JP2011235877A - 二軸船尾双胴型船舶 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】船尾に設けられているスケグ12と、プロペラ2201を駆動して推進力を生じさせるポッド推進器220とを備えた二軸船尾双胴型船舶において、モーター74によりインペラ73を回転駆動して経路72内に水の流れを形成することにより、スケグ12と船底20により形成された傾斜を成したトンネル状凹部14外表面の船首側端付近に設けられている境界層吸込口70から境界層の水を吸込み、吐出口71から吸い込んだ水を吐出することにより、トンネル状凹部14における境界層の剥離が生じることを防いで、船体抵抗の増大を抑制する。
【選択図】図1
Description
ここで、「二軸船尾双胴型船舶」とは、水表面下に沈んで水と直接接する下部船体(胴)が船首では単胴であるが船尾では細長く左右二つに平行している二つのスケグを持つ船舶で、左右の各スケグの中心軸上付近に推進手段を少なくとも一つずつ、合計二つ以上備えたものをいう。二軸船尾双胴型船舶とすることにより、船体の安定性が増すためより幅広な船型にでき、積載スペースも増すことができる。
「スケグ」とは、船底部から垂直方向に伸ばされた「ひれ」状の構造物である。スケグという呼称を有しないものであっても、おおよそプロペラの前方にあり、船舶の前進に伴う針路安定化を図る同等の船舶形状あるいは造作であればこれに含まれる。
「プロペラ」とは、エンジンやモーター等推進手段の出力を船舶の推進力へと変換するための装置であり、たとえば推進力を得るための複数枚のブレード(羽根)・ブレードを支持するとともにシャフトからの出力を伝えるハブ・その他の部品を備えて構成されるものでよい。
「複数のプロペラが二軸で駆動される」とは、一つの回転軸に複数のプロペラを備えているのではなく、複数のプロペラがそれぞれ別の駆動軸により回転されるものであることをいう。
「境界層」とは、船舶が進行する際、船体の摩擦の影響を受けて遅くなる領域をいう。すなわち、水のように粘性の大きい流体では、粘性を無視した完全流体の理論が大体あてはまる領域の他に、物体表面の近くにある速度勾配が大きく粘性が無視できない領域があり、これを境界層という。
「境界層吸込口」は、境界層の水を吸い込むものであればよく、境界層の水および境界層以外の水を吸い込むものも含まれる。また、境界層吸込口は、境界層の水を全て吸い込むものが好ましいが、境界層の水のうち、二軸船尾双胴型船舶の抵抗に対する影響が特に大きいトンネル部の外表面近傍の水のみを吸い込むものであっても良い。
ここで、「トンネル部の入口部」とは、船底と二つのスケグにより形成されるトンネル部を構成する面のうち、船底の船首側端をいう。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶において、前記境界層吸込口の幅寸法を前記トンネル部の略幅寸法に設定したことを特徴とする。
ここでトンネル部の「幅寸法」とは、船尾に設けられている二つのスケグ間に形成されたトンネル部の船幅方向の寸法をいう。
ここで、「ポッド推進器」とは、紡錘型の中空容器の中に電動機を備えてプロペラを電力によって回転させる推進器あるいは機械式Zドライブなども指し、スケグと推進手段の位置関係をある程度自由に設定できる推進手段である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の二軸船尾双胴型船舶において、前記経路中に二つの前記吸引手段が備えられており、この二つの前記吸引手段を制御することにより二個の前記吐出口から吐出される水の量を変化させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の二軸船尾双胴型船舶において、前記境界層吸込口から前記吐出口までの経路中に前記吸引手段により形成された流れを変化させる可動部を備えており、この可動部を制御することにより二個の前記吐出口から吐出される水の量を変化させることを特徴とする。
ここで「流れを変化させる可動部」とは、たとえば経路中に設けた二個の吐出口から吐出される水の量の比を変化させるベーン状(案内羽根状)の可動部、二個の吐出口から吐出される各々の水の量を制御する弁など、およそ吸引手段以外をもって流れを変化させる可動部を有した構造すべてをいう。
ここで、「スケグのセンター軸」とは、たとえば当該船舶においておよそスケグと呼べる部分を、船舶の進行方向に垂直な平面で切断した断面形状の中心付近を、スケグの上方から下方まで結んだ線のように、スケグの断面中心付近を貫く軸のことである。
