JP2011230202A - 回転体の把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、タイヤなどの回転体の中心位置を位置決めできる回転体の把持装置を提供する。
【解決手段】タイヤ把持装置10を、把持アーム11〜13と、基台21と、基台21に立設された中心ピン部材22と、中心ピン部材22に回転可能に取付けられた板状部材23と、固定側ピン部材P1k(k=1〜3)、可動側ピン部材P2k、固定側アームA1k、可動側アームA2k、及び、中間ピン部材P3kとを備えた連結機構24とから構成するとともに、中心ピン部材22の下端と固定側ピン部材P1kを結ぶリンクを固定リンクとし、中心ピン部材22の上端と可動側ピン部材P2kを結ぶリンクと可動側アームA2kと固定側アームA1kとをそれぞれ第1〜第3の可動リンクとした3つのリンク機構により、固定側アームA1kの先端に取付けた把持アーム11〜13を拡幅して、タイヤTの内縁部を把持するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤなどの中空部を有する回転体を内側から把持することで、回転体の中心位置を位置決めする回転体の把持装置に関するものである。
従来、タイヤの検査ラインにおいては、コンベヤ等の搬送装置により搬送されてきたタイヤを搬送路の途中で停止させ、このタイヤを搬送路の中心にセッテイングする、いわゆるセンタリングを行った後、タイヤの側面に貼付けられたバーコードを読み取って、検査されるタイヤのタイヤ種やサイズなどを識別してタイヤを選別するようにしている。
図6は、従来のセンタリング装置60の一例を示す図で、このセンタリング装置60は、円板状のテーブル61に設けられた径方向に延長する長孔62A〜62Cから、複数のチャックローラー63A〜63Cを同心円状に等角度で、ローラーコンベヤ70上に載置されたタイヤTの内側に突出させた後、各チャックローラー63A〜63Cにそれぞれ連結されているエア・シリンダー64A〜64Cにより、これらのチャックローラー63A〜63Cをそれぞれ半径方向に移動させて、各チャックローラー63A〜63CをタイヤTの内縁部に当接させることで、タイヤTの中心位置をチャックローラー63A〜63Cの中心位置であるテーブル回転軸60Jの中心に一致させる(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−157122号公報
しかしながら、前記従来のセンタリング装置60では、各チャックローラー63A〜63Cをそれぞれエア・シリンダー64A〜64Cにより駆動する構成であるため、複数のエア・シリンダー64A〜64Cの移動距離が必ずしも一致せず、そのため、タイヤTのセンタリング精度が十分ではなかった。また、駆動装置であるエア・シリンダー64A〜64Cが複数台必要なことから、装置が大型化してしまうといった問題点があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、タイヤなどの回転体の中心位置を位置決めできる回転体の把持装置を提供することを目的とする。
本願発明は、円筒状もしくは円盤状の中空部を有する回転体(平面図形を回転軸の周りに回転させて得られた立体)の内周縁を内側から把持する回転体の把持装置であって、1つの駆動装置と、この駆動装置に連結されて前記回転体の回転軸と平行な回転軸の周りに回転する板状部材と、前記板状部材に連結され回転体の内側に配置される少なくとも3本の把持アームと、前記板状部材と前記各把持アームとをそれぞれ連結し、前記板状部材の回転により前記各把持アームを前記回転体の内周縁に当接させるリンク機構とを備えたことを特徴とする。
このような構成を採ることにより、1台の駆動装置で複数の把持アームを同時に回転体の内周側に移動させて回転体の内周縁を確実に把持できるとともに、装置を小型化できる。
