JP2011229646A - 引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】輸液チューブの接続装置において、構造を簡単にして取り扱いや操作性を容易にすること、および接続部分に無理な力を加えることなく簡単に引き抜いて分離できるようにすること。
【解決手段】2本の輸液チューブ1,3の一方の輸液チューブの端部に雌コネクター2が取り付けられ、他方の輸液チューブに雄コネクター4が取り付けられ、該雄コネクターが取り付けられた輸液チューブに遊嵌状態で移動可能に配設されたロックナット5とからなる接続装置であって、前記ロックナットの戻し操作による回転力を前記雄コネクターに伝達する伝達部材6を設け、該伝達部材を前記雄コネクターに係合止着して着脱可能に配設した構成とすることによって、、無理な力を加えることなく雌コネクターから雄コネクターを簡単に引き抜くことができ、同時に、各構成部品をシンプルな構成に形成することができる。
【選択図】図1
【解決手段】2本の輸液チューブ1,3の一方の輸液チューブの端部に雌コネクター2が取り付けられ、他方の輸液チューブに雄コネクター4が取り付けられ、該雄コネクターが取り付けられた輸液チューブに遊嵌状態で移動可能に配設されたロックナット5とからなる接続装置であって、前記ロックナットの戻し操作による回転力を前記雄コネクターに伝達する伝達部材6を設け、該伝達部材を前記雄コネクターに係合止着して着脱可能に配設した構成とすることによって、、無理な力を加えることなく雌コネクターから雄コネクターを簡単に引き抜くことができ、同時に、各構成部品をシンプルな構成に形成することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、医療用の輸液セットや延長用輸液チューブにおいて、雄・雌のルアーコネクターを介して接続状態にある輸液チューブを引き抜くための機能を備えた接続装置に関するものである。
この種の医療用の輸液チューブを接続するための装置としては、雄・雌のルアーコネクターを介して接続する複数の技術が公知になっているが、そのような接続状態にある輸液チューブを引き抜くための装置または機能を有する接続装置については、この種業界では公知の技術はなく医療現場でも使用例はない。
因みに、この種の輸液チューブの接続については、例えば、ロック型接続具が知られている。このロック型接続具は、基端側にロックナットの第一脱着防止部および基端側前方の外周面にロックナットの第二脱着防止部を有する雄ルアー部分と、ロックナット部分が前記雄ルアー部分に嵌装されているロック型接続具において、前記ロックナット部分が雄ルアー部分の第一脱着防止部より脱離が可能な構造であることを特徴とするロック型接続具である(特許文献1参照)。
このロック型接続具は、ひとつの接続部材で螺合によるロック型接続と嵌合のみによるスリップ型接続の2通りの方法で使用することが可能となる。また、ロック型接続を解除すると、スリップ型接続も同時に、且つ容易に解除することができるというものである。
また、第2の公知例として、先端側に雄ルアーを備えた雄コネクタに、ロックリングを嵌装してなるロック型接続具において、前記ロックリングの内腔を段筒状に形成し、その先端側の大径内腔部に、前記雄ルアーと接続される相手側雌コネクタの端部と螺合可能な第1の雌ねじを設けるとともに、その基端側の小径内腔部には、前記雄コネクタの基端側外周に形成した係止部と螺合可能な第2の雌ねじを設け、かつ前記雄コネクタの基端側外周前方に、前記ロックリングの内腔段部端面と当接可能な突起状ストッパを設けたことを特徴とするロック型接続具である(特許文献2参照)。
このロック型接続具は、使用者が意図する場合には容易で安全にロックナット脱着が可能で、逆に意図しない場合にはロックナットが容易に外れないようにすることができ、使い勝手が向上した。また、ロックリングの第1と第2の雌ねじの向きが互いに逆向きとなるように設定したので、目的が異なる脱着と締結の2つの機能を、同時に成立させることが出来て、使い勝手を一層向上させることができたというものである。
