JP2011233315A - 光学シート,光源モジュール,光源モジュールを用いた照明装置,液晶表示装置及び映像表示装置 - Google Patents

光学シート,光源モジュール,光源モジュールを用いた照明装置,液晶表示装置及び映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型構造により集光,拡散機能を備えた光源モジュールを提供する。
【解決手段】配線基板と、配線基板上に配置された点光源と、配線基板上に形成され点光源を覆う透明構造体と、を有し、透明構造体の光出射側の表面には複数の凸部が形成され、第一の面および第二の面が交互に形成されることで複数の凸部が形成され、複数の凸部のそれぞれは、第一の面および第二の面で構成され、点光源から透明構造体の光出射側の表面に向かう半直線が動いてつくる複数の円錐面のうち隣接する2つの円錐面を第一の円錐面および第二の円錐面とし、第一の面は、光取り出し面の一部を第一の円錐面および第二の円錐面に沿って相似縮小または拡大させた面であり、第二の面は、第一の円錐面または第二の円錐面の一部であり、複数の凸部を透明構造体の光出射側の表面に平面状に並べたことを特徴とする光源モジュール。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学シート,光源モジュール,光源モジュールを用いた照明装置,液晶表示装置及び映像表示装置に関する。
従来、LEDチップを透明樹脂で封止した光源は、樹脂からの直接出射光と樹脂内部での反射光を用いて光取り出しを行っている。
特許文献1は、次のような構成が開示されている。発光素子を封止するモールド樹脂の前方界面に、発光素子の光を直接外部へ出射させる直接出射領域と、発光素子の光を全反射させる全反射領域とを形成する。直接出射領域は、凸レンズ状に形成する。モールド樹脂の背面には、凹面鏡状をした光反射部を設ける。発光素子から出射された光の一部は、直接出射領域を通過するときレンズ作用を受けて前方へ出射される。発光素子から出射された光の別な一部は、全反射領域で全反射された後、光反射部で反射され、全反射領域から前方へ出射される。直接出射光の取り出し凸面、全反射された後の光反射部の凹面のように、厚みを伴う凹凸構造の界面により集光させている。
特開2002−94129号公報
本発明の目的は、光取り出しに対して薄型構造により集光,拡散機能を備えた光源モジュール並びにこれを用いた照明装置,液晶表示装置及び映像表示装置を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
(1)配線基板と、前記配線基板上に配置された点光源と、前記配線基板上に形成され、前記点光源を覆う透明構造体と、を有し、前記透明構造体の光出射側の表面には複数の凸部が形成され、第一の面および第二の面が交互に形成されることで前記複数の凸部が形成され、前記複数の凸部のそれぞれは、前記第一の面および前記第二の面で構成され、前記点光源から前記透明構造体の光出射側の表面に向かう半直線が動いてつくる複数の円錐面のうち隣接する2つの円錐面を第一の円錐面および第二の円錐面とし、砲弾型または扁平型の光取り出し面と前記点光源との距離は前記点光源を通る前記配線基板の垂線に向かって変化しており、前記第一の面は、前記光取り出し面の一部を前記第一の円錐面および前記第二の円錐面に沿って相似縮小または拡大させた面であり、前記第二の面は、前記第一の円錐面または前記第二の円錐面の一部であり、前記複数の凸部を前記透明構造体の光出射側の表面に平面状に並べたことを特徴とする光源モジュール。
(2)上記(1)において、前記複数の凸部には、前記点光源を通る前記配線基板の垂線に対して対称となる凸部が含まれることを特徴とする光源モジュール。
(3)上記(1)において、前記複数の凸部には、前記配線基板平面において直交する2軸に対して形状比が異なり、前記点光源を通る前記配線基板の垂線に対して線対称となる凸部が含まれることを特徴とする光源モジュール。
(4)上記(2)または(3)において、前記点光源からの配光パターンの強度が最大となる方向を中心軸とし、前記中心軸は前記点光源を通る前記配線基板の垂線に対して傾いていることを特徴とする光源モジュール。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記光取り出し面は複数個あり、前記複数個の光取り出し面から一つを離散的に選択して前記複数の凸部のそれぞれが形成されることを特徴とする光源モジュール。
(6)上記(1)乃至(5)のいずれかにおいて、前記透明構造体は封止部および界面形成部で構成され、前記封止部は前記点光源を覆い、前記界面形成部に前記複数の凸部が形成されることを特徴とする光源モジュール。
(7)上記(6)において、前記封止部と前記界面形成部との間に空気層が形成され、前記空気層は球殻形状であり、前記封止部は前記空気層の中心部に配置されることを特徴とする光源モジュール。
(8)上記(6)において、前記封止部と前記界面形成部との間に粘着層が形成されることを特徴とする光源モジュール。
(9)上記(1)乃至(8)のいずれかにおいて、前記点光源はLEDチップおよび蛍光体を分散した透明樹脂で構成され、前記LEDチップは前記透明樹脂で覆われることを特徴とする光源モジュール。
(10)上記(1)乃至(8)のいずれかにおいて、前記点光源はLEDチップ、蛍光体を含まない第一の透明樹脂および蛍光体を分散した第二の透明樹脂からなり、前記第一の透明樹脂は前記LEDチップを覆い、前記第二の透明樹脂は前記第一の透明樹脂を覆うことを特徴とする光源モジュール。
(11)上記(1)乃至(10)のいずれかにおいて、前記透明構造体の光出射側の表面に平坦な領域が部分的に形成されることを特徴とする光源モジュール。
(12)上記(11)において、前記平坦な領域は前記透明構造体の中央部または周辺部に形成されることを特徴とする光源モジュール。
(13)上記(1)乃至(12)のいずれかにおいて、前記複数の凸部のそれぞれの厚さが等しいことを特徴とする光源モジュール。
(14)上記(1)乃至(13)のいずれかにおいて、前記光源モジュールを複数個配列して面光源としたことを特徴とする光源モジュール。
(15)上記(1)乃至(14)のいずれかの光源モジュールを有する照明装置において、前記光源モジュールが1以上配列された線光源モジュールと、前記線光源モジュールからの光を出射する導光板と、を有することを特徴とする照明装置。
(16)上記(14)の光源モジュールを有する照明装置において、前記光源モジュールからの光を出射する拡散板を有し、前記拡散板は基材樹脂,微粒子および蛍光体の微粒子で構成され、前記基材樹脂内に前記微粒子および前記蛍光体の微粒子が分散され、前記微粒子の屈折率は前記基材樹脂の屈折率と異なることを特徴とする照明装置。
(17)一対の基板と、一対の基板に挟持される液晶層と、を有する液晶パネルと、前記液晶パネルの両面に配置された一対の偏光板と、上記(14)の照明装置と、を有し、前記照明装置は前記液晶パネルに光を出射することを特徴とする液晶表示装置。
(18)上記(17)の液晶表示装置と、前記液晶表示装置に対して映像信号の信号処理を行う信号処理部と、電源を供給するための電源部と、スピーカと、を有する映像表示装置。
(19)配線基板と、前記配線基板上に配置された点光源と、前記配線基板上に形成され、前記点光源を覆う透明構造体と、を有し、前記透明構造体の光出射側の表面には複数の凸部が形成され、第一の面および第二の面が交互に形成されることで前記複数の凸部が形成され、前記複数の凸部のそれぞれは、前記第一の面および前記第二の面で構成され、前記点光源から前記透明構造体の光出射側の表面に向かう半直線が動いてつくる複数の円錐面のうち隣接する2つの円錐面を第一の円錐面および第二の円錐面とし、砲弾型または扁平型の光取り出し面と前記点光源との距離は前記点光源を通る前記配線基板の垂線に向かって変化しており、前記第一の面は、前記光取り出し面の一部を前記第一の円錐面および前記第二の円錐面に沿って相似縮小または拡大させた面であり、前記第二の面は、前記第一の円錐面または前記第二の円錐面の一部であり、前記複数の凸部を前記透明構造体の光出射側の表面に平面状に並べ、前記透明構造体は封止部および界面形成部で構成され、前記封止部は前記点光源を覆い、前記界面形成部に前記複数の凸部が形成され、前記封止部と前記界面形成部との間に粘着層が形成される光源モジュールに用いられる光学シートであって、前記光学シートは前記界面形成部および前記粘着層で構成されることを特徴とする光学シート。
