定した倍率と元々その画像が縮小される前にもっていた解像度によるエイリアス成分の倍率が一致しない場合には、依然としてエイリアスが画像中に残ってしまうという問題がある。また、動体と判定され補正されなかったエイリアス成分も画像中に残留し、結果としてノイズとなってしまうといったエイリアスに起因したノイズが残留してしまうという問題がある。
特開2008−140012号公報
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、超解像処理に際してノイズ低減も併せて実行することを可能とした画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル部と、
前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成部と、
前記アップサンプル画像と前記動き補償画像を画像領域単位で比較し、領域単位の画素値一致度が高い領域ほど参照画像のブレンド比率を高く設定して、前記アップサンプル画像と前記参照画像とのブレンド処理を実行してブレンド画像を生成するブレンド処理部と、
前記ブレンド画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部を有する画像処理装置にある。
さらに、本発明の第2の側面は、
第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル部と、
前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成部と、
前記動き補償画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部を有する画像処理装置にある。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記出力画像生成部は、前記ブレンド画像、または前記動き補償画像を前記第1の解像度の構成画素数まで低下させるダウンサンプル処理と、前記第2の解像度の画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する統合フィルタと、演算部によって構成され、前記演算部は、前記ブレンド画像、または前記動き補償画像と、前記統合フィルタの出力と、前記アップサンプル部の出力とを入力とした演算処理を実行して、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記統合フィルタは、位相ごとに異なる値を畳み込むポリフェーズフィルタによって構成される。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記出力画像生成部は、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド比率を前記演算部に入力するパラメータによって設定する構成である。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記出力画像生成部は、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド比率を、
(a)入力画像の画像領域単位で算出したISO感度、
(b)前記アップサンプル部における入力画像に対する画像拡大比率、
(c)入力画像の画像領域単位の画素値の分散値、
少なくとも上記(a)〜(c)のいずれかに応じて調整する処理を実行する。
さらに、本発明の第3の側面は、
画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
アップサンプル部が、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル処理ステップと、
動き補償画像生成部が、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成ステップと、
ブレンド処理部が、前記アップサンプル画像と前記動き補償画像を画像領域単位で比較し、領域単位の画素値一致度が高い領域ほど参照画像のブレンド比率を高く設定して、前記アップサンプル画像と前記参照画像とのブレンド処理を実行してブレンド画像を生成するブレンド処理ステップと、
出力画像生成部が、前記ブレンド画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成ステップを実行する画像処理方法にある。
さらに、本発明の第4の側面は、
画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
アップサンプル部が、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル処理ステップと、
動き補償画像生成部が、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成ステップと、
出力画像生成部が、前記動き補償画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成ステップを実行する画像処理方法にある。
さらに、本発明の第5の側面は、
画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
アップサンプル部に、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行させるアップサンプル処理ステップと、
動き補償画像生成部に、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成させる動き補償画像生成ステップと、
ブレンド処理部に、前記アップサンプル画像と前記動き補償画像を画像領域単位で比較し、領域単位の画素値一致度が高い領域ほど参照画像のブレンド比率を高く設定して、前記アップサンプル画像と前記参照画像とのブレンド処理を実行してブレンド画像を生成させるブレンド処理ステップと、
出力画像生成部に、前記ブレンド画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成ステップを実行させるプログラムにある。
さらに、本発明の第6の側面は、
画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
アップサンプル部に、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行させるアップサンプル処理ステップと、
動き補償画像生成部に、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成させる動き補償画像生成ステップと、
出力画像生成部に前記動き補償画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成させる出力画像生成ステップを実行させるプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な情報処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、情報処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行する装置および方法が実現される。すなわち、低解像度画像を入力し、高解像度化としての超解像処理を実行する構成において、ノイズ低減処理も併せて実行する。具体的には、例えば、入力画像を高い解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行し、アップサンプル画像と第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、参照画像をアップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する。この動き補償画像とアップサンプル画像、または動き補償画像とアップサンプル画像をブレンドしたブレンド画像とアップサンプル画像を入力し、例えば統合フィルタ処理と演算処理によって超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行した画像を生成する。本構成により超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行した画像を生成して出力することができる。
超解像処理を実行する従来の回路構成例について説明する図である。 ノイズ低減処理を実行する回路の構成例について説明する図である。 ノイズ低減処理を実行する構成を変更した画像処理装置の構成例について説明する図である。 超解像処理を実行する構成を変更した画像処理装置の構成例について説明する図である。 ノイズ低減処理と超解像処理を実行する画像処理装置の構成のしかたについて説明する図である。 ノイズ低減処理と超解像処理を実行する画像処理装置の構成のしかたについて説明する図である。 ノイズ低減処理と超解像処理を実行する画像処理装置の構成例について説明する図である。 超解像処理を実行する構成を変更した画像処理装置の構成例について説明する図である。 ノイズ低減処理と超解像処理を実行する画像処理装置の構成のしかたについて説明する図である。 ノイズ低減処理と超解像処理を実行する画像処理装置の構成のしかたについて説明する図である。 ノイズ低減処理と超解像処理を実行する画像処理装置の構成例について説明する図である。 本発明の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。なお、説明は以下の項目に従って行う。