また、本願発明は、円筒状もしくは円盤状の中空部を有する回転体の内側に配置される少なくとも3本の把持アームと、前記各把持アームをそれぞれ前記回転体の内周側に移動させて当接させるアーム移動手段とを備え、前記回転体の内周縁を前記各把持アームにて把持する回転体の把持装置であって、前記アーム移動手段は、固定側部材である基台と、前記基台に回転自在に立設された中心ピン部材と、前記中心ピン部材に固定された可動側部材である板状部材と、前記板状部材と前記各把持アームとをそれぞれ連結する連結機構と、前記板状部材を回転駆動する1台の駆動装置とを備え、前記連結機構は、前記基台の前記中心ピン部材の中心軸を中心とする円に内接する多角形の各頂点に対応する位置にそれぞれ設けられた固定側ピン部材と、前記板状部材の中心ピン部材の中心軸を中心とする円に内接する多角形の各頂点に対応する位置にそれぞれ設けられた可動側ピン部材と、前記固定側ピン部材に回転可能に取付けられた固定側アームと、前記可動側ピン部材に回転可能に取付けられた可動側アームと、前記固定側アームと前記可動側アームとをそれぞれ回転可能に連結する中間ピン部材とを備え、前記各把持アームは前記固定側アームに立設され、前記駆動装置は、前記板状部材を前記中心ピン部材の周りに回転させることを特徴とする。
これにより、中心ピン部材の中心軸と回転体の中心軸とが確実に一致するように回転体を把持できるので、本願発明の把持装置を回転体のセンタリング装置として使用すれば、回転体のセンタリングを容易にかつ確実に行うことができる。
また、前記各把持アームの外周側面に回転ローラーを取付けることで、ワークである回転体を不要に傷つけることなく回転体を把持することができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態1に係るタイヤ把持装置の構成を示す斜視図である。 本実施の形態1に係るタイヤ把持装置の構成を示す平面図である。 タイヤ把持装置の動作を説明するための図である。 本実施の形態2に係るバーコード読み取り装置の構成を示す図である。 載置テーブルに用いられるトランスホイールの詳細を示す図である。 従来のセンタリング装置の構成を示す図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
実施の形態1.
図1,図2は本実施の形態に係るタイヤ把持装置10の構成を示す模式図である。
タイヤ把持装置10は3本の把持アーム11〜13と、これらの把持アーム11〜13をそれぞれタイヤTの内周側に移動させて当接させるアーム移動手段20とを備える。
アーム移動手段20は、基台21と、この基台21の中心に回転自在に立設された中心ピン部材22と、中心ピン部材22に固定された板状部材23と、板状部材23と把持アーム11〜13とをそれぞれ連結する連結機構24と、板状部材23を回転駆動する駆動装置25とを備える。
連結機構24は、固定側ピン部材P11〜P13と、可動側ピン部材P21〜P23と、固定側アームA11〜A13と、可動側アームA21〜A23と、中間ピン部材P31〜P33とを備える。
基台21は、板面が正三角形状の板材の3辺を中心方向に切欠いた切欠き部21kを有する板材で、板状部材23は、板面が正三角形状の板部材である。基台21が固定側の部材であり、板状部材23が可動側の部材で、基台21と板状部材23とは板面が水平になるように設置されている。以下、水平面をx-y平面に平行な面とし、このx-y平面に垂直な方向を上下方向もしくはz方向とする。板状部材23は基台21の上側に位置する。
z方向が、タイヤTを横置きした時の、タイヤ回転軸の方向となり、x-y平面がタイヤ赤道面に平行な面となる。
中心ピン部材22は、基台21の中心と板状部材23の中心とを、初期位置において、基台21を構成する三角板と板状部材23を構成する三角板とが互いに約60°ずれた位置になるように連結している。
本例では、中心ピン部材22の下端を基台21に軸受け21jを介して取付け、上端を板状部材23に固定した。
板状部材23の周縁部には下方に延長する回転用椀部23mが設けられており、この回転用椀部23mの下端には当接部材23nが取付けられている。
固定側ピン部材P11〜P13は三角板状の基台21の三角形の頂点近傍にそれぞれ立設され、可動側ピン部材P21〜P23は、三角板状の板状部材23の三角形の頂点近傍にそれぞれ立設されている。これら、固定側ピン部材P11〜P13の下端は基台21に軸受けJ11〜J13を介して取付けられ、上端は、後述する固定側アームA11〜A13に固定される。
