JP2011236877A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブタイミング調整装置を構成する歯車機構にて異音及び磨耗の発生を抑制する。
【解決手段】歯車機構60は、電動ブレーキ装置5からの制御トルクTcの入力により回転する遊星キャリア40を有し、回転体10,20間を歯車連繋し、それら回転体10,20間の相対位相を遊星キャリア40でのトルクバランスに応じて調整する。巻きばね30は、回転体10,20と心合わせして配置され、一端部が駆動回転体10により係止されると共に他端部が従動回転体20により係止され、制御トルクTcとは反対方向へ遊星キャリア40を付勢する付勢トルクTuをねじり変形により発生する。こうした構成下、径方向にカム突部2aが突出するカム軸2と同軸上に固定される従動回転体20は、カム突部2aに対して軸方向にずれた箇所から径方向に突出して巻きばね30をカム突部2aとの間に挟む従動突部24を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置に関する。
従来、クランク軸及びカム軸と連動回転する駆動回転体及び従動回転体の間を歯車を介して連繋した歯車機構を用い、それら回転体間の相対位相を当該機構の入力軸におけるトルクバランスに応じて調整する構成としたバルブタイミング調整装置が、知られている。
こうしたバルブタイミング調整装置の一種として開示される特許文献1の装置では、駆動回転体及び従動回転体と心合わせして配置したねじりコイルばねにつき、一端部を駆動回転体に係止させると共に、他端部を従動回転体に係止させている。これにより、電動ブレーキ装置から設定方向に入力される制御トルクとは反対方向に入力軸を付勢する付勢トルクが、ねじりコイルばねのねじり変形により発生することになる。故に、それら制御トルク及び付勢トルク等の入力軸におけるトルクバランスに応じて、回転体間の所望の相対位相、ひいては所望のバルブタイミングを得ることができるのである。
特開2008−25408号公報
さて、特許文献1の図1に示される装置では、駆動回転体において径方向内側に突出する板状部と、従動回転体において径方向外側に突出する板状部とが軸方向にずれて配置され、ねじりコイルばねは、それら板状部間に挟まれて支持されている。ここで、付勢トルクを発生するためのねじり変形に伴ってねじりコイルばねは、軸方向に対する自身の傾き乃至は曲がりによりモーメントを発生することで、各板状部を軸方向の相反側に押圧する状態となる。その結果、各板状部を有する回転体間では相対的な傾きが生じてしまい、それら回転体間の相対位相を調整する歯車機構の歯車部分に異音や磨耗を発生させる事態が、懸念されている。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、バルブタイミング調整装置を構成する歯車機構において異音及び磨耗の発生を抑制することにある。
請求項1に記載の発明は、クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置であって、クランク軸と連動して回転する駆動回転体と、カム軸と連動して回転する従動回転体と、設定方向の制御トルクを発生するトルク発生手段と、トルク発生手段から制御トルクが入力されることにより回転する入力軸を有し、駆動回転体及び従動回転体間を歯車を介して連繋し、それら回転体間の相対位相を入力軸におけるトルクバランスに応じて調整する歯車機構と、駆動回転体及び従動回転体と心合わせして配置され、一端部が駆動回転体により係止されると共に他端部が従動回転体により係止され、制御トルクとは反対方向へ入力軸を付勢する付勢トルクをねじり変形により発生する巻きばねと、を備え、径方向にカム突部が突出するカム軸と同軸上に固定される従動回転体は、カム突部に対して軸方向にずれた箇所から径方向に突出して巻きばねをカム突部との間に挟む従動突部を、有することを特徴とする。
このような請求項1に記載の発明によると、駆動回転体及び従動回転体と心合わせして配置される巻きばねは、両端部がそれぞれ駆動回転体及び従動回転体により係止されることで、入力軸を付勢する付勢トルクをねじり変形により発生する。ここで付勢トルクは、入力軸に入力される設定方向の制御トルクに対して反対方向に作用するトルクとなるので、それら制御トルク及び付勢トルクの入力軸におけるバランスに応じて、回転体間の所望の相対位相、ひいては所望のバルブタイミングを得ることができるのである。
