JP2011227318A - 接眼レンズ及びこの接眼レンズを備える光学機器 - Google Patents

接眼レンズ及びこの接眼レンズを備える光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ径の増大を抑えることの可能な接眼レンズと、この接眼レンズを備える光学機器とを提供する。
【解決手段】望遠鏡光学系TS等の光学機器に用いられる接眼レンズ3は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、観察眼側に凸面を向けたレンズ成分を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有する。第3レンズ群G3の物体側焦点面は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に位置する。第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向け負の屈折力を有するメニスカス形状を有する第1レンズ成分G1Aと、負の屈折力を有する第2レンズ成分G1Bと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、接眼レンズ及びこの接眼レンズを備える光学機器に関する。
例えば、望遠鏡や双眼鏡または顕微鏡等において、対物レンズにより形成された実像を、さらに拡大して観察するために、接眼レンズが使用されている。このような接眼レンズでは、広い画角に亘って各収差が良好に補正されていることはいうまでもなく、快適に観察を行うために十分なアイレリーフ(接眼レンズの最も観察眼側のレンズ面とアイポイントとの軸上間隔)が要求される。しかしながら、一般的に接眼レンズの見掛け視界が大きくなると、十分な長さのアイレリーフの確保が難しくなるとともに、視野周辺光束の収差、特に像面湾曲収差や非点収差が急激に悪化することもよく知られている。
そこで、例えば、物体側に負レンズ群を、観察眼側に正レンズ群を配置し、その間に視野絞りを有する構成の接眼レンズが開示されている(例えば、特許文献1)。これら特許文献1に開示されている、この種の構成の接眼レンズでは、物体側に負レンズ群を配置することにより、アイレリーフを長く確保している。しかも、屈折力(パワー)の強い負レンズ群を有することにより、ペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲収差を良好に補正する条件を備えている。すなわち、このタイプの接眼レンズでは、物体側の負レンズ群の焦点距離と観察眼側の正レンズ群の焦点距離との比率が1:1に近い方がペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲収差等の補正に有利である。
特開平6−175047号公報
しかしながら、このタイプの接眼レンズで80度以上の見掛け視界を有し、なおかつ、十分なアイレリーフを確保しようとすると、観察眼側の正レンズ群の焦点距離をある程度長くする必要があるので、物体側の負レンズ群の焦点距離も長くする必要があり、接眼レンズの全長が著しく長くなってしまうとともに、視野周辺部の収差、特に非点収差の補正も十分に行うことができない。そのため、見掛け視界は60度程度までしか対応することができない。また、このタイプで視野周辺部での諸収差を補正しようとすると、観察眼側の正レンズ群のレンズ径が大きくなってしまい、実用上好ましくない。この傾向は、全体の焦点距離が長い場合に顕著となる。また、見掛け視界を広くした場合、視野絞りよりも物体側のレンズ群全体の焦点距離が長いと、接眼レンズ全体でのペッツバール和が大きく、像面湾曲収差や非点収差の補正が十分とは言えないものとなる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ径の増大を抑えた接眼レンズ、及び、この接眼レンズを備える光学機器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る接眼レンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、観察眼側に凸面を向けたレンズ成分を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、第3レンズ群の物体側焦点面は、第2レンズ群と第3レンズ群との間に位置し、第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向け負の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズ成分と、負の屈折力を有する第2レンズ成分と、を有し、全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群と第2レンズ群との合成焦点距離をf12としたとき、次式
−35 ≦ f12/f ≦ −3
の条件を満足する。
このような接眼レンズは、第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
20 ≦ f3 ≦ 40
の条件を満足することが好ましい。
このような接眼レンズは、第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、次式
5 ≦ |f2/f|
の条件を満足することが好ましい。
このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群に含まれる第1レンズ成分は、最も物体側の面の曲率半径をRf、最も観察眼側の面の曲率半径をRrとしたとき、次式
1.5 ≦ Rf/Rr ≦ 10
の条件を満足することが好ましい。
このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群に含まれる第1レンズ成分は、当該第1レンズ成分に含まれるレンズ枚数をNとし、N枚のレンズのうち、物体側からi番目のレンズの中心厚をdi、当該レンズの媒質のd線に対する屈折率をniとしたとき、次式
Figure 2011227318
の条件を満足することが好ましい。
このような接眼レンズは、第1レンズ群と第2レンズ群とからなるレンズ群に含まれるレンズ枚数をMとし、M枚のレンズのうち、物体側からi番目のレンズの中心厚をdi、当該レンズの媒質のd線に対する屈折率をniとしたとき、次式
Figure 2011227318
の条件を満足することが好ましい。
このような接眼レンズにおいて第1レンズ群に含まれる第1レンズ成分は、貼り合わせレンズであることが好ましい。
このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群に含まれる第1レンズ成分は、物体側のレンズの媒質のd線に対するアッベ数をν1,観察眼側のレンズの媒質のd線に対するアッベ数をν2としたとき、次式
3 ≦ |ν1−ν2| ≦ 40
の条件を満足することが好ましい。
このような接眼レンズは、第2レンズ群と第3レンズ群との軸上空気間隔をDとしたとき、次式
1.4 ≦ D/f ≦ 4.5
の条件を満足することが好ましい。
このような接眼レンズにおいて、第2レンズ群は、観察眼側に凸面を向けたメニスカスレンズであることが好ましい。
このような接眼レンズは、第1レンズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群に含まれるレンズのうち、少なくとも1面が非球面形状であることが好ましい。
また、本発明に係る光学機器は、上述の接眼レンズのいずれかを備える。
本発明を以上のように構成すると、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ径の増大を抑えた接眼レンズと、この接眼レンズを備える光学機器と、を提供することができる。
接眼レンズを備える光学機器の構成を示す説明図である。 第1実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第1実施例における諸収差図である。 第2実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第2実施例における諸収差図である。 第3実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第3実施例における諸収差図である。 第4実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第4実施例における諸収差図である。 第5実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第5実施例における諸収差図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本実施の形態に係る接眼レンズを有する光学機器として、図1に示す望遠鏡光学系TSの構成について説明する。この望遠鏡光学系TSは、被観察物体側から順に、対物レンズ1と、正立プリズム2と、接眼レンズ3とを有して構成されている。正立プリズム2は、対物レンズ1と接眼レンズ3との間に配置され、対物レンズ1により形成された被観察物体の倒立像を上下左右反転させるものである。この正立プリズム2には、例えば2つの2等辺三角形のプリズムで構成される、いわゆるポロプリズムを用いることができる。この対物レンズ1により形成された被観察物体の像は、接眼レンズ3を用いて、アイポイントEPに位置する観察眼により拡大観察することができる。なお、図1に示す望遠鏡光学系TSは、一例にすぎず、図1に示す構成に限定されることはない。例えば、天体望遠鏡等では、正立プリズム2は必要ないので、この場合、正立プリズム2は無くても構わない。
ここで、上述の接眼レンズ3を、物体側から順に、負レンズ成分、視野絞り、正レンズ成分という構成で考えてみる。物体側の負レンズ成分の焦点距離を一定に保ったまま、この負レンズ成分と正レンズ成分との軸上空気間隔を大きくすると、正レンズ成分の焦点距離は長くすることができるので、アイレリーフ及びペッツバール和について有利に働く。しかしながら、この場合、軸上空気間隔が大きくなればなるほど全長が長くなり、また、正レンズ成分のレンズ径の急激な増大を招いてしまう。一方、正レンズ成分の焦点距離を一定に保ったまま軸上空気間隔を大きくすると、負レンズ成分の焦点距離が長くなるので、ペッツバール和が増大して像面湾曲収差等の補正が困難になってしまう。
そこで、本実施の形態に係る接眼レンズ3は、被観察物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、観察眼側(アイポイントEP側)に凸面を向けたレンズ成分を有する第2レンズ群G2と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有する構成としている。このとき、第3レンズ群G3の物体側焦点面は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に位置する構成とするとともに、この接眼レンズ3が、以下の各条件式を満足するように構成する。また、接眼レンズ3の最も観察眼側のレンズ面からアイポイントEPまでの光軸上の距離を「アイレリーフER」と呼ぶ。
それでは、以上のような接眼レンズ3を構成するための条件について説明する。まず、本実施形態において、この接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦点距離をf12としたとき、次に示す条件式(1)を満足することが望ましい。
−35 ≦ f12/f ≦ −3 (1)
条件式(1)は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦点距離f12と、接眼レンズ3全体の焦点距離fとの比を規定するものである。この条件式(1)の下限値を下回ると、接眼レンズ3のペッツバール和が増大して、像面湾曲収差や非点収差の補正が十分に行えなくなってしまうため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を−30にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の下限値を−27にすることが更に好ましい。反対にこの条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成での発散作用が強くなり過ぎて、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を招き好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を−4にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の上限値を−5.1にすることが更に好ましい。
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、次に示す条件式(2)を満足することが望ましい。
20 ≦ f3 ≦ 40 (2)
条件式(2)は、第3レンズ群G3の焦点距離f3を規定するものである。一般的に接眼レンズのアイレリーフは、視野絞りよりも観察眼側の正レンズ成分の焦点距離によるところが大きい。見掛け視界90度以上で視野周辺部での収差を補正しつつ、十分な長さのアイレリーフを確保しようとすると、観察眼側の正レンズ成分の焦点距離はアイレリーフの2倍程度必要となる。これは、広い画角に亘り十分な収差補正を行おうとすると、少なくとも5枚程度のレンズ枚数が必要となることと、広視界化によりレンズ径が増すためレンズ中心厚さも増し、通常の見掛け視界50度から60度程度の接眼レンズよりもアイレリーフが出にくくなるためである。この条件式(2)の下限値を下回ると、十分なアイレリーフが確保できず好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を22にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の下限値を24にすることが更に好ましい。反対にこの条件式(2)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を招き好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を35にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の上限値を33にすることが更に好ましい。
次に、第2レンズ群G2の効果について説明する。本実施形態において、第2レンズ群G2は観察眼側に凸面を向けたレンズ成分であり、更に、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、この接眼レンズ3の全系の焦点距離をfとしたとき、次に示す条件式(3)を満足することが望ましい。
5 ≦ |f2/f| (3)
条件式(3)は、第2レンズ群G2の焦点距離f2と接眼レンズ3全系の焦点距離fとの比を規定するものである。本実施形態の接眼レンズ3は、この条件式(3)を満足することにより、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を抑える効果とペッツバール和を小さくする効果がある。
まず、第2レンズ群G2の焦点距離f2について説明する。本実施形態の接眼レンズ3の目的として、広い見掛け視界を確保しつつレンズ径、特に第3レンズ群G3のレンズ径が大きくならないようにすることが挙げられる。このためには、第2レンズ群G2を正の焦点距離を持つレンズ成分とすれば、第1レンズ群G1で発散した光束を光軸方向に屈折させられるので、第3レンズ群G3に入射する光束の位置を低くすることが可能となる。
しかしながら、第2レンズ群G2が正の屈折力を持つため、ペッツバール和が増大してしまうおそれがある。そこで、第2レンズ群G2を構成するレンズ成分の形状を観察眼側に凸面を向けた形状、好ましくはメニスカス形状にすることで、ペッツバール和を小さくする効果を持たせることが可能となる。この第2レンズ群G2を構成するレンズ成分をメニスカス形状にすることで、凹面に負の屈折力を持たせ、ペッツバール和を小さくする効果を持つガリレイ系とすることができる。この面の負の屈折力をより大きくすることで、ペッツバール和を小さくする効果をより増すことができる。また、観察眼側に凸面を向けることで、この第2レンズ群G2の主点位置を観察眼側に大きくずらすことができ、接眼レンズ3全体の長さを抑える効果も持たせることができる。
ただし、第2レンズ群G2の焦点距離を必ずしも正としなくてもよい場合がある。例えば、第3レンズ群G3のレンズ径をそれほど小さくする必要が無い場合である。一般的に、双眼鏡等左右両眼で観察する場合、人間の眼幅(左右瞳孔の間隔)が問題となる。人間の眼幅は、通常60mmから70mm程度であるので、左右の接眼レンズの光軸間隔も60mm以上は必要となり、接眼レンズの鏡筒径も、これを満たすように作る必要がある。
しかしながら、単眼で観察する望遠鏡等の場合は眼幅を考慮する必要が無いので、実用上問題の無い範囲で鏡筒径を大きくできる。したがって、第2レンズ群G2の正レンズ作用により、第3レンズ群G3のレンズ径を小さくする必要があまり無い場合もある。この場合、メニスカス形状のレンズ成分を収差のバランスを保ちながら最適な形状とすると、この第2レンズ群G2の焦点距離は正とは限らず、屈折力(パワー)を持たない場合、または、負の焦点距離になるように構成することもできる。
とはいえ、見掛け視界90度以上ともなると、第3レンズ群G3のレンズ径が増大することによる視野周辺部での像面湾曲収差や非点収差の補正が困難になるので、この条件式(3)の範囲内で、負の屈折力も抑えておく必要がある。
本実施形態に係る接眼レンズ3は、この条件式(3)を満足することにより、ペッツバール和の増大を防ぎつつ、第3レンズ群G3のレンズ径の増大も抑えることが可能となる。ここで、第2レンズ群G2が正の屈折力を有する場合、この条件式(3)の下限値を下回ると、ペッツバール和が大きくなってしまい、像面湾曲収差等の補正が十分に行えないため好ましくない。一方、第2レンズ群G2が負の屈折力を有する場合、この条件式(3)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2での発散作用が大きくなってしまい、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を招き、視野周辺部での収差補正が困難になり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を6にすることが好ましい。
また、この接眼レンズ3において、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aは、最も物体側の面の曲率半径をRf、最も観察眼側の面の曲率半径をRrとしたとき、次に示す条件式(4)を満足することが望ましい。
1.5 ≦ Rf/Rr ≦ 10 (4)
条件式(4)は、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aの形状を規定するものである。この条件式(4)を満足することにより、第1レンズ成分G1Aは物体側に凸面、観察眼側に強い凹面を向けた負のメニスカス形状のガリレイ系の構成となり、ペッツバール和を小さくできるので、像面湾曲収差や非点収差に有利に働く。更に、物体側に凸面を向けることで、最初のレンズ面で、光束は光線高さを下げるように屈折し、以降のレンズ径の増大を防ぐ効果もある。この条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズ成分G1Aの負の屈折力が弱く、像面湾曲収差等の補正が十分にできず好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を1.7にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の下限値を1.8にすることが更に好ましい。反対に、条件式(4)の上限値を上回ると、逆に発散作用が大きくなり、以降のレンズ径の増大を招く他、視野周辺部での収差の補正が困難になり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を7にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の上限値を6にすることが更に好ましい。
さらに、この接眼レンズ3において、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aは、当該第1レンズ成分G1Aに含まれるレンズ枚数(レンズ要素の枚数であり、接合レンズについては、接合されているレンズ要素のそれぞれを1枚と数える)をNとし、このN枚のレンズのうち、物体側からi番目のレンズの中心厚をdi、このレンズの媒質のd線に対する屈折率をniとしたとき、次に示す条件式(5)を満足することが望ましい。
Figure 2011227318
条件式(5)は、第1レンズ成分G1Aを空気換算光路長に変換して、レンズ中心厚さを規定したものである。第1レンズ成分G1Aによる視野周辺部の光線高さを低くする効果は、レンズ中心厚さが大きいほど効果がある。また、光線高さを低くしておくことで、第1レンズ成分G1Aの観察眼側の面の負の屈折力を大きくすることができるので、ペッツバール和を小さくするのにも有効である。この条件式(5)の下限値を下回ると、周辺光線高さを下げる効果が少なく、以降のレンズ径の増大につながり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を0.3にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の下限値を0.4にすることが更に好ましい。反対に、条件式(5)の上限値を上回ると、周辺光線高さを下げる効果は大きいものの、第1レンズ成分G1A自体の中心厚さが厚くなりすぎてしまい、重量や透過率の点から不利となり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を1.3にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の上限値を1.1にすることが更に好ましい。
さらに、この接眼レンズ3において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とからなるレンズ群G12に含まれるレンズ枚数(レンズ要素の枚数)をMとし、このM枚のレンズのうち、物体側からi番目のレンズの中心厚をdi、このレンズの媒質のd線に対する屈折率をniとしたとき、次に示す条件式(6)を満足することが望ましい。
Figure 2011227318
条件式(6)は、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2を空気換算光路長に変換して、レンズ中心厚さを規定したものである。この条件式(6)を満足することにより、実質的な光学系全体の長さを短くすることができる。こうすることで、対物レンズ1と接眼レンズ3との間にある光学部品、例えば、正立プリズム2等に干渉してしまうことを避けることができる。この条件式(6)の下限値を下回ると、光学系全体の長さを短くする効果が少なく、接眼レンズ3の手前に光学部品等があった場合に干渉してしまうおそれがあり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を1.2にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の下限値を1.3にすることが更に好ましい。反対に、条件式(6)の上限値を上回ると、レンズ厚さが増してしまい重量や透過率の点から不利となり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の上限値を2.3にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の上限値を2.1にすることが更に好ましい。
この接眼レンズ3において、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aは、貼り合わせレンズであることが望ましく、更に以下の条件式(7)を満足することが望ましい。なお、以下の条件式(7)において、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aの、物体側のレンズの媒質のd線に対するアッベ数をν1とし、観察眼側のレンズの媒質のd線に対するアッベ数をν2とする。
3 ≦ |ν1−ν2| ≦ 40 (7)
条件式(7)は、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aで使用されるレンズの媒質のアッベ数を規定するものである。第1レンズ成分G1Aを貼り合わせにし、この条件式(7)を満足することにより、色収差、特に軸上の色収差を良好に補正することが可能となる。特に、写真撮影等で広い波長帯域で色収差を補正したい場合は、色収差の補正が重要となる。ここで、物体側により近いレンズ群、言い換えると、より対物レンズ1に近い位置のレンズを貼り合わせにすると、軸上色収差をコントロールし易くなる。更に、視野が広がるほど視野周辺部での倍率色収差の補正が困難になってくる。そこで、第2レンズ成分G1Bも貼り合わせレンズとするとなお良い。そうすることで、色収差補正を第1レンズ成分G1Aと第2レンズ成分G1Bとに分散させることができ、広い視野でも軸上色収差と倍率色収差とを同時に補正することが可能となるとともに、視野周辺部での非点収差やコマ収差等の発生も抑えることができる。当然ながら、軸上色収差を良くすることで、視野性能においても視野中心部で色滲みの無いシャープな像が得られる。
この条件式(7)の下限値を下回ると、軸上色収差の補正が十分に行われず好ましくない。反対に、条件式(7)の上限値を上回ると、軸上色収差の補正は行えるものの、倍率色収差など他の色収差のバランスを 取ることが難しくなり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(7)の上限値を30にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(7)の上限値を20にすることが更に好ましい。
また、この接眼レンズ3は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔をDとしたとき、次に示す条件式(8)を満足することが望ましい。
1.4 ≦ D/f ≦ 4.5 (8)
条件式(8)は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔Dを規定するものである。この条件式(8)を満足することで、よりコンパクトな光学系を達成することが可能となる。この条件式(8)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔Dが狭くなり各レンズ群が像面に近づくので、レンズ面のゴミや傷が観察像とともに見えてしまい好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(8)の下限値を1.5にすることが好ましい。反対に、条件式(8)の上限値を上回ると、全長が大きくなるとともに、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を招きコンパクト性が失われ好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(8)の上限値を4にすることが好ましい。
また、この接眼レンズ3は、各レンズ群に含まれるレンズの、少なくとも1面が非球面形状であることが望ましい。この構成では、歪曲収差量をコントロールする上で自由度が格段に増すので、視野周辺部での非点収差の補正に効果的になる。
このように、本実施の形態に係る接眼レンズ3を以上のような構成とすると、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ径の増大を抑えることができる。なお、以上の説明においては、本実施の形態に係る接眼レンズ3を、望遠鏡光学系TSに用いた場合について説明したが、顕微鏡光学系に用いることも可能である。
それでは、このような接眼レンズ3について、5つの実施例を以下に示す。図2、図4、図6、図8及び図10は、それぞれ第1〜第5実施例の接眼レンズ3のレンズ構成である。各実施例に係る接眼レンズ3は、図2、図4、図6、図8及び図10に示すように、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、観察眼側に凸面を向けたレンズ成分を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成され、第3レンズ群G3の物体側焦点面は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に位置する。第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向け負の屈折力を有する負メニスカス形状の第1レンズ成分G1Aと、負の屈折力を有する第2レンズ成分G1Bとから構成される。また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する単レンズ(第1レンズ成分)G3Aと、正の屈折力を有する貼り合わせレンズ(第2レンズ成分)G3Bと、正の屈折力を有する単レンズ(第3レンズ成分)G3Cと、正の屈折力を有する単レンズ(第4レンズ成分)G3Dとから構成される。
なお、第5実施例では、第14面に非球面を採用している。この場合、光軸に垂直な方向の高さをyとし、高さyにおける各非球面の頂点の接平面から各非球面までの光軸に沿った距離(サグ量)をS(y)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をrとし、円錐定数をκとし、n次の非球面係数をAnとしたとき、以下の式(a)で表される。なお、以降の実施例において、「E−n」は「×10-n」を示す。ここで、この第5実施例において、2次の非球面係数A2は0である。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−κ×y2/r21/2
+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10 (a)
[第1実施例]
図2は、第1実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第1実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1の第1レンズ成分G1Aは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2との貼り合わせレンズから構成され、第2レンズ成分G1Bは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL4との貼り合わせレンズから構成される。第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた正メニスカスレンズL5から構成される。第3レンズ群G3の単レンズ(第1レンズ成分)G3Aは、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL6から構成され、貼り合わせレンズ(第2レンズ成分)G3Bは、物体側から順に、両凸レンズL7と観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8との貼り合わせレンズから構成され、単レンズ(第3レンズ成分)G3Cは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL9から構成され、単レンズ(第4レンズ成分)G3Dは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL10から構成される。
以下の表1に、この図2に示した第1実施例に係る接眼レンズ3の諸元を示す。この表1において、第1欄mは物体側からの各光学面の番号を、第2欄rは各光学面の曲率半径を、第3欄dは各光学面から次の光学面までの光軸上の距離(面間隔)を、第4欄ndはd線(λ=587.6nm)に対する屈折率を、そして、第5欄νdはアッベ数をそれぞれ示している。また、fはこの接眼レンズ3の全系の焦点距離を示し、2ωは接眼レンズ3の見掛け視界の画角を示し、ERはアイレリーフを、それぞれ示している。なお、曲率半径0.000は平面を示し、また、空気の屈折率1.00000は省略してある。また、図2中、EPは観察眼(アイポイント)を示し、アイレリーフERは、観察眼(アイポイントEP)から最も観察眼側の面(第17面)までの光軸上の距離を示している。また、各条件式中、f1は第1レンズ群G1の焦点距離を、f2は第2レンズ群G2の焦点距離を、f3は第3レンズ群G3の焦点距離を、f12は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦点距離を、Rfは第1レンズ成分G1Aの最も物体側の面の曲率半径を、Rrは第1レンズ成分G1Aの最も観察眼側の面の曲率半径を、Nは第1レンズ成分G1Aに含まれるレンズ枚数を、Mは第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とに含まれるレンズ枚数を、diはこのN枚またはM枚のレンズのうち、物体側からi番目のレンズの中心厚を、niはd線に対する屈折率を、ν1は第1レンズ成分G1Aの物体側のレンズのd線に対するアッベ数を、ν2は第1レンズ成分G1Aの観察眼側のレンズのd線に対するアッベ数を、そして、Dは第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔を、それぞれ示している。さらに、この表1には、上記条件式(1)〜(8)に対応する値、すなわち、条件対応値も示している。なお、これらの説明は以降の実施例においても同様である。
ここで、以下の全ての諸元において記載される曲率半径、面間隔、焦点距離その他の長さの単位は、特記の無い場合、一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることはなく、他の適当な単位を用いることができる。
(表1)
[全体諸元]
f=12.5
2ω=100°
ER=15.3

[レンズデータ]
m r d nd νd
1 99.000 5.000 1.516800 64.103
2 26.400 5.000 1.548140 45.793
3 19.800 8.000
4 -23.600 5.500 1.805182 25.346
5 -15.300 5.000 1.640000 60.094
6 -50.000 20.000
7 -745.000 12.000 1.729160 54.660
8 -70.000 35.000
9 -300.000 8.000 1.729160 54.660
10 -72.000 0.500
11 200.000 16.000 1.640000 60.094
12 -38.700 2.500 1.805182 25.346
13 -109.000 0.500
14 36.400 10.000 1.729160 54.660
15 118.000 0.500
16 25.000 7.500 1.620409 60.140
17 34.000

[条件対応値]
(1)f12/f=-14.3
(2)f3=28.3
(3)|f2/f|=8.4
(4)Rf/Rr=5
(5)Σ(di/ni)/f=0.52
(6)Σ(di/ni)/f=1.6
(7)|ν1−ν2|=18.3
(8)D/f=2.8
このように、第1実施例では上記条件式(1)〜(8)はすべて満たされていることが分かる。図3に、この第1実施例に係る接眼レンズ3の、d線(λ=587.6nm)、F線(λ=486.1nm)及びC線(λ=656.3nm)の光線に対する球面収差、非点収差の諸収差図を示す。なお、これらの収差図は、この接眼レンズ3に対してアイポイントEP側から光(d線)を入射したときの結像収差の値を示している。また、図3中、FNは接眼レンズ3のFナンバーを示し、ωは接眼レンズ3の見掛け視界の半分の画角を示す。また、球面収差図はFナンバーに対する収差量を示し、非点収差図は半画角ωに対する収差量を示す。また、非点収差図において、実線は各波長に対するサジタル像面を示し、破線は各波長に対するメリジオナル像面を示す。なお、これらの諸収差図の説明は以降の実施例においても同様である。この図3に示す各収差図から明らかなように、本第1実施例に係る接眼レンズ3は、アイレリーフERが全系の焦点距離fに対して十分長くても全長が長くならず、また、十分広い見掛け視界を有しているにもかかわらず、諸収差が良好に補正され優れた結像性能が確保されていることが分かる。
[第2実施例]
図4は、第2実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第2実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1の第1レンズ成分G1Aは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2との貼り合わせレンズから構成され、第2レンズ成分G1Bは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL4との貼り合わせレンズから構成される。第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた正メニスカスレンズL5から構成される。第3レンズ群G3の単レンズ(第1レンズ成分)G3Aは、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL6から構成され、貼り合わせレンズ(第2レンズ成分)G3Bは、物体側から順に、両凸レンズL7と観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8との貼り合わせレンズから構成され、単レンズ(第3レンズ成分)G3Cは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL9から構成され、単レンズ(第4レンズ成分)G3Dは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL10から構成される。
以下の表2に、この図4に示した第2実施例に係る接眼レンズ3の諸元を示す。
(表2)
[全体諸元]
f=12.5
2ω=100°
ER=14.9

[レンズデータ]
m r d nd νd
1 48.700 5.000 1.516800 64.103
2 18.900 5.000 1.548140 45.793
3 18.700 8.000
4 -25.200 5.000 1.805182 25.346
5 -16.500 6.000 1.640000 60.094
6 -40.000 20.000
7 -39.000 13.500 1.729160 54.660
8 -40.000 35.000
9 -1000.000 8.500 1.729160 54.660
10 -65.000 0.500
11 161.000 17.000 1.640000 60.094
12 -40.000 2.500 1.805182 25.346
13 -138.000 0.500
14 30.000 9.000 1.729160 54.660
15 85.000 0.500
16 26.000 5.000 1.620409 60.140
17 35.000

[条件対応値]
(1)f12/f=-8.2
(2)f3=27.2
(3)|f2/f|=36.5
(4)Rf/Rr=2.6
(5)Σ(di/ni)/f=0.52
(6)Σ(di/ni)/f=1.7
(7)|ν1−ν2|=18.3
(8)D/f=2.8
このように、第2実施例では上記条件式(1)〜(8)はすべて満たされていることが分かる。図5に、この第2実施例に係る接眼レンズ3の、d線、F線及びC線の光線に対する球面収差、非点収差の諸収差図を示す。この図5に示す各収差図から明らかなように、本第2実施例に係る接眼レンズ3は、アイレリーフERが全系の焦点距離fに対して十分長くても全長が長くならず、また、十分広い見掛け視界を有しているにもかかわらず、諸収差が良好に補正され優れた結像性能が確保されていることが分かる。
[第3実施例]
図6は、第3実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第3実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1の第1レンズ成分G1Aは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2との貼り合わせレンズから構成され、第2レンズ成分G1Bは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL4との貼り合わせレンズから構成される。第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた正メニスカスレンズL5から構成される。第3レンズ群G3の単レンズ(第1レンズ成分)G3Aは、両凸レンズL6から構成され、貼り合わせレンズ(第2レンズ成分)G3Bは、物体側から順に、観察眼側に凹面を向けた負メニスカスレンズL7と両凸レンズL8との貼り合わせレンズから構成され、単レンズ(第3レンズ成分)G3Cは、両凸レンズL9から構成され、単レンズ(第4レンズ成分)G3Dは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL10から構成される。
以下の表3に、この図6に示した第3実施例に係る接眼レンズ3の諸元を示す。
(表3)
[全体諸元]
f=17.5
2ω=100°
ER=15.1

[レンズデータ]
m r d nd νd
1 51.500 15.000 1.755000 52.285
2 33.400 10.000 1.801000 34.963
3 21.500 10.000
4 -24.100 7.500 1.805182 25.346
5 -16.700 4.000 1.729160 54.660
6 -38.000 14.000
7 -75.000 13.000 1.640000 60.094
8 -40.800 36.000
9 400.000 5.000 1.729160 54.660
10 -181.000 0.500
11 106.000 2.500 1.805182 25.346
12 43.200 15.000 1.640000 60.094
13 -160.000 0.500
14 58.000 8.500 1.729160 54.660
15 -960.000 0.500
16 25.000 6.500 1.620409 60.140
17 37.000

[条件対応値]
(1)f12/f=-22.5
(2)f3=29.6
(3)|f2/f|=7.0
(4)Rf/Rr=2.4
(5)Σ(di/ni)/f=0.81
(6)Σ(di/ni)/f=1.6
(7)|ν1−ν2|=17.3
(8)D/f=2.1
このように、第3実施例では上記条件式(1)〜(8)はすべて満たされていることが分かる。図7に、この第3実施例に係る接眼レンズ3の、d線、F線及びC線の光線に対する球面収差、非点収差の諸収差図を示す。この図7に示す各収差図から明らかなように、本第3実施例に係る接眼レンズ3は、アイレリーフERが全系の焦点距離fに対して十分長くても全長が長くならず、また、十分広い見掛け視界を有しているにもかかわらず、諸収差が良好に補正され優れた結像性能が確保されていることが分かる。
[第4実施例]
図8は、第4実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第4実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1の第1レンズ成分G1Aは、物体側から順に、両凸レンズL1と両凹レンズL2との貼り合わせレンズから構成され、第2レンズ成分G1Bは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL4との貼り合わせレンズから構成される。第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL5から構成される。第3レンズ群G3の単レンズ(第1レンズ成分)は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL6から構成され、貼り合わせレンズ(第2レンズ成分)G3Bは、物体側から順に、両凸レンズL7と観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8との貼り合わせレンズから構成され、単レンズ(第3レンズ成分)G3Cは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL9から構成され、単レンズ(第4レンズ成分)G3Dは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL10から構成される。
以下の表4に、この図8に示した第4実施例に係る接眼レンズ3の諸元を示す。
(表4)
[全体諸元]
f=16.9
2ω=100°
ER=14.8

[レンズデータ]
m r d nd νd
1 43.800 18.000 1.755000 52.285
2 -82.300 7.000 1.762000 40.105
3 20.500 7.000
4 -64.400 6.500 1.805182 25.346
5 -16.300 15.000 1.755000 52.285
6 -120.000 9.000
7 -39.000 10.000 1.640000 60.094
8 -44.000 30.000
9 -171.700 9.000 1.729160 54.660
10 -53.800 0.500
11 141.000 20.000 1.640000 60.094
12 -35.000 2.500 1.805182 25.346
13 -89.300 0.500
14 35.700 11.000 1.729160 54.660
15 186.000 0.500
16 27.200 6.000 1.620409 60.140
17 33.300

[条件対応値]
(1)f12/f=-5.3
(2)f3=26.5
(3)|f2/f|=144.6
(4)Rf/Rr=2.1
(5)Σ(di/ni)/f=0.84
(6)Σ(di/ni)/f=1.9
(7)|ν1−ν2|=12.2
(8)D/f=1.8
このように、第4実施例では上記条件式(1)〜(8)はすべて満たされていることが分かる。図9に、この第4実施例に係る接眼レンズ3の、d線、F線及びC線の光線に対する球面収差、非点収差の諸収差図を示す。この図9に示す各収差図から明らかなように、本第4実施例に係る接眼レンズ3は、アイレリーフERが全系の焦点距離fに対して十分長くても全長が長くならず、また、十分広い見掛け視界を有しているにもかかわらず、諸収差が良好に補正され優れた結像性能が確保されていることが分かる。
[第5実施例]
図10は、第5実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第5実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1の第1レンズ成分G1Aは、物体側から順に、両凸レンズL1と両凹レンズL2との貼り合わせレンズから構成され、第2レンズ成分G1Bは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL4との貼り合わせレンズから構成される。第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた正メニスカスレンズL5から構成される。第3レンズ群G3の単レンズ(第1レンズ成分)は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL6から構成され、貼り合わせレンズ(第2レンズ成分)G3Bは、物体側から順に、両凸レンズL7と観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8との貼り合わせレンズから構成され、単レンズ(第3レンズ成分)G3Cは、観察眼側に凹面を向け、物体側に非球面を有する正メニスカスレンズL9から構成され、単レンズ(第4レンズ成分)G3Dは、観察眼側に凹面を向けた正メニスカスレンズL10から構成される。
以下の表5に、この図10に示した第5実施例に係る接眼レンズ3の諸元を示す。
(表5)
[全体諸元]
f=16.9
2ω=100°
ER=14.8

[レンズデータ]
m r d nd νd
1 46.800 18.000 1.755000 52.285
2 -82.300 7.000 1.762000 40.105
3 20.700 7.000
4 -59.100 6.500 1.805182 25.346
5 -15.800 15.000 1.755000 52.285
6 -100.000 9.000
7 -39.000 10.000 1.640000 60.094
8 -42.000 30.000
9 -171.700 9.000 1.729160 54.660
10 -54.800 0.500
11 141.000 20.000 1.640000 60.094
12 -35.000 2.500 1.805182 25.346
13 -83.400 0.500
14 38.600 10.500 1.729160 54.660 (非球面)
15 196.000 0.500
16 27.200 5.000 1.620409 60.140
17 33.300

[非球面データ]
第14面の円錐定数κ及び各非球面定数A4〜A10の値を示す。
κ A4 A6 A8 A10
第14面 0.0000 0.17E-05 0.24E-08 0.00E+00 0.70E-15

[条件対応値]
(1)f12/f=-5.4
(2)f3=27.5
(3)|f2/f|=167.8
(4)Rf/Rr=2.3
(5)Σ(di/ni)/f=0.84
(6)Σ(di/ni)/f=1.9
(7)|ν1−ν2|=12.2
(8)D/f=1.8
このように、第5実施例では上記条件式(1)〜(8)はすべて満たされていることが分かる。図11に、この第5実施例に係る接眼レンズ3の、d線、F線及びC線の光線に対する球面収差、非点収差の諸収差図を示す。この図11に示す各収差図から明らかなように、本第5実施例に係る接眼レンズ3はアイレリーフERが全系の焦点距離fに対して十分長くても全長が長くならず、また、十分広い見掛け視界を有しているにもかかわらず、諸収差が良好に補正され優れた結像性能が確保されていることが分かる。
また、本願の接眼レンズ3は、前述したような条件を満たしていれば良く、これら第1〜第5実施例のレンズ構成に限定されるものではないことは勿論である。
3 接眼レンズ G1 第1レンズ群
G1A 第1レンズ成分 G1B 第2レンズ成分(以上、第1レンズ群)
G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群
G3A 第1レンズ成分 G3B 第2レンズ成分
G3C 第3レンズ成分 G3D 第4レンズ成分(以上、第3レンズ群)
TS 望遠鏡光学系(光学機器)

Claims (12)

  1. 物体側から順に、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と、
    観察眼側に凸面を向けたレンズ成分を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、
    前記第3レンズ群の物体側焦点面は、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に位置し、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、
    物体側に凸面を向け負の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズ成分と、
    負の屈折力を有する第2レンズ成分と、を有し、
    全系の焦点距離をfとし、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との合成焦点距離をf12としたとき、次式
    −35 ≦ f12/f ≦ −3
    の条件を満足する接眼レンズ。
  2. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
    20 ≦ f3 ≦ 40
    の条件を満足する、請求項1に記載の接眼レンズ。
  3. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、次式
    5 ≦ |f2/f|
    の条件を満足する、請求項1または2に記載の接眼レンズ。
  4. 前記第1レンズ群に含まれる前記第1レンズ成分は、最も物体側の面の曲率半径をRf、最も観察眼側の面の曲率半径をRrとしたとき、次式
    1.5 ≦ Rf/Rr ≦ 10.0
    の条件を満足する、請求項1〜3いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  5. 前記第1レンズ群に含まれる前記第1レンズ成分は、当該第1レンズ成分に含まれるレンズ枚数をNとし、N枚のレンズのうち、物体側からi番目のレンズの中心厚をdi、当該レンズの媒質のd線に対する屈折率をniとしたとき、次式
    Figure 2011227318
    の条件を満足する、請求項1〜4いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  6. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とからなるレンズ群に含まれるレンズ枚数をMとし、M枚のレンズのうち、物体側からi番目のレンズの中心厚をdi、当該レンズの媒質のd線に対する屈折率をniとしたとき、次式
    Figure 2011227318
    の条件を満足する、請求項1〜5いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  7. 前記第1レンズ群に含まれる前記第1レンズ成分は、貼り合わせレンズである、請求項1〜6いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  8. 前記第1レンズ群に含まれる前記第1レンズ成分は、物体側のレンズの媒質のd線に対するアッベ数をν1,観察眼側のレンズの媒質のd線に対するアッベ数をν2としたとき、次式
    3 ≦ |ν1−ν2| ≦ 40
    の条件を満足する、請求項1〜7いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  9. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との軸上空気間隔をDとしたとき、次式
    1.4 ≦ D/f ≦ 4.5
    の条件を満足する、請求項1〜8いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  10. 前記第2レンズ群は、観察眼側に凸面を向けたメニスカスレンズである、請求項1〜9いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  11. 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び第3レンズ群に含まれるレンズのうち、少なくとも1面が非球面形状である、請求項1〜10いずれか一項に記載の接眼レンズ。
  12. 請求項1〜11いずれか一項に記載の接眼レンズを備える光学機器。
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