ところで、前記公知例1においては、雄ルアーコネクターの基端外周に複数個の突起部を設け、該雄ルアーコネクターに嵌装されるロックナットに前記突起部に対応する複数の溝部を設け、突起部と溝部の位置をずらすことでロックナットを雄ルアーコネクターから離脱できないようにし、突起部と溝部の位置を合わせることで軸方向へのスライド移動を可能にして離脱できるように構成されており、一応、ロックナットは、雄ルアーコネクターとの関係でロック型とスリップ型の両方の機能を備えているものである。また、この種の輸液チューブにおける接続具は、点滴などの注射針との接続以外に異なる複数の薬液を混ぜ合わせる時等にも使用される。その場合には、一方の容器に接続された雌ルアーコネクターのチューブと、他方の容器に接続された雄ルアーコネクターのチューブとの接続・離脱(引き抜き)を行うのであるが、その際に、接続と引き抜きとの作業がスムーズに行われなければならないのである。
また、前記公知例2においても、要するに、ロックナット(ロックリング)が前記公知例1と同様に雄ルアーコネクターとの関係でロック型とスリップ型の両方の機能を備えており、使用者が意図して操作しなければロック状態から外れないように、雄ルアーコネクターの基端側に逆向きのねじを形成し、ロックナットの基端側の小径内腔にも雌コネクターと螺合するねじとは逆向きの雌ねじを形成して螺合させるというものであり、その構造が複雑であると共に、使用において使用者が意図しなければはずせないので安全性は確保できるが、ロックナットを雌コネクターに螺合させる方向と同じ方向にロックナットを回転させないと、雄ルアーコネクターからロックナットを外してスリップ型にできないことになり、取扱者が戸惑って操作し難い(使い勝手が悪い)ばかりでなく、輸液チューブの接続は有しているが、離脱(引き抜き)機能は有していない。
ところで、この種の接続装置は実際の使用において、雄ルアーコネクターを摘んで雌コネクターに挿着して嵌合させる操作の場合に、ロック型で使用すると遊嵌状態で雄ルアーコネクターを覆うように位置しているロックナットが邪魔で操作性が悪いばかりでなく、テープなどで患者に固定しようとする場合でも厚みがあって固定しにくいこと、および、ロックナットをロック型で使用してロックナットを緩める方向に回動させても、雌ルアーコネクターから雄ルアーコネクターを引き抜く作用は全く生じないのであり、ロックナットを完全に緩めて雌ルアーコネクターから離脱させた後に、雌ルアーコネクターと雄ルアーコネクターとを両手でそれぞれ摘んで引き抜かなければならないのである。
このように接続状態にある雌ルアーコネクターから雄ルアーコネクターを引き抜く作業を行うのであるが、雄・雌のルアー部分での接続は、液漏れをさせないために接触面積を大きくして圧入状態で密着接続させ、且つロックナットで締め付けることにより圧着状態になっており、密着接続の強度が比較的強くなっているので、ロックナットを緩めて雄・雌のルアーコネクターを両側に引っ張っても、相当な力を加えないと引き抜けないのであり、これを無理に捩ったりして余計な力を加えるとチューブが断裂したりチューブとルアーコネクタとの接続部が割れたりする不都合が生じており、特に、力の弱い女性では引き抜く作業が著しく困難になっているのが実情である。
従って、前記公知技術における輸液チューブの接続装置において、構造を簡単にして取り扱いや操作性を容易にすること、および接続部分に無理な力を加えることなく簡単に引き抜いて分離できるようにすることに解決しなければならない課題がある。
本発明は、前記課題を解決する具体的手段として、少なくとも接続しようとする2本の輸液チューブの一方の輸液チューブの端部に雌コネクターが取り付けられ、他方の輸液チューブに雄コネクターが取り付けられ、該雄コネクターが取り付けられた輸液チューブに遊嵌状態で移動可能に配設されたロックナットとからなる接続装置であって、前記ロックナットの戻し作用の力を前記雄コネクターに伝達する伝達部材を設け、該伝達部材を前記雄コネクターに係合止着して着脱可能に配設したことを特徴とする引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置を提供するものである。
本発明に係る引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置おいて、前記伝達部材と前記雄コネクターとの係合止着は、ロックナットの螺着・緩め方向とは逆方向になっていること;および前記ロックナットと伝達部材の移動範囲を規制するストッパーリング設けたこと;を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置よれば、各構成部品をシンプルな構成に形成することができるので、構成が簡単でありながら、輸液チューブの確実な接続と離脱とが可能になったのであり、特に、ロックナットの戻し操作による回転力を伝達部材を介して軸心方向の引き抜き力として雄コネクターに伝達して、無理な力を加えることなく雌コネクターから雄コネクターを簡単に引き抜くことができるという優れた効果を奏するのである。
