JP2011234412A - 無線通信方法及び無線通信システム並びにユーザ端末 - Google Patents
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Abstract
【構成】各ユーザ端末は基地局より割り当てられた互いに異なるデータ送信帯域の周波数を用いてデータ信号を該基地局に送信すると共に、パイロット信号をデータ信号に対して多重して該基地局に送信する。かかる無線通信に際して、各ユーザ端末の受信部は、基地局より上りリンクリソース情報を受信し、パイロット生成部は該上りリンクリソース情報に基づいて、パイロット信号としてZadoff−Chu系列を発生し、Zadoff−Chu系列を巡回的にコピーすることにより生成した系列を所定のサブキャリアにマッピングし、送信部はデータと共に該マッピングしたパイロット信号を基地局に送信する。
【選択図】図13
Description
広帯域の無線通信におけるマルチパスによる周波数選択性フェージングに強い無線アクセス方式として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式がある。しかし、OFDMは送信信号のPAPR(Peak to Average Ratio)が大きいという問題があり、端末の電力効率という観点から考えると、上りリンク伝送方式としては不向きである。そのため、次世代のセルラーシステムである3GPP LTEでは上りリンク伝送方式としてシングルキャリア伝送を行い、受信側で周波数等化を行う(非特許文献1)。シングルキャリア伝送は時間軸上のみで送信データやパイロット信号を多重することを意味し、周波数軸上でデータやパイロット信号を多重するOFDMに比べてPAPRを大幅に小さくすることが可能である。
図23はシングルキャリア伝送のフレームフォーマット例、図24は周波数等化の説明図である。フレームは、それぞれNサンプルよりなるデータDataとパイロットPilotを時分割多重して構成されており、図23では1フレームに2つのパイロットブロックが挿入されている。周波数等化に際して、データ/パイロット分離部1はデータDataとパイロットPilotを分離し、第1のFFT部2はNサンプルデータにFFT処理を施してN個の周波数成分を発生してチャネル補償部3に入力する。第2のFFT部4はNサンプルパイロットにFFT処理を施してN個の周波数成分を発生し、チャネル推定部5は該N個の周波数成分と既知パイロットのN個の周波数成分を用いて周波数毎にチャネル特性を推定してチャネル補償信号をチャネル補償部3に入力する。チャネル補償部3は第1のFFT部2から出力するN個の周波数成分に周波数毎にチャネル補償信号を乗算してチャネル補償し、IFFT部6はチャネル補償されたN個の周波数成分にIFFT処理を施して時間信号に変換して出力する。
シングルキャリア伝送において受信側で周波数等化を行う場合、周波数領域でチャネル推定を精度良く行うために、パイロット信号が周波数領域において一定振幅であること、換言すれば、任意の周期的時間シフトの自己相関が0であることが望ましい。一方でPAPRの観点から時間領域においても一定振幅であることが望ましい。これらの特性を実現するパイロット系列として、CAZAC (Constant Amplitude Zero Auto Correlation)系列があり、3GPP LTEでは上りリンクパイロットとしてこのCAZAC系列を適用することが決まっている。CAZAC系列は理想的な自己相関特性を持つため、同じ系列から巡回シフトしたものは互いに直交する。3GPP LTEでは巡回シフト量が異なるCAZAC系列を使って異なるユーザのパイロット信号あるいは同じユーザで異なるアンテナのパイロット信号を多重する方法をCDM(Code Division Multiplex)と称している。
母系列ZCk(n)に巡回シフトcを加える処理はDFT前あるいはIFFT後のどちらでもで可能である。IFFT後で行う場合はc×NFFT/NTxサンプル分巡回シフトすれば良い。本質的には同等な処理であるので、以降ではDFT前に巡回シフト処理する場合を例に説明を行う。
セル間干渉を小さくするために、セル間においてパイロットとして異なる系列番号のCAZAC系列を繰り返し用いる必要がある。繰り返し数が大きいほど、同じ系列を用いたセル間の距離が大きくなるため、深刻な干渉が発生する可能性が小さくなるからである。そのためにはCAZAC系列をたくさん確保することが必要となり、CAZAC系列の性質上、系列長Lを大きい素数にすることが求められる。図26はセル間の干渉説明図であり、(A)のように使用可能なCAZAC系列数が2の場合には、隣接セル間で同一の系列番号のCAZAC系列を使用するためパイロットの深刻な干渉が発生する。また、(B)に示すようにCAZAC系列数が3の場合、隣接セル間で同一の系列番号のCAZAC系列を使用しないが、繰り返し数が3と小さいため、同一系列番号のCAZAC系列を使用するセル間距離が短く干渉の可能性が大きい。(C)に示すようにCAZAC系列数が7の場合、繰り返し数が7と大きくなるため、同一系列番号のCAZAC系列を使用するセル間距離が大きくなり次第に干渉の可能性は小さくなる。
ところで、3GPP LTEでは、図27(A)に示すようにデータの占有サブキャリア数を12の倍数とし、パイロットのサブキャリア間隔を、送信効率を上げるためにデータのサブキャリア間隔の2倍としている。かかる場合、CAZAC系列の系列長Lを6とすると、系列数kは2となり隣接セルで同一系列番号のCAZAC系列を使用するためパイロットの干渉が発生する。また、系列長Lを5とするとkは4となるがまだ少なく、しかも、図27(B)に示すようにパイロットがカバーしないデータのサブキャリアが発生し、チャネル推定精度が劣化する。
異なるユーザのパイロット信号は巡回シフトによるCDMで多重される。すなわち、L=11のCAZAC系列ZCk(n)に巡回シフトc1を施したものをユーザ1のパイロットとして使用し、CAZAC系列ZCk(n)に巡回シフトc2を施したものをユーザ2のパイロットとして使用する。
なお、図28において現時点の3GPP LTE仕様に基づいてパイロットのサブキャリア間隔をデータのサブキャリア間隔の2倍としているが、サブキャリア間隔の比率が変わっても上記問題点は発生する。
本発明の別の目的は、多重するユーザのパイロットとして、所定の系列(例えばCAZAC系列ZCk(n))に異なる量の巡回シフトを施したものを使用しても、各ユーザに割当てたサブキャリアのチャネル推定を精度良く行なえるようにすることである。
本発明の別の目的は、多重するユーザのパイロットとして所定のCAZAC系列に異なる量の巡回シフトを施したものを使用しても、簡単な方法により各ユーザのパイロットを分離してチャネル推定を行なえるようにすることである。
