JP2011233288A - 有機発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】導波損失及びプラズモン損失を減らすことで、光の利用効率を向上させた有機発光素子を提供することである。
【解決手段】有機発光素子20は、第1の透明電極23と、第1の透明電極の反対電極である第2の透明電極25と、第1及び第2の透明電極23、25に挟まれた有機発光層24と、第1の透明電極23の有機発光層24側とは反対側に設けられ、第1及び第2の透明電極23、25と有機発光層24との何れよりも屈折率の高い高屈折率層22と、高屈折率層22の有機発光層24側とは反対側に設けられたミラー層21とを備えた構成とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、一対の電極に挟まれた有機発光層を有する有機発光素子に関する。
現在、薄型の発光材料として有機発光素子が注目されている。有機発光素子は、低電力で高い輝度を得ることができ、視認性、応答速度、寿命、消費電力の点で優れている。一方、有機発光素子の光の利用効率は20%程度であり、素子内での損失が大きい。
図10は、従来の有機発光素子の概略断面図である。有機発光素子100は、図中の下層から順に、金属電極101、屈折率が約1.8の有機発光層102、屈折率が約1.8の透明電極103、屈折率が約1.5の透明基板104が積層されて構成される。図中の110a〜110eの矢印は有機発光層102から発生した光のうち特徴的なものを示している。
光110aは、発光面である有機発光層102に対して垂直方向の光であり、透明基板104を透過して光取り出し側(空気側)に取り出される。光110bは、透明基板104と空気との界面に臨界角以下の浅い角度で入射した光であり、透明基板104と空気との界面で屈折して光取り出し側に取り出される。光110cは、透明基板104と空気との界面に臨界角より深い角度で入射した光であり、透明基板104と空気との界面で全反射して光取り出し側に取り出せない光である。これによる損失を基板損失と呼び、通常20%程度の損失がある。
光110dは、透明電極103と透明基板104との界面に臨界角より深い角度で入射した光のうち共振条件を満たした光であり、透明電極103と透明基板104との界面で全反射して導波モードが発生し、有機発光層102及び透明電極103内に閉じ込められる光である。これによる損失を導波損失と呼び、通常20〜25%程度の損失がある。光110eは、金属電極101へ入射して金属電極101内の自由電子と作用し、導波モードの一種であるプラズモンモードが発生して金属電極101の表面近傍に閉じ込められる光である。これによる損失をプラズモン損失と呼び、通常30〜40%程度の損失がある。
このように、従来の有機発光素子100においては、基板損失、導波損失及びプラズモン損失があるので、それらの損失を少なくし、より多くの光を取り出すことが課題となっている。
例えば、特許文献1には、光取り出し面側にレンズシートからなる光散乱部を設けた有機EL(Electro Luminescence)装置が開示されている。また、特許文献2には、少なくとも一方の基板表面に、屈折率が1.6以上で、表面の平均粗さが10nm以上である高屈折率凸凹層と、一層以上の、屈折率が1.55以上の基材層からなる、発光装置の発光面側に使用される発光装置用基板及び発光装置が開示されている。
特許第2931211号公報 特開2004−20746号公報
特許文献1、2の技術は、いずれも透明基板の空気との界面の形状を工夫することによって基板損失を減らし、光の利用効率を向上させようとするものである。しかしながら、導波損失やプラズモン損失に対する対策については開示されていない。よって、導波損失やプラズモン損失を減らすことができれば、光の利用効率をさらに向上させることができる。
そこで本発明は、導波損失及びプラズモン損失を減らすことで、光の利用効率を向上させた有機発光素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、第1の透明電極と、第1の透明電極の反対電極である第2の透明電極と、第1及び第2の透明電極に挟まれた有機発光層と、第1又は第2の透明電極の前記有機発光層側とは反対側に設けられ、第1及び第2の透明電極と前記有機発光層との何れよりも屈折率の高い高屈折率層と、前記高屈折率層の前記有機発光層側とは反対側に設けられたミラー層と、を備えたことを特徴とする。
上記の有機発光素子において、前記ミラー層が、金属材料であることが望ましい。
また上記の有機発光素子において、前記ミラー層が、誘電体多層膜であることが望ましい。
