JP2011234058A - 携帯電子機器 - Google Patents

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裕司 石田
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Abstract

【課題】筐体内部の電気的な構造を簡略化することが可能な携帯電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電子機器は、操作部11と、操作部11が操作されることにより発生する音を検出するマイク23と、マイク23により検出された音に基づいて操作部11への操作を検出する操作検出部31とを備える。操作検出部31は、マイク23により検出された音における、特定の周波数周成分の音に基づいて操作部11への操作を検出してもよく、音検出部により検出された音における音量に基づいて操作部11への操作を検出してもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作部を備える携帯電子機器に関する。
携帯電話機等の携帯電子機器は、筐体と、筐体に配置された複数のキー(操作部)と、キーの押下に基づいて電気的な変化を生じさせる電極と、電極に電気的に接続されて電極の電気的な変化を検出すると共に、この検出の結果に基づいてキーの操作を検出する操作検出部とを備える(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−187519号公報
しかしながら、このような携帯電子機器は、筐体内部の電気的な構造が複雑化するおそれがある。
本発明は、筐体内部の電気的な構造を簡略化することが可能な携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明の携帯電子機器は、操作部と、前記操作部が操作されることにより発生する音を検出する音検出部と、前記音検出部により検出された音に基づいて前記操作部への操作を検出する操作検出部と、を備えることを特徴とする。
また、前記操作部と前記音検出部とは隣接して配置されることが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、前記操作部への操作により押圧されて弾性変形する弾性部材を備え、前記操作検出部は、前記音検出部により検出される、前記操作部への操作により押圧されて前記弾性部材が弾性変形するときに生じる音と、前記操作部への操作が終了することにより前記弾性部材が弾性変形する前の状態に遷移するときに生じる音に基づいて前記操作部への操作を検出することが好ましい。
また、前記弾性部材は、導電性のドーム状部材であることが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、音情報を記憶する記憶部を有し、前記操作検出部は、前記音検出部により検出された音と前記記憶部に記憶された音情報との対比結果に基づいて前記操作部への操作を検出し、前記音情報を、前記音検出部により検出された音に基づいて更新する制御部と、を備えることが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、前記音検出部により検出された音を通話信号として外部機器に送信する送信部を有することが好ましい。
また、前記操作検出部は、前記音検出部により検出された音における、特定の周波数成分の音に基づいて前記操作部への操作を検出することが好ましい。
本発明によれば、筐体内部の電気的な構造を簡略化することができる。
携帯電子機器の一実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機の機能を示す機能ブロック図である。 操作部を説明するための図である。 操作部への操作を音により検出することと電気的に検出することとを併用する場合の操作部を説明するための図、及び操作部において発生する音の周波数の違いを説明するための図である。
以下、本発明を実施するための好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の携帯電子機器の一実施形態に係る携帯電話機1の基本構造について、図1を参照しながら説明する。図1は、携帯電子機器の一実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。
携帯電話機1は、筐体2を備えると共に、この筐体2の前面10に配置される操作部11と、表示部21と、スピーカ22と、マイク(音検出部の一例)23とを備える。
操作部11は、複数のキーから構成される。すなわち、操作部11は、各種設定機能や辞書機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、数字や文字を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作キー15とから構成される。
表示部21は、通話の相手側の電話番号やメールアドレス、及びメールの内容等の各種情報(文字情報や画像情報)を表示する。表示部21は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ等から構成される。
スピーカ22は、通話の相手側の音声を出力する。
マイク23は、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声を入力するために用いられる。