さらに請求項1に記載の発明によると、巻きばねは、径方向にカム突部が突出するカム軸と同軸上に固定される従動回転体において、カム突部に対して軸方向にずれた箇所から径方向に突出する従動突部と、当該カム突部との間に挟まれて支持されることになる。これによれば、付勢トルクを発生するためのねじり変形に伴って巻きバネは、軸方向に対する自身の傾き乃至は曲がりによりモーメントを発生しても、固定により一体となった従動回転体及びカム軸における各突部を軸方向の相反側に押圧する状態となる。かかる押圧作用は、各突部を有する従動回転体及びカム軸の間にて相対的な傾きを生じさせず、また当該従動回転体の駆動回転体との間でも相対的な傾きを生じさせ難いので、それら回転体間の相対位相を調整する歯車機構において、その歯車部分に異音や磨耗を発生させる事態を抑制し得るのである。
請求項2に記載の発明は、クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置であって、クランク軸と連動して回転する駆動回転体と、カム軸と連動して回転する従動回転体と、設定方向の制御トルクを発生するトルク発生手段と、トルク発生手段から制御トルクが入力されることにより回転する入力軸を有し、駆動回転体及び従動回転体間を歯車を介して連繋し、それら回転体間の相対位相を入力軸におけるトルクバランスに応じて調整する歯車機構と、駆動回転体及び従動回転体と心合わせして配置され、一端部が駆動回転体により係止されると共に他端部が従動回転体により係止され、制御トルクとは反対方向へ入力軸を付勢する付勢トルクをねじり変形により発生する巻きばねと、を備え、従動回転体は、互いに軸方向にずれた箇所から径方向に突出して巻きばねを間に挟む一対の従動突部を、有することを特徴とする。
このような請求項2に記載の発明によると、駆動回転体及び従動回転体と心合わせして配置される巻きばねは、両端部がそれぞれ駆動回転体及び従動回転体により係止されることで、入力軸を付勢する付勢トルクをねじり変形により発生する。ここで付勢トルクは、入力軸に入力される設定方向の制御トルクに対して反対方向に作用するトルクとなるので、それら制御トルク及び付勢トルクの入力軸におけるバランスに応じて、回転体間の所望の位相、ひいては所望のバルブタイミングを得ることができるのである。
さらに請求項2に記載の発明によると、巻きばねは、従動回転体において互いに軸方向にずれた箇所から径方向に突出する一対の従動突部の間に挟まれて、支持されることになる。これによれば、付勢トルクを発生するためのねじり変形に伴って巻きバネは、軸方向に対する自身の傾き乃至は曲がりによりモーメントを発生しても、同じ従動回転体の一対における突部を軸方向の相反側に押圧する状態となる。かかる押圧作用は、両突部を有する従動回転体と、駆動回転体との間では相対的な傾きを生じさせ難いので、それら回転体間の相対位相を調整する歯車機構において、その歯車部分に異音や磨耗を発生させる事態を抑制し得るのである。
請求項3に記載の発明によると、従動回転体は、巻きばねを径方向内側から支持する支持部を、有する。これにより巻きばねは、従動突部と同じ従動回転体に設けられた支持部により径方向内側から支持されることになるので、付勢トルクを発生するためのねじり変形に伴ってモーメントの発生要因となる傾き乃至は曲がり自体を、抑制され得る。しかも、入力軸において制御トルクの減少時にトルクバランスするようにねじり変形状態から復原していく巻きばねは、径方向外側に拡大することで支持部とは摺接し難くなる。これによれば、巻きばねと支持部との摺接抵抗が減少して付勢トルクが入力軸に効率よく与えられ得るので、当該入力軸におけるトルクバランスを素早く変化させて回転体間の相対位相の調整応答性、ひいてはバルブタイミングの調整応答性を高めることができるのである。
請求項4に記載の発明によると、従動回転体は、巻きばねを径方向外側から支持する支持部を、有する。これにより巻きばねは、従動突部と同じ従動回転体に設けられた支持部により径方向外側から支持されることになるので、付勢トルクを発生するためのねじり変形に伴ってモーメントの発生要因となる傾き乃至は曲がり自体を、抑制され得る。