「センター軸からそれぞれオフセットを持たせて位置設定した」とは、一般的には推進手段のプロペラの回転軸とスケグのセンター軸は一致する形が取られているところ、船舶の推進効率の向上を企図してプロペラの駆動軸の中心をスケグのセンター軸からずらして設置したことをいう。
また、水量制御手段を備えた構成とすれば、経路と分岐経路へ水を分配する比率を調整することができる。したがって、経路と分岐経路における必要量に応じて、水を供給することが可能となる。
また、境界層吸込口から取り込んだ水を冷却水として用いる構成とすれば、冷却水を取り込むための構成を別に設ける必要が無くなる。トンネル部から取り込まれた水は、水表面近傍の水と比較して、気泡含有量が少なく温度も低いことから、この水を用いることにより冷却効率が良好となる。
また、境界層吸込口がトンネル部の入口部付近に設けられた構成とすれば、船底の傾斜が急激に変化することから境界層の剥離が生じやすい領域において、境界層を吸い込むことができる。したがって、トンネル部の外表面から境界層が剥離することを効果的に抑制することができる。
また、境界層吸込口の幅寸法をトンネル部の略幅寸法に設定すれば、トンネル部全体にわたって境界層を吸い込むことができるから、トンネル部の外表面から境界層が剥離することを効果的に抑制することができる。
二軸船尾双胴型船舶のスケグと船底により規定される空間をトンネル部と呼ぶが、このトンネル部の外表面の水平方向に対する傾斜角は船体の抵抗と推進性能に大きく関与する。そして、外表面の傾斜角が約15度を超えると、船体の抵抗が増加し、20度以上では境界層の剥離による抵抗の増加が顕著になる。またトンネル部において生じる速い水の流れ(上昇流)がトンネル部の上部を抜けて水表面近くまで運ばれることから、この速い水の流れをプロペラによって回収すること、すなわちプロペラのカウンターフローとして利用することができない。
そこで、トンネル部に境界層吸込口を設け、境界層の水を吸込むことにより、境界層の剥離を防止し、抵抗の増加を抑制する。また、プロペラの回転方向や位置を工夫し、トンネル部において生じる速い水の流れを利用し、水の流れのエネルギーをプロペラにより効率良く回収可能なものとする。さらに吸い込んだ境界層の水を2箇所から吐出することにより、航海中の操舵としての利用も可能とする。また、吸い込んだ水を分岐経路により分流し、船体内での利用を可能とする。
まず、従来の二軸船尾双胴型船舶の問題点について説明する。図10は、従来の二軸船尾双胴型船舶の船尾部付近をその中心付近において前後方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。同図に示すように、二軸船尾双胴型船舶では、水表面L下のトンネル状凹部514を囲んでいる船体501の船底520は、船尾部513向かって高くなるように急激に傾斜している。このため、船底520における水の流れに乱れが生じ、抵抗が増加することから、推進性能上不利となる。
特に、図10に示した船底520の水平方向に対する傾斜角ψが15度となるくらいから抵抗が増加し始め、傾斜角ψが20度以上となると境界層の剥離による抵抗の増加が顕著になる。図10で太い破線を用いて示したように、船底520付近の水の流れが、船底520からより遠い領域の水の流れとは反対方向の流れとなることを境界層の剥離という。
そして、本実施形態の二軸船尾双胴型船舶が推進する際、スケグ11、スケグ12および船体1の船底20で囲まれている船尾部13付近のトンネル状凹部14内において、図2中に破線の中抜き矢印で示した船尾部13方向(図2の手前方向)への強い上昇流Fが発生する。
なお、境界層吸込口70は、本実施の形態のようにトンネル状凹部14の入口付近に設けられていることが好ましいが、必ずしもこの部分に設けられる必要はない。境界層吸込口70は、境界層の水を取り除く機能を果たせばよいから、トンネル状凹部14入口よりも船首側、または船尾側に設けることとしてもよい。また、境界層吸込口70は、複数個に分割して設けたり、複数段に設けることも可能である。ただし、剥離防止の効果とともにプロペラ2101・プロペラ2201に対する剥離の影響面を考慮すると、少なくともプロペラ2101・プロペラ2201の軸線以下すなわちプロペラの回転軸よりも下方に境界層吸込口70が設けられることが好ましい。
ただし、吐出口71の主たる機能は、境界層吸込口70から取り込まれた水を吐出することであり、ウォータージェット推進機構の吐出部のように、主な推進力を発生させることではない。このため、インペラ73およびモーター74は、吐出口71から吐出される水の出力がポッド推進器210・ポッド推進器220による推進力よりも小さくなるように設定される。具体的には、ポッド推進器210・ポッド推進器220の出力を100%とすると、好ましくは3〜10%、最大でも30%程度の出力が得られるよう、吐出口71、インペラ73およびモーター74が構成される。