1.超解像処理に併せてノイズ低減処理を実行する画像処理装置について
1−1.ノイズ低減処理回路(NR回路)を基本構成として、超解像処理回路(SR回路)を組み合わせた実施例
1−2.超解像処理回路(SR回路)を基本構成として、ノイズ低減処理回路(NR回路)を組み合わせた実施例
2.ノイズ低減画像と超解像処理画像のブレンド比率λの設定について
3.画像処理装置のハードウェア構成例について
[1.超解像処理に併せてノイズ低減処理を実行する画像処理装置について]
以下、超解像処理に併せてノイズ低減処理を実行する本発明に従った画像処理装置の構成例について説明する。
なお、基本的な超解像処理回路(SR回路)は、例えば、先に説明した特許文献1(特開2008−140012号公報)に記載されている。
また、ノイズ低減処理回路(NR回路)は、例えば特開2008−294601号公報にその基本構成が記載されている。
なお、いずれも本出願人と同一の出願人の発明である。
以下では、
(a)超解像処理回路(SR回路)を基本構成として、ノイズ低減処理回路(NR回路)を組み合わせた実施例。
(b)ノイズ低減処理回路(NR回路)を基本構成として、超解像処理回路(SR回路)を組み合わせた実施例。
これらの2つの実施例について、順次説明する。
いずれの実施例においても、超解像処理とノイズ低減処理が併せて実現される。
[1−1.超解像処理回路(SR回路)を基本構成として、ノイズ低減処理回路(NR回路)を組み合わせた実施例]
まず、例えば特開2008−140012号公報に記載された超解像処理回路(SR回路)を基本構成として、ノイズ低減処理回路(NR回路)を組み合わせた実施例について説明する。
超解像処理回路(SR回路)としては、先に図1を参照して説明した回路が既に知られている。
一方、ノイズ低減処理回路(NR回路)としては、例えば特開2008−294601号公報に記載されたノイズ低減処理回路(NR回路)がある。図2を参照してこの基本的なノイズ低減処理回路(NR回路)の構成について説明する。
図2に示すノイズ低減処理回路50には、ノイズ低減処理の対象となる入力画像71が入力される。入力画像71は、動き推定/動き補償画像生成部51と動き判定部52に入力される。
動き推定/動き補償画像生成部51は、前フレームの処理において生成されたノイズ低減画像fNR n−1と、入力画像f間の動きの大きさを検出する。具体的には動きベクトルを計算する。さらに、検出した動きベクトルを利用して、前フレームのノイズ低減画像fNR n−1に対する動き補償処理(MC)を行う。これにより前フレームのノイズ低減画像fNR n−1に動き補償処理が施され、入力画像fと被写体の位置を同じに設定したた動き補償画像を生成する。ただし、画像内部に動被写体等がある場合などには、動き補償画像に入力画像と被写体位置のずれてしまう画像領域、すなわち動き補償失敗領域が発生することがある。
動き判定部52では、動き補償(MC)処理により生成された動き補償画像、及び入力画像を比較して、動き補償(MC)がうまく適用できていない領域、すなわち、上記の動き補償失敗領域を検出する。例えば上述したように被写体自身が動いている画像部分などに動き補償失敗領域が発生する。
動き判定部52では、動き推定/動き補償画像生成部51が前フレームのノイズ低減画像fNR n−1をベースとして生成した動き補償画像と、入力画像fとの同一の画素位置の画素値を比較し、画素値比較に基づいて被写体位置の同一性を判定する。2つの画像において被写体位置が同じ画素位置に設定されたと判定された画像領域を動き補償成功領域と判定し、同じ位置に設定されていないと判定した領域を動き領域失敗領域とし、これらを区別したマップを生成する。すなわち、動き領域情報(αマップ[0:1])を生成して出力する。
動き領域情報(αマップ[0:1])は、成功領域〜失敗領域の信頼度に応じて1〜0の範囲の値を設定したマップである。簡易的に例えば動き補償成功領域を1、動き補償失敗領域を0として設定したマップとして設定することも可能である。
乗算器53は、動き推定/動き補償画像生成部51が前フレームのノイズ低減画像fNR n−1をベースとして生成した動き補償画像と、動き判定部52の生成した動き領域情報(αマップ)の係数αとの乗算処理を実行する。なお、この乗算処理においては、予め規定した帰還係数:γNRも併せて乗算する。
一方、乗算器54は、入力画像71と、動き判定部52の生成した動き領域情報(αマップ)の係数αに基づく値(1−α)との乗算処理を実行する。なお、この乗算処理においては、予め規定した帰還係数:γNRをαに乗算し、(1−αγNR)を入力画像に乗算する処理を行う。
加算器55は、乗算器53と乗算器54の出力を加算してノイズ低減画像としての出力であるNR処理画像72を生成して出力する。すなわち、乗算器53と乗算器54の出力を以下の式に基づいてブレンドし、ブレンド画像をNR処理画像72とする。
NR処理画像=(1−αγNR)(入力画像)+αγNR(動き補償結果画像)
このブレンド処理は、動き補償成功領域については動き補償結果画像のブレント比率を高め、動き補償失敗領域についてはブレント比率を低めたブレンド処理である。この処理によってNR処理画像72が生成されて出力される。
この図2に示す画像処理装置50の実行する処理を式で示すと以下のように表現することが可能である。
Figure 2011237997
・・・(式2)
なお、上記式(式2)において、各パラメータは以下のパラメータである。
n:フレーム番号(n−1フレームとnフレームは例えば動画の連続フレーム)
in:入力画像(nフレームの低解像度画像)
NR:フレームnのノイズ低減画像
n−1 NR:フレームn−1のノイズ低減画像
:フレームnのフレームn−1に対する動き情報(動きベクトルまたは行列など)
γSR:帰還係数
以上、図2を参照して基本的なノイズ低減処理回路(NR回路)の構成と処理について説明した。
なお、先に説明したように、基本的な超解像処理回路(SR回路)としては図1を参照して説明した回路が既に知られている。
本発明は、例えば図1に示す超解像処理回路(SR回路)に従った超解像処理と、図2に示すノイズ低減処理回路(NR回路)に従ったノイズ低減処理も併せて実行する画像処理装置を実現するものである。
以下、実施例1としてこのような超解像処理に併せてノイズ低減処理を実現する画像処理装置の構成例について説明する。
まず、この実施例1の画像処理装置を実現するための回路構成として、
(a)構成を変更したノイズ低減処理回路(構成変更NR回路)
(b)構成を変更した超解像処理回路(構成変更SR回路)
これらの変更型回路について説明する。
(a)構成を変更したノイズ低減処理回路(構成変更NR回路)は、図2に示す従来型のノイズ低減処理回路(NR回路)を、図1に示す超解像処理回路(SR回路)の回路構成に近づけた回路である。
(b)構成を変更した超解像処理回路(構成変更SR回路)は、図1に示す従来型の超解像処理回路(SR回路)を、上記(a)の構成変更NR回路に近づけた回路である。
以下、図3、図4を参照してこれらの回路について順次説明する。
(a)構成を変更したノイズ低減処理回路(構成変更NR回路)
図2に示す従来型のノイズ低減処理回路(NR回路)を、図1に示す超解像処理回路(SR回路)の回路構成に近づけた回路構成について図3を参照して説明する。
図3の画像処理装置100は、図2に示すノイズ低減処理回路50と同様、ノイズ低減処理を実行する画像処理装置である。
図3に示す画像処理装置100の構成と処理について説明する。画像処理装置100には、処理対象となる入力画像(g)111がアップサンプル部101に入力され、解像度変換(拡大画像の生成)がなされる。アップサンプル部11では、例えば1画素を4画素に設定する等の処理により、解像度変換(拡大画像の生成)がなされる。
動き推定/動き補償画像生成部102は、前フレームの処理画像fn−1と、アップサンプリングした低解像度画像(g)31間の動きの大きさを検出する。なお、前フレームの処理画像fn−1はノイズ低減のなされた処理画像である。
動き推定/動き補償画像生成部102は、前フレームの処理画像fn−1と、アップサンプリングした入力画像(g)111間の動きの大きさ、具体的には動きベクトルを計算する。さらに、検出した動きベクトルを利用して、前フレーム処理画像fn−1に対する動き補償処理を行う。これにより前フレーム処理画像fn−1に動き補償処理が施され、アップサンプリングした入力画像gと被写体の位置が同じに設定された動き補償画像が生成される。ただし、前述したように移動被写体等の領域では、被写体位置が一致しない動き補償失敗領域となる。
動き判定部103では、動き補償(MC)処理により生成された前フレーム処理画像の動き補償画像と、アップサンプルした入力画像を比較して、動き補償(MC)がうまく適用できていない領域を検出する。例えば被写体自身が動いている場合、動き補償失敗領域となる。