また、前記ロックナットと伝達部材の移動範囲を規制するストッパーリング設けたことによって、これら部材が不用意に移動し患者の皮膚に接触して損傷を招くリスクなどの医療行為における不都合を全面的に解消させることができるという優れた効果も奏する。
また、前記ロックナットと伝達部材の移動範囲を規制するストッパーリング設けたことによって、これら部材が不用意に移動し患者の皮膚に接触して損傷を招くリスクなどの医療行為における不都合を全面的に解消させることができるという優れた効果も奏する。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。図1において、好ましい形態の引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置は、接続すべき可撓性の一方の輸液チューブ1の端部には雌コネクター2が設けられ、他方の輸液チューブ3の端部には雄コネクター4が設けられると共に輸液チューブ3に対して遊嵌状態で配設した移動可能なロックナット5と、該ロックナット5の後端部側に当接して支持し、且つ雄コネクター4に係合・離脱可能な伝達部材6と、必要があれば該伝達部材6の移動範囲を任意に設定できるように、前記ロックナット5との間で伝達部材6を挟むような位置関係で配設した摺動移動可能なストッパーリング7とから構成されるものである。
雌コネクター2は、その外周面に取扱者が摘み易いように複数のウイング2aが突出形成されている。また、雌コネクター2の内周面は、従来技術と同様に自由端部側が僅かに拡径し前記雄コネクター4を受け入れるテーパー面からなる雌ルアー2bが設けられると共に、自由端部側の外周面には雄ネジ2cが形成されており、従来から使用されているものがそのまま使用可能である。
雄コネクター4は、図2に示したように、その先端部が僅かに縮径するテーパー面からなる雄ルアー4aに形成し、該雄ルアー4aの基端側、つまり雄コネクター4の略中間付近を所要長さに渡って肉厚に形成すると共に、その外周面にリング状の膨出部からなる前記ロックナット5のストッパー部4bが形成されると共に、肉厚部の後端側に前記伝達部材6が係合・離脱するための係止部4cが形成されている。この係止部4cは、一例として肉厚部の表面側を所要幅の鈎状に凹ました水平部4dを有するもので対称位置に形成した一対のものであるが、これに限定されず、例えば、係合用のネジ状溝であってもよい。なお、係止部4cにおける係合止着・離脱方向は、ロックナット5の螺合・離脱のための回転方向とは逆方向になっている。
ロックナット5は、図3に示したように、前記雄コネクター4に対して外嵌・離脱可能で所要長さの略円筒状に形成されたものであり、外周面に滑り止めともいえる複数条のリ
ブ状の突起部5aが長さ方向に沿って形成され、内周面の先端側には前記雌コネクター2の雄ネジ2cと螺合する雌ネジ5bが設けられ、後端側内周面には前記雄コネクター4のストッパー部4bと回転自在に当接する段差部5cが設けられている。
ブ状の突起部5aが長さ方向に沿って形成され、内周面の先端側には前記雌コネクター2の雄ネジ2cと螺合する雌ネジ5bが設けられ、後端側内周面には前記雄コネクター4のストッパー部4bと回転自在に当接する段差部5cが設けられている。
伝達部材6は、図3に示したように、前記ロックナット5と略同径で所要長さの円筒状を呈し、先端部側に前記雄コネクター4の一対の係止部4cにそれぞれ係合・離脱可能または着脱可能な突出部6aが対称位置に一体に形成されている。そして、この突出部6aは伝達部材6の内周面から突出させたものであって、その突出部6aの厚み分が伝達部材6の内周面に段差部6bとして残存しており、該段差部6bと前記水平部4dとが当接して結果的に突出部6aと係止部4cとが係合・離脱可能であって、結果的に伝達部材6が雄コネクター4に対して着脱可能な構成になっている。なお、雄コネクター4に設けられる係止部4cが係合用のネジ状溝である場合には、突出部6aもそれに対応させて螺合できるネジ状突部として伝達部材6の先端部側の内周面に形成すれば良いのであり、要するに、雄コネクター4と伝達部材6とがネジ状溝とネジ状突部とで係合・離脱可能または着脱可能な構成にするということができる。
