JP2011231515A - グラウンドアンカーの緊張用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラウンドアンカーのリフトオフ試験でジャッキのシリンダへ圧油を供給する圧力供給ラインにおける作動流体の昇圧速度を一定に制御することが出来る様なグラウンドアンカーの緊張用装置の提供。
【解決手段】作動流体ライン(L)を流過してジャッキ(1)へ供給される作動流体圧を計測する流体圧計測装置(4)と、作動流体ライン(L)を流れる作動流体を作動流体供給装置に戻すリリーフバルブ(52)と、制御装置(6)を備え、作動流体供給装置(3)からジャッキ(1)へ供給される作動流体の流体圧の圧力変動速度を任意の速度に制御する機能を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、グラウンドアンカーの緊張作業を管理する技術に関する。より詳細には、本発明は、グラウンドアンカーの緊張作業で用いられるジャッキに供給される作動用流体(例えば圧油)の流体圧を所定の速度で昇圧し、或いは、減圧する技術に関する。
上記技術を適用する作業として、例えば、既設アンカーのリフトオフ試験が知られている。リフトオフ試験は、既設のグラウンドアンカーに現時点(リフトオフ試験の時点)で作用する張力を測定し、以って、グラウンドアンカーの健全度を調べる試験である。リフトオフ試験に際しては、例えばジャッキにより、グラウンドアンカーのテンドン(鋼線、鋼棒等)に再緊張力(引張力)を付加し、テンドンの変位とジャッキにより付加された引張力とを計測する。
図5〜図7は、係るリフトオフ試験で用いられるジャッキその他の試験装置を示しており、ジャッキに供給される圧油の流れを示している。
図5において、リフトオフ試験装置はジャッキ10、油圧ユニット30、油圧ラインLを有している。ジャッキ10は、既設のグラウンドアンカーの図示しないアンカーヘッドに接続されている。
図5で示す状態では、ジャッキ10には圧油は供給されず、リフトオフ試験を停止している。
図5で示すリフトオフ試験停止状態から、ジャッキ10の右室10bに油圧を作用させれば(図6)、グラウンドアンカーを作用する引張力が増加する。一方、ジャッキ10の左室10cに油圧を作用させれば(図7)、グラウンドアンカーを作用する引張力が減少する。
図5〜図7において、油圧ユニット30は、流路切換バルブ50、油圧ポンプ35、油圧ポンプ駆動用モータ36、作動油タンク37、油圧ラインLを備えている。
油圧ラインLは、ラインLA、LB、LC、LD、LE、LFを有している。
ラインLAは流量調整バルブV1を介装し、ポンプ35の吐出側と切換弁50のポート50aとを連通している。
ラインLAにおけるポンプ35と流量調整バルブV1との間の領域には、分岐点Bが形成されている。
ラインLBは、切換弁50のポート50bと、ジャッキ10の右室10bを連通している。
ラインLCは、ジャッキ10の左室10cと、切換弁50のポート50cを連通している。
ラインLDは降圧バルブV2を介装し、切換弁50のポート50dと作動油タンク37を連通している。
ラインLEは分岐点Bと作動油タンク37を連通し、リリーフ弁V3を介装している。
リフトオフ試験を行うに際して、先ず、図6で示すように、ジャッキ10により、グラウンドアンカーに対して、再緊張力として地上側に引き上げる方向の力(引張力)を作用させる。
図6において、ジャッキ10の右室10bに油圧を作用させて、ピストンロッド10Rを図6の左方向に移動させることにより、図示しない係合手段を介してピストンロッド10Rと係合したテンドンに対して引張力を作用させる。
この際に、ジャッキ10の右室10bに過大な油圧が作用する場合には、ラインLA、LBを流れる作動油(圧油)の一部を、リリーフ弁V3、ラインLEを介して、作動油タンク37に戻す。
ジャッキ10の右室10bへの圧油供給量を増加すると、やがて、当該再緊張力によりテンドンに変位が生じ、アンカープレートが浮き上がる。このアンカープレートが浮き上がる直前において、ジャッキ10による引張力と、テンドンの現時点(リフトオフ試験の時点)における張力とがバランスした状態となる。
リフトオフ試験は、係る状態におけるジャッキの引張力を計測することによりテンドンの現時点(リフトオフ試験の時点)における張力を求め、以って、グラウンドアンカーの健全度を判定している。
図8は、リフトオフ試験の結果の一例を示している。
図8において、ジャッキにより付加された引張力(図8の縦軸:荷重)と、その時のテンドンの変位量の関係(特性)を示している。
リフトオフ試験結果は、理論的には、図8の特性線A(2点鎖線)のようになる。すなわち、図8の例では、ジャッキの引張力がテンドンの張力よりも小さい領域(荷重が150kNまでの領域)では、テンドンは変位せず、ジャッキによる引張力(荷重)のみが縦軸に沿って増加する。