動き判定部103では、前フレーム処理画像fn−1の動き補償画像と、アップサンプリングした入力画像gと被写体の位置が同じに設定された領域を動き補償成功領域とし、同じ位置に設定されなかった領域を動き領域失敗領域として区別した動き領域情報(αマップ[0:1])を生成して出力する。
動き領域情報(αマップ[0:1])は、動き補償成功領域〜動き補償失敗領域の信頼度に応じて1〜0の範囲の値を設定したマップである。簡易的に例えば動き補償成功領域を1、動き補償失敗領域を0として設定したマップとして設定することも可能である。
ブレンド処理部104は、動き推定/動き補償画像生成部102の生成した前フレーム処理画像fn−1の動き補償画像、
アップサンプリング部101で入力画像gに対してアップサンプリングしたアップサンプル画像、さらに、
動き領域情報(αマップ[0:1])、
これらを入力する。
ブレンド処理部104は、これらの入力情報を利用して、以下の式に基づいてブレンド結果としてのブレンド画像を出力する。
ブレンド画像=(1−α)(アップサンプル画像)+α(動き補償結果画像)
このブレンド処理により、動き補償成功領域については前フレーム処理画像に基づいて生成された動き補償画像のブレント比率が高まり、動き補償失敗領域については動き補償画像のブレント比率が低められたブレンド画像が生成される。
乗算器105は、ブレンド処理部104の出力するブレンド画像に予め設定した帰還係数γNRを乗算する。帰還係数γNRは、入力画像に対するブレンド処理画像の加算割合を設定したパラメータであり、例えばユーザが自由に設定できる。
一方、乗算器106は、アップサンプリング部101で入力画像gに対してアップサンプリングされたアップサンプル画像と、動き判定部103の生成した動き領域情報(αマップ)の係数αに基づく値(1−α)との乗算処理を実行する。なお、この乗算処理においては、予め規定した帰還係数:γNRをαに乗算し、(1−αγNR)を入力画像に乗算する処理を行う。
加算器107は、乗算器105と乗算器106の出力を加算して出力である処理画像f NR112を生成して出力する。すなわち、乗算器105と乗算器106の出力を以下の式に基づいてブレンドし、ブレンド画像をNR処理画像72とする。
処理画像=(1−αγNR)(アップサンプル入力画像)+αγNR(前フレーム処理画像の動き補償画像)
このブレンド処理は、動き補償成功領域については前フレームの処理画像に対する動き補償画像のブレント比率を高め、動き補償失敗領域についてはブレント比率を低めたブレンド処理である。この処理によって処理画像f NR112を生成して出力する。
この図3に示す画像処理装置100の実行する処理を式で示すと以下のように表現することが可能である。
Figure 2011237997
・・・(式3)
なお、上記式(式3)において、各パラメータは以下のパラメータである。
n:フレーム番号(n−1フレームとnフレームは例えば動画の連続フレーム)
:入力画像(nフレームの低解像度画像)
SR:フレームnの超解像処理結果画像(=高解像度画像)
n−1 SR:フレームn−1の超解像処理結果画像(=高解像度画像)
:フレームnのフレームn−1に対する動き情報(動きベクトルまたは行列など)
H:ボケ付加処理(ボケフィルタ行列)
D:ダウンサンプル処理(ダウンサンプル処理行列)
(Wn−1 SR)':ブレンド処理部の出力するブレンド画像
γSR:帰還係数
:Hの転置行列
:Dの転置行列
α:αマップの係数(動き補償成功領域〜失敗領域=1〜0)
なお、図3に示すアップサンプル部101の出力は、上記式3の末尾の、
[H]に対応する。
また、ブレンド処理部104の出力は、下式(式4)によって算出される。
Figure 2011237997
・・・(式4)
図3に示す画像処理装置100の出力は、基本的に図2を参照して説明したノイズ低減を実行する処理回路(NR回路)の回路構成要素をすべて含んでおり、ノイズ低減が実現される。
さらに、図3に示す装置は、アップサンプル処理部101、ブレンド処理部104を有しており、先に図1を参照して説明した超解像処理回路と共通する要素を持つ構成となっている。
(b)構成を変更した超解像処理回路(構成変更SR回路)
次に、図4を参照して、図1に示す従来型の超解像処理回路(SR回路)を、上記(a)の構成変更NR回路に近づけた回路について説明する。
図4に示す画像処理装置150は、図1に示した超解像処理回路10と同様、低解像度画像g131を入力して、超解像処理を実行して高解像度画像f(=SR処理画像132)を出力する。
画像処理装置150には、解像度を高める処理の対象となる低解像度画像(g)131がアップサンプル部151に入力され、画素数の変換(画像拡大処理)が実行される。具体的には、アップサンプル部151では、入力画像の画素数を出力予定の画像(SR処理画像f132)の画素数に合わせる画像拡大処理、例えば1画素を複数画素に分割設定する処理を行う。
動き推定/動き補償画像生成部152は、前フレームの処理において生成された高解像度画像fn−1、アップサンプリングした低解像度画像(g)131間の動きの大きさを検出する。具体的には動きベクトルを計算する。さらに、検出した動きベクトルを利用して、高解像度画像fn−1に対する動き補償処理を行う。これにより高解像度画像fn−1に動き補償処理が施され、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された動き補償画像が生成される。
動き判定部153では、動き補償(MC)処理により生成された動き補償高解像度画像、及びアップサンプルした低解像度画像を比較して、動き補償(MC)がうまく適用できていない領域を検出する。例えば被写体自身が動いている場合、動き補償失敗領域が発生する。
高解像度画像fn−1の動き補償画像と、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された領域を動き補償成功領域とし、同じ位置に設定されなかった領域を動き領域失敗領域として区別した動き領域情報(αマップ[0:1])を生成して出力する。動き領域情報(αマップ[0:1])は、動き補償成功領域〜動き補償失敗領域の信頼度に応じて1〜0の範囲の値を設定したマップである。簡易的に例えば動き補償成功領域を1、動き補償失敗領域を0として設定したマップとして設定することも可能である。
ブレンド処理部151は、動き推定/動き補償画像生成部152の生成した高解像度画像fn−1に対する動き補償結果画像、
アップサンプリング部151で低解像度画像gに対してアップサンプリングされたアップサンプル画像、
動き領域情報(αマップ[0:1])、
これらを入力する。
ブレンド処理部154は、これらの入力情報を利用して、以下の式に基づいてブレンド結果としてのブレンド画像を出力する。
ブレンド画像=(1−α)(アップサンプル画像)+α(動き補償結果画像)
このブレンド処理により、動き補償成功領域については動き補償結果画像のブレント比率が高まり、動き補償失敗領域については動き補償結果画像のブレント比率が低められたブレンド画像が生成される。
図4に示す画像処理装置150は、出力画像生成部170の構成が図1に示す構成と異なっている。具体的には以下のような変更がなされている。
図1に示す2つのアップサンプル部、すなわちアップサンプル部11と、アップサンプル部18をまとめて、図4に示す構成では、1つのアップサンプル部151としている。
さらに、図1に示すダウンサンプル部16と差分器17を、図4の構成では、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)171に置き換えている。
統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)171は、ブレンド処理部154の生成するブレンド画像を第1の解像度(低解像度)の画像の構成画素数まで低下させるダウンサンプル処理と、第2の解像度(高解像度)の画像の画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)171は、例えばポリフェーズフィルタであり、位相毎に異なる値を畳み込むフィルタリング処理を行う。
なお、この出力画像生成部170の構成変更に伴い、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)171の出力に対するSR帰還係数との乗算処理を実行する乗算器172、ブレンド処理部の出力するブレンド画像から乗算器172の出力を減算させる差分器173を設けている。
差分器173の出力が、加算器175に出力される。
加算器175は、入力である低解像度画像131に対してアップサンプル部151でアップサンプルされた画像に予め設定した帰還係数γSRを乗算器174において乗算したSRフィードバック値と差分器173の出力を加算してSR処理画像132を生成して出力する。
図4に示す画像処理装置180の実行する処理を式で示すと以下のように表現することが可能である。
Figure 2011237997
・・・(式5)
この式(式5)の第1行は、図1の構成において実行する処理を示す式と同じ式である。第2行、第3行は、式の変形を行った結果であり、第3行の式が図4に示す構成と対応している。
すなわち、アップサンプル部181では、逆ボケ付加処理(H)とアップサンプル処理(D)に相当する処理を実行し、アップサンプル部181の出力は、図4中に示すように、以下の式で示すことができる。