本発明により、光取り出しに対して薄型構造での集光,拡散機能を実現し、輝度均一性などを向上させる光学シート,光源モジュール,光源モジュールを用いた照明装置,液晶表示装置及び映像表示装置を提供できる。上記した以外の課題,構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの上面図であり、図1のA−A線での断面図を与える。 図1の光源モジュールの放射パターン図である。 光源モジュールの内部表面を示す上面図である。 光源モジュールの図4のB−B線位置での断面図である。 光源モジュールの図4のC−C線位置での断面図である。 光源モジュールの上面図である。 光源モジュールの上面図である。 光源モジュールの上面図である。 光源モジュールの上面図である。 光源モジュールの放射パターン図である。 光源モジュールの放射パターン図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの上面図である。 光源モジュールの放射パターン図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの放射パターン図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの界面形成部の断面図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの透明構造体の断面図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの断面図である。 複数の光源モジュールの断面図である。 光源モジュールの透明構造体の上面図である。 図19aのE−E線断面図である。 直下型照明装置の上面図である。 図20aのF−F線断面図である。 直下型照明装置に用いる光学シートの上面図である。 図21aのG−G線断面図である。 直下型照明装置に用いる一体型仕切り壁の上面図である。 図22aのH−H線断面図である。 直下型照明装置を組み込んだ液晶表示装置の断面図である。 光源モジュールの上面図である。 図24aのI−I線断面図である。 線状光源モジュールの上面図である。 図25aのJ−J線断面図である。 線状光源モジュールを用いたブロック型照明装置の上面図である。 図25cのK−K線断面図である。 ブロック型照明装置を用いた液晶表示装置の断面図である。 線状光源モジュールの上面図である。 図26aのL−L線断面図である。 線状光源モジュールを用いたエッジ型照明装置の上面図である。 図26cのM−M線断面図である。 エッジ型照明装置を用いた液晶表示装置の断面図である。 液晶表示装置を用いた映像表示装置の背面配置図である。
LED光源に見られるように、封止材でもある透明樹脂、或いはガラスなどで覆われた光源PKG(光源モジュール)は基本的に点光源からの出射光(放射光)である。LEDチップなどからの出射光を集光,拡散させるため、透明樹脂の界面に対して砲弾型,扁平型などの突き出た凸構造を用いている。
この結果、光を取り出す界面構造は、平面形状に代わり中央部が厚くなり、薄型化,結合性の点で本質的に不利になるという問題がある。大型の構造体では体積の増加も伴い軽量化に対しても不利になる。更に、光源モジュールと光路を形成する構造体との結合構造から効率を低下させるという問題もある。
一方、従来レンズの薄型構造に対しては、フレネルレンズが使用されてきた。フレネル
レンズは平行光(コリメート光)に対して適用されるもので、LED光源のような点光源からの放射光に対しては適用できない。勿論、LED光源とレンズとの距離を十分に長くすれば平行光にできるが、LEDチップを実装する光源モジュールとしては実用的に困難である。特性的にも、フレネルレンズは平行光に対する界面を形成しているため、点光源からの放射光に対しては機能的な界面構造を提供できない。点光源の放射光に対しては新たに薄型界面構造を提供する必要がある。
本発明は、光源を覆った透明樹脂(、或いはガラス)の界面が光源からの放射光に対して集光,拡散機能を有する薄型構造体を提供するため、以下に幾つかの特徴的な実施形態を取り上げる。光源には、LEDチップ(単色チップ,RGB3チップ、或いはRGBチップ),LEDチップを実装したPKG(単色LED,3色LED、及び蛍光体白色LED),OLED素子などを用いる。
(1)基本構造,構成:
光源モジュールにおいて、平面状の透明樹脂で集光,拡散させる界面を形成する手段は、配線基板と、配線基板上に形成された光源と、配線基板上に形成され光源を覆う透明構造体とを有し、前記透明構造体は光取り出し面において複数の凸部(凹凸部)を有し、前記複数の凸部のそれぞれは、断面が前記光源との距離が一定でない光取り出し面に対して、光源から出る半直線が動いてつくる複数の円錐面で分割され隣接する2つの円錐面に沿って相似縮小、拡大させた光取り出し面の一部、及び前記円錐面の(傾斜面の)一部とで交互に構成され、表面を平面状に並べて配列したことを特徴とする。複数の凸部のそれぞれは中心軸の周りに対称な形状を組み込んだ構造であり、複数の円錐面を形成する中心軸を複数個用いる場合もある。
これにより、光源モジュールから出射する放射パターンの適正制御や輝度均一性の向上と同時に、超薄形化,軽量化構造を実現する。また、出射光に対する樹脂内部での光路を大幅に短縮できるため、透明樹脂による吸収損失を低減し、光取り出し効率を向上させている。
この場合、光源モジュールの薄型化の必要性が低ければ、集光,拡散機能を保持しながら表面を必ずしも完全にフラットな平面形状に並べる必要はなく、外形が凹/凸状の平面形状など任意の外形形状にも並べることもできる。
(2)異方性をもつ集光,拡散構造:
上記した透明構造体は、中心軸(z軸)に垂直な2軸(x,y)の内、1軸(y)方向に扁平させた楕円錐面で分割され、隣接する2つの楕円錐面に沿って相似縮小(拡大させる場合もある)された光取り出し面の一部、及び前記楕円錐面の(傾斜面の)一部とで交互に構成されることを特徴とする。y軸方向に扁平させることにより、y軸方向の放射パターンをx軸方向よりも鋭く(狭く)し、放射特性(パターン)に異方性を持たせている。即ち、x軸方向には視野角を広く均一に出射(拡散)させ、y軸方向には視野角を狭く限定された領域内で出射(集光)させることで、一次元的な線状光源を実現している。
(3)複数の異なる光取り出し面の組み合せ構造:
透明構造体の界面のもう一つの実施形態は、前記したように一つの光取り出し面を複数の小さな凹凸界面で分割して配列できるため、異なる集光,拡散機能を有する光取り出し面を同時に複数個用いて分割界面を形成できる点である。
複数の小さな凹凸界面に分割する前の光取り出し面は通常一つである。本発明の界面の場合には、従来の一つの界面では物理的に不可能な複数の重複する(分割前の)界面を用いることができ、それぞれ分割された小さな界面を離散的に選択し、組み合せて一つの界面になるように連続的に配列,形成できる点である。集光,拡散する複数の界面を離散的ではあるが同時に用いることができるため、薄型軽量化に加えて、光源に対する放射強度、放射パターン(配光パターン)の最適制御を容易にでき輝度均一性などを大幅に向上させる効果が得られる。
(4)光取り出し面の機能分離による光学シート化(片面加工):
透明構造体を機能面から光源を覆う封止部と集光,拡散の光取り出しを行う凹凸構造の界面形成部とに2分割し、後者の界面形成部を光学シート(光学フィルム)にする。この光学シートを粘着シートで封止部に張り合わせることにより光源モジュールの組立性,歩留まり,使い勝手などを大幅に向上させることができる。
(5)光取り出し面の機能分離による光学シート化(両面加工):
(4)を更に変形させた透明構造体を提供する。透明構造体を光源を覆う封止部と光取り出しを行う凹凸構造の界面形成部(光学シート)とに引き離し、2分割する。後者の光学シートは、両面に対して、それぞれ集光,拡散機能を備えた光取り出し面形成部と、封止部と対向する凹構造部とを備えるための加工が施されている。封止部と対向する凹構造部は、(4)の場合とは異なり、封止部との間に空気層を介して直接的な張り合わせを不要にしている。
これにより、光源モジュールの組立性,歩留まり,使い勝手の向上に加えて、(4)で張り合わせに用いていた粘着シートを光路から取り除き光学特性(光取り出し)を向上させている。
光源を覆う封止部は外形を凸型の半球形にし中心部にLEDチップなどの光源を配置(封止部の外形界面に対する点光源化)して、封止材料の屈折率に依存せずに封止部からの光取り出し特性を確保している。一方、シート状の界面形成部は集光,拡散する凹凸構造の光取り出し面の他に、反対側の面、即ち封止部と接する面に対して封止部の凸型の半球形よりも大きな径の凹型の半球形を形成する。封止部の凸型の半球形と、界面形成部の凹型の半球形は、球形の中心を一致させるようにして空気層を介して互いに重なる構造に配置して組み立てられる。封止部内の光源からの出射光は凸型の半球形の界面に垂直に入射し反射,屈折が抑制、取り除かれるため、屈折率に依存せず空気層に対する光取り出し特性(効率)の低下を抑制する。更に、封止部からの出射光は、凸型の半球形と中心を一致させた凹型の半球形の界面に対して垂直に入射するため、界面形成部の入射面に対しても同様に反射,屈折が抑制、取り除かれる。
従って、界面形成部は、封止部との間に空気層がない場合(透明構造体が界面形成部と封止部に分離されていない場合)と同様に、光源からの出射光を効率よく取り出すことができる。