固定側アームA11〜A13は、一端が固定側ピン部材P11〜P13にそれぞれ回転可能に取付けられた棒状の部材で、この固定側アームA11〜A13は、アームの長さ方向の中央近傍において、中間ピン部材P31〜P33にそれぞれ回転可能に取付けられている。また、固定側アームA11〜A13の他端側には、把持アーム11〜13が、それぞれ、立設されている。
本例では、初期位置(x-y平面において3本の把持アーム11〜13の作る円の半径が最小である位置)における固定側アームA11〜A13の延長方向を板状部材23の辺に垂直な方向とするとともに、固定側アームA11〜A13の他端である把持アーム11〜13の位置が、板状部材23の三角板状内に位置するように、固定側アームA11〜A13の長さを設定した。
また、可動側アームA21〜A23は、一端が可動側ピン部材P21〜P23にそれぞれ回転可能に取付けられた棒状の部材で、この可動側アームA21〜A23の他端側は、中間ピン部材P31〜P33にそれぞれ回転可能に取付けられている。
固定側ピン部材P11〜P13の高さは、固定側アームA11〜A13、及び、可動側アームA21〜A23が板状部材23とほぼ同一平面上にあるように設定される。
これにより、図3に示すような、3つのリンク機構が形成される。
第1のリンク機構は、中心ピン部材22の下端と固定側ピン部材P11を結ぶリンク(基台21がそれに相当する)を固定リンクとし、中心ピン部材22の上端と可動側ピン部材P21を結ぶリンク(坂状部材23がそれに相当する)と可動側アームA21と固定側アームA11とをそれぞれ第1〜第3の可動リンクとしたリンク機構である。
第2のリンク機構は、中心ピン部材22の下端と固定側ピン部材P12を結ぶリンクを固定リンクとし、中心ピン部材22の上端と可動側ピン部材P22を結ぶリンクと可動側アームA22と固定側アームA12とをそれぞれ第1〜第3の可動リンクとしたリンク機構で、第3のリンク機構は、中心ピン部材22の下端と固定側ピン部材P13を結ぶリンクを固定リンクとし、中心ピン部材22の上端と可動側ピン部材P23を結ぶリンクと可動側アームA23と固定側アームA13とをそれぞれ第1〜第3の可動リンクとしたリンク機構である。
把持アーム11〜13は、固定側アームA11〜A13に固定されている。
また、把持アーム11〜13は、それぞれ、ローラー軸Z11〜Z13と回転ローラーR11〜R13とを備える。ローラー軸Z11〜Z13は固定側アームA11〜A13の他端側にそれぞれ立設され、回転ローラーR11〜R13は、ローラー軸Z11〜Z13の外周側面に図示しない軸受けを介して回転自在に取付けられている。
本発明に用いる駆動装置25としては、シリンダー本体25aとこのシリンダー本体25a内に設けられた図示しないピストンと一端がピストンに連結されたロッド25bとを備えたシリンダー(エア・シリンダー、油圧シリンダー)や、リニア・アクチュエータなどを用いることができる。本例では、駆動装置25としてエア・シリンダーを用いた。なお、各図において、エアポンプや圧搾空気の配管等は省略した。
駆動装置25のシリンダー本体25aは固定側部材である基台21に固定されている。一方、ロッド25bの他端側には、可動側部材である板状部材23の回転用椀部23mに設けられた当接部材23nに当接する押し部材25cが設けられている。本例では、当接部材23nを円盤状の部材とし、押し部材25cを円盤に沿った弧状の凹部を有する部材とした。これにより、シリンダー本体25a内に圧搾空気を導入してロッド25bを伸長させれば、押し部材25cが回転用椀部23mを押すことで、板状部材23を中心ピン部材22の中心を回転中心として回転させることができる。
なお、当接部材23n及び押し部材25cに代えて、ロッド25bと回転用椀部23mとを周知のクランク機構により連結した構成として、板状部材23を回転させてもよい。
次に、タイヤ把持装置10の動作について、図3を参照して説明する。
まず、駆動装置25により板状部材23を回転させる。これにより、可動側ピン部材P21〜P23は、初期位置から同図の1,2,3で示すように、中心ピン部材22の中心を中心とする円周上を回転する。
板状部材23は上述したように、第1〜第3のリンク機構の第1の可動リンクとなっているので、板状部材23の回転に伴って、第1〜第3のリンク機構の第3の可動リンクである固定側アームA11〜A13は、それぞれ、固定側ピン部材P11〜P13の中心を中心とする円周上を回転する。