請求項5に記載の発明によると、巻きばねは、駆動回転体及び従動回転体と同軸上に配置されるねじりコイルばねである。これによれば、軸方向に螺旋状に巻かれて駆動回転体及び従動回転体と同軸上に配置されるねじりコイルばねは、付勢トルクを発生する巻きばねとして、それら回転体間にてねじり変形する際に、軸方向に対する自身の傾き乃至は曲がりが生じ易い。しかし、そうした傾き乃至は曲がりによりモーメントが発生し易くなっても、駆動回転体及び従動回転体間では当該モーメントに起因する相対的な傾きが生じないので、それら回転体間の相対位相を調整する歯車機構において異音及び磨耗の抑制効果を発揮し得るのである。
請求項6に記載の発明によると、トルク発生手段は、制御トルクとしてのブレーキトルクを発生する電動ブレーキ装置を、有する。これによれば、電動ブレーキ装置により発生したブレーキトルクが制御トルクとして入力される入力軸において、トルクバランスに供される付勢トルクは、比較的大きく確保する必要がある。このように大きな付勢トルクを発生する巻きばねは、軸方向に対する自身の傾き乃至は曲がりも大きくなる。しかし、そうした大きな傾き乃至は曲がりによりモーメントが発生しても、駆動回転体及び従動回転体間では当該モーメントに起因する相対的な傾きが生じないので、それら回転体間の相対位相を調整する歯車機構において異音及び磨耗の抑制効果を発揮し得るのである。
本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す図であって、図2のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図4のIV−IV線断面図である。 図1における巻きばねの支持構造を拡大して示す断面図である。 本発明の第二実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す図であって、図5に対応する断面図である。 本発明の第二実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す図であって、図4に対応する断面図である。 本発明の第三実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す図であって、図5に対応する断面図である。 本発明の第三実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す図であって、図4に対応する断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ明示していなくても、複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せてもよい。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置1を示している。バルブタイミング調整装置1は車両に搭載され、内燃機関のクランク軸(図示しない)からカム軸2へ機関トルクを伝達する伝達系に設けられている。ここでカム軸2は、内燃機関の「動弁」のうち吸気弁(図示しない)を機関トルクの伝達によって開閉するものであり、バルブタイミング調整装置1は、当該吸気弁のバルブタイミングを調整する。バルブタイミング調整装置1は、駆動系4及び位相調整系8を組み合わせてなる。
(駆動系)
まず、駆動系4について説明する。駆動系4は、電動ブレーキ装置5及び通電制御回路6を備えている。「トルク発生手段」としての電動ブレーキ装置5は、回転軸7に与えるブレーキトルクを制御トルクTcとして通電により発生する、所謂電磁駆動式のブレーキである。電動ブレーキ装置5としては、例えば摩擦部材を用いた摩擦ブレーキ、機能性流体を用いた流体ブレーキ、ヒステリシス部材を用いたヒステリシスブレーキ等が採用される。
通電制御回路6はマイクロコンピュータを主体に構成されており、電動ブレーキ装置5の外部及び/又は内部に配置されて電動ブレーキ装置5と電気的に接続されている。内燃機関の運転時において通電制御回路6は、電動ブレーキ装置5への通電を制御する。この制御された通電を受けることにより電動ブレーキ装置5は、回転軸7に与える制御トルクTc(ブレーキ作用)を保持又は増減する。
(位相調整系)
次に、位相調整系8について説明する。図1〜4に示すように位相調整系8は、駆動回転体10、従動回転体20、巻きばね30、遊星キャリア40及び遊星歯車50等を備えている。