封止部の光源に屈折率の高いLEDチップなどを用いる場合でも、前記したように封止材料の屈折率に依存せずに封止部からの光取り出し特性(効率)を確保できる構造を備えるため、更にLEDチップからの光取り出し特性(効率)の大幅な向上のため高屈折率の透明樹脂を用いて封止部を形成できるというメリットも得られる。
以下に具体的な実施例を示して、本願発明の内容をさらに詳細に説明する。以下の実施例は本願発明の内容の具体例を示すものであり、本願発明がこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、実施例を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、実施例1に関わる光源モジュール1の断面図であり、光学的な構造を示す。図2は光源モジュール1の上面図であり、A−A線断面が図1を表している。図3は、図1,図2の光源モジュール1の放射角度θに対する相対光量比を示す放射パターンである。
図4は、図2で透明構造体5,周辺枠4を取り除いた光源モジュール1の上面図である。図5は、図4に示す光源モジュール1のB−B線での断面図である。図6は、図4に示す光源モジュール1のC−C線での断面図である。
図1,図2で、光源モジュール1は光源としてのLEDチップ2を配線基板3の中央部に配置し、その上を外形が四角形状で内面に傾斜を形成した周辺枠4に収まるように透明構造体5で覆れている。
図1の透明構造体5は、光取り出し面6において複数の凸部7(凹凸部)を有し、複数の凸部7のそれぞれは、中心軸10の周りに対称な形状を組み込んだ構造であり、断面がLEDチップ2(中心部)との距離が一定でない光取り出し面8に対して、LEDチップ2から出る半直線9が動いてつくる同一の中心軸10での複数の円錐面11で分割され隣接する2つの円錐面11−1,11−2に沿って相似縮小(拡大させる場合もある)させた光取り出し面の一部12、及び前記円錐面の(傾斜面の)一部13とで交互に構成され、表面が平面状の光取り出し面6に並べて配列されたことを特徴とする。
これにより、光源モジュール1からの出射光14は、光取り出し面8に対する出射光15と同一方向に取り出される形で、複数の凸部7を平面状に並べられた光取り出し面6により集光されている。放射パターンを適正制御することにより集光時の輝度均一性を向上させることができると同時に厚さ16の薄形化とこれに伴う軽量化構造を実現している。
LEDチップ2からの全光束を対象に集光,拡散する必要がない場合などは、透明構造体5は、全体の界面構造に対して部分的、或いは局所的に上記の中心軸に対して対称な構造を適用されることもある。
図1の断面構造が示すように、光取り出し面6に並べられる複数の凸部7を多分割化し、微細化することにより溝深さ17を一層薄くした界面構造を得ることができる。この時の溝深さは、用途に応じて材質,型加工精度,回折条件やコストなどで選択され、通常数μm程度まで低減することができる。
図3の放射パターンでは、図1の透明構造体5で得られた集光特性18−1を示し、放射角度:約45度以内で光量を取り出している。集光特性18−2は、図1の光取り出し面8を更に砲弾型の凸状にすることで集光性を高めた場合を示す。図1の光源モジュール1の構造から、砲弾型形状のアスペクト比(中心軸上の高さ/直径)を増加させることにより集光性は一層高められるが光取り出し面8での全反射が起き易くなり一定の限界が存在する。
通常、LEDチップ2からの出射光14,出射光15に対して、光取り出し効率が低下しないようにするため、集光性と同時にそれぞれ光取り出し面の一部12(光取り出し面8を相似縮小した界面)で全反射しないように入射角を臨界角以下にする構造,材質条件を加えている。
光源モジュール1の光源として、LEDチップ2に代りLED−PKG(チップを封止したパッケージ)を用いる場合もある。光源モジュール1のプロセス簡易化による組立性向上,歩留まり向上、及び信頼性向上の効果が得られる。
図4に示す配線基板3は、両面に配線構造が形成され、複数のCuスルーホール19を介して表面の電極パターン(実線部)20(20−1,20−2,20−3)と裏面の電極パターン(破線部)21(21−1,21−2,21−3)との間を電気的に接続している。電極パターン20は、LEDチップ2の電極(図中省略)とAuワイヤー22−1,22−2で接続するための電極パターン20−1,20−2、及びLEDチップ2を搭載するためのダイボンディング部の電極パターン20−3とで形成されている。中央の電極パターン20−3は、LEDチップ2で発生した熱量を裏面に放熱するため複数本のCuスルーホール19を介して配線基板3の電極パターン21−3に接続される高放熱構造(低熱抵抗構造)を形成している。
図5,図6に示すように、配線基板3はガラスエポキシ基板であり、両面に形成された電極パターン20(20−1,20−2,20−3),21(21−1,21−2,21−3)を含み、配線基板3の表面上にはそれぞれ高反射率で高信頼度の白色レジスト層23,24が形成されている。光源モジュール1を光学装置へ組み込む時の組立性などから配線基板3に高熱伝導性のフレキシブル配線基板を用いる場合もある。
裏面のレジスト層24は、直接光学特性に関係しない場合、高反射率材料としない場合もある。レジスト層23,24が電極パターン20,21上へ形成されない開口部25(25−1,25−2,25−3),26(26−1,26−2,26−3)には、レジスト層23,24を形成した後でCu箔パターン上にNi/Auめっきが施されている。開口部25はLEDチップ2をDB/WBする領域を確保し、それ以外の領域をレジスト層23で覆って放射光を反射させている。裏面の開口部26は、光源モジュール1を外部配線基板(図示せず)や外部放熱構造部(図示せず)にはんだ接続などするために設けられている。電極パターン20−3に形成した開口部25(25−3)では、LEDチップ2からの裏面への放射光に対して高反射特性を向上させるため、Ni/Auめっきの上にAgペーストによるダイボンディング層27を形成している。メタライズの方法として、開口部25(25−3)に開口部26も含めてNi/Auめっきに代りNi/Agめっきを施す場合もある。更に別の方法としては、Agめっきに代えて、高反射特性(85%以上、Ag同等)で高信頼度なSnめっきを用い、高信頼度で高放熱の白色(或いは透明)ダイボンディング層を薄く(1〜20μm程度)形成する場合もある。この時のダイボンディング層には白色の高熱伝導性フィラー(アルミナ粒子など)入りのシリコーン系樹脂を用いる場合もある。
白色のレジスト層23,24を用いない場合として、配線基板3にガラスエポキシ基板に代えて白色のセラミック(アルミナ)基板を用いる場合もある。周辺枠4は白色の反射シート(アクリル系樹脂)を金型で成形して形成される。白色反射シートに代りに、高反射率の白色セラミック基板、或いは積層形成した白色レジスト層などで周辺枠4の外形を形成する場合もある。白色セラミック基板の場合は、配線基板3と周辺枠4を一体化した積層セラミック基板とすることで、高信頼度で高反射率,高効率特性を得ることができる。
図7aは、実施例2に関わる透明構造体28を用いた光源モジュール29で、光学的構造を示す上面図である。図1,図2に示した実施例1の透明構造体5に対する変形例である。
同様に、図7bは、実施例2に関わる透明構造体36を用いた光源モジュール33で、光学的構造を示す上面図である。実施例1の透明構造体5に対するもう一つの変形例である。
図7aに示す光源モジュール29の基本構造は、光源としてのLEDチップ30を中央部に配置し、その上を矩形形状(細長形状)の周辺枠31の内部領域を透明構造体28で覆っている。透明構造体28の界面(実線と破線で繰り返した凹凸面)は周辺枠31の内部に納まる形で同心円状に形成されている。
図7bに示す光源モジュール33の基本構造は、光源としてのLEDチップ34を中央部に配置し、その上を円形形状(楕円形状でもよい)の周辺枠35の内部領域を透明構造体36で覆っている。透明構造体36の界面(実線と破線で繰り返した凹凸面)は周辺枠35の内部に納まる形で同心円状に形成されている。
図7a,図7bに示すように、それぞれ矩形,円形などの周辺枠31,35を備える光源モジュール29,33の外形形状に合わせて、薄型の透明構造体28,36を形成し集光パターンを得ることができている。
図8aは、実施例3に関わる透明構造体37を用いた光源モジュール38で、光学的構造を示す上面図である。図7aに示した実施例2の透明構造体28に対する変形例である。
同様に、図8bは、実施例3に関わる透明構造体41を用いた光源モジュール42で、光学的構造を示す上面図である。図7bに示した実施例2の透明構造体36に対するもう一つの変形例である。
図8c,図8dは、それぞれ光源モジュール38,42の放射角度θに対する相対光量比を示す放射パターンである。