ストッパーリング7は、図4(A)に示したように、全体として短尺の円筒体でその外周面の略中央部には指掛けとなるリング状の突出部7aが設けられると共に、前記ロックナット5側に位置する先端部は段差を介して小径部7bに形成されている。また、ストッパーリング7の内周面は、図4(C)に示したように、略中央部で先端部側と後端部側とに分けて先端部側を僅かに拡径して拡径部7cを形成し、後端部側の内周面には、前記輸液チューブ3と摩擦係合する複数の突起部7dが長さ方向に沿って設けられている。
このストッパーリング7における複数の突起部7dの頂部は、図4(B)に示したように、円弧状に形成し、これら突起部7dの頂部を結ぶ円形aは、挿着される輸液チューブ3外径よりも僅かに小径に形成される。この僅かに小径というのは、好ましくは、輸液チューブ3の外径よりも0.05〜0.1mm程度の範囲であって、突起部7dの頂部と輸液チューブ3の外周面とが実質的に線状で接触し、或る程度の摩擦抵抗があるのでストッパーリング7を摘んで摺動移動させない限り自由には移動しないのである。なお、先端側の小径部7bは前記伝達部材6の後端部側に挿入嵌合し得るもので、拡径部7dには前記雄コネクター4の後端部側が一応嵌合し得るようになっているが、伝達部材6が介在しているのでその必要はないのである。
このように構成された引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置は、特殊な伝達部材6を接続装置に組み込んであって輸液チューブを接続するものであり、図1に示したように、一方の輸液チューブ1に取り付けられた雌コネクター2に対して、接続しようとする他方の輸液チューブ3に取り付けられた雄コネクター4を接続する際に、雄コネクター4からロックナット5と伝達部材6とストッパーリング7とを少し離しておいて、雌コネクター2を一方の手で摘み他方の手で雄コネクター4を摘んで雌ルアー2bに雄ルアー4aを挿着し、続いて他方の手で輸液チューブ3に遊嵌状態で配設したロックナット5を摘み替えて雄コネクター4に被せるように前進させ、該ロックナット5の雌ネジ5bを雌コネクター2の雄ネジ2cに螺着させることによって、図5に示したように、両輸液チューブ1、3が安定した状態で接続される。
この場合に、近傍に待機させてあるロックナット5を簡単に摘んで雄コネクター4に被せるようにし、雌コネクター2に当接した状態で複数回捩れば(右方向に回せば)よいのであり、位置合わせなどの操作が不要であるのでその操作が簡単でスムーズに接続・定着できるのである。つづいて、伝達部材6を摘んで雄コネクター4の係止部4cに突出部6aを位置合わせして挿着し、突き当たった位置において左方向に回転させることにより、段差部6bが鈎状の係止部4cに係合して止着されるのであり、前記ロックナット5の回転方向とは逆に右方向に回転させない限り伝達部材6は簡単には離脱できないのである。また、ストッパーリング7については、伝達部材6の後端部側に嵌合させても良いし、治療や操作に支障を来さなければ、それ自体が自由に移動しないのでからそのまま離れた位置に残しておいても良いのである(図5参照)。
このように接続装置を介して接続した両輸液チューブ1、3を分離、即ち、雌コネクター2から雄コネクター4を引き抜く場合に、まず、ロックナット5を緩める方向に(左方向に)回転させると、図6に示したように、ロックナット5だけが雌コネクター2から離れる方向に移動し、該ロックナット5の後端部が伝達部材6の先端側に当接する。この状態では、まだ雌ルアー2aから雄ルアー4aが抜けていない状態である。
そして、さらにロックナット5を緩める方向に回転させると、伝達部材6を押し出す力が作用し、この押し出す力が突出部6aと係止部4cとを介して雄コネクター4に作用することになり、図7に示したように、雌ルアー2aから雄ルアー4aが抜けて雌コネクター2から雄コネクター4が離脱、即ち、引き抜かれるのである。この場合のロックナット5を緩める方向の回転は、雌コネクター2の雄ネジ2cに対してロックナット5の雌ネジ5bが押し出す方向の力、即ち、引き離す方向の力として作用するのであり、この作用する力は、万力の力の原理と同様に、回転力として与える力の何倍にもなって軸心方向に引き離す力となって作用するのであり、密着状態にある雌ルアー2aから雄ルアー4aを簡単に引き離すまたは引き抜くことができるのである。