本発明の別の目的は、伝搬路状況の悪いユーザであっても該ユーザのデータサブキャリアのチャネル推定精度を高めるようにすることである。
本発明のユーザー端末は、基地局より上りリンクリソース情報を受信する受信部、該上りリンクリソース情報の指示に従ってパイロットを生成するパイロット生成部、前記パイロット信号を前記基地局に対し送信する送信部を備え、該パイロット生成部は、該リソース情報に基づいてパイロット信号としてZadoff−Chu系列を発生するCAZAC系列発生部、Zadoff−Chu系列を巡回的にコピーすることにより生成した系列をマッピングするサブキャリアマッピング部を備えている。
本発明の無線通信方法は、基地局より上りリンクリソース情報を受信するステップ、該上りリンクリソース情報に基づいてパイロット信号としてZadoff−Chu系列を発生するステップ、Zadoff−Chu系列を巡回的にコピーすることにより生成した系列をマッピングするステップ、マッピングしたパイロット信号を送信するステップを有している。
本発明の無線通信システムにおいて、基地局は、前記各ユーザ端末に対し上りリンクリソース情報を送信する第1の送信部を備え、前記ユーザ端末のそれぞれは、前記上りリンクリソース情報を受信する受信部、該上りリンクリソース情報の指示に従ってパイロットを生成するパイロット生成部、前記パイロット信号を前記基地局に対し送信する送信部を備え、該パイロット生成部は、該リソース情報に基づいてパイロット信号としてZadoff−Chu系列を発生するCAZAC系列発生部、Zadoff−Chu系列を巡回的にコピーすることにより生成した系列をマッピングするサブキャリアマッピング部を備えている。
また、本発明によれば、多重するユーザのパイロットとして、所定の系列(例えばCAZAC系列ZCk(n))に異なる量の巡回シフトを施したものを使用しても、各ユーザに割当てたサブキャリアのチャネル推定を精度良く行なうことができる。
また、本発明によれば、多重するユーザのパイロットとして所定の系列に異なる量の巡回シフトを施したものを使用しても、簡単な方法により各ユーザのパイロットを分離してチャネル推定を行なうことができる。
また、本発明によれば、伝搬路状況の悪いユーザにパイロットの送信帯域の中間部分を優先的に割り当てることにより、伝搬路状況の悪いユーザであっても該ユーザのデータ送信サブキャリアのチャネル推定精度を高めることができる。
また、本発明によれば、ユーザに割り当てるデータ伝送帯域をパイロット送信帯域の中間部分と端の部分でホッピングすることにより、伝搬路状況の悪いユーザであっても該ユーザの送信データサブキャリアのチャネル推定精度を高めることができる。
図1(A)に示すように、CAZAC系列ZCk(n)に巡回シフトc1を施したものをユーザ1のパイロットとして使用し、CAZAC系列ZCk(n)に巡回シフトc2を施したものをユーザ2のパイロットとして使用すると、図28で説明したように、ユーザ2のデータの送信周波数帯域のうちサブキャリア23,24がパイロットの送信周波数帯域から外れてしまい、該サブキャリアでのチャネル推定精度が劣化してしまう。なお、図1において、DFT{ZCk(n−c1)}、DFT{ZCk(n−c2)}はそれぞれ、L=11のCAZAC系列ZCk(n)に巡回シフトc1、c2を施し、しかる後ZCk(n−c1)、ZCk(n−c2)にDFT処理を施して得られた周波数領域のパイロットである。
そこで、図1(B)に示すように、それぞれのユーザについてデータの送信帯域に応じてパイロットに周波数オフセットを持たせて多重すればパイロットの送信帯域が常にデータの送信帯域をカバーするようになる。図1(B)の例では、ユーザ2のパイロットDFT{ZCk(n−c2)}を1サブキャリア分オフセットすれば良い。
しかし、パイロットDFT{ZCk(n−c2)}をオフセットすると、受信側において受信パイロットと既知パイロットのレプリカZCk(n)との相関がτ=c2でピークにならずピーク位置がずれてしまい、パイロットを正しく復元できず結果的にチャネル推定ができなくなる。以下、相関ピーク位置がずれる理由を説明する。
・周波数オフセットと時間領域の巡回シフトの関係
まず、周波数オフセットと時間領域の巡回シフトの関係について説明する。CAZAC系列ZCk (n)にDFT変換を施した結果をF(m)とすれば、F(m)は次式
(8)式から分かるように、時間領域においてCAZAC系列に巡回シフトcを加えることは、周波数領域においてdサブキャリア分巡回シフトとの位相回転を加えることと同等である。ここで、kとLは互いに素であるので、c(<L)はkとdによって一意的に決まる。cがk,d,Lによって決まることを分かり易く示すため改めてc=s(k,d,L)とおく。表1はL=11の場合の種々のs(k,d,L)とkの組み合わせに応じたcの値を示すものである。例えば、k=1、d=1、L=11であればc=1、k=2,d=1、L=11であればc=6である。
相関ピーク位置を従来通りにするには、巡回シフト量をc2から(c2−s(k,d,L))に変更すれば良い。即ち、図3(A)に示すようにパイロット2に、dサブキャリア分(図ではd=1)の周波数オフセットと、(c2−s(k,d,L))の巡回シフトの両方を加えれば、パイロット1,2の関係は図3(B)に示すようになる。以上のようにすれば、パイロット1,2の各相関ピーク位置がずれず、受信側でパイロットを正しく復元できるようになり、チャネル推定精度を向上できる。すなわち、図1(A)の周波数オフセットする前と同様に相関ピーク値の位置(τ=c1,τ=c2)によってパイロット1とパイロット2を分離することができる。
図4は図3で説明したdサブキャリア分の周波数オフセットと(c2−s(k,d,L))の巡回シフトを実現する送信側のパイロット生成処理説明図である。
CAZAC系列発生部11は例えばL=11のCAZAC系列ZCk(n)をパイロットとして発生し、巡回シフト部12はCAZAC系列ZCk(n)をc2−s(k,d,L)だけ巡回シフトしてZCk(n−c2+s(k,d,L))を発生してDFT部13に入力する。NTXサイズ(NTX=L=11)のDFT部13はZCk(n−c2+s(k,d,L))にDFT演算処理を施してパイロットDFT{ZCk(n−c2+s(k,d,L))}を発生する。サブキャリアマッピング部14は周波数領域の11個のパイロット成分p1〜p11をdサブキャリア分(図ではd=1)だけオフセットしてIFFT部15に入力する。