また上記の有機発光素子において、前記高屈折率層が、TiO2、HfO2、Ta25、ZrO、KTaO3の何れかであることが望ましい。
また上記の有機発光素子において、第1及び/又は第2の透明電極が、無機導電膜、有機導電膜、高分子材料に導電性ワイヤーを分散させた複合導電膜の何れかであることが望ましい。
また上記の有機発光素子において、第1及び/又は第2の透明電極が、IZO、ITO、ZnOの何れかであることが望ましい。
また上記の有機発光素子において、第1及び/又は第2の透明電極が、ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸の混合体であることが望ましい。
また上記の有機発光素子において、第1及び/又は第2の透明電極が、高分子材料に銀ナノワイヤー又はカーボンナノチューブを分散させた複合導電膜であることが望ましい。
また上記の有機発光素子において、前記高屈折率層に光散乱効果のある微粒子を分散させることが望ましい。
本発明によれば、第1又は第2の透明電極の有機発光層側とは反対側に、第1及び第2の透明電極と有機発光層との何れよりも屈折率の高い高屈折率層を設けることにより、導波モードの光強度分布の光強度の強いところを高屈折率層にもってくることで、発生した光が導波モードに結合しにくくなり、導波損失を減らすことができる。さらに、高屈折率層の有機発光層側とは反対側にミラー層を設けることにより、透明電極及び高屈折率層の厚み分だけ発光点からミラー層までの距離が遠くなり、ミラーとして金属材料を用いた場合でも、発光点までの距離が遠くなった分だけ、発生した光がプラズモンモードに結合しにくくなり、プラズモン損失を減らすことができ、ミラーとして誘電体多層膜を用いた場合は、プラズモンモードは発生せず、プラズモン損失は完全に抑制できる。よって、本発明によると、ボトムエミッション方式、トップエミッション方式に関わらず、導波損失及びプラズモン損失ともに減らすことができ、その結果、光の利用効率が向上する。
また本発明によると、高屈折率層に光散乱効果のある微粒子を分散させることにより、高屈折率層で導波モードやプラズモンモードの光が散乱し、より多くの光を取り出せるので、光の利用効率をより向上させることができる。
図10に示した一般的な有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。 図10に示した一般的な有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図である。 (a)は、有機発光層の積層方向の中央に発光点を有する有機発光素子の概略断面図、(b)は、その有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図、(c)は、その有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。 (a)は、有機発光層の積層方向の金属電極寄りに発光点を有する有機発光素子の概略断面図、(b)は、その有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図、(c)は、その有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。 (a)は、有機発光層の積層方向の透明電極寄りに発光点を有する有機発光素子の概略断面図、(b)は、その有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図、(c)は、その有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。 (a)は、第1実施形態の有機発光素子の概略断面図であり、(b)は、第1実施形態の有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図であり、(c)は、第1実施形態の有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図である。 (a)は、第2実施形態の有機発光素子の概略断面図であり、(b)は、第2実施形態の有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。 (a)は、第3実施形態の有機発光素子の概略断面図であり、(b)は、第3実施形態の有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図であり、(c)は、第3実施形態の有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図である。 (a)は、第4実施形態の有機発光素子の概略断面図であり、(b)は、第4実施形態の有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。 従来の有機発光素子の概略断面図である。