全体として円筒状の駆動回転体10は、歯車部材12及びスプロケット部材13を同軸上に螺子留めしてなる。図1,2に示すように円環板状の歯車部材12は、歯底円よりも小径の歯先円を有する駆動側内歯車部14を、周壁部に形成している。図1,4に示すように円筒状のスプロケット部材13は、周壁部から径方向外側へ突出する歯16を、回転方向に複数有している。スプロケット部材13は、それらの歯16とクランク軸の複数の歯との間でタイミングチェーン(図示しない)が掛け渡されることにより、クランク軸と連繋する。かかる連繋により、クランク軸から出力される機関トルクがタイミングチェーンを通じてスプロケット部材13へ伝達されるときには、駆動回転体10がクランク軸と連動して回転する。このとき駆動回転体10の回転方向は、図2,3の反時計方向となる。
図1,3,4に示すように段付円筒状の従動回転体20は、駆動回転体10のうちスプロケット部材13の径方向内側に同軸上に配置されている。従動回転体20は、カム軸2に同軸上に外嵌されて螺子留めにより固定される固定部21を、小径側の周壁部に形成している。かかる固定により従動回転体20は、カム軸2と連動して回転可能且つ駆動回転体10に対して相対回転可能となっている。ここで従動回転体20の回転方向は、駆動回転体10と同様、図2,3の反時計方向に設定されている。
従動回転体20は、歯底円よりも小径の歯先円を有する従動側内歯車部22を、大径側の周壁部に形成している。従動側内歯車部22の内径は駆動側内歯車部14の内径よりも大きく設定され、また従動側内歯車部22の歯数は駆動側内歯車部14の歯数よりも多く設定されている。従動側内歯車部22は、駆動側内歯車部14から電動ブレーキ装置5とは反対側へ同軸上にずれて、配置されている。
図1,4に示すように巻きばね30は、金属線材を軸方向に螺旋状に巻いてなる円筒形のねじりコイルばねであり、駆動回転体10のうちスプロケット部材13の径方向内側且つ従動回転体20のうち小径側周壁部の径方向外側に同軸上に配置されている。巻きばね30において電動ブレーキ装置5側となる一端部31は、駆動回転体10のうちスプロケット部材13の周壁部において径方向内側に向かって開口する凹部18により、係止されている。また一方、巻きばね30において電動ブレーキ装置5とは反対側となる他端部32は、従動回転体20の小径側周壁部において径方向外側に向かって開口する凹部23により、係止されている。
こうした係止形態により巻きばね30は、駆動回転体10に対する進角側へ従動回転体20が相対回転するほど、それら回転体10,20間でねじり変形して復原力を出力する。かかる復原力が、後述の如く従動回転体20等を通じて遊星キャリア40へと伝達されることにより、当該キャリア40を図2,3の反時計方向に付勢する付勢トルクTuが、回転体10,20間の相対位相についての調整範囲全域で発生する。したがって、駆動回転体10に対する進角側への従動回転体20の相対回転に伴って巻きばね30がねじり変形するときには、遊星キャリア40に作用する付勢トルクTuが増大する。また一方、巻きばね30がねじり変形状態から復原することにより従動回転体20を駆動回転体10に対する遅角側へ相対回転させるときには、遊星キャリア40に作用する付勢トルクTuが減少することになる。
図1〜3に示すように全体として円筒状の遊星キャリア40は、電動ブレーキ装置5の回転軸7から制御トルクTcが入力される入力部41を、周壁部に形成している。回転体10,20及び回転軸7に対して同軸上に配置される円筒孔状の入力部41には、一対の溝部42が開口しており、それら溝部42に嵌合する継手43を介して入力部41と回転軸7とが連繋している。かかる連繋により遊星キャリア40は、回転軸7と一体に回転可能且つ駆動回転体10に対して相対回転可能となっている。ここで、遊星キャリア40及び回転軸7の回転方向は、図2,3の反時計方向となる。したがって、本実施形態においてブレーキトルクとしての制御トルクTcは、図2,3の時計方向に向かって回転軸7から遊星キャリア40に入力されるようになっている。
図1〜3に示すように遊星キャリア40は、遊星歯車50を軸受する軸受部46を、周壁部に形成している。回転体10,20及び回転軸7に対して偏心配置される円筒面状の軸受部46は、遊星歯車50の中心孔51に対して遊星ベアリング48を介して同軸上に嵌入されている。かかる嵌入により遊星歯車50は、遊星運動可能に軸受部46に支持されている。ここで遊星運動とは、遊星歯車50が回転軸7に対する軸受部46の偏心中心線周りに自転しつつ、遊星キャリア40の回転方向へと公転する運動をいう。したがって、遊星キャリア40が駆動回転体10に対して遊星歯車50の公転方向に相対回転するときには、当該遊星歯車50が遊星運動することになる。
