JP2011227650A - 設計支援装置及び設計支援方法 - Google Patents

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Kiyomi Kojima
清美 小島
Kenichi Okabe
健一 岡部
Wataru Tazoe
亘 田添
Michiko Koga
倫子 古賀
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Abstract

【課題】他の解析事例との関連度を解析事例に関連付けて保存することにより、類似解析事例の候補を自動的にかつ連鎖的に提示することができる設計支援装置及び設計支援方法を提供することにある。
【解決手段】解析事例編集部6は、計算ツールの計算結果の値と他の詳細ツールによる詳細結果の値とを比較した計算精度を、計算結果及び詳細計算結果とともに解析事例として、解析事例データベース4に登録するとともに、解析事例と他の解析事例との類似の度合いを示す関連度を解析事例に関連付けて登録する。検索処理部7は、入力された検索条件に類似する解析事例を解析事例データベース4から検索するとともに、解析事例データベース4に登録された関連度を用いて関連性の高い前記解析事例を連鎖的に抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、機械・建築分野などの設計者が使用する、設計業務を合理化するための設計支援装置及び設計支援方法に係り、特に、計算対象の類似解析事例の候補を連鎖的に提示することによりモデル化の妥当性が判断できる設計支援装置及び設計支援方法に関する。
製品の設計業務では、構造強度、振動、熱・流体などの設計計算や様々な設計検討が行われている。製品の構想設計時や設計初期には、設計対象を単純な形状にモデル化し、公式計算や簡易計算ツールを用いた設計計算が行われる。しかし、適切なモデル化を行うためには経験が必要であり、特に、経験の浅い設計者には困難な場合が多く、モデル化方法などをまとめた解析事例データベースから目的に適合した解析事例を検索,参照することで設計計算を行うことが多い。
解析事例においては、荷重条件や拘束条件などをキーワードとし、類似解析事例の検索を行う方法が広く用いられている。しかし、単純なキーワード検索では、目的とは適合しないノイズとなる解析事例も検索される場合がある。検索ノイズを排除し高精度に検索する方法としては、例えば、設計などの業務プロセスにおいて、現行業務プロセスに密接に関連した文献を検索する際、前後の業務プロセスも考慮した重み付きキーワードを用いて検索し、類似度の高い順に検索結果を一覧表示する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−251707号公報
しかしながら、特許文献1記載の方法では、重み付きキーワードによる検索においても、入力されたキーワードに対する類似度の高い候補が順番で表示されるものであり、各解析事例ごとの関連性は無いので、目的に近い解析事例が見つかるまで、1つ1つ解析事例を表示して確認する作業が必要になる。幾つか事例を表示することで、目的と近い候補の解析事例が見つかる場合がある。しかし、さらにその解析事例と関連性の高い解析事例を探したい場合には、一覧に表示された候補を1つ1つ確認する必要がある。
本発明の目的は、他の解析事例との関連度を解析事例に関連付けて保存することにより、類似解析事例の候補を自動的にかつ連鎖的に提示することができる設計支援装置及び設計支援方法を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、設計者が設計を行う際に使用する計算ツールを有する設計支援装置であって、前記計算ツールの計算結果の値と他の詳細ツールによる詳細結果の値とを比較した計算精度を、前記計算結果及び前記詳細計算結果とともに解析事例として、解析事例データベースに登録するとともに、前記解析事例と他の前記解析事例との類似の度合いを示す関連度を前記解析事例に関連付けて登録する解析事例編集部と、入力された検索条件に類似する解析事例を前記解析事例データベースから検索するとともに、前記解析事例データベースに登録された前記関連度を用いて関連性の高い前記解析事例を連鎖的に抽出する検索処理部とを備えるようにしたものである。
かかる構成により、類似解析事例の候補を自動的にかつ連鎖的に提示し得るものとなる。
(2)また、上記目的を達成するために、本発明は、計算ツールの計算結果の値と他の詳細ツールによる詳細結果の値とを比較した計算精度を、前記計算結果及び前記詳細計算結果とともに解析事例として、解析事例データベースに登録するとともに、前記解析事例と他の前記解析事例との類似の度合いを示す関連度を前記解析事例に関連付けて登録し、入力された検索条件に類似する解析事例を前記解析事例データベースから検索するとともに、前記解析事例データベースに登録された前記関連度を用いて関連性の高い前記解析事例を連鎖的に抽出するようにしたものである。
かかる方法により、類似解析事例の候補を自動的にかつ連鎖的に提示し得るものとなる。
(3)上記(2)において、好ましくは、予め登録された前記解析事例にデータ開示範囲に基づいて前記解析事例を表示するようにしたものである。
本発明によれば、類似解析事例の候補を自動的にかつ連鎖的に提示することができるものとなる。
本発明の一実施形態による設計支援装置を用いるシステムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置に用いる計算ツールのデータ構造の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置に用いるユーザ管理データベースのデータ構造の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の解析事例編集部により起動される計算概要画面の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の解析事例編集部により起動される解析事例登録画面の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の解析事例編集部により起動される参考事例登録画面の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の解析事例編集部により起動される参考事例登録画面の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置に用いる解析事例データベースのデータ構造の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部による類似の事例検索に用いる事例関連図の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部による検索条件設定画面の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部による検索手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部が作成する類似度集計表の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部が表示する関連事例表示画面の説明図である。 本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部が表示する事例詳細画面の説明図である。
以下、図1〜図14を用いて、本発明の一実施形態による設計支援装置の構成及び動作について説明する。本例は、設計支援装置の所有者が、複数のユーザに対して、設計支援装置の利用サービスを提供している例である。
最初に、図1を用いて、本実施形態による設計支援装置を用いるシステムの全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による設計支援装置を用いるシステムの全体構成を示すブロック図である。
設計支援装置1は、計算ツール2と、ユーザ管理データベース3と、解析事例データベース4と、表示部5Aと、入力部5Bと、解析事例編集部6と、検索処理部7から構成されている。
計算ツール2は、設計に使用するための計算ツールと計算ツールの情報を管理するものであり、ユーザ管理データベース3は、設計支援装置1を利用するユーザの情報を蓄積するデータベース、解析事例データベース4は、計算ツール2により計算した結果、および、計算ツール2の計算結果の妥当性を検証するために別途実施した、例えば実験結果や有限要素解析などによる詳細計算結果を蓄積するデータベースである。表示部5Aは、モニター等から構成される。入力部5Bは、マウスやキーボードから構成される。画面処理部5は、ユーザの処理に従って設計支援装置1の画面を表示する機能、解析事例編集部6は解析事例の登録、削除などの編集を行う機能、検索処理部7は、荷重条件や拘束条件などのキーワード、および、ユーザが登録した関連度を用いて、類似の解析事例を検索する機能を有する。
これらの各部の詳細については、図2以降を用いて詳述する。
設計支援装置1は、Web形式のシステムであり、インターネット8に接続された運営会社のサーバ9で動作している。設計支援装置1のユーザは、ユーザ端末10の画面に表示されたWebブラウザなどを用いて、インターネット8経由で設計支援装置1を利用する。なお、設計支援装置1は、社内LANなどのイントラネットに接続されたサーバで動作させ、社内に限定して使用してもよいものである。
次に、図2を用いて、本実施形態による設計支援装置1に用いる計算ツール2のデータ構造について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による設計支援装置に用いる計算ツールのデータ構造の説明図である。
設計支援装置1の計算ツール2に格納されている計算ツールのデータ構造20は、対象とする計算内容ごとに、計算種類21,第一分類22,第二分類23により分類され、各々の計算ツールはツールID24を有している。ツールID24は3桁の英数字からなり、例えば、「A11」の1桁目の「A」は計算種類21の「応力計算」を示しており、2桁目の「1」は第一分類22の「梁」を示しており、3桁目の「1」は第二分類23の「真直梁」を示している。
ここで、計算ツール間のツールID24の下2桁の値が近いと、計算機能が類似していることを表している。
次に、図3を用いて、本実施形態による設計支援装置1に用いるユーザ管理データベース3のデータ構造について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による設計支援装置に用いるユーザ管理データベースのデータ構造の説明図である。
ユーザ管理データベース3に格納されているユーザ情報のデータ構造30は、ユーザID31,氏名32,所属33を有している。このデータをもとに解析事例の公開範囲を定義する。
次に、図4〜図8を用いて、本実施形態による設計支援装置1の解析事例編集部6による解析事例の登録方法について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による設計支援装置の解析事例編集部により起動される計算概要画面の説明図である。図5は、本発明の一実施形態による設計支援装置の解析事例編集部により起動される解析事例登録画面の説明図である。図6及び図7は、本発明の一実施形態による設計支援装置の解析事例編集部により起動される参考事例登録画面の説明図である。
入力部5Bを用いて、応力計算ツールのツールIDを指定すると、解析事例編集部6は、図4に示す計算概要画面40を表示部5Aに表示する。なお、以下の説明では、図2に示したツールIDが「A21」の矩形板の応力計算ツールとして、新たに設計した簡易計算ツールを登録する場合について説明する。
計算概要画面40には、計算に用いた、寸法41,材料42,荷重条件43,拘束条件44,計算結果の応力45,たわみ46の各項目の入力欄が表示される。そして、ユーザは、登録すべき簡易計算ツールについて、入力部5Bを用いて、寸法41,材料42,荷重条件43,拘束条件44,計算結果の応力45,たわみ46の各項目に入力する。図示の例では、例えば、矩形板として、寸法41が「100×60×5[mm]」のものを用い、材料42は「SUS304」であり、荷重条件43が「等分布荷重」であり、拘束条件44として「4辺固定」として簡易計算ツールで計算した場合、その計算結果としては、応力45が「176[MPa]」であり、たわみ46が「3[mm]」であったことを入力している。
各項目の入力が完了して、登録ボタン47を入力部55Bにより選択すると、解析事例編集部6は、図5に示す解析事例登録画面50を表示部5Aに表示する。
図5の解析事例登録画面50の画面上部の領域には、事例ID51,ユーザID31,事例名称52,モデル化ポイント53,実形状54,公開範囲55が表示される。事例ID51は、ユーザが解析事例を登録した際にシステムが自動付与するIDであり、使用ツールを識別するためにツールID24(ここでは「A21」)を含むものを付与する。ユーザID31は、簡易計算ツールを登録するユーザのIDを入力するものであり、図示の例では、「Z004」が入力される。事例名称52は、登録する者が任意に登録できるものであり、簡易計算ツールの内容を簡単にわかりやすく登録するものであり、例えば、「筐体天板のたわみ計算」と入力される。モデル化ポイント53には、簡易計算ツールのモデル化の要点をわかりやすく登録するものであり、例えば、「天板のみモデル化した。側板が低いので4辺固定条件とした」と入力される。実形状54には、登録するモデルの実際の形状を、例えば、図示のように斜視図として登録する。
公開範囲55は、プルダウンメニューから選択する。プルダウンメニューの「全て」は、全ユーザに公開可能であることを表し、「部門内」は、事例登録ユーザと同一部門内のユーザに公開可能であることを表す。この事例登録者のユーザID31はZ004であり、図3に示したユーザ情報のデータ構造30からX3部に所属していることがわかる。したがって、「部門内」が選択された場合は、X3部内のユーザに公開が可能である。「個人」は、事例登録者本人のみに公開可能であることを表す。
解析事例登録画面50の画面中央部の左領域には、使用ツール56,寸法41,材料42,荷重条件43,拘束条件44,評価パラメータ57,ツール計算結果58が表示される。評価パラメータ57以外は、図4に示した矩形板の応力計算ツールの計算概要画面40から自動的に取り込まれる。評価パラメータ57はプルダウンメニューから選択する。「応力」を選択すると、ツール計算結果58には図4の応力45の値が取り込まれる。
解析事例登録画面50の画面中央部の右領域には、詳細計算に用いた使用解析ソフト59,詳細計算の際の矩形板のメッシュ図60,詳細計算の計算結果図61,詳細計算結果62が表示される。詳細計算は、ユーザが有限要素解析などを別途実施するものである。計算結果図は、応力の分布をカラー表示する。
解析事例登録画面50の画面下部の領域には、計算精度63が表示される。計算精度63は、ツール計算結果58と詳細計算結果62の一致度を表す値である。解析事例編集部6は、以下の式(1)により、

計算精度=(1−|ツール計算結果58-詳細計算結果62|/ツール計算結果58)×100 …(1)

として算出する。
以上の各項目の入力が完了して、登録ボタン64を入力部55Bにより選択すると、解析事例編集部6は、図6に示す参考事例登録画面70を表示部5Aに表示する。
図6の参考事例登録画面70は、事例間の関連度と関連付けを登録する画面である。参考にした事例(以下、「上位事例」と記す)、あるいは参考にされた事例(以下、「下位事例」と記す)の関連を取得できる。例えば、事例「A21001」72と下位事例「A21003」73の類似の度合いを表す関連度73aが90であったことを示している。事例「A21001」72に関連度がないのは、参考にした事例が無いことを意味する。
次に、図7の参考事例登録画面70aを用いて登録手順の一例を説明する。図5にて登録した事例「A21006」74の上位事例として、事例「A21003」73と事例「A21004」75の2つを登録する手順を説明する。事例「A21003」73を選択すると、事例「A21003」73と事例「A21006」74が線76で接続されて表示される。引続き、関連度74aに60を入力する。次に、事例「A21004」75を選択すると事例「A21004」75と事例「A21006」74が線77で接続されて表示される。引続き、関連度74bに70を入力する。
ここで、「関連度」は、登録者が任意に設定できる数値であり、1%〜100%の範囲で設定する。簡易計算ツールを登録する登録者は、事例「A21006」74を登録する際に、事例「A21003」73や事例「A21004」を参考している場合、それらの事例との関連性を理解しているため、その理解の中で、適当な数値を登録する。
上位事例が無い場合は、参考事例無71を選択する。この場合は、事例「A21001」72や事例「A21004」75のように関連度をもたない。
以上の各項目の入力が完了して、閉じるボタン78を入力部55Bにより選択すると、解析事例編集部6は、登録すべきデータを解析事例データベース4に格納する。
次に、図8を用いて、本実施形態による設計支援装置1に用いる解析事例データベース4のデータ構造について説明する。
図8は、本発明の一実施形態による設計支援装置に用いる解析事例データベースのデータ構造の説明図である。
解析事例データベース4のデータ構造80は、事例概要データ構造80aと、事例関連データ構造80bから構成される。
事例概要データ構造80aは、各事例ごとに、事例ID51,荷重条件43,拘束条件44,計算精度63,公開範囲55を有している。
事例関連データ構造80bは、各事例ごとに、上位事例ID81,上位事例の関連度82,下位事例ID83,下位事例の関連度84を有している。
これらの各項目は、図4〜図7にて説明した内容である。例えば、事例概要データ構造80aにおいて、事例ID51が「A21006」の簡易計算ツールは、図5に説明したように、荷重条件43が「等分布荷重」であり、拘束条件44が「辺固定」であり、計算精度63が「86%」であり、公開範囲55が「X3部」となっている。
事例関連データ構造80bにおいて、事例ID51が「A21003」の簡易計算ツールは、図7に説明したように、上位事例ID81が「A21001」のツールとは、上位事例の関連度82が「80%」であり、下位事例ID83が「A21006」のツールとは、下位事例の関連度84「60%」となっている。
次に、図9〜図14を用いて、本実施形態による設計支援装置1の検索処理部7による登録された事例から、類似の事例を検索し連鎖的に提示する方法について説明する。
最初に、図9を用いて、本実施形態による設計支援装置1の検索処理部7による類似事例の検索に用いる事例関連図について説明する。
図9は、本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部による類似の事例検索に用いる事例関連図の説明図である。
事例関連図90は、図8の事例関連データ構造80bで示した、上位事例ID81,上位事例の関連度82,下位事例ID83,下位事例の関連度84の関連状態を具体的に表している。
事例関連図90の事例区分91の事例群と事例区分92の事例群の間には関連はない。事例区分91には、図5で示したような矩形板の応力計算ツールによる筺体天板のたわみ解析事例に関する事例群、事例区分92には、矩形板の応力計算ツールによる大型ガラス基板の自重によるたわみ解析事例に関する事例群が登録されているものとする。
次に、図10〜図14を用いて、本実施形態による設計支援装置1の検索処理部7による類似事例の検索方法について説明する。
図10は、本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部による検索条件設定画面の説明図である。
入力部5Bを用いて、矩形板の応力計算ツールの参考事例の検索の開始を選択すると、検索処理部7は、図10に示す検索条件設定画面100を表示部5Aに表示する。
表示部5Aに表示されている条件設定画面100に対して、ユーザは、入力部5Bを用いて、荷重条件43と拘束条件44の中から検索したい条件にチェックを入れる。図示の例では、検索条件43として等分布荷重を選択し、拘束条件44として、辺支持を選択している。
各項目の選択が完了して、検索ボタン101を入力部55Bにより選択すると、検索処理部7は、検索を開始する。
次に、図11を用いて、本実施形態による設計支援装置1の検索処理部7による検索手順について説明する。
図11は、本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部による検索手順を示すフローチャートである。図12は、本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部が作成する類似度集計表の説明図である。図13は、本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部が表示する関連事例表示画面の説明図である。図14は、本発明の一実施形態による設計支援装置の検索処理部が表示する事例詳細画面の説明図である。
まず、ステップS100において、検索処理部7は、図10の検索条件設定画面100でユーザが入力した荷重条件43,拘束条件44を取得する。本例では、矩形板の応力計算ツールで荷重条件43として等分布荷重、拘束条件44として辺固定を取得した例で説明する。
次に、ステップS101において、検索処理部7は、図8の事例概要データ構造80aとステップS100で取得した検索条件から、図12に示す類似度集計表110を作成する。類似度集計表110は、検索処理プログラムの中で動的に作成するものである。
検索処理部7は、図8の事例概要データ構造80aから、各事例ID51ごとに、荷重条件43,拘束条件44,計算精度63,公開範囲55を取得する。荷重条件43が検索条件の等分布荷重と一致する場合は「1」、不一致の場合は「0」とする。同様に、拘束条件44は、検索条件の辺固定と一致する場合は「1」、不一致の場合は「0」とする。
条件一致度111は、荷重条件43と拘束条件44の平均である。
検索処理部7は、条件一致度111と計算精度63から条件類似順位112を作成する。条件類似順位112は、まず、条件一致度111の最大値「1」の中で計算精度63が高い順に順序付ける。以下同様に、条件一致度111が「0.5」の場合、「0」の場合について順序付ける。
次にステップS102において、検索処理部7は、検索結果を、図13に示す関連事例表示画面120として表示部5Aに表示する。事例の表示においては、図12の公開範囲55を考慮して表示される。例えば、検索しているユーザがX3部に所属している場合は、公開範囲55でX2部門のみ公開可のA21007は事例IDを薄く表示し(図13の例では、破線で図示している)、詳細内容を表示しないようにしセキュリティを確保している。
関連事例表示画面120では、図12の条件類似順位121が「1」の事例「A21003」73をハイライト表示する(図13の例では、太線で図示している)。ユーザが、事例「A21003」73を選択すると、図14に示す事例詳細画面130が表示される。ユーザは、事例詳細画面130により、事例の詳細内容を確認し、図13の閉じるボタン131を選択する。事例「A21003」73が検索目的とあっていた場合は、図13の関連事例表示画面120の閉じるボタン121を選択し検索を終了する。
目的とした事例が得られなかった場合は、ユーザは、関連候補ボタン122を入力部5Bにより選択する。関連候補ボタン122が選択されると、検索処理部7は、図9の事例関連図90にしたがって、事例「A21003」73が属する事例区分91内で、事例「A21003」73との関連度が高い順に順次ハイライト表示する。具体的には、事例「A21003」と直接関連づけられているのは、事例「A21001」と事例「A21010」と事例「A21006」であるが、事例「A21001」の関連度は90%であり、事例「A21010」の関連度は90%であり、事例「A21006」の関連度は60%であるので、事例「A21001」、事例「A21010」、事例「A21006」の順にハイライト表示する。さらに、事例「A21003」と直接関連づけられていないが、事例「A21003」と関連づけられた事例「A21001」と事例「A21010」と事例「A21006」と関連づけられた事例をチェックすると、事例「A21002」の関連度は80%であり、事例「A21007」の関連度は80%であり、事例「A21004」の関連度は70%であるので、事例「A21002」、事例「A21007」、事例「A21004」の順にハイライト表示する。
関連候補122を順次表示している途中で、目的とした事例が得られないと判断した場合、図13の条件合致候補ボタン123が入力部5Bにより選択されると、検索処理部7は、条件合致候補として、図12の条件類似順位121が「2」の事例「A21008」をハイライト表示する。
さらに、矩形板の応力計算ツールの事例検索で目的とする事例が得られなかった場合は、他ツール検索ボタン124を入力部5Bにより選択することにより、他ツールでの類似事例を検索することができる。
他ツール検索では、ツール間の類似度が高いツール事例から順に検索する。ツール間の類似度は、図2の計算ツールのデータ構造20に示した通り、ツールID24の下2桁の値が近いほど高い。したがって矩形板の応力計算ツールで、他ツール検索124が選択された場合は、ツールID24が「A22」の円板の応力計算ツール、ツールID24が「A23」の楕円板の応力計算ツールの順に、図11の検索の処理手順にしたがって検索する。
このようにして、事例「A21003」73の上位事例および下位事例を連鎖的に取得しユーザに提示することにより、荷重条件43や拘束条件44が一致しなくてもユーザによって関連度が高いと評価された事例が上位に検索される。
従来の関連度を考慮しない検索では、図12の条件類似順位112の順に検索されるので、荷重条件43、あるいは、拘束条件44が不一致の事例「A21001」、事例「A21002」、事例「A21007」は下位に検索されるため、類似事例であるにもかかわらず上位には検索されない。
ここで、例えば、事例「A21001」は事例「A21003」と筺体高さのみが異なるモデルであったとする。事例「A21001」は筺体高さが高いため、拘束条件44に4辺支持を用いたものとする。この両者は拘束条件44が異なるものの非常に関連が高く、両者を併せて参照することで、ユーザが得られる情報の有益性は大きくなる。
このような場合、本発明の関連度を考慮した検索方法を用いると、1番目に事例「A21003」、2番目に事例「A21001」が検索され、ユーザは有益な事例を効率よく得ることができる。一方、従来の関連度を考慮しない検索では、1番目に事例「A21003」で、事例「A21001」が検索されるのは6番目になるため、有益な事例を効率よく得ることができない。
以上のように、解析事例において荷重条件や拘束条件などのキーワードによる検索手段だけでなく、ユーザが評価した関連度により、類似解析事例を自動的にかつ連鎖的に提示することができる。
1…設計支援装置
2…設計計算ツール
3…ユーザ管理データベース
4…解析事例データベース
5A…表示部
5B…入力部
6…解析事例編集部
7…検索処理部
8…インターネット
9…サーバ
10…ユーザ端末
40…計算概要画面
50…解析事例登録画面
70…参考事例登録画面(事例登録前)
70a…参考事例登録画面(事例登録後)
90…事例関連図
100…参考事例検索条件設定画面
120…関連事例表示画面
130…事例詳細画面

Claims (3)

  1. 設計者が設計を行う際に使用する計算ツールを有する設計支援装置であって、
    前記計算ツールの計算結果の値と他の詳細ツールによる詳細結果の値とを比較した計算精度を、前記計算結果及び前記詳細計算結果とともに解析事例として、解析事例データベースに登録するとともに、前記解析事例と他の前記解析事例との類似の度合いを示す関連度を前記解析事例に関連付けて登録する解析事例編集部と、
    入力された検索条件に類似する解析事例を前記解析事例データベースから検索するとともに、前記解析事例データベースに登録された前記関連度を用いて関連性の高い前記解析事例を連鎖的に抽出する検索処理部とを備えることを特徴とする設計支援装置。
  2. 計算ツールの計算結果の値と他の詳細ツールによる詳細結果の値とを比較した計算精度を、前記計算結果及び前記詳細計算結果とともに解析事例として、解析事例データベースに登録するとともに、前記解析事例と他の前記解析事例との類似の度合いを示す関連度を前記解析事例に関連付けて登録し、
    入力された検索条件に類似する解析事例を前記解析事例データベースから検索するとともに、前記解析事例データベースに登録された前記関連度を用いて関連性の高い前記解析事例を連鎖的に抽出することを特徴とする設計支援方法。
  3. 請求項2記載の設計支援方法において、
    予め登録された前記解析事例にデータ開示範囲に基づいて前記解析事例を表示することを特徴とする設計支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018025950A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 株式会社ミスミ 自動見積方法、サーバ及び自動見積システム
JP7457626B2 (ja) 2020-10-09 2024-03-28 株式会社日立製作所 検索且つ登録装置及び検索且つ登録方法

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