有機発光素子において導波損失及びプラズモン損失を減らすことを考えるには、まずそれらの光の性質と、それらの損失の大小を決める要因とを把握する必要がある。
〈導波モードの光の性質〉
図1は、図10に示した一般的な有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。導波モードの光は透明電極と基板の間で全反射した光と、有機発光層と金属電極との間で反射した光が互いに干渉して積層方向に図1のような光強度で分布する。この光強度分布は、有機発光層中の発光点が積層方向のどの位置にあるかに関わらず、有機発光層及び透明電極の厚みと屈折率とによって決まる。
〈プラズモンモードの光の性質〉
図2は、図10に示した一般的な有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図である。プラズモンモードは金属表面で発生するので、その光強度分布は、金属電極の表面で最も高くなる。この光強度分布は、有機発光層中の発光点が積層方向のどの位置にあるかに関わらず、金属の導電性と有機発光層及び透明電極の屈折率とによって概ね決まる。
〈導波損失及びプラズモン損失の大小を決める要因〉
有機発光素子の場合、有機発光層内のあらゆるところで発光するわけではなく、有機発光層の層構成で決まる正孔と電子が再結合する点でのみ発光する。上記の光強度分布の光強度の高い部分に発光点があると、発生した光は導波モードとかプラズモンモードといった光の固有状態と強く結合し、導波モード又はプラズモンモードとして閉じ込められる。これは有機発光素子において光の利用効率を下げる要因となる。
例えば、図3〜図5に示す位置に発光点を有する有機発光素子を考える。図3(a)は、有機発光層の積層方向の中央に発光点を有する有機発光素子の概略断面図、図3(b)は、その有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図、図3(c)は、その有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。
図4(a)は、有機発光層の積層方向の金属電極寄りに発光点を有する有機発光素子の概略断面図、図4(b)は、その有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図、図4(c)は、その有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。
図5(a)は、有機発光層の積層方向の透明電極寄りに発光点を有する有機発光素子の概略断面図、図5(b)は、その有機発光素子におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図、図5(c)は、その有機発光素子における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。図3〜図5において、発光点の光強度を×印で記す。
図3と図4を比較すると、図4では、プラズモンモードにとっては図3の場合よりも光強度の高い部分に発光点があり、導波モードにとっては図3の場合よりも光強度の低い部分に発光点がある。したがって、図4の有機発光素子では図3の有機発光素子よりも、プラズモン損失が増え、導波モード損失が減ることがわかる。
一方、図3と図5を比較すると、図5では、プラズモンモードにとっては図3の場合よりも光強度の低い部分に発光点があり、導波モードにとっては図3の場合よりも光強度の高い部分に発光点がある。したがって、図5の有機発光素子では図3の有機発光素子よりも、プラズモン損失が減り、導波モード損失が増えることがわかる。
次に、上記の性質及び要因を踏まえて、それぞれの損失を減らすための手段について考える。
〈導波損失を減らすための手段〉
導波損失を減らすには図4に示したような構成とすることが考えられるが、プラズモン損失は逆に増えてしまう。ところで、導波モードは光が高屈折率材料から低屈折率材料に入ろうとするときに、全反射が生じるために起こる現象なので、光はより屈折率の高い層に閉じ込められ、結果として光強度分布のピークは屈折率の高い層に現れる傾向がある。そこで本発明では、有機発光層の近傍に有機発光層及び透明電極よりも屈折率の高い高屈折率層を挿入する。これにより、光強度分布のピークを新たに挿入した高屈折率層にもってくることで、発生した光が導波モードに結合しにくくなり、導波損失を減らすことができる。