図8aに示す光源モジュール38の基本構造は、光源としてのLEDチップ39を中央部に配置し、その上を矩形形状(細長形状)の周辺枠40の内部領域が透明構造体37で覆われている。透明構造体37の界面(実線と破線で繰り返した凹凸面)は、周辺枠40の内部に納まる形ではあるが、y軸方向に扁平させてz軸方向(中心軸)から見てx,y軸方向に対して同心円とは異なる形状比(楕円形状など)を持たせて形成されている。これにより、z軸方向である中心軸に垂直な平面においては、直交するx、yの2軸に対して形状比の異なる線対称な構造を組み込んだ構造を提供している。全光束を対象に集光,拡散する必要がない場合、透明構造体37,41は全体の界面構造に対して部分的,局所的に上記の構造を適用することもある。
この時の放射パターンを図8cに示す。y軸方向の特性45は、強い指向性を示す集光特性をもつ。一方、x軸方向の特性46は、視野角を拡げてほぼ均一化された拡散特性をもつ。2軸方向に異方性をもたせることで1次元(x軸)方向に配光す(放射)する線状光源を効率よく実現している。
図8bに示す光源モジュール42の基本構造は、光源としてのLEDチップ43を中央部に配置し、その上を円形形状(楕円形状でもよい)の周辺枠44の内部領域を透明構造体41で覆っている。透明構造体41の界面(実線と破線で繰り返した凹凸面)は周辺枠44の内部に納まる形であるが、図8aの場合と同様に、y軸方向に扁平させた同心円とは異なる形状(楕円形状など)に形成されている。
この時の放射パターンを図8dに示す。図8cの場合と同様に、y軸方向の特性47は強い指向性を示し、x軸方向の特性46を視野角を拡げてほぼ均一化した拡散特性を持たせることでz軸方向に対する線状光源を効率よく実現している。
本実施例を用いた実施例を、後述する実施例でも説明する。
図9は、実施例4に関わる透明構造体50を用いた光源モジュール49で、光学的構造を示す断面図である。図10は、光源モジュール49の上面図であり、D−D線断面が図9を表す。図11は、光源モジュール49の放射角度θに対する放射光量比を示す放射パターンである。
図9,図10で、光源モジュール49は光源としてのLEDチップ51を配線基板52の中央部に配置し、その上を四角形状の周辺枠53に収まるように透明構造体50で覆っている。
透明構造体50は、図9の破線で示す光取り出し面55を複数本の円錐面59(59−1,59−2,59−3....)で分割し相似縮小することにより厚さ56を取り除いた平坦面57(の一部)が形成され、光源モジュール49の大幅な薄型化,軽量化を実現している。LEDチップ51からの光線60−1,60−2は、それぞれ界面61−1,61−2が異なっても形状の相似縮小により出射方向は同一である。
平坦化される前の前記光取り出し面55は、中心軸(z軸)52の回りに回転対称形の形状が組み込まれており、中心軸52の近傍部(点線部)53がへこんだ凹部形状を形成している。光取り出し面55は、図9の断面図では2つの第二の中心軸54−1,54−2に対して対称な凸部形状の光取り出し面55−1,55−2を有するが、3次元的には中心軸52の周りに前記光取り出し面55−1、又は55−2を回転して形成される外形線を組み込む形で形成されている。この場合も、全光束を対象に集光,拡散する必要がない場合は、透明構造体50は全体の界面構造に対して部分的,局所的に上記の構造が適用されることもある。
LEDチップ51から放射状に出ている第二の中心軸54−1,54−2は、中心軸52に対してθ=約45度の方向を向き、図11に示す放射特性58が得られている。放射特性58は、中心軸52の回りに対称であり、凸部形状の光取り出し面55−1,55−2により中心軸52の方向に対して光量を減少させ、第二の中心軸54−1,54−2の方向、即ち周辺の斜め方向への光量を増加させている。
この結果、光源モジュール49の透明構造体50の中心軸54を傾斜させることで、配光パターンの強度を45度方向に最大化させる効果を得ているが、中心軸54の設定により任意の方向に光強度を最大化させる効果が得られる。
図12は、実施例5に関わる透明構造体63を用いた光源モジュール62で、光学的構造を示す断面図である。図1,図2に示した実施例1の透明構造体5に対する変形例である。図13は、光源モジュール62の放射角度θに対する放射光量比を示す放射パターンである。
中心軸66の回りに破線で示す回転対称な凸型の3つの光取り出し面64−1,64−2,64−3を用いた透明構造体63を形成している。
透明構造体63は、実施例1の図1で述べたように一つの光取り出し面8を複数の小さな凹凸界面に分割して配列できるため、これを拡張させることで図12に示すように異なる集光,拡散機能を有する光取り出し面64−1,64−2,64−3を3個(N個の場合も含む)同時に用いて微細な凹凸界面65を形成している。
複数の凹凸界面65に分割する前の光取り出し面は通常一つ(例えば、64−1のみ)である。本発明の透明構造体63の場合には、従来の一つの界面では物理的に不可能な3個の重複する(分割前の)光取り出し面64−1,64−2,64−3を用いており、同一の円錐面69−1,69−2,69−3,69−4....で微細に分割し、3つの光取り出し面64−1,64−2,64−3の中から離散的に1つの界面70−1,70−2,70−3....を選択、組み合せて、隣接する2つの円錐面に沿って相似縮小させ、円錐面の傾斜面の一部と合わせて一つの平坦面71になるように凹凸界面65の集合体を連続的に配列,形成している。この時、透明構造体63の凹凸界面65からの出射光67−1,67−2,67−3は、3つの光取り出し面64−1,64−2,64−3から取り出される出射光68−1,68−2,68−3と同一方向に取り出されている。
透明構造体63は、3つの異なる光取り出し面64−1,64−2,64−3を離散的ではあるが同時に用いることができるため、薄型軽量化に加えて光源に対する放射強度,放射パターン(配光パターン)の最適制御を容易にでき、輝度均一性などを大幅に向上させる図13に示すような放射特性72を実現している。
図14a,図14bは、実施例6に関わるそれぞれ透明構造体73,74を用いた光源モジュール75,76で、光学的構造を示す断面図である。図12に示した実施例5の透明構造体63に対する変形例である。
透明構造体73,74は、それぞれ微細な凹凸界面を形成した一つの凸型平面,凹型平面を光取り出し面77,78として形成している。このように光取り出し面77,78の形状に自由度を持たせることにより、光学装置との接続面(図示せず)に合った形状を形成でき、光取り出し時の結合効率を向上させる効果が得られる。更に、界面の薄型化により組み込み構造,密着構造を容易にする効果が得られる。
図15aは、実施例7に関わる透明構造体79を用いた光源モジュール80の断面図である。図15b,図15cは、光源モジュール80を構成する透明構造体79を二分割したもので、それぞれ界面形成部82、界面形成部82を除いた光源モジュール85の断面図を示す。
界面形成部82は、光取り出しを行う凹凸構造81とその裏面に形成した粘着層86とで形成されている。界面形成部82を除いた光源モジュール85の封止部84は、LEDチップ83を覆いかつ配線基板88,周辺枠89で囲まれており、界面形成部82との接続面87で張り合わせを容易にするため平坦面で形成されている。
透明構造体79を機能面からLEDチップ83を覆う封止部84と光取り出しを行う凹凸構造81をもつ界面形成部82とに分離したことで、後者の界面形成部82を光学シート(光学フィルム)として用いることができる。光学シートを粘着シート86で封止部84の接続面87に張り合わせることで、光源モジュール80の組立性,歩留まり,使い勝手,トータルコストなどを大幅に向上する効果がある。
図16aは、実施例8に関わる透明構造体88を用いた光源モジュール89の断面図である。図16bは透明構造体88、図16cは光源モジュール89から透明構造体88を分離した光源モジュール90の断面図を示す。図1,図15に示す光源モジュール1,80の変形例の一つである。
図1に示す透明構造体5を、図16aに示す空気層92を挟んだ透明構造体88と封止部91の2つに分離した構造で変形させている。透明構造体88の両面は、集光,拡散機能を備えた光取り出し面形成部93と、封止部91と対向する凹構造部94がそれぞれ形成されている。
封止部91の構造は、外形を凸型の半球形にし、中心部にはLEDチップ97を配置(封止部91の外形界面に対する点光源化)して、封止部91からの光取り出し特性を確保している。励起光源であるLEDチップ97の上面には蛍光体を分散した透明樹脂96が一定の厚み(5〜50μmt)で形成されている。封止部91は、LEDチップ97と蛍光体を分散した透明樹脂96と、これらの周りを蛍光体を含まない透明樹脂で覆うことにより凸型の半球形が形成されている。
LEDチップ97からの放射光は、側面からは直接の励起光(青色光),上面からは蛍光体発光と励起光(青色光)を取り出している。図16aの実施例8では、実施例1で示した周辺枠4を省略しているが、側面からの励起光を取り出す場合、周辺枠4に一旦反射させ、この反射光を集光,拡散機能を備えた光取り出し面形成部93へと入射させる。周辺枠4が等価的に新たな発光源になるため、光取り出し面形成部93への入射を効果的にする反射構造が形成されている。