また、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)182は、ブレンド画像を入力画像に相当する第1の解像度(低解像度)の構成画素数まで低下させるダウンサンプル処理と、第2の解像度(高解像度)の画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。例えば位相毎に異なる値を畳み込むフィルタリング処理を行うポリフェーズフィルタによって構成される。
このフィルタリング処理は、
DH、
として示すことができ、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)182の出力は、
(HDH)(Wn−1 SR)'
となる。
また、図4中の差分器173の出力は、図4の(A)に示すように、上記式(式5)の前半部分に対応し、
(1−γSRDH)(Wn−1 SR)'
上記のように示すことができる。
また、乗算器174の出力は、図4の(B)に示すように、上記式(式4)の後半部分に対応し、
γSR
上記のように示すことができる。
結果として、加算器175の出力は、上記式(式5)によって示される値、すなわち、
SR=(1−γSRDH)(Wn−1 SR)'+γSR
となる。
この式は、前記した式5の展開から理解されるように、図1の構成における処理と等化であり、図4に示す構成を用いることで、超解像処理結果f SRが出力されることになる。
この図4に示す画像処理装置180では、フィルタリング処理は、アップサンプル部181と、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)182であり、図1に示す構成と比較して、フィルタ処理の必要となる構成が現象し、結果としてハードウェア構成の小型化、コストダウン、さらに処理の効率化が実現されることになる。
(c)構成変更NR回路(図3)と、構成変更SR回路(図4)を統合した画像処理装置
次に、図5以下を参照して図3に示すノイズ低減を行う画像処理装置100と、図4に示す超解像処理を実現する画像処理装置180を併せた画像処理装置の構成例について説明する。
図5には、
(a)構成を変更したノイズ低減処理回路(構成変更NR回路)(=図3)
(b)構成を変更した超解像処理回路(構成変更SR回路)(=図4)
これらの2つの回路を示している。
図5に示す(a),(b)の回路は共通の構成要素を持つ。
すなわち、
アップサンプル部、
動き推定/動き補償画像生成部、
動き判定部、
ブレンド処理部、
ここまでの構成は、接続関係も含めてすべて共通の回路構成となっている。
その後段の回路構成が異なっている。
この異なる構成を持つ回路部分を、
(a)構成変更NR回路のNRフィルタ181、
(b)構成変更SR回路のSRフィルタ182、
とする。
NRフィルタ181に対する入力と、SRフィルタ182に対する入力は、いずれも共通する。すなわち、
ブレンド処理部の出力するブレンド画像、
アップサンプル部の出力するアップサンプル画像、
これらの2つの画像データとなる。
この図5に示す2つの回路(a),(b)を統合すると、図6に示す回路となる。図6に示す回路は、図5に示す回路(a),(b)の前半の共通要素を省略して、NRフィルタ181、SRフィルタ182に対して、それぞれブレンド処理部の出力するブレンド画像と、アップサンプル部の出力するアップサンプル画像を入力する設定としている。
図6に示す回路において、
NRフィルタ181の出力は、図5(a)の回路の出力、すなわち先に図3を参照して説明した構成変更NR回路の出力に対応し、入力画像のノイズ低減画像となる。
また、
SRフィルタ182の出力は、図5(b)の回路の出力、すなわち先に図4を参照して説明した構成変更SR回路の出力に対応し、入力画像の超解像処理画像となる。
図6の回路は、これらの2つの出力を予め設定したブレンド比率(λ:1−λ)を用いてブレンドして最終的な出力画像を得る回路である。
図6に示す回路は、
ノイズ低減画像であるNRフィルタ181の出力をf NR
超解像処理画像であるSRフィルタ182の出力をf SR
この設定とし、
ノイズ低減画像であるNRフィルタ181の出力f NRのブレンド比率をλ、
超解像処理画像であるSRフィルタ182の出力f SRのブレンド比率を(1−λ)、
として各処理画像のブレンド画像fを出力する回路である。
すなわち、出力画像fは下式で示される。
=λf NR+(1−λ)f SR
上記式、すなわち、図6に示す回路の実行する処理の式を展開すると、以下に示す式(式6)のように展開できる。
Figure 2011237997
・・・(式6)
上記式(式6)の展開式に従った回路を構成することで、超解像処理とノイズ低減処理の双方の処理を実行した結果を出力することができる。
この回路構成例を図7に示す。
図7に示す画像処理装置200は、図6に示す回路の具体的な構成例に相当する。すなわち、超解像処理とノイズ低減処理の双方の処理を実行した結果としての画像を出力する画像処理装置である。
図7に示す画像処理装置200の、アップサンプル部201、動き推定/動き補償画像生成部202、動き判定部203、ブレンド処理部204は、図5の(a),(b)の各回路と同じ構成である。すなわち、これらのアップサンプル部201、動き推定/動き補償画像生成部202、動き判定部203、ブレンド処理部204は、図3を参照して説明したノイズ低減処理を実行する画像処理装置100と、図4を参照して説明した超解像処理を実行する画像処理装置150とに共通する構成である。
図7に示す回路の後段において、上記の共通構成の出力であるブレンド画像と、アップサンプル画像を入力して、ノイズ低減画像と超解像処理画像を生成して、さらにこれらをブレンドする処理によって最終的な出力画像を生成する。
図7に示す画像処理装置200の構成と処理について説明する。
図7に示す画像処理装置200は、処理対象となる低解像度画像(g)251を入力し、解像度を高める超解像処理を実行し、かつノイズ低減処理のなされた画像、すなわち、図7に示すSR+NR処理画像(f)252を生成して出力する。
処理対象となる低解像度画像(g)251は、まず、アップサンプル部201に入力され、画素数の変換(画像拡大処理)が実行される。具体的には、アップサンプル部201では、入力画像の画素数を出力予定の画像(SR+NR処理画像f252)の画素数に合わせる画像拡大処理、例えば1画素を複数画素に分割設定する処理を行う。すなわち、第1の解像度(低解像度)の入力画像を、第1の解像度(低解像度)より高い第2の解像度(高解像度)の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。
動き推定/動き補償画像生成部202は、前フレームの処理において生成された処理画像fn−1、アップサンプリングした低解像度画像(g)251間の動きの大きさを検出する。具体的には動きベクトルを計算する。さらに、検出した動きベクトルを利用して、前フレームの処理画像fn−1に対する動き補償処理を行う。これにより前フレームの処理画像fn−1に動き補償処理が施され、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された動き補償画像が生成される。なお、前フレームの処理画像fn−1は、高解像度化処理である超解像処理と、ノイズ低減処理の両処理が実行された画像である。
動き判定部203では、動き補償(MC)処理により生成された動き補償前フレーム処理画像、及びアップサンプルした低解像度画像を比較して、動き補償(MC)がうまく適用できていない領域を検出する。例えば被写体自身が動いている場合、動き補償失敗領域が発生する。
前フレーム処理画像fn−1の動き補償画像と、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された領域を動き補償成功領域とし、同じ位置に設定されなかった領域を動き領域失敗領域として区別した動き領域情報(αマップ[0:1])を生成して出力する。動き領域情報(αマップ[0:1])は、動き補償成功領域〜動き補償失敗領域の信頼度に応じて1〜0の範囲の値を設定したマップである。簡易的に例えば動き補償成功領域を1、動き補償失敗領域を0として設定したマップとして設定することも可能である。
ブレンド処理部203は、動き推定/動き補償画像生成部202の生成した前フレーム処理画像fn−1に対する動き補償結果画像、
アップサンプリング部202で低解像度画像gに対してアップサンプリングされたアップサンプル画像、
動き領域情報(αマップ[0:1])、
これらを入力する。
ブレンド処理部203は、これらの入力情報を利用して、以下の式に基づいてブレンド結果としてのブレンド画像を出力する。
ブレンド画像=(1−α)(アップサンプル画像)+α(動き補償結果画像)
このブレンド処理により、動き補償成功領域については動き補償結果画像のブレント比率が高まり、動き補償失敗領域については動き補償結果画像のブレント比率が低められたブレンド画像が生成される。
図7に示す画像処理装置200において、ブレンド処理部204以降の回路がブレンド画像、およびアップサンプル画像を入力して、入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部220となる。すなわち出力画像生成部220は、図6に示すNRフィルタ181とSRフィルタ182とその他の演算部を含む回路である。
