JP2011226949A - 電気化学式coセンサ及びその寿命判断方法 - Google Patents

電気化学式coセンサ及びその寿命判断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】寿命を判断することが可能な電気化学式COセンサ及びその寿命判断方法を提供する。
【解決手段】電気化学式COセンサ1は、一酸化炭素雰囲気に晒されるアノード電極10に対向してカソード電極20が設けられ、アノード電極10とカソード電極20との間に固体電解質膜を挟み、アノード電極10が一酸化炭素雰囲気に晒されることによりアノード電極10及びカソード電極20間を流れる電流の値を計測して、一酸化炭素濃度を判断するものである。この電気化学式COセンサ1は、周囲温度を検出する温度センサ80と、固体電解質膜30に供給する水を蓄えた水タンク90と、温度センサ80により検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出する蒸発量算出部52と、蒸発量算出部52により算出された蒸発量と水タンク90内の水量とから、寿命を判断する寿命判断部53とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気化学式COセンサ及びその寿命判断方法に関する。
従来、電気化学式COセンサには、燃料電池作動型と定電位電解型とがある。燃料電池作動型は、Nafion(登録商標)膜で代表されるパーフルオロスルホン酸構造を持つ膜(PEM膜)にPt(白金)が担持された電極をホットプレス等で圧着し、これにより作製したMEA(膜電極複合体)がセンサとして利用されている。このセンサは、精度が高く、また湿度の影響も受けにくい特徴を有している(例えば特許文献1参照)。
一方、定電位電解型は、電解液に硫酸を使用している。このため、湿度が低い条件下では精度が高いが、高温高湿雰囲気中では湿度の影響によって誤差が大きくなる特性がある。よって、業務用厨房などの比較的高温高湿の環境下では、燃料電池作動型のCOセンサを用いた方がCOガス濃度をより精度良く検出することができる。
特開2005−276642号公報
ここで、燃料電池作動型のCOセンサにおいてPEM膜は、プロトン導電のために水分が不可欠である。水分が不足した場合には感度劣化を引き起こしてしまうからである。このため、水分が不足するまでがCOセンサの寿命であり、この寿命を判断することができれば、COセンサを用いた装置(例えば警報器)の交換時期等を明らかとすることができる。
特に、燃料電池作動型のCOセンサでは水タンクを備え、水タンクからPEM膜に水分を供給している。このため、水タンク内の水が枯渇するまでが、COセンサの寿命であるといえる。
しかし、燃料電池作動型のCOセンサに水タンクを設けた場合、COセンサの使用環境によって水の蒸発量が異なることからCOセンサの寿命が判断できず、COセンサを用いた装置(例えば警報器)の交換時期等が不明となってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、寿命を判断することが可能な電気化学式COセンサ及びその寿命判断方法を提供することにある。
本発明の電気化学式COセンサは、一酸化炭素雰囲気に晒されるアノード電極に対向してカソード電極が設けられ、前記アノード電極と前記カソード電極との間に固体電解質膜を挟み、前記アノード電極が一酸化炭素雰囲気に晒されることにより前記アノード電極及び前記カソード電極間を流れる電流の値を計測して、一酸化炭素濃度を判断する電気化学式COセンサであって、周囲温度を検出する温度センサと、前記固体電解質膜に供給する水を蓄えた水タンクと、前記温度センサにより検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出する蒸発量算出部と、前記蒸発量算出部により算出された蒸発量と前記水タンク内の水量とから、寿命を判断する寿命判断部と、を備えることを特徴とする。
この電気化学式COセンサによれば、温度センサにより検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出する。ここで、蒸発量は温度に依存する。よって、検出された温度に基づいてより正確性が高い蒸発量を算出することができる。そして、算出された蒸発量と水タンク内の水量とから、寿命を判断する。このため、より正確性が高い蒸発量に基づいて、水タンク内の水の蒸発状態を求めることができる。従って、寿命を判断することができる。
また、本発明の電気化学式COセンサは、前記寿命判断部は、前記蒸発量算出部により算出された水の蒸発量から前記水タンク内の水の枯渇時期を求め、求めた枯渇時期を寿命と判断することが好ましい。
この電気化学式COセンサによれば、算出された水の蒸発量から水タンク内の水の枯渇時期を求め、求めた枯渇時期を寿命と判断する。このため、蒸発量から水タンク内の水が無くなったり残り少なくなったりする時期が予めわかることとなり、寿命を判断することができる。なお、枯渇時期とは、水タンク内の水が完全に無くなる場合のみならず、少量など所定量以下となる時期も含む概念である。
また、本発明の電気化学式COセンサは、前記蒸発量算出部は、所定時間毎に水の蒸発量を算出し、前記寿命判断部は、前記水タンク内の水量から、前記蒸発量算出部により所定時間毎に算出された水の蒸発量を逐次減算していき、前記水タンク内の水が所定量以下となった時点で寿命であると判断することが好ましい。
この電気化学式COセンサによれば、所定時間毎に水の蒸発量を算出し、所定時間毎に算出された水の蒸発量を逐次減算していき、水タンク内の水が所定量(少量など)以下となった時点で寿命であると判断する。ここで、電気化学式COセンサの周囲温度は季節等によって異なってくる。このため、所定時間毎に水の蒸発量を算出して逐次減算することにより、温度環境の変化に応じて水タンク内の水量を判断でき、寿命判断の正確性を向上させることができる。
本発明の電気化学式COセンサの寿命判断方法は、一酸化炭素雰囲気に晒されるアノード電極に対向してカソード電極が設けられ、前記アノード電極と前記カソード電極との間に固体電解質膜を挟み、前記アノード電極が一酸化炭素雰囲気に晒されることにより前記アノード電極及び前記カソード電極間を流れる電流の値を計測して、一酸化炭素濃度を判断する電気化学式COセンサの寿命判断方法であって、周囲温度を検出する温度センサにより検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出する蒸発量算出工程と、前記蒸発量算出工程において算出された蒸発量と、前記固体電解質膜に供給する水を蓄えた水タンク内の水量とから、寿命を判断する寿命判断工程と、を有することを特徴とする。
この電気化学式COセンサの寿命判断方法によれば、温度センサにより検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出し、算出された蒸発量と水タンク内の水量とから、寿命を判断するため、水タンクを備える場合において、水タンク内の水の蒸発状態に応じた寿命を算出することができる。従って、寿命を判断することができる。
本発明によれば、寿命を判断することが可能な電気化学式COセンサ及びその寿命判断方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電気化学式COセンサの原理図である。 本発明の実施形態に係る電気化学式COセンサの構成図である。 電流密度と一酸化炭素濃度との相関を示すグラフである。 温度と蒸発量との相関を示すグラフである。 本実施形態に係る電気化学式COセンサの寿命判断方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電気化学式COセンサの原理図である。電気化学式COセンサ1は、アノード電極10と、カソード電極20と、固体電解質膜30と、電流計測部40とを有している。
アノード電極10は、一酸化炭素雰囲気に晒されており、カーボンにより構成されている。カソード電極20は、アノード電極10に対向して設けられており、アノード電極10と同様にカーボンにより構成されている。また、アノード電極10及びカソード電極20には白金が担持されている。固体電解質膜30は、イオン導電性を有する固体であって、具体的には膜が用いられている。この固体電解質膜30はアノード電極10とカソード電極20とに挟まれて配置されている。
電流計測部40は、アノード電極10が一酸化炭素に晒されることにより、アノード電極10及びカソード電極20間を流れる電流の値を計測するものである。具体的にアノード電極10とカソード電極20とには以下のような原理で電流が流れる。
まず、アノード電極10が一酸化炭素雰囲気に晒されると、アノード電極10に供給される水と共に以下の反応が起こる。
CO+HO→CO+2H+2e・・・・(1)
そして、発生した水素イオンは固体電解質膜30中を移動し、カソード電極20に到達する。また、発生した電子は固体電解質膜30を介することなく電流計測部40を介してカソード電極20に移動する。そして、カソード電極20において以下の反応が起こる。
1/2O+2H+2e→HO・・・・・(2)
従って、トータルでは以下の反応が起こるといえる。
CO+1/2O→CO・・・・(3)
このように、電気化学式COセンサ1では一酸化炭素を二酸化炭素に変換することとなり、この過程において発生した電子の移動、すなわち電流の値を電流計測部40にて検出することとなる。さらに、電子の発生量はアノード電極10に晒される一酸化炭素の濃度に依存する。このため、電流計測部40の検出値に基づいて一酸化炭素の濃度を判断できることとなる。
図2は、本発明の実施形態に係る電気化学式COセンサの構成図である。図2に示すように、本実施形態に係る電気化学式COセンサ1は、図1に示したアノード電極10、カソード電極20、固体電解質膜30及び電流計測部40に加えて、演算部50と、ハウジング60と、拡散制御板70とを備えている。
演算部50は濃度判断部51を備えている。濃度判断部51は、電流計測部40により計測された電流値に基づいて一酸化炭素の濃度を判断するものである。図3は、電流密度と一酸化炭素濃度との相関を示すグラフである。図3に示すように、一酸化炭素濃度は電流密度に対して比例する関係にある。このため、濃度判断部51は、電流計測部40により計測された電流値から電流密度を求め、この電流密度から一酸化炭素濃度を判断する。
ハウジング60は、アノード電極10、カソード電極20及び固体電解質膜30等を覆う筐体であって、複数のガス導入孔60aが形成されている。このガス導入孔60aは、一酸化炭素を含む気体を導入してアノード電極10に導く役割を果たす。拡散制御板70は、ハウジング60のガス導入孔60a形成側とアノード電極10との間に介在され、導入した一酸化炭素を含む気体を拡散してアノード電極10に導くものである。
さらに、電気化学式COセンサ1は、温度センサ80、水タンク90、ワッシャ100、及びスピーカ(報知手段)110を備えている。温度センサ80は、周囲温度を検出するものである。この温度センサ80は、例えば電気化学式COセンサ1がCO警報器に用いられる場合、CO濃度の温度補正用として搭載されているサーミスタと共用される。
水タンク90は、固体電解質膜30に供給する水を蓄えたものであって、ハウジング60の下部に設置され、下部から固体電解質膜30に水を供給する構成となっている。ワッシャ100は、ハウジング60を水タンク100との間に介在されたものである。水タンク90の水は、ワッシャ100の貫通孔100aを介して固体電解質膜30に供給される。
また、演算部50は、濃度判断部51に加えて蒸発量算出部52及び寿命判断部53を備えている。蒸発量算出部52は、温度センサ80により検出された温度に基づいて、水の蒸発量を算出するものである。
図4は、温度と蒸発量との相関を示すグラフである。図4に示すように、水の蒸発量は温度が高くなるにつれて多くなる傾向にある。具体的に図4に示す近似式は、温度をxとした場合、蒸発量Y=0.486×EXP(0.059×x)で表わすことができる。蒸発量算出部52は、例えば上記近似式を記憶しており、温度センサ80からの信号を入力して、温度を近似式に当てはめることで蒸発量を算出することができる。
再度図2を参照する。寿命判断部53は、蒸発量算出部52により算出された蒸発量と、水タンク90内の水量とから、寿命を判断するものである。例えば、電気化学式COセンサ1の使用環境が20℃程度の場所である場合、近似式より、Y=1.58mg/dayとなる。このため、水タンク90内の初期水量が10gである場合、寿命判断部53は、水タンク90内の水の枯渇時期を17.3年と判断し、この枯渇時期を寿命と判断する。なお、寿命判断部53は、水タンク90内の水が無くなる時期のみならず、例えば水タンク90内の水が10gである場合、9.9g無くなった時期を枯渇時期と判断してもよい。すなわち、寿命判断部53は、水タンク90内の水が少量など所定量以下となる時期を枯渇時期と判断することが望ましい。
また、寿命判断部53は、初期的(電気化学式COセンサ1の設置直後など)に寿命を判断した後、タイマー等により寿命の経過を判断することとなる。スピーカ110は、寿命判断部53により寿命であると判断された場合、その旨の音声報知を行うものである。なお、本実施形態ではスピーカ110により音声報知を行っているが、これに限らず、表示部等を備え、視覚による報知を行ってもよい。また、演算部50は寿命到来を契機としてガスセンター等の所定機関に寿命である旨の信号を送信することが望ましい。
ここで、上記では初期的に寿命を判断して寿命の経過をタイマー計測しているが、以下のようにすることが一層望ましい。すなわち、蒸発量算出部52は、所定時間(例えば5分)毎に水の蒸発量を算出する。ここで、周囲温度が20℃である場合、5分の蒸発量は0.0055mgとなる。また、周囲温度が40℃である場合には、5分の蒸発量は0.018mgとなる。
そして、寿命判断部53は、水タンク90内の水量から、蒸発量算出部52により所定時間毎に算出された水の蒸発量を逐次減算していき、水タンク90内の水が所定量(少量又はゼロ)以下となった時点で寿命であると判断する。これにより、季節や朝晩など、温度環境に変化があったとしても適切に寿命を判断することができる。
次に、本実施形態に係る電気化学式COセンサ1の寿命判断方法について説明する。図5は、本実施形態に係る電気化学式COセンサ1の寿命判断方法を示すフローチャートである。なお、図5では、上記2通りの寿命判断方法のうち、後者の方法を示すものとする。
図5に示すように、まず蒸発量算出部52は、所定時間経過したか否かを判断する(S1)。所定時間経過していないと判断した場合(S1:NO)、経過したと判断されるまで、この処理が繰り返される。
一方、所定時間経過したと判断した場合(S1:YES)、蒸発量算出部52は、温度センサ80からの信号と上記近似式とから、蒸発量を算出する(S2)。このとき、蒸発量算出部52は、所定時間分の蒸発量を算出する。
次に、寿命判断部53は、現在の水タンク90内の水量から、ステップS2において算出された蒸発量を減算する(S3)。そして、寿命判断部53は、水タンク90内の水量が所定量以下となったか否かを判断する(S4)。
水タンク90内の水量が所定量以下となっていないと判断した場合(S4:NO)、処理はステップS1に移行する。一方、水タンク90内の水量が所定量以下となったと判断した場合(S4:YES)、寿命判断部53は、その旨の信号を出力する。
これにより、スピーカ110は寿命到来である旨の音声報知を行う(S5)。そして、図5に示す処理は終了する。
このようにして、本実施形態に係る電気化学式COセンサ1及びその寿命判断方法によれば、温度センサ80により検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出する。ここで、蒸発量は温度に依存する。よって、検出された温度に基づいてより正確性が高い蒸発量を算出することができる。そして、算出された蒸発量と水タンク90内の水量とから、寿命を判断する。このため、より正確性が高い蒸発量に基づいて、水タンク90内の水の蒸発状態を求めることができる。従って、寿命を判断することができる。
また、算出された水の蒸発量から水タンク90内の水の枯渇時期を求め、求めた枯渇時期を寿命と判断する。このため、蒸発量から水タンク90内の水が無くなったり残り少なくなったりする時期が予めわかることとなり、寿命を判断することができる。なお、枯渇時期とは、水タンク90内の水が完全に無くなる場合のみならず、少量など所定量以下となる時期も含む概念である。
また、所定時間毎に水の蒸発量を算出し、所定時間毎に算出された水の蒸発量を逐次減算していき、水タンク90内の水が所定量(少量など)以下となった時点で寿命であると判断する。ここで、電気化学式COセンサ1の周囲温度は季節等によって異なってくる。このため、所定時間毎に水の蒸発量を算出して逐次減算することにより、温度環境の変化に応じて水タンク90内の水量を判断でき、寿命判断の正確性を向上させることができる。
また、寿命であると判断された場合に、その旨を報知するため、電気化学式COセンサ1の使用者に交換時期を知らせることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、本実施形態において電気化学式COセンサ1の構成を、材料を挙げて説明したが、材料は特に上記記載のものに限られるものではなく、適宜変更可能である。
また、本実施形態において電気化学式COセンサ1は図2に示した構成に限らず、図1に示す原理的構成を備える範囲で適宜変更可能である。
1…電気化学式COセンサ
10…アノード電極
20…カソード電極
30…固体電解質膜
40…電流計測部
50…演算部
51…濃度判断部
52…蒸発量算出部
53…寿命判断部
60…ハウジング
60a…ガス導入孔
70…拡散制御板
80…温度センサ
90…水タンク
100…ワッシャ
100a…貫通孔
110…スピーカ(報知手段)

Claims (4)

  1. 一酸化炭素雰囲気に晒されるアノード電極に対向してカソード電極が設けられ、前記アノード電極と前記カソード電極との間に固体電解質膜を挟み、前記アノード電極が一酸化炭素雰囲気に晒されることにより前記アノード電極及び前記カソード電極間を流れる電流の値を計測して、一酸化炭素濃度を判断する電気化学式COセンサであって、
    周囲温度を検出する温度センサと、
    前記固体電解質膜に供給する水を蓄えた水タンクと、
    前記温度センサにより検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出する蒸発量算出部と、
    前記蒸発量算出部により算出された蒸発量と前記水タンク内の水量とから、寿命を判断する寿命判断部と、
    を備えることを特徴とする電気化学式COセンサ。
  2. 前記寿命判断部は、前記蒸発量算出部により算出された水の蒸発量から前記水タンク内の水の枯渇時期を求め、求めた枯渇時期を寿命と判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気化学式COセンサ。
  3. 前記蒸発量算出部は、所定時間毎に水の蒸発量を算出し、
    前記寿命判断部は、前記水タンク内の水量から、前記蒸発量算出部により所定時間毎に算出された水の蒸発量を逐次減算していき、前記水タンク内の水が所定量以下となった時点で寿命であると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気化学式COセンサ。
  4. 一酸化炭素雰囲気に晒されるアノード電極に対向してカソード電極が設けられ、前記アノード電極と前記カソード電極との間に固体電解質膜を挟み、前記アノード電極が一酸化炭素雰囲気に晒されることにより前記アノード電極及び前記カソード電極間を流れる電流の値を計測して、一酸化炭素濃度を判断する電気化学式COセンサの寿命判断方法であって、
    周囲温度を検出する温度センサにより検出された温度に基づいて水の蒸発量を算出する蒸発量算出工程と、
    前記蒸発量算出工程において算出された蒸発量と、前記固体電解質膜に供給する水を蓄えた水タンク内の水量とから、寿命を判断する寿命判断工程と、
    を有することを特徴とする電気化学式COセンサの寿命判断方法。
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