〈プラズモン損失を減らすための手段〉
プラズモン損失を減らすには図5に示したような構成とすることが考えられるが、導波損失は逆に増えてしまう。ところで、プラズモンモードの光強度分布は金属電極表面で最大となり、金属電極から遠ざかるにつれて単調減少する。よって、プラズモン損失を減らすためには、金属電極の代わりに非金属の透明電極を用いるか、発光点を金属電極から遠ざけて光強度の低い部分にもってくることが考えられる。しかしながら、前者では、基板とは反対側(ユーザの視点とは反対側)に光が漏れてしまうので、光利用効率が下がる。また、後者では、有機発光層中の従来からある何れかの層(例えば電子輸送層)を厚くすることが考えられるが、駆動電圧を上げなければならないため好ましくない。
そこで本発明では、金属電極を透明電極に代え、かつ、その外側(有機発光層とは反対側)に金属ミラー又は誘電体多層膜ミラーを配設する。これにより、金属電極が担っていた電極としての役割を透明電極が担い、透明電極の厚み分だけ発光点からミラーまでの距離が遠くなる。また、上記の高屈折率層を挿入することによっても発光点からミラーまでの距離が遠くなる。したがって、ミラーとして金属材料を用いた場合でも、発光点までの距離が遠くなった分だけ、発生した光がプラズモンモードに結合しにくくなり、プラズモン損失を減らすことができる。また、ミラーとして誘電体多層膜を用いた場合は、金属ではないのでプラズモンモードは発生せず、プラズモン損失は完全に抑制できる。
以下に、上記の構成を採用した本発明の有機発光素子について詳しく説明する。
〈有機発光素子の構成〉
(第1実施形態)
図6(a)は、本発明の第1実施形態の有機発光素子の概略断面図である。有機発光素子20は、図中の下層から順に、金属材料からなるミラー層21、高屈折率層22、第1の透明電極23、有機発光層24、第2の透明電極25、透明基板26が積層されて構成される。この有機発光素子20は、透明基板26の第2の透明電極25とは反対面を光取り出し面とする、いわゆるボトムエミッション方式である。
ミラー層21は、光を透明基板26側に反射させるミラーであり、反射率が60%以上であることが好ましく、例えば、アルミニウム、銀、ニッケル、チタン、ナトリウム、カルシウム等の金属材料又はそれらの何れかを含む合金などを用いることができる。
高屈折率層22は、第1の透明電極23、第2の透明電極25、有機発光層24の何れよりも屈折率が高い透明な層であり、例えば、TiO2、HfO2、Ta25、ZrO、KTaO3等の材料を用いることができる。屈折率は2.5前後である。高屈折率層22の層厚は、例えば数十〜数百nmとすることができる。
また、高屈折率層22には、光散乱効果のある微粒子を分散させてもよい。この微粒子としては、高屈折率層22とは屈折率の異なる透明な微粒子、好ましくは高屈折率層22より屈折率の高い透明な微粒子を用い、例えば、直径数十nmの酸化アルミニウムなどを用いることができる。これにより、高屈折率層22で導波モードやプラズモンモードの光が散乱し、より多くの光を取り出すことができる。
第1及び第2の透明電極23、25は、1対の電極であり、透過率が40%以上であることが好ましく、例えば、CuI、インジウムチンオキシド(ITO)、SnO2、ZnO、インジウムジンクオキシド(IZO)等の無機導電膜や、ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸の混合体(PEDOT/PSS)等の有機導電膜や、高分子材料に銀ナノワイヤー又はカーボンナノチューブを分散させた複合導電膜などを用いることができる。屈折率は1.8前後である。
有機発光層24は、発光層を含む有機化合物または錯体の単層または複数層であり、例えば、陽極と接する正孔輸送層、発光材料で形成された発光層、陰極と接する電子輸送層等からなり、数nmから数百nmの厚みである。屈折率は1.8前後である。また、フッ化リチウム層や無機金属塩の層或いはそれらを含有する層等が、任意の位置に形成されていてもよい。発光層は少なくとも一種の発光材からなるもので、蛍光発光性化合物又は燐光発光性化合物等を用いることができる。一例として、図6(a)の有機発光層24は、下層から順に、電子注入層27、電子輸送層28、発光層29、正孔輸送層30、正孔注入層31が積層されて構成される。
有機発光層24の構成としては、例えば他にも、以下の(i)〜(v)の構成などを採用できる。
(i)(陽極)/発光層/電子輸送層/(陰極)
(ii)(陽極)/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/(陰極)