また、雌ルアー2aから雄ルアー4aが少しでも離脱すれば(動けば)、後はほとんど力を入れなくても簡単に引き抜くまたは抜き取ることができるのである。そして、ロックナット5と伝達部材6との当接の初期段階で、ロックナット5を緩める方向の回転が伝達部材6に伝達されたにしても、伝達部材6の突出部6aと雄コネクター4の係止部4cとの係合止着がロックナット5の緩める方向とは逆になっているので、ロックナット5の操作により伝達部材6が雄コネクター4から離脱することはないのである。
いずれにしても、ロックナット5の緩める方向に与える回転力を利用して、密着状態にある雌コネクター2から雄コネクター4を引き抜く力に利用するのであり、そのために特殊な伝達部材6を雄コネクター4に着脱自在に組み込むことによって、連結状態にある2本の輸液チューブを力の弱い女性でもロックナット5を緩める方向に操作するだけで簡単に引き抜くことができるのである。
本発明に係る引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置は、接続装置の一部としてロックナットを緩める操作による力を伝達する部材を組み込んであり、前記実施例のスリップ型のみならず従来技術に係るロック型の接続器具にも適用することができるのであり、この種医療用輸液チューブの接続装置に対して簡単に引き抜き機能を付与することができるのであり、しかも、ロックナットを操作するだけで接続と容易な離脱とを行えるのであり、この種輸液チューブの接続用として広く利用できるのである。
1、3 輸液チューブ
2 雌コネクター
2a ウイング
2b 雌ルアー
2c 雄ネジ
4 雄コネクター
4a 雄ルアー
4b ストッパー部
4c 係止部
4d 水平部
5 ロックナット
5a リブ状の突起部
5b 雌ネジ
5c 段差部
6 伝達部材
6a 突出部
6b 段差部
7 ストッパーリング
7a リング状の突出部
7b 小径部
7c 拡径部
7d 突起部
a 円形
2 雌コネクター
2a ウイング
2b 雌ルアー
2c 雄ネジ
4 雄コネクター
4a 雄ルアー
4b ストッパー部
4c 係止部
4d 水平部
5 ロックナット
5a リブ状の突起部
5b 雌ネジ
5c 段差部
6 伝達部材
6a 突出部
6b 段差部
7 ストッパーリング
7a リング状の突出部
7b 小径部
7c 拡径部
7d 突起部
a 円形
Claims (3)
- 少なくとも接続しようとする2本の輸液チューブの一方の輸液チューブの端部に雌コネクターが取り付けられ、他方の輸液チューブに雄コネクターが取り付けられ、該雄コネクターが取り付けられた輸液チューブに遊嵌状態で移動可能に配設されたロックナットとからなる接続装置であって、
前記ロックナットの戻し作用の力を前記雄コネクターに伝達する伝達部材を設け、
該伝達部材を前記雄コネクターに係合止着して着脱可能に配設したこと
を特徴とする引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置。 - 前記伝達部材と前記雄コネクターとの係合止着は、ロックナットの螺着・緩め方向とは逆方向になっていること
を特徴とする請求項1に記載の引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置。 - 前記伝達部材の移動範囲を規制するストッパーリング設けたこと
を特徴とする請求項1または2に記載の引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置。
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JP2010101927A JP2011229646A (ja) | 2010-04-27 | 2010-04-27 | 引き抜き機能を有する医療用輸液チューブの接続装置 |
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2010
- 2010-04-27 JP JP2010101927A patent/JP2011229646A/ja active Pending
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