図5はサブキャリアマッピング部14のオフセット説明図であり、(A)はオフセットなしの場合(d=0)であり、サブキャリアマッピング部14は11個のパイロット成分p1〜p11をIFFT部15の周波数fi, fi+1, fi+2,,,fi+10の端子に入力し、その他の端子に0を入力する。(B)はオフセット有りの場合(d=1)であり、サブキャリアマッピング部14は11個のパイロット成分p1〜p11をIFFT部15の周波数 fi+1,fi+2, fi+3,,,fi+11の端子に入力し、その他の端子に0を入力する。NFFTサイズ(例えばNFFT=128)のIFFT部15は入力されたサブキャリア成分にIDFT演算処理を施して時間領域信号に変換し、CP(Cyclic Prefix)挿入部16は干渉防止用のサイクリックプレフィックスを付加して出力する。(C)はオフセット有りの場合(d=1)の別の実現例である。この場合、巡回シフト部12はCAZAC系列ZCk(n)をc2だけ巡回シフトしてZCk(n−c2)を発生してDFT部13に入力する。DFT部13はZCk(n−c2)にDFT演算処理を施してパイロットDFT{ZCk(n−c2)}を発生する。サブキャリアマッピング部14はパイロット成分p2〜p11をIFFT部fi+1, fi+2,,,fi+10の端子に入力し、パイロット成分p1をIFFT部fi+11の端子に入力する。
チャネル推定部には、ユーザ1及びユーザ2からそれぞれ送信されたパイロット1とパイロット2(図3(B)参照)が空中で多重されてサブキャリア周波数 fi,fi+1,fi+2, fi+3,,,fi+11のサブキャリア成分(p1〜p12)となって入力する。サブキャリア加算部52は、お互いに重なっていないサブキャリア成分p12とp1を加算し、加算結果を新たにサブキャリア周波数f1のサブキャリア成分p1とする。
レプリカ信号乗算部53はパイロットのレプリカ信号(巡回シフト量零の既知のCAZAC系列ZCk(n)にDFT演算処理を施したもの)qiと受信パイロット信号piとをサブキャリア毎に乗算し、IDFT部54はレプリカ乗算結果にIDFT演算処理を施して時間領域の遅延プロファイルを出力する。時間領域の遅延プロファイルは、長さLサンプルで、t=c1,t=c2において相関ピークを有するから、プロファイル抽出部55はt=(c1+c2)/2で相関ピークを分離してユーザ1、2用の長さL/2サンプルのプロファイルPRF1、PRF2を発生する。LサイズのDFT部56aは、L/2の長さのプロファイルPRF1の両側それぞれにL/4個のゼロを挿入して長さLにしてDFT演算を行なう。これにより、DFT部56aよりサブキャリア周波数 fi,fi+1,fi+2, fi+3,,,fi+10におけるユーザ1のチャネル推定値h1〜h11が得られる。同様に、LサイズのDFT部56bは、L/2サンプルの長さのプロファイルPRF2の両側それぞれにL/4個のゼロを挿入して長さLにしてDFT演算を行なう。これにより、DFT部56bよりサブキャリア周波数fi+1,fi+2, fi+3,,,fi+11におけるユーザ2のチャネル推定値h2〜h12が得られる。ただし、サブキャリア加算部52においてp1とp12を加算してサブキャリア周波数fiのサブキャリア成分としているから、DFT部56bから出力するサブキャリア周波数fiのチャネル推定値をサブキャリア周波数fi+11のチャネル推定h12とする。
以上より、パイロット1とパイロット2それぞれについて伝播状況による歪みが小さければ、図6のように受信側ではお互いに重なっていない成分を加算してから、レプリカを乗算した後時間領域の遅延プロファイル上で完全直交の形で分離できる。伝播状況による歪みが大きい場合、サブキャリア加算を省略して直接レプリカ乗算後に時間領域の遅延プロファイル上で分離しても良い。
上記第1のチャネル推定処理においては、お互いに重なっていないサブキャリア成分p12とp1を加算し、加算結果をサブキャリア周波数fiの成分とみなした。しかし、受信信号のサブキャリア周波数fiのキャリア成分がすでにp12とp1を加算した値になっていれば、受信側でサブキャリア加算する必要はない。
図7は第2のパイロット生成処理説明図であり、(A)はユーザ1、ユーザ2のデータサブキャリアを示す。
送信側(ユーザ1)は、図7(B)に示すようにパイロット1のサブキャリア周波数fiのサブキャリア成分p1をサブキャリア周波数fi+11のサブキャリア成分となるようにコピーし、また、図7(C)に示すようにユーザ2はパイロット2のサブキャリア周波数fi+11のサブキャリア成分p12をサブキャリア周波数fiのサブキャリア成分となるようにコピーして送信する。これにより、図7(D)に示すようにこれらパイロットが多重されて受信側により受信され、受信信号のサブキャリア周波数f1のキャリア成分がp1とp12を加算した値になっており、サブキャリア周波数のキャリア成分もp1とp12を加算した値になっており、受信側のサブキャリア加算が不要になる。
ユーザ1用のレプリカ信号乗算部53はパイロットのレプリカ信号qi(q1〜q11)と受信パイロット信号pi(p1〜p11)とをサブキャリア毎に乗算し、以後、IDFT部54、相関分離部55、DFT部56は図6と同様の処理を行なってユーザ1のチャネル推定値h1〜h11を発生する。
一方、ユーザ2用のレプリカ信号乗算部53′はパイロットのレプリカ信号qi(q1〜q11)と受信パイロット信号pi(p2〜p12)とをサブキャリア毎に乗算し、以後、IDFT部54′、相関分離部55′、DFT部56′はユーザ1と同様の処理を行なってユーザ2のチャネル推定値h2〜h12を発生する。
上記第1のチャネル推定処理においては、相関分離部55においてユーザ1のパイロット成分とユーザ2のパイロット成分を分離しているが、図10に示すように1フレームに例えば2個のパイロットブロックが含まれている場合には以下のようにして分離できる。図11はパイロット分離法の説明図であり、(A)はユーザ1、ユーザ2のデータサブキャリアを示す。
ユーザ1、ユーザ2の最初のパイロット1(=DFT{ZCk(n−c1)})、パイロット2(=DFT{ZCk(n−c2+s(k,d,L))})の各サブキャリア成分に(B),(C)に示すように、+1を乗算して送信し、次のパイロット1、パイロット2の各サブキャリア成分に(D),(E)に示すように、それぞれ+1、−1を乗算して送信する。
これにより、受信側は、最初、以下のパイロット多重信号
DFT{ZCk(n−c1)}×(+1)+DFT{ZCk(n−c2+s(k,d,L)) ×(+1)
を受信し、次に、以下のパイロット多重信号
DFT{ZCk(n−c1)}×(+1)+DFT{ZCk(n−c2+s(k,d,L)) ×(−1)
を受信する。
したがって、受信側でユーザ1のパイロットを発生するには、最初のパイロット多重信号に次のパイロット多重信号を加算すればよい。すなわち、パイロット2の極性が異なっているため、加算によりパイロット2が打ち消され、パイロット1が残る。また、受信側でユーザ2のパイロットを発生するには、最初のパイロット多重信号から次のパイロット多重信号を減算すればよい。すなわち、パイロット1の極性が同じであるため、減算によりパイロット1が打ち消され、パイロット2が残る。