(iii)(陽極)/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/(陰極)
(iv)(陽極)/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/電子注入層/(陰極)
(v)(陽極)/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/電子注入層/(陰極)
正孔輸送層は正孔を輸送する機能を有する材料からなり、広い意味で正孔注入層、電子阻止層も正孔輸送層に含まれる。正孔輸送層は単層または複数層設けることができる。
電子輸送層は電子を輸送する機能を有する材料からなり、広い意味で電子注入層、正孔阻止層も電子輸送層に含まれる。電子輸送層は単層または複数層設けることができる。
正孔阻止層とは広い意味では電子輸送層の機能を有し、電子を輸送する機能を有しつつ正孔を輸送する能力が著しく小さい正孔阻止材料からなり、電子を輸送しつつ正孔を阻止することで電子と正孔の再結合確率を向上させることができる。
正孔注入層及び電子注入層とは、駆動電圧低下や発光輝度向上のために電極と発光層間に設けられる層のことである。
透明基板26は、有機発光素子20全体を保持するとともに、光を透過するものであり、例えば、0.1〜1mmの厚みのガラスや樹脂等の透明材料を用いることができる。屈折率は1.5〜1.8前後の範囲であることが好ましい。透明基板26を樹脂フィルムなどフレキシブルなフィルム状の基材で形成すれば、面光源を湾曲させることができ、種々の方向に向かって発光させることができる。
そして、有機発光素子20は、一方の端部で第2の透明電極25を露出させ、他方の端部で第1の透明電極23を露出させて電極部を形成し、この電極部を電源部(不図示)の各々の電源配線(不図示)に接続し、有機発光層24に所定の直流電圧を印加して発光させる。
なお、有機発光素子20を構成する有機化合物は、水分や大気中の酸素により劣化するため、透湿防止層(ガスバリア層)で封止して外部雰囲気から遮断して使用される。この透湿防止層は、例えば、高周波スパッタリング法などにより形成することができる。また、透明基板26には、必要に応じてハードコート層、アンダーコート層などを設けてもよい。
(第2実施形態)
図7(a)は、本発明の第2実施形態の有機発光素子の概略断面図である。第1実施形態と同様の構成については同符号を付し、その詳細な説明を省略する。有機発光素子40は、図中の下層から順に、誘電体多層膜からなるミラー層41、高屈折率層22、裏面電極となる第1の透明電極23、有機発光層24、第2の透明電極25、透明基板26が積層されて構成される。この有機発光素子40は、透明基板26の第2の透明電極25とは反対面を光取り出し面とする、いわゆるボトムエミッション方式である。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、ミラー層41が誘電体多層膜からなる点である。誘電体多層膜は、光を透明基板26側に反射させるミラーであり、反射率が60%以上であることが好ましく、例えば、2種以上の屈折率の異なる透明な樹脂(例えば、SiO2とTa25)を交互に積層した膜などを用いることができる。誘電体多層膜は金属ではないので、この有機発光素子40ではプラズモンモードの光は発生しない。
(第3実施形態)
図8(a)は、本発明の第3実施形態の有機発光素子の概略断面図である。第1実施形態と同様の構成については同符号を付し、その詳細な説明を省略する。有機発光素子50は、図中の下層から順に、第2の透明電極25、有機発光層24、第1の透明電極23、高屈折率層22、金属材料からなるミラー層21、基板51が積層されて構成される。この有機発光素子50は、第2の透明電極25の有機発光層24とは反対面を光取り出し面とする、いわゆるトップエミッション方式である。
第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、第2の透明電極25、有機発光層24、第1の透明電極23、高屈折率層22、ミラー層21の積層順が逆である点と、基板51が透明である必要がない点である。
基板51は、有機発光素子50全体を保持するものであり、例えば、0.1〜1mmの厚みのガラスや樹脂等を用いることができる。基板51を樹脂フィルムなどフレキシブルなフィルム状の基材で形成すれば、面光源を湾曲させることができ、種々の方向に向かって発光させることができる。
(第4実施形態)