全体として段付円筒状の遊星歯車50は、歯底円よりも大径の歯先円を有する駆動側外歯車部52及び従動側外歯車部54を、周壁部に形成している。駆動側内歯車部14の径方向内側に配置されている駆動側外歯車部52は、回転軸7に対する軸受部46の偏心側において当該内歯車部14と噛合している。駆動側外歯車部52から電動ブレーキ装置5とは反対側へ同軸上にずれて従動側内歯車部22の径方向内側に配置されている従動側外歯車部54は、回転軸7に対する軸受部46の偏心側において当該内歯車部22と噛合している。従動側外歯車部54の外径は駆動側外歯車部52の外径よりも大きく設定され、またそれら従動側外歯車部54及び駆動側外歯車部52の歯数は、それぞれ従動側内歯車部22及び駆動側内歯車部14の歯数よりも同数ずつ少なく設定されている。
以上の構成により、駆動回転体10及び従動回転体20の間を遊星歯車50を介して連繋してなる歯車機構(ここでは特に、遊星歯車機構)60は、「入力軸」としての遊星キャリア40におけるトルクバランスに応じて、それら回転体10,20間の相対位相を調整することで、所望のバルブタイミングを実現する。尚、ここで、遊星キャリア40に作用するトルクの一つは、電動ブレーキ装置5の回転軸7から遊星キャリア40へと入力される制御トルクTcである。また、遊星キャリア40に作用するトルクの別の一つは、巻きばね30の復原力が従動回転体20及び歯車機構60を通じて遊星キャリア40へ伝達されることにより、制御トルクTcとは逆向きに向かって当該キャリア40に作用する付勢トルクTuである。
具体的に歯車機構60では、制御トルクTcの保持(ブレーキ作用の保持)等により回転軸7が駆動回転体10との同速回転を実現するときには、遊星キャリア40が当該回転体10に対して相対回転しない。その結果、遊星歯車50が遊星運動することなく回転体10,20と連れ回りするので、回転体10,20間の相対位相が変化せずにバルブタイミングが保持されることになる。
一方、制御トルクTcの増大(ブレーキ作用の増大)等により、回転軸7が付勢トルクTuに抗して駆動回転体10よりも低速の回転を実現するときには、遊星キャリア40が当該回転体10に対する遅角側へと相対回転する。その結果、遊星歯車50が遊星運動して従動回転体20が駆動回転体10に対する進角側へ相対回転するので、回転体10,20間の相対位相が変化してバルブタイミングが進角することになる。
また一方、制御トルクTcの減少(ブレーキ作用の減少)等により、回転軸7が付勢トルクTuを受けて駆動回転体10よりも高速の回転を実現するときには、遊星キャリア40が当該回転体10に対する進角側へと相対回転する。その結果、遊星歯車50が遊星運動して従動回転体20が駆動回転体10に対する遅角側へ相対回転するので、回転体10,20間の相対位相が変化してバルブタイミングが遅角することになる。
(巻きばね支持構造)
次に、第一実施形態の特徴部分である巻きばね30の支持構造につき、説明する。上述したようにねじりコイルばねからなる巻きばね30は、回転体10,20間にてねじり変形することにより、ブレーキトルクとしての制御トルクTcに対して遊星キャリア40上でバランスし得る比較的大きな付勢トルクTuを、発生する。このとき巻きばね30は、コイルが巻かれる螺旋軸方向に対して自身の傾き乃至は曲がりを生じ易い。そこで、図4,5に示すように本実施形態の巻きばね30は、共に金属製のカム軸2及び従動回転体20にそれぞれ設けられた突部2a,24により軸方向に支持されていると共に、同回転体20に設けられた支持部28により径方向に支持されている。
具体的にカム突部2aは、カム軸2の軸本体2bにおいて従動回転体20の固定部21よりも電動ブレーキ装置5とは反対側へ延出した箇所から、径方向外側に突出する形態で形成されている。ここで特に本実施形態のカム突部2aは、カム軸2の回転方向に連続した円環板状(鍔状)を呈している。
従動突部24は、従動回転体20において固定部21を形成する小径側の周壁部25から径方向外側に突出し且つ従動側内歯車部22を形成する大径側の周壁部26から径方向内側に突出する形態で、形成されている。ここで特に本実施形態の従動突部24は、従動回転体20及びカム軸2に共通の回転方向に連続した円環板状に、周壁部25,26間を接続しており、カム突部2aに対して、軸方向の電動ブレーキ装置5側にずれて同軸上に配置されている。