ブロック間サブキャリア演算部61は、第1受信パイロット信号を受信して保存する。ついで、ブロック間サブキャリア演算部61は、ユーザ1のパイロットを発生する場合、第2受信パイロット信号を受信すれば、第1、第2受信パイロット信号をサブキャリア毎に加算し、パイロット1のサブキャリアfi,fi+1,fi+2, fi+3,,,fi+10のキャリア成分p1〜p11を発生する。ユーザ1用のレプリカ信号乗算部53はパイロットのレプリカ信号qi(q1〜q11)と受信パイロット信号pi(p1〜p11)とをサブキャリア毎に乗算し、以後、IDFT部54、相関分離部55、DFT部56は図6と同様の処理を行なってユーザ1のチャネル推定値h1〜h11を発生する。なお、精度は落ちるがレプリカ信号乗算結果をチャネル推定値h1〜h11とすることもできる。
一方、ユーザ2のパイロットを発生する場合、ブロック間サブキャリア演算部61は、第1、第2受信パイロット信号をサブキャリア毎に減算し、パイロット2のサブキャリアfi+1,fi+2, fi+3,,,fi+11のキャリア成分p2〜P12を発生する。ユーザ2用のレプリカ信号乗算部53′はパイロットのレプリカ信号qi(q1〜q11)と受信パイロット信号pi(p2〜p12)とをサブキャリア毎に乗算し、以後、IDFT部54′、相関分離部55′、DFT部56′はユーザ1と同様の処理を行なってユーザ2のチャネル推定値h2〜h12を発生する。
以上では、パイロットブロック数が2の場合であるが、パイロットブロック数が偶数個の場合にも、上記第3のパイロット生成処理及びチャネル推定処理を適用することができる。かかる場合、基地局はあるユーザ端末に全ブロックのパイロット信号に+1を乗算するよう指示し、別のユーザ端末には半分のパイロット信号に+1を乗算し、残りの半分のパイロット信号に−1を乗算するよう指示する。そして、基地局が、各ユーザ端末から送信されたパイロット信号を多重受信したとき、所定ユーザ端末(ユーザ端末1または2)からのパイロット信号のみが残るように全ブロックのパイロット信号に加減算の演算処理を施し、演算結果にパイロット信号のレプリカを乗算し、レプリカ乗算結果を時間領域信号に変換し、しかる後、該時間領域信号より前記ユーザ端末の信号部分を分離してチャネル推定する。
図13は移動局の構成図である。
上り送信データが発生した場合、移動局(ユーザ端末)は基地局にリソース割り当て要求を行い、該要求により基地局は移動局の伝搬路状態に基づいてリソース割当を行い、リソース割当情報を移動局に通知する。移動局は通知されたデータとパイロットを送信する。すなわち、無線部21は基地局から受信した無線信号をベースバンド信号にして受信信号ベースバンド処理部22に入力する。ベースバンド処理部22は受信信号よりデータ、その他の制御情報を分離すると共に、リソース割当情報を分離して送信リソース管理部23に入力する。リソース割当情報には、データの送信周波数帯域、タイミング、変調方式などに加えて、パイロットの送信周波数帯域、パイロットとして使用するCAZAC系列の系列番号及び系列長L、巡回シフト量、周波数オフセット量dなどが含まれる。
送信リソース管理部23はデータ、制御情報の送信処理に必要な情報をデータ処理部24に入力し、パイロット生成/送信処理に必要な情報をパイロット生成部25に入力する。データ処理部24は、送信リソース管理部23から入力する情報に基づいて、データ変調、シングルキャリア送信処理をデータや制御情報に施して出力し、パイロット生成部25は送信リソース管理部23からの指示に従って、CAZAC系列の発生、巡回シフト、周波数オフセットなどの処理を行なってパイロットを生成し、フレーム生成部26は例えば図10に示すように6データブロックと2パイロットブロックを時分割多重してフレームを作成して無線部21より基地局に向けて送信する。
図14(A)において、送信リソース管理部23は基地局から受信したリソース割当情報に含まれるパイロット生成、送信に必要なパラメータ(CAZAC系列番号、系列長、巡回シフト両、周波数オフセット)を各部に入力する。
CAZAC系列発生部11は指示された系列長L、系列番号のCAZAC系列ZCk(n)をパイロットとして発生し、巡回シフト部12はCAZAC系列ZCk(n)を指示されたcサンプル分巡回シフトし、得られたZCk(n−c)をDFT部13に入力する。例えば、図3(B)のパイロット1であれば、巡回シフト部12はZCk(n)をc1だけシフトしてZCk(n−c1)を発生し、パイロット2であれば、c2−s(k,d,L)だけ巡回シフトしてZCk(n−c2+s(k,d,L))を発生してDFT部13に入力する。NTXサイズ(NTX=L)のDFT部13は入力するパイロットZCk(n−c)にDFT演算処理を施して周波数領域のパイロットDFT{ZCk(n−c)}を発生する。サブキャリアマッピング部14は指示された周波数オフセット量dに基づいて、パイロットのマッピング位置を制御して周波数オフセットし、NFFTサイズ(NFFT=128)のIFFT部15は入力されたサブキャリア成分にIFFT演算処理を施して時間領域信号に変換してフレーム生成部26に入力する。
図14(B)は、巡回シフトをIFFT後に行なう場合のパイロット生成部25の構成図であり、巡回シフト部12は、c×NFFT/NTxサンプル分巡回シフトすることにより、図14(A)と全く同じ結果が得られる。
図15は基地局の構成図である。
上り送信データが発生すると移動局(ユーザ)は、基地局との間で通信リンク確立の手順を実行し、この手順の過程で基地局に伝搬路情況を送信する。すなわち、移動局は基地局から送信される共通パイロットを受信して無線測定(SIRあるいはSNR測定)し、無線測定結果を伝搬路情況として基地局に報告する。例えば、基地局は伝送帯域を複数の送信周波数帯域に分割し、送信周波数帯域毎に共通パイロットを送信し、移動局は送信周波数帯域毎に無線測定し、測定結果を基地局に送る。基地局は、移動局より伝搬路情況を取得すると共にリソース割り当て要求を受信すると、該移動局の伝搬路情況に基づいてリソースを割当ててリソース割当情報を移動局に送る。
無線部31は移動局から受信した無線信号をベースバンド信号に変換し、分離部32はデータ/制御情報とパイロットを分離し、データ/制御情報をデータ処理部33に入力し、パイロットをチャネル推定部34に入力する。データ処理部33及びチャネル推定部34は、図24に示す周波数等化構成を備えている。
データ処理部33は通信リンク確立時に移動局から送信された伝搬路情況データを復調して上りリンク(uplink)リソース管理部35に入力する。上りリンクリソース管理部35は、伝搬路情況に基づいてリソース割り当てを行い、リソース割当情報を作成して下り信号ベースバンド処理部36に入力する。リソース割当情報には、データの送信周波数帯域、タイミング、変調方式などに加えてパイロットの送信周波数帯域、パイロットとして使用するCAZAC系列の系列番号及び系列長L、巡回シフト量、周波数オフセット量dなどが含まれる。下り信号ベースバンド処理部36は下りデータや制御情報及びリソース割当情報を時分割多重して無線部31より送信する。