図9(a)は、本発明の第4実施形態の有機発光素子の概略断面図である。第3実施形態と同様の構成については同符号を付し、その詳細な説明を省略する。有機発光素子60は、図中の下層から順に、第2の透明電極25、有機発光層24、第1の透明電極23、高屈折率層22、誘電体多層膜からなるミラー層41、基板51が積層されて構成される。この有機発光素子60は、第2の透明電極25の有機発光層24とは反対面を光取り出し面とする、いわゆるトップエミッション方式である。
第4実施形態が第3実施形態と異なる点は、ミラー層41が第2実施形態と同じ誘電体多層膜からなる点である。よって、この有機発光素子60ではプラズモンモードの光は発生しない。
〈有機発光素子の作製方法〉
ここでは第1実施形態の有機発光素子20を例に素子の作製方法を説明する。第2〜第4実施形態の有機発光素子の作製方法は第1実施形態の有機発光素子20の作製方法に準ずるので説明を省略する。
まず、透明基板26上に第2の透明電極25の薄膜を1μm以下、好ましくは10nm〜200nmの膜厚になるように、蒸着やスパッタリング等の方法により形成させる。
そして、この上に有機発光層24である正孔注入層31、正孔輸送層30、発光層29、電子輸送層28、電子注入層27を形成させる。
これら各層の形成方法としては、蒸着法、ウェットプロセス(スピンコート法、キャスト法、インクジェット法、印刷法)等があり、均質な膜が得られやすく、且つピンホールが生成しにくい等の点からは、スピンコート法、インクジェット法、印刷法等の塗布法による成膜が好ましい。
有機発光層24を溶解または分散する液媒体としては、例えば、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル等の脂肪酸エステル類、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、キシレン、メシチレン、シクロヘキシルベンゼン等の芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、デカリン、ドデカン等の脂肪族炭化水素類、DMF、DMSO等の有機溶媒を用いることができる。また分散方法としては、超音波、高剪断力分散やメディア分散等の分散方法により分散することができる。
これらの層を形成後、その上に第1の透明電極23の薄膜を1μm以下、好ましくは、10nm〜200nmの範囲の膜厚になるように、次に、高屈折率層22の薄膜を数十〜数百nmの膜厚になるように、ミラー層21の薄膜を数十〜数百nmの膜厚になるように、例えば、蒸着やスパッタリング等の方法により形成させる。このようにして有機発光素子20が得られる。
〈損失の低減〉
図6(b)は、第1実施形態の有機発光素子20における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。図6(c)は、第1実施形態の有機発光素子20におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図である。図7(b)は、第2実施形態の有機発光素子40における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。図8(b)は、第3実施形態の有機発光素子50における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。図8(c)は、第3実施形態の有機発光素子50におけるプラズモンモードの積層方向の光強度分布を示す図である。図9(b)は、第4実施形態の有機発光素子60における導波モードの積層方向の光強度分布を示す図である。
図6(b)では光強度分布のピークが屈折率の高い高屈折率層22に現れており、発光点の光強度(図中の×印の強度)は低くなっているので、発生した光は導波モードに結合しにくいといえる。また、図6(c)では透明電極23及び高屈折率層22の厚み分だけ発光点からミラー層21までの距離が遠くなっているので、発光点の光強度(図中の×印の強度)は低くなっており、発生した光はプラズモンモードに結合しにくいといえる。したがって、図3と比較すると、第1実施形態の有機発光素子20では、導波損失及びプラズモン損失ともに減っていることがわかる。
図7(b)では、図6(b)と同様、光強度分布のピークが屈折率の高い高屈折率層22に現れており、発光点の光強度(図中の×印の強度)は低くなっているので、発生した光は導波モードに結合しにくいといえる。また、ミラー層41を構成する誘電体多層膜は金属ではないので、この有機発光素子40ではプラズモンモードの光は発生しない。図3と比較すると、第2実施形態の有機発光素子40では、導波損失及びプラズモン損失ともに減っていることがわかる。