なお、携帯電話機は、図1に示す形態に限定されることはない。例えば、携帯電話機は、表示部を有する表示部側筐体と、操作部を有する操作部側筐体と、表示部側筐体と操作部側筐体とを結合するヒンジ部とを備える折り畳み式の携帯電話機であってもよい。また、携帯電話機は、操作部側筐体と表示部側筐体とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式や、操作部側筐体と表示部側筐体とを2軸ヒンジを介して連結したものであってもよい。
図2は、携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話機1は、図2に示すように、操作検出部31と、送受信部32と、画像処理部35と、音声処理部36と、メモリ(記憶部)37と、後述する操作検出部31と制御部38とを含む主制御部39とを備える。
操作検出部31は、操作部11が操作されたことを検出する。
送受信部32は、音声情報を始めとする種々の情報を(例えば、マイクにより検出された音を通話信号として)外部機器に送信するための送信部、及び種々の情報を外部機器から受信するための受信部として機能する。送受信部32は、メインアンテナ33と、RF回路部34とを有する。メインアンテナ33は、所定の使用周波数帯(例えば、800MHz)で基地局等の外部装置と通信を行う構成である。なお、本実施形態では、所定の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であってもよい。
RF回路部34は、メインアンテナ33によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部38に供給する。また、RF回路部34は、制御部38から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ33を介して外部装置に送信する。
画像処理部35は、制御部38の制御にしたがって所定の画像処理を行い、所定の画像処理が行われた画像データを表示部21に出力する。
音声処理部36は、制御部38の制御にしたがって、RF回路部34から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をスピーカ22に出力する。スピーカ22は、音声処理部36から供給された信号を外部に出力する。
また、音声処理部36は、制御部38の制御にしたがって、マイク23から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路部34に出力する。RF回路部34は、音声処理部36から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ33に出力する。
メモリ37は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部38による演算処理に利用される。また、メモリ37には、複数のアプリケーションやこのアプリケーションが必要とする各種のテーブル等が記憶されている。また、メモリ37は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
制御部38は、携帯電話機1の全体を制御する。
制御部38を含む主制御部39は、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。
このように構成される携帯電話機1は、筐体2の内部の電気的な構造を簡略化する機能を有する。
以下に、携帯電話機1に係る上記機能を発揮するための構成について詳述する。図3は、操作部11を説明するための図である。
マイク(音検出部)23は、操作部11が操作されることにより発生する音を検出する。この場合、マイク23は、操作部11が操作されることにより発生する音を検出するので、操作部11に隣接して配置されることが好ましい。
操作部11は、図3に示すように、弾性部材40と、ボタン部材41とを備える。弾性部材40は、ドーム状の部材から構成されており、頂点付近が押圧された場合には、図3の二点鎖線Aで示すように、頂点付近が凹むように弾性変形する。弾性部材40は、弾性変形する際に所定の音を発生する。ボタン部材41は、図3における上下方向に移動可能とされ、弾性部材40の上に配置される。ボタン部材41の底面には、弾性部材40の頂点付近を押圧する突状の押圧部42が配置される。ボタン部材41が押圧された場合、図3の二点鎖線Bに示すようにボタン部材41は下方に移動して押圧部42により弾性部材40を押圧し、弾性部材40を弾性変形させる。
マイク23は、弾性部材40が弾性変形することにより発生する所定の音を検出する。
操作検出部31は、マイク23により検出された音に基づいて操作部11への操作を検出する。弾性部材40が弾性変形する場合に発生した音は、マイク23によって携帯電話機1に取り込まれる。マイク23は、弾性部材40が弾性変形した際に発生した音を取り込んだ場合に、取り込んだ音を電気信号に変換して音信号として操作検出部31に供給する。操作検出部31は、マイク23により検出された音に基づいて操作部11への操作を検出する。また、操作検出部31は、マイク23により検出された音における、特定の周波数成分の音(操作部の操作音に対応する周波数。以下同じ。)に基づいて操作部11への操作を検出してもよい。この場合、操作検出部31は、マイク23から音が供給された場合、その音を音声処理部36に供給する。音声処理部36は、供給された音に含まれる周波数を解析する。そして、音声処理部36は、その解析結果を操作検出部31に供給し、操作検出部31は、供給された解析結果に基づいて、マイク23により検出された音における特定の周波数成分における音が所定の条件を満たしているか否かを判定し、所定の条件を満たしていると判定した場合には、これをもって操作部11への操作を検出する。つまり、操作検出部31は、マイク23により検出された音における特定の周波数成分の音に基づいて操作部11への操作を検出する。