移動局はリソース割当情報を受信すれば図13、図14で説明した処理を行なって、データとパイロットで構成されたフレームを送信する。
チャネル推定部34は分離部32で分離されて入力されたパイロットを用いて図6で説明した第1のチャネル推定処理を行い、チャネル推定値をデータ処理部33に入力する。データ処理部33はチャネル推定値に基づいてチャネル補償を行い、チャネル補償結果に基づいてデータの復調を行う。なお、上りリンクリソース管理部35は、巡回シフト量算出部35aとリンク割当情報指示部35bを備えている。
DFT部51は分離部32から入力されるパイロット信号にDFT演算処理を加えて周波数領域のパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)に変換する。サブキャリア加算部52はお互いに重なっていないサブキャリア成分p12とp1を加算し、加算結果を新たにサブキャリア周波数f1のサブキャリア成分p1とする。
レプリカ信号乗算部53はパイロットのレプリカ信号qiと受信パイロット信号piとをサブキャリア毎に乗算し、IDFT部54はレプリカ乗算結果にIDFT演算処理を施して時間領域のパイロット信号を出力する。プロファイル抽出部55はt=(c1+c2)/2でIDFT出力信号を分離し、ユーザ1からの受信信号であれば、プロファイルPRF1(図6参照)を選択し、DFT部56はプロファイルPRF1にDFT演算を施してチャネル推定値h1〜h11を出力する。一方、ユーザ2からの受信信号であれば、プロファイル抽出部55はプロファイルPRF2を選択し、DFT部56はプロファイルPRF2にDFT演算を施してチャネル推定値h2〜h12を出力する。
図17(A)は図7で説明した第2のパイロット生成処理を行なうパイロット生成部の構成図であり、図14(A)のパイロット生成部と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、サブキャリアマッピング部14で周波数オフセット量dに基づいたサブキャリアマッピングと、所定サブキャリアのパイロット成分のコピーの2つの動作を実行する点であり、他の動作は同じである。
CAZAC系列発生部11は指示された系列長L、系列番号のCAZAC系列ZCk(n)をパイロットとして発生し、巡回シフト部12はCAZAC系列ZCk(n)を指示されたcサンプル分巡回シフトし、得られたZCk(n−c)をDFT部13に入力する。例えば、図7(B)のユーザ1用のパイロット1であれば、巡回シフト部12はZCk(n)をc1だけシフトしてZCk(n−c1)を発生し、ユーザ2用のパイロット2であれば、c2−s(k,d,L)だけ巡回シフトしてZCk(n−c2+s(k,d,L))を発生してDFT部13に入力する。NTXサイズ(NTX=L)のDFT部13は入力するパイロットZCk(n−c)にDFT演算処理を施して周波数領域のパイロットDFT{ZCk(n−c)}を発生する。
サブキャリアマッピング部14は、送信リソース管理部23から指示されたコピー情報と周波数オフセット情報に基づいてサブキャリアマッピングを行なう。例えば、図7(B)のユーザ1のパイロット1に対して、図8(A)に示すサブキャリアマッピング処理を行い、図7(C)のユーザ2のパイロット2に対しては、図8(B)に示すサブキャリアマッピング処理を行なう。NFFTサイズ(例えばNFFT=128)のIFFT部15は入力されたサブキャリア成分にIFFT演算処理を施して時間領域のパイロット信号に変換してフレーム生成部26に入力する。
DFT部51は分離部32から入力されるパイロット信号にDFT演算処理を加えて周波数領域のパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)に変換する。レプリカ信号乗算部53は、ユーザ1からのパイロット1を受信するのであれば、DFT部51から出力する受信パイロットのサブキャリアfi,fi+1,fi+2, fi+3,,,fi+10の成分p1〜p11とレプリカ信号q1〜q11を乗算し、ユーザ2からのパイロット2を受信するのであれば、DFT部51から出力する受信パイロットのサブキャリアfi+1,fi+2, fi+3,,,fi+11の成分p2〜p12とレプリカ信号を乗算する。
以後、IDFT部54はレプリカ乗算結果にIDFT演算処理を施して時間領域の遅延プロファイルを出力する。プロファイル抽出部55はt=(c1+c2)/2でIDFT出力信号を分離し、ユーザ2からのパイロット信号であれば、プロファイルPRF1(図6参照)を選択し、DFT部56はプロファイルPRF1にDFT演算を施してチャネル推定値h1〜h11を出力する。一方、ユーザ1からの受信信号であれば、プロファイル抽出部55はプロファイルPRF2を選択し、DFT部56はプロファイルPRF2にDFT演算を施してチャネル推定値h2〜h12を出力する。
図18(A)は図11で説明した第3のパイロット生成処理を行なうパイロット生成部
の構成図であり、図14(A)のパイロット生成部と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、極性付与部61を追加した点であり、他の動作は同じである。
CAZAC系列発生部11は指示された系列長L、系列番号のCAZAC系列ZCk(n)をパイロットとして発生し、巡回シフト部12はCAZAC系列ZCk(n)を指示されたcサンプル分巡回シフトし、得られたZCk(n−c)をDFT部13に入力する。例えば、図11(B)、(D)のユーザ1用のパイロット1であれば、巡回シフト部12はZCk(n)をc1だけシフトしてZCk(n−c1)を発生し、ユーザ2用のパイロット2であれば、c2−s(k,d,L)だけ巡回シフトしてZCk(n−c2+s(k,d,L))を発生してDFT部13に入力する。NTXサイズ(NTX=L)のDFT部13は入力するパイロットZCk(n−c)にDFT演算処理を施して周波数領域のパイロットDFT{ZCk(n−c)}を発生する。
サブキャリアマッピング部14は、送信リソース管理部23から指示された周波数オフセット情報に基づいてサブキャリアマッピングを行なう。極性付与部61は送信リソース管理部23から指示された極性をサブキャリアマッピング部14の出力に付してIFFT部15に入力する。例えば、ユーザ1用のパイロット1であれば、第1、第2のパイロットブロックにおいて+1の極性が指示されるから(図11(B)、(D)参照)、極性付与部61はサブキャリアマッピング部14から出力する全キャリア成分に+1を乗算してIFFT部15に入力する。また、ユーザ2用のパイロット2であれば、第1のパイロットブロックにおいて+1の極性が指示され、第2のパイロットブロックにおいて−1の極性が指示されるから(図11(C)、(E)参照)、極性付与部61はサブキャリアマッピング部14から出力する全キャリア成分に第1のパイロットブロックにおいて+1を乗算してIFFT部15に入力し、第2のパイロットブロックにおいて−1を乗算してIFFT部15に入力する。