実施の形態1において説明したとおり、本発明の二軸船尾双胴型船舶は、境界層吸込口から吸入した境界層の水を吐出口から吐出することにより、抵抗を低減し推進力および輸送効率が向上させられたものである。以下では、吐出口を二個とし、二個の吐出口から吐出される水の量を変化させることにより、船体に回転モーメントを与えて航海中の微小操舵の代替とする実施形態について説明する。なお、実施の形態1において説明した部材については、本実施の形態では説明を省略する。
例えば、境界層吸込口70から吸引した水の後方への吐出は、船尾部13から後方に吐出する構成としなくとも、船側や、船底等から行う構成としてもよい。ただし、船舶の推進性能を向上させるためには、トンネル状凹部14において境界層が剥離することを防止して抵抗を低減させる作用と、抵抗を低減させるために吸引した水を後方に吐出することにより船舶を推進させる作用をいずれも奏するように、水を吐出する方向(ベクトル)は、船舶の後方に向いていることが好ましい。
上述のとおり、吐出口を設ける位置、個数および水の吐出方向は、推進力の向上効果と回転モーメントの付与効果とを考慮して適宜設定すればよい。
ただし、本実施の形態では、船尾部13に後方に向けて吐出口71Aおよび吐出口71Bを複数設ける構成としたが、この構成に加えて、船側にも吐出口を複数個設けることも可能である。例えば、船尾に二個、船側に二個の計四個の吐出口を設けることができる。この場合、(1)航行中は船尾の二個と、船側の二個とをいずれも後方に向けた状態で吐出し、(2)航行中の方位変更時は、状況に応じて、船尾の二個あるいは、船尾の二個と船側の二個を組み合わせて、吐出量を変更し、(3)入港時等の低速時には、船尾の二個を止め船側の二個の方向を切り替えかつ吐出量制御するなど、吐出口から吐出される水の吐出量を制御する方法には各種のバリエーションが考えられる。
実施の形態1において説明したとおり、本発明の二軸船尾双胴型船舶は、境界層吸込口70で境界層を吸い込むことにより、トンネル状凹部14において境界層が剥離することを防止するものである。境界層の剥離を防止することにより、トンネル状凹部14の抵抗を抑制することができる。さらに、境界層吸込口70を設けたことにより、トンネル状凹部14における速い水の流れである上昇流F(図2参照)を推進力の向上に利用するために適したものとする効果をも奏する。
そこで、以下では、プロペラの回転方向や位置を工夫し、この上昇流Fを利用して、推進力を向上させる実施形態について説明する。なお、実施の形態1または2において説明した部材については、本実施の形態では説明を省略する。
それぞれ×で示すプロペラ2101の軸芯線2101Aとスケグ11のセンター軸11Aとの隔たりをオフセット2Aと、プロペラ2201の軸芯線2201Aとスケグ12のセンター軸12Aとの隔たりをオフセット2Bと、それぞれ表記している。
そこで、図6に示すように、本実施の形態の二軸船尾双胴型船舶では、ポッド推進器210およびポッド推進器220を、スケグ11およびスケグ12の横方向に連結することにより、連結部の表面積を小さくし、上昇流Fに連結部がさらされることによる摩擦抵抗の減少を実現している。
したがって、プロペラ2101およびプロペラ2201をオフセットさせることにより、上昇流Fをカウンターフローとして用いることができるから、推進力が大幅に向上することとなる。
これにより、船尾部13付近の船底20の傾きに起因する上昇流Fを推進力の向上に利用することができるから、船底20の斜度を大きくすることが可能となる。したがって、船尾部13付近の船底20の傾きの始点を従来よりも後ろにずらして、二軸船尾双胴型船舶の積載量を大きくすることができる。
船底の傾斜角ψを20度以上とすると、積載量を増大させる効果をより期待することができ、境界層の剥離も大きくなるところから境界層吸い込みの効果もより顕著となる。さらに船底の傾斜角ψを30度以上とすると、積載量を増大させる効果を一層期待することができ、境界層の剥離もさらに大きくなるところから境界層吸い込みの効果も一層顕著となる。
上述した実施の形態1から3において説明したとおり、本発明の二軸船尾双胴型船舶は、境界層の剥離を防止するために境界層を吸い込む境界層吸込口70を備えている。この境界層吸込口70から取り込まれた水の経路72にシーチェストを設け、分岐させて利用する実施形態について説明する。なお、上述した実施の形態において説明した部材については、本実施の形態では説明を省略する。
分岐経路76内の水量は、インペラ78を回転させるモーター79により制御することができる。また、経路72内の水量は、インペラ73を回転させるモーター74により制御することができる。このように、経路72および/または分岐経路76の水の量は、モーター74およびモーター79の制御により実現することができる。
上記した二軸船尾双胴型船舶の例その1、例その2、例その3において、分岐経路76を経て他に送られる水を船体1内で冷却水として利用することが可能である。冷却水として利用する場合、水表面Lよりも相当下方の船底近傍に位置する境界層吸込口70より水を吸い込むため、水表面L近傍で吸い込む場合と比較して、吸い込んだ水の中の波や船舶の航行に伴い発生する気泡の混入量は極めて少ない。このため、境界層吸込口70近傍の水温が水表面Lの水温よりも低いこととも相俟って、船体1内の主機関や補機等の冷却を効率良く行うことが可能となる。
11、12 スケグ
11A、12A センター軸
210、220 ポッド推進器
2101、2201、 プロペラ
2101A、2201A プロペラ軸心
70 境界層吸込口
71、71A、71B 吐出口
72、72A、72B 経路
73、73A、73B インペラ(吸引手段、水量制御手段)
74、74A、74B モーター(吸引手段、水量制御手段)
75 可動部
76 分岐経路
77 シーチェスト
78 インペラ(水量制御手段)
79 モーター(水量制御手段)
80 可動部(制御手段)
Claims (13)
- 船尾に二つのスケグを有し複数のプロペラが二軸で駆動される二軸船尾双胴型船舶において、
二つの前記スケグ間に形成される傾斜を成したトンネル部の外表面に設けられた境界層吸込口と、前記境界層吸込口から水を吸引する吸引手段と、前記吸引手段により吸引した水を吐出する吐出口と、前記境界層吸込口より吸い込んだ水を前記吐出口に送る経路を備えたことを特徴とする二軸船尾双胴型船舶。 - 前記経路から分岐して前記境界層吸込口より吸い込んだ水を船体内に送る分岐経路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記経路および/または前記分岐経路の水の量を制御する水量制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記分岐経路を経て他に送られる水を前記船体内で冷却水として利用したことを特徴とする請求項2あるいは請求項3に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記境界層吸込口が前記トンネル部の入口部付近に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記境界層吸込口の幅寸法を前記トンネル部の略幅寸法に設定したことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 二つの前記プロペラがポッド推進器に備えられたものであることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記トンネル部の外表面が水平方向に対して成す傾斜角の角度が15度以上であることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記吐出口を少なくとも二個備えており、この二個の前記吐出口から吐出される前記水の量を変化させることにより前記二軸船尾双胴型船舶の操船を行うことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記経路中に二つの前記吸引手段が備えられており、この二つの前記吸引手段を制御することにより二個の前記吐出口から吐出される水の量を変化させることを特徴とする請求項9に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記境界層吸込口から前記吐出口までの経路中に前記吸引手段により形成された流れを変化させる可動部を備えており、この可動部を制御することにより二個の前記吐出口から吐出される水の量を変化させることを特徴とする請求項9に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 二軸で駆動される前記プロペラの回転方向を、前記船尾双胴型船舶を前記船尾側から見て、左側に位置する前記プロペラを時計回りに、右側に位置する前記プロペラを反時計回りに設定したことを特徴とする請求項1から請求項11のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶。
- 前記プロペラの回転中心を前記スケグのセンター軸からそれぞれオフセットを持たせて位置設定したことを特徴とする請求項1から請求項12のうちのいずれか1項に記載の二軸船尾双胴型船舶。
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