こうした構成の従動突部24及びカム突部2aは、従動回転体20及びカム軸2の共通の軸方向において互いの端面24a,2cを対向させることで、それら対向面24a,2c間に巻きばね30の収容空間27を形成している。ここで収容空間27の軸方向長さは、巻きばね30の軸方向長さに対して実質同一又は僅かに大きく設定されている。かかる設定により巻きばね30は、心合わせされた各突部24,2aの端面24a,2cに軸方向に挟まれることで、それら各突部24,2aによりそれぞれ端部31,32が支持された形となっている。
支持部28は、従動回転体20において小径側周壁部25の外周面により、各突部24,2aと同軸の円筒面状に形成されている。ここで支持部28の外径は、巻きばね30の内径に対して実質同一又は僅かに小さく設定されている。かかる設定により支持部28は、突部24,2a間の収容空間27に収容された巻きばね30を、軸方向の全域又はその大半部分で径方向内側から支持する形となっている。尚、本実施形態において巻きばね30と駆動回転体10のスプロケット部材13との間には、それら要素30,13間の相互干渉を防止するために、十分な大きさの径方向隙間27aが収容空間27の一部として回転方向の全域に確保されている。
以上説明した支持構造において巻きバネ30は、付勢トルクTuを発生するためのねじり変形に伴って軸方向に対する自身の傾き乃至は曲がりが生じると、突部24,2aを当該軸方向の相反側に押圧するように、図5の矢印の如きモーメントMを発生する。しかし、それら突部24,2aは、相互固定により一体回転する従動回転体20及びカム軸2にそれぞれ設けられているので、巻きばね30から押圧作用を受ける突部24,2aを有した要素20,2間では勿論、回転体10,20間でも相対的な傾きが抑制され得る。しかも、従動突部24と同じ回転体20の支持部28により径方向内側から支持される巻きばね30は、ねじり変形に伴ってモーメントMの発生要因となる傾き乃至は曲がり、ひいては回転体10,20間の相対的傾きについて抑制され得る。これらによれば、回転体10,20間の相対位相を調整する図5の歯車機構60のうち、特に歯車部14,52間及び歯車部22,54間では、回転体10,220間の相対的傾きに起因する異音や磨耗が発生し難くなるのである。
加えて、バルブタイミングを遅角させる制御トルクTcの減少時に遊星キャリア40上にてトルクバランスするようにねじり変形状態から復原していく巻きばね30は、径方向外側に拡大することで、径方向内側の支持部28とは摺接し難くなる。これによれば、巻きばね30と支持部28との摺接抵抗が減少して付勢トルクTuが遊星キャリア40に効率よく与えられ得るので、当該キャリア40でのトルクバランスを素早く変化させてバルブタイミングの遅角応答性を高めることができるのである。
(第二実施形態)
図6,7に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第二実施形態では、カム突部2aが設けられていないカム軸202の軸本体202bに固定された金属製の従動回転体220において、従動突部24と対をなす別の従動突部224が設けられている。
具体的に従動突部224は、従動回転体220の小径側周壁部25において電動ブレーキ装置5とは反対側へ軸方向にずれた箇所から径方向外側に突出する形態で、形成されている。ここで特に本実施形態の従動突部224は、従動回転体220の他の部分とは別の金属製部材を用いて、従動回転体20の回転方向に連続した円環板状に形成され、小径側周壁部25に同軸上に固定されることで一体化されている。
こうした構成の従動突部224と、第一実施形態にて説明の従動突部24とは、従動回転体220の軸方向において互いの端面224a,24aを対向させることで、それら対向面224a,24a間に巻きばね30の収容空間227を形成している。ここで収容空間227の軸方向長さも、巻きばね30の軸方向長さに対して実質同一又は僅かに大きく設定されている。かかる設定により巻きばね30は、心合わせされた各突部224,22の端面224a,24aに軸方向に挟まれることで、それら各突部224,24によりそれぞれ端部31,32が支持された形となっている。さらに本実施形態においても、巻きばね30と駆動回転体10のスプロケット部材13との間には、それら要素30,13間の相互干渉を防止するために、十分な大きさの径方向隙間227aが収容空間227の一部として回転方向の全域に確保されている。