把持アーム11〜13は、固定側アームA11〜A13に固定されており、かつ、固定側ピン部材P11〜P13との距離が固定側ピン部材P11〜P13と中間ピン部材P31〜P33との距離の約2倍あるので、固定側ピン部材P11〜P13の中心を中心とする、半径が中間ピン部材P31〜P33の移動する円の約2倍の半径を有する円の円周上を回転する(なお、図を簡明にするため、第1のリンク機構の動きのみを示した)。
これにより、例えば、タイヤ把持装置10を、図示しない載置テーブル上に載置されたタイヤTの内側に把持アーム11〜13が位置するように設置した後、駆動装置25により板状部材23を回転させて、把持アーム11〜13をタイヤTの内縁側に移動させれば(拡幅させれば)、タイヤTの中心とタイヤ把持装置10の中心である中心ピン部材22の中心とがずれていた場合でも、把持アーム11〜13がタイヤTを内側から押すことで、タイヤTを移動させて、タイヤTの中心とタイヤ把持装置10の中心とを一致させることができる。
また、本例の把持アーム11〜13のローラー軸Z11〜Z13の外周側面には、回転ローラーR11〜R13が取付けられているので、ワークであるタイヤTを不要に傷つけることなく把持することができる。
このように、本実施の形態1では、タイヤ把持装置10を、把持アーム11〜13と、基台21と、この基台21に立設された中心ピン部材22と、中心ピン部材22に回転可能に取付けられた板状部材23と、固定側ピン部材P11〜P13、可動側ピン部材P21〜P23、固定側アームA11〜A13、可動側アームA21〜A23、及び、中間ピン部材P31〜P33とを備えた連結機構24と、板状部材23を回転駆動する駆動装置25とから構成するとともに、中心ピン部材22の下端と固定側ピン部材P1k(k=1〜3)を結ぶリンクを固定リンクとし、中心ピン部材22の上端と可動側ピン部材P2kを結ぶリンクと可動側アームA2kと固定側アームA1kとをそれぞれ第1〜第3の可動リンクとした3つのリンク機構により、固定側アームA1kの先端に取付けた把持アーム11〜13を拡幅して、タイヤTの内縁部を把持するようにしたので、中心とタイヤ把持装置10の中心である中心ピン部材22の中心とがずれていた場合でも、タイヤTの中心とタイヤ把持装置10の中心とを確実に一致させることができる。
なお、前記実施の形態1では、タイヤTを把持するタイヤ把持装置10について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、樹脂容器などの他の中空状の回転体を内周側から把持したり、センタリングしたりする把持装置にも適用可能である。
また、前記例では、エア・シリンダーから成る駆動装置25のロッド25bで、回転用椀部23mに設けられた当接部材23nを押すことで板状部材23を回転させたが、上下方向に、空間的な余裕が取れる場合には、基台21に軸受け21jを介して取付けられた中央ピン部材22の下端を基台21の下側まで延長するとともに、中央ピン部材22の下端側にモーターを接続することで板状部材23を回転させるようにしてもよい。
また、前記例では、基台21を板面が正三角形状の板材の3辺を中心方向に切欠いた切欠き部21kを有する板材とし、板状部材23を板面が正三角形状の板部材としたが、基台21及び板状部材23の平面形状はこれに限るものではなく、板状部材23を板面が正三角形状の板材の3辺を中心方向に切欠いた切欠き部21kを有する板材とし、基台21を板状部材23正三角形状の板部材としたり、基台21と板状部材23とをともに板面が正三角形状の板材とするなど、他の形状にしてもよい。
また、前記例では、把持アーム11〜13を3本にしたが、4本以上であってもよい。把持アーム11〜13が3本の場合も含めて、固定側ピン部材を中心ピン部材22の中心軸を中心とするに円に内接する多角形の各頂点に対応する位置に、可動側ピン部材を板状部材23の中心ピン部材22の中心軸を中心とする円に内接する多角形の各頂点に対応する位置にそれぞれ設けることが好ましい。これにより、タイヤTの中心とタイヤ把持装置10の中心とを確実に一致させることができる。
実施の形態2.