超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部220は、図7に示す統合フィルタ205と、その他の演算部によって構成される。演算部は、乗算器211〜213、加算器214,215によって構成される。
ブレンド処理部204以降の出力画像生成部220の処理について説明する。
ブレンド処理部204の生成したブレンド画像は、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)205と、乗算器211に出力される。統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)205は、先に図4を参照して説明した統合フィルタ205と同様の処理を行う。すなわち、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)205は、ブレンド処理部204の生成するブレンド画像を入力画像に対応する第1の解像度(低解像度)の画像の構成画素数まで低下させるダウンサンプル処理と、出力画像に対応する第2の解像度(高解像度)の画像の画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)205は、例えばポリフェーズフィルタであり、位相毎に異なる値を畳み込むフィルタリング処理を行う。
乗算器211〜213は、予め設定されたパラメータである乗算係数を乗算する。
乗算器211は、パラメータ(λγNR+(1−λ))、
乗算器212は、パラメータ((1−λ)γSR)、
乗算器213は、パラメータ(λ(1−γNR)+(1−λ)γSR)、
これらの係数を乗算するための乗算器である。
なお、
γNRは、ノイズ低減処理における帰還係数、
γSRは、超解像処理における帰還係数、
λは、ノイズ低減処理画像と超解像処理画像のブレンド比率、
である。
これらの値は、予め設定した値として各乗算器に入力する。
乗算器211は、ブレンド処理部204からの出力(Wn−1)'に対してパラメータ(λγNR+(1−λ))を乗算する処理を行う。すなわち、
(λγNR+(1−λ))×(Wn−1)'
上記の乗算処理を実行する。
乗算器212は、統合フィルタ205からの出力(HDH(Wn−1)'に対してパラメータ((1−λ)γSR)を乗算する処理を行う。すなわち、
((1−λ)γSR)×(HDH(Wn−1)')
上記の乗算処理を実行する。
乗算器213は、アップサンプル部201からの出力(H)に対してパラメータ(λ(1−γNR)+(1−λ)γSR)を乗算する処理を行う。すなわち、
(λ(1−γNR)+(1−λ)γSR)×H
上記の乗算処理を実行する。
減算器214は、乗算器211の出力から乗算器212の出力を減算する処理を行う。すなわち、
((λγNR+(1−λ))×(Wn−1)')−(((1−λ)γSR)×(HDH(Wn−1)')
上記の減算処理を実行する。
加算器215は、加算器214の出力と、乗算器213の出力を加算する処理を行う。すなわち、
((λγNR+(1−λ))×(Wn−1)')−(((1−λ)γSR)×(HDH(Wn−1)')+(λ(1−γNR)+(1−λ)γSR)×(H
上記の加算処理を実行する。
この結果が出力画像となる。
上記の出力画像を示す式をまとめると、
((λγNR+(1−λ))×(Wn−1)')−(((1−λ)γSR)×(HDH(Wn−1)')+(λ(1−γNR)+(1−λ)γSR)×(H
=(λγNR+(1−λ))−(1−λ)γSRDH)(Wn−1)'+(λ(1−γNR)+(1−λ)γSR)×H
この図7に示す画像処理装置200の実行する処理を式で示すと以下のように表現することが可能である。
Figure 2011237997
・・・(式7)
図7の下部にも上記式(式7)と同様の式を示している。
図7に示す式中に示す(1)〜(3)は、各乗算器に対する入力であり、先に説明した乗算パラメータである。すなわち、
(1)乗算器211のパラメータ(λγNR+(1−λ))、
(2)乗算器212のパラメータ((1−λ)γSR)、
(3)乗算器213のパラメータ(λ(1−γNR)+(1−λ)γSR)、
これらのパラメータである。
図7に示すように、式7は、これらのパラメータと、以下の各値によって構成されている。
統合フィルタの処理:HDH、
ブレンド画像:(Wn−1)'、
アップサンプル部の出力:H
上記(式7)は、先に説明した式(式6)と同様の式である。すなわち、図7に示す画像処理装置200により、入力画像である低解像度画像(g)251は、高解像度化としての超解像処理と、ノイズ低減処理を実行した結果としてのSR+NR画像252として出力される。
[1−2.ノイズ低減処理回路(NR回路)を基本構成として、超解像処理回路(SR回路)を組み合わせた実施例]
次に、例えば特開2008−294601号公報に記載されたノイズ低減処理回路(NR回路)を基本構成として、超解像処理回路(SR回路)を組み合わせた実施例について説明する。
ノイズ低減処理回路(NR回路)としては、先に図2を参照して説明した回路が既に知られている。
本実施例の画像処理装置の構成の前段階として、上述の実施例1において図4を参照して説明した超解像処理回路(SR回路)を、さらに変形して図2に示すNR回路に近づけた構成を生成する。
図8に示す画像処理装置300は、図4を参照して説明した超解像処理回路(SR回路)と同様、低解像度画像g321を入力して、超解像処理を実行して高解像度画像f(=SR処理画像322)を出力する。
画像処理装置300には、解像度を高める処理の対象となる低解像度画像(g)321がアップサンプル部301に入力され、画素数の変換(画像拡大処理)が実行される。具体的には、アップサンプル部301では、入力画像の画素数を出力予定の画像(SR処理画像f322)の画素数に合わせる画像拡大処理、例えば1画素を複数画素に分割設定する処理を行う。すなわち、第1の解像度(低解像度)の入力画像を、第1の解像度(低解像度)より高い第2の解像度(高解像度)の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。
動き推定/動き補償画像生成部302は、前フレームの処理において生成された高解像度画像fn−1、アップサンプリングした低解像度画像(g)321間の動きの大きさを検出する。具体的には動きベクトルを計算する。さらに、検出した動きベクトルを利用して、高解像度画像fn−1に対する動き補償処理を行う。これにより高解像度画像fn−1に動き補償処理が施され、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された動き補償画像[Wn−1 SR]が生成される。
動き判定部303では、動き補償(MC)処理により生成された動き補償画像[Wn−1 SR]、及びアップサンプルした入力画像を比較して、動き補償(MC)がうまく適用できていない領域を検出する。例えば被写体自身が動いている場合、動き補償失敗領域が発生する。
高解像度画像fn−1の動き補償画像と、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された領域を動き補償成功領域とし、同じ位置に設定されなかった領域を動き領域失敗領域として区別した動き領域情報(αマップ[0:1])を生成して出力する。動き領域情報(αマップ[0:1])は、動き補償成功領域〜動き補償失敗領域の信頼度に応じて1〜0の範囲の値を設定したマップである。簡易的に例えば動き補償成功領域を1、動き補償失敗領域を0として設定したマップとして設定することも可能である。
動き補償(MC)処理により生成された動き補償画像[Wn−1 SR]は、さらに、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)304に入力される。統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)304は、動き補償画像[Wn−1 SR]を第1の解像度(低解像度)の画像の構成画素数まで低下させるダウンサンプル処理と、第2の解像度(高解像度)の画像の画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)304は、例えばポリフェーズフィルタであり、位相毎に異なる値を畳み込むフィルタリング処理を行う。
乗算器305は、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)304の出力に対してSR帰還係数(γSR)との乗算処理を実行する。
加算器306は、動き補償画像[Wn−1 SR]から乗算器305の出力を減算する。
さらに、乗算器307は、加算器306の出力に対して動き判定部303の生成する動き領域の判定パラメータであるαとの乗算処理を実行する。なお、αは、前述したように動き補償成功領域〜失敗領域に応じて1〜0の値が設定されたパラメータである。
一方、乗算器308は、入力である低解像度画像321に対してアップサンプル部301でアップサンプルされた画像[H]に動き領域の判定パラメータであるαと、予め設定した帰還係数γSRを適用した乗算係数[1−α+αγSR]との乗算処理を実行する。