そして、理論的には、ジャッキの引張力がテンドンの張力よりも大きい領域(荷重が150kNよりも大きな領域)では、テンドンの変位量とジャッキの引張力とは、比例関係にある。
ここで、グラウンドアンカーのテンドンその他の部材の伸び、ジャッキ10の部材の縮み等の影響により、実際のリフトオフ試験の結果は、図8の特性線B(プロットを有する点線)のようになる。
特性線Bにおいて、符号Baで示す領域は、ジャッキによる引張力がテンドンの張力を上回っている領域である。
領域Baにおける点P1点は、その近傍で特性線Bにおける勾配が変化して、変曲点となっている。
点P1よりもジャッキによる引張力が大きい領域(図8では、点P1の上側)では、ジャッキによる引張力(荷重)に対するテンドンの変位量が大きい。
ここで、点P1点を「リフトオフ点」と言い、点P1におけるジャッキによる引張力(荷重)を「リフトオフ荷重」と言う。そして、リフトオフ試験とは、「リフトオフ点」を決定するための試験である、とも言うことが出来る。
上述したように、リフトオフ試験では、リフトオフ点(点P1)或いはリフトオフ荷重(点P1の荷重)を求め、以って、グラウンドアンカーの健全度を判定している。
リフトオフ荷重よりも大きな荷重をテンドンに付加した後、図7で示すように、左室10cに油圧を供給して、ジャッキによる引張力(荷重)を減少せしめる。
図8において、符号Bbで示す領域が、ジャッキによる引張力(荷重)が減少する領域である。
ここで、図8で示す実際のリフトオフ試験結果の特性線Bにおいて、領域Bbはヒステリシス特性を示している。
上述したようなリフトオフ試験を実施するに際して、グラウンドアンカーを引き上げる力、すなわちジャッキ10による引張力を一定の割合で増加することが、リフトオフ試験の「基準」として要求されている。
そして、ジャッキ10による引張力は、ジャッキ10の右室10bにおける圧力に比例するので、ジャッキ10による引張力を一定の割合で増加することは、ジャッキ10の右室10bにおける圧力上昇速度を一定にしてやることと同義である。換言すれば、リフトオフ試験の「基準」として、ジャッキ10の右室10bにおける圧力を、一定の割合で昇圧してやることが要求されている。
しかし、図5〜図7に示す従来のリフトオフ試験装置では、ジャッキ10による引張力を一定の割合で増加すること、或いは、ジャッキ10の右室10bにおける圧力を一定の割合で昇圧してやることは、極めて困難であった。
図9において、縦軸はジャッキ10により引張力或いは荷重を示し、横軸はジャッキ10により引張力或いは荷重を作用させた際における時間経過を示している。
リフトオフ試験を行なった場合においては、図9の符号Lcで示す様に線形な特性にて、ジャッキ10による引張力或いは荷重を作用させることが、「基準」として求められている。
しかし、上述した通り、従来技術ではジャッキ10による引張力を一定の割合で増加することは極めて困難である。従来技術では、ジャッキ10による引張力は、図9の符号Lpで示すように、10〜20kN毎に、ステップ状に増加してしまう。
従来技術によってリフトオフ試験を行なった場合には、所定時間毎に(図9では、t1、t2、t3)で計測を行っている。そして、例えば、時間t2で計測した計測点と、時間t3で計測した計測点との間の領域(範囲Δ)にリフトオフ点P1が存在した場合には、リフトオフ点P1の正確な数値を把握することは出来ない。
図5〜図7で示す従来技術において、図9の特性Lpの様にステップ状に引張力を変化させない様にするためには、例えばインバータ38を用いてポンプ駆動モータ36の回転速度を制御して、ジャッキ10の右室10bの圧力を一定の割合或いは速度で昇圧させることが考えられる。
しかし、駆動モータの回転速度による制御では、リフトオフ試験のような細かい制御は極めて困難である。
或いは、図5〜図7で示す従来技術において、ジャッキ10の右室10bの圧力を一定の割合或いは速度で昇圧するために、リリーフバルブV3の開閉及び/又は流量調整バルブV1の開閉を小刻みに繰り返し、マクロで観察した場合に一定に昇圧されていると見做せるように、開閉制御することも考えられる。
しかし、マクロで観察した場合に一定に昇圧されていると見做せるように、ジャッキ10の右室10bへの油圧供給量を制御することは、非常に精妙な制御が要求され、係る制御の実行には、莫大な費用が必要となってしまう。
上述したリフトオフ試験の「基準」として、ジャッキ10による引張力を一定の割合で減少すること、換言すれば、圧力供給ラインLの圧力を一定の割合(速度)で降下(減圧)することが要求される。
しかし、圧力供給ラインLの圧力を一定速度で減圧することは、昇圧の場合よりも制御が困難である。
なお、ジャッキによる引張力を一定の割合で増加し、減少することが困難であるという問題は、リフトオフ試験の時のみならず、グラウンドアンカーを定着させる際にも存在している。
その他の従来技術としては、センサープレートを有し、センサープレートに作用する荷重と圧縮歪との関係を求め、以って、テンドンの張力を検知する技術が提案されている(技術文献1)。
しかし、係る従来技術では、センサープレートの圧縮歪を求めてテンドンの張力を検出しており、リフトオフ試験において、作動流体である圧油の圧力を一定速度で上昇し或いは降下することは出来ない。
特開2008−70205号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、グラウンドアンカーの緊張作業において、ジャッキのシリンダへ圧油を供給する圧力供給ラインにおける作動流体の昇降圧速度を任意に制御することが出来る様なグラウンドアンカーの緊張用装置の提供を目的としている。
本発明のグラウンドアンカーの緊張用装置は、グラウンドアンカーに緊張力を付与するためのジャッキ(1)と、テンドン(鋼線、鋼棒等)の変位量を計測するための変位量計測装置(変位計2)と、ジャッキ(1)に作動流体を供給する作動流体供給装置(3:油圧ポンプ31及び圧油貯溜タンク32)と、作動流体供給装置(3)とジャッキ(1)とを連通し作動流体が流過する作動流体ライン(L)を備え、作動流体ライン(L)を流過して作動流体供給装置(3)からジャッキ(1)へ供給される作動流体の流体圧を計測する流体圧計測装置(圧力センサ4)と、作動流体ライン(L)を流れる作動流体(の一部)をリリーフ回路(リリーフラインLr)を介して作動流体供給装置に戻すリリーフバルブ(比例電磁式リリーフバルブ52、バルブユニット5におけるリリーフ部分52)と、作動流体ライン(L)を流れる作動流体の流れを切り換え、以ってジャッキ(1)の運転(ジャッキ1の昇圧、ジャッキ1の減圧、ジャッキ1の停止)を切り換える運転切換装置(4ポート電磁パイロット弁51、バルブユニット5における運転切換部分51)と、制御装置(6)とを備え、制御装置(6)は、ジャッキ(1)の昇圧時に流体圧計測装置(4)の計測結果に応答して、作動流体供給装置(3)からジャッキ(1)へ供給される作動流体の流体圧の圧力変動速度を任意の速度(例えば、緊張用装置がリフトオフ試験装置の場合には、リフトオフ試験の基準速度)に制御する(換言すれば、流体圧変動速度が、基準速度に対して、所定の許容範囲内となる様に制御する)機能を有することを特徴としている。
本発明において、制御装置(6)は以前の制御サイクルにおける流体圧計測装置(4)の計測結果を記憶する記憶装置(65)を有しており、制御を行なう時点の制御サイクルにおける流体圧計測装置(4)の計測結果と前回の制御サイクルにおける流体圧計測装置(4)の計測結果の差異と制御サイクル間の時間的間隔から作動流体ライン(L)における圧力変動速度を演算する機能を有しているのが好ましい。
また本発明において、制御装置(6)は、ジャッキ(1)の昇圧時に、作動流体ライン(L)における圧力変動速度(昇圧速度)が目標値(例えばリフトオフ試験の基準速度)より速い場合には、リリーフバルブ(比例電磁式リリーフバルブ52、バルブユニット5におけるリリーフ部分52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を増加する機能と、作動流体ライン(L)における圧力変動速度(昇圧速度)が目標値(例えばリフトオフ試験の基準速度)より遅い場合には、リリーフバルブ(52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を減少する機能を有しているのが好ましい。
或いは本発明において、制御装置(6)は、ジャッキ(1)の降圧時に、作動流体ライン(L)における圧力変動速度(降圧速度)が目標値より速い場合には、リリーフバルブ(52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を減少する機能と、作動流体ライン(L)における圧力変動速度(降圧速度)が目標値より遅い場合には、リリーフバルブ(52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を増加する機能を有しているのが好ましい。
ここで、リリーフバルブ(比例電磁式リリーフバルブ52)と運転切換装置(4ポート電磁パイロット弁51)とは、別体に構成されているのが好ましい。
或いは、リリーフバルブ(バルブユニットにおけるリリーフ部分)と、運転切換装置(バルブユニットにおける運転切換部分)とは、(バルブユニット5Aとして)一体に構成されているのが好ましい。
さらに、本発明において、リリーフバルブ(バルブユニットにおけるリリーフ部分)と、運転切換装置(バルブユニットにおける運転切換部分)とは、(バルブユニット5Aとして)一体に構成されている場合には、前記流体圧計測装置(4)は、バルブユニット(5A)内部に設けても良いし、バルブユニット(5A)外に設けても良い。
上述する構成を具備する本発明によれば、流体圧計測装置(4)の計測結果に基づき、ジャッキ(1)の運転(ジャッキの昇圧、ジャッキの減圧、ジャッキの停止)に対応して、作動流体ライン(L)における圧力変動速度を任意に制御できる(換言すれば、圧力変動速度が、基準速度に対して、所定の許容範囲内となる様に調節できる)ので、例えば緊張用装置がリフトオフ試験装置の場合には、グラウンドアンカーのリフトオフ試験を、所定の基準に則って、容易且つ安全に実行することが出来る。
具体的には、ジャッキ(1)の昇圧時には、作動流体ライン(L)における圧力変動速度(昇圧速度)がリフトオフ試験の基準速度より速い場合には、リリーフバルブ(比例電磁式リリーフバルブ52、バルブユニット5におけるリリーフ部分52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を増加し、作動流体ライン(L)を流れる作動流体が前記リリーフ回路(Lr)を介して作動流体供給装置(3)に戻る量を多くする。
リリーフバルブ(52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を増加することにより、前記リリーフ回路(Lr)を介して作動流体供給装置(3)に戻る量を多くして、ジャッキ(1)に供給される作動流体の流量を少なくする。
これにより、ジャッキ(1)に連通する作動流体ライン(L)における作動流体の圧力はリリーフ回路(Lr)側に逃げ易くなり、作動流体ライン(L)における作動流体の圧力は上昇し難くなって、ジャッキ(1)の圧力の昇圧速度が遅くなる。
一方、作動流体ライン(L)における昇圧速度がリフトオフ試験の基準速度より遅い場合は、リリーフバルブ(52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を減少し、前記リリーフ回路(Lr)を介して作動流体供給装置(3)に戻る作動流体の流量を少なくする。
その結果、ジャッキ(1)に連通する作動流体ライン(L)における作動流体の圧力をリリーフ回路(Lr)側に逃げ難くなり、作動流体ライン(L)における作動流体の圧力は上昇し易くなって、ジャッキ(1)の圧力の昇圧速度は速くなる。
ジャッキ(1)の降圧時には、降圧速度が速い場合、リリーフバルブ(52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を減少し、前記リリーフ回路(Lr)を介して作動流体供給装置(3)に戻る作動流体の流量を少なくする。これにより、ジャッキ(1)から作動流体ライン(L)に流れる作動流体を流れ難くし、作動流体ライン(L)における作動流体の圧力を減少し難くし、以って、ジャッキ(1)の圧力降下速度を遅くする。
一方、降圧速度が遅い場合には、リリーフバルブ(52)のリリーフ回路(Lr)側に連通するポートの開度を増加し、ジャッキ(1)から作動流体ライン(L)に流れる作動流体を流れ易くする。その結果、作動流体ライン(L)における作動流体の圧力が減少し易くなり、ジャッキ(1)の圧力降下速度が速くなる。
これにより、従来技術においては困難であったジャッキ(1)の降圧時における高精度の圧力変動を可能にして、リフトオフ試験における基準(或いは目標)に近い滑らかな制御特性を実現することが可能である。
ここで、ジャッキ降圧時のデータを用いた方が、例えば鋼線で構成されたグラウンドアンカーの健全度(グラウンドアンカーの弾性係数により判定可能)が評価し易い場合が存在する。
ここで、本発明によれば、流体圧計測装置(4)により、作動流体供給装置(3)からジャッキ(1)へ供給される作動流体の流体圧を直接計測しているので、例えば、部材の歪を計測することによりジャッキ(1)への供給圧力を換算する場合に比較して、ジャッキ(1)の圧力変動がダイレクトに求められ、その分だけ精度の高い制御が実行出来る。
本発明の第1実施形態のブロック図である。 第1実施形態の制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のブロック図である。 本発明の第3実施形態のブロック図である。 従来技術に係るグラウンドアンカーのリフトオフ試験装置の構成を示したブロック図であって、リフトオフ試験を停止した状態を示す図である。 図5と同様なブロック図であって、リフトオフ試験でジャッキを昇圧する状態を示す図である。 図5、図6と同様なブロック図であって、リフトオフ試験でジャッキを降圧する状態を示す図である。 リフトオフ試験を実施した際におけるジャッキによる引張力(荷重)とグラウンドアンカーにおける変位の関係を示す特性図である。 図8の特性図を簡略化して示し、且つ、昇圧時の特性の一部をミクロで示す図である。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の実施形態について説明する。
ここで、本発明の緊張用装置の主な使用目的が既設アンカーのリフトオフ試験であるため、図示の実施形態では当該リフトオフ試験に適用する場合について説明する。ただし、本発明の緊張用装置は、新設のグラウンドアンカーに対しても、既設アンカーのリフトオフ試験と同様に、有効活用することができる。
最初に、図1、図2により、第1実施形態を説明する。
図1において、全体を符号101で示すグラウンドアンカーの緊張用装置(リフトオフ試験装置)は、ジャッキ1、変位計2、作動流体供給装置3、圧力センサ4、バルブユニット5、制御装置6及び油圧ラインLを有している。
作動流体供給装置(オイルポンプユニット)3は、オイルポンプ31、作動油タンク32、油圧ショートカット回路33を備えている。
油圧ショートカット回路33は、リフトオフ試験の最中に、ジャッキ1に油圧を送る必要が無い場合に、オイルポンプ31で昇圧された圧油を作動油タンク32に戻す回路を内蔵している。
なお、油圧ショートカット回路33を省略することも可能である。
バルブユニット5は、方向切換弁(例えば、4ポート電磁パイロット弁)51と、リリーフ弁(例えば、比例電磁式リリーフ弁)52とを備えている。
圧力センサ4は、バルブユニット5に内蔵されている。ただし、圧力センサ4をバルブユニット5の外部に設けることも可能である。圧力センサ4は、ラインL2を流過する作動油の油圧を計測している。そして、入力信号ラインSi4によって、コントロールユニット60と接続されている。
制御装置6は、コントロールユニット60及び記憶手段であるデータベース65を備えている。
方向切換弁51は、流路を切換えることで、昇圧、減圧、停止の切換を行う様に構成されている。方向切換弁51については、公知・市販のものを、そのまま適用することが出来る。そして、信号ラインSo5を介して、コントロールユニット60から制御信号を受信する。
方向切換弁51により昇圧、減圧、停止の切換を行うに際して、ジャッキ1によりテンドンAを引っ張る力(矢印Pu:ジャッキ1による荷重)を増加する(昇圧する)場合は、図1において実線で示すように、方向切換弁51のポート51aとポート51bとを連通させるとともに、ポート51cとポート51dとを連通させる。
一方、ジャッキ1による荷重Puを減少する(降圧する)場合には、詳細は後述するが、当初はポート51aとポート51b、ポート51cとポート51dが連通した状態を維持する。そして、最終的に、ジャッキ1のシリンダを完全に移動する(図1であれば、右行する)に際して、方向切換弁51のポート51aとポート51cとを連通し、且つ、ポート51bとポート51dとを連通する(図1における点線)。
ジャッキ1が停止状態の場合は、4つのポート51a〜51dの内の何れか2つを閉塞する。
油圧ラインLは、ラインL1、ラインL2、ラインL3、ラインL4、ラインLrを有している。
ラインL1は、リリーフ弁52を介装しており、オイルポンプユニット3の油圧ショートカット回路33の吐出ポート33oと、方向切換弁51のポート51aとを接続している。
ラインL2は、方向切換弁51のポート51bと、ジャッキ1の注入・排出口1aを接続している。
ラインL3は、ジャッキ1の注入・排出口1bと、方向切換弁51のポート51cとを接続している。
ラインL4は、方向切換弁51のポート51dと、油圧ショートカット回路33の吸入ポート33iとを接続している。
ラインL4には合流点Gが形成されている。
合流点Gとリリーフ弁52のリリーフ側のポート52rとは、リリーフラインLrで連通している。このリリーフラインLrを経由して、ラインL1を流れる圧油の一部がラインL4に合流し、ジャッキ1に供給されずに作動油タンク32に戻される
リリーフ弁52は、制御手段6のコントロールユニット60と制御ラインSoによって接続されている。
コントロールユニット60は、リリーフ弁52におけるリリーフラインLrに連通するポート(図示せず)の開度を制御することにより、ラインL2を流過する作動油の圧力上昇の割合率(圧力上昇率:圧力上昇の速度)を一定にせしめる機能を有している。
詳細には、ラインL2の圧力上昇の割合が早い(大きい)と、リリーフ弁52におけるリリーフラインLrに連通するポートの開度を増加して、リリーフ弁52からラインLr側に流れる圧油(作動油)の量を増加し、ラインL2を流れる作動油の流量を減少する。
これにより、ジャッキ1に連通する作動流体ラインL2、L1における圧力はリリーフ回路Lr側に逃げ易くなり、ラインL2、L1が昇圧し難くなるので、ジャッキ1の圧力の昇圧速度が遅くなるのである。
一方、ラインL2の圧力上昇が遅い(小さい)と、リリーフ弁52におけるリリーフラインLrに連通するポートの開度を減少して、リリーフ弁52からラインLr側に流れる圧油(作動油)の量を減少する。以って、ラインL2を流れる作動油の流量を増加する。
これにより、ジャッキ1に連通する作動流体ラインLにおける圧力はリリーフ回路Lr側に逃げ難くなるので、ラインL2、L1が昇圧し易くなり、ラインL2の圧力上昇の割合(速度)が急になる(圧力上昇速度が加速する)。
ここで第1実施形態では、圧力上昇時のみならず、圧力が降下する際においても、ラインL2を流過する作動油の圧力上昇の割合率(圧力上昇率:圧力上昇の速度)を一定にせしめる機能を有している。
ジャッキ1の圧力を降下する際には、当初の段階では、方向切換弁51のポート51aとポート51bとが連通し、ポート51cとポート51dとが連通した状態を維持する。その状態で、ジャッキ1からの作動油は、ラインL2、リリーフ回路Lr、ラインL3を介して作動油タンク32に戻る。
係る圧力降下時において、降圧速度が速い場合、リリーフバルブ52のリリーフ回路Lr側に連通するポート52rの開度を減少して、リリーフ回路Lrを流れる作動油の流量を少なくする。これにより、ジャッキ1から作動油ラインL2、リリーフ回路Lr、ラインL3を介して作動油タンク32に戻る作動油は流れ難くなり、ラインL2における作動油の圧力は減少し難くなる。その結果、ジャッキ1における圧力降下速度は少なくなる。
一方、降圧速度が遅い場合には、リリーフバルブ52のリリーフ回路Lr側に連通するポート52rの開度を増加し、ジャッキ1から作動油ラインL2、リリーフ回路Lr、ラインL32を介して作動油タンク32に戻る作動油の流量を増加する。これにより、ジャッキ1からラインL2に作動油が流れ易くなり、ラインL2の圧力が減少し易くなり、ジャッキ1の圧力降下速度が速くなる。
ジャッキ1の圧力が十分に降下して、最終的にジャッキ1内の図示しないピストンを完全に移動し切る(図1の例では、図示しないピストンをジャッキ1のシリンダ内で完全に右行せしめる)に際しては、方向切換弁51のポート51aとポート51cとが連通し、ポート51bとポート51dとが連通した状態にする。
係る状態では、ジャッキ1からの作動油は、ラインL2、ラインL4、ラインL32を介して、作動油タンク32に戻る。
第1実施形態では、リリーフ弁52におけるリリーフラインLrに連通するポートの開度の増減を調節し、ラインL2を流れる作動油の流量を制御することにより、リリーフラインLr側へ逃げてしまうラインL1、L2の圧力を制御し、以って、ラインL1、L2を流過する作動油の圧力の上昇速度(昇圧の割合)或いは降下速度(減圧の割合)を任意に調節している。
そして、ラインL1、L2を流過する作動油の圧力の上昇率或いは減少率を任意に調節することにより、ジャッキ1における圧力上昇速度及び圧力降下速度を一定にすることが出来る。
オイルポンプユニット3は内部ラインL31、L32、L33を有している。
内部ラインL31は、ポンプ31の吐出口31oと油圧ショートカット回路33とを連通している。
内部ラインL32は、油圧ショートカット回路33と作動油タンク32とを接続している。
内部ラインL33は、作動油タンク32とオイルポンプ31の吸入口31iとを連通している。
ここで、テンドンの変位を計測する変位計2は、入力信号ラインSi2によって、制御装置6のコントロールユニット60と接続されている。
この変位計2は、グラウンドアンカーのヘッド部において、ジャッキ1のシリンダ部や、テンドンに係合してジャッキ1により牽引される部材(図示せず)の移動を計測することにより、テンドンの変位を計測する様に構成されている。
次に、図2のフローチャートに基づいて、図1をも参照して、リフトオフ試験装置101の制御について説明する。ここで、図2では、圧力上昇時の制御が示されている。
図2のステップS1では、圧力センサ4によって、制御インターバル毎に、ラインL2における圧力を計測する。計測値(ラインL2における圧力)は、制御装置6のデータベース65に記憶される。
ステップS2では、コントロールユニット60は、今回の制御サイクルにおける圧力センサ4の計測値(最新の計測値)から、前回の制御サイクルにおけるセンサ4の計測値(データベース65に記憶されていた計測値)を減算する。そして、当該減算した値を、制御サイクルの時間的間隔(すなわち制御インターバル)で除算する。すなわち、ステップS2では、
(今回の圧力)−(前回の圧力)/(制御インターバル)
なる式を演算する。
ここで、「(今回の圧力)−(前回の圧力)/(制御インターバル)」は、ラインL2の圧力上昇率を示している。
そして、演算されたラインL2の圧力上昇率が、目標値に等しいか否かを判断する。
ここで、制御サイクルの時間的間隔(すなわち制御インターバル)は、各試験装置毎に定まっている(定数である)ので、「(今回の圧力)−(前回の圧力)」が、ラインL2の圧力上昇率と対応している。
従って、ステップS2では、「(今回の圧力)−(前回の圧力)」が、目標値に等しいか否かを判断しても良い。
ラインL2の圧力上昇率が、目標値に等しい場合(ステップS2がYES)は、ステップS3に進む。
一方、ラインL2の圧力上昇率が目標値を超過していれば、ステップS4に進む。
そして、ラインL2の圧力上昇率が目標値未満であれば、ステップS5に進む。
ステップS3(ラインL2の圧力上昇率が、目標値に等しい場合)では、リリーフ弁52におけるラインLr側へ連通するポート(図示せず)の開度(リリーフ側への開度)をそのまま維持して、再びステップS1以降を繰り返す。
ラインL2の圧力上昇率が目標値を超過しているステップS4では、コントロールユニット60は、リリーフラインLr側に連通するポートの開度を増加するように、リリーフ弁53を制御する。そして、再びステップS1以降を繰り返す。
リリーフラインLr側に連通するポートの開度を増加することにより、上述した様に、ラインL2を流れる圧油(作動油)の流量が減少し、ラインL1、L2の圧力はリリーフラインLr側に逃げ易くなり、ラインL1、ラインL2の圧力は上昇し難くなる。これにより、ジャッキ1の昇圧速度(割合、比率)が減速される。
ラインL2の圧力上昇率が目標値未満であるステップS5では、コントロールユニット60は、リリーフラインLr側に連通するポートの開度を減少させるようにリリーフ弁53を制御した後、再びステップS1以降を繰り返す。
リリーフラインLr側に連通するポートの開度を減少させることにより、ラインL2の作動油の流量が増加し、ラインL1、ラインL2の圧力はリリーフラインLr側に逃げ難くなり、ラインL1、ラインL2の圧力は上昇し易くなる。これにより、ジャッキ1の昇圧が加速される。
上述したように、第1実施形態によれば、圧力センサ4の計測結果に基づき、ラインL2の圧力が、一定速度で変動する様に制御しているので、リフトオフ試験を、所定の基準に則って、容易且つ安全に実行することが出来る。
なお、リフトオフ試験では、ジャッキ1によりグラウンドアンカーに作用する引張力(荷重)の減少、すなわちラインL1の減圧の速度についても「基準」が存在する。例えば、第1実施形態では、減圧の速度を昇圧時の速度の2倍(一定)としている。
次に、図3を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
図3において、全体を符号102で示す緊張用装置(リフトオフ試験装置)は、第1実施形態のリフトオフ試験装置101(図1)に対して、制御装置6Aの構成が異なっている。
第2実施形態に係るリフトオフ試験装置102の制御装置6Aは、コントロールユニット60と、積分回路67とを備えている。積分回路67もコントロールユニット60同様、圧力センサ4と入力信号ラインSi4によって接続されている。
そして、積分回路67により、コントロールユニット60に入力される信号は、1制御サイクルだけ遅延する。
第2実施形態の制御は、図2の制御フローチャートと同様に行われる。
第1実施形態では、ステップS2の演算において、データベース65に記憶した前回の制御サイクルにおける計測値(圧力センサ4の計測値)を用いている。これに対して、第2実施形態では、積分回路67により1制御サイクルだけ遅延した計測値(前回の制御サイクルにおける圧力センサ4の計測値)と、積分回路67を経由しなかった計測値(今回の制御サイクルにおける圧力センサ4の計測値)データ(圧力値)とを積分して、ステップS2の演算を実行している。
第2実施形態によれば、積分回路67を作動することにより、平滑な制御特性を有する制御が可能となる。そして、制御特性をリフトオフ試験の基準(目標とする制御特性)に、さらに近づけることが可能となる。
なお、第2実施形態において、積分回路67に遅延する制御サイクルは、1サイクルのみ遅延させて2サイクルを積分するのみならず、2サイクル以上の制御サイクルを遅延させて、3サイクル以上の制御サイクルを積分することも可能である。
第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、第1実施形態と同様である。
図4を参照して第3実施形態を説明する。
図4において、全体を符号103で示す緊張用装置(リフトオフ試験装置)は、ジャッキ1、1対の変位計21、22、油圧ユニット3、圧力センサ4、バルブユニット5A及び制御装置6Bを備えている。
図4で示す油圧ユニット3は、図1及び図3の油圧ユニット3と、形状が異なるように描写しているが、基本的には、図1、図3、図4の油圧ユニット3は同様な構成である。
第1実施形態及び第2実施形態において、バルブユニット5は、方向切換弁(4ポート電磁パイロット弁)51とリリーフ弁(比例電磁式リリーフ弁)52とが別体のユニットであった。
これに対して、第3実施形態のバルブユニット5Aは、比例電磁式リリーフ弁と4ポート電磁パイロット弁とが一体になっている。
ただし、リリーフ機能については、第3実施形態のバルブユニット5Aと、第1実施形態、第2実施形態のバルブユニット5のリリーフ弁52とは同様である。
図4において、圧力センサ4は、バルブユニット5Aの外部、すなわちジャッキ1の直前に介装しているが、圧力センサ4をバルブユニット5Aに内装することも可能である。
制御装置6Bは、入力、演算及び記憶手段を兼ねたパーソナルコンピュータ61と、リフトオフ管理装置本体62を備えている。
変位計21は入力信号ラインSi21によって、リフトオフ管理装置本体62に接続され、変位計22は入力信号ラインSi22によって、リフトオフ管理装置本体62に接続されている。バルブユニット5Aは、制御信号ラインSoによって、リフトオフ管理装置本体62と接続されている。
図示はされていないが、図4の制御装置6Bを、第1実施形態、第2実施形態に適用することも可能である。
第3実施形態のその他の構成、制御、作用効果は、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、図示の実施形態はグラウンドアンカーのリフトオフ試験についてのみ記載されているが、グラウンドアンカーを定着させる際におけるテンドンの張力をチェックする際に、本発明を適用することが可能である。
1・・・ジャッキ
2・・・変位計
3・・・油圧ユニット
4・・・圧力センサ
5、5A・・・バルブユニット
6、6A、6B・・・制御装置
31・・・油圧ポンプ
32・・・作動油タンク
33・・・油圧ショートカット回路
51・・・方向切換弁/4ポート電磁パイロット弁
52・・・リリーフ弁/比例電磁式リリーフ弁
60・・・コントロールユニット
65・・・記憶手段/データベース
67・・・積分回路

Claims (4)

  1. グラウンドアンカーに緊張力を付与するためのジャッキと、テンドンの変位量を計測するための変位量計測装置と、ジャッキに作動流体を供給する作動流体供給装置と、作動流体供給装置とジャッキとを連通し作動流体が流過する作動流体ラインを備え、作動流体ラインを流過して作動流体供給装置からジャッキへ供給される作動流体の流体圧を計測する流体圧計測装置と、作動流体ラインを流れる作動流体をリリーフ回路を介して作動流体供給装置に戻すリリーフバルブと、作動流体ラインを流れる作動流体の流れを切り換え、以ってジャッキの運転を切り換える運転切換装置と、制御装置とを備え、制御装置は、ジャッキの昇圧時に流体圧計測装置の計測結果に応答して、作動流体供給装置からジャッキへ供給される作動流体の流体圧の圧力変動速度を任意の速度に制御する機能を有することを特徴とするグラウンドアンカーの緊張用装置。
  2. 制御装置は以前の制御サイクルにおける流体圧計測装置の計測結果を記憶する記憶装置を有しており、制御を行なう時点の制御サイクルにおける流体圧計測装置の計測結果と前回の制御サイクルにおける流体圧計測装置の計測結果の差異と制御サイクル間の時間的間隔から作動流体ラインにおける圧力変動速度を演算する機能を有している請求項1のグラウンドアンカーの緊張用装置。
  3. 制御装置は、ジャッキの昇圧時に、作動流体ラインにおける圧力変動速度が目標値より速い場合には、リリーフバルブのリリーフ回路側に連通するポートの開度を増加する機能と、作動流体ラインにおける圧力変動速度が目標値より遅い場合には、リリーフバルブのリリーフ回路側に連通するポートの開度を減少する機能を有している請求項2のグラウンドアンカーの緊張用装置。
  4. 制御装置は、ジャッキの降圧時に、作動流体ラインにおける圧力変動速度が目標値より速い場合には、リリーフバルブのリリーフ回路側に連通するポートの開度を減少する機能と、作動流体ラインにおける圧力変動速度が目標値より遅い場合には、リリーフバルブのリリーフ回路側に連通するポートの開度を増加する機能を有している請求項2のグラウンドアンカーの緊張用装置。
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