NFFTサイズ(NFFT=128)のIFFT部15は入力されたサブキャリア成分にIFFT演算処理を施して時間領域のパイロット信号に変換してフレーム生成部26に入力する。
DFT部51は分離部32から入力される第1パイロットブロックのパイロット信号にDFT演算処理を加えて周波数領域のパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)に変換し、ブロック間サブキャリア加算部62は該パイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)を内蔵のメモリに保存する。しかる後、DFT部51は分離部32から入力される第2パイロットブロックのパイロット信号にDFT演算処理を加えて周波数領域のパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)に変換してブロック間サブキャリア加算部62に入力する。
ブロック間サブキャリア加算部62は、ユーザ1からのパイロット1を受信するのであれば、保存してある第1パイロットブロックのパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)と第2パイロットブロックのパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)をサブキャリア毎に加算する。これにより多重されている他のユーザ(例えばユーザ2)からのパイロット信号成分が除去される。また、ブロック間サブキャリア加算部62は、ユーザ2からのパイロット2を受信するのであれば、保存してある第1パイロットブロックのパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)から第2パイロットブロックのパイロット信号(サブキャリア成分p1〜p12)をサブキャリア毎に減算する。これにより多重されている他のユーザ(例えばユーザ1)からのパイロット信号成分が除去される。
レプリカ信号乗算部53は、ユーザ1のパイロット1を受信するのであれば、ブロック間サブキャリア加算部62が出力する受信パイロットのサブキャリアfi,fi+1,fi+2, fi+3,,,fi+10の成分p1〜p11とレプリカ信号q1〜q11を乗算し、ユーザ2のパイロット2を受信するのであれば、ブロック間サブキャリア加算部62から出力する受信パイロットのサブキャリアfi+1,fi+2, fi+3,,,fi+11の成分p2〜p12とレプリカ信号q1〜q11を乗算する。
以後、IDFT部54はレプリカ乗算結果にIDFT演算処理を施して時間領域のパイロット信号を出力する。プロファイル抽出部55はt=(c1+c2)/2でIDFT出力信号を分離し、ユーザ1からのパイロット信号であれば、プロファイルPRF1(図6参照)を選択し、DFT部56はプロファイルPRF1にDFT演算を施してチャネル推定値h1〜h11を出力する。一方、ユーザ2からの受信信号であれば、プロファイル抽出部55はプロファイルPRF2を選択し、DFT部56はプロファイルPRF2にDFT演算を施してチャネル推定値h2〜h12を出力する。
前述のように、基地局より上りリンクリソース管理部35(図15)は、移動局の伝搬路情況に基づいて、パイロットの送信周波数帯域、CAZAC系列番号及び系列長L、巡回シフト量、周波数オフセットdなどを決定して移動局に通知する。また、基地局の上りリンクリソース管理部35は、各移動局の伝搬路情況に基づいて送信周波数帯域における多重数も決定する。
図19は多重数が4の場合の周波数割当説明図であり、ユーザ1に最初の12サブキャリアを割り当て、ユーザ2に第2番目の12サブキャリアを割り当て、ユーザ3に第3番目の12サブキャリアを割り当て、ユーザ4に最後の12サブキャリアを割り当てた場合であり、各ユーザのパイロットとして系列長L=19のCAZAC系列ZCk(n)を、巡回シフト量を変えて使用している。
c1=0
c2=[L/4]
c3=[2・L/4]−s(k,d,L)
c4=[3・L/4]−s(k,d,L)
となる。
そこで、伝搬路情況が悪いユーザに中間のサブキャリア13〜24,25〜36の送信帯域を優先的に割り当て、伝搬路情況が良いユーザに両側のサブキャリア1〜12,37〜48の送信帯域を割り当てる。このようにすれば、極端にチャネル推定精度が劣化するユーザがなくなる。図19ではユーザ2、ユーザ3を中間の送信帯域に割り当てる例を示している。
また、図20、図21に示すようにフレーム毎に各ユーザに割り当てる送信帯域を切り替えるように制御(ホッピング制御)することができる。図20は、奇数番目のフレームにおける割り当て説明図、図21は偶数番目のフレームにおける割り当て説明図である。
奇数番目のフレームでは図20に示すようにユーザ1、ユーザ4に両側のサブキャリア1〜12,37〜48を割り当て、ユーザ2、ユーザ3に中間のサブキャリア13〜24,25〜36を割り当てる。また、偶数番目のフレームでは図21に示すようにユーザ4、ユーザ1に中間のサブキャリア13〜24,25〜36を割り当て、ユーザ3、ユーザ2に両側のサブキャリア1〜12,37〜48を割り当てる。なお、奇数番目のフレームでは、ユーザ3、ユーザ4のパイロットに周波数オフセットを掛け、偶数番目のフレームでは、ユーザ1、ユーザ2のパイロットに周波数オフセットを掛ける。このようにすれば、極端にチャネル推定精度が劣化するユーザがなくなる。
CAZAC系列発生部11は指示された系列長L、系列番号のCAZAC系列ZCk(n)をパイロットとして発生し、巡回シフト部12はCAZAC系列ZCk(n)を指示されたcサンプル分巡回シフトし、得られたZCk(n−c)をDFT部13に入力する。NTXサイズ(NTX=L)のDFT部13は入力するパイロットZCk(n−c)にDFT演算処理を施して周波数領域のパイロットDFT{ZCk(n−c)}を発生する。周波数オフセット切り替え制御部71は、送信リソース管理部23から指示された周波数オフセット量dとホッピングパターンとに基づいて周波数オフセットするか否かを決定する。サブキャリアマッピング部14は、周波数オフセットするか否かに従ってサブキャリアマッピングを行なう。NFFTサイズ(NFFT=128)のIFFT部15は入力されたサブキャリア成分にIDFT演算処理を施して時間領域のパイロット信号に変換してフレーム生成部26に入力する。