加算器309は、乗算器307の出力と乗算器308の出力身を加算して、SR処理画像322を生成して出力する。
図8に示す画像処理装置300の実行する処理を式で示すと以下のように表現することが可能である。
Figure 2011237997
・・・(式8)
この式(式8)の第1行は、図4の構成において実行する処理を示す式と同じ式である。第2〜5行は、式の変形を行った結果であり、第5行の式が図8に示す構成と対応している。
なお、上記式(式8)において、第2行から第3行への変換では、以下のブレンド画像[(Wn−1 SR)']の算出式を適用している。
Figure 2011237997
・・・(式9)
さらに、上記式(式8)において、第4行から第5行への変換では、以下の近似式を適用している。
Figure 2011237997
・・・(式10)
次に、図9以下を参照して、先に説明した図2に示すノイズ低減を行う画像処理装置50と、図8に示す超解像処理を実現する画像処理装置300を併せた画像処理装置の構成例について説明する。
図9には、
(a)ノイズ低減処理回路(NR回路)(=図2)
(b)構成を変更した超解像処理回路(構成変更SR回路)(=図8)
これらの2つの回路を示している。
図9に示す(a),(b)の回路は共通の構成要素を持つ。
すなわち、
アップサンプル部、
動き推定/動き補償画像生成部、
動き判定部、
ここまでの構成は、接続関係も含めてすべて共通の回路構成となっている。
その後段の回路構成が異なっている。
この異なる構成を持つ回路部分を、
(a)構成変更NR回路のNRフィルタ401、
(b)構成変更SR回路のSRフィルタ402、
とする。
NRフィルタ401に対する入力と、SRフィルタ402に対する入力は、いずれも共通する。すなわち、
前フレーム動き補償画像、
アップサンプル部の出力するアップサンプル画像、
これらの2つの画像データとなる。
この図9に示す2つの回路(a),(b)を統合すると、図10に示す回路となる。図10に示す回路は、図9に示す回路(a),(b)の前半の共通要素を省略して、NRフィルタ401、SRフィルタ402に対して、それぞれ前フレーム動き補償画像と、アップサンプル部の出力するアップサンプル画像を入力する設定としている。
図10に示す回路において、
NRフィルタ401の出力は、図9(a)の回路の出力、すなわち先に図2を参照して説明したNR回路の出力に対応し、入力画像のノイズ低減画像となる。
また、
SRフィルタ402の出力は、図9(b)の回路の出力、すなわち先に図8を参照して説明した構成変更SR回路の出力に対応し、入力画像の超解像処理画像となる。
図10の回路は、これらの2つの出力を予め設定したブレンド比率(λ:1−λ)を用いてブレンドして最終的な出力画像を得る回路である。
図10に示す回路は、
ノイズ低減画像であるNRフィルタ401の出力をf NR
超解像処理画像であるSRフィルタ402の出力をf SR
この設定とし、
ノイズ低減画像であるNRフィルタ401の出力f NRのブレンド比率をλ、
超解像処理画像であるSRフィルタ402の出力f SRのブレンド比率を(1−λ)、
として各処理画像のブレンド画像fを出力する回路である。
すなわち、出力画像fは下式で示される。
=λf NR+(1−λ)f SR
上記式、すなわち、図10に示す回路の実行する処理の式を展開すると、以下に示す式(式11)のように展開できる。
Figure 2011237997
・・・(式11)
上記式(式11)の展開式に従った回路を構成することで、超解像処理とノイズ低減処理の双方の処理を実行した結果を出力することができる。
この回路構成例を図11に示す。
図11に示す画像処理装置500は、図10に示す回路の具体的な構成例に相当する。すなわち、超解像処理とノイズ低減処理の双方の処理を実行した結果としての画像を出力する画像処理装置である。
図11に示す画像処理装置500の、アップサンプル部501、動き推定/動き補償画像生成部502、動き判定部503は、図5の(a),(b)の各回路と同じ構成である。すなわち、これらのアップサンプル部501、動き推定/動き補償画像生成部502、動き判定部503は、図2を参照して説明したノイズ低減処理を実行する画像処理装置50と、図8を参照して説明した超解像処理を実行する画像処理装置300とに共通する構成である。
図11に示す回路の後段において、上記の共通構成の出力である前フレーム動き補償画像と、アップサンプル画像を入力して、ノイズ低減画像と超解像処理画像を生成して、さらにこれらをブレンドする処理によって最終的な出力画像を生成する。
図11に示す画像処理装置500の構成と処理について説明する。
図11に示す画像処理装置500は、処理対象となる低解像度画像(g)521を入力し、解像度を高める超解像処理を実行し、かつノイズ低減処理のなされた画像、すなわち、図11に示すSR+NR処理画像(f)522を生成して出力する。
処理対象となる低解像度画像(g)521は、まず、アップサンプル部501に入力され、画素数の変換(画像拡大処理)が実行される。具体的には、アップサンプル部501では、入力画像の画素数を出力予定の画像(SR+NR処理画像f522)の画素数に合わせる画像拡大処理、例えば1画素を複数画素に分割設定する処理を行う。すなわち、第1の解像度(低解像度)の入力画像を、第1の解像度(低解像度)より高い第2の解像度(高解像度)の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。
動き推定/動き補償画像生成部502は、前フレームの処理において生成された処理画像fn−1、アップサンプリングした低解像度画像(g)521間の動きの大きさを検出する。具体的には動きベクトルを計算する。さらに、検出した動きベクトルを利用して、前フレームの処理画像fn−1に対する動き補償処理を行う。これにより前フレームの処理画像fn−1に動き補償処理が施され、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された動き補償画像が生成される。なお、前フレームの処理画像fn−1は、高解像度化処理である超解像処理と、ノイズ低減処理の両処理が実行された画像である。
動き判定部503では、動き補償(MC)処理により生成された動き補償前フレーム処理画像、及びアップサンプルした低解像度画像を比較して、動き補償(MC)がうまく適用できていない領域を検出する。例えば被写体自身が動いている場合、動き補償失敗領域が発生する。
前フレーム処理画像fn−1の動き補償画像と、アップサンプリングした低解像度画像gと被写体の位置が同じに設定された領域を動き補償成功領域とし、同じ位置に設定されなかった領域を動き領域失敗領域として区別した動き領域情報(αマップ[0:1])を生成して出力する。動き領域情報(αマップ[0:1])は、動き補償成功領域〜動き補償失敗領域の信頼度に応じて1〜0の範囲の値を設定したマップである。簡易的に例えば動き補償成功領域を1、動き補償失敗領域を0として設定したマップとして設定することも可能である。
図11に示す画像処理装置500において、後段の回路が動き補償画像、およびアップサンプル画像を入力して、入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部540となる。すなわち出力画像生成部540は、図10に示すNRフィルタ401とSRフィルタ402とその他の演算部を含む回路である。
超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部540は、図11に示す統合フィルタ504と、その他の演算部によって構成される。演算部は、乗算器505,506,508,509、加算器507,510によって構成される。出力画像生成部540の処理について説明する。
動き推定/動き補償画像生成部502の生成した前フレーム処理画像fn−1の動き補償画像[Wn−1]は、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)504と、乗算器505に出力される。統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)504は、先に図8を参照して説明した統合フィルタ304と同様の処理を行う。すなわち、統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)504は、前フレーム処理画像fn−1の動き補償画像[Wn−1 SR]を入力画像に対応する第1の解像度(低解像度)の画像の構成画素数まで低下させるダウンサンプル処理と、出力画像に対応する第2の解像度(高解像度)の画像の画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する。統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)504は、例えばポリフェーズフィルタであり、位相毎に異なる値を畳み込むフィルタリング処理を行う。
乗算器505,506,509は、予め設定されたパラメータである乗算係数を乗算する。
乗算器505は、パラメータ(λγNR+(1−λ))、
乗算器506は、パラメータ((1−λ)γSR)、
乗算器509は、パラメータ(λ(1−αγNR)+(1−λ)(1−α+αγSR)、
これらの係数を乗算するための乗算器である。
なお、