図8(b)では光強度分布のピークが屈折率の高い高屈折率層22に現れており、発光点の光強度(図中の×印の強度)は低くなっているので、発生した光は導波モードに結合しにくいといえる。また、図8(c)では透明電極23及び高屈折率層22の厚み分だけ発光点からミラー層21までの距離が遠くなっているので、発光点の光強度(図中の×印の強度)は低くなっており、発生した光はプラズモンモードに結合しにくいといえる。したがって、図3と比較すると発光方式に違いはあるが、第3実施形態の有機発光素子50では、導波損失及びプラズモン損失ともに減っていることがわかる。
図9(b)では、図8(b)と同様、光強度分布のピークが屈折率の高い高屈折率層22に現れており、発光点の光強度(図中の×印の強度)は低くなっているので、発生した光は導波モードに結合しにくいといえる。また、ミラー層41を構成する誘電体多層膜は金属ではないので、この有機発光素子60ではプラズモンモードの光は発生しない。図3と比較すると発光方式に違いはあるが、第4実施形態の有機発光素子60では、導波損失及びプラズモン損失ともに減っていることがわかる。
このように、本発明によれば、第1又は第2の透明電極の有機発光層側とは反対側に、第1及び第2の透明電極と有機発光層との何れよりも屈折率の高い高屈折率層を設けることにより、導波モードの光強度分布の光強度の強いところを高屈折率層にもってくることで、発生した光が導波モードに結合しにくくなり、導波損失を減らすことができる。さらに、高屈折率層の有機発光層側とは反対側にミラー層を設けることにより、透明電極及び高屈折率層の厚み分だけ発光点からミラー層までの距離が遠くなり、ミラーとして金属材料を用いた場合でも、発光点までの距離が遠くなった分だけ、発生した光がプラズモンモードに結合しにくくなり、プラズモン損失を減らすことができ、ミラーとして誘電体多層膜を用いた場合は、プラズモンモードは発生せず、プラズモン損失は完全に抑制できる。よって、本発明によると、ボトムエミッション方式、トップエミッション方式に関わらず、導波損失及びプラズモン損失ともに減らすことができ、その結果、光の利用効率が向上する。
次に、上記の第1〜第4実施形態を具体化した実施例を、比較対象としての比較例とともに説明する。
比較例1は第1実施形態の有機発光素子20において第1の透明電極23に代えて金属電極を用い、高屈折率層22及びミラー層21を省略したものである。比較例1の有機発光素子は、金属電極としてのアルミニウムを厚さ150nm、有機発光層(屈折率約1.75)を厚さ140nm、透明電極としてのITO(屈折率約1.85)を厚さ80nm、透明基板としての無アルカリガラスが順に積層されて構成され、白色に発光する。
ここで光の利用効率を比較するための指標として外部量子効率(EQE: external quantum efficiency)を用いる。比較例1の有機発光素子の外部量子効率は20.8%であった。
実施例1は第1実施形態に対応し、この有機発光素子は、ミラー層としてのアルミニウムを厚さ150nm、高屈折率層としてのTiO2(屈折率約2.5)を厚さ100nm、第1の透明電極としてのITO(屈折率約1.85)を厚さ80nm、有機発光層(屈折率約1.75)を厚さ140nm、第2の透明電極としてのITO(屈折率約1.85)を厚さ80nm、透明基板としての無アルカリガラスが順に積層されて構成され、白色に発光する。
この実施例1の有機発光素子の外部量子効率は28.9%であった。これは比較例1の外部量子効率を大きく上回っており、導波損失及びプラズモン損失が低減した結果であるといえる。
実施例2は第2実施形態に対応し、実施例1の有機発光素子において、ミラー層としてSiO2とTa25を交互に積層した誘電体多層膜を用いたものである。
この実施例2の有機発光素子の外部量子効率は29.7%であった。これは実施例1の外部量子効率を上回っており、誘電体多層膜を用いることでプラズモン損失が発生していない結果であるといえる。
実施例3は第1実施形態に対応し、実施例1の有機発光素子において、高屈折率層に直径約60nmの酸化アルミニウム粒子を分散させたものである。
この実施例3の有機発光素子の外部量子効率は34.2%であった。これは実施例1の外部量子効率を大きく上回っており、酸化アルミニウム粒子を用いることで高屈折率層において光散乱効果が得られた結果であるといえる。
比較例2は第3実施形態の有機発光素子50において第1の透明電極23に代えて金属電極を用い、高屈折率層22及びミラー層21を省略したものである。比較例2の有機発光素子は、透明電極としてのITO(屈折率約1.85)を厚さ80nm、有機発光層(屈折率約1.75)を厚さ140nm、金属電極としてのアルミニウムを厚さ150nm、基板としての無アルカリガラスが順に積層されて構成され、白色に発光する。