白色発光に代わり単色発光とする場合は、蛍光体を分散させない透明樹脂でLEDチップを覆う構造を用いる。
凹構造部94は、封止部91の凸型の半球形よりも大きな径の凹型の半球形を形成している。凸型の半球形と凹型の半球形は、球形の中心を一致させるようにして空気層92を介して互いに重なる構造に配置して組み立てられている。封止部91内のLEDチップ97,蛍光体96からの出射光95は封止部91の凸型半球形の界面に垂直に入射し反射,屈折が抑制、取り除かれるため、屈折率nに依存せず空気層92に対する光取り出し特性を確保している。更に、封止部91からの出射光95は、LEDチップ97を凸型半球形の中心と一致させているため凹型の半球形を備える凹構造部94に垂直入射し、同様にして反射,屈折が抑制、取り除かれている。
従って、透明構造体88は、封止部91と対向する凹構造部94との間に空気層92がない場合(実施例1のように、透明構造体が界面形成部と封止部に分離されていない場合)と同様に、LEDチップ97,蛍光体96で構成される光源からの出射光95を効率よく取り出すことができている。更に、透明構造体88と封止部91の構造を分離したことにより、LEDチップ97の屈折率が高い場合でも、屈折率などに対する材料選択の自由度を広くとれ、かつ光取り出し効率を大幅に向上できるというメリットを得ている。高屈折率の透明樹脂材料を封止部91にのみ用いることができるため、光取り出し特性の向上に加えて、コストメリットも得られる。
封止部91と対向する凹構造部94は、封止部91との間に空気層92を介して直接的な張り合わせ(実施例7での粘着シート86)を不要にするため、光源モジュール89の組立性,歩留まり,使い勝手を向上させている。更に、張り合わせに用いていた実施例7での粘着シート86を光路95から取り除くことで光学特性(光取り出し効率など)も向上させる効果が得られている。
図16aの光源モジュール89を基本ユニットとすることで、直線状、或いは平面的に繰り返して複数個配列することにより、後述する実施例のように線状光源,面光源として用いることができる。
図16bの透明構造体88と図16cの光源モジュール90は、それぞれの接続面98,99で図16aに示す粘着シート100で固着されている。
図17aは、実施例9に関わる透明構造体102と封止部103を用いた光源モジュール101の断面図である。図16aに示した実施例8の封止部91に対する変形例である。
封止部103は青色のLEDチップ104と蛍光体を分散した透明樹脂105とからなり、LEDチップ104を透明樹脂105でほぼ半球状で全体を覆っている。透明樹脂105の形状は金型成形、或いはポッティングで形成されている。LEDチップ104を覆った蛍光体を分散した透明樹脂105の厚み106は励起光を透過させるため、100〜500μmtとしている。透明樹脂105にはLEDチップ104を励起光源とするYAG(Ce)蛍光体を分散させて用いている。同様にして、励起光源にUV−LEDを用いて3波長蛍光体を分散させる場合もある。
封止部の透明構造体105が蛍光体を分散した半球形の透明樹脂で形成されている。LEDチップ104からの青色光(励起光,放射光)とYAG蛍光体からの黄色光を均一な強度分布で取り出している。
図17bは、実施例10に関わる透明構造体108と封止部109を用いた光源モジュール107の断面図である。図16aに示した実施例8の封止部91に対する変形例である。
封止部109はLEDチップ110と、蛍光体を含まない第一の透明樹脂111と、蛍光体を分散した第二の透明樹脂112とからなり、第一の透明樹脂111はLEDチップ110を覆い、第二の透明樹脂112は第一の透明樹脂111を覆っている。第一の透明樹脂111,第二の透明樹脂112は、LEDチップ111を中心に配置したほぼ半球状の形状で覆っている。第二の透明樹脂112は、LEDチップ110から見た球殻の厚み113をほぼ一定(100〜500μmt)にし、励起光も均一に透過させている。第二の透明樹脂112には青色のLEDチップ110を励起光源とするYAG(Ce)蛍光体を分散させて用いている。封止部109の蛍光体を分散させた透明樹脂を半球殻形状にすることで、球殻の厚みを変化させて白色光の色度,スペクトラムを容易に制御できるようにしている。
同様にして、励起光源にUV−LEDを用いて3波長蛍光体を分散させる場合もある。
図18は、実施例11に関わる複数の光源モジュール114(114−1,114−2....)を配列した場合の断面図である。光源モジュール114は、図16aに示す実施例8での光源モジュール89の変形例である。図19aは光源モジュール114の透明構造体115(115−1,115−2....)の上面図、図19bは図19aのE−E線断面図である。
複数の光源モジュール114(114−1,114−2....)は、配線基板116上に透明構造体115と封止部117が形成され、各光源モジュール114間の周辺部に反射仕切り壁118が形成されている。
封止部117は、白色発光の励起光源であるLEDチップ119と蛍光体を分散させた透明樹脂120とで構成され、外形を凸型の半球形にし中心部にLEDチップ119が配置(点光源化)されている。
透明構造体115の両面には、集光,拡散機能を備えた光取り出し面形成部121と、封止部117と対向する凹構造部122がそれぞれ形成されている。
凹構造部122は、封止部117の凸型の半球形よりも大きな径の凹型の半球形を形成している。凸型の半球形と凹型の半球形は、球形の中心を一致させるようにして空気層123を介して互いに重なる構造に配置して組み立てられる。
図16aの実施例8では、実施例1で示した周辺枠4を省略しているが、側面方向への放射光を取り出す場合は周辺枠4に相当する高反射率の反射仕切り壁118に一旦反射させ、この反射光124を集光,拡散機能を備えた光取り出し面形成部121へと入射させている。反射仕切り壁118は、新たな発光源に相当するため、光取り出し面形成部121への入射光(反射光124)を垂直入射させる反射構造を形成し、光取り出し特性(効率)を効果的に向上させている。
この場合の光取り出し面形成部121は、実施例1に記載した図1の円錐面(の傾斜面)の一部13に相当する界面125で、集光・拡散に使われない界面を用いている。即ち、LEDチップ119(発光点)と反射仕切り壁118(反射点)と光取り出し面形成部121の界面125(入射点)の3点を基に、複数の界面125に対して垂直入射させる条件から反射仕切り壁118の側面形状129を算出している。
反射仕切り壁118は、透明構造体115との接触する側面形状129で反射させるため、中は空洞でもよい。即ち、側面形状129の形成は透明構造体115側への反射膜の塗布,形成でも実現でき、部品点数削減による組立性向上や低コスト化の効果が得られる。更に、側面形状129で、透明構造体115の屈折率nを高く(n≧2)することで全反射を発生させて反射光124を得ることもでき、組立性は更に向上する。
配線基板116は、図18に示すように両面配線構造であり、各光源モジュール114毎にLEDチップ119を搭載する基板中央部で両面に配線パターン126−1,126−2がCuスルーホール127で接続され、AGSP基板構造により高放熱構造を形成している。配線基板116の表面にはCuスルーホール127を除く領域に高反射率の白色レジスト128が形成されている。配線基板116の裏面に形成される配線パターン126−2は薄型アルミ板からなる放熱筐体130に高熱伝導性の粘着シート131を介して固着され、LEDチップ119からの発熱を効率よく放熱している。
放熱筐体130として高熱伝導性の薄型カーボンシート(0.1〜1.0mmt)を用いる場合もある。平面横方向に対する異方性の熱伝導率はCuレベルであり、配線パターン126−2の発熱部から周辺部(図示せず)への熱引きを向上させて外部空気中への高放熱構造を実現する。同時に、アルミ板からカーボンシートにすることで、軽量化も実現できる。
配線パターン126−2の構造は、LEDチップ119,Cuスルーホール127の面積よりも1桁以上大きな形状で厚い銅箔(50〜150μmt)を用いて熱広がり構造を形成し、放熱筐体130への高放熱性を確保している。
LEDチップ119が搭載されるCuスルーホール127上の配線パターン126−1の表面には、Ni/Agめっきを施し、LEDチップ119からの光束を反射させている。高信頼性や光学特性を確保するためNi/Ag/Auめっき、或いはNi/Snめっきを用いる場合もある。Cuスルーホール127とLEDチップ119の接続には、LEDチップ119の裏面をメタライズし、Au/Au,Au/Sn接合で固着(ダイボンディング)している。裏面メタライズを形成しない場合は直接白色のシリコーン系樹脂(高反射率部材)で固着する。この場合、固着部の熱抵抗を低減するため厚さを1〜20μm以内に薄くする。また、配線基板116に白色のアルミナ基板を用いる場合は、LEDチップ119のダイボンディング材に透明なシリコーン系樹脂(透過)を用いアルミナ基板で反射させる場合もある。