以上の支持構造において巻きバネ30は、ねじり変形に伴って軸方向に対する自身の傾き乃至は曲がりによりモーメントMを発生しても、同じ従動回転体220の突部224,24を軸方向の相反側に押圧する状態となる。かかる押圧作用によれば、第一実施形態と同様な支持部28による支持作用と相俟って、両突部224,24を有する従動回転体220と、駆動回転体10との間での相対的な傾きは抑制され得る。したがって、回転体10,220間の相対位相を調整する歯車機構60のうち、特に歯車部14,52間及び歯車部22,54間では、回転体10,220間の相対的傾きに起因する異音や磨耗が発生し難くなるのである。
(第三実施形態)
図8,9に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。第三実施形態の従動回転体320において小径側周壁部25の外周面は、その外径が巻きばね30の内径よりも十分に小さく設定されることにより、十分な大きさの径方向隙間327aが収容空間27の一部として形成されて、それら要素25,30間の相互干渉が防止されている。また、それに伴って従動回転体320には、巻きばね30を径方向に支持する支持部328が、小径側周壁部25とは別に設けられている。
具体的に支持部328は、小径側周壁部25の径方向外側において突部24から電動ブレーキ装置5とは反対側へ同軸上に突出する形態で、形成されている。ここで特に本実施形態の支持部328は、巻きばね30の外径に対して実質同一又は僅かに大きく内径設定されると共に、巻きばね30よりも軸方向長さの短い円筒状を、呈している。かかる形状により支持部328は、突部24,2a間の収容空間27に収容されている巻きばね30を、軸方向の一部分にて径方向外側から支持する形となっている。
以上の支持構造によると、従動突部24と同じ回転体320の支持部328により径方向外側から支持される巻きばね30は、ねじり変形に伴ってモーメントMの発生要因となる傾き乃至は曲がり、ひいては回転体10,20間の相対的傾きについて抑制され得る。さらに、図8の如く一体回転要素20,2の各突部24,2aによりそれぞれ端部32,31が支持された形となっている第二実施形態では、それら各突部24,2aが第一実施形態に準じて巻きばね30の作用を受けることと相俟って、回転体10,320間での相対的な傾きが抑制され得る。故に、回転体10,320間の相対位相を調整する歯車機構60のうち、特に歯車部14,52間及び歯車部22,54間では、回転体10,320間の相対的傾きに起因する異音や磨耗が発生し難くなるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に巻きばね30としては、上述したねじりコイルばね以外にも、例えば円錐形のねじりコイルばねを採用してもよい。あるいは、巻きばね30として渦巻きばねを採用し、その渦巻き中心を回転体10,20,220,320と心合わせして配置してもよい。また、「トルク発生手段」としては、上述した電動ブレーキ装置5以外にも、例えば通電によりモータトルクを発生する電動モータを採用して、予め設定された方向の当該モータトルクを制御トルクTcとして利用してもよい。この場合、遊星キャリア40における制御トルクTc及び付勢トルクTuの作用方向をそれぞれ、上述の実施形態のものとは反対に設定してもよい。
さらに、歯車機構60としては、上述の如く遊星歯車50の一対の外歯車部52,54を駆動回転体10及び従動回転体20,220,320の双方の内歯車部14,22に噛合連繋させたもの以外にも、例えば特開2007−71056の図6,7に開示の如く遊星歯車50の歯車部を回転体10に噛合連繋させると共に、遊星歯車50の突部を従動回転体20,220,320の孔部に連繋させたもの等であってもよい。あるいは、上述の実施形態において歯車部52,54のうち少なくとも一方を内歯車部とし、歯車部14,22のうち当該内歯車部に対応するものを外歯車部としてもよい。