この比較例2の有機発光素子の外部量子効率は15.3%であった。
実施例4は第3実施形態に対応し、この有機発光素子は、第2の透明電極としてのITO(屈折率約1.85)を厚さ80nm、有機発光層(屈折率約1.75)を厚さ140nm、第1の透明電極としてのITO(屈折率約1.85)を厚さ80nm、高屈折率層としてのTiO2(屈折率約2.5)を厚さ100nm、ミラー層としてのアルミニウムを厚さ150nm、基板としての無アルカリガラスが順に積層されて構成され、白色に発光する。
この実施例4の有機発光素子の外部量子効率は26.7%であった。これは比較例2の外部量子効率を大きく上回っており、導波損失及びプラズモン損失が低減した結果であるといえる。
実施例5は第4実施形態に対応し、実施例4の有機発光素子において、ミラー層としてSiO2とTa25を交互に積層した誘電体多層膜を用いたものである。
この実施例5の有機発光素子の外部量子効率は27.3%であった。これは実施例4の外部量子効率を上回っており、誘電体多層膜を用いることでプラズモン損失が発生していない結果であるといえる。
実施例6は第3実施形態に対応し、実施例4の有機発光素子において、高屈折率層に直径約60nmの酸化アルミニウム粒子を分散させたものである。
この実施例6の有機発光素子の外部量子効率は30.0%であった。これは実施例4の外部量子効率を大きく上回っており、酸化アルミニウム粒子を用いることで高屈折率層において光散乱効果が得られた結果であるといえる。
本発明の有機発光素子は、表示デバイス、ディスプレイ、各種発光光源として用いることができる。発光光源として、例えば、照明装置(家庭用照明、車内照明)、時計や液晶用バックライト、看板広告、信号機、光記憶媒体の光源、電子写真複写機の光源、光通信処理機の光源、光センサーの光源等が挙げられるが、これらに限定するものではない。特に液晶表示装置のバックライト、照明用光源としての用途に有効に用いることができる。
20、40、50、60 有機発光素子
21、41 ミラー層
22 高屈折率層
23 第1の透明電極
24 有機発光層
25 第2の透明電極

Claims (9)

  1. 第1の透明電極と、
    第1の透明電極の反対電極である第2の透明電極と、
    第1及び第2の透明電極に挟まれた有機発光層と、
    第1又は第2の透明電極の前記有機発光層側とは反対側に設けられ、第1及び第2の透明電極と前記有機発光層との何れよりも屈折率の高い高屈折率層と、
    前記高屈折率層の前記有機発光層側とは反対側に設けられたミラー層と、を備えた有機発光素子。
  2. 前記ミラー層が、金属材料であることを特徴とする請求項1記載の有機発光素子。
  3. 前記ミラー層が、誘電体多層膜であることを特徴とする請求項1記載の有機発光素子。
  4. 前記高屈折率層が、TiO2、HfO2、Ta25、ZrO、KTaO3の何れかであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の有機発光素子。
  5. 第1及び/又は第2の透明電極が、無機導電膜、有機導電膜、高分子材料に導電性ワイヤーを分散させた複合導電膜の何れかであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の有機発光素子。
  6. 第1及び/又は第2の透明電極が、IZO、ITO、ZnOの何れかであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の有機発光素子。
  7. 第1及び/又は第2の透明電極が、ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸の混合体であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の有機発光素子。
  8. 第1及び/又は第2の透明電極が、高分子材料に銀ナノワイヤー又はカーボンナノチューブを分散させた複合導電膜であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の有機発光素子。
  9. 前記高屈折率層に光散乱効果のある微粒子を分散させたことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の有機発光素子。
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