光源モジュール114の組み立て構造は、配線基板116の上に封止部117とその周辺を取り囲む反射仕切り壁118が配置され、透明構造体115がそれらの上を覆う形で粘着シート132を介して接着,形成されている。隣接する反射仕切り壁118−1,118−2....は、前記したように光取り出し特性(効率)を向上させるため段差構造などを用いて一体化する形で形成されている。組立構造は、封止部117を形成した配線基板116に、反射仕切り壁118を組み込んだ透明構造体115を粘着シート132で一括で張り付ける場合もある。
図20aは、実施例12に関わる多数個の光源モジュール133(133−1,133−2,133−3....)を平面的に縦横配列した直下型照明装置134の上面図であり、実施例11の変形例である。図20bは、図20aの直下型照明装置134のF−F線断面図である。図20aは、図20bに示す拡散板135を取り除いた場合を示す。
光源モジュール133(133−1,133−2,133−3....)は、配線基板136上に封止部138と透明構造体137が形成され、各光源モジュール133間の周辺部には反射仕切り壁139が形成されている。
封止部138は、白色発光の励起光源であるLEDチップ140とこれを覆った蛍光体を分散させた透明樹脂141とで構成され、外形を凸型の半球形にし中心部にLEDチップ140が配置(点光源化)されている。
本実施例では光源としてLEDチップ140を励起光源として用いているが、これに代り励起光源のLEDチップ,蛍光体、及び透明樹脂で実装されたPKG(セラミックPKG,プラスチックPKG)を白色光源として用いる場合もある。この場合、蛍光体を分散させた透明樹脂141を特に必要としないため、PKGを蛍光体を分散しない透明樹脂で覆うことができる。更に、PKG(構造)がLEDチップの信頼性,光取り出し特性を確保できている場合は、組立プロセスの簡易化,低コスト化から透明樹脂でPKGを覆わないこともできる。
一方、PKGでは励起光源のLEDチップ140を実装するが、蛍光体を形成しない場合もある。この場合には、本実施例の場合と同様に、LEDチップ140を実装したPKGを、蛍光体を分散させた透明樹脂141で覆う形をとることができる。蛍光体と励起光源であるLEDチップの実装分離により、組立プロセスの簡易化,歩留り向上,低コスト化の効果が得られる。
更に、LEDチップ140がRGB3色の発光(1チップに3色形成、或いは3チップで3色形成)による白色光を出射する場合は、蛍光体を分散させた透明樹脂141を不要にすることもできる。
直下型照明装置134は、放熱筐体142と多数個の光源モジュール133(LEDチップ140の駆動回路,電源部は省略)と光源モジュール133からの光を出射する拡散板135とから構成されている。
拡散板135に代り、蛍光体を分散させたアクリル系透明樹脂141の薄板、或いはシートからなる拡散板を用いる場合もある。この場合、光源モジュール133は、封止部138に蛍光体を用いず、LEDチップ140を青色LED、或いはUV−LEDの励起光源とすることで白色光源を形成する。白色光源の蛍光体を光源モジュール133から分離し、照明装置134の拡散板135に別途蛍光体を分散,形成できるためである。光源モジュール133は、蛍光体が分離されることで構造単純化と同時に組立構造,製造プロセスが簡易化され、歩留まり向上,特性ばらつき低下などを容易に実現できている。
光源モジュール133は高熱伝導の粘着シート143を介して放熱筐体142に固着され、拡散板135は光源モジュール133の光取り出し面側に空気層148を介して配置され、前記放熱筐体142と拡散板135が外枠筐体144に組み込まれる形で構成されている。
図21aは、直下型照明装置134に用いられる光源モジュール133を構成する透明構造体137を多数個平面的に配列した光学シート145の上面図である。図21bは、図21aのG−G線断面図である。
実施例11の場合と同様に、多数の透明構造体137からなる光学シート145は、光を取り出す面側が放射特性を適正化する凹凸界面146を形成し、反対側は凹型の半球147を形成している。凹型の半球147は、図20a,20bに示す封止部138の凸型の半球形に中心部を合わせて配列されている。
図22aは、直下型照明装置134に用いる光源モジュール133の一体型仕切り壁149であり、仕切り壁139を多数個一体成型した上面図である。図22bは、図22aのH−H線断面図である。
光源モジュール133を構成する配線基板136,透明構造体137に加えて、反射仕切り壁139を一体化構造とすることにより、直下型照明装置134の組立工程を簡易化し、組立性向上,歩留まり向上、更には低コスト化を実現している。
図23は、直下型照明装置134を組み込んだ液晶表示装置150の断面図である。
直下型照明装置134を白色光源として用いるため、前記したように拡散板135には基材樹脂と異なる屈折率を有する微粒子と蛍光体粒子とが混合分散されたアクリル系透明樹脂の薄板、或いはシート,フィルムを効果的,機能的に形成し、かつ光源モジュール133のLEDチップ140を青色LED、或いはUV−LEDとしている。特に、アクリル系透明樹脂に対して屈折率の異なる透明な微粒子に代り、蛍光体の微粒子のみを用いて拡散板135を形成する場合もある。
アクリル系樹脂の代りに、スチレン系樹脂,塩化ビニル系樹脂,ポリカーボネート樹脂などを用いる場合もある。
LEDチップ140から透明構造体137を介して空気層148へ取り出される出射光が拡散板135に入射する場合、蛍光体層の厚みの影響を受けて入射角に依存する色調差が発生する場合がある。これを取り除くため、励起光源であるLEDチップ140(点光源)の方向から見込んだ蛍光体層の分散量を等しくしている。即ち、LEDチップ140から離れるに従い分散密度を減少させた分布を拡散板135に形成している。これにより、白色光の色調を視野角に対して均一化すると同時に、蛍光体使用量を減少させ低コスト化を実現している。
直下型照明装置134の拡散板135からの白色光は、光学シート153を介して、一対の基板と一対の基板に挟持される液晶層とを有する液晶パネル151と、液晶パネル151の両面に配置した一対の偏向板152a及び偏光板152bを介して取り出される。
薄型の光源モジュール133を縦横に複数個配列することで、超薄型化,軽量化と同時に2次元エリア制御を行うことができ低消費電力化も実現している。直下型照明装置134に組み込まれている光源モジュール133での発熱は、直下型であるため光源モジュール133の外形面積を基本単位に均等に分散され、放熱筐体142から直接空気中へ高放熱性をもつ。外部筐体153に設けたスリット上の開口部154を介して外部に放熱している。
図24aは、実施例13に関わるもう一つの光源モジュール154の上面図であり、図24bは、図24aのI−I線断面図である。実施例13は実施例3の変形例でもある。
図25aは、実施例13に関わる光源モジュール154(154−1,154−2,154−3,154−4....)を引き回し配線基板162上に直線状に配列実装した線状光源モジュール163の上面図である。
図25bは、線状光源モジュール163に放熱基板164を高熱伝導の粘着シート165を用いて取り付けた構造を示し、図25aのJ−J線断面図である。
図25cは、実施例13に関わる線状光源モジュール163を用いたブロック型照明装置166で、拡散板167を取り除いた場合の上面図である。図25dは、図25cのK−K線断面図である。
図25eは、実施例13に関わるブロック型照明装置166を用いた液晶表示装置168の断面図である。
光源モジュール154は、LEDチップ155と周辺に配置した反射仕切り壁でもある周辺枠156を配線基板157に搭載し、その上に透明構造体158が形成されている。
配線基板157,周辺枠156は、共に高反射率をもつ白色セラミックで形成されている。光源モジュール154は、配線基板157の上に周辺枠156を積層し、多数個取りで一体形成されて造られる。配線基板157の配線パターン(図中省略)は、実施例1の場合と同様に2層配線でスルーホール接続されている。
白色セラミックスに代り、高熱伝導のリード電極を用いて高反射率の白色プラスチックPKGで形成する場合もある。
透明構造体158は、光取り出し面159において凹凸構造160を形成し、透明樹脂の厚さ161を取り除いて大幅に薄型化を実現すると同時に、x,y軸方向にそれぞれ拡散,集光させる異方性の放射パターンを形成している。光源モジュール154は、実施例3の図8cに示すような異方性の放射パターンを形成することで、Z軸方向に放射する線状光源を効率よく実現できている。
また、凹凸構造160の高さは、透明構造体158の薄型化の効果を活かして周辺枠156の最高部位よりも低く形成されている。光源モジュール154の実装,取り扱い時に透明構造体158の凹凸構造160に傷などに与えるダメージを防いでいる。