ここで、周波数解析とは、高速フーリエ変換を行うことにより音を周波数成分毎に解析することをいう。高速フーリエ変換を行う手段は、通話音声のエンコードを行うために携帯電話機1に既に設けられているものを活用すれば、操作部11の操作を検出するために携帯電話機1に新たに設ける必要がない。音声処理部36は、周波数解析の結果を操作検出部31に供給する。操作検出部31は、音声処理部36により解析された音における特定の周波数成分の音(操作部の操作音に対応する周波数)が所定の条件を満たしているか否かを判定し(例えば、音量が所定値以上であるか否かを判定し)、その結果、所定の条件を満たしている(例えば、音量が所定値以上である)と判定した場合には、これをもって操作部11が操作されたこと(ボタン部材41が押圧されたこと)を検出する。ここで、特定の周波数とは、弾性部材40が弾性変形する場合に発生する音の周波数と一致する周波数の他、略一致する周波数を含むものをいう。
なお、携帯電話機1が配置される周囲の環境において雑音が発生していることより、操作検出部31により操作部11の操作音が検出され難い場合(操作音として判定される確率が低下する場合)がある。このため、携帯電話機1が、通話用のノイズキャンセラーを備える場合、これを活用し、マイク23により検出された音から特定の周波数成分以外の周波数成分の音を低減し、操作検出部31における特定の周波数成分の音の検出精度を向上させるようにしてもよい。
また、上記の周波数解析は、操作部の操作音に基づく周波数以外の周波数を除去するフィルタに音信号を通過させることにより、マイク23により検出された音から特定の周波数成分以外の周波数成分の音を低減し、操作検出部31における特定の周波数成分の音の検出精度を向上させるようにしてもよい。なお、フィルタは、携帯電話機1のコーデック機能に利用されるために既に設けられているディジタルフィルタ(FIRフィルタ)を活用すれば、操作部11の操作を検出するために携帯電話機1に新たに設ける必要がない。このように、操作検出部31は、マイク23により検出された音における音声処理部36において得られた特定の周波数成分の音(操作部の操作音に対応する周波数)に基づいて、操作部11が操作されたことを検出する。
また、操作検出部31は、操作部11が操作されたことを検出する場合、次のような方法により操作部11への操作を検出してもよい。この場合、操作検出部31は、マイク23から音が供給された場合、その音を音声処理部36に供給する。音声処理部36は、マイク23から音が供給された場合、音の振幅(マイク23により取り込まれた音の大きさ(音量))を解析する。音声処理部36は、音の振幅を解析した結果を操作検出部31に供給する。操作検出部31は、音声処理部36による解析結果に基づいて、音の振幅の大きさ(音量)と、弾性部材40が弾性変形する場合に発生する音の大きさ(音量)とが対応するか否かを判定する。操作検出部31は、音の振幅の大きさと、弾性部材40が弾性変形する場合に発生する音の大きさとが対応すると判定した場合には、操作部11への操作を検出する。このように、操作検出部31は、検出した音に基づいて操作部11の操作を検出するものであれば、その方法は問わない。
なお、携帯電話機1は、図1に示すように、操作部11として複数のキー13,14,15を備える場合には、キーが操作されたときに発生する音の周波数又は音量をキー毎に変えればよい。すなわち、操作部11を構成する複数のキー13,14,15のそれぞれは、他のキーとは異なる音を発生する。この場合、例えば、メモリ37に複数のキー13,14,15毎に、操作がされた際に生じる操作音の周波数情報や振幅情報(音量情報)等の音情報を記憶しておけば、操作検出部31は、マイク23により検出された音とメモリ37に記憶された周波数情報や振幅情報(音量情報)等の音情報とに基づいて、操作部11を構成する複数のキー13,14,15うちいずれか1つが操作されたことを検出する。より具体的には、マイク23により音が検出されると、マイク23は、その音を音声処理部36に供給する。音声処理部36は、マイク23により供給された音に含まれる周波数や、音の振幅を解析し、その結果を、操作検出部31に供給する。操作検出部31は、供給を受けた解析結果と、メモリ37に記憶された周波数情報や振幅情報等の音情報とを対比し、両者が互いに対応する場合に、操作部11を構成する複数のキー13,14,15のうちいずれか1つが操作されたことを検出する。ここで、操作検出部31が音声処理部36から供給を受けた解析結果と、メモリ37に記憶された周波数情報や振幅情報等の音情報とが対応する場合とは、例えば、操作検出部31が音声処理部36から供給を受けた解析結果に、キー13に対応してメモリ37に記憶された周波数情報と略同一の周波数成分の音が含まれており、その音が所定の条件を満たしている(例えば、その音の音量が所定値以上である)、と判定された場合等をいう。
したがって、携帯電話機1は、マイク23により検出された音に基づいて操作部11への操作を検出するので、操作部11への操作を検出するための配線パターンが削減され、筐体2の内部における電気的な構造を簡略化することができる。