(付記1)
各ユーザ端末が、基地局より割り当てられた互いに異なるデータ送信帯域の周波数を用いてデータ信号を該基地局に送信すると共に、パイロット信号をデータ信号に対して時間多重して該基地局に送信する無線通信システムにおける無線通信方法において、
ユーザ端末のパイロット送信帯域が該ユーザ端末のデータ送信帯域をカバーするように、ユーザ端末毎に周波数オフセットして該ユーザ端末のパイロット送信帯域を決定するステップ、
ユーザ端末毎に、前記決定したパイロット送信帯域の周波数を用いてパイロット信号を送信するようユーザ端末に指示するステップ、
を有することを特徴とする無線通信方法。
(付記2)
前記パイロット信号のパターンとしてCAZAC系列を用いる、
ことを特徴とする付記1記載の無線通信方法。
(付記3)
前記指示ステップは、
ユーザ端末毎に前記周波数オフセットのオフセット量とユーザ端末の多重数に応じた巡回シフト量を算出するステップ、
前記CAZAC系列のパイロット信号を該巡回シフト量だけ巡回するようユーザ端末に指示すると共に、該パイロット信号を前記周波数オフセット量だけ周波数オフセットするようユーザ端末に指示するステップ、
を有することを特徴とする付記2記載の無線通信方法。
(付記4)
基地局が、複数のユーザ端末から送信された複数のパイロット信号を多重受信したとき、互いに重なっていないパイロット信号の周波数成分を加算するステップ、
加算結果にパイロット信号のレプリカを乗算するステップ、
レプリカ乗算結果を時間領域信号に変換し、しかる後、該時間領域信号より所定ユーザ端末の信号部分を分離してチャネル推定するステップ、
を備えたことを特徴とする付記1または3記載の無線通信方法。
(付記5)
前記指示ステップは、
ユーザ端末毎に前記周波数オフセットのオフセット量とユーザ端末の多重数に応じた巡回シフト量を算出するステップ、
前記CAZAC系列のパイロット信号を該巡回シフト量だけ巡回するようユーザ端末に指示すると共に、該パイロット信号を前記周波数オフセット量だけ周波数オフセットするよう指示し、且つ、前記全周波数帯域とユーザ端末のパイロット送信帯域とが重ならない帯域に対し、パイロット信号の反対側帯域の周波数成分をコピーするようユーザ端末に指示するステップ、
を有することを特徴とする付記2記載の無線通信方法。
(付記6)
基地局が、複数のユーザ端末から送信された複数のパイロット信号を多重受信したとき、所定ユーザ端末のパイロット送信帯域に応じた周波数成分とパイロット信号のレプリカを乗算するステップ、
レプリカ乗算結果を時間領域信号に変換し、しかる後、該時間領域信号より該ユーザ端末の信号部分を分離してチャネル推定するステップ、
を備えたことを特徴とする付記5記載の無線通信方法。
(付記7)
1フレームに偶数個のパイロットブロックが存在する場合、あるユーザ端末には全ブロックのパイロット信号に+1を乗算するよう指示し、別のユーザ端末には半分のパイロット信号に+1を乗算し、残りの半分のパイロット信号に−1を乗算するよう指示するステップ、
基地局が、複数のユーザ端末から送信された複数のパイロット信号を多重受信したとき、所定ユーザのパイロット信号が残るように全ブロックのパイロット信号に加減算の演算処理を施すステップ、
演算結果にパイロット信号のレプリカを乗算するステップ、
レプリカ乗算結果を時間領域信号に変換し、しかる後、該時間領域信号より前記ユーザ端末の信号部分を分離してチャネル推定するステップ、
を備えたことを特徴とする付記1記載の無線通信方法。
(付記8)
移動局の伝搬路情況を取得するステップ、
伝搬路状況の悪いユーザ端末のデータ送信帯域として前記全周波数帯域の中間の帯域を優先的に割り当てて該ユーザ端末に通知するステップ、
を有することを特徴とする付記1記載の無線通信方法。
(付記9)
各ユーザ端末のデータ伝送帯域として、前記全周波数帯域の中間の帯域と端の帯域を周期的に割り当てるホッピング制御を行うステップ、
を有することを特徴とする付記1記載の無線通信方法。
(付記10)
各ユーザ端末は基地局より割り当てられた互いに異なるデータ送信帯域の周波数を用いてデータ信号を該基地局に送信すると共に、パイロット信号をデータ信号に対して時間多重して該基地局に送信する無線通信システムの基地局において、
ユーザ端末のパイロット送信帯域が該ユーザ端末のデータ送信帯域をカバーするように、ユーザ端末毎に周波数オフセットして該ユーザ端末のパイロット送信帯域を決定し、該決定したパイロット送信帯域の周波数を用いてパイロット信号を送信するようユーザ端末に指示するリソース管理部、
を有することを特徴とする基地局。
(付記11)
前記パイロット信号のパターンとしてCAZAC系列を用いる、
ことを特徴とする付記10記載の基地局。
(付記12)
前記リソース管理部は、
ユーザ端末毎に前記周波数オフセットのオフセット量とユーザ端末の多重数に応じた巡回シフト量を算出する巡回シフト量算出部、
前記CAZAC系列のパイロット信号を該巡回シフト量だけ巡回するようユーザ端末に指示すると共に、該パイロット信号を前記周波数オフセット量だけ周波数オフセットするようユーザ端末に指示する指示部、
を有することを特徴とする付記10記載の基地局。
(付記13)
前記リソース管理部は、
ユーザ端末毎にユーザ端末の多重数に応じた巡回シフト量を算出する巡回シフト量算出部、
前記CAZAC系列のパイロット信号を該巡回シフト量だけ巡回するようユーザ端末に指示すると共に、該パイロット信号の前記周波数オフセットに相当するサブキャリア周波数成分をパイロット信号の反対側帯域に移動するようユーザ端末に指示する指示部、
を有することを特徴とする付記10記載の基地局。
(付記14)
前記基地局はユーザ端末毎にチャネルを推定するチャネル推定部を備え、
該チャネル推定部は、
複数のユーザ端末から送信された複数のパイロット信号を多重受信する受信部、
前記複数のパイロット信号が互いに重なっていないパイロット信号部分の周波数成分を加算する加算部、
加算結果にパイロット信号のレプリカを乗算するレプリカ乗算部、
レプリカ乗算結果を時間領域信号に変換する変換部、
該時間領域信号より所定ユーザ端末の信号部分を分離する分離部、
該分離した時間信号を周波数領域の信号に変換してチャネルを推定する推定部、
を備えたことを特徴とする付記10または12記載の基地局。
(付記15)
前記リソース管理部は、
ユーザ端末毎に前記周波数オフセットのオフセット量とユーザ端末の多重数に応じた巡回シフト量を算出する巡回シフト量算出部、
前記CAZAC系列のパイロット信号を該巡回シフト量だけ巡回するようユーザ端末に指示すると共に、該パイロット信号を前記周波数オフセット量だけ周波数オフセットするよう指示し、且つ、前記全周波数帯域とユーザ端末のパイロット送信帯域とが重ならない帯域に対し、パイロット信号の反対側帯域の周波数成分をコピーするようユーザ端末に指示する指示部、