線状光源モジュール163で発生した発熱は、放熱基板164からブロック型照明装置166の放熱筐体169に一様に放熱され効率よく空気中に取り出されている。
ブロック毎に離散化した放熱基板164(164−1,164−2....)は、放熱筐体169の一部を加工して複数個のU字型突起部を作り、これを直角に折り曲げて形成されて、一体化されている。
図25cのブロック型照明装置166は、N×M個のブロック毎に分割され、両側に配置された駆動回路部173(173−1,173−2)で点灯制御し、輝度調整を適正化することにより消費電力の低減を実現している。
ブロック型照明装置166は、線状光源モジュール163を一体型導光板170のブロック毎側面部171に対して、輝度を確保するため光源モジュール154を必要個数(本実施例では、異方性の放射パターン形成により1個)だけ近接配置して光を入射させている。光源モジュール154に対して透明構造体158の薄型化(半球型に対する厚さの減少分161)を実現したことにより、光源モジュール154の集光,拡散特性の制御と同時に透明構造体158をブロック毎側面部171に対して近接配置でき輝度むらを抑制できている。更に、線状光源モジュール163からの光が出射される一体型導光板170の上には空気層172を介して拡散板167が配置され、ブロック毎の輝度むらを減少させている。
また、線状光源モジュール163を構成する引き回し配線基板162の上には、高反射率をもつ白色レジストを形成し、一体型導光板170のブロック毎側面部171と引き回し配線基板162との間の多重反射に対して吸収損失を減少させている。
本実施例では光源としてLEDチップ155を用いているが、これに代り実施例9〜実施例12に記載の励起光源と蛍光体で基本構成される白色光源を用いる場合もある。
変形例として、光源モジュール154において、LEDチップ155に青色LED、或いはUV−LEDのみを用い、蛍光体を光源モジュール154から分離する場合もある。
即ち、光源モジュール154では透明構造体158から励起光のみを効率よく取り出し、その後で光源モジュール154の外部に形成,配置した蛍光体を励起発光させ白色光を形成させる方法がある。
蛍光体の配置場所としては、励起発光を取り出した直後の一体型導光板170のブロック毎側面部171とする場合がある。この場合は、蛍光体を分散させた薄いアクリル系樹脂シート、或いはフィルムをブロック毎の側面部171に透明粘着シート(図示せず)で固着し、白色光として一体型導光板170のブロック毎に入射させる。変形例として、蛍光体を分散させたアクリル系樹脂シートは、側面部に固着すると同時に蛍光体微粒子を分散させるために、透明粘着シートで一体形成される場合もある。
色調差が発生する場合、これを取り除くために励起光源であるLEDチップ155(点光源)の方向から見込んだ立体角Ωに対して蛍光体の分散量を等しくしている。即ち、LEDチップ155から離れるに従い分散密度を減少させた分布を側面部171に形成している。これにより、白色光の色調を導光板170に対して均一化すると同時に、蛍光体使用量を減少させて低コスト化を実現できる。
もう一つの変形例として、一体型導光板170から均一化した励起発光を取り出した後、N×Mブロック間の輝度むらを減少させるため蛍光体を拡散板167に形成,配置する場合もある。拡散板167には、従来の拡散板に代えて蛍光体も分散させた拡散板、或いは蛍光体のみを分散させて用いることで白色照明を形成できる。光源モジュールから蛍光体を分離し、拡散板167には蛍光体を拡散微粒子として形成する。これにより、照明装置の中で構成部材に対する機能を分離・付加している。この結果、光源モジュールの組立性を向上させ、照明装置の部材コスト,製造コストの増加を抑制,除去している。
図25eに示す液晶表示装置168では、図25cに示すブロック型照明装置166の拡散板167から取り出される白色光174が一対の基板と一対の基板に挟持される液晶層とを有する液晶パネル175と、液晶パネル175の両面に配置した一対の偏向板176a及び偏光板176b、を介して映像などの表示パターンとして取り出される。
図26aは、実施例14に関わる光源モジュール177(177−1,177−2....)を引き回し配線基板178上に直線状に配列して実装した線状光源モジュール179の上面図である。図26aは、実施例13における図25aの変形例である。
図26bは、線状光源モジュール179を放熱フィン182付きヒートシンク180に取り付けた構造を示し、実装時における図26aのL−L線断面図に相当する。
図26cは、実施例14に関わる線状光源モジュール179(179−1,179−2)を両サイドに配置したエッジ型照明装置183で、図26dの拡散板181を取り除いた場合の上面図である。図26dは、図26cのM−M線断面図である。
図26eは、実施例14に関わるエッジ型照明装置183を用いた液晶表示装置184の断面図である。
図26aに示すように、線状光源モジュール179は、引き回し配線基板178に光源モジュール177を複数個配列実装したもので、光源モジュール177の電極接続部(図中、省略)を除いた領域には高反射率(80%以上)の白色レジストが形成されている。
引き回し配線基板178は、アルミ又は銅の薄板(約0.5から1.5mm)上に高熱伝導性のエポキシ系樹脂(熱伝導率:3.0W/(K・m2)以上)の絶縁層、Cuパターン配線層(Ni/Agめっき、又はNi/はんだめっき)、及び耐熱耐UV性の白色レジスト層(40μm以上)の順に形成され、高放熱構造,高信頼性を実現している。
光源モジュール177の発熱に対する放熱経路は、図26bに示すように高放熱構造の引き回し配線基板178を用い、高熱伝導の粘着シート181を介して放熱フィン182付きヒートシンク180に固着させる構造をとっている。
エッジ型照明装置183は、図26c,図26dに示すように、両側に2組の線状光源モジュール179−1,179−2が配置され、これらの間に光源モジュール177の配列に対応した分割された導光板185(185−1,185−2,185−3....)が配置されている。導光板185は、透明なアクリル系樹脂で形成される。図26dの出射光188をY軸方向に対して均一にするため、拡散板181の下部には空気層を介して導光板185が配置され裏面側に破線で示す凸型反射面190を形成して反射光を取り出している。更に、透過光に対しても反射シート189を凸型反射面190の下側に配置して取り出している。
実施例では、導光板185の一つに対して光源モジュール177が1個対応する構造であるが、導光板185の分割構造により光源モジュール177を複数個対応させる場合もある。光源モジュール177は、図8a,図8cに示すように、z軸方向に放射(配光)させる線状光源を得るためにy軸方向に絞り込み(集光)、x軸方向に拡散させる薄型の透明構造体を形成し、異方性の放射パターンを得ると同時に導光板185との密着構造を形成して、導光板185との結合効率を大幅に向上させている。
複数の分割された導光板185(185−1,185−2,185−3....)は、隣接する導光板185−k,185−k−1間の破線で示すスリット溝186(186−k)を裏面側(y軸の負方向)から形成し、表面では一体化構造をなしている。スリット溝186をV溝カット(X軸方向の断面)で形成し、空気層で埋めることで光学的な干渉を抑制している。V溝カットの空間を空気層で埋める代わりにV溝表面に反射層を形成することで反射機能を持たせる場合もある。また、光学的な干渉を抑制する必要がない場合でも、熱膨張によるそりなどの構造歪を吸収,緩和するために空間を空気層で埋めるためのV溝カットを形成する場合もある。
実施例14のエッジ型照明装置183は、両側に2組の線状光源モジュール179−1,179−2が配置されているが、大面積化,高輝度化に対応するために上下の2組、或いは上下2組を加えた4組で構成する場合もある。
線状光源モジュール179−1,179−2は、導光板185がある面と反対側の面に図26bに示す放熱構造として、放熱フィン182−1付きヒートシンク180−1,放熱フィン182−2付きヒートシンク180−2が形成されている。
エッジ型照明装置183は、線状光源モジュール179,導光板185、及び放熱フィン182付きヒートシンク180を一点鎖線で示すz軸187上に並べる構造にすることで高さ(厚み)191の薄型化を容易に実現している。
放熱フィン182,ヒートシンク180は、各々アルミ,銅を用いて形成されているが、アルミのみで形成した一体型構造を用いる場合もある。更に、エッジ型照明装置183の大幅な軽量化を実現するため、材質にアルミとカーボン、又は銅とカーボンの複合材料
を用いて一体型で形成することもできる。この場合、カーボン繊維に依存する異方性の熱伝導率を活かして、z軸187の方向に銅レベル以上の高熱伝導率を持たせることでフィン効率を大幅に向上させることもできる。放熱フィン182の溝形成方向はy軸方向とし、自然対流による放熱を実現している。プラスチックの外部ケース192の左右,上下に微細な開口部193を形成し、自然体対流に対する放熱フィン182の効果を適正化している。