また、操作検出部31は、マイク23により検出される、操作部11への操作により押圧されて弾性部材40が弾性変形するときに生じる音(第1音)と、操作部11への操作が終了することにより弾性部材40が弾性変形する前の状態に遷移するときに生じる音(第2音)に基づいて操作部11への操作を検出することが好ましい。
弾性部材40は、ボタン部材41によってドーム形状の頂点部分が押圧されることにより頂点部分が凹むように弾性変形する場合、及びボタン部材41による頂点部分の押圧が解除されることにより頂点部分が凹む前の状態に戻るように弾性変形する場合にそれぞれ音(第1音及び第2音)を発生する。
マイク23は、第1音及び第2音を検出する。操作検出部31は、マイク23により第1音及び第2音が検出された場合、第1音及び第2音のそれぞれに対応する音を音声処理部36に供給する。(なお、音声処理部36への当該供給は、必須ではない。)。そして、音声処理部36は、マイク23により供給された第1音及び第2音に含まれる周波数や音信号の振幅等を解析する。音声処理部36は、その解析結果を操作検出部31に供給し、操作検出部31は、第1音及び第2音のそれぞれに対応する音信号の解析の結果に基づいて、操作部11への操作を検出する。なお、音声処理部36による解析及び操作検出部31による検査の方法は、上述の態様(第1音に対応する音のみを対象とする態様)と同様である。
したがって、携帯電話機1は、マイク23により検出された第1音及び第2音に基づいて操作部11への操作を検出するので、操作部11への操作を検出するための配線パターンが削減され、筐体2の内部における電気的な構造を簡略化することができる。
また、弾性部材40は、導電性のドーム状部材であることが好ましい。この場合、操作部11は、図3に示すように、第1電極43と、第1電極43の周囲に配置される第2電極44とを備えていてもよい。第2電極44は、弾性部材40の平面形状に倣う形状になっており、弾性部材40が配置される。第1電極43は、弾性部材40が凹むように弾性変形した場合に、弾性部材40の頂点部分と接触する。第1電極43と第2電極44とは、弾性部材40が弾性変形した場合(ボタン部材41が押圧された場合)に、弾性部材40を介して電気的に接続する。
操作部11が第1電極43及び第2電極44を備える場合、操作検出部31は、ボタン部材41が操作されたことを音により検出することと電気的に検出することを併用する。図4は、操作部11への操作を音により検出することと電気的に検出することとを併用する場合の操作部11を説明するための図、及び操作部11において発生する音の周波数の違いを説明するための図である。
操作部11は、例えば、図4(a)に示すように、3行3列となるようにキーが配置される。操作部11の各行R1,R2,R3には、2本の信号線が行方向に沿って配置される。2本の信号線は、一方が入力信号線RL1となり、他方が出力信号線RL2となる。入力信号線RL1は、第1電極43及び第2電極44のうちの一方と接続し、出力信号線RL2は、第1電極43及び第2電極44のうちの他方と接続する。なお、図4(a)は、入力信号線RL1に第1電極43が接続され、出力信号線RL2に第2電極44が接続された場合を示している。各行R1,R2,R3に配置される出力信号線RL2は、操作部11の列方向に沿って配置された信号線CLに接続される。
また、各列C1,C2,C3に配置されるキーは、操作された場合に、他の列に配置されるキーとは異なる音を発生する。例えば、各列C1,C2,C3に配置されるキーを構成する弾性部材40は、他の列に配置されるキーを構成する弾性部材40とは直径が異なるように形成される。図4(a)に示す場合、第1列C1に配置されるキーは、小径の弾性部材40を備える。第2列C2に配置されるキーは、中径の弾性部材40を備える。第3列C3に配置されるキーは、大径の弾性部材40を備える。
第1列C1に配置されるキーが操作された場合、図4(b)に示すように、操作されたキーが発生する音の周波数f1は、他の列C2,C3に配置されるキーが発生する音の周波数f2,f3よりも高くなる。第2列C2に配置されるキーが操作された場合、図4(b)に示すように、操作されたキーが発生する音の周波数f2は、他の列C1,C3に配置されるキーが発生する音の周波数f1,f3の間となる。第3列C3に配置されるキーが操作された場合、図4(b)に示すように、操作されたキーが発生する音の周波数f3は、他の列C1,C2に配置されるキーが発生する音の周波数f1,f2よりも低くなる。
このような操作部11において、例えば、第1行第1列(R1、C1)のキーが操作された場合、マイク23は、操作されたキーが発生する音を検出する。操作検出部31は、マイク23により取り込まれた音を音声処理部36に供給する。音声処理部36は、周波数を解析して周波数f1を得て、解析結果を操作検出部31に供給する。操作検出部31は、周波数f1に基づいて、第1列C1に配置されるキーが操作されたことを検出する。また、第1行第1列(R1、C1)のキーが操作された場合に、操作されたキーを構成する第1電極43と第2電極44とが弾性部材40を介して導通するため、第1行R1に配置される入力信号線RL1及び出力信号線RL2と、列方向に沿って配置される信号線CLとが導通する。これにより、操作検出部31は、第1行R1に配置されるキーが操作されたことを検出する。したがって、操作検出部31は、第1行第1列(R1、C1)のキーが操作されたことを検出する。