γNRは、ノイズ低減処理における帰還係数、
γSRは、超解像処理における帰還係数、
λは、ノイズ低減処理画像と超解像処理画像のブレンド比率、
αは、αマップの係数(動き補償成功領域〜失敗領域=1〜0)
である。
これらの値は、予め設定した値として各乗算器に入力する。
乗算器505は、動き推定/動き補償画像生成部502の生成した前フレーム処理画像fn−1の動き補償画像[Wn−1]に対してパラメータ(λγNR+(1−λ))を乗算する処理を行う。すなわち、
(λγNR+(1−λ))×(Wn−1
上記の乗算処理を実行する。
乗算器506は、統合フィルタ504からの出力(HDH(Wn−1)に対してパラメータ((1−λ)γSR)を乗算する処理を行う。すなわち、
((1−λ)γSR)×(HDH(Wn−1))
上記の乗算処理を実行する。
乗算器509は、アップサンプル部501からの出力(H)に対してパラメータ(λ(1−αγNR)+(1−λ)(1−α+αγSR)を乗算する処理を行う。すなわち、
(λ(1−αγNR)+(1−λ)(1−α+αγSR)×H
上記の乗算処理を実行する。
減算器507は、乗算器505の出力から乗算器506の出力を減算する処理を行う。すなわち、
((λγNR+(1−λ))×(Wn−1))−(((1−λ)γSR)×(HDH(Wn−1)))
上記の減算処理を実行する。
乗算器508は、減算器507の出力に対して動き判定部の生成する動き補償成功〜失敗に応じたパラメータαを乗算する。すなわち、
α×(((λγNR+(1−λ))×(Wn−1))−(((1−λ)γSR)×(HDH(Wn−1))))
=α(λγNR+(1−λ)−(1−λ)γSRDH)Wn−1
上記の乗算処理を実行する。
加算器510は、乗算器508の出力と、乗算器509の出力を加算する処理を行う。すなわち、
α(λγNR+(1−λ)−(1−λ)γSRDH)Wn−1+(λ(1−αγNR)+(1−λ)(1−α+αγSR)×H
上記の加算処理を実行する。
この結果が出力画像となる。
この図11に示す画像処理装置500の実行する処理を式で示すと以下のように表現することが可能である。
Figure 2011237997
・・・(式12)
図11の下部にも上記式(式12)と同様の式を示している。
図11に示す式中に示す(1)〜(3)は、各乗算器に対する入力であり、先に説明した乗算パラメータである。すなわち、
(1)乗算器505のパラメータ(λγNR+(1−λ))、
(2)乗算器506のパラメータ((1−λ)γSR)、
(3)乗算器509のパラメータ(λ(1−αγNR)+(1−λ)(1−α+αγSR))、
これらのパラメータである。
図11に示すように、式12は、これらのパラメータと、以下の各値によって構成されている。
動き判定部の生成パラメータ:α
統合フィルタの処理:HDH、
前フレーム動き補償画像:(Wn−1)、
アップサンプル部の出力:H
上記(式12)は、先に説明した式(式11)と同様の式である。すなわち、図11に示す画像処理装置500により、入力画像である低解像度画像(g)521は、高解像度化としての超解像処理と、ノイズ低減処理を実行した結果としてのSR+NR画像522として出力される。
[2.ノイズ低減画像と超解像処理画像のブレンド比率λの設定について]
上述した実施例において、
ノイズ低減処理回路(NR回路)を基本構成として、超解像処理回路(SR回路)を組み合わせた実施例として図7に示す画像処理装置200、
超解像処理回路(SR回路)を基本構成として、ノイズ低減処理回路(NR回路)を組み合わせた実施例として図11に示す画像処理装置500、
これらの画像処理装置を説明した。
これらの画像処理装置はいずれも、ノイズ低減画像と超解像処理画像のブレンド比率λを設定して、このブレンド比率に応じて、各処理画像のブレンドを実行して最終的な処理画像を生成して出力している。すなわち、
ノイズ低減画像f NRのブレンド比率をλ、
超解像処理画像f SRのブレンド比率を(1−λ)、
このブレンド比率に応じて2つの処理画像をブレンドしている。ただしλ=0〜1である。
このブレンド比率は、予めユーザによって設定された固定値を用いることも可能であるが、その他、以下のような調整地を設定して利用する構成としてもよい。
(a)ISO感度による調整処理
例えば、動き判定に用いるノイズテーブルを使用して、
ISOが低い領域については、ノイズが多いことが推定されるので、ノイズ低減(NR)画像のブレンド比率を高くする(λ=大)。
(b)超解像処理(SR)において使用する画像の拡大比率に応じた調整処理
超解像処理(SR)において実行するアップサンプル部における画像拡大の拡大比率によってはエイリアスが除去できない場合もある。このような場合は、ノイズ低減(NR)画像のブレンド比率を高くする(λ=大)。このブレンド設定とすることで超解像処理(SR)で除去できないエイリアスを取り除くことが可能となる。
(c)画素値の分散値に基づいて画素単位で調整する
処理画像の画素値について、所定領域単位で分散値を算出し、
分散の低い領域は、平坦領域であると判断し、ノイズ低減(NR)画像のブレンド比率を高くする(λ=大)。
一方、分散の高い領域は、エッジ領域やテクスチャ領域であると判断し、ノイズ低減(NR)画像のブレンド比率を低くし、超解像処理画像のブレンド比率を高くする(λ=小)。
例えば上記のようなブレンド比率を設定して、ノイズ低減と超解像処理を併せて実行した画像を生成して出力することができる。
すなわち、図7、図11を参照して説明した画像処理装置における出力画像生成部は、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド比率を、
(a)入力画像の画像領域単位で算出したISO感度、
(b)前記アップサンプル部における入力画像に対する画像拡大比率、
(c)入力画像の画像領域単位の画素値の分散値、
少なくとも上記(a)〜(c)のいずれかに応じて調整する処理を実行する構成としてもよい。例えば図7、図11には示していないが、画像処理装置の制御部において、上記(a)〜(c)の値を算出し、予め設定したアルゴリズムに従って算出値に応じたブレンド比率λを設定して出力画像生成部内の演算部に入力する。
[3.画像処理装置のハードウェア構成例について]
最後に、図12を参照して、上述した処理を実行する画像処理装置の1つのハードウェア構成例について説明する。CPU(Central Processing Unit)901は、ROM(Read Only Memory)902、または記憶部908に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、上述の各実施例において説明した超解像処理、ノイズ低減処理を併せた画像処理を実行する。RAM(Random Access Memory)903には、CPU901が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU901、ROM902、およびRAM903は、バス904により相互に接続されている。
CPU901はバス904を介して入出力インタフェース905に接続され、入出力インタフェース905には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部906、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部907が接続されている。CPU901は、入力部906から入力される指令に対応して各種の処理を実行し、処理結果を例えば出力部907に出力する。
入出力インタフェース905に接続されている記憶部908は、例えばハードディスクからなり、CPU901が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部909は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インタフェース905に接続されているドライブ910は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア911を駆動し、記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部908に転送され記憶される。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行する装置および方法が実現される。すなわち、低解像度画像を入力し、高解像度化としての超解像処理を実行する構成において、ノイズ低減処理も併せて実行する。具体的には、例えば、入力画像を高い解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行し、アップサンプル画像と第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、参照画像をアップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する。この動き補償画像とアップサンプル画像、または動き補償画像とアップサンプル画像をブレンドしたブレンド画像とアップサンプル画像を入力し、例えば統合フィルタ処理と演算処理によって超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行した画像を生成する。本構成により超解像処理とノイズ低減処理を併せて実行した画像を生成して出力することができる。