この時の駆動回路部(図示を省略)は、引き回し配線基板178−1,178−2の両側上下の空間に実装され、エッジ型照明装置183の高さ(厚み)191に影響を与えないように組み込まれている。
図26eに示す液晶表示装置184では、図26c,図26dに示すサイドエッジ型照明装置183の拡散板181から取り出される白色光188が一対の基板と一対の基板に挟持される液晶層とを有する液晶パネル194と、液晶パネル194の両面に配置した一対の偏向板195a及び偏光板195b、を介して映像などの表示パターンとして取り出される。
液晶表示装置184は、エッジ型照明装置183で放熱フィン182,ヒートシンク180の材質を軽量化することにより、大幅な薄型化と軽量化を実現している。
図27は、実施例14に関わる液晶表示装置184を用いた映像表示装置196の一実施例を示し、映像表示装置196の背面側の内部配置を見た平面図を示す。
映像表示装置196は、背面側裏面197の両サイドに、エッジ型照明装置(バックライト装置)183や液晶パネル(表示部)194などに電源を供給するための電源部198−1,198−2、液晶パネル(表示部)194に供給する映像信号に対してコントラスト,フレームレート等の信号処理を行う信号処理部199、及びスピーカ等の構造体200−1,200−2を備えている。なお、実施例12,実施例13に記載の直下型照明装置134,ブロック型照明装置166を用いた液晶表示装置(バックライト装置)に本実施例の映像表示装置を適用することもできる。
1 光源モジュール
2 LEDチップ
3 配線基板
4 周辺枠
5 透明構造体
7 凸部
8 光取り出し面
10 中心軸
19 スルーホール
20 電極パターン
22−1,22−2 ワイヤー
23,24 レジスト層
25,26 開口部

Claims (19)

  1. 配線基板と、
    前記配線基板上に配置された点光源と、
    前記配線基板上に形成され、前記点光源を覆う透明構造体と、を有し、
    前記透明構造体の光出射側の表面には複数の凸部が形成され、
    第一の面および第二の面が交互に形成されることで前記複数の凸部が形成され、
    前記複数の凸部のそれぞれは、前記第一の面および前記第二の面で構成され、
    前記点光源から前記透明構造体の光出射側の表面に向かう半直線が動いてつくる複数の円錐面のうち隣接する2つの円錐面を第一の円錐面および第二の円錐面とし、
    砲弾型または扁平型の光取り出し面と前記点光源との距離は前記点光源を通る前記配線基板の垂線に向かって変化しており、
    前記第一の面は、前記光取り出し面の一部を前記第一の円錐面および前記第二の円錐面に沿って相似縮小または拡大させた面であり、
    前記第二の面は、前記第一の円錐面または前記第二の円錐面の一部であり、
    前記複数の凸部を前記透明構造体の光出射側の表面に平面状に並べたことを特徴とする光源モジュール。
  2. 請求項1において、
    前記複数の凸部には、前記点光源を通る前記配線基板の垂線に対して対称となる凸部が含まれることを特徴とする光源モジュール。
  3. 請求項1において、
    前記複数の凸部には、前記配線基板平面において直交する2軸に対して形状比が異なり、前記点光源を通る前記配線基板の垂線に対して線対称となる凸部が含まれることを特徴とする光源モジュール。
  4. 請求項2または3において、
    前記点光源からの配光パターンの強度が最大となる方向を中心軸とし、
    前記中心軸は前記点光源を通る前記配線基板の垂線に対して傾いていることを特徴とする光源モジュール。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記光取り出し面は複数個あり、
    前記複数個の光取り出し面から一つを離散的に選択して前記複数の凸部のそれぞれが形成されることを特徴とする光源モジュール。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記透明構造体は封止部および界面形成部で構成され、
    前記封止部は前記点光源を覆い、
    前記界面形成部に前記複数の凸部が形成されることを特徴とする光源モジュール。
  7. 請求項6において、
    前記封止部と前記界面形成部との間に空気層が形成され、
    前記空気層は球殻形状であり、
    前記封止部は前記空気層の中心部に配置されることを特徴とする光源モジュール。
  8. 請求項6において、
    前記封止部と前記界面形成部との間に粘着層が形成されることを特徴とする光源モジュール。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記点光源はLEDチップおよび蛍光体を分散した透明樹脂で構成され、
    前記LEDチップは前記透明樹脂で覆われることを特徴とする光源モジュール。
  10. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記点光源はLEDチップ、蛍光体を含まない第一の透明樹脂および蛍光体を分散した第二の透明樹脂からなり、
    前記第一の透明樹脂は前記LEDチップを覆い、
    前記第二の透明樹脂は前記第一の透明樹脂を覆うことを特徴とする光源モジュール。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記透明構造体の光出射側の表面に平坦な領域が部分的に形成されることを特徴とする光源モジュール。
  12. 請求項11において、
    前記平坦な領域は前記透明構造体の中央部または周辺部に形成されることを特徴とする光源モジュール。
  13. 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
    前記複数の凸部のそれぞれの厚さが等しいことを特徴とする光源モジュール。
  14. 請求項1乃至13のいずれかにおいて、
    前記光源モジュールを複数個配列して面光源としたことを特徴とする光源モジュール。
  15. 請求項1乃至14のいずれの光源モジュールを有する照明装置において、
    前記光源モジュールが1以上配列された線光源モジュールと、
    前記線光源モジュールからの光を出射する導光板と、を有することを特徴とする照明装置。
  16. 請求項14の光源モジュールを有する照明装置において、
    前記光源モジュールからの光を出射する拡散板を有し、
    前記拡散板は基材樹脂、微粒子および蛍光体の微粒子で構成され、
    前記基材樹脂内に前記微粒子および前記蛍光体の微粒子が分散され、
    前記微粒子の屈折率は前記基材樹脂の屈折率と異なることを特徴とする照明装置。
  17. 一対の基板と、
    一対の基板に挟持される液晶層と、を有する液晶パネルと、
    前記液晶パネルの両面に配置された一対の偏光板と、
    請求項14の照明装置と、を有し、
    前記照明装置は前記液晶パネルに光を出射することを特徴とする液晶表示装置。
  18. 請求項17の液晶表示装置と、
    前記液晶表示装置に対して映像信号の信号処理を行う信号処理部と、
    電源を供給するための電源部と、
    スピーカと、を有する映像表示装置。
  19. 配線基板と、
    前記配線基板上に配置された点光源と、
    前記配線基板上に形成され、前記点光源を覆う透明構造体と、を有し、
    前記透明構造体の光出射側の表面には複数の凸部が形成され、
    第一の面および第二の面が交互に形成されることで前記複数の凸部が形成され、
    前記複数の凸部のそれぞれは、前記第一の面および前記第二の面で構成され、
    前記点光源から前記透明構造体の光出射側の表面に向かう半直線が動いてつくる複数の円錐面のうち隣接する2つの円錐面を第一の円錐面および第二の円錐面とし、
    砲弾型または扁平型の光取り出し面と前記点光源との距離は前記点光源を通る前記配線基板の垂線に向かって変化しており、
    前記第一の面は、前記光取り出し面の一部を前記第一の円錐面および前記第二の円錐面に沿って相似縮小または拡大させた面であり、
    前記第二の面は、前記第一の円錐面または前記第二の円錐面の一部であり、
    前記複数の凸部を前記透明構造体の光出射側の表面に平面状に並べ、
    前記透明構造体は封止部および界面形成部で構成され、
    前記封止部は前記点光源を覆い、
    前記界面形成部に前記複数の凸部が形成され、
    前記封止部と前記界面形成部との間に粘着層が形成される光源モジュールに用いられる光学シートであって、
    前記光学シートは前記界面形成部および前記粘着層で構成されることを特徴とする光学シート。
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