以上説明したように、携帯電話機1は、マイク23により検出された音に基づいて操作部11への操作を検出する構成を有するため、キーが配置される各行R1,R2,R3及び各列C1,C2,C3のそれぞれに信号線を配置する必要がない。このため、携帯電話機1は、操作部11への操作を検出するための配線パターンの数を少なくすること可能であるため、筐体2の内部における電気的な構造を簡略化することができる。
なお、図4を用いて説明した例では、列ごとに操作音の周波数が変わる場合について説明したが、本発明は、上記の例に限定されることはなく、行ごとに操作音の周波数が変わるようになっていてもよい。
また、メモリ37は、音情報を記憶することが好ましい。この場合、操作検出部31は、マイク23により検出された音とメモリ37に記憶された音情報との対比結果に基づいて操作部11への操作を検出する。また、制御部38は、メモリ37に記憶された音情報を、マイク23により検出された音に基づいて更新する。
メモリ37は、キーが操作された場合に発生する音の情報(音情報)を記憶する。具体的には、メモリ37は、音情報として、各キーが操作された場合に発生する音の周波数の情報や音量の情報等を記憶する。操作検出部31は、マイク23から音が供給された場合、音を音声処理部36に供給して解析させ、解析結果を音声処理部36から取得する。操作検出部31は、音声処理部36の解析結果としての音の周波数又は音量と、メモリ37に記憶される音情報における周波数又は音量とをそれぞれ対比し、それぞれの周波数又は音量が対応する場合には、対応した音情報に対応するキーが操作されたことを検出する。
ここで、携帯電話機1が長年使用し続けられる場合等には、キーを構成する弾性部材40の経時変化により、キーが操作された場合に発生する音(周波数や音量)が変化する場合がある。このため、制御部38は、例えば、操作検出部31によりキーの操作が検出される毎に、メモリ37に記憶される音情報をマイク23から供給された音信号に基づく音情報に書き換えてもよい。具体的な一例としては、マイク23により検出された音の周波数fとメモリ37に記憶される音情報の周波数fとが略一致し(完全に一致せず)、メモリ37に記憶される周波数fの音情報に対応するキーの操作が操作検出部31により検出された場合には、制御部38は、メモリ37に記憶される音情報の周波数fをマイク23により検出された音の周波数fに更新する。なお、制御部38は、マイク23により検出された音の周波数fとメモリ37に記憶される音情報の周波数fとが完全に一致する場合には、メモリ37に記憶される音情報の周波数fを更新しないようにしてもよい。これにより、制御の簡素化が図られる。
したがって、携帯電話機1は、音情報をマイク23により検出された音に基づいて更新するので、操作部11が操作されることにより発生する音が経時変化した場合でも、操作部11への操作を検出することができる。
以上説明したように、上述した実施形態では、本発明が携帯電話機1に適用される場合を例示して説明した。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されることはなく、例えば、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistant)やポータブルゲーム機やポータブルナビゲーションデバイス等の携帯電子機器にも適用することができる。
なお、上述した実施形態は一例であって、本発明は、これに限定されるものではない。
1 携帯電話機(携帯電子機器)
11 操作部
23 マイク(音検出部)
31 操作検出部
32 送受信部
37 メモリ(記憶部)
38 制御部
40 弾性部材

Claims (7)

  1. 操作部と、
    前記操作部が操作されることにより発生する音を検出する音検出部と、
    前記音検出部により検出された音に基づいて前記操作部への操作を検出する操作検出部と、を備える携帯電子機器。
  2. 前記操作部と前記音検出部とは隣接して配置される請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記操作部への操作により押圧されて弾性変形する弾性部材を備え、
    前記操作検出部は、前記音検出部により検出される、前記操作部への操作により押圧されて前記弾性部材が弾性変形するときに生じる音と、前記操作部への操作が終了することにより前記弾性部材が弾性変形する前の状態に遷移するときに生じる音に基づいて前記操作部への操作を検出する請求項1又は請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記弾性部材は、導電性のドーム状部材である請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 音情報を記憶する記憶部を有し、
    前記操作検出部は、前記音検出部により検出された音と前記記憶部に記憶された音情報との対比結果に基づいて前記操作部への操作を検出し、
    前記音情報を、前記音検出部により検出された音に基づいて更新する制御部と、を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記音検出部により検出された音を通話信号として外部機器に送信する送信部を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記操作検出部は、前記音検出部により検出された音における、特定の周波数成分の音に基づいて前記操作部への操作を検出する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
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