図4(a),(b)は、タイヤ把持装置10を備えたバーコード読み取り装置30の構成を示す図で、タイヤ把持装置10は、バーコード読み取り装置30のセンタリング手段として使用される。
バーコード読み取り装置30は、4本の脚部31と、装置取付台32と、回転テーブル33と、昇降手段34と、タイヤ把持装置10と、載置テーブル40と、バーコードリーダー50とを備える。
装置取付台32は脚部31の床55側に床55に水平に取付けられる坂状の部材で、この平板で、この装置取付台32の上に昇降手段34が設置され、昇降手段34の上に回転テーブル33が設置される。
また、タイヤ把持装置10は回転テーブル33上に設置され、載置テーブル40は、脚部31上にテーブル面が水平になるように設置されている。本例では、バーコードリーダー50を載置テーブル40に取付けた。なお、図が煩雑になるのを避けるため、図4(a),(b)では、タイヤ把持装置10の部品の一部を省略している。
載置テーブル40は、図4(a)に示すように、互いに対向するように配置された2本の縦フレーム41と、この縦フレーム41の両端側にそれぞれ取付けられ回転軸42aとこの回転軸42aに回転自在に取付けられたローラー42bとから成る誘導ローラー42と、2本の縦フレーム41を下部側で連結する底板43と、誘導ローラー42間に設置された複数のトランスホイール44とを備え、図示しない搬送コンベヤにより搬送されてきたタイヤTを一方の誘導ローラー42で受け取って、複数のトランスホイール44上に載置する。以下、載置テーブル40をx-y平面上に配置したときの縦フレーム41の延長方向と直交する方向をx方向とする。
トランスホイール44は、図5(a),(b)にも示すように、1本もしくは、2本の縦フレーム41に取付けられた回転軸44Pとこの回転軸44Pに軸受け44jを介して取付けられた複数の回転体44Rとを備える。回転軸44Pの方向はx方向である。
回転体44Rは、軸受け44jを介して回転軸44Pに取付けられる、断面が多角形(ここでは、六角形)の筒状体から成る主回転部44aと、この主回転部44aの周面に取付けられた複数の副回転部44bとを備える。副回転部44bは、主回転部44aの周面に平行でかつ回転軸44Pに直交する方向に延長する回転軸44kと、この回転軸44kに回転自在に取付けられた筒状の回転体44rと、回転軸44kの両端を支持する、回転体44rの外形に沿った凹部が形成された支持部材44mとを備えている。なお、支持部材44mは、主回転部44aと一体に構成してもよい。
回転体44Rの主回転部44aは回転軸44Pを中心に回転し、副回転部44bは、回転軸44kと直交する方向を中心に回転する。したがって、載置テーブル40をx-y平面上に配置したとき、この載置テーブル40に載置されたタイヤTは、主回転部44aによりy方向に移動し易くなり、副回転部44bによりx方向に移動し易くなる。すなわち、載置テーブル40に載置されたタイヤTは、全方向に移動し易くなる。
本例では、載置テーブル40の底板43にタイヤ把持装置10の把持アーム11〜13の軌跡に沿った円弧の先端を結ぶ線よりも大きな半径を有する貫通孔を設けるとともに、トランスホイール44を前記貫通孔を避けるように配置して、載置テーブル40の下部から把持アーム11〜13をタイヤTの内縁部に当接可能としている。
回転テーブル33は、図4(b)に示すように、テーブル本体33aとこのテーブル本体33aに立設されてタイヤ把持装置10の固定側部材である基台21を支持する支持部材33bと基台21を回転駆動するモーター33Mとを備え、タイヤ把持装置10を、把持アーム11〜13の中心である中心ピン部材22を回転軸として回転させる。
昇降手段34は、モーター33Mを装着するモーター支持台34aと、このモーター支持台34aを上下動させるためのスライド機構34bとを備える。スライド機構34bとしては、周知のラックピニオン機構や油圧シリンダー装置などを用いることができる。
バーコードリーダー50は、例えば、発光素子と受光素子とを備え、タイヤTの表面に貼付けられたバーコードBの情報を読み取る装置で、固定側部材である脚部31、もしくは、装置取付台32に取付けられる。詳細には、脚部31に取付けられて上方に延長する垂直フレーム45aとこの垂直フレーム45aから水平方向に延長する水平フレーム45bとを備えたバーコードリーダー取付フレーム45を、載置テーブル40の一方の縦フレーム41に取付け、このバーコードリーダー取付フレーム45の水平フレーム45bの先端にバーコードリーダー50を固定する。
水平フレーム45bの長さは、バーコードリーダー50が、載置テーブル40に搭載されたタイヤTのサイドウォール部のバーコード貼付け部分の直上に設置されるように設定される。
次に、バーコード読み取り装置30の動作について説明する。