加えて、付勢トルクTuについては、上述の如く駆動回転体10及び従動回転体20,220,320の間の相対位相の調整範囲全域にて発生させる以外にも、先述の特許文献1の如く当該相対位相の調整範囲の一部にて発生させるようにしてもよい。また加えて、「進角」と「遅角」との関係を、上述の各実施形態とは反対に実施してもよい。そして、本発明は、「動弁」としての吸気弁のバルブタイミングを調整する装置以外にも、「動弁」としての排気弁のバルブタイミングを調整する装置や、それら吸気弁及び排気弁の双方のバルブタイミングを調整する装置に、適用することができるのである。
1 バルブタイミング調整装置、2,202 カム軸、2a カム突部、2b,202b 軸本体、4 駆動系、5 電動ブレーキ装置(トルク発生手段)、6 通電制御回路、7 回転軸、8 位相調整系、10 駆動回転体、12 歯車部材、13 スプロケット部材、14 駆動側内歯車部、18 凹部、20,220,320 従動回転体、21 固定部、22 従動側内歯車部、23 凹部、24,224 従動突部、25,26 周壁部、27,327 収容空間、27a,227a,327a 径方向隙間、28,328 支持部、30 巻きバネ、31 一端部、32 他端部、40 遊星キャリア(入力軸)、41 入力部、50 遊星歯車、52 駆動側外歯車部、54 従動側外歯車部、60 歯車機構、M モーメント、Tc 制御トルク、Tu 付勢トルク

Claims (6)

  1. クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置であって、
    前記クランク軸と連動して回転する駆動回転体と、
    前記カム軸と連動して回転する従動回転体と、
    設定方向の制御トルクを発生するトルク発生手段と、
    前記トルク発生手段から前記制御トルクが入力されることにより回転する入力軸を有し、前記駆動回転体及び前記従動回転体間を歯車を介して連繋し、それら回転体間の相対位相を前記入力軸におけるトルクバランスに応じて調整する歯車機構と、
    前記駆動回転体及び前記従動回転体と心合わせして配置され、一端部が前記駆動回転体により係止されると共に他端部が前記従動回転体により係止され、前記制御トルクとは反対方向へ前記入力軸を付勢する付勢トルクをねじり変形により発生する巻きばねと、
    を備え、
    径方向にカム突部が突出する前記カム軸と同軸上に固定される前記従動回転体は、前記カム突部に対して軸方向にずれた箇所から径方向に突出して前記巻きばねを前記カム突部との間に挟む従動突部を、有することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置であって、
    前記クランク軸と連動して回転する駆動回転体と、
    前記カム軸と連動して回転する従動回転体と、
    設定方向の制御トルクを発生するトルク発生手段と、
    前記トルク発生手段から前記制御トルクが入力されることにより回転する入力軸を有し、前記駆動回転体及び前記従動回転体間を歯車を介して連繋し、それら回転体間の相対位相を前記入力軸におけるトルクバランスに応じて調整する歯車機構と、
    前記駆動回転体及び前記従動回転体と心合わせして配置され、一端部が前記駆動回転体により係止されると共に他端部が前記従動回転体により係止され、前記制御トルクとは反対方向へ前記入力軸を付勢する付勢トルクをねじり変形により発生する巻きばねと、
    を備え、
    前記従動回転体は、互いに軸方向にずれた箇所から径方向に突出して前記巻きばねを間に挟む一対の従動突部を、有することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  3. 前記従動回転体は、前記巻きばねを径方向内側から支持する支持部を、有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記従動回転体は、前記巻きばねを径方向外側から支持する支持部を、有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記巻きばねは、前記駆動回転体及び前記従動回転体と同軸上に配置されるねじりコイルばねであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 前記トルク発生手段は、前記制御トルクとしてのブレーキトルクを発生する電動ブレーキ装置を、有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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