10 超解像処理装置
11 アップサンプル部
12 動き推定/動き補償画像生成部
13 動き判定部
14 ブレンド処理部
15 ボケ付加部
16 ダウンサンプル部
17 加算器
18 アップサンプル部
19 逆ボケ付加部
20 乗算器
21 加算器
50 ノイズ低減処理回路
51 動き推定/動き補償画像生成部
52 動き判定部
53,54 乗算器
55 加算器
71 入力画像
72 NR処理画像
100 画像処理装置
101 アップサンプル部
102 動き推定/動き補償画像生成部
103 動き判定部
104 ブレンド処理部
105,106 乗算器
107 加算器
111 入力画像
112 処理画像
131 低解像度画像
132 SR処理画像
150 画像処理装置
151 アップサンプル部
152 動き推定/動き補償画像生成部
153 動き判定部
154 ブレンド処理部
171 統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)
172,174 乗算器
173,175 加算器
181 NRフィルタ
182 SRフィルタ
200 画像処理装置
201 アップサンプル部
202 動き推定/動き補償画像生成部
203 動き判定部
204 ブレンド処理部
205 統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)
211〜213 乗算器
214,215 加算器
220 出力画像生成部
251 低解像度画像
252 SR+NR処理画像
300 画像処理装置
301 アップサンプル部
302 動き推定/動き補償画像生成部
303 動き判定部
304 統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)
305,307,308 乗算器
306,309 加算器
321 低解像度画像
322 SR処理画像
401 NRフィルタ
402 SRフィルタ
500 画像処理装置
501 アップサンプル部
502 動き推定/動き補償画像生成部
503 動き判定部
504 統合フィルタ(ポリフェーズフィルタ)
505,506,508,509 乗算器
507,510 加算器
521 低解像度画像
522 SR+NR処理画像
540 出力画像生成部
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 バス
905 入出力インタフェース
906 入力部
907 出力部
908 記憶部
909 通信部
910 ドライブ
911 リムーバブルメディア

Claims (10)

  1. 第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル部と、
    前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成部と、
    前記アップサンプル画像と前記動き補償画像を画像領域単位で比較し、領域単位の画素値一致度が高い領域ほど参照画像のブレンド比率を高く設定して、前記アップサンプル画像と前記参照画像とのブレンド処理を実行してブレンド画像を生成するブレンド処理部と、
    前記ブレンド画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部を有する画像処理装置。
  2. 第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル部と、
    前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成部と、
    前記動き補償画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成部を有する画像処理装置。
  3. 前記出力画像生成部は、
    前記ブレンド画像、または前記動き補償画像を前記第1の解像度の構成画素数まで低下させるダウンサンプル処理と、前記第2の解像度の画素数に合わせるアップサンプル処理を実行する統合フィルタと、
    演算部によって構成され、
    前記演算部は、
    前記ブレンド画像、または前記動き補償画像と、前記統合フィルタの出力と、前記アップサンプル部の出力とを入力とした演算処理を実行して、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記統合フィルタは、位相ごとに異なる値を畳み込むポリフェーズフィルタによって構成される請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記出力画像生成部は、
    超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド比率を前記演算部に入力するパラメータによって設定する構成である請求項1または2に記載の画像処理装置。
  6. 前記出力画像生成部は、
    超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド比率を、
    (a)入力画像の画像領域単位で算出したISO感度、
    (b)前記アップサンプル部における入力画像に対する画像拡大比率、
    (c)入力画像の画像領域単位の画素値の分散値、
    少なくとも上記(a)〜(c)のいずれかに応じて調整する処理を実行する請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
    アップサンプル部が、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル処理ステップと、
    動き補償画像生成部が、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成ステップと、
    ブレンド処理部が、前記アップサンプル画像と前記動き補償画像を画像領域単位で比較し、領域単位の画素値一致度が高い領域ほど参照画像のブレンド比率を高く設定して、前記アップサンプル画像と前記参照画像とのブレンド処理を実行してブレンド画像を生成するブレンド処理ステップと、
    出力画像生成部が、前記ブレンド画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成ステップを実行する画像処理方法。
  8. 画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
    アップサンプル部が、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行するアップサンプル処理ステップと、
    動き補償画像生成部が、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成する動き補償画像生成ステップと、
    出力画像生成部が、前記動き補償画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成ステップを実行する画像処理方法。
  9. 画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
    アップサンプル部に、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行させるアップサンプル処理ステップと、
    動き補償画像生成部に、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成させる動き補償画像生成ステップと、
    ブレンド処理部に、前記アップサンプル画像と前記動き補償画像を画像領域単位で比較し、領域単位の画素値一致度が高い領域ほど参照画像のブレンド比率を高く設定して、前記アップサンプル画像と前記参照画像とのブレンド処理を実行してブレンド画像を生成させるブレンド処理ステップと、
    出力画像生成部に、前記ブレンド画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成する出力画像生成ステップを実行させるプログラム。
  10. 画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
    アップサンプル部に、第1の解像度の入力画像を、前記第1の解像度より高い第2の解像度の画像の持つ画素数に合わせるアップサンプル処理を実行させるアップサンプル処理ステップと、
    動き補償画像生成部に、前記アップサンプル画像と、前記第2の解像度を持つ参照画像との差分情報を利用して、前記参照画像を前記アップサンプル画像の被写体位置に合わせる補正処理により動き補償画像を生成させる動き補償画像生成ステップと、
    出力画像生成部に前記動き補償画像、および前記アップサンプル画像を入力して、前記入力画像の高解像度化処理としての超解像処理と、前記入力画像のノイズ低減処理を実行し、超解像処理画像とノイズ低減処理画像のブレンド画像を生成させる出力画像生成ステップを実行させるプログラム。
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