JP2011227753A - 補助デバイスのホット・スワップ構造および携帯式コンピュータ - Google Patents

補助デバイスのホット・スワップ構造および携帯式コンピュータ Download PDF

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Abstract

【課題】パワー・オン状態のときに簡単な構造で補助電池パックを安全に取り外すことが可能な携帯式コンピュータを提供する。
【解決手段】システム筐体13には補助電池パックを収納するベイが設けられ、さらに、その底面にはベイを操作するイジェクト・スイッチが設けられている。補助電池パックから電力を供給しているときに補助電池パックを取り外すためには、システム筐体を載置面12から傾ける必要がある。加速度センサ16a、16bは、システム筐体の傾斜を検出してユーザが補助電池パックを取り外す操作を開始したことを認識し、実際に取り外される前に電力源を主電池パックに切り換えることでホット・スワップ処理を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、パワー・オン状態のコンピュータから安全に補助デバイスを取り外すためのホット・スワップ構造に関し、さらに詳細には信頼性の高いホット・スワップ構造に関する。
ノートブック型パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)の筐体には、着脱可能な補助デバイスを装着するための多目的ベイが設けられている。多目的ベイには本体の機能を拡張するために、たとえば、補助電池パック、補助ハードディスク・ドライブ(HDD)、または光学ディスク・ドライブ(ODD)などの複数の補助デバイスのいずれかの装着が可能になっている。そして、ユーザは、外出時には多目的ベイに補助電池パックを装着して動作時間の延長を図り、オフィスでは補助HDDまたはODDを装着して機能の拡張を図るといったように使用場所や目的に応じて多目的ベイに取り付ける補助デバイスを選択する。
ノートPCには、補助電池パックに加えて頻繁な取り外しを予定しない主電池パックも別のベイに搭載している。補助電池パックから電力の供給を受けてシステムが動作している間にシステムの終了処理をしないで補助電池パックを突然取り外すと、システムのシャット・ダウンにより作業中のデータがメイン・メモリから消失したりトラブルが発生したりすることがある。このようにシステムが所定の手順に基づく終了処理を経ず、ユーザの意図しない状態でシャット・ダウンすることをサプライズ・シャットダウンということにする。
補助電池パックの取り外しの際にサプライズ・シャットダウンを防ぐには、システムに対する電力源を事前に補助電池パックから主電池パックに切り換える必要がある。ノートPCでは、システムがパワー・オン状態のときに、多目的ベイに対する補助デバイスの着脱をシステムの動作に影響を与えないようにいわゆるホット・スワップとして行うようになっている。そして、補助電池パックから主電池パックへ電力源を切り換える手順においては、システム・デバイスに供給する電圧が瞬間的に低下しないようにするために、2つの電池パックを並列接続する期間が必要である。
主電池パックと補助電池パックを直接並列接続してシステム・デバイスに電力を供給すると、相互間の電位差により循環電流が流れるため並列接続するためには、通常はシステム・デバイスに対する放電回路にいわゆるダイオード・オア回路を設ける。しかし、放電回路に常時ダイオードを挿入すると電圧降下や電力損失が発生して電池パックの実質的な容量が低下する。したがって、ノートPCに2つの電池パックを装着している場合には、最初にいずれか一方の電池パックだけから放電し続いて他方の電池パックから放電することにしている。そして、システム・デバイスに電力を供給している補助電池パックを取り外すときは、切り換え時だけ充放電回路のFETに形成された寄生ダイオードでダイオード・オア回路を形成しながら電力源を主電池パックに切り換えるといったホット・スワップ処理を行っている。
多目的ベイには、収納する補助デバイスをイジェクトするためのイジェクト・スイッチの他に、システムにホット・スワップ処理をさせるためのイベントを発行するイベント・スイッチを設けている。図8は、従来のノートPCのシステム筐体の裏面を示す平面図である。システム筐体1の裏面には、主電池パック2が装着されている。イジェクト・スイッチ3は、主電池パック3の着脱操作を行うためのスイッチである。多目的ベイ4は、イジェクト・スイッチ5を操作したときに収納されている補助デバイスがシステム筐体1の側面に飛び出る構造である。
システム筐体1には、イジェクト・スイッチ5の操作に対するロック機構を備えたイベント・スイッチ6が設けられている。ユーザは多目的ベイ4から補助電池パックを取り外す際には、最初にイベント・スイッチ6を操作してイジェクト・スイッチ5の操作ロックを解除してからイジェクト・スイッチ5を操作する。システムは、イベント・スイッチ6の操作により発行されたイベントを検出して電力源を補助電池パックから主電池パックに切り換えるホット・スワップ処理をするため、ユーザがイジェクト・スイッチ5を操作するときには電力源が主電池パックに切り換わっている。
特許文献1は、電池パックとバックアップ電池を備えた携帯端末において、電池パックの電圧がゼロになったことで検出器が電池パックの取り外しを検出し、CPUおよび揮発性メモリに供給する電力源を電池パックからバックアップ電池に切り換えて入力中のデータの退避操作をなくす技術を開示する。特許文献2は、システムが動作している間に、電力源としての第1のバッテリィと第2のバッテリィを切り換える技術を開示する。同文献には、切り換え時にFETの寄生ダイオードでダイオード・オア回路を構成することが記載されている。特許文献3は、ノートPCに無線で接続されたハードディスク・ドライブからノートPCが突然離れることによる編集中のデータの喪失を防ぐために、加速度センサでノートPCの移動を検知してハードディスク・ドライブのイジェクト処理を行う技術を開示する。
特開2003−101624号公報 特許第2708374号公報 特開2009−175881号公報
図8に示したイベント・スイッチ6の位置は、多目的ベイ4の位置とイジェクト・スイッチ5の位置により制限される。そして、イベント・スイッチ6からシステム・デバイスまでの配線を行うために筐体の内部の回路基板を拡張したり配線を設けたりする必要がある。また、イベント・スイッチ6とイジェクト・スイッチ5の間のロッキング機構が複雑になる。さらに、イベント・スイッチ6を操作してからユーザが極短時間のうちにイジェクト・スイッチ5を操作すると、システムがホット・スワップ処理を完了する前に補助電池パックが取り外されてサプライズ・シャットダウンが発生する。
そこで本発明の目的は、簡単な構造で補助デバイスを安全に取り外すことが可能なホット・スワップ構造を提供することにある。さらに本発明の目的は、ホット・スワップ処理が完了する前に補助デバイスが取り外されることを防止することができるホット・スワップ構造を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのようなホット・スワップ構造を搭載した携帯式コンピュータおよび補助デバイスのホット・スワップの方法を提供することにある。
本発明の1の態様にかかる携帯式コンピュータは、着脱可能な補助デバイスの装着部を備え、さらに、補助デバイスの取り外し操作をするためのスイッチを筐体の底面に備えている。着脱可能とは、工具を使用したり筐体の内部を開放したりすることなく、ユーザが取り付けおよび取り外しを行うことができる構造をいう。パワー・オン状態の間に補助デバイスを取り外すためには、取り外しの際にシステムの動作に影響を与えないようにするための事前処理に相当するホット・スワップ処理が必要となる。スイッチは筐体の底面に設けられているため、ユーザが補助デバイスを取り外すためには、必然的に筐体が傾斜したり揺動したりすることになる。
制御部は、加速度センサの出力が筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したことを示したときは、ユーザがスイッチを操作しようとしていると判断し、スイッチが実際に操作される前にホット・スワップ処理を行う。このような構成を備えることにより、従来は必要であったホット・スワップ処理を実行するためのイベントを発行するイベント・スイッチが不要となり、簡単で信頼性の高いホット・スワップ構造が実現できる。さらに、従来存在していたイベント・スイッチの操作とイジェクト・スイッチの操作をほぼ同時に行うとホット・スワップ処理が終了する前に補助デバイスが取り外されてしまうという問題が解決でき操作上の信頼性が向上する。
制御部は、加速度センサの出力が水平面に対する筐体の傾斜角度が所定値を越えたことを示したときに筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したと判断することができる。制御部は、加速度センサの出力が筐体の姿勢が裏返しになったことを示したときに筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したと判断することができる。制御部は、スイッチが上になる方向に筐体が傾斜したことを示したときに使用時の姿勢から変化したと判断することができる。
さらに制御部は、加速度センサの出力が筐体の揺動周期が所定値以下になったことを示したときに、筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したと判断することができる。使用時の姿勢は、携帯式コンピュータを机上に置いて使用する場合であればほぼ水平な状態としてよく、さらに、膝の上に置いて使用する場合であれば水平面から所定の範囲以内の傾斜角度で傾斜している状態としてよい。また、机上において使用する場合は筐体が静止しているので、使用時の姿勢を揺動周期が所定値以上の状態としてもよい。
ユーザが補助デバイスを取り外すためにスイッチを操作するときは、多くの場合傾斜角度および揺動周期が両方とも使用時の姿勢の値から変化するので、制御部は2つの条件を組み合わせて判断することができる。さらに、これらに傾斜方向の条件を加えて判断することができる。複数の条件を組み合わせると、より正確にスイッチを操作するときの筐体の姿勢と使用時の筐体の姿勢を区別することができる。また、補助デバイスを取り外すときは、ユーザは入力デバイスを操作して入力をしないので、制御部は筐体の姿勢の変化に加えて入力デバイスから所定時間入力がないと判断したときにホット・スワップ処理を行うようにしてもよい。
ホット・スワップ処理は、スイッチの操作に先立って生ずる筐体の姿勢の変化を検出して行うので実際にスイッチを操作する時点では完了している。しかし、筐体の表面にホット・スワップ処理が完了していることを示すインディケータを設けるとユーザはより安心してホット・スワップをすることができる。装着部は種類の異なる複数の補助デバイスのいずれかを装着することが可能な多目的ベイとすることができる。あるいは、装着部はドッキング・ステーションに接続するコネクタとすることができる。補助デバイスとしては、補助電池または補助記憶装置とすることができる。補助デバイスが補助電池の場合は、ホット・スワップ処理を、携帯式コンピュータに対する電力源を補助電池から主電池に切り換える処理とすることができる。
この場合制御部は、さらに主電池の残容量が所定値以上であると判断してホット・スワップ処理を行うようにすることができる。主電池の容量が所定値未満のときは、システムが自動的に補助電池に切り換える場合があるので、事前に残容量を確認することは有効である。また制御部は、入力デバイスから入力があったと判断したときおよび加速度センサの出力に基づいて筐体が使用時の姿勢を所定時間以上維持していると判断したときに、携帯式コンピュータに対する電力源を補助電池から主電池に切り換えることができる。
ホット・スワップ処理のために電力源が主電池に切り換わったが実際に補助電池パックが取り外されていないときは、ホット・スワップの操作がないことをシステムが確認した上で、再度電力源を切り換えて補助電池から先に放電するようにした方が、主電池の容量を確保して携帯使用の準備をしておくことができるので都合がよい。ホット・スワップ処理は、携帯式コンピュータの電源状態をハイバネーション状態に遷移させる処理とすることができる。ハイバネーション状態に遷移させることでもシステムの動作に影響を与えないようにして補助デバイスを取り外すことができる。
ホット・スワップ処理は、パワー・オン状態のときだけでなくサスペンド状態のときにも適用することができる。制御部は補助電池を取り外すときは、メイン・メモリの記憶内容を保持するように加速度センサの出力に基づいて携帯式コンピュータに対する電力源を補助電池から主電池に切り換えることができる。さらに補助デバイスはHDDまたは不揮発性メモリなどの補助記憶装置とすることができる。この場合、ホット・スワップ処理がメイン・メモリに記憶されたデータを補助記憶装置に書き込む処理とすることで、システムの動作に影響を与えないように補助記憶装置を取り外すことができる。
本発明により、簡単な構造で補助デバイスを安全に取り外すことが可能なホット・スワップ構造を提供することができた。さらに本発明により、ホット・スワップ処理が完了する前に補助デバイスが取り外されることを防止することができるホット・スワップ構造を提供することができた。さらに本発明により、そのようなホット・スワップ構造を搭載した携帯式コンピュータおよび補助デバイスのホット・スワップの方法を提供することができた。
携帯式コンピュータの外形を示す図である。 携帯式コンピュータの概略の構成を示す機能ブロック図である。 電源システムの概略の構成を示す機能ブロック図である。 補助電池をホット・スワップする手順を示すフローチャートである。 使用時の姿勢からの変化を判断する詳細な手順を示すフローチャートである。 ホット・スワップする際のシステム筐体の姿勢を説明する図である。 補助HDDをホット・スワップする手順を示すフローチャートである。 従来の携帯式コンピュータのホット・スワップ構造を説明する図である。
[ノートPCの構成]
図1は、本実施の形態にかかるノートPC10の外形を示す図で、図2はノートPC10の構成を示す概略の機能ブロック図である。本明細書の全体に渡って、同一の要素には同一の参照番号を付与する。図1(A)はディスプレイ筐体11を開いた状態を示す斜視図で、図1(B)はシステム筐体13の底面を示す平面図である。ノートPC10は、ディスプレイ筐体11とシステム筐体13がヒンジで開閉可能に結合されている。ディスプレイ筐体11はLCD15を収納し、システム筐体13は内部に図2に示すようなさまざまなシステム・デバイスを収納するとともに表面にキーボードおよびポインティング・デバイスからなる入力デバイス69を実装している。
CPU51は、ノートPC10の中枢機能を担う演算処理装置である。CPU51は、メモリ・コントローラ・ハブ(MCH)53に接続されている。MCH53は、ノートPC10のなかでの高速なデータ転送を処理するデバイスで、メイン・メモリ55へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能、およびCPU51と他のデバイスとの間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファ機能を含む。MCH53にはメイン・メモリ55、グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)57およびアイオー・コントローラ・ハブ(ICH)61が接続されている。
メイン・メモリ55は、CPU51が実行するプログラムの読み込み領域、処理データを書き込む作業領域として利用される揮発性のRAMである。GPU57には、ビデオ・メモリ(VRAM)59およびLCD15が接続されている。GPU57は、CPU51から受け取った描画命令に基づいてVRAM59にイメージを書き込む専用プロセッサで、グラフィックス・アクセラレータともいう。GPU57はVRAM59から読み出した画像データと制御信号を所定のタイミングでLCD15に供給する。
ICH61は、周辺入出力デバイスに関するデータ転送を処理する。ICH61は、USB(Universal Serial Bus)、シリアルATA(AT Attachment)、SPI (Serial Peripheral Interface)バス、 PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCI−Expressバス、およびLPC(Low Pin Count)バスなどのポートを備え、それらに対応したデバイスが接続される。図2では、HDD63、LPCバス65および多目的ベイ17が接続された様子を示している。さらにICH61はLPCバス65を介して、従来からノートPC10に使用されているレガシー・デバイス、あるいは高速なデータ転送を要求しないデバイスに接続される。図2ではLPCバス65に接続されるデバイスとして、エンベデッド・コントローラ(EC)67およびフラッシュROM73だけを示している。
EC67は、8〜16ビットのCPU、ROM、RAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータであり、さらに複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、およびディジタル入出力端子を備えている。EC67は、ノートPC10に実装されるデバイスに供給する電力を制御したりシステム筐体13の内部の温度を制御したりする。EC67は、キーボード・コントローラを搭載しており、入力デバイス69が接続されている。EC67には、ノートPC10の姿勢を検知したり、ノートPC10に加えられた加速度を検出してHDDのヘッドを安全なランプ機構に退避させたりするために使用する加速度センサ71が接続されている。
加速度センサ71は、ノートPC10に加わっている加速度を検出してアナログの加速度データをEC67に出力する。加速度センサ71は、相互に直交する2つまたは3つの検出軸を備えており、各検出軸は重力加速度の分力成分およびノートPC10の筐体に加えられた衝撃による加速度の分力成分を検出して出力する。EC67のROMには、加速度センサ71の出力を処理するためにEC67のCPUが実行するプログラムが格納されている。当該プログラムは、加速度センサ71の各検出軸が検出した重力加速度の分力成分から各検出軸の重力方向に対する傾斜角度を計算してシステム筐体13が使用時の姿勢か否かを判断することができる。また当該プログラムは、各検出軸の出力の時間的な変化から揺動周期を計算してノートPC10が静止しているか揺動しているかを判断することができる。
フラッシュROM43は不揮発性で記憶内容の電気的な書き替えが可能なメモリであり、入出力デバイスを制御するためのデバイス・ドライバ、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)の規格に適合し電源およびシステム筐体13内の温度などを管理するシステムBIOS、およびノートPC10の起動時にハードウエアの試験や初期化を行うPOST(Power-On Self Test)などを格納する。EC67、加速度センサ71および多目的ベイ17は図3に示す電源システム100の一部を構成する。
システム筐体13の裏面には、図1(B)に示すように主電池パック103が装着される。主電池パック103の近辺には主電池パック103をシステム筐体13にロックしたり、リリースしたりするためのイジェクト・スイッチ23が設けられている。多目的ベイ17には、補助電池パック105(図3参照)、補助HDD(図示せず。)、またはODD(図示せず。)のいずれかの補助デバイスが装着される。
多目的ベイ17に補助電池パック105が装着されると、EC67により認識され充電または放電が制御されるようになる。多目的ベイ17に補助HDDまたはODDが装着されると、システムがそれをプラグ・アンド・プレイで自動的に認識して、システム筐体13の内部に収納されたシステム・デバイスと同様にアクセスすることができる。また、システム筐体13の裏面には、イジェクト・スイッチ21が設けられている。多目的ベイ17に装着された補助デバイスを取り外すためにユーザがイジェクト・スイッチ21をスライドすると、システム筐体13の側面からスプリング機構で補助デバイスが飛び出してくる機構になっている。
システム筐体13の裏面と左側面には、多目的ベイ17に装着された補助デバイスのホット・スワップ処理をシステムが終了して取り外しが可能な状態であることを示すインディケータ25a、25bが設けられている。インディケータ25a、25bはLEDで構成されている。システム筐体13の裏面には、機能拡張装置であるドッキング・ステーションに接続するためのコネクタ14が設けられている。コネクタ14には、補助電池パック105と同等の制御および通信機能を備えた電池を収納する電池専用ボックス(図示せず。)を接続することもできる。
電池専用ボックスはシステム筐体13の外側に装着するため、機能的には補助電池パック105と同等であるが、電池容量は大きくすることができる。電池専用ボックスにも机上面に接する底面には、コネクタ14から取り外すためにユーザが操作するイジェクト・スイッチが設けられる。多目的ベイ17のイジェクト・スイッチ21または電池専用ボックスのイジェクト・スイッチを操作するときは、ユーザはノートPC10の一端を持ち上げたり、ディスプレイ筐体11を閉じてノートPC10の全体を裏返しにしたりする。
[電源システム]
図3は電源システム100の概略の構成を示す機能ブロック図である。電源システム100は主として、AC/DCアダプタ101、主電池パック103、補助電池パック105、DC/DCコンバータ109、充電器107、EC67、加速度センサ71および電源制御回路121で構成されている。AC/DCアダプタ101は、一次側が商用電源のアウトレットに接続され、二次側がノートPC10のシステム筐体13に接続される。AC/DCアダプタ101は、ノートPC10の内部に組み込んでもよい。AC/DCアダプタ101は交流電圧を直流電圧に変換してDC/DCコンバータ109に電力を供給し、さらに充電器107に電力を供給して電池パック103または電池パック105を充電する。
FET111は主電池パック103または補助電池パック105からDC/DCコンバータ109に電力を供給するときにオフに制御されて、放電電流がAC/DCアダプタ101に流れ込むのを防止する。充電器107は、CHGコントローラ、ハイ・サイドFET、ロー・サイドFET、インダクタ、およびキャパシタを含み主電池パック103および補助電池パック105を充電する。充電器107のCHGコントローラにはEC67が接続されている。EC67は、充電電流および充電電圧をCHGコントローラに設定する。
CHGコントローラは、ハイ・サイドFETとロー・サイドFETを交互にオン、オフを繰り返すようにスイッチング制御して同期整流方式を実現し、AC/DCアダプタ101の出力電圧をEC67により設定された所定の電圧に制御する。インダクタとキャパシタは、ハイ・サイドFETがオフでロー・サイドFETがオンの期間にそれぞれに蓄えられたエネルギーを放出することにより出力電流を平滑化する。
DC/DCコンバータ109は、入力電圧をノートPC10のシステム・デバイスの動作に適した安定した複数の電圧に変換する。DC/DCコンバータ109は、ノートPC10をACPIに規定された複数の電源状態(パワー・ステート)に遷移させるために、適切に区分された範囲のシステム・デバイスに電力を供給できるように構成されている。検出回路121は、AC/DCアダプタ101の出力電圧を検出して電源制御回路121のレジスタを設定する。
FET118は、AC/DCアダプタ101の出力電圧が充電器107を経由して電池パックに供給されるように充電時はオフに制御されるスイッチである。FET118はまた、AC/DCアダプタ101が電圧を出力しないときは、主電池パック103または補助電池パック105からDC/DCコンバータ109に電力を供給するためにオンに制御されるスイッチである。FET114〜FET117は、電池パックに対する充電および放電の動作を制御するためのスイッチである。FET119は、インディケータ25a、25bを点灯するためのスイッチである。
主電池パック103は、放電制御用FET114と充電制御用FET115で構成された充放電パスで充電器107の出力およびFET118に接続されている。補助電池パック105は、放電制御用FET116と充電制御用FET117で構成された充放電パスで充電器107の出力およびFET118に接続されている。放電制御用FET114、116はPチャネル型MOSFETであり、充電制御用FET115、117はNチャネル型MOSFETである。これらのFETの内部にはいずれも図示する方向に寄生ダイオードが形成されている。
電源制御回路121は、論理回路、レジスタ、およびタイマなどを含むICチップでEC67により制御される。電源制御回路121は、EC67の指示に基づいてFET111、FET114〜119の動作を制御したり、DC/DCコンバータ103の動作を制御したりする。EC67は、補助電池パック105からDC/DCコンバータ109に電力を供給しているときには、電源制御回路121を通じてFET119をオンに制御しLED25a、25bを点灯する。主電池パック103と補助電池パック105は、米国インテル社および米国デュラセル社が主体となって提唱したスマート・バッテリィ・システム(SBS:Smart Battery System)と呼ばれる規格に準拠した電池パックである。
主電池パック103および補助電池パック105は、いずれもSMバスを通じてEC67に接続されている。EC67は、SMバスを通じて各電池パックの充電電圧、充電電流、および残容量などの情報を取得し充電器107の動作および必要なFETの動作を制御する。EC67はまた、主電池パック103または補助電池パック105がノートPC10に装着されたときに、それらの内部にあるサーミスタの存在を検出してそれらの装着状態を検出する。前述の電池専用ボックスもSBSの規格に準拠しており、コネクタ14を通じてEC67に情報を送ることでEC67により充電動作または放電動作が制御される。
主電池パック103は、システム筐体13にいつでも着脱可能であるが、AC/DCアダプタ101が電圧を出力しておらず主電池パック103からDC/DCコンバータ109を通じてシステム・デバイスに電力を供給している間は、サプライズ・シャットダウンを防ぐため取り外さないことになっている。したがって、主電池パック103の取り外しに対しては、以下に述べるように補助電池パック105の取り外しに対して行うホット・スワップ処理は行わない。ただし本発明の方法で、主電池パック103に対するホット・スワップ処理を行うようにしてもよい。
補助電池パック105に対するホット・スワップ処理とは、AC/DCアダプタ101が接続されていない条件下で、補助電池パック105からノートPC10のシステム・デバイスに電力を供給している間に補助電池パック105を取り外すことで電力の供給が中断し、メイン・メモリ55のデータが消失したりシステムに障害が発生したりしないようにする取り外し前の処理をいう。あるいは、ホット・スワップ処理は多目的ベイ17から補助電池パック105を取り外す際にサプライズ・シャットダウンを防ぐための事前処理ということもできる。ホット・スワップ処理は、コネクタ14から専用電池ボックスを取り外すときにも行うことができる。
システム・デバイスに電力を供給している状態は、CPU51がプログラムを実行できるパワー・オン状態(ACPIのS0ステート)およびメイン・メモリ55の記憶を維持するために必要なデバイスにだけ電力を供給するサスペンド状態(ACPIのS3状態)を含む。また、補助電池パック105に関するホット・スワップ処理には、システム・デバイスに対する電力源を補助電池パック105から主電池パック105に切り換える処理、電源状態をハイバネーション(ACPIのS4ステート)またはパワー・オフ状態(ACPIのS5ステート)に移行させる処理も含む。
[ホット・スワップ処理の回路動作]
次に電源回路100において電力源を補助電池パック105から主電池パック103へ切り換えるホット・スワップ処理の回路動作を説明する。AC/DCアダプタ101がシステム・デバイスに電力を供給する間は、いずれの電池パックを取り外してもサプライズ・シャットダウンは発生しないので、本発明を適用する必要はない。AC/DCアダプタ101が接続されていないときは、少なくともパワー・オン状態では、以下に説明する放電ポリシーおよび残容量に基づいて主電池パック103と補助電池パック105のいずれか一方から放電するようにEC67は各FETを制御する。
EC67は主電池パック103から電力を供給するときは、FET114、115をオンに制御しFET116、117をオフに制御する。EC67はまた補助電池パック105から電力を供給するときはFET114、115をオフに制御しFET116、117をオンに制御する。EC67は電源制御回路121のレジスタを参照してAC/DCアダプタ101の出力電圧が所定の値に維持されていると判断したときは、FET111をオンに制御し、FET118をオフに制御し、さらに電池パックが充電を要求しているときはCHGコントローラに信号を送って充電器107に充電動作をさせる。
EC67は電源制御回路121のレジスタを参照して、AC/DCアダプタ101の出力電圧が所定の値より低下したと判断したときは、FET111をオフに制御しFET118をオンに制御して、さらにCHGコントローラに信号を送って充電器107の充電動作を停止させる。いずれの電池パックからDC/DCコンバータ109に電力を供給するかは、EC67が各電池パックの残容量および充放電ポリシーに基づいて決定する。充放電ポリシーとは、充電の順序は主電池パック103を優先し、放電の順序は補助電池パック105を優先するというものである。このように充放電の優先順位を決めておくことで、ユーザが多目的ベイ17から補助電池パック105を取り外して外出するようなときにも、その時点で主電池パック103がより多く充電されているような状態にすることができる。
サプライズ・シャットダウンを防ぎながら補助電池パック105を多目的ベイ17から取り外すためには、DC/DCコンバータ109の入力電圧を低下させないようにしながら取り外し前に電力源を補助電池パック105から主電池パック103に切り換える必要がある。EC67は、FET116、117がオンでFET114、115がオフの状態からFET116、117がオフでFET114、115がオンの状態に切り換えるまでの間に、一時的に、FET115がオフ、FET117がオフ、FET114がオン、FET116がオンになる状態を形成する。そのときFET115、117の寄生ダイオードでワイヤード・オア回路を構成して2つの電池パックから同時に電力を供給することで、DC/DCコンバータ109に対する切り換え時の電圧低下を防ぐ。
なお、ノートPC10がサスペンド状態のときは、システム・デバイスの消費電力が著しく小さいので、FET115、117のワイヤード・オア回路で2つの電池パックから同時に電力供給をすることができる。このような放電方式を採用すれば、サプライズ・シャットダウンを防ぎながらホット・スワップ処理をしないで補助電池パック105を取り外すことができる。しかしそのような放電方式を採用しない場合は、サスペンド状態のときもパワー・オン状態のときと同じ手順で補助電池パック105に対するホット・スワップ処理を行うことができる。
なお、図2、図3は本実施の形態を説明するために、本実施の形態に関連する主要なハードウエアの構成および接続関係を簡略化して記載したに過ぎないものである。ここまでの説明で言及した以外にも、ノートPC10を構成するには多くのデバイスが使われる。しかしそれらは当業者には周知であるので、ここでは詳しく言及しない。図で記載した複数のブロックを1個の集積回路もしくは装置としたり、逆に1個のブロックを複数の集積回路もしくは装置に分割して構成したりすることも、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。また、各々のデバイスの間を接続するバスおよびインターフェースなどの種類はあくまで一例に過ぎず、それら以外の接続であっても当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。
[補助電池パックのホット・スワップの手順]
つぎに、補助電池パック105を多目的ベイ17からホット・スワップする方法を説明する。図4は、補助電池パック105をホット・スワップする手順を示すフローチャートである。ホット・スワップ処理は概括すると、システム筐体13の姿勢および入力デバイス69からの入力の有無に基づいてユーザがイジェクト・スイッチ21を操作する意図を有しているか否かを判断して、実際にイジェクト・スイッチ21が操作される前に電力源を主電池パック103に切り換えるものである。
ノートPC10は、車中においてユーザの膝上で揺動する状態で使用されることがあるため、このときのノートPC10の姿勢とイジェクト・スイッチ21を操作するときのノートPC10の姿勢をできるだけ区別する必要がある。また、補助電池パック105の取り外しは机上で行う場合もあれば、ユーザの膝上で行うこともあるので、このときもイジェクト・スイッチ21を操作する姿勢であることをできるだけ正確に認識する必要がある。さらに、多目的ベイ17に装着された補助電池パック105は、任意のタイミングで他の補助デバイスと交換する可能性があるので、放電は補助電池パック105を優先させることが望ましい。図4の手順はこのような事情を考慮して定めている。
ブロック201では、多目的ベイ17に補助電池パック105が装着されている。AC/DCアダプタ101は接続されておらず、システム・デバイスは補助電池パック105から電力の供給を受け手パワー・オン状態(S0ステート)に遷移している。検出回路121は、電源制御回路121のレジスタにAC/DCアダプタ101が電圧を出力していない状態を示す設定をする。EC67は電源制御回路121を通じてFET111をオフに制御し、FET118をオンに制御する。さらにEC67はFET119をオンに制御してインディケータ25a、25bを点灯する。
ブロック203では、加速度センサ71が検出したノートPC10のシステム筐体13に作用する重力加速度Gに基づいてEC67は、システム筐体13が使用時の姿勢から変化したか否かを判断する。図5は、ブロック203の詳細な手順を示すフローチャートである。ユーザは多目的ベイ17から補助電池パック105を取り外すため、イジェクト・スイッチ21を操作する。イジェクト・スイッチ21はシステム筐体13の底面に取り付けられているため、ユーザはイジェクト・スイッチ21を操作するためにシステム筐体13の多目的ベイ17側の左側端部を持ち上げる必要がある。あるいは、ユーザは、ディスプレイ筐体11を閉じてノートPC10の全体を机上で裏返しにすることもある。図6は、ホット・スワップする際のシステム筐体13の姿勢を説明する図である。
図6(A)は、机上におけるノートPC10の使用時の姿勢を示す。使用時の姿勢とは、システム筐体13の底面が水平な机上面12に置かれて静止している状態をいう。ここで、図1(A)においてシステム筐体13の多目的ベイ17が実装されている左側端部とそれに対向する右側端部を結ぶ方向を左右方向といい、手前側の端部とディスプレイ筐体11側の端部を結ぶ方向を前後方向ということにする。ユーザがノートPC10を揺動する車中で膝の上に置いて使用する場合は、ノートPC10の姿勢が机上面12上に置かれている場合に比べて前後方向および左右方向に傾斜しかつ揺動する。その場合でもユーザは、できるだけ図6(A)の姿勢を保つようにノートPC10の姿勢を確保する。
特に左右方向の傾斜角度はできるだけ水平になるようにして使用するので、たとえば左右方向の傾斜角度θをθ<±αとなるようにノートPC10の姿勢を維持する。よって、使用時の姿勢は、膝の上で使用するときのように左右方向および前後方向の水平に対する傾斜角度が所定の閾値以内の場合の姿勢も含む。図6(B)は、システム筐体13に内蔵された加速度センサ71の仮想平面14上で直交する2つの検出軸16a、16bを模式的に示した図である。仮想平面14はノートPC10が机上面12に置かれたときに水平になる平面であり、システム筐体13が机上面12に置かれたときはいずれの検出軸16a、16bも重力加速度Gの分力成分を検出しないため、EC67はシステム筐体13の姿勢が水平であると認識する。
システム筐体13の姿勢が机上面12でいずれかの方向に傾斜すると、検出軸16aおよび検出軸16bまたはいずれか一方が重力加速度Gの分力成分を検出するため、EC67は傾斜方向と傾斜角度θを認識することができる。傾斜角度θは、仮想平面14の水平面に対する角度とし、傾斜方向は左右方向と前後方向とする。仮想平面14が机上面12に対して平行の場合は、ノートPC10が裏返しになった姿勢と使用時の姿勢を判別することはできない。この場合は、3つの検出軸を備えた加速度センサを採用するか、または2つの検出軸が形成する仮想平面14を机上面12から所定の角度だけ傾斜させることにより判別することができる。
図6(C)は、ユーザが机上面12上でイジェクト・スイッチ21を操作するために、システム筐体13の左側端部だけを持ち上げたことにより使用時の姿勢よりも傾斜角度θだけ左右方向に傾斜した姿勢を示す。図6(D)は、ディスプレイ筐体11が閉じられてノートPC10の全体が裏返しになった姿勢を示す。EC67は加速度センサ71が出力した重力の分力成分に基づいて、システム筐体15の傾斜角度を計算することができる。EC67は使用時の左右方向の傾斜角度をθ<±αで認識するとすれば、図6(C)の姿勢でθ≧±αのときに使用時の姿勢とは異なることを認識することができる。EC67はまた図6(D)の裏返しの姿勢を、θ=180度±αとして認識することができる。
図5のブロック251で、傾斜角度θが所定の閾値αを越えたとEC67が判断するとブロック253に移行する。ユーザがノートPC10を持ち運ぶときは、通常ディスプレイ筐体11を閉じて電源状態をサスペンド状態またはハイバネーション状態に遷移させる。ノートPC10がパワー・オン状態で机上面12に置かれているときは、その姿勢は通常静止しており、時々ユーザが触れて位置が変化することはあっても位置が変化する時間間隔は比較的長い。これに対して図6(C)のようにしてユーザがイジェクト・スイッチ21を操作するような場合は、傾斜角度θが変動範囲はわずかではあるが短い周期で変化する。本実施の形態ではこの傾斜角度θが変化する周期(揺動周期)を使用時の姿勢を判断するパラメータに含める。
ブロック253で、EC67は揺動周期が所定値tx未満になったときにノートPC10が使用時の姿勢から変化したと認識してブロック259に移行し、ノートPC10が使用時の姿勢から変化したと判断する。ただし、ユーザがノートPC10を膝上で使用するときは使用時の揺動周期とイジェクト・スイッチ21の操作時の揺動周期を区別できないことがある。本実施の形態では、そのことによって必要のないときに主電池パック103から放電しないように後に説明する図4のブロック205、221の手順で補うことができる。
ブロック253で揺動周期が所定値tx以上のときは、ブロック255に移行する。ブロック255では、EC67が傾斜角度θに基づいてノートPC10が裏返しになったか否かを判断する。裏返しになったと判断した場合は、ユーザにノートPC10の使用の意思がないことは明白でありイジェクト・スイッチ21を操作する意図があると判断してブロック259に移行する。
ブロック255で、EC67が傾斜角度θは180度±αの範囲に入らないと判断したときは、ブロック257に移行する。EC67は、加速度センサ71の出力からシステム筐体13の傾斜方向を認識することができる。図1(A)に示したように、多目的ベイ17がシステム筐体13の左側端部から飛び出るような構造の場合は、イジェクト・スイッチ21を操作する際にユーザは、多目的ベイ17が実装されているシステム筐体13の左側端部を図6(c)のように持ち上げる。
したがって、傾斜角度θと同時に傾斜方向を判断することによりEC67はイジェクト・スイッチ21を操作しようとするユーザの意図をより正確に認識することができる。ユーザがイジェクト・スイッチ21を操作しようとする意図を示すシステム筐体13の傾斜方向は、イジェクト・スイッチ21が上向きとなる方向、または、多目的ベイ17が上向きに飛び出る方向とすることができる。イジェクト・スイッチ21が上向きになる方向に傾斜しているとEC67が判断した場合は、ブロック259に移行し反対方向と判断した場合はブロック251に戻る。なお、傾斜角度θを左右方向の角度として説明したが、多目的ベイ17の位置によっては前後方向の角度を採用したり、左右方向と前後方向の2つの角度を別々に判断したりすることもできる。
図4のブロック203において使用時の姿勢が維持されていると判断している間は、ユーザにイジェクト・スイッチ21を操作する意図がないと判断してブロック201に戻って補助電池パック105からの電力供給を維持する。ブロック203で傾斜角度、傾斜方向および揺動周期に基づいて現在の姿勢が使用時の姿勢から変化したとEC67が認識したときは、ユーザがイジェクト・スイッチ21を操作する可能性が高いと判断してブロック205に移行する。
ブロック205では、EC67は入力デバイス69から最後の入力があってから所定の時間が経過しているか否かを内蔵するキーボード・コントローラの出力から判断する。所定の時間以内に入力デバイス69からの入力がある間は使用状態であり、ユーザにイジェクト・スイッチ21を操作する意図がないと判断してブロック201に戻って補助電池パック105からの電力供給を維持する。よって、図5のブロック253で揺動する環境で使用しているときに使用時の姿勢から変化したと判断したとしても、ブロック205の手順でブロック209の手順への移行が妨げられる。
最後の入力から所定時間入力がない場合は、少なくとも使用状態ではないため、イジェクト・スイッチ21を操作する可能性があるとEC67が判断してブロック207に移行する。ブロック207では、EC67が主電池パック103から取得した残容量が所定値以上であるか否かを判断する。主電池パック103の残容量がたとえば5%未満といったように放電を停止する容量に近い場合は、補助電池パック105からの電力供給を維持する。
EC67は、主電池パック103の残容量が所定値未満になったときは、電源状態をサスペンド状態またはハイバネーション状態に移行させるので、事前に主電池パック103の残容量を確認しておく必要がある。EC67は主電池パック103に切り換え可能な残容量があると判断したときは、ブロック209に移行してホット・スワップ処理を行うために、FET115、117の寄生ダイオードによるダイオード・オア回路を形成しながら電力源を主電池パック103に切り換える。
電力源を切り換えるとブロック211でEC67は、インディケータ25a、25bを消灯して補助電池パック105に対するホット・スワップ処理が終了したことを表示する。なお、インディケータ25a、25bは、ホット・スワップ処理が終了したときに点灯するようにしてもよい。ユーザは、インディケータ25a、25bが消灯したことで、補助電池パック105が電力を供給していないことを認識してイジェクト・スイッチ21を操作し、多目的ベイ17から補助電池パック105を取り外す。
なお、ユーザがイジェクト・スイッチ21の操作をする前に、ブロック203〜209の手順でEC67が電力源を主電池パック105に切り換えるので、インディケータ25a、25bを設けないことも可能である。ここでブロック203〜207の条件が成立してホット・スワップ処理が行われてもユーザが補助電池パック105を取り外さない可能性もある。ブロック213では、EC67は、補助電池パック105が多目的ベイ17から実際に取り外されたか否かを判断する。
補助電池パック105が取り外された場合は、ブロック209に戻ってEC67は主電池パック209からの電力供給を維持する。取り外されていない場合はブロック215に移行する。ブロック215ではEC67が主電池パック103の残容量が所定値以上であるか否かを判断する。主電池パック105の残容量が所定値以上ない場合はブロック221でただちに電力源を補助電池パック105に切り換える。補助電池パック103への切り換えも、FET115とFET117の寄生ダイオードによるダイオード・オア回路を経由してシステム・デバイスに対する電力供給を維持しながら行う。EC67は、補助電池パック105からの電力供給を開始したことに伴って、FET119をオンにしてインディケータ25a、25bを点灯する。
主電池パック103の残容量が所定値以上の場合は、一旦主電池パック103からの電力供給を開始したら、主電池パック103の残容量が所定値未満に低下するまでそれを維持し、その後補助電池パック105に切り換える方法もある。しかし、ノートPC10では、主電池パック103の残容量を補助電池パック105の残容量よりも多くしておくという前述の放電ポリシーに基づいて、本実施の形態では補助電池パック105が装着されている場合は所定の条件の下で電力源を補助電池パック105に切り換える。
主電池パック103の容量が所定値以上であると判断したときは、主電池パック103に切り換えることができるか否かを判断するためにブロック217に移行する。ブロック217ではEC67が入力デバイス69から入力があったか否かを判断する。入力があった場合は、ユーザが実際にノートPC10の使用を開始している可能性があり、イジェクト・スイッチ21の操作をする可能性は低いと判断して、EC67はブロック221で電力源を補助電池パック105に切り換える。
入力がない場合は、さらにブロック219に移行して、EC67は加速度センサ71の出力からノートPC10がブロック203で示したような方法で使用時の姿勢を所定時間維持しているか否かを判断する。所定時間使用時の姿勢を維持していると判断した場合は、ユーザにイジェクト・スイッチ21の操作をすることはないと判断してEC67はブロック221で電力源を補助電池パック105に切り換える。使用時の姿勢を所定時間維持していないと判断した場合は、ユーザがまだイジェクト・スイッチ21を操作する可能性があると判断してブロック209に移行し、EC67は主電池パック209からの電力供給を維持する。
本発明において使用する加速度センサ71は、ノートPC10の落下を検出してHDD63の動作を停止する目的で搭載されているものであり、本発明のために新たに設ける必要はない。また、インディケータ25a、25bを設けるとしても、インディケータ25a、25bは従来のイベント・スイッチに比べて安価でシステム筐体13における配置の自由度も高いので、簡単な構造でホット・スワップ機構を実現することができる。
ノートPCでは図6(D)に示したようにディスプレイ筐体11を閉じて裏返しにしたときには、リッド・センサが作動して電源状態がサスペンド状態に遷移するような設定をすることが一般的である。電源システム100は図4の手順を実行する上で、CPU51を動作させる必要がない。したがってサスペンド状態で、EC67、電源制御回路121および加速度センサ71などの電源をオンにすることで、サスペンド状態でもメイン・メモリ55の電源が喪失しないように補助電池パック105に対するホット・スワップ処理を行うことができる。
また、従来のイベント・スイッチとイジェクト・スイッチの組み合わせでは、ユーザの操作が急速に行われたときに対応できなかったが、本実施の形態による方法では、イジェクト・スイッチ21の操作のために発生するシステム筐体13の傾斜角度の変化または揺動周期の変化をEC67が検出してから実際にイジェクト・スイッチ21が操作されるまでの時間は、ホット・スワップ処理に必要なだけ確保することができるので、ユーザの操作に起因してサプライズ・シャットダウンが発生する可能性が少なくなる。
[補助HDDのホット・スワップの手順]
以上、多目的ベイ17から補助電池パック105をホット・スワップする際の手順を説明したが、本発明はさらに多目的ベイ17に装着された補助HDDのホット・スワップに適用することもできる。アプリケーションが補助HDDに対する編集中のデータをメイン・メモリ55に記憶しているだけで保存していない場合は、保存前に補助HDDを取り外すとその後データが消失したりエラーが発生したりする。また、アプリケーションが補助HDDに書き込む処理をしてもデータが一時的にキャッシュに保存されていることもあり、キャッシュから補助HDDに保存する前に補助HDDを取り外すと同様にデータが消失する。
従来は補助HDDを取り外す際も、図7のイベント・スイッチ6を操作してイベントを発行し、オペレーティング・システム(OS)が補助HDDに必要なデータをすべて保存してからイジェクト・スイッチ5を操作して取り外すようにしていた。図6は、補助電池パック105に対するホット・スワップ処理を行う手順を示すフローチャートである。ブロック301では、CPU51がアプリケーションを実行してメイン・メモリ55の記憶領域で補助HDDのファイルを編集したり、補助HDDに記憶するデータを新たに作成したりしている。ブロック303とブロック305は、図4のブロック203と205と同じである。
ブロック307でEC67はCPU51に割り込みをして、メイン・メモリ55に存在するデータをただちに補助HDDに書き込む処理をするようにOSに通知する。OSは、アプリケーションに編集中または作成中のデータを補助HDDに保存するように要求し、さらにキャッシュに保存していたデータを補助HDDに保存し、補助HDDをシステムから論理的および電気的に切断する。ブロック309でEC67はOSから保存が完了した通知を受け取ったときにホット・スワップ処理が完了したと判断し、インディケータ25a、25bを消灯する。ユーザはインディケータの消灯で補助HDDを安全に取り外すことができることを認識する。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
11…ディスプレイ筐体
13…システム筐体
17…多目的ベイ
21…イジェクト・スイッチ
25a、25b…インディケータ
100…電源システム
103…主電池パック
105…補助電池パック

Claims (20)

  1. システム・デバイスを搭載する携帯式コンピュータであって、
    前記システム・デバイスに電力を供給することが可能な主電池と、
    着脱可能な補助デバイスの装着部と、
    筐体の底面に形成され前記装着部からの前記補助デバイスの取り外し操作をするスイッチと、
    筐体に生じた加速度を検出する加速度センサと、
    パワー・オン状態のときに前記加速度センサの出力に基づいて前記筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したと判断したときに前記システム・デバイスの動作に影響を与えないように前記補助デバイスを取り外すためのホット・スワップ処理を行う制御部と
    を有する携帯式コンピュータ。
  2. 前記制御部は、前記加速度センサの出力が水平面に対する前記筐体の傾斜角度が所定値を越えたことを示したときに使用時の姿勢から変化したと判断する請求項1に記載の携帯式コンピュータ。
  3. 前記制御部は、前記加速度センサの出力が前記筐体の姿勢が裏返しになったことを示したときに使用時の姿勢から変化したと判断する請求項1または請求項2に記載の携帯式コンピュータ。
  4. 前記制御部は、前記加速度センサの出力が前記筐体の揺動周期が所定値以下になったことを示したときに使用時の姿勢から変化したと判断する請求項2または請求項3に記載の携帯式コンピュータ。
  5. 前記制御部は、前記加速度センサの出力が水平面に対する前記筐体の傾斜方向が前記スイッチが上になる方向であることを示したときに使用時の姿勢から変化したと判断する請求項2から請求項4のいずれかに記載の携帯式コンピュータ。
  6. 前記制御部は、前記筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したと判断しかつ入力デバイスから所定時間入力がないと判断したときに前記ホット・スワップ処理を行う請求項1から請求項5のいずれかに記載の携帯式コンピュータ。
  7. 前記装着部が種類の異なる複数の補助デバイスのいずれかを装着することが可能なベイである請求項1から請求項6のいずれかに記載の携帯式コンピュータ。
  8. 前記補助デバイスが、前記主電池に代わって前記システム・デバイスに電力を供給することが可能な補助電池であり、
    前記ホット・スワップ処理が、前記システム・デバイスに対する電力源を前記補助電池から前記主電池に切り換える処理である請求項7に記載の携帯式コンピュータ。
  9. 前記制御部は、さらに入力デバイスから入力があったと判断したとき前記システム・デバイスに対する電力源を前記補助電池から前記主電池に切り換える請求項8に記載の携帯式コンピュータ。
  10. 前記制御部は、前記補助電池パックが装着されておりかつ前記加速度センサの出力に基づいて前記筐体が使用時の姿勢を所定時間以上維持していると判断したときに前記システム・デバイスに対する電力源を前記補助電池から前記主電池に切り換える請求項8または請求項9に記載の携帯式コンピュータ。
  11. 前記ホット・スワップ処理が、前記携帯式コンピュータの電源状態をハイバネーション状態に遷移させる処理である請求項8から請求項10のいずれかに記載の携帯式コンピュータ。
  12. 前記制御部は、さらに前記携帯式コンピュータの電源状態がサスペンド状態のときに前記加速度センサの出力に基づいて前記筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したと判断したときにメイン・メモリの記憶内容を保持するように前記システム・デバイスに対する電力源を前記補助電池から前記主電池に切り換える請求項8から請求項11に記載の携帯式コンピュータ。
  13. 前記補助デバイスが補助記憶装置である請求項1から請求項7のいずれかに記載の携帯式コンピュータ。
  14. 前記装着部が前記筐体の底面に形成されたドッキング・ステーションに接続するためのコネクタである請求項1から請求項13のいずれかに記載の携帯式コンピュータ。
  15. システム・デバイスを搭載する携帯式コンピュータにおいて補助電池をホット・スワップする方法であって、
    前記システム・デバイスに前記補助電池から電力を供給するステップと、
    筐体の底面に設けられたスイッチを操作するためにユーザにより使用時の姿勢から変化させられたことを前記携帯式コンピュータが認識するステップと、
    前記認識するステップに応答して、前記携帯式コンピュータが前記システム・デバイスに対する電力源を前記補助電池から前記主電池に切り換えるステップと
    を有する方法。
  16. 前記主電池に切り換わったことを前記携帯式コンピュータがユーザに知らせるステップを有する請求項15に記載の方法。
  17. 前記携帯式コンピュータが入力デバイスから所定時間入力がないことを認識したときに前記切り換えるステップを実行する請求項15または請求項16に記載の方法。
  18. 前記システム・デバイスに前記主電池から電力を供給している間に使用時の姿勢に戻されたことを前記携帯式コンピュータが認識するステップと、
    前記認識するステップに応答して、前記システム・デバイスに対する電力源を前記主電池から前記補助電池に切り換えるステップと
    を有する請求項15から請求項17のいずれかに記載の方法。
  19. 情報処理装置であって、
    システム・デバイスと、
    前記システム・デバイスの機能を拡張する補助デバイスを筐体に装着するための収納部と、
    前記収納部から前記補助デバイスを取り外す際に操作する操作スイッチと、
    前記携帯式コンピュータの姿勢を検知するセンサと、
    前記操作スイッチを操作する際に前記筐体の姿勢が使用時の姿勢から変化したと判断したときにメイン・メモリに記憶したデータを消失させないで前記補助デバイスを取り外すためのホット・スワップ処理を行う制御部と
    を有する情報処理装置。
  20. 情報処理装置の補助デバイスを収納するベイから前記補助デバイスを取り外すためのホット・スワップ構造であって、
    筐体の底面に設けられた前記ベイの操作をするための操作スイッチと、
    前記筐体の姿勢の変化を検出するセンサと、
    パワー・オン状態のときに前記センサの出力に応答してシステム・デバイスの動作に影響を与えないように前記補助デバイスを取り外すためのホット・スワップ処理を行う制御部と
    を有するホット・スワップ機構。
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