を有することを特徴とする付記14記載の基地局。
(付記16)
前記リソース管理部は、
ユーザ端末毎にユーザ端末の多重数に応じた巡回シフト量を算出する巡回シフト量算出部、
前記CAZAC系列のパイロット信号を該巡回シフト量だけ巡回するようユーザ端末に指示すると共に、該パイロット信号の前記周波数オフセットに相当するサブキャリア周波数成分を、パイロット信号の反対側帯域にコピーするようユーザ端末に指示する指示部、
を有することを特徴とする付記10記載の基地局。
(付記17)
前記基地局はユーザ端末毎にチャネルを推定するチャネル推定部を備え、
該チャネル推定部は、
複数のユーザ端末から送信された複数のパイロット信号を多重受信する受信部、
所定ユーザ端末のパイロット送信帯域に応じた周波数成分とパイロット信号のレプリカを乗算するレプリカ乗算部、
レプリカ乗算結果を時間領域信号に変換する変換部、
該時間領域信号より所定ユーザ端末の信号部分を分離する分離部、
該分離した時間信号を周波数領域の信号に変換してチャネルを推定する推定部、
を備えたことを特徴とする付記15記載の基地局。
(付記18)
前記基地局はユーザ端末毎にチャネルを推定するチャネル推定部を備え、
該チャネル推定部は、
複数のユーザ端末から送信された複数のパイロット信号を多重受信する受信部、
前記リソース管理部が、あるユーザ端末には全パイロットブロックのパイロット信号に+1を乗算するよう指示し、別のユーザ端末には半分のパイロットブロックのパイロット信号に+1を乗算し、残りの半分のパイロットブロックのパイロット信号に−1を乗算するよう指示するとき、所定ユーザのパイロット信号が残るように全パイロットブロックのパイロット信号に加減算の演算処理を施す加減算部、
演算結果にパイロット信号のレプリカを乗算するレプリカ乗算部、
レプリカ乗算結果を時間領域信号に変換する変換部、
該時間領域信号より所定ユーザ端末の信号部分を分離する分離部、
該分離した時間信号を周波数領域の信号に変換してチャネルを推定する推定部、
を備えたことを特徴とする付記10記載の基地局。
(付記19)
前記リソース管理部は移動局の伝搬路情況を取得し、伝搬路状況の悪いユーザ端末のデータ送信帯域として前記全周波数帯域の中間の帯域を優先的に割り当てて該ユーザ端末に通知する、
ことを特徴とする付記10記載の基地局。
(付記20)
前記リソース管理部は、各ユーザ端末のデータ伝送帯域として、前記全周波数帯域の中間の帯域と端の帯域を周期的に割り当てるホッピング制御を行う、
ことを特徴とする付記10記載の基地局。
(付記21)
各ユーザ端末は基地局より割り当てられた互いに異なるデータ送信帯域の周波数を用いてデータ信号を該基地局に送信すると共に、パイロット信号をデータ信号に対して時間多重して該基地局に送信する無線通信システムのユーザ端末において、
基地局より上りリンクリソース情報を受信する受信部、
該上りリンクリソース情報の指示に従ってパイロットを生成するパイロット生成部を備え、該パイロット生成部は、
該リソース情報に基づいてパイロット信号として所定系列長、系列番号のCAZAC系列を発生するCAZAC系列発生部、
時間領域のパイロット信号であるCAZAC系列を周波数領域のパイロット信号に変換する第1の変換部、
パイロット信号のサブキャリア成分を前記リソース情報に含まれる周波数オフセット情報に基づいてマッピングするサブキャリアマッピング部、
サブキャリアマッピングされたパイロット信号を時間領域の信号に変換する第2の変換部、
前記第1の変換の前、あるいは前記第2の変換の後に、前記リソース情報に含まれるシフト量に基づいてCAZAC系列を巡回シフトする巡回シフト部、
を備えたことを特徴とするユーザ端末。
(付記22)
第1、第2のユーザ宛のデータ信号をそれぞれ第1、第2サブキャリア群を用いて送信し、該第1、第2のユーザ宛のパイロット信号を該ユーザ宛のデータ信号に対して時間的に多重して送信する無線通信システムにおいて、
前記複数のユーザのうち第1のユーザ宛のパイロット信号を配置する周波数と前記複数のユーザのうち第2のユーザ宛のパイロット信号を配置する周波数とを異ならせる、
ことを特徴とする無線通信方法。
22 受信信号ベースバンド処理部
23 送信リソース管理部
24 データ処理部
25 パイロット生成部
26 フレーム生成部
Claims (3)
- 各ユーザ端末は基地局より割り当てられた互いに異なるデータ送信帯域の周波数を用いてデータ信号を該基地局に送信すると共に、パイロット信号をデータ信号に対して多重して該基地局に送信する無線通信システムのユーザ端末において、
基地局より上りリンクリソース情報を受信する受信部、
該上りリンクリソース情報の指示に従ってパイロットを生成するパイロット生成部、
前記パイロット信号を前記基地局に対し送信する送信部、
を備え、該パイロット生成部は、
該リソース情報に基づいてパイロット信号としてZadoff−Chu系列を発生するCAZAC系列発生部、
Zadoff−Chu系列を巡回的にコピーすることにより生成した系列をマッピングするサブキャリアマッピング部、を備えた
ことを特徴とするユーザ端末。 - 各ユーザ端末は基地局より割り当てられた互いに異なるデータ送信帯域の周波数を用いてデータ信号を該基地局に送信すると共に、パイロット信号をデータ信号に対して多重して該基地局に送信する無線通信システムの無線通信方法において、
基地局より上りリンクリソース情報を受信し、
該上りリンクリソース情報に基づいてパイロット信号としてZadoff−Chu系列を発生し、
Zadoff−Chu系列を巡回的にコピーすることにより生成した系列をマッピングし、
マッピングしたパイロット信号を送信する、
ことを特徴とする無線通信方法。 - 各ユーザ端末は基地局より割り当てられた互いに異なるデータ送信帯域の周波数を用いてデータ信号を該基地局に送信すると共に、パイロット信号をデータ信号に対して多重して該基地局に送信する無線通信システムにおいて、
前記基地局は、
前記各ユーザ端末に対し上りリンクリソース情報を送信する第1の送信部を備え、
前記ユーザ端末のそれぞれは、
前記上りリンクリソース情報を受信する受信部、
該上りリンクリソース情報の指示に従ってパイロットを生成するパイロット生成部、
前記パイロット信号を前記基地局に対し送信する送信部、
を備え、該パイロット生成部は、
該リソース情報に基づいてパイロット信号としてZadoff−Chu系列を発生するCAZAC系列発生部、
Zadoff−Chu系列を巡回的にコピーすることにより生成した系列をマッピングするサブキャリアマッピング部、を備えた
ことを特徴とする無線通信システム。
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