まず、図示しない搬送コンベヤにより搬送されてきたタイヤTを載置テーブル40上に移動させる。次に、昇降手段34を作動させて、回転テーブル33上に設置されているタイヤ把持装置10の3本の把持アーム11〜13をタイヤTの内側に挿入する。このとき、3本の把持アーム11〜13は初期状態にあるので、タイヤTの中心と3本の把持アーム11〜13の中心がずれていても問題はない。
把持アーム11〜13が所定の高さまで上昇した段階で、昇降手段34の動作を停止させる。この場合、昇降手段34に、上昇量の上限で作動するリミットスイッチなどを設ければよい。
次に、タイヤ把持装置10の駆動装置25を駆動させて板状部材23を回転させ、把持アーム11〜13を拡幅し、把持アーム11〜13の全てをタイヤTの内縁部に当接させることで、タイヤTの中心とタイヤ把持装置10の中心とを一致させる、いわゆる、センタリングを行う。
タイヤTは、載置テーブル40のトランスホイール44上に載置されて動きやすい状態となっているので、タイヤTを把持アーム11〜13により内側から押すことで、タイヤTをx-y平面上のいずれの方向にも容易に移動させることができる。
次に、タイヤ把持装置10によりタイヤTを把持した状態で回転テーブル33を回転させ、バーコードリーダー50により、タイヤTのサイドウォール部のバーコード貼付け部分に貼り付けられたバーコードBの情報を読み取ってタイヤTのタイヤ種やサイズを識別する。
タイヤTの識別後には、把持アーム11〜13を縮小させるとともに、回転テーブル33の回転を停止させた後に、昇降手段34により、回転テーブル33を下降させて元の位置に戻す。
識別作業を終えたタイヤTは、図示しない搬送コンベヤにより次工程に搬送される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
このように、本発明の回転体の把持装置は、簡単な構成でタイヤなどの回転体の中心位置を確実に位置決めできるので、バーコード読み取り装置など識別装置や検査装置などのセンタリング手段などに用いることにより、検査精度を向上させることができる。
10 タイヤ把持装置、11〜13 把持アーム、20 アーム移動手段、
21 基台、22 中心ピン部材、23 板状部材、23m 回転用椀部、
23n 当接部材、24 連結機構、25 駆動装置、
P11〜P13 固定側ピン部材、P21〜P23 可動側ピン部材、
P31〜P33 中間ピン部材、A11〜A13 固定側アーム、
A21〜A23 可動側アーム、R11〜R13 回転ローラー、T タイヤ。

Claims (3)

  1. 円筒状もしくは円盤状の中空部を有する回転体の内周縁を内側から把持する回転体の把持装置であって、
    1つの駆動装置と、
    この駆動装置に連結されて前記回転体の回転軸と平行な回転軸の周りに回転する板状部材と、
    前記板状部材に連結され回転体の内側に配置される少なくとも3本の把持アームと、
    前記板状部材と前記各把持アームとをそれぞれ連結し、前記板状部材の回転により前記各把持アームを前記回転体の内周縁に当接させるリンク機構とを備えたことを特徴とする回転体の把持装置。
  2. 円筒状もしくは円盤状の中空部を有する回転体の内側に配置される少なくとも3本の把持アームと、前記各把持アームをそれぞれ前記回転体の内周側に移動させて当接させるアーム移動手段とを備え、前記回転体の内周縁を前記各把持アームにて把持する回転体の把持装置であって、
    前記アーム移動手段は、
    固定側部材である基台と、
    前記基台に回転自在に立設された中心ピン部材と、
    前記中心ピン部材に固定された可動側部材である板状部材と、
    前記板状部材と前記各把持アームとをそれぞれ連結する連結機構と、
    前記板状部材を回転駆動する1台の駆動装置とを備え、
    前記連結機構は、
    前記基台の前記中心ピン部材の中心軸を中心とする円に内接する多角形の各頂点に対応する位置にそれぞれ設けられた固定側ピン部材と、
    前記板状部材の中心ピン部材の中心軸を中心とする円に内接する多角形の各頂点に対応する位置にそれぞれ設けられた可動側ピン部材と、
    前記固定側ピン部材に回転可能に取付けられた固定側アームと、
    前記可動側ピン部材に回転可能に取付けられた可動側アームと、
    前記固定側アームと前記可動側アームとをそれぞれ回転可能に連結する中間ピン部材とを備え、
    前記各把持アームは前記固定側アームに立設され、
    前記駆動装置は、前記板状部材を前記中心ピン部材の周りに回転させることを特徴とする回転体の把持装置。
  3. 前記各把持アームの外周側面には回転ローラーが取付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転体の把持装置。
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