JP2011230399A - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents
画像処理装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011230399A JP2011230399A JP2010103511A JP2010103511A JP2011230399A JP 2011230399 A JP2011230399 A JP 2011230399A JP 2010103511 A JP2010103511 A JP 2010103511A JP 2010103511 A JP2010103511 A JP 2010103511A JP 2011230399 A JP2011230399 A JP 2011230399A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resource data
- memory
- image processing
- data
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Storing Facsimile Image Data (AREA)
Abstract
【課題】画像形成装置の印刷処理速度を向上する。
【解決手段】画像処理のコマンドに基づいて、リソースデータを登録し、当該登録したリソースデータを用いて画像処理を行う画像処理装置であって、登録したリソースデータを格納する記憶手段と、記憶手段におけるリソースデータのメモリを管理するメモリサービス123と、を備え、メモリサービス123は、登録したリソースデータのメモリを解放する旨の解放指示コマンド(Discard Controlコマンド)を検知した場合であっても、解放指示コマンドに基づく一連の画像処理が完了するまで、解放指示コマンドで指定されたリソースデータのメモリを解放しないことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理のコマンドに基づいて、リソースデータを登録し、当該登録したリソースデータを用いて画像処理を行う画像処理装置であって、登録したリソースデータを格納する記憶手段と、記憶手段におけるリソースデータのメモリを管理するメモリサービス123と、を備え、メモリサービス123は、登録したリソースデータのメモリを解放する旨の解放指示コマンド(Discard Controlコマンド)を検知した場合であっても、解放指示コマンドに基づく一連の画像処理が完了するまで、解放指示コマンドで指定されたリソースデータのメモリを解放しないことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置における画像処理の技術に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等の画像形成装置は、PC(Personal Computer)等の上位装置から印刷ジョブデータを受信し、これを解析し、印刷画像化して出力する構成となっていた。このような画像形成装置においては、受信した印刷ジョブデータを一次変換して中間データとしてメモリに保存する。この際、印刷ジョブデータに含まれる、複数ページからなるドキュメントのデータに対して、1ページ分のデータごとに不要となったメモリを解放する処理が印刷ジョブに含まれるコマンド指定により行われる。
ここで、メモリの解放は次の手順で行う。
すなわち、ユーザがPCから印刷ジョブデータを画像形成装置に送信する際には、PCにインストールされた、送信先となる画像形成装置のプリンタドライバは、目的のドキュメントのデータをPDL(page description language:ページ記述言語)に変換して送信する。もし、ドキュメントの複数箇所に同一の画像などのパーツが利用されている場合、プリンタドライバは、PDLの所定のページを記述しているデータの中に「これ以降はこのパーツ(リソース)を利用しない」といった旨のコードを記述する。この記述には、Discard Controlコマンドが用いられる。
すなわち、ユーザがPCから印刷ジョブデータを画像形成装置に送信する際には、PCにインストールされた、送信先となる画像形成装置のプリンタドライバは、目的のドキュメントのデータをPDL(page description language:ページ記述言語)に変換して送信する。もし、ドキュメントの複数箇所に同一の画像などのパーツが利用されている場合、プリンタドライバは、PDLの所定のページを記述しているデータの中に「これ以降はこのパーツ(リソース)を利用しない」といった旨のコードを記述する。この記述には、Discard Controlコマンドが用いられる。
画像形成装置のCPU(Central Processing Unit)は、PCから受信した印刷ジョブデータを中間処理している過程でDiscard Controlコマンドが出現すると、これをその都度、リソースの管理をするための管理テーブルに記録する。そして、画像形成装置のCPUは、1ページ分の中間処理が終わった時点で管理テーブルに従って不要となったリソースを破棄し、破棄したリソースを格納していた分のメモリを解放する。
なお、特許文献1には、1ページごとに画像に関する処理を実行するシステムにおいて、前記処理のタイミングとは無関係に、不要となった画像を消去する旨が開示されている。
しかしながら従来の方法にあっては、画像形成装置のCPUは、1ページ分の中間処理が終わるたびにメモリの解放を行うので、その分印刷処理に時間がかかる。近年はメモリの価格が安くなり、画像形成装置にはメモリを豊富に搭載できる。このため、1ページごとにメモリを解放する必要はなく、工夫すべきはメモリの節約よりも、むしろ印刷処理速度の向上である。
そこで、このような事情を鑑みて、本発明は、画像形成装置の印刷処理速度を向上することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、メモリを解放するコマンドがあっても、基本的には、印刷ジョブが終了するまで、メモリの解放は行わないことを特徴とする。
詳細は、後記する。
詳細は、後記する。
本発明によれば、画像形成装置の印刷処理速度を向上することができる。
次に、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら説明する。
≪第1の実施形態≫
〔構成〕
まず、第1の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。本実施形態では、画像形成装置としてプリンタを採り上げる。
〔構成〕
まず、第1の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。本実施形態では、画像形成装置としてプリンタを採り上げる。
図1は、第1の実施形態の機能ブロック図である。本実施形態では、プリンタ500とPC1とが示されている。プリンタ500とPC1とは、通信線を介して通信可能に接続される。
PC1は、プリンタ500の上位装置であり、ユーザがプリンタ500による印刷出力を実行するためのプリンタドライバ(図示せず)を備える。プリンタドライバによる処理により、印刷ジョブデータがPC1からプリンタ500に送信される。図1では、PC1は1台のみ示されているが、2台以上のPCがプリンタ500に通信可能に接続してもよい。
なお、印刷ジョブデータは、印刷出力の対象となるドキュメントデータ、および印刷ジョブの実行をプリンタ500に指示するコマンド(解放指示コマンド)を含む。ドキュメントデータは、主に、ドキュメントの文字を構成する文字要素、およびドキュメントの図形を構成する図形要素を含む。コマンドは、例えばDiscard Controlコマンドを含む。
プリンタ500は、I(Input)/O(Output)制御部110、データ解析部120、制御部(制御手段)130、操作パネル(受付手段)160、受信データバッファ210、中間データバッファ220、および画像データバッファ230、といった機能部および画像形成部150を備える。なお、各機能部は、画像処理を実行する画像処理装置501を構成している。
I/O制御部110は、PC1や、操作パネル160などの各機能部の間で行われるデータの送受信を制御する。I/O制御部110は、例えば、PC1から受信した印刷ジョブデータを受信データバッファ210に格納する。また、その格納した印刷ジョブデータの先頭アドレスをデータ解析部120に送信する。また、操作パネル160から受信した、ユーザの入力内容を示すデータをデータ解析部120に送信する。
操作パネル160は、ユーザに、印刷処理に関する所定の情報を画面表示するとともに、ユーザからの入力を受け付ける。前記所定の情報には、例えば、Discard Controlコマンドによるメモリの解放に関する数種類のモードがある。
図2は、メモリの解放に関するモードのモード設定画面の例である。操作パネル160には、プリンタ500に設定可能なモードの名称およびそのモードの簡易的な説明が表示されている。ユーザは、目的とするモードが記載されている箇所に触れることで、そのモードを選択することができる。モードが選択されると、操作パネル160は、そのモードを、ユーザが入力した情報としてI/O制御部110に送信する。前記モードを「Discard Controlの処理モード」と称する場合がある。
図1に戻り、説明を続ける。データ解析部120は、I/O制御部110から受信したデータを解析(一次変換)する。データ解析部120は、例えば、印刷ジョブデータに対する前記解析の解析結果の一つである中間データを中間データバッファ220に格納する。また、中間データに対する前記解析の解析結果の一つである印刷画像データを画像データバッファ230に格納する。データ解析部120そのものについての詳細な説明は後記する。
制御部130は、画像データバッファ230に格納されている印刷画像データを読み出し、画像形成部150を制御する。また、プリンタ500が備える各機能部を統合的に制御する。
画像形成部150は、制御部130の制御により、トナーを紙などの媒体に転写し、熱定着することにより、画像を形成する。
受信データバッファ210は、I/O制御部110から受信した印刷ジョブデータを一時的に格納するメモリ(格納領域)である。
中間データバッファ220は、データ解析部120による解析の解析結果である中間データを一時的に格納するメモリ(格納領域)である。中間データバッファ220は、イメージデータリスト225を備える。
図3は、イメージデータリストの例である。イメージデータリスト225は、ある印刷ジョブデータに対する印刷ジョブを実行するときに一時的に生成されるイメージデータを一覧として登録する。イメージデータとは、印刷ジョブデータに含まれる文字要素や図形要素に基づいて印刷画像データを生成するときに、文字の描画や図形の描画のために使用されるリソースファイルである。リソースファイルとは、例えば、文字の描画に要する文字データからなるファイルであったり、図形の描画に要する図形データ(例:塗りつぶしデータ)からなるファイルであったりする。なお、説明の便宜上、リソースファイルは、単に「リソース」、または「リソースデータ」と称する場合がある。
イメージデータリスト225は、「No.」、「ファイル名」、「ファイルパス」といったフィールドを備え、リソースファイルをレコードとして登録する。「No.」は、リソースファイルに付される番号を格納するフィールドである。「ファイル名」は、リソースファイルの名称を格納するフィールドである。「ファイルパス」は、リソースファイルの格納先を格納するフィールドである。
ある印刷ジョブデータにおいて、同一のドキュメント内に同じ図形要素が複数個所に亘って配置されている場合、印刷ジョブを実行して最初に現れた図形データのみをリソースファイルとして作成する。そして、2箇所目以降に現れた同じ図形データは、作成せず、前記リソースファイルを参照する。このようにして、複数回出現する図形データを使いまわすことを可能にする中間データが生成される。イメージデータリスト225は、そのようなリソースファイルも登録する。なお、前記使いまわしには、同じ文字要素に対する文字データについても適用される。
図1に戻り、説明を続ける。画像データバッファ230は、データ解析部120による解析の解析結果である印刷画像データを一時的に格納するメモリ(格納領域)である。
(データ解析部)
データ解析部120について詳細に説明する。データ解析部120は、主に、編集部121および展開部128を備える。
データ解析部120について詳細に説明する。データ解析部120は、主に、編集部121および展開部128を備える。
編集部121は、受信データバッファ210から取得した印刷ジョブデータを解析したときの解析結果としての中間データを中間データバッファ220に格納する。また、その格納した中間データの先頭アドレスを展開部128に送信する。
展開部128は、中間データバッファ220から取得した中間データを印刷画像化して、解析結果としての印刷画像データを生成する。また、生成した印刷画像データを画像データバッファ230に格納する。また、その格納した印刷画像データの先頭アドレスを制御部130に送信する。
この編集部121は、コマンド処理部122、文字処理部124、図形処理部125、メモリサービス(管理手段、検出手段)123を備える。
コマンド処理部122は、受信データバッファ210から取得した印刷ジョブデータに含まれるコマンドを抽出し、そのコマンドの種類に応じて処理を担当する機能部、つまり文字処理部124、図形処理部125、メモリサービス123に印刷ジョブデータを転送する。
文字処理部124は、印刷ジョブデータから文字要素を抽出する。抽出した文字要素は、中間データとして中間データバッファ220に格納される。また、文字処理部124は、中間データを中間データバッファ220に格納するのに要するメモリの取得をメモリサービス123に要求する。
図形処理部125は、印刷ジョブデータから図形要素を抽出する。抽出した図形要素は、中間データとして中間データバッファ220に格納される。また、図形処理部125は、中間データを中間データバッファ220に格納するのに要するメモリの取得をメモリサービス123に要求する。
メモリサービス123は、メモリの取得の要求があると、必要な容量分のメモリを取得するとともに、要求元にそのアドレスを通知する。メモリサービス123は、管理テーブル126およびモード記憶部127を備える。
図4は、管理テーブルの例である。管理テーブル126は、印刷ジョブデータに含まれるDiscard Controlコマンドによって、メモリを解放するために破棄するリソースファイルを一覧として登録する。
管理テーブル126は、「ファイル名」、「ファイルパス」、「サイズ」といったフィールドを備え、リソースファイルをレコードとして登録する。「ファイル名」は、リソースファイルの名称を格納するフィールドである。「ファイルパス」は、リソースファイルの格納先を格納するフィールドである。「サイズ」は、リソースファイルのサイズを格納するフィールドである。なお、「サイズ」フィールドは必須ではない。
管理テーブル126に登録されるリソースファイルは、メモリを空けるために破棄してもよいリソースファイルである。そのようなリソースファイルを破棄すると、そのリソースファイルが占有していたメモリを解放できるが、実際に解放すると多くの処理時間を要する。そこで、そのようなメモリの解放を行うか否かは、ユーザが操作パネル160から入力したモードに従う。メモリサービス123は、Discard Controlコマンドの対象となるリソースデータを管理テーブル126に登録し、前記モードに従って、メモリの解放を行う。
図1に戻り、説明を続ける。モード記憶部127は、ユーザが操作パネル160から入力したモード、つまりDiscard Controlコマンドによるメモリの解放に関するモードを記憶する。メモリサービス123は、このモードの記憶を実行する。
以上で、データ解析部120についての説明を終える。
以上で、データ解析部120についての説明を終える。
なお、プリンタ500は、前記した各機能部からなるソフトウェア構成を備えるとともに、所定の入力装置、出力装置、制御装置(制御手段)、記憶装置(記憶手段)といったハードウェア構成も備える。前記入力装置は、例えば、ユーザの操作を受け付けるタッチパネルである。前記出力装置は、紙などの媒体に印刷出力するための感光ドラム、排紙機構などである。前記制御装置は、例えば、一連の画像処理を行うCPUである。前記記憶装置は、CPUが読み出し、前記した各機能部として実現するプログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)である。
〔処理〕
次に、第1の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の処理について説明する。
次に、第1の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の処理について説明する。
本実施形態の処理には、主に、ユーザがメモリ解放のモードを設定する処理と、印刷ジョブを実行する処理とがある。これら2つの処理はお互いに無関係に発生するが、印刷ジョブを実行する処理は、ユーザが設定したメモリ解放のモードによって異なる。なお、以下に説明する処理は、制御部130が主体となるが、基本的には、その処理の内容に応じて、プリンタ500の各機能部による機能が実現することによって達成されるものである。
まず、ユーザがメモリ解放のモードを設定する処理について説明する。
図5は、メモリ解放モード設定処理のフローである。
図5は、メモリ解放モード設定処理のフローである。
メモリ解放モード設定処理では、まず、ステップS10において、ユーザが操作パネル160を介してモードを選択することで、モード取得処理が実行される。モード取得処理の詳細については、後記する。モード取得処理が実行された後、ステップS20に進む。
ステップS20において、ユーザが選択したモードをモード記憶部127に記録するモード設定処理が実行される。モード設定処理の詳細については、後記する。モード設定処理が実行されることで、この処理全体が終了する。
図6は、モード取得処理(S10)の詳細フローである。
モード取得処理では、まず、ステップS11において、操作パネル160において、モード設定画面が表示される(図2参照)。表示された後、ステップS12に進む。
モード取得処理では、まず、ステップS11において、操作パネル160において、モード設定画面が表示される(図2参照)。表示された後、ステップS12に進む。
ステップS12において、モード設定画面に表示されたモードのうち、ユーザによって選択されたモードが取得される。取得された後、ステップS13に進む。
ステップS13において、取得したモードが、I/O制御部110を介してコマンド処理部122に送信される。送信されることで、この処理全体が終了する。
図7は、モード設定処理(S20)の詳細フローである。この処理は、主に、コマンド処理部122による機能として実現される。
モード設定処理では、まず、ステップS21において、操作パネル160から取得したモード、つまりメモリ解放モードが受信される。受信された後、ステップS22に進む。
モード設定処理では、まず、ステップS21において、操作パネル160から取得したモード、つまりメモリ解放モードが受信される。受信された後、ステップS22に進む。
ステップS22において、受信したメモリ解放モードがモード記憶部127に上書きされる。上書きされることで、この処理全体が終了する。
以上により、ユーザがメモリ解放のモードを設定する処理についての説明を終える。
以上により、ユーザがメモリ解放のモードを設定する処理についての説明を終える。
次に、印刷ジョブを実行する処理について説明する。
図8は、第1の実施形態における印刷ジョブ実行の全体フローである。
印刷ジョブを実行する処理では、まず、ステップS100において、I/O制御部110がPC1から印刷ジョブデータを受信するデータ受信処理が実行される。データ受信処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS200に進む。
図8は、第1の実施形態における印刷ジョブ実行の全体フローである。
印刷ジョブを実行する処理では、まず、ステップS100において、I/O制御部110がPC1から印刷ジョブデータを受信するデータ受信処理が実行される。データ受信処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS200に進む。
ステップS200において、データ解析部120により、受信した印刷ジョブデータを解析し、中間データに一次変換するデータ解析処理が実行される。データ解析処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS300に進む。
ステップS300において、展開部128により、中間データを印刷画像データに変換する印刷画像データ作成処理が実行される。印刷画像データ作成処理の詳細については、後記する。なお、実行された後、ステップS400に進む。
ステップS400において、制御部130が画像形成部150に対し、印刷画像データを媒体に顕画像化して出力させる画像形成処理が実行される。画像形成処理の詳細については、後記する。画像形成処理が実行されることで、この処理全体が終了する。
図9は、データ受信処理(S100)の詳細フローである。この処理は、主に、I/O制御部110による機能として実現される。
データ受信処理では、まず、ステップS110において、PC1から送信された印刷ジョブデータが受信される。受信された後、ステップS120に進む。
データ受信処理では、まず、ステップS110において、PC1から送信された印刷ジョブデータが受信される。受信された後、ステップS120に進む。
ステップS120において、受信した印刷ジョブデータが受信データバッファ210に格納される。格納された後、ステップS130に進む。
ステップS130において、受信データバッファ210に格納された印刷ジョブデータの開始アドレスがコマンド処理部122に通知される。通知されることで、この処理全体が終了する。
図10は、データ解析処理(S200)の詳細フローである。この処理は、主に、編集部121による機能として実現される。
データ解析処理では、まず、ステップS210において、コマンド処理部122に通知された印刷ジョブデータの開始アドレスが受信される。受信された後、ステップS220に進む。ステップS220以降の処理は、印刷ジョブデータに含まれるドキュメントデータの1ページごとに行われるループ処理であり、ドキュメントデータの終了まで継続する。
データ解析処理では、まず、ステップS210において、コマンド処理部122に通知された印刷ジョブデータの開始アドレスが受信される。受信された後、ステップS220に進む。ステップS220以降の処理は、印刷ジョブデータに含まれるドキュメントデータの1ページごとに行われるループ処理であり、ドキュメントデータの終了まで継続する。
ステップS220において、受信した印刷ジョブデータの開始アドレスに基づいて、受信データバッファ210から該当する印刷ジョブデータが読み出される。読み出された後、ステップS230に進む。
読み出された印刷ジョブデータは、複数のコマンドで区切られている。コマンドには、主に、そのコマンドから次のコマンドまでの間に、(1)「図形データが入っている」ことを表すもの、(2)「文字データが入っている」ことを表すもの、および(3)「解放してよいリソースが書かれている」ことを表すもの(Discard Control)の3種類がある。ステップS230以降の処理は、印刷ジョブデータに含まれるコマンドごとに行われるループ処理であり、後記するデータ解析後処理(S280)の実行を開始するまで継続する。
ステップS230において、コマンド処理部122により、コマンドから次のコマンドまでに含まれる印刷ジョブデータのデータ種別が判断される。判断された後、ステップS240に進む。
ステップS240において、前記データ種別によって必要となる処理が選択される。前記データ種別が、文字要素を示すものであった場合(ステップS240−「文字」)、当該コマンドは文字中間処理を実行させるコマンドであることを示し、ステップS250に進む。前記データ種別が、図形要素を示すものであった場合(ステップS250−「図形」)、当該コマンドは図形中間処理を実行させるコマンドであることを示し、ステップS260に進む。前記データ種別が、Discard Controlであった場合(ステップS240−「Discard Control」)、当該コマンドはDiscard Control処理を実行させるコマンドであることを示し、ステップS270に進む。
ステップS250において、文字中間処理が実行される。文字中間処理の詳細については、後記する。実行された後、すべてのコマンドについて処理が完了していれば、ステップS280に進む。
ステップS260において、図形中間処理が実行される。図形中間処理の詳細については、後記する。実行された後、すべてのコマンドについて処理が完了していれば、ステップS280に進む。
ステップS270において、Discard Control処理が実行される。Discard Control処理の詳細については、後記する。実行された後、すべてのコマンドについて処理が完了していれば、ステップS280に進む。
ステップS280において、メモリの解放に関する処理であるデータ解析後処理が実行される。データ解析後処理の詳細については、後記する。実行された後、印刷ジョブデータに含まれるドキュメントデータのすべてのページについて処理が完了していれば、この処理全体が終了する。
図11は、文字中間処理(S250)の詳細フローである。この処理は、主に、文字処理部124による機能として実現される。
文字中間処理では、まず、ステップS251において、印刷ジョブデータにおいて、着目するコマンドの指示対象となるデータ、つまり文字要素が解析されることで、所要メモリ量が算出される。算出された後、ステップS252に進む。
文字中間処理では、まず、ステップS251において、印刷ジョブデータにおいて、着目するコマンドの指示対象となるデータ、つまり文字要素が解析されることで、所要メモリ量が算出される。算出された後、ステップS252に進む。
ステップS252において、前記所要メモリ量がメモリサービス123に要求される。要求された後、ステップS510に進む。
ステップS510において、メモリサービス123によるメモリ割当て処理が実行される。メモリ割当て処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS253に進む。なお、メモリ割当て処理の結果として、中間データバッファ230のメモリが取得され、取得されたメモリのアドレスは、文字処理部124に通知される。
ステップS253において、対象となる文字要素を解析したときの解析結果である中間データは、中間データバッファ230に格納される。より詳細には、前記中間データは、中間データバッファ230のメモリのうち、前記通知がなされたアドレスに係るメモリに格納される。格納された後、ステップS254に進む。
ステップS254において、前記文字要素の解析において、文字を描画するために使用されたリソースファイルは、イメージデータリスト225に格納される。格納されることで、この処理全体が終了する。
図12は、図形中間処理(S260)の詳細フローである。この処理は、主に、図形処理部125による機能として実現される。
図形中間処理では、まず、ステップS261において、印刷ジョブデータにおいて、着目するコマンドの指示対象となるデータ、つまり図形要素が解析されることで、所要メモリ量が算出される。算出された後、ステップS262に進む。
図形中間処理では、まず、ステップS261において、印刷ジョブデータにおいて、着目するコマンドの指示対象となるデータ、つまり図形要素が解析されることで、所要メモリ量が算出される。算出された後、ステップS262に進む。
ステップS262において、前記所要メモリ量がメモリサービス123に要求される。要求された後、ステップS510に進む。
ステップS510において、メモリサービス123によるメモリ割当て処理が実行される。メモリ割当て処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS263に進む。なお、メモリ割当て処理の結果として、中間データバッファ230のメモリが取得され、取得されたメモリのアドレスは、図形処理部125に通知される。
ステップS263において、対象となる図形要素を解析したときの解析結果である中間データは、中間データバッファ230に格納される。より詳細には、前記中間データは、中間データバッファ230のメモリのうち、前記通知がなされたアドレスに係るメモリに格納される。格納された後、ステップS264に進む。
ステップS264において、前記図形要素の解析において、図形を描画するために使用されたリソースファイルは、イメージデータリスト225に格納される。格納されることで、この処理全体が終了する。
図13は、Discard Control処理(S270)の詳細フローである。この処理は、主に、メモリサービス123による機能として実現される。
Discard Control処理では、まず、ステップS271において、印刷ジョブデータにおいて、着目するDiscard Controlコマンドの指示対象となるデータ、つまり解放リストが取得される。解放リストとは、メモリの解放により破棄されるリソースデータの一覧であり、管理テーブル126のレコードを構成する。取得された後、ステップS272に進む。
Discard Control処理では、まず、ステップS271において、印刷ジョブデータにおいて、着目するDiscard Controlコマンドの指示対象となるデータ、つまり解放リストが取得される。解放リストとは、メモリの解放により破棄されるリソースデータの一覧であり、管理テーブル126のレコードを構成する。取得された後、ステップS272に進む。
ステップS272において、取得された解放リストが管理テーブル126に記録される。記録されることで、この処理全体が終了する。
図14は、メモリ割当て処理(S510)の詳細フローである。この処理は、主に、メモリサービス123による機能として実現される。
メモリ割当て処理では、まず、ステップS511において、文字処理部124または図形処理部125によるメモリ要求が受信される。受信された後、ステップS512に進む。
メモリ割当て処理では、まず、ステップS511において、文字処理部124または図形処理部125によるメモリ要求が受信される。受信された後、ステップS512に進む。
ステップS512において、モード記憶部125に記録されたメモリ解放モード、つまりDiscard Controlコマンド受信時のDiscard Controlの処理モードが判定される。Discard Controlの処理モードが「実行しない」または「その都度実行」であった場合(ステップS512−「実行しない、またはその都度実行」)、データ解析処理(S200)の実行時において、メモリの空きについては考慮しないことを意味し、ステップS516に進む。Discard Controlの処理モードが「空きがなければ実行」であった場合(ステップS512−「空きがなければ実行」)、ステップS513に進む。
なお、「実行しない」というDiscard Controlの処理モードは、図2に示すモード設定画面に表示される2番目の「高速印刷モード」に相当する。
また、「その都度実行」というDiscard Controlの処理モードは、図2に示すモード設定画面に表示される1番目の「メモリ節約モード」に相当する。
また、「空きがなければ実行」というDiscard Controlの処理モードは、図2に示すモード設定画面に表示される3番目の「by Case モード」に相当する。
なお、「実行しない」というDiscard Controlの処理モードは、図2に示すモード設定画面に表示される2番目の「高速印刷モード」に相当する。
また、「その都度実行」というDiscard Controlの処理モードは、図2に示すモード設定画面に表示される1番目の「メモリ節約モード」に相当する。
また、「空きがなければ実行」というDiscard Controlの処理モードは、図2に示すモード設定画面に表示される3番目の「by Case モード」に相当する。
ステップS513において、空きメモリのチェックがなされる。具体的には、メモリの空き容量がチェックされる。なお、チェックの対象となるメモリは、主に、中間データバッファ220であるが、これに限定されない。チェックされた後、ステップS514に進む。
ステップS514において、メモリの空き容量が10%(所定値)以下であるか否か判定される。10%以下である場合(ステップS514−「Yes」)、ステップS515に進む。10%以下でない場合(ステップS514−「No」)、ステップS516に進む。
ステップS515において、管理テーブル126に登録されたデータ、つまり解放リストに従って、不要なリソースファイルが破棄されることにより、メモリが解放される。解放されることによりメモリの十分な空き容量が発生する。解放された後、ステップS516に進む。
ステップS516において、必要な容量だけ、つまりステップS511で要求された容量だけのメモリが取得される。取得された後、ステップS517に進む。
ステップS517において、前記取得がなされたメモリの先頭アドレスとそのメモリのサイズが要求元、つまり、文字処理部124または図形処理部125に返信される。返信されることで、この処理全体が終了する。
図15は、データ解析後処理(S280)の詳細フローである。この処理は、主に、メモリサービス123による機能として実現される。なお、この処理は、印刷ジョブデータの1ページ分の中間データが生成されたとき(ステップS250、260参照)に行われる。
データ解析後処理では、まず、ステップS281において、前記したDiscard Controlの処理モードが判定される。Discard Controlの処理モードが「実行しない」または「空きがなければ実行」であった場合(ステップS281−「実行しない、または空きがなければ実行」)、特に、メモリを解放する必要性が無いことを意味し、ステップS284に進む。なお、大抵の場合は、メモリ割当て処理(S510)により、メモリに相当量の空きが存在する。Discard Controlの処理モードが「その都度実行」であった場合(ステップS281−「その都度実行」)、ステップS282に進む。
ステップS282において、管理テーブル126に登録されたデータ、つまり解放リストに従って、不要なリソースファイルが破棄されることにより、メモリが解放される。解放された後、ステップS283に進む。
ステップS283において、管理テーブル126がクリア、つまりそのレコードが削除される。クリアした後、ステップS284に進む。なお、このような手順は現在流通している画像形成装置において一般的に行われている。
ステップS284において、編集部121から展開部128へ、中間データバッファ220に格納された、対象となる中間データの先頭アドレスが送信される。送信されることで、この処理全体が終了する。
これにより、編集部121が、展開部128に対し、当該中間データから印刷画像データを生成する依頼をすることになる。その結果、プリンタ500は、従来の画像形成装置とは異なり、不必要にメモリの解放を行うわけではないので、処理速度の向上を図ることができる。
図16は、印刷画像データ作成処理(S300)の詳細フローである。この処理は、主に、展開部128による機能として実現される。
印刷画像データ作成処理では、まず、ステップS310において、編集部121から中間データの先頭アドレスが受信される。受信された後、ステップS320に進む。
印刷画像データ作成処理では、まず、ステップS310において、編集部121から中間データの先頭アドレスが受信される。受信された後、ステップS320に進む。
ステップS320において、受信した中間データの先頭アドレスに基づいて、中間データバッファ220から該当する中間データが読み出される。読み出された後、ステップS330に進む。
ステップS330において、印刷画像データの生成がなされる印刷画像化処理が実行される。印刷画像化処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS340に進む。
ステップS340において、印刷画像化処理により生成された印刷画像データが画像データバッファ230に格納される。格納された後、ステップS350に進む。
ステップS350において、画像データバッファ230に格納された印刷画像データの先頭アドレスが制御部130に通知される。通知されることで、この処理全体が終了する。
図17は、印刷画像化処理(S330)の詳細フローである。
印刷画像化処理では、まず、ステップS331において、中間データバッファ220から読み出された中間データがビットマップに展開される。展開された後、ステップS332に進む。
印刷画像化処理では、まず、ステップS331において、中間データバッファ220から読み出された中間データがビットマップに展開される。展開された後、ステップS332に進む。
ステップS332において、プリンタ500のハードウェアによる色処理が実行される。色処理には、例えば、二値化、カラーマッチング、黒生成等が含まれる。色処理が実行されることで中間データから印刷画像データが生成される。色処理が実行されることで、この処理全体が終了する。
図18は、画像形成処理(S400)の詳細フローである。この処理は、主に、制御部130および画像形成部150による機能として実現される。
画像形成処理では、まず、ステップS410において、展開部128から印刷画像データの先頭アドレスが受信される。受信された後、ステップS420に進む。
画像形成処理では、まず、ステップS410において、展開部128から印刷画像データの先頭アドレスが受信される。受信された後、ステップS420に進む。
ステップS420において、受信した印刷画像データの先頭アドレスに基づいて、画像データバッファ230から該当する印刷画像データが読み出される。読み出された後、ステップS430に進む。
ステップS430において、読み出された印刷画像データが制御部130から画像形成部150に転送される。転送された後、ステップS440に進む。
ステップS440において、画像形成部150により、転送された印刷画像データに基づいて、印刷出力がなされる。この際、感光ドラムに静電画像が生成され、トナーを転写して媒体上に顕画像化され、熱定着を加えて媒体が出力される。
以上により、印刷ジョブを実行する処理についての説明を終えるとともに、第1の実施形態の処理についての説明を終える。
以上により、印刷ジョブを実行する処理についての説明を終えるとともに、第1の実施形態の処理についての説明を終える。
〔第1の実施形態の効果〕
以上のように本実施形態によれば、従来の、中間処理(例:データ解析処理(S200))における1ページごとのメモリの解放処理をなるべく行わないことにより、処理速度を向上することができる。この場合、画像形成装置にメモリが潤沢に搭載されている場合はもとよりメモリ解放の必要はないが、途中でメモリが不足しそうな場合に限ってこのメモリの解放処理を実行することにより、限られたメモリであっても処理速度を向上することができる。
以上のように本実施形態によれば、従来の、中間処理(例:データ解析処理(S200))における1ページごとのメモリの解放処理をなるべく行わないことにより、処理速度を向上することができる。この場合、画像形成装置にメモリが潤沢に搭載されている場合はもとよりメモリ解放の必要はないが、途中でメモリが不足しそうな場合に限ってこのメモリの解放処理を実行することにより、限られたメモリであっても処理速度を向上することができる。
また、メモリの解放を、従来どおり中間処理の1ページごとに行うか、まったく行わないか、メモリの空きが少なくなった場合にのみ実行するか、といったモードをユーザが選択できるので、利用状況に応じて柔軟な設定ができ、より利便性が向上する。
≪第2の実施形態≫
まず、第2の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。本実施形態では、第1の実施形態と共通する箇所については、同一の構成、処理、符号などを用いることにし、その箇所の説明は省略する。
まず、第2の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。本実施形態では、第1の実施形態と共通する箇所については、同一の構成、処理、符号などを用いることにし、その箇所の説明は省略する。
〔構成〕
図19は、第2の実施形態の機能ブロック図である。第1の実施形態と異なる点は、操作パネル160が無い点、およびモード記憶部127が無い点である。
図19は、第2の実施形態の機能ブロック図である。第1の実施形態と異なる点は、操作パネル160が無い点、およびモード記憶部127が無い点である。
〔処理〕
次に、第2の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の処理について説明する。
次に、第2の実施形態の画像処理装置およびその画像処理装置を備えた画像形成装置の処理について説明する。
第1の実施形態と異なる点は、主に、展開部128がハードウェアによる色処理を実行するとき、その開始タイミングをメモリサービス123に通知し、メモリサービス123が展開部128に対しメモリの解放処理の終了を通知する点である。つまり、メモリサービス123は、ハードウェアによる色処理を実行することによるCPUの空き時間を利用して、不要になったリソースファイルを削除し、メモリを解放する。このような処理を行うため、第1の実施形態のように、メモリの解放に関するモードを設定する必要がない。
図20は、第2の実施形態における印刷ジョブ実行の全体フローである。第2の実施形態における印刷ジョブを実行する処理は、前記した(図8参照)ステップS200の代わりにステップS1200が実行され、前記したステップS300の代わりにステップS1300が実行される。さらに、ステップS1300とともにステップS1400が実行される。本実施形態の性質上、ステップS1300の処理は、ステップS1400の処理が完了した後に完了する。
ステップS1200において、データ解析部120により、受信した印刷ジョブデータを解析し、中間データに一次変換するデータ解析処理が実行される。データ解析処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS1300に進む。
ステップS1300において、展開部128により、中間データを印刷画像データに変換する印刷画像データ作成処理が実行される。印刷画像データ作成処理の詳細については、後記する。なお、実行された後、ステップS1400に進む。
ステップS1400において、メモリ解放処理が実行される。メモリ解放処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS400に進む。
図21は、データ解析処理(S1200)の詳細フローである。この処理は、主に、編集部121による機能として実現される。第2の実施形態におけるデータ解析処理は、前記した(図10参照)ステップS250の代わりにステップS1250が実行され、前記したステップS260の代わりにステップS1260が実行される。さらに、前記したステップS280の代わりに、ステップS1280が実行される。
ステップS1250において、文字中間処理が実行される。文字中間処理の詳細については、後記する。実行された後、すべてのコマンドについて処理が完了していれば、ステップS1280に進む。
ステップS1260において、図形中間処理が実行される。図形中間処理の詳細については、後記する。実行された後、すべてのコマンドについて処理が完了していれば、ステップS1280に進む。
ステップS1280において、編集部121から展開部128へ、中間データバッファ220に格納された、対象となる中間データ、つまり、文字中間処理または図形中間処理により生成された中間データの先頭アドレスが送信される。送信された後、印刷ジョブデータに含まれるドキュメントデータのすべてのページについて処理が完了していれば、この処理全体が終了する。
図22は、文字中間処理(S1250)の詳細フローである。この処理は、主に、文字処理部124による機能として実現される。第2の実施形態における文字中間処理は、前記した(図11参照)ステップS510の代わりにステップS520が実行される。
ステップS520において、メモリサービス123によるメモリ割当て処理が実行される。メモリ割当て処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS253に進む。なお、メモリ割当て処理の結果として、中間データバッファ230のメモリが取得され、取得されたメモリのアドレスは、文字処理部124に通知される。
図23は、図形中間処理(S1260)の詳細フローである。この処理は、主に、図形処理部125による機能として実現される。第2の実施形態における図形中間処理は、前記した(図12参照)ステップS510の代わりにステップS520が実行される。
ステップS520において、メモリサービス123によるメモリ割当て処理が実行される。メモリ割当て処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS263に進む。なお、メモリ割当て処理の結果として、中間データバッファ230のメモリが取得され、取得されたメモリのアドレスは、図形処理部125に通知される。
図24は、メモリ割当て処理(S520)の詳細フローである。この処理は、主に、メモリサービス123による機能として実現される。
メモリ割当て処理では、まず、ステップS521において、文字処理部124または図形処理部125によるメモリ要求が受信される。受信された後、ステップS522に進む。
メモリ割当て処理では、まず、ステップS521において、文字処理部124または図形処理部125によるメモリ要求が受信される。受信された後、ステップS522に進む。
ステップS522において、必要な容量だけ、つまりステップS521で要求された容量だけのメモリが取得される。取得された後、ステップS523に進む。なお、詳細は後記するが、本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、メモリ要求に対しては常に必要分を割り当てる準備ができている。なぜなら、メモリの解放は、ハードウェアによる色処理が行われている間のCPUの空き時間を利用して行われるからである。
ステップS523において、前記取得がなされたメモリの先頭アドレスとそのメモリのサイズが要求元、つまり、文字処理部124または図形処理部125に返信される。返信されることで、この処理全体が終了する。
図25は、印刷画像データ作成処理(S1300)の詳細フローである。この処理は、主に、展開部128による機能として実現される。第2の実施形態における印刷画像データ作成処理は、前記した(図16参照)ステップS330の代わりにステップS1330が実行される。
ステップS1330において、印刷画像データの生成がなされる印刷画像化処理が実行される。印刷画像化処理の詳細については、後記する。実行された後、ステップS340に進む。
図26は、印刷画像化処理(S1330)の詳細フローである。
印刷画像化処理では、まず、ステップS1331において、中間データバッファ220から読み出された中間データがビットマップに展開される。展開された後、ステップS1332に進む。
印刷画像化処理では、まず、ステップS1331において、中間データバッファ220から読み出された中間データがビットマップに展開される。展開された後、ステップS1332に進む。
ステップS1332において、メモリサービス123に、プリンタ500のハードウェアによる色処理が通知される。この通知により、メモリサービス123は、処理がCPUからハードウェアに移ることを認知できる。通知された後、ステップS1333に進む。
ステップS1333において、プリンタ500のハードウェアによる色処理が実行される。色処理が実行されることで中間データから印刷画像データが生成される。色処理が実行された後、ステップS1334に進む。
ステップS1334において、メモリサービス123からの通知により、メモリ解放処理が終了したか否かを判断する。メモリ解放処理が終了していなければ(ステップS1333−「No」)、ステップS1333による判断が継続し、ハードウェアによる色処理が継続される。メモリ解放処理が終了すれば(ステップS1333−「Yes」)、ハードウェアによる色処理が終了し、この処理全体が終了する。
図27は、メモリ解放処理(S1400)の詳細フローである。この処理は、主に、メモリサービス123による機能として実現される。
メモリ解放処理では、まず、ステップS1410において、展開部128による、ハードウェアによる色処理の開始の通知(図26のS1332参照)により、CPUの空きが受信される。受信された後、ステップS1420に進む。
メモリ解放処理では、まず、ステップS1410において、展開部128による、ハードウェアによる色処理の開始の通知(図26のS1332参照)により、CPUの空きが受信される。受信された後、ステップS1420に進む。
ステップS1420において、管理テーブル126に登録されたデータ、つまり解放リストに従って、不要なリソースファイルが破棄されることにより、メモリが解放される。解放された後、ステップS1430に進む。
ステップS1430において、管理テーブル126がクリアされる。クリアした後、ステップS1440に進む。
ステップS1440において、ステップS1420、1430によるメモリ解放処理が終了した旨が展開部128に通知される。展開部128は、この通知を、前記したステップS1334の判断に用いる。
以上により、第2の実施形態の処理についての説明を終える。
以上により、第2の実施形態の処理についての説明を終える。
〔第2の実施形態の効果〕
以上のように本実施形態によれば、従来は、中間処理(例:データ解析処理(S1200))において1ページごとに行っていたメモリ解放処理を、展開部が印刷画像データを作成するにあたり処理をハードウェアで行う間のCPU空き時間を利用して行うことにより、処理速度を向上することができる。
また展開処理中(図26のS1331参照)に必ずメモリ解放処理を実行するため、搭載メモリ量が少ない画像形成装置においても処理速度を向上することができる。
以上のように本実施形態によれば、従来は、中間処理(例:データ解析処理(S1200))において1ページごとに行っていたメモリ解放処理を、展開部が印刷画像データを作成するにあたり処理をハードウェアで行う間のCPU空き時間を利用して行うことにより、処理速度を向上することができる。
また展開処理中(図26のS1331参照)に必ずメモリ解放処理を実行するため、搭載メモリ量が少ない画像形成装置においても処理速度を向上することができる。
≪その他≫
なお、前記形態は、本発明を実施する好適なものであるが、その実施形式はこれに限定するものではない。したがって、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、その実施形式を種々変形することが可能である。
なお、前記形態は、本発明を実施する好適なものであるが、その実施形式はこれに限定するものではない。したがって、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、その実施形式を種々変形することが可能である。
例えば、本発明は、多機能周辺装置(MFP:Multi Functional Peripheral)などといった、上位装置から印刷画像データを受信し、画像化して出力する画像形成装置にも適用できる。
また、本発明は、電子写真方式、帯電方式、露光方式、現像方式などの各方式を採用した画像形成装置に適用することができる。
また、本実施形態は、印刷ジョブデータにDiscard Controlコマンドが含まれていたとしても基本的には、メモリの解放処理は行わず、メモリの空き容量が少ないときにメモリの解放処理を行うようにした。また、印刷ジョブデータにDiscard Controlコマンドが含まれていたとしても一連の画像処理(例:色処理)が完了するまではメモリの解放処理は実行しないようにしてもよい。
また、第1の実施形態では、メモリ解放に関するモードを操作パネル160によって外部から設定、印刷ジョブデータに含まれるDiscard Controlコマンドに対する処理を制御できるようにしている。しかし、印刷ジョブデータそのものに前記モードを設定させるコマンドを含ませるように設計することもできる。つまり、例えば、上位装置であるPC1のユーザは、プリンタドライバに対し、メモリ解放に関するモードをプリンタ500に設定させるコマンドを含む印刷ジョブデータを生成させることができる。このようなコマンドは、Discard Controlコマンドの一部としてもよいし、Discard Controlコマンドとは別のコマンドとしてもよい。
また、第1の実施形態のメモリ解放処理に、第2の実施形態のメモリ解放処理も実行するようにしてもよい。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、各フローチャートなどの具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 PC(上位装置)
500 プリンタ(画像形成装置)
501 画像処理装置
110 I/O制御部、
120 データ解析部
121 編集部
122 コマンド処理部
123 メモリサービス(管理手段、検出手段)
124 文字処理部
125 図形処理部
126 管理テーブル
127 モード記憶部
128 展開部
130 制御部(制御手段)
150 画像形成部
160 操作パネル(受付手段)
210 受信データバッファ
220 中間データバッファ
225 イメージデータリスト
230 画像データバッファ
500 プリンタ(画像形成装置)
501 画像処理装置
110 I/O制御部、
120 データ解析部
121 編集部
122 コマンド処理部
123 メモリサービス(管理手段、検出手段)
124 文字処理部
125 図形処理部
126 管理テーブル
127 モード記憶部
128 展開部
130 制御部(制御手段)
150 画像形成部
160 操作パネル(受付手段)
210 受信データバッファ
220 中間データバッファ
225 イメージデータリスト
230 画像データバッファ
Claims (5)
- 画像処理のコマンドに基づいて、リソースデータを登録し、当該登録したリソースデータを用いて画像処理を行う画像処理装置であって、
前記登録したリソースデータを格納する記憶手段と、
前記記憶手段におけるリソースデータの格納領域を管理する管理手段と、
を備え、
前記管理手段は、前記登録したリソースデータの前記格納領域を解放する旨の解放指示コマンドを検知した場合であっても、前記解放指示コマンドに基づく一連の画像処理が完了するまで、前記解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放しない
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像処理のコマンドに基づいて、リソースデータを登録し、当該登録したリソースデータを用いて画像処理を行う画像処理装置であって、
前記登録したリソースデータを格納する記憶手段と、
前記記憶手段におけるリソースデータの格納領域を管理する管理手段と、
前記記憶手段の格納領域の空き容量を検出する検出手段と、
を備え、
前記管理手段は、前記登録したリソースデータの前記格納領域を解放する旨の解放指示コマンドを検知した場合、前記検出手段が検出した前記記憶手段の格納領域の空き容量が所定値以下であると前記解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放し、前記検出手段が検出した前記記憶手段の格納領域の空き容量が所定値より多いと前記解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放しない
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像処理のコマンドに基づいて、リソースデータを登録し、当該登録したリソースデータを用いて画像処理を行う画像処理装置であって、
前記登録したリソースデータを格納する記憶手段と、
前記記憶手段におけるリソースデータの格納領域を管理する管理手段と、
前記記憶手段の格納領域の空き容量を検出する検出手段と、
前記記憶手段におけるリソースデータの格納領域の管理に関するモードの選択を受け付ける受付手段と、
を備え、
前記管理手段は、前記登録したリソースデータの前記格納領域を解放する旨の解放指示コマンドを検知した場合であって、
前記受付手段が第一のモードの選択を受け付けた場合、前記解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放し、
前記受付手段が第二のモードの選択を受け付けた場合、前記コマンドに基づく一連の画像処理が完了するまで、前記解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放せず、
前記受付手段が第三のモードの選択を受け付けた場合、前記検出手段が検出した前記記憶手段の格納領域の空き容量が所定値以下であると前記解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放し、前記検出手段が検出した前記記憶手段の格納領域の空き容量が所定値より多いと前記解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放しない
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像処理のコマンドに基づいて、リソースデータを登録し、当該登録したリソースデータを用いて画像処理を行う画像処理装置であって、
前記登録したリソースデータを格納する記憶手段と、
前記記憶手段におけるリソースデータの格納領域を管理する管理手段と、
画像処理を行う制御手段と、
を備え、
前記管理手段は、前記制御手段を用いた画像処理が行われていないとき、前記登録したリソースデータの前記格納領域を解放する旨の解放指示コマンドに基づいて、当該解放指示コマンドで指定されたリソースデータの前記格納領域を解放する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010103511A JP2011230399A (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 画像処理装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010103511A JP2011230399A (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 画像処理装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011230399A true JP2011230399A (ja) | 2011-11-17 |
Family
ID=45320218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010103511A Pending JP2011230399A (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 画像処理装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011230399A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022053766A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053769A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053768A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053767A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053765A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
-
2010
- 2010-04-28 JP JP2010103511A patent/JP2011230399A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022053766A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053769A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053768A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053767A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2022053765A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP7202681B2 (ja) | 2020-09-25 | 2023-01-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP7202684B2 (ja) | 2020-09-25 | 2023-01-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP7202680B2 (ja) | 2020-09-25 | 2023-01-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP7202683B2 (ja) | 2020-09-25 | 2023-01-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP7202682B2 (ja) | 2020-09-25 | 2023-01-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8472043B2 (en) | Information processing apparatus and its control method for managing distributed processing | |
US20070147870A1 (en) | Printing apparatus and image forming apparatus | |
JP5415750B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、並びに、情報処理システム | |
JP2010018004A (ja) | ワークフロー実行装置及びワークフロー実行方法 | |
JP2011230399A (ja) | 画像処理装置および画像形成装置 | |
JP2009301426A (ja) | 画像処理システム及び画像処理方法並びにオブジェクト名生成プログラム | |
JP2007257592A (ja) | 印刷システム、情報処理装置、および印刷装置 | |
JP2019025801A (ja) | 印刷システム、印刷装置とその制御方法、及びプログラム | |
JP4892429B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム | |
US20120086974A1 (en) | Image forming apparatus, processing method of the image forming apparatus and recording medium | |
JP5857594B2 (ja) | 分散印刷システム及び印刷装置 | |
US8665460B2 (en) | Print system, printing apparatus, printing method and printing program | |
JP5834648B2 (ja) | 情報処理装置、プログラムおよび制御方法 | |
JP2019086987A (ja) | 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム | |
JP2015108857A (ja) | システム、その制御方法、情報処理装置、その制御方法及びプログラム | |
US10423374B2 (en) | Image forming apparatus and method for controlling image forming apparatus for reducing print processing time | |
US20100188692A1 (en) | Printing System, Printing Apparatus, and Printing Method | |
JP4174476B2 (ja) | データ処理装置およびデータ処理方法およびプリンタドライバプログラムおよび印刷制御装置および印刷制御方法および印刷システム | |
JP5560823B2 (ja) | 画像処理制御装置、画像処理装置及びプログラム | |
JP2009225264A (ja) | 画像処理装置、画像形成装置、及び印刷システム | |
JP6471660B2 (ja) | 情報処理装置及びプログラム | |
US10534567B2 (en) | Image forming apparatus and method for controlling image forming apparatus | |
JP2008046821A (ja) | 画像形成システム、情報処理装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム | |
US9268515B2 (en) | Information processing apparatus, information processing system, and information processing method, for transmitting print jobs to a printing control apparatus